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JP2001349108A - リモートコントロールシステム - Google Patents

リモートコントロールシステム

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Publication number
JP2001349108A
JP2001349108A JP2000169986A JP2000169986A JP2001349108A JP 2001349108 A JP2001349108 A JP 2001349108A JP 2000169986 A JP2000169986 A JP 2000169986A JP 2000169986 A JP2000169986 A JP 2000169986A JP 2001349108 A JP2001349108 A JP 2001349108A
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JP
Japan
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vehicle
state
remote control
control system
communication terminal
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Application number
JP2000169986A
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Inventor
Yoshihiro Sasaki
義弘 佐々木
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Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP2000169986A priority Critical patent/JP2001349108A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車上荒しなどが行われている車両に不用意に
近づき、その場面に遭遇してしまう危険性を回避するこ
とができるリモートコントロールシステムを提供するこ
と。 【解決手段】 ロックSW33が操作されると、車両に
搭載された情報処理装置11から携帯通信端末31へ車
両情報を送信し、この車両情報をEEPROM38に記
憶させておき、確認SW34が操作されると、再び情報
処理装置11から携帯通信端末31へ車両情報を送信
し、この車両情報とEEPROM38に記憶されている
車両情報とが一致するか否かを携帯通信端末11側で判
断させ、この判断結果をランプ40を用いてドライバー
に伝えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリモートコントロー
ルシステムに関し、より詳細には、携帯可能な携帯通信
端末と車両に搭載される情報処理装置とを備え、両者間
の双方向通信を行うことのできるリモートコントロール
システムに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】日本で
は車両盗難、車中荒しなどの盗難事件は発生件数、発生
率とも欧州に比べて低いが増加の傾向にある。米国では
車両盗難が年間140万件(1988年)、車上盗難が年間
290万件(1988年)と非常に多く、社会問題となって
いる。また欧州でも米国同様、盗難発生件数が多い。
【0003】このように盗難事件が多くなってきている
ため、ドライバーが車上荒しなどが行われている場面に
遭遇してしまうことも少なくないと思われる。従って、
ドライバーが駐車中の車両に不用意に近づくことは大変
危険な場合がある。特に、暗がりでは車内の様子が分か
りにくいため、上記場面に遭遇する危険性は極めて高
い。
【0004】このような場合に、ドライバーが車両から
離れたところからでも、該車両の状態を確認することが
できれば、上記場面へ遭遇する危険性を回避することが
できる。従って、本発明の目的は、ドライバーが車両か
ら離れたところからでも、該車両の状態を確認すること
のできるリモートコントロールシステムを提供すること
にある。
【0005】ところで、車両に利用されるリモートコン
トロールシステムの一つとして、従来から、ドライバー
が携帯可能な送信機を利用して、車両ドアのロック/ア
ンロックを遠隔操作することができるようにしたシステ
ムが知られている。このようなシステムにおいては、前
記送信機を用いて指示されたドアのロック/アンロック
が車両側で正しく実行されたか否かをドライバーが確認
することができるように、ドアのロック/アンロックが
実行されたときに、ヘッドランプを点灯させたり、警鐘
音などを発生させたりするシステムがある。
【0006】しかしながら、ヘッドランプの点灯ではド
ライバーが車両前方にいなければ、操作内容の実行を確
認することができず、また警鐘音などでは他人に迷惑を
かけてしまうことや、また騒がしい場所では警鐘音を聞
き取ることが難しいといった問題があった。
【0007】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
って、車上荒しなどが行われている車両に不用意に近づ
き、その場面に遭遇してしまう危険性を回避することが
できたり、ドアのロック/アンロックの遠隔操作が正し
く車両側で実行されたか否かを利用者が容易に確認する
ことのできるリモートコントロールシステムを提供する
ことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記目的を
達成するために本発明に係るリモートコントロールシス
テム(1)は、携帯可能な第1の携帯通信端末と車両に
搭載される第1の情報処理装置とを備え、両者間の双方
向通信を行うことのできるリモートコントロールシステ
ムにおいて、前記第1の情報処理装置が、前記車両の状
態を検出する検出手段と、前記第1の携帯通信端末から
送信される信号に基づいて、前記検出手段により検出さ
れた前記車両の現在の状態を前記第1の携帯通信端末へ
送信する第1の送信手段とを備え、前記第1の携帯通信
端末が、前記車両の利用者が前記車両の状態についての
監視を開始させるときに、前記第1の情報処理装置へ前
記車両の現在の状態の送信を要求するための第1の要求
操作手段と、該第1の要求操作手段が操作されると、該
操作に基づいた信号を前記第1の情報処理装置へ送信す
る第2の送信手段と、前記車両の状態を記憶する記憶手
段と、前記第1の要求操作手段からの要求に応じ、前記
第1の情報処理装置から送信された前記車両の現在の状
態を前記記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、前記車
両の利用者が前記車両の状態についての変化の有無を確
認するときに、前記第1の情報処理装置へ前記車両の現
在の状態の送信を要求するための第2の要求操作手段
と、該第2の要求操作手段が操作されると、該操作に基
づいた信号を前記第1の情報処理装置へ送信する第3の
送信手段と、前記第2の要求操作手段からの要求に応
じ、前記第1の情報処理装置から送信された前記車両の
現在の状態と、前記記憶手段に記憶されている前記車両
の状態とが一致するか否かを判断する判断手段と、該判
断手段からの判断結果に基づいた内容を利用者に知らせ
る告知手段とを備えていることを特徴としている。
【0009】上記したリモートコントロールシステム
(1)によれば、前記車両の利用者により前記第1の要
求操作手段が操作されると、前記第1の情報処理装置か
ら前記第1の携帯通信端末へ前記車両の現在の状態が送
信され、この前記車両の現在の状態が前記第1の携帯通
信端末側の前記記憶手段に記憶される。
【0010】また前記第1の要求操作手段は、前記車両
の状態についての監視を開始するときに操作されるもの
である。従って、前記第1の要求操作手段を操作するこ
とによって、監視開始時における前記車両の状態を前記
記憶手段に記憶させておくことができる。
【0011】前記車両の利用者により前記第2の要求操
作手段が操作されると、前記第1の情報処理装置から前
記第1の携帯通信端末へ前記車両の現在の状態が送信さ
れ、この前記車両の現在の状態と、前記記憶手段に記憶
されている前記車両の状態(すなわち、監視開始時にお
ける前記車両の状態)とが一致するか否かが判断され、
その判断結果に基づいた内容が利用者に知らされる。
【0012】また前記第2の要求操作手段は、前記車両
の状態についての変化の有無を確認するときに操作され
るものである。従って、前記第2の要求操作手段を操作
することによって、変化の有無確認時における前記車両
の状態と、監視開始時における前記車両の状態とが一致
するか否かを判断し、その判断結果に基づいた内容を利
用者に知らせることができる。
【0013】このように、変化の有無確認時(例えば、
利用者が前記車両へ近づくとき)における前記車両の状
態と、監視開始時(例えば、利用者が前記車両から降り
て離れるとき)における前記車両の状態とが一致してい
るか否かを利用者が前記車両から離れたところから確認
することができる。
【0014】また、変化の有無確認時における前記車両
の状態と監視開始時における前記車両の状態とが一致し
ない場合については、監視開始時から変化の有無確認時
までの間に何らかの異常(例えば、車上荒しなど)が発
生したと看做すことができる。
【0015】従って、利用者が前記車両に何らかの異常
(例えば、車上荒しなど)が発生したことを前記車両か
ら離れたところからでも知っておくことができるので、
利用者は車上荒しなどが行われている前記車両に不用意
に近づき、その場面に遭遇してしまう危険性を回避する
ことができる。
【0016】また本発明に係るリモートコントロールシ
ステム(2)は、上記リモートコントロールシステム
(1)において、前記告知手段が、ブザー音を用いて前
記内容を利用者に知らせるものであることを特徴として
いる。
【0017】上記したリモートコントロールシステム
(2)によれば、前記告知手段が、ブザー音を用いて前
記内容を利用者に知らせるものであるため、例えば、変
化の有無確認時における前記車両の状態と監視開始時に
おける前記車両の状態とが一致しない場合(すなわち、
監視開始時から変化の有無確認時までの間に何らかの異
常が発生したと看做すことのできる場合)には、ブザー
音を鳴らすようにしたり、逆に一致する場合には、ブザ
ー音を鳴らさないようにしたりすることができる。これ
によって、利用者は前記車両の状態の変化を容易に把握
することができる。
【0018】また本発明に係るリモートコントロールシ
ステム(3)は、上記リモートコントロールシステム
(1)において、前記告知手段が、LEDなどの表示ラ
ンプを用いて前記内容を利用者に知らせるものであるこ
とを特徴としている。
【0019】上記したリモートコントロールシステム
(3)によれば、前記告知手段が、LEDなどの表示ラ
ンプを用いて前記内容を利用者に知らせるものであるた
め、例えば、変化の有無確認時における前記車両の状態
と監視開始時における前記車両の状態とが一致しない場
合(すなわち、監視開始時から変化の有無確認時までの
間に何らかの異常が発生したと看做すことのできる場
合)には、警告を意味する赤ランプを表示させたり、逆
に一致する場合には、安全を意味する青ランプを表示さ
せたりすることができる。これによって、利用者は前記
車両の状態の変化を容易に把握することができる。
【0020】また本発明に係るリモートコントロールシ
ステム(4)は、上記リモートコントロールシステム
(1)〜(3)のいずれかにおいて、前記車両の状態を
示す情報が複数あり、これら各情報毎に固有のコードが
設定され、前記判断手段が、監視開始時における前記車
両の状態と、変化の有無確認時における前記車両の状態
とが一致するか否かの判断を前記固有のコード毎に行う
ものであり、前記告知手段が、前記判断手段からの判断
結果に基づいた内容を前記固有のコード毎に利用者に知
らせるものであることを特徴としている。
【0021】上記したリモートコントロールシステム
(4)によれば、前記車両の状態を示す情報(例えば、
ドアのロック/アンロック情報や、シートの位置情報な
ど)が複数あり、これら各情報毎に固有のコードが設定
されているため、前記第1の情報処理装置から前記第1
の携帯通信端末へ前記固有のコードを付加した情報を送
信することができる。
【0022】監視開始時における前記車両の状態と、変
化の有無確認時における前記車両の状態とが一致するか
否かの判断が前記固有のコード毎に行われ、この判断結
果に基づいた内容が前記固有のコード毎に利用者に知ら
されるため、どの状態が変化し、どの状態が変化してい
ないのかといった詳細な事実(例えば、ドアはロックさ
れたままであるが、シートが移動しているといった事
実)まで利用者が把握することができる。
【0023】また本発明に係るリモートコントロールシ
ステム(5)は、上記リモートコントロールシステム
(1)〜(4)のいずれかにおいて、前記第1の携帯通
信端末には、前記第1の要求操作手段であると共に、利
用者がドアのロックを指示するためのロック指示操作手
段を備え、前記第1の情報処理装置には、前記ロック指
示操作手段からの指示に基づいて、ドアのロック制御を
行うロック制御手段を備えていることを特徴としてい
る。
【0024】上記したリモートコントロールシステム
(5)によれば、前記ロック指示操作手段が前記第1の
要求操作手段であるため、前記ロック指示操作手段が操
作されると、前記第1の情報処理装置から前記第1の携
帯通信端末へ前記車両の現在の状態が送信され、この前
記車両の現在の状態が前記第1の携帯通信端末側の前記
記憶手段に記憶される。
【0025】また前記ロック指示操作手段は、通常、利
用者が前記車両から離れるときに操作されるものであ
る。従って、前記ロック指示操作手段を操作することに
よって、利用者が前記車両から離れるときの前記車両の
状態を、監視開始時における前記車両の状態として、前
記記憶手段に記憶させておくことができる。
【0026】また本発明に係るリモートコントロールシ
ステム(6)は、上記リモートコントロールシステム
(1)〜(5)のいずれかにおいて、前記第1の携帯通
信端末には、前記第2の要求操作手段であると共に、利
用者がドアのアンロックを指示するためのアンロック指
示操作手段を備え、前記第1の情報処理装置には、前記
アンロック指示操作手段からの指示に基づいて、ドアの
アンロック制御を行うアンロック制御手段を備えている
ことを特徴としている。
【0027】上記したリモートコントロールシステム
(6)によれば、前記アンロック指示操作手段が前記第
2の要求操作手段であるため、前記アンロック指示操作
手段が操作されると、前記第1の情報処理装置から前記
第1の携帯通信端末へ前記車両の現在の状態が送信さ
れ、この前記車両の現在の状態と、前記記憶手段に記憶
されている前記車両の状態(例えば、利用者が前記車両
から離れるときの前記車両の状態)とが一致するか否か
が判断され、その判断結果に基づいた内容が利用者に知
らされる。
【0028】また前記アンロック指示操作手段について
は、通常、利用者が前記車両へ近づくときに操作される
ものである。従って、前記アンロック指示操作手段を操
作することによって、利用者が前記車両へ近づくときの
前記車両の状態と、監視開始時における前記車両の状態
(例えば、利用者が前記車両から離れたときの該車両の
状態)とが一致するか否かを判断し、その判断結果に基
づいた内容を利用者に知らせることができる。
【0029】このように、利用者は前記車両に何らかの
異常(例えば、車上荒しなど)が発生したか否かを前記
車両へ乗り込む前に知っておくことができるので、利用
者は車上荒しなどが行われている前記車両に不用意に近
づき、その場面に遭遇してしまう危険性を回避すること
ができる。
【0030】また本発明に係るリモートコントロールシ
ステム(7)は、上記リモートコントロールシステム
(1)〜(6)のいずれかにおいて、前記車両の状態を
示す情報に、ドアのロック/アンロック情報が含まれて
いることを特徴としている。
【0031】車上荒しなどが行われる場合には、車内へ
の侵入者によってドア錠が解錠される場合が多い。上記
したリモートコントロールシステム(7)によれば、前
記車両の状態を示す情報に、ドアのロック/アンロック
情報が含まれているため、ドアのロック/アンロック情
報の変化に基づいて、前記車両の状態に変化が生じたか
否か(例えば、車内への不法な侵入者がいたか否か)を
判断することができる。
【0032】また本発明に係るリモートコントロールシ
ステム(8)は、上記リモートコントロールシステム
(1)〜(7)のいずれかにおいて、前記車両の状態を
示す情報に、セレクター・レバー又はシフト・レバーの
位置情報が含まれていることを特徴としている。
【0033】また本発明に係るリモートコントロールシ
ステム(9)は、上記リモートコントロールシステム
(1)〜(8)のいずれかにおいて、前記車両の状態を
示す情報に、シートの位置情報が含まれていることを特
徴としている。
【0034】車上荒しなどが行われる場合には、車内へ
の侵入者がセレクター・レバー(オートマチック車の場
合)や、シフト・レバー(マニュアル車の場合)や、シ
ートの位置を移動させる場合がある。上記したリモート
コントロールシステム(8)によれば、前記車両の状態
を示す情報にセレクター・レバー又はシフト・レバーの
位置情報が含まれ、上記したリモートコントロールシス
テム(9)によれば、前記車両の状態を示す情報にシー
トの位置情報が含まれているため、これら位置情報の変
化に基づいて、前記車両の状態に変化が生じたか否か
(例えば、車内への不法な侵入者がいたか否か)を判断
することができる。
【0035】また本発明に係るリモートコントロールシ
ステム(10)は、上記リモートコントロールシステム
(1)〜(9)のいずれかにおいて、前記車両の状態を
示す情報に、乗員有無情報が含まれていることを特徴と
している。
【0036】上記したリモートコントロールシステム
(10)によれば、前記車両の状態を示す情報に、乗員
有無情報が含まれているため、乗員の有無情報の変化に
基づいて、前記車両の状態に変化が生じたか否か(例え
ば、車内への不法な侵入者がいたか否か)を判断するこ
とができる。
【0037】また本発明に係るリモートコントロールシ
ステム(11)は、上記リモートコントロールシステム
(1)〜(10)のいずれかにおいて、前記車両に、該
車両に異常が発生すると、警報音を発生させるなどの警
報処理を行う機能を備えた警報装置が装備されている場
合、前記車両の状態を示す情報に、前記警報装置から警
報音が発生されたか否かを示す情報が含まれていること
を特徴としている。
【0038】従来から、車両盗難などを防止するため
に、車両にドアの開閉を検出するドアピンスイッチなど
のスイッチやセンサを設けて、これらのスイッチやセン
サが作動したとき、ホーンを作動させて警報音を発生さ
せたり、ライトを点灯または点滅させたりして、前記車
両に異常が発生したことを、周辺にいる人に知らせる警
報装置が知られている。
【0039】このような警報装置が車両に装備されてい
る場合には、車内への不法な侵入があった場合には、警
報音が発生したりするようになっている。上記したリモ
ートコントロールシステム(11)によれば、前記警報
装置から警報音が発生されたか否かを示す情報に基づい
て、前記車両の状態に変化が生じたか否か(例えば、車
内への不法な侵入者がいたか否か)を判断することがで
きる。
【0040】また本発明に係るリモートコントロールシ
ステム(12)は、利用者が車両ドアのロック/アンロ
ックを指示するための操作機能を有した携帯可能な第2
の携帯通信端末と、車両に搭載され、前記第2の携帯通
信端末からの指示に基づいて車両ドアのロック/アンロ
ック制御を行う機能を有した第2の情報処理装置とを備
え、両者間の双方向通信を行うことのできるリモートコ
ントロールシステムにおいて、前記第2の情報処理装置
には、前記第2の携帯通信端末からの指示に基づいて、
車両ドアのロック/アンロック制御が行われると、その
制御を示した信号を前記第2の携帯通信端末へ送信する
第4の送信手段を備え、前記第2の携帯通信端末には、
バイブレーションを発生させる振動発生手段と、前記第
2の情報処理装置から送信される前記信号を受信する
と、前記振動発生手段を駆動させる駆動制御手段とを備
えていることを特徴としている。
【0041】上記したリモートコントロールシステム
(12)によれば、車両側でドアのロック/アンロック
が実行されると、前記第2の携帯通信端末でバイブレー
ションが発生するようになっているため、利用者は車両
前方にいなくても、また騒がしい場所であったとして
も、ドアのロック/アンロックの遠隔操作が正しく車両
側で実行されたか否かを確認することができる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るリモートコン
トロールシステムの実施の形態を図面に基づいて説明す
る。図1は実施の形態(1)に係るリモートコントロー
ルシステムの要部を概略的に示したブロック図である。
図中1はリモートコントロールシステムを示しており、
リモートコントロールシステム1は車両に搭載される情
報処理装置11と、ドアロックアクチュエータ15と、
ドアのロック/アンロック情報を検出するドアロック状
態検出手段16と、シフトレバー位置検出手段17と、
シート位置検出手段18と、乗員検出手段19と、ドア
の開閉状態を検出するドア開閉状態検出手段20と、盗
難防止装置21と、利用者が携帯可能な携帯通信端末3
1とを含んで構成されている。
【0043】携帯通信端末31はマイコン32と、ロッ
クSW33と、アンロックSW34と、車両の状態を確
認するための確認SW35と、送受信回路36と、アン
テナ37と、車両の状態を示した情報を記憶するEEP
ROM38と、ランプ表示回路39と、ランプ40とを
含んで構成され、ロックSW33、アンロックSW3
4、及び確認SW35はマイコン32の入力端子に接続
され、ロックSW33、又はアンロックSW34がプッ
シュされると、マイコン32は各スイッチに対応するド
アロック指令コードをマイコン32内のROM(図示せ
ず)から取り込み、IDコードに前記ドアロック指令コ
ードを付加した信号を送受信回路36を介して、アンテ
ナ37から送信するようになっている。
【0044】また確認SW35がプッシュされると、マ
イコン32が確認SW35に対応する確認指令コードを
マイコン32内のROMから取り込み、IDコードに前
記確認指令コードを付加した信号を送受信回路36を介
して、アンテナ37から送信するようになっている。
【0045】車両に搭載される情報処理装置11はマイ
コン12と、送受信回路13と、アンテナ14とを含ん
で構成され、マイコン12はアンテナ14、送受信回路
13を介して受信された信号(IDコード+ドアロック
指令コード、又は確認指令コード)に含まれるIDコー
ドが予め登録されたIDコードと一致するか否かを判断
し、一致する場合には前記信号に含まれる前記ドアロッ
ク指令コード、又は前記確認指令コードに応じた処理を
施すようになっている。
【0046】例えば、前記ドアロック指令コードがドア
のロックを示すものであれば、ドアをロックするように
ドアロックアクチュエータ15を制御すると共に、車両
を警戒状態(すなわち、セキュリティシステムのセット
状態)に設定するように盗難防止装置21を構成する警
報処理手段22を制御する。また、前記ドアロック指令
コードがドアのアンロックを示すものであれば、ドアを
アンロックするようにドアロックアクチュエータ15を
制御すると共に、車両を警戒状態から解除する(すなわ
ち、セキュリティシステムをリセットにする)ように警
報処理手段22を制御する。
【0047】盗難防止装置21はマイコン(図示せず)
を含む警報処理手段22と、車室内への不法侵入など、
車両の異常を検出する異常検出手段23と、警報音を出
力する警報出力回路24と、スピーカ25とを含んで構
成され、警報処理手段22は車両が警戒状態に設定され
ているときに、異常検出手段23により異常が検出され
ると、スピーカ25から警報音を鳴らすように、警報出
力回路24を制御するようになっている。また警報処理
手段22と情報処理装置11のマイコン12とは接続さ
れており、警報音が出力されたことを示す情報が警報処
理手段22からマイコン12へ送信されるようになって
いる。
【0048】次に実施の形態(1)に係るリモートコン
トロールシステムにおける情報処理装置11のマイコン
12の行う処理動作を図2に示したフローチャートに基
づいて説明する。まず、携帯通信端末31から送信され
る「IDコード+ロック指令コード」の信号の受信があ
ったか否かを判断し(ステップS1)、前記信号の受信
があったと判断すれば、ドア開閉状態検出手段20から
の出力信号に基づいて、ドアが閉状態であるか否かを判
断する(ステップS2)。
【0049】ドアが閉状態であると判断すれば、ドアを
ロックさせるようにドアロックアクチュエータ15を制
御すると共に(ステップS3)、車両を警戒状態(すな
わち、セキュリティシステムのセット状態)に設定する
ように警報処理手段22を制御する(ステップS4)。
【0050】次に、ドアロック状態検出手段16により
検出されるドアのロック/アンロック情報、シフトレバ
ー位置検出手段17により検出されるシフトレバーの位
置情報、シート位置検出手段18により検出されるシー
トの位置情報、乗員検出手段19により検出される乗員
有無情報、及び警報処理手段22から送信される警報音
が出力されたことを示す情報など、当該車両の現在の状
態を示す車両情報を取得し(ステップS5)、これら車
両情報を携帯通信端末31へ送信する(ステップS
6)。
【0051】また、ステップS1における判断で、「I
Dコード+ロック指令コード」の信号の受信がなかった
と判断すれば、携帯通信端末31から送信される「ID
コード+確認指令コード」の信号の受信があったか否か
を判断し(ステップS7)、前記信号の受信があったと
判断すれば、ドアのロック/アンロック情報、シフトレ
バーの位置情報、シートの位置情報、乗員有無情報、警
報音が出力されたことを示す情報など、当該車両の現在
の状態を示す車両情報を取得し(ステップS5)、これ
ら車両情報を携帯通信端末31へ送信する(ステップS
6)。
【0052】一方、ステップS7における判断で、「I
Dコード+確認指令コード」の信号の受信がなかったと
判断すれば、携帯通信端末31から送信される「IDコ
ード+アンロック指令コード」の信号の受信があったか
否かを判断し(ステップS8)、前記信号の受信があっ
たと判断すれば、ドアをアンロックさせるようにドアロ
ックアクチュエータ15を制御すると共に(ステップS
9)、車両の警戒状態を解除する(すなわち、セキュリ
ティシステムのセット状態)ように警報処理手段22を
制御する(ステップS10)。
【0053】次に実施の形態(1)に係るリモートコン
トロールシステムにおける携帯通信端末31のマイコン
32の行う処理動作を図3に示したフローチャートに基
づいて説明する。まず、ロックSW33がプッシュされ
たか否かを判断し(ステップS11)、ロックSW33
がプッシュされたと判断すれば、「IDコード+ロック
指令コード」の信号を車両に搭載された情報処理装置1
1へ送信し(ステップS12)、その後、タイマtを0
にする(ステップS13)。
【0054】次に、情報処理装置11から送信される
(当該車両の現在の状態を示す)車両情報(図2のステ
ップS1、S5、S6参照)の受信があったか否かを判
断し(ステップS14)、前記車両情報の受信があった
と判断すれば、受信した車両情報に基づいて、当該車両
の現在の状態をEEPROM38に記憶させる(ステッ
プS17)。これにより、ロックSW33のプッシュ時
(例えば、利用者が当該車両から離れるとき)における
当該車両の現在の状態を、監視開始時における当該車両
の状態として、EEPROM38に記憶させておくこと
ができる。
【0055】一方、前記車両情報の受信がなかったと判
断すれば、タイマtが所定時間t1(例えば、2秒間)
経過したか否かを判断する(ステップS15)。タイマ
tが所定時間t1 経過していないと判断すれば、ステッ
プS14へ戻り、前記車両情報の受信を待ち続けるよう
にし、一方、タイマtが所定時間t1 経過していると判
断すれば、前記車両情報を正しく受信することができな
かったと看做し、その旨を利用者に知らせるために、ラ
ンプ40を点灯させるように、ランプ表示回路39を制
御する(ステップS16)。
【0056】また、ステップS11における判断で、ロ
ックSW33がプッシュされていないと判断すれば、確
認SW35がプッシュされたか否かを判断する(ステッ
プS18)。確認SW35がプッシュされたと判断すれ
ば、「IDコード+確認指令コード」の信号を車両に搭
載された情報処理装置11へ送信し(ステップS1
9)、その後、タイマtを0にする(ステップS2
0)。
【0057】次に、情報処理装置11から送信される
(当該車両の現在の状態を示す)車両情報(図2のステ
ップS7、S5、S6参照)の受信があったか否かを判
断し(ステップS21)、前記車両情報の受信があった
と判断すれば、受信した前記車両情報に基づいて、当該
車両の現在の状態と、EEPROM38に記憶されてい
る監視開始時における当該車両の状態(例えば、利用者
が当該車両から離れたときの当該車両の状態)とを比較
し、これら車両の状態が一致するか否かを判断する(ス
テップS23)。
【0058】これら状態が一致する、すなわち当該車両
の現在の状態と、監視開始時における当該車両の状態と
が一致すると判断すれば、監視開始時から現在までの間
に何ら異常が発生しなかったと看做し、その旨を利用者
に知らせるために、ランプ40を一定時間点灯させるよ
うに、ランプ表示回路39を制御する(ステップS2
4)。一方、これら状態が一致しないと判断すれば、監
視開始時から現在までの間に何らかの異常(例えば、車
上荒しなど)が発生したと看做し、その旨を利用者に知
らせるために、ランプ40を点滅させるように、ランプ
表示回路39を制御する(ステップS25)。
【0059】また、ステップS18における判断で、確
認SW35がプッシュされていないと判断すれば、アン
ロックSW34がプッシュされたか否かを判断する(ス
テップS26)。アンロックSW34がプッシュされた
と判断すれば、「IDコード+アンロック指令コード」
の信号を車両に搭載された情報処理装置11へ送信する
(ステップS27)。
【0060】上記実施の形態(1)に係るリモートコン
トロールシステムによれば、当該車両の利用者によりロ
ックSW33がプッシュされると、情報処理装置11か
ら携帯通信端末31へ当該車両の現在の状態が送信さ
れ、この当該車両の現在の状態が携帯通信端末31を構
成するEEPROM38に記憶されるようになってい
る。
【0061】ロックSW33については、通常、利用者
が当該車両から離れるときに操作されるものである。従
って、ロックSW33を操作することによって、利用者
が当該車両から離れるときの当該車両の状態を、監視開
始時における当該車両の状態として、EEPROM38
に記憶させておくことができる。
【0062】また当該車両の利用者により確認SW35
がプッシュされると、情報処理装置11から携帯通信端
末31へ当該車両の現在の状態が送信され、この当該車
両の現在の状態と、EEPROM38に記憶されている
当該車両の状態(すなわち、利用者が当該車両から離れ
たときの当該車両の状態)とが一致するか否かが判断さ
れるようになっている。
【0063】判断の結果、これら状態が一致する場合に
は、監視開始時から確認SW35がプッシュされるまで
の間に何ら異常が発生しなかったと看做し、ランプ40
を一定時間点灯させ、一方、これら状態が一致しない場
合には、監視開始時から確認SW35がプッシュされる
までの間に何らかの異常(例えば、車上荒しなど)が発
生したと看做し、ランプ40を点滅させるようになって
いる。
【0064】このように、利用者は確認SW35をプッ
シュすることによって、プッシュされた時(例えば、利
用者が当該車両へ近づくとき)の当該車両の状態と、監
視開始時(例えば、利用者が当該車両から離れたとき)
における当該車両の状態とが一致するかを当該車両から
離れたところから確認することができる。また、確認S
W35がプッシュされた時の当該車両の状態と監視開始
時における当該車両の状態とが一致しない場合について
は、監視開始時から確認SW35がプッシュされるまで
の間に何らかの異常(例えば、車上荒しなど)が発生し
たと看做すことができる。
【0065】従って、利用者が当該車両に何らかの異常
が発生したことを当該車両から離れたところから事前に
知っておくことができるので、利用者は車上荒しなどが
行われている当該車両に不用意に近づき、その場面に遭
遇してしまう危険性を回避することができる。
【0066】また別の実施の形態に係るリモートコント
ロールシステムでは、ドアロック状態検出手段16によ
り検出されるドアのロック/アンロック情報、シフトレ
バー位置検出手段17により検出されるシフトレバーの
位置情報、シート位置検出手段18により検出されるシ
ートの位置情報、乗員検出手段19により検出される乗
員有無情報、及び警報処理手段22から送信される警報
音が出力されたことを示す情報など、当該車両の状態を
示す車両情報について、各情報毎に固有のコードを設け
ておき、監視開始時における前記車両の状態と、変化の
有無確認時における前記車両の状態とが一致するか否か
の判断を固有のコード毎に行い、判断結果に基づいた内
容を固有のコード毎に利用者に知らせるようにしても良
い。
【0067】例えば、ドアロック状態検出手段16によ
り検出されるドアのロック/アンロック情報に対応する
固有のコードを「01」、シフトレバー位置検出手段1
7により検出されるシフトレバーの位置情報に対応する
固有のコードを「02」、シート位置検出手段18によ
り検出されるシートの位置情報に対応する固有のコード
を「03」、乗員検出手段19により検出される乗員有
無情報に対応する固有のコードを「04」、警報処理手
段22から送信される警報音の発生有無情報に対応する
固有のコードを「05」と設定しておき、情報処理装置
11から携帯通信端末31へシフトレバーの位置情報や
シートの位置情報を送信する場合には、「02+位置情
報」や「03+位置情報」として送信し、携帯通信端末
31では、監視開始時における当該車両の状態と、変化
の有無確認時における当該車両の状態とが一致するか否
かの判断をこれら固有のコード毎に行うようにする。
【0068】また、この判断結果に基づいた内容を利用
者に知らせる場合には、例えば、変化のあった情報に基
づいて、ランプ40の点滅方法などを変更することによ
って、どの状態が変化し、どの状態が変化していないの
かといった詳細な事実(例えば、ドアはロックされたま
まであるが、シートが移動しているといった事実)まで
利用者が把握することができるようになる。
【0069】また上記実施の形態に係るリモートコント
ロールシステムでは、当該車両の状態に変化が生じたか
否かを利用者に伝える手段として、ランプ40を用いる
場合についてのみ説明しているが、別の実施の形態で
は、ブザー音や、ディスプレイ表示などを採用しても良
く、特に各種情報毎に固有のコードを設定する場合には
図4に示したように、ディスプレイ表示を採用すること
によって、より詳細な情報を利用者に提供することがで
きる。
【0070】また上記実施の形態に係るリモートコント
ロールシステムでは、確認SW35がプッシュされる
と、当該車両の状態に変化が生じたか否かを確認するこ
とができるようにしているが、別の実施の形態では、確
認SW35の役割をアンロックSW34に果たさせるよ
うにしても良い。
【0071】図5は実施の形態(2)に係るリモートコ
ントロールシステムの要部を概略的に示したブロック図
である。図中40はリモートコントロールシステムを示
しており、リモートコントロールシステム40は車両に
搭載される情報処理装置41と、ドアロックアクチュエ
ータ15と、ドアの開閉状態を検出するドア開閉状態検
出手段20と、利用者が携帯可能な携帯通信端末51と
を含んで構成されている。
【0072】携帯通信端末51はマイコン52と、ロッ
クSW53と、アンロックSW54と、送受信回路55
と、アンテナ56と、バイブレーションを発生させる振
動発生回路57とを含んで構成され、ロックSW53、
及びアンロックSW54はマイコン52の入力端子に接
続され、ロックSW53、又はアンロックSW54がプ
ッシュされると、マイコン52は各スイッチに対応する
ドアロック指令コードをマイコン52内のROM(図示
せず)から取り込み、IDコードに前記ドアロック指令
コードを付加した信号を送受信回路55を介して、アン
テナ56から送信するようになっている。
【0073】車両に搭載される情報処理装置41はマイ
コン42と、送受信回路43と、アンテナ44とを含ん
で構成され、マイコン42はアンテナ44、送受信回路
43を介して受信された信号(IDコード+ドアロック
指令コード)に含まれるIDコードが予め登録されたI
Dコードと一致するか否かを判断し、一致する場合には
前記信号に含まれる前記ドアロック指令コードに応じた
処理を施すようになっている。
【0074】例えば、前記ドアロック指令コードがドア
のロックを示すものであれば、ドアをロックするように
ドアロックアクチュエータ15を制御し、また前記ドア
ロック指令コードがドアのアンロックを示すものであれ
ば、ドアをアンロックするようにドアロックアクチュエ
ータ15を制御する。
【0075】次に実施の形態(2)に係るリモートコン
トロールシステムにおける情報処理装置41のマイコン
42の行う処理動作を図6に示したフローチャートに基
づいて説明する。まず、携帯通信端末51から送信され
る「IDコード+ロック指令コード」の信号の受信があ
ったか否かを判断し(ステップS31)、前記信号の受
信があったと判断すれば、ドア開閉状態検出手段20か
らの出力信号に基づいて、ドアが閉状態であるか否かを
判断する(ステップS32)。
【0076】ドアが閉状態であると判断すれば、ドアを
ロックさせるようにドアロックアクチュエータ15を制
御すると共に(ステップS33)、ドアのロック制御を
行ったことを示すロック情報を携帯通信端末51へ送信
する(ステップS34)。一方、ドアが閉状態でないと
判断すれば、ステップS33、S34を飛ばして、その
まま前記処理動作を終了する。
【0077】また、ステップS31における判断で、
「IDコード+ロック指令コード」の信号の受信がなか
ったと判断すれば、携帯通信端末51から送信される
「IDコード+アンロック指令コード」の信号の受信が
あったか否かを判断し(ステップS35)、前記信号の
受信があったと判断すれば、ドアをアンロックさせるよ
うにドアロックアクチュエータ15を制御すると共に
(ステップS36)、ドアのアンロック制御を行ったこ
とを示すアンロック情報を携帯通信端末51へ送信する
(ステップS37)。一方、前記信号の受信がなかった
と判断すれば、ステップS36、S37を飛ばして、そ
のまま前記処理動作を終了する。
【0078】次に実施の形態(2)に係るリモートコン
トロールシステムにおける携帯通信端末51のマイコン
52の行う処理動作を図7に示したフローチャートに基
づいて説明する。まず、ロックSW53がプッシュされ
たか否かを判断し(ステップS41)、ロックSW53
がプッシュされたと判断すれば、「IDコード+ロック
指令コード」の信号を車両に搭載された情報処理装置4
1へ送信し(ステップS42)、その後、タイマtを0
にする(ステップS43)。
【0079】次に、情報処理装置41から送信されるロ
ック情報(図6のステップS34参照)の受信があった
か否かを判断し(ステップS44)、前記ロック情報の
受信があったと判断すれば、バイブレーションを発生さ
せるように振動発生回路57を制御する(ステップS4
6)。
【0080】一方、前記ロック情報の受信がなかったと
判断すれば、タイマtが所定時間t2 (例えば、2秒
間)経過したか否かを判断する(ステップS45)。タ
イマtが所定時間t2 経過していないと判断すれば、ス
テップS44へ戻り、前記ロック情報の受信を待ち続け
るようにし、一方、タイマtが所定時間t2 経過してい
ると判断すれば、そのまま前記処理動作を終了する。
【0081】また、ステップS41における判断で、ロ
ックSW53がプッシュされていないと判断すれば、ア
ンロックSW54がプッシュされたか否かを判断し(ス
テップS47)、アンロックSW54がプッシュされた
と判断すれば、「IDコード+アンロック指令コード」
の信号を車両に搭載された情報処理装置41へ送信し
(ステップS48)、その後、タイマtを0にする(ス
テップS49)。
【0082】次に、情報処理装置41から送信されるア
ンロック情報(図6のステップS37参照)の受信があ
ったか否かを判断し(ステップS50)、前記アンロッ
ク情報の受信があったと判断すれば、バイブレーション
を発生させるように振動発生回路57を制御する(ステ
ップS52)。
【0083】一方、前記アンロック情報の受信がなかっ
たと判断すれば、タイマtが所定時間t2 経過したか否
かを判断する(ステップS51)。タイマtが所定時間
2経過していないと判断すれば、ステップS50へ戻
り、前記アンロック情報の受信を待ち続けるようにし、
一方、タイマtが所定時間t2 経過していると判断すれ
ば、そのまま前記処理動作を終了する。
【0084】上記実施の形態(2)に係るリモートコン
トロールシステムによれば、車両側でドアのロック/ア
ンロックが実行されると、携帯通信端末51でバイブレ
ーションが発生するようになっているため、利用者は車
両前方にいなくても、また騒がしい場所であったとして
も、ドアのロック/アンロックの遠隔操作が正しく車両
側で実行されたか否かを容易に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態(1)に係るリモートコン
トロールシステムの要部を概略的に示したブロック図で
ある。
【図2】実施の形態(1)に係るリモートコントロール
システムにおける情報処理装置のマイコンの行う処理動
作を示したフローチャートである。
【図3】実施の形態(1)に係るリモートコントロール
システムにおける携帯通信端末のマイコンの行う処理動
作を示したフローチャートである。
【図4】実施の形態(1)に係るリモートコントロール
システムにおける車両の状態変化を利用者に伝えるため
の表示の一例である。
【図5】実施の形態(2)に係るリモートコントロール
システムの要部を概略的に示したブロック図である。
【図6】実施の形態(2)に係るリモートコントロール
システムにおける情報処理装置のマイコンの行う処理動
作を示したフローチャートである。
【図7】実施の形態(2)に係るリモートコントロール
システムにおける携帯通信端末のマイコンの行う処理動
作を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1、40 リモートコントロールシステム 11、41 情報処理装置 12、32、42、52 マイコン 21 盗難防止装置 31、51 携帯通信端末 33、53 ロックSW 34、54 アンロックSW 35 確認SW 38 EEPROM 57 振動発生回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 9/00 301 H04Q 9/00 301B Fターム(参考) 2E250 AA21 BB08 CC15 CC21 CC27 CC28 DD06 FF24 FF27 FF36 HH01 JJ03 KK03 LL01 SS01 SS02 SS06 SS08 SS09 SS12 TT03 UU01 UU02 UU03 5C086 AA27 AA28 AA29 BA22 CB21 EA41 EA45 FA02 FA11 FA18 FA20 5K048 AA15 BA42 BA52 DB01 DC01 EB02 EB03 EB12 EB13 FB05 FB10 FB11 HA04 HA06

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯可能な第1の携帯通信端末と車両に
    搭載される第1の情報処理装置とを備え、両者間の双方
    向通信を行うことのできるリモートコントロールシステ
    ムにおいて、 前記第1の情報処理装置が、 前記車両の状態を検出する検出手段と、 前記第1の携帯通信端末から送信される信号に基づい
    て、前記検出手段により検出された前記車両の現在の状
    態を前記第1の携帯通信端末へ送信する第1の送信手段
    とを備え、 前記第1の携帯通信端末が、 前記車両の利用者が前記車両の状態についての監視を開
    始させるときに、前記第1の情報処理装置へ前記車両の
    現在の状態の送信を要求するための第1の要求操作手段
    と、 該第1の要求操作手段が操作されると、該操作に基づい
    た信号を前記第1の情報処理装置へ送信する第2の送信
    手段と、 前記車両の状態を記憶する記憶手段と、 前記第1の要求操作手段からの要求に応じ、前記第1の
    情報処理装置から送信された前記車両の現在の状態を前
    記記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、 前記車両の利用者が前記車両の状態についての変化の有
    無を確認するときに、前記第1の情報処理装置へ前記車
    両の現在の状態の送信を要求するための第2の要求操作
    手段と、 該第2の要求操作手段が操作されると、該操作に基づい
    た信号を前記第1の情報処理装置へ送信する第3の送信
    手段と、 前記第2の要求操作手段からの要求に応じ、前記第1の
    情報処理装置から送信された前記車両の現在の状態と、
    前記記憶手段に記憶されている前記車両の状態とが一致
    するか否かを判断する判断手段と、 該判断手段からの判断結果に基づいた内容を利用者に知
    らせる告知手段とを備えていることを特徴とするリモー
    トコントロールシステム。
  2. 【請求項2】 前記告知手段が、ブザー音を用いて前記
    内容を利用者に知らせるものであることを特徴とする請
    求項1記載のリモートコントロールシステム。
  3. 【請求項3】 前記告知手段が、LEDなどの表示ラン
    プを用いて前記内容を利用者に知らせるものであること
    を特徴とする請求項1記載のリモートコントロールシス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記車両の状態を示す情報が複数あり、
    これら各情報毎に固有のコードが設定され、 前記判断手段が、監視開始時における前記車両の状態
    と、変化の有無確認時における前記車両の状態とが一致
    するか否かの判断を前記固有のコード毎に行うものであ
    り、 前記告知手段が、前記判断手段からの判断結果に基づい
    た内容を前記固有のコード毎に利用者に知らせるもので
    あることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記
    載のリモートコントロールシステム。
  5. 【請求項5】 前記第1の携帯通信端末には、 前記第1の要求操作手段であると共に、利用者がドアの
    ロックを指示するためのロック指示操作手段を備え、 前記第1の情報処理装置には、 前記ロック指示操作手段からの指示に基づいて、ドアの
    ロック制御を行うロック制御手段を備えていることを特
    徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記載のリモート
    コントロールシステム。
  6. 【請求項6】 前記第1の携帯通信端末には、 前記第2の要求操作手段であると共に、利用者がドアの
    アンロックを指示するためのアンロック指示操作手段を
    備え、 前記第1の情報処理装置には、 前記アンロック指示操作手段からの指示に基づいて、ド
    アのアンロック制御を行うアンロック制御手段を備えて
    いることを特徴とする請求項1〜5のいずれかの項に記
    載のリモートコントロールシステム。
  7. 【請求項7】 前記車両の状態を示す情報に、ドアのロ
    ック/アンロック情報が含まれていることを特徴とする
    請求項1〜6のいずれかの項に記載のリモートコントロ
    ールシステム。
  8. 【請求項8】 前記車両の状態を示す情報に、セレクタ
    ー・レバー又はシフト・レバーの位置情報が含まれてい
    ることを特徴とする請求項1〜7のいずれかの項に記載
    のリモートコントロールシステム。
  9. 【請求項9】 前記車両の状態を示す情報に、シートの
    位置情報が含まれていることを特徴とする請求項1〜8
    のいずれかの項に記載のリモートコントロールシステ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記車両の状態を示す情報に、乗員有
    無情報が含まれていることを特徴とする請求項1〜9の
    いずれかの項に記載のリモートコントロールシステム。
  11. 【請求項11】 前記車両に、該車両に異常が発生する
    と、警報音を発生させるなどの警報処理を行う機能を備
    えた警報装置が装備されている場合、 前記車両の状態を示す情報に、前記警報装置から警報音
    が発生されたか否かを示す情報が含まれていることを特
    徴とする請求項1〜10のいずれかの項に記載のリモー
    トコントロールシステム。
  12. 【請求項12】 利用者が車両ドアのロック/アンロッ
    クを指示するための操作機能を有した携帯可能な第2の
    携帯通信端末と、 車両に搭載され、前記第2の携帯通信端末からの指示に
    基づいて車両ドアのロック/アンロック制御を行う機能
    を有した第2の情報処理装置とを備え、両者間の双方向
    通信を行うことのできるリモートコントロールシステム
    において、 前記第2の情報処理装置には、 前記第2の携帯通信端末からの指示に基づいて、車両ド
    アのロック/アンロック制御が行われると、その制御を
    示した信号を前記第2の携帯通信端末へ送信する第4の
    送信手段を備え、 前記第2の携帯通信端末には、 バイブレーションを発生させる振動発生手段と、 前記第2の情報処理装置から送信される前記信号を受信
    すると、前記振動発生手段を駆動させる駆動制御手段と
    を備えていることを特徴とするリモートコントロールシ
    ステム。
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