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JP2001326205A - 研削装置におけるチャックテーブルの洗浄方法および洗浄装置 - Google Patents

研削装置におけるチャックテーブルの洗浄方法および洗浄装置

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Publication number
JP2001326205A
JP2001326205A JP2000143601A JP2000143601A JP2001326205A JP 2001326205 A JP2001326205 A JP 2001326205A JP 2000143601 A JP2000143601 A JP 2000143601A JP 2000143601 A JP2000143601 A JP 2000143601A JP 2001326205 A JP2001326205 A JP 2001326205A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chuck table
suction
cleaning
grinding
cleaning water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000143601A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4387557B2 (ja
Inventor
Hiroshi Shinoyama
洋 篠山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Disco Corp
Original Assignee
Disco Abrasive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Disco Abrasive Systems Ltd filed Critical Disco Abrasive Systems Ltd
Priority to JP2000143601A priority Critical patent/JP4387557B2/ja
Publication of JP2001326205A publication Critical patent/JP2001326205A/ja
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Publication of JP4387557B2 publication Critical patent/JP4387557B2/ja
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  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄装置が大がかりとならず安価に製作で
き、かつ、チャックテーブル洗浄装置を装備していない
研削装置に後で取り付ける際にも大がかりな改造を必要
としないチャックテーブルの洗浄方法および洗浄装置を
提供する。 【解決手段】 被加工物を吸引保持するセラミックスで
形成された載置面を有するチャックテーブルの載置面
に、被加工物搬出手段のセラミックスで形成された吸着
パッドの吸着面を接触させ、該接触部に洗浄水を供給し
つつ該チャックテーブルの載置面と該吸着パッドの吸着
面とを接触させた状態で相対的に摺動せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被加工物を吸引保
持するセラミックスで形成された載置面を有するチャッ
クテーブルを備えた研削装置におけるチャックテーブル
の洗浄方法および洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】当業者には周知の如く、半導体デバイス
製造工程においては、略円板形状である半導体ウエーハ
を所定の厚さに形成するために、半導体ウエーハの表面
を研削している。このような半導体ウエーハの表面を研
削する研削装置は、被加工物である半導体ウエーハを載
置面を有するチャックテーブル上に吸引保持し、このチ
ャックテーブル上に吸引保持された半導体ウエーハの表
面を研削手段によって研削する。なお、上記チャックテ
ーブルを構成する載置面を有する吸着チャックは、一般
にポーラスなセラミックスによって構成されている。こ
のような研削装置においては、研削作業に伴う研削屑が
発生し、この研削屑がチャックテーブルを構成する吸着
チャックの載置面に付着する。微細なシリコン等の研削
屑が吸着チャックの載置面に強固に付着した場合には、
ブラシ等の洗浄具によっては研削屑を取り除くことがで
きない。この研削屑が付着された状態の吸着チャックの
載置面上に半導体ウエーハを載置して研削作業を遂行す
ると、半導体ウエーハが割れるという問題がある。
【0003】上述した問題を解消するために研削装置に
は、研削作業で汚れた吸着チャックの載置面にセラミッ
クスで形成された洗浄パッドを接触せしめ、該接触部を
相対的に摺動させることにより吸着チャックの載置面に
強固に付着した切削屑を強制的に削ぎ落とすようにした
チャックテーブルの洗浄装置が装備されている。従来用
いられているチャックテーブルの洗浄装置は、セラミッ
クスで形成された洗浄パッドと、該洗浄パッドを回転さ
せる回転駆動部と、洗浄パッドおよび回転駆動部を支持
して昇降する昇降用スライダと、昇降用スライダを水平
方向に移動せしめる水平移動用スライダとによって構成
されている。このように構成されたチャックテーブルの
洗浄装置は、被加工物搬出位置に位置付けられているチ
ャックテーブルを回転させつつ吸着チャックの載置面に
洗浄用ノズルから洗浄水を供給し、上記水平移動用スラ
イダを作動して洗浄パッドをチャックテーブルの真上に
位置付けるとともに、回転駆動部によって洗浄パッドを
回転させながら昇降用スライダを作動して吸着チャック
の載置面に接触させ相対的に摺動することにより、吸着
チャックの載置面を洗浄する。
【0004】また、研削装置は、研削加工された半導体
ウエーハをチャックテーブル上から搬出してスピンナ洗
浄部に搬送する被加工物搬出手段を備えている。この被
加工物搬出手段は、吸着パッドと該吸着パッドに吸引力
を作用せしめる吸引手段を具備しており、研削加工され
た半導体ウエーハを吸着パッドで吸引保持してスピンナ
洗浄部に搬送する。しかるに、吸着パッドに研削屑が付
着した状態で半導体ウエーハを吸引保持すると、研削屑
の凹凸によって半導体ウエーハが割れる虞があるので、
研削装置は被加工物搬出手段の吸着パッドを洗浄するた
めの吸着パッド洗浄装置も備えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】而して、上述したチャ
ックテーブルの洗浄装置および吸着パッド洗浄装置は、
いずれも研削装置において必要なものであるが、特にチ
ャックテーブルの洗浄装置は大がかりでありコスト高の
要因の一つになっている。また、チャックテーブルの洗
浄装置を装備していないタイプの研削装置を納入した
後、ユーザーの要求によってチャックテーブル洗浄装置
を新たに取り付けたい場合、非常に大がかりな改造が必
要となり、取付けコストが増大するとともに、取付け作
業期間が長期化するため研削装置の可動停止が長期に及
び生産性を悪化させるという問題がある。
【0006】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、その主たる技術課題は、洗浄装置が大がかりとな
らず安価に製作でき、かつ、チャックテーブル洗浄装置
を装備していない研削装置に後で取り付ける際にも大が
かりな改造を必要としないチャックテーブルの洗浄方法
および洗浄装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記主たる技術課題を解
決するため、本発明によれば、被加工物を吸引保持する
セラミックスで形成された載置面を有するチャックテー
ブルと、該チャックテーブル上に吸引保持された被加工
物を研削する研削手段と、被加工物を吸引保持するセラ
ミックスで形成された吸着面を有する吸着パッドを備え
該吸着パッドに該チャックテーブル上の被加工物を吸引
保持して搬出する被加工物搬出手段と、を具備する研削
装置におけるチャックテーブルの洗浄方法であって、該
吸着パッドの吸着面を該チャックテーブルの載置面に接
触させ、該接触部に洗浄水を供給しつつ該吸着パッドの
吸着面と該チャックテーブルの載置面を接触させた状態
で相対的に摺動せしめる、ことを特徴とする研削装置に
おけるチャックテーブルの洗浄方法が提供される。
【0008】上記チャックテーブルを回転することによ
りチャックテーブルの載置面と上記吸着パッドの吸着面
とを相対的に摺動せしめることができる。また、上記吸
着パッドを水平面内で作動せしめることによりチャック
テーブルの載置面と吸着パッドの吸着面とを相対的に摺
動せしめることができる。
【0009】上記接触部への洗浄水の供給は、上記チャ
ックテーブルの載置面から洗浄水を噴出せしめることに
より遂行することができる。また、上記接触部への洗浄
水の供給は、上記吸着パッドの吸着面から洗浄水を噴出
せしめることにより遂行することができる。更に、上記
接触部への洗浄水の供給は、上記接触部の外側から洗浄
水を供給せしめることにより遂行することができる。
【0010】上記接触部に供給する洗浄水には、超音波
を付与することが望ましい。
【0011】また、本発明によれば、被加工物を吸引保
持するセラミックスで形成された載置面を有するチャッ
クテーブルと、該チャックテーブル上に吸引保持された
被加工物を研削する研削手段と、被加工物を吸引保持す
るセラミックスで形成された吸着面を有する吸着パッド
を備え該吸着パッドに該チャックテーブル上の被加工物
を吸引保持して搬出する被加工物搬出手段と、を具備す
る研削装置におけるチャックテーブルの洗浄装置であっ
て、該吸着パッドの吸着面を該チャックテーブルの載置
面に接触せしめる吸着パッド接触機構と、該チャックテ
ーブルの載置面と該吸着パッドの吸着面を接触させた状
態で相対的に摺動せしめる摺動機構と、該チャックテー
ブルの載置面と該吸着パッドの吸着面との接触部に洗浄
水を供給する洗浄水供給機構と、を具備する、ことを特
徴とする研削装置におけるチャックテーブルの洗浄装置
が提供される。
【0012】上記摺動機構は、上記チャックテーブルを
回転する回転駆動機構によって構成され、チャックテー
ブルの洗浄時にチャックテーブルを回転せしめる。ま
た、上記摺動機構は、上記吸着パッドを水平面内で作動
せしめる作動機構によって構成され、チャックテーブル
の洗浄時に吸着パッドを水平面内で作動せしめる。
【0013】上記洗浄水供給機構は、上記チャックテー
ブルの載置面から洗浄水を噴出せしめる洗浄水噴出機構
からなっている。また、上記洗浄水供給機構は、上記吸
着パッドの吸着面から洗浄水を噴出せしめる洗浄水噴出
機構からなっている。更に、上記洗浄水供給機構は、上
記チャックテーブルの載置面と上記吸着パッドの吸着面
との接触部に向けて該接触部の外側から洗浄水を供給す
る外部洗浄水供給機構からなっている。
【0014】上記接触部に供給する洗浄水に超音波を付
与する超音波発振手段を備えていることが望ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
表面研削装置におけるチャックテーブルの洗浄方法およ
び洗浄装置の好適な実施形態について、添付図面を参照
して詳細に説明する。
【0016】図1には本発明に従って構成されたチャッ
クテーブルの洗浄装置を装備した表面研削装置の斜視図
が示されている。図示の実施形態における研削装置は、
略直方体状の装置ハウジング2を具備している。装置ハ
ウジング2の図1において右上端には、静止支持板4が
立設されている。この静止支持板4の内側面には、上下
方向に延びる2対の案内レール6、6および8、8が設
けられている。一方の案内レール6、6には荒研削手段
としての荒研削ユニット10が上下方向に移動可能に装
着されており、他方の案内レール8、8には仕上げ研削
手段としての仕上げ研削ユニット12が上下方向に移動
可能に装着されている。
【0017】荒研削ユニット10は、ユニットハウジン
グ101と、該ユニットハウジング101の下端に回転
自在に装着された研削ホイール102と、該ユニットハ
ウジング101の上端に装着され研削ホイール102を
矢印で示す方向に回転せしめられる回転駆動機構103
と、ユニットハウジング101を装着した移動基台10
4とを具備している。移動基台104には被案内レール
105、105が設けられており、この被案内レール1
05、105を上記静止支持板4に設けられた案内レー
ル6、6に移動可能に嵌合することにより、荒研削ユニ
ット10が上下方向に移動可能に支持される。図示の形
態における荒研削ユニット10は、上記移動基台104
を案内レール6、6に沿って移動させ研削ホイール10
2の切り込み深さを調整する送り機構11を具備してい
る。送り機構11は、上記静止支持板4に案内レール
6、6と平行に上下方向に配設され回転可能に支持され
た雄ねじロッド111と、該雄ねじロッド111を回転
駆動するためのパルスモータ112と、上記移動基台1
04に装着され雄ねじロッド111と螺合する図示しな
い雌ねじブロックを具備しており、パルスモータ112
によって雄ねじロッド111を正転および逆転駆動する
ことにより、荒研削ユニット10を上下方向に移動せし
める。
【0018】上記仕上げ研削ユニット12も荒研削ユニ
ット10と同様に構成されており、ユニットハウジング
121と、該ユニットハウジング121の下端に回転自
在に装着された研削ホイール122と、該ユニットハウ
ジング121の上端に装着され研削ホイール122を矢
印で示す方向に回転せしめられる回転駆動機構123
と、ユニットハウジング121を装着した移動基台12
4とを具備している。移動基台124には被案内レール
125、125が設けられており、この被案内レール1
25、125を上記静止支持板4に設けられた案内レー
ル8、8に移動可能に嵌合することにより、仕上げ研削
ユニット12が上下方向に移動可能に支持される。図示
の形態における仕上げ研削ユニット12は、上記移動基
台124を案内レール8、8に沿って移動させ研削ホイ
ール123の切り込み深さを調整する送り機構13を具
備している。この送り機構13は、上記送り手段11と
実質的に同じ構成である。即ち、送り機構13は、上記
静止支持板4に案内レール6、6と平行に上下方向に配
設され回転可能に支持された雄ねじロッド131と、該
雄ねじロッド131を回転駆動するためのパルスモータ
132と、上記移動基台124に装着され雄ねじロッド
131と螺合する図示しない雌ねじブロックを具備して
おり、パルスモータ132によって雄ねじロッド121
を正転および逆転駆動することにより、仕上げ研削ユニ
ット12を上下方向に移動せしめる。
【0019】図示の実施形態における研削装置は、上記
静止支持板4の前側において装置ハウジング2の上面と
略面一となるように配設されたターンテーブル15を具
備している。このターンテーブル15は、比較的大径の
円盤状に形成されており、図示しない回転駆動機構によ
って矢印15aで示す方向に適宜回転せしめられる。タ
ーンテーブル15には、図示の実施形態の場合それぞれ
120度の位相角をもって3個のチャックテーブル20
が水平面内で回転可能に配置されている。このチャック
テーブル20は、図2に示すように円盤状の基台21と
円盤状の吸着保持チャック22とからなっている。基台
21は適宜のセラミックスによって構成され、その下面
中央部には回転軸部211が突出して形成されており、
この回転軸部211がターンテーブル15に軸受23、
23によって回転自在に支持されている。なお、図示の
実施形態においては、回転軸部211の外周中央部には
チャックテーブル20を回転駆動するための電動モータ
24が装着されている。即ち、ターンテーブル15に取
り付けられた電動モータ24のロータが回転軸部211
と連結されている。このように電動モータ24に連結さ
れたチャックテーブル20は、電動モータ24によって
矢印で示す方向(図1参照)に回転せしめられる。
【0020】また、基台21の上面には上方が開放され
た円形状の凹部212が形成されており、この凹部21
2は回転軸部211に設けられた連通路213、ロータ
リージョイント251および252、および配管261
を介してバキュームタンク等の第1の吸引源27に接続
されている。なお、配管261には電磁開閉弁281が
配設されており、制御手段100によって開閉制御され
る。上記吸着保持チャック22は、ポーラスセラミック
盤によって形成され、上記基台21に形成された凹部2
12に嵌合されている。従って、吸着保持チャック22
上に被加工物を載置して電磁開閉弁281を開き、凹部
212を連通路213、ロータリージョイント251お
よび252、および配管261を介して第1の吸引源2
7に連通することにより、被加工物を吸着保持チャック
22上に吸引保持することができる。以上のように構成
されターンテーブル15に配設された3個のチャックテ
ーブル20は、ターンテーブル15が適宜回転すること
により被加工物搬入・搬出域A、荒研削加工域B、およ
び仕上げ研削加工域Cおよび被加工物搬入・搬出域Aに
順次移動せしめられる。
【0021】図示の実施形態における研削装置は、上記
チャックテーブル20を構成する吸着保持チャック22
の載置面に洗浄水を供給する洗浄水供給機構30を具備
している。洗浄水供給機構30は、図2に示すようにア
キュームレータ等の洗浄水供給源301と、この洗浄水
供給源301と上記ロータリージョイント251とを接
続する配管302と、該配管302に配設され制御手段
100によって開閉制御される電磁開閉弁303とを有
している。従って、電磁開閉弁303を開くことによ
り、洗浄水供給源301から配管302、ロータリージ
ョイント251および連通路213を介して凹部212
に洗浄水が供給される。この結果、凹部212に嵌合さ
れた吸着保持チャック22がポーラスセラミック盤によ
って形成されているので、凹部212に供給された洗浄
水は吸着保持チャック22の表面に噴出せしめられる。
【0022】図示の研削装置は、被加工物搬入・搬出域
Aに対して一方側に配設され研削加工前の被加工物であ
る半導体ウエーハをストックする第1のカセット31
と、被加工物搬入・搬出域Aに対して他方側に配設され
研削加工後の被加工物である半導体ウエーハをストック
する第2のカセット32と、第1のカセット31と被加
工物搬入・搬出域Aとの間に設けられた被加工物載置部
33と、被加工物搬入・搬出域Aと第2のカセット32
との間に配設された洗浄手段34と、第1のカセット3
1内に収納された被加工物である半導体ウエーハを被加
工物載置部33に搬出するとともに洗浄手段34で洗浄
された半導体ウエーハを第2のカセット32に搬送する
被加工物搬送手段35と、被加工物載置部33上に載置
された半導体ウエーハを被加工物搬入・搬出域Aに位置
付けられたチャックテーブル20上に搬送する被加工物
搬入手段36と、被加工物搬入・搬出域Aに位置付けら
れたチャックテーブル20上に載置されている研削加工
後の半導体ウエーハを洗浄手段34に搬送する被加工物
搬出手段40とを具備している。
【0023】次に、被加工物搬出手段40について図2
および図3を参照して説明する。図示の実施形態におけ
る被加工物搬出手段40は、L字状の作動アーム41を
備えている。このL字状の作動アーム41は垂直部41
1と水平部412をからなっており、垂直部411の下
端が昇降機構42に連結されている。昇降機構42は例
えばエアピストン等からなっており、作動アーム41を
矢印40aで示すように上下方向に作動せしめる。ま
た、作動アーム41の垂直部411と連結した昇降手段
42は、正転・逆転可能な電動モータを含む作動機構4
3に連結されている。従って、作動機構43を正転方向
または逆転方向に駆動することにより、作動アーム41
は垂直部411を中心として図3において矢印40bで
示す方向に揺動せしめられる。この結果、作動アーム4
1の水平部412は水平面内で作動せしめられ、この水
平部412の先端部に装着される後述する吸着パッド4
4が水平面内で作動せしめられる。なお、上記昇降機構
42および作動機構43は、制御手段100によって制
御される。
【0024】上記作動アーム41の水平部412の先端
部に装着される吸着パッド44は、図2に示すように円
盤状の基台45とパッド46とからなっている。基台4
5は適宜のセラミックスによって構成され、その上面中
央部には支持軸部451が突出して形成されており、こ
の支持軸部451が作動アーム41を構成する水平部4
12の先端部に装着される。支持軸部451の上端には
係止部452が設けられており、この係止部452が水
平部412に形成された係合部413と係合するように
なっている。なお、基台45の上面と作動アーム41を
構成する水平部412との間には圧縮コイルばね47が
配設され、基台45を下方に向けて付勢している。
【0025】また、基台45の下面には下方が開放され
た円形状の凹部453が形成されており、この凹部45
3は支持軸部451に設けられた連通路454、作動ア
ーム41内に配設されたフレキシブルパイプ48、およ
び配管49を介してバキュームタンク等の第2の吸引源
50に接続されている。なお、配管49には電磁開閉弁
51が配設されており、この電磁開閉弁51は制御手段
100によって開閉制御される。上記パッド46は、ポ
ーラスセラミック盤によって形成され、上記基台45に
形成された凹部453に嵌合されている。従って、電磁
開閉弁51を開き、凹部453を連通路454、フレキ
シブルパイプ48、および配管49を介して第2の吸引
源50に連通することにより、被加工物を吸着パッド4
4を構成するパッド46の吸着面(図2において下面)
に吸引保持することができる。
【0026】図示の実施形態における研削装置は以上の
ように構成されており、以下その作用について説明す
る。先ず、上述した研削装置の加工処理動作について簡
単に説明する。第1のカセット31に収容された研削加
工前の被加工物である半導体ウエーハは被加工物搬送手
段35の上下動作および進退動作により搬送され、被加
工物載置部33に載置され6本のピン331の中心に向
かう径方向運動により中心合わせされる。被加工物載置
部33に載置され中心合わせされた半導体ウエーハは、
被加工物搬入手段36の旋回動作によって被加工物搬入
・搬出域Aに位置付けられたチャックテーブル20上に
載置される。チャックテーブル20上に半導体ウエーハ
が載置されたならば、上記電磁開閉弁281を開くこと
により、凹部212が連通路213、ロータリージョイ
ント251および252、および配管261を介して第
1の吸引源27に連通するので、半導体ウエーハを吸着
保持チャック22上に吸引保持することができる。そし
て、ターンテーブル15を図示しない回転駆動機構によ
って矢印15aで示す方向に120度回動せしめて、半
導体ウエーハを載置したチャックテーブル20を荒研削
加工域Bに位置付ける。
【0027】半導体ウエーハを載置したチャックテーブ
ル20は荒研削加工域Bに位置付けられると図示しない
回転駆動機構によって矢印で示す方向に回転せしめら
れ、一方、荒研削ユニット10の研削ホイール102が
矢印で示す方向に回転せしめられつつ送り機構11によ
って所定量下降することにより、チャックテーブル20
上の半導体ウエーハに荒研削加工が施される。なお、こ
の間に被加工物搬入・搬出域Aに位置付けられた次のチ
ャックテーブル20上には、上述したように研削加工前
の半導体ウエーハが載置される。次に、ターンテーブル
15を矢印15aで示す方向に120度回動せしめて、
荒研削加工した半導体ウエーハを載置したチャックテー
ブル20を仕上げ研削加工域Cに位置付ける。なお、こ
のとき被加工物搬入・搬出域Aにおいて半導体ウエーハ
が載置された次のチャックテーブル20は荒研削加工域
Bに位置付けられ、次の次のチャックテーブル20が被
加工物搬入・搬出域Aに位置付けられる。
【0028】このようにして、荒研削加工域Bに位置付
けられたチャックテーブル20上に載置された荒研削加
工前の半導体ウエーハには荒研削ユニット10によって
荒研削加工が施され、仕上げ研削加工域Cに位置付けら
れたチャックテーブル20上に載置され荒研削加工され
た半導体ウエーハには仕上げ研削ユニット12によって
仕上げ研削加工が施される。次に、ターンテーブル15
を矢印15aで示す方向に120度回動せしめて、仕上
げ研削加工した半導体ウエーハを載置したチャックテー
ブル20を被加工物搬入・搬出域Aに位置付ける。な
お、荒研削加工域Bにおいて荒研削加工された半導体ウ
エーハを載置したチャックテーブル20は仕上げ研削加
工域Cに、被加工物搬入・搬出域Aにおいて研削加工前
の半導体ウエーハが載置されたチャックテーブル20は
荒研削加工域Bにそれぞれ移動せしめられる。
【0029】なお、荒研削加工域Bおよび仕上げ研削加
工域Cを経由して被加工物搬入・搬出域Aに戻ったチャ
ックテーブル20は、ここで仕上げ研削加工された半導
体ウエーハの吸着保持を解除する。即ち、上記電磁開閉
弁281を閉じ凹部212と第1の吸引源27との連通
を遮断する。そして、被加工物搬入・搬出域Aに位置付
けられたチャックテーブル20上の仕上げ研削加工され
た半導体ウエーハは、被加工物搬出手段40によって洗
浄手段34に搬送される。即ち、上記昇降機構42およ
び作動機構43を作動せしめて吸着パッド44を被加工
物搬入・搬出域Aに戻ったチャックテーブル20に載置
された被加工物の上面に位置付ける。次に、上記電磁開
閉弁51を開き吸着パッド44の凹部453を第2の吸
引源50に連通することにより、チャックテーブル20
に載置された半導体ウエーハを吸着パッド44によって
吸引保持する。このようにして、吸着パッド44に半導
体ウエーハを吸引保持したならば、昇降機構42および
作動機構43を作動せしめて半導体ウエーハを洗浄手段
34に搬送する。洗浄手段34に搬送された半導体ウエ
ーハは、ここで洗浄された後、被加工物搬送手段35よ
って第2のカセット32の所定位置に収納される。な
お、図示の実施形態においては、被加工物載置部33に
載置された半導体ウエーハを被加工物搬入手段36によ
って被加工物搬入・搬出域Aに位置付けられたチャック
テーブル20上に載置する例を示したが、この被加工物
の搬入を被加工物搬出手段40によって実行するように
構成してもよい。
【0030】上述した研削作業に伴い研削屑が発生し、
この研削屑がチャックテーブル20を構成する吸着チャ
ック22の載置面に付着する。次に、研削屑が付着した
吸着チャック22の洗浄について説明する。先ず、吸着
チャック22を洗浄するチャックテーブル20を被加工
物搬入・搬出域Aに位置付ける。次に、上記昇降機構4
2および作動機構43を作動せしめて、被加工物搬送手
段40を構成する吸着パッド44のパッド46の吸着面
をチャックテーブル20の吸着チャック22の載置面に
接触せしめる。このとき、吸着パッド44の基台45と
作動アーム41の水平部412との間に配設された圧縮
コイルばね47によって、吸着チャック22の載置面と
吸着パッド44の吸着面とが密着する。従って、上記昇
降機構42および作動機構43は吸着パッドの吸着面を
チャックテーブルの載置面に接触せしめる吸着パッド接
触機構として機能する。吸着パッド44の吸着面を吸着
チャック22の載置面に接触せしめたならば、洗浄水供
給機構30の電磁開閉弁303を開きチャックテーブル
20の凹部212を洗浄水供給源301に連通すること
により、洗浄水が吸着保持チャック22の表面に噴出せ
しめられる。この結果、吸着チャック22の載置面と吸
着パッド44の吸着面との接触部に洗浄水が供給され
る。このようにして吸着チャック22の載置面と吸着パ
ッド44の吸着面との接触部に洗浄水を供給させつつ、
吸着チャック22の載置面と吸着パッド44の吸着面と
を接触させた状態で相対的に摺動せしめる。即ち、上記
電動モータ24を駆動してチャックテーブル20を矢印
で示す方向に回転することにより、吸着チャック22の
載置面と吸着パッド44の吸着面とを接触させた状態で
相対的に摺動させることができる。従って、電動モータ
24はチャックテーブルの載置面と吸着パッドの吸着面
を接触させた状態で相対的に摺動せしめる摺動機構とし
て機能する。
【0031】なお、上述したチャックテーブルの載置面
と吸着パッドの吸着面を接触させた状態で相対的に摺動
せしめる摺動作用は、上記被加工物搬出手段40を構成
する作動アーム41を図3において矢印40bで示す方
向に揺動作動し、この作動アーム41に装着された吸着
パッド44をチャックテーブル20に対して水平面内で
作動することにとって遂行してもよい。また、この摺動
作用はチャックテーブル20の回転とともに遂行しても
よい。上述した作動アーム41の図3において矢印40
bで示す方向に揺動作動は、正転・逆転可能な電動モー
タを含む作動機構43の正転駆動と逆転駆動を繰り返し
実行することによって遂行する。従って、作動機構43
はチャックテーブルの載置面と吸着パッドの吸着面を接
触させた状態で相対的に摺動せしめる摺動機構として機
能する。
【0032】以上のように、図示の実施形態におけるチ
ャックテーブルの洗浄装置は、セラミックスによって形
成された吸着チャック22の載置面とセラミックスによ
って形成された吸着パッド44の吸着面とを接触させ、
該接触部に洗浄水を供給しつつ吸着チャック22の載置
面と吸着パッド44の吸着面とを接触させた状態で相対
的に摺動せしめるので、吸着チャック22の載置面およ
び吸着パッド44の吸着面に強固に付着した切削屑を強
制的に削ぎ落として洗浄することができる。しかも、図
示の実施形態におけるチャックテーブルの洗浄装置は、
吸着パッド44を備えた被加工物搬送手段40を利用し
ているので、洗浄装置を構成する特別な機構を必要とし
ないので、極めて安価に構成することができる。また、
上述したように、吸着パッド44の吸着面に付着した切
削屑も同時に洗浄することができるので、生産性が向上
するとともに、吸着パッド44の洗浄装置が不要となり
大幅なコスト低減を図ることができる。なお、図示の実
施形態におけるチャックテーブルの洗浄装置は、上記の
ように洗浄装置を構成する特別な機構を必要としないの
で、既に稼働中の研削装置にユーザーの要望により新た
に洗浄装置を装備する場合にも、大幅な改造が不要であ
り、被加工物搬送手段とチャックテーブルと洗浄水供給
機構の制御ソフトを組み込むだけで容易に洗浄装置を装
備せしめることができる。従って、洗浄装置の取付けコ
ストが著しく安価であるとともに、洗浄装置の取付け時
間が短縮できるので非稼働時間が短縮され生産性を向上
することができる。
【0033】次に、上述したチャックテーブルの載置面
と該吸着パッドの吸着面との接触部に洗浄水を供給する
洗浄水供給機構の他の実施形態について、図4を参照し
て説明する。図4に示す洗浄水供給機構30aは、上記
被加工物搬出手段40の吸着パッド44の吸着面から洗
浄水を噴出せしめるように構成したもので、被加工物搬
出手段40そのものの構成は上記実施形態と実質的に同
一でよく、従って、上記実施形態と同一部品には同一符
号を付してその説明を省略する。図4に示す洗浄水供給
機構30aは、アキュームレータ等の洗浄水供給源30
1aと、この洗浄水供給源301aと吸着パッド44の
凹部453に連通したフレキシブルパイプ48に接続さ
れた配管49とを接続する配管302aと、該配管30
2aに配設され上記制御手段100によって開閉制御さ
れる電磁開閉弁303aとを有している。このように構
成された洗浄水供給機構30aは、電磁開閉弁303a
を開くことにより、洗浄水供給源301aから配管30
2a、配管49、フレキシブルパイプ48および連通路
454を介して凹部453に洗浄水を供給することがで
きる。この結果、凹部453に嵌合されたパッド46が
ポーラスセラミック盤によって形成されているので、凹
部453に供給された洗浄水はパッド46の表面(吸着
面)に噴出せしめられる。
【0034】次に、上述したチャックテーブルの載置面
と該吸着パッドの吸着面との接触部に洗浄水を供給する
洗浄水供給機構の更に他の実施形態について、図5を参
照して説明する。図5に示す洗浄水供給機構は、上記チ
ャックテーブル20の載置面と吸着パッド6の吸着面と
の接触部に向けて該接触部の外側から洗浄水を供給する
外部洗浄水供給機構30bとして機能する。図5に示す
外部洗浄水供給機構30bは、チャックテーブル20の
載置面と吸着パッド44の吸着面との接触部に向けて洗
浄水を噴出する洗浄水供給ノズル300bと、アキュー
ムレータ等の洗浄水供給源301bと、この洗浄水供給
源301bと上記洗浄水供給ノズル300bとを接続す
る配管302bと、該配管302bに配設され上記制御
手段100によって開閉制御される電磁開閉弁303b
とを有している。このように構成された外部洗浄水供給
機構30bは、電磁開閉弁303bを開くことにより、
洗浄水供給源301bから配管302aおよび洗浄水供
給ノズル300bを通して洗浄水をチャックテーブル2
0の載置面と吸着パッド44の吸着面との接触部に供給
することができる。
【0035】上述したチャックテーブルの洗浄装置にお
いては、チャックテーブルの載置面と該吸着パッドの吸
着面との接触部に供給する洗浄水に超音波を付与して、
研削屑を流動させることが望ましい。図6および図7に
は、洗浄水に超音波を付与する超音波発振手段の各実施
形態が示されている。図6に示す実施形態は、上記図2
に示す実施形態におけるチャックテーブル20を構成す
る基台21の回転軸部211に、連通路213を囲むよ
うに超音波発振器60を配設したものである。また、図
7に示す実施形態は、上記図4に示す実施形態における
被加工物搬出手段40の作動アーム41に装着された吸
着パッド44を構成する基台45の支持軸部451に超
音波発振器60aを配設したものである。
【0036】
【発明の効果】本発明に係る研削装置におけるチャック
テーブルの洗浄方法および洗浄装置は以上のように構成
されているで、次の作用効果を奏する。
【0037】即ち、本発明によれば、セラミックスによ
って形成された吸着チャックの載置面とセラミックスに
よって形成された吸着パッドの吸着面とを接触させ、該
接触部に洗浄水を供給しつつ吸着チャックの載置面と吸
着パッドの吸着面とを接触させた状態で相対的に摺動せ
しめるので、吸着チャックの載置面および吸着パッドの
吸着面に強固に付着した切削屑を強制的に削ぎ落として
洗浄することができる。また、本発明によるチャックテ
ーブルの洗浄装置は、吸着パッドを備えた被加工物搬送
手段を利用しているので、洗浄装置を構成する特別な機
構を必要としないので、極めて安価に構成することがで
きる。更に、吸着パッドの吸着面に付着した切削屑も同
時に洗浄することができるので、生産性が向上するとと
もに、吸着パッドの洗浄装置が不要となり大幅なコスト
低減を図ることができる。また、上記のように洗浄装置
を構成する特別な機構を必要としないので、既に稼働中
の研削装置にユーザーの要望により新たに洗浄装置を装
備する場合にも、大幅な改造が不要であり、被加工物搬
送手段とチャックテーブルと洗浄水供給機構の制御ソフ
トを組み込むだけで容易に洗浄装置を装備せしめること
ができる。従って、洗浄装置の取付けコストが著しく安
価であるとともに、洗浄装置の取付け時間が短縮できる
ので非稼働時間が短縮され生産性を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によって構成されたチャックテーブルの
洗浄装置を装備して表面研削装置の斜視図。
【図2】図1に示す表面研削装置に装備されるチャック
テーブルの洗浄装置の概略構成図。
【図3】図1に示す表面研削装置に装備される被加工物
搬出機構の要部斜視図。
【図4】チャックテーブル洗浄装置を構成する洗浄水供
給機構の他の実施形態を示す概略構成図。
【図5】チャックテーブル洗浄装置を構成する洗浄水供
給機構の更に他の実施形態を示す概略構成図。
【図6】洗浄水に超音波を付与する超音波発振器を備え
たチャックテーブルの一実施形態を示す断面図。
【図7】洗浄水に超音波を付与する超音波発振器を備え
た被加工物搬出機構の作動アームの要部を破断して示す
正面図。
【符号の説明】
2:装置ハウジング 4:静止支持板4 6:案内レール 8:案内レール 10:荒研削ユニット 101:ユニットハウジング 102:研削ホイール 103:回転駆動機構 104:移動基台 105:被案内レール 11:送り機構 111:雄ねじロッド 112:パルスモータ 12:仕上げ研削ユニット 121:ユニットハウジング 122:研削ホイール 123:回転駆動機構 124:移動基台 125:被案内レール 13:送り機構 131:雄ねじロッド 132:パルスモータ 15:ターンテーブル 20:チャックテーブル 21:チャックテーブルの基台 22:チャックテーブルの吸着保持チャック 24:電動モータ 27:第1の吸引源27 281:電磁開閉弁 30:洗浄水供給機構 301:洗浄水供給源 303:電磁開閉弁 31:第1のカセット 32:第2のカセット 33:被加工物載置部 34:洗浄手段 35:被加工物搬送手段 36:被加工物搬入手段 40:被加工物搬出手段 41:作動アーム 42:昇降機構 43:作動機構 44:吸着パッド 45:吸着パッドの基台 46:吸着パッドのパッド 47:圧縮コイルばね 48:フレキシブルパイプ 50:第2の吸引源 51:電磁開閉弁 100:制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B24B 55/06 B24B 55/06

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工物を吸引保持するセラミックスで
    形成された載置面を有するチャックテーブルと、該チャ
    ックテーブル上に吸引保持された被加工物を研削する研
    削手段と、被加工物を吸引保持するセラミックスで形成
    された吸着面を有する吸着パッドを備え該吸着パッドに
    該チャックテーブル上の被加工物を吸引保持して搬出す
    る被加工物搬出手段と、を具備する研削装置におけるチ
    ャックテーブルの洗浄方法であって、 該吸着パッドの吸着面を該チャックテーブルの載置面に
    接触させ、該接触部に洗浄水を供給しつつ該チャックテ
    ーブルの載置面と該吸着パッドの吸着面とを接触させた
    状態で相対的に摺動せしめる、 ことを特徴とする研削装置におけるチャックテーブルの
    洗浄方法。
  2. 【請求項2】 該チャックテーブルの載置面と該吸着パ
    ッドの吸着面との相対的摺動は、該チャックテーブルを
    回転することにより遂行する、請求項1記載の研削装置
    におけるチャックテーブルの洗浄方法。
  3. 【請求項3】 該チャックテーブルの載置面と該吸着パ
    ッドの吸着面との相対的摺動は、該吸着パッドを水平面
    内で作動せしめることにより遂行する、請求項1又は2
    記載の研削装置におけるチャックテーブルの洗浄方法。
  4. 【請求項4】 該接触部への洗浄水の供給は、該チャッ
    クテーブルの載置面から洗浄水を噴出せしめることによ
    り遂行する、請求項1から3のいずれかに記載の研削装
    置におけるチャックテーブルの洗浄方法。
  5. 【請求項5】 該接触部への洗浄水の供給は、該吸着パ
    ッドの吸着面から洗浄水を噴出せしめることにより遂行
    する、請求項1から3のいずれかに記載の研削装置にお
    けるチャックテーブルの洗浄方法。
  6. 【請求項6】 該接触部への洗浄水の供給は、該接触部
    の外側から洗浄水を供給せしめることにより遂行する、
    請求項1から3のいずれかに記載の研削装置におけるチ
    ャックテーブルの洗浄方法。
  7. 【請求項7】 該接触部に供給する洗浄水に超音波を付
    与する、請求項1から6のいずれかに記載の研削装置に
    おけるチャックテーブルの洗浄方法。
  8. 【請求項8】 被加工物を吸引保持するセラミックスで
    形成された載置面を有するチャックテーブルと、該チャ
    ックテーブル上に吸引保持された被加工物を研削する研
    削手段と、被加工物を吸引保持するセラミックスで形成
    された吸着面を有する吸着パッドを備え該吸着パッドに
    該チャックテーブル上の被加工物を吸引保持して搬出す
    る被加工物搬出手段と、を具備する研削装置におけるチ
    ャックテーブルの洗浄装置であって、 該吸着パッドの吸着面を該チャックテーブルの載置面に
    接触せしめる吸着パッド接触機構と、 該チャックテーブルの載置面と該吸着パッドの吸着面を
    接触させた状態で相対的に摺動せしめる摺動機構と、 該チャックテーブルの載置面と該吸着パッドの吸着面と
    の接触部に洗浄水を供給する洗浄水供給機構と、を具備
    する、 ことを特徴とする研削装置におけるチャックテーブルの
    洗浄装置。
  9. 【請求項9】 該摺動機構は、該チャックテーブルを回
    転する回転駆動機構によって構成され、該チャックテー
    ブルの洗浄時に該チャックテーブルを回転せしめる、請
    求項8記載の研削装置におけるチャックテーブルの洗浄
    装置。
  10. 【請求項10】 該摺動機構は、該吸着パッドを水平面
    内で作動せしめる作動機構によって構成され、該チャッ
    クテーブルの洗浄時に該吸着パッドを水平面内で作動せ
    しめる、請求項8又は9記載の研削装置におけるチャッ
    クテーブルの洗浄装置。
  11. 【請求項11】 該洗浄水供給機構は、該チャックテー
    ブルの載置面から洗浄水を噴出せしめる洗浄水噴出機構
    からなっている、請求項8から10のいずれかに記載の
    研削装置におけるチャックテーブルの洗浄装置。
  12. 【請求項12】 該洗浄水供給機構は、該吸着パッドの
    吸着面から洗浄水を噴出せしめる洗浄水噴出機構からな
    っている、請求項8から10のいずれかに記載の研削装
    置におけるチャックテーブルの洗浄装置。
  13. 【請求項13】 該洗浄水供給機構は、該チャックテー
    ブルの載置面と該吸着パッドの吸着面との接触部に向け
    て該接触部の外側から洗浄水を供給する外部洗浄水供給
    機構からなっている、請求項8から10のいずれかに記
    載の研削装置におけるチャックテーブルの洗浄装置。
  14. 【請求項14】 該接触部に供給する洗浄水に超音波を
    付与する超音波発振手段を備えている、請求項8から1
    3のいずれかに記載の研削装置におけるチャックテーブ
    ルの洗浄装置。
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