JP2001320220A - フェーズドアレイアンテナ装置 - Google Patents
フェーズドアレイアンテナ装置Info
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 27
- 230000008054 signal transmission Effects 0.000 abstract description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 14
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- RDYMFSUJUZBWLH-UHFFFAOYSA-N endosulfan Chemical compound C12COS(=O)OCC2C2(Cl)C(Cl)=C(Cl)C1(Cl)C2(Cl)Cl RDYMFSUJUZBWLH-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ビーム指向角のずれなく広帯域ノイズ信号の
送信を実現し、また受信相手側の受信ノイズレベルを上
げ効果的なスポット信号送信を可能にする。 【解決手段】 空間にビームを放射する複数の素子アン
テナ51〜5mを設けたフェーズドアレイアンテナ6a
と、これから放射するビームのための複数の送信信号を
発生する送信機1と、この送信機1からの送信信号を各
素子アンテナ51〜5mに分配する分配器2と、この分
配器2と各素子アンテナ51〜5mの間にそれぞれ接続
され、分配されたそれぞれの信号の透過位相を変化させ
て各素子アンテナに送る複数の移相器31〜3mと、こ
れらの移相器31〜3mの位相量を制御する位相制御器
4aとを備え、各素子アンテナの周波数及び位相をそれ
ぞれ独立に制御して指向方向のずれのない、周波数の異
なる複数のノイズ信号あるいはノイズ信号とスポット信
号を発生する。
送信を実現し、また受信相手側の受信ノイズレベルを上
げ効果的なスポット信号送信を可能にする。 【解決手段】 空間にビームを放射する複数の素子アン
テナ51〜5mを設けたフェーズドアレイアンテナ6a
と、これから放射するビームのための複数の送信信号を
発生する送信機1と、この送信機1からの送信信号を各
素子アンテナ51〜5mに分配する分配器2と、この分
配器2と各素子アンテナ51〜5mの間にそれぞれ接続
され、分配されたそれぞれの信号の透過位相を変化させ
て各素子アンテナに送る複数の移相器31〜3mと、こ
れらの移相器31〜3mの位相量を制御する位相制御器
4aとを備え、各素子アンテナの周波数及び位相をそれ
ぞれ独立に制御して指向方向のずれのない、周波数の異
なる複数のノイズ信号あるいはノイズ信号とスポット信
号を発生する。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アレイ状に素子ア
ンテナが配列されたフェーズドアレイアンテナ装置に関
するものである。
ンテナが配列されたフェーズドアレイアンテナ装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図13は例えば、レロイ・ビー・ブラン
トの“アプライドECM”第1巻、第210頁、第41
図、[LEROY B.BRUNT:"APPLIED ECM",VOL1,p.210,FIGUR
E.41]に開示された従来のフェーズドアレイアンテナ装
置の構成図で送信時の状態を示している。図において、
1は送信信号fを発生する送信機、4は放射電波の位相
を制御する位相制御器、7は送信機1からの信号を分配
し位相制御器4からの位相データφに基づいてビームを
形成するビーム形成回路、5は空間にビームを放射する
素子アンテナ、6は複数の素子アンテナ5を含むフェー
ズドアレイアンテナである。
トの“アプライドECM”第1巻、第210頁、第41
図、[LEROY B.BRUNT:"APPLIED ECM",VOL1,p.210,FIGUR
E.41]に開示された従来のフェーズドアレイアンテナ装
置の構成図で送信時の状態を示している。図において、
1は送信信号fを発生する送信機、4は放射電波の位相
を制御する位相制御器、7は送信機1からの信号を分配
し位相制御器4からの位相データφに基づいてビームを
形成するビーム形成回路、5は空間にビームを放射する
素子アンテナ、6は複数の素子アンテナ5を含むフェー
ズドアレイアンテナである。
【0003】次に動作について説明する。送信機1で発
生した送信信号fは、ビーム形成回路7を通して分配さ
れ、素子アンテナ5に供給され、空間に放射される。一
方、位相制御器4は放射電波の位相を制御することによ
り、送信信号のビーム指向角を設定するための位相デー
タφをビーム形成回路7に供給する。
生した送信信号fは、ビーム形成回路7を通して分配さ
れ、素子アンテナ5に供給され、空間に放射される。一
方、位相制御器4は放射電波の位相を制御することによ
り、送信信号のビーム指向角を設定するための位相デー
タφをビーム形成回路7に供給する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように構成され
た従来のフェーズドアレイアンテナ装置は、例えば図7
に示すような複数の異なる中心周波数f1,f2に基づ
く周波数特性の電波を放射し、広帯域にわたってノイズ
信号を発生させる広帯域ノイズ信号の送信をしようとす
ると、図14に示すように、中心周波数f1,f2の差
によりフェーズドアレイアンテナ6で形成されるビーム
指向角にずれが生じるという問題点があった。
た従来のフェーズドアレイアンテナ装置は、例えば図7
に示すような複数の異なる中心周波数f1,f2に基づ
く周波数特性の電波を放射し、広帯域にわたってノイズ
信号を発生させる広帯域ノイズ信号の送信をしようとす
ると、図14に示すように、中心周波数f1,f2の差
によりフェーズドアレイアンテナ6で形成されるビーム
指向角にずれが生じるという問題点があった。
【0005】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたもので、ビーム指向角のずれを生じさせず
に、広帯域ノイズ信号の送信を実現し、また受信相手側
の受信ノイズレベルを上げ効果的なスポット信号送信を
可能にしたフェーズドアレイアンテナ装置を提供するこ
とを目的とする。
めになされたもので、ビーム指向角のずれを生じさせず
に、広帯域ノイズ信号の送信を実現し、また受信相手側
の受信ノイズレベルを上げ効果的なスポット信号送信を
可能にしたフェーズドアレイアンテナ装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】本発明のその他の目的や新規な特徴は後述
の実施の形態において明らかにする。
の実施の形態において明らかにする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願請求項1の発明に係るフェーズドアレイアンテ
ナ装置は、空間にビームをそれぞれに放射する複数の素
子アンテナを設けたフェーズドアレイアンテナと、この
フェーズドアレイアンテナから放射するビームのための
複数の送信信号を発生する送信機と、この送信機からの
送信信号を前記フェーズドアレイアンテナの各素子アン
テナに対して分配する分配器と、この分配器と前記各素
子アンテナの間にそれぞれ接続され、分配されたそれぞ
れの信号の透過位相を変化させて前記各素子アンテナに
送る複数の移相器と、これらの移相器の位相量を制御す
る位相制御器とを備え、前記各素子アンテナの周波数及
び位相をそれぞれ独立に制御して指向方向のずれのない
周波数の異なる複数のビームを発生することを特徴とし
ている。
に、本願請求項1の発明に係るフェーズドアレイアンテ
ナ装置は、空間にビームをそれぞれに放射する複数の素
子アンテナを設けたフェーズドアレイアンテナと、この
フェーズドアレイアンテナから放射するビームのための
複数の送信信号を発生する送信機と、この送信機からの
送信信号を前記フェーズドアレイアンテナの各素子アン
テナに対して分配する分配器と、この分配器と前記各素
子アンテナの間にそれぞれ接続され、分配されたそれぞ
れの信号の透過位相を変化させて前記各素子アンテナに
送る複数の移相器と、これらの移相器の位相量を制御す
る位相制御器とを備え、前記各素子アンテナの周波数及
び位相をそれぞれ独立に制御して指向方向のずれのない
周波数の異なる複数のビームを発生することを特徴とし
ている。
【0008】本願請求項2の発明に係るフェーズドアレ
イアンテナ装置は、請求項1において、前記フェーズド
アレイアンテナが周波数の異なる2種類のノイズビーム
を発生する、広帯域ノイズ信号の送信を行うものである
ことを特徴としている。
イアンテナ装置は、請求項1において、前記フェーズド
アレイアンテナが周波数の異なる2種類のノイズビーム
を発生する、広帯域ノイズ信号の送信を行うものである
ことを特徴としている。
【0009】本願請求項3の発明に係るフェーズドアレ
イアンテナ装置は、請求項1において、前記フェーズド
アレイアンテナが周波数の異なるn種類(nは3以上の
整数)のノイズビームを発生する、広帯域ノイズ信号の
送信を行うものであることを特徴としている。
イアンテナ装置は、請求項1において、前記フェーズド
アレイアンテナが周波数の異なるn種類(nは3以上の
整数)のノイズビームを発生する、広帯域ノイズ信号の
送信を行うものであることを特徴としている。
【0010】本願請求項4の発明に係るフェーズドアレ
イアンテナ装置は、請求項1において、前記フェーズド
アレイアンテナが広帯域ノイズビームとこの広帯域内の
周波数のスポットビームを同時に発生する、広帯域ノイ
ズ信号とスポット信号の送信を行うものであることを特
徴としている。
イアンテナ装置は、請求項1において、前記フェーズド
アレイアンテナが広帯域ノイズビームとこの広帯域内の
周波数のスポットビームを同時に発生する、広帯域ノイ
ズ信号とスポット信号の送信を行うものであることを特
徴としている。
【0011】本願請求項5の発明に係るフェーズドアレ
イアンテナ装置は、請求項1において、前記フェーズド
アレイアンテナが広帯域ノイズビームとこの広帯域内の
複数の異なる周波数のスポットビームを同時に発生す
る、広帯域ノイズ信号とマルチスポット信号の送信を行
うものであることを特徴としている。
イアンテナ装置は、請求項1において、前記フェーズド
アレイアンテナが広帯域ノイズビームとこの広帯域内の
複数の異なる周波数のスポットビームを同時に発生す
る、広帯域ノイズ信号とマルチスポット信号の送信を行
うものであることを特徴としている。
【0012】本願請求項6の発明に係るフェーズドアレ
イアンテナ装置は、請求項2又は4において、前記フェ
ーズドアレイアンテナの開口面が2分割されていること
を特徴としている。
イアンテナ装置は、請求項2又は4において、前記フェ
ーズドアレイアンテナの開口面が2分割されていること
を特徴としている。
【0013】本願請求項7の発明に係るフェーズドアレ
イアンテナ装置は、請求項3又は5において、前記フェ
ーズドアレイアンテナの開口面がn分割(nは3以上の
整数)されていることを特徴としている。
イアンテナ装置は、請求項3又は5において、前記フェ
ーズドアレイアンテナの開口面がn分割(nは3以上の
整数)されていることを特徴としている。
【0014】本願請求項8の発明に係るフェーズドアレ
イアンテナ装置は、請求項2又は4において、前記フェ
ーズドアレイアンテナの開口面が複合2分割されている
ことを特徴としている。
イアンテナ装置は、請求項2又は4において、前記フェ
ーズドアレイアンテナの開口面が複合2分割されている
ことを特徴としている。
【0015】本願請求項9の発明に係るフェーズドアレ
イアンテナ装置は、請求項3又は5において、前記フェ
ーズドアレイアンテナの開口面が複合n分割(nは3以
上の整数)されていることを特徴としている。
イアンテナ装置は、請求項3又は5において、前記フェ
ーズドアレイアンテナの開口面が複合n分割(nは3以
上の整数)されていることを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るフェーズドア
レイアンテナ装置の実施の形態を図面に従って説明す
る。
レイアンテナ装置の実施の形態を図面に従って説明す
る。
【0017】実施の形態1.図1は本発明の実施の形態
1によるフェーズドアレイアンテナ装置の構成図で、送
信時の状態を示している。図において、1は送信信号を
発生する送信機、2は送信機1からの信号を分配する分
配器、3は分配器2で分配されたそれぞれの信号の透過
位相を変化させる移相器で移相器31〜3mからなる。
4aは移相器31〜3mの位相量を制御する位相制御
器、5は空間にビームを放射する素子アンテナで素子ア
ンテナ51〜5mからなる。6aは素子アンテナ51〜
5mを設けたフェーズドアレイアンテナである。尚、送
信機1から分配器2へ、2系統の信号伝送線路が設けて
ある。
1によるフェーズドアレイアンテナ装置の構成図で、送
信時の状態を示している。図において、1は送信信号を
発生する送信機、2は送信機1からの信号を分配する分
配器、3は分配器2で分配されたそれぞれの信号の透過
位相を変化させる移相器で移相器31〜3mからなる。
4aは移相器31〜3mの位相量を制御する位相制御
器、5は空間にビームを放射する素子アンテナで素子ア
ンテナ51〜5mからなる。6aは素子アンテナ51〜
5mを設けたフェーズドアレイアンテナである。尚、送
信機1から分配器2へ、2系統の信号伝送線路が設けて
ある。
【0018】次に動作について説明する。広帯域にわた
ってノイズ信号を発生させる信号の送信をするために、
図7のような中心周波数f1、f2の2系統のノイズ信
号(送信信号)を送信機1で発生させる。その信号はそれ
ぞれ分配器2を通して分配され、フェーズドアレイアン
テナ6aの各素子アンテナ51〜5mに供給される。
ってノイズ信号を発生させる信号の送信をするために、
図7のような中心周波数f1、f2の2系統のノイズ信
号(送信信号)を送信機1で発生させる。その信号はそれ
ぞれ分配器2を通して分配され、フェーズドアレイアン
テナ6aの各素子アンテナ51〜5mに供給される。
【0019】フェーズドアレイアンテナ6aは図3に示
すように、開口面を2分割し、2系統のノイズ信号(ノ
イズビーム)を個別に放射する。この時、周波数f1の
一方のノイズ信号は、分配器2で分配された後、移相器
31〜3iを介して素子アンテナ51〜5iに給電され
る。また、周波数f2の他方のノイズ信号は、分配器2
で分配された後、移相器3(i+1)〜3mを介して、素
子アンテナ5(i+1)〜5mに給電される。
すように、開口面を2分割し、2系統のノイズ信号(ノ
イズビーム)を個別に放射する。この時、周波数f1の
一方のノイズ信号は、分配器2で分配された後、移相器
31〜3iを介して素子アンテナ51〜5iに給電され
る。また、周波数f2の他方のノイズ信号は、分配器2
で分配された後、移相器3(i+1)〜3mを介して、素
子アンテナ5(i+1)〜5mに給電される。
【0020】この時、中心周波数f1、f2の差による
ビーム指向角のずれを、位相制御器4aの移相器31〜
3iに対する設定位相と移相器3(i+1)〜3mに対す
る設定位相を独立に制御することにより補正し、図11
に示すように、中心周波数f 1、f2の2本のビームを
同一目標に指向させ、ビーム指向角のずれのない効果的
な広帯域ノイズ信号の送信をすることができる。
ビーム指向角のずれを、位相制御器4aの移相器31〜
3iに対する設定位相と移相器3(i+1)〜3mに対す
る設定位相を独立に制御することにより補正し、図11
に示すように、中心周波数f 1、f2の2本のビームを
同一目標に指向させ、ビーム指向角のずれのない効果的
な広帯域ノイズ信号の送信をすることができる。
【0021】実施の形態2.上記実施の形態1では、ア
ンテナ開口面を2分割したが、アンテナ開口面をn分割
することにより(nは3以上の整数)、より広帯域のノイ
ズ信号の送信をすることができる。以下、この実施の形
態2を図に基づいて説明する。
ンテナ開口面を2分割したが、アンテナ開口面をn分割
することにより(nは3以上の整数)、より広帯域のノイ
ズ信号の送信をすることができる。以下、この実施の形
態2を図に基づいて説明する。
【0022】図2は本発明の実施の形態2によるフェー
ズドアレイアンテナ装置の構成図である。図1の実施の
形態1のものと基本的に同じ構成であるが、送信機1か
ら分配器2へ、n系統の信号伝送線路が設けてある。
ズドアレイアンテナ装置の構成図である。図1の実施の
形態1のものと基本的に同じ構成であるが、送信機1か
ら分配器2へ、n系統の信号伝送線路が設けてある。
【0023】次に動作について説明する。実施の形態1
よりも広帯域のノイズ信号の送信をするために、図8の
ような中心周波数f1、f2、・・・、fnのn系統の
ノイズ信号(送信信号)を送信機1で発生させる。その信
号はそれぞれ分配器2を通して分配され、フェーズドア
レイアンテナ6aの各素子アンテナ51〜5mに供給さ
れる。
よりも広帯域のノイズ信号の送信をするために、図8の
ような中心周波数f1、f2、・・・、fnのn系統の
ノイズ信号(送信信号)を送信機1で発生させる。その信
号はそれぞれ分配器2を通して分配され、フェーズドア
レイアンテナ6aの各素子アンテナ51〜5mに供給さ
れる。
【0024】フェーズドアレイアンテナ6aは図4のよ
うに、開口面をn分割し、n系統のノイズ信号(ノイズ
ビーム)を個別に放射する。この時、周波数f1のノイ
ズ信号は、分配器2で分配された後、移相器31〜3i
1を介して素子アンテナ51〜5i1に給電される。以
下各周波数について所望の割合、あるいは均等に素子ア
ンテナが割り当てられ、周波数fnのノイズ信号は分配
器2で分配された後、移相器3in−1〜3mを介し
て、素子アンテナ5in−1〜5mに給電される。
うに、開口面をn分割し、n系統のノイズ信号(ノイズ
ビーム)を個別に放射する。この時、周波数f1のノイ
ズ信号は、分配器2で分配された後、移相器31〜3i
1を介して素子アンテナ51〜5i1に給電される。以
下各周波数について所望の割合、あるいは均等に素子ア
ンテナが割り当てられ、周波数fnのノイズ信号は分配
器2で分配された後、移相器3in−1〜3mを介し
て、素子アンテナ5in−1〜5mに給電される。
【0025】この時、中心周波数f1、f2、・・・、
fnの差によるビーム指向角のずれを、位相制御器4a
の移相器31〜3i1に対する設定位相乃至移相器3i
n− 1〜3mに対する設定位相を、周波数毎に独立に制
御することにより補正し、図12に示すように、中心周
波数f1、f2、・・・、fnのn本のビームを同一目
標に指向させ、ビーム指向角のずれのない効果的な広帯
域ノイズ信号の送信をすることができ、より広帯域化が
できる。
fnの差によるビーム指向角のずれを、位相制御器4a
の移相器31〜3i1に対する設定位相乃至移相器3i
n− 1〜3mに対する設定位相を、周波数毎に独立に制
御することにより補正し、図12に示すように、中心周
波数f1、f2、・・・、fnのn本のビームを同一目
標に指向させ、ビーム指向角のずれのない効果的な広帯
域ノイズ信号の送信をすることができ、より広帯域化が
できる。
【0026】実施の形態3.上記実施の形態1では、ア
ンテナ開口面を2分割したが、アンテナ開口面を複合2
分割することにより、開口面積が減少せず、アンテナ利
得の低下がない、より高出力の広帯域ノイズ信号の送信
ができる。以下、この実施の形態3を図に基づいて説明
する。
ンテナ開口面を2分割したが、アンテナ開口面を複合2
分割することにより、開口面積が減少せず、アンテナ利
得の低下がない、より高出力の広帯域ノイズ信号の送信
ができる。以下、この実施の形態3を図に基づいて説明
する。
【0027】この実施の形態3のフェーズドアレイアン
テナ装置の全体の構成は基本的に図1に示すものと同じ
である。この実施の形態ではフェーズドアレイアンテナ
6bは図5に示すように、開口面を複合2分割し、すな
わち異なる2種類の中心周波数f1、f2用の素子アン
テナ5を分散させて配置して、2系統の信号を個別に放
射する。
テナ装置の全体の構成は基本的に図1に示すものと同じ
である。この実施の形態ではフェーズドアレイアンテナ
6bは図5に示すように、開口面を複合2分割し、すな
わち異なる2種類の中心周波数f1、f2用の素子アン
テナ5を分散させて配置して、2系統の信号を個別に放
射する。
【0028】従って、実施の形態1と同様に図11に示
すように、2本のビームを同一目標に指向させ、ビーム
指向角のずれのない効果的な広帯域ノイズ信号の送信を
することができ、かつ開口面積が減少せず、アンテナ利
得の低下がないため、より高出力の広帯域ノイズ信号の
送信ができる。
すように、2本のビームを同一目標に指向させ、ビーム
指向角のずれのない効果的な広帯域ノイズ信号の送信を
することができ、かつ開口面積が減少せず、アンテナ利
得の低下がないため、より高出力の広帯域ノイズ信号の
送信ができる。
【0029】実施の形態4.上記実施の形態2では、ア
ンテナ開口面をn分割したが、アンテナ開口面を複合n
分割することにより、開口面積が減少せず、アンテナ利
得の低下がない、より高出力の広帯域ノイズ信号の送信
ができる。以下、この実施の形態を図に基づいて説明す
る。
ンテナ開口面をn分割したが、アンテナ開口面を複合n
分割することにより、開口面積が減少せず、アンテナ利
得の低下がない、より高出力の広帯域ノイズ信号の送信
ができる。以下、この実施の形態を図に基づいて説明す
る。
【0030】この実施の形態4のフェーズドアレイアン
テナ装置の全体の構成は基本的に図2に示すものと同じ
である。この実施の形態ではフェーズドアレイアンテナ
6cは図6に示すように、開口面を複合n分割し、すな
わち異なるn種の中心周波数f1、f2、・・・、fn
用の素子アンテナ5を分散させて配置して、n系統の信
号を個別に放射する。
テナ装置の全体の構成は基本的に図2に示すものと同じ
である。この実施の形態ではフェーズドアレイアンテナ
6cは図6に示すように、開口面を複合n分割し、すな
わち異なるn種の中心周波数f1、f2、・・・、fn
用の素子アンテナ5を分散させて配置して、n系統の信
号を個別に放射する。
【0031】従って、実施の形態2と同様に、図12に
示すように、n本のビームを同一目標に指向させ、ビー
ム指向角のずれのない効果的な広帯域ノイズ信号の送信
をすることができ、かつ開口面積が減少せず、アンテナ
利得の低下がないため、より高出力の広帯域ノイズ信号
の送信ができる。
示すように、n本のビームを同一目標に指向させ、ビー
ム指向角のずれのない効果的な広帯域ノイズ信号の送信
をすることができ、かつ開口面積が減少せず、アンテナ
利得の低下がないため、より高出力の広帯域ノイズ信号
の送信ができる。
【0032】実施の形態5.また上記実施の形態1で
は、広帯域ノイズ信号の送信をするために、図7のよう
な中心周波数がf1、f2の2系統のノイズ信号を送信
機1で発生させたが、広帯域ノイズ信号とスポット信号
を同時に発生させることにより、受信相手側の受信ノイ
ズレベルを上げ、効果的なスポット信号の送信ができ
る。
は、広帯域ノイズ信号の送信をするために、図7のよう
な中心周波数がf1、f2の2系統のノイズ信号を送信
機1で発生させたが、広帯域ノイズ信号とスポット信号
を同時に発生させることにより、受信相手側の受信ノイ
ズレベルを上げ、効果的なスポット信号の送信ができ
る。
【0033】この実施の形態5のフェーズドアレイアン
テナ装置の全体の構成は基本的に図1に示すものと同じ
である。そして基本動作も実施の形態1と同様である
が、図9に示すような、中心周波数f1の広帯域ノイズ
信号と、周波数f2のスポット信号を送信機1で発生さ
せる。そして図3に示したような2分割したフェーズド
アレイアンテナ6aの開口面の一方から広帯域ノイズ信
号を、他方からスポット信号を同時に個別に放射する。
テナ装置の全体の構成は基本的に図1に示すものと同じ
である。そして基本動作も実施の形態1と同様である
が、図9に示すような、中心周波数f1の広帯域ノイズ
信号と、周波数f2のスポット信号を送信機1で発生さ
せる。そして図3に示したような2分割したフェーズド
アレイアンテナ6aの開口面の一方から広帯域ノイズ信
号を、他方からスポット信号を同時に個別に放射する。
【0034】これによりまず、広帯域ノイズ信号によ
り、相手レーダの受信ノイズレベルを上げることがで
き、他方のスポット信号を、周波数及び位相を独立に制
御することにより、受信相手側の受信周波数及び方位へ
放射し、効果的なスポット信号の送信をすることができ
る。
り、相手レーダの受信ノイズレベルを上げることがで
き、他方のスポット信号を、周波数及び位相を独立に制
御することにより、受信相手側の受信周波数及び方位へ
放射し、効果的なスポット信号の送信をすることができ
る。
【0035】実施の形態6.また上記実施の形態2で
は、広帯域ノイズ信号の送信をするために、図8のよう
な中心周波数がf1、f2、・・・、fnのn系統のノ
イズ信号を送信機1で発生させたが、広帯域ノイズ信号
とマルチスポット信号を同時に発生させることにより、
受信相手側の受信ノイズレベルを上げ、効果的なマルチ
スポット信号の送信ができる。
は、広帯域ノイズ信号の送信をするために、図8のよう
な中心周波数がf1、f2、・・・、fnのn系統のノ
イズ信号を送信機1で発生させたが、広帯域ノイズ信号
とマルチスポット信号を同時に発生させることにより、
受信相手側の受信ノイズレベルを上げ、効果的なマルチ
スポット信号の送信ができる。
【0036】この実施の形態6のフェーズドアレイアン
テナ装置の全体の構成は基本的に図2に示すものと同じ
である。そして基本動作も実施の形態2と同様である
が、図10に示すような、中心周波数f1の広帯域ノイ
ズ信号と、周波数f2、・・・、fnのマルチスポット
信号を送信機1で発生させる。そして図4に示したよう
なn分割したフェーズドアレイアンテナ6aの開口面の
一箇所から広帯域ノイズ信号を、残りの箇所からマルチ
スポット信号を同時に個別に放射する。
テナ装置の全体の構成は基本的に図2に示すものと同じ
である。そして基本動作も実施の形態2と同様である
が、図10に示すような、中心周波数f1の広帯域ノイ
ズ信号と、周波数f2、・・・、fnのマルチスポット
信号を送信機1で発生させる。そして図4に示したよう
なn分割したフェーズドアレイアンテナ6aの開口面の
一箇所から広帯域ノイズ信号を、残りの箇所からマルチ
スポット信号を同時に個別に放射する。
【0037】これによりまず、広帯域ノイズ信号によ
り、相手レーダの受信ノイズレベルを上げることがで
き、他方のマルチスポット信号を、周波数及び位相を独
立に制御することにより、受信相手側の受信周波数及び
方位へ放射し、効果的なマルチスポット信号の送信をす
ることができる。
り、相手レーダの受信ノイズレベルを上げることがで
き、他方のマルチスポット信号を、周波数及び位相を独
立に制御することにより、受信相手側の受信周波数及び
方位へ放射し、効果的なマルチスポット信号の送信をす
ることができる。
【0038】実施の形態7.次に実施の形態5では、ア
ンテナ開口面を2分割したが、アンテナ開口面を複合2
分割することにより、開口面積が減少せず、アンテナ利
得の低下がないため、より高出力の効果的なスポット信
号の送信が実現できる。
ンテナ開口面を2分割したが、アンテナ開口面を複合2
分割することにより、開口面積が減少せず、アンテナ利
得の低下がないため、より高出力の効果的なスポット信
号の送信が実現できる。
【0039】この実施の形態7のフェーズドアレイアン
テナ装置の全体の構成は基本的に図1に示すものと同じ
である。そして基本動作も実施の形態5と同様である
が、フェーズドアレイアンテナは図5に示したように、
開口面を複合2分割し、一方から広帯域ノイズ信号を、
他方からスポット信号を同時に個別に放射する。従っ
て、実施の形態5と同様に効果的なスポット信号の送信
ができ、かつ開口面積が減少せず、アンテナ利得の低下
がないため、より高出力のスポット信号の送信ができ
る。
テナ装置の全体の構成は基本的に図1に示すものと同じ
である。そして基本動作も実施の形態5と同様である
が、フェーズドアレイアンテナは図5に示したように、
開口面を複合2分割し、一方から広帯域ノイズ信号を、
他方からスポット信号を同時に個別に放射する。従っ
て、実施の形態5と同様に効果的なスポット信号の送信
ができ、かつ開口面積が減少せず、アンテナ利得の低下
がないため、より高出力のスポット信号の送信ができ
る。
【0040】実施の形態8.次に実施の形態6では、ア
ンテナ開口面をn分割したが、アンテナ開口面を複合n
分割することにより、開口面積が減少せず、アンテナ利
得の低下がないため、より高出力の効果的なマルチスポ
ット信号の送信が実現できる。
ンテナ開口面をn分割したが、アンテナ開口面を複合n
分割することにより、開口面積が減少せず、アンテナ利
得の低下がないため、より高出力の効果的なマルチスポ
ット信号の送信が実現できる。
【0041】この実施の形態8のフェーズドアレイアン
テナ装置の全体の構成は基本的に図2に示すものと同じ
である。そして基本動作も実施の形態6と同様である
が、フェーズドアレイアンテナは図6に示したように、
開口面を複合n分割し、一箇所から広帯域ノイズ信号
を、残りの箇所からマルチスポット信号を同時に個別に
放射する。従って、実施の形態6と同様に効果的なマル
チスポット信号の送信ができ、かつ開口面積が減少せ
ず、アンテナ利得の低下がないため、より高出力のマル
チスポット信号の送信ができる。
テナ装置の全体の構成は基本的に図2に示すものと同じ
である。そして基本動作も実施の形態6と同様である
が、フェーズドアレイアンテナは図6に示したように、
開口面を複合n分割し、一箇所から広帯域ノイズ信号
を、残りの箇所からマルチスポット信号を同時に個別に
放射する。従って、実施の形態6と同様に効果的なマル
チスポット信号の送信ができ、かつ開口面積が減少せ
ず、アンテナ利得の低下がないため、より高出力のマル
チスポット信号の送信ができる。
【0042】以上本発明の実施の形態について説明して
きたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記
載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当
業者には自明であろう。
きたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記
載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当
業者には自明であろう。
【0043】
【発明の効果】上記のように本願請求項1の発明では、
空間にビームをそれぞれに放射する複数の素子アンテナ
を設けたフェーズドアレイアンテナと、このフェーズド
アレイアンテナから放射するビームのための複数の送信
信号を発生する送信機と、この送信機からの送信信号を
前記フェーズドアレイアンテナの各素子アンテナに対し
て分配する分配器と、この分配器と前記各素子アンテナ
の間にそれぞれ接続され、分配されたそれぞれの信号の
透過位相を変化させて前記各素子アンテナに送る複数の
移相器と、これらの移相器の位相量を制御する位相制御
器とを備え、各素子アンテナの周波数及び位相をそれぞ
れ独立に制御して周波数の異なる複数のビームを発生す
るようにしたので、指向方向のずれのない周波数の異な
る複数のビームを発生することができるフェーズドアレ
イアンテナ装置を提供できる等の効果が得られる。
空間にビームをそれぞれに放射する複数の素子アンテナ
を設けたフェーズドアレイアンテナと、このフェーズド
アレイアンテナから放射するビームのための複数の送信
信号を発生する送信機と、この送信機からの送信信号を
前記フェーズドアレイアンテナの各素子アンテナに対し
て分配する分配器と、この分配器と前記各素子アンテナ
の間にそれぞれ接続され、分配されたそれぞれの信号の
透過位相を変化させて前記各素子アンテナに送る複数の
移相器と、これらの移相器の位相量を制御する位相制御
器とを備え、各素子アンテナの周波数及び位相をそれぞ
れ独立に制御して周波数の異なる複数のビームを発生す
るようにしたので、指向方向のずれのない周波数の異な
る複数のビームを発生することができるフェーズドアレ
イアンテナ装置を提供できる等の効果が得られる。
【0044】本願請求項2の発明では、フェーズドアレ
イアンテナが周波数の異なる2種類のノイズビームを発
生するようにしたので、ビーム指向角のずれのない効果
的な広帯域ノイズ信号の送信を可能にしたフェーズドア
レイアンテナ装置を提供できる等の効果が得られる。
イアンテナが周波数の異なる2種類のノイズビームを発
生するようにしたので、ビーム指向角のずれのない効果
的な広帯域ノイズ信号の送信を可能にしたフェーズドア
レイアンテナ装置を提供できる等の効果が得られる。
【0045】本願請求項3の発明では、フェーズドアレ
イアンテナが周波数の異なるn種類(nは3以上の整数)
のノイズビームを発生するようにしたので、さらに広帯
域のビーム指向角のずれのないノイズ信号の送信を可能
にしたフェーズドアレイアンテナ装置を提供できる等の
効果が得られる。
イアンテナが周波数の異なるn種類(nは3以上の整数)
のノイズビームを発生するようにしたので、さらに広帯
域のビーム指向角のずれのないノイズ信号の送信を可能
にしたフェーズドアレイアンテナ装置を提供できる等の
効果が得られる。
【0046】本願請求項4の発明では、フェーズドアレ
イアンテナが広帯域ノイズビームとこの広帯域内の周波
数のスポットビームを同時に発生するようにしたので、
受信相手側の受信ノイズレベルを上げ、効果的なスポッ
ト信号の送信ができるフェーズドアレイアンテナ装置を
提供できる等の効果が得られる。
イアンテナが広帯域ノイズビームとこの広帯域内の周波
数のスポットビームを同時に発生するようにしたので、
受信相手側の受信ノイズレベルを上げ、効果的なスポッ
ト信号の送信ができるフェーズドアレイアンテナ装置を
提供できる等の効果が得られる。
【0047】本願請求項5の発明では、フェーズドアレ
イアンテナが広帯域ノイズビームとこの広帯域内の複数
の異なる周波数のスポットビームを同時に発生するよう
にしたので、受信相手側の受信ノイズレベルを上げ、効
果的なマルチスポット信号の送信ができるフェーズドア
レイアンテナ装置を提供できる等の効果が得られる。
イアンテナが広帯域ノイズビームとこの広帯域内の複数
の異なる周波数のスポットビームを同時に発生するよう
にしたので、受信相手側の受信ノイズレベルを上げ、効
果的なマルチスポット信号の送信ができるフェーズドア
レイアンテナ装置を提供できる等の効果が得られる。
【0048】本願請求項6の発明では、フェーズドアレ
イアンテナの開口面が2分割されているので、ビーム指
向角のずれのない効果的な広帯域ノイズ信号の送信、さ
らに受信相手側の受信ノイズレベルを上げた効果的なス
ポット信号の送信を、より簡単な構造で行えるフェーズ
ドアレイアンテナ装置を提供できる等の効果が得られ
る。
イアンテナの開口面が2分割されているので、ビーム指
向角のずれのない効果的な広帯域ノイズ信号の送信、さ
らに受信相手側の受信ノイズレベルを上げた効果的なス
ポット信号の送信を、より簡単な構造で行えるフェーズ
ドアレイアンテナ装置を提供できる等の効果が得られ
る。
【0049】本願請求項7の発明では、フェーズドアレ
イアンテナの開口面がn分割(nは3以上の整数)されて
いるので、ビーム指向角のずれのない効果的なさらに広
帯域なノイズ信号の送信、また受信相手側の受信ノイズ
レベルを上げた効果的なマルチスポット信号の送信を、
より簡単な構造で行えるフェーズドアレイアンテナ装置
を提供できる等の効果が得られる。
イアンテナの開口面がn分割(nは3以上の整数)されて
いるので、ビーム指向角のずれのない効果的なさらに広
帯域なノイズ信号の送信、また受信相手側の受信ノイズ
レベルを上げた効果的なマルチスポット信号の送信を、
より簡単な構造で行えるフェーズドアレイアンテナ装置
を提供できる等の効果が得られる。
【0050】本願請求項8の発明では、フェーズドアレ
イアンテナの開口面が複合2分割されているので、開口
面積が減少せず、アンテナ利得の低下がないため、より
高出力で、ビーム指向角のずれのない効果的な広帯域ノ
イズ信号の送信、さらに受信相手側の受信ノイズレベル
を上げた効果的なスポット信号の送信を行えるフェーズ
ドアレイアンテナ装置を提供できる等の効果が得られ
る。
イアンテナの開口面が複合2分割されているので、開口
面積が減少せず、アンテナ利得の低下がないため、より
高出力で、ビーム指向角のずれのない効果的な広帯域ノ
イズ信号の送信、さらに受信相手側の受信ノイズレベル
を上げた効果的なスポット信号の送信を行えるフェーズ
ドアレイアンテナ装置を提供できる等の効果が得られ
る。
【0051】本願請求項9の発明では、フェーズドアレ
イアンテナの開口面が複合n分割(nは3以上の整数)さ
れているので、開口面積が減少せず、アンテナ利得の低
下がないため、より高出力で、ビーム指向角のずれのな
いさらに広帯域なノイズ信号の送信、また受信相手側の
受信ノイズレベルを上げた効果的なマルチスポット信号
の送信を行えるフェーズドアレイアンテナ装置を提供で
きる等の効果が得られる。
イアンテナの開口面が複合n分割(nは3以上の整数)さ
れているので、開口面積が減少せず、アンテナ利得の低
下がないため、より高出力で、ビーム指向角のずれのな
いさらに広帯域なノイズ信号の送信、また受信相手側の
受信ノイズレベルを上げた効果的なマルチスポット信号
の送信を行えるフェーズドアレイアンテナ装置を提供で
きる等の効果が得られる。
【図1】本発明の実施の形態1、3、5、7によるフェ
ーズドアレイアンテナ装置の構成図である。
ーズドアレイアンテナ装置の構成図である。
【図2】本発明の実施の形態2、4、6、8によるフェ
ーズドアレイアンテナ装置の構成図である。
ーズドアレイアンテナ装置の構成図である。
【図3】本発明の実施の形態1、5のアンテナ開口面の
分割の仕方を示す説明図である。
分割の仕方を示す説明図である。
【図4】本発明の実施の形態2、6のアンテナ開口面の
分割の仕方を示す説明図である。
分割の仕方を示す説明図である。
【図5】本発明の実施の形態3、7のアンテナ開口面の
分割の仕方を示す説明図である。
分割の仕方を示す説明図である。
【図6】本発明の実施の形態4、8のアンテナ開口面の
分割の仕方を示す説明図である。
分割の仕方を示す説明図である。
【図7】本発明の実施の形態1、3及び従来の装置にお
ける放射電波の周波数特性を示す説明図である。
ける放射電波の周波数特性を示す説明図である。
【図8】本発明の実施の形態2、4における放射電波の
周波数特性を示す説明図である。
周波数特性を示す説明図である。
【図9】本発明の実施の形態5、7における放射電波の
周波数特性を示す説明図である。
周波数特性を示す説明図である。
【図10】本発明の実施の形態6、8における放射電波
の周波数特性を示す説明図である。
の周波数特性を示す説明図である。
【図11】本発明の実施の形態1、3のビーム指向角を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図12】本発明の実施の形態2、4のビーム指向角を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図13】従来のフェーズドアレイアンテナ装置の構成
図である。
図である。
【図14】従来の装置のビーム指向角を示す平面図であ
る。
る。
1 送信機 2 分配器 3,31〜3m 移相器 4,4a 位相制御器 5,51〜5m 素子アンテナ 6,6a,6b,6c フェーズドアレイアンテナ 7 ビーム形成回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野々山 徹 兵庫県尼崎市塚口本町8丁目1番1号三菱 電機株式会社通信機製作所内 (72)発明者 宮原 俊二 兵庫県尼崎市塚口本町8丁目1番1号三菱 電機株式会社通信機製作所内 (72)発明者 井上 良彦 兵庫県尼崎市塚口本町8丁目1番1号三菱 電機株式会社通信機製作所内 Fターム(参考) 2C014 DB01 DD02 5J021 AA05 AA06 CA06 DB03 EA04 FA05 FA20 FA24 FA26 FA32 GA02 GA08 HA02 HA05 JA03 5J070 AB10 AD10 AD20 AG20
Claims (9)
- 【請求項1】 空間にビームをそれぞれに放射する複数
の素子アンテナを設けたフェーズドアレイアンテナと、 このフェーズドアレイアンテナから放射するビームのた
めの複数の送信信号を発生する送信機と、 この送信機からの送信信号を前記フェーズドアレイアン
テナの各素子アンテナに対して分配する分配器と、 この分配器と前記各素子アンテナの間にそれぞれ接続さ
れ、分配されたそれぞれの信号の透過位相を変化させて
前記各素子アンテナに送る複数の移相器と、 これらの移相器の位相量を制御する位相制御器とを備
え、 前記各素子アンテナの周波数及び位相をそれぞれ独立に
制御して指向方向のずれのない周波数の異なる複数のビ
ームを発生することを特徴とするフェーズドアレイアン
テナ装置。 - 【請求項2】 前記フェーズドアレイアンテナが周波数
の異なる2種類のノイズビームを発生する、広帯域ノイ
ズ信号の送信を行うものであることを特徴とする請求項
1記載のフェーズドアレイアンテナ装置。 - 【請求項3】 前記フェーズドアレイアンテナが周波数
の異なるn種類(nは3以上の整数)のノイズビームを発
生する、広帯域ノイズ信号の送信を行うものであること
を特徴とする請求項1記載のフェーズドアレイアンテナ
装置。 - 【請求項4】 前記フェーズドアレイアンテナが広帯域
ノイズビームとこの広帯域内の周波数のスポットビーム
を同時に発生する、広帯域ノイズ信号とスポット信号の
送信を行うものであることを特徴とする請求項1記載の
フェーズドアレイアンテナ装置。 - 【請求項5】 前記フェーズドアレイアンテナが広帯域
ノイズビームとこの広帯域内の複数の異なる周波数のス
ポットビームを同時に発生する、広帯域ノイズ信号とマ
ルチスポット信号の送信を行うものであることを特徴と
する請求項1記載のフェーズドアレイアンテナ装置。 - 【請求項6】 前記フェーズドアレイアンテナの開口面
が2分割されていることを特徴とする請求項2又は4記
載のフェーズドアレイアンテナ装置。 - 【請求項7】 前記フェーズドアレイアンテナの開口面
がn分割(nは3以上の整数)されていることを特徴とす
る請求項3又は5記載のフェーズドアレイアンテナ装
置。 - 【請求項8】 前記フェーズドアレイアンテナの開口面
が複合2分割されていることを特徴とする請求項2又は
4記載のフェーズドアレイアンテナ装置。 - 【請求項9】 前記フェーズドアレイアンテナの開口面
が複合n分割(nは3以上の整数)されていることを特徴
とする請求項3又は5記載のフェーズドアレイアンテナ
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000140993A JP3440297B2 (ja) | 2000-05-12 | 2000-05-12 | フェーズドアレイアンテナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000140993A JP3440297B2 (ja) | 2000-05-12 | 2000-05-12 | フェーズドアレイアンテナ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001320220A true JP2001320220A (ja) | 2001-11-16 |
JP3440297B2 JP3440297B2 (ja) | 2003-08-25 |
Family
ID=18648183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000140993A Expired - Lifetime JP3440297B2 (ja) | 2000-05-12 | 2000-05-12 | フェーズドアレイアンテナ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3440297B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007124678A1 (fr) * | 2006-04-21 | 2007-11-08 | Huawei Technologies Co., Ltd | Appareil d'antenne, réseau cellulaire sans fil et procédé pour accroître la capacité de réseau cellulaire sans fil |
CN1983858B (zh) * | 2006-06-15 | 2011-01-12 | 华为技术有限公司 | 基站的天线装置及利用其组网和扩容的方法 |
JP2014036325A (ja) * | 2012-08-08 | 2014-02-24 | Nippon Hoso Kyokai <Nhk> | アンテナ装置 |
-
2000
- 2000-05-12 JP JP2000140993A patent/JP3440297B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007124678A1 (fr) * | 2006-04-21 | 2007-11-08 | Huawei Technologies Co., Ltd | Appareil d'antenne, réseau cellulaire sans fil et procédé pour accroître la capacité de réseau cellulaire sans fil |
US8463323B2 (en) | 2006-04-21 | 2013-06-11 | Huawei Technologies Co., Ltd. | Antenna device, wireless cellular network and method of capacity expansion |
CN1983858B (zh) * | 2006-06-15 | 2011-01-12 | 华为技术有限公司 | 基站的天线装置及利用其组网和扩容的方法 |
JP2014036325A (ja) * | 2012-08-08 | 2014-02-24 | Nippon Hoso Kyokai <Nhk> | アンテナ装置 |
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---|---|
JP3440297B2 (ja) | 2003-08-25 |
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