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JP2001321036A - 魚釣用リールの構成部材 - Google Patents

魚釣用リールの構成部材

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Publication number
JP2001321036A
JP2001321036A JP2000284217A JP2000284217A JP2001321036A JP 2001321036 A JP2001321036 A JP 2001321036A JP 2000284217 A JP2000284217 A JP 2000284217A JP 2000284217 A JP2000284217 A JP 2000284217A JP 2001321036 A JP2001321036 A JP 2001321036A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
reel
fishing reel
alloy
metal
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000284217A
Other languages
English (en)
Inventor
Mamoru Koike
守 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Globeride Inc
Original Assignee
Daiwa Seiko Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa Seiko Co Ltd filed Critical Daiwa Seiko Co Ltd
Priority to JP2000284217A priority Critical patent/JP2001321036A/ja
Publication of JP2001321036A publication Critical patent/JP2001321036A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】構成部材の形状や種類を問わず、常に均一な皮
膜を形成することによって、耐食性及び耐久性に優れた
魚釣用リールの構成部材を提供する。 【解決手段】金属材で形成された魚釣用リールを構成す
る部材本体26と、この部材本体上に形成された防食層
28と、この防食層上に設けられた有機物皮膜層30と
を備えており、この有機物皮膜層は、ドライコーティン
グ法によって形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピニングリール
のリール本体、カバー、ロータ、ハンドルや、両軸受型
リールのフレーム、側板などの魚釣用リールの構成部材
に関する。
【0002】
【従来の技術】リール全体の軽量化を目的として、樹脂
材料を原料とする構成部材を多用したリールが数多く知
られているが、重量、コスト、耐食性等の面では満足で
きるものの、強度の面では決して充分とは言えず、過酷
な条件、釣場環境を考えると、リールとしての機能を充
分に発揮できない場合がある。この場合、実際に使用す
る上で、対象魚、釣方、釣場の環境等を考慮した選択が
必要となる。
【0003】また、一方で、強度的な面よりアルミニウ
ム系材料や、更に軽量化を考慮してマグネシウム系材料
がリールの構成部材として従来より用いられている。こ
のような材料は、水分やゴミ等が付着し易いだけで無
く、腐食し易いため、構成部材の表面に防食処理を施す
ことによって耐久性の向上が図られている(特開平9−
168352号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した防食処理に際
しては、金属材から成る構成部材の表面に、化成処理や
陽極酸化処理等によって防食層を形成すると共に、更
に、この防食層上に、耐食性皮膜を形成している。そし
て、この耐食性皮膜は、吹き付け塗装や電着塗装等の各
種の塗装処理によって形成されている。
【0005】しかし、このような塗装処理では、構成部
材のネジ部、小孔、深孔、鋭角部、複雑な形状を有する
面に対して、均一な皮膜を形成することが困難であるた
め、腐食や異種金属接触腐食を引き起こし易いといった
問題がある。使用環境の厳しい釣場で使用され、且つ、
細部も含めて小型化される傾向にあるリールの構成部材
には、防食性の面で更なる改良が望まれている。
【0006】本発明は、このような課題を解決するため
に成されており、その目的は、構成部材の形状や種類を
問わず、常に均一な皮膜を形成することによって、耐食
性及び耐久性に優れた魚釣用リールの構成部材を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1に記載された魚釣用リールの構成部
材は、金属材で形成された魚釣用リールを構成する部材
本体と、この部材本体上に形成された防食層とを備えて
おり、この防食層上に、ドライコーティング法によって
有機物皮膜層を形成したことを特徴とする。
【0008】また、請求項2に記載された発明は、種類
が異なる第1の金属部材と第2の金属部材との結合によ
って構成される魚釣用リールの構成部材において、 第
1の金属部材の電極電位Vと第2の金属部材の電極電
位Vとの間の関係がV<Vである場合、ドライコ
ーティング法によって第2の金属部材の表面に有機物皮
膜層が形成されていることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態に係
る魚釣用リールの構成部材について、添付図面を参照し
て説明する。
【0010】本発明の魚釣用リールの構成部材として
は、例えば、スピニングリールのリール本体、カバー、
ロータ、ハンドルや、両軸受型リールのフレーム、側板
などが該当し、これら構成部材に対して、以下のような
技術的思想を適用している。
【0011】即ち、本発明の構成部材は、金属材で形成
された魚釣用リールを構成する部材本体と、この部材本
体上に形成された防食層と、この防食層上に設けられた
有機物皮膜層とを備えており、この有機物皮膜層は、ド
ライコーティング法によって形成されている。
【0012】図1に示すように、本実施の形態では、ス
ピニングリールに上述した技術的思想を適用している。
【0013】図1のスピニングリールには、リール本体
1に対して折り畳み可能なハンドル2が装着されてお
り、このハンドル2を回転操作すると、その回転運動
は、駆動歯車4を介してピニオン6に伝達され、ピニオ
ン6を回転させる。同時に、ハンドル2の回転運動は、
オシレーティング機構(図示しない)を介してスプール
軸8に伝達され、スプール軸8を前後動させる。このと
き、ロータ10がピニオン6と一体的に回転しつつ、ス
プール12がスプール軸8と共に前後動することによっ
て、釣糸は、ラインローラ(図示せず)14を介してス
プール12に均一に巻回される。
【0014】なお、リール本体1には、カバー16が着
脱自在に取り付けられており、ハンドル2は、ハンドル
ノブ18、ハンドルアーム20、ハンドルストッパ2
2、ハンドルスタンド24等を備えて構成されている。
【0015】これらの構成部材の全部、又は一部は、図
2(a)に示すように、金属材で形成された部材本体2
6であり、ダイキャスト法(例えば、コールドチャンバ
法、ホットチャンバ法)、半溶融、半凝固加工(例え
ば、チクソモールディング法、レオキャスト法、SSF
等)によって成型することができる。この場合、金属材
としては、例えば、マグネシウム合金、アルミニウム合
金、亜鉛合金、鉄合金等を用いることが可能である。な
お、部材本体の表面に対して、グラインディング、ショ
ットプラスト、バレル研摩などの機械的表面処理や、溶
剤洗浄、アルカリ洗浄、酸洗などの化学的表面処理を施
しても良い。
【0016】部材本体26上に防食層28を形成する方
法としては、クロム酸処理、重クロメート処理、錫酸塩
処理などの化成処理、塗装、陽極酸化処理などを適用す
ることができる。特に、陽極酸化処理では、HAE陽極
酸化処理やDow17陽極酸化処理を用いることによっ
て、緻密な陽極酸化皮膜(防食層28)を形成すること
ができる。これらの陽極酸化処理によれば、緻密で硬い
複合酸化物構造を成すと共に、スピネル構造を成す陽極
酸化皮膜が形成されるため、耐食性に優れた魚釣用リー
ルを実現することができる。
【0017】陽極酸化皮膜(防食層28)の厚さは、安
定した性能(硬くて緻密)を維持するために、5〜20
μmに設定することが好ましい。これは、厚さが5μm
未満であると、皮膜の硬さが不充分になると共に、厚さ
が20μmを超えると、皮膜の成長過程においてクラッ
クが発生する場合があるからである。
【0018】また、異種金属部品が接触或いは近接する
部分の陽極酸化皮膜の厚さは、他の部分に比べて厚くす
ることが好ましい。例えば、異種金属部品が接触する部
分の厚さを10〜20μmに設定し、これ以外の部分の
厚さを5〜20μmに設定する。
【0019】なお、陽極酸化処理の接点は、各部材の接
合箇所における陽極酸化皮膜の厚さが薄くならないよう
に、腐食する恐れのない部分に設定することが好まし
い。
【0020】次に、防食層28上に有機物皮膜層30を
形成する方法について説明する。
【0021】有機物皮膜層30は、ドライコーティング
法(CVD法、スパッタリング法、真空蒸着法、イオン
プレーティング法など)によって形成される。
【0022】上記CVD法によれば、気相で有機物を生
成することによって、皮膜(有機物皮膜層30)が形成
される。また、上記スパッタリング法によれば、有機物
をスパッタすることによって、皮膜(有機物皮膜層3
0)が形成される。また、上記真空蒸着法、イオンプレ
ーティング法によれば、有機物を蒸発させることによっ
て、皮膜(有機物皮膜層30)が形成される。なお、こ
のように形成される皮膜の厚さは、厚さが増すほど膜厚
管理が難しくなることと、表面の平滑性が損なわれるこ
と等を考慮して、1〜20μm(好ましくは、5μm程
度)に設定することが好ましい。また、上記有機物とし
ては、例えば、ポリパラキンリレン、エポキシ、ポリウ
レタン、ポリイミド、ポリアミド、アクリルなどを適用
することができる。
【0023】ここで、リール本体1に対して本発明の技
術的思想を適用した実施例について説明する。
【0024】リール本体1は、Alを3.5〜9.7重
量%で含有するMg合金をホットチャンバを用いたダイ
キャスト法により成型されている。このリール本体1
は、図2(a)に示すように、部材本体26上に防食層
28が設けられ、更に、防食層28上に有機物皮膜層3
0が設けられた構造を成している。
【0025】防食層28は、水酸化カリウム、フッ化カ
リウム、リン酸ナトリウム、水酸化アルミニウム、過マ
ンガン酸カリウムなどにより調整された処理液中に、接
点をとった部材本体26を投入し、一定時間電気を流す
条件でHAE陽極酸化処理を施すことにより形成されて
いる。また、有機物皮膜層30は、ドライコーティング
法によって形成されている。
【0026】このように構成されたリール本体1の重量
を調べたところ、32gであった。また、魚釣用リール
の構成部材について、塩水噴霧試験により耐食性を調べ
たところ、目視において腐食している箇所は見られず、
従来のAl製リールの構成部材と同等の耐食性を有し、
非常に優れた耐食性を示すことが分かった。
【0027】非常に優れた耐食性を示したのは、防食層
28が緻密なスピネル構造を有する陽極酸化皮膜で構成
されていると共に、この防食層28に対する有機物皮膜
層30の密着性が優れていることと、絶縁性が向上した
からであると考えられる。
【0028】(比較例1)Siを9.6〜12.0重量
%で含有するAl合金をダイキャスト法により成型して
リール本体1を作製した。このリール本体1の重量を調
べたところ、50gであり、Mg系材料を用いたリール
本体よりも56%の重量増加となった。
【0029】(比較例2)Alを3.5〜9.7重量%
で含有するMg合金をホットチャンバを用いたダイキャ
スト法により成型してリール本体を作製した。次いで、
このリール本体にクロム酸処理、重クロム酸処理、錫酸
塩処理などの化成処理を施して防食膜を形成した。
【0030】このようにして得られたリール本体につい
て、上記同様の耐食性を検査したところ、目視におい
て、クロム酸処理品で4%、重クロメート処理品で2
%、錫酸塩処理品で4%程度の腐食面積となり、釣場の
ように過酷な環境で使用するために実質的に使用可能と
判断されるものの、より充分な耐食性が得られるには至
らなかった。
【0031】ところで、図1に示したピニングリールに
おいて、ハンドルアーム20、ハンドルストッパ22、
ハンドルスタンド24は、その本体部材がMg合金で形
成され、その上に防食層が設けられて構成されている。
この場合、Mg合金から成る部材と接触或いは近接(例
えば、1mm以内)する金属部材は、Mg合金との電極
電位差が1V以下であることが好ましい。このような材
料としては、Al合金(0.7〜0.9V)やZn合金
(0.5〜0.9V)などを適用することができる。従
って、本実施の形態において、ハンドルアーム20、ハ
ンドルストッパ22、ハンドルスタンド24に近接する
部材、即ち、キャップ32、ハンドルスタンドリベット
34、ハンドルノブリベット36は、Al合金で形成す
ることが好ましい。
【0032】また、これ以外にも、ワッシャ38,40
と構成部材(ハンドルアーム20)の合金部分とが接触
するような場合、上述したように、電極電位差が1V以
下となるような材料を接触箇所に適用すれば良い。
【0033】更に、ハンドル軸42についても構成部材
との電極電位差を考慮して形成することが好ましいが、
強度的な問題により一般的にはステンレス鋼で形成され
ている。ステンレス鋼は、Mg合金との間の電極電位差
が1Vを超える。この場合、接触箇所にシーリング材
(例えば、シリコーン系、ウレタン系、アクリル系、エ
ポキシ系樹脂、グリース、オイルなど)を封入するか、
或いは、ステンレス鋼シャフトに化成処理を施して、表
面に絶縁層を形成すれば良い。
【0034】また、特に、Mg合金やAl合金等の卑な
金属(腐食を受ける金属)と、これらよりも電極電位が
遥かに高い貴な金属(腐食を起こさせる金属)とが接触
もしくは近接する場合、例えば、卑な金属と貴な金属と
が結合する場合には、貴な金属の表面だけにドライコー
ティング法により有機物皮膜層(絶縁層)を形成しさえ
すれば、卑な金属側に電着塗装等によって防食層を設け
なくても、従来の耐食性を確保することができる。すな
わち、金属材で形成される魚釣用リールを構成する構成
部材が部材Aと部材Bとの結合によって構成され且つ各
部材A,Bの電極電位Va,Vb間の関係がVa<Vb
である場合、部材Bの表面に有機物皮膜層(絶縁層)を
ドライコーティング法によって形成すれば、部材Aに防
食層を形成しなくても、部材A,B同士の接触腐食を防
止できる。ここで、貴な金属とは、金、銀、銅、銅合
金、チタン、チタン合金、鉄、鉄合金、ニッケル、ニッ
ケル合金等を言う。また、貴な金属側に形成される絶縁
皮膜としては、ドライコーティング法による有機物皮膜
の他、溶射、ドライコーティング、ゾルーゲル法による
セラミック皮膜、あるいは、化成処理によるクロム酸皮
膜を挙げることができる。
【0035】卑な金属と貴な金属との接触腐食を防止す
る上記手段は、本実施の形態においても採用されてい
る。すなわち、本実施の形態において、駆動歯車4は例
えば銅合金またはステンレス合金によって形成され、図
示しない前記オシレーティング機構の摺動子は例えばN
iメッキされた亜鉛合金によって形成されるとともに、
駆動歯車4と近接し或いは前記摺動子と接触するリール
ボディや側板等のリール本体1は例えばMg合金やAl
合金等によって形成されている。そして、貴な金属によ
って形成される駆動歯車4および前記摺動子の表面に
は、クロム酸処理、セラミック溶射、有機物塗装、ドラ
イコーティング等によって絶縁皮膜が形成されており、
これにより、異種金属接触(近接)腐食が防止されてい
る。なお、形成される絶縁皮膜は、貴な金属部品に要求
される性能(要求品質)に応じて選択可能である。例え
ば、寸法精度が要求されず、耐摩耗性や耐傷付き性等が
要求されている場合には、塗装や溶射によって絶縁皮膜
を形成することが好ましい。また、寸法精度のみが要求
されている場合には、ドライコーティング法によって絶
縁皮膜を形成することが望ましい。特に、高絶縁が要求
される場合には、有機物(ポリパラキシレン等)ドライ
コーティングが望ましい。また、寸法精度および耐摩耗
性の両方が要求されている場合には、化成処理によるク
ロム酸皮膜が望ましい。
【0036】以上のように、本実施の形態によれば、防
食処理を施した構成部材上に、ドライコーティング法で
有機物皮膜層を形成することによって、複雑な形状や小
孔、ネジ部など、細部に亘り均一な皮膜を形成すること
が可能となるため、高精度に寸法を管理することができ
る。また、防食処理が不充分で防食皮膜が形成されない
欠陥部分があっても、ドライコーティング法によって、
絶縁性の有機物皮膜層をその欠陥部分を補うように形成
することができるため、腐食や異種金属接触腐食を確実
に防止することができる。このため、使用環境の厳しい
釣場においても、長期間に亘って支障なく魚釣用リール
の機能を維持することができる。
【0037】また、本実施の形態では、卑な金属と貴な
金属とが接触もしくは近接することによって構成される
構成部材において、貴な金属の表面だけにドライコーテ
ィング法により有機物皮膜層(絶縁層)を形成し、これ
により、異種金属接触(近接)腐食を防止するようにし
ている。すなわち、従来、リールの主要な構成部材とし
て例えばMg合金部材が使用される場合には、陽極酸化
と電着塗装との組み合わせによってMg合金部材の耐食
性を確保しているが、電着塗装は寸法のバラツキが大き
く高精度管理が困難であり、十分な耐食性を確保するこ
とが難しい。これに対し、本実施の形態では、貴な金属
部材側に絶縁被覆を形成することで、卑な金属側の電着
塗装を省略できるため、簡単且つ確実に耐食性を確保す
ることができる。
【0038】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されることは無く、以下のように種々変更することが
可能である。
【0039】第1の変形例として、例えば図2(b)に
示すように、有機物皮膜層30上に表面処理層44(例
えば、外観の向上を図る装飾層)を形成しても良い。こ
の場合、表面処理層44は、吹き付け塗装、静電塗装、
粉体塗装等の塗装や、湿式メッキ、金属のドライコーテ
ィング等で形成することが可能であり、表面処理材とし
ては、例えば、塗装であればエポキシ、ウレタン、アク
リル等、湿式メッキであればNi,Cr,Pd,Au,
Ag等、ドライコーティングであればTi,Cr,Ti
O,SiO,Ni等を用いることが可能である。
【0040】第2の変形例として、例えば図2(c)に
示すように、防食層28と有機物皮膜層30との間に、
上述したような表面処理層44を介在させても良い。
【0041】なお、表面処理において、構成部材の内側
部のような厳しい寸法精度が要求される箇所に、寸法ば
らつきが大きい表面処理材が付着しない限り、最外層が
表面処理層44でも有機物皮膜層30であっても良い。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、構成部材の形状や種類
を問わず、常に均一な皮膜を形成することによって、耐
食性及び耐久性に優れた魚釣用リールの構成部材を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に適用したスピニングリ
ールの構成を示す図。
【図2】(a)は、本発明の一実施の形態に係る構成部
材の断面図、(b)は、本発明の第1の変形例に係る構
成部材の断面図、(c)は、本発明の第2の変形例に係
る構成部材の断面図。
【符号の説明】
26 部材本体 28 防食層 30 有機物皮膜層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属材で形成された魚釣用リールを構成
    する部材本体と、 この部材本体上に形成された防食層とを備えており、 この防食層上に、ドライコーティング法によって有機物
    皮膜層を形成したことを特徴とする魚釣用リールの構成
    部材。
  2. 【請求項2】 種類が異なる第1の金属部材と第2の金
    属部材との結合によって構成される魚釣用リールの構成
    部材において、 第1の金属部材の電極電位Vと第2の金属部材の電極
    電位Vとの間の関係がV<Vである場合、ドライ
    コーティング法によって第2の金属部材の表面に有機物
    皮膜層が形成されていることを特徴とする魚釣用リール
    の構成部材。
JP2000284217A 2000-03-08 2000-09-19 魚釣用リールの構成部材 Pending JP2001321036A (ja)

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