JP2002040120A - 電波源の位置検出システム - Google Patents
電波源の位置検出システムInfo
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Abstract
れなどに起因して生ずる位相差 (φa −φb ) の影響を
除去することにより、検出精度を高めた電波源の位置検
出システムを提供する。 【解決手段】本発明に係わる電波源の位置検出システム
は、電波源 (未知局) が発射した電波を受信し、基準時
刻から所定時間内の受信信号波形を実部と虚部とに分解
し、各部をフーリエ変換することによって作成した複素
周波数成分をセンター局(C) に送信する複数のセンサ局
(S1,S2,S3)と、これらのセンサ局(S1,S2,S3)から受信し
た複素周波数成分間の複素共役積を算定し、この複素共
役積の位相回転量と周波数との関係から各センサ局間の
到達時間差を算定し、この算定した到達時間差に基づき
電波源の位置を検出するセンター局(C) とを備える。
Description
放射される電波の放射位置を検出するシステムに関する
ものである。
局と称される電波源の位置を検出するシステムとして、
「Ken-ichi Itho, Soichi Watanabe, Takuro Sato and
Yoshi-saburo Hoshiko," Radio Source Positioning Us
ing Received Time of ArrivalDifferences " Proc.VT
C 1999-Fall, pp 2062-2066, Sept.1999 に記載された
方法が知られている。この方法によれば、二つのセンサ
局を離間して設置し、未知の電波源が発射した電波をこ
れらのセンサ局で受信し、基準時刻から所定時間内の受
信信号波形を実部と虚部とに分解し、各部をフーリエ変
換することによって複素周波数成分を作成しこれらの複
数周波数成分間の複素共役積を算定し、この複素共役積
の位相回転量と周波数との関係から各センサ局間の到達
時間差が算定される。
が上記二つのセンサ局AとBとに伝播するのに要する伝
播所要時間をそれぞれta 、tb とする。この電波源か
ら発射されてセンサ局Aとセンサ局Bとに受信される電
波に含まれる周波数fm の成分に着目すれば、センサ局
A、Bで受信されるこの周波数成分は、それぞれ、expj
[( 2πfm・ta+φa)] 、exp[j( 2πfm・tb+φb)] とな
る。
πfm(ta −tb) + (φa −φb)] となる。この共役積の
位相回転量Θ= 2πfm(ta −tb) + (φa −φb)を周波
数fmで除算することにより、電波の伝播時間差τ=ta −
tb+ (φa −φb)/ fmが検出される。ここで、位相差
(φa −φb)は、マルチパス伝播や、フェージングによ
る位相ずれなどに起因して生ずる。
置検出システムは、二つの方向探知装置を組み合わせる
従来の方式に比べて空中線系が簡易なため、システムが
安価に実現できるという利点がある。しかしながら、電
波の伝播時間差の算定値の中に位相差 (φa −φb)が含
まれ、この位相差が伝播時間差τに対する誤差となると
いう問題がある。
や、フェージングによる位相ずれなどに起因して生ずる
位相差 (φa −φb)の影響を除去することにより、検出
精度を高めた位置検出システムを提供することにある。
決する本発明に係わる電波源の位置検出システムは、電
波源が発射した電波を受信し、基準時刻から所定時間内
の受信信号波形を実部と虚部とに分解し、各部をフーリ
エ変換することによって作成した複素周波数成分をセン
ター局に送信する複数のセンサ局と、これらのセンサ局
から受信した複素周波数成分間の複素共役積を算定し、
この複素共役積の位相回転量と周波数との関係から各セ
ンサ局間の到達時間差を算定し、この算定した到達時間
差に基づき電波源の位置を検出するセンター局とを備え
ている。
ター局は、異なる二つの周波数と異なる二つのセンサ局
間に関する二重の複素共役積を作成し、この二重の複素
共役積の位相回転量と周波数差との関係から、前記各セ
ンサ局間の到達時間差の算定を行うことにより、位相差
(φa −φb)を相殺させて消去し、検出精度を高めるよ
うに構成されている。
ー局は、上記二重の複素共役積の代わりに、異なる二つ
の周波数と異なる二つのセンサ局間に関する複素共役積
を作成し、この複素共役積に対して到達時間差の推定値
に基づく位相回転量を付与しながら所定の周波数範囲に
わたる総和を算定し、この総和が最大になる時点で推定
した到達時間差を真の到達時間差として検出することに
より、位相差と雑音を相殺させて消去し、検出精度を高
めるように構成されている。
によれば、上記二重の複素共役積の作成は、まず、同一
の周波数について二つのセンサ局間で行われ、次に、異
なる二つの周波数について行われる。
れば、上記二重の複素共役積を作成するための異なる二
つの周波数成分として、それぞれ周波数軸上で優勢な二
つが選択される。
れば、センター局は、算定した二重複素共役積に対して
到達時間差の推定値に基づく位相回転量を付与しながら
所定の周波数範囲にわたる総和を算定し、この総和が最
大になる時点で推定した到達時間差を真の到達時間差と
して検出することにより、雑音などによるばらつきを吸
収して、高精度の検出を実現するように構成されてい
る。
よれば、センター局は、上記複素共役積の算定に先立っ
て、各センサ局から受信した複素成分の周波数成分に対
して相互相関に基づくオフセット補償を行うことによ
り、検出精度を一層高めるように構成されている。
の形態によれば、基準時刻をGPSを利用して設定する
ことにより、簡易の構成のもとに高い検出精度を実現す
るように構成されている。
差の検出誤差の原因となる位相差 (φa −φb)は、次の
ようにして除去される。すなわち、電波源から発射され
てセンサ局Aとセンサ局Bとに受信される電波に含まれ
る周波数fn の成分に着目すると、上述した周波数fm
の成分の場合と全く同様にして、センサ局A、Bにおけ
る受信信号の共役積は、exp[j( 2πfn(ta −tb) + (φ
a −φb)] で与えられる。
間の共役積と、周波数fmの成分について作成したセンサ
局間の共役積との間で更に相互の共役積をとると、二重
の共役積exp[j( 2π(fn −fm)(ta−tb) ] が得られる。
この二重の共役積の作成の過程で位相差(φa −φb)が
相殺されて式中から消去される。目的とする伝播時間差
(ta −tb) は、この二重の共役積の位相 2π(fn −fm)
(ta−tb) を差周波数δf= 2π(fn −fm) で除算する
ことにより検出される。周波数差δf=fn−fmの一例し
て、FFTの最隣接サンプル間の周波数などが選択され
る。
位置検出システムの全体構成を示す機能ブロック図であ
る。3個のセンサ局S1,S2,S3とセンター局Cと
が離間して設置されており、各センサ局S1,S2,S
3とセンター局Cとの間が有線又は無線伝送路で接続さ
れている。×印を付して示す電波源(未知局)から発射
された電波は、センサ局S1,S2,S3のアンテナを
経て各センサ局に受信され、基準時刻の複素周波数成分
が作成され、伝送路を介してセンター局に転送される。
を示す機能ブロック図である。探索対象の電波源(未知
局)から送信された電波は、アンテナ1に受信され、複
数の周波数帯域ごとに設置されている局部発振器の一つ
である局部発振器2から供給される局発信号と混合器3
で混合される。混合によって発生する差周波のビート信
号が帯域通過濾波器4を通過せしめられることにより、
受信信号が低周波数のアナログ信号(中間周波信号やベ
ースバンド信号)に変換される。
路5に供給され、ここで、GPS受信機6を利用して正
確に定められる基準時刻から所定時間分(例えば0.5 秒
間分)がディジタル信号に変換される。このディジタル
信号は、乗算器8と9のそれぞれにおいて、中間周波信
号発振器7から供給される第1の信号と、この第1の信
号に直交する第2の信号と乗算されたのち、直線位相デ
ィジタルFIRフィルタから成る低域通過濾波器10と
11とを通過することにより、実数成分Iと虚数成分Q
とから成る複素ベースバンド信号に変換される。
幅は、位相ひずみを抑えるために、信号帯域の2倍程度
の値に設定される。また、前段のA/D変換器5におけ
るディジタル信号への変換に際しては、エリアシングに
よる測定誤差を防ぐために、低域通過濾波器10と11
の上限周波数の2倍以上のサンプリング周波数でA/D
変換が行われる。
複素ベースバンド信号I,Qは、並列/直列変換器12
において、実部と虚部とが前後に配列された直列信号に
変換されたのち、データ量を圧縮するために百分の一程
度にダウン・サンプリングされ、ランダム・アクセス・
メモリ14に蓄積される。メモリ14から読み出された
複素ベースバンド信号に対して、直列/並列変換器15
において、再び、実部と虚部とから成る並列データに変
換され、実部と虚部のそれぞれについて高速離散フーリ
エ変換(FFT)が行われ、複素周波数スペクトルに変
換される。
は、信号変換・濾波部17において、正側部分と負側部
分との入替えや、信号帯域幅の外側部分の削除などの信
号変換と濾波とを受けたのち、有線又は無線伝送路を介
してセンター局に転送される。このように、信号帯域幅
の外側部分を削除することにより、回線容量の低減も可
能になる。
周波数成分は、FFT出力の位相特性を変動させ、時間
差検出精度を劣化させる。この実施例では、この不要周
波数成分を除去するためのFFT窓として、矩形窓、バ
ートレット窓、ブラックマン窓、ハニング窓、ハミング
窓、カイザー窓、チェビシェフ窓について評価を行っ
た。その結果、ブラックマン窓を用いることにより、フ
ェージング環境下における精度の劣化が最小となること
が確認された。また、FFTの前段にメモリを設置した
ことにより、バースト性の送信信号と受信信号の急激な
変動に対処することが可能となる。
てきた基準時刻の複素周波数スペクトルが、FIFO形
式のバッファメモリを経ることによって局間の伝送路上
の転送時間のバラツキが吸収されたのち、データ処理装
置に転送される。このデータ処理装置は、各センサ局か
ら転送されたきた複素周波数スペクトルについて図1の
フローチャートに示す手順で処理することにより、電波
源の位置を検出する。
タ処理装置は、各センサ局からの複素周波数スペクトル
を受け取ると(ステップ21)、まず、各センサ局間の
周波数オフセットの補正を行う(ステップ22)。この
周波数オフセットの補正は、受信信号の周波数変換に使
用される局部発振信号の周波数がセンサ局ごとにばらつ
き、これが誤差の原因となることを防止するために行わ
れる。データ処理装置では、各センサ局から送られてき
た複素周波数スペクトルどうしの相互相関が周波数をず
らしながら算定され、この算定値を最大とするように、
各センサ局の複素周波数スペクトルに周波数のオフセッ
ト量が付与される(ステップ22)。
の複素周波数スペクトルの同一周波数成分について、複
素共役積が算定される(ステップ23)。すなわち、図
4に例示するように、あるセンサ局(例えばセンサ局S
1)の複素周波数スペクトル中に含まれる周波数fm の
成分Sm1と、他のセンサ局(例えばセンサ局S2)の複
素周波数スペクトル中に含まれる隣接する周波数fm の
成分Sm2との複素共役積Sm1・Sm2 * が算定される。
トル中に含まれる他の周波数fn の成分Sn1と、センサ
局S2の複素周波数スペクトル中に含まれる対応の周波
数f n の成分Sn2との複素共役積Sn1・Sn2 * などの算
定が、複素FFTデータに含まれる全ての周波数成分に
ついて行われる。
分のセンサ局間の複素共役積のうち、周波数軸上で優勢
な(レベルの大きな)二つのものどうしについて二重の
複素共役積が算定される(ステップ24)。すなわち、
例えば、周波数fm と周波数fn の成分がそのような二
つのものとすれば、先行のステップ23で算定されたセ
ンサ局間の複素共役積Sm1・Sm2 * とSn1・Sn2 * との
複素共役積(Sm1・S m2 * )・(Sn1・Sn2 * )* の算
定が行われ、この結果、異なるセンサ局と異なる周波数
に関する二重の複素共役積が作成される。残りの周波数
成分についても、センサ局間の同一周波数成分について
算定された複素共役積について、周波数軸上で優勢な二
つの成分どうしについて二重の複素共役積が算定され
る。
するメトリック推定が行われる。すなわち、先行のステ
ップ24で算定された二重の複素共役積のそれぞれに対
して、センサ局間の到達時間差の推定値τ0 に基づく位
相回転量が乗算される。例えば、複素共役積(Sm1・S
m2 * )・(Sn1・Sn2 * )* については、到達時間差の
推定値τ0 に基づく位相回転量2π( fn −fm ) τ0
が乗算される。
回転量の乗算を、先行のステップ24で算定された全て
の複素共役積について実行し、これらの総和をメトリッ
クとする。上記伝播時間差の推定値が真値に最も近い場
合に、上記メトリックは最大値をとる。本実施例では、
このメトリックの手法を利用してセンサ局間の到達時間
差の推定値τ0 が算定される。
定値τ0 に、電波の伝播速度が乗算されて伝播行路差d
が算定される。そして、既知の距離L離間して存在する
2個のセンサ局間に対して伝播行路差dを持つ未知の電
波源の位置の軌跡として各センサ局を焦点とする双曲線
が算定される。このような双曲線がセンサ局の各対につ
いて算定され、未知の電波源の位置は、これらの双曲線
の交点として算定される(ステップ26)。算定された
電波源は、センター局内の表示装置に画面表示される。
ず同一の周波数についてセンサ局間の複素共役積を算定
し、次に二つの周波数間で複素共役積を算定する構成を
例示した。しかしながら、これとは逆に、まず、それぞ
れのセンサ局について、異なる周波数について複素共役
積を算定し、次に二つのセンサ局間で対応の複素共役積
どうしを算定することにより二重の複素共役積を算定す
る構成とすることもできる。
分の間で二重の複素共役積を算定する構成を例示した。
しかしながら、必要な場合、最隣接、一つ跳び、二つ跳
びなど離れた二つの周波数成分どうしについて複素共役
積を作成すくこともできる。
際しメトリック法を適用することにより検出精度を高め
る構成を例示した。しかしながら、それほどの検出精度
を要しない場合などには、いくつかの周波数成分から得
られた伝播時間差を単純に平均化処理する構成とするこ
ともできる。
周波数差との関係から各センサ局間の到達時間差を算定
する構成を説明した。しかしながら、各周波数成分の二
重の複素共役積を算定する代わりに、異なる二つのセン
サ局と同一の周波数成分について一重の複素共役積を算
定し、この一重の複素共役積にメトリック法を採用する
ことによって各センサ局間の到達時間差を算定すること
によっても、各センサ局間の位相差(φa−φb)を実
質的に除去できる。
2、m+3・・・・についての二つのセンサ局1,2間
の複素共役積の算定結果は、図5に例示するようなもの
となる。各複素共役積の算定結果には、センサ局間の位
相差(φa−φb)や、雑音による変動成分が含まれて
いる。これらの複数共役積にメトリック法を適用する
と、図6に示すような合成ベクトルが得られる。この合
成ベクトルの位相回転量からは雑音の影響が除去されて
いるが、センサ局間の位相差(φa−φb)に基づく固
定的な位相回転量が含まれることになる。
トルの位相回転量ではなく、この合成ベクトルの絶対値
を最大とするために付与した伝播時間差τの推定値であ
り、このτはセンサ局間の位相差(φa−φb)に依存
しない。このように、二つのセンサ間の同一周波数の一
重の複素共役積にメトリック法を採用することにより、
各センサ局間の位相差(φa−φb)を実質的に除去す
ることができる。なお、雑音が存在しない場合には、合
成ベクトルは折れ線ではなく直線になる。
る構成を例示した。しかしながら、この基準時刻の設定
は、GPS以外の他の適宜な方法、例えば、局間で同期
信号の送受することによる局間の同期化動作などを採用
することもできる。
明のシステムによれば、異なる二つの周波数と異なる二
つのセンサ局間に関する二重の複素共役積を作成し、こ
の二重の複素共役積の位相回転量と周波数差との関係か
ら、前記各センサ局間の到達時間差を算定する構成であ
るから、マルチパス伝播や、フェージングなどに起因し
て生ずる位相差 (φa −φb)が相殺されて消去され、検
出精度が大幅に高められるという効果が奏される。
ク手法を適用することにより、雑音などに起因する検出
値のバラツキが平均化によって除去され、検出精度が一
層高められる。
二局間の一重の複数共役積にメトリック法を適用するこ
とによっても、フェージングなどに起因して生ずる位相
差 (φa −φb)や雑音が相殺されて消去され、検出精度
が大幅に高められるという効果が奏される。
ステムのセンター局において行われる位置検出処理の内
容を説明するためのフローチャートである。
す機能ブロック図である。
サ局の構成を示す機能ブロック図である。
ター局が行う処理の内容を説明するための概念図であ
る。
ある。
である。
成分 S m,2 センサ局2の受信スペクトル中の周波数mの
成分
Claims (10)
- 【請求項1】電波源が発射した電波を受信し、基準時刻
から所定時間内の受信信号波形を実部と虚部とに分解
し、各部をフーリエ変換することによって作成した複素
周波数成分をセンター局に送信する複数のセンサ局と、 これらのセンサ局から受信した複素周波数成分間の複素
共役積を算定し、この複素共役積の位相回転量と周波数
との関係から各センサ局間の到達時間差を算定し、これ
らの到達時間差に基づき電波源の位置を検出するセンタ
ー局とを備え、 このセンター局は、異なる二つの周波数と異なる二つの
センサ局間に関する二重の複素共役積を作成し、この二
重の複素共役積の位相回転量と周波数差との関係から、
前記各センサ局間の到達時間差の算定を行うことを特徴
とする電波源の位置検出システム。 - 【請求項2】請求項1において、 前記二重の複素共役積の作成は、まず、同一の周波数に
ついて二つのセンサ局間で行われ、これが異なる二つの
周波数について行われることを特徴とする電波源の位置
検出システム。 - 【請求項3】請求項1と2のそれぞれにおいて、 前記二重の複素共役積を作成するための異なる二つの周
波数成分として、それぞれ周波数軸上で優勢な二つが選
択されることを特徴とする伝播源の位置検出システム。 - 【請求項4】請求項1乃至3のそれぞれにおいて、 前記センター局は、前記算定した二重の複素共役積に対
して到達時間差の推定値に基づく位相回転量を付与しな
がら所定の周波数範囲にわたる総和を算定し、この総和
が最大になる時点で推定した到達時間差を真の到達時間
差として検出することを特徴とする電波源の位置検出シ
ステム。 - 【請求項5】請求項1乃至4のそれぞれにおいて、 前記センター局は、前記二重の複素共役積の算定に先立
って、前記各センサ局から受信した複素成分の周波数成
分に対して相互相関に基づくオフセット補償を行うこと
を特徴とする電波源の位置検出システム。 - 【請求項6】請求項1乃至5のそれぞれにおいて、 前記基準時刻は、GPSを利用して設定されることを特
徴とする電波源の位置検出システム。 - 【請求項7】請求項1乃至6のそれぞれにおいて、 前記各センサ局が行う前記フーリエ変換は、離散高速フ
ーリエ変換であることを特徴とする電波源の位置検出シ
ステム。 - 【請求項8】電波源が発射した電波を受信し、基準時刻
から所定時間内の受信信号波形を実部と虚部とに分解
し、各部をフーリエ変換することによって作成した複素
周波数成分をセンター局に送信する複数のセンサ局と、 これらのセンサ局から受信した複素周波数成分間の複素
共役積を算定し、この複素共役積の位相回転量と周波数
との関係から各センサ局間の到達時間差を算定し、これ
らの到達時間差に基づき電波源の位置を検出するセンタ
ー局とを備え、 このセンター局は、異なる二つの周波数と異なる二つの
センサ局間に関する複素共役積を作成し、この複素共役
積に対して到達時間差の推定値に基づく位相回転量を付
与しながら所定の周波数範囲にわたる総和を算定し、こ
の総和が最大になる時点で推定した到達時間差を真の到
達時間差として検出することを特徴とする電波源の位置
検出システム。 - 【請求項9】請求項8において、 前記センター局は、前記複素共役積の算定に先立って、
前記各センサ局から受信した複素成分の周波数成分に対
して相互相関に基づくオフセット補償を行うことを特徴
とする電波源の位置検出システム。 - 【請求項10】請求項8と9のそれぞれにおいて、 前記基準時刻は、GPSを利用して設定されることを特
徴とする電波源の位置検出システム。
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JP2000225170A JP3739078B2 (ja) | 2000-07-26 | 2000-07-26 | 電波源の位置検出システム |
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JP2002040120A true JP2002040120A (ja) | 2002-02-06 |
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