[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2002069781A - 連続フィラメントの開繊方法および開繊装置 - Google Patents

連続フィラメントの開繊方法および開繊装置

Info

Publication number
JP2002069781A
JP2002069781A JP2000265458A JP2000265458A JP2002069781A JP 2002069781 A JP2002069781 A JP 2002069781A JP 2000265458 A JP2000265458 A JP 2000265458A JP 2000265458 A JP2000265458 A JP 2000265458A JP 2002069781 A JP2002069781 A JP 2002069781A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tow
continuous filament
opening
sliding
rolls
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000265458A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3678637B2 (ja
Inventor
Hiroo Hayashi
洋雄 林
Mitsuhiro Furuya
光大 古屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unicharm Corp
Original Assignee
Unicharm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unicharm Corp filed Critical Unicharm Corp
Priority to JP2000265458A priority Critical patent/JP3678637B2/ja
Priority to SG200104982A priority patent/SG107565A1/en
Priority to CA002355510A priority patent/CA2355510C/en
Priority to US09/935,407 priority patent/US7003856B2/en
Priority to TW090121025A priority patent/TW553750B/zh
Priority to EP01307303A priority patent/EP1184496B1/en
Priority to AT01307303T priority patent/ATE480654T1/de
Priority to DE60143007T priority patent/DE60143007D1/de
Priority to BRPI0103802-8A priority patent/BR0103802B1/pt
Priority to CNB011303530A priority patent/CN1261629C/zh
Priority to KR1020010053351A priority patent/KR100769863B1/ko
Publication of JP2002069781A publication Critical patent/JP2002069781A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3678637B2 publication Critical patent/JP3678637B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01GPRELIMINARY TREATMENT OF FIBRES, e.g. FOR SPINNING
    • D01G9/00Opening or cleaning fibres, e.g. scutching cotton
    • DTEXTILES; PAPER
    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02JFINISHING OR DRESSING OF FILAMENTS, YARNS, THREADS, CORDS, ROPES OR THE LIKE
    • D02J1/00Modifying the structure or properties resulting from a particular structure; Modifying, retaining, or restoring the physical form or cross-sectional shape, e.g. by use of dies or squeeze rollers
    • D02J1/18Separating or spreading

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 捲縮されたトウを開繊する際に、開繊後の繊
維層の品質が安定せず、またトウの種類が変ったときに
種々の開繊条件を変更するのが困難であった。 【解決手段】 移送ロール4aと5a,5b間で移送さ
れる捲縮されたトウ2Aに、摺動プレート11と12が
当てられる。トウ2Aが摺動プレート11と12を摺動
する際の摺動力により、トウ2Aの厚み方向に並ぶ連続
フィラメントにずれが与えられて開繊され、連続フィラ
メントが幅方向に分散した繊維層2Bを得ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生理用ナプキンな
どの吸収性物品の表面層などに使用される連続フィラメ
ントを、捲縮されたトウから開繊する開繊方法および開
繊装置に関する。
【0002】
【従来の技術】生理用ナプキンなどの吸収性物品の表面
層として、例えばPE/PP、PE/PETなどの芯鞘
構造の複合合成繊維が使用される。また、この前記複合
合成繊維として、連続フィラメントを用いる場合があ
る。
【0003】前記連続フィラメントは、フィラメントが
互いに密着するように収束し且つ捲縮されたトウ(TO
W)の状態で、前記吸収性物品などの製造工程に供給さ
れる。そして前記製造工程では、前記トウの連続フィラ
メントを幅方向に互いに分離させて見かけ幅を広げる開
繊が行われる。前記開繊工程で連続フィラメントが幅方
向へばらばらにほぐされて、幅方向にほぼ均一な嵩とな
った状態で、前記吸収性物品の前記表面層などが製造さ
れる。
【0004】従来、前記トウを開繊するために以下の方
法が実施されている。まず、下流側のロールの周速度が
速くなるように構成された移送ロール群にトウを供給し
て、ロール間においてトウに張力を与え、次に下流側の
周速度が遅くなるように構成された移送ロール群でトウ
を移送して前記張力を解除し、前記張力の付与と張力の
解除とを、少なくとも1工程ずつ与える方法である。こ
の方法では、トウを形成する連続フィラメントに捲縮を
伸ばす張力が与えられ、その次に前記捲縮が復元するよ
うに弾性的に収縮させ、この捲縮の伸びと縮みを与える
ことで、連続フィラメントに幅方向への分散力が与えら
れる。
【0005】また、周方向に延びる溝が軸方向へ一定の
ピッチで形成されたスレッテッドロールを回転させ、こ
のロールの表面に前記トウを供給して開繊する方法があ
る。この方法では、前記スレッテッドロールの溝の存在
している部分と溝の存在していない部分で、連続フィラ
メントに与えられる張力が変化し、この張力の変化で前
記トウを構成する連続フィラメントの一部に伸びを一部
に収縮を与えることで、前記トウに対し幅方向への分散
力が与えられる。
【0006】あるいは、前記トウの長手方向に沿ってエ
アージェットを与える方法がある。この方法では、前記
エアーの吹き付け力で、前記トウの連続フィラメントに
幅方向への分散力が与えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記移送ロー
ル群のロールに周速差を与える方法では、トウの開繊状
態が、ロールの周速、ロールのニップ圧、ロール表面の
材質などの条件により定まる。同様に、スレッテッドロ
ールを用いる方法では、同様にロールのニップ圧、ロー
ル表面の材質、さらには溝の大きさなどの条件により開
繊状態が定まる。
【0008】したがって、トウの収束状態や目付け、さ
らには連続フィラメントの繊度、あるいは連続フィラメ
ントの材質が変わった場合、同じ条件下で最適な開繊が
できない場合もあり、このような場合に、前記各種条件
を変更する段取りがきわめて困難であり、設備変更に多
大なコストを要する。
【0009】次に、エアージェットでトウを開繊する方
法では、空気流で連続フィラメントをばらばらにしてい
るため、開繊の均一性を維持するのが困難である。
【0010】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
であり、捲縮されたトウに対して、均一な分離力を与え
ることが可能であり、またトウの材質や種類が変ったと
きにも、開繊条件を容易に変更できる連続フィラメント
の開繊方法および開繊装置を提供することを目的として
いる。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の連続フィラメン
トの開繊方法は、捲縮したトウを開繊する方法におい
て、複数段のロールで前記トウを移送し、前記ロールと
ロールの間で前記トウに摺動体を摺動させてトウの一方
の側に抵抗力を与え、トウの厚み方向に並ぶ連続フィラ
メントに移送方向へのずれを生じさせることで、前記ト
ウを開繊し且つ連続フィラメントをトウの幅方向へ分散
させることを特徴とするものである。
【0012】本発明では、プレート形状などの摺動体を
トウに押し付け、前記トウを前記摺動体に摺動させるこ
とで、トウの厚み方向において連続フィラメントに移送
方向への位置ずれ力を効果的に与えることができ、これ
により、トウを開繊できる。開繊によりばらばらになっ
た連続フィラメントは捲縮の山と谷が当たるように互い
に反発し、その結果幅方向に効果的に分散するようにな
る。
【0013】本発明では、前記トウの一方の側を少なく
とも1個の摺動体に摺動させ、前記トウの前記一方の側
と逆の側を少なくとも1個の摺動体に摺動させることが
好ましい。
【0014】また、前記各摺動体の、前記トウの流れ方
向に対する傾斜角度およびトウへの入り込み量を調整可
能とすることが好ましい。この調整は手動で行なうこと
も可能であるが、前記摺動体を摺動した後の連続フィラ
メントの広がり幅寸法を検出し、前記検出値に基づい
て、前記トウの流れ方向に対する前記摺動体の傾斜角度
およびトウへの入り込み量を自動調整することが好まし
い。
【0015】また、前記摺動体の前後に位置するロール
の周速度を同じとしてもよいが、前記摺動体の前後に位
置するロールのうち、トウの移送方向の下流側に位置す
るロールの周速度を、上流側に位置するロールの周速度
よりも速くして、前記ロール間のトウに張力を与えるこ
とが好ましい。
【0016】また本発明の連続フィラメントの開繊装置
は、捲縮されたトウを移送する移送ロール群と、前記移
送ロール群のロールとロールとの間に配置されて、移送
される前記トウが摺動する摺動体と、が設けられている
ことを特徴とするものである。
【0017】この装置では、前記トウの一方の側に配置
された前記摺動体と、他方の側に配置された前記摺動体
とが、少なくとも1個ずつ設けられているものとして構
成される。
【0018】また、前記摺動体を摺動した後の連続フィ
ラメントの広がり幅寸法を検出する検出手段と、前記ト
ウの流れ方向に対する前記摺動体の傾斜角度およびトウ
への入り込み量を調整する調整手段と、前記検出手段の
検出値に基づいて前記調整手段を制御して前記摺動体の
前記傾斜角度および前記入り込み量を変化させる制御手
段と、が設けられているものが好ましい。
【0019】また、前記摺動体の前後に位置するロール
は、その周速度が同じとなるように回転駆動されていて
もよいが、前記摺動体の前後に位置するロールは、移送
方向の下流側に位置するロールの方が上流側に位置する
ロールよりも周速度が速くなるようにそれぞれ回転駆動
されているものが好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は本発明のトウの開繊方法お
よび開繊装置、ならびに開繊された連続フィラメントを
用いた吸収性物品の表面層の製造方法および製造装置を
示す説明図、図2は前記開繊方法および開繊装置を示す
部分拡大斜視図である。
【0021】図1と図2に示す連続フィラメントの開繊
工程1では、連続フィラメントが収束されて且つ捲縮さ
れたトウ(TOW)2Aが供給されて、前記トウが幅方
向に均一になるように開繊される。
【0022】前記トウ2Aを構成する連続フィラメント
は、PE/PET、PE/PPなどの芯鞘構造の複合合
成繊維、PE/PET、PE/PPなどのサイドバイサ
イド型複合繊維、あるいはPE、PP、PETなどの単
繊維である。
【0023】捲縮は、フィラメントの製造時にクリンパ
ー加工されたもので、さらに予熱カレンダーまたは熱風
処理により捲縮数が増加されたものが使用される。トウ
の捲縮状態は、例えば1本のフィラメントの1インチ長
さ当り、捲縮数が5〜40個の範囲、または15〜30
個の範囲である。また開繊後の1本の連続フィラメント
の捲縮弾性率が70%以上である。
【0024】前記捲縮数はJISL1015、捲縮弾性
率はJISL1074に基づくものであり、繊度5.5
dtex未満のフィラメントの場合は、引張り方向へ
0.49mNの初期荷重を与え、繊度5.5dtex以
上のフィラメントの場合は、引張り方向へ0.98mN
の初期荷重を与える。前記捲縮数は、前記初期荷重を与
えたときの1インチ(25mm)長あたりの捲縮の山数
である。
【0025】また、前記初期荷重を与えたときのフィラ
メントの長さをa、さらに1.1dtexあたり4.9
mNの張力を30秒間与えて捲縮を伸ばしたときの長さ
をb、前記張力を除去し2分間経過した後に、再度前記
初期荷重を与えたときの長さをcとしたとき、前記捲縮
弾性率は{(b−c)/(b−a)}×100(%)で
表される。
【0026】前記開繊された連続フィラメントの層を吸
収性物品の表面層として使用する場合には、連続フィラ
メントとして、表面に親水剤が付着され、または親水剤
が樹脂に練り込まれて親水処理されたものが使用され
る。さらに連続フィラメントに酸化チタンなどの白色化
のための無機フィラーが0.5〜10質量%含まれてい
るものが好ましい。白色化処理されることで、吸収性物
品の液吸収層に吸収された経血を外観上で隠蔽しやすく
なる。また連続フィラメントの繊維断面は、丸型であっ
ても異形状であってもよい。
【0027】開繊工程1では、トウ2Aが、移送ロール
群を構成するロール3,4a,4b,5a,5b,6
a,6b,7,8,9により図示右方向へ移送される。
ロール4a,4bとロール5a,5bとの間には、摺動
部材として摺動プレート11と12が設けられている。
前記摺動プレート11と12は、トウ2Aを挟んで前後
両方に対向し且つトウの移送方向に位置をずらして配置
されている。図2に示すように、各摺動プレートの先辺
11a,12aは幅方向へ直線状に延びている。この先
辺11a,12aの形状は、エッジ形状、または所定幅
の平面形状あるいは曲面状に面取りされたものであり、
前記トウ2Aがその幅方向の全長に渡って摺動できる幅
寸法を有している。
【0028】また、前記先辺11a,12aの形状は、
中央部分がトウ2Aから離れるように幅方向に向って凹
曲線形状に形成されていてもよいし、トウ2Aに向う凸
部とトウ2Aから離れる凹部とが幅方向に向けて繰り返
して並ぶ凹凸辺形状であってもよい。
【0029】また、図3に示すように、摺動プレート1
1の先辺11aと、摺動プレート12の先辺12aは、
移送されるトウ2Aに対し移送経路を横断する方向へ食
い込むように位置していることが好ましい。さらには前
記先辺11aと先辺12aとの間にオーバーラップ量
(オーバハング量)Oが設けられていることが好まし
い。さらに、先辺11a,12aとトウ2Aとの摺動摩
擦力を高めるために、図3に示すように、移送されるト
ウ2Aと直交する線(図では水平線)に対して前記摺動
プレート11と12に傾斜角度θが設定されていること
が好ましい。特に前記角度θは、先辺11aと12aが
上向きとなるように設定されていることが好ましい。た
だし、前記オーバラップ量Oを大きくし、先辺11aと
12aが下向きとなるように前記角度θを設定し、オー
バラップ量Oの増大に伴う摺動摩擦力の増大を、前記下
向きの角度で緩和するように設定することも可能であ
る。
【0030】前記トウ2Aの前後両側部が前記摺動プレ
ート11,12の先辺11a,12aと摺動して移動す
るとき、まず、トウ2Aの一方の側が一方の摺動プレー
ト11と摺動して抵抗力を受ける。この摺動抵抗力によ
り、トウ2Aの厚さ方向に並ぶ連続フィラメント間に移
送方向へのずれ力が作用する。このずれ力により個々の
フィラメントが分離される。開繊前のトウでは、個々の
フィラメントは捲縮の位相が一致した状態で互いに密着
しているが、フィラメントにずれ力が与えられると、個
々のフィラメントが分離され、このとき、隣接するフィ
ラメントは、捲縮の山と谷が当たるように互いに反発力
f,fが作用し合い、これによりフィラメントが幅方向
に均一に広げられる。
【0031】さらに次の摺動プレート12によりトウ2
Aの反対側に摺動力が与えられ、ここでもトウの厚み方
向に並ぶ連続フィラメントに移送方向へのずれが与えら
れて、さらに開繊が行われ、幅寸法のさらに広げられて
見かけ幅の寸法Wが拡大する。図では、幅寸法がWとな
るように開繊された連続フィラメントを繊維層2Bとし
て示している。
【0032】前記摺動プレート11と12を用いた開繊
を効果的に行なうためには、ロール4a,4bとロール
5a,5b間で連続フィラメントに張力が与えられてい
ることが好ましい。前記ロール4a,4bの周速度とロ
ール5a,5bの周速度は、同じであってもよいが、前
記張力を適度に与えるためには、ロール5a,5bの周
速度が、ロール4a,4bの周速度よりも速いことが好
ましい。
【0033】また、前記摺動プレート11と摺動プレー
ト12は、図示しない支持部材に対して、個々に前記ト
ウ2Aへの入り込み量(前記オーバラップ量O)を調整
できるように取付けられ、また前記傾斜角度θを調整で
きるように取付けられることが好ましい。摺動プレート
11と12を用いた開繊方法および開繊装置では、摺動
プレート11と12の入り込み量(オーバラップ量O)
や傾斜角度θを調整するだけで、連続フィラメントの材
質、繊度、トウ2Aの目付けなどの変更に対応でき、ま
た前記調整を随時行なうことにより、開繊された繊維層
2Bの品質を安定化させることができる。
【0034】前記調製作業は手動で行なってもよいが、
図1および図2に示す実施の形態のように、前記摺動プ
レート11と摺動プレート12の前記入り込み量および
前記傾斜角度θを自動調整できるようにすることが可能
である。
【0035】図1と図2に示す実施の形態では、この自
動調整のために、ロール6a,6bとロール7との間
に、開繊された連続フィラメントの繊維層2Bの幅寸法
Wを検出するために検出手段15が設けられている。
【0036】前記検出手段15は、繊維層2Bの両縁部
近傍に対向する一対のCCDカメラ16と、前記カメラ
16と逆側から前記繊維層2Bに対向する背景板17と
を有している。連続フィラメントは白色または半透明で
あるため、前記背景板17は黒色や濃緑色などのよう
に、前記連続フィラメントとの間で色彩のコントラスト
を形成できる色のものが使用される。
【0037】前記カメラ16での撮像は、画像処理部2
1にて画像処理され、繊維層2Bの両側部の境界線が検
出される。前記画像処理部21で検出された前記境界線
の位置情報は、CPUを主体とした制御部22に与えら
れ、制御部22では、境界線の位置情報が、予め設定さ
れたしきい値と比較され、さらにその補正値が演算され
る。
【0038】一方、前記摺動プレート11と摺動プレー
ト12の支持部には、各摺動プレート11,12の水平
方向の移動量を可変でき、さらに前記傾斜角度θを可変
できる調整手段(調整アクチュエータ)24a,24b
が設けられている。この調整手段24a,24bは、前
記摺動プレート11と12のトウ2Aへに入り込み量を
可変するステッピングモータと、前記摺動プレート11
と12の前記傾斜角度θを可変するステッピングモータ
などを有している。
【0039】前記制御部22により演算された補正値
は、調整手段24a,24bを制御するドライバー23
に与えられ、ドライバー23では、前記補正値に基づい
て前記調整手段24a,24bを動作させる。
【0040】前記の自動調整では、供給するトウ2Aの
連続フィラメントの材質、繊度、トウ2Aの目付けなど
に応じて、開繊後の繊維層2Bの最適な幅寸法Wを予め
予測し、この幅寸法Wに関する情報を制御部22に入力
しておく、この入力値に基づいて前記しきい値が決定さ
れる。そのため、開繊後の繊維層2Bの幅寸法Wが狭す
ぎるときには、図3に示すオーバラップ量Oおよび/ま
たは傾斜角度θが大きくなるように、前記調整手段24
a,24bによる調整がなされ、逆に前記幅寸法Wが広
すぎる場合には、前記オーバラップ量Oおよび/または
傾斜角度θが小さくなるように、前記調整手段24a,
24bによる調整が行なわれる。
【0041】この自動調整を行なうことにより、連続フ
ィラメントの材質や繊度、あるいはトウ2Aの目付けな
どに応じて、常に最適な開繊が行われるように制御さ
れ、開繊された繊維層2Bの品質を安定でき、またトウ
2Aの材質や目付けなどが変更されたときに、前記制御
部22に入力する設定値を変えるだけで、自動的に追従
させることができる。
【0042】図1に示す実施の形態では、前記開繊工程
1の後に、吸収性物品の表面層の製造工程30が連続し
て配置されている。
【0043】前記表面層の製造工程30では、液透過性
で且つ熱融着可能な基材31が、移送ロール32,33
および34により移送される。前記基材31は、ポイン
トボンド、エアスルー、スパンボンド、エアレイド、ス
パンレースなどの不織布である。この場合の繊維は、親
水処理を施したPE/PP、PE/PET、PP/PP
の芯鞘構造の複合繊維またはサイドバイサイド型の複合
繊維が使用される。または前記基材31として、熱可塑
性合成樹脂で形成されたフィルム、あるいはフィルムと
不織布とのラミネートシートなどを使用してもよい。ま
た、熱溶融/半溶融樹脂にスクリーンドラム上で真空圧
を与えて多数の孔を形成したフォームフィルム、熱ニー
ドルによる延伸歪によって孔を形成したフィルムなどが
使用可能である。
【0044】基材31として前記不織布が使用される場
合には、その移送方向(Yy方向に沿って収縮しやすい
ように、凹凸皺が前記移送方向に沿って繰り返すように
コルゲート加工されていることが好ましい。
【0045】また、前記基材31の移送経路とは別の経
路で弾性部材35が供給される。この弾性部材35は糸
状または帯状の合成ゴムまたは天然ゴムである。この弾
性部材35は基材31にY方向への十分な収縮力を与え
るために、引張り方向に歪量を5〜50%の範囲で与え
たときの、1本の弾性部材の収縮張力が1.86〜7.
64mNであることが好ましい。
【0046】前記弾性部材35は移送ロール36,3
7,38,39および41により送られるが、移送ロー
ルは36よりも37の方が周速度が速く、さらに移送ロ
ール37よりも38の方が、移送ロール38よりも39
の方が、さらに移送ロール39よりも41の方が周速度
が速く設定されて、移送ロール36と移送ロール41と
の間で、弾性部材35に対して5〜50%の引張り歪が
与えられる。そして弾性部材35は、前記引張り歪が与
えられた状態で、前記基材31に対して接合される。こ
のとき個々の糸状または帯状の弾性部材35は、移送方
向と直交する方向に一定の間隔を空けて平行に前記基材
31にホットメルト型接着剤などで接合される。
【0047】前記開繊工程1において開繊された繊維層
2Bは、拡幅ガイド42により幅方向へ均一な嵩となる
ように広げられ、その後に、移送ロール33により、前
記弾性部材35が接合された基材31の表面に供給され
る。
【0048】そして移送ロール33と34との間におい
て、融着ロール44と45で挟持される。一方の融着ロ
ールには図7に示すような接合線52のパターンを形成
するためのエンボスが設けられており、融着ロール44
と45を通過したときに、基材31に対して繊維層2B
が、図7に示す接合線52により部分的に接合される。
このときの接合方法は加熱シールまたはソニックシール
である。
【0049】前記移送ロール34の後段で、弾性部材3
5に対する伸長力が解除されると、弾性部材35の弾性
収縮力により、基材31がY方向へ均一に収縮し、接合
線52と接合線52との間が接近して、繊維層2Bによ
り多数のループ部51が形成され、表面層50が製造さ
れる。
【0050】図7は前記表面層50の平面図を示し、図
8は前記表面層50およびこれを用いた吸収性物品を断
面図で示している。
【0051】前記融着ロール44と45により形成され
る接合線52は、Y方向へ一定のピッチで形成され、ま
た接合線52はX方向へ互い違いとなるように配列して
いる。よって、前記弾性部材35の弾性収縮力により基
材31がY方向へ収縮した結果、各接合線52と52と
の間に、比較的嵩の大きいループ部51が形成される。
しかも各ループ部51は、互いに独立して挙動できるよ
うになる。
【0052】図6には吸収性物品の一例として生理用ナ
プキン60を示している。図8に示すように、生理用ナ
プキン60は、液不透過性の裏面シート61の上に液吸
収層62が重ねられ、この液吸収層62の上に液透過性
の表面シート63が重ねられた構造である。
【0053】前記製造工程30で形成された表面層50
は、例えば前記生理用ナプキン60の受液側表面の中央
領域または全領域にわたって設置され、表面シート63
と前記基材31とがホットメルト型接着剤により部分的
に接着される。
【0054】前記表面層50では、接合線52と52と
の間にループ部51が形成され、このループ部51を形
成する繊維層2Bの連続フィラメントがX方向とY方向
へ自由度を有し、また圧縮方向への圧力に対しても回復
性を持つ。よって装着者の肌に対して表面層50が柔軟
に追従し、肌への刺激性を和らげることができる。また
ループ部51に与えられた経血などは、ループ部51の
連続フィラメントを伝わって、基材31に至り、基材3
1と表面シート63を透過して液吸収層62に吸収され
る。
【0055】次に、図4と図5は本発明の他の実施の形
態を示す説明図である。図4に示す開繊工程では、前記
摺動プレート11と12とがそれぞれ複数ずつ設けられ
ている。トウ2Aに対して互いに逆の向きに対向する摺
動プレート11と12の双方を複数ずつ設けると、トウ
2Aに対する開繊をさらに効果的に行うことができる。
【0056】図5に示す実施の形態では、前記摺動プレ
ート11と12によって開繊された繊維層2Bが、さら
に徐々に周速が速くなる移送ロール71,72,73,
74,75で移送されて、繊維層2Bに引張り力が与え
られ、その後に徐々に周速が遅くなる移送ロール76と
77により前記引張り力が解除される。
【0057】この実施の形態では、前記摺動プレート1
1と12により開繊された繊維層2Bに対して、さらに
引張り力と引張り力の解除を行うことで、さらに開繊を
進めることができる。
【0058】また、図1に示す表面層の製造工程30に
おいて、弾性部材35を用いずに弾性収縮性の基材31
を用いてもよいし、あるいは基材31として熱収縮性の
素材を使用し、繊維層2Bを図7の接合線52により接
合した後に、基材31を熱収縮させてループ部51を形
成してもよい。
【0059】
【発明の効果】以上のように本発明では、連続フィラメ
ント束のトウを、効果的に開繊でき、開繊後の繊維層の
品質も安定する。またトウの目付けや、連続フィラメン
トの材質や繊度が変更されたときも、容易に追従させる
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の開繊方法および開繊装置と、吸収性物
品の表面層の製造方法および製造装置を示す説明図、
【図2】図1での開繊方法および開繊装置を拡大して示
す斜視図、
【図3】摺動プレートとトウとの当接状態を示す拡大側
面図、
【図4】開繊方法および開繊装置の他の実施の形態を示
す部分側面図、
【図5】開繊方法および開繊装置の他の実施の形態を示
す部分側面図、
【図6】吸収性物品の一例を示す斜視図、
【図7】吸収性物品の表面層の平面図、
【図8】吸収性物品および表面層の断面図、
【符号の説明】
1 開繊工程 2A トウ 2B 繊維層 3〜9 移送ロール 11,12 摺動プレート 11a,12a 先辺 15 検出手段 16 CCDカメラ 21 画像処理部 22 制御部 23 ドライバー 24a,24b 調整手段 31 基材 35 弾性部材 50 表面層 51 ループ部 52 接合線 60 生理用ナプキン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4L036 AA01 MA04 MA33 RA04 UA25 4L045 BA01 DA39 4L047 AB03 BD02 CA19 CC03 CC04 CC05 EA22

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 捲縮したトウを開繊する方法において、 複数段のロールで前記トウを移送し、前記ロールとロー
    ルの間で前記トウに摺動体を摺動させてトウの一方の側
    に抵抗力を与え、トウの厚み方向に並ぶ連続フィラメン
    トに移送方向へのずれを生じさせることで、前記トウを
    開繊し且つ連続フィラメントをトウの幅方向へ分散させ
    ることを特徴とする連続フィラメントの開繊方法。
  2. 【請求項2】 前記トウの一方の側を少なくとも1個の
    摺動体に摺動させ、前記トウの前記一方の側と逆の側を
    少なくとも1個の摺動体に摺動させる請求項1記載の連
    続フィラメントの開繊方法。
  3. 【請求項3】 前記各摺動体の、前記トウの流れ方向に
    対する傾斜角度およびトウへの入り込み量を調整可能と
    する請求項1または2記載の連続フィラメントの開繊方
    法。
  4. 【請求項4】 前記摺動体を摺動した後の連続フィラメ
    ントの広がり幅寸法を検出し、前記検出値に基づいて、
    前記トウの流れ方向に対する前記摺動体の傾斜角度およ
    びトウへの入り込み量を自動調整する請求項3記載の連
    続フィラメントの開繊方法。
  5. 【請求項5】 前記摺動体の前後に位置するロールの周
    速度を同じとする請求項1ないし4のいずれかに記載の
    連続フィラメントの開繊方法。
  6. 【請求項6】 前記摺動体の前後に位置するロールのう
    ち、トウの移送方向の下流側に位置するロールの周速度
    を、上流側に位置するロールの周速度よりも速くして、
    前記ロール間のトウに張力を与える請求項1ないし4の
    いずれかに記載の連続フィラメントの開繊方法。
  7. 【請求項7】 捲縮されたトウを移送する移送ロール群
    と、 前記移送ロール群のロールとロールとの間に配置され
    て、移送される前記トウが摺動する摺動体と、 が設けられていることを特徴とする連続フィラメントの
    開繊装置。
  8. 【請求項8】 前記トウの一方の側に配置された前記摺
    動体と、他方の側に配置された前記摺動体とが、少なく
    とも1個ずつ設けられている請求項7記載の連続フィラ
    メントの開繊装置。
  9. 【請求項9】 前記摺動体を摺動した後の連続フィラメ
    ントの広がり幅寸法を検出する検出手段と、前記トウの
    流れ方向に対する前記摺動体の傾斜角度およびトウへの
    入り込み量を調整する調整手段と、前記検出手段の検出
    値に基づいて前記調整手段を制御して前記摺動体の前記
    傾斜角度および前記入り込み量を変化させる制御手段
    と、が設けられている請求項7または8記載の連続フィ
    ラメントの開繊装置。
  10. 【請求項10】 前記摺動体の前後に位置するロール
    は、その周速度が同じとなるように回転駆動されている
    請求項7ないし9のいずれかに記載の連続フィラメント
    の開繊装置。
  11. 【請求項11】 前記摺動体の前後に位置するロール
    は、移送方向の下流側に位置するロールの方が上流側に
    位置するロールよりも周速度が速くなるようにそれぞれ
    回転駆動されている請求項7ないし9のいずれかに記載
    の連続フィラメントの開繊装置。
JP2000265458A 2000-09-01 2000-09-01 連続フィラメントの開繊方法および開繊装置 Expired - Lifetime JP3678637B2 (ja)

Priority Applications (11)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000265458A JP3678637B2 (ja) 2000-09-01 2000-09-01 連続フィラメントの開繊方法および開繊装置
SG200104982A SG107565A1 (en) 2000-09-01 2001-08-17 Method and apparatus for opening continuous filaments
CA002355510A CA2355510C (en) 2000-09-01 2001-08-21 Method and apparatus for opening continuous filaments
US09/935,407 US7003856B2 (en) 2000-09-01 2001-08-23 Method and apparatus for opening continuous filaments
TW090121025A TW553750B (en) 2000-09-01 2001-08-27 Method and apparatus for opening continuous filaments
AT01307303T ATE480654T1 (de) 2000-09-01 2001-08-29 Verfahren und vorrichtung zur ausbreitung von endlosen filamentbündeln
EP01307303A EP1184496B1 (en) 2000-09-01 2001-08-29 Method and apparatus for opening continuous filaments
DE60143007T DE60143007D1 (de) 2000-09-01 2001-08-29 Verfahren und Vorrichtung zur Ausbreitung von endlosen Filamentbündeln
BRPI0103802-8A BR0103802B1 (pt) 2000-09-01 2001-08-30 processo e aparelho de abertura de filamentos contìnuos.
CNB011303530A CN1261629C (zh) 2000-09-01 2001-08-31 连续长丝的开纤方法和开纤装置
KR1020010053351A KR100769863B1 (ko) 2000-09-01 2001-08-31 연속 필라멘트의 개섬 방법 및 개섬 장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000265458A JP3678637B2 (ja) 2000-09-01 2000-09-01 連続フィラメントの開繊方法および開繊装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002069781A true JP2002069781A (ja) 2002-03-08
JP3678637B2 JP3678637B2 (ja) 2005-08-03

Family

ID=18752719

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000265458A Expired - Lifetime JP3678637B2 (ja) 2000-09-01 2000-09-01 連続フィラメントの開繊方法および開繊装置

Country Status (11)

Country Link
US (1) US7003856B2 (ja)
EP (1) EP1184496B1 (ja)
JP (1) JP3678637B2 (ja)
KR (1) KR100769863B1 (ja)
CN (1) CN1261629C (ja)
AT (1) ATE480654T1 (ja)
BR (1) BR0103802B1 (ja)
CA (1) CA2355510C (ja)
DE (1) DE60143007D1 (ja)
SG (1) SG107565A1 (ja)
TW (1) TW553750B (ja)

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2004113600A1 (ja) * 2003-06-18 2006-07-20 電気化学工業株式会社 延伸方法及び延伸装置
JP2006265762A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Daio Paper Corp トウの開繊設備及びトウの開繊方法、並びに吸収性物品
WO2007049725A1 (ja) * 2005-10-26 2007-05-03 Daio Paper Corporation 吸収性物品
JP2007268218A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Daio Paper Corp 吸収性物品
US8627869B1 (en) 2012-12-29 2014-01-14 Unicharm Corporation Melt bonding device for sealing belt-shaped sheet
WO2014104322A1 (ja) * 2012-12-29 2014-07-03 ユニ・チャーム株式会社 清掃部材を製造する方法及びシステム
US9067328B2 (en) 2012-12-29 2015-06-30 Unicharm Corporation Cutting device and method of production of cleaning member using cutting device
US9185969B2 (en) 2012-12-29 2015-11-17 Unicharm Corporation Method of producing opened fiber bundle, method of producing cleaning member, apparatus which opens fiber bundle, and system which produces cleaning member
US9206534B2 (en) 2012-12-29 2015-12-08 Unicharm Corporation Method of producing opened fiber bundle, method of producing cleaning member, apparatus which opens fiber bundle, and system which produces cleaning member
US9212011B2 (en) 2013-01-10 2015-12-15 Unicharm Corporation Stacking device and method of production of web member
US9279199B2 (en) 2012-12-29 2016-03-08 Unicharm Corporation Method and apparatus for manufacturing cleaning member
US9393722B2 (en) 2013-01-10 2016-07-19 Unicharm Corporation Method of production of web member including tow
US9410273B2 (en) 2006-08-11 2016-08-09 Es Fibervisions Co. Fiber bundle and web
US9757882B2 (en) 2012-12-29 2017-09-12 Unicharm Corporation Method of producing opened fiber bundle, and method of producing cleaning member, apparatus which opens fiber bundle, and system which produces cleaning member
US9919501B2 (en) 2012-12-29 2018-03-20 Unicharm Corporation Manufacturing method and manufacturing system for cleaning member
US10098516B2 (en) 2012-12-29 2018-10-16 Unicharm Corporation Method for producing cleaning member, and system for producing cleaning member
JP2019015015A (ja) * 2017-07-06 2019-01-31 カール マイアー テヒニッシェ テクスティリエン ゲー・エム・ベー・ハーKARL MAYER Technische Textilien GmbH 繊維束を延展する装置および方法

Families Citing this family (46)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE60012235T2 (de) * 2000-04-18 2005-05-25 Vliesstoff-Technologie In 3. Dimension Kg Vliesstoff mit stabilisierten filamentbündeln
WO2003091015A1 (fr) * 2002-04-23 2003-11-06 Toray Industries, Inc. Pre-impregne, procede de fabrication et article moule
DE602004027041D1 (de) * 2003-07-08 2010-06-17 Fukui Prefectural Government Verfahren zum ausbreiten eines multifilamentbündels und dazugehörende vorrichtung
JP4365249B2 (ja) * 2004-03-31 2009-11-18 宇部日東化成株式会社 織布およびその織布加工品
FR2870436B1 (fr) * 2004-05-21 2006-07-14 Aplix Sa Film a filaments individuels ancres
JP2006311315A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Fujitsu Ltd 発音体ユニット
US10617273B2 (en) 2006-08-07 2020-04-14 The Procter & Gamble Company Floor cleaning article having strips and an absorbent core
US9833118B2 (en) 2006-08-07 2017-12-05 The Procter & Gamble Company Floor cleaning article having strips with differential bond pattern
US8415651B2 (en) * 2008-06-12 2013-04-09 Macronix International Co., Ltd. Phase change memory cell having top and bottom sidewall contacts
JP5396855B2 (ja) 2008-12-26 2014-01-22 Esファイバービジョンズ株式会社 繊維束
DE102009056197A1 (de) * 2009-11-27 2011-06-01 Karl Mayer Malimo Textilmaschinenfabrik Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum Erzeugen einer UD-Lage
CN102947496B (zh) * 2010-05-11 2015-03-25 氰特科技股份有限公司 用于伸展纤维束以供预浸料的连续生产的设备及方法
US8623248B2 (en) 2011-11-16 2014-01-07 Celanese Acetate Llc Methods for producing nonwoven materials from continuous tow bands
US9849638B2 (en) 2013-02-08 2017-12-26 The Procter & Gamble Company Process and apparatus for fluffing a cleaning implement
WO2014123771A2 (en) 2013-02-08 2014-08-14 The Procter & Gamble Company Kit for fluffing a cleaning article
CN103290604A (zh) * 2013-05-10 2013-09-11 上海八达纺织印染服装有限公司 一种仿桃皮绒面料的加工装置和方法
DE102013218102A1 (de) * 2013-09-10 2015-03-12 Thermoplast Composite Gmbh Vorrichtung zur verdrillfreien Breitenänderung eines die Vorrichtung durchlaufenden Faserbandes sowie System mit mehreren derartigen Vorrichtungen
MX2017008304A (es) * 2014-12-26 2018-02-19 Toray Industries Metodo para fabricacion y dispositivo de fabricacion para conjunto de fibras de fibra dividida parcial y conjunto de fibras de fibra dividida parcial.
CN107427179B (zh) 2015-04-02 2020-12-15 宝洁公司 具有条和吸收芯的地板清洁制品
EP3277146B1 (en) 2015-04-02 2023-12-20 The Procter & Gamble Company Floor cleaning article having strips with differential bond pattern
EP3078316B1 (en) 2015-04-09 2019-11-20 The Procter and Gamble Company Cleaning article having discrete seal bonds
US11229343B2 (en) 2015-06-30 2022-01-25 The Procter & Gamble Company Cleaning article having multi-layer gather strip element
US20180194082A1 (en) * 2015-07-07 2018-07-12 Mitsubishi Chemical Corporation Method and apparatus for producing fiber-reinforced resin molding material
CN108367461B (zh) * 2015-12-25 2020-06-05 三菱化学株式会社 纤维强化树脂成型材料的制造方法以及纤维强化树脂成型材料的制造装置
CN106738447B (zh) * 2016-12-14 2018-10-09 江苏大学 一种连续碳纤维增强热塑性树脂基预浸料制备装置及方法
CN106915013A (zh) * 2017-03-16 2017-07-04 湖州艾历克工业材料有限公司 一种生产连续纤维增强热塑性塑料的模具
US10694915B2 (en) 2017-04-06 2020-06-30 The Procter & Gamble Company Sheet with tow fiber and movable strips
US11950737B2 (en) 2017-09-11 2024-04-09 The Procter & Gamble Company Cleaning article with irregularly spaced tow tufts
US11045061B2 (en) 2017-09-11 2021-06-29 The Procter & Gamble Company Method of making a tufted laminated cleaning article
US10730081B2 (en) 2017-09-11 2020-08-04 The Procter & Gamble Company Method of making a cleaning article having cutouts
US11253128B2 (en) 2017-09-11 2022-02-22 The Procter & Gamble Company Cleaning article with differential pitch tow tufts
EP3453303B1 (en) 2017-09-11 2022-08-31 The Procter & Gamble Company Method of making a cleaning article having cutouts
US10722091B2 (en) 2017-10-06 2020-07-28 The Procter & Gamble Company Cleaning article with preferentially coated tow fibers
US10653286B2 (en) 2017-10-06 2020-05-19 The Procter & Gamble Company Cleaning article with preferential coating
US11375867B2 (en) 2018-04-03 2022-07-05 The Procter & Gamble Company Cleaning article with differential sized tow tufts
US12082760B2 (en) 2018-04-03 2024-09-10 The Procter & Gamble Company Cleaning article with irregularly spaced tow tufts
US11903542B2 (en) 2018-04-03 2024-02-20 The Procter & Gamble Company Cleaning article with double bonded tow tufts
CN108823687B (zh) * 2018-07-13 2020-04-21 中国纺织科学研究院有限公司 多氢键纤维丝束的开松方法
CN109516300A (zh) * 2018-09-21 2019-03-26 航宸石家庄新材料科技有限公司 一种利用影像控制碳纤维丝束展宽宽度的方法与设备
US20210315434A1 (en) 2020-04-10 2021-10-14 The Procter & Gamble Company Cleaning article with preferential rheological solid composition
US12122979B2 (en) 2020-04-10 2024-10-22 The Procter & Gamble Company Cleaning article with preferential rheological solid composition
US11812909B2 (en) 2020-04-10 2023-11-14 The Procter & Gamble Company Cleaning implement with a rheological solid composition
US20220117458A1 (en) 2020-10-16 2022-04-21 The Procter & Gamble Company Cleaning article with preferential coating
US11833237B2 (en) 2021-03-09 2023-12-05 The Procter & Gamble Company Method for enhancing scalp active deposition
CN113057440B (zh) * 2021-03-17 2023-08-01 安徽三和刷业股份有限公司 一种刷毛一体化生产设备
CN114653860A (zh) * 2022-02-08 2022-06-24 昆明鼎承科技有限公司 一种丝材理料装置

Family Cites Families (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE586060C (de) * 1931-11-10 1933-10-16 Peter Wilhelm Cuesters Vorrichtung zum Geschmeidigmachen der hart und steif geschlichteten Webkette in der Schlichtmaschine
NL51632C (ja) * 1938-02-17
US2811770A (en) * 1953-12-08 1957-11-05 Du Pont Preparation of tow from filaments of acrylonitrile polymers
US2790208A (en) * 1954-03-15 1957-04-30 Eastman Kodak Co Method and means for opening crimped continuous filament tow
US2801455A (en) * 1954-03-24 1957-08-06 Ind Rayon Corp Method and apparatus for the separation of a running strand comprised of a plurality of low twist yarns
US3345697A (en) 1964-07-27 1967-10-10 Eastman Kodak Co Apparatus for banding filamentary tow
US3438104A (en) * 1966-02-25 1969-04-15 Phillips Petroleum Co Filament crimping method
US3465399A (en) * 1967-07-03 1969-09-09 Kimberly Clark Co Derigestering apparatus for crimped multifilament tow
US3501811A (en) * 1967-07-03 1970-03-24 Celanese Corp Continuous filament webs
DE1921182A1 (de) * 1969-04-25 1970-11-12 Hoechst Ag Verfahren zur Herstellung von Garnen aus thermoplastischen Kunststoffen
JPS5015884B1 (ja) 1969-05-15 1975-06-09
US3865565A (en) * 1970-02-16 1975-02-11 Owens Corning Fiberglass Corp Method and apparatus for gathering filaments into strands
JPS4882122A (ja) 1972-02-10 1973-11-02
US3739564A (en) * 1972-04-24 1973-06-19 Deering Milliken Res Corp Yarn guide
JPS5826167B2 (ja) * 1973-05-28 1983-06-01 株式会社東芝 炭化珪素の製造方法
JPS5518245B2 (ja) * 1973-06-13 1980-05-17
JPS5943121A (ja) 1982-08-30 1984-03-10 Teijin Ltd 吹込成型用合成繊維の製造方法
US4509452A (en) * 1982-10-29 1985-04-09 R. J. Reynolds Tobacco Company Application of liquid additives to cigarette filter tow
JPS62199820A (ja) 1986-02-22 1987-09-03 Nippon Ester Co Ltd 合成繊維開繊綿の製造方法
US5000807A (en) * 1987-03-03 1991-03-19 Concordia Mfg. Co., Inc. Apparatus and method for commingling continuous multifilament yarns
US5042122A (en) * 1990-02-26 1991-08-27 Board Of Trustees Operating Michigan State University Method and system for spreading a tow of fibers
DE4010831A1 (de) * 1990-04-04 1991-10-10 Hoechst Ag Verfahren und vorrichtung zum fuehren eines faserkabels
US5146651A (en) * 1990-12-21 1992-09-15 E. I. Du Pont De Nemours And Company Process and apparatus for tow cross-section measurement and control
DE4221163A1 (de) 1992-06-27 1993-01-21 Thueringisches Inst Textil Verfahren zum mischen von endlosfaeden
US6049956A (en) * 1999-06-18 2000-04-18 Adherent Technologies, Inc. Method and apparatus for spreading fiber bundles
ATE272479T1 (de) * 2000-01-12 2004-08-15 Toray Industries Produktionsvorrichtung und -methode für geöffnetes faserbündel und prepreg- produktionsmethode
FR2821628B1 (fr) * 2001-03-02 2003-05-16 Messier Bugatti Systeme de gestion automatisee de l'etalement d'une nappe textile

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2004113600A1 (ja) * 2003-06-18 2006-07-20 電気化学工業株式会社 延伸方法及び延伸装置
JP2006265762A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Daio Paper Corp トウの開繊設備及びトウの開繊方法、並びに吸収性物品
JP4564870B2 (ja) * 2005-03-23 2010-10-20 大王製紙株式会社 トウの開繊設備
WO2007049725A1 (ja) * 2005-10-26 2007-05-03 Daio Paper Corporation 吸収性物品
JP2007268218A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Daio Paper Corp 吸収性物品
JP4724587B2 (ja) * 2006-03-31 2011-07-13 大王製紙株式会社 吸収性物品
US9410273B2 (en) 2006-08-11 2016-08-09 Es Fibervisions Co. Fiber bundle and web
US9206534B2 (en) 2012-12-29 2015-12-08 Unicharm Corporation Method of producing opened fiber bundle, method of producing cleaning member, apparatus which opens fiber bundle, and system which produces cleaning member
US9919501B2 (en) 2012-12-29 2018-03-20 Unicharm Corporation Manufacturing method and manufacturing system for cleaning member
US9185969B2 (en) 2012-12-29 2015-11-17 Unicharm Corporation Method of producing opened fiber bundle, method of producing cleaning member, apparatus which opens fiber bundle, and system which produces cleaning member
WO2014104322A1 (ja) * 2012-12-29 2014-07-03 ユニ・チャーム株式会社 清掃部材を製造する方法及びシステム
US10638908B2 (en) 2012-12-29 2020-05-05 Unicharm Corporation Method and system for manufacturing cleaning member
US9279199B2 (en) 2012-12-29 2016-03-08 Unicharm Corporation Method and apparatus for manufacturing cleaning member
US10568484B2 (en) 2012-12-29 2020-02-25 Unicharm Corporation Method for producing cleaning member, and system for producing cleaning member
US8627869B1 (en) 2012-12-29 2014-01-14 Unicharm Corporation Melt bonding device for sealing belt-shaped sheet
JPWO2014104322A1 (ja) * 2012-12-29 2017-01-19 ユニ・チャーム株式会社 清掃部材を製造する方法及びシステム
US9757882B2 (en) 2012-12-29 2017-09-12 Unicharm Corporation Method of producing opened fiber bundle, and method of producing cleaning member, apparatus which opens fiber bundle, and system which produces cleaning member
US9067328B2 (en) 2012-12-29 2015-06-30 Unicharm Corporation Cutting device and method of production of cleaning member using cutting device
US10098516B2 (en) 2012-12-29 2018-10-16 Unicharm Corporation Method for producing cleaning member, and system for producing cleaning member
US9393722B2 (en) 2013-01-10 2016-07-19 Unicharm Corporation Method of production of web member including tow
US9212011B2 (en) 2013-01-10 2015-12-15 Unicharm Corporation Stacking device and method of production of web member
JP2019015015A (ja) * 2017-07-06 2019-01-31 カール マイアー テヒニッシェ テクスティリエン ゲー・エム・ベー・ハーKARL MAYER Technische Textilien GmbH 繊維束を延展する装置および方法
JP7197293B2 (ja) 2017-07-06 2022-12-27 カール マイアー テヒニッシェ テクスティリエン ゲー・エム・ベー・ハー 繊維束を延展する装置および方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20020026699A1 (en) 2002-03-07
CA2355510C (en) 2006-08-01
EP1184496A3 (en) 2003-10-15
JP3678637B2 (ja) 2005-08-03
EP1184496A2 (en) 2002-03-06
CA2355510A1 (en) 2002-03-01
US7003856B2 (en) 2006-02-28
BR0103802B1 (pt) 2012-01-24
DE60143007D1 (de) 2010-10-21
EP1184496B1 (en) 2010-09-08
BR0103802A (pt) 2002-06-11
SG107565A1 (en) 2004-12-29
KR100769863B1 (ko) 2007-10-25
TW553750B (en) 2003-09-21
CN1350082A (zh) 2002-05-22
KR20020082392A (ko) 2002-10-31
CN1261629C (zh) 2006-06-28
ATE480654T1 (de) 2010-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3678637B2 (ja) 連続フィラメントの開繊方法および開繊装置
US6803334B2 (en) Absorbent article having fibrous layer on surface
EP1184016B1 (en) Absorbent article employing surface layer with continuous filament and manufacturing process thereof
EP0788874B1 (en) A laminated composite material, a method of making and products derived therefrom
JP3258333B2 (ja) 伸長性が相違する領域を有する再固定可能なファスナーデバイスのための雌部材
CA2313355C (en) Process for making elastically stretchable composite sheet
CZ169494A3 (en) Process for producing elastic layered band-like material and apparatus for making the same
EP1066961B1 (en) Process for making elastically stretchable composite sheet
AU2003260126A1 (en) Stretchable nonwoven materials with controlled retraction force and methods of making same
NO180227B (no) Fremgangsmåte for strekking av en "spenningslös" strekklaminatbane, for å gi denne elastisitet i strekkeretningen, i det minste tilsvarende den opprinnelige strekking
CN103260452B (zh) 制备结构化表面的方法及由其得到的制品
JP4744920B2 (ja) 繊維シートの加工方法
KR20230138493A (ko) 구역화된 웹 제조 방법
CA1337110C (en) Method and apparatus for making cross-laminated non-woven fabrics

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050420

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050510

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3678637

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090520

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090520

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100520

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110520

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110520

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120520

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130520

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140520

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term