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JP2001342054A - 不透水性ブロック - Google Patents

不透水性ブロック

Info

Publication number
JP2001342054A
JP2001342054A JP2000160206A JP2000160206A JP2001342054A JP 2001342054 A JP2001342054 A JP 2001342054A JP 2000160206 A JP2000160206 A JP 2000160206A JP 2000160206 A JP2000160206 A JP 2000160206A JP 2001342054 A JP2001342054 A JP 2001342054A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
waste
crystallized
composition
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000160206A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Kikuchi
健雄 菊地
Kazuhiko Arai
一彦 新井
Makoto Imoo
誠 芋生
Tsuneo Fujiwara
恒夫 藤原
Katsunori Nishida
克範 西田
Hidetaka Takahashi
英孝 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chiyuunou Setetsuku Kk
ORION SHOJI KK
Kajima Corp
Tsukishima Kikai Co Ltd
Original Assignee
Chiyuunou Setetsuku Kk
ORION SHOJI KK
Kajima Corp
Tsukishima Kikai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chiyuunou Setetsuku Kk, ORION SHOJI KK, Kajima Corp, Tsukishima Kikai Co Ltd filed Critical Chiyuunou Setetsuku Kk
Priority to JP2000160206A priority Critical patent/JP2001342054A/ja
Publication of JP2001342054A publication Critical patent/JP2001342054A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃棄物の有効な再利用。 【解決手段】 (A)廃棄物の灰分を1300〜1500℃で溶
融し、結晶化させた結晶化石材10〜90重量%、(B)廃
セラミックス粉砕物 0〜80重量%、からなる骨材に、
(C)結晶化石材の微粉砕物を40〜80重量%含む焼結バ
インダを10〜90重量%混合し、全体を100 重量%とした
組成物を加圧プレス成形した後、1100〜1250℃で焼成し
て、曲げ強度 5〜27MPa 、吸水率 5%以下である不透水
性ブロックとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は道路構造物、公園そ
の他の広場、駐車場、建築物の外溝などの舗装に適した
不透水性ブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、廃棄物のリサイクルを図るため、
廃棄物を焼却した残査である溶融スラグ、廃棄セラミッ
クス、廃棄ガラスなどを粉砕したものを骨材や焼結バイ
ンダとした焼物を不透水性ブロックとすることが提案さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の提案において
は、骨材や焼結バインダとして再利用されるものの範囲
は狭く、廃棄物のリサイクルの効率はあまり高くはな
い。
【0004】特に、廃棄物を焼却した残査である溶融ス
ラグは、無定形のものを粉砕して使用されており、その
中に含まれている可能性のある重金属類は溶出して環境
を害する恐れがある。
【0005】本発明は、無定形の溶融スラグを結晶化さ
せた結晶化石材を骨材や焼結バインダとして使用して重
金属類は溶出を防止するとともに、廃棄セラミックス粉
砕物、廃棄ガラス粉砕物、上水沈砂を骨材や焼結バイン
ダとして使用して廃棄物のリサイクルの効率の向上を図
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1に係る発
明は、「(A)廃棄物の灰分を1300〜1500℃で溶融し、
結晶化させた結晶化石材(以下単に「結晶化石材」とい
う)10〜90重量%、(B)廃セラミックス粉砕物 0〜80
重量%からなる骨材に、(C)結晶化石材の微粉砕物を
40〜80重量%含む焼結バインダを10〜90重量%混合し、
全体を100 重量%とした組成物を加圧プレス成形した
後、1100〜1250℃で焼成してなり、曲げ強度 5〜27MPa
、吸水率 5%以下である不透水性ブロック。」であ
り、請求項2に係る発明は、「(A)廃ガラス粉砕物10
〜90重量%、(B)廃セラミックス粉砕物 0〜80重量%
からなる骨材に、(C)廃ガラスの微粉砕物を40〜80重
量%含む焼結バインダを10〜90重量%混合し、全体を10
0 重量%とした組成物を加圧プレス成形した後、900 〜
1150℃で焼成してなり、曲げ強度 5〜27MPa、吸水率 5
%以下である不透水性ブロック。」であり、請求項3に
係る発明は、「(A)上水の製造過程で沈砂池底部から
排出される廃棄砂(以下単に「上水沈砂」という)10〜
90重量%、(B)廃セラミックス粉砕物 0〜80重量%か
らなる骨材に、(C)焼結バインダを10〜90重量%混合
し、全体を100 重量%とした組成物を加圧プレス成形し
た後、1100〜1250℃で焼成してなり、曲げ強度 5〜27MP
a 、吸水率 5%以下である不透水性ブロック。」であ
る。
【0007】請求項1に係る発明で骨材として使用され
る結晶化石材は、廃棄物を焼却して残った灰分を1300〜
1500℃で溶融し、結晶化させた物である。この結晶化石
材としては、特許第2775525 号公報、または、特開平8-
26773 号公報に記載された方法で製造された結晶化ガラ
スまたは結晶化物が好ましく使用される。
【0008】この結晶化石材としては最大粒径が 1〜5m
m であり0.5 〜4mm の粒子が大部分を占め0.5mm 未満の
粒子が少ない、比較的粒径分布幅の狭いものが好ましく
使用される。また、この結晶化石材は焼結バインダの構
成成分としても使用される。
【0009】骨材として使用されるものの粒径及び粒径
分布は上記の通りであり、焼結バインダとして使用され
るものは、最大粒径が0.1 〜0.2mm 程度以下になるよう
に微粉砕された粉末である。
【0010】請求項2に係る発明で骨材及び焼結バイン
ダの構成成分としてとして使用される廃棄ガラスも同様
であり、骨材としては最大粒径が1 〜5mm で0.5mm 未満
の粒子が少ない、比較的粒径分布幅の狭いものが好まし
く使用され、焼結バインダとして使用されるものは、最
大粒径が0.1 〜0.2mm 程度以下になるように微粉砕され
た粉末である。
【0011】請求項1、2において、焼結バインダは廃
棄物由来の粉末のみでは成型時の保形性及び焼成時の焼
結が十分でなく、製品であるブロックの物性が十分でな
い。そのため、粘土や天然石の通常の焼結バインダが成
形助剤としての機能も兼ねて廃棄物由来の焼結バインダ
とともに使用される。
【0012】請求項3に係る発明で骨材として使用され
る上水沈砂は、取水場や上水場で取水した水を上水とし
て供給するために浄水する過程で沈砂池の底に沈積し、
そこから廃棄物として排出される砂であり、粒径分布の
幅が極めて狭く、最大粒径は1mm 程度で0.5mm 未満の粒
径の砂に富んだ骨材である。この上水沈砂を焼成する際
の焼結バインダは廃棄物由来の粉末を含まないものであ
ってもよいが、当然のことながら廃棄物由来の粉末を出
来るだけ多く含むものが好ましい。
【0013】本願発明におけるブロックの成形は加圧プ
レス成形によって行われる。この加圧プレス成形の加圧
圧力は通常の場合と同様に10〜30MPa 程度である。
【0014】本願発明の不透水性ブロックを着色する場
合は、着色剤である顔料が配合され、表面に着色や模様
を施す場合は、必要に応じて釉薬が施される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0016】請求項1に係る発明の実施例を表1に纏め
た。実施例1〜3の何れの場合も目標とする物性を満足
する不透水性ブロックが得られた。
【0017】
【表1】 注1:焼結バインダ成分は結晶化石材と粘土とで、予
め、スプレ顆粒を調整しておき、配合した。
【0018】注2:曲げ強度はJIS−A1106に準
拠して求めた。 注3:吸水率はJIS−A5209に準拠して求めた。
【0019】請求項2に係る発明の実施例を表2に纏め
た。実施例4〜6の何れの場合も目標とする物性を満足
する不透水性ブロックが得られた。
【0020】
【表2】 注1:焼結バインダ成分の中、廃棄ガラスと粘土とで、
予め、スプレ顆粒を調整しておき、配合した。
【0021】請求項3に係る発明の実施例を表3に纏め
た。実施例7〜9の何れの場合も目標とする物性を満足
する不透水性ブロックが得られた。
【0022】
【表3】 注1:焼結バインダ成分は廃棄ガラスと粘土とで、予
め、スプレ顆粒を調整しておき、配合した。
【0023】
【発明の効果】廃棄物中の灰分を溶融、結晶化させて結
晶化石材のみでなく、廃棄ガラス、廃棄セラミックス、
上水沈砂も不透水性ブロックの骨材や焼結バインダとし
て再使用可能となるばかりでなく、得られるブロックの
物性は通常の不透水性ブロックと同等以上である。ま
た、結晶化石材を用いるので、廃棄物由来の無定形石材
を用いた時に懸念される重金属の溶出のない安全な不透
水性ブロックを製造することができる。さらに、焼成温
度を通常の場合より約50℃以上も低くすることができ、
製造時のエネルギー負荷の低減とCO2 排出低減による温
暖化効果ガスの削減を図ることが可能となる。
フロントページの続き (71)出願人 399011852 オリオン商事株式会社 東京都北区西ヶ原1丁目42番1号 (72)発明者 菊地 健雄 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 新井 一彦 東京都調布市飛田給2丁目19番1号 鹿島 建設株式会社技術研究所内 (72)発明者 芋生 誠 東京都調布市飛田給2丁目19番1号 鹿島 建設株式会社技術研究所内 (72)発明者 藤原 恒夫 岐阜県加茂郡八百津町野上1542−1 中濃 セテック株式会社内 (72)発明者 西田 克範 東京都中央区佃2−17−15 月島機械株式 会社内 (72)発明者 高橋 英孝 東京都北区西ヶ原1−42−1 オリオン商 事株式会社内 Fターム(参考) 4D004 AA16 AA18 AA19 AA43 BA02 CA04 CA14 CA15 CA29 CA30 CA32 CA50 CC11 DA03 DA06 DA09 DA10 DA20 4G030 AA67 GA27

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)廃棄物の灰分を1300〜1500℃で溶
    融し、結晶化させた結晶化石材(以下単に「結晶化石
    材」という)10〜90重量%、(B)廃セラミックス粉砕
    物 0〜80重量%からなる骨材に、(C)結晶化石材の微
    粉砕物を40〜80重量%含む焼結バインダを10〜90重量%
    混合し、全体を100 重量%とした組成物を加圧プレス成
    形した後、1100〜1250℃で焼成してなり、曲げ強度 5〜
    27MPa 、吸水率 5%以下である不透水性ブロック。
  2. 【請求項2】 (A)廃ガラス粉砕物10〜90重量%、
    (B)廃セラミックス粉砕物 0〜80重量%からなる骨材
    に、(C)廃ガラスの微粉砕物を40〜80重量%含む焼結
    バインダを10〜90重量%混合し、全体を100 重量%とし
    た組成物を加圧プレス成形した後、900 〜1150℃で焼成
    してなり、曲げ強度 5〜27MPa 、吸水率5%以下である
    不透水性ブロック。
  3. 【請求項3】 (A)上水の製造過程で沈砂池底部から
    排出される廃棄砂(以下単に「上水沈砂」という)10〜
    90重量%、(B)廃セラミックス粉砕物 0〜80重量%か
    らなる骨材に、(C)焼結バインダを10〜90重量%混合
    し、全体を100 重量%とした組成物を加圧プレス成形し
    た後、1100〜1250℃で焼成してなり、曲げ強度 5〜27MP
    a 、吸水率 5%以下である不透水性ブロック。
  4. 【請求項4】 結晶化石材が、廃棄物の灰分を1300〜15
    00℃で溶融後、冷却して得たガラス質物質を再加熱して
    結晶化させた、アノーサイト結晶とβ−ウォラストナイ
    ト結晶の少なくとも一つを含む結晶化ガラスであること
    を特徴とする請求項1記載の不透水性ブロック。
JP2000160206A 2000-05-30 2000-05-30 不透水性ブロック Pending JP2001342054A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100608287B1 (ko) * 2006-01-23 2006-08-02 주식회사 대평세라믹스산업 무연탄 매립 석탄회 함유 소성벽돌 및 그의 제조 방법
JP2015227285A (ja) * 2015-08-10 2015-12-17 Toto株式会社 陶磁器板の製造方法
CN111285665A (zh) * 2020-03-12 2020-06-16 宜兴友邦陶瓷有限公司 一种采用废玻璃结合废陶瓷制造透水砖的方法
CN113072323A (zh) * 2021-02-24 2021-07-06 晋江华宝石业有限公司 一种低成本人造洞石的制造工艺

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