JPH02243373A - 印刷位置ずれ補正方法及び該方法を実施する印刷装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、印刷位置ずれ補正方法及び該方法を実施する
印刷装置に係わり、特に往復印刷における印刷位置ずれ
の補正に関する。

〔従来の技術〕

印字ヘッドを往復移動させながら文書データを印刷する
印刷装置では、往路印刷のパターンと復路印刷のパター
ンの間に僅かな位置ずれが発生する。この位置ずれは、
キャリッジ（印字ヘッド）の位置検出を該印字キャリッ
ジを往復移動させるキャリッジ駆動モータの回転量に基
づいて行なうのにたいして、該キャリッジ駆動モータと
キャリッジの間に介在される機械的邪動系旺動力伝達に
は僅かな履歴特性が存在して該キャリッジ駆動モータの
回転とキャリッジの移動位置とが完全に対応しないこと
による。この位置ずれ量は概ね０．１ｍ程度であるが、
複数行にわたる縦罫線を印刷するような場合には、この
ずれ量は無視できない値である。従って、縦罫線を含む
文書データを印刷する場合には、復路印刷をやめて往路
印刷の繰返しを行っており、多くの印刷時間を要し、実
行印刷速度が低下する問題がある。

この往復印刷における印刷パターンの位置ずれは、印字
ヘッドの現在位置を正確に検出できれば補正する（補正
して印刷する）ことができる。

特開昭６２−６４５８６号公報には、往復印刷における
端揃えのために、キャリッジを駆動するモータ制御のた
めの最適加減速制御テーブルを印刷結果を見ながら選択
する印刷装置が開示されている。また、特開昭６２−１
０９６５７号公報には、インクジェット記録装置におけ
る往復印刷において、印刷位置ずれを補正するために、
印刷結果を見ながら位置検出に対する印字タイミングを
遅延補正する補正方法が開示されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、前記した従来技術のうち前者は、キャリ
ッジの両端での加減速特性を揃えるための技術であるの
で印刷途中での位置ずれを全て補正することができない
、また、後者は、遅延時間を適正値に設定することによ
って補正するものであるから、一連の印刷動作において
印字ヘッドの速度変動があると印刷位置ずれが発生する
問題がある。

本発明の目的は、このような往復印刷における駆動系の
履歴特性に基づく印刷パターンの位置ずれを簡単な操作
で且つ正確に補正することができる印刷位置ずれ補正方
法と該方法を実施する印刷装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

この目的を達成するために、 第１の発明は、印字ヘッドを印刷用紙の幅方向に往復駆
動すると共に前記印刷用紙をその長さ方向に移動せしめ
、印字ヘッドの所定量移動毎に発生する移動信号を計数
しながらその計数値が示す所定の検出位置に応じて印刷
パターンを読出して該印字ヘッドを駆動し、前記印刷用
紙に印刷パターンを印字する印刷装置における往路印刷
と復路印刷での幅方向の相対的な印刷位置ずれを補正す
る印刷位置ずれ補正方法において、 印刷位置ずれ補正モードでの印刷では、印字ヘッドの往
復移動の一方で前記計数値が示す所定の検出位置でテス
トパターンを発生して前記印字ヘッドを駆動する第１の
片道テストパターン印刷制御を行い、 印字ヘッドの往復移動の他方では前記計数値が示す前記
所定の検出位置で印刷すべきテストパターンを、該所定
の検出位置に対して所定の移動量だけ前方または後方に
変位させた位置でそれぞれ発生して前記印字ヘッドを駆
動する第２の片道テストパターン印刷制御を行い、 前記往復印刷で印刷された相対するテストパターンで印
刷位置ずれが最も少ない関係にあるものを選択入力させ
て該選択されたステトパターンを印刷した片道テストパ
ターン印刷制御における変位値を検出し、 該検出された前記変位値から検出位置補正値を得て記憶
し、 文書印刷モードでの印刷においては、 記憶された前記補正値によって往路印刷の検出位置と復
路印刷の検出位置の相対関係を補正して文書パターンを
印刷することを特徴とし、 第２の発明は、印字ヘッドを印刷用紙の幅方向に往復駆
動すると共に前記印刷用紙をその長さ方向に移動せしめ
、印字ヘッドの検出位置に応じて印刷パターンを読出し
て該印字ヘッドを駆動し、前記印刷用紙に印刷パターン
を印字する印刷装置における往路印刷と復路印刷での幅
方向の相対的な印刷位置ずれを補正する印刷位置ずれ補
正方法において、 印刷位置ずれ補正モードでの印刷では。

往路印刷または復路印刷の一方の印刷時には所定の印字
ヘッド検出位置でのテストパターン印刷制御を行ない、
他方の印刷時には該所定の検出位置に対して所定の移動
量だけ前方または後方に変位させた位置でテストパター
ン印刷制御を行い、 前記往復印刷で印刷された相対するテストパターンで印
刷位置ずれが最も少ない関係にあるものを選択入力させ
て該選択されたテストパターンを印刷したテストパター
ン印刷制御における前記変位値を検出し、 該検出された前記変位値から検出位置補正値を得て記憶
し、 文書印刷モードでの印刷においては、 記憶された前記補正値によって往路印刷の検出位置と復
路印刷の検出位置の相対関係を補正して印字することを
特徴とし、 第３の発明は、キャリッジに搭載された印字ヘッドと、
前記キャリッジを印刷用紙の幅方向に往復駆動せしめる
キャリッジ駆動モータと、前記印字ヘッドが前記幅方向
移動の基準位置であるホームポジションに位置すること
を検出するホームポジション検出手段と、前記印字ヘッ
ドのホームポジションからの位置を検出する印字ヘッド
位置検出手段と、印刷パターン記憶手段と、前記印字ヘ
ッド位置検出手段により検出された印字ヘッド位置に応
じて前記印刷パターン記憶手段から印刷パターンを読出
して前記印字ヘッドによる印字を制御するヘッド駆動手
段と、印刷用紙の長さ方向に該印刷用紙を移動せしめる
紙送り手段と、前記印字ヘッド位置検出結果に対して所
定量の位置補正を行った後に前記印字ヘッドによる印字
を実行させる印字位置ずれ補正制御手段とを備えた印刷
装置において、 前記印字ヘッド位置検出手段には、 前記印字ヘッドの往路移動時はその単位移動量毎に発生
する電気信号を順次加算計数して該計数値から該印字ヘ
ッドの現在位置を検出する往路位置検出手段と、 前記印字ヘッドの復路移動時はその単位移動量毎に発生
する電気信号で順次前記計数値を減算計数してその計数
値から該印字ヘッドの現在位置を検出する復路位置検出
手段とを設け、 前記印字位置ずれ補正手段には、印刷位置ずれ補正モー
ドでの印刷において動作する、前記印字ヘッドの往復移
動の一方で前記計数値が示す所定の検出位置でテストパ
ターンを発生して前記印字ヘッドを即動する第１のテス
トパターン印刷制御手段と、 前記印字ヘッドの往復移動の他方では前記所定の検出位
置で印刷すべきテストパターンを、該検出位置に対して
所定の単位移動量だけ前方または後方に変位した位置で
それぞれ発生して前記印字ヘッドを駆動する第２のテス
トパターン印刷制御手段と、 前記往復印刷で印刷された相対するテストパターンで印
刷位置ずれが最も少ない関係にあるものを選択入力させ
る印字結果選択入力手段と、 選択入力されたテストパターンを印刷したテストパター
ン印刷制御の変位量を検出する印刷変位値検出手段と、 前記印刷変位値検出手段によって検出された変位値をも
とに得た補正値を記憶する印刷補正値記憶手段とを設け
たことを特徴とし、第４の発明は、印字ヘッドを印刷用
紙の幅方向に往復即動すると共に前記印刷用紙をその長
さ方向に移動せしめ、印字ヘッドの検出位置に応じて印
刷パターンを読出して該印字ヘッドを駆動し、前記印刷
用紙に印刷パターンを印字する印刷装置における往路印
刷と復路印刷での幅方向の相対的な印刷位置ずれを補正
する印刷装置において、往路印刷または復路印刷の一方
の印刷時には所定の印字ヘッド検出位置でのテストパタ
ーン印刷制御を行ない、他方の印刷時には該所定の検出
位置に対して所定の移動量だけ前方または後方に変位さ
せた位置でテストパターン印刷制御を行うテストパター
ン印刷制御手段と、 前記往復印刷で印刷された相対するテストパターンで印
刷位置ずれが最も少ない関係にあるものを選択入力させ
て該選択されたテストパターンを印刷したテストパター
ン印刷制御における前記変位値を検出する変位値検出手
段と、 該検出された前記変位値から検出位置補正値を得て記憶
する補正値記憶手段と、 記憶された前記補正値によって往路印刷の検出位置と復
路印刷の検出位置の相対関係を補正して印刷する印刷位
置補正手段を設けたことを特徴とし、 第５の発明は１文字情報や制御指示を入力する入力手段
と１表示手段と、記憶手段と、前記入力手段から入力さ
れた文字情報や制御情報に従って文書編集処理を実行し
、編集した文書を前記表示手段に表示させ、前記記憶手
段に記憶させる文書編集手段と。

キャリッジに搭載された印字ヘッドと、前記キャリッジ
を印刷用紙の幅方向に往復移動せしめるキャリッジ駆動
モータと、前記印字ヘッドが前記幅方向移動の基準位置
であるホームポジションに位置することを検出するホー
ムポジション検出手段と、前記印字ヘッドのホームポジ
ションからの位置を検出する印字ヘッド位置検出手段と
、印刷パターン記憶手段と、前記印字ヘッド位置検出手
段により検出された印字ヘッド位置に応じて前記印刷パ
ターン記憶手段から印刷すべき文書に従った印刷パター
ンを読出して前記印字ヘッドによる印字を制御するヘッ
ド駆動手段と、印刷用紙の長さ方向に該印刷用紙を移動
せしめる紙送り手段と、前記印字ヘッド位置検出結果に
対して所定量の位置補正を行った後に前記印字ヘッドに
よる印字を実行させる印刷位置ずれ補正制御手段とを備
えた印刷装置において、 前記印字ヘッド位置検出手段に、 前記印字ヘッドの往路移動時はその単位移動量に発生す
る電気信号を順次計数して該計数値から該印字ヘッドの
現在位置を検出する往路位置検出手段と。

前記印字ヘッドの復路移動時はその単位移動量に発生す
る電気信号で順次前記計数値を減算してその残値から該
印字ヘッドの現在位置を検出する復路位置検出手段とを
設け、前記印刷位置ずれ補正制御手段には、印刷位置補
正モードでの印刷において動作する、前記印字ヘッドの
往復移動の一方では前記計数値が示す所定の検出位置で
テストパターンを発生して前記印字ヘッドを駆動する第
１の片道テストパターン印刷制御手段と、前記印字ヘッ
ドの往復移動の他方では前記所定の検出位置に印刷すべ
きテストパターンを検出位置に対して所定の単位移動量
だけ前方または後方に変位した位置でそれぞれ発生して
前記印字ヘッドを駆動する第２の片道テストパターン印
刷制御手段と、 前記往復印刷で印刷された相対するテストパターンで印
刷位置ずれが最も少ない関係にあるものを前記入力手段
から選択入力させる印字結果選択入力手段と、 前記印字結果選択入力手段により選択されたテストパタ
ーンを印刷したテストパターン印刷制御における前記変
位値を検出する印刷変位値検出手段と、 前記印刷変位値検出手段によって検出された前記変位値
に基づいて得たを補正値を記憶する印刷補正値記憶手段
とを設けたことを特徴とする。

〔作用〕

印刷用紙における幅方向の位置に対するキャリッジ（印
字ヘッド）の現在位置は該印字ヘッドの所定の単位移動
毎の移動信号を加減計数して得た値によって検出され、
印刷位置ずれ補正モードでの印刷における往復のテスト
パターン印刷において、一方では該検出による位置にテ
ストパターンを印刷し、他方では該検出による現在位置
とその前方または後方に所定の単位移動量だけ変位した
位置でテストパターンを印刷する。そして、該往復のテ
スト印刷パターンの印刷位置を対比して観察することに
よって印刷位置ずれが最少のものを選択入力させて変位
値を検出し、文書印刷モードでの印刷においては、前記
選択入力された印刷結果に対応する前記変位値を基に得
た補正値で印刷位置を補正することによって、往復印刷
の相対的な位置ずれを補正する。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に説明する。

初めに印刷装置自身による往復印刷の印刷位置ずれ補正
方法と該方法を実施する装置について第１図〜第６図を
参照して説明する。

第４図は本発明方法を実施する印刷装置の制御回路ブロ
ック図である。主制御回路１はＣＰＵ２、記憶部３、上
位装置とのインターフェイス部４゜各種ドライバ５〜８
及びキャリッジ位置検出用カウンタ９を備え、電源部１
０から給電を受け、操作パネル１１からの指示入力に基
づき、あるいは前記上位装置とデータの授受を行ない、
更には、印刷用紙の有無を検出するペーパーエンドセン
サ（ＰＥセンサ）１２からの電気信号とキャリッジ駆動
モータ（ＳＰモータ）１３に連結されたロータリーエン
コーダで構成される移動検出器１４から該ＳＰモータが
所定量回転する毎に出力される電気信号とキャリッジに
搭載された印字ヘッド１５の移動基準位置（ホームポジ
ション）通過を検出するホームポジションセンサ（ＨＰ
センサ）１６からの電気信号を入力して参照しながら、
前記ｓｐモータ１３、自動給紙装置（Ｃ８Ｆ）１７及び
印刷用紙を長さ方向に移動させる旺動源である紙送りモ
ータ（ＬＦモータ）１８を制御する。

印字ヘッド１５は、片道（往路または復路）の印字で紙
送り（縦）方向に２４ドツトのパターンを印字する能力
を持つものであり、従って、縦罫線を印字する場合の改
行紙送り量は２４ドツト分である。

前記ＳＰモータ１３の回転はタイミングベルト、ワイヤ
ーロープ、ラックアンドピニオン等によってキャリッジ
を印刷用紙の幅方向に往復移動させるように変換される
。そして、キャリッジ（印字ヘッド１５）のホームポジ
ションからの距離（印字位１）は、前記移動検出器１４
から出力される電気信号を前記カウンタ９でキャリッジ
の移動方向に応じてアップ／ダウンカウントすることに
よって、その計数値から検出する。前記ＳＰモータ１３
をパルスモータとした場合には、前記移動検出器１４は
モータ駆動パルスに基づいて電気信号を発生するように
することができる。

記憶部３には該印刷装置を制御するコントロールプログ
ラム記憶部３ａ、前記ＳＰモータ１３の回転量、すなわ
ちカウンタ９の計数値から認識される記録ヘッド１５の
位置に対する実際の位置とのずれを補正するための補正
値を記憶する補正値記憶部３ｂ−テスト印刷パターンや
文書印刷パターンを記憶する印刷パターン記憶部３Ｃ及
び印刷位置の補正処理を実行する印刷位置ずれ補正プロ
グラム記憶部３ｄを備えており、前記ＣＰＵ２は該記憶
装置３と協動する。前記補正値記憶部３ｂは、電源遮断
時にも前記補正値の記憶を維持できるようにＥ”ＦＲＯ
Ｍを使用する。

キャリッジは、図示していないが、前記印字ヘッド１５
を搭載して前記ＳＰモータ１３に駆動されて印刷用紙の
幅方向（左右方向）に往復移動するとともに、インクリ
ボンを駆動する機構を含んでいる。

印刷装置の前記操作パネル１１は、該印刷装置が単独で
テスト印刷及び印刷位置ずれ補正処理等を実行できるよ
うにするために、第５図に示すように、該印刷装置に正
しく電源が供給されていることを表示する電源ランプｌ
ｌａ、該印刷装置が異常状態であることを表示（異常状
態発生時は点滅表示する）するアラームランプｌｌｂ、
該印刷装置の前面テーブル１９から印刷用紙を一枚づつ
給紙する手差し給紙モードを選択するために次のスイッ
チを備えており、前記ＣＰＵ２と協動している。

印刷用紙を前記前面テーブル１９に挿入してＰＥセンサ
１２に突き当てた後は自動的に給紙するモードを指示す
る自動スイッチｌｌｃ、前記ＰＥセンサ１２に印刷用紙
を突き当てた状態で給紙開始スイッチｌｉｄを押下した
時に印刷用紙の給紙を開始するモードを指示する手動ス
イッチｌｉｅがある。自動／手動給紙モードは各々のス
イッチが押下される毎に切換えるようにＣＰＵ２が応答
する。また１強制的に往復印字を指示する罫線高速印刷
スイッチｌｌｆを有している。ＣｕＦ２は、上位の装置
からの印字方向指示に従うか強制往復印字を実行するか
を該罫線高速印刷スイッチ１１ｆが押下られる毎に切換
えるように応答する。更に、本発明に係わる往復印字の
印刷位置ずれを補正するための処理の実行を指示する罫
線補正スイッチｌ１ｇ及び印刷位置ずれの補正のための
ノ（ターン印字の開始を指示する開始スイッチｌｌｈが
配備されている。該スイッチによる指示入力は、以下の
機能となるようにＵＰＵ２が応答する。

罫線補正スイッチｌ１ｇを押下すると印刷位置ずれ補正
モードになり、開始スイッチｌｌｈを押下し且つ印刷用
紙が給紙されている状態であれば印刷位置ずれ補正のた
めの印字パターンを印刷）（ターン記憶部３Ｃから読出
して印字する。更番こ、印刷位置ずれ補正モード処理中
は、罫線高速スイッチｌｌｆを補正処理終了スイッチと
して判断処理し、罫線補正スイッチｌ１ｇと開始スイッ
チ１１ｈを補正値更新選択スイッチとして判断処理する
。

次に、印刷位置ずれ補正処理を第１図、第２図及び第３
図に示したＣＰＵ２の処理フローチャート及び第６図と
第７図の印字例を参照して説明する。

先ず、操作パネル１１の罫線補正スイッチ１１ｇが押下
されたか否かの判定処理１１００を行う。すなわち、印
刷位置ずれ補正処理実行の要否を判定する処理を実行す
る。罫線補正スイッチ１１ｇが押下されない状態では別
の処理１２ｏＯを実行する。該処理１２００は、上位装
置からのデータ受信待ち、あるいはデータを受信して印
刷動作を実行する等の処理である。

罫線補正スイッチｌ１ｇが押下された場合は、印刷位置
ずれ補正処理のための初期設定処理１３００を実行する
。この初期設定処理１３００では、キャリッジを移動し
て記録ヘッド１５にＨＰセンサ１２を横切らせ、カウン
タ９の計数値をホームポジションからの値に設定してス
タート位置に停止し、印刷位置ずれ補正プログラムを実
行状態にする等の処理を行う。

次に、印刷位置ずれ補正のためのパターンを印字する印
刷用紙が給紙されたか否かをＰＥセンサ１２からの電気
信号により判定する処理１４００を行なう、印刷用紙が
給紙されていないときは給紙処理１５００を実行する。

処理１６０ｏで開始スイッチｌｌｈの押下を検出すると
位置ずれ補正モード印刷処理１７００の実行に移る。

位置ずれ補正モード印刷処理１７００の詳細を第２図を
用いて説明する。この位置ずれ補正モード印刷では、先
ず、第１の往路印刷処理１７ｏ１を実行する。処理１７
０１ａでキャリッジを往路駆動するためにＳＰモータ１
３を正転させる。処理１７０１ｂでは、アップカウント
状態にあるカウンタ９の計数値を読取ってキャリッジの
位置を検出し、処理１７０１ｃで印刷位置ずれ補正プロ
グラムに設定された所定の検出位置において印刷パター
ン記憶部３ｃから選択番号パターンと位置ずれ検出パタ
ーン（縦罫線）を読出して印字ヘッド１５を駆動（印字
）する。第１の往路印刷が終了すると処理１７０１ｄで
ＳＰモータ１３を減速停止する。この第１の往路印刷の
印字例は、第６図に示す選択番号２０ａと位置ずれ検出
パターン２１ａ〜２１ｃである。

次に、処理１７０２でＬＦモータ１８を駆動して印刷用
紙を長さ方向に２４ドツト（１行）分紙送りした後に、
印字位置をカウンタ９の計数値による検出位置に対して
計数値で１ピッチ分（移動検出器１４が検出するキャリ
ッジの最少移動量で。

この実施例では１／３６０インチ）だけ右方に変更する
処理１７０３を行なう。

処理１７０４は、第１の復路印刷処理である。

処理１７０４ａでキャリッジを復路駆動するためにＳＰ
モータ１３を逆転させる。処理１７０４ｂでは、ダウン
カウント状態にあるカウンタ９の計数値を読取った後に
補正値記憶部３ｂに記憶されている補正値を加算してキ
ャリッジの位置を検出する。そして処理１７０４ｃでは
、この検出位置に対して印刷位置ずれ補正プログラムに
設定された所定の位置（往路での印字位置に対して１ピ
ツチ右側となる）において印刷パターン記憶部３ｃから
位置ずれ検出パターンを読出して印字ヘッド１５を駆動
（印字）する。第１の復路印刷が終了すると、処理１７
０４ｄでｓｐモータ１３を減速停止する。この第１の復
路印刷の印字例は、第６図に示す選択番号２０ｂと位置
ずれ検出パターン２１ｃｌ〜２１ｆである。

次に、第２の往路印刷のために処理１７ｏ５でＬＦモー
タ１８を駆動して所定量の紙送りを行なう。

処理１７０６は第２の往路印刷処理である。この第２の
往路印刷処理１７０６は前記した第１の往路印刷処理１
７０１と同じである。このときの印字例は、第６図に示
す選択番号２０ｂと位置ずれ検出パターン２１ｇ〜２１
ｉである。

次に、処理１７０７でＬＦモータ１８を駆動して印刷用
紙を長さ方向に２４ドツト（１行）分紙送りした後に、
カウンタ９の計数値に補正値を加算しただけの検出位置
の所定の位置で印字するように印刷位置を設定する処理
１０７８を行なう。

処理１７０９は、前記設定位置で印字を実行する第２の
復路印刷処理である。この第２の復路印刷処理も前記第
１の復路印刷処理１７０４と同様に実行されるが、印刷
位置は往路印刷に対してカウンタ計数値に補正値のみを
加算して検出した位置となる。このときの印字例は、第
６図の位置ずれ検出パターン２１ｊ〜２１１である。

次に、第３の往路印刷のために処理１７１０でＬＦモー
タ１８を駆動して所定量の紙送りを行なう。

処理１７１１は第３の往路印刷処理である。この第３の
往路印刷処理１７１１は前記した第１の往路印刷処理１
７０１と同じである。このときの印字例は、第６図に示
す選択番号２０ｃと位置ずれ検出パターン２１ｍ〜２１
０である。

次に、処理１７１２でＬＦモータ１８を駆動して印刷用
紙を長さ方向に２４ドツト（１行）分紙送りした後に、
印刷位置を検出位置に対してカウンタ９の計数値で１ピ
ツチ（移動検出器１４が検出するキャリッジの最少移動
量でこの実施例では１／３６０インチ）だけ左方に変更
する処理１７１３を行なう。

処理１７１４は第３の復路印刷処理である。この第３の
復路印刷処理１７１４も前記第１の復路印刷処理１７０
１と同様に実行されるが、印刷位置は検出される往路印
刷位置に対して１ピツチ左側となるように制御される。

このときの印字例は、第６図に示す位置ずれ検出パター
ン２１ｐ〜２１ｒである。

次に、メツセージ印刷のために処理１７１５でＬＦモー
タ１８を駆動して所定量の紙送りを行なう。

メツセージ印刷処理１７１６では、印刷された位置ずれ
検出パターン２１ａ〜２１ｒを参照して対応する往復の
検出パターンで最も位置ずれの少ない関係にある選択番
号２０ａ〜２０ｃを前記操作パネル１１で選択入力させ
るメツセージ２２ａを印字して該印刷位置ずれ補正モー
ドの印刷処理を終了し、第１図の処理１８００に移る。

処理１８００では操作パネル１１の罫線補正スイッチｌ
１ｇまたは開始スイッチｌｌｈからの入力信号を監視し
て補正値更新の要否を判断し、処理１９００では罫線高
速印刷スイッチｌｌｆからの入力信号を監視して該補正
処理終了の可否を判断する。罫線補正スイッチｌ１ｇま
たは開始スイッチｌｌｈからの入力信号を検出すると処
理２０００に移って補正値更新処理を実行する。この補
正値更新処理２０００では、選択番号２０ａが選択され
て罫線補正スイッチｌ１ｇからの入力信号である場合に
は補正値記憶部３ｂに記憶された補正値を＋１し、選択
番号２０ｃが選択されて開始スイッチｌｌｈからの入力
信号である場合には補正値記憶部３ｂに記憶された補正
値を−１する。この補正値更新は、罫線補正スイッチｌ
１ｇまたは開始スイッチｌｌｂからの信号が入力される
毎に補正値を＋１または−１するようにしてもよい。

その後、処理２１００に移って更新後の補正値が所定の
補正限度を超えたか否かを判定し、補正限度内であれば
処理２２００に移って新補正値での印刷であることを示
すメツセージ２２ｂと該新補正値を参照した往復印刷で
位置ずれ検出パターン２１ｓ〜２１ｘを印字し、その後
、印刷位置ずれ補正終了処理２３００を実行する。

処理１９００で罫線高速印刷スイッチｌｌｆからの入力
信号を検出したときは、補正不要であるので、直ちに前
記印刷位置ずれ補正終了処理２３００を実行する。

処理２１００で更新後の補正値が所定の補正限度を超え
たことを検出したときは、エラー処理２４００で異常状
態であることを示す第７図のようなメツセージ２２ｃを
印字した後に前記印刷位置ずれ補正終了処理２３００を
実行する。

このようにして印刷位置ずれ補正値が設定された印刷装
置における縦罫線を含む文書印刷処理を第３図に示す。

この印刷処理では、奇数行は往路印字、偶数行は復路印
字であり、各行の印字に先立って１行分の文書印刷パタ
ーンを上位装置から受信して印刷パターン記憶部３Ｃに
記憶する。

奇数行の印刷処理３１００では、先ず、処理３１０１で
上位装置から第１行の文書印刷パターンを受信して印刷
パターン記憶部３Ｃに記憶する。

その後、処理３１ｏ２でＳＰモータ１３を正転させてキ
ャリッジを往路駆動する。処理３１ｏ３でカウンタ９の
計数値からキャリッジの位置を検出し、処理３１ｏ４で
所定の印刷位置において印刷パターン記憶部３Ｃから印
刷パターンを読出して印字する。第１行分の印刷すべき
文書印刷パターンがなくなると処理３１０５に移ってＳ
Ｐモータ１３を減速・停止する。

処理３２００ではＬＦモータ１８を駆動して印刷用紙を
移動させ、２４ドツト分の改行処理を実行する。

偶数行の印刷処理３３００では、先ず、処理３３０１で
上位装置から第２行の文書印刷パターンを受信して印刷
パターン記憶部３ｃに記憶する。

その後、処理３３０２でＳＰモータ１３を逆転させてキ
ャリッジを復路駆動する。処理３３ｏ３ではカウンタ９
の計数値を読取るとともに補正値記憶部３ｂから読取っ
た補正値で該計数値を補正してからキャリッジの位置を
検出し、処理３３ｏ４で所定の印刷位置において印刷パ
ターン記憶部３ｃから印刷パターンを読出して印字する
。第２行分の印刷すべき文書印刷パターンがなくなると
処理３３０５に移ってＳＰモータ１３を減速・停止する
。

以上のような往復印刷を繰返して縦罫線を含む文書印刷
を実行する。

以上に述べた実施例では、往路印刷と復路印刷の印刷位
置ずれの補正処理として、復路での位置検出をカウンタ
９の計数値を補正する処理を行なったが、印刷位置の算
出方法はこの方法に限定されるものではなく、計数値に
対する印刷位置の指示値を往路印刷と復路印刷で変更す
るようにしてもよく、また、カウンタ９の計数値の初期
値を往路印刷と復路印刷で変更する等でもよいことは明
らかである。要は、キャリッジを往復駆動するときに、
駆動系における駆動カ伝達の履歴特性によって移動検出
器１４からの電気信号の発生タイミングがずれるのを補
正することである。

次に、本発明になる印刷位置ずれ補正方法を実施するワ
ードプロセッサの実施例を第７図〜第１４図を参照して
説明する。

ワードプロセッサは、第８図に示すように１文字符号や
制御指示を入力する入力装置３ｏと、前記入力装！！３
０から入力された文字情報等を表示する表示装置４０と
、印刷装置５ｏと、該印刷装置５０に装着されたカット
紙自動給紙装置（Ｃ３Ｆ）６ｏと、これら全体を制御す
る全体制御装置７゜とを備える。

全体制御装置７ｏは、第９図に示すように、文字情報や
制御指示や管理情報等を記憶す一時記憶手段（ページメ
モリ：ＰＭ）７１と、表示コントローラ（ＣＲＴＣ）７
２と、リフレッシュメモリ（ＲＭ）７３と、キャラクタ
ジェネレータ（ＣＧ）７４と、外部記憶装置であるとこ
ろの第１．第２のフレキシブルディスク族［７５ａ、７
５ｂと、主制御回路７６とを備える。

主制御回路７６は、ＣＰＵを主体にして構成され、内雇
した記憶装置に蓄積されたプログラムによって制御機能
が決定され、文書編集や印刷時に全体を制御するもので
ある。第１のフレキシブルディスク装置７５　ａは、シ
ステムプログラムとかな漢字変換辞書とを格納している
ものであり、第２のフレキシブルディスク装置 ７５ｂは、過去に作成した文書あるいは新しく作成した
文書情報を記憶保存するものである。ページメモリ７１
は、入力装置３０から入力された文書情報あるいは第２
のフレキシブルディスク装置７５ｂから読出した文書情
報を一時的に記憶するものである。リフレッシュメモリ ７１は前記表示装置ｔ！４０で表示する文書の文字列を
キャラクタジェネレータ７４での文字パターン収納番地
を意味する番地符号の形で記憶し、前記キャラクタジェ
ネレータ８３には文字パターンが記憶される。表示コン
トローラ７２は、リフレッシュメモリ７３から表示すべ
き文字列の番地符号を読出してキャラクタジェネレータ
７４を用いて文字パターンに変換し１表示装置４０に文
書文字パターンの表示を実行するものである。

印刷装置５ｏは、第２のフレキシブルディスク装置７５
ｂあるいはページメモリ７１に格納されている文書情報
をキャラクタジェネレータ７４を用いて文字パターンに
変換した信号を受けて、文書印刷を実行するものである
。

以上の構成において、主制御回路７６は、内部記憶装置
の一部としてプログラムの一部を記憶したＲＯＭを有し
ており、電源投入時に該ＲＯＭのプログラムによって第
１のフレキシブルディスク装置７５ａから自身のＲＡＭ
領域にプログラムを転送して、ワードプロセッサとして
の動作準備完了となる。

そして、文書編集モード（第１１図の作業メニュー表示
画面では、「１　文書新規作成」に相当し、入力装Ｍ３
０からの番号入力によって選択される、）に設定される
と、主制御回路７６は、文書編集のための文書編集書式
設定処理を実行する。

この文書編集書式設定処理では、書式設定項目を表示装
置４０に表示し、操作者によって入力装置３０から入力
される書式情報を記憶する。文書編集書式設定項目には
、用紙サイズ、用紙の方向、上下左右の余白値、文字サ
イズ、文字間隔、行間隔等がある０文書編集書式設定後
に入力される文字情報は、この書式情報に従って管理す
る。

次に文書印刷モードが選択されると、主制御回路７６は
１文書印刷のための文書印刷書式設定処理を実行する。

この文書印刷書式設定では、書式設定項目を表示装置７
１に表示し、操作者によって入力装置！７０からの入力
される書式情報を記憶する０文書印刷書式設定項目には
、印刷対象文書名又は文書番号、印刷部数、印刷頁範囲
１買付は範囲、買付は開始番号、給紙方法（自動／手動
）印刷方向指定等がある。そして、主制御回路７６は、
文書編集書式と文書印刷書式情報を参照して文書データ
印刷制御処理を実行する。

文書印刷書式設定の後に、入力装置３ｏにある印刷キー
が入力されると、前記主制御回路７６は印刷装置１５０
へ印刷用のコントロールコードを送出する。該コントロ
ールコードの中に往復／片方向印字指定用のコントロー
ルコードも含まれる。

次に、本発明に係わる往復印刷の印刷位置ずれ補正モー
ドについて第１０図〜第１６図を加えて説明する。

前記主制御回路７６は動作準備完了状態になった状態で
、処理４０１０で表示装置４０の表示画面に、第１１図
に示すような、作業選択メニューを表示する。そして、
入力装置３０から「５　補助機能」の選択入力を待つ（
処理４０２０）。

「補助機能」の選択入力があると処理４０３０で補助機
能処理プログラムを起動して該補助機能処理の準備を完
了し、表示装置４０に第１２図に示すような補助機能選
択メニューを表示する。該補助機能には、文書管理やフ
ロッピコピー等があり、当該発明の印刷位置ずれ補正処
理も含まれている。

処理４０４０で入力装置３０からの「９　印刷補正」の
選択入力を検出すると、印刷位置ずれ補正プログラムを
起動して、印刷位置ずれ補正モードの動作準備完了状態
となり、第１３図に示す印刷位置ずれ補正メニューを表
示する処理４０５０を実行する。上記の処理メニュー以
外が選択入力された場合は別の処理４０６０を実行する
。

該印刷位置ずれ補正モードには、往復印刷の印刷位置ず
れを検出して補正値を更新する処理を実行する「１　補
正値更新」と、設定されている補正値を使用して印刷位
置ずれ検出用の印刷パターンを印刷する処理を実行する
「２　設定値印刷」等のメニューが用意されている。

処理４ｏ７０では、入力装置３０からの選択入力が補正
値の更新処理が設定されている補正値での印刷処理か否
かを判断する。入力装置３０から「１　補正値更新」が
選択入力された場合は、処理４０８０で自動給紙装置６
０への給紙指示を実行し、印刷装置５０に印刷用紙が給
紙されているか否かを検出する処理４０９ｏを実行した
後に印刷位置ずれ補正モード印刷処理４１００を実行す
る。

この印刷位置ずれ補正モード印刷処理４１００は、前記
した実施例における印刷位置ずれ補正モード印刷処理１
７ｏＯと同様に実施するが、ワードプロセッサの入力装
ｆｆ１３０によれば選択入力数を多くすることができる
ので、過去に設定された補正値に対して±２ピッチ移動
した検出位置での印刷も実行するように処理する。第１
５図に示した選択番号８１ａ〜８１ｅと位置ずれ検出パ
ターン８２ａ〜８２ｎは、このときの印字例である。

印刷位置ずれ補正モード印刷処理４１００が終了すると
処理１１１０で第１４図に示す最適印刷結果選択入力メ
ニューを表示装置４ｏに表示する処理を実行する。

入力装置３０から選択入力があると、該選択された番号
の往復印刷を実行した移動ピッチを取得して補正値の更
新処理４１２０を実行する。

その後、処理４１３０に移って新しい補正値での往復印
刷によって、第１５図に示した、メツセージ８３ａ、８
３ｂと印刷位置ずれ検出パターン８２ｏ〜８２ｑを印刷
した後に、処理４１４ｏで排紙処理を実行する。

処理４０７０で補正値更新以外の選択入力を検出したと
きには、処理４１５０に移って設定されている補正値で
の印刷処理の選択入力か否かを判定する。「２　設定値
印刷」の選択入力が検出された場合は、処理４１６０で
自動給紙装置６０への給紙指示を実行し、印刷装置５０
に印刷用紙が給紙されているか否かを検出する処理４１
７０を実行した後に、現在設定されている補正値を使用
してキャリッジの位置検出を行ないながら位置ずれ検出
パターンを印刷する往復印刷処理４１８０を実行する。

第１６図は、この時の印字例を示している。該往復印字
処理４１８０を終了後は排紙処理４１４０を実行する。

。 処理４１５０で「２　設定値印刷」の選択入力が検出さ
れなかったときは処理４１９０に移って［０終了」の選
択入力か否かを判定し、印刷位置ずれ補正モードの終了
あるいは処理４０６０に移って別の処理を実行する。

このワードプロセッサでの印刷位置ずれ補正機能の処理
は主制御回路７６が実行するようにしたが、その処理の
一部は印刷装置５０に設けた主制御回路に分担させても
よい。

このようにして設定（更新）された補正値を使用した文
書印刷処理は前記した実施例と同様に行なう。

〔発明の効果〕

以上詳述したように、本発明によれば、往復印刷時の往
路と復路の印刷位置ずれ補正は、検出されるキャリッジ
の位置に対する補正値を、現在の補正値に対して前後方
向に所定値だけ変位させて印刷したテストパターンの整
合具合から選択入力させるのみで最適値に更新すること
ができるので。

簡単な操作ですみ、ワイヤドツトプリンタ等の往復印刷
可能な印刷装置による縦罫線やグラフィック等の往復印
刷でも高印刷品位の維持が可能となり、文書データの高
速印刷（スループットの向上）がはかれる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第７図は本発明の第１の実施例を示すもので、
第１図と第２図と第３図は主制御回路のＣＰＵが実行す
るプログラムのフローチャート、第４図は印刷装置の制
御回路ブロック図、第５図は印刷装置の外観図と操作パ
ネルの配置図、第６図と第７図は印字例である。第８図
〜第１６図は本発明の第２の実施例を示すもので、第８
図はワードプロセッサの外観図、第９図は該ワードプロ
セッサの制御回路ブロック図、第１０図は主制御回路の
ＣＰＵが実行するプログラムのフローチャート、第１１
図〜第１４図は処理メニューを表示した表示装置の表示
画面例、第１５図と第１６図印字例である。 １・・・主制御回路、２・・・ＣＰＵ、３・・・記憶部
、９・・・カウンタ、１１・・・操作パネル、１３・・
・キャリッジ送りモータ、１４・・・移動検出器、１５
・・・印字ヘッド、１８・・・紙送りモータ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、印字ヘッドを印刷用紙の幅方向に往復駆動すると共
   に前記印刷用紙をその長さ方向に移動せしめ、印字ヘッ
   ドの所定量移動毎に発生する移動信号を計数しながらそ
   の計数値が示す所定の検出位置に応じて印刷パターンを
   読出して該印字ヘッドを駆動し、前記印刷用紙に印刷パ
   ターンを印字する印刷装置における往路印刷と復路印刷
   での幅方向の相対的な印刷位置ずれを補正する印刷位置
   ずれ補正方法において、 印刷位置ずれ補正モードでの印刷では、 印字ヘッドの往復移動の一方で前記計数 値が示す所定の検出位置でテストパターン を発生して前記印字ヘッドを駆動する第１ の片道テストパターン印刷制御を行い、 印字ヘッドの往復移動の他方では前記計 数値が示す前記所定の検出位置で印刷すべ きテストパターンを、該所定の検出位置に 対して所定の移動量だけ前方または後方に 変位させた位置でそれぞれ発生して前記印 字ヘッドを駆動する第２の片道テストパタ ーン印刷制御を行い、 前記往復印刷で印刷された相対するテス トパターンで印刷位置ずれが最も少ない関 係にあるものを選択入力させて該選択され たステトパターンを印刷した片道テストパ ターン印刷制御における変位値を検出し、 該検出された前記変位値から検出位置補 正値を得て記憶し、 文書印刷モードでの印刷においては、 記憶された前記補正値によつて往路印刷 の検出位置と復路印刷の検出位置の相対関 係を補正して文書パターンを印刷する ことを特徴とする印刷位置ずれ補正方法。 ２、特許請求の範囲第１項において、 前記印刷位置ずれ補正モードでの一方の片道テストパタ
   ーン印刷制御では、前記計数値が示す検出位置を予め記
   憶された補正値で補正して所定の検出位置を得ることを
   特徴とする印刷位置補正方法。 ３、印字ヘッドを印刷用紙の幅方向に往復駆動すると共
   に前記印刷用紙をその長さ方向に移動せしめ、印字ヘッ
   ドの検出位置に応じて印刷パターンを読出して該印字ヘ
   ッドを駆動し、前記印刷用紙に印刷パターンを印字する
   印刷装置における往路印刷と復路印刷での幅方向の相対
   的な印刷位置ずれを補正する印刷位置ずれ補正方法にお
   いて、 印刷位置ずれ補正モードでの印刷では、 往路印刷または復路印刷の一方の印刷時 には所定の印字ヘッド検出位置でのテスト パターン印刷制御を行ない、他方の印刷時 には該所定の検出位置に対して所定の移動 量だけ前方または後方に変位させた位置で テストパターン印刷制御を行い、 前記往復印刷で印刷された相対するテス トパターンで印刷位置ずれが最も少ない関 係にあるものを選択入力させて該選択され たテストパターンを印刷したテストパター ン印刷制御における前記変位値を検出し、 該検出された前記変位値から検出位置補 正値を得て記憶し、 文書印刷モードでの印刷においては、 記憶された前記補正値によつて往路印刷 の検出位置と復路印刷の検出位置の相対関 係を補正して印字する ことを特徴とする印刷位置ずれ補正方法。 ４、キャリッジに搭載された印字ヘッドと、前記キャリ
   ッジを印刷用紙の幅方向に往復駆動せしめるキャリッジ
   駆動モータと、前記印字ヘッドが前記幅方向移動の基準
   位置であるホームポジションに位置することを検出する
   ホームポジション検出手段と、前記印字ヘッドのホーム
   ポジションからの位置を検出する印字ヘッド位置検出手
   段と、印刷パターン記憶手段と、前記印字ヘッド位置検
   出手段により検出された印字ヘッド位置に応じて前記印
   刷パターン記憶手段から印刷パターンを読出して前記印
   字ヘッドによる印字を制御するヘッド駆動手段と、印刷
   用紙の長さ方向に該印刷用紙を移動せしめる紙送り手段
   と、前記印字ヘッド位置検出結果に対して所定量の位置
   補正を行つた後に前記印字ヘッドによる印字を実行させ
   る印字位置ずれ補正制御手段とを備えた印刷装置におい
   て、 前記印字ヘッド位置検出手段に、 前記印字ヘッドの往路移動時はその単位 移動量毎に発生する電気信号を順次加算計 数して該計数値から該印字ヘッドの現在位 置を検出する往路位置検出手段と、 前記印字ヘッドの復路移動時はその単位 移動量毎に発生する電気信号で順次前記計 数値を減算計数してその計数値から該印字 ヘッドの現在位置を検出する復路位置検出 手段とを設け、 前記印字位置ずれ補正手段には、印刷位置ずれ補正モー
   ドでの印刷において動作する、 前記印字ヘッドの往復移動の一方で前記 計数値が示す所定の検出位置でテストパタ ーンを発生して前記印字ヘッドを駆動する 第１のテストパターン印刷制御手段と、 前記印字ヘッドの往復移動の他方では前 記所定の検出位置で印刷すべきテストパタ ーンを、該検出位置に対して所定の単位移 動量だけ前方または後方に変位した位置で それぞれ発生して前記印字ヘッドを駆動す る第２のテストパターン印刷制御手段と、 前記往復印刷で印刷された相対するテス トパターンで印刷位置ずれが最も少ない関 係にあるものを選択入力させる印字結果選 択入力手段と、 選択入力されたテストパターンを印刷し たテストパターン印刷制御の変位量を検出 する印刷変位値検出手段と、 前記印刷変位値検出手段によつて検出さ れた変位値をもとに得た補正値を記憶する 印刷補正値記憶手段とを設けた ことを特徴とする印刷装置。 ５、特許請求の範囲第４項において、 前記一方のテストパターン印刷制御手段は、前記印字ヘ
   ッドの移動時に前記計数値を前記印刷補正値記憶手段に
   記憶された補正値で補正した値を前記所定の検出位置に
   する補正手段を含むことを特徴とする印刷装置。 ６、特許請求の範囲第４項において、 前記キャリッジ駆動モータはパルスモータであって、前
   記印字ヘッド位置検出手段は前記パルスモータを駆動す
   るパルス信号を計数して前記印字ヘッドの位置を示すア
   ップダウンカウンタを備えたことを特徴とする印刷装置
   。 ７、特許請求の範囲第４項において、 前記キャリッジ駆動モータは該キャリッジ駆動モータの
   回転を検出するエンコーダを備え、前記印字ヘッド位置
   検出手段は前記エンコーダの出力パルスを計数して前記
   印字ヘッド位置を示すアップダウンカウンタを備えたこ
   とを特徴とする印刷装置。 ８、印字ヘッドを印刷用紙の幅方向に往復駆動すると共
   に前記印刷用紙をその長さ方向に移動せしめ、印字ヘッ
   ドの検出位置に応じて印刷パターンを読出して該印字ヘ
   ッドを駆動し、前記印刷用紙に印刷パターンを印字する
   印刷装置における往路印刷と復路印刷での幅方向の相対
   的な印刷位置ずれを補正する印刷装置において、往路印
   刷または復路印刷の一方の印刷時に は所定の印字ヘッド検出位置でのテストパターン印刷制
   御を行ない、他方の印刷時には該所定の検出位置に対し
   て所定の移動量だけ前方または後方に変位させた位置で
   テストパターン印刷制御を行うテストパターン印刷制御
   手段と、 前記往復印刷で印刷された相対するテスト パターンで印刷位置ずれが最も少ない関係にあるものを
   選択入力させて該選択されたテストパターンを印刷した
   テストパターン印刷制御における前記変位値を検出する
   変位値検出手段と、 該検出された前記変位値から検出位置補正 値を得て記憶する補正値記憶手段と、 記憶された前記補正値によつて往路印刷の 検出位置と復路印刷の検出位置の相対関係を補正して印
   刷する印刷位置補正手段を設けたことを特徴とする印刷
   装置。 ９、文字情報や制御指示を入力する入力手段と、表示手
   段と、記憶手段と、前記入力手段から入力された文字情
   報や制御情報に従って文書編集処理を実行し、編集した
   文書を前記表示手段に表示させ、前記記憶手段に記憶さ
   せる文書編集手段と、 キャリッジに搭載された印字ヘッドと、前記キャリッジ
   を印刷用紙の幅方向に往復移動せしめるキャリッジ駆動
   モータと、前記印字ヘッドが前記幅方向移動の基準位置
   であるホームポジションに位置することを検出するホー
   ムポジション検出手段と、前記印字ヘッドのホームポジ
   ションからの位置を検出する印字ヘッド位置検出手段と
   、印刷パターン記憶手段と、前記印字ヘッド位置検出手
   段により検出された印字ヘッド位置に応じて前記印刷パ
   ターン記憶手段から印刷すべき文書に従つた印刷パター
   ンを読出して前記印字ヘッドによる印字を制御するヘッ
   ド駆動手段と、印刷用紙の長さ方向に該印刷用紙を移動
   せしめる紙送り手段と、前記印字ヘッド位置検出結果に
   対して所定量の位置補正を行った後に前記印字ヘッドに
   よる印字を実行させる印刷位置ずれ補正制御手段とを備
   えた印刷装置において、 前記印字ヘッド位置検出手段に、 前記印字ヘッドの往路移動時はその単位 移動量毎に発生する電気信号を順次計数し て該計数値から該印字ヘッドの現在位置を 検出する往路位置検出手段と、 前記印字ヘッドの復路移動時はその単位 移動量に発生する電気信号で順次前記計数 値を減算してその残値から該印字ヘッドの 現在位置を検出する復路位置検出手段とを 設け、 前記印刷位置ずれ補正制御手段には、印刷位置補正モー
   ドでの印刷において動作する、 前記印字ヘッドの往復移動の一方では前記 計数値が示す所定の検出位置でテストパターンを発生し
   て前記印字ヘッドを駆動する第１の片道テストパターン
   印刷制御手段と、 前記印字ヘッドの往復移動の他方では前 記所定の検出位置に印刷すべきテストパタ ーンを検出位置に対して所定の単位移動量 だけ前方または後方に変位した位置でそれ ぞれ発生して前記印字ヘッドを駆動する第 ２の片道テストパターン印刷制御手段と、 前記往復印刷で印刷された相対するテス トパターンで印刷位置ずれが最も少ない関 係にあるものを前記入力手段から選択入力 させる印字結果選択入力手段と、 前記印字結果選択入力手段により選択さ れたテストパターンを印刷したテストパタ ーン印刷制御における前記変位値を検出す る印刷変位値検出手段と、 前記印刷変位値検出手段によって検出さ れた前記変位値に基づいて得たを補正値を 記憶する印刷補正値記憶手段とを設けた ことを特徴とする印刷装置。 １０、特許請求の範囲第９項において、 前記一方の片道テストパターン印刷制御手段は、前記印
   字ヘッドの移動時に前記計数値を前記印刷補正値記憶手
   段に記憶された前記補正値で補正した値を前記所定の検
   出位置にする補正手段を含むことを特徴とする印刷装置
   。