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JP2001334643A - 2種類の検査用パターンを使用して行う印刷時の記録位置ずれの調整値の決定 - Google Patents

2種類の検査用パターンを使用して行う印刷時の記録位置ずれの調整値の決定

Info

Publication number
JP2001334643A
JP2001334643A JP2000157666A JP2000157666A JP2001334643A JP 2001334643 A JP2001334643 A JP 2001334643A JP 2000157666 A JP2000157666 A JP 2000157666A JP 2000157666 A JP2000157666 A JP 2000157666A JP 2001334643 A JP2001334643 A JP 2001334643A
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JP
Japan
Prior art keywords
adjustment value
printing
adjustment
pattern
main scanning
Prior art date
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Application number
JP2000157666A
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English (en)
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JP3654141B2 (ja
JP2001334643A5 (ja
Inventor
Koichi Otsuki
幸一 大槻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
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Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to DE60122276T priority patent/DE60122276T2/de
Priority to AT01932280T priority patent/ATE336376T1/de
Priority to EP01932280A priority patent/EP1221371B8/en
Priority to US10/048,287 priority patent/US6700593B2/en
Priority to PCT/JP2001/004425 priority patent/WO2001092015A1/ja
Publication of JP2001334643A publication Critical patent/JP2001334643A/ja
Priority to US10/753,771 priority patent/US6886904B2/en
Publication of JP2001334643A5 publication Critical patent/JP2001334643A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3654141B2 publication Critical patent/JP3654141B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/21Ink jet for multi-colour printing
    • B41J2/2132Print quality control characterised by dot disposition, e.g. for reducing white stripes or banding
    • B41J2/2135Alignment of dots
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J19/00Character- or line-spacing mechanisms
    • B41J19/14Character- or line-spacing mechanisms with means for effecting line or character spacing in either direction
    • B41J19/142Character- or line-spacing mechanisms with means for effecting line or character spacing in either direction with a reciprocating print head printing in both directions across the paper width
    • B41J19/145Dot misalignment correction
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/38Drives, motors, controls or automatic cut-off devices for the entire printing mechanism
    • B41J29/393Devices for controlling or analysing the entire machine ; Controlling or analysing mechanical parameters involving printing of test patterns

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノズルからインク滴を吐出させて印刷媒体上
にドットを形成する印刷を行う際の、主走査方向の記録
位置のずれを調整するための調整値の設定を効率的に行
う。 【解決手段】 本発明では、互いに異なる色のインク滴
をそれぞれ吐出する複数の単一色ノズル群を備えた印刷
装置を用いて、主走査を行いつつ印刷媒体上にドットを
形成して印刷を行う際の、主走査方向のドット形成位置
ずれを減少させるための調整値を定める。その際、第1
の位置ずれ検査用パターンを使用して、複数の第1の調
整候補値の中から第1の調整値を定める。また、第1の
位置ずれ検査用パターンとは異なる第2の位置ずれ検査
用パターンを使用して、第1の調整値近傍において選択
された複数の第2の調整候補値の中から第2の調整値を
定める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主走査を行いつ
つ印刷媒体上にドットを形成することによって画像を印
刷する技術に関し、特に、主走査方向のドットの記録位
置ずれを補正するための調整値を定める技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの出力装置として、
数色のインクをヘッドから吐出するタイプのカラープリ
ンタが広く普及している。このようなカラープリンタの
中には、主走査を行いつつノズルからインク滴を吐出さ
せて、印刷媒体上にドットを形成することによって画像
を印刷するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ノズルからインク滴を
吐出させて、印刷媒体上にドットを形成する印刷では、
主走査方向の駆動機構のバックラッシュや、印刷媒体を
下で支えているプラテンの反り等に起因して、ドットの
記録位置がずれてしまうことがある。このような位置ず
れを解決する技術としては、例えば本出願人により開示
された特開平5−69625号公報に記載されたものが
知られている。この従来技術では、主走査方向における
ドット形成位置ずれを打ち消すための調整値を予め登録
しておき、この調整値に基づいて往路と復路における記
録位置を補正している。
【0004】また、カラープリンタの中には、印刷速度
の向上のために、主走査の往路と復路の両方でインク滴
の吐出を行う、いわゆる「双方向印刷」を行う機能を有
するものがある。上記のような補正方法は、そのような
双方向印刷における往路と復路のドット形成位置ずれを
解消するために使用することができる。一方、主走査の
一方においてのみインク滴の吐出を行う、いわゆる「単
方向印刷」においても、上記補正方法は、複数のノズル
の間のドット形成位置ずれを解消するために使用するこ
とができる。
【0005】しかし、従来の補正方法においては、ドッ
ト形成位置ずれによる印刷画像のざらつき感をなくすこ
とができるような適切な設定をすることが困難であっ
た。
【0006】この発明は、従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり、ノズルからイン
ク滴を吐出させて、印刷媒体上にドットを形成する印刷
を行う際の、主走査方向の記録位置のずれを調整するた
めの調整値の設定を効率的に行うことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明で
は、互いに異なる色のインク滴をそれぞれ吐出する複数
の単一色ノズル群を備えた印刷装置を用いて、複数の単
一色ノズル群と印刷媒体との少なくとも一方を移動させ
る主走査を行いつつ、印刷媒体上にインク滴を着弾させ
てドットを形成することにより印刷を行う際の、主走査
方向のドット形成位置ずれを減少させるための調整値を
定める。その際、第1の位置ずれ検査用パターンを使用
して、複数の第1の調整候補値の中から第1の調整値を
定める。また、第1の位置ずれ検査用パターンとは異な
る第2の位置ずれ検査用パターンを使用して、第1の調
整値近傍において選択された複数の第2の調整候補値の
中から第2の調整値を定める。このような態様とすれ
ば、実際の印刷結果に基づいて、第1の調整値および第
2の調整値を定めることができる。また、異なった位置
ずれ検査用パターンに基づいて、異なった特質を反映さ
せて調整値を定めることができる。
【0008】なお、第2の調整値を定める際には、複数
の第1の調整候補値の差分より小さい差分を有する複数
の第2の調整候補値の中から第2の調整値を定めること
が好ましい。このような態様とすれば、大量の調整候補
値について検討することなく、細かい単位で第2の調整
値を設定することができる。
【0009】また、第1の調整値を定める際には、複数
の第1の調整候補値にそれぞれ対応する複数の第1のサ
ブパターンを含む第1の位置ずれ検査用パターンを、1
以上の単一色ノズル群を使用して印刷媒体上に形成し
て、第1の位置ずれ検査用パターンの中から選択された
好ましい補正状態を示す補正情報に従って第1の調整値
を定めることが好ましい。そして、第2の調整値を定め
る際には、複数の第2の調整候補値にそれぞれ対応する
複数の第2のサブパターンを含む第2の位置ずれ検査用
パターンを、2以上の単一色ノズル群を使用して印刷媒
体上に形成して、第2の位置ずれ検査用パターンの中か
ら選択された好ましい補正状態を示す補正情報に従って
第2の調整値を定めることが好ましい。このようにすれ
ば、2以上のインク色に関する評価に基づいて、第2の
調整値を定めることができる。
【0010】なお、第1の位置ずれ検査用パターンを形
成する際には、次のようにすることが好ましい。すなわ
ち、第1のサブパターンに含まれ、主走査方向と交わる
方向を有する第1の罫線を印刷する。また、第1のサブ
パターンに含まれ、第1の罫線と対応し、主走査方向と
交わる方向を有する第2の罫線を印刷する。このように
すれば、第1の罫線と第2の罫線との相対位置関係に基
づいて、適切な第1の調整値を定めることができる。
【0011】調整値が、主走査を双方向に行いつつ、印
刷媒体上にインク滴を着弾させてドットを形成すること
により印刷を行う際の、主走査方向のドット形成位置ず
れを減少させるための調整値である場合には、次のよう
にすることが好ましい。すなわち、第1の罫線を印刷す
る際には、主走査の往路において印刷する。そして、第
2の罫線を印刷する際には、主走査の復路において印刷
する。このような態様とすれば、往路のドット形成位置
を反映する第1の罫線と、復路のドット形成位置を反映
する第2の罫線と、の相対位置関係に基づいて、双方向
印刷におけるドット形成位置ずれを減少させるのに好適
な第1の調整値を定めることができる。
【0012】また、第1の罫線を印刷する際には、所定
の単一色ノズル群を使用して印刷し、第2の罫線を印刷
する際には、第1の罫線を印刷する際に使用された単一
色ノズル群とは異なる単一色ノズル群を使用して、印刷
することが好ましい。このようにすれば、異なる単一色
ノズル群同士のドット形成位置ずれを減少させるのに好
適な第1の調整値を定めることができる。
【0013】なお、第2の位置ずれ検査用パターンを形
成する際には、一様な濃度のカラーパッチを第2のサブ
パターンとして形成することが好ましい。このようにす
れば、一様な濃度の印刷を行おうとする際にもっとも印
刷結果の画質がよくなる第2の調整値を、選択すること
ができる。
【0014】調整値が、主走査を双方向に行いつつ、印
刷媒体上にインク滴を着弾させてドットを形成すること
により印刷を行う際の、主走査方向のドット形成位置ず
れを減少させるための調整値である場合には、次のよう
にすることが好ましい。すなわち、カラーパッチを形成
する際には、主走査の往路と復路とにおいて形成する。
このようにすれば、主走査の往路と復路とのドット形成
位置ずれの特質を反映した第2のサブパターンに基づい
て、第2の調整値を定めることができる。
【0015】印刷装置が、複数の単一色ノズル群と印刷
媒体との少なくとも一方を主走査方向と交わる方向に移
動させる副走査を、主走査の合間に行いつつ、印刷を行
う印刷装置である場合には、第2のサブパターンを形成
する際に、画像の印刷を行う際に主走査の合間に行う副
走査送り量の繰り返しパターンと等しいパターンで、主
走査の合間に副走査を行いつつ、カラーパッチを形成す
ることが好ましい。このようにすれば、実際の印刷の際
の印刷結果と同様の性質が表れたカラーパッチに基づい
て、第2の調整値を選択することができる。
【0016】複数の単一色ノズル群が、それぞれ単一の
有彩色インクを吐出する複数の単一有彩色ノズル群を含
む場合には、第2のサブパターンとして形成する際に、
2以上の単一有彩色ノズル群を使用して形成することが
好ましい。このようにすれば、複数の有彩色インクを使
用して印刷媒体上に形成する色について、もっとも画質
がよなる第2の調整値を選択することができる。
【0017】複数の単一色ノズル群が、さらに、それぞ
れ単一の無彩色インクを吐出する単一無彩色ノズル群を
含む場合には、次のようにすることが好ましい。すなわ
ち、第1の位置ずれ検査用パターンを形成する際に、複
数の単一無彩色ノズル群を使用して第1の位置ずれ検査
用パターンを形成する。そして、単一無彩色ノズル群の
みを使用する第1の印刷モードにおいて使用する調整値
として、第1の調整値を記憶する。また、少なくとも一
つの単一有彩色ノズル群を使用する第2の印刷モードに
おいて使用する調整値として、第2の調整値を記憶す
る。このような態様とすれば、第1の印刷モードにおい
ては、単一無彩色ノズル群について最適化された第1の
調整値に基づいて、ドット形成位置ずれの調整を行うこ
とができ、第2の印刷モードにおいては、単一有彩色ノ
ズル群に基づいて選択された第2の調整値に基づいて、
ドット形成位置ずれの調整を行うことができる。
【0018】一方、次のような態様とすることもでき
る。すなわち、第1の調整値を定める際には、主走査方
向と交わる方向を有する第1の罫線と、第1の罫線と対
応し主走査方向と交わる方向を有する第2の罫線と、を
それぞれ有し、第1の調整候補値にそれぞれ対応する複
数の第1のサブパターンを含む、第1の位置ずれ検査用
パターンを、印刷媒体上に形成する。そして、第1の位
置ずれ検査用パターンの中から選択された好ましい補正
状態を示す補正情報に従って第1の調整値を定める。ま
た、第2の調整値を定める際には、一様な濃度のカラー
パッチであり、第2の調整候補値にそれぞれ対応する複
数の第2のサブパターンを含む、第2の位置ずれ検査用
パターンを、印刷媒体上に形成する。そして、第2の位
置ずれ検査用パターンの中から選択された好ましい補正
状態を示す補正情報に従って第2の調整値を定める。
【0019】なお、第2の位置ずれ検査用パターンを形
成する際には、複数の第1の調整候補値の差分と等しい
差分を有する複数の第2の調整候補値に対応する、複数
の第2のサブパターンを形成することが好ましい。この
ような態様とすれば、等しい精度で第1の調整値と第2
の調整値とを定めることができる。
【0020】また、複数の単一色ノズル群が、それぞれ
単一の無彩色インクを吐出する単一無彩色ノズル群と、
それぞれ単一の有彩色インクを吐出する複数の単一有彩
色ノズル群と、を含む場合には、以下のようにすること
が好ましい。すなわち、第1の位置ずれ検査用パターン
を形成する際には、単一無彩色ノズル群を使用して形成
する。そして、第2のサブパターンを形成する際には、
2以上の単一有彩色ノズル群を使用して第2のサブパタ
ーンを形成する。そして、単一無彩色ノズル群のみを使
用する第1の印刷モードにおいて使用する調整値とし
て、第1の調整値を記憶する。また、少なくとも一つの
単一有彩色ノズル群を使用する第2の印刷モードにおい
て使用する調整値として、第2の調整値を記憶する。
【0021】このような態様とすれば、第1の印刷モー
ドにおいては、単一無彩色ノズル群について最適化され
た第1の調整値に基づいて、ドット形成位置ずれの調整
を行うことができ、第2の印刷モードにおいては、単一
有彩色ノズル群に基づいて選択された第2の調整値に基
づいて、ドット形成位置ずれの調整を行うことができ
る。そして、第1の印刷モードと第2の印刷モードにお
いて、等しい精度でドット形成位置ずれの調整を行うこ
とができる。
【0022】なお、本発明は、以下に示すような種々の
態様で実現することが可能である。 (1)調整値決定方法、印刷方法、印刷制御方法。 (2)印刷装置、印刷制御装置。 (3)上記の装置や方法を実現するためのコンピュータ
プログラム。 (4)上記の装置や方法を実現するためのコンピュータ
プログラムを記録した記録媒体。 (5)上記の装置や方法を実現するためのコンピュータ
プログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて以下の順序で説明する。 A.装置の構成: B.ノズル列間の記録位置ずれの発生: C.第1実施例: D.第2実施例: E.変形例
【0024】A.装置の構成:図1は、本発明の実施例
としてのインクジェットプリンタ20を備えた印刷シス
テムの概略構成図である。このプリンタ20は、紙送り
モータ22によって印刷用紙Pを副走査方向に搬送する
副走査送り機構と、キャリッジモータ24によってキャ
リッジ30をプラテン26の軸方向(主走査方向)に往
復動させる主走査送り機構と、キャリッジ30に搭載さ
れた印刷ヘッドユニット60(「印刷ヘッド集合体」と
も呼ぶ)を駆動してインクの吐出およびドット形成を制
御するヘッド駆動機構と、これらの紙送りモータ22,
キャリッジモータ24,印刷ヘッドユニット60および
操作パネル32との信号のやり取りを司る制御回路40
とを備えている。制御回路40は、コネクタ56を介し
てコンピュータ88に接続されている。
【0025】印刷用紙Pを搬送する副走査送り機構は、
紙送りモータ22の回転をプラテン26と用紙搬送ロー
ラ(図示せず)とに伝達するギヤトレインを備える(図
示せず)。また、キャリッジ30を往復動させる主走査
送り機構は、プラテン26の軸と並行に架設されキャリ
ッジ30を摺動可能に保持する摺動軸34と、キャリッ
ジモータ24との間に無端の駆動ベルト36を張設する
プーリ38と、キャリッジ30の原点位置を検出する位
置センサ39とを備えている。
【0026】図2は、制御回路40を中心としたプリン
タ20の構成を示すブロック図である。制御回路40
は、CPU41と、プログラマブルROM(PROM)
43と、RAM44と、文字のドットマトリクスを記憶
したキャラクタジェネレータ(CG)45とを備えた算
術論理演算回路として構成されている。この制御回路4
0は、さらに、外部のモータ等とのインタフェースを専
用に行なうI/F専用回路50と、このI/F専用回路
50に接続され印刷ヘッドユニット60を駆動してイン
クを吐出させるヘッド駆動回路52と、紙送りモータ2
2およびキャリッジモータ24を駆動するモータ駆動回
路54と、を備えている。I/F専用回路50は、パラ
レルインタフェース回路を内蔵しており、コネクタ56
を介してコンピュータ88から供給される印刷信号PS
を受け取ることができる。
【0027】印刷ヘッド28は、各色毎に一列に設けら
れた複数のノズルnと、各ノズルnに設けられたピエゾ
素子PEを動作させるアクチュエータ回路90と、を有
している。アクチュエータ回路90は、ヘッド駆動回路
52(図2参照)の一部であり、ヘッド駆動回路52内
の図示しない駆動信号生成回路から与えられた駆動信号
をオン/オフ制御する。すなわち、アクチュエータ回路
90は、コンピュータ88から供給された印刷信号PS
に従って、各ノズルに関してオン(インクを吐出する)
またはオフ(インクを吐出しない)を示すデータをラッ
チし、オンのノズルについてのみ、駆動信号をピエゾ素
子PEに印加する。
【0028】図3は、印刷ヘッド28に設けられた複数
列のノズルと複数のアクチュエータチップとの対応関係
を示す説明図である。このプリンタ20は、ブラック
(K)、濃シアン(C)、淡シアン(LC)、濃マゼン
タ(M)、淡マゼンタ(LC)、イエロー(Y)の6色
のインクを用いて印刷を行う印刷装置であり、各インク
用のノズル列をそれぞれ備えている。なお、濃シアンと
淡シアンとは、ほぼ同じ色相を有し、濃度が異なるシア
ンインクである。濃マゼンタインクと淡マゼンタインク
も同様である。これらの各ノズル列が、特許請求の範囲
にいう「単一色ノズル群」に相当する。そして、ブラッ
クノズル列(K)が、特許請求の範囲にいう「単一無彩
色ノズル群」に相当し、他のノズル列が「単一有彩色ノ
ズル群」に相当する。
【0029】アクチュエータ回路90には、ブラックノ
ズル列Kと濃シアンノズル列Cを駆動する第1のアクチ
ュエータチップ91と、淡シアンノズル列LCと濃マゼ
ンタノズル列Mを駆動する第2のアクチュエータチップ
92と、淡マゼンタノズル列LMとイエローノズル列Y
を駆動する第3のアクチュエータチップ93とが設けら
れている。
【0030】B.ノズル列間の記録位置ずれの発生:後
述する第1実施例では、双方向印刷時の記録位置ずれを
調整する。そこで、第1実施例を説明する前に、以下で
はまず、双方向印刷時の記録位置ずれの発生について説
明する。
【0031】図4は、双方向印刷時の位置ずれを示す説
明図である。図4(a)は、往路の印刷時のドットの着
弾位置を示す説明図であり、図4(b)は、往路の印刷
時のドットの着弾位置を示す説明図である。ノズルn
は、印刷用紙Pの上方において双方向に水平に移動して
おり、往路と復路においてそれぞれインクを吐出するこ
とによって印刷用紙P上にドットを形成する。インク
は、鉛直下方に向けて吐出速度Vkで吐出されるものと
仮定している。各インクの合成速度ベクトルCVkは、
下方への吐出速度ベクトルと、ノズルnの主走査速度ベ
クトルVsとを合成したものとなる。したがって、主走
査の往路と復路において、印刷用紙Pと印刷ヘッド28
とが同じ位置関係にあるときにインク滴を吐出したので
は、インク滴の印刷媒体上への着弾位置がずれてしま
う。したがって、インク滴の印刷媒体上への着弾位置が
一致するように、主走査の往路と復路でインク滴の吐出
タイミングを調整する必要がある。
【0032】図4においては、往路と復路とで、インク
滴吐出時のノズルの位置に対してドット形成位置ずれが
ほぼ対称となっている。しかし、主走査方向の駆動機構
のバックラッシュや、印刷媒体を下で支えているプラテ
ンの反りなど、往路と復路とでずれが対称とはならない
ような要素も存在する。そのような要素に起因するドッ
ト形成位置ずれを吸収するためにも、主走査の往路と復
路でインク滴の吐出タイミングを調整する必要ことが好
ましい。
【0033】C.第1実施例:図5は、本発明の第1実
施例における処理の全体を示すフローチャートである。
ステップS1では、第1の位置ずれ検査用パターンを形
成する。そして、ステップS2では、第1の位置ずれ検
査用パターンに基づいて作業者が粗調整値を決定し、そ
の情報をプリンタ20に入力する。ステップS3では粗
調整値に基づいて、第2の位置ずれ検査用パターンを形
成する。その後、ステップS4で、第2の位置ずれ検査
用パターンに基づいて作業者が微調整値を決定し、その
情報をプリンタ20に入力する。以下で、各ステップに
ついて詳細に説明する。なお、粗調整値が特許請求の範
囲にいう「第1の調整値」に相当し、微調整値が特許請
求の範囲にいう「第2の調整値」に相当する。
【0034】図6は、粗調整値決定用の第1の位置ずれ
検査用パターンの一例を示す説明図である。ステップS
1では、プリンタ20を用いて粗調整値決定用の第1の
位置ずれ検査用パターンを印刷する。この第1の位置ず
れ検査用パターンは、ブラックノズル列K(図3参照)
を用いて往路と復路でそれぞれ印刷された複数の縦罫線
で構成されている。往路では一定の間隔で縦罫線T11
を記録しているが、復路では、縦罫線T12の主走査方
向の位置を1/1440インチ単位で順次ずらしてい
る。この結果、印刷用紙P上には、往路の縦罫線T11
と復路の縦罫線T12との相対位置が1/1440イン
チずつずれていくような複数組の縦罫線対T1が印刷さ
れる。この縦罫線対T1が特許請求の範囲にいう「第1
のサブパターン」である。そして、往路の縦罫線T11
が「第1の罫線」であり、復路の縦罫線T12が「第2
の罫線」である。また、各縦罫線対のずらし量が「第1
の調整候補値」に相当する。複数組の縦罫線対T1の下
には、ズレ調整番号の数字が印刷される。ズレ調整番号
は、好ましい補正状態を示す補正情報としての機能を有
する。ここで、「好ましい補正状態」とは、往路または
復路における記録位置(または記録タイミング)を適切
な粗調整値で補正したときに、往路と復路でそれぞれ形
成されたドットの主走査方向の位置がほぼ一致するよう
な状態を言う。なお、図6の例では、ズレ調整番号が4
である縦罫線対が、好ましい補正状態を示している。こ
れらの第1の位置ずれ検査用パターンは、コンピュータ
88から送られてくるデータに基づいて、CPU41が
各部を制御して印刷する。すなわち、CPU41が特許
請求の範囲にいう「第1のパターン形成部」に相当す
る。
【0035】ユーザは、ステップS2において、この第
1の位置ずれ検査用パターンを観察して、最もずれの少
ない縦罫線対を選択し、そのズレ調整番号をコンピュー
タ88(図2参照)のプリンタドライバのユーザインタ
フェイス画面(図示せず)に入力する。このズレ調整番
号は、プリンタ20内のPROM43に格納される。こ
のPROM43に格納されたズレ調整番号に対応するず
らし量が、特許請求の範囲にいう「第1の調整値」であ
る。そして、コンピュータ88の入力装置(キーボー
ド、マウス、マイクなど)が、特許請求の範囲にいう
「入力部」に相当し、PROM43の後述する調整番号
格納領域202aが、「第1の調整値記憶部」に相当す
る。ただし、ズレ調整番号は、操作パネル32(図2参
照)を通じて入力される態様とすることもできる。その
ような態様においては、操作パネル32が「入力部」に
相当する。
【0036】図7は、微調整値決定用の第2の位置ずれ
検査用パターンの一例を示す模式図である。ステップS
3(図1参照)では、プリンタ20を用いて微調整値決
定用の第2の位置ずれ検査用パターンを印刷する。この
第2の位置ずれ検査用パターンは、淡シアン、淡マゼン
タ、イエロの各ノズル列を用いて往路と復路の両方を使
ってそれぞれ印刷された複数のグレーパッチT2で構成
されている。これらのグレーパッチT2が特許請求の範
囲にいう「第2のサブパターン」である。なお、図7に
おいては、各パッチT2は比較的大きなドットの集合と
して描かれているが、実際には、一つ一つのドットが目
にははっきりと見えないパッチとして形成される。な
お、「グレーパッチ」という用語は、このパッチが人の
目に常に「グレー」の色に見えることを意味するもので
はない。このパッチは、2以上の有彩色インクを使用し
て形成したものであれば、結果としてどのような色彩に
見えるものであってもよい。
【0037】各パッチを構成する各色のドットは、往路
では各パッチについて主走査方向の一定の位置に記録さ
れるが、復路では、各パッチごとに主走査方向の位置を
1/2880インチ単位で順次ずらして記録される。な
お、各パッチを構成する各色のドットは、各パッチごと
に共通のずらし量でずらされる。この結果、印刷用紙P
上には、往路で形成されるドットと復路で形成されるド
ットとの相対位置が1/2880インチずつずれていく
ような複数のグレーパッチT2が印刷される。各グレー
パッチT2の往路と復路のドットのずらし量が特許請求
の範囲にいう「第2の調整候補値」である。複数のグレ
ーパッチT2の下には、図7に示すように、ズレ調整番
号の数字が印刷される。ズレ調整番号は、好ましい補正
状態を示す補正情報としての機能を有する。ここで、
「好ましい補正状態」とは、往路または復路における記
録位置(または記録タイミング)を適切な微調整値で補
正したときに、グレーパッチT2の粒状感がもっとも少
なくなる状態をいう。従って、好ましい補正状態は、適
切な微調整値によって実現される。
【0038】図7においては、「3」の数字が付された
中央のパッチの微調整値は、図6において選択された4
番の罫線対の粗調整値と等しい。すなわち、グレーパッ
チT2がそれぞれ対応するずらし量(第2の調整候補
値)は、ステップS2(図1参照)で選択された粗調整
値と等しい微調整値を含み、その微調整値を中心とし
て、その微調整値よりも大きい側および小さい側に1/
2880インチづつ順にずれている複数の値を含む。こ
れらのずらし量は、入力された粗調整値に基づいて、C
PU41が設定する。すなわち、CPU41が特許請求
の範囲にいう「第2の調整候補値設定部」に相当する。
図7の例では、「3」の数字が付されたパッチを中心と
してズレ調整番号が1から5までの5個のグレーパッチ
が示されている。そして、図7では、ズレ調整番号が4
であるグレーパッチが、最も粒状感が少なく好ましい補
正状態を示している。
【0039】なお、このグレーパッチのデータは、一様
な濃度のパッチの画像データを、第2の位置ずれ検査用
パターンを印刷する際に使用するインク色のドットの有
無によって画像を表す2値データの形式に変換したもの
である。このデータは、コンピュータ88内のハードデ
ィスク(記憶部)内に格納されている。また、各グレー
パッチは、ステップS3において、実際の印刷で行われ
る副走査送りパターンで印刷される。その副走査送りの
パターンについて、以下で例を挙げて説明する。
【0040】図8(A),(B)は、送り量一定の副走
査と変則送りの副走査を比較して示す説明図である。
「副走査」とは、ノズル群を備えた印刷ヘッドと印刷媒
体との少なくとも一方を主走査方向と交わる方向に移動
させる動作である。また、「変則送り」とは、複数の異
なる送り量を組合せて用いる副走査送りの方式である。
主走査の合間に副走査を行って印刷を行うことで、印刷
媒体上に、主走査に垂直な方向にも広がる画像を印刷す
ることができる。図8(A),(B)において、例えば
「1走査目」とは、1回目の主走査で記録されるラスタ
を示しており、「2走査目」とは、1回の副走査を行っ
た後の2回目の主走査で記録されるラスタを示してい
る。「ラスタ」とは、主走査方向に一列に並んだ画素で
ある。そして、「画素」とは、印刷媒体上のドットを記
録する位置を規定するために、印刷媒体上に仮想的に方
眼状に定められた升目である。図8(A)のように、副
走査送り量が一定である場合には、前回の走査で記録の
対象となったラスタに隣接するラスタが、常に次回の走
査時の記録の対象となる。一方、図8(B)のように変
則送りをすれば、2走査目と3走査目の例のように、前
回の走査で記録の対象となったラスタに隣接しないラス
タが、次回の走査時の記録の対象となる場合がある。図
8(A)のように常に隣接するラスタが記録の対象にな
ると、次のような2つの問題が発生する。第1は、ドッ
ト間に滲みが発生し易いという問題である。第2は、機
械的な副走査送り誤差が次第に蓄積してゆき、2本の隣
接ラスタの間に大きな位置ずれが発生してしまうという
問題である。これらの2つの問題は、いずれも画質を劣
化させる原因となる。変則送りを使用すれば、これらの
問題を回避することができ、この結果、画質を向上させ
ることが可能な場合がある。
【0041】このように、副走査送りのパターンには様
々なものがあるが、図7の第二の位置ずれ検査用パター
ンは、実際の画像の印刷で使用される副走査送りパター
ンに従って、印刷される。なお、これらの第2の位置ず
れ検査用パターンは、コンピュータ88から送られてく
るデータに基づいて、CPU41が各部を制御して印刷
する。すなわち、CPU41が特許請求の範囲にいう
「第2のパターン形成部」に相当する。
【0042】ユーザは、ステップS4(図1参照)にお
いて、図7のように印刷されたテストパターンを観察し
て、最も粒状感の少ないグレーパッチのズレ調整番号
を、コンピュータ88(図2参照)のプリンタドライバ
のユーザインタフェイス画面(図示せず)に入力する。
このズレ調整番号は、プリンタ20内のPROM43に
格納される。このPROM43に格納されたズレ調整番
号に対応するずらし量が、特許請求の範囲にいう「第2
の調整値」である。そして、コンピュータ88の入力装
置(キーボード、マウス、マイクなど)が、特許請求の
範囲にいう「入力部」に相当し、PROM43の後述す
る調整番号格納領域202bが、「第2の調整値記憶
部」に相当する。ただし、粗調整値を定める場合と同
様、ズレ調整番号は、操作パネル32(図2参照)を通
じて入力される態様とすることもできる。そのような態
様においては、操作パネル32が「入力部」に相当す
る。微調整値に対応するズレ調整番号がPROM43に
格納された後、ユーザによって印刷の実行が指示される
と、微調整値を用いたずれ補正を行いながら双方向印刷
が実行される。
【0043】図9は、第1実施例における双方向印刷時
のずれ補正に関連する主要な構成を示すブロック図であ
る。プリンタ20内のPROM43には、調整番号格納
領域202a,202bと、粗調整値テーブル206a
と、微調整値テーブル206bとが設けられている。
【0044】調整番号格納領域202aには、好ましい
粗調整値を示すズレ調整番号が格納されている。粗調整
値テーブル206aは、図6のズレ調整番号と、粗調整
値の関係を示すテーブルである。粗調整値テーブル20
6aは、図6に示した第1の位置ずれ検査用パターンに
おける復路の縦罫線の記録位置のずれ量(すなわち粗調
整値)とズレ調整番号との関係を格納したテーブルであ
る。
【0045】一方、調整番号格納領域202bには、好
ましい微調整値を示すズレ調整番号が格納されている。
微調整値テーブル206bは、図7のズレ調整番号と、
微調整値の関係を示すテーブルである。微調整値テーブ
ル206bは、図7に示した第2の位置ずれ検査用パタ
ーンにおける復路のドット記録位置のずれ量(すなわち
微調整値)とズレ調整番号との関係を格納したテーブル
である。
【0046】図10は、双方向印刷時の位置ずれの補正
に使用する調整値を決定する際の処理の手順を示すフロ
ーチャートである。プリンタ20内のRAM44には、
双方向印刷時の位置ずれを補正するための位置ずれ補正
実行部210としての機能を有するコンピュータプログ
ラムが格納されている。この位置ずれ補正実行部210
は、コンピュータ88(図1参照)から白黒印刷である
旨を通知されたときには、調整番号格納領域202aか
ら調整番号を取り出し、対応する粗調整値を粗調整値テ
ーブル206aから取り出す。この粗調整値が特許請求
の範囲にいう「第1の調整値」である。そして、粗調整
値に基づいてヘッドの記録タイミングを指示するための
信号をヘッド駆動回路52に供給する。一方、コンピュ
ータ88(図1参照)からカラー印刷である旨を通知さ
れたときには、位置ずれ補正実行部210は、調整番号
格納領域202bから調整番号を取り出し、対応する微
調整値を微調整値テーブル206bから取り出す。そし
て、微整値に基づいて、ヘッドの記録タイミングを指示
するための信号をヘッド駆動回路52に供給する。な
お、白黒印刷を行うモードが、特許請求の範囲にいう
「第1の印刷モード」であり、カラー印刷を行うモード
が特許請求の範囲にいう「第2の印刷モード」である。
そして、位置ずれ補正実行部210が「第1の印刷部」
および「第2の印刷部」に相当する。以下で各印刷モー
ドにおける印刷について説明する。
【0047】カラー印刷時には、位置ずれ補正実行部2
10は、PROM43の調整番号格納領域202bに格
納されている調整番号に対応する微調整値を微調整値テ
ーブル206bから読み出す。この微調整値が特許請求
の範囲にいう「第2の調整値」である。位置ずれ補正実
行部210は、復路において位置センサ39(図1参
照)からキャリッジ30の原点位置を示す信号を受け取
ると、微調整値に応じて、ヘッドの記録タイミングを指
示するための信号(遅延量設定値ΔT)をヘッド駆動回
路52に供給する。ヘッド駆動回路52は、3つのアク
チュエータチップ91〜93に同一の駆動信号を供給し
ており、位置ずれ補正実行部210から与えられた記録
タイミング(すなわち遅延量設定値ΔT)に応じて復路
の記録位置を調整する。これによって、復路において、
6組のノズル列のドット記録位置が共通する補正量で調
整される。
【0048】前述したように、微調整値は、主走査方向
の1/2880インチの整数倍に設定されているので、
この記録位置(すなわち記録タイミング)も主走査方向
の1/2880インチの単位で調整される。また、ここ
では復路で印刷される罫線を1/2880インチづつず
れていくように形成したが、各パッチT2(図7参照)
を構成する各色のドットをより細かい単位でずらしてい
くこととすれば、補正値もその単位の整数倍で設定する
ことができる。すなわち、復路で印刷するドット位置の
ずらしの刻みを細かく設定すれば、より微妙な範囲で補
正値を定めることができる。この刻みの最小値は、プリ
ンタの制御上の制約によって決まる。
【0049】一方、ブラックノズル列のみを使用するモ
ノクロ印刷時には、位置ずれ補正実行部210は、PR
OM43の調整番号格納領域202aに格納されている
調整番号に対応する粗調整値を粗調整値テーブル206
aから読み出す。そして、位置ずれ補正実行部210
は、微調整値で補正をする場合と同様に、ヘッドの記録
タイミングを指示するための信号をヘッド駆動回路52
に供給する。ヘッド駆動回路52は、位置ずれ補正実行
部210から与えられた記録タイミングに応じて復路の
記録位置を調整する。これによって、復路において、ブ
ラックノズル列のドット記録位置が粗調整値で調整され
る。
【0050】前述したように、粗調整値は、主走査方向
の1/1440インチの整数倍に設定されているので、
白黒印刷時のドット記録位置(すなわち記録タイミン
グ)も主走査方向の1/1440インチの単位で調整さ
れる。粗調整値は、ブラックドットの主走査方向のドッ
ト形成位置ずれの最小化するように定められているた
め、モノクロ印刷時に粗調整値でインク滴の吐出タイミ
ングを調整することとすれば、効果的に主走査方向のド
ット形成位置ずれを減少させることができる。
【0051】以上のように、第1実施例では、ブラック
ノズル列を基準として粗調整値を定め、粗調整値近傍に
おいて第1の調整候補値よりも小さい差分を有する複数
の第2の調整候補値の中から、微調整値を定めている。
このため、細かい単位で微調整値を定める際にも、大量
の調整パターンを印刷することなく、値を定めることが
できる。
【0052】また、多数のグレーパッチを並べて、その
中から目視で最も粒状感の少ないパッチを選択すること
は、ユーザにとっては必ずしも容易ではない。特に、互
いに離れた位置にあるグレーパッチの粒状感を比較する
ことは困難である。しかし第1実施例では、最も粒状感
の少ないグレーパッチの選択は、あらかじめ定められた
粗調整値の近傍の調整値に対応する、限定された数のグ
レーパッチの中から行うので、好ましいパッチを選択す
ることが比較的容易である。
【0053】そして、第1実施例では、粒状感が目立ち
やすい中間調の印刷に使用される淡シアン、淡マゼン
タ、イエロのインクを使用して、グレーパッチを印刷
し、微調整値を定める。このため、中間調における粒状
感を減少させることができ、印刷結果の画質を効果的に
向上させることができる。
【0054】また、グレーパッチの印刷時には、実際の
カラー印刷時に行われる副走査送りを行ってパッチを印
刷する。このため、実際のカラー印刷における印刷結果
の粒状感を減少させる微調整値を定めることができる。
【0055】さらに、ブラックノズル列のみを使用する
モノクロ印刷時には、ブラックノズルについて最適化さ
れた粗調整値を使用して印刷を行うので、カラー印刷時
には粒状感の少ない印刷を実施でき、モノクロ印刷時に
は、使用するブラックインクのドットについて、位置ず
れの少ない印刷を行うことができる。
【0056】D.第2実施例:また、第1実施例では、
双方向印刷の往路と復路におけるドット形成位置ずれの
調整を行ったが、本発明は、単方向印刷におけるノズル
同士のドット形成位置ずれの調整にも適用することがで
きる。例えば、アクチュエータチップにも製造誤差が存
在し、印刷ヘッドをキャリッジに搭載する際にも取り付
け誤差が生じる。このため、同じ主走査においてインク
滴を吐出しても、ノズルごとにインク滴の着弾位置(ド
ットの形成位置)が微妙に異なることがある。そのよう
な場合には、以下のような態様とすればドット形成位置
ずれの調整をすることができる。
【0057】図11は、第2実施例における印刷時のず
れ補正に関連する主要な構成を示すブロック図である。
このブロック図の構成は、ヘッド駆動回路およびアクチ
ュエータチップの構成以外は、図9のブロック図と同じ
である。第2実施例の印刷装置は、主走査の一方におい
てのみインク滴を吐出する、単方向印刷を行う印刷装置
である。そして、第2実施例の印刷装置は、淡シアンと
イエロのノズル列を駆動するアクチュエータチップ93
用に、他のアクチュエータチップとは別の独立のヘッド
駆動回路52cを有している。このため、淡マゼンタと
イエロのインクの吐出タイミングを、他の色のインクに
対してずらすことができる。他の点は、第1実施例の印
刷装置と同じである。
【0058】図12は、第2実施例における処理の全体
を示すフローチャートである。ステップS11では、第
1の位置ずれ検査用パターンを形成する。その際、ま
ず、上側の縦罫線(図6におけるT11)を淡シアンの
ノズル列を使用して、等間隔に形成する。その後、下側
の縦罫線(図6におけるT12)を淡マゼンタのノズル
列を使用して、1/1440インチ単位で順次ずらして
形成する。第2実施例の印刷装置は、単方向印刷を行う
印刷装置であるので、上記縦罫線はいずれも同じ向きの
主走査において形成される。そして、ステップS12
で、作業者は、もっともよく一致している縦罫線対の調
整番号をプリンタ20に入力する。これにより粗調整値
が決定される。
【0059】ステップS13では粗調整値に基づいて、
第2の位置ずれ検査用パターンを形成する。第2の位置
ずれ検査用パターンのグレーパッチは、第1実施例と同
様、淡シアン、淡マゼンタ、イエロのインクを使って形
成される。ただし、各パッチを構成する淡シアンのドッ
トは、各パッチについて主走査方向の一定の位置に記録
されるが、淡マゼンタとイエロのドットは、各パッチご
とに主走査方向の位置を1/2880インチ単位で順次
ずらして記録される。淡マゼンタとイエロのドットは、
各パッチごとに共通のずらし量でずらされる。なお、淡
マゼンタとイエロのノズル列は、共通のアクチュエータ
チップ93で駆動されており、アクチュエータチップ9
3は独立にヘッド駆動回路52cを有している。このた
め、上記のように、淡マゼンタとイエロのドットを淡シ
アンのドットに対してずらすことができる。その後、ス
テップS14で、作業者は、もっとも粒状感の少ないパ
ッチの調整番号をプリンタ20に入力する。これによ
り、微調整値が決定される。
【0060】位置ずれ補正実行部210(図11参照)
は、カラー印刷の際には、調整番号格納領域202bか
ら調整番号を取り出し、対応する微調整値を微調整値テ
ーブル206bら取り出す。そして、微調整値に基づい
てヘッドの記録タイミングを指示するための信号を、ヘ
ッド駆動回路52cに供給する。一方、他のノズル列を
駆動するためのヘッド駆動回路には、ドット形成位置を
補正するための信号を供給しない。その結果、淡シアン
とイエロのドット形成位置が、他の色のドットに対して
調整される。このような態様とすれば、単方向印刷にお
けるノズル間のドット形成位置ずれを調整することがで
きる。
【0061】E.変形例:なお、この発明は上記の実施
例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲において種々の態様において実施することが
可能であり、例えば次のような変形も可能である。
【0062】E1.変形例1:実施例においては、グレ
ーパッチの印刷は、淡シアンと淡マゼンタとイエロのイ
ンクで行ったが、使用するインクはこの組み合わせに限
られるものではない。すなわち、カラー印刷において使
用する有彩色インクが、マゼンタ、シアン、イエロの3
色である場合は、その3色のインクを使用してグレーパ
ッチの印刷を行うことができる。さらに、カラー印刷に
おいて使用する有彩色インクが、濃マゼンタ、濃シア
ン、イエロ、淡マゼンタ、淡シアンの5色である場合に
も、イエロ、淡マゼンタ、淡シアンの3色に限らず、他
の組み合わせのインクを使用してパッチを印刷してもよ
い。すなわち、2以上の単一有彩色ノズル群を使用して
カラーパッチを形成するものであれば、どのような色の
組み合わせでもよい。
【0063】E2.変形例2:また、粗調整値を定める
ための第1の位置ずれ検査用パターンとしては、縦罫線
ではなく、間欠的にドットが記録されたような直線状の
パターンなど他のパターンを使用することも可能であ
る。すなわち、好ましい補正状態を示す補正情報を選択
し、補正値を決定することができる位置ずれ検査用パタ
ーンであればよい。第1の位置ずれ検査用パターンを、
間欠的にドットが記録されたような直線状のパターンと
すれば、副走査方向に連続するドットを形成することが
できないノズルについても、副走査を行うことなく一度
の主走査で第1の位置ずれ検査用パターンを形成するこ
とが可能となる。
【0064】E3.変形例3:さらに、実施例では、単
一色のインクを吐出するノズル群は、列状に並んだノズ
ルからなるノズル列であるものとしたが、ノズルの配置
はこれに限られるものではない。すなわち、単一色のイ
ンクを吐出するノズルの集合であればどのようなもので
もよい。
【0065】E4.変形例4:第1実施例では、白黒印
刷時には、粗調整値を使用してドット形成位置ずれの調
整を行うこととした。しかし、白黒印刷時にも微調整値
を使用してドット形成位置ずれの調整を行うこととして
もよい。そして、第1実施例では、粗調整値を決定する
ためのパターンを印刷するインクはブラックとしたが、
白黒印刷時にも微調整値を使用してドット記録位置の調
整を行う態様においては、ブラック以外の任意の1種類
以上のインクを使用して粗調整値を決定するためのパタ
ーンを印刷することが可能である。すなわち、粗調整値
を決定するための第1の位置ずれ検査用パターンは、1
以上の単一色ノズル群を使用して印刷媒体上に形成する
ことができる。
【0066】E5.変形例5:第1実施例では、縦罫線
T12は主走査方向の位置は1/1440インチ単位で
ずらされて形成され、複数の第1の調整候補値は1/1
440インチ分のずれに対応する差分で定められた。そ
して、グレーパッチを構成する各色のドットは、復路で
は主走査方向の位置を1/2880インチ単位でずらし
て記録され、複数の第2の調整候補値は1/2880イ
ンチ分のずれに対応する差分で定められるものとした。
しかし、グレーパッチを構成する各色の復路のドットと
縦罫線T12のずらし量のきざみを等しくし、第2の調
整候補値の差分と第1の調整候補値の差分とを等しい値
にすることもできる。
【0067】このような態様においても、文字や図形を
印刷することが多い白黒印刷においては、罫線に基づい
て定めた第1の調整値(第1実施例における粗調整値。
図6参照)を使用することで、主走査方向のずれの少な
い文字や図形を形成することができる。そして、画像を
印刷することが多いカラー印刷においては、グレーパッ
チに基づいて定めた第2の調整値(第1実施例における
微調整値。図7参照)を使用することで、粒状感の少な
い画像を形成することができる。また、このような態様
においても、第2の調整値が第1の調整値の近傍におい
て定められることとなる。よって、各ノズルのドット形
成位置のずれの中に、個々のノズルに起因しない、各ノ
ズルに共通するドット形成位置ずれが含まれる場合に
は、そのずれを打ち消すような第1の調整値および第2
の調整値を、効率的に定めることができる。
【0068】E6.変形例6:実施例では、ドットの記
録位置(または記録タイミング)を調整することによっ
て位置ずれを補正していたが、これ以外の手段を用いて
位置ずれの補正を行うようにしてもよい。例えば、アク
チュエータチップへの駆動信号を遅延させたり、駆動信
号の周波数を調整したりすることによって、位置ずれの
補正を行うようにすることも可能である。
【0069】E7.変形例7:実施例では、復路の記録
位置(または記録タイミング)を調整することによって
位置ずれを補正していたが、往路の記録位置を調整する
ことによって位置ずれを補正するようにしてもよい。ま
た、往路と復路の記録位置の両方を調整することによっ
て位置ずれを補正するようにしてもよい。すなわち、一
般には、往路と復路の記録位置の少なくとも一方を調整
することによって位置ずれを補正するようにすればよ
い。
【0070】E8.変形例8:上記各実施例では、イン
クジェットプリンタについて説明したが、本発明はイン
クジェットプリンタに限らず、一般に、印刷ヘッドを用
いて印刷を行う種々の印刷装置に適用可能である。ま
た、本発明は、インク滴を吐出する方法や装置に限ら
ず、他の手段でドットを記録する方法や装置にも適用可
能である。
【0071】E9.変形例9:上記各実施例において、
ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフ
トウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフト
ウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェ
アに置き換えるようにしてもよい。例えば、図12に示
したヘッド駆動回路52の一部の機能をソフトウェアに
よって実現することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のプリンタ20を備えた印刷システ
ムの概略構成図。
【図2】プリンタ20における制御回路40の構成を示
すブロック図。
【図3】印刷ヘッド28内の複数列のノズルと複数個の
アクチュエータチップとの対応関係を示す説明図。
【図4】双方向印刷時の位置ずれを示す説明図。
【図5】本発明の第1実施例における処理の全体を示す
フローチャート.
【図6】粗調整値決定用の第1の位置ずれ検査用パター
ンの一例を示す説明図。
【図7】微調整値決定用の第2の位置ずれ検査用パター
ンの一例を示す模式図。
【図8】送り量一定の副走査と変則送りの副走査を比較
して示す説明図。
【図9】第1実施例における双方向印刷時のずれ補正に
関連する主要な構成を示すブロック図。
【図10】双方向印刷時の位置ずれの補正に使用する調
整値を決定する際の処理の手順を示すフローチャート。
【図11】第2実施例における印刷時のずれ補正に関連
する主要な構成を示すブロック図。
【図12】第2実施例における処理の全体を示すフロー
チャート。
【符号の説明】
20…インクジェットプリンタ 22…紙送りモータ 24…キャリッジモータ 26…プラテン 28…印刷ヘッド 30…キャリッジ 31…仕切板 32…操作パネル 34…摺動軸 36…駆動ベルト 38…プーリ 39…位置センサ 40…制御回路 41…CPU 43…PROM 44…RAM 50…I/F専用回路 52…ヘッド駆動回路 52a〜52c…ヘッド駆動回路 54…モータ駆動回路 56…コネクタ 60…印刷ヘッドユニット 71〜76…導入管 80…インク通路 88…コンピュータ 90…アクチュエータ回路 91〜93…アクチュエータチップ 202a…粗調整番号格納領域 202b…微調整番号格納領域 206a…粗調整値テーブル 206b…微調整値テーブル 210…位置ずれ補正実行部

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに異なる色のインク滴をそれぞれ吐
    出する複数の単一色ノズル群を備えた印刷装置を用い
    て、前記複数の単一色ノズル群と印刷媒体との少なくと
    も一方を移動させる主走査を行いつつ、前記印刷媒体上
    にインク滴を着弾させてドットを形成することにより印
    刷を行う際の、主走査方向のドット形成位置ずれを減少
    させるための調整値を定める方法であって、(a)第1
    の位置ずれ検査用パターンを使用して、複数の第1の調
    整候補値の中から第1の調整値を定める工程と、(b)
    前記第1の位置ずれ検査用パターンとは異なる第2の位
    置ずれ検査用パターンを使用して、前記第1の調整値近
    傍において選択された複数の第2の調整候補値の中から
    第2の調整値を定める工程と、を含む、調整値決定方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の調整値決定方法であっ
    て、 前記工程(b)は、 (b1)前記複数の第1の調整候補値の差分より小さい
    差分を有する複数の第2の調整候補値の中から第2の調
    整値を定める工程を含む、調整値決定方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の調整値決定方法であっ
    て、 前記工程(a)は、(a1)前記複数の第1の調整候補
    値にそれぞれ対応する複数の第1のサブパターンを含む
    前記第1の位置ずれ検査用パターンを、1以上の前記単
    一色ノズル群を使用して印刷媒体上に形成する工程と、
    (a2)前記第1の位置ずれ検査用パターンの中から選
    択された好ましい補正状態を示す補正情報に従って前記
    第1の調整値を定める工程と、を含み、 前記工程(b)は、(b2)前記複数の第2の調整候補
    値にそれぞれ対応する複数の第2のサブパターンを含む
    前記第2の位置ずれ検査用パターンを、2以上の前記単
    一色ノズル群を使用して印刷媒体上に形成する工程と、
    (b3)前記第2の位置ずれ検査用パターンの中から選
    択された好ましい補正状態を示す補正情報に従って前記
    第2の調整値を定める工程と、を含む、調整値決定方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の調整値決定方法であっ
    て、 前記工程(a1)は、(a11)前記第1のサブパター
    ンに含まれ、主走査方向と交わる方向を有する第1の罫
    線を印刷する工程と、(a12)前記第1のサブパター
    ンに含まれ、前記第1の罫線と対応し、主走査方向と交
    わる方向を有する第2の罫線を印刷する工程と、を含
    む、調整値決定方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の調整値決定方法であっ
    て、前記調整値は、前記主走査を双方向に行いつつ、前
    記印刷媒体上にインク滴を着弾させてドットを形成する
    ことにより印刷を行う際の、主走査方向のドット形成位
    置ずれを減少させるための調整値であり、 前記工程(a11)は、 (a111)前記主走査の往路において前記第1の罫線
    を印刷する工程を含み、 前記工程(a12)は、 (a121)前記主走査の復路において前記第2の罫線
    を印刷する工程を含む、調整値決定方法。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の調整値決定方法であっ
    て、 前記工程(a11)は、 (a112)所定の前記単一色ノズル群を使用して前記
    第1の罫線を印刷する工程を含み、 前記工程(a12)は、 (a122)前記第1の罫線を印刷する際に使用された
    前記単一色ノズル群とは異なる単一色ノズル群を使用し
    て、前記第2の罫線を印刷する工程を含む、調整値決定
    方法。
  7. 【請求項7】 請求項3記載の調整値決定方法であっ
    て、 前記工程(b2)は、 (b21)一様な濃度のカラーパッチを前記第2のサブ
    パターンとして形成する工程を含む、調整値決定方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の調整値決定方法であっ
    て、 前記調整値は、前記主走査を双方向に行いつつ、前記印
    刷媒体上にインク滴を着弾させてドットを形成すること
    により印刷を行う際の、主走査方向のドット形成位置ず
    れを減少させるための調整値であり、 前記工程(b21)は、 (b212)主走査の往路と復路とにおいて、前記カラ
    ーパッチを形成する工程を含む、調整値決定方法。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の調整値決定方法であっ
    て、 前記印刷装置は、前記複数の単一色ノズル群と印刷媒体
    との少なくとも一方を前記主走査方向と交わる方向に移
    動させる副走査を、前記主走査の合間に行いつつ、印刷
    を行う印刷装置であって、 前記工程(b21)は、 (b213)画像の印刷を行う際に前記主走査の合間に
    行う副走査送り量の繰り返しパターンと等しいパターン
    で、主走査の合間に副走査を行いつつ、前記カラーパッ
    チを形成する工程を含む、調整値決定方法。
  10. 【請求項10】 請求項7記載の調整値決定方法であっ
    て、 前記複数の単一色ノズル群は、それぞれ単一の有彩色イ
    ンクを吐出する複数の単一有彩色ノズル群を含み、 前記工程(b21)は、 (b211)2以上の前記単一有彩色ノズル群を使用し
    て前記カラーパッチを形成する工程を含む、調整値決定
    方法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の調整値決定方法であ
    って、 前記複数の単一色ノズル群は、さらに、それぞれ単一の
    無彩色インクを吐出する単一無彩色ノズル群を含み、 前記工程(a1)は、 (a13)前記単一無彩色ノズル群を使用して前記第1
    の位置ずれ検査用パターンを形成する工程を含み、 前記調整値決定方法は、さらに、 (c)前記単一無彩色ノズル群のみを使用する第1の印
    刷モードにおいて使用する調整値として、前記第1の調
    整値を記憶する工程と、 (d)少なくとも一つの前記単一有彩色ノズル群を使用
    する第2の印刷モードにおいて使用する調整値として、
    前記第2の調整値を記憶する工程と、を含む、調整値決
    定方法。
  12. 【請求項12】 請求項1記載の調整値決定方法であっ
    て、 前記工程(a)は、(a1)主走査方向と交わる方向を
    有する第1の罫線と、前記第1の罫線と対応し主走査方
    向と交わる方向を有する第2の罫線と、をそれぞれ有
    し、前記第1の調整候補値にそれぞれ対応する複数の第
    1のサブパターンを含む、前記第1の位置ずれ検査用パ
    ターンを、印刷媒体上に形成する工程と、(a2)前記
    第1の位置ずれ検査用パターンの中から選択された好ま
    しい補正状態を示す補正情報に従って前記第1の調整値
    を定める工程と、を含み、 前記工程(b)は、(b1)一様な濃度のカラーパッチ
    であり、前記第2の調整候補値にそれぞれ対応する複数
    の第2のサブパターンを含む、前記第2の位置ずれ検査
    用パターンを、印刷媒体上に形成する工程と、(b2)
    前記第2の位置ずれ検査用パターンの中から選択された
    好ましい補正状態を示す補正情報に従って前記第2の調
    整値を定める工程と、を含む、調整値決定方法。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の調整値決定方法であ
    って、 前記工程(b1)は、 (b11)前記複数の第1の調整候補値の差分と等しい
    差分を有する複数の前記第2の調整候補値に対応する、
    前記複数の第2のサブパターンを形成する工程を含む、
    調整値決定方法。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の調整値決定方法であ
    って、 前記複数の単一色ノズル群は、 それぞれ単一の無彩色インクを吐出する単一無彩色ノズ
    ル群と、 それぞれ単一の有彩色インクを吐出する複数の単一有彩
    色ノズル群と、を含み、 前記工程(a1)は、 (a11)前記単一無彩色ノズル群を使用して前記第1
    の位置ずれ検査用パターンを形成する工程を含み、 前記工程(b11)は、 (b111)2以上の前記単一有彩色ノズル群を使用し
    て前記第2のサブパターンを形成する工程を含み、 前記調整値決定方法は、さらに、 (c)前記単一無彩色ノズル群のみを使用する第1の印
    刷モードにおいて使用する調整値として、前記第1の調
    整値を記憶する工程と、 (d)少なくとも一つの前記単一有彩色ノズル群を使用
    する第2の印刷モードにおいて使用する調整値として、
    前記第2の調整値を記憶する工程と、を含む、調整値決
    定方法。
  15. 【請求項15】 ノズルからインク滴を吐出させ、印刷
    媒体上に着弾させてドットを形成することにより印刷を
    行う印刷装置であって、 互いに異なる一色のインク滴をそれぞれ吐出する複数の
    単一色ノズル群と、 前記複数の単一色ノズル群と、前記印刷媒体と、の少な
    くとも一方を移動させる主走査を行う主走査駆動部と、 外部からのデータ入力を受ける入力部と、 印刷の制御を行う制御部と、を備え、 前記制御部は、 前記主走査方向のドット形成位置ずれを減少させるため
    の調整値の候補である第1の調整候補値にそれぞれ対応
    する複数の第1のサブパターンを含む第1の位置ずれ検
    査用パターンを、印刷媒体上に形成する第1のパターン
    形成部と、 前記第1の調整候補値の中から選択され前記入力部を介
    して入力された第1の調整値の近傍において選択され、
    前記主走査方向のドット形成位置ずれを減少させるため
    の調整値の候補である、複数の第2の調整候補値を定め
    る第2の調整候補値設定部と、 前記複数の第2の調整候補値にそれぞれ対応する複数の
    第2のサブパターンを含む第2の位置ずれ検査用パター
    ンを、印刷媒体上に形成する第2のパターン形成部と、 前記第2の調整候補値の中から選択され前記入力部を介
    して入力された第2の調整値を記憶する第2の調整値記
    憶部と、を備える印刷装置。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の印刷装置であって、 前記複数の第2の調整候補値は、前記複数の第1の調整
    候補値の差分より小さい差分を有する、印刷装置。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の印刷装置であって、 前記第1のパターン形成部は、1以上の前記単一色ノズ
    ル群を使用して前記第1の位置ずれ検査用パターンを形
    成し、 前記第2のパターン形成部は、2以上の前記単一色ノズ
    ル群を使用して前記第2の位置ずれ検査用パターンを形
    成する、印刷装置。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の印刷装置であって、 前記第1のパターン形成部は、 前記第1のサブパターンに含まれ、主走査方向と交わる
    方向を有する第1の罫線を印刷し、 前記第1のサブパターンに含まれ、前記第1の罫線と対
    応し、主走査方向と交わる方向を有する第2の罫線を印
    刷する、印刷装置。
  19. 【請求項19】 請求項18記載の印刷装置であって、 前記制御部は、主走査を双方向に行いつつ、前記印刷媒
    体上にインク滴を着弾させてドットを形成することによ
    り印刷を行い、 前記第1のパターン形成部は、 前記主走査の往路において前記第1の罫線を印刷し、 前記主走査の復路において前記第2の罫線を印刷する、
    印刷装置。
  20. 【請求項20】 請求項18記載の印刷装置であって、 前記第1のパターン形成部は、 所定の前記単一色ノズル群を使用して前記第1の罫線を
    印刷し、 前記第1の罫線を印刷する際に使用された前記単一色ノ
    ズル群とは異なる単一色ノズル群を使用して、前記第2
    の罫線を印刷する、印刷装置。
  21. 【請求項21】 請求項15記載の印刷装置であって、 前記第2のパターン形成部は、一様な濃度のカラーパッ
    チを前記第2のサブパターンとして形成する、印刷装
    置。
  22. 【請求項22】 請求項21記載の印刷装置であって、 前記制御部は、主走査を双方向に行いつつ、前記印刷媒
    体上にインク滴を着弾させてドットを形成することによ
    り印刷を行い、 前記第2のパターン形成部は、主走査の往路と復路とに
    おいて、前記カラーパッチを形成する、印刷装置。
  23. 【請求項23】 請求項21記載の印刷装置であって、
    さらに、 前記複数の単一色ノズル群と印刷媒体との少なくとも一
    方を前記主走査方向と交わる方向に移動させる副走査を
    行う副走査駆動部を備え、 前記第2のパターン形成部は、画像の印刷を行う際に前
    記主走査の合間に行う副走査送り量の繰り返しパターン
    と等しいパターンで、主走査の合間に副走査を行いつ
    つ、前記カラーパッチを形成する、印刷装置。
  24. 【請求項24】 請求項21記載の印刷装置であって、 前記複数の単一色ノズル群は、それぞれ単一の有彩色イ
    ンクを吐出する複数の単一有彩色ノズル群を含み、 前記第2のパターン形成部は、2以上の前記単一有彩色
    ノズル群を使用して前記カラーパッチを形成する、印刷
    装置。
  25. 【請求項25】 請求項24記載の印刷装置であって、 前記制御部は、さらに、前記第1の調整値を格納する第
    1の調整値記憶部を備え、 前記複数の単一色ノズル群は、さらに、それぞれ単一の
    無彩色インクを吐出する単一無彩色ノズル群を含み、 前記第1のパターン形成部は、前記単一無彩色ノズル群
    を使用して前記第1の位置ずれ検査用パターンを形成
    し、 前記制御部は、さらに、 前記単一無彩色ノズル群のみを使用する第1の印刷モー
    ドにおいて、前記第1の調整値記憶部に格納された前記
    第1の調整値を使用して印刷を行う、第1の印刷部と、 少なくとも一つの前記単一有彩色ノズル群を使用する第
    2の印刷モードにおいて、前記第2の調整値記憶部に格
    納された前記第2の調整値を使用して印刷を行う第2の
    印刷部と、を備える印刷装置。
  26. 【請求項26】 請求項15記載の印刷装置であって、 前記第1のサブパターンは、 主走査方向と交わる方向を有する第1の罫線と、 前記第1の罫線と対応し主走査方向と交わる方向を有す
    る第2の罫線と、を含み、 前記第2のサブパターンは、一様な濃度のカラーパッチ
    である、印刷装置。
  27. 【請求項27】 請求項26記載の印刷装置であって、 前記複数の前記第2の調整候補値は、前記複数の第1の
    調整候補値の差分と等しい差分を有する、印刷装置。
  28. 【請求項28】 請求項27記載の印刷装置であって、 前記制御部は、さらに、前記第1の調整値を格納する第
    1の調整値記憶部を備え、 前記複数の単一色ノズル群は、 それぞれ単一の無彩色インクを吐出する単一無彩色ノズ
    ル群と、 それぞれ単一の有彩色インクを吐出する複数の単一有彩
    色ノズル群と、を含み、 前記第1のパターン形成部は、前記単一無彩色ノズル群
    を使用して前記第1の位置ずれ検査用パターンを形成
    し、 前記第2のパターン形成部は、2以上の前記単一有彩色
    ノズル群を使用して前記第2のサブパターンを形成し、 前記制御部は、さらに、 前記単一無彩色ノズル群のみを使用する第1の印刷モー
    ドにおいて、前記第1の調整値記憶部に格納された前記
    第1の調整値を使用して印刷を行う、第1の印刷部と、 少なくとも一つの前記単一有彩色ノズル群を使用する第
    2の印刷モードにおいて、前記第2の調整値記憶部に格
    納された前記第2の調整値を使用して印刷を行う第2の
    印刷部と、を備える印刷装置。
  29. 【請求項29】 互いに異なる色のインク滴をそれぞれ
    吐出する複数の単一色ノズル群を備えた印刷装置を備え
    るコンピュータに、前記複数の単一色ノズル群と印刷媒
    体との少なくとも一方を移動させる主走査を行いつつ、
    前記印刷媒体上にインク滴を着弾させてドットを形成す
    ることにより印刷を行う際の、主走査方向のドット形成
    位置ずれを減少させるための、調整値を定める際に用い
    る位置ずれ検査用パターンを形成させるためのコンピュ
    ータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
    記録媒体であって、 前記主走査方向のドット形成位置ずれを減少させるため
    の調整値の候補である第1の調整候補値にそれぞれ対応
    する複数の第1のサブパターンを含む第1の位置ずれ検
    査用パターンを、印刷媒体上に形成する機能と、 前記第1の調整候補値の中から選択され前記入力部を介
    して入力された第1の調整値の近傍において選択され、
    前記主走査方向のドット形成位置ずれを減少させるため
    の調整値の候補である、複数の第2の調整候補値を定め
    る機能と、 前記複数の第2の調整候補値にそれぞれ対応する複数の
    第2のサブパターンを含む第2の位置ずれ検査用パター
    ンを、印刷媒体上に形成する機能と、 前記第2の調整候補値の中から選択された第2の調整値
    を入力され、前記第2の調整値を記憶する機能と、 を前記コンピュータに実現させるためのコンピュータプ
    ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
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