JP2001238958A - 超弾性合金編み組み構造体 - Google Patents
超弾性合金編み組み構造体Info
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Abstract
程および組立工程の間に、その形状を保持し、直径の変
化による局所的な堅さの変化を起こさない管状構造体を
提供する。 【解決手段】 編み組み100内に織り込まれかつ内部
通路を形成する、複数の超弾性合金構成フィラメントを
含み、該超弾性合金構成フィラメントが、約12.0ミルよ
りも大きくない最大非軸寸法を有し、そして該超弾性合
金が、バナジウム、クロム、マンガン、鉄、およびコバ
ルトからなる群より選択される少なくとも約1.5重量%
の少なくとも1つの合金元素を含有するニッケル-チタ
ン合金を含有する、管状構造体。
Description
る。これは、複数の織り込まれた繊維状部材(好ましく
は、リボン)でなる編み組みされた管状構造体である。
織り込まれた繊維状部材の多数は、ニッケルと、チタン
と、少なくとも約1.5重量%の、バナジウム、クロム、
マンガン、鉄、およびコバルトからなる群より選択され
る1つまたはそれ以上の合金元素(alloying member)と
の1つまたはそれ以上の超弾性でかつ(少なくとも)3
成分の合金を含む。
(0.635mm)またはそれ未満の小さな直径を有するもの、
および可撓性とサイズの長さおよび物理的特徴の一貫性
との両方を有するもの)が多数使用されている。本発明
者は、一般に「ニチノール」として知られている、ニッ
ケル-チタン合金を用いて作製された編み組みが、それ
らの物理的特性または直径に一貫性を有しないことを見
出した。例えば、鉄またはクロムをほんのわずかに(no
more than trivial portions)含有するニッケル-チタン
合金から作製された編み組みは、本発明に従って熱処理
された場合でさえ、その後の取扱い工程および組立工程
の間にその形状を保持しない。このような編み組みの直
径は、10%〜20%ほど変化し、この結果、局所的な堅さ
もまた変化する。本発明者は、驚くべきことに、バナジ
ウム、クロム、マンガン、鉄、およびコバルトからなる
群より選択される少なくとも1.5重量%の少なくとも1
つの合金元素を含むニッケル-チタン合金を使用するこ
とによりこれらの問題が解消されることを見出した。
さい直径を有する場合に、医療用具として専ら使用され
る。しかし、本発明はそのように限定されるものではな
い。
野において知られている。例えば、多重に包まれた(mul
tiply-wrapped)補強材料を有するカテーテル本体を有す
る、文献に開示された多くの医療カテーテルがある。こ
れらのカテーテルは、編み組みされたバンドを有する構
造体、または渦巻き状に捲かれた材料が単に一方向に捲
かれておりかつ次の層(layer or layers)が他方向に捲
かれている構造体を備え得る。
代表的には尿管または尿道カテーテルとして用いられる
「カテーテル型の装置」を記載している。物理的なデザ
インは、より大きな可撓性の遠位セクションとより小さ
い可撓性の近位セクションとを有するものであると言わ
れている。この用具は、絹、綿、またはいくつかの合成
繊維の絡み合った糸から製造される。これは、管を堅く
さらに可撓性にする剛化媒体(stiffening medium)を用
いて繊維ベースの管に含浸させることにより製造され
る。このようにして可塑化した管を、次いで、いくつか
の他の媒体に浸漬して、可撓性のワニス状の層を形成し
得る。この後者の材料は、桐油ベースまたはフェノール
樹脂および適切な可塑剤であり得る。
は、編み組のエッジでなる壁を有するカテーテルを示し
ている。この用具はさらに、テフロン(登録商標)など
のような他のポリマーのさらなる層を有している。壁の
中の編み組みに見出されるストランドは、環状の断面を
有する糸のように見える。
テルの長さに対して渦巻き状に包まれたガラス繊維のバ
ンドを用いるカテーテル本体を示している。図2および
第3欄第12行目以降の図面の説明に示されるように、カ
テーテルは、編み組みされているガラス繊維のバンド
(すなわち、一方向に渦巻きに捲かれているバンドであ
って、反対方向に渦巻き状に捲かれているバンドの上下
に位置するバンド)を使用している。さらに、図3が内
部ライニングまたはコア30と外部管35との両方を有する
カテーテルシャフトを示すことを見出すべきである。
は、多重に撚り合わされた平坦なワイヤ編み組みを用い
る多層カテーテルアセンブリを示している。図3の編み
組み14はさらに、内部管または基材12を覆っている。
医療管の製造方法を示している。この導電性ワイヤは、
詳細にはヒトの身体における移植(特に、ペースメーカ
ーリード)のために中空管の壁に配置される。この管
は、好ましくは身体適合性ポリマー(例えば、ポリウレ
タンまたはシリコーン)で被覆した、アニールされた銅
ワイヤから製造される。被覆後、銅ワイヤは管に捲かれ
る。次いで、捲かれた基材は、さらに別のポリマーで被
覆されて、壁の中に渦巻き状の導電性ワイヤを有する管
を製造する。
ーテルにおいて可撓性を有する材料でなるらせん状に捲
かれたリボンの使用を示す文献である。この用具はガイ
ドカテーテルであり、そしてそれは1つまたはそれ以上
に捲かれたリボンから製造され得る。好ましいリボン
は、Kevlar 49として知られているアラミド材料であ
る。さらに、この用具は充分に堅くなければならない用
具である。これは、「セット」するように設計されてい
る用具であり、そして特に、別のカテーテルがそれを通
過するような形態を保持する。それは、実質的な外傷を
生じないように充分に柔軟でなければならないが、確実
にガイドワイヤと共に使用していない。
にはめ込まれたステンレス鋼製の編み組みを用い、かつ
ポリフルオロカーボンの内部層を有する用具を示してい
る。その中にさらに記載されるプロセスは、ポリウレタ
ン内部層にポリフルオロカーボンをラミネートして、脱
ラミネートを防止する方法である。
精に有用な方法および装置を示している。この用具自体
は管でなる長い部分であり、構築物の特別な材料に依存
して、ステンレス鋼製ワイヤを含む渦巻き状の補強材の
付加により幾分堅く製造され得る。
割カテーテルまたは複合脈管カテーテルを開示してい
る。カテーテルの内側セクションは、シャフトを構成す
る3つのセクションを有するように見える。ほとんどの
内側(および遠位)セクション47は、一対のコイル13お
よび24であり、これらはその中に配置されたポリマー製
管状部材21を有するように見える。次に、より近位のセ
クションは41であり、そして図4は、それが先に述べた
次の内部層の周りに「包まれているかまたは編み組みさ
れている」ことを示している。図面は、それが編み組み
されているが、代わりに一連の渦巻き状に包まれた個々
のストランドであることを示していない。最終的に、こ
のカテーテルコアの最も外部の管状セクションは別の繊
維層49であり、先に述べた中間セクション26に類似の構
成である。
テーテルは、Goldらの米国特許第5,037,404号に示され
ている。Goldらには、捲かれたストランドの間のピッチ
角を変化させて、用具の異なる部分で可撓性の異なる用
具を得るという概念を述べている。異なる可撓性は、ピ
ッチ角の差異により生じる。
は、心臓脈管の電気的なアクティビティをモニターする
か、または心臓を電気的に刺激するために用いられるカ
テーテル用具を示している。このカテーテルは、高弾性
率を有する編み組みされたらせん状部材(例えば、ステ
ンレス鋼)を使用している。この編み組みは、図2に非
常に充分示される、完全に複雑化した(complicated)多
コンポーネントパターンである。
に補強ストランドを有するカテーテルの製造を示してい
る。金属製ストランドが、らせん状の交差パターンで管
状シースを通じて捲かれ、実質的により強いシースを形
成する。補強フィラメントが用いられ、良好な「押し出
し性」カテーテルの長軸方向の堅さを増加させる。この
用具は、充分に強く、そして約250,000ポンド/インチ2
(175775 g/mm2)またはそれ以上の張力で捲かれている。
平坦なストランド自体が、0.006インチ(0.152mm)と0.02
0インチ(0.508mm)との間の幅および0.0015インチ(0.038
1mm)と0.004インチ(0.102mm)との間の厚みを有すると言
われている。
するカテーテル壁を用いる別の変形例が、Zdrahalaの米
国特許第5,248,305号に見出される。カテーテル本体
は、相対的に回転する内部および外部マンドレルダイを
備える環状ダイから押し出しされる。この方法におい
て、液晶ポリマープラスチック含有材料を含有する管
は、ダイ部品の回転により、わずかな円周方向の配向を
示す。第2欄第40行目およびそれ以降にて、この特許
は、管が押し出しされる際に、ダイの内部および外部壁
の回転速度が変化し得、その結果、押し出しされた管の
種々のセクションが異なる堅さを示すことを示唆してい
る。
号は、主要本体のねじれ剛性が、内部環状セクション33
に組み込むことによって変化し、ワイヤ層が、カテーテ
ルの近位セクションにてきつく編まれており、そして中
間セクションにてよりゆるく編まれているカテーテルを
記載している。
る材料から製造される管状構造体を特定していない。
た場合でさえ、その後の取扱い工程および組立工程の間
に、その形状を保持し、直径の変化による局所的な堅さ
の変化を起こさない管状構造体を提供することを目的と
する。
り込まれかつ内部通路を形成する、複数の超弾性合金構
成フィラメントを含み、該超弾性合金構成フィラメント
が、約12.0ミル(0.305mm)よりも大きくない最大非軸寸
法を有し、そして該超弾性合金が、バナジウム、クロ
ム、マンガン、鉄、およびコバルトからなる群より選択
される少なくとも約1.5重量%の少なくとも1つの合金
元素を含有するニッケル-チタン合金を含有する、管状
構造体を提供し、これにより上記目的が達成される。
ラメントが、長方形、円形、楕円形、正方形、および三
角形から選択される断面を有する。
ィラメントが、長方形断面を有するリボンを含む。
方形断面が、2.5ミル(0.0635mm)と12.0ミル(0.305mm)と
の間の長軸および0.25ミル(0.00635mm)と3.0ミル(0.076
2mm)との間の短軸を有する。
体が、編み組み後に熱処理されて該構造体に一貫した直
径を与える。
体が、前記編み組みに織り込まれた少量の導線フィラメ
ントを含み、該導線フィラメントが、1フィート(30.48
cm)当たり約100オーム未満の比抵抗を有する。
体が、前記編み組みに織り込まれた少量の放射線不透過
性フィラメントを含み、該放射線不透過性フィラメント
が、白金、パラジウム、ロジウム、レニウム、ルテニウ
ム、金、タングステン、ならびにそれらの混合物および
合金からなる群より選択される少なくとも1つの部材を
含む。
体が、前記編み組みに織り込まれた少量のポリマー製フ
ィラメントを含む。
体が、単一の部材編み組み構造体を用いて織り込まれて
いる。
体が、複数の部材編み組み構造体を用いて織り込まれて
いる。
体が、円形、楕円形、三角形、長方形、および正方形か
ら選択される断面を有する。
ントの少なくとも1部が、円形、楕円形、三角形、長方
形、および正方形から選択される断面を有する。
も1つの合金元素が、クロムおよび鉄からなる群より選
択される。
も1つの合金元素がクロムである。本発明はまた、編み
組みに織り込まれかつ内部通路を形成する、複数の超弾
性合金構成長方形断面リボンを含み、該超弾性合金構成
リボンが、2.5ミル(0.0635mm)と12.0ミル(0.305mm)との
間の長軸および0.25ミル(0.00635mm)と3.0ミル(0.0762m
m)との間の短軸を有し、そして該超弾性合金が、バナジ
ウム、クロム、マンガン、鉄、およびコバルトからなる
群より選択される少なくとも約1.5重量%の少なくとも
1つの合金元素を含有するニッケル-チタン合金を含有
する、管状構造体を提供し、これにより上記目的が達成
される。
が、編み組み後に熱処理されて該構造体に一貫した直径
を与える。
で構成された、編み組みされた管状構造体である。この
繊維状部材の多数は、ニッケルと、チタンと、少なくと
も約1.5重量%の、バナジウム、クロム、マンガン、
鉄、およびコバルトからなる群より選択される1つまた
はそれ以上の合金元素との1つまたはそれ以上の超弾性
でかつ(少なくとも)3成分の合金を含む。編み組みさ
れた構造体は、放射線不透過性材料、ポリマー性材料、
他の金属または合金、および高い導電性を有する材料
の、少量の繊維状部材を含む。一旦、編み組みが織られ
ると、それは好ましくは熱処理されて、管状形態に織ら
れた構造体を「セット」する。本発明の編み組み構造体
は、サイズ(例えば、直径)および物理的特性(例え
ば、可撓性)の一貫性が所望される場合の用途に特に用
いられる。編み組の断面は、環、楕円、半曲(radiuse
d)、三角形などの形状であり得る。リボンがフィラメン
トとして好適であるが、ワイヤおよび他のこのようなコ
ンポーネントが有用である。本発明は、カテーテル本体
などのような医療における使用に特に適切である。しか
し、一般には、本発明の編み組みは、非常に多くの異な
る用具に、種々のタイプの特別な物理的強度(例えば、
ねじれ剛性、堅さ、耐捩れ性、複合弾性など)を提供す
るために用いられ得る。
維状部材で構成された、編み組みされた管状構造体であ
る。この繊維状部材の多数は、ニッケルと、チタンと、
少なくとも約1.5重量%の、バナジウム、クロム、マン
ガン、鉄、およびコバルトからなる群より選択される1
つまたはそれ以上の合金元素との1つまたはそれ以上の
超弾性でかつ(少なくとも)3成分の合金を含む。編み
組みされた構造体は、放射線不透過性材料、ポリマー性
材料、他の金属または合金、および高い導電性を有する
材料の、少量の繊維状部材を含む。高い導電性を有する
材料は、1フィート(30.48cm)当たり約100オーム未満、
好ましくは1フィート(30.48cm)当たり50オーム未満、
そしてさらに好ましくは1フィート(30.48cm)当たり約1
0オーム未満の比抵抗を有するものと考えられている。
一旦、編み組みが織られると、それは好ましくは熱処理
されて、管状形態に織られた構造体を「セット」する。
本発明の編み組み構造体は、サイズ(例えば、直径)お
よび物理的特性(例えば、可撓性)の一貫性が所望され
る場合の用途に特に用いられる。本発明は、カテーテル
本体などのような医療における使用に特に適切である。
本発明の編み組みはより小さいサイズに順応性(supplen
ess)を示すので、それは、種々の診断手順の間の電磁遮
蔽として使用され得る。一般に、これらの本発明の編み
組みは、非常に多くの異なる用具に、種々のタイプの特
別な物理的強度(例えば、ねじれ剛性、堅さ、耐捩れ
性、複合弾性など)を提供するために用いられ得る。
ら構成される本発明の金属製編み組み(100)の1つ
の変形例を示す。編み組み(100)における多数の金
属製リボン(102)は、超弾性合金である。本変形例
においては、編み組みリボン(102)の隣接するター
ンの間にかなりの量の空間がある。
ノール(U.S. Navy Ordnance Laboratoryにより発見さ
れた合金)として知られているチタン/ニッケル材料の
クラスにおいて見出される。これらの材料は、Buehler
らの米国特許第3,174,851号、Roznerらの米国特許第3,3
51,463号、およびHarrisonらの米国特許第3,753,700号
において詳細に議論されている。本発明における使用に
適切な合金は、さらに少なくとも1.5重量%と約8重量
%までまたはそれ以上の、バナジウム、クロム、マンガ
ン、鉄、およびコバルトからなる群より選択される1つ
またはそれ以上の合金元素を含有するものである。
性合金を使用する場合、編み組みの形状を保つために、
さらなる工程が所望され得る。例えば、1×4ミル(0.0
254×0.102mm)のリボンへと巻かれ、そして16個の部材
の編み組みへと形成されたCr含有Ni/Ti超弾性合金を用
いる場合、いくらかの熱処理が所望される。編み組み
は、適切なサイズのマンドレル(通常、金属製)上に配
置され得る。次いで、編み組みは、数分間、650°F〜7
50°F(343〜399℃)の温度まで加熱され、できるかぎり
(必ずしもではないが)構成要素のリボンをアニールす
る。熱処理後、編み組みはその形状を保持し、そして合
金は、その超弾性の特性を保持する。
2)は、望ましくは、0.25ミル(0.00635mm)と3.5ミル
(0.0889mm)との間の厚み、および2.5ミル(0.0635mm)と1
2.0ミル(0.305mm)との間の幅を有する。用語「リボン」
によって、本発明者は、細長い形状であり、断面が正方
形または円形ではなく、代表的に、長方形、楕円、また
は半楕円であり得ることを包含して意図する。これらの
リボン(102)は、少なくとも0.5のアスペクト比
(厚み/幅)を有するべきである。
するリボン(102)はまた、非超弾性の材料を少量含
有し得る。金属製リボンが、その強度と重量との比のた
めに補助的な材料として好ましくあり得るが、繊維状材
料(合成および天然の両方)もまた使用され得る。費
用、強度、および入手容易性のために、ステンレス鋼
(SS304、SS306、SS308、SS316、SS318など)およびタ
ングステン合金が好ましい。ある用途においては、放射
線不透過性が所望される場合、放射線不透過性の金属お
よび合金(例えば、金、白金、パラジウム、ロジウム、
レニウム、タングステン、それらの合金および混合物な
ど)が使用され得る。数パーセントのタングステンを含
有する白金合金が、その放射線不透過性のために部分的
には好ましい。
えば、ポリアラミド(例えば、KEVLAR)および炭素繊維
から製造される材料)を含む。
機を使用して製造され得る。用語「編み組み」は、管状
構成要素を包含して意味する。この構成要素を構成する
繊維状材料は、これらが交差して単一の通路を規定する
管状部材を形成するように、内と外との様式(in-and-ou
t fashion)で織られている。編み組みは、適切な数のリ
ボン(代表的には6またはそれ以上)から構成され得
る。市販の編み組み機による製造の容易さにより、代表
的には、8個または16個のリボンを有する編み組みが得
られる。
見かけのピッチ角を有する。明らかに、本発明はそのよ
うに限定されない。20°〜60°の他の編み組み角もまた
適切である。本発明の重要な変形例は、編み組みが織ら
れる時点、あるいは編み組みが他の用具に組み合わされ
る時点のいずれかに、編み組みのピッチ角を制御可能に
変化させる能力を有する。
(100)は単一のサイズのリボンを有するが、編み組
はそのように限定される必要はなく;多くのサイズのリ
ボンが必要に応じて使用され得る。主な限定は、単に、
最終的に構築されるような編み組み全体のサイズ(例え
ば、直径)、および編み組み構造体に付加される所望に
付加された堅さである。
偶数個のリボンを備える。リボンの半分のうちの一方は
一方向(すなわち、時計回り)に捲かれており、そして
残りは別方向に捲かれている。代表的な編み組みは、8
個から16個のリボンを有し得る。編み組みは単一のピッ
チを有し得、構成要素であるリボンの角度は、編み組み
の軸に対して測定されるか、あるいは編み組みは、編み
組みの軸に沿って変化するピッチを有し得る。
は、比較的一定の直径を有する。特定の合金を伴う上記
熱処理工程により、熱処理工程用に選択された特別なマ
ンドレルに対応する形状を有する管状構造体が得られる
が、マンドレルの形状およびこれに起因する管状構造体
の形状は、変化する(例えば、増大または減少する)直
径を有し得る。
いか、またはさらに加工されなければ、触わるとざらざ
らし得る。ローリング 、サンディング、またはグライ
ディングのような手順が、所望であれば、編み組み構造
体の表面を滑らかにするために用いられ得る。任意の製
造された粒子の除去も、もちろん所望される。
6)の変形例を示す。この編み組み構造体(106)内
の隣接するリボン(108)の間隔は最小である。これ
は、各リボン(108)が次に隣接していることを意味
する。このタイトな(tight)構造体は、代表的にはより
ゆるく織られた編み組みよりも堅い。
p)別の変形例(110)を示す。この変形例(110)
におけるフィラメント状部材(112)は、上記図面に
示されるように単一に織られていない。フィラメント状
部材(112)は、単一のリボンが図1および図2の用
具の周りに織られているのと同様に、(例えば)4つか
ら5つのフィラメントでなるバンドの管状構造体(11
0)の周りに織られている。本発明者は、この変形例を
「多数部材編み組み構造体」と呼ぶ。
適切な多くのフィラメント状プロフィールを断面で示し
ている。丸断面(図4の(A)の120)はワイヤであ
る。長方形断面(図4の(B)の122)は、幅広の軸
と狭い軸とを有する。広い方の軸は、たいていの末梢脈
管カテーテル用途のために12ミルよりも大きくないべき
であるが、他の使用(例えば、ステントまたは内視鏡コ
ンポーネント)のために大きくてもよい。楕円断面(図
4の(C)の124)は、所望に応じて長方形断面の代
わりに使用され得る。断面(図4の(D)の126)は
三角形である。断面(図4の(E)の128)は、多角
形(特に、六角形)である。断面(図4の(F)の13
0)は、正方形である。
れるような単純な円形(140)の管状構造体に限定さ
れない。本発明において意図される他の断面としては、
図5の(B)に示されるような三角形(例えば、半曲の
三角形)(142)および図5の(C)に示されるよう
な半曲の正方形または長方形(144)が挙げられる。
楕円形状(146)を図5の(D)に示す。
例を示した。これら具体例の使用は、いかようにしても
本発明を限定することを意図していない。さらに、開示
の精神の範囲内にあり、かつ特許請求の範囲に見出され
る本発明に対して等価である程度にまで本発明の変形例
が存在し、これら特許請求の範囲がこれらの変形例を同
様に包含することが意図される。
え、その後の取扱い工程および組立工程の間に、その形
状を保持し、直径の変化による局所的な堅さの変化を起
こさない。
す。
す。
編み組みのセクションの側面図を示す。
び(F)は、本発明の編み込みの使用に適切な多くのフ
ィラメントの断面図を示す。
明により製造された多くの構造体の断面図を示す。
Claims (2)
- 【請求項1】 管状構造体であって、 編み組みに織り込まれかつ内部通路を形成する、複数の
超弾性合金構成フィラメントを含み、 該超弾性合金構成フィラメントが、12.0ミル(0.305mm)
よりも大きくない最大非軸寸法を有し、そして該超弾性
合金が、バナジウム、クロム、マンガン、鉄、およびコ
バルトからなる群より選択される少なくとも1.5重量%
の少なくとも1つの合金元素を含有するニッケル-チタ
ン合金を含有する、管状構造体。 - 【請求項2】 管状構造体であって、 編み組みに織り込まれかつ内部通路を形成する、複数の
超弾性合金構成長方形断面リボンを含み、 該超弾性合金構成リボンが、2.5ミル(0.0635mm)と12.0
ミル(0.305mm)との間の長軸および0.25ミル(0.00635mm)
と3.0ミル(0.0762mm)との間の短軸を有し、そして該超
弾性合金が、バナジウム、クロム、マンガン、鉄、およ
びコバルトからなる群より選択される少なくとも1.5重
量%の少なくとも1つの合金元素を含有するニッケル-
チタン合金を含有する、管状構造体。
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JP (1) | JP2001238958A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016016299A (ja) * | 2014-07-11 | 2016-02-01 | 朝日インテック株式会社 | コイル体、およびコイル体を備える医療器具 |
-
2000
- 2000-12-20 JP JP2000387913A patent/JP2001238958A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016016299A (ja) * | 2014-07-11 | 2016-02-01 | 朝日インテック株式会社 | コイル体、およびコイル体を備える医療器具 |
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