JP2001330821A - 電気光学装置 - Google Patents
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Abstract
してなる液晶装置等の電気光学装置において、強力な投
射光が入射される場合であっても温度上昇を抑えると共
に内面反射を抑える。しかも、製造を容易ならしめ、装
置信頼性を高める。 【解決手段】 電気光学装置は、TFTアレイ基板(1
0)上に設けられた各画素の非開口領域内に設けられた
所定パターンを、対向基板(20)上に設けられた遮光
膜(23)で覆う。遮光膜は、TFTアレイ基板に対面
しない側に位置する高反射膜(23a)と、TFTアレ
イ基板に対面する側に位置する低反射膜(23b)とを
含む多層膜からなり、TFTアレイ基板の側から見て高
反射膜は、低反射膜により覆われている。
Description
晶等の電気光学物質を挟持してなる液晶装置等の電気光
学装置の技術分野に属する。
線などの各種配線、画素電極、画素スイッチング用の薄
膜トランジスタ(以下適宜、TFTと称する)や薄膜ダ
イオード(以下適宜、TFDと称する)などのスイッチ
ング素子等の各種パターンが形成された素子アレイ基板
と、縞状や全面的に形成された対向電極、カラーフィル
タ、各画素の開口領域を規定する遮光膜が形成された対
向基板とが、一対の基板として貼り合わされてなる。そ
して、係る一対の基板間には、液晶等の電気光学物質が
挟持されている。
画像表示領域における透過率が画像信号に応じて各画素
毎に変化して画像表示が行われる。従って、各画素の間
隙を光が素通りしてコントラスト比を低下させたり、カ
ラー表示の場合に隣接画素間で混色するのを防ぐ必要が
ある。このため、基板上には、各画素の間隙を覆うよう
に遮光膜が形成されるのが一般的である。例えば、対向
基板上に、平面的に見て各画素の間隙を覆うように遮光
膜を設けたり、素子アレイ基板上に遮光膜を設けたり、
或いは、素子アレイ基板上に複数配列された配線をAl
(アルミニウム)等の遮光性の導電材料から形成したり
する。
イやモニター等の直視型表示装置の他、ライトバルブと
して単板式の白黒又はカラー投射型表示装置に用いられ
たり、RGB(赤緑青)用の3枚のライトバルブとして
複板式のカラー投射型表示装置に用いられたりする。係
る投射型表示装置用途のように強力な投射光が対角3セ
ンチメートル程度の比較的小型のライトバルブ(電気光
学装置)に入射する場合にも、上述のように遮光膜を設
けておけば、素子アレイ基板上のTFTの特性変化や画
素間の光抜けによるコントラスト比の低下を比較的良好
に防ぐことができる。
如く対向基板に形成される遮光膜を、Al膜等の高反射
率の反射膜で構成すると次の問題が生じる。即ち、投射
型表示装置等の透過型液晶装置の場合には、入射光が光
源側に反射しても一般に問題はない。しかしながら、前
述の複板式のカラー投射型表示装置を構築した場合にお
ける合成光学系を突き抜けてくる他のライトバルブから
の光(即ち、各ライトバルブに対し、投射光と逆向きに
その出射側から入射する光)や、複板式や単板式を問わ
ずに素子アレイ基板上の各膜で反射する光、素子アレイ
基板の裏面で反射する光等の戻り光が、当該高反射率の
反射膜の内面(即ち、素子アレイ基板側に対面する表
面)で反射して、電気光学装置内に内面反射光が発生し
てしまう。或いは、この内面反射光が更に素子アレイ基
板上や裏面で反射することにより電気光学装置内に多重
反射光が発生してしまう。このように、内面反射や多重
反射光が電気光学装置内に発生すると、素子アレイ基板
上に形成された画素スイッチング用のTFT等のチャネ
ル領域に至って光電効果によりトランジスタ特性を劣化
させたり、迷光として投射光に混入して、最終的にコン
トラスト比の低下やフリッカの発生など画像品位の劣化
を引き起こしてしまうという問題がある。
等の低反射率の反射膜で構成すると、次の問題が生じ
る。即ち、特に前述の投射型表示装置用途のように強力
な投射光が入射される場合には、当該低反射率の遮光膜
が光を吸収することで、この遮光膜を含めた電気光学装
置全体の温度上昇を招いてしまう。この結果、高温環境
におけるトランジスタ特性の劣化により画像品位の劣化
が引き起こされたり、動作中の加熱により液晶や偏光板
等における装置不良や装置故障が発生し易くなったり、
装置寿命が短命化されたりする問題点がある。
るさを向上させるために、用いられる投射光の強度は一
段と高められてきており、上述の如き温度上昇は、より
顕著となっている。同時に明るさ向上のために各画素の
開口率を向上させることも積極的に行われているので、
遮光膜を形成可能な平面領域自体が小さくなってきてお
り、投射光の入射による温度上昇を防ぐことが困難にな
っている。他方で、投射光の強度に比例して前述した戻
り光の強度も高められてしまうので、単純に反射率の高
い遮光膜を採用して温度上昇を抑えようとすると、内面
反射がより顕著になってしまう。このように投射型表示
装置では、上述の如きトレードオフの関係にある温度上
昇と内面反射とを同時に低減することは実際上困難であ
る。更に、このような困難な問題を解決するために、こ
の種の電気光学装置に対して複雑な積層構造を採用する
ことは可能であろうが、装置構成の複雑化は、製造コス
ト及び装置欠陥率の上昇につながり、当該電気光学装置
の技術分野における低コスト化及び装置信頼性の向上と
いう基本的要請に反する結果を招いてしまう。
のであり、強力な投射光が入射される場合であっても温
度上昇を抑えると共に内面反射を抑えることができ、し
かも比較的容易に製造可能であり装置信頼性が高い電気
光学装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、一対の第1及び第2基板
と、前記第1基板上における各画素の非開口領域内に設
けられた所定パターンと、前記第2基板上における前記
所定パターンを平面的に見て少なくとも部分的に覆う領
域に設けられた遮光膜とを備えており、前記遮光膜は、
前記第1基板に対面しない側に位置する第1反射率の高
反射膜と、前記第1基板に対面する側に位置する前記第
1反射率よりも低い第2反射率の低反射膜とを含む多層
膜からなり、前記第1基板の側から見て前記高反射膜
は、前記低反射膜により覆われている。
或いはTFTアレイ基板等の第1基板上における各画素
の非開口領域内に設けられた所定パターンを、対向基板
等の第2基板上に設けられた遮光膜により、平面的に見
て少なくとも部分的に覆う。即ち、遮光膜は、各画素の
非開口領域を少なくとも部分的に規定している。ここ
で、遮光膜は多層膜からなり、第1基板に対面しない側
に位置する高反射膜を含む。従って、第2基板の側から
投射光を入射すれば、たとえこの投射光の光強度が高く
ても、当該高反射膜により反射できる。このため、遮光
膜が光を吸収して遮光膜を含む電気光学装置が温度上昇
を招くことを、当該高反射膜の第1反射率の高さに応じ
て効果的に防止できる。同時に、投射光強度を高めた場
合に特に問題となる、前述した複板式の投射型表示装置
の場合に合成光学系を突き抜けてくる光、第1基板上の
各膜で反射する光、第1基板の裏面で反射する光等の戻
り光については、遮光膜を構成する多層膜のうち第1基
板に対面する側に設けられた低反射膜が吸収する。この
ため、係る戻り光に起因した電気光学装置内における内
面反射光や多重反射光を低減できる。特に戻り光の光強
度は、投射光の強度を高める程高くなるが、投射光の光
強度自体よりは遥かに低いため、本発明のように戻り光
については電気光学装置内の低反射膜で吸収しても、投
射光を直接吸収するのと比べれば温度上昇の度合いは格
段に低くて済む。ここで特に、第1基板の側から見て高
反射膜は、低反射膜により覆われているので、第1基板
側から遮光膜に至る戻り光が高反射膜により反射される
ことはない。このため、戻り光による悪影響を殆ど無く
すことが可能となる。同時に、第2基板側からの投射光
に対しては、高反射膜の脇や隙間から露出した低反射膜
により若干は吸収されることになるが、このように吸収
される光量は、係る低反射膜の露出面積を小さくするこ
とにより小さくできる。従って、低反射膜と高反射膜と
をどの程度重ねるか或いは、低反射膜を高反射膜の脇や
隙間からどの程度露出させるかを光源強度や装置仕様等
に応じて適宜定めれば、最終的に戻り光による例えば画
素スイッチング用素子の特性変化と光吸収による悪影響
(例えば温度上昇により、画素スイッチング用素子の特
性劣化、装置寿命の短命化、装置不良・欠陥を招くこ
と)との両方をバランス良く低減可能となる。加えて、
第1基板の側から見て高反射膜は、低反射膜により覆わ
れており、即ち低反射膜は、高反射膜より一回り大きく
平面形成されている。このため、両者を例えば同一エッ
チングにより同一の平面形状に形成した場合と比べて、
加熱時に両者が剥離してしまう可能性を低減できる(例
えば、高反射率のアルミ膜と低反射率のクロム膜とを単
純に積層した場合に、クロム膜は剥がれ易く、特に加熱
時の応力発生で剥がれ易い)。一般に高反射膜と低反射
膜とは材質が相異なるため、多くの場合、これらの膜間
における密着性は低くならざるを得ない。このため本発
明のように、第2基板上で高反射膜の上に、これよりも
一回り大きく低反射膜を形成する技術は、高反射膜の下
地上に低反射膜が直接接する領域ができること及び高反
射膜の側面上にも低反射膜が接することから、材料の性
質上密着性が悪い低反射膜と高反射膜とを積層形成する
場合に、実践上非常に有利である。
れば、強力な投射光が入射される場合であっても、温度
上昇を抑えると共に内面反射を抑えることができ、高品
位の画像表示が可能となる。しかも、比較的容易に製造
でき、係る効果を得るための装置信頼性の低下を極力抑
えることが可能となる。
所定パターンは、各画素に設けられた画素電極に接続さ
れた薄膜トランジスタ及び該薄膜トランジスタに接続さ
れた配線からなり、前記遮光膜は、第2基板側から見
て、少なくとも前記薄膜トランジスタのチャネル領域を
覆う。
リクス駆動方式の電気光学装置が実現される。ここで特
に第2基板に設けられた遮光膜により、第1基板上に設
けられた薄膜トランジスタのチャネル領域を覆っている
ので、投射光が係るチャネル領域に入射して光電効果に
より薄膜トランジスタの特性を変化させたり、所謂フィ
ールド反転駆動、フレーム反転駆動、ライン反転駆動、
ドット反転駆動等の反転駆動時におけるフリッカを防止
できる。この際、戻り光が遮光膜で反射してチャネル領
域に入射することも低反射膜により効果的に阻止し得
る。更に、高反射膜で投射光による温度上昇を抑えるこ
とにより、薄膜トランジスタを長期に亘って良好に動作
させることも可能となる。このようにTFTアクティブ
マトリクス駆動により、高精細な画像表示が可能とな
る。
記低反射膜は、前記各画素の非開口領域に沿って格子状
又は縞状に形成されており、前記高反射膜は、島状に形
成されている。
沿って格子状又は縞状に形成された低反射膜により、各
画素の非開口領域を規定できる。そして特に、このよう
に形成された低反射膜と共に積層形成される高反射膜
は、島状に形成されている。従って、低反射膜と高反射
膜との熱膨張率等の特性差に起因して、例えば加熱冷却
時における応力が両者間に発生しても、島状に形成され
た高反射膜により、発生する応力を分散させることがで
き、係る応力により膜剥離が起って装置不良や装置欠陥
となる可能性を低減できる。このように高反射膜で各画
素の開口領域を規定する必要がないという構成上の特徴
を生かして装置信頼性を高めることが可能となる。
記第1反射率は、可視光領域で80%以上である。
は可視光領域(380nm〜780nm)で80%以上
であるので、投射光の強度が高い場合にも、遮光膜にお
ける光吸収による温度上昇を顕著に抑えることが可能と
なる。
記第2反射率は、可視光領域で10%以下である。
は可視光領域(380nm〜780nm)で10%以下
であるので、投射光の強度が高い場合にも、戻り光或い
は内面反射光や多重反射光を遮光膜により良好に吸収で
きる。
記低反射膜は、酸化クロムを含有する膜からなる。
では反射率は50%程度であるのに対し、酸化クロムを
含有する膜から、例えば前述した10%以下程度の低い
反射率を持つ低反射膜を比較的容易に形成できる。
記高反射膜は、窒素化合物を含有するアルミニウム膜か
らなる。
では、前記高反射膜は、高融点金属を含有するアルミニ
ウム膜からなる。
するアルミニウム膜や高融点金属を含有するアルミニウ
ム膜から、例えば前述した80%以上程度に高い反射率
を持つ高反射膜を比較的容易に形成できる。特に、純粋
なアルミニウムから高反射膜を形成したのでは、90%
以上の高反射率は得られるものの、薬品耐性や耐熱性が
弱く、エッチングではパターン精度を出すことが実際上
困難であり、しかも、このような膜はシリコンと相性が
悪いばかりでなく、相性の良い(即ち、高い密着性が得
られる)低反射膜を形成するのが極めて困難である。
記第1基板に、前記所定パターンを平面的に見て少なく
とも部分的に覆う領域に設けられた他の遮光膜を更に備
えており、該他の遮光膜の反射率は、前記第1反射率よ
りも低い。
低反射率の他の遮光膜により、第1基板上の所定パター
ンを少なくとも部分的に覆うので、第2基板に設けられ
た低反射膜と当該他の遮光膜との共同作業により、戻り
光或いは内面反射光や多重反射光を更に吸収することが
可能となり、戻り光や内面反射光による悪影響をより一
層低減できる。
は、前記所定パターンは、他の低反射膜からなるパター
ンを含み、該他の遮光膜の反射率は、前記第1反射率よ
りも低い。
反射膜からなるパターンが設けられているので、第2基
板に設けられた低反射膜と当該他の遮光膜との共同作業
により、戻り光或いは内面反射光や多重反射光を更に吸
収することが可能となり、戻り光や内面反射光による悪
影響をより一層低減できる。
は、前記第1基板上に、前記第1基板の側から見て前記
所定パターンを少なくとも部分的に覆う他の遮光膜を更
に備え、該他の遮光膜の反射率は、前記第1反射率より
も低い。
内に入る直後に、所定パターンの下側で当該他の遮光膜
により反射や吸収するので、戻り光による悪影響や、戻
り光が更に内面で反射してなる内面反射光による悪影響
を低減できる。
記第2基板の前記第1基板に対面しない側に、前記遮光
膜が形成されている。
射する前の段階で、遮光膜により反射するので、第2基
板でも光を多少吸収することから、高反射膜により温度
上昇をより効率的に防ぐことが可能となる。更に、第2
基板でも光を多少吸収することから、低反射膜により戻
り光や内面反射光をより効率的に防ぐことが可能とな
る。
記第2基板上における画像表示領域の外側に設けられる
遮光性の額縁は、前記遮光膜と同一工程により形成され
る。
た遮光性の額縁と遮光膜を同一工程により形成するの
で、工程数を増やすことなく遮光性の額縁を形成するこ
とができるため、コストを大幅に低減する事ができる。
記遮光性の額縁は、前記低反射膜からなる。
らの入射光が照射されても、低反射膜により光を吸収す
るため、遮光性の額縁で覆われた領域に設けられる素子
が、光の影響によりトランジスタ特性が変化することが
ないため、回路の誤動作等の深刻な事態を引き起こす事
がない。
に説明する実施の形態から明らかにされる。
基づいて説明する。尚、以下の実施形態は、本発明の電
気光学装置を液晶装置に適用したものである。
から図6を参照して本発明の電気光学装置の第1実施形
態について説明する。本実施形態は、一対の基板の一例
たるTFTアレイ基板と対向基板とを対向配置して、両
者間に電気光学物質の一例たる液晶を挟持してなる電気
光学装置に係る実施形態である。
の電気光学装置の画像表示領域における構成についてそ
の動作と共に説明する。ここに、図1は、電気光学装置
の画像表示領域を構成するマトリクス状に形成された複
数の画素における各種素子、配線等の等価回路である。
図2は、データ線、走査線、画素電極等が形成されたT
FTアレイ基板の相隣接する複数の画素群の平面図であ
り、図3は、図2のA−A’断面図である。尚、図3に
おいては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大
きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならしめて
ある。
では、その画像表示領域を構成するマトリクス状に形成
された複数の画素は、画素電極9aと当該画素電極9a
を制御するためのTFT30とがマトリクス状に複数形
成されており、画像信号が供給されるデータ線6aが当
該TFT30のソースに電気的に接続されている。ま
た、TFT30のゲートに走査線3aが電気的に接続さ
れており、所定のタイミングで、走査線3aにパルス的
に走査信号G1、G2、…、Gmを、この順に線順次で
印加するように構成されている。画素電極9aは、TF
T30のドレインに電気的に接続されており、スイッチ
ング素子であるTFT30を一定期間だけそのスイッチ
を閉じることにより、データ線6aから供給される画像
信号S1、S2、…、Snを所定のタイミングで書き込
む。画素電極9aを介して電気光学物質に書き込まれた
所定レベルの画像信号S1、S2、…、Snは、対向基
板(後述する)に形成された対向電極(後述する)との
間で一定期間保持される。電気光学物質は、印加される
電圧レベルにより分子集合の配向や秩序が変化すること
により、光を変調し、階調表示を可能にする。ここで、
保持された画像信号がリークするのを防ぐために、画素
電極9aと対向電極との間に形成される電気光学物質容
量と並列に蓄積容量70を付加する。
においては、TFTアレイ基板上に、マトリクス状に複
数の透明な画素電極9a(点線部9a’により輪郭が示
されている)が設けられており、画素電極9aの縦横の
境界に各々沿ってデータ線6a、走査線3a及び容量線
3bが設けられている。データ線6aは、コンタクトホ
ール5を介してポリシリコン膜等からなる半導体層1a
のうち後述のソース領域に電気的に接続されており、画
素電極9aは、コンタクトホール8を介して半導体層1
aのうち後述のドレイン領域に電気的に接続されてい
る。また、半導体層1aのうちチャネル領域(図中右下
がりの斜線の領域)に対向するように走査線3aが配置
されており、走査線3aはゲート電極として機能する。
容量線3bは、走査線3aに沿ってほぼ直線状に伸びる
本線部と、データ線6aと交差する箇所からデータ線6
aに沿って前段側(図中、上向き)に突出した突出部と
を有する。また、図中太線で示した走査線3a及び容量
線3bに沿ったストライプ状の領域には夫々、各TFT
30の少なくともチャネル領域をTFTアレイ基板側か
ら見て覆う位置に、第1遮光膜11aが設けられてい
る。第1遮光膜11aは、各TFT30に対する遮光を
より完璧に行うべく、各TFT30に対向する個所がコ
ンタクトホール5を覆う領域にまで図中下方に夫々突出
して形成されている。
装置は、透明なTFTアレイ基板10と、これに対向配
置される透明な対向基板20とを備えている。TFTア
レイ基板10は、例えば石英基板からなり、対向基板2
0は、例えばガラス基板や石英基板からなる。TFTア
レイ基板10には、画素電極9aが設けられており、そ
の上側には、ラビング処理等の所定の配向処理が施され
た配向膜16が設けられている。画素電極9aは例え
ば、ITO膜(Indium Tin Oxide膜)などの透明導電性
膜からなる。また配向膜16は例えば、ポリイミド膜な
どの有機膜からなる。他方、対向基板20には、その全
面に渡って対向電極21が設けられており、その下側に
は、ラビング処理等の所定の配向処理が施された配向膜
22が設けられている。TFTアレイ基板10には、図
3に示すように、各画素電極9aに隣接する位置に、各
画素電極9aをスイッチング制御する画素スイッチング
用TFT30が設けられている。対向基板20には、更
に図3に示すように、各画素の開口領域(即ち、画像表
示領域内において実際に入射光が透過して表示に有効に
寄与する領域)以外の領域に、即ち図2中右上がりの斜
線が引かれた格子状の領域に、第2遮光膜23が設けら
れている。
電極21とが対面するように配置されたTFTアレイ基
板10と対向基板20との間には、後述のシール材によ
り囲まれた空間に液晶等の電気光学物質が封入され、電
気光学物質層50が形成される。電気光学物質層50
は、画素電極9aからの電界が印加されていない状態で
配向膜16及び22により所定の配向状態をとる。電気
光学物質層50は、例えば一種又は数種類のネマティッ
ク液晶を混合した電気光学物質からなる。シール材は、
TFT基板10及び対向基板20をそれらの周辺で貼り
合わせるための、例えば光硬化性樹脂や熱硬化性樹脂か
らなる接着剤であり、両基板間の距離を所定値とするた
めのグラスファイバー或いはガラスビーズ等のスペーサ
が混入されている。
FT30に各々対向する位置においてTFTアレイ基板
10と各画素スイッチング用TFT30との間には、第
1遮光膜11aが設けられている。第1遮光膜11a
は、好ましくは不透明な高融点金属であるTi、Cr、
W、Ta、Mo及びPbのうちの少なくとも一つを含
む、金属単体、合金、金属シリサイド等から構成され
る。
ッチング用TFT30との間には、下地絶縁膜12が設
けられている。下地絶縁膜12は、画素スイッチング用
TFT30を構成する半導体層1aを第1遮光膜11a
から電気的絶縁するために設けられるものである。更
に、下地絶縁膜12は、TFTアレイ基板10の全面に
形成されることにより、画素スイッチング用TFT30
のための下地膜としての機能をも有する。
線3aに対向する位置から延設して誘電体膜として用
い、半導体層1aを延設して第1蓄積容量電極1fと
し、更にこれらに対向する容量線3bの一部を第2蓄積
容量電極とすることにより、蓄積容量70が構成されて
いる。
30は、LDD(Lightly Doped Drain)構造を有して
おり、走査線3a、当該走査線3aからの電界によりチ
ャネルが形成される半導体層1aのチャネル領域1
a’、走査線3aと半導体層1aとを絶縁するゲート絶
縁膜2、データ線6a、半導体層1aの低濃度ソース領
域1b及び低濃度ドレイン領域1c、半導体層1aの高
濃度ソース領域1d並びに高濃度ドレイン領域1eを備
えている。高濃度ドレイン領域1eには、複数の画素電
極9aのうちの対応する一つが接続されている。本実施
の形態では特にデータ線6aは、Al等の低抵抗な金属
膜や金属シリサイド等の合金膜などの遮光性の薄膜から
構成されている。また、走査線3a、ゲート絶縁膜2及
び下地絶縁膜12の上には、高濃度ソース領域1dへ通
じるコンタクトホール5及び高濃度ドレイン領域1eへ
通じるコンタクトホール8が各々形成された第1層間絶
縁膜4が形成されている。更に、データ線6a及び第1
層間絶縁膜4の上には、高濃度ドレイン領域1eへのコ
ンタクトホール8が形成された第2層間絶縁膜7が形成
されている。
くは上述のようにLDD構造を持つが、低濃度ソース領
域1b及び低濃度ドレイン領域1cに不純物の打ち込み
を行わないオフセット構造を持ってよいし、走査線3a
の一部であるゲート電極をマスクとして高濃度で不純物
を打ち込み、自己整合的に高濃度ソース及びドレイン領
域を形成するセルフアライン型のTFTであってもよ
い。また本実施の形態では、画素スイッチング用TFT
30のゲート電極をソース及びドレイン領域間に1個の
み配置したシングルゲート構造としたが、これらの間に
2個以上のゲート電極を配置してもよい。この際、各々
のゲート電極には同一の信号が印加されるようにする。
ル領域1a’、低濃度ソース領域1b及び低濃度ドレイ
ン領域1c等のポリシリコン層は、光が入射すると光励
起により電流が発生してしまい画素スイッチング用TF
T30のトランジスタ特性が変化するが、本実施の形態
では、走査線を上側から覆うように対向基板20上に第
2遮光膜23が設けられており、且つ走査線3aを上側
から覆うようにTFTアレイ基板10側にデータ線6a
がAl等の遮光性の金属薄膜から形成されている。この
ため、少なくとも半導体層1aのチャネル領域1a’及
び低濃度ソース領域1b、低濃度ドレイン領域1cへの
入射光の入射を効果的に防ぐことが出来る。また、前述
のように、画素スイッチング用TFT30の下側には、
第1遮光膜11aが設けられているので、少なくとも半
導体層1aのチャネル領域1a’及び低濃度ソース領域
1b、低濃度ドレイン領域1cへの戻り光の入射を効果
的に防ぐことが出来る。このような第1遮光膜11a
は、走査線3aに沿って縞状に形成されているが、走査
線3a及びデータ線6aに沿って格子状に形成してもよ
い事は言うまでもない。
量部分に電気的に接続されてもよい。例えば、第1遮光
膜11aは、定電位とされた容量線3bに夫々電気的に
接続されてもよい。この場合、定電位源としては、当該
電気光学装置を駆動するための周辺回路(例えば、走査
線駆動回路、データ線駆動回路等)に供給される負電
源、正電源等の定電位源、接地電源、対向電極21に供
給される定電位源等が挙げられる。
向基板20上の第2遮光膜23は、積層形成された高反
射膜23a及び低反射膜23bからなる。この構成につ
いて図3と共に図4から図6を参照して更に説明する。
は、TFTアレイ基板10上における各画素の非開口領
域内に設けられたTFT30、走査線3a、容量線3
b、データ線6a等からなる所定パターンを、対向基板
20上に設けられた第2遮光膜23により、平面的に見
て覆っている。即ち、第2遮光膜23は、各画素の開口
領域300の少なくとも一部を規定している。ここで、
第2遮光膜23は多層膜からなり、TFTアレイ基板1
0に対面しない側に位置する高反射膜23a及びTFT
アレイ基板10に対面する側に位置する低反射膜23b
を含む。第2遮光膜23は、図4に示すように、走査線
3a方向及びデータ線6a方向に沿って格子状に形成し
ても良いし、走査線3a方向あるいはデータ線6a方向
に沿って縞状に形成しても良い。あるいは、少なくとも
TFT30のチャネル領域1a部分を覆うように各画素
毎に島状に形成しても良い。
の側からの入射光L0の光強度が高くても、高反射膜2
3aにより殆ど反射できる。このため、第2遮光膜23
が入射光L0を吸収して第2遮光膜23を含む電気光学
装置が温度上昇することを防止できる。同時に、入射光
L0の強度を高めた場合に特に問題となる、戻り光L1
については、第2遮光膜23を構成する多層膜のうちT
FTアレイ基板10に対面する側に設けられた低反射膜
23bが吸収する。このため、係る戻り光L1に起因し
た電気光学装置内における内面反射光や多重反射光を低
減できる。
強度を高める程高くなるが、入射光L0の光強度自体よ
りは遥かに低いため、戻り光L1については電気光学装
置内の低反射膜23bで吸収しても、入射光L0を直接
吸収するのと比べれば温度上昇の度合いは格段に低くて
済む。
アレイ基板10の側から見て高反射膜23aは、低反射
膜23bにより覆われているので、TFTアレイ基板1
0側から第2遮光膜23に至る戻り光L1が高反射膜2
3aにより反射されることはない。このため、戻り光L
1による悪影響を殆ど無くすことが可能となる。
に対しては、高反射膜23aの脇や隙間から露出した低
反射膜23bにより若干は吸収されることになるが、こ
のように吸収される光量は、係る低反射膜23bの露出
面積を小さくすることにより小さくできる。
射膜23bは、高反射膜23aより一回り大きく平面形
成されている。このため、両者を例えば同一エッチング
により同一の平面形状に形成した場合と比べて、加熱時
に両者が剥離してしまう可能性を低減できる。例えば、
高反射率のアルミ膜から高反射膜23aを形成し、低反
射率のクロム膜から低反射膜23bを形成した場合に
も、このように一回り大きく低反射膜23aを形成すれ
ば、高反射膜23aの下地である対向基板20(即ち、
ガラス基板、石英基板等)上に低反射膜23bが直接接
する領域ができること及び高反射膜23aの側面上にも
低反射膜23bが接することから、両者間の密着性を高
めることができる。
によれば、強力な入射光L0が入射される場合であって
も、第2遮光膜23により、温度上昇を抑えると共に内
面反射を抑えることができ、高品位の画像表示が可能と
なる。しかも、比較的容易に製造でき、高反射膜と低反
射膜とを積層してなる第2遮光膜23を採用することに
よる装置信頼性の低下を極力抑えることができる。
を反射する機能を十分に発揮すべく、高反射膜23aは
好ましくは、可視光領域(380nm〜780nm)で
80%以上の反射率を持つように形成される。このよう
な高反射膜23aは、例えば窒素化合物を含有するアル
ミニウム膜や、高融点金属(Ti、Cr、W、Ta、M
o、Pb等)を含有するアルミニウム膜からなる。ある
いは、Au、Ag、Ptといった金属膜を高反射膜23
aに使用しても良い。このような材料から高反射膜23
aを形成することにより、薬品耐性や耐熱性が強く、エ
ッチングでパターン精度を出すことが可能であり、しか
もシリコンとの密着性の良い高反射膜を形成できる。
L1等を吸収する機能を十分に発揮すべく、低反射膜2
3bは、高反射膜23aよりも反射率の低い膜で形成す
る。このような低反射膜23aは、例えば酸化クロムを
含有する膜から形成すれば、可視光領域(380nm〜
780nm)で10%以下の反射率に抑えることがで
き、有利である。低反射膜23bとしては、高反射膜2
3aを形成した後、酸化や窒化して形成しても良いし、
ポリシリコン膜等を形成しても良い。しかも、上記窒化
アルミと当該酸化クロムとでは、比較的密着性が良い。
TFTアレイ基板10上におけるデータ線6aに重ねら
れた低反射膜6bを更に備えている。この低反射膜6b
は、例えば、クロム膜やチタン膜を含む膜からなり、そ
の反射率は、データ線6aの反射率よりも低い。従っ
て、対向基板20に設けられた低反射膜23bとこのデ
ータ線6a上の低反射膜6bとの共同作業により、戻り
光L1を更に吸収することが可能となる。例えば、アル
ミニウム膜からデータ線6aを形成した後に、この上に
チタン膜、クロム膜等を成膜して、エッチングでパター
ンニングすれば、このようなデータ線6a上に低反射膜
6bが積層された構成は比較的容易に得られる。
はなく、このような低反射率の導電性材料から構成して
も同様の効果が得られる。即ち、例えばデータ線6aを
アルミニウムよりも低反射率のチタン膜やクロム膜等の
導電性材料で形成すればよい。
0上においてTFT30の下側に設けられた第1遮光膜
11aの反射率が、上述の如く第2遮光膜23を構成す
る高反射膜23aの反射率よりも低い。従って、戻り光
L1が電気光学装置内に入る直後に、TFT30の下側
で第1遮光膜11aにより反射や特に吸収するので、戻
り光L1による悪影響や、戻り光L1が更に内面で反射
してなる内面反射光による悪影響を低減できる。
電気光学装置の第2実施形態を、図4と同様に第2遮光
膜の平面形状を示す図7を参照して説明する。第2実施
形態は、第1実施形態と比べて、対向基板20上に形成
される第2遮光膜の構成のみが異なり他の構成は同様で
ある。従って、ここでは、係る第2遮光膜の構成につい
て説明を加える。
反射膜23bは、第1実施形態における低反射膜23と
同様に画素の開口領域300を規定すべく格子状に形成
されている。しかし、第2実施形態では、高反射膜23
a’は、画素毎に十字形の島状に分断形成されている。
従って、低反射膜23bと高反射膜23a’との熱膨張
率等の特性差に起因して、例えば加熱冷却時における応
力が両者間に発生しても、島状に形成された高反射膜2
3a’により発生する応力を分散させることがで、第2
遮光膜23の膜剥がれやクラックの発生を防止すること
ができる。これにより、装置信頼性を高めることができ
る。
電気光学装置の第3実施形態を、対向基板上の第2遮光
膜の断面構造を拡大して示す図8を参照して説明する。
第3実施形態は、第1実施形態と比べて、対向基板20
上に形成される第2遮光膜の構成のみが異なり他の構成
は同様である。従ってここでは、係る第2遮光膜の構成
について説明を加える。
向基板20上に形成される第2遮光膜23”は、高反射
膜23a”及び低反射膜23b”が積層形成されてなる
が、対向基板20におけるTFTアレイ基板10に対面
しない側に設けられている。従って、入射光L0を対向
基板20に入射する前の段階で、高反射膜23a”によ
り反射できる。即ち、対向基板20でも光を多少吸収す
ることを考えれば、このように高反射膜23a”により
対向基板20の上側で反射することは、温度上昇を防ぐ
のに、より有効である。更に、対向基板20でも光を多
少吸収することを考えれば、対向基板20を介して低反
射膜23b”で戻り光L1を吸収することは、これらの
光を、より一層減衰させるのに有効である。
電気光学装置の第4実施形態を、対向基板上の第2遮光
膜の断面構造を拡大して示す図9を参照して説明する。
第4実施形態は、第1実施形態と比べて、対向基板20
上に形成される第2遮光膜の構成のみが異なり他の構成
は同様である。従ってここでは、係る第2遮光膜の構成
について説明を加える。
向基板20上に形成される第2遮光膜23'''は、高反
射膜23a'''及び低反射膜23b'''が対向基板20を
介して積層形成されてなる。そして、高反射膜23
a'''は、対向基板20におけるTFTアレイ基板10
に対面しない側に設けられている。従って、第2実施形
態の場合と同様に、入射光L0を対向基板20に入射す
る前の段階で高反射膜23a'''により反射できる。
び図11を参照して、以上のように構成された電気光学
装置の全体構成を説明する。尚、図10は、TFTアレ
イ基板10をその上に形成された各構成要素と共に対向
基板20の側から見た平面図であり、図11は、対向基
板20を含めて示す図10のH−H’断面図である。
基板10の上には、シール材52がその縁に沿って設け
られており、その内側に並行して、第2遮光膜23と同
一工程により形成された画像表示領域を規定するための
額縁としての第3遮光膜53が対向基板20の液晶層5
0に接した面に設けられている。これにより、工程数を
増やすことなく第3遮光膜53を形成することができる
ため、コストを大幅に低減する事ができる。また、第3
遮光膜は、少なくとも図3における低反射膜23bによ
り形成される。これにより、斜めからの入射光が照射さ
れても、低反射膜23bにより光を吸収するため、第3
遮光膜53で覆われた領域に設けられる素子が、光の影
響によりトランジスタ特性が変化することがないため、
回路の誤動作等の深刻な事態を引き起こす事がない。シ
ール材52の外側の領域には、データ線駆動回路101
及び外部回路接続端子102がTFTアレイ基板10の
一辺に沿って設けられており、走査線駆動回路104
が、この一辺に隣接する2辺に沿って設けられている。
更にTFTアレイ基板10の残る一辺には、画像表示領
域の両側に設けられた走査線駆動回路104間をつなぐ
ための複数の配線105が設けられている。また、対向
基板20のコーナー部の少なくとも1箇所においては、
TFTアレイ基板10と対向基板20との間で電気的導
通をとるための上下導通材106が設けられている。そ
して、図11に示すように、図10に示したシール材5
2とほぼ同じ輪郭を持つ対向基板20が当該シール材5
2によりTFTアレイ基板10に固着されている。
は、データ線駆動回路101及び走査線駆動回路104
をTFTアレイ基板10の上に設ける代わりに、例えば
TAB(Tape Automated Bonding)基板上に実装された
駆動用LSIに、TFTアレイ基板10の周辺部に設け
られた異方性導電フィルムを介して電気的及び機械的に
接続するようにしてもよい。また、本願発明をTFTア
クティブマトリクス駆動方式以外の、TFDアクティブ
マトリクス方式、パッシブマトリクス駆動方式などいず
れの方式に適用しても高品位の画像表示が可能な電気光
学装置を実現できる。更にまた、上述の電気光学装置で
は、対向基板20の外面及びTFTアレイ基板10の外
面には各々、例えば、TN(Twisted Nematic)モー
ド、VA(Vertically Aligned)モード、PDLC(Polym
er Dispersed Liquid Crystal)モード等の動作モード
や、ノーマリーホワイトモード/ノーマリーブラックモ
ードの別に応じて、偏光フィルム、位相差フィルム、偏
光板などが所定の方向で配置される。
ものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れ
る発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能
であり、そのような変更を伴なう電気光学装置もまた本
発明の技術的範囲に含まれるものである。
画像表示領域を構成するマトリクス状の複数の画素に設
けられた各種素子、配線等の等価回路である。
線、画素電極等が形成されたTFTアレイ基板の相隣接
する複数の画素群の平面図である。
第2遮光膜を拡大して示す平面図である。
吸収する様子を示す図式的斜視図である。
第2遮光膜を拡大して示す断面図である。
成された第2遮光膜を拡大して示す平面図である。
成された第2遮光膜を拡大して示す断面図である。
成された第2遮光膜を拡大して示す断面図である。
図である。
Claims (14)
- 【請求項1】 一対の第1及び第2基板と、 前記第1基板上における各画素の非開口領域内に設けら
れた所定パターンと、 前記第2基板上における前記所定パターンを平面的に見
て少なくとも部分的に覆う領域に設けられた遮光膜とを
備えており、 前記遮光膜は、前記第1基板に対面しない側に位置する
第1反射率の高反射膜と、前記第1基板に対面する側に
位置する前記第1反射率よりも低い第2反射率の低反射
膜とを含む多層膜からなり、前記第1基板の側から見て
前記高反射膜は、前記低反射膜により覆われていること
を特徴とする電気光学装置。 - 【請求項2】 前記所定パターンは、各画素に設けられ
た画素電極に接続された薄膜トランジスタ及び該薄膜ト
ランジスタに接続された配線からなり、 前記遮光膜は、前記第2基板側から見て、少なくとも前
記薄膜トランジスタのチャネル領域を覆うことを特徴と
する請求項1に記載の電気光学装置。 - 【請求項3】 前記低反射膜は、前記各画素の非開口領
域に沿って格子状又は縞状に形成されており、 前記高反射膜は、島状に形成されていることを特徴とす
る請求項1又は2に記載の電気光学装置。 - 【請求項4】 前記第1反射率は、可視光領域で80%
以上であることを特徴とする請求項1から3のいずれか
一項に記載の電気光学装置。 - 【請求項5】 前記第2反射率は、可視光領域で10%
以下であることを特徴とする請求項1から4のいずれか
一項に記載の電気光学装置。 - 【請求項6】 前記低反射膜は、酸化クロムを含有する
膜からなることを特徴とする請求項1から5のいずれか
一項に記載の電気光学装置。 - 【請求項7】 前記高反射膜は、窒素化合物を含有する
アルミニウム膜からなることを特徴とする請求項1から
6のいずれか一項に記載の電気光学装置。 - 【請求項8】 前記高反射膜は、高融点金属を含有する
アルミニウム膜からなることを特徴とする請求項1から
6のいずれか一項に記載の電気光学装置。 - 【請求項9】 前記第1基板に、前記所定パターンを平
面的に見て少なくとも部分的に覆う領域に設けられた他
の遮光膜を更に備えており、 該他の遮光膜の反射率は、前記第1反射率よりも低いこ
とを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の
電気光学装置。 - 【請求項10】 前記所定パターンは、他の低反射膜か
らなるパターンを含み、 該他の遮光膜の反射率は、前記第1反射率よりも低いこ
とを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の
電気光学装置。 - 【請求項11】 前記第1基板上に、前記第1基板の側
から見て前記所定パターンを少なくとも部分的に覆う他
の遮光膜を更に備え、 該他の遮光膜の反射率は、前記第1反射率よりも低いこ
とを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の
電気光学装置。 - 【請求項12】 前記第2基板の前記第1基板に対面し
ない側に、前記遮光膜が形成されていることを特徴とす
る請求項1から11のいずれか一項に記載の電気光学装
置。 - 【請求項13】 前記第2基板上における画像表示領域
の外側に設けられる遮光性の額縁は、前記遮光膜と同一
工程により形成される事を特徴とする請求項1から12
のいずれか一項に記載の電気光学装置。 - 【請求項14】 前記遮光性の額縁は、前記低反射膜か
らなる事を特徴とする請求項1から13のいずれか一項
に記載の電気光学装置。
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