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JP2001517984A - 吸入装置 - Google Patents

吸入装置

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JP2001517984A JP54043198A JP54043198A JP2001517984A JP 2001517984 A JP2001517984 A JP 2001517984A JP 54043198 A JP54043198 A JP 54043198A JP 54043198 A JP54043198 A JP 54043198A JP 2001517984 A JP2001517984 A JP 2001517984A
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Abstract

(57)【要約】 吸入によって散薬を投与する吸入器は、複数の面によって形成され、マウスピース(2)を有し、使用時にユーザの吸入によって空気の流れが引き込まれる流路と、該流路に1服用分の散薬を与えて空気の流れに浮遊させる投与手段(8)とからなり、前記没与手段(18)の下流に、該投与手段(18)の下流側の前記流路の面に散薬が蓄積するのを抑制する移動可能部材をさらに有する。

Description

【発明の詳細な説明】 吸入装置 この発明は、吸入によって散薬を投与する散薬吸入器に関する。 多数の散薬吸入器が公知であり、それらは1服用分の散薬を空気流れに導入す るのに異なるシステムを使用している。典型的には、例えば喘息を治療するため に、散薬は患者の肺に吸入される。 そのような1つの吸入器がEP−A−0237507に開示されている。この 吸入器は、吸入チャンネルとマウスピースを有し、該マウスピースは、空気室と 出口ノズルからなり、これらはユーザによる吸引中に空気の流れが引き込まれる 流路を形成する。この吸入器はさらに散薬を吸入チャンネルに導く手段を有して いる。吸入中、空気はまず吸入チャンネルに引き込まれ、散薬を捕集する。散薬 を含む空気の流れは空気室に引き込まれ、マウスピースの出口ノズルから流出す る。 図1はそのような散薬吸入器を示す。吸入器は、出口ノズル4を有するマウス ピース2と、吸入器本体6と、1服用分の散薬を吸入のために提供する投与機構 を作動させる回転可能なグリップ部8とからなっている。吸入器本体6は窓12 が取り付けられた開口10を備えており、該窓を通して、吸入器の使用量(usag e)についての指示を与える指示ホイール42を見ることができるようになって いる。 図2は、吸入器本体6に配設される構成部材の分解図を示す。吸入器本体6は そこに固定された仕切り14で蓋されている。審美性の理由から、吸入器本体6 は不透明な成形品である。仕切り14は透明な成形品であり、垂下舌部15を有 し、該垂下舌部の一部は窓12を形成している。 吸入器本体6内には、投与機構の構成部材が収容されている。これらの構成部 材は、 複数の投与手段18が形成された平坦面を有する部材17と該部材17の中心か ら軸方向に延びるシャフト20とからなる投与ユニット16と、吸入チャンネル 24を有する吸入ユニット22と、散薬を貯蔵する貯蔵室28を有する貯蔵ユニ ット26とからなっている。前述の投与機構の構成部材は、吸入チャンネル24 を貯蔵ユニット26の開口30に貫通させ、シャフト20を吸入ユニット22の 中央開口32,34に貫通させることによって組み立てられる。このように組み 立てられると、吸入チャンネル24と貯蔵室28の上端がそれぞれ仕切り14の 第1と第2の開口36,38を貫通する。これにより、吸入ユニット22と貯蔵 ユニット22はお互いに対して正しく固定され、それらに対して投与ユニット1 6は回転することができる。 この吸入器では、貯蔵ユニット28は底が開いており、これにより使用時に重 力の作用により散薬が投与ユニット16に提供される。吸入ユニット22はさら に、投与手段18が設けられている部材17の表面に対して弾性的に付勢されて いるスクレーパ40を有している。これにより、投与ユニット16が回転すると 、この吸入器では複数の貫通穴からなる投与手段18はスクレーパ40によって 散薬で満たされる。散薬は、投与ユニット16の下方に配置されたプレート(不 図示)によって、投与手段18を通過することが防止される。 図2に示すように、仕切り14はさらに指示ホイール42を回転可能に支持す る支持手段41を有する。指示ホイール42は、その外周に配置された複数の歯 44を有し、該歯はシャフト20の端面の螺旋溝または突起46と係合している 。支持手段41は、指示ホイール42と一致するように形成され、これによりそ の外周面の一部が窓12の内面に隣接して配置される。使用時には、投与ユニッ ト16が回転すると、螺旋溝または突起46は指示ホイール42の1または複数 の派4と係合し、それらを回転させる。これにより、指示ホイール42の外周に 着色されたマーキングを与えることによって、窓12において、ユーザに吸入器 の使用量についての視認可能な指示を与えることができる。 図4に示すように、マウスピース2は仕切り14に固定されている。マウスピ ース2は、第1部分48と第2部分50とからなり、第1部分48はユーザの唇 によって把持される部分であり、第2部分50は第1部分48内に嵌合されたイ ンサートである。第2部分すなわちインサート50は、そこに引き込まれる空気 を偏向させることにより浮遊して運ばれる薬剤の如何なる大きな粒子も脱塊 (deagglomerate)するように作用する1または複数の螺旋状突起54を有する 管状部分52と、仕切り14の上面とともに空気室58を形成するほぼ半径方向 に向けられたフランジ56とからなり、前記空気室は、吸入チャンネル24と連 通し、該吸入チャンネルを通して散薬を含む空気がユーザの吸入に基づいて引き 込まれるようになっている。 使用時には、前述したように、散薬は貯蔵室28から投与手段18の一つに移 動し、投与ユニット16の回転により、その投与手段18の1つは1服用分の散 薬を吸入チャンネル24に与える。この吸入器では、投与ユニット16は、グリ ップ部8を一方向にすなわち上方から見たときに反時計回りに回転させることに よって、第1と第2の角度的に離れた位置の間で回転する。このため、投与機構 16は部材17の外周の回りに配置された楔形要素60を有し、グリップ部8は 弾性部材(不図示)を有する。この弾性部材は、楔形要素60の各々の軸方向に 向けられた面60aと係合し、各楔形要素60を押すことによって投与ユニット 16を回転させる。グリップ部8を逆方向にすなわち上方から見たときに時計回 りに、第2と第1の角度的に離れた位置の間で回転させると、投与ユニット16 は静止状態に留まり、弾性部材は隣接する楔形部材60の軸方向に向けられた面 60aの背後に位置する。弾性部材は、隣接する楔形部材60の傾斜面60bの 上に乗り上がる。 前述の公知の薬剤吸入器は全く適切に機能するが、薬剤はそれが通る流路の表 面に蓄積する恐れがある。 US−A−4524769は、引き込まれた薬剤の脱塊させるために設けられ た回転手段を有するマウスピースを備えた散薬吸入器を開示している。薬剤の塊 の脱塊は、マウスピースの外周の回りに配置された空気入口によって促進される 。しかしながら、この吸入器は、前述したような流路の面への薬剤蓄積の問題が ある。 本発明の目的は、その流路の面に散薬が蓄積する可能性を減少するような構成 を有する散薬吸入器を提供することにある。 したがって、本発明は、 吸入によって散薬を投与する吸入器において、 複数の面によって形成され、マウスピースを有し、使用時にユーザの吸入によ って空気の流れが引き込まれる流路と、 該流路に1服用分の散薬を与えて空気の流れに浮遊させる投与手段とからなり 、 前記投与手段の下流に、該投与手段の下流側の前記流路の面に散薬が蓄積する のを抑制する移動可能部材をさらに有することを特徴とする吸入器を提供してい る。 好ましくは、前記流路は、入口と出口を有する室を有する。 さらに好ましくは、前記移動可能部材は、前記室の入口を通って引き込まれる 空気の流れを遮るものであり、当該空気の流れによって少なくとも部分的に移動 可能である。 さらにまた好ましくは、前記移動可能部材は、回転可能部材であり、該回転可 能部材は、前記室の中で軸の周りに回転可能であり、前記室の入口と対向して配 置され、使用時に移動面を与えて、前記室の入口を通して引き込まれる散薬を含 む空気の流れが当該移動面に向かうようにした。 またさらに好ましくは、前記回転可能部材は、少なくとも1つの要素を有し、 該要素に、ユーザの吸引により前記室の入口を通して引き込まれる空気の流れが 作用して、前記回転可能部材の回転を引き起こすようにした。 1つの実施例では、前記回転可能部材は、複数の傾斜アームを有するディスク からなる。 好ましくは、前記傾斜アームは、前記室の入口と出]]の間に真っ直ぐな流路を 与えないように形成されている。 他の実施例では、前記回転可能部材は、少なくとも1つの螺旋状突起が中に配 設された管状部と、前記室の1つの面を形成する半径方向外方に延びるフランジ とからなる。 好ましくは、前記フランジは、前記室の入口に対向して配置されている。 さらに好ましくは、前記室の入口に対向するフランジの1つの面は、起伏面か らなる。 1つの実施例では、前記起伏面は、整列した凹部からなる。 他の実施例では、前記起伏面は、整列した凸部からなる。 好ましくは、前記マウスピースは、ユーザの唇によって把持される第1の外側 部と、該外側部の中に配置された第2の内側部とからなり、 前記回転可能部材は、内側部を有し、 前記フランジの下面は、前記室の上面を形成している。 好ましくは、前記フランジの外周面は、前記マウスピースの外側部の内周面と 摺動可能に嵌合している。 さらに好ましくは、前記フランジは、下方に垂下する周縁スカートを有し、該 スカートは当該フランジの外周面を形成している。 1つの実施例では、前記マウスピースの外側部は、中央スピンドルを有し、該 スピンドルの周りにマウスピースの内側部が回転可能に装着されている。 他の実施例では、前記マウスピースの外側部は、環状スリーブを有し、該環状 スリーブの周りにマウスピースの内側部が回転可能に装着されている。 好ましくは、前記マウスピースの外側部は、その周縁の周りに間隔を置いて配 設された複数の穴を有し、ユーザが吸入すると当該穴を通して補足空気が引き込 まれるようにし、 前記マウスピースの内側部は、少なくとも1つの空気偏向部材を有し、該空気 偏向部材は、前記複数の穴を通して引き込まれた補足空気が作用するようにした 。 1つの実施例では、前記少なくとも1つの空気偏向部材は、マウスピースの内 側部の外周面に設けられた複数の縦溝からなり、 前記マウスピースの外側部の複数の穴は、前記マウスピースの内側部の外周面 と対向する関係に配置されている。 1つの好ましい実施例では、前記縦溝は、前記マウスピースの内側部の回転軸 に平行に整列している。 他の好ましい実施例では、前記縦溝は、前記マウスピースの内側部の回転軸に 対して傾斜している。 他の好ましい実施例では、前記少なくとも1つの空気偏向部材は、前記マウス ピース(2)の内側部の管状部を囲む複数の傾斜ブレードからなる。 代わりの実施例では、前記マウスピースは、少なくとも1つの螺旋状突起が中 に配設された管状部と、前記室の1つの面を形成する半径方向外方に延びるフラ ンジとを有し、 前記回転可能部材は、前記室の面を形成する前記フランジの1つの面の近傍に 回転可能に装着されている。 好ましくは、前記フランジの下面は、前記室の上面を形成している。 さらに好ましくは、前記フランジは、前記室の入口と対向して配置されている 。 1つの実施例では、前記回転可能部材は、ディスクからなる。 好ましくは、前記ディスクは、下方に開日する円錐の形状を有する。 好ましくは、前記ディスクは、少なくとも1つのほぼ中央に配置された穴を有 する。 好ましくは、前記ディスクの外周面は、前記室の内周面と摺動可能に嵌合して いる。 さらに好ましくは、前記ディスクは、その外周面を規定する下方に垂下する周 縁スカートを有する。 好ましくは、前記室は、その周縁の周りに間隔を置いて配設された複数の穴を 有し、ユーザが吸入すると当該穴を通して補足空気が引き込まれるようにし、 前記ディスクは、少なくとも1つの空気偏向部材を有し、該空気偏向部材は、 前記複数の穴を通して引き込まれた補足空気が作用するようにした。 1つの実施例では、前記少なくとも1つの空気偏向部材は、前記ディスクの外 周面に設けられた複数の縦溝からなり、 該複数の穴は、前記ディスクの外周面と対向する関係に配置されている。 1つの好ましい実施例では、前記縦溝は、前記ディスクの回転軸に平行に整列 している。 他の好ましい実施例では、前記縦溝は、前記ディスクの回転軸に対して傾斜し ている。 他の実施例では、前記少なくとも1つの空気偏向部材は、前記ディスクの面に 配設されるとともに、前記室の入口から離れるように向けられた複数のフィンか らなる。 好ましくは、前記フィンは、ほぽ半径方向に向けられている。 好ましくは、前記室の入口に対向するディスクの面は、起伏面を有する。 1つの実施例では、前記起伏面は、整列した凹部からなる。 他の実施例では、前記起伏面は、整列した凸部からなる。 本発明の散薬吸入器は、生の状態すなわち塊の状態、微粉化されたあるいは注 文された混合粒子の状態で空気流れに導入される散薬等、如何なる適当な形態の 散薬を用いて使用してもよい。さらに、散薬の活性成分が乳糖のような1または それ以上の物質で希釈されてもよいし、呼吸状態に限らず種々の状態の治療用の 物質を含んでいてもよい。実際に、散薬は一般的な物質を含むことができるし、 人体用のみに限定されるものではない。 本発明の散薬吸入器による投与に適した薬剤は、吸入によって引き渡されるも のであれば何でもよく、例えば、β2−アドレナリン受容体作用薬、例えば、サ ルブタモール、テルブタリン、リミテロール、フェノテロール、レプロテロール 、アドレナリン、ピルブテロール、イソプレナリン、オルシプレナリン、ビトル テロール、サルメテロール、フォルモテロール、クレンブテロール、プロカテロ ール、ブロクサテロール、ピクメテロール、TA−2005、マブテロール等、 およびこれらの薬理学的に受容可能なエステルおよび塩;抗コリン作用性気管支 拡張剤、例えば、イプラトロピウム臭化物等;グルココルチコステロイド、例え ば、ベクロメタゾン、フルチカゾン、ブデソニデ、チプレダン、デクサメタゾー ン、ベタメタゾン、フルオシノロン、トリアムシノロン・アセトニデ、モメタゾ ン等、およびそれらの薬理学的に受容可能なエステルおよび塩;抗アレルギー薬 、例えば、ソジウム・クロモグリケートおよびネドクロミル・ソジウム;去痰薬 ;ムコリチクス;抗ヒスタミン薬;シクロオキシゲナーゼ抑制剤;ロイコトリエ ン・シンセシス抑制剤;ロイコトリエン拮抗薬;ホスホリパーゼ−A2(PLA 2)抑制剤;血小板凝集ファクター(PAF)拮抗薬および喘息予防剤;アンチ アリスミック薬剤;タンギライザ;強心配糖剤;ホルモン;抗高血圧剤;抗糖尿 病剤;抗寄生虫剤;抗癌剤;鎮静剤;鎮痛剤;抗生物質;抗リューマチ剤;免疫 剤;抗菌剤;抗低血圧剤;ワクチン;抗ウィルス剤;蛋白質;ポリペプチドおよ びペプチド、例えば、ペプチド・ホルモンおよび成長因子;ポリペプチド・ワク チン; 酵素;エンドルフィン;リポ蛋白質および血管凝固カスケードに含まれるポリペ プチド;ビタミン;その他、例えば、細胞表面レセプター・ブロッカー、酸化防 止剤、フリー・ラディカル・スカベンジャーおよびN,N’−ジアセチルシステ ンの有機塩がある。 以下、本発明の好ましい実施例を次の添付図面を参照して説明する。 図1は、公知の散薬吸入器の斜視図である。 図2は、図1の吸入器の構成部材の分解図である。 図3は、図1の吸入器のマウスピースの下方から見た図である。 図4は、図1の吸入器の部分破断側面図である。 図5は、本発明の第1実施例による散薬吸入器の斜視図である。 図6は、図5の吸入器の部分断面側面図である。 図7は、本発明の第2実施例による散薬吸入器の部分破断側面図である。 図8は、図7の吸入器のマウスピースのインサートの斜視図である。 図9は、図8のインサートの第1変形例の垂直断面図を示す。 図10は、図9のインサートの底面図である。 図11は、図8のインサートの第2変形例の垂直断面図を示す。 図12は、本発明の第3実施例による散薬吸入器の部分破断側面図である。 図13は、図12の吸入器の斜視図である。 図14は、図12の吸入器のマウスピースのインサートの斜視図である。 図15は、図14のインサートの一変形例の斜視図である。 図16は、本発明の第4実施例による散薬吸入器の部分破断側面図である。 図17は、図16の吸入器の斜視図である。 図18は、図16の吸入器のマウスピースのインサートの斜視図である。 図19は、本発明の第5実施例による散薬吸入器の部分破断側面図である。 図20は、本発明の第6実施例による散薬吸入器の部分破断側面図である。 図21は、図20の吸入器の斜視図である。 図22は、図20の吸入器の回転可能ディスクの斜視図である。 図23は、図22の回転可能ディスクの底面図である。 図24は、図22の回転可能ディスクの第1変形例の垂直断面図である。 図25は、図22の回転可能ディスクの第2変形例の垂直断面図である。 図26は、本発明の第7実施例による散薬吸入器の部分破断側面図である。 図27は、図26の吸入器の回転可能ディスクの斜視図である。 構造的には、本発明の好ましい実施例による散薬吸入器は、前記公知の散薬吸 入器と共通の多くの特徴を有している。このため、不必要な記載の重複を避ける ために、構造的相違点のみを詳細に説明し、公知の散薬吸入器の前の説明を参照 する。 図5と図6は、本発明の第1実施例による散薬吸入器を示す。 この吸入器は、前記公知の散薬吸入器の修正である。前記公知の散薬吸入器に おけるように、この吸入器は、マウスピース2と、吸入器本体6と、回転可能な グリップ部8とからなっている。図5では、図示の都合上、マウスピース2は、 それによって普通に隠された特徴が明瞭に示されるようにするために、その第2 部分すなわちインサート50(前記公知の散薬吸入器のマウスピース2のインサ ート50に相当する。)を省略して、想像線で図示されている。この吸入器は、 さらに回転可能部材、この実施例では回転可能ディスク62を有することにおい て、前記公知の散薬吸入器とは異なっている。前記回転可能部材は、ファンのよ うに、複数の傾斜アーム64からなり、これらのアームは、使用時にユーザの吸 入により散薬を含む空気の流れが引き込まれる吸入溝24(図6に想像線で示す 。)の出口と対向する下面65を形成している。ディスク62は、吸入溝24か らの出口と結合した仕切り14の上面に平行な面内で回転するように、空気室5 8に配置されている。ディスク62の傾斜アーム64は、吸入溝24から、イン サート50のフランジ56の下面によって規定される空気室58の対向面へのダ イレクトな(真っ直ぐな)流路が無くなるように、形成されている。この実施例 では、ディスク62は軸方向継手66によって仕切り14に取り付けられている 。 使用時、ユーザがマウスピース2を通して吸引すると、散薬を含む空気の流れ が吸入溝24を通って引き込まれる。この空気の流れはディスク62に衝撃を与 え、これによりディスクが回転する。ディスク62は、好ましくは前述したよう にノンダイレクトな(真っ直ぐでない)流路を形成することにより、吸入溝24 を通って引き込まれた空気の流れを妨げるので、空気室58を通って引き込まれ てディスク62の傾斜アーム64を過ぎた散薬は、吸入溝24の出口と対向する インサート50のフランジ56の下面に蓄積するのが防止される。この代わり、 蓄積した如何なる散薬もディスク62の下面65のあたりに連続的に薄膜のよう に堆積する。さらに、蓄積したいかなる散薬もディスク62の回転により生じる 遠心力によって下面65から投げ出されようとするので、散薬はディスク62の 下面65に目に見えるほどの量で蓄積するのが防止される。このように、散薬は 流路内の表面に蓄積するのが防止され、あるいは少なくとも連続的に押し退けら れて目に見えるほどの蓄積が防止される。 図7と図8は、本発明の第2実施例による散薬吸入器を示し、その第1変形例 は図9と図10に示され、第2変形例は図11に示されている。 この吸入器は前記公知の散薬吸入器の修正である。前記公知の散薬吸入器にお けるように、この吸入器はマウスピース2と、吸入器本体6と、回転可能なグリ ップ部8(不図示)とからなっている。この吸入器は、マウスピース2の第2部 分すなわちインサート70が、マウスピース2の外側の第1部分48の出口ノズ ル4の直下に横切って固定されたクロスビーム部材74から下方に垂下するスピ ンドル72の回りに回転可能に装着されている点で、前記公知の散薬吸入器と相 違する。スピンドル72は、閉鎖された下端78を有する管状部材76の中に配 置され、インサート70の管状部79の中で中央に軸方向に装着され、これによ り管状部79の螺旋状突起81が管状部材76を囲んでいる。インサート70の フランジ83は下方に垂下する環状スカート80を有し、該スカート部は、マウ スピース2の第1部分48の下管状部84の外周面85と回転可能に嵌合してい る外周面82を有している。 使用時、ユーザがマウスピース2を通して吸引すると、散薬を含む空気の流れ が吸入溝24(図7に想像線で示す。)を通り、空気室58を経て、螺旋状突起 81の回りの管状部79を上方に抜けて引き込まれる。螺旋状突起81を通過す る空気の流れはスピンドル72の回りのインサート70に回転運動を与える。こ の回転運動により、吸入溝24の出口の上方に配置されるフランジ83の下面8 6の環状部が常に移動する。この常に移動する面に散薬を含む空気の流れが向か うことにより、吸入溝24の上方に常に移動する大きな面が存在するとともにそ の面で流れが乱される結果、インサート70が静止していたなら起こるであろう 散薬の局部的蓄積が防止される。さらに、インサート70の回転により生じる遠 心力が形成される如何なる大きな粉体をも破砕する結果、その移動する面に堆積 する如何なる散薬も、目に見える量で蓄積するのが防止されるようになる。これ により、大きな塊の散薬が吸入器の流路に形成される可能性が著しく減少し、こ れによりユーザが異常に大きな塊の散薬を吸入中に受け入れるのが防止される。 図9と図10は、前記第2実施例の吸入器のインサート70の第1変形例を示 す。この変形例では、フランジ83の下面86は整列した小凹部94の形態の起 伏面(relief profiling)92を備えている。一例として、凹部94は、部分 球面、典型的には半球面、または截頭球面(frusto−spherical)等の任意の形 状にすることができ、前記截頭球面は截頭円錐(frusto−conical)の内方の最 も深い部分が部分球面状からなるものである。凹部94の配列は図10に示され ている。凹部94は密に詰められていることが分かる。 図11は、前記第2実施例の吸入器のインサート70の第2変形例を示す。こ の変形例では、フランジ83の下面86は整列した小凸部96の形態の起伏面を 備えている。同様に、一例として、凸部96は、部分球面、典型的には半球面、 または截頭球面(frusto−spherical)等の任意の形状にすることができ、前記 截頭球面は部分球面部の内方の最も深い部分が截頭球面状からなるものである。 好ましくは、凸部96の配列は図10に示す凹部96と同じである。 前記両変形例では、フランジ83の下面86の凹部94と凸部96は、散薬を 含む空気の流れが吸入溝24を通って上方に吸引される結果、それらに衝突する 散薬の蓄積を防止することを助ける。特に、凹部94と凸部96は、フランジ8 3の下面86の近傍に向上した乱流を与え、これにより散薬の堆積を抑制する。 図12から14は、本発明の第3実施例による散薬吸入器を示し、その変形例 は図15に示されている。 この吸入器は、前記第2実施例の吸入器の修正であり、マウスピース2のイン サート70に付加的な回転力を与える手段を組み込んでいる。この実施例では、 インサート70は、前記第2実施例と同様に、スピンドル72の回りに回転可能 に装着されている。しかしながら、この吸入器は、スカート80の外周面82が 複数のほぼ軸方向に向けられた縦溝102を有する点、マウスピース2の第1部 分48の下管状部84が複数の角度方向に間隔を置かれた周方向穴104を有す る点で、前記第2実施例の吸入器と相違している。前記周方向穴104は、周方 向に延び、インサート70の外面82と一致するように配置されている。この実 施例では、穴104は矩形で周方向に長くなっている。しかしながら、実際には 、穴104は如何なる形状であってもよい。例えば、穴104は円形にできる。 好ましい実施例では、マウスピース2は4つの等配された穴104を有している 。マウスピース2の第1部分48の下管状部84に穴104を設けることにより 、ユーザがマウスピース2で吸引するときに、補足の空気が引き込まれる付加的 な穴を有している。 使用時、ユーザがマウスピース2を通して吸引すると、吸込溝24(図12に 想像線で示されている。)だけでなく、穴104を通って内方に空気が引き込ま れる。穴104を通って引き込まれた補足空気は、インサート70の外周面82 の縦溝102に向けられる。この流入する補足空気はインサート70に付加回転 力を与え、これにより回転効果を増加し、さらにインサート70の面特に下面8 6への散薬の蓄積の可能性を減少する。この実施例では、補足空気は縦溝102 と衝突した後、下方に向かって空気室58に入ってから、上方に向かい、管状部 79の螺旋状突起81を通る。これに代わる実施例では、吸入器は、補足空気が 縦溝102から上方に偏向された後、インサート70の管状部70の外面106 とマウスピース2の第1部分48の内面108との間の隙間105を介して、マ ウスピース2の出口ノズル4に至るように、形成することができる。 図15は、前記第3実施例の吸入器のインサート70の変形例を示す。この実 施例では、スカート80の外周面82の縦溝102は、軸方向に対してある角度 例えば45゜で傾斜するように形成されている。このような傾斜した縦溝102 を設けることにより、マウスピース2を通してユーザが吸引すると、インサート 70にさらなる付加回転力が与えられる。 図16から図18は、本発明の第4実施例による吸入器を示す。 この吸入器は、前記第3実施例の吸入器の修正である。この実施例では、前記 第3実施例と同様に、インサート70は、スピンドル72の回りに回転可能に装 着され、インサート70の下面86に散薬が蓄積する可能性を減少するために、 インサート70に付加回転力を与える手段を備えている。この吸入器は、前記第 2実施例の吸入器と同様に、インサート70のフランジ83のスカート80の外 周面82が滑らかで、マウスピース2の第1部分48の下管状部84の内周面8 5との密着スライド嵌合を形成する点で、前記第3実施例の吸入器と相違してい る。この吸入器はさらに、インサート70がさらなる複数の傾斜アーム110を 有する点で、前記第3実施例と相違している。前記傾斜アームは、ファンまたは タービンホイールの羽根の形態を有し、インサート70の管状部79の下端の周 りでかつフランジ83の上方に配置されている。前記第3実施例の吸入器と同様 に、マウスピース2の第1部分48の下管状部84の周りに、複数の角度方向に 間隔を置かれた周方向穴104が形成されている。しかしながら、前記第3実施 例の吸入器とは異なり、周方向穴104はスカート80の外周面82の上方の軸 方向位置に配設されている。マウスピース2の第1部分48の下管状部84に穴 104を設けることにより、追加の開口を提供し、ユーザがマウスピース2を吸 引すると、その追加の開口を通して、補足空気が引き込まれる。 使用時、ユーザがマウスピース2を通して吸引すると、吸込溝24(図16に 想像線で示されている。)だけでなく、穴104を通って内方に空気が引き込ま れる。穴104を通って引き込まれた補足空気は、管状部79の傾斜アーム11 0に向けられる。この流入する補足空気はインサート70に付加回転力を与え、 これにより回転効果を増加し、さらにインサート70の面特に下面86への散薬 の蓄積の可能性を減少する。この実施例では、補足空気は傾斜アーム110と衝 突した後、上方に向い、管状部79の外面106とマウスピース2の第1部分4 8の内面108との間の隙間105を介して、出口ノズル4に至る。 図19は、本発明の第5実施例による吸入器を示す。 この吸入器は、前記第2実施例の修正である。前記第2実施例の吸入器におけ るように、インサート112は、そこに引き込まれる空気を偏向させることによ り浮遊して運ばれる薬剤の如何なる大きな粒子も脱塊(deagglomerate)するよ うに作用する1または複数の螺旋状突起116を有する管状部分114と、仕切 り14の上面とともに空気室58を形成する下面119を有するほぼ半径方向に 向けられたフランジ118とからなっている。この吸入器は、インサート112 が管状スリーブ120に回転可能に装着され、該管状スリーブが一対の対向する マウント122,124によって、マウスピース2の管状部48の内面108に 固定されている点で、前記第2実施例と相違している。この実施例では、管状部 114の外周面と管状スリーブ120の内周面は、ベアリング面として作用し、 管状スリーブ120内での管状部114の自由回転を許容している。前記第2実 施例の吸入器におけるように、フランジ118は下方に垂下するスカート128 を有し、該スカートの外周面129は、マウスピース2の第1部分48の内周面 85と嵌合しスライドするように配置されている。 使用時、ユーザがマウスピース2を通して吸引すると、吸込溝24(想像線で 示されている。)を通して、散薬を含む空気の流れが引き込まれる。そして、前 記第2実施例の吸入器におけるように、空気の流れが管状部114の螺旋状突起 116を通過する結果、インサート112が回転する。 前記第3から第4の実施例の各々では、吸入器70,112のフランジ83, 118の下面86,119は、図9から図11に関して説明したような種類の起 伏形状を備えてもよい。 図20から図23は、本発明の第6実施例による吸入器を示し、その変形例は 図24と図25に示されている。 この吸入器は前記公知の散薬吸入器の修正である。前記公知の散薬吸入器にお けるように、この吸入器はマウスピース2と、吸入器本体6と、回転可能なグリ ップ部8(不図示)とからなっている。この実施例では、前記公知の吸入器にお けるように、マウスピース2の第1部分48と第2部分すなわちインサート13 4は互いに固定されている。前記公知の散薬吸入器におけるように、インサート 134は、そこに引き込まれる空気を偏向させることにより浮遊して運ばれる薬 剤の如何なる大きな粒子も脱塊するように作用する1または複数の螺旋状突起1 40を有する管状部分136と、仕切り14の上面とともに空気室58を形成す る下面119を有するほぼ半径方向に向けられたフランジ142とからなってい る。この吸入器は、インサート134の下方に当該インサート134に装着され た回転可能なディスク150をさらに有する点で、前記公知の散薬吸入器と相違 している。この実施例では、ディスク150は下方に開口する円錐の形状を有し ている。ディスク150は、その中央に軸方向上方に延びるスピンドル151を 備え、このスピンドルは、管状部136の螺旋状突起140内で中央に軸方向に 固定された管状部材152の中に回転可能に受け入れられている。ディスク50 は、環状の下方に開口するスカート154を有し、その外周面155は複数の縦 溝156を有する。この実施例では、縦溝156は軸方向に整列している。しか しながら、この縦溝156は、図15に示すようなインサート70に設けられた 縦溝102と同様に軸方向に対してある角度で傾斜させてもよい。ディスク15 0はさらに、スピンドル151と管状部材152の回転軸の周りの領域に、少な くとも1つの穴158、好ましくは周方向に延びる穴158を有している。この 穴158は、空気室58から管状部136への空気の流れを許容する。この実施 例では、3つの穴158が設けられ、腎臓形をし、互いに周方向に僅かな間隔が 置かれて、ディスク150を通るほぼ環状の複合空気導管(composite air co nduit)を形成している。この吸入器はさらに、前記第3実施例に吸入器と同様 に、マウスピース2の第1部分48の下管状管84がスカート154の外周面1 55に対向する複数の周方向穴104を有している点で、前記公知の散薬吸入器 と相違している。マウスピース2の第1部分48の下管状部84に穴104を設 けることにより、ユーザがマウスピースで吸引するときに補足空気が引き込まれ る追加の開口を与える。 使用時、ユーザがマウスピース2を通して吸引すると、吸込溝24(図20に 想像線で示されている。)だけでなく、穴104を通って内方に空気が引き込ま れる。穴104を通って引き込まれた補足空気は、スカート154の回収面15 5の縦溝156に向けられる。この流入する補足空気はディスク150に回転力 を与えて、該ディスクを回転させ、これによりインサート134の面特に下面1 62への散薬の蓄積の可能性を減少する。この実施例では、補足空気は縦溝15 6と衝突した後、下方に向かい、空気室58に入り、ディスク150の少なくと も1つの穴158を通過し、管状部136を経て出口ノズル4に至る。 図24は、前記第6実施例の吸入器のディスク150の第1変形例を示す。こ の実施例では、ディスク150の下面162は、整列した小凹部168の形態の 起伏面166を備えている。一例として、図9と図10に示すようなインサート 70の下面86に設けられた凹部94と同様に、凹部168は、部分球面、典型 的には半球面、または截頭球面等の任意の形状にすることができ、前記截頭球面 は截頭円錐の内方の最も深い部分が部分球面状からなるものである。同様に、整 列した凹部168は、図10に示すような凹部94と同じ配列にすることができ る。 図25は、前記第6実施例のディスク150の第2変形例を示す。この変形例 では、ディスク150の下面162は整列した小凸部170の形態の起伏面16 6を備えている。同様に、一例として、凸部170は、部分球面、典型的には半 球面、または截頭球面等の任意の形状にすることができ、前記截頭球面は部分球 面部の内方の最も深い部分が截頭球面状からなるものである。好ましくは、凸部 170の配列は図10に示す凹部94と同じである。 前記両変形例では、図9から図11に示すようなインサート70の下面86に 設けられた凸部94と凹部96と同様に、ディスク150の下面162の凹部1 68と凸部170は、散薬を含む空気の流れが吸入溝24を通って上方に吸引さ れる結果、それらに衝突する散薬の蓄積を防止することを助ける。 図26と図27は、本発明の第7実施例による散薬吸入器を示す。 この実施例は、前記第6実施例の吸入器の修正である。前記第6実施例の吸入 器と同様、マウスピース2の第1部分48とインサート134は、互いに固定さ れている。前記第6実施例の吸入器と同様、インサート134は、そこに引き込 まれる空気を偏向させることにより浮遊して運ばれる薬剤の如何なる大きな粒子 も脱塊するように作用する1または複数の螺旋状突起140を有する管状部分1 36と、仕切り14の上面とともに空気室58を形成する面を有するほぼ半径方 向に向けられたフランジ142とからなっている。前記第6実施例の吸入器と同 様、吸入器は、インサート134の下方に当該インサート134に装着された回 転可能なディスク150を有する。この実施例のディスク150は、その上面1 72に半径方向に向けられかつ上方に延びて羽根として作用するように形成され た複数のフィン174を備えている点で、前記第6実施例の吸入器と相違してい る。前記第6実施例の吸入器と同様、マウスピース2の第1部分48の下管状部 84は複数の周方向穴104を有し、この周方向穴はスカート154の外周面1 55に対向して配置されている。しかしながら、前記第6実施例と異なり、周方 向穴104はスカート154の外周面155の上方で軸方向に延びている。マウ スピース2の第1部分48の下管状部84に穴104を設けることにより、ユー ザがマウスピースで吸引するときに補足空気が引き込まれる追加の開口を与える 。 使用時、ユーザがマウスピース2を通して吸引すると、吸込溝24(図26に 想像線で示されている。)だけでなく、穴104を通つて内方に空気が引き込ま れる。穴104を通って引き込まれた補足空気は、スカート154の外周面15 5の縦溝156と、ディスク150の上面172の半径方向に向けられたフィン 174の両方に、に向けられる。この縦溝156と半径方向に向けられたフィン 174に衝突した流入する補足空気は、ディスク150に回転力を与えて、該デ ィスクを回転させ、これによりインサート134の面特に下面162への散薬の 蓄積の可能性を減少する。この実施例では、補足空気は、縦溝156と半径方向 に向けられたフォン174と衝突した後、ディスク150の少なくとも1つの穴 158を通過し、管状部136を経て出口ノズル4に至る。 最後に、本発明は好ましい実施例で説明したが、請求の範囲で規定される本発 明の範囲から逸脱することなく、多くの方法で修正することができることは、当 業者に容易に理解されるであろう。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年5月21日(1999.5.21) 【補正内容】 明細書 吸入装置 この発明は、吸入によって散薬を投与する散薬吸入器に関する。 多数の散薬吸入器が公知であり、それらは1服用分の散薬を空気流れに導入す るのに異なるシステムを使用している。典型的には、例えば喘息を治療するため に、散薬は患者の肺に吸入される。 EP−A−0237507はそのような1つの吸入器を開示している。この吸 入器は、吸入チャンネルとマウスピースを有し、該マウスピースは、空気室と出 口ノズルからなり、これらはユーザによる吸引中に空気の流れが引き込まれる流 路を形成する。この吸入器はさらに1服用分の散薬を吸入チャンネルに導く投与 機構を有している。吸入中、空気はまず吸入チャンネルに引き込まれ、散薬を捕 集する。散薬を含む空気の流れは空気室に引き込まれ、マウスピースの出口ノズ ルから流出する。 図1はそのような散薬吸入器を示す。吸入器は、出口ノズル4を含むマウスピ ース2と、吸入器本体6と、1服用分の散薬を吸入のために提供する投与機構を 作動させる回転可能なグリップ部8とからなっている。吸入器本体6は窓12が 取り付けられた開口10を備えており、該窓を通して、吸入器の使用量(usage )についての指示を与える指示ホイール42を見ることができるようになってい る。 図2は、吸入器本体6に配設される構成部材の分解図を示す。吸入器本体6は そこに固定された仕切り14で蓋されている。審美性の理由から、吸入器本体6 は不透明な成形品である。仕切り14は透明な成形品であり、垂下舌部15を有 し、該垂下舌部の一部は窓12を形成している。 吸入器本体6内には、投与機構の構成部材が収容されている。これらの構成部 材は、 複数の投与手段18が形成された平坦面を有する部材17と該部材17の中心か ら軸方向に延びるシャフト20とからなる投与ユニット16と、吸入チャンネル (deagglomerate)するように作用する1または複数の螺旋状突起54を有する 管状部分52と、仕切り14の上面とともに空気室58を形成するほぼ半径方向 に向けられたフランジ56とからなり、前記空気室は、吸入チャンネル24と連 通し、該吸入チャンネルを通して散薬を含む空気がユーザの吸入に基づいて引き 込まれるようになっている。 使用時には、前述したように、散薬は貯蔵室28から投与要素18の一つに移 動し、投与ユニット16の回転により、その投与要素18の1つは1服用分の散 薬を吸入チャンネル24に与える。この吸入器では、投与ユニット16は、グリ ップ部8を一方向にすなわち上方から見たときに反時計回りに回転させることに よって、第1と第2の角度的に離れた位置の間で回転する。このため、投与機構 16は部材17の外周の回りに配置された楔形要素60を有し、グリップ部8は 弾性部材(不図示))を有する。この弾性部材は、楔形要素60の各々の軸方向 に向けられた面60aと係合し、各楔形要素60を押すことによって投与ユニッ ト16を回転させる。グリップ部8を逆方向にすなわち上方から見たときに時計 回りに、第2と第1の角度的に離れた位置の間で回転させると、投与ユニット1 6は静止状態に留まり、弾性部材は隣接する楔形部材60の軸方向に向けられた 面60aの背後に位置する。弾性部材は、隣接する楔形部材60の傾斜面60b の上に乗り上がる。 前述の公知の薬剤吸入器は全く適切に機能するが、薬剤はそれが通る流路の表 面に蓄積する恐れがある。 US−A−4524769は、引き込まれた薬剤の脱塊させるために設けられ た回転手段を有するマウスピースを備えた散薬吸入器を開示している。薬剤の塊 の脱塊は、マウスピースの外周の回りに配置された空気入口によって促進される 。 US−A−38583は、カプセルに収容された散薬を投与する吸入器を開示 している。この吸入器は、ロータが配設された分散室を有し、該ロータはユーザ が吸入すると回転し、カプセルに収容された散薬を分散する。 GB−A−1295081は、カプセルに収容された散薬を投与する吸入器を 開示している。この吸入器は、管状ハウジングにジャーナル軸受けされた軸を有 し、ユーザが吸入すると回転する。軸は、その下流側端部に、カプセルを受け入 れる受容部と、該受容部の上流側にプロペラとを有し、ユーザが吸引すると前記 プロペラにより軸が回転する。 しかしながら、これらの吸入器は、いずれも、前術したような流路の表面への 散薬の蓄積の問題に取り組んでいない。 本発明の目的は、その流路の面に散薬が蓄積する可能性を減少するような構成 を有する散薬吸入器を提供することにある。 したがって、本発明は、 吸入によって散薬を投与する吸入器において、 複数の面によって形成され、マウスピース(2)と入口及び出口を有する室( 58)とを有し、使用時にユーザの吸入によって空気の流れが引き込まれる流路 と、 該流路に1服用分の散薬を与えて空気の流れに浮遊させる投与機構(8)と、 前記室(58)内で軸の周りに回転可能で、前記室(58)の入口に対向して 配置された回転可能部材とからなり、 前記回転可能部材は、使用時に少なくとも部分的に前記空気の流れの一部によ って回転し、連続した移動面を与えて、前記室(58)の入口を通して引き込ま れる散薬を含む空気の流れが当該移動面に向かうようにしたことを特徴とする吸 入器を提供している。 1つの実施例では、前記回転可能部材は、ディスクからなり、該ディスクは、 複数の傾斜アームを有する。 好ましくは、前記傾斜アームは、前記室の入口と出口の間に真っ直ぐな流路を 与えないように形成されている。 他の実施例では、前記回転可能部材は、少なくとも1つの螺旋状突起が中に配 設された管状部と、前記室の1つの面を形成する半径方向外方に延びるフランジ とからなる。 好ましくは、前記フランジは、前記室の入口に対向して配置されている。 さらに好ましくは、前記室の入口に対向するフランジの1つの面は、起伏面か らなる。 1つの実施例では、前記起伏面は、整列した凹部からなる。 好ましくは、前記室の入口に対向するディスクの面は、起伏面を有する。 1つの実施例では、前記起伏面は、整列した凹部からなる。 他の実施例では、前記起伏面は、整列した凸部からなる。 本発明の散薬吸入器は、生の状態すなわち塊の状態、微粉化されたあるいは注 文された混合粒子の状態で空気流れに導入される散薬等、如何なる適当な形態の 散薬を用いて使用してもよい。さらに、散薬の活性成分が乳糖のような1または それ以上の物質で希釈されてもよいし、呼吸状態に限らず種々の状態の治療用の ものでもよい。実際に、散薬は一般的な物質を含むことができるし、人体用のみ に限定されるものではない。 本発明の散薬吸入器による投与に適した薬剤は、吸入によって引き渡されるも のであれば何でもよく、例えば、β2−アドレナリン受容体作用薬、例えば、サ ルブタモール、テルブタリン、リミテロール、フェノテロール、レプロテロール 、アドレナリン、ピルブテロール、イソプレナリン、オルシプレナリン、ビトル テロール、サルメテロール、フォルモテロール、クレンブテロール、プロカテロ ール、ブロクサテロール、ピクメテロール、TA−2005、マブテロール等、 およびこれらの薬理学的に受容可能なエステルおよび塩;抗コリン作用性気管支 拡張剤、例えば、イプラトロピウム臭化物等;グルココルチコステロイド、例え ば、ベクロメタゾン、フルチカゾン、ブデソニデ、チプレダン、デクサメタゾー ン、ベタメタゾン、フルオシノロン、トリアムシノロン・アセトニデ、モメタゾ ン等、およびそれらの薬理学的に受容可能なエステルおよび塩;抗アレルギー薬 、例えば、ソジウム・クロモグリケートおよびネドクロミル・ソジウム;去痰薬 ;ムコリチクス;抗ヒスタミン薬;シクロオキシゲナーゼ抑制剤;ロイコトリエ ン・シンセシス抑制剤;ロイコトリエン拮抗薬;ホスホリパーゼ−A2(PLA 2)抑制剤;血小板凝集ファクター(PAF)拮抗薬および喘息予防剤;アンチ アリスミック薬剤;タンキライザ;強心配糖剤;ホルモン;抗高血圧剤;抗糖尿 病剤;抗寄生虫剤;抗癌剤;鎮静剤;鎮痛剤;抗生物質;抗リューマチ剤;免疫 剤;抗菌剤;抗低血圧剤;ワクチン;抗ウィルス剤;蛋白質;ポリペプチドおよ びペプチド、例えば、ペプチド・ホルモンおよび成長因子;ポリペプチド・ワク チン; 酵素;エンドルフィン;リポ蛋白質および血管凝固カスケードに含まれるポリペ プチド;ビタミン;その他、例えば、細胞表面レセプター・ブロッカー、酸化防 止剤、フリー・ラディカル・スカベンジャーおよびN,N’−ジアセチルシステ ンの有機塩がある。 以下、本発明の好ましい実施例を次の添付図面を参照して説明する。 図1は、公知の散薬吸入器の斜視図である。 図2は、図1の吸入器の構成部材の分解斜視図である。 図3は、図1の吸入器のマウスピースの下方から見た図である。 図4は、図1の吸入器の部分破断側面図である。 図5は、本発明の第1実施例による散薬吸入器の斜視図である。 図6は、図5の吸入器の部分断面側面図である。 図7は、本発明の第2実施例による散薬吸入器の部分破断側面図である。 図8は、図7の吸入器のマウスピースのインサートの斜視図である。 図9は、図8のインサートの第1変形例の垂直断面図を示す。 図10は、図9のインサートの底面図である。 図11は、図8のインサートの第2変形例の垂直断面図を示す。 図12は、本発明の第3実施例による散薬吸入器の部分破断側面図である。 図13は、図12の吸入器の斜視図である。 図14は、図12の吸入器のマウスピースのインサートの斜視図である。 図15は、図14のインサートの一変形例の斜視図である。 図16は、本発明の第4実施例による散薬吸入器の部分破断側面図である。 図17は、図16の吸入器の斜視図である。 図18は、図16の吸入器のマウスピースのインサートの斜視図である。 図19は、本発明の第5実施例による散薬吸入器の部分破断側面図である。 図20は、本発明の第6実施例による散薬吸入器の部分破断側面図である。 図21は、図20の吸入器の斜視図である。 図22は、図20の吸入器の回転可能ディスクの斜視図である。 図23は、図22の回転可能ディスクの底面図である。 え、これによりディスクが回転する。ディスク62は、好ましくは前述したよう にノンダイレクトな(真っ直ぐでない)流路を形成することにより、吸入溝24 を通って引き込まれた空気の流れを妨げるので、空気室58を通って引き込まれ てディスク62の傾斜アーム64を過ぎた散薬は、吸入溝24の出口と対向する インサート50のフランジ56の下面に蓄積するのが防止される。この代わり、 蓄積した如何なる散薬もディスク62の下面65のあたりに連続的に薄膜のよう に堆積する。さらに、蓄積したいかなる散薬もディスク62の回転により生じる 遠心力によって下面65から投げ出されようとするので、散薬はディスク62の 下面65に目に見えるほどの量で蓄積するのが防止される。このように、散薬は 流路内の表面に蓄積するのが防止され、あるいは少なくとも連続的に押し退けら れて目に見えるほどの蓄積が防止される。 図7と図8は、本発明の第2実施例による散薬吸入器を示し、その第1変形例 は図9と図10に示され、第2変形例は図11に示されている。 この吸入器は前記公知の散薬吸入器の修正である。前記公知の散薬吸入器にお けるように、この吸入器はマウスピース2と、吸入器本体6と、回転可能なグリ ップ部8(不図示)とからなっている。この吸入器は、マウスピース2の第2部 分すなわちインサート70が、マウスピース2の外側の第1部分48の出口ノズ ル4の直下に横切って固定されたクロスビーム部材74から下方に垂下するスピ ンドル72の回りに回転可能に装着されている点で、前記公知の散薬吸入器と相 違する。スピンドル72は、閉鎖された下端78を有する管状部材76の中に配 置され、インサート70の管状部79の中で中央に軸方向に装着され、これによ り管状部79の螺旋状突起81が管状部材76を囲んでいる。インサート70の フランジ83は下方に垂下する環状スカート80を有し、該スカート部は、マウ スピース2の第1部分48の下管状部84の内周面85と回転可能に嵌合してい る外周面82を有している。 使用時、ユーザがマウスピース2を通して吸引すると、散薬を含む空気の流れ が吸入溝24(図7に想像線で示す。)を通り、空気室58を経て、螺旋状突起 81の回りの管状部79を上方に抜けて引き込まれる。螺旋状突起81を通過す る空気の流れはスピンドル72の回りのインサート70に回転運動を与える。こ サート70に付加的な回転力を与える手段を組み込んでいる。この実施例では、 インサート70は、前記第2実施例の吸入器と同様に、スピンドル72の回りに 回転可能に装着されている。しかしながら、この吸入器は、スカート80の外周 面82が複数のほぼ軸方向に向けられた縦溝102を有する点、マウスピース2 の第1部分48の下管状部84が複数の角度方向に間隔を置かれた周方向穴10 4を有する点で、前記第2実施例の吸入器と相違している。前記周方向穴104 は、周方向に延び、インサート70の外面82と一致するように配置されている 。この実施例では、穴104は矩形で周方向に長くなっている。しかしながら、 実際には、穴104は如何なる形状であってもよい。例えば、穴104は円形に できる。好ましい実施例では、マウスピース2は4つの等配された穴104を有 している。マウスピース2の第1部分48の下管状部84に穴104を設けるこ とにより、ユーザがマウスピース2で吸引するときに、補足の空気が引き込まれ る付加的な穴を有している。 使用時、ユーザがマウスピース2を通して吸引すると、吸込溝24(図12に 想像線で示されている。)だけでなく、穴104を通って内方に空気が引き込ま れる。穴104を通って引き込まれた補足空気は、インサート70の外周面82 の縦溝102に向けられる。この流入する補足空気はインサート70に付加回転 力を与え、これにより回転効果を増加し、さらにインサート70の面特に下面8 6への散薬の蓄積の可能性を減少する。この実施例では、補足空気は縦溝102 と衝突した後、下方に向かって空気室58に入ってから、上方に向かい、管状部 79の螺旋状突起81を通る。これに代わる実施例では、吸入器は、補足空気が 縦溝102から上方に偏向された後、インサート70の管状部70の外面106 とマウスピース2の第1部分48の内面108との間の隙間105を介して、マ ウスピース2の出口ノズル4に至るように、形成することができる。 図15は、前記第3実施例の吸入器のインサート70の変形例を示す。この実 施例では、スカート80の外周面82の縦溝102は、軸方向に対してある角度 例えば45゜で傾斜するように形成されている。このような傾斜した縦溝102 を設けることにより、マウスピース2を通してユーザが吸引すると、インサート 70にさらなる付加回転力が与えられる。 り浮遊して運ばれる薬剤の如何なる大きな粒子も脱塊(deagglomerate)するよ うに作用する1または複数の螺旋状突起116を有する管状部分114と、仕切 り14の上面とともに空気室58を形成する下面119を有するほぼ半径方向に 向けられたフランジ118とからなっている。この吸入器は、インサート112 が管状スリーブ120に回転可能に装着され、該管状スリーブが一対の対向する マウント122,124によって、マウスピース2の管状部48の内面108に 固定されている点で、前記第2実施例と相違している。この実施例では、管状部 114の外周面と管状スリーブ120の内周面は、ベアリング面として作用し、 管状スリーブ120内での管状部114の自由回転を許容している。前記第2実 施例の吸入器におけるように、フランジ118は下方に垂下するスカート128 を有し、該スカートの外周面129は、マウスピース2の第1部分48の内周面 85と嵌合しスライドするように配置されている。 使用時、ユーザがマウスピース2を通して吸引すると、吸込溝24(想像線で 示されている。)を通して、散薬を含む空気の流れが引き込まれる。そして、前 記第2実施例の吸入器におけるように、空気の流れが管状部114の螺旋状突起 116を通過する結果、インサート112が回転する。 前記第3から第4の実施例の吸入器の各々では、吸入器70,112のフラン ジ83,118の下面86,119は、図9から図11に関して説明したような 種類の起伏形状を備えてもよい。 図20から図23は、本発明の第6実施例による吸入器を示し、その変形例は 図24と図25に示されている。 この吸入器は前記公知の散薬吸入器の修正である。前記公知の散薬吸入器にお けるように、この吸入器はマウスピース2と、吸入器本体6と、回転可能なグリ ップ部8(不図示)とからなっている。この実施例では、前記公知の吸入器にお けるように、マウスピース2の第1部分48と第2部分すなわちインサート13 4は互いに固定されている。前記公知の散薬吸入器におけるように、インサート 134は、そこに引き込まれる空気を偏向させることにより浮遊して運ばれる薬 剤の如何なる大きな粒子も脱塊するように作用する1または複数の螺旋状突起1 40を有する管状部分136と、仕切り14の上面とともに空気室58を形成す も1つの穴158を通過し、管状部136を経て出口ノズル4に至る。 図24は、前記第6実施例の吸入器のディスク150の第1変形例を示す。こ の実施例では、ディスク150の下面162は、整列した小凹部168の形態の 起伏面166を備えている。一例として、図9と図10に示すようなインサート 70の下面86に設けられた凹部94と同様に、凹部168は、部分球面、典型 的には半球面、または截頭球面等の任意の形状にすることができ、前記截頭球面 は截頭円錐の内方の最も深い部分が部分球面状からなるものである。同様に、整 列した凹部168は、図10に示すような凹部94と同じ配列にすることができ る。 図25は、前記第6実施例の吸入器のディスク150の第2変形例を示す。こ の変形例では、ディスク150の下面162は整列した小凸部170の形態の起 伏面166を備えている。同様に、一例として、凸部170は、部分球面、典型 的には半球面、または截頭球面等の任意の形状にすることができ、前記截頭球面 は部分球面部の内方の最も深い部分が截頭球面状からなるものである。好ましく は、凸部170の配列は図10に示す凹部94と同じである。 前記両変形例では、図9から図11に示すようなインサート70の下面86に 設けられた凸部94と凹部96と同様に、ディスク150の下面162の凹部1 68と凸部170は、散薬を含む空気の流れが吸入溝24を通って上方に吸引さ れる結果、それらに衝突する散薬の蓄積を防止することを助ける。 図26と図27は、本発明の第7実施例による散薬吸入器を示す。 この実施例は、前記第6実施例の吸入器の修正である。前記第6実施例の吸入 器と同様、マウスピース2の第1部分48とインサート134は、互いに固定さ れている。前記第6実施例の吸入器と同様、インサート134は、そこに引き込 まれる空気を偏向させることにより浮遊して運ばれる薬剤の如何なる大きな粒子 も脱塊するように作用する1または複数の螺旋状突起140を有する管状部分1 36と、仕切り14の上面とともに空気室58を形成する面を有するほぼ半径方 向に向けられたフランジ142とからなっている。前記第6実施例の吸入器と同 様、吸入器は、インサート134の下方に当該インサート134に装着された回 転可能なディスク150を有する。この実施例のディスク150は、その上面1 請求の範囲 1.吸入によって散薬を投与する吸入器において、 複数の面によって形成され、マウスピース(2)と入口及び出口を有する室( 58)とを有し、使用時にユーザの吸入によって空気の流れが引き込まれる流路 と、 該流路に1服用分の散薬を与えて空気の流れに浮遊させる投与機構(8)と、 前記室(58)内で軸の周りに回転可能で、前記室(58)の入口に対向して 配置された回転可能部材とからなり、 前記回転可能部材は、使用時に少なくとも部分的に前記空気の流れの一部によ って回転し、連続した移動面を与えて、前記室(58)の入口通して引き込まれ る散薬を含む空気の流れが当該移動面に向かうようにしたことを特徴とする吸入 器。 2.前記回転可能部材は、ディスク(62)からなり、該ディスクは複数の傾斜 アーム(64)を有する請求項1に記載の吸入器。 3.前記回転可能部材は、少なくとも1つの螺旋状突起(81;116)が中に 配設された管状部(79;114)と、前記室(58)の1つの面を形成する半 径方向外方に延びるフランジ(83;118)とからなる請求項1に記載の吸入 器。 4.前記フランジ(83;118)は、前記室(58)の入口に対向して配置さ れている請求項3に記載の吸入器。 5.前記室(58)の入口に対向するフランジ(83;118)の1つの面は、 起伏面からなる請求項4に記載の吸入器。 6.前記起伏面(92)は、整列した凹部(94)からなる請求項5に記載の吸 入器。 7.前記起伏面(92)は、整列した凸部(94)からなる請求項5に記載の吸 入器。 8.前記マウスピース(2)は、ユーザの唇によって把持される第1の外側部( 48)と、該外側部の中に配置された第2の内側部(70;112)とからなり 、 前記回転可能部材は、内側部(70;112)を有し、 前記フランジ(83;118)の下面(86;119)は、前記室(58)の 上面を形成している請求項3から7のいずれかに着四阿の吸入器。 9.前記フランジ(83;118)の外周面(82:129)は、前記マウスピ ース(2)の外側部(48)の内周面(85)と摺動可能に嵌合している請求項 8に記載の吸入器。 10.前記フランジ(83;118)は、下方に垂下する周縁スカート(80; 128)を有し、該スカートは当該フランジ(83;118)の外周面(82; 129)を形成している請求項9に記載の吸入器。 11.前記マウスピース(2)の外側部(48)は、中央スピンドル(72)を 有し、該スピンドルの周りにマウスピース(2)の内側部(70)が回転可能に 装着されている請求項8から10のいずれかに記載の吸入器。 12.前記マウスピース(2)の外側部(48)は、環状スリーブ(120)を 有し、該環状スリーブの周りにマウスピース(2)の内側部(112)が回転可 能に装着されている請求項8から10のいずれかに記載の吸入器。 13.前記マウスピース(2)の外側部(48)は、その周縁の周りに間隔を置 いて配設された複数の穴(104)を有し、ユーザが吸入すると当該穴を通して 補足空気が引き込まれるようにし、 前記マウスピース(2)の内側部(70)は、少なくとも1つの空気偏向部材 を有し、該空気偏向部材は、前記複数の穴(104)を通して引き込まれた補足 空気が作用するようにした請求項8から12のいずれかに記載の吸入器。 14.前記少なくとも1つの空気偏向部材は、マウスピース(2)の内側部(7 0)の外周面(82)に設けられた複数の縦溝(102)からなり、 前記マウスピース(2)の外側部(48)の複数の穴(104)は、前記マウ スピース(2)の内側部(70)の外周面(82)と対向する関係に配置されて いる請求項13に記載の吸入器。 15.前記縦溝(102)は、前記マウスピース(2)の内側部(70)の回転 軸に平行に整列している請求項14に記載の吸入器。 16.前記縦溝(102)は、前記マウスピース(2)の内側部(70)の回転 軸に対して傾斜している請求項14に記載の吸入器。 17.前記少なくとも1つの空気偏向部材は、前記マウスピース(2)の内側部 (70)の管状部(79)を囲む複数の傾斜ブレード(110)からなる請求項 13に記載の吸入器。 18.前記マウスピース(2)は、少なくとも1つの螺旋状突起(140)が中 に配設された管状部(136)と、前記室(58)の1つの面を形成する半径方 向外方に延びるフランジ(142)とを有し、 前記回転可能部材は、前記室(58)の面を形成する前記フランジ(142)の1 つの面の近傍に回転可能に装着されている請求項1に記載の吸入器。 19.前記フランジ(142)の下面は、前記室(58)の上面を形成している 請求項18に記載の吸入器。 20.前記フランジ(142)は、前記室(58)の入口と対向して配置されて いる請求項19に記載の吸入器。 21.前記回転可能部材は、ディスク(150)からなる請求項18から20の いずれかに記載の吸入器。 22.前記ディスク(150)は、下方に開口する円錐の形状を有する請求項2 1に記載の吸入器。 23.前記ディスク(150)は、少なくとも1つのほぼ中央に配置された穴( 158)を有する請求項21または22に記載の吸入器。 24.前記ディスク(150)の外周面(155)は、前記室(58)の内周面 と摺動可能に嵌合している請求項21から23のいずれかに記載の吸入器。 25.前記ディスク(150)は、その外周面(155)を規定する下方に垂下 する周縁スカート(154)を有する請求項24に記載の吸入器。 26.前記室(58)は、その周縁の周りに間隔を置いて配設された複数の穴( 104)を有し、ユーザが吸入すると当該穴を通して補足空気が引き込まれるよ うにし、 前記ディスク(150)は、少なくとも1つの空気偏向部材を有し、該空気偏 向部材は、前記複数の穴(104)を通して引き込まれた補足空気が作用するよ うにした請求項24または25に記載の吸入器。 27.前記少なくとも1つの空気偏向部材は、前記ディスク(150)の外周面 (155)に設けられた複数の縦溝(156)からなり、 該複数の穴(104)は、前記ディスク(150)の外周面(155)と対向 する関係に配置されている請求項26に記載の吸入器。 28.前記縦溝(156)は、前記ディスク(150)の回転軸に平行に整列し ている請求項27に記載の吸入器。 29.前記縦溝(102)は、前記ディスク(150)の回転軸に対して傾斜し ている請求項27に記載の吸入器。 30.前記少なくとも1つの空気偏向部材は、前記ディスク(150)の面(1 72)に配設されるとともに、前記室(58)の入口から離れるように向けられ た複数のフィン(174)からなる請求項26に記載の吸入器。 31.前記フィン(174)は、ほぽ半径方向に向けられている請求項30に記 載の吸入器。 32.前記室(58)の入口に対向するディスク(150)の面は、起伏面(1 66)を有する請求項21から31の何れかに記載の吸入器。 33.前記起伏面(166)は、整列した凹部(168)からなる請求項32に 記載の吸入器。 34.前記起伏面(166)は、整列した凸部(170)からなる請求項32に 記載の吸入器。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.吸入によって散薬を投与する吸入器において、 複数の面によって形成され、マウスピース(2)を有し、使用時にユーザの吸 入によって空気の流れが引き込まれる流路と、 該流路に1服用分の散薬を与えて空気の流れに浮遊させる投与手段(8)とか らなり、 前記投与手段(18)の下流に、該投与手段(18)の下流側の前記流路の面 に散薬が蓄積するのを抑制する移動可能部材をさらに有することを特徴とする吸 入器。 2.前記流路は、入口と出口を有する室(58)を有する請求項1に記載の吸入 器。 3.前記移動可能部材は、前記室(58)の入口を通って引き込まれる空気の流 れを遮るものであり、当該空気の流れによって少なくとも部分的に移動可能であ る請求項2に記載の吸入器。 4.前記移動可能部材は、回転可能部材であり、該回転可能部材は、前記室(5 8)の中で軸の周りに回転可能であり、前記室(58)の入口と対向して配置さ れ、使用時に移動面を与えて、前記室(58)の入口を通して引き込まれる散薬 を含む空気の流れが当該移動面に向かうようにした請求項3に記載の吸入器。 5.前記回転可能部材は、少なくとも1つの要素を有し、該要素に、ユーザの吸 引により前記室(58)の入口を通して引き込まれる空気の流れが作用して、前 記回転可能部材の回転を引き起こすようにした請求項4に記載の吸入器。 6.前記回転可能部材は、複数の傾斜アーム(64)を有するディスク(62) からなる請求項5に記載の吸入器。 7.前記傾斜アーム(64)は、前記室(58)の入口と出口の間に真っ直ぐな 流路を与えないように形成されている請求項6に記載の吸入器。 8.前記回転可能部材は、少なくとも1つの螺旋状突起(81;116)が中に 配設された管状部(79;114)と、前記室(58)の1つの面を形成する半 径方向外方に延びるフランジ(83;118)とからなる請求項5に記載の吸入 器。 9.前記フランジ(83;118)は、前記室(58)の入口に対向して配置さ れている請求項8に記載の吸入器。 10.前記室(58)の入口に対向するフランジ(83;118)の1つの面は 、起伏面からなる請求項9に記載の吸入器。 11.前記起伏面(92)は、整列した凹部(94)からなる請求項10に記載 の吸入器。 12.前記起伏面(92)は、整列した凸部(94)からなる請求項10に記載 の吸入器。 13.前記マウスピース(2)は、ユーザの唇によって把持される第1の外側部 (48)と、該外側部の中に配置された第2の内側部(70;112)とからな り、 前記回転可能部材は、内側部(70;112)を有し、 前記フランジ(83;118)の下面(86;119)は、前記室(58)の 上面を形成している請求項8から12のいずれかに着四阿の吸入器。 14.前記フランジ(83;118)の外周面(82;129)は、前記マウス ピース(2)の外側部(48)の内周面(85)と摺動可能に嵌合している請求 項13に記載の吸入器。 15.前記フランジ(83;118)は、下方に垂下する周縁スカート(80; 128)を有し、該スカートは当該フランジ(83;118)の外周面(82; 129)を形成している請求項14に記載の吸入器。 16.前記マウスピース(2)の外側部(48)は、中央スピンドル(72)を 有し、該スピンドルの周りにマウスピース(2)の内側部(70)が回転可能に 装着されている請求項13から15のいずれかに記載の吸入器。 17.前記マウスピース(2)の外側部(48)は、環状スリーブ(120)を 有し、該環状スリーブの周りにマウスピース(2)の内側部(112)が回転可 能に装着されている請求項13がら15のいずれかに記載の吸入器。 18.前記マウスピース(2)の外側部(48)は、その周縁の周りに間隔を置 いて配設された複数の穴(104)を有し、ユーザが吸入すると当該穴を通して 補足空気が引き込まれるようにし、 前記マウスピース(2)の内側部(70)は、少なくとも1つの空気偏向部材 を有し、該空気偏向部材は、前記複数の穴(104)を通して引き込まれた補足 空気が作用するようにした請求項13から17のいずれかに記載の吸入器。 19.前記少なくとも1つの空気偏向部材は、マウスピース(2)の内側部(7 0)の外周面(82)に設けられた複数の縦溝(102)からなり、 前記マウスピース(2)の外側部(48)の複数の穴(104)は、前記マウ スピース(2)の内側部(70)の外周面(82)と対向する関係に配置されて いる請求項18に記載の吸入器。 20.前記縦溝(102)は、前記マウスピース(2)の内側部(70)の回転 軸に平行に整列している請求項19に記載の吸入器。 21.前記縦溝(102)は、前記マウスピース(2)の内側部(70)の回転 軸に対して傾斜している請求項19に記載の吸入器。 22.前記少なくとも1つの空気偏向部材は、前記マウスピース(2)の内側部 (70)の管状部(79)を囲む複数の傾斜ブレード(110)からなる請求項 18に記載の吸入器。 23.前記マウスピース(2)は、少なくとも1つの螺旋状突起(140)が中 に配設された管状部(136)と、前記室(58)の1つの面を形成する半径方 向外方に延びるフランジ(142)とを有し、 前記回転可能部材は、前記室(58)の面を形成する前記フランジ(142) の1つの面の近傍に回転可能に装着されている請求項1から5のいずれかに記載 の吸入器。 24.前記フランジ(142)の下面は、前記室(58)の上面を形成している 請求項23に記載の吸入器。 25.前記フランジ(142)は、前記室(58)の入口と対向して配置されて いる請求項24に記載の吸入器。 26.前記回転可能部材は、ディスク(150)からなる請求項23から25の いずれかに記載の吸入器。 27.前記ディスク(150)は、下方に開口する円錐の形状を有する請求項2 6に記載の吸入器。 28.前記ディスク(150)は、少なくとも1つのほぼ中央に配置された穴 (158)を有する請求項26または27に記載の吸入器。 29.前記ディスク(150)の外周面(155)は、前記室(58)の内周面 と摺動可能に嵌合している請求項26から28のいずれかに記載の吸入器。 30.前記ディスク(150)は、その外周面(155)を規定する下方に垂下 する周縁スカート(154)を有する請求項29に記載の吸入器。 31.前記室(58)は、その周縁の周りに間隔を置いて配設された複数の穴( 104)を有し、ユーザが吸入すると当該穴を通して補足空気が引き込まれるよ うにし、 前記ディスク(150)は、少なくとも1つの空気偏向部材を有し、該空気偏 向部材は、前記複数の穴(104)を通して引き込まれた補足空気が作用するよ うにした請求項29または30に記載の吸入器。 32.前記少なくとも1つの空気偏向部材は、前記ディスク(150)の外周面 (155)に設けられた複数の縦溝(156)からなり、 該複数の穴(104)は、前記ディスク(150)の外周面(155)と対向 する関係に配置されている請求項31に記載の吸入器。 33.前記縦溝(156)は、前記ディスク(150)の回転軸に平行に整列し ている請求項32に記載の吸入器。 34.前記縦溝(102)は、前記ディスク(150)の回転軸に対して傾斜し ている請求項32に記載の吸入器。 35.前記少なくとも1つの空気偏向部材は、前記ディスク(150)の面(1 72)に配設されるとともに、前記室(58)の入口から離れるように向けられ た複数のフィン(174)からなる請求項31に記載の吸入器。 36.前記フィン(174)は、ほぽ半径方向に向けられている請求項35に記 載の吸入器。 37.前記室(58)の入口に対向するディスク(150)の面は、起伏面を有 する請求項26から36の何れかに記載の吸入器。 38.前記起伏面は、整列した凹部からなる請求項37に記載の吸入器。 39.前記起伏面は、整列した凸部からなる請求項37に記載の吸入器。
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