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JP2001310461A - インク滴噴射装置 - Google Patents

インク滴噴射装置

Info

Publication number
JP2001310461A
JP2001310461A JP2000127582A JP2000127582A JP2001310461A JP 2001310461 A JP2001310461 A JP 2001310461A JP 2000127582 A JP2000127582 A JP 2000127582A JP 2000127582 A JP2000127582 A JP 2000127582A JP 2001310461 A JP2001310461 A JP 2001310461A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
pulse
voltage
channel
ink droplet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000127582A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Asano
和夫 浅野
Yoshio Takeuchi
良夫 竹内
Akiko Kitami
亜紀子 北見
Hiroshi Takeuchi
寛 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2000127582A priority Critical patent/JP2001310461A/ja
Publication of JP2001310461A publication Critical patent/JP2001310461A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、第1インク滴を噴射した後、インクメ
ニスカスが静止位置に復帰してから第2インク滴を噴射
していたが、このような駆動方法では高速駆動が困難で
あった。 【解決手段】 インクチャネルを拡大する第1電圧V1
のパルスと縮小させる第2電圧V2のパルスからなる駆
動パルスの第1電圧V1と第2電圧V2の比を選択する
ことにより、高速で安定したインクチャネルの駆動を可
能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気・機械変換手段
に駆動パルスを印加することによってインク滴を噴射す
るインク滴噴射装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インク滴噴射装置は種々の方式が提案さ
れているが、その一つに剪断モードインク滴噴射装置が
あり、図1及び図2は1例として特開平10−2727
71号公報に記載されているインク滴噴射装置の例を示
す図である。図1で1はインクチューブ、2はノズル形
成部材、3はノズル、4はインクによって形成されるイ
ンクメニスカス、Sは電気・機械変換手段としての側
壁、6はカバープレート、7はインク供給口、8は基板
である。そして、図2に示すようにインク流路であるイ
ンクチャネルAは側壁Sとカバープレート6及び基板8
によって形成されている。ノズル3は各インクチャネル
に形成されているが、図2の一部では省略してある。
【0003】図1には1個のノズルを有する1個のイン
クチャネルの断面図が示されているが、実際の剪断モー
ドインク滴噴射装置Hでは、図2(a)に示すようにカ
バープレート6と基板8の間には複数の側壁S1、S2
・・Sn+1で隔てられたインクチャネルA1、A2、
・・Anが多数構成されている。インクチャネルA1の
一端はノズル形成部材2に形成されたノズル3につなが
り、他端はインク供給口7を経て、インクチューブ1に
よって図示されていないインクタンクに接続されてい
て、前記ノズルにはインクによるインクメニスカス4を
形成している。そして、例えば側壁S1には密着形成さ
れた電極Q1、Q2、と側壁S2に密着形成された電極
Q3、Q4が設けてある。同様にインクチャネルA2、
・・・Anの各側壁にはそれぞれ電極が密着形成されて
いる。図2(b)に示すように、例えば、電極Q1をア
ースに接続し、電極Q2には、図示しない駆動回路によ
り、図7に示すような波高値V1(絶対値)の正の第1
パルスと波高値V2(絶対値)の負の第2パルスを有す
る駆動パルスが印加される。この駆動パルスにより、以
下述べる動作によってインク滴をノズル3から噴射す
る。従来は、V1=V2の電圧が印加されていた。
【0004】側壁S、S1、S2、・・・は図2
(a)、(b)、(c)の矢印で示すように分極方向が
異なる2個の圧電材料から成る側壁Sa、S1a、S2
a、・・・とSb、S1b、S2b、・・・とから構成
されていて、駆動パルスを印加することによって変形す
るアクチュエータとして動作する。電極Q2及びQ3に
駆動パルスが印加されない時は図2(a)のように側壁
S1、S2は変形しないが、前記波形の駆動パルスが電
極Q2及びQ3に印加されると、該第1パルスの電圧+
Vによって圧電材料の分極方向に直角な方向の電界が生
じ、側壁S1a、S1bとも側壁の接合面にズリ変形を
生じ、また側壁S2a、S2bも同様反対方向にズリ変
形を生じ、図2(b)に示すように側壁S1a、S1b
及び側壁S2a、S2bは互いに外側に向けて変形し、
この例ではインクチャネルA1の容積は大きくなる。次
に、図2(c)に示すように、駆動パルスの第2パルス
の電圧−Vによって前記側壁S1a、S1b及びS2
a、S2bは互いに逆方向に変形して、インクチャネル
A1の容積は急激に縮小して、インクチャネルA1内の
圧力が変化する。この動作によってインクチャネルA1
を満たしているインクの一部によるノズル内のインクメ
ニスカス4を変化させ、インク滴をノズル3から噴射す
る。各インクチャネルも同様に駆動パルスの印加によっ
て動作し、インク滴を噴射する。
【0005】しかし、上記のようにインクチャネルA1
の側壁S1及びS2が変形の動作をすると、隣のインク
チャネルA2は影響を受けるため、通常、例えば、A
1、A4、A7・・・を同位相のパルスで駆動し、次の
周期でA2、A5、A8・・を駆動する方法が行われて
いる。即ち、3個のインクチャネルを1単位とし、各単
位内の1インクチャネルを順次駆動することにより、画
像形成が行われる。
【0006】上記インク滴の噴射はインクチャネルの音
響的共振(以下共振と記す)を利用して、最初にインク
チャネル容積を拡大し、続いて縮小させる駆動パルスを
インクチャネルの共振周期に適合させて印加し、駆動パ
ルスの第1パルス及び第2パルスを併せてインク滴の噴
射に利用する方法が用いられている。従来においては、
図7に示す駆動パルスは、前記インクチャネルの共振周
期に適合させた第1パルスの電圧+V1と、これに続く
第2パルスの電圧−V2の絶対値はそれぞれ|V|で等
しく、第1パルスのパルス幅は後に説明する共振周期の
二分の一、即ち、ALである。また、第1パルスのパル
ス幅は2ALである。このような駆動によってインクチ
ャネルを駆動すると、効率良くインク滴を噴射すること
ができるとして、使用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】インク滴噴射装置を用
いて画像形成速度を向上させるには、インク滴の噴射間
隔(周期)を短くし、インク滴噴射装置を高速で駆動す
る必要がある。しかしながら、インク滴の噴射間隔(周
期)を短くすると、ノズルからインクチャネル内に空気
が巻き込まれてインクを噴射させることができなくなっ
たり、噴射すべき主なインク滴以外に付随する小さなイ
ンク滴であるサテライト滴を噴射したり、第2インク滴
が第1インク滴より小さくなるなどの現象が起こり易い
ことがわかった。この原因を解析すると以下のようなこ
とがわかった。
【0008】インク滴の噴射間隔(周期)が長い場合に
は、第1インク滴が噴射した後、インク量の減少分はノ
ズルとインクの毛細管力によってインク供給口7からイ
ンクチャネルへインクが補給され、インクメニスカス4
が前記静止位置に復帰して、安定に第2インク滴を噴射
することができた。しかしインク滴の噴射間隔(周期)
が短くなると、第1のインク滴の噴射後、インクメニス
カス4が前記静止位置に復帰する以前に、第2インク滴
を噴射させようとして駆動していることがわかった。
【0009】すなわち、インクメニスカス4が前記静止
位置に復帰する以前に、図7に示す駆動パルス(V1と
V2の絶対値が等しい)によって第2インク滴を噴射さ
せるため駆動すると、インクメニスカス4が不安定にな
り、ノズルからインクチャネル内に空気が巻き込まれて
インク滴を噴射させることができなくなったり、噴射す
べき主なインク滴以外に、付随する小さなインク滴であ
るサテライト滴を噴射したり、第2インク滴が第1イン
ク滴より小さくなるなどの現象が起こり易く、連続して
駆動を行った場合、動作が不安定になるなどの問題点が
あった。
【0010】本発明は、上記問題点を解決して高速でイ
ンクチャネルを駆動しても安定に動作するインク滴噴射
装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、以下に
示す発明によって達成される。
【0012】1.インクチャネルと、前記インクチャネ
ルの容積を変化させる電気・機械変換手段と、インクを
噴射するノズルとを有し、前記電気・機械変換手段に、
前記インクチャネル内に負の圧力を発生させる第1パル
スと、それに続き、前記インクチャネル内に正の圧力を
発生させる第2パルスを印加して前記ノズルからインク
滴を噴射するインク滴噴射装置であって、前記第1パル
スと前記第2パルスを有する第1の駆動パルスによって
第1のインク滴を噴射した後、前記ノズルのインクメニ
スカスがインク滴を噴射する前の静止位置に復帰しない
時点で、前記第1パルスと前記第2パルスを有する第2
の駆動パルスを印加し、前記第2の駆動パルスにおける
前記第1パルスの電圧の絶対値V1と前記第2パルスの
電圧の絶対値V2との比〔V1/V2〕を1.2≦〔V
1/V2〕≦5.0として第2のインク滴を噴射するこ
とを特徴とするインク滴噴射装置。
【0013】2.前記第1パルスの電圧の絶対値V1に
対する前記第2パルスの電圧の絶対値V2の比〔V1/
V2〕が1.5≦〔V1/V2〕≦3.0の範囲にある
前記第2の駆動パルスによって、第2のインク滴を噴射
することを特徴とする前記1に記載のインク滴噴射装
置。
【0014】3.複数の前記インクチャネルを有し、前
記電気・機械変換手段が前記複数のインクチャネルの隔
壁を剪断モードで変形する圧電素子で構成したことを特
徴とする前記1又は前記2に記載のインク滴噴射装置。
【0015】4.前記第1パルスの継続時間が実質的に
前記インクチャネルのAL(音響的共振周期の二分の
一)であることを特徴とする前記1〜3のいずれか1項
に記載のインク滴噴射装置。
【0016】5.インクチャネルと、前記インクチャネ
ルの容積を変化させる電気・機械変換手段と、インクを
噴射するノズルとを有し、前記電気・機械変換手段に、
前記インクチャネル内に負の圧力を発生させる第1パル
スと、それに続き、前記インクチャネル内に正の圧力を
発生させる第2パルスを印加して前記ノズルからインク
滴を噴射するインク滴噴射装置であって、インクの表面
張力をγ(単位は10-3N・m-1)、粘度をη(単位は
10-3Pa/s)、前記ノズルの直径をr(単位はμ
m)、前記インクチャネルのAL(音響的共振周期の二
分の、一単位はμs)、インク滴の噴射周期をT(単位
はμs)としたときに、[T/AL]≦[3.0×η×
r/γ]で、且つ、前記第1パルスの電圧の絶対値V1
に対する前記第2パルスの電圧の絶対値V2の比〔V1
/V2〕が1.2≦〔V1/V2〕≦5.0の範囲にあ
る前記第1パルスと、前記第2パルスを有する駆動パル
スによってインク滴を噴射することを特徴とするインク
滴噴射装置。
【0017】6.前記第1パルスの電圧の絶対値V1に
対する前記第2パルスの電圧の絶対値V2の比〔V1/
V2〕が1.5≦〔V1/V2〕≦3.0の範囲にある
前記駆動パルスによってインク滴を噴射することを特徴
とする前記5に記載のインク滴噴射装置。
【0018】7.複数の前記インクチャネルを有し、前
記電気・機械変換手段が前記複数のインクチャネルの隔
壁を剪断モードで変形する圧電素子で構成したことを特
徴とする前記5又は前記6に記載のインク滴噴射装置。
【0019】8.前記第1パルスの継続時間が実質的に
前記インクチャネルの前記ALであることを特徴とする
前記5〜7のいずれか1項に記載のインク滴噴射装置。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に係るインク
滴噴射装置は図1及び2に示す機械的構成を有する。し
かしながら、本発明の実施の形態としては図1,2に示
すものに限られず、種々の機械的構成のものがあり得
る。本発明の実施の形態に係るインク噴射装置の他の例
を図3〜6に示す。図3〜5において、図1と同一の部
品には同一の符号を付す。
【0021】図3におけるLはインクチャネルAの長さ
であり、インクチャネルAの音響的共振周期の二分の一
ALは、AL≒L/ACで表される。ACはインクチャ
ネル内の圧力波の速度である。なお、インクチャネルA
の長さは図3(b)の幾何学的な長さLにぴったり一致
するものではなく、インクチャネルAの実効的な長さで
ある。前記式中の≒はこのような意味を含んでいる。
【0022】インクチャネルAの音響的共振周期の二分
の一ALは、インク噴射装置の電気・機械変換手段に矩
形波を印加して出射するインク滴の速度を測定し、矩形
波の電圧値を一定にして矩形波のパルス幅を変化させた
ときに、液滴速度が最大になるパルス幅として求められ
る。
【0023】図3に示すインク滴噴射装置のインクチャ
ネルの配列及び駆動パルスの印加時における各インクチ
ャネルの作動を図4に示す。
【0024】インクチャネルA1、A2、A3、・・・
は空隙として形成されたエアチャネルDを挟んで形成さ
れ、インクチャネルA1、A2、A3、・・・を形成す
る側壁には電極Qaが形成され、エアチャネルDを形成
する側壁には電極Qdが形成される。図4(a)と図5
(a)に示す例では、図示しない駆動回路からパルスP
1、P2が電極Qaに印加される。
【0025】先ず、図4(b)に示すように、第1段階
として、インクチャネルA1、A2、A3、・・・の容
積を拡大する正電圧+VのパルスP1が電極Qaに印加
される。次いで、図5(a)に示すように、インクチャ
ネルA1、A2、A3、・・・の容積を縮小する負電圧
−VのパルスP2が電極Qaに印加される。
【0026】このように、パルスP1とP2からなる駆
動パルスを電極Qaに印加することにより、インクチャ
ネルA1、A2、A3、・・・からインク滴が飛翔す
る。
【0027】図6(a)、(b)は前述のインクチャネ
ルA1、A2、A3、・・・の駆動における電極Qa、
Qdの電圧を示す。図6(a)、(b)から明らかなよ
うに、この駆動においては、電極Qaに正のパルスP1
と負のパルスP2が印加される。
【0028】インクチャネル駆動方法として次に説明す
る他の方法がある。図6(c)、(d)は該他の方法に
おける電極QaとQdの電圧を示し、この方法において
は、図示しない駆動回路により、図6(c)、(d)に
示すように、正電圧のパルスP1を電極Qaに印加する
一方、電極Qdに正電圧のパルスP2を印可する。
【0029】インクチャネルA1、A2、A3、・・・
の容積の拡大は前記の図5(b)、図6(a)に示す場
合と同様にして行われ、インクチャネルA1、A2、A
3、・・・の容積を縮小する駆動段階においては、図5
(b)に示すように、エアチャネルの電極Qdに+V正
電圧を印加することにより、電極Qaに負電圧を印加し
た図5(a)の場合と同様な駆動を行っている。
【0030】図5(b)と図6(c)、(d)に示す駆
動方法は正電圧のパルスを用いて駆動できる点で回路の
設計上有利である。
【0031】図7は本発明の実施の形態において、駆動
パルスを機械的な変位に変換する電気・機械変換手段と
しての側壁S1、S2、・・・を駆動してインクを噴射
させる駆動パルスの波形を示す。図7の駆動パルスは前
述のように、側壁Sを駆動してインクチャネルAの容積
を拡大させる第1電圧+V1のパルスと側壁Sを駆動し
てインクチャネルAの容積を縮小させる第2電圧−V2
のパルスからなる。なお、実施の形態における説明にお
いては、個々のインクチャネルA1、A2、・・・を説
明するとき以外は、インクチャネルA1、A2、・・・
のそれぞれをインクチャネルAと称する。また、インク
チャネルを構成する側壁S1、S2、・・・のようなイ
ンクチャネル構成部も側壁Sのように数字を付加しない
で示す。
【0032】インクチャネルAの音響的な共振周波数の
逆数の1/2を期間AL(時間)とすると、通常、第1
電圧+V1のパルスはその幅を実質的にALに等しく設
定される。また、この期間ALはインクチャネルの長さ
に対応していて、この駆動パルスで駆動したときに、イ
ンク滴が噴射する速度が最大となる。第1電圧+V1と
第2電圧−V2を一定とし、第1電圧V1のパルス幅を
変化させて駆動した時のパルス幅と液滴の飛翔速度の関
係から、液滴の飛翔速度が最大となるパルス幅(時間)
をALとして測定できる。そして、図7に示すように、
パルス幅ALの第1電圧+V1の後に、第2電圧−V
2、パルス幅2ALのパルスを印加する。
【0033】本実施の形態においては、インクチャネル
Aを高速度で駆動することを目的として、第1のインク
滴を噴射した後に、ノズル3のインクメニスカス4を、
インク滴を噴射する前の静止状態に復帰させない時点
で、次のインク滴を噴射させる駆動パルスを印加してい
る。このような条件で安定したインク滴を噴射し、高速
駆動を可能にするためには、次の条件1を満たすことが
必要である。
【0034】 条件1・・・1.2≦〔V1/V2〕≦5.0 静止状態からの第1のインク滴を噴射するための第1の
パルスについては必ずしも条件1を満たす必要はない
が、条件1を満たしていることが好ましい。
【0035】前記比V1/V2が前記条件1の下限を下
回るか又は上限を上回ると、インク滴が噴射されない場
合が生じたり、インク滴が噴射されてもインク滴が不揃
いになったり、サテライト滴が発生したりして画質が低
下する。
【0036】前記比V1/V2が前記条件1の上限を上
回ると、インク滴が不揃いになったり、サテライト滴が
発生したりして画質が低下する。また、インクが噴射さ
れない場合が生ずる。
【0037】前記比V1/V2が次の条件2を満たすこ
とが、より高速、且つ、高画質を達成する上で好まし
い。
【0038】 条件2・・・1.5≦〔V1/V2〕≦3.0 また、ノズル3のインクメニスカス4の復帰はインクの
物性、ノズル径、インクチャネルの長さに依存する。イ
ンクメニスカスの復帰時間とALの比、即ち、(インク
メニスカスの復帰時間/AL)は(3.0×η×r/
γ)となることが分かった。即ち、第1の駆動パルスで
のインク滴の噴射によりインクメニスカスの後退が復帰
する前に第2の駆動パルスで噴射を行うという高速駆動
は次の条件3で表すことができる。
【0039】 条件3・・・(T/AL)≦(3.0×η×r/γ) の条件でインクチャネル駆動を行うときに、第1電圧+
V1に対する第2電圧−V2の絶対値の比〔V1/V
2〕が前記の条件1、即ち、1.2≦〔V1/V2〕≦
5.0の範囲内で印加すると、安定に駆動することがで
きる。
【0040】但し、インクの表面張力をγ(単位は10
-3N・m-1)、粘度をη(単位は10-3Pa/s)、前
記ノズルの直径をr(単位はμm)、前記インクチャネ
ルの音響的共振周期の二分の一をAL(単位はμs)、
インク滴の噴射周期をT(単位はμs)とする。
【0041】前記比V1/V2が前記条件1の下限を下
回るか又は上限を上回ると、インク滴が噴射されない場
合が生じたり、インク滴が噴射されてもインク滴が不揃
いになったり、サテライト滴が発生したりして画質が低
下する。
【0042】更に、前記条件3の元で前記比V1/V2
を、1.5≦〔V1/V2〕≦3.0とすることがより
高速、且つ、高画質を達成する上で好ましい。
【0043】
【実施例】以下に述べる2種類のヘッド、及び2種類の
インクを使用して、パルスP1の電圧+V1とパルスP
2の電圧−V2の絶対値の比〔V1/V2〕を変え、ま
たインク滴の飛翔速度が6m/sとなるように駆動パル
スの電圧を設定して、第1インク滴と第2インク滴の径
の比D、サテライト滴発生の状況、また、電圧を上昇さ
せて飛翔速度を増加させ、ノズルから空気を巻き込んで
インク滴の噴射が不可能となる前の噴射可能な最大飛翔
速度AIL(m/s)を測定した。第1インク滴と第2
インク滴の径の比Dは1に近いほど良く、サテライト滴
発生は小さいほどよい。また最大飛翔速度AILは大き
いほど良い。
【0044】使用した2種類のヘッドとして、ヘッド
はインクチャネルの音響的共振周期の1/2(AL)が
9.0μs、ノズル径が41μmのヘッドである。また
ヘッドはインクチャネルの音響的共振周期の1/2
(AL)が5.2μs、ノズル径が20μmのヘッドで
ある。
【0045】使用した2種類のインクとして、インク
は銅フタロシアニンを炭素数15から20の炭化水素の
混合溶媒に分散し、粘度9.5×10-3Pa/s、表面
張力が28×10-3N・m-1になるよう調整したインク
である。また、インクは銅フタロシアニンをエチレン
グリコール、グリセリン、水の混合溶媒に分散し、粘度
4.3×10-3Pa/s、表面張力が44×10-3N・
-1になるよう調整したインクである。
【0046】測定結果を表に示す。表の駆動電圧Vと
は、前記インク滴の飛翔速度が6m/sになるよう駆動
した第1のパルスの電圧値V1である。また最大飛翔速
度AIL(m/s)は、インク滴を前記飛翔速度6m/
sで噴射させた駆動電圧から順次電圧を上げて行き、測
定したものである。
【0047】実施例1は前記インク及びヘッドを使
用し、インク滴の噴射間隔(周期)が144μsになる
ように駆動し、第1インク滴の噴射後、インクメニスカ
ス4が静止位置に復帰する以前に第2インク滴を駆動し
た場合である。比較例1は実施例1と対比して参考に示
したもので、インク滴の噴射間隔(周期)が495μs
になるように駆動した以外は実施例1と同じ条件であ
り、この場合、第1インク滴の噴射後、インクメニスカ
スが静止位置に復帰してから第2インク滴が駆動されて
いる。実施例2は前記インク及びヘッドを使用し、
インク滴の噴射間隔(周期)が20.8μsになるよう
に駆動し、第1インク滴の噴射後、インクメニスカス4
が静止位置に復帰する以前に第2インク滴を駆動した場
合である。比較例2は実施例2と対比して参考に示した
もので、インク滴の噴射間隔(周期)が36.4μsに
なるように駆動した以外は実施例1と同じ条件であり、
この場合、第1インク滴の噴射後、インクメニスカスが
静止位置に復帰してから第2インク滴が駆動されてい
る。AILは大きい程インク滴の飛翔速度範囲が広く好
ましく、またインク滴は常に均一であるのが好ましく、
「液滴量比」の値が小さい程よい。そして、サテライト
滴発生は画質を劣化させるので、「サテライト発生」の
値は少ない程よい。
【0048】表1、2から明らかなように、実施例にお
いては、比V1/V2が1.2≦〔V1/V2〕≦5.
0の範囲で好ましいインク飛翔特性が得られる。1.5
≦〔V1/V2〕≦3.0の範囲において、特に、好ま
しいインク滴の飛翔特性が得られる。
【0049】
【表1】
【0050】
【表2】
【0051】表3、4に示す比較例1,2は、低い駆動
周波数でインクチャネルを駆動しており、インクの飛翔
特性は良好であることは言うまでもない。しかしなが
ら、比較例では表3,4から明らかなように、比V1/
V2の変動に対して、インク滴の飛翔特性に変化がな
い。このことからも、インクチャネルの高速駆動におけ
る比V1/V2に関する条件設定が良好なインク滴の飛
翔特性を得るために、重要な要素であることが分かる。
【0052】
【表3】
【0053】
【表4】
【0054】インクメニスカスの復帰時間とインク物
性、ヘッド形状との関係を測定した。その結果インクメ
ニスカスの復帰時間はインクの表面張力、粘度、ノズル
の直径、インクチャネルの音響的共振周期の二分の一
(AL)と関係していることが分かった。インクメニス
カスの復帰時間をインクチャネルの音響的共振周期の二
分の一(AL)で割った値を[3.0×η×r/γ]と
比較した結果を表5と図8に示した。但し、表5及び図
8において、γはインクの表面張力(単位は10-3N・
-1)、ηはインクの粘度(単位は10-3Pa)、rは
ノズルの直径(単位はμm)、インクメニスカス復帰時
間の単位はμsである。
【0055】
【表5】
【0056】表5及び図8から明らかなように、[イン
クメニスカス復帰時間/AL]と[η×r/γ]とはほ
ぼ比例関係にあるので、ノズルのインクメニスカスが静
止状態に復帰する前に駆動パルスを印加するために、イ
ンクの物性及びノズルの直径に対して、比V1/V2を
どのように設定するかの目安とすることができる。
【0057】以上の測定結果から、[T/AL]≦
[3.0×η×r/γ]の場合、駆動パルスの第1パル
スの電圧+V1に対する第2パルスの電圧−V2の絶対
値の比〔V1/V2〕を選ぶことによって、インク滴の
噴射周期を短くしても、インク滴の形状やサテライト滴
の発生状況も問題なく、安定したインク滴の噴射が可能
であることが明確になった。
【0058】そこで実際には、第1パルスの電圧+V1
に対する第2パルスの電圧−V2の絶対値の比〔V1/
V2〕を、1.2≦〔V1/V2〕≦5.0の範囲で使
用することが有効で、特に1.5≦〔V1/V2〕≦
3.0の範囲で使用すると、より高速な駆動が可能にな
る。
【0059】
【発明の効果】請求項1、3、4、5、7又は8の発明
により、高速で安定したインク滴を噴射し、画質のよい
画像を形成するインク滴噴射装置の駆動が可能になっ
た。
【0060】請求項2又は6の発明により、より高速で
安定したインク滴を噴射し、画質のよい画像を形成する
インク滴噴射装置の駆動が可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】インク滴噴射装置の断面図である。
【図2】インク滴噴射装置の側壁の構成及び動作を示し
た断面図である。
【図3】インク滴噴射装置の他の例の模式図である。
【図4】インク滴噴射装置の他の例の作動を示す図であ
る。
【図5】インク滴噴射装置の他の例の作動を示す図であ
る。
【図6】第1パルスと第2パルスの例を示す図である。
【図7】駆動パルスの波形の一例を示す図である。
【図8】インクメニスカス復帰時間とインクの物性及び
ノズルの直径との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 インクチューブ 3 ノズル 4 インクメニスカス 7 インク供給口 8 基板 H インク滴噴射装置 A,A1,A2 インクチャネル S,S1,S2 側壁
フロントページの続き (72)発明者 竹内 寛 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内 Fターム(参考) 2C057 AF02 AF28 AG12 AM03 AM21 AM22 AR04 AR08 BA03 BA14

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクチャネルと、前記インクチャネル
    の容積を変化させる電気・機械変換手段と、インクを噴
    射するノズルとを有し、 前記電気・機械変換手段に、前記インクチャネル内に負
    の圧力を発生させる第1パルスと、それに続き、前記イ
    ンクチャネル内に正の圧力を発生させる第2パルスを印
    加して前記ノズルからインク滴を噴射するインク滴噴射
    装置であって、 前記第1パルスと前記第2パルスを有する第1の駆動パ
    ルスによって第1のインク滴を噴射した後、前記ノズル
    のインクメニスカスがインク滴を噴射する前の静止位置
    に復帰しない時点で、前記第1パルスと前記第2パルス
    を有する第2の駆動パルスを印加し、前記第2の駆動パ
    ルスにおける前記第1パルスの電圧の絶対値V1と前記
    第2パルスの電圧の絶対値V2との比〔V1/V2〕を
    1.2≦〔V1/V2〕≦5.0として第2のインク滴
    を噴射することを特徴とするインク滴噴射装置。
  2. 【請求項2】 前記第1パルスの電圧の絶対値V1に対
    する前記第2パルスの電圧の絶対値V2の比〔V1/V
    2〕が1.5≦〔V1/V2〕≦3.0の範囲にある前
    記第2の駆動パルスによって、第2のインク滴を噴射す
    ることを特徴とする請求項1に記載のインク滴噴射装
    置。
  3. 【請求項3】 複数の前記インクチャネルを有し、前記
    電気・機械変換手段が前記複数のインクチャネルの隔壁
    を剪断モードで変形する圧電素子で構成したことを特徴
    とする請求項1又は請求項2に記載のインク滴噴射装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第1パルスの継続時間が実質的に前
    記インクチャネルのAL(音響的共振周期の二分の一)
    であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に
    記載のインク滴噴射装置。
  5. 【請求項5】 インクチャネルと、前記インクチャネル
    の容積を変化させる電気・機械変換手段と、インクを噴
    射するノズルとを有し、 前記電気・機械変換手段に、前記インクチャネル内に負
    の圧力を発生させる第1パルスと、それに続き、前記イ
    ンクチャネル内に正の圧力を発生させる第2パルスを印
    加して前記ノズルからインク滴を噴射するインク滴噴射
    装置であって、 インクの表面張力をγ(単位は10-3N・m-1)、粘度
    をη(単位は10-3Pa/s)、前記ノズルの直径をr
    (単位はμm)、前記インクチャネルのAL(音響的共
    振周期の二分の一、単位はμs)、インク滴の噴射周期
    をT(単位はμs)としたときに、 [T/AL]≦[3.0×η×r/γ]で、且つ、前記
    第1パルスの電圧の絶対値V1に対する前記第2パルス
    の電圧の絶対値V2の比〔V1/V2〕が1.2≦〔V
    1/V2〕≦5.0の範囲にある前記第1パルスと、前
    記第2パルスを有する駆動パルスによってインク滴を噴
    射することを特徴とするインク滴噴射装置。
  6. 【請求項6】 前記第1パルスの電圧の絶対値V1に対
    する前記第2パルスの電圧の絶対値V2の比〔V1/V
    2〕が1.5≦〔V1/V2〕≦3.0の範囲にある前
    記駆動パルスによってインク滴を噴射することを特徴と
    する請求項5に記載のインク滴噴射装置。
  7. 【請求項7】 複数の前記インクチャネルを有し、前記
    電気・機械変換手段が前記複数のインクチャネルの隔壁
    を剪断モードで変形する圧電素子で構成したことを特徴
    とする請求項5又は請求項6に記載のインク滴噴射装
    置。
  8. 【請求項8】 前記第1パルスの継続時間が実質的に前
    記インクチャネルの前記ALであることを特徴とする請
    求項5〜7のいずれか1項に記載のインク滴噴射装置。
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