JP2002046285A - 印刷用ヘッドのクリーニング装置およびクリーニング方法 - Google Patents
印刷用ヘッドのクリーニング装置およびクリーニング方法Info
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- JP2002046285A JP2002046285A JP2000237121A JP2000237121A JP2002046285A JP 2002046285 A JP2002046285 A JP 2002046285A JP 2000237121 A JP2000237121 A JP 2000237121A JP 2000237121 A JP2000237121 A JP 2000237121A JP 2002046285 A JP2002046285 A JP 2002046285A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 複雑なクリーニング機構を採用することな
く、印刷用ヘッドのノズルの目詰まりを確実に防止で
き、記録装置の小型化、低コスト化、および省電力化を
達成できるヘッドのクリーニング装置を提供すること。 【解決手段】 本例のクリーニング装置4は、ヘッドキ
ャップ13に装着された発熱体17を有している。キャ
ップ13がインクジェットヘッド2にキャップされるの
に先立って、キャップ内の空気が発熱体17によって瞬
間的に加熱される。この処理の後に、キャップ13がヘ
ッド2にキャップされると、これらによって区画された
空間は負圧になり、ヘッド2から無用なインクを強制吸
引できる。したがって、従来の空気ポンプを使用した複
雑なクリーニング機構が不要になるので、ノズルの目詰
まりを確実に防止でき、記録装置の小型化、低コスト
化、および省電力化を達成できるヘッドのクリーニング
装置を提供できる。
く、印刷用ヘッドのノズルの目詰まりを確実に防止で
き、記録装置の小型化、低コスト化、および省電力化を
達成できるヘッドのクリーニング装置を提供すること。 【解決手段】 本例のクリーニング装置4は、ヘッドキ
ャップ13に装着された発熱体17を有している。キャ
ップ13がインクジェットヘッド2にキャップされるの
に先立って、キャップ内の空気が発熱体17によって瞬
間的に加熱される。この処理の後に、キャップ13がヘ
ッド2にキャップされると、これらによって区画された
空間は負圧になり、ヘッド2から無用なインクを強制吸
引できる。したがって、従来の空気ポンプを使用した複
雑なクリーニング機構が不要になるので、ノズルの目詰
まりを確実に防止でき、記録装置の小型化、低コスト
化、および省電力化を達成できるヘッドのクリーニング
装置を提供できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット型
の印刷用ヘッドのインク詰まりを解消するため等に用い
られる印刷用ヘッドのクリーニング装置およびクリーニ
ング方法に関するものである。
の印刷用ヘッドのインク詰まりを解消するため等に用い
られる印刷用ヘッドのクリーニング装置およびクリーニ
ング方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】家庭などに広く普及しているオンデマン
ド型のインクジェットプリンタ等においては、インク吐
出口付近に残留したインクの固形化等を原因としてイン
クノズルの目詰まりが生じてしまう。このため、従来で
は、印刷用ヘッドのインク吐出口をヘッドキャップでカ
バーすることによって、インクの乾燥を防いで固化しな
いようにしている。加えて、ヘッドキャップに接続され
た空気ポンプで負圧を発生させて無用なインクを強制的
に吸引することでインクノズルの目詰まりを防止した
り、目詰まりしたときでも確実にリカバリーできるよう
にしている。
ド型のインクジェットプリンタ等においては、インク吐
出口付近に残留したインクの固形化等を原因としてイン
クノズルの目詰まりが生じてしまう。このため、従来で
は、印刷用ヘッドのインク吐出口をヘッドキャップでカ
バーすることによって、インクの乾燥を防いで固化しな
いようにしている。加えて、ヘッドキャップに接続され
た空気ポンプで負圧を発生させて無用なインクを強制的
に吸引することでインクノズルの目詰まりを防止した
り、目詰まりしたときでも確実にリカバリーできるよう
にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インク
を吸引する処理を実現するためには空気ポンプだけでな
く、ポンプ駆動用モータやフランジを備えたクリーニン
グ機構(クリーニング装置)が必要になる。このクリー
ニング機構には、さらに、キャップと空気ポンプを連結
するチューブやこのチューブを固定するための固定具な
どの多くの構成部品も必要になる。このため、モータや
多くの構成部品を使用するので、クリーニング機構のサ
イズが大きくなって、プリンタ等の記録装置が大型にな
りやすい。また、コストダウンの妨げにもなっている。
さらに、インク吸引時には空気ポンプを駆動する必要が
あるので、そのときに電力が消費され、電力消費を低減
できない。さらにまた、多くの部品を使用することか
ら、クリーニング機構の精度をあげることが難しく、そ
の機構の信頼性の低下にもつながる。
を吸引する処理を実現するためには空気ポンプだけでな
く、ポンプ駆動用モータやフランジを備えたクリーニン
グ機構(クリーニング装置)が必要になる。このクリー
ニング機構には、さらに、キャップと空気ポンプを連結
するチューブやこのチューブを固定するための固定具な
どの多くの構成部品も必要になる。このため、モータや
多くの構成部品を使用するので、クリーニング機構のサ
イズが大きくなって、プリンタ等の記録装置が大型にな
りやすい。また、コストダウンの妨げにもなっている。
さらに、インク吸引時には空気ポンプを駆動する必要が
あるので、そのときに電力が消費され、電力消費を低減
できない。さらにまた、多くの部品を使用することか
ら、クリーニング機構の精度をあげることが難しく、そ
の機構の信頼性の低下にもつながる。
【0004】一方、インクジェットプリンタにおいてイ
ンクノズルの目詰まりを無くすことは非常に難しく、こ
れを防止のための上記のようなインクを吸引するための
クリーニング機構や処理は必要不可欠なものである。こ
のため、クリーニング機構は記録装置に必ず搭載しなけ
ればならない機構のひとつになっている。
ンクノズルの目詰まりを無くすことは非常に難しく、こ
れを防止のための上記のようなインクを吸引するための
クリーニング機構や処理は必要不可欠なものである。こ
のため、クリーニング機構は記録装置に必ず搭載しなけ
ればならない機構のひとつになっている。
【0005】そこで、本発明においては、クリーニング
機構の構成を簡易にすると共に、印刷用ヘッドのノズル
の目詰まりを確実に防止できるクリーニング装置および
クリーニング方法を提供することを目的としている。さ
らに、プリンタ等の記録装置をさらに小さくでき、低コ
ストで提供できると共に、消費電力を低減できるように
することも目的としている。
機構の構成を簡易にすると共に、印刷用ヘッドのノズル
の目詰まりを確実に防止できるクリーニング装置および
クリーニング方法を提供することを目的としている。さ
らに、プリンタ等の記録装置をさらに小さくでき、低コ
ストで提供できると共に、消費電力を低減できるように
することも目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本発明におい
ては、印刷用ヘッドのインク吐出口近傍をキャップで覆
い、その中の空気と外気との間に温度差を設け、その温
度差に起因する負圧によりインクを吸引できるようにし
ている。この際、最も温度差を作りやすく、負圧を大き
くしやすいのは、キャップ内の空気を瞬間的あるいは短
時間に加熱して熱膨張させた後に、ヘッドキャップ内に
負圧を作ることであり、このような負圧を利用してイン
クを吸引できるようにしている。このようなクリーニン
グ方法によって、空気ポンプ等を用いることなく、簡単
な構成で印刷用ヘッドの吐出口(ノズル)からインクを
吸引できるクリーニング装置を提供できる。すなわち、
本発明の印刷用ヘッドのクリーニング装置は、印刷用ヘ
ッドのインク吐出口を含んだ領域を少なくとも覆うこと
ができるヘッドキャップと、このヘッドキャップ内の空
気を加熱可能な発熱手段とを有している。また、本発明
の印刷用ヘッドのクリーニング装置の制御方法において
は、ヘッドキャップで印刷用ヘッドのインク吐出口を含
んだ領域を覆う工程と、その直前あるいは覆った後にヘ
ッドキャップ内の空気を加熱する工程を有している。
ては、印刷用ヘッドのインク吐出口近傍をキャップで覆
い、その中の空気と外気との間に温度差を設け、その温
度差に起因する負圧によりインクを吸引できるようにし
ている。この際、最も温度差を作りやすく、負圧を大き
くしやすいのは、キャップ内の空気を瞬間的あるいは短
時間に加熱して熱膨張させた後に、ヘッドキャップ内に
負圧を作ることであり、このような負圧を利用してイン
クを吸引できるようにしている。このようなクリーニン
グ方法によって、空気ポンプ等を用いることなく、簡単
な構成で印刷用ヘッドの吐出口(ノズル)からインクを
吸引できるクリーニング装置を提供できる。すなわち、
本発明の印刷用ヘッドのクリーニング装置は、印刷用ヘ
ッドのインク吐出口を含んだ領域を少なくとも覆うこと
ができるヘッドキャップと、このヘッドキャップ内の空
気を加熱可能な発熱手段とを有している。また、本発明
の印刷用ヘッドのクリーニング装置の制御方法において
は、ヘッドキャップで印刷用ヘッドのインク吐出口を含
んだ領域を覆う工程と、その直前あるいは覆った後にヘ
ッドキャップ内の空気を加熱する工程を有している。
【0007】本発明の印刷用ヘッドのクリーニング装置
およびその制御方法では、インク吐出口を含む領域をヘ
ッドキャップで覆う直前あるいは覆った後に、ヘッドキ
ャップ内の空気を短時間加熱することにより、キャップ
内部の空気を熱膨張させて外部に追い出し、その後、キ
ャップをかぶせたり、キャップの内部に外気が入るのを
防止することにより、負圧を作る。すなわち、キャップ
内の空気を瞬間的または短時間に加熱しただけでキャッ
プ自身はそれほど加熱されていないので、キャップ内の
空気は加熱を止めると瞬時または短時間に冷えて外気と
同程度まで冷却されることになる。この結果、キャップ
内部の空気は収縮して負圧が発生するので、ノズル内の
乾燥インクやインク吐出口近傍の残量インクをキャップ
側に強制的に吸引できる。このように、気体の温度を変
えることにより発生する膨張、収縮を利用することによ
って、空気ポンプ等を使用しなくても無用なインクを吸
引できるので、簡易な機構で目詰まりの原因となるイン
クを回収でき、ノズルの目詰まりを確実に防止できる。
また、プリンタ等の記録装置を小さく、さらに、低コス
トで提供できる。また、インク吸引時にポンプを駆動す
る必要がなくなるので、消費電力も低減できる。さら
に、クリーニング装置を非常に簡略化できるので、その
装置自身の信頼性も高くなる。
およびその制御方法では、インク吐出口を含む領域をヘ
ッドキャップで覆う直前あるいは覆った後に、ヘッドキ
ャップ内の空気を短時間加熱することにより、キャップ
内部の空気を熱膨張させて外部に追い出し、その後、キ
ャップをかぶせたり、キャップの内部に外気が入るのを
防止することにより、負圧を作る。すなわち、キャップ
内の空気を瞬間的または短時間に加熱しただけでキャッ
プ自身はそれほど加熱されていないので、キャップ内の
空気は加熱を止めると瞬時または短時間に冷えて外気と
同程度まで冷却されることになる。この結果、キャップ
内部の空気は収縮して負圧が発生するので、ノズル内の
乾燥インクやインク吐出口近傍の残量インクをキャップ
側に強制的に吸引できる。このように、気体の温度を変
えることにより発生する膨張、収縮を利用することによ
って、空気ポンプ等を使用しなくても無用なインクを吸
引できるので、簡易な機構で目詰まりの原因となるイン
クを回収でき、ノズルの目詰まりを確実に防止できる。
また、プリンタ等の記録装置を小さく、さらに、低コス
トで提供できる。また、インク吸引時にポンプを駆動す
る必要がなくなるので、消費電力も低減できる。さら
に、クリーニング装置を非常に簡略化できるので、その
装置自身の信頼性も高くなる。
【0008】したがって、インクを吐出するインク吐出
口を備えた印刷用ヘッドと、印刷用ヘッドのインク吐出
口を含んだ領域を覆うことができるヘッドキャップと、
印刷用ヘッドを走査方向に駆動する駆動機構と、走査方
向の一方の端で印刷用ヘッドのインク吐出口を含んだ領
域をヘッドキャップで覆うサービスステーションとを有
する記録装置において、本発明を適用することにより、
ノズルの目詰まりの心配がなく、小型でコンパクトであ
り、さらに、低コストおよび省電力の記録装置を実現で
きる。
口を備えた印刷用ヘッドと、印刷用ヘッドのインク吐出
口を含んだ領域を覆うことができるヘッドキャップと、
印刷用ヘッドを走査方向に駆動する駆動機構と、走査方
向の一方の端で印刷用ヘッドのインク吐出口を含んだ領
域をヘッドキャップで覆うサービスステーションとを有
する記録装置において、本発明を適用することにより、
ノズルの目詰まりの心配がなく、小型でコンパクトであ
り、さらに、低コストおよび省電力の記録装置を実現で
きる。
【0009】キャップ内の空気を冷却することにより、
収縮させて負圧を発生することも可能である。温度差を
大きく取りにくいので、それほど大きな負圧を発生させ
ることが難しい。したがって、いったんキャップ内の空
気を加熱して膨張させることが望ましい。さらに、イン
クの吸引力(キャップの内部に形成される負圧)を高め
るためには、加熱した後に、ファンなどによりヘッドキ
ャップ内部の温度を強制的に下げることが望ましい。こ
れにより、冷却スピードが増し、大きな負圧が得られる
ので、乾燥して固化が進んだインクであってもより確実
に吸引でき、印刷用ヘッドのクリーニング作用をより高
めることができる。
収縮させて負圧を発生することも可能である。温度差を
大きく取りにくいので、それほど大きな負圧を発生させ
ることが難しい。したがって、いったんキャップ内の空
気を加熱して膨張させることが望ましい。さらに、イン
クの吸引力(キャップの内部に形成される負圧)を高め
るためには、加熱した後に、ファンなどによりヘッドキ
ャップ内部の温度を強制的に下げることが望ましい。こ
れにより、冷却スピードが増し、大きな負圧が得られる
ので、乾燥して固化が進んだインクであってもより確実
に吸引でき、印刷用ヘッドのクリーニング作用をより高
めることができる。
【0010】発熱手段としては、電熱線またはペルチェ
素子等を採用することができる。電熱線やペルチェ素子
などを用いれば極めて簡単にヘッドキャップ内の空気を
加熱可能であり、コンパクトにヘッドキャップに装着で
きる。また、パルス的に電力を供給することにより、キ
ャップ内の空気を短時間だけ加熱することも容易であ
る。特に、ペルチェ素子を使用すれば、供給する電圧の
極性を反転させるだけで加熱した後に冷却することが可
能であり、ペルチェ素子単独で大きな差圧を発生させて
インクの吸引力を高めることができる。
素子等を採用することができる。電熱線やペルチェ素子
などを用いれば極めて簡単にヘッドキャップ内の空気を
加熱可能であり、コンパクトにヘッドキャップに装着で
きる。また、パルス的に電力を供給することにより、キ
ャップ内の空気を短時間だけ加熱することも容易であ
る。特に、ペルチェ素子を使用すれば、供給する電圧の
極性を反転させるだけで加熱した後に冷却することが可
能であり、ペルチェ素子単独で大きな差圧を発生させて
インクの吸引力を高めることができる。
【0011】また、ヘッドキャップ内に回収した廃イン
クを、廃液吸収マット等が設置された廃インク吸収部に
導くために、キャップに排出口を設けておくことが望ま
しい。さらに、排出口から外気がキャップ内に進入しな
いように、ヘッドキャップ内の圧力が下がったときに排
出口を閉じる機構を設けておくことが望ましい。このよ
うな排出口および機構をヘッドキャップに付けておけ
ば、キャップ内の廃インクを外部へ確実に排出処理で
き、ヘッドキャップからこのキャップの周辺部分に廃イ
ンクがもれ出てしまうことを防止できる。また、ヘッド
キャップをかぶせてから加熱しても排出口から膨張した
空気を排出して内部を負圧にすることができる。
クを、廃液吸収マット等が設置された廃インク吸収部に
導くために、キャップに排出口を設けておくことが望ま
しい。さらに、排出口から外気がキャップ内に進入しな
いように、ヘッドキャップ内の圧力が下がったときに排
出口を閉じる機構を設けておくことが望ましい。このよ
うな排出口および機構をヘッドキャップに付けておけ
ば、キャップ内の廃インクを外部へ確実に排出処理で
き、ヘッドキャップからこのキャップの周辺部分に廃イ
ンクがもれ出てしまうことを防止できる。また、ヘッド
キャップをかぶせてから加熱しても排出口から膨張した
空気を排出して内部を負圧にすることができる。
【0012】さらに、印刷用ヘッドがサービスステーシ
ョンに位置するときは、ヘッドキャップでインク吐出口
を含んだ領域を覆い続けるようにしておくことが望まし
い。このようにすれば、インクの乾燥も防ぐことができ
るので、印刷用ヘッドのノズルの目詰まりを防止する上
で大変有用である。
ョンに位置するときは、ヘッドキャップでインク吐出口
を含んだ領域を覆い続けるようにしておくことが望まし
い。このようにすれば、インクの乾燥も防ぐことができ
るので、印刷用ヘッドのノズルの目詰まりを防止する上
で大変有用である。
【0013】なお、本発明の印刷用ヘッドのクリーニン
グ装置の制御方法は、上述した工程を実行可能な命令を
有する制御プログラム装置として、あるいは制御プログ
ラムをCD−ROM、メモリカードなどのコンピュータ
あるいはプロセッサで読み取り可能な記録媒体に記録し
た状態で提供可能であり、また、記録装置のROMなど
に記録した状態でも提供できる。さらに、インターネッ
ト等の通信回線により配信される伝送媒体に、各命令を
入れ込んだ形態で提供可能であり、ユーザ側で制御プロ
グラムをダウンロードすることにより、その制御プログ
ラムが記録された記録媒体を生産できる。
グ装置の制御方法は、上述した工程を実行可能な命令を
有する制御プログラム装置として、あるいは制御プログ
ラムをCD−ROM、メモリカードなどのコンピュータ
あるいはプロセッサで読み取り可能な記録媒体に記録し
た状態で提供可能であり、また、記録装置のROMなど
に記録した状態でも提供できる。さらに、インターネッ
ト等の通信回線により配信される伝送媒体に、各命令を
入れ込んだ形態で提供可能であり、ユーザ側で制御プロ
グラムをダウンロードすることにより、その制御プログ
ラムが記録された記録媒体を生産できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明を適
用した印刷用ヘッドのクリーニング装置が組み込まれた
プリンタを説明する。図1に本例のプリンタの概要を示
してある。本例のプリンタ1は、オンデマンド型のイン
クジェットプリンタであり、複数のインク吐出口11が
マトリクスまたはアレイ状に配列されたインクジェット
ヘッド(印刷用ヘッド)2と、このヘッド2を支持して
走査方向Aに動けるようにするキャリッジシャフト3
と、走査方向Aの一方の端に配置され、インクジェット
ヘッド2のインクノズルの目詰まりを解消するためのク
リーニング装置4とを有している。また、本例のプリン
タ1は、記録用紙7を印刷領域Pの内部で走査方向Aと
直交する方向に紙送りするための紙送り機構8と、イン
クジェットヘッド2を往復動させるためのヘッド駆動機
構6とを有している。ヘッド駆動機構6は、図示してい
ないが、タイミングベルト、ヘッド駆動用モータ、歯車
列等から構成されており、インクジェットヘッド2をキ
ャリッジシャフト3に沿って走査方向Aに往復動させ
る。したがって、インクジェットヘッド2は、走査方向
Aに動きながら印刷領域Pに紙送りされた記録用紙7に
対してインク吐出口11からインク滴を飛散することに
より、用紙7の上にカラー画像を形成する。また、イン
クジェットヘッド2は、印刷以外のときは、走査方向A
の一方の端に位置するサービスステーションSの位置に
動かされ、その位置でスタンバイ状態になる。
用した印刷用ヘッドのクリーニング装置が組み込まれた
プリンタを説明する。図1に本例のプリンタの概要を示
してある。本例のプリンタ1は、オンデマンド型のイン
クジェットプリンタであり、複数のインク吐出口11が
マトリクスまたはアレイ状に配列されたインクジェット
ヘッド(印刷用ヘッド)2と、このヘッド2を支持して
走査方向Aに動けるようにするキャリッジシャフト3
と、走査方向Aの一方の端に配置され、インクジェット
ヘッド2のインクノズルの目詰まりを解消するためのク
リーニング装置4とを有している。また、本例のプリン
タ1は、記録用紙7を印刷領域Pの内部で走査方向Aと
直交する方向に紙送りするための紙送り機構8と、イン
クジェットヘッド2を往復動させるためのヘッド駆動機
構6とを有している。ヘッド駆動機構6は、図示してい
ないが、タイミングベルト、ヘッド駆動用モータ、歯車
列等から構成されており、インクジェットヘッド2をキ
ャリッジシャフト3に沿って走査方向Aに往復動させ
る。したがって、インクジェットヘッド2は、走査方向
Aに動きながら印刷領域Pに紙送りされた記録用紙7に
対してインク吐出口11からインク滴を飛散することに
より、用紙7の上にカラー画像を形成する。また、イン
クジェットヘッド2は、印刷以外のときは、走査方向A
の一方の端に位置するサービスステーションSの位置に
動かされ、その位置でスタンバイ状態になる。
【0015】本例のクリーニング装置4は、インクジェ
ットヘッド2の用紙7に対峙した面2aのうちインク吐
出口11を含んだ領域Bを少なくとも覆うことができる
ヘッドキャップ13と、このヘッドキャップ13の内部
の空気を加熱可能な発熱部15とを備えており、その内
部の空気を加熱して熱膨張させることができるようにな
っている。また、本例のクリーニング装置4はキャップ
駆動機構21を備えており、このキャップ駆動機構21
によって、キャップ13を面2aに近づいた位置と離れ
た位置、本例では、上下方向Vに移動してインクジェッ
トヘッド2のインク吐出口11をカバーできるようにな
っている。インクジェットヘッド2がサービスステーシ
ョンSに移動すると、インク吐出口11のクリーニン
グ、インク吐出口11の乾き防止等のために、ヘッド2
がキャップ13によってカバーされる。すなわち、ヘッ
ド2がサービスステーションSに移動してスタンバイ状
態になるのに連動して、キャップ駆動機構21によって
自動的にキャップ13が動き、ヘッド2の面2aにキャ
ップ13が密着し、インク吐出口11が保護される。
ットヘッド2の用紙7に対峙した面2aのうちインク吐
出口11を含んだ領域Bを少なくとも覆うことができる
ヘッドキャップ13と、このヘッドキャップ13の内部
の空気を加熱可能な発熱部15とを備えており、その内
部の空気を加熱して熱膨張させることができるようにな
っている。また、本例のクリーニング装置4はキャップ
駆動機構21を備えており、このキャップ駆動機構21
によって、キャップ13を面2aに近づいた位置と離れ
た位置、本例では、上下方向Vに移動してインクジェッ
トヘッド2のインク吐出口11をカバーできるようにな
っている。インクジェットヘッド2がサービスステーシ
ョンSに移動すると、インク吐出口11のクリーニン
グ、インク吐出口11の乾き防止等のために、ヘッド2
がキャップ13によってカバーされる。すなわち、ヘッ
ド2がサービスステーションSに移動してスタンバイ状
態になるのに連動して、キャップ駆動機構21によって
自動的にキャップ13が動き、ヘッド2の面2aにキャ
ップ13が密着し、インク吐出口11が保護される。
【0016】本例のヘッドキャップ13は、金属製また
はプラスチック製で断面が凹状に形成されており、イン
クジェットヘッド2の面2aにキャップ13の周囲の縁
13aが密着して、ヘッド2とキャップ13との間に1
つのほぼ閉じた空間が形成されるようになっている。キ
ャップ13とヘッド2との密着性を高めるために、ヘッ
ド2と接する部分13aにゴムなどの弾性部材を取り付
けることが可能である。
はプラスチック製で断面が凹状に形成されており、イン
クジェットヘッド2の面2aにキャップ13の周囲の縁
13aが密着して、ヘッド2とキャップ13との間に1
つのほぼ閉じた空間が形成されるようになっている。キ
ャップ13とヘッド2との密着性を高めるために、ヘッ
ド2と接する部分13aにゴムなどの弾性部材を取り付
けることが可能である。
【0017】本例の発熱部15は、ヘッドキャップ13
に装着された電気式の発熱体(電熱線)17と、発熱体
17への電力供給を制御する電力供給制御部19とを備
えており、発熱体17へ電力を供給すると、ヘッドキャ
ップ13の内部を加熱できる。このため、発熱体17に
対して極短時間通電すると、ヘッドキャップ13の内の
空気が瞬間的に加熱され、その内部の空気を熱膨張させ
ることにより外部へ追い出すことができる。この状態
で、ヘッドキャップ13とインクジェットヘッド2を密
着すると、キャップ13の外壁等はそれほど加熱されて
いないので、キャップ内の空気は短時間に冷えて収縮す
る。この結果、キャップ13の内部は負圧になり、イン
ク吐出口(ノズル)11の近傍に圧力差が発生する。こ
のため、インクノズルの周辺に付着している残量インク
や、インク吐出口11あるいはその周辺の固化したイン
クが強制的に吸引されてキャップ13の内部に回収され
る。
に装着された電気式の発熱体(電熱線)17と、発熱体
17への電力供給を制御する電力供給制御部19とを備
えており、発熱体17へ電力を供給すると、ヘッドキャ
ップ13の内部を加熱できる。このため、発熱体17に
対して極短時間通電すると、ヘッドキャップ13の内の
空気が瞬間的に加熱され、その内部の空気を熱膨張させ
ることにより外部へ追い出すことができる。この状態
で、ヘッドキャップ13とインクジェットヘッド2を密
着すると、キャップ13の外壁等はそれほど加熱されて
いないので、キャップ内の空気は短時間に冷えて収縮す
る。この結果、キャップ13の内部は負圧になり、イン
ク吐出口(ノズル)11の近傍に圧力差が発生する。こ
のため、インクノズルの周辺に付着している残量インク
や、インク吐出口11あるいはその周辺の固化したイン
クが強制的に吸引されてキャップ13の内部に回収され
る。
【0018】この回収されたインク30を排出処理する
ために、本例のキャップ13には、そのインク30をプ
リンタ1に設けられた廃インク吸収部23に導くための
排出口25が設けられている。廃インク吸収部23には
廃液マットなどの吸収材が用意されており、排出口25
からもれ出てくる廃インク30はその吸収材に吸収され
てプリンタ内部で処理される。排出口25には、ヘッド
キャップ13の内部の圧力が下がったときに排出口25
を閉じる封止機構27が取り付けられている。
ために、本例のキャップ13には、そのインク30をプ
リンタ1に設けられた廃インク吸収部23に導くための
排出口25が設けられている。廃インク吸収部23には
廃液マットなどの吸収材が用意されており、排出口25
からもれ出てくる廃インク30はその吸収材に吸収され
てプリンタ内部で処理される。排出口25には、ヘッド
キャップ13の内部の圧力が下がったときに排出口25
を閉じる封止機構27が取り付けられている。
【0019】本例では、封止機構27として、排出口2
5の外面にその口25より若干大きめのゴム製の部材2
7aが取り付けられている。この部材27aの上部27
bはヘッドキャップ13の外壁に取り付けられている。
このため、ヘッドキャップ13の内部が負圧になると、
自動的に排出口25が封止機構27によって塞がれ、逆
に、負圧以外のときは、部材27aには力が加わらずフ
リーな状態になり、キャップ13の内部に溜まった廃イ
ンク30が排出口25から自然に排出し、廃インク吸収
部23に導かれる。
5の外面にその口25より若干大きめのゴム製の部材2
7aが取り付けられている。この部材27aの上部27
bはヘッドキャップ13の外壁に取り付けられている。
このため、ヘッドキャップ13の内部が負圧になると、
自動的に排出口25が封止機構27によって塞がれ、逆
に、負圧以外のときは、部材27aには力が加わらずフ
リーな状態になり、キャップ13の内部に溜まった廃イ
ンク30が排出口25から自然に排出し、廃インク吸収
部23に導かれる。
【0020】紙送り機構8、ヘッド駆動機構6、電力供
給制御部19、さらには、クリーニング装置4は、プリ
ンタ1の内部の制御部32、あるいはプリンタのホスト
となるパーソナルコンピュータ等によって制御されてい
る。
給制御部19、さらには、クリーニング装置4は、プリ
ンタ1の内部の制御部32、あるいはプリンタのホスト
となるパーソナルコンピュータ等によって制御されてい
る。
【0021】図2にはプリンタ1で行われるクリーニン
グ処理をフローチャートを用いて示してある。また、図
3(a)〜(c)には主なステップにおける処理を説明
するための図を示してある。
グ処理をフローチャートを用いて示してある。また、図
3(a)〜(c)には主なステップにおける処理を説明
するための図を示してある。
【0022】まず、ステップ41において、クリーニン
グするタイミングであると判断されると、ステップ42
において、発熱体17によってヘッドキャップ13の内
部の空気を加熱する。クリーニングするタイミングと
は、例えば、新規インクをプリンタに装着したときの初
期充填時、長期間印刷処理を行わなかったときのインク
のリフレッシュ時、印刷途中で行われるインクのリフレ
ッシュ時等であり、インク吐出口11から適切なインク
滴が飛散されるようにするための処理である。この処理
では、図3(a)に示すように、ヘッドキャップ13が
インクジェットヘッド2から離れている段階で発熱体1
7に対して極短時間通電し、キャップ内の空気を瞬時に
加熱する。このときの処理により、ヘッドキャップ内部
の空気が熱膨張によって外部に追い出される。短時間、
電力を供給する方法としては、コンデンサを充電状態に
しておき、短時間に放電させる方法などがある。
グするタイミングであると判断されると、ステップ42
において、発熱体17によってヘッドキャップ13の内
部の空気を加熱する。クリーニングするタイミングと
は、例えば、新規インクをプリンタに装着したときの初
期充填時、長期間印刷処理を行わなかったときのインク
のリフレッシュ時、印刷途中で行われるインクのリフレ
ッシュ時等であり、インク吐出口11から適切なインク
滴が飛散されるようにするための処理である。この処理
では、図3(a)に示すように、ヘッドキャップ13が
インクジェットヘッド2から離れている段階で発熱体1
7に対して極短時間通電し、キャップ内の空気を瞬時に
加熱する。このときの処理により、ヘッドキャップ内部
の空気が熱膨張によって外部に追い出される。短時間、
電力を供給する方法としては、コンデンサを充電状態に
しておき、短時間に放電させる方法などがある。
【0023】ステップ42で加熱した後に、時間をおか
ずにステップ43において、図3(b)に示すように、
ヘッドキャップ13をインクジェットヘッド2に向けて
移動してインク吐出口11をカバーする。本例では、イ
ンクジェットヘッド2がサービスステーションSに移動
するのに連動してキャップ13が自動的にヘッド2の側
に移動し、その際に瞬間的に加熱したキャップ13をか
ぶせる。ステップ42における発熱体17による加熱は
非常に短いので、キャップ13の外壁等はほとんど温度
が上がらない。このため、キャップ内の空気はステップ
43で閉じるときに冷やされることになり、ヘッド2と
キャップ13によって囲われた空間の空気は短時間で収
縮して外気に対し負圧になる。この結果、そのキャップ
内とインク吐出口の内部に差圧が生じ、インク吐出口1
1から乾燥インクや、インク吐出口付近に付着している
残量インク等の無用のインクがキャップ13の側に強制
吸引される。このとき、キャップ内の空間Cが負圧にな
るが排出口25は封止機構27のゴム製の部材27aに
よって自動的に塞がれ、排出口25から空気が侵入せ
ず、ノズルとの間に大きな差圧が発生する。
ずにステップ43において、図3(b)に示すように、
ヘッドキャップ13をインクジェットヘッド2に向けて
移動してインク吐出口11をカバーする。本例では、イ
ンクジェットヘッド2がサービスステーションSに移動
するのに連動してキャップ13が自動的にヘッド2の側
に移動し、その際に瞬間的に加熱したキャップ13をか
ぶせる。ステップ42における発熱体17による加熱は
非常に短いので、キャップ13の外壁等はほとんど温度
が上がらない。このため、キャップ内の空気はステップ
43で閉じるときに冷やされることになり、ヘッド2と
キャップ13によって囲われた空間の空気は短時間で収
縮して外気に対し負圧になる。この結果、そのキャップ
内とインク吐出口の内部に差圧が生じ、インク吐出口1
1から乾燥インクや、インク吐出口付近に付着している
残量インク等の無用のインクがキャップ13の側に強制
吸引される。このとき、キャップ内の空間Cが負圧にな
るが排出口25は封止機構27のゴム製の部材27aに
よって自動的に塞がれ、排出口25から空気が侵入せ
ず、ノズルとの間に大きな差圧が発生する。
【0024】キャップ内の空間Cと外気との間の差圧が
なくなり、インクの吸引が終了すると、ステップ44で
排出口25を閉じている部材27aがフリーな状態にな
るので、図3(c)に示すように、廃インク30は排出
口25を通って排出され廃インク吸収部23に導かれ
る。キャップ13の内部に回収された廃インク30は排
出口25を通ってプリンタ内部の所定の場所に導かれて
処理されるので、ヘッドキャップ内部の廃インク30が
キャップ周辺にもれ出てしまうことを確実に防止でき
る。
なくなり、インクの吸引が終了すると、ステップ44で
排出口25を閉じている部材27aがフリーな状態にな
るので、図3(c)に示すように、廃インク30は排出
口25を通って排出され廃インク吸収部23に導かれ
る。キャップ13の内部に回収された廃インク30は排
出口25を通ってプリンタ内部の所定の場所に導かれて
処理されるので、ヘッドキャップ内部の廃インク30が
キャップ周辺にもれ出てしまうことを確実に防止でき
る。
【0025】そして、ステップ45において、印刷を開
始するタイミングになると、ステップ46において、イ
ンクジェットヘッド2をサービスステーションSから印
刷領域Pに移動するので、キャップ13をヘッド2から
外し(オープンし)、印刷処理できるようになる。この
ように、サービスステーションSでは、キャップ13を
閉じるときに加熱し、その後に発生する負圧でインクを
吸引した後は、キャップ13を閉じたままにしてスタン
バイ状態のときに廃インク30を排出する。
始するタイミングになると、ステップ46において、イ
ンクジェットヘッド2をサービスステーションSから印
刷領域Pに移動するので、キャップ13をヘッド2から
外し(オープンし)、印刷処理できるようになる。この
ように、サービスステーションSでは、キャップ13を
閉じるときに加熱し、その後に発生する負圧でインクを
吸引した後は、キャップ13を閉じたままにしてスタン
バイ状態のときに廃インク30を排出する。
【0026】このように、本例のクリーニング装置4で
は、インクジェットヘッド2のインク吐出口近傍の空気
を瞬間的(極短時間)に加熱することにより、ヘッドキ
ャップ13の内部に負圧を発生させ、この負圧を利用し
てインクを吸引するようにしている。このため、ノズル
内の乾燥インクやインク吐出口近傍の残量インクを強制
的にキャップ内に回収するにあたって、従来の空気ポン
プを使用した複雑なクリーニング機構が不要になる。し
たがって、そのクリーニング機構で必要であった多くの
構成部品、例えば、ポンプ駆動用モータ、フランジ、チ
ューブ、これらを相互に連結するための多くの構成部品
を省くことができるので、簡単な機構のクリーニング装
置4でインクジェットヘッド2のノズルの目詰まりを確
実に防止できる。このため、本発明のクリーニング装置
4を搭載することにより、プリンタ1などの記録装置を
コンパクトにでき、またコストを下げることができる。
また、ポンプ駆動用モータが必要なくなるので、記録装
置の消費電力を低減できる。さらに、キャップ内の空気
を加熱するための発熱体17を設けるといった簡単な機
構でインクの吸引を行うことができるので、信頼性の高
いクリーニング装置を提供できる。したがって、ノズル
の目詰まりの心配がなく、小型でコンパクトであり、さ
らに、低コストおよび省電力で信頼性の高いプリンタを
提供できる。
は、インクジェットヘッド2のインク吐出口近傍の空気
を瞬間的(極短時間)に加熱することにより、ヘッドキ
ャップ13の内部に負圧を発生させ、この負圧を利用し
てインクを吸引するようにしている。このため、ノズル
内の乾燥インクやインク吐出口近傍の残量インクを強制
的にキャップ内に回収するにあたって、従来の空気ポン
プを使用した複雑なクリーニング機構が不要になる。し
たがって、そのクリーニング機構で必要であった多くの
構成部品、例えば、ポンプ駆動用モータ、フランジ、チ
ューブ、これらを相互に連結するための多くの構成部品
を省くことができるので、簡単な機構のクリーニング装
置4でインクジェットヘッド2のノズルの目詰まりを確
実に防止できる。このため、本発明のクリーニング装置
4を搭載することにより、プリンタ1などの記録装置を
コンパクトにでき、またコストを下げることができる。
また、ポンプ駆動用モータが必要なくなるので、記録装
置の消費電力を低減できる。さらに、キャップ内の空気
を加熱するための発熱体17を設けるといった簡単な機
構でインクの吸引を行うことができるので、信頼性の高
いクリーニング装置を提供できる。したがって、ノズル
の目詰まりの心配がなく、小型でコンパクトであり、さ
らに、低コストおよび省電力で信頼性の高いプリンタを
提供できる。
【0027】なお、本例では、キャップ内の空気が自然
に冷却されるようになっており、これでも十分な差圧を
作ることができる。インクをさらに強力に吸引するため
に、キャップ13の内部に発生させる負圧を大きくする
ことが望ましく、例えば、キャップ13を閉めたとき
に、その周囲に送風して強制的に冷却すれば良い。その
ために、小型の冷却ファンを搭載することが可能であ
る。
に冷却されるようになっており、これでも十分な差圧を
作ることができる。インクをさらに強力に吸引するため
に、キャップ13の内部に発生させる負圧を大きくする
ことが望ましく、例えば、キャップ13を閉めたとき
に、その周囲に送風して強制的に冷却すれば良い。その
ために、小型の冷却ファンを搭載することが可能であ
る。
【0028】また、本例のクリーニング装置4では、キ
ャップ13を加熱するための手段として発熱体17を採
用しているが、冷却装置としての機能も兼ねたペルチェ
素子を採用しても良い。ペルチェ素子は、供給する電力
の極性を反転させれば、極めて簡単に加熱および冷却を
切り替えることができる。また、ペルチェ素子や発熱体
17は空気ポンプ等に比べて非常に小さいのでヘッドキ
ャップ13の機能を阻害することなく使用できる。
ャップ13を加熱するための手段として発熱体17を採
用しているが、冷却装置としての機能も兼ねたペルチェ
素子を採用しても良い。ペルチェ素子は、供給する電力
の極性を反転させれば、極めて簡単に加熱および冷却を
切り替えることができる。また、ペルチェ素子や発熱体
17は空気ポンプ等に比べて非常に小さいのでヘッドキ
ャップ13の機能を阻害することなく使用できる。
【0029】さらに、上述した処理では、ヘッド2と離
れている状態でキャップ内部を加熱しているが、ヘッド
2にキャップ13がかぶさった状態でキャップ13の内
部を加熱しても良い。この場合、キャップ13の内部を
加熱すると、排出口25から空気が追い出され、加熱を
止めると排出口25が部材27aによって自動的に塞が
れてキャップ13の内部に負圧が発生する。このように
して発生した負圧によっても無用なインクを吸引でき
る。
れている状態でキャップ内部を加熱しているが、ヘッド
2にキャップ13がかぶさった状態でキャップ13の内
部を加熱しても良い。この場合、キャップ13の内部を
加熱すると、排出口25から空気が追い出され、加熱を
止めると排出口25が部材27aによって自動的に塞が
れてキャップ13の内部に負圧が発生する。このように
して発生した負圧によっても無用なインクを吸引でき
る。
【0030】また、キャップ13の形状として断面が凹
状のものを採用しているが、インク吐出口11を確実に
キャップできる形状のものであれば良い。例えば、断面
がU字状のものであったり、逆三角形状の断面形状を有
するキャップとすることが可能である。さらに、キャッ
プ13に装着する発熱体17やペルチェ素子の位置は特
に限定されることはなく、キャップ内の空気を加熱でき
れば良く、キャップ13の側壁部分や底部分などその他
の部材とのスペース的な余裕を考慮して決定すれば良
い。
状のものを採用しているが、インク吐出口11を確実に
キャップできる形状のものであれば良い。例えば、断面
がU字状のものであったり、逆三角形状の断面形状を有
するキャップとすることが可能である。さらに、キャッ
プ13に装着する発熱体17やペルチェ素子の位置は特
に限定されることはなく、キャップ内の空気を加熱でき
れば良く、キャップ13の側壁部分や底部分などその他
の部材とのスペース的な余裕を考慮して決定すれば良
い。
【0031】さらに、本例のクリーニング装置4では、
排出口25を閉じる封止機構27としてゴム製の部材2
7aを使用することで、排出口25の開閉を特別な制御
を行うことなく、キャップ内の圧力に応じて自動的に排
出口25の開閉が行われるようになっている。これに対
して、プリンタ内部に構成された制御部32やパーソナ
ルコンピュータの制御の下に排出口25の開閉を行う弁
機構を採用しても良い。
排出口25を閉じる封止機構27としてゴム製の部材2
7aを使用することで、排出口25の開閉を特別な制御
を行うことなく、キャップ内の圧力に応じて自動的に排
出口25の開閉が行われるようになっている。これに対
して、プリンタ内部に構成された制御部32やパーソナ
ルコンピュータの制御の下に排出口25の開閉を行う弁
機構を採用しても良い。
【0032】また、本例の廃インク30の排出処理で
は、インクジェットヘッド2をキャップ13で覆った状
態で行っているが、キャップ13がヘッド2から遠ざか
った時点で上記の排出処理を行っても良いのは勿論であ
る。
は、インクジェットヘッド2をキャップ13で覆った状
態で行っているが、キャップ13がヘッド2から遠ざか
った時点で上記の排出処理を行っても良いのは勿論であ
る。
【0033】上述した処理は、各処理を実行可能な命令
を備えた制御プログラム装置として、あるいはコンピュ
ータあるいはプロセッサで読み取り可能な記録媒体、例
えば、CD−ROM、メモリカードに制御プログラムを
記録した状態で提供可能である。また、プリンタ内部の
ROMに記録した状態でも提供できる。さらに、コンピ
ュータあるいはプロセッサで読み取り可能な制御プログ
ラムを、インターネット等の通信回線上の伝送媒体に含
めて配信することが可能である。この場合、ユーザ側で
その制御プログラムを所定の記録媒体にダウンロードす
ることにより、本発明の制御プログラムが記録された記
録媒体を生産できる。
を備えた制御プログラム装置として、あるいはコンピュ
ータあるいはプロセッサで読み取り可能な記録媒体、例
えば、CD−ROM、メモリカードに制御プログラムを
記録した状態で提供可能である。また、プリンタ内部の
ROMに記録した状態でも提供できる。さらに、コンピ
ュータあるいはプロセッサで読み取り可能な制御プログ
ラムを、インターネット等の通信回線上の伝送媒体に含
めて配信することが可能である。この場合、ユーザ側で
その制御プログラムを所定の記録媒体にダウンロードす
ることにより、本発明の制御プログラムが記録された記
録媒体を生産できる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、簡易な構成のクリーニング機構を用いて、ヘッドキ
ャップ内の空気を瞬間的あるいは短時間に加熱すること
により、その内部に負圧を形成し、この負圧を利用して
無用なインクの吸引を行うようにしている。このため、
簡単な機構でノズル内の乾燥インクやインク吐出口近傍
の残量インクを強制的に吸引できるので、印刷用ヘッド
のノズルの目詰まりを確実に防止でき、プリンタ等の記
録装置を小さくでき、さらに、コストを下げることがで
きるクリーニング装置を提供できる。さらに、ポンプ駆
動用モータが不要になるので、消費電力の低減を図れ
る。したがって、本発明のクリーニング装置を記録装置
に組み込むことにより、小型でコンパクトであり、さら
に、低コストおよび省電力の信頼性の高い記録装置を提
供できる。
は、簡易な構成のクリーニング機構を用いて、ヘッドキ
ャップ内の空気を瞬間的あるいは短時間に加熱すること
により、その内部に負圧を形成し、この負圧を利用して
無用なインクの吸引を行うようにしている。このため、
簡単な機構でノズル内の乾燥インクやインク吐出口近傍
の残量インクを強制的に吸引できるので、印刷用ヘッド
のノズルの目詰まりを確実に防止でき、プリンタ等の記
録装置を小さくでき、さらに、コストを下げることがで
きるクリーニング装置を提供できる。さらに、ポンプ駆
動用モータが不要になるので、消費電力の低減を図れ
る。したがって、本発明のクリーニング装置を記録装置
に組み込むことにより、小型でコンパクトであり、さら
に、低コストおよび省電力の信頼性の高い記録装置を提
供できる。
【図1】本発明の印刷用ヘッドのクリーニング装置が搭
載されたプリンタの概略構成を示す図である。
載されたプリンタの概略構成を示す図である。
【図2】本例のプリンタにおけるインク吸引処理の概略
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図3】本例のプリンタにおけるインク吸引時の処理を
説明するための図である。
説明するための図である。
1・・プリンタ(記録装置) 2・・インクジェットヘッド(印刷用ヘッド) 3・・キャリッジシャフト 4・・(印刷用ヘッドの)クリーニング装置 7・・記録用紙 8・・紙送り機構 13・・ヘッドキャップ 15・・発熱部 17・・発熱体 19・・電力供給制御部 21・・キャップ駆動機構 23・・廃インク吸収部 25・・排出口 27・・封止機構 27a・・ゴム製の部材 30・・廃インク 32・・制御部 B・・領域 P・・印刷領域 S・・サービスステーション
Claims (14)
- 【請求項1】 印刷用ヘッドのインク吐出口を含んだ領
域を少なくとも覆うことができるヘッドキャップと、 このヘッドキャップ内の空気を加熱可能な発熱手段とを
有する印刷用ヘッドのクリーニング装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記発熱手段は電熱
線またはペルチェ素子を備えている印刷用ヘッドのクリ
ーニング装置。 - 【請求項3】 請求項1において、前記ヘッドキャップ
は、該ヘッドキャップ内のインクを外部に排出可能な位
置に配置された排出口と、前記ヘッドキャップ内の圧力
が下がったときに前記排出口を閉じる機構とを備えてい
る印刷用ヘッドのクリーニング装置。 - 【請求項4】 インクを吐出するインク吐出口を備えた
印刷用ヘッドと、 前記印刷用ヘッドの前記インク吐出口を含んだ領域を少
なくとも覆うことができるヘッドキャップと、 前記印刷用ヘッドを走査方向に駆動する駆動機構と、 前記走査方向の一方の端で前記印刷用ヘッドの前記イン
ク吐出口を含んだ領域を前記ヘッドキャップで覆うサー
ビスステーションとを有する記録装置において、 前記ヘッドキャップ内の空気を加熱可能な発熱手段を有
することを特徴とする記録装置。 - 【請求項5】 請求項4において、廃インクを吸収する
廃インク吸収部を有しており、 前記ヘッドキャップは、該ヘッドキャップ内のインクを
前記廃インク吸収部に導くための排出口と、前記ヘッド
キャップ内の圧力が下がったときに前記排出口を閉じる
機構とを備えている記録装置。 - 【請求項6】 請求項4において、前記ヘッドキャップ
は、前記印刷用ヘッドが前記サービスステーションに位
置したときは、前記インク吐出口を含んだ領域を覆い続
けることを特徴とする記録装置。 - 【請求項7】 インクを吐出するインク吐出口の近傍を
キャップで覆い、その中の空気と外気との間に温度差を
設け、それに起因する負圧によりインクを吸引する印刷
用ヘッドのクリーニング方法。 - 【請求項8】 インクを吐出するインク吐出口の近傍を
キャップで覆い、その中の空気を加熱した後に発生する
負圧によりインクを吸引する印刷用ヘッドのクリーニン
グ方法。 - 【請求項9】 印刷用ヘッドのインク吐出口を含んだ領
域をヘッドキャップで覆う工程と、その直前または覆っ
た後に前記ヘッドキャップ内の空気を加熱する工程とを
有する印刷用ヘッドのクリーニング装置の制御方法。 - 【請求項10】 請求項9において、前記加熱する工程
の後に、前記ヘッドキャップ内の空気を冷却する工程を
有する印刷用ヘッドのクリーニング装置の制御方法。 - 【請求項11】 請求項9において、前記ヘッドキャッ
プで覆う工程の前に、前記印刷用ヘッドを走査方向の一
方の端に位置するサービスステーションに駆動する工程
を有し、 前記覆う工程では、前記印刷用ヘッドが前記サービスス
テーションから動くまで覆い続けることを特徴とする印
刷用ヘッドのクリーニング装置の制御方法。 - 【請求項12】 印刷用ヘッドのインク吐出口を含んだ
領域をヘッドキャップで覆う工程と、その直前または覆
った後に前記ヘッドキャップ内の空気を加熱する工程と
を実行可能な命令を有する制御プログラムが記録された
コンピュータまたはプロセッサ読み取り可能な記録媒
体。 - 【請求項13】 請求項12において、さらに、前記加
熱する工程の後に、前記ヘッドキャップ内の空気を冷却
する工程を実行可能な命令を有する前記制御プログラム
が記録されたコンピュータまたはプロセッサ読み取り可
能な記録媒体。 - 【請求項14】 請求項12において、さらに、前記ヘ
ッドキャップで覆う工程の前に、前記印刷用ヘッドを走
査方向の一方の端に位置するサービスステーションに駆
動する工程を実行可能な命令を有し、 前記覆う工程では、前記印刷用ヘッドが前記サービスス
テーションから動くまで覆い続ける工程を実行可能な命
令を有する前記制御プログラムが記録されたコンピュー
タまたはプロセッサ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000237121A JP2002046285A (ja) | 2000-08-04 | 2000-08-04 | 印刷用ヘッドのクリーニング装置およびクリーニング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000237121A JP2002046285A (ja) | 2000-08-04 | 2000-08-04 | 印刷用ヘッドのクリーニング装置およびクリーニング方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002046285A true JP2002046285A (ja) | 2002-02-12 |
Family
ID=18729033
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000237121A Pending JP2002046285A (ja) | 2000-08-04 | 2000-08-04 | 印刷用ヘッドのクリーニング装置およびクリーニング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002046285A (ja) |
Cited By (5)
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---|---|---|---|---|
GB2410216A (en) * | 2004-01-23 | 2005-07-27 | Hewlett Packard Development Co | Removing ink waste |
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-
2000
- 2000-08-04 JP JP2000237121A patent/JP2002046285A/ja active Pending
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100303 |
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