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JP2001310686A - ウェザストリップ - Google Patents

ウェザストリップ

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Publication number
JP2001310686A
JP2001310686A JP2000128071A JP2000128071A JP2001310686A JP 2001310686 A JP2001310686 A JP 2001310686A JP 2000128071 A JP2000128071 A JP 2000128071A JP 2000128071 A JP2000128071 A JP 2000128071A JP 2001310686 A JP2001310686 A JP 2001310686A
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Japan
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trim
side walls
corner portion
corner
trim portion
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Application number
JP2000128071A
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Tsukasa Hattori
司 服部
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
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Priority to GB0110066A priority patent/GB2363816B/en
Priority to GB0204018A priority patent/GB2368876B/en
Priority to US09/842,844 priority patent/US6598347B2/en
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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コーナ部のトリム部の両側壁間に車両ボディ
における開口のフランジ等を強固に挟着保持することが
できて、コーナ部を装着状態に安定保持することができ
るウェザストリップを提供する。 【解決手段】 断面ほぼU字状のトリム部14と中空シ
ール部15とを備えた直線状部12間に、所定の硬度と
柔軟性とを有する硬質材料からなる断面ほぼU字状のト
リム部20と軟質材料よりなる中空シール部21とを備
えたコーナ部13を接続形成する。コーナ部13におけ
るトリム部20の両側壁20a,20b間の開口幅W1
を、直線状部12におけるトリム部14の両側壁14
a,14b間の開口幅W2よりも狭くなるように形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば車両のド
ア用開口等の周縁に装着されるウェザストリップに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のウェザストリップは、
断面ほぼU字状のトリム部と、そのトリム部の一側外面
に形成された中空シール部とを備えている。そして、ト
リム部の内側面には保持リップが突出形成され、トリム
部が車両ボディのドア用開口のフランジに装着された状
態で、保持リップがフランジの側面に圧接されて、ウェ
ザストリップが装着状態に保持されるようになってい
る。
【0003】従来、この種のウェザストリップにおい
て、ドア用開口の上下両側及び前後両側と対応する直線
状部のトリム部及び中空シール部は、例えばEPDM等
の軟質材料の押出成形によって成形されている。これに
対して、ドア用開口の四隅部と対応するコーナ部のトリ
ム部及び中空シール部は、押出成形された2本の直線状
部の切断端部間を湾曲状に接続するように型成形によっ
て成形されている。この型成形を行う場合、中空シール
部の柔軟性とトリム部の形状保持性及び成形の経済性を
考慮して、従来では、所定の硬度を有するEPDMソリ
ッドゴムの1種類の材料で中空シール部とトリム部とを
1回の射出成形で形成していた。
【0004】また、最近、各部の機能を重視して、中空
シール部は、柔軟性の大きい、例えばTPO等の熱可塑
性エラストマー、EPDM等のゴム材料といった軟質材
料を使用し、トリム部は、その形状を保持するために、
例えばPE、PP等の所定の弾性変形能を有し前記軟質
材料に比べて硬度の高い硬質材料を使用して断面ほぼU
字状に形成するものが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このウェザ
ストリップにおいては、コーナ部のトリム部が前記のよ
うな硬質材料により成形され、かつ型成形により形成さ
れているため、直線状部のトリム部のように、内側面に
保持リップを設けることが困難である。このため、直線
状部及びコーナ部におけるトリム部の両側壁間に車両の
ドア用開口のフランジを挿入して、ウェザストリップを
ドア用開口の周縁に装着した場合、コーナ部のトリム部
における平行な両側壁間で、フランジをしっかりと挟着
保持することが困難であるという問題があった。
【0006】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的
は、コーナ部のトリム部の両側壁間に車両ボディにおけ
る開口のフランジ等を強固に挟着保持することができ
て、コーナ部を装着状態に安定保持することができるウ
ェザストリップを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、断面ほぼU字状のトリ
ム部と中空シール部とを備えた直線状部間に、硬質材料
よりなる断面ほぼU字状のトリム部と軟質材料よりなる
中空シール部とを備えたコーナ部を接続形成してなるウ
ェザストリップにおいて、前記コーナ部におけるトリム
部の両側壁間の開口幅を、直線状部におけるトリム部の
両側壁間の開口幅よりも狭くなるように形成したことを
特徴とするものである。
【0008】従って、この請求項1に記載の発明によれ
ば、直線状部及びコーナ部におけるトリム部の両側壁間
に車両のドア用開口のフランジ等を挿入して、ウェザス
トリップをドア用開口の周縁等に装着した場合、コーナ
部におけるトリム部の両側壁間の開口幅が押し広げられ
て、その両側壁がフランジ等の両側面に圧接される。こ
れにより、コーナ部のトリム部の側壁内面に保持リップ
が設けられていなくても、そのトリム部の両側壁間にフ
ランジ等を強固に挟着保持することができて、コーナ部
を装着状態に安定保持することができる。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記コーナ部におけるトリム部の両側
壁のうちで、少なくとも一方の側壁の内面に突起を形成
したことを特徴とするものである。
【0010】従って、この請求項2に記載の発明によれ
ば、コーナ部におけるトリム部の両側壁間の開口幅を一
層狭くすることができて、その両側壁間でのフランジ等
に対する挟着保持力をさらに高めることができる。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、前記突起は、直線状部におけるトリム
部の一側壁内面に設けられた保持リップと対応するよう
に、コーナ部におけるトリム部の一側壁内面に形成した
ことを特徴とするものである。
【0012】従って、この請求項3に記載の発明によれ
ば、直線状部のトリム部に設けられた保持リップと同じ
側において、コーナ部のトリム部の突起により、フラン
ジ等に強い挟着保持力を付与することができて、コーナ
部における装着安定性を高めることができる。
【0013】請求項4に記載の発明は、前記コーナ部に
おけるトリム部の両側壁は、コーナ部を所定の湾曲状態
からさらに大きく湾曲変形させることで、その両側壁部
の開口幅が拡大されるように形成したことを特徴とする
ものである。
【0014】従って、この請求項4に記載の発明によれ
ば、ウェザストリップを車両ボディのドア用開口のフラ
ンジに装着する場合には、直線状部を互いに接近させ
て、コーナ部を大きく湾曲変形させる、つまりそのコー
ナ部の曲率が大きくなる(曲率半径が小さくなる)よう
に変形させることで、両側壁間の開口幅が押し広げるこ
とができる。これにより、その両側壁間にフランジを容
易に挿入することができる。
【0015】請求項5に記載の発明は、前記コーナ部に
おけるトリム部の両側壁は、コーナ部を所定の湾曲状態
からさらに大きく湾曲変形させた状態から所定の湾曲状
態に復帰させることで、その両側壁部が所定の開口幅を
なすように復帰変形がされるように形成したことを特徴
とするものである。
【0016】従って、この請求項5に記載の発明によれ
ば、コーナ部のトリム部の両側壁間にフランジを挿入し
た際に、コーナ部における所定の湾曲状態に沿うように
すると、両側壁の間の開口幅が狭められ、トリム部の両
側壁がフランジの両側面に圧接される。そして、コーナ
部のトリム部が、フランジのコーナ部に対して強固に装
着保持される。従って、ウェザストリップを、車両ボデ
ィのドア用開口の周縁に容易かつ確実に装着することが
できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、この発明を車両のドア用
開口に装着されるウェザストリップに具体化した一実施
形態を、図面に基づいて説明する。
【0018】図1〜図3に示すように、この実施形態の
ウェザストリップ11は、車両のドア用開口の上下両側
及び前後両側と対応する直線状部12と、ドア用開口の
四隅部と対応するコーナ部13とを備えている。直線状
部12は、断面ほぼU字状のトリム部14と、そのトリ
ム部14の一側外面に形成された中空シール部15とか
ら構成されている。トリム部14は、例えばEPDMソ
リッドゴム等の軟質材料により押出成形されており、そ
の内部には金属板製のインサート16が埋設されてい
る。中空シール部15は、例えばEPDMスポンジゴム
等の一層軟質な材料により押出成形されている。
【0019】前記直線状部12におけるトリム部14の
一側壁14aの内面には、保持リップ17がウェザスト
リップ11の長手方向へ延びるように突出形成されてい
る。トリム部14の他側壁14bの内面には、複数の突
条18がウェザストリップ11の長手方向へ延びるよう
に形成されている。そして、トリム部14が車両ボディ
のドア用開口のフランジ19に装着された状態で、保持
リップ17及び突条18がフランジ19の両側面に圧接
されて、ウェザストリップ11が装着状態に保持される
ようになっている。
【0020】前記コーナ部13は、2本の直線状部12
の切断端部間を湾曲状に接続するように形成されてい
る。このコーナ部13は、断面ほぼU字状のトリム部2
0と、そのトリム部20の一側外面に形成された中空シ
ール部21とから構成されている。トリム部20は、直
線状部12のトリム部14の切断端部に接続されるよう
に、例えばPE、PP等の硬質材料により型成形されて
いる。
【0021】なお、ここでいう硬質材料とは、前記直線
状部12のトリム部14及び中空シール部15を構成す
る軟質材料に比べて高い硬度を有する材料のことであ
る。そして、この硬質材料は、作業者がコーナ部13の
両側の直線状部12を内側に向かって接近させたとき、
その接近移動に追従して弾性変形可能な程度の柔軟性を
も有しているものである。
【0022】前記中空シール部21は、直線状部12の
中空シール部15の切断端部に接続されるように、例え
ばTPO等の熱可塑性エラストマーといった軟質材料に
より型成形されている。
【0023】図2〜図4に示すように、前記コーナ部1
3におけるトリム部20の両側壁20a,20b間の開
口幅W1は、直線状部12におけるトリム部14の両側
壁14a,14b間の開口幅W2よりも狭くなるように
形成されている。すなわち、コーナ部13におけるトリ
ム部20の両側壁20a,20bは、コーナ部13の両
端から中央にいくに従って互いに接近する方向へ湾曲す
るとともに、断面ほぼU字状の内底部側から開放端部側
に向かって互いに接近する方向へ傾斜するように形成さ
れている。
【0024】前記直線状部12におけるトリム部14の
一側壁14aの内面に形成された保持リップ17と同じ
側に位置するように、コーナ部13におけるトリム部2
0の一側壁20aの内面には一対の突起22が形成され
ている。そして、この突起22によって、トリム部20
の両側壁20a,20b間の開口幅W1が一層狭められ
るようになっている。
【0025】なお、前記ウェザストリップ11のコーナ
部13の型成形時には、図6に実線で示すように、コー
ナ部13が所定の湾曲状態となるように成形される。そ
して、コーナ部13が完全に冷却固化する前に、成形型
23の型開きを行って、同図に二点鎖線で示すように、
コーナ部13をさらに大きく湾曲変形させた状態、つま
りそのコーナ部13の曲率が大きくなる(曲率半径が小
さくなる)ように変形させた状態で、そのコーナ部13
を成形型23から離型させる。この成形型23から離型
されたコーナ部13は、再び同図に実線で示す所定の湾
曲状態に戻された状態で完全に冷却固化させる。なお、
若干の軟化状態で、両側壁20a,20bの引き延ばし
及びその後の押し縮めが可能であれば、成形型23から
離型せず、成形型23内でその変形を行ってもよい。
【0026】このように、離型時にコーナ部13は、若
干軟化された状態で大きく湾曲変形されるため、そのコ
ーナ部13におけるトリム部20の両側壁20a,20
bが両端部側に引き伸ばされる。その後に、コーナ部1
3が所定の湾曲状態に戻されるため、引き伸ばされた両
側壁20a,20bが押し縮められて弛みを生じる。こ
れにより、両側壁20a,20bが、互いに接近する方
向に変形される。そして、この状態で完全に冷却固化さ
れるため、両側壁20a,20bが互いに接近した状態
で固定される。
【0027】そして、前記のように構成されたウェザス
トリップ11を、車両ボディのドア用開口のフランジ1
9に装着する場合には、図5に実線で示すように、コー
ナ部13をさらに大きく湾曲変形させる。これにより、
そのトリム部20の両側壁20a,20bが両端部側に
引き伸ばされ、図3及び図4に二点鎖線で示すように、
両側壁20a,20bが互いに離間する方向に弾性変形
される。そして、それらの間の開口幅W1が押し広げら
れ、その両側壁20a,20b間にフランジ19を容易
に挿入することができる。
【0028】その後、図5に二点鎖線で示すように、ウ
ェザストリップ11のコーナ部13を所定の湾曲状態に
戻すと、そのコーナ部13におけるトリム部20の両側
壁20a,20bが互いに接近する方向に復帰変形され
る。これにより、それら両側壁20a,20bの間の開
口幅W1が狭められ、トリム部20の両側壁20a,2
0bがフランジ19の両側面に圧接される。そして、コ
ーナ部13のトリム部20が、フランジ19のコーナ部
に対して強固に装着保持される。
【0029】また、このフランジ19に対するウェザス
トリップ11の装着時には、ウェザストリップ11の直
線状部12において、トリム部14の一側壁14aの内
面に突設された保持リップ17がフランジ19の一側面
に圧接される。これにより、直線状部12のトリム部1
4がフランジ19の直線状部分に対して強固に装着保持
される。
【0030】従って、この実施形態によれば、以下のよ
うな効果を得ることができる。 (1) このウェザストリップ11では、コーナ部13
に軟質材料よりなる中空シール部21と、その軟質材料
に比べて硬度が高く、所定の柔軟性を有する硬質材料か
らなるトリム部14とが形成されている。そして、コー
ナ部13におけるトリム部20の両側壁20a,20b
間の開口幅W1が、そのコーナ部13に連続する直線状
部12におけるトリム部14の両側壁14a,14b間
の開口幅W2よりも狭くなるように形成されている。
【0031】このため、直線状部12おけるトリム部1
4の両側壁14a,14b及びコーナ部13におけるト
リム部20の両側壁20a,20b間に車両のドア用開
口のフランジ19を挿入して、ウェザストリップ11を
ドア用開口の周縁に装着した場合、コーナ部13におけ
るトリム部20の両側壁20a,20b間の開口幅W1
が押し広げられる。これにより、その両側壁20a,2
0bがフランジ19の両側面に圧接される。
【0032】従って、コーナ部13のトリム部20の側
壁内面に保持リップが設けられていなくても、そのトリ
ム部20の両側壁20a,20b間にフランジ19を強
固に挟着保持することができる。そして、コーナ部13
を装着状態に安定保持することができる。
【0033】(2) このウェザストリップ11では、
前記コーナ部13におけるトリム部20の両側壁20
a,20bのうちで、一方の側壁20aの内面に突起2
2が形成されている。
【0034】このため、コーナ部13におけるトリム部
20の両側壁20a,20b間の開口幅W1を突起22
にて一層狭くすることができる。従って、そのコーナ部
13の両側壁20a,20b間でのフランジ19に対す
る挟着保持力を、さらに高めることができる。
【0035】(3) このウェザストリップ11では、
前記突起22が、直線状部12におけるトリム部14の
一側壁14aの内面に設けられた保持リップ17と対応
するように、コーナ部13におけるトリム部20の一側
壁20aの内面に形成されている。
【0036】このため、直線状部12のトリム部14に
設けられた保持リップ17と同じ側において、コーナ部
13のトリム部20の突起22により、フランジ19に
強い挟着保持力を付与することができて、コーナ部13
における装着安定性を高めることができる。
【0037】(4) このウェザストリップ11では、
コーナ部13を大きく湾曲変形させると、そのトリム部
20の両側壁20a,20bが互いに離間する方向に弾
性変形される。そして、コーナ部13を所定の湾曲状態
に戻すと、そのコーナ部13におけるトリム部20の両
側壁20a,20bが互いに接近する方向に復帰変形さ
れるようになっている。
【0038】このため、ウェザストリップ11を車両ボ
ディのドア用開口のフランジ19に装着する場合には、
直線状部12を互いに接近させて、コーナ部13を大き
く湾曲変形させることで、両側壁20a,20b間の開
口幅W1が押し広げることができる。これにより、その
両側壁20a,20b間にフランジ19を容易に挿入す
ることができる。
【0039】また、このようにフランジ19を挿入した
後、コーナ部13を所定の湾曲状態に戻すと、両側壁2
0a,20bの間の開口幅W1が狭められ、トリム部2
0の両側壁20a,20bがフランジ19の両側面に圧
接される。そして、コーナ部13のトリム部20が、フ
ランジ19のコーナ部に対して強固に装着保持される。
従って、ウェザストリップ11を、車両ボディのドア用
開口の周縁に容易かつ確実に装着することができる。
【0040】(5) このウェザストリップ11は、成
形型23内においてコーナ部13が所定の湾曲状態とな
るように成形され、コーナ部13が完全に冷却固化する
前に、コーナ部13がさらに大きく湾曲変形された状態
とされ、その後、コーナ部13を再び所定の湾曲状態に
戻した状態で完全に冷却固化させることで、コーナ部1
3が成形されるようなっている。
【0041】このように、コーナ部13は、若干軟化さ
れた状態で大きく湾曲変形された後に、所定の湾曲状態
に戻されて完全に冷却固化される。これにより、コーナ
部13におけるトリム部20の両側壁20a,20b
が、両端部側に引き伸ばされた後に押し縮められ、互い
に接近した状態で固定される。このため、成形型23等
の成形面に特別な型面加工を施すことなく、トリム部2
0の両側壁20a,20b間の開口幅W1を狭く形成す
ることができる。
【0042】(変形例)なお、この実施形態は、次のよ
うに変形して具体化することも可能である。このように
構成した場合でも、前記実施形態の効果とほぼ同様の効
果を得ることができる。
【0043】・ 前記実施形態では、直線状部12のト
リム部14の一側壁14a内面に形成された保持リップ
17と対応するように、コーナ部13におけるトリム部
20の一側壁20a内面に突起22が形成されている。
これに対して、この突起22をコーナ部13におけるト
リム部20の他側壁20bの内面、あるいはトリム部2
0の両側壁20a,20bの内面に形成してもよい。
【0044】・ 前記実施形態では、本発明のウェザス
トリップを、車両のドア用開口の周縁に装着されるウェ
ザストリップ11に具体化した。これに対して、本発明
のウェザストリップは、例えば車両のサンルーフ、バッ
クドア用、トランク、ボンネット等の開口周縁に装着さ
れるウェザストリップに具体化してもよい。
【0045】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明によれば、コーナ部におけるトリム部の両側壁間にド
ア用開口のフランジ等を強固に挟着保持することができ
て、コーナ部を装着状態に安定保持することができる。
【0046】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、コーナ部におけるトリム
部の両側壁間の開口幅を一層狭くすることができて、そ
の両側壁間でのフランジ等に対する挟着保持力をさらに
高めることができる。
【0047】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明の効果に加えて、直線状部のトリム部に設
けられた保持リップと同じ側において、コーナ部のトリ
ム部の突起により、フランジ等に強い挟着保持力を付与
することができて、コーナ部における装着安定性を高め
ることができる。
【0048】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項3のうちいずれか一項に記載の発明の効果に加
えて、コーナ部におけるトリム部の両側壁間にフランジ
を容易に挿入することができる。
【0049】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
に記載の発明の効果に加えて、ウェザストリップを、車
両ボディのドア用開口の周縁に容易かつ確実に装着する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のウェザストリップの一実施形態を示
す要部斜視図。
【図2】 図1のウェザストリップを背面上方から見て
示す要部斜視図。
【図3】 図1のウェザストリップの要部側面図。
【図4】 図1の4−4線における拡大断面図。
【図5】 車両のドア用開口のフランジにウェザストリ
ップのコーナ部を装着する方法を示す説明図。
【図6】 成形型からウェザストリップのコーナ部を離
型する方法を示す説明図。
【符号の説明】
11…ウェザストリップ、12…直線状部、13…コー
ナ部、14,20…トリム部、14a,14b,20
a,20b…側壁、15,21…中空シール部、17…
保持リップ、19…フランジ部、22…突起、23…成
形型、W1,W2…開口幅。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面ほぼU字状のトリム部と中空シール
    部とを備えた直線状部間に、硬質材料よりなる断面ほぼ
    U字状のトリム部と軟質材料よりなる中空シール部とを
    備えたコーナ部を接続形成してなるウェザストリップに
    おいて、 前記コーナ部におけるトリム部の両側壁間の開口幅を、
    直線状部におけるトリム部の両側壁間の開口幅よりも狭
    くなるように形成したことを特徴とするウェザストリッ
    プ。
  2. 【請求項2】 前記コーナ部におけるトリム部の両側壁
    のうちで、少なくとも一方の側壁の内面に突起を形成し
    たことを特徴とする請求項1に記載のウェザストリッ
    プ。
  3. 【請求項3】 前記突起は、直線状部におけるトリム部
    の一側壁内面に設けられた保持リップと対応するよう
    に、コーナ部におけるトリム部の一側壁内面に形成した
    ことを特徴とする請求項2に記載のウェザストリップ。
  4. 【請求項4】 前記コーナ部におけるトリム部の両側壁
    は、そのコーナ部を所定の湾曲状態からさらに大きく湾
    曲変形させることで、その両側壁部の開口幅が拡大され
    るように形成したことを特徴とする請求項1〜請求項3
    のうちいずれか一項に記載のウェザストリップ。
  5. 【請求項5】 前記コーナ部におけるトリム部の両側壁
    は、そのコーナ部を所定の湾曲状態からさらに大きく湾
    曲変形させた状態から所定の湾曲状態に復帰させること
    で、その両側壁部が所定の開口幅をなすように復帰変形
    がされるように形成したことを特徴とする請求項4に記
    載のウェザストリップ。
JP2000128071A 2000-04-27 2000-04-27 ウェザストリップ Expired - Fee Related JP3785899B2 (ja)

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