JP2001326854A - 撮像装置と該撮像装置の制御方法 - Google Patents
撮像装置と該撮像装置の制御方法Info
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- Exposure Control For Cameras (AREA)
- Stroboscope Apparatuses (AREA)
- Cameras In General (AREA)
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Abstract
場合であっても、常に適正な調光レベルでもって被写体
を撮影することのできるようにした。 【解決手段】 第2のスイッチをオンして露光条件を設
定し(S21、S22)、外光測光値D1(n)を算出
した後(S23)、予備発光して(S24)ストロボ測
光値D2(n)を算出する(S25)。次いで、測距情
報からの測距ポイントに基づいて第1の重み付け値W1
(n)を算出し(S26)、ストロボ測光値D2(n)
から外光測光値D1(n)を減算して第2の重み付け値
W2(n)を算出する(S27)。本露光の露光条件を
算出した後(S28)、第1の重み付け値W1(n)及
び第2の重み付け値W2(n)を考慮して適正レベルか
らの輝度差ΔEVを算出し(S29)、該輝度差ΔEV
が所定範囲内にあるときは発光時間を演算して本露光を
開始し、本発光を行う(S30〜S38)。
Description
置の制御方法に関し、より詳しくはCCD等の固体撮像
素子に光学像を結像させて画像データを取得する撮像装
置と該撮像装置の制御方法に関する。
データを取得する撮像装置では、被写界輝度状態に応じ
て閃光を伴う撮影が行われるが、斯かる閃光を伴う撮影
を場合、実際の撮影作業の前に予備発光を行い、該予備
発光の測光結果から本発光の発光条件を求め、該発光条
件でもって本発光を行なっている。
画面上に複数の測光領域を設け、該測光エリアから求め
られる測光結果に応じて測光エリア毎に重み付け係数を
乗算し、これにより予備発光の測光結果を評価する技術
が既に提案されている(例えば、特開平10−3120
09号公報)。
ント)、又は反射光量ポイント(予備発光の反射光量が
最大となるポイント)のいずれかのポイントを本露光の
ストロボ光量演算を行う領域中心として選出し、斯かる
選出された測光領域を中心として各測光領域毎に被写体
の倍率に応じた重み付け係数を算出し、本発光時の発光
条件を決定している。
来の撮像装置では、測距ポイント又は反射光量ポイント
のいずれかのポイントを選択して測光領域の中心として
いるため、測距ポイントと反射光量ポイントとが異なる
場合は、測光領域の中心をいずれのポイントに選択した
かによって本露光時のストロボ露光量が大きく異なり、
このため適正なストロボ露光量で撮像することができな
くなる場合があるという問題点があった。
ブルがあり、画面左奥側に主被写体である人物が居る場
合、測光領域の中心を測距ポイントに設定すると、測距
ポイントは画面左奥側の人物となり、したがって測光領
域の中心は画面左寄りとなる。一方、測光領域の中心を
反射光量ポイントに設定すると、ストロボの反射光量は
画面右手前の花瓶位置での反射光量が最大となるため、
測光領域の中心は画面右寄りとなる。
が異なる被写界画像の場合は、いずれのポイントを測光
領域の中心として選出するかにより調光レベルが大きく
異なり、このため被写界画像に対し適正なストロボ露光
量を得ることができなくなるという問題点があった。
ものであって、測距ポイントと反射光量ポイントとが異
なる場合であっても、常に適正な調光レベルでもって被
写体を撮影することのできる撮像装置と該撮像装置の制
御方法を提供することを目的とする。
に本発明に係る撮像装置は、撮影画面を多数の測光領域
に分割すると共に、被写体までの距離を測定するための
複数の測距領域を設け、各測距領域における被写体まで
の距離を測距する測距手段と、該測距手段の測定結果に
基づいて測距ポイントを選出する測距ポイント選出手段
と、撮影モードに設定される前に被写界画像に対し発光
する第1の発光手段と、発光を伴わない状態で被写界画
像を前記各測光領域毎に測光する第1の測光手段と、前
記第1の発光手段により発光された状態の被写界画像を
測光する第2の測光手段とを備えた撮像装置において、
前記測距ポイント算出手段により算出された測距ポイン
トに基づいて第1の重み付け値を算出する第1の重み付
け値算出手段と、前記第1及び第2の測光手段の測光結
果に基づいて第2の重み付け値を算出する第2の重み付
け値算出手段と、前記第1及び第2の重み付け値に基づ
いて被写界画像の輝度を算出する輝度算出手段と、該輝
度算出手段の算出結果に基づいて撮影時の発光条件を算
出する発光条件算出手段とを有していることを特徴とし
ている。
は、撮影画面を多数の測光領域に分割すると共に、被写
体までの距離を測定するための複数の測距領域を設け、
各測距領域における被写体までの距離を測距する測距ス
テップと、該測距ステップでの測定結果に基づいて測距
ポイントを選出する測距ポイント選出ステップと、撮影
モードに設定される前に被写界画像に発光処理を施す第
1の発光ステップと、前記発光を伴わない状態で被写界
画像を前記各測光領域毎に測光する第1の測光ステップ
と、前記発光された状態で被写界画像を測光する第2の
測光ステップとを含む撮像装置の制御方法において、さ
らに、前記測距ポイント算出ステップで算出された測距
ポイントに基づいて第1の重み付け値を算出する第1の
重み付け値算出ステップと、前記第1及び第2の測光ス
テップでの測光結果に基づいて第2の重み付け値を算出
する第2の重み付け値算出ステップと、前記第1及び第
2の重み付け値に基づいて被写界画像の輝度を算出する
輝度算出ステップと、該輝度算出ステップでの算出結果
に基づいて撮影時の発光条件を算出する発光条件算出ス
テップとを含んでいるいることを特徴としている。
実施の形態の記載より明らかとなろう。
に基づいて詳説する。
態を示すブロック構成図である。
るためのバリア、 2は光学的な被写体を固体撮像素子
4に結像させるレンズ、3はレンズ2を通過する光量を
制御するための絞り、4はレンズ2を介して供給された
被写体を電気信号に変換するCCD等の固体撮像素子で
ある。
れる画像信号に各種の補正、クランプ、ゲイン設定等を
行い、アナログ電気信号をデジタル電気信号に変換す
る。
た画像データに各種の処理を施す。メモリ部7は信号処
理部6で信号処理された画像データを一時的に格納す
る。また、記録媒体8は半導体メモリ等で構成されると
共に着脱可能とされ、画像データの記録又は読み出しを
行う。
ルスを固体撮像素子4と撮像処理部5に出力し、固体撮
像素子4及び撮像処理部5の動作を制御する。光学ブロ
ック駆動部10は、バリア1、レンズ2および絞り3を
駆動するためのパルス信号を出力する。
ク(所謂半押状態)を有する第1のスイッチ(SW1)
17aと第2のストローク(所謂全押状態)を有する第
2のスイッチ(SW2)17bとで構成されている。
部であり、該表示部11は表示制御部12により制御さ
れる。13は外部コンピュータ等と通信するためのイン
ターフェース部、14はストロボ発光部、15は外光
(自然光)が暗いとき又は被写界画像にコントラストが
少ない場合に補助光を発光する補助光発光部、16はメ
インスイッチである。
要素に接続されて各種演算を行い装置全体の制御を司
る。
ーチャートであある。
イン電源がオンし、光学ブロック駆動部10が駆動す
る。そしてこれによりバリア1が開き、さらにレンズ2
のレンズ位置が初期位置に移動し、レリーズスイッチ1
7の第1のスイッチ17aのオン待機状態となる。
7aをオンすると、再びレンズ2のレンズ位置が所定位
置まで移動し、撮像処理部5やタイミング発生部9等の
撮像系回路の電源がオンする。
8が光学ブロック駆動部10を介して絞り3を開放し、
次いでレンズ2を透過した光学像は固体撮像素子4によ
り電気信号に変換され、該電気信号に変換された画像デ
ータは撮像処理部5で所定の撮像処理が施された後、信
号処理部6に供給され、この後システム制御18に入力
される。そして、ステップS3ではレンズ2を透過した
光学像の測光値を演算し、測光結果を記憶する。
算された測光結果の輝度データをチェックし、ストロボ
発光が必要か否かを判断する。具体的には測光値が所定
値以下となってストロボ発光が必要な暗さであるか否
か、逆光か否か、或いはストロボ発光部14の操作部が
押下されているか否かを判断する。
場合はそのままステップS6に進む一方、ストロボ発光
が必要と判断された場合はステップS5に進んで撮像装
置をストロボ発光モードに設定すると共に、ストロボ発
光部14が発光する際のエネルギを蓄積すべくコンデン
サに充電を行い、ステップS6に進む。
検索し、絞り(AV)、シャッタスピード(TV)、及
びゲイン(G)を算出して露光条件を設定する。
縦軸がシャッタスピードTV、横軸が絞りAV、斜軸が
輝度EV(BV)(BV=EV−Z;Zは感度)を示し
ている。
Gがマッピングされており、絞りAVが3.00で且つ
輝度EVが8.00を下回る場合はゲイン調整を行うこ
とにより、暗中時でも所定のシャッタスピードを確保し
て撮影できるようにされている。
が12.0の場合は、絞りAVを「6.00」に設定し
たときは、露光条件設定マップを検索することにより、
シャッタスピードTVは「6」、ゲインGnは「0」に
夫々設定され、絞りAVを「3.00」に設定したとき
はシャッタスピードTVは「9」、ゲインGnは「0」
に夫々設定される。
ードに設定されているか否か、又は被写体のコントラス
ト差が小さいか否かを判断し、その答が否定(No)の
場合はそのままステップS9に進む一方、その答が肯定
(Yes)の場合はステップS8に進み、補助光発光部
15から補助光を発光した後、ステップS9に進む。
らの出力信号に基づき、高周波成分を取り出し被写体ま
での距離を演算する。そしてその後、ステップS10で
はレンズ2を制御して合焦か否かを判断し、合焦してい
ないと判断したときは、ステップS7に戻り上述の処理
を行う。
合、すなわち合焦した場合は、ステップS11に進み、
ストロボ発光モードに設定されているか否かを判断す
る。そして、ストロボ発光モードに設定されていない場
合はストロボ発光は不要と判断してステップS12に進
み、第2のスイッチ17bをオンした後、ステップS1
3で本露光を行ってステップS15に進む。尚、本露光
が終了すると、撮像データはシステム制御部18の制御
下、メモリ部7に格納され、その後、メモリ部7に蓄積
されたデータは、システム制御部18の制御下、再度信
号処理部6で圧縮処理された後、記録媒体8に記録され
る。
に設定されている場合はステップS11の答は肯定(Y
es)となってステップS14に進み、ストロボシーケ
ンス処理を実行した後、ステップS15に進む。
がオンしているか否かを判断し、第2のスイッチ17b
が押下されてオンされ続けている場合はステップS15
の答は肯定(Yes)となってシステム制御部18及び
表示制御部12の制御下、撮影した画像を表示部11に
表示する(ステップS16)。
ステップS15の答が否定(No)となり、撮影を終了
する。
ボシーケンスの処理手順を示すフローチャート(第1の
実施の形態)である。
の第2のスイッチ17bをオンし、続くステップS22
ではステップS9で算出した測距情報に基づき、絞りA
V、を数式(1)により、ゲインGnを数式(2)によ
り、シャッタスピードTVを数式(3)により夫々算出
し、露光条件を設定する。
御量である。
予備発光が常に一定の光量で発光した場合に、被写体と
の距離や反射率により変化する反射光が固体撮像素子4
に適度な光量で入射するように制御するものであり、絞
りAVは、測距値Lが所定距離A1以上の場合は「3.
00」に設定され、所定距離A1未満の場合は「6.0
0」に設定される。そして、ゲインGnは絞りAVの
差、すなわち「6.00」と「3.00」の差を補間す
るように設定される。
は、予備発光の発光量が一定であれば変える必要はない
が、被写体からの反射光が固体撮像素子4により一層適
切な光量で入射すべく撮影モードに応じて変更可能とし
てもよい。例えば、至近距離で撮影するマクロモード、
反射率の高い用紙等を撮影する書類モード、逆光時に強
制的に発光する日昼モード、コントラストで撮影の明暗
を表現する白黒モードなどにより適宜切り替えるように
してもよく、またこれら各モードを組み合わせて更に細
かいモード設定を可能とするようにするのも好ましく、
このようにして予備発光による測光結果を精度良く得る
ことが可能となる。例えば、比較的暗い状況の場合、ス
テップS3における測光結果により設定される絞りAV
は「3.00」に設定される。この状態で被写体が近距
離にあるときに予備発光を行った場合、固体撮像素子4
にはダイナミックレンジを超えるような反射光が得られ
ることがある。しかしながら、ステップS9における距
離情報により絞りAVを「6.00」に設定し、絞りA
Vで光量を制限し過ぎた量をゲインGnで調整すること
により適度な光量を固体撮像素子4に入射させることが
可能となり、正確な測光結果を得ることができる。
行うことなく外光のみを測光して外光測光値D1(n)
を算出し、その測光結果を記憶する。
に示すように、撮影画面が64個(=8×8)の測光枠
に分割されており、各測光枠毎に測光値を算出する。
尚、この撮影画面はm×n(但し、m、n≦8)の個数
に分割することにより、任意個数の測光枠を得ることが
でき、或いは、図5(b)に示すように、撮影画面20
内の任意の位置に設定するようにしてもよい。
い、続くステップS25では図5(a)で示した各測光
枠毎にストロボ反射光を測光して外光と被写体からの反
射光が混在したストロボ測光値D2(n)を算出し、測
光結果を記憶する。
基づいて第1の重み付け値W1(n)を算出する。
に示すように、測光枠の略中央部に3個の測距枠A、
B、Cが設けられており、測距枠A、B、Cの内、いず
れの測距枠が測距ポイント(合焦ポイント)か否かをス
テップS9の測距情報に基づいて決定する。
(a)〜図7(d)に示すように、各測距枠には測距ポ
イントに応じて4種類の重み付け値(1、2、4、6)
が割り当てられており、図6(a)〜図6(c)及び図
7(a)〜図7(d)に示す重み付けパターンの中から
測距ポイントに合致した測距枠の重み付けパターンを選
択する。
距枠Aのときの重み付けパターンであり、図6(b)は
測距ポイントが測距枠Bのときの重み付けパターンであ
り、図6(c)は測距ポイントが測距枠Cのときの重み
付けパターンである。また、図7(a)は測距ポイント
が測距枠A、Bのときの重み付けパターンであり、図7
(b)は測距ポイントが測距枠B、Cのときの重み付け
パターンであり、図7(c)は測距ポイントが測距枠
A、Cのときの重み付けパターンであり、図7(d)は
測距ポイントが測距枠A、B、Cのときの重み付けパタ
ーンである。したがって、例えば、ステップS9の測距
情報により測距ポイントが測距枠Aと判断された場合
は、図6(a)の重み付けパターンが選択され、測距ポ
イントが測距枠Bと判断された場合は、図6(b)の重
み付けパターンが選択される。
示すように、ストロボ測光値D2(n)から外光測光値
D1(n)を減算して第2の重み付け値W2(n)を算
出する。
多いほど第2の重み付け値W2(n)は大きくなり、こ
れにより主被写体を重視した重み付け値を設定すること
が可能となる。
数式(6)が成立するときは、原則的には第2の重み付
け値W2(n)を「0」に設定している。
量が所定値K1より小さい場合は、当該測光枠には被写
体が存在しないと判断し、また、数式(6)よりストロ
ボ測光値D2(n)が所定値K2以上のときは被写体は
正反射物であると判断し、第2の重み付け値W2(n)
を「0」として当該測光枠の測光値が輝度に事実上反映
しないようにしている。但し、第2の重み付け値W2
(n)が「0」となる測光枠の個数が全測光枠の総数の
50%を超える場合、数式(4)の算出値を第2の重み
付け値に設定している。
りAV、ゲインGn、シャッタースピードTVを算出
し、露光条件を設定する。具体的には、絞りAVは、通
常はステップS6で算出された絞り値に設定する。但
し、ステップS9で得られた測距情報が所定値A2以下
の場合は絞りAVを強制的に「6.00」に設定する。
また、ゲインGnは「0」に設定し、シャッタースピー
ドTVは数式(3)から算出する。
を算出する。
測光枠における輝度EVnの適正レベルからの偏差、す
なわち測光枠輝度差ΔEVnを算出する。
Vに応じて設定され、外光の明るさを補正する。第2の
補正値Sは発光量を微調整する場合等に適宜所定値に設
定される。例えば、撮影者がストロボ光を+0.2段明
るくして発光させたい場合は、ストロボ発光部14の操
作部を操作してS=0.2段と設定することにより発光
量の微調整を行うことができる。
りAVとステップS28で設定された絞りAVの絞り
差、及びステップS22で算出されたゲインGnとステ
ップS28で算出されたゲイン差を夫々加算した加算値
を示し、γはステップS22で算出されたシャッタスピ
ードTVとステップS28で算出されたシャッタスピー
ドTVのシャッタスピード差、及び上述した絞り差、ゲ
イン差を夫々加算した加算値を示す。
ロボ光と外光が混合したものであるため、ストロボ測光
値D2(n)から外光のみの外光測光値D1(n)を減
算することにより、予備発光時のストロボ光のみの正確
な反射光量を得ている。。
ボ光を必要とするレベルは変化するため、基準値Ref
に第1の補正値αを乗算した値から外光測光値D1
(n)に前記γ値を乗算した値を減算することにより外
光分を除去し、これにより必要なストロボ光を高精度に
算出している。
出した後、数式(8)に基づき最終的な輝度差△EVを
算出する。
の重み付け値W1(n)と第2の重み付け値W2(n)
とを乗算した値を各測光枠の最終的な重み付け値Wとす
ることにより、主被写体の調光精度をより一層向上させ
ている。例えば人物像を撮影する場合、ストロボの反射
光のみの重み付けでは、主被写体が着ている服の反射率
や背景の反射率に調光精度の影響を受けるが、これに測
距情報からの測距ポイントの情報を加味すると主被写体
の位置が撮影領域のどの位置かを判別することができ、
そのポイントを中心とした重み付け値を乗算することに
より主被写体を強調できる。すなわち、このように2種
類の重み付け値(第1の重み付け値W1(n)、第2の
重み付け値W2(n))を使用することにより主被写体
の着ている服の反射率や背景の反射率の影響を受けにく
い高精度な所望の調光を行うことができる。
8で算出された絞りAVが「3.00」で且つ輝度差Δ
EVが所定最小値EVminより小さいか否かを判断し、
その答が否定(No)の場合はステップS32に進む一
方、その答が肯定(Yes)の場合は絞りを変更してス
テップS28に戻る。
tとの関係を示したテーブルであって、斯かる輝度差Δ
EVの範囲内で発光時間tの設定がなされるため、輝度
差ΔEVが図9に示す所定範囲(−3.50〜2.7
5)内に入らないとき、すなわち輝度差ΔEVが「−
3.50」以下のときはステップS31で、絞りAVを
「6.00」の小絞り側に変更し、ステップS28に戻
って再度露出条件を設定し、露出オーバとなるのを回避
する。
o)の場合はステップS32で輝度差ΔEVが所定最大
値EVmax、すなわち「2.75」より大きいか否かを
判断する。そして、その答が肯定(Yes)のときはス
テップS33に進み、最大値を超えた分だけゲインGn
を変化させてステップS28に戻り、再度本露光の条件
を設定し直し、本露光時にストロボ光が被写体に到達せ
ずに露出アンダーとなるのを防止する。
の範囲内に入っている場合はステップS34に進んでテ
ーブルの検索処理を行い、補間法を使用して輝度差ΔE
Vに応じた発光時間tを算出する。
件、すなわち絞りAV、シャッタースピードTV及びゲ
インGnをステップS28で算出した値に設定し、ステ
ップS36で本露光を開始する。すなわち、システム制
御部18からストロボ発光部15にストロボトリガパル
スが送られ、続くステップS37で該ストロボトリガパ
ルスに同期してストロボ発光部15は本発光を開始し、
ステップS34で算出した発光時間が経過すると、その
瞬間に発光を停止、本露光が終了してメインルーチンに
戻る(図2)。
示すタイミングチャートである。
ズスイッチ17の第1のスイッチ17a(SW1)がオ
ンすると(t1)、図10(c)に示すように、光学ブロ
ック駆動部10が駆動してレンズ制御を行ない、次いで
レンズ2のレンズ位置を所定位置まで駆動し(t2)、さ
らに撮像処理部5やタイミング発生部9など撮像系回路
の電源をオンする。次いで、図10(d)に示すよう
に、絞り3を開放にし(t3)、固体撮像素子4からの画
像データに基づいて被写体からの反射光量を演算する。
そして、その結果、被写界が暗いと判断した場合は図1
0(e)に示すように、時間t4から時間t5までの期
間Tの間、ストロボ発光部14の充電を行い、さらに絞
り3を制御する(t6)。
での距離の測定し、合焦するまでレンズを適宜駆動させ
(t8)、測距を行う。この場合、被写体までの測距を
行う際に周辺が暗いと判断したときや被写体のコントラ
ストが一様なときには、補助光発光部15により補助光
を発光しながら(t7)、レンズを駆動する。
第2のスイッチ17bをオンし(t9)、距離情報より求
めた絞り値に絞りを制御する(t10)。次に、予備発光
の前に露光を行なって外光測光値D1(n)を算出し、
続いてシステム制御部18からストロボ発光部14にス
トロボトリガパルスが送られると共に、ストロボ発光部
14は該ストロボトリガパルスの立ち上りに同期して予
備発光及び測光を行い(t11)、ストロボ測光値D2
(n)を算出する。次いで、該予備発光により得られた
画像データに基づいて被写体からの反射光量、すなわち
輝度差ΔEを算出し、該輝度差ΔEに基づいて本発光の
発光時間を決定する。
開始すると共に、システム制御部18の制御によりスト
ロボ発光部14にはストロボトリガパルスが送られ、該
ストロボトリガパルスの立ち上りに同期してストロボ発
光部15は本発光を開始する(t13)。次いで、所定期
間が経過した時点で発光を停止し(t14)、本露光処理
を終了する。
距ポイントに基づいて算出された第1の重み付け値W1
と予備発光の前後における測光結果に基づいて算出され
た第2の重み付け値W2とに基づいて輝度差ΔEVを算
出し、該輝度差ΔEVに基づいて発光時間を決定してい
るので、より精度の高い主被写体の調光が可能となる。
の形態を示すフローチャートであって、該第2の実施の
形態では、測距ポイントの測距枠とストロボ反射光が最
大となる反射光量ポイントの測距枠とが一致しない場合
は、輝度差ΔEVに対し測距ポイントからの重み付け値
の割合が大きくなるようにしている。
7では、上記第1の実施の形態のステップS21〜ステ
ップS27と同様の処理を実行し、続くステップS48
では各々測距枠A、B、C(図5(a))の測光値を比
較する。すなわち、各々測距枠A、B、Cにおける第2
の重み付け値W2(n)の平均値W2ave(n)を算出
し、これら平均値W2ave(n)の大小比較を行う。そ
して、ステップS50では平均値W2ave(n)の最大
となる測距枠がステップS9で得られた測距情報の測距
ポイントと一致するか否かを判断する。そして、その答
が肯定(Yes)の場合は後記数式(8)で使用する第
1の修正係数xと第2の修正係数yとの比をx:y=
1:1に設定し、その答が否定(No)の場合は第1の
修正係数xと第2の修正係数yとの比をx:y=7:3
に設定してステップS53に進む。
量ポイントの測距枠とが一致するかを判定し、一致した
場合は双方の重み付け割合を等しくし、異なる場合は測
距ポイントからの重み付けの割合を大きくする。
の結果、測距ポイントが測距枠Aの場合、ステップS4
8での測距枠間の大小比較の結果、A>B且つA>Cと
なった場合は測距枠と反射光量ポイントの測距枠とが一
致すると判断し、x:y=1:1として第1の重み付け
値W1(n)と第2の重み付け値W2(n)の割合を等
しくする。
した場合、ストロボの反射光は人物よりもバックの白壁
からの方が多くなるため、数式(4)で算出された第2
の重み付け値W2(n)をそのまま使用すると白壁の影
響をうけアンダー側に調光されてしまう。一方、測距ポ
イントは人物の位置と一致しているので、測距ポイント
からの第1の重み付け値W1(n)の割合を大きくし、
第2の重み付け値W2(n)の割合を小さくするとバッ
クの白壁の影響が少なくなり結果として適度な調光レベ
ルが得られる。
ントの測距枠とストロボの反射光が一番多く返ってきた
反射光量ポイントの測距枠とが一致しないと場合は、第
1の修正係数xと第2の修正係数yとの比をx:y=
7:3に設定した。
ントの測距枠とが一致しないと判断した場合、第1の修
正係数xと第2の修正係数yとの比を常時7:3に固定
する必要はなく、撮影モードによって切換可能としても
よい。例えば、ポートレートモードの時などはx:y=
8:2としたり、マクロモードの時は調光オーバを回避
するために逆にx:y=2:8として第2の修正係数y
の比率を大きくしてもよい。
施の形態のステップS28と同様にして本露光時の露光
条件(絞りAV、ゲインGn、及びシャッタスピードT
V)を算出し、続くステップS54では輝度差ΔEVを
算出する。
(7)に基づいて測距枠輝度差ΔEVnを算出した後、
下記数式(9)に基づいて輝度差ΔEVを算出する。
〜ステップS38と同様、ステップS55〜ステップS
63を実行し、メインルーチン(図2)に戻る。
測距ポイントの測距枠と反射光量ポイントの測距枠とが
ー致しない場合は、その状況に応じた重み付けの値とす
ることで的確な測光結果を得ることができ、これにより
本発光の発光レベルの精度も高まり本露光時の調光を正
確に行うことが可能となる。
距手段から求めた測距ポイントに応じた第1の重み付け
値と予備発光に際しその前後で行なう測光結果に基づい
て算出された第2の重み付け値を使用して本発光の発光
条件を算出しているので、高精度な主被写体の調光が可
能となる。
測距領域と反射光量ポイントの測距領域とがー致しない
場合であっても、その状況に応じた重み付けの値とする
ことで的確な測光結果を得ることができるので、本発光
の発光条件の精度がより一層高まり本露光時の調光を正
確に行うことが可能となる。
ロック構成図である。
ートである。
フローチャートである。
パターン図(1/2)である。
パターン図(2/2)である。
すタイミングチャートである。
すフローチャートである。
及び第2の測光手段、撮影時発光条件算出手段、第1及
び第2の重み付け値算出手段、発光条件算出手段) 18 システム制御部(測距手段、測距ポイント算出手
段)
Claims (6)
- 【請求項1】 撮影画面を多数の測光領域に分割すると
共に、被写体までの距離を測定するための複数の測距領
域を設け、 各測距領域における被写体までの距離を測距する測距手
段と、該測距手段の測定結果に基づいて測距ポイントを
選出する測距ポイント選出手段と、撮影モードに設定さ
れる前に被写界画像に対し発光する第1の発光手段と、
発光を伴わない状態で被写界画像を前記各測光領域毎に
測光する第1の測光手段と、前記第1の発光手段により
発光された状態の被写界画像を測光する第2の測光手段
とを備えた撮像装置において、 前記測距ポイント算出手段により算出された測距ポイン
トに基づいて第1の重み付け値を算出する第1の重み付
け値算出手段と、前記第1及び第2の測光手段の測光結
果に基づいて第2の重み付け値を算出する第2の重み付
け値算出手段と、前記第1及び第2の重み付け値に基づ
いて被写界画像の輝度を算出する輝度算出手段と、該輝
度算出手段の算出結果に基づいて撮影時の発光条件を算
出する発光条件算出手段とを有していることを特徴とす
る撮像装置。 - 【請求項2】 前記輝度算出手段は、前記第1の重み付
け値と前記第2の重み付け値とを乗算した値に基づいて
適正レベルからの輝度差を算出することを特徴とする請
求項1記載の撮像装置。 - 【請求項3】 前記輝度算出手段は、前記第1の重み付
け値と前記第2の重み付け値との比率を可変として適正
レベルからの輝度差を算出することを特徴とする請求項
1又は請求項2記載の撮像装置。 - 【請求項4】 撮影画面を多数の測光領域に分割すると
共に、被写体までの距離を測定するための複数の測距領
域を設け、 各測距領域における被写体までの距離を測距する測距ス
テップと、該測距ステップでの測定結果に基づいて測距
ポイントを選出する測距ポイント選出ステップと、撮影
モードに設定される前に被写界画像に発光処理を施す第
1の発光ステップと、前記発光を伴わない状態で被写界
画像を前記各測光領域毎に測光する第1の測光ステップ
と、前記発光された状態で被写界画像を測光する第2の
測光ステップとを含む撮像装置の制御方法において、 さらに、前記測距ポイント算出ステップで算出された測
距ポイントに基づいて第1の重み付け値を算出する第1
の重み付け値算出ステップと、前記第1及び第2の測光
ステップでの測光結果に基づいて第2の重み付け値を算
出する第2の重み付け値算出ステップと、前記第1及び
第2の重み付け値に基づいて被写界画像の輝度を算出す
る輝度算出ステップと、該輝度算出ステップでの算出結
果に基づいて撮影時の発光条件を算出する発光条件算出
ステップとを含んでいるいることを特徴とする撮像装置
の制御方法。 - 【請求項5】 前記輝度算出ステップは、前記第1の重
み付け値と前記第2の重み付け値とを乗算した値に基づ
いて適正レベルからの輝度差を算出することを特徴とす
る請求項4記載の撮像装置の制御方法。 - 【請求項6】 前記輝度算出ステップは、前記第1の重
み付け値と前記第2の重み付け値との比率を可変として
適正レベルからの輝度差を算出することを特徴とする請
求項4又は請求項5記載の撮像装置の制御方法。
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