JP2001339694A - 画像信号処理装置およびその方法 - Google Patents
画像信号処理装置およびその方法Info
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- JP2001339694A JP2001339694A JP2000158119A JP2000158119A JP2001339694A JP 2001339694 A JP2001339694 A JP 2001339694A JP 2000158119 A JP2000158119 A JP 2000158119A JP 2000158119 A JP2000158119 A JP 2000158119A JP 2001339694 A JP2001339694 A JP 2001339694A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】高速スクロールの画面をIP変換する際に発生
する動き検出の破綻を軽減できる画像信号処理装置およ
びその方法を提供することにある。 【解決手段】IP変換の際のデータのないラインについ
て、補間データを作成するときに行う動き検出を、現フ
ィールドと2フィールド遅延のデータと1フィールド遅
延のデータから補間して作成したデータと前フィールド
の動き検出結果とに基づいて行い、動いている領域は、
1フィールド遅延のデータからフィールド内補間して補
間データを作成し、静止している領域は、現フィールド
のデータからフィールド間補間して補間データを作成
し、フィールド内補間の結果と、フィールド間補間の結
果が、あるしきい値を超える場合は、動き領域とみなし
フィールド内補間を行い、前フィールドの動き検出結果
が静止ならばしきい値を大きくし、動きならばしきい値
を小さくするDSP11を設ける。
する動き検出の破綻を軽減できる画像信号処理装置およ
びその方法を提供することにある。 【解決手段】IP変換の際のデータのないラインについ
て、補間データを作成するときに行う動き検出を、現フ
ィールドと2フィールド遅延のデータと1フィールド遅
延のデータから補間して作成したデータと前フィールド
の動き検出結果とに基づいて行い、動いている領域は、
1フィールド遅延のデータからフィールド内補間して補
間データを作成し、静止している領域は、現フィールド
のデータからフィールド間補間して補間データを作成
し、フィールド内補間の結果と、フィールド間補間の結
果が、あるしきい値を超える場合は、動き領域とみなし
フィールド内補間を行い、前フィールドの動き検出結果
が静止ならばしきい値を大きくし、動きならばしきい値
を小さくするDSP11を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像信号処理装置
に係り、特にインターレース信号をプログレッシブ信号
に変換(IP変換)する画像信号処理装置およびその方
法に関するものである。
に係り、特にインターレース信号をプログレッシブ信号
に変換(IP変換)する画像信号処理装置およびその方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テレビジョンやビデオなど、世間の多く
の画像信号は、インターレースである。これに対し、コ
ンピュータ信号は、プログレッシブであり、たとえば、
コンピュータの画像とテレビの画像を同時に同じコンピ
ュータディスプレイ上に表示するためにはインターレー
ス信号をプログレッシブに変換しなければならない。ま
た、インターレース信号は、その特徴から、画像中に細
い横線があるとちらつきが生じてしまうが、プログレッ
シブ信号では、そのようなことがなく、きれいに表示さ
れるため、最近では、家庭用のテレビ受像機でも内部で
インターレースからプログレッシブへの変換を行い、プ
ログレッシブで表示するようになっているものもある。
の画像信号は、インターレースである。これに対し、コ
ンピュータ信号は、プログレッシブであり、たとえば、
コンピュータの画像とテレビの画像を同時に同じコンピ
ュータディスプレイ上に表示するためにはインターレー
ス信号をプログレッシブに変換しなければならない。ま
た、インターレース信号は、その特徴から、画像中に細
い横線があるとちらつきが生じてしまうが、プログレッ
シブ信号では、そのようなことがなく、きれいに表示さ
れるため、最近では、家庭用のテレビ受像機でも内部で
インターレースからプログレッシブへの変換を行い、プ
ログレッシブで表示するようになっているものもある。
【0003】IP変換について インターレス信号は、図7に示すように、互いにずれた
1ラインおきのラインデータをもつ2つのフィールドで
一枚のフレームを構成する。これに対して、プログレッ
シブ信号は、図8に示すように、最初からすべてのライ
ンデータが存在している(つまっている)。インターレ
ース信号からプログレッシブに変換する場合、インター
レースでは、1ラインおきのデータしか存在しないた
め、データのないラインについて、補間データを作り出
力する。
1ラインおきのラインデータをもつ2つのフィールドで
一枚のフレームを構成する。これに対して、プログレッ
シブ信号は、図8に示すように、最初からすべてのライ
ンデータが存在している(つまっている)。インターレ
ース信号からプログレッシブに変換する場合、インター
レースでは、1ラインおきのデータしか存在しないた
め、データのないラインについて、補間データを作り出
力する。
【0004】この補間データは、いろいろな作り方があ
るが、一般的には、図9に示すように、通常は動き検出
を行い、動領域と静止領域に分け、動領域についてはフ
ィールド内のデータから補間データを作成し、静止領域
については、前フィールドの同じラインのデータをその
まま持ってくるという方法が用いられる。そして、従
来、IP変換を行う際の動き検出処理は、現フィールド
と2フィールド遅延のデータを比較して判断していた。
るが、一般的には、図9に示すように、通常は動き検出
を行い、動領域と静止領域に分け、動領域についてはフ
ィールド内のデータから補間データを作成し、静止領域
については、前フィールドの同じラインのデータをその
まま持ってくるという方法が用いられる。そして、従
来、IP変換を行う際の動き検出処理は、現フィールド
と2フィールド遅延のデータを比較して判断していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うに従来の方法では、IP変換を行う元映像に文字テロ
ップが高速スクロールするような映像があった場合に、
動き検出が破綻し文字テロップのスクロールが、尾を引
いたような感じになってしまっていた。
うに従来の方法では、IP変換を行う元映像に文字テロ
ップが高速スクロールするような映像があった場合に、
動き検出が破綻し文字テロップのスクロールが、尾を引
いたような感じになってしまっていた。
【0006】たとえば、2つの棒が高速にスクロールし
て行く場合、図10に示すようになる。なお、図10の
おいては、便宜的に横向きに図示している。図10
(A)が1フィールド目を、図10(B)が2フィール
ド目を、図10(C)が3フィールド目を、図10
(D)が動き検出の結果を、および図10(E)にIP
変換の結果を示している。ここでは、2フィールド目の
Eラインを補間する。
て行く場合、図10に示すようになる。なお、図10の
おいては、便宜的に横向きに図示している。図10
(A)が1フィールド目を、図10(B)が2フィール
ド目を、図10(C)が3フィールド目を、図10
(D)が動き検出の結果を、および図10(E)にIP
変換の結果を示している。ここでは、2フィールド目の
Eラインを補間する。
【0007】動き検出の結果を示す図10(D)におい
て、*は1フィールド目と3フィールド目の差分絶対値
を示し、+は動領域空間広げを示している。そして、従
来の方法に基づくIP変換の結果では、Oのラインにつ
いては2フィールド目はそのままであり、Eのラインに
ついては、動き領域(*,+)は2フィールド目から補
間し、静止領域( )は3フィールド目をそのまま用い
ている。しかし、この場合、図10(E)に示すよう
に、動き検出の空間広げを拡張しても、完全には回避す
ることができず、エラーとなっている。
て、*は1フィールド目と3フィールド目の差分絶対値
を示し、+は動領域空間広げを示している。そして、従
来の方法に基づくIP変換の結果では、Oのラインにつ
いては2フィールド目はそのままであり、Eのラインに
ついては、動き領域(*,+)は2フィールド目から補
間し、静止領域( )は3フィールド目をそのまま用い
ている。しかし、この場合、図10(E)に示すよう
に、動き検出の空間広げを拡張しても、完全には回避す
ることができず、エラーとなっている。
【0008】また、従来の方法に基づくIP変換の結果
において、横方向も同様に、LAPでIP変換を行って
いるとき、文字テロップが高速にスクロールするような
画面で、エラーが目立つ。
において、横方向も同様に、LAPでIP変換を行って
いるとき、文字テロップが高速にスクロールするような
画面で、エラーが目立つ。
【0009】たとえば、2つの棒が高速にスクロールし
て行く場合、図11に示すようになる。図11(A)が
1フィールド目を、図11(B)が2フィールド目を、
図11(C)が3フィールド目を、図11(D)が動き
検出の結果を、および図11(E)にIP変換の結果を
示している。この場合も、動き検出の結果を示す図11
(D)において、*は1フィールド目と3フィールド目
の差分絶対値を示し、+は動領域空間広げを示してい
る。そして、従来の方法に基づくIP変換の結果では、
動き領域(*,+)は2フィールド目から補間し、静止
領域( )は3フィールド目をそのまま用いている。し
かし、この場合も、図11(E)に示すように、動き検
出の空間広げを拡張しても、完全には回避することがで
きず、エラーとなっている。
て行く場合、図11に示すようになる。図11(A)が
1フィールド目を、図11(B)が2フィールド目を、
図11(C)が3フィールド目を、図11(D)が動き
検出の結果を、および図11(E)にIP変換の結果を
示している。この場合も、動き検出の結果を示す図11
(D)において、*は1フィールド目と3フィールド目
の差分絶対値を示し、+は動領域空間広げを示してい
る。そして、従来の方法に基づくIP変換の結果では、
動き領域(*,+)は2フィールド目から補間し、静止
領域( )は3フィールド目をそのまま用いている。し
かし、この場合も、図11(E)に示すように、動き検
出の空間広げを拡張しても、完全には回避することがで
きず、エラーとなっている。
【0010】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、高速スクロールの画面をIP変
換する際に発生する動き検出の破綻を軽減できる画像信
号処理装置およびその方法を提供することにある。
のであり、その目的は、高速スクロールの画面をIP変
換する際に発生する動き検出の破綻を軽減できる画像信
号処理装置およびその方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、インターレース信号のデータが存在しな
いラインについて、動き検出を行い、インターレース信
号のデータが存在しないラインについて、補間データを
作成し、当該補間データに基づいて画像データをインタ
ーレース信号からプログレッシブ信号に変換する画像信
号処理装置であって、画像データをインターレース信号
からプログレッシブ信号に変換する際の動き検出を、現
フィールドと2フィールド遅延のデータと1フィールド
遅延のデータから補間して作成したデータと前フィール
ドの動き検出結果とに基づいてピクセルごとに行い、動
いている領域は、1フィールド遅延のデータからフィー
ルド内補間して補間データを作成し、静止している領域
は、現フィールドのデータ又は、2フィールド遅延のデ
ータ又は、現フィールドのデータおよび2フィールド遅
延のデータから補間データを作成する処理手段を有す
る。
め、本発明は、インターレース信号のデータが存在しな
いラインについて、動き検出を行い、インターレース信
号のデータが存在しないラインについて、補間データを
作成し、当該補間データに基づいて画像データをインタ
ーレース信号からプログレッシブ信号に変換する画像信
号処理装置であって、画像データをインターレース信号
からプログレッシブ信号に変換する際の動き検出を、現
フィールドと2フィールド遅延のデータと1フィールド
遅延のデータから補間して作成したデータと前フィール
ドの動き検出結果とに基づいてピクセルごとに行い、動
いている領域は、1フィールド遅延のデータからフィー
ルド内補間して補間データを作成し、静止している領域
は、現フィールドのデータ又は、2フィールド遅延のデ
ータ又は、現フィールドのデータおよび2フィールド遅
延のデータから補間データを作成する処理手段を有す
る。
【0012】また、本発明では、上記処理手段は、フィ
ールド内補間の結果と、フィールド間補間の結果が、所
定のしきい値を超える場合は、動き領域とみなしフィー
ルド内補間を行う。
ールド内補間の結果と、フィールド間補間の結果が、所
定のしきい値を超える場合は、動き領域とみなしフィー
ルド内補間を行う。
【0013】また、本発明では、上記処理手段は、前フ
ィールドの動き検出の結果に応じて上記しきい値を自動
的に調整する。
ィールドの動き検出の結果に応じて上記しきい値を自動
的に調整する。
【0014】また、本発明では、上記処理手段は、前フ
ィールドの動き検出結果が静止ならば上記しきい値を大
きくし、動きならばしきい値を小さくする。
ィールドの動き検出結果が静止ならば上記しきい値を大
きくし、動きならばしきい値を小さくする。
【0015】また、本発明では、上記処理手段は、要素
プロセッサを1次元的に多並列にしたSIMD制御プロ
セッサを有する。
プロセッサを1次元的に多並列にしたSIMD制御プロ
セッサを有する。
【0016】また、本発明では、上記要素プロセッサを
1次元的に多並列したSIMD制御プロセッサは、ビッ
ト処理である。
1次元的に多並列したSIMD制御プロセッサは、ビッ
ト処理である。
【0017】また、本発明は、インターレース信号のデ
ータが存在しないラインについて、動き検出を行い、イ
ンターレース信号のデータが存在しないラインについ
て、補間データを作成し、当該補間データに基づいて画
像データをインターレース信号からプログレッシブ信号
に変換する画像信号処理方法であって、画像データをイ
ンターレース信号からプログレッシブ信号に変換する際
の動き検出を、現フィールドと2フィールド遅延のデー
タと1フィールド遅延のデータから補間して作成したデ
ータと前フィールドの動き検出結果とに基づいて行い、
動いている領域は、1フィールド遅延のデータからフィ
ールド内補間して補間データを作成し、静止している領
域は、現フィールドのデータ又は2フィールド遅延のデ
ータ又は現フィールドのデータおよび2フィールド遅延
のデータからフィールド間補間して補間データを作成す
る。
ータが存在しないラインについて、動き検出を行い、イ
ンターレース信号のデータが存在しないラインについ
て、補間データを作成し、当該補間データに基づいて画
像データをインターレース信号からプログレッシブ信号
に変換する画像信号処理方法であって、画像データをイ
ンターレース信号からプログレッシブ信号に変換する際
の動き検出を、現フィールドと2フィールド遅延のデー
タと1フィールド遅延のデータから補間して作成したデ
ータと前フィールドの動き検出結果とに基づいて行い、
動いている領域は、1フィールド遅延のデータからフィ
ールド内補間して補間データを作成し、静止している領
域は、現フィールドのデータ又は2フィールド遅延のデ
ータ又は現フィールドのデータおよび2フィールド遅延
のデータからフィールド間補間して補間データを作成す
る。
【0018】本発明によれば、IP変換する際の動き検
出が、現フィールドと2フィールド遅延のデータと1フ
ィールド遅延のデータから補間して作成したデータと前
フィールドの動き検出結果とに基づいて行われる。そし
て、動いている領域は、1フィールド遅延のデータから
フィールド内補間して補間データが作成される。一方、
静止している領域は、現フィールドのデータからフィー
ルド間補間して補間データが作成される。また、フィー
ルド内補間の結果と、フィールド間補間の結果が、所定
のしきい値を超える場合は、動き領域とみなしフィール
ド内補間が行われる。また、前フィールドの動き検出が
静止ならばしきい値が大きくなるように調整され、動き
ならばしきい値が小さくなるように調整される。これに
より、静止が続いた場合には、しきい値がだんだん高く
なり、ちらつきなくIP変換を行うことができる。
出が、現フィールドと2フィールド遅延のデータと1フ
ィールド遅延のデータから補間して作成したデータと前
フィールドの動き検出結果とに基づいて行われる。そし
て、動いている領域は、1フィールド遅延のデータから
フィールド内補間して補間データが作成される。一方、
静止している領域は、現フィールドのデータからフィー
ルド間補間して補間データが作成される。また、フィー
ルド内補間の結果と、フィールド間補間の結果が、所定
のしきい値を超える場合は、動き領域とみなしフィール
ド内補間が行われる。また、前フィールドの動き検出が
静止ならばしきい値が大きくなるように調整され、動き
ならばしきい値が小さくなるように調整される。これに
より、静止が続いた場合には、しきい値がだんだん高く
なり、ちらつきなくIP変換を行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る画像信号処
理装置の一実施形態を示すブロック図である。
理装置の一実施形態を示すブロック図である。
【0020】この画像信号処理装置10は、図1に示す
ように、処理手段としてのディジタルシグナルプロセッ
サ(DSP)11、および1フィールドディレイを生成
するためのメモリ12,13を主構成要素として有して
いる。
ように、処理手段としてのディジタルシグナルプロセッ
サ(DSP)11、および1フィールドディレイを生成
するためのメモリ12,13を主構成要素として有して
いる。
【0021】DSP11は、図示しない制御系によるパ
ラメータに基づいて、画像ソースによる画像信号をイン
タレース信号からプログレッシブ信号に変換するIP
(インタレース/プログレッシブ)変換を行う。DSP
11は、インターレース信号からプログレッシブ信号に
変換するIP変換の際のデータのないラインについて、
補間データを作成するときに行う動き検出を、現フィー
ルドと2フィールド遅延のデータと1フィールド遅延の
データから補間して作成したデータと前フィールドの動
き検出結果とに基づいて行い、動いている領域は、1フ
ィールド遅延のデータからフィールド内補間して補間デ
ータを作成し、静止している領域は、現フィールドのデ
ータからフィールド間補間して補間データを作成する。
そして、DSP11は、フィールド内補間の結果と、後
述するようにフィールド間補間の結果が、あるしきい値
を超える場合は、動き領域とみなしフィールド内補間を
行う。また、DSP11は、前フィールドの動き検出の
結果に応じてしきい値を調整する。具体的には、前フィ
ールドの動き検出結果が静止ならばしきい値を大きく
し、動きならばしきい値を小さくする。
ラメータに基づいて、画像ソースによる画像信号をイン
タレース信号からプログレッシブ信号に変換するIP
(インタレース/プログレッシブ)変換を行う。DSP
11は、インターレース信号からプログレッシブ信号に
変換するIP変換の際のデータのないラインについて、
補間データを作成するときに行う動き検出を、現フィー
ルドと2フィールド遅延のデータと1フィールド遅延の
データから補間して作成したデータと前フィールドの動
き検出結果とに基づいて行い、動いている領域は、1フ
ィールド遅延のデータからフィールド内補間して補間デ
ータを作成し、静止している領域は、現フィールドのデ
ータからフィールド間補間して補間データを作成する。
そして、DSP11は、フィールド内補間の結果と、後
述するようにフィールド間補間の結果が、あるしきい値
を超える場合は、動き領域とみなしフィールド内補間を
行う。また、DSP11は、前フィールドの動き検出の
結果に応じてしきい値を調整する。具体的には、前フィ
ールドの動き検出結果が静止ならばしきい値を大きく
し、動きならばしきい値を小さくする。
【0022】1フィールド分のディレイを生成するため
のメモリ12(M1)、13(M2)は、DSP11の
画像データの入力段に配置されている。画像データの入
力ラインが、メモリ12の入力端子と、DSP11の第
1入力端子(I1)に接続されている。メモリ12の出
力端子がメモリ13の入力端子とDSP21の第2入力
端子(I2)に接続されている。そして、メモリ13の
出力端子がDSPの第3入力端子(I3)に接続されて
いる。
のメモリ12(M1)、13(M2)は、DSP11の
画像データの入力段に配置されている。画像データの入
力ラインが、メモリ12の入力端子と、DSP11の第
1入力端子(I1)に接続されている。メモリ12の出
力端子がメモリ13の入力端子とDSP21の第2入力
端子(I2)に接続されている。そして、メモリ13の
出力端子がDSPの第3入力端子(I3)に接続されて
いる。
【0023】DSP11は、リニアアレイ(線型配列)
型DSP、たとえば要素プロセッサを1次元的に多並列
にしたSIMD(Single Instruction Stream Multiple
Data stream) 制御方式の並列プロセッサにより構成さ
れる。
型DSP、たとえば要素プロセッサを1次元的に多並列
にしたSIMD(Single Instruction Stream Multiple
Data stream) 制御方式の並列プロセッサにより構成さ
れる。
【0024】以下に、SIMD制御プロセッサの具体的
な構成、およびDSP11におけるIP変換処理の具体
的な処理内容について、図面に関連付けて順を追って説
明する。
な構成、およびDSP11におけるIP変換処理の具体
的な処理内容について、図面に関連付けて順を追って説
明する。
【0025】SIMD制御プロセッサの基本的な構成 以下、SIMD制御プロセッサの構成を、図2に関連付
けて説明する。このSIMD制御プロセッサ100は、
図2に示すように、入力ポインタ(入力スキップレジス
タ)101、入力SAM(シリアルアクセスメモリ)部
(入力レジスタ)102、データメモリ部(ローカルメ
モリ)103、ALU(Arithmetic and
Logic Unit)アレイ部104、出力SAM
部(出力レジスタ)105、出力ポインタ(出力スキッ
プレジスタ)106およびプログラム制御部107によ
り構成されている。
けて説明する。このSIMD制御プロセッサ100は、
図2に示すように、入力ポインタ(入力スキップレジス
タ)101、入力SAM(シリアルアクセスメモリ)部
(入力レジスタ)102、データメモリ部(ローカルメ
モリ)103、ALU(Arithmetic and
Logic Unit)アレイ部104、出力SAM
部(出力レジスタ)105、出力ポインタ(出力スキッ
プレジスタ)106およびプログラム制御部107によ
り構成されている。
【0026】これらの構成部分のうち、入力SAM部1
02、データメモリ部103および出力SAM部105
は、主にメモリから構成される。入力SAM部102、
データメモリ部103、ALUアレイ部104および出
力SAM部105は、リニアアレイ(線形配列)形式に
並列化された複数(原画像の1水平走査期間分の画素数
H以上)の要素プロセッサ110を構成する。要素プロ
セッサ110それぞれ(単一エレメント)は、独立した
プロセッサの構成部分を有しており、図2において斜線
を付して示す部分に対応する。また、複数の要素プロセ
ッサ110は、図2において横方向に並列に配列され、
要素プロセッサ群を構成する。
02、データメモリ部103および出力SAM部105
は、主にメモリから構成される。入力SAM部102、
データメモリ部103、ALUアレイ部104および出
力SAM部105は、リニアアレイ(線形配列)形式に
並列化された複数(原画像の1水平走査期間分の画素数
H以上)の要素プロセッサ110を構成する。要素プロ
セッサ110それぞれ(単一エレメント)は、独立した
プロセッサの構成部分を有しており、図2において斜線
を付して示す部分に対応する。また、複数の要素プロセ
ッサ110は、図2において横方向に並列に配列され、
要素プロセッサ群を構成する。
【0027】入力ポインタ(入力スキップレジスタ)1
01は、1ビットシフトレジスタであり、外部の画像処
理機器(図示せず)等から原画像の1画素分の画素デー
タが入力されるたびに、論理値1(H)の1ビット信号
〔入力ポインタ信号(SIP)〕をシフトすることによ
り、入力された1画素分の画素データを担当する要素プ
ロセッサ110を指定し、指定した要素プロセッサ11
0の入力SAM部102(入力SAMセル)に、対応す
る原画像の画素データを書き込む。
01は、1ビットシフトレジスタであり、外部の画像処
理機器(図示せず)等から原画像の1画素分の画素デー
タが入力されるたびに、論理値1(H)の1ビット信号
〔入力ポインタ信号(SIP)〕をシフトすることによ
り、入力された1画素分の画素データを担当する要素プ
ロセッサ110を指定し、指定した要素プロセッサ11
0の入力SAM部102(入力SAMセル)に、対応す
る原画像の画素データを書き込む。
【0028】つまり、入力ポインタ101は、原画像の
1水平走査期間ごとに、まず、図2の左端の要素プロセ
ッサ110に対する入力ポインタ信号を論理値1とし
て、画素データに同期したクロック信号に応じて入力さ
れる最初の原画像の画素データを、図2に示したSIM
D制御プロセッサ100の左端の要素プロセッサ100
の入力SAM部102に書き込み、さらにその後、クロ
ック信号が1周期分変化するたびに、順次、右隣の要素
プロセッサ110に対する論理値1の入力ポインタ信号
が右方にシフトして、要素プロセッサ110それぞれの
入力SAM部102に、原画像の画像データを1画素分
ずつ書き込んでゆく。
1水平走査期間ごとに、まず、図2の左端の要素プロセ
ッサ110に対する入力ポインタ信号を論理値1とし
て、画素データに同期したクロック信号に応じて入力さ
れる最初の原画像の画素データを、図2に示したSIM
D制御プロセッサ100の左端の要素プロセッサ100
の入力SAM部102に書き込み、さらにその後、クロ
ック信号が1周期分変化するたびに、順次、右隣の要素
プロセッサ110に対する論理値1の入力ポインタ信号
が右方にシフトして、要素プロセッサ110それぞれの
入力SAM部102に、原画像の画像データを1画素分
ずつ書き込んでゆく。
【0029】入力SAM部(入力レジスタ)102は、
上述したように入力ポインタ101から入力される入力
ポインタ信号が論理値1になった場合に、外部の画像処
理機器等から入力端子DINに入力される1画素分の画
素データ(入力データ)を記憶する。つまり、要素プロ
セッサ110の入力SAM部102は、全体として、水
平走査期間ごとに、原画像の1水平走査期間分の画素デ
ータを記憶する。さらに、入力SAM部102は、記憶
した1水平走査期間分の原画像の画素データ(入力デー
タ)を、プログラム制御部107の制御に従って、次の
水平走査帰線期間において、必要に応じてデータメモリ
部103に対して転送する。
上述したように入力ポインタ101から入力される入力
ポインタ信号が論理値1になった場合に、外部の画像処
理機器等から入力端子DINに入力される1画素分の画
素データ(入力データ)を記憶する。つまり、要素プロ
セッサ110の入力SAM部102は、全体として、水
平走査期間ごとに、原画像の1水平走査期間分の画素デ
ータを記憶する。さらに、入力SAM部102は、記憶
した1水平走査期間分の原画像の画素データ(入力デー
タ)を、プログラム制御部107の制御に従って、次の
水平走査帰線期間において、必要に応じてデータメモリ
部103に対して転送する。
【0030】データメモリ部(ローカルメモリ)103
は、プログラム制御部107の制御に従い、入力ポイン
タ101から入力される入力ポインタ信号(SIP)の
論理値に応じて、入力SAM部102に入力された原画
像の画素データ、演算途中のデータ、および、定数デー
タ等を記憶し、ALUアレイ部104に対して出力す
る。
は、プログラム制御部107の制御に従い、入力ポイン
タ101から入力される入力ポインタ信号(SIP)の
論理値に応じて、入力SAM部102に入力された原画
像の画素データ、演算途中のデータ、および、定数デー
タ等を記憶し、ALUアレイ部104に対して出力す
る。
【0031】ALUアレイ部104は、プログラム制御
部107の制御に従って、データメモリ部103から入
力される原画像の画素データ、演算途中のデータ、およ
び、定数データ等に対して算術演算処理および論理演算
処理を行って、データメモリ部103の所定のアドレス
に記憶する。なお、ALUアレイ部104は、原画像の
画素データに対する演算処理を全てビット単位で行い、
1サイクルごとに1ビット分のデータを演算処理する。
部107の制御に従って、データメモリ部103から入
力される原画像の画素データ、演算途中のデータ、およ
び、定数データ等に対して算術演算処理および論理演算
処理を行って、データメモリ部103の所定のアドレス
に記憶する。なお、ALUアレイ部104は、原画像の
画素データに対する演算処理を全てビット単位で行い、
1サイクルごとに1ビット分のデータを演算処理する。
【0032】出力SAM部(出力レジスタ)105は、
プログラム制御部107の制御に従って、1水平走査期
間に割り当てられている処理が終了した場合に、データ
メモリ部103から処理結果の転送を受け記憶する。ま
た、出力SAM部105は、出力ポインタ106から入
力される出力ポインタ信号(SOP)に応じて記憶した
データを外部に出力する。
プログラム制御部107の制御に従って、1水平走査期
間に割り当てられている処理が終了した場合に、データ
メモリ部103から処理結果の転送を受け記憶する。ま
た、出力SAM部105は、出力ポインタ106から入
力される出力ポインタ信号(SOP)に応じて記憶した
データを外部に出力する。
【0033】出力ポインタ(出力スキップレジスタ)1
06は、1ビットシフトレジスタにより構成され、出力
SAM部105に対して出力ポインタ信号(SOP)を
選択的に活性化して、処理結果(出力データ)の出力を
制御する。
06は、1ビットシフトレジスタにより構成され、出力
SAM部105に対して出力ポインタ信号(SOP)を
選択的に活性化して、処理結果(出力データ)の出力を
制御する。
【0034】プログラム制御部107は、プログラムメ
モリ、プログラムメモリに記憶されたプログラムの進行
を制御するシーケンス制御回路、および、入力SAM部
102、データメモリ部103および出力SAM部10
5を構成するメモリ用の「ロウ(ROW)」アドレスコデー
タ(いずれも図示せず)等から構成される。プログラム
制御部107は、これらの構成部分により、単一のプロ
グラムを記憶し、原画像の水平走査期間ごとに、記憶し
た単一のプログラムに基づいて各種制御信号を生成し、
生成した各種制御信号を介して全ての要素プロセッサ1
10を連動して制御することにより画像データに対する
処理を行う。このように、単一のプログラムに基づいて
複数の要素プロセッサを制御することを、SIMD制御
と称する。
モリ、プログラムメモリに記憶されたプログラムの進行
を制御するシーケンス制御回路、および、入力SAM部
102、データメモリ部103および出力SAM部10
5を構成するメモリ用の「ロウ(ROW)」アドレスコデー
タ(いずれも図示せず)等から構成される。プログラム
制御部107は、これらの構成部分により、単一のプロ
グラムを記憶し、原画像の水平走査期間ごとに、記憶し
た単一のプログラムに基づいて各種制御信号を生成し、
生成した各種制御信号を介して全ての要素プロセッサ1
10を連動して制御することにより画像データに対する
処理を行う。このように、単一のプログラムに基づいて
複数の要素プロセッサを制御することを、SIMD制御
と称する。
【0035】各要素プロセッサ(プロセッサエレメン
ト)110は、1ビットプロセッサであり、外部の画像
処理機器や前段の回路から入力される原画像の画素デー
タそれぞれに対して、論理演算処理および算術演算処理
を行い、要素プロセッサ110全体として、FIRディ
ジタルフィルタによる水平方向および垂直方向のフィル
タリング処理等を実現する。なお、プログラム制御部1
07によるSIMD制御は、水平走査期間を周期として
行われるので、各要素プロセッサ110は、最大、水平
走査期間を要素プロセッサ110の命令サイクルの周期
で除算して得られるステップ数のプログラムを、各水平
走査期間ごとに実行し得る。
ト)110は、1ビットプロセッサであり、外部の画像
処理機器や前段の回路から入力される原画像の画素デー
タそれぞれに対して、論理演算処理および算術演算処理
を行い、要素プロセッサ110全体として、FIRディ
ジタルフィルタによる水平方向および垂直方向のフィル
タリング処理等を実現する。なお、プログラム制御部1
07によるSIMD制御は、水平走査期間を周期として
行われるので、各要素プロセッサ110は、最大、水平
走査期間を要素プロセッサ110の命令サイクルの周期
で除算して得られるステップ数のプログラムを、各水平
走査期間ごとに実行し得る。
【0036】また、要素プロセッサ110は、隣接する
要素プロセッサ110と接続されており、必要に応じ
て、隣接する要素プロセッサ110とプロセッサ間通信
を行う機能を有する。つまり、各要素プロセッサ110
は、プログラム制御部107のSIMD制御に従って、
例えば、右隣または左隣の要素プロセッサ110のデー
タメモリ部103等にアクセスして処理を行うことがで
き、また、右隣の要素プロセッサ110へのアクセスを
繰り返すことにより、要素プロセッサ110は直接接続
されていない要素プロセッサ110のデータメモリ部1
03に対してアクセスし、データを読み出すことができ
る。要素プロセッサ110は、隣接プロセッサ間の通信
機能を利用して、水平方向のフィルタリング処理を全体
として実現する。
要素プロセッサ110と接続されており、必要に応じ
て、隣接する要素プロセッサ110とプロセッサ間通信
を行う機能を有する。つまり、各要素プロセッサ110
は、プログラム制御部107のSIMD制御に従って、
例えば、右隣または左隣の要素プロセッサ110のデー
タメモリ部103等にアクセスして処理を行うことがで
き、また、右隣の要素プロセッサ110へのアクセスを
繰り返すことにより、要素プロセッサ110は直接接続
されていない要素プロセッサ110のデータメモリ部1
03に対してアクセスし、データを読み出すことができ
る。要素プロセッサ110は、隣接プロセッサ間の通信
機能を利用して、水平方向のフィルタリング処理を全体
として実現する。
【0037】ここで、たとえば、水平方向に10画素程
度離れた画素データとの間の演算処理が必要になる場合
等、プロセッサ間通信を行うとプログラムステップが非
常に多くなってしまうが、実際のFIRフィルタ処理
は、10画素も離れた画素データ間の演算処理をほとん
ど含まず、連続する画素データに対する演算処理がほと
んどである。従って、プロセッサ間通信を行うFIRフ
ィルタ処理のプログラムステップが増加して非能率にな
るということはほとんどあり得ない。
度離れた画素データとの間の演算処理が必要になる場合
等、プロセッサ間通信を行うとプログラムステップが非
常に多くなってしまうが、実際のFIRフィルタ処理
は、10画素も離れた画素データ間の演算処理をほとん
ど含まず、連続する画素データに対する演算処理がほと
んどである。従って、プロセッサ間通信を行うFIRフ
ィルタ処理のプログラムステップが増加して非能率にな
るということはほとんどあり得ない。
【0038】また、各要素プロセッサ110は、常に水
平走査方向における同一位置の画素データを専門に担当
して処理する。したがって、入力SAM部102から原
画像の画素データ(入力データ)を転送する先のデータ
メモリ部103の書き込みアドレスを水平走査期間の初
期ごとに変更して、過去の水平走査期間の入力データを
保持しておくことができるので、要素プロセッサ110
は、原画像の画素データを垂直方向にもフィルタリング
することができる。
平走査方向における同一位置の画素データを専門に担当
して処理する。したがって、入力SAM部102から原
画像の画素データ(入力データ)を転送する先のデータ
メモリ部103の書き込みアドレスを水平走査期間の初
期ごとに変更して、過去の水平走査期間の入力データを
保持しておくことができるので、要素プロセッサ110
は、原画像の画素データを垂直方向にもフィルタリング
することができる。
【0039】なお、要素プロセッサ110それぞれにお
ける原画像の画素データ(入力データ)を入力SAM部
102に書き込む入力処理(第1の処理)、プログラム
制御部107の制御に従って、入力SAM部102に記
憶された入力データのデータメモリ部103への転送処
理、ALUアレイ部104による演算処理、出力SAM
部105への処理結果(出力データ)の転送処理(第2
の処理)、および、出力SAM部105からの出力デー
タの出力処理(第3の処理)は、処理周期を1水平走査
期間としたパイプライン形式で実行される。したがっ
て、入力データに着目した場合、同一の入力データに対
する第1〜第3の処理それぞれは1水平走査期間分の処
理時間を要するので、これら3つの処理の開始から終了
までには、3水平走査期間分の処理時間が必要とされ
る。しかしながら、これら3つの処理がパイプライン形
式で並行して実行されるので、平均すると、1水平走査
期間分の入力データの処理には、1水平走査期間分の処
理時間しか必要とされない。
ける原画像の画素データ(入力データ)を入力SAM部
102に書き込む入力処理(第1の処理)、プログラム
制御部107の制御に従って、入力SAM部102に記
憶された入力データのデータメモリ部103への転送処
理、ALUアレイ部104による演算処理、出力SAM
部105への処理結果(出力データ)の転送処理(第2
の処理)、および、出力SAM部105からの出力デー
タの出力処理(第3の処理)は、処理周期を1水平走査
期間としたパイプライン形式で実行される。したがっ
て、入力データに着目した場合、同一の入力データに対
する第1〜第3の処理それぞれは1水平走査期間分の処
理時間を要するので、これら3つの処理の開始から終了
までには、3水平走査期間分の処理時間が必要とされ
る。しかしながら、これら3つの処理がパイプライン形
式で並行して実行されるので、平均すると、1水平走査
期間分の入力データの処理には、1水平走査期間分の処
理時間しか必要とされない。
【0040】以下、図2に示した画像処理用のリニアア
レイ型SIMD制御プロセッサの基本的な動作を説明す
る。
レイ型SIMD制御プロセッサの基本的な動作を説明す
る。
【0041】入力ポインタ101では、最初の水平走査
期間(第1の水平走査期間)において、入力された原画
像の画素データに同期したクロックに応じて、各要素プ
ロセッサ110に対する論理値1(H)の入力ポインタ
信号が順次シフトされて、原画像の各画素データを担当
して演算処理する要素プロセッサ110が指定される。
期間(第1の水平走査期間)において、入力された原画
像の画素データに同期したクロックに応じて、各要素プ
ロセッサ110に対する論理値1(H)の入力ポインタ
信号が順次シフトされて、原画像の各画素データを担当
して演算処理する要素プロセッサ110が指定される。
【0042】原画像の画素データは、入力端子DINを
介して入力SAM部102に入力される。入力SAM部
102では、入力ポインタ信号の論理値に応じて、各要
素プロセッサ110に原画像の1画素分の画素データが
記憶される。1水平走査期間に含まれる各画素に対応す
る要素プロセッサ110の全ての入力SAM部102に
おいて、それぞれ原画像の画素データが記憶される。そ
して、全体として1水平走査期間分の画素データが記憶
されると、入力処理(第1の処理)が終了する。
介して入力SAM部102に入力される。入力SAM部
102では、入力ポインタ信号の論理値に応じて、各要
素プロセッサ110に原画像の1画素分の画素データが
記憶される。1水平走査期間に含まれる各画素に対応す
る要素プロセッサ110の全ての入力SAM部102に
おいて、それぞれ原画像の画素データが記憶される。そ
して、全体として1水平走査期間分の画素データが記憶
されると、入力処理(第1の処理)が終了する。
【0043】入力処理(第1の処理)が終了すると、水
平走査期間ごとに、単一のプログラムに従って、各要素
プロセッサ110の入力SAM部102、データメモリ
部103、ALUアレイ部104および出力SAM部1
05がプログラム制御部107によりSIMD制御され
て、原画像の画素データに対する処理が実行される。
平走査期間ごとに、単一のプログラムに従って、各要素
プロセッサ110の入力SAM部102、データメモリ
部103、ALUアレイ部104および出力SAM部1
05がプログラム制御部107によりSIMD制御され
て、原画像の画素データに対する処理が実行される。
【0044】すなわち、次の水平走査帰線期間(第2の
水平走査期間)において、各入力SAM部102では、
第1の水平走査期間において記憶した原画像の各画素デ
ータ(入力データ)がデータメモリ部103に転送され
る。
水平走査期間)において、各入力SAM部102では、
第1の水平走査期間において記憶した原画像の各画素デ
ータ(入力データ)がデータメモリ部103に転送され
る。
【0045】なお、このデータ転送処理は、プログラム
制御部107が、入力SAM読み出し信号(SIR)を
活性化〔論理値1(H)に〕して入力SAM部102の
所定のロウ(ROW)のデータを選択してアクセスを行
い、さらに、メモリアクセス信号(SWA)を活性化し
て、アクセスしたデータをデータメモリ部103の所定
のロウのメモリセル(後述)へ書き込むように入力SA
M部102およびデータメモリ部103を制御すること
により実現される。
制御部107が、入力SAM読み出し信号(SIR)を
活性化〔論理値1(H)に〕して入力SAM部102の
所定のロウ(ROW)のデータを選択してアクセスを行
い、さらに、メモリアクセス信号(SWA)を活性化し
て、アクセスしたデータをデータメモリ部103の所定
のロウのメモリセル(後述)へ書き込むように入力SA
M部102およびデータメモリ部103を制御すること
により実現される。
【0046】次に、水平走査期間にプログラム制御部1
07により、プログラムに基づいて各要素プロセッサ1
10が制御され、データメモリ部103からデータがA
LUアレイ部24に対して出力される。ALUアレイ部
104では、算術演算処理および論理演算処理が行わ
れ、処理結果がデータメモリ部103の所定のアドレス
に書き込まれる。プログラムに応じた算術演算処理およ
び論理演算処理が終了すると、プログラム制御部107
では、データメモリ部103の制御が行われて、処理結
果がさらに次の水平走査帰線期間に出力SAM部105
に転送される(ここまでが第2の処理)。さらに、次の
水平走査期間(第3の水平走査期間)において、出力S
AM部105が制御されて、処理結果(出力データ)が
外部に出力される(第3の処理)。
07により、プログラムに基づいて各要素プロセッサ1
10が制御され、データメモリ部103からデータがA
LUアレイ部24に対して出力される。ALUアレイ部
104では、算術演算処理および論理演算処理が行わ
れ、処理結果がデータメモリ部103の所定のアドレス
に書き込まれる。プログラムに応じた算術演算処理およ
び論理演算処理が終了すると、プログラム制御部107
では、データメモリ部103の制御が行われて、処理結
果がさらに次の水平走査帰線期間に出力SAM部105
に転送される(ここまでが第2の処理)。さらに、次の
水平走査期間(第3の水平走査期間)において、出力S
AM部105が制御されて、処理結果(出力データ)が
外部に出力される(第3の処理)。
【0047】つまり、入力SAM部102に記憶された
1水平走査期間分の入力データは、次の水平走査期間に
おいて、必要に応じてデータメモリ部103に転送さ
れ、記憶されて、その後の水平走査期間における処理に
用いられる。
1水平走査期間分の入力データは、次の水平走査期間に
おいて、必要に応じてデータメモリ部103に転送さ
れ、記憶されて、その後の水平走査期間における処理に
用いられる。
【0048】次に、図2に示すような基本構成を有する
DSP11におけるIP変換の具体的な処理について、
図2〜図6に関連付けて説明する。
DSP11におけるIP変換の具体的な処理について、
図2〜図6に関連付けて説明する。
【0049】図2および図3に示すように、画像ソース
からのインターレース信号は、メモリ12に入力される
とともに、DSP11の第1の入力端子I1に入力され
る(このデータをDI1とする)。また、メモリ12に
格納されたデータは、メモリ13に入力されるととも
に、DSP11の第2の入力端子I2に入力される(こ
のデータをDI2とする)。さらに、メモリ13に格納
されたデータは、DSP11の第3の入力端子I3に入
力される(このデータをDI3とする)。そして、DS
P11のデータメモリ部(図2,103)データDI2
を2ライン分蓄える。これらのデータを、L1、L2と
する(ST101,ST102)。
からのインターレース信号は、メモリ12に入力される
とともに、DSP11の第1の入力端子I1に入力され
る(このデータをDI1とする)。また、メモリ12に
格納されたデータは、メモリ13に入力されるととも
に、DSP11の第2の入力端子I2に入力される(こ
のデータをDI2とする)。さらに、メモリ13に格納
されたデータは、DSP11の第3の入力端子I3に入
力される(このデータをDI3とする)。そして、DS
P11のデータメモリ部(図2,103)データDI2
を2ライン分蓄える。これらのデータを、L1、L2と
する(ST101,ST102)。
【0050】データDI1とデータDI3のデータを比
較し、その差の第1の絶対値を求め(ST103)、第
1の絶対値があらかじめ設定した第1のしきい値(閾値
1)以下の場合、その画素を「静止領域」とみなす。一
方、データDI1とデータDI3のデータを比較し、そ
の差の第1の絶対値を求め(ST103)、第1の絶対
値が設定しきい値より大きい場合、その画素を「動き領
域」とみなす。
較し、その差の第1の絶対値を求め(ST103)、第
1の絶対値があらかじめ設定した第1のしきい値(閾値
1)以下の場合、その画素を「静止領域」とみなす。一
方、データDI1とデータDI3のデータを比較し、そ
の差の第1の絶対値を求め(ST103)、第1の絶対
値が設定しきい値より大きい場合、その画素を「動き領
域」とみなす。
【0051】以上の前フィールドの動き検出の結果が
「静止」ならば、第2のしきい値(閾値2)に、ある定
数を加算し(ST104)、前フィールドの動き検出の
結果が「動き」ならば、この閾値2に、ある定数を減算
する(ST105)。この閾値2が、255を超えた場
合には255にし(ST106〜ST108)、128
より小さくなったときは、128にする(ST109〜
ST111)。ただし、8ビットの場合である。
「静止」ならば、第2のしきい値(閾値2)に、ある定
数を加算し(ST104)、前フィールドの動き検出の
結果が「動き」ならば、この閾値2に、ある定数を減算
する(ST105)。この閾値2が、255を超えた場
合には255にし(ST106〜ST108)、128
より小さくなったときは、128にする(ST109〜
ST111)。ただし、8ビットの場合である。
【0052】そして、データDI1とデータDI3のデ
ータを比較し、閾値1以下の場合には、図4に示すよう
に、L1、L2データの平均値であるフィールド内補間
データR1を作成し(ST112)、データDI1、D
I3データの平均値であるフィールド間補間データR2
を作成し(ST113)、フィールド内補間データR1
とフィールド間補間データR2とを比較し、その差の第
2の絶対値を求める(ST114)。
ータを比較し、閾値1以下の場合には、図4に示すよう
に、L1、L2データの平均値であるフィールド内補間
データR1を作成し(ST112)、データDI1、D
I3データの平均値であるフィールド間補間データR2
を作成し(ST113)、フィールド内補間データR1
とフィールド間補間データR2とを比較し、その差の第
2の絶対値を求める(ST114)。
【0053】第2の絶対値が閾値2より大きい場合、そ
の画素を「動き領域」とみなし、それ以外の場合その画
素を「静止領域」とみなす。そして、動き領域の空間広
げを行う(ST115)。隣り合う画素の動き検出の結
果が、「動き」の場合には、自分の画素の動き検出の結
果を動きとする。
の画素を「動き領域」とみなし、それ以外の場合その画
素を「静止領域」とみなす。そして、動き領域の空間広
げを行う(ST115)。隣り合う画素の動き検出の結
果が、「動き」の場合には、自分の画素の動き検出の結
果を動きとする。
【0054】その結果、「動き領域」とみなされた画素
は、検出結果に従って内部メモリに蓄積したデータL
1、L2から、補間データR1を作成し、補間データR
1、データDI2を出力する(ST116,ST11
7)。一方、「静止領域」とみなされた画素は、データ
DI1、データDI2を出力する(ST118)。
は、検出結果に従って内部メモリに蓄積したデータL
1、L2から、補間データR1を作成し、補間データR
1、データDI2を出力する(ST116,ST11
7)。一方、「静止領域」とみなされた画素は、データ
DI1、データDI2を出力する(ST118)。
【0055】上述したように、本実施形態においては、
フィールド内補間の結果と、フィールド間補間の結果
が、所定のしきい値を超える場合は、動き領域とみなし
フィールド内補間とするようにしている。その結果、図
10(A)〜(D)で示す処理を行った場合、図5
(A)に示すように、エラーが発生しない。同様に、図
11(A)〜(D)で示す処理を行った場合、図5
(B)に示すように、エラーが発生しない。
フィールド内補間の結果と、フィールド間補間の結果
が、所定のしきい値を超える場合は、動き領域とみなし
フィールド内補間とするようにしている。その結果、図
10(A)〜(D)で示す処理を行った場合、図5
(A)に示すように、エラーが発生しない。同様に、図
11(A)〜(D)で示す処理を行った場合、図5
(B)に示すように、エラーが発生しない。
【0056】さらに、上記アルゴリズムにおいて、1O
N/1OFFのある静止画の場合、たとえば図6(A)
〜(C)に示すような静止画で、1フィールド目と3フ
ィールド目の黒塗りの四角(■)が同じ位置で静止して
いるが、2フィールド目の白抜きの四角(□)から補間
して作成した同じ位置に相当する白丸(○)と、黒塗り
の四角(■)のデータの差が設定したしきい値を超えて
いる場合には、本来静止しているにもかかわらず動きと
みなされてしまうので、2フィールド目のフィールド内
で補間されたデータが結果として出力されてしまう。こ
の結果、画像がちらついてみえてしまう。そこで、本実
施形態においては、上述したように、前フィールドの動
き検出の結果によってこのしきい値を自動的に調整す
る。そして、前フィールドの動き検出の結果が静止なら
ば、このしきい値を高くし、動きならば、低くする。こ
の際、しきい値は、ある範囲内から出ないようにする。
これにより、静止が続いた場合には、しきい値がだんだ
ん高くなり、上記のような場合にもちらつきなくIP変
換を行うことができる。
N/1OFFのある静止画の場合、たとえば図6(A)
〜(C)に示すような静止画で、1フィールド目と3フ
ィールド目の黒塗りの四角(■)が同じ位置で静止して
いるが、2フィールド目の白抜きの四角(□)から補間
して作成した同じ位置に相当する白丸(○)と、黒塗り
の四角(■)のデータの差が設定したしきい値を超えて
いる場合には、本来静止しているにもかかわらず動きと
みなされてしまうので、2フィールド目のフィールド内
で補間されたデータが結果として出力されてしまう。こ
の結果、画像がちらついてみえてしまう。そこで、本実
施形態においては、上述したように、前フィールドの動
き検出の結果によってこのしきい値を自動的に調整す
る。そして、前フィールドの動き検出の結果が静止なら
ば、このしきい値を高くし、動きならば、低くする。こ
の際、しきい値は、ある範囲内から出ないようにする。
これにより、静止が続いた場合には、しきい値がだんだ
ん高くなり、上記のような場合にもちらつきなくIP変
換を行うことができる。
【0057】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、インターレース信号からプログレッシブ信号に変換
するIP変換の際のデータのないラインについて、補間
データを作成するときに行う動き検出を、現フィールド
と2フィールド遅延のデータと1フィールド遅延のデー
タから補間して作成したデータと前フィールドの動き検
出結果とに基づいて行い、動いている領域は、1フィー
ルド遅延のデータからフィールド内補間して補間データ
を作成し、静止している領域は、現フィールドのデータ
からフィールド間補間して補間データを作成し、フィー
ルド内補間の結果と、フィールド間補間の結果が、ある
しきい値を超える場合は、動き領域とみなしフィールド
内補間を行い、前フィールドの動き検出結果が静止なら
ばしきい値を大きくし、動きならばしきい値を小さくす
るDSP11を設けたので、高速スクロールの画面をI
P変換する際に発生する動き検出の破綻を軽減でき、精
度高くIP変換を行うことができる。
ば、インターレース信号からプログレッシブ信号に変換
するIP変換の際のデータのないラインについて、補間
データを作成するときに行う動き検出を、現フィールド
と2フィールド遅延のデータと1フィールド遅延のデー
タから補間して作成したデータと前フィールドの動き検
出結果とに基づいて行い、動いている領域は、1フィー
ルド遅延のデータからフィールド内補間して補間データ
を作成し、静止している領域は、現フィールドのデータ
からフィールド間補間して補間データを作成し、フィー
ルド内補間の結果と、フィールド間補間の結果が、ある
しきい値を超える場合は、動き領域とみなしフィールド
内補間を行い、前フィールドの動き検出結果が静止なら
ばしきい値を大きくし、動きならばしきい値を小さくす
るDSP11を設けたので、高速スクロールの画面をI
P変換する際に発生する動き検出の破綻を軽減でき、精
度高くIP変換を行うことができる。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、高速スクロールを伴う
画像に対してIP変換を行っても、動き検出の破綻が少
なく補間でき、精度高くIP変換を行うことができる利
点がある。
画像に対してIP変換を行っても、動き検出の破綻が少
なく補間でき、精度高くIP変換を行うことができる利
点がある。
【図1】本発明に係る画像信号処理装置の一実施形態を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】本発明に係るDSPを構成するSIMD制御プ
ロセッサの基本的な構成を示すブロック図である。
ロセッサの基本的な構成を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る画像信号処理装置の動作を説明す
るためのフローチャートである。
るためのフローチャートである。
【図4】本発明に係る画像信号処理装置の動作を説明す
るためのフローチャートである。
るためのフローチャートである。
【図5】本発明に係る画像信号処理装置において図10
(A)〜(D)および図11(A)〜(D)の処理を行
った場合のIP変換の結果を示す図である。
(A)〜(D)および図11(A)〜(D)の処理を行
った場合のIP変換の結果を示す図である。
【図6】前フィールドの動き検出の結果によってこの閾
値を自動的に調整することによる効果を説明するための
図である。
値を自動的に調整することによる効果を説明するための
図である。
【図7】インターレース信号の説明図である。
【図8】プログレッシブ信号の説明図である。
【図9】IP変換の説明図である。
【図10】従来のIP変換の課題を説明するための図で
ある。
ある。
【図11】従来のIP変換の課題を説明するための図で
ある。
ある。
10…画像信号処理装置、11…DSP、12,13…
メモリ、100…SIMD制御プロセッサ、101…入
力ポインタ(入力スキップレジスタ)、102…入力S
AM部(入力レジスタ)、103…データメモリ部(ロ
ーカルメモリ)、104…ALUアレイ部、105…出
力SAM部(出力レジスタ)、106…出力ポインタ
(出力スキップレジスタ)。
メモリ、100…SIMD制御プロセッサ、101…入
力ポインタ(入力スキップレジスタ)、102…入力S
AM部(入力レジスタ)、103…データメモリ部(ロ
ーカルメモリ)、104…ALUアレイ部、105…出
力SAM部(出力レジスタ)、106…出力ポインタ
(出力スキップレジスタ)。
Claims (16)
- 【請求項1】 インターレース信号のデータが存在しな
いラインについて、動き検出を行い、インターレース信
号のデータが存在しないラインについて補間データを作
成し、当該補間データに基づいて画像データをインター
レース信号からプログレッシブ信号に変換する画像信号
処理装置であって、 画像データをインターレース信号からプログレッシブ信
号に変換する際の動き検出を、現フィールドと2フィー
ルド遅延のデータと1フィールド遅延のデータから補間
して作成したデータと前フィールドの動き検出結果とに
基づいてピクセルごとに行い、動いている領域は、1フ
ィールド遅延のデータからフィールド内補間して補間デ
ータを作成し、静止している領域は、現フィールドのデ
ータ又は、2フィールド遅延のデータ又は、現フィール
ドのデータおよび2フィールド遅延のデータから補間デ
ータを作成する処理手段を有する画像信号処理装置。 - 【請求項2】 上記処理手段は、フィールド内補間の結
果と、フィールド間補間の結果が、所定のしきい値を超
える場合は、動き領域とみなしフィールド内補間を行う
請求項1記載の画像信号処理装置。 - 【請求項3】 上記処理手段は、前フィールドの動き検
出の結果に応じて上記しきい値を自動的に調整する請求
項2記載の画像信号処理装置。 - 【請求項4】 上記処理手段は、前フィールドの動き検
出結果が静止ならば上記しきい値を大きくし、動きなら
ばしきい値を小さくする請求項3記載の画像信号処理装
置。 - 【請求項5】 上記処理手段は、要素プロセッサを1次
元的に多並列にしたSIMD制御プロセッサを有する請
求項1記載の画像信号処理装置。 - 【請求項6】 上記処理手段は、要素プロセッサを1次
元的に多並列にしたSIMD制御プロセッサを有する請
求項2記載の画像信号処理装置。 - 【請求項7】 上記処理手段は、要素プロセッサを1次
元的に多並列にしたSIMD制御プロセッサを有する請
求項3記載の画像信号処理装置。 - 【請求項8】 上記処理手段は、要素プロセッサを1次
元的に多並列にしたSIMD制御プロセッサを有する請
求項4記載の画像信号処理装置。 - 【請求項9】 上記要素プロセッサを1次元的に多並列
したSIMD制御プロセッサは、ビット処理である請求
項5記載の画像信号処理装置。 - 【請求項10】 上記要素プロセッサを1次元的に多並
列したSIMD制御プロセッサは、ビット処理である請
求項6記載の画像信号処理装置。 - 【請求項11】 上記要素プロセッサを1次元的に多並
列したSIMD制御プロセッサは、ビット処理である請
求項7記載の画像信号処理装置。 - 【請求項12】 上記要素プロセッサを1次元的に多並
列したSIMD制御プロセッサは、ビット処理である請
求項8記載の画像信号処理装置。 - 【請求項13】 インターレース信号のデータが存在し
ないラインについて、動き検出を行い、インターレース
信号のデータが存在しないラインについて補間データを
作成し、当該補間データに基づいて画像データをインタ
ーレース信号からプログレッシブ信号に変換する画像信
号処理方法であって、 画像データをインターレース信号からプログレッシブ信
号に変換する際の動き検出を、現フィールドと2フィー
ルド遅延のデータと1フィールド遅延のデータから補間
して作成したデータと前フィールドの動き検出結果とに
基づいて行い、動いている領域は、1フィールド遅延の
データからフィールド内補間して補間データを作成し、
静止している領域は、現フィールドのデータ又は、2フ
ィールド遅延のデータ又は、現フィールドのデータおよ
び2フィールド遅延のデータからフィールド間補間して
補間データを作成する画像信号処理方法。 - 【請求項14】 フィールド内補間の結果と、フィール
ド間補間の結果が、所定のしきい値を超える場合は、動
き領域とみなしフィールド内補間を行う請求項13記載
の画像信号処理方法。 - 【請求項15】 前フィールドの動き検出の結果に応じ
て上記しきい値を調整する請求項14記載の画像信号処
理方法。 - 【請求項16】 前フィールドの動き検出結果が静止な
らば上記しきい値を大きくし、動きならばしきい値を小
さくする請求項15記載の画像信号処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000158119A JP2001339694A (ja) | 2000-05-29 | 2000-05-29 | 画像信号処理装置およびその方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000158119A JP2001339694A (ja) | 2000-05-29 | 2000-05-29 | 画像信号処理装置およびその方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001339694A true JP2001339694A (ja) | 2001-12-07 |
Family
ID=18662639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000158119A Pending JP2001339694A (ja) | 2000-05-29 | 2000-05-29 | 画像信号処理装置およびその方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001339694A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004215266A (ja) * | 2002-12-26 | 2004-07-29 | Samsung Electronics Co Ltd | 映像の再現品質の向上装置及びその方法 |
WO2005015908A1 (ja) * | 2003-08-06 | 2005-02-17 | Sony Corporation | 画像処理装置および画像処理方法 |
US7688386B2 (en) | 2007-12-26 | 2010-03-30 | Kabushiki Kaisha Toshiba | De-interlacing apparatus, de-interlacing method, and video display apparatus |
-
2000
- 2000-05-29 JP JP2000158119A patent/JP2001339694A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004215266A (ja) * | 2002-12-26 | 2004-07-29 | Samsung Electronics Co Ltd | 映像の再現品質の向上装置及びその方法 |
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