JP2001303364A - 白度と染色性に優れたアクリル系合成繊維 - Google Patents
白度と染色性に優れたアクリル系合成繊維Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】特定の重合条件を用いることなく、難燃性を確
保するに十分なハロゲン含有量を有し、白度を維持し、
染色時の光沢低下を改良できるアクリル系合成繊維を提
供する。 【解決手段】アクリロニトリル含有量が65〜75重量
%、ハロゲン含有単量体の含有量が25〜35重量%、
スルホン酸基含有単量体の含有量が0〜5重量%である
ハロゲン含有アクリル系共重合体(A)40〜60重量
部とアクリロニトリル含有量が45〜55重量%、ハロ
ゲン含有単量体の含有量が55〜45重量%、スルホン
酸基含有単量体の含有量が0〜5重量%であるハロゲン
含有アクリル系共重合体(B)60〜40重量部を混合
した共重合体組成物で、該混合共重合体中の硫黄含有量
が0.2〜1重量%であることを特徴とするアクリル系
合成繊維。
保するに十分なハロゲン含有量を有し、白度を維持し、
染色時の光沢低下を改良できるアクリル系合成繊維を提
供する。 【解決手段】アクリロニトリル含有量が65〜75重量
%、ハロゲン含有単量体の含有量が25〜35重量%、
スルホン酸基含有単量体の含有量が0〜5重量%である
ハロゲン含有アクリル系共重合体(A)40〜60重量
部とアクリロニトリル含有量が45〜55重量%、ハロ
ゲン含有単量体の含有量が55〜45重量%、スルホン
酸基含有単量体の含有量が0〜5重量%であるハロゲン
含有アクリル系共重合体(B)60〜40重量部を混合
した共重合体組成物で、該混合共重合体中の硫黄含有量
が0.2〜1重量%であることを特徴とするアクリル系
合成繊維。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、従来よりも白度と
染色性に優れたアクリル系合成繊維に関する。
染色性に優れたアクリル系合成繊維に関する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲンを含有するアクリル系合成繊維
は、その特徴である獣毛様、難燃性の性質を生かし、フ
ェイクファー等のハイパイル製品、カーテン、椅子張
り、カーペット等のインテリア繊維製品等に広く用いら
れている。
は、その特徴である獣毛様、難燃性の性質を生かし、フ
ェイクファー等のハイパイル製品、カーテン、椅子張
り、カーペット等のインテリア繊維製品等に広く用いら
れている。
【0003】しかしながら、従来からハロゲン含有アク
リル系合成繊維は、染色時の透明性低下や白度が悪い等
の課題を有しており、その解決方法として、特開昭57
−16912に有るように、反応性の高い特定のスルホ
ン酸基含有ビニル単量体を特定の重合転化率条件下で共
重合することにより解決する方法や、特開平10−13
0948に有るように酸化剤として過硫酸塩を、還元剤
として亜硫酸を使用することにより解決する方法が用い
られている。しかしながらこのような方法では、スルホ
ン酸基含有ビニル単量体が限定され、安価なスルホン酸
基含有ビニル単量体が使えないなど重合操作に制限が生
じ、最有利な生産に支障をきたす可能性が有るなど、コ
ストや生産システム上の問題が有った。
リル系合成繊維は、染色時の透明性低下や白度が悪い等
の課題を有しており、その解決方法として、特開昭57
−16912に有るように、反応性の高い特定のスルホ
ン酸基含有ビニル単量体を特定の重合転化率条件下で共
重合することにより解決する方法や、特開平10−13
0948に有るように酸化剤として過硫酸塩を、還元剤
として亜硫酸を使用することにより解決する方法が用い
られている。しかしながらこのような方法では、スルホ
ン酸基含有ビニル単量体が限定され、安価なスルホン酸
基含有ビニル単量体が使えないなど重合操作に制限が生
じ、最有利な生産に支障をきたす可能性が有るなど、コ
ストや生産システム上の問題が有った。
【0004】また、一般的なアクリル繊維はハロゲン含
有アクリル系合成繊維に比べ、白度が良好で、染色時の
透明性低下の問題も少ないが、ハロゲン含有アクリル系
重合体の特徴である難燃性や獣毛様が不十分であるとい
う問題を有している。
有アクリル系合成繊維に比べ、白度が良好で、染色時の
透明性低下の問題も少ないが、ハロゲン含有アクリル系
重合体の特徴である難燃性や獣毛様が不十分であるとい
う問題を有している。
【0005】さらに、特許第2566891号公報に
は、ハロゲン及びスルホン酸含有アクリル系共重合体2
0〜60重量%とアクリロニトリル−塩化ビニル共重合
体5〜40重量%との混合物を紡糸することで、難燃
性、収縮性、染色性及び紡糸性に優れた繊維が得られる
ことが開示されているが、この技術では、2種類の共重
合体の相溶性及び高収縮性を確保するために、アクリロ
ニトリル−塩化ビニル共重合体の塩化ビニル組成比を高
くする必要があり、その結果、繊維の白度が不十分であ
るという問題があった。
は、ハロゲン及びスルホン酸含有アクリル系共重合体2
0〜60重量%とアクリロニトリル−塩化ビニル共重合
体5〜40重量%との混合物を紡糸することで、難燃
性、収縮性、染色性及び紡糸性に優れた繊維が得られる
ことが開示されているが、この技術では、2種類の共重
合体の相溶性及び高収縮性を確保するために、アクリロ
ニトリル−塩化ビニル共重合体の塩化ビニル組成比を高
くする必要があり、その結果、繊維の白度が不十分であ
るという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ハロ
ゲン含有アクリル系共重合体に、特定のスルホン酸基含
有単量体を特定の条件下で導入したり、特定の重合条件
で重合すること無く、難燃性を確保するに十分なハロゲ
ン含有量を有し、白度を維持し、染色時の光沢低下を改
良できるアクリル系合成繊維を提供することにある。
ゲン含有アクリル系共重合体に、特定のスルホン酸基含
有単量体を特定の条件下で導入したり、特定の重合条件
で重合すること無く、難燃性を確保するに十分なハロゲ
ン含有量を有し、白度を維持し、染色時の光沢低下を改
良できるアクリル系合成繊維を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記問題
を解決するため鋭意検討を重ねた結果、比較的高いアク
リロニトリル含有量を有するハロゲン含有アクリル系共
重合体と比較的低いアクリロニトリル含有量を有するハ
ロゲン含有アクリル系共重合体とを混ぜ合わせ良溶媒で
溶液紡糸することで、同一のアクリロニトリル含有量を
有する単独の共重合体よりなる繊維に比べ、白度が向上
し、染色時の透明性の低下が改良できることを見出し、
本発明を完成するに至った。
を解決するため鋭意検討を重ねた結果、比較的高いアク
リロニトリル含有量を有するハロゲン含有アクリル系共
重合体と比較的低いアクリロニトリル含有量を有するハ
ロゲン含有アクリル系共重合体とを混ぜ合わせ良溶媒で
溶液紡糸することで、同一のアクリロニトリル含有量を
有する単独の共重合体よりなる繊維に比べ、白度が向上
し、染色時の透明性の低下が改良できることを見出し、
本発明を完成するに至った。
【0008】すなわち本発明は、アクリロニトリル含有
量が65〜75重量%、ハロゲン含有単量体の含有量が
25〜35重量%、スルホン酸基含有単量体の含有量が
0〜5重量%であるハロゲン含有アクリル系共重合体
(A)40〜60重量部とアクリロニトリル含有量が4
5〜55重量%、ハロゲン含有単量体の含有量が55〜
45重量%、スルホン酸基含有単量体の含有量が0〜5
重量%であるハロゲン含有アクリル系共重合体(B)6
0〜40重量部を混合した共重合体組成物で、該混合共
重合体中の硫黄含有量が0.2〜1重量%であることを
特徴とするアクリル系合成繊維である。
量が65〜75重量%、ハロゲン含有単量体の含有量が
25〜35重量%、スルホン酸基含有単量体の含有量が
0〜5重量%であるハロゲン含有アクリル系共重合体
(A)40〜60重量部とアクリロニトリル含有量が4
5〜55重量%、ハロゲン含有単量体の含有量が55〜
45重量%、スルホン酸基含有単量体の含有量が0〜5
重量%であるハロゲン含有アクリル系共重合体(B)6
0〜40重量部を混合した共重合体組成物で、該混合共
重合体中の硫黄含有量が0.2〜1重量%であることを
特徴とするアクリル系合成繊維である。
【0009】また、前記ハロゲン含有単量体は塩化ビニ
ル及び/又は塩化ビニリデンであることが好ましい。
ル及び/又は塩化ビニリデンであることが好ましい。
【0010】さらに、前記スルホン酸基含有単量体はパ
ラスチレンスルホン酸ナトリウム、メタリルスルホン酸
ナトリウム及びイソプレンスルホン酸ナトリウムよりな
る群から選択される少なくとも1種であるのが好まし
い。
ラスチレンスルホン酸ナトリウム、メタリルスルホン酸
ナトリウム及びイソプレンスルホン酸ナトリウムよりな
る群から選択される少なくとも1種であるのが好まし
い。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明でいう共重合体(A)は、
アクリロニトリル含有量が65〜75重量%とハロゲン
含有単量体の含有量が25〜35重量%で、スルホン酸
基含有単量体の含有量が0〜5重量%である。
アクリロニトリル含有量が65〜75重量%とハロゲン
含有単量体の含有量が25〜35重量%で、スルホン酸
基含有単量体の含有量が0〜5重量%である。
【0012】アクリロニトリルが65重量%未満である
と共重合体(B)と混合してなる繊維のねらいとする染
色性や白度が低下し、アクリロニトリルが75重量%を
越えると紡糸原液中での共重合体(B)との相溶性が低
下し、結果として得られた繊維の強力等の物性低下が生
じる。
と共重合体(B)と混合してなる繊維のねらいとする染
色性や白度が低下し、アクリロニトリルが75重量%を
越えると紡糸原液中での共重合体(B)との相溶性が低
下し、結果として得られた繊維の強力等の物性低下が生
じる。
【0013】共重合体(B)は、アクリロニトリル含有
量が45〜55重量%とハロゲン含有単量体の含有量が
55〜45重量%で、スルホン酸基含有単量体の含有量
が0〜5重量部である。アクリロニトリルが45重量%
未満では、共重合体(A)との紡糸原液中での相溶性が
低下し、結果として得られた繊維の強力等の物性の低下
が生じる。また、アクリロニトリルが55重量%を越え
るとハロゲン含有量が低下し、目的の難燃性、が得られ
ない傾向にある。
量が45〜55重量%とハロゲン含有単量体の含有量が
55〜45重量%で、スルホン酸基含有単量体の含有量
が0〜5重量部である。アクリロニトリルが45重量%
未満では、共重合体(A)との紡糸原液中での相溶性が
低下し、結果として得られた繊維の強力等の物性の低下
が生じる。また、アクリロニトリルが55重量%を越え
るとハロゲン含有量が低下し、目的の難燃性、が得られ
ない傾向にある。
【0014】共重合体(A)と共重合体(B)は、共重
合体(A)/共重合体(B)=60/40〜40/60
重量部の割合で混合され、(A)又は(B)のいずれか
の割合が60重量部を越えると、目的の難燃性、獣毛様
が低下し、40重量部を下回ると白度、染色性の改良効
果が低下する傾向にある。特に、(A)/(B)=55
/45〜45/55とすることが、難燃性、獣毛様を維
持し白度、染色性を十分維持でき、有利である。
合体(A)/共重合体(B)=60/40〜40/60
重量部の割合で混合され、(A)又は(B)のいずれか
の割合が60重量部を越えると、目的の難燃性、獣毛様
が低下し、40重量部を下回ると白度、染色性の改良効
果が低下する傾向にある。特に、(A)/(B)=55
/45〜45/55とすることが、難燃性、獣毛様を維
持し白度、染色性を十分維持でき、有利である。
【0015】本発明において、難燃性や獣毛様を確保す
るためのハロゲン含有量とは、一般にハロゲン含有アク
リル系共重合体全体として、ハロゲン含有単量体が30
〜70重量%の範囲であることが好ましい。難燃性はハ
ロゲン含有単量体の増加に伴い向上するが、少なくとも
30重量%必要である。また、ハロゲン含有単量体が7
0重量%を越えると風合いが獣毛様から遠ざかり、ベタ
ツキ感があってボリューム感に欠けるためである。
るためのハロゲン含有量とは、一般にハロゲン含有アク
リル系共重合体全体として、ハロゲン含有単量体が30
〜70重量%の範囲であることが好ましい。難燃性はハ
ロゲン含有単量体の増加に伴い向上するが、少なくとも
30重量%必要である。また、ハロゲン含有単量体が7
0重量%を越えると風合いが獣毛様から遠ざかり、ベタ
ツキ感があってボリューム感に欠けるためである。
【0016】前記スルホン酸基含有単量体としては、例
えば、パラスチレンスルホン酸ナトリウム、メタリルス
ルホン酸ナトリウム、イソプレンスルホン酸ナトリウム
(2−メチル−1,3―ブタジエン−1−スルホン酸ナ
トリウム)、2−アクリルアミド−2−メチルプロパン
スルホン酸ナトリウム(アクリルアミド−t−ブチル−
スルホン酸ナトリウム)、パラスチレンスルホン酸、メ
タリルスルホン酸、イソプレンスルホン酸(2−メチル
−1,3―ブタジエン−1−スルホン酸)、2−アクリ
ルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(アクリルア
ミド−t−ブチル−スルホン酸)などであるが、これら
に限定されるものではない。また、良好な反応性、入手
のし易さの面から、パラスチレンスルホン酸ナトリウ
ム、メタリルスルホン酸ナトリウム又はイソプレンスル
ホン酸ナトリウムが好ましい。
えば、パラスチレンスルホン酸ナトリウム、メタリルス
ルホン酸ナトリウム、イソプレンスルホン酸ナトリウム
(2−メチル−1,3―ブタジエン−1−スルホン酸ナ
トリウム)、2−アクリルアミド−2−メチルプロパン
スルホン酸ナトリウム(アクリルアミド−t−ブチル−
スルホン酸ナトリウム)、パラスチレンスルホン酸、メ
タリルスルホン酸、イソプレンスルホン酸(2−メチル
−1,3―ブタジエン−1−スルホン酸)、2−アクリ
ルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(アクリルア
ミド−t−ブチル−スルホン酸)などであるが、これら
に限定されるものではない。また、良好な反応性、入手
のし易さの面から、パラスチレンスルホン酸ナトリウ
ム、メタリルスルホン酸ナトリウム又はイソプレンスル
ホン酸ナトリウムが好ましい。
【0017】(A)と(B)を混合してなる共重合体中
の硫黄含有量が0.2重量%より少ない場合は、繊維に
十分な染色性が得られず、1重量%以上では、十分な染
色性が得られるが、染料の吸尽量が飽和となり、コスト
的に不利となる。効果、コストから、スルホン酸含有単
量体量を0.35〜0.7重量%とすることが好まし
く、さらに0.4〜0.6重量%とすることが効果、コ
スト面から最も好ましい。また、上記の条件を満たせ
ば、必要に応じて、アクリロニトリル、ハロゲン含有単
量体、スルホン酸基含有単量体と共重合可能な他の化合
物を共重合させることも可能である。
の硫黄含有量が0.2重量%より少ない場合は、繊維に
十分な染色性が得られず、1重量%以上では、十分な染
色性が得られるが、染料の吸尽量が飽和となり、コスト
的に不利となる。効果、コストから、スルホン酸含有単
量体量を0.35〜0.7重量%とすることが好まし
く、さらに0.4〜0.6重量%とすることが効果、コ
スト面から最も好ましい。また、上記の条件を満たせ
ば、必要に応じて、アクリロニトリル、ハロゲン含有単
量体、スルホン酸基含有単量体と共重合可能な他の化合
物を共重合させることも可能である。
【0018】共重合体(A)と共重合体(B)は、混合
して溶媒に溶解し、紡糸原液とした後、公知の方法で繊
維化することができる。
して溶媒に溶解し、紡糸原液とした後、公知の方法で繊
維化することができる。
【0019】これらのアクリル系共重合体の紡糸方法と
しては、湿式紡糸法、乾式紡糸法および半乾半湿式紡糸
等、紡糸原液に溶剤を使用する紡糸方法があり、一般的
には湿式紡糸が用いられる。
しては、湿式紡糸法、乾式紡糸法および半乾半湿式紡糸
等、紡糸原液に溶剤を使用する紡糸方法があり、一般的
には湿式紡糸が用いられる。
【0020】本発明において、紡糸原液に使用される溶
媒とは、一般的に、アクリロニトリル樹脂や塩化ビニル
樹脂の溶解が可能な溶媒であれば良く、ジメチルホルム
アミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMA
c)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、テトラヒド
ロフラン(THF)、Nメチル−2−ピロリドン、アセ
トニトリル等がある。
媒とは、一般的に、アクリロニトリル樹脂や塩化ビニル
樹脂の溶解が可能な溶媒であれば良く、ジメチルホルム
アミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMA
c)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、テトラヒド
ロフラン(THF)、Nメチル−2−ピロリドン、アセ
トニトリル等がある。
【0021】紡糸原液は紡糸性、工程安定性を考慮し、
上記の共重合体にとって溶解性の高い溶媒で溶解すれば
良く、公知の一般的な溶解方法を用いることが出来る。
紡糸原液は共重合体濃度20重量%以上として紡糸する
のが好ましい。
上記の共重合体にとって溶解性の高い溶媒で溶解すれば
良く、公知の一般的な溶解方法を用いることが出来る。
紡糸原液は共重合体濃度20重量%以上として紡糸する
のが好ましい。
【0022】この紡糸原液を紡糸口金より紡出し、延
伸、乾燥及び熱処理を行う。湿式紡糸用の紡糸浴として
は、水または水と紡糸原液に用いた同じ溶剤を混合した
水溶液を用いることができる。
伸、乾燥及び熱処理を行う。湿式紡糸用の紡糸浴として
は、水または水と紡糸原液に用いた同じ溶剤を混合した
水溶液を用いることができる。
【0023】延伸方法は特に限定はなく、公知の延伸装
置を用いることができるが、延伸倍率は4倍以上である
ことが好ましい。延伸倍率が4倍未満では、強度、弾性
率等の物性及び光沢等の外観に劣るため好ましくない。
置を用いることができるが、延伸倍率は4倍以上である
ことが好ましい。延伸倍率が4倍未満では、強度、弾性
率等の物性及び光沢等の外観に劣るため好ましくない。
【0024】通常は延伸の後、必要に応じて紡糸油剤を
付与した後に乾燥緻密化及び熱処理を施す。
付与した後に乾燥緻密化及び熱処理を施す。
【0025】なお必要に応じ、これらの繊維には防錆、
着色防止、耐候制等に効果のある安定剤等を添加しても
よい。
着色防止、耐候制等に効果のある安定剤等を添加しても
よい。
【0026】本発明の2種類のアクリル系共重合体樹脂
を混合して得られる繊維が、白度、染色性(光沢低下が
ない)に優れる理由は定かではないが、共重合体(A)
が白度や染色性などの繊維全体の基本的な品質を維持
し、共重合体(B)が、繊維全体のハロゲン含有量を増
加させアクリル系繊維独自の難燃性、獣毛様を付与して
いると思われる。
を混合して得られる繊維が、白度、染色性(光沢低下が
ない)に優れる理由は定かではないが、共重合体(A)
が白度や染色性などの繊維全体の基本的な品質を維持
し、共重合体(B)が、繊維全体のハロゲン含有量を増
加させアクリル系繊維独自の難燃性、獣毛様を付与して
いると思われる。
【0027】
【実施例】以下、実施例をあげて本発明をさらに詳しく
説明するが、本発明はかかる実施例に限定されるもので
はない。尚、実施例に先立ち、測定法等について説明す
る。
説明するが、本発明はかかる実施例に限定されるもので
はない。尚、実施例に先立ち、測定法等について説明す
る。
【0028】(硫黄含有量)三菱化学製試料燃焼装置Q
F−02を用い、アルゴン/O2=100/100、加
熱温度900℃、加熱時間35分の条件で燃焼ガスを
0.3重量%のH2O2水溶液中に吸収させ、横河製の
イオンクロマトグラフィーIC−7000を使い、定量
分析を行った。
F−02を用い、アルゴン/O2=100/100、加
熱温度900℃、加熱時間35分の条件で燃焼ガスを
0.3重量%のH2O2水溶液中に吸収させ、横河製の
イオンクロマトグラフィーIC−7000を使い、定量
分析を行った。
【0029】(樹脂組成の測定方法)樹脂組成は、ヤナコ
製CHNコーダを樹脂中の窒素含有量を測定し、この窒
素分をアクリロニトリル由来の窒素分とし、アクリロニ
トリル含有量を計算した。
製CHNコーダを樹脂中の窒素含有量を測定し、この窒
素分をアクリロニトリル由来の窒素分とし、アクリロニ
トリル含有量を計算した。
【0030】(白度測定)十分に開繊して一定量計り取
った繊維を直径30mmの試料台にいれて標準光源Cの
もとで色差計タイプΣ90(日本電色工業製)を使用し
て測定した。なお本発明では、b値が11以下、W値が
80以上を合格とした。
った繊維を直径30mmの試料台にいれて標準光源Cの
もとで色差計タイプΣ90(日本電色工業製)を使用し
て測定した。なお本発明では、b値が11以下、W値が
80以上を合格とした。
【0031】(染色時の透明性低下)染色時の透明性低
下の判定には、繊維を沸騰水中で処理し、処理後1時間
おきに光沢の変化を観察。光沢が低下する時間により、
透明性低下の度合を判定した。すなわち、数字の大きい
方が光沢の低下が少ない。なお、染色前の光沢がないも
のについては、染色後の光沢低下の判断が出来ないた
め、0時間とした。なお本発明では1時間の染色に耐え
ることを前提とし、透明性低下時間が2時間以上を合格
とした。
下の判定には、繊維を沸騰水中で処理し、処理後1時間
おきに光沢の変化を観察。光沢が低下する時間により、
透明性低下の度合を判定した。すなわち、数字の大きい
方が光沢の低下が少ない。なお、染色前の光沢がないも
のについては、染色後の光沢低下の判断が出来ないた
め、0時間とした。なお本発明では1時間の染色に耐え
ることを前提とし、透明性低下時間が2時間以上を合格
とした。
【0032】(発色性評価) (1)染色方法 染色機(オーバーマイヤー)に繊維をセットし、ウルト
ラリン酸(ウルトラMT−110:御弊島化学製)にて
pH約3.5に調整した染色浴を仕立て、染色機を稼動
させつつ50℃に昇温した。更に合計染料濃度0.36
%owfでグレー色になるように調合したカチオン染料
(Maxilon Yellow/Maxilon R
ed/Maxilon Blue=11.5/10.3
/10.7:重量比 いずれもCiba−Geigy
製)を酢酸で溶解し熱湯で希釈して投入した。次いで9
0℃まで1分間に1℃の速度で昇温し15分間保った
後、0.5℃/分で沸騰するまで昇温し、更に30分間
沸騰染色した。その後5℃/分の速度で50℃まで冷却
し、通常の水洗、乾燥を経て染色糸を得た。 (2)発色性の測定 白度測定と同様に、グレー色に染色された繊維を十分に
開繊して一定量計り取り、直径30mmの試料台にいれ
て標準光源Cのもとで色差計タイプΣ90(日本電色工
業製)を使用してL値を測定した。なお本発明では、L
値が40以下を合格とした。
ラリン酸(ウルトラMT−110:御弊島化学製)にて
pH約3.5に調整した染色浴を仕立て、染色機を稼動
させつつ50℃に昇温した。更に合計染料濃度0.36
%owfでグレー色になるように調合したカチオン染料
(Maxilon Yellow/Maxilon R
ed/Maxilon Blue=11.5/10.3
/10.7:重量比 いずれもCiba−Geigy
製)を酢酸で溶解し熱湯で希釈して投入した。次いで9
0℃まで1分間に1℃の速度で昇温し15分間保った
後、0.5℃/分で沸騰するまで昇温し、更に30分間
沸騰染色した。その後5℃/分の速度で50℃まで冷却
し、通常の水洗、乾燥を経て染色糸を得た。 (2)発色性の測定 白度測定と同様に、グレー色に染色された繊維を十分に
開繊して一定量計り取り、直径30mmの試料台にいれ
て標準光源Cのもとで色差計タイプΣ90(日本電色工
業製)を使用してL値を測定した。なお本発明では、L
値が40以下を合格とした。
【0033】(繊維強度測定)標準時引張り強さは、J
IS−L1069の6.1.1に準じ、インテスコ精密
万能材料試験機201N型((株)インテスコ製)を使
用して測定した。なお本発明では2cN/dtex以上
を合格とした。
IS−L1069の6.1.1に準じ、インテスコ精密
万能材料試験機201N型((株)インテスコ製)を使
用して測定した。なお本発明では2cN/dtex以上
を合格とした。
【0034】次に実施例及び比較例で用いた共重合体の
製造例を示す。尚、以下に示す「部」は「重量部」を意
味する。
製造例を示す。尚、以下に示す「部」は「重量部」を意
味する。
【0035】(製造例1)[共重合体A−1の製造方
法] アクリロニトリル14部、塩化ビニル31.5部、水2
00部、亜硫酸水素ナトリウム0.9部、亜硫酸ガス
0.6部、硫酸第1鉄0.001部、過硫酸アンモニウ
ム0.03部をオートクレーブに仕込み、重合温度50
℃でパラスチレンスルホン酸ナトリウムを0.11部/
Hr、アクリロニトリル12部/Hr、過硫酸アンモニ
ウム0.08部/Hrで追加しながら4時間30分重合
を行った。
法] アクリロニトリル14部、塩化ビニル31.5部、水2
00部、亜硫酸水素ナトリウム0.9部、亜硫酸ガス
0.6部、硫酸第1鉄0.001部、過硫酸アンモニウ
ム0.03部をオートクレーブに仕込み、重合温度50
℃でパラスチレンスルホン酸ナトリウムを0.11部/
Hr、アクリロニトリル12部/Hr、過硫酸アンモニ
ウム0.08部/Hrで追加しながら4時間30分重合
を行った。
【0036】得られた共重合体は、アクリロニトリル6
9.5部、塩化ビニル30.5部で、硫黄含有量は0.
26重量%であった。
9.5部、塩化ビニル30.5部で、硫黄含有量は0.
26重量%であった。
【0037】(製造例2)[共重合体A−2の製造方
法] アクリロニトリル15部、塩化ビニル21.5部、水2
00部、亜硫酸水素ナトリウム0.9部、亜硫酸ガス
0.6部、硫酸第1鉄0.001部、過硫酸アンモニウ
ム0.03部をオートクレーブに仕込み、重合温度50
℃でパラスチレンスルホン酸ナトリウムを0.11部/
Hr、アクリロニトリル14部/Hr、過硫酸アンモニ
ウム0.08部/Hrで追加しながら4時間30分重合
を行った。得られた共重合体は、アクリロニトリル7
9.3部、塩化ビニル20.7部で、硫黄含有量0.2
4重量%であった。
法] アクリロニトリル15部、塩化ビニル21.5部、水2
00部、亜硫酸水素ナトリウム0.9部、亜硫酸ガス
0.6部、硫酸第1鉄0.001部、過硫酸アンモニウ
ム0.03部をオートクレーブに仕込み、重合温度50
℃でパラスチレンスルホン酸ナトリウムを0.11部/
Hr、アクリロニトリル14部/Hr、過硫酸アンモニ
ウム0.08部/Hrで追加しながら4時間30分重合
を行った。得られた共重合体は、アクリロニトリル7
9.3部、塩化ビニル20.7部で、硫黄含有量0.2
4重量%であった。
【0038】(製造例3)[共重合体A−3の製造方
法] アクリロニトリル13部、塩化ビニル32.9部、水2
00部、亜硫酸水素ナトリウム0.9部、亜硫酸ガス
0.6部、硫酸第1鉄0.001部、過硫酸アンモニウ
ム0.03部をオートクレーブに仕込み、重合温度50
℃でパラスチレンスルホン酸ナトリウムを0.22部/
Hr、アクリロニトリル11.8部/Hr、過硫酸アン
モニウム0.08部/Hrで追加しながら4時間30分
重合を行った。得られた共重合体は、アクリロニトリル
67.8部、塩化ビニル32.2部で、硫黄含有量0.
35重量%であった。
法] アクリロニトリル13部、塩化ビニル32.9部、水2
00部、亜硫酸水素ナトリウム0.9部、亜硫酸ガス
0.6部、硫酸第1鉄0.001部、過硫酸アンモニウ
ム0.03部をオートクレーブに仕込み、重合温度50
℃でパラスチレンスルホン酸ナトリウムを0.22部/
Hr、アクリロニトリル11.8部/Hr、過硫酸アン
モニウム0.08部/Hrで追加しながら4時間30分
重合を行った。得られた共重合体は、アクリロニトリル
67.8部、塩化ビニル32.2部で、硫黄含有量0.
35重量%であった。
【0039】(製造例4)[共重合体A−4の製造方
法] アクリロニトリル7部、塩化ビニリデン3.5部、水2
00部、亜硫酸水素ナトリウム0.9部、亜硫酸ガス
0.6部、硫酸第1鉄0.001部、過硫酸アンモニウ
ム0.03部をオートクレーブに仕込み、重合温度50
℃でパラスチレンスルホン酸ナトリウムを0.11部/
Hr、アクリロニトリル12.9部/Hr、塩化ビニリ
デン6.9部/Hr、過硫酸アンモニウム0.08部/
Hrで追加しながら4時間30分重合を行った。得られ
た共重合体は、アクリロニトリル66.5部、塩化ビニ
リデン33.5部で、硫黄含有量0.25重量%であっ
た。
法] アクリロニトリル7部、塩化ビニリデン3.5部、水2
00部、亜硫酸水素ナトリウム0.9部、亜硫酸ガス
0.6部、硫酸第1鉄0.001部、過硫酸アンモニウ
ム0.03部をオートクレーブに仕込み、重合温度50
℃でパラスチレンスルホン酸ナトリウムを0.11部/
Hr、アクリロニトリル12.9部/Hr、塩化ビニリ
デン6.9部/Hr、過硫酸アンモニウム0.08部/
Hrで追加しながら4時間30分重合を行った。得られ
た共重合体は、アクリロニトリル66.5部、塩化ビニ
リデン33.5部で、硫黄含有量0.25重量%であっ
た。
【0040】(製造例5)[共重合体B−1の製造方
法] アクリロニトリル5部、塩化ビニル51.3部、ラウリ
ル硫酸ソーダ0.87部、水177部、亜硫酸水素ナト
リウム0.22部、亜硫酸ガス0.43部、硫酸第1鉄
0.001部、過硫酸アンモニウム0.03部をオート
クレーブに仕込み、重合温度50℃でパラスチレンスル
ホン酸ナトリウムを0.11部/Hr、アクリロニトリ
ル9.6部/Hr、過硫酸アンモニウム0.05部/H
rで追加しながら4時間30分重合を行った。得られた
共重合体は、アクリロニトリル49.5部、塩化ビニル
50.5部で、硫黄含有量0.28重量%であった。
法] アクリロニトリル5部、塩化ビニル51.3部、ラウリ
ル硫酸ソーダ0.87部、水177部、亜硫酸水素ナト
リウム0.22部、亜硫酸ガス0.43部、硫酸第1鉄
0.001部、過硫酸アンモニウム0.03部をオート
クレーブに仕込み、重合温度50℃でパラスチレンスル
ホン酸ナトリウムを0.11部/Hr、アクリロニトリ
ル9.6部/Hr、過硫酸アンモニウム0.05部/H
rで追加しながら4時間30分重合を行った。得られた
共重合体は、アクリロニトリル49.5部、塩化ビニル
50.5部で、硫黄含有量0.28重量%であった。
【0041】(製造例6)[共重合体B−2の製造方
法] アクリロニトリル4部、塩化ビニル61.3部、ラウリ
ル硫酸ソーダ0.87部、水200部、亜硫酸水素ナト
リウム0.22部、亜硫酸ガス0.43部、硫酸第1鉄
0.001部、過硫酸アンモニウム0.03部をオート
クレーブに仕込み、重合温度50℃でパラスチレンスル
ホン酸ナトリウムを0.11部/Hr、アクリロニトリ
ル7.6部/Hr、過硫酸アンモニウム0.08部/H
rで追加しながら4時間30分重合を行った。得られた
共重合体は、アクリロニトリル40.6部、塩化ビニル
59.4部で、−硫黄含有量0.30重量%であった。
法] アクリロニトリル4部、塩化ビニル61.3部、ラウリ
ル硫酸ソーダ0.87部、水200部、亜硫酸水素ナト
リウム0.22部、亜硫酸ガス0.43部、硫酸第1鉄
0.001部、過硫酸アンモニウム0.03部をオート
クレーブに仕込み、重合温度50℃でパラスチレンスル
ホン酸ナトリウムを0.11部/Hr、アクリロニトリ
ル7.6部/Hr、過硫酸アンモニウム0.08部/H
rで追加しながら4時間30分重合を行った。得られた
共重合体は、アクリロニトリル40.6部、塩化ビニル
59.4部で、−硫黄含有量0.30重量%であった。
【0042】(製造例7)[共重合体B−3の製造方
法] アクリロニトリル5.5部、塩化ビニル48部、ラウリ
ル硫酸ソーダ0.87部、水177部、亜硫酸水素ナト
リウム0.22部、亜硫酸ガス0.43部、硫酸第1鉄
0.001部、過硫酸アンモニウム0.03部をオート
クレーブに仕込み、重合温度50℃でパラスチレンスル
ホン酸ナトリウムを0.44部/Hr、アクリロニトリ
ル9.9部/Hr、過硫酸アンモニウム0.05部/H
rで追加しながら4時間30分重合を行った。得られた
共重合体は、アクリロニトリル51.5部、塩化ビニル
48.5部で、硫黄含有量0.55重量%であった。
法] アクリロニトリル5.5部、塩化ビニル48部、ラウリ
ル硫酸ソーダ0.87部、水177部、亜硫酸水素ナト
リウム0.22部、亜硫酸ガス0.43部、硫酸第1鉄
0.001部、過硫酸アンモニウム0.03部をオート
クレーブに仕込み、重合温度50℃でパラスチレンスル
ホン酸ナトリウムを0.44部/Hr、アクリロニトリ
ル9.9部/Hr、過硫酸アンモニウム0.05部/H
rで追加しながら4時間30分重合を行った。得られた
共重合体は、アクリロニトリル51.5部、塩化ビニル
48.5部で、硫黄含有量0.55重量%であった。
【0043】(製造例8)[共重合体B−4の製造方
法] アクリロニトリル5部、塩化ビニリデン5.3部、ラウ
リル硫酸ソーダ0.87部、水200部、亜硫酸水素ナ
トリウム0.22部、亜硫酸ガス0.43部、硫酸第1
鉄0.001部、過硫酸アンモニウム0.03部をオー
トクレーブに仕込み、重合温度50℃でパラスチレンス
ルホン酸ナトリウムを0.11部/Hr、アクリロニト
リル9.2部/Hr、塩化ビニリデン10.6部/H
r、過硫酸アンモニウム0.05部/Hrで追加しなが
ら4時間30分重合を行った。得られた共重合体は、ア
クリロニトリル48.5部、塩化ビニリデン51.5部
で、硫黄含有量0.25重量%であった。
法] アクリロニトリル5部、塩化ビニリデン5.3部、ラウ
リル硫酸ソーダ0.87部、水200部、亜硫酸水素ナ
トリウム0.22部、亜硫酸ガス0.43部、硫酸第1
鉄0.001部、過硫酸アンモニウム0.03部をオー
トクレーブに仕込み、重合温度50℃でパラスチレンス
ルホン酸ナトリウムを0.11部/Hr、アクリロニト
リル9.2部/Hr、塩化ビニリデン10.6部/H
r、過硫酸アンモニウム0.05部/Hrで追加しなが
ら4時間30分重合を行った。得られた共重合体は、ア
クリロニトリル48.5部、塩化ビニリデン51.5部
で、硫黄含有量0.25重量%であった。
【0044】(製造例9)[比較樹脂C−1の製造方
法] アクリロニトリル6.5部、塩化ビニル40.3部、水
200部、亜硫酸水素ナトリウム0.9部、亜硫酸ガス
0.6部、硫酸第1鉄0.001部、過硫酸アンモニウ
ム0.03部をオートクレーブに仕込み、重合温度50
℃でパラスチレンスルホン酸ナトリウムを0.11部/
Hr、アクリロニトリル11.7部/Hr、過硫酸アン
モニウム0.16部/Hrで追加しながら4時間30分
重合を行った。得られた共重合体は、アクリロニトリル
61.1部、塩化ビニル38.9部で、硫黄含有量0.
26重量%であった。
法] アクリロニトリル6.5部、塩化ビニル40.3部、水
200部、亜硫酸水素ナトリウム0.9部、亜硫酸ガス
0.6部、硫酸第1鉄0.001部、過硫酸アンモニウ
ム0.03部をオートクレーブに仕込み、重合温度50
℃でパラスチレンスルホン酸ナトリウムを0.11部/
Hr、アクリロニトリル11.7部/Hr、過硫酸アン
モニウム0.16部/Hrで追加しながら4時間30分
重合を行った。得られた共重合体は、アクリロニトリル
61.1部、塩化ビニル38.9部で、硫黄含有量0.
26重量%であった。
【0045】(製造例10)[比較樹脂C−2の製造方
法] アクリロニトリル6部、塩化ビニル41.3部、水20
0部、亜硫酸水素ナトリウム0.9部、亜硫酸ガス0.6
部、硫酸第1鉄0.001部、過硫酸アンモニウム0.
03部をオートクレーブに仕込み、重合温度50℃でパ
ラスチレンスルホン酸ナトリウムを0.11部/Hr、
アクリロニトリル11.6部/Hr、過硫酸アンモニウ
ム0.16部/Hrで追加しながら4時間30分重合を
行った。得られた共重合体は、アクリロニトリル59.
4部、塩化ビニル40.6部で、硫黄含有量0.25重
量%であった。
法] アクリロニトリル6部、塩化ビニル41.3部、水20
0部、亜硫酸水素ナトリウム0.9部、亜硫酸ガス0.6
部、硫酸第1鉄0.001部、過硫酸アンモニウム0.
03部をオートクレーブに仕込み、重合温度50℃でパ
ラスチレンスルホン酸ナトリウムを0.11部/Hr、
アクリロニトリル11.6部/Hr、過硫酸アンモニウ
ム0.16部/Hrで追加しながら4時間30分重合を
行った。得られた共重合体は、アクリロニトリル59.
4部、塩化ビニル40.6部で、硫黄含有量0.25重
量%であった。
【0046】(製造例11)[比較樹脂C−3の製造方
法] アクリロニトリル6部、塩化ビニル44.9部、水20
0部、ラウリル硫酸ソーダ0.87部、亜硫酸水素ナト
リウム0.9部、亜硫酸ガス0.6部、硫酸第1鉄0.0
01部、過硫酸アンモニウム0.03部をオートクレー
ブに仕込み、重合温度50℃でパラスチレンスルホン酸
ナトリウムを0.11部/Hr、アクリロニトリル1
0.8部/Hr、過硫酸アンモニウム0.16部/Hr
で追加しながら4時間30分重合を行った。得られた共
重合体は、アクリロニトリル56.3部、塩化ビニル4
3.7部で、硫黄含有量0.25重量%であった。
法] アクリロニトリル6部、塩化ビニル44.9部、水20
0部、ラウリル硫酸ソーダ0.87部、亜硫酸水素ナト
リウム0.9部、亜硫酸ガス0.6部、硫酸第1鉄0.0
01部、過硫酸アンモニウム0.03部をオートクレー
ブに仕込み、重合温度50℃でパラスチレンスルホン酸
ナトリウムを0.11部/Hr、アクリロニトリル1
0.8部/Hr、過硫酸アンモニウム0.16部/Hr
で追加しながら4時間30分重合を行った。得られた共
重合体は、アクリロニトリル56.3部、塩化ビニル4
3.7部で、硫黄含有量0.25重量%であった。
【0047】(製造例12)[比較樹脂C−4の製造方
法] アクリロニトリル6.5部、塩化ビニル40.7部、水
200部、亜硫酸水素ナトリウム0.9部、亜硫酸ガス
0.6部、硫酸第1鉄0.001部、過硫酸アンモニウ
ム0.03部をオートクレーブに仕込み、重合温度50
℃でパラスチレンスルホン酸ナトリウムを0.33部/
Hr、アクリロニトリル11.4部/Hr、過硫酸アン
モニウム0.16部/Hrで追加しながら4時間30分
重合を行った。得られた共重合体は、アクリロニトリル
59.8部、塩化ビニル40.2部で、硫黄含有量0.
45重量%であった。
法] アクリロニトリル6.5部、塩化ビニル40.7部、水
200部、亜硫酸水素ナトリウム0.9部、亜硫酸ガス
0.6部、硫酸第1鉄0.001部、過硫酸アンモニウ
ム0.03部をオートクレーブに仕込み、重合温度50
℃でパラスチレンスルホン酸ナトリウムを0.33部/
Hr、アクリロニトリル11.4部/Hr、過硫酸アン
モニウム0.16部/Hrで追加しながら4時間30分
重合を行った。得られた共重合体は、アクリロニトリル
59.8部、塩化ビニル40.2部で、硫黄含有量0.
45重量%であった。
【0048】(製造例13)[比較樹脂C−5の製造方
法] アクリロニトリル6部、塩化ビニリデン4.3部、水2
00部、亜硫酸水素ナトリウム0.9部、亜硫酸ガス
0.6部、硫酸第1鉄0.001部、過硫酸アンモニウ
ム0.03部をオートクレーブに仕込み、重合温度50
℃でパラスチレンスルホン酸ナトリウムを0.11部/
Hr、アクリロニトリル11.2部/Hr、塩化ビニリ
デン8.6部/Hr、過硫酸アンモニウム0.16部/
Hrで追加しながら4時間30分重合を行った。
法] アクリロニトリル6部、塩化ビニリデン4.3部、水2
00部、亜硫酸水素ナトリウム0.9部、亜硫酸ガス
0.6部、硫酸第1鉄0.001部、過硫酸アンモニウ
ム0.03部をオートクレーブに仕込み、重合温度50
℃でパラスチレンスルホン酸ナトリウムを0.11部/
Hr、アクリロニトリル11.2部/Hr、塩化ビニリ
デン8.6部/Hr、過硫酸アンモニウム0.16部/
Hrで追加しながら4時間30分重合を行った。
【0049】得られた共重合体は、アクリロニトリル5
8.2部、塩化ビニリデン41.8部で、硫黄含有量
0.26重量%であった。製造例1〜13で得られた共
重合体の組成一覧を表1に示した。
8.2部、塩化ビニリデン41.8部で、硫黄含有量
0.26重量%であった。製造例1〜13で得られた共
重合体の組成一覧を表1に示した。
【0050】
【表1】
【0051】(実施例1)共重合体A−1、B−1を重
量比58/42の割合でDMAcに溶解し、樹脂濃度3
2重量%の紡糸原液を得た。口径0.18ミリ、ホール
数100ホールのノズルを用い、20℃−70%DMA
c水溶液の凝固浴中に押し出し、80℃熱水中で6倍に
延伸、水洗後、120℃×5分の乾燥、145℃×3分
の緊張状態で熱処理を行い、17dtexの繊維を得
た。
量比58/42の割合でDMAcに溶解し、樹脂濃度3
2重量%の紡糸原液を得た。口径0.18ミリ、ホール
数100ホールのノズルを用い、20℃−70%DMA
c水溶液の凝固浴中に押し出し、80℃熱水中で6倍に
延伸、水洗後、120℃×5分の乾燥、145℃×3分
の緊張状態で熱処理を行い、17dtexの繊維を得
た。
【0052】(比較例1)共重合体C−1をDMAcに
溶解し、樹脂濃度32重量%の紡糸原液を得た。実施例
1と同様な方法で17dtexの繊維を得た。
溶解し、樹脂濃度32重量%の紡糸原液を得た。実施例
1と同様な方法で17dtexの繊維を得た。
【0053】(実施例2)共重合体A−1、B−1を重
量比49/51の割合でDMAcに溶解し、樹脂濃度3
2重量%の紡糸原液を得た。実施例1と同様な方法で1
7dtexの繊維を得た。
量比49/51の割合でDMAcに溶解し、樹脂濃度3
2重量%の紡糸原液を得た。実施例1と同様な方法で1
7dtexの繊維を得た。
【0054】(比較例2)共重合体C−2をDMAcに
溶解し、樹脂濃度32重量%の紡糸原液を得た。実施例
1と同様な方法で17dtexの繊維を得た。
溶解し、樹脂濃度32重量%の紡糸原液を得た。実施例
1と同様な方法で17dtexの繊維を得た。
【0055】(比較例3)共重合体A−2、B−2を重
量比48.5/51.5の割合でDMAcに溶解し、樹
脂濃度32重量%の紡糸原液を得た。実施例1と同様な
方法で17dtexの繊維を得た。
量比48.5/51.5の割合でDMAcに溶解し、樹
脂濃度32重量%の紡糸原液を得た。実施例1と同様な
方法で17dtexの繊維を得た。
【0056】(比較例4)共重合体A−1、B−1を重
量比34/66の割合でDMAcに溶解し、樹脂濃度3
2重量%の紡糸原液を得た。実施例1と同様な方法で1
7dtexの繊維を得た。
量比34/66の割合でDMAcに溶解し、樹脂濃度3
2重量%の紡糸原液を得た。実施例1と同様な方法で1
7dtexの繊維を得た。
【0057】(比較例5)共重合体C−3をDMAcに
溶解し、樹脂濃度32重量%の紡糸原液を得た。実施例
1と同様な方法で17dtexの繊維を得た。
溶解し、樹脂濃度32重量%の紡糸原液を得た。実施例
1と同様な方法で17dtexの繊維を得た。
【0058】(実施例3)共重合体A−3、B−3を重
量比51/49の割合でDMAcに溶解し、樹脂濃度3
2重量%の紡糸原液を得た。実施例1と同様な方法で1
7dtexの繊維を得た。
量比51/49の割合でDMAcに溶解し、樹脂濃度3
2重量%の紡糸原液を得た。実施例1と同様な方法で1
7dtexの繊維を得た。
【0059】(比較例6)共重合体C−4をDMAcに
溶解し、樹脂濃度32重量%の紡糸原液を得た。実施例
1と同様な方法で17dtexの繊維を得た。得られた
繊維特性を表2に示す。
溶解し、樹脂濃度32重量%の紡糸原液を得た。実施例
1と同様な方法で17dtexの繊維を得た。得られた
繊維特性を表2に示す。
【0060】
【表2】
【0061】実施例1と比較例1,実施例2と比較例2
は本発明の範囲の2種類の樹脂を用いて得られる繊維の
方が、同一のアクリロニトリル含有量(ハロゲン含有単
量体含有量)を有する単独の共重合体よりなる繊維より
も白度、染色時の透明性低下時間及び発色性に優れてい
ることが判る。実施例3と比較例6も同様に、本発明の
実施例3は白度が改善されていることが判る。比較例3
に用いた樹脂A−2は本発明範囲外であり相溶性が悪い
ためか強度及び発色性が大幅に劣っていることが判る。
また、本発明範囲外である比較例4は単独の同一アクリ
ロニトリル含有量の共重合体を用いた比較例5と同様、
白度、染色時の透明性低下時間及び発色性に劣り、改良
効果が無いことが判る。
は本発明の範囲の2種類の樹脂を用いて得られる繊維の
方が、同一のアクリロニトリル含有量(ハロゲン含有単
量体含有量)を有する単独の共重合体よりなる繊維より
も白度、染色時の透明性低下時間及び発色性に優れてい
ることが判る。実施例3と比較例6も同様に、本発明の
実施例3は白度が改善されていることが判る。比較例3
に用いた樹脂A−2は本発明範囲外であり相溶性が悪い
ためか強度及び発色性が大幅に劣っていることが判る。
また、本発明範囲外である比較例4は単独の同一アクリ
ロニトリル含有量の共重合体を用いた比較例5と同様、
白度、染色時の透明性低下時間及び発色性に劣り、改良
効果が無いことが判る。
【0062】(実施例4)共重合体A−4、B−4を重
量比54/46の割合でDMAcに溶解し、樹脂濃度3
2重量%の紡糸原液を得た。凝固浴濃度を65%とする
以外は実施例1と同様な方法で17dtexの繊維を得
た。
量比54/46の割合でDMAcに溶解し、樹脂濃度3
2重量%の紡糸原液を得た。凝固浴濃度を65%とする
以外は実施例1と同様な方法で17dtexの繊維を得
た。
【0063】(比較例7)共重合体C−5をDMAcに
溶解し、樹脂濃度32重量%の紡糸原液を得た。実施例
4と同様な方法で17dtexの繊維を得た。得られた
繊維特性を表3に示す。
溶解し、樹脂濃度32重量%の紡糸原液を得た。実施例
4と同様な方法で17dtexの繊維を得た。得られた
繊維特性を表3に示す。
【0064】
【表3】
【0065】実施例4と比較例7はハロゲン含有単量体
として塩化ビニリデンを用いたものである。前述の塩化
ビニルの場合と同様、本発明の範囲の2種類の樹脂を用
いて得られる繊維の方が、同一のアクリロニトリル含有
量(ハロゲン含有単量体含有量)を有する単独の共重合
体よりなる繊維よりも白度、染色時の透明性低下時間に
優れていることが判る。
として塩化ビニリデンを用いたものである。前述の塩化
ビニルの場合と同様、本発明の範囲の2種類の樹脂を用
いて得られる繊維の方が、同一のアクリロニトリル含有
量(ハロゲン含有単量体含有量)を有する単独の共重合
体よりなる繊維よりも白度、染色時の透明性低下時間に
優れていることが判る。
【0066】
【発明の効果】本発明のアクリル系共重合体樹脂を良溶
媒を用いて溶液紡糸することにより、難燃性や獣毛性を
損なうこと無く、優れた白度、染色後の透明性低下の極
めて少ない合成繊維を得ることができる。
媒を用いて溶液紡糸することにより、難燃性や獣毛性を
損なうこと無く、優れた白度、染色後の透明性低下の極
めて少ない合成繊維を得ることができる。
Claims (3)
- 【請求項1】アクリロニトリル含有量が65〜75重量
%、ハロゲン含有単量体の含有量が25〜35重量%
で、スルホン酸基含有単量体の含有量が0〜5重量%で
あるハロゲン含有アクリル系共重合体(A)40〜60
重量部とアクリロニトリル含有量が45〜55重量%、
ハロゲン含有単量体の含有量が55〜45重量%で、ス
ルホン酸基含有単量体の含有量が0〜5重量%であるハ
ロゲン含有アクリル系共重合体(B)60〜40重量部
を混合した共重合体組成物で、該混合共重合体中の硫黄
含有量が0.2〜1重量%であることを特徴とするアク
リル系合成繊維。 - 【請求項2】ハロゲン含有単量体が塩化ビニル及び/又
は塩化ビニリデンである請求項1記載のアクリル系合成
繊維。 - 【請求項3】スルホン酸基含有単量体がパラスチレンス
ルホン酸ナトリウム、メタリルスルホン酸ナトリウム及
びイソプレンスルホン酸ナトリウムよりなる群から選択
される少なくとも1種である請求項1記載のアクリル系
合成繊維。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000122870A JP2001303364A (ja) | 2000-04-24 | 2000-04-24 | 白度と染色性に優れたアクリル系合成繊維 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000122870A JP2001303364A (ja) | 2000-04-24 | 2000-04-24 | 白度と染色性に優れたアクリル系合成繊維 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001303364A true JP2001303364A (ja) | 2001-10-31 |
Family
ID=18633300
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000122870A Pending JP2001303364A (ja) | 2000-04-24 | 2000-04-24 | 白度と染色性に優れたアクリル系合成繊維 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001303364A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005064051A1 (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-14 | Kaneka Corporation | アクリル系収縮繊維 |
WO2005064050A1 (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-14 | Kaneka Corporation | アクリル系収縮繊維及びその製造方法 |
WO2006008990A1 (ja) * | 2004-07-16 | 2006-01-26 | Kaneka Corporation | アクリル系収縮繊維及びその製造方法 |
-
2000
- 2000-04-24 JP JP2000122870A patent/JP2001303364A/ja active Pending
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