JP2001238476A - モータ制御回路 - Google Patents
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- H02H7/0851—Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions for dynamo-electric motors against excessive load for motors actuating a movable member between two end positions, e.g. detecting an end position or obstruction by overload signal
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Abstract
品を用いて簡単な構成にしたモータ保護回路を有するモ
ータ制御回路を提供する。 【解決手段】 モータ1に直列接続した電流検出抵抗
4、電源と基準電位点間に接続した操作スイッチ5とス
イッチング素子6とリレー巻線7の直列回路、スイッチ
ング素子6にバイアス電圧を供給する温度依存抵抗81
を含むバイアス回路8、自動操作スイッチ14を含むス
イッチング状態自己保持回路11、過電圧検出回路10
を備え、スイッチ5の投入またはスイッチ5及びスイッ
チ14の同時投入時に、スイッチング素子6がオンして
リレー巻線7を付勢し、リレー接点3の切替でモータ1
を駆動するもので、モータ1駆動時に、電流検出抵抗4
に過電流が流れて電流検出抵抗4の温度上昇を温度依存
抵抗81 の検知時及び/または電流検出抵抗4の端子間
電圧の上昇を過電圧検出回路10の検知時に、バイアス
回路8を通してスイッチング素子6をオフし、モータ1
の駆動を停止する。
Description
係わり、特に、負荷の異常によってモータに過電流が流
れたとき、その過電流を検出してモータの駆動を停止
し、モータの破損を防止する、構成が簡単なモータ保護
回路を備えたモータ制御回路に関する。
いては、ウインドを開閉するためにウインド開閉モータ
が用いられている。このウインド開閉モータは、ウイン
ド閉スイッチ(ウインドアップスイッチ)を操作する
と、その操作の間だけ、ウインド開閉モータが一方方向
に回転し、ウインド開閉モータに連結されたウインド操
作機構を介してウインドを閉方向に移動させ、一方、ウ
インド開スイッチ(ウインドダウンスイッチ)を操作す
ると、その操作の間だけ、ウインド開閉モータが他方方
向に回転し、ウインド操作機構を介してウインドを開方
向に移動させる。また、ウインド閉スイッチとともにウ
インド閉オートスイッチ(ウインドアップオートスイッ
チ)を操作すると、ウインド閉スイッチやウインド閉オ
ートスイッチの操作を停止しても、ウインド開閉モータ
が一方方向に回転し続け、ウインドを完全閉位置まで移
動させ、同じように、ウインド開スイッチとともにウイ
ンド開オートスイッチ(ウインドダウンオートスイッ
チ)を操作すると、ウインド開スイッチやウインド開オ
ートスイッチの操作を停止しても、ウインド開閉モータ
が他方方向に回転し続け、ウインドを完全開位置まで移
動させる。
置においては、ウインド操作機構やウインド自体の不具
合により、ウインド開閉モータの負荷が極端に大きくな
り、ウインド開閉モータに過電流が流れると、ウインド
開閉モータが焼損して、発煙が発生したり、発火したり
する恐れがある。このため、ウインド開閉モータのモー
タ制御回路においては、モータ保護回路を組み込み、ウ
インド開閉モータに過電流が流れたとき、モータ保護回
路を働かせてウインド開閉モータの駆動を停止するよう
にしている。
る既知のモータ制御回路は、モータ保護回路として、ウ
インド開閉モータに直列接続された電流検出抵抗と、モ
ータ制御用カスタム集積回路(ASIC)と、コンパレ
ータとからなるものが用いられていた。このモータ保護
回路は、電流検出抵抗に流れるウインド開閉モータの駆
動電流を電流検出抵抗の両端から電圧として取り出し、
取り出した電圧をコンパレータで基準電圧と比較するも
ので、コンパレータから出力される比較電圧が所定値以
上になったとき、その比較電圧によってウインド開閉モ
ータの駆動電流を制御し、ウインド開閉モータの駆動電
流が一定値以上にならないようにして、ウインド開閉モ
ータの焼損の発生を防止している。
置に用いられる既知のモータ制御回路は、モータ保護回
路を備えていて、ウインド開閉モータの駆動電流が一定
値以上にならないように制御し、ウインド開閉モータの
焼損の発生を防止するものであるが、モータ保護回路の
構成に、モータ制御用カスタム集積回路(ASIC)や
コンパレータ等の比較的高価な部品が用いられるので、
モータ保護回路の製造コストが上昇し、また、モータ保
護回路を構成する構成部品点数が比較的多いことから、
モータ制御回路を製造する際に組立て工程が増え、組立
て手順が複雑になる。
なされたもので、その目的は、構成部品点数が少なく、
かつ、安価な構成部品を用いて簡単な構成にしたモータ
保護回路を有するモータ制御回路を提供することにあ
る。
に、本発明によるモータ制御回路は、負荷に結合された
モータと、モータに直列接続された電流検出抵抗と、電
源と基準電位点間に接続された操作スイッチとスイッチ
ング素子とリレー巻線の直列回路と、スイッチング素子
にバイアス電圧を供給する温度依存抵抗を含むバイアス
回路と、自動操作スイッチを含むスイッチング状態自己
保持回路と、過電圧検出回路とを備え、操作スイッチを
投入するまたは操作スイッチ及び自動操作スイッチを同
時投入すると、スイッチング素子がオンしてリレー巻線
を付勢し、リレーの接点を切替えてモータが駆動される
もので、モータの駆動時に、電流検出抵抗に過電流が流
れ、電流検出抵抗の温度上昇を温度依存抵抗が検知した
とき及び/または電流検出抵抗の端子間電圧の上昇を過
電圧検出回路が検知したとき、バイアス回路を通してス
イッチング素子をオフにし、モータの駆動を停止させる
構成を具備している。
操作によるマニュアル動作時及び操作スイッチと自動操
作スイッチとの同時操作によるオート動作時の双方にお
いて、モータに過電流が流れたときに直ちにモータの駆
動を停止させるモータ保護回路を、電流検出抵抗と温度
依存抵抗とスイッチング素子とリレーとによって構成し
ているので、既知のこの種のモータ保護回路に比べて、
構成部品点数が少なくなり、かつ、構成部品に安価なも
のを用いることができ、その結果、既知のモータ制御回
路に比べて、構成を簡単にし、製造コストを安価にする
ことができる。
いて、モータ及び電流検出抵抗に対し、それぞれ、操作
スイッチとスイッチング素子とリレー巻線の直列回路
と、温度依存抵抗を含むバイアス回路と、自動操作スイ
ッチを含むスイッチング状態自己保持回路と、過電圧検
出回路とからなる第1組と第2組を並列的に接続し、第
1組または第2組において、その組の操作スイッチを投
入するまたは操作スイッチ及び自動操作スイッチを同時
投入すると、スイッチング素子がオンしてリレー巻線を
付勢し、リレーの接点を切替えてモータを駆動するもの
で、モータの駆動.時に、電流検出抵抗に過電流が流
れ、電流検出抵抗の温度上昇を第1組または第2組のい
ずれかの組の温度依存抵抗が検知したとき及び/または
電流検出抵抗の端子間電圧の上昇を同じ組の過電圧検出
回路が検知したとき、同じ組のバイアス回路を通して同
じ組のスイッチング素子をオフにし、モータの駆動を停
止させる構成に変更してもよい。
方方向に変位させる際及び他方方向に変位させる際の双
方に対して、かつ、操作スイッチの操作によるマニュア
ル動作時及び操作スイッチと自動操作スイッチとの同時
操作によるオート動作時の2つの動作時において、モー
タに過電流が流れたときに、直ちにモータの駆動を停止
させるモータ保護回路を、少ない構成部品点数で、安価
な構成部品を用いて構成することができる。
子は、トランジスタで、そのベースとエミッタまたはコ
レクタとの間にバイアス抵抗が接続され、操作スイッチ
を投入すると、バイアス抵抗を通して自己バイアスをベ
ースに印加し、トランジスタをオンにすることが好まし
い。
子に、最も汎用的で、安価なトランジスタを用いてお
り、かつ、そのトランジスタをオンする際に、操作スイ
ッチの投入により、バイアス抵抗を通してトランジスタ
のベースに自己バイアスを印加することによって行って
いるので、モータ保護回路の構成が簡単になり、かつ、
モータ保護回路のコストが安価になる。
含まれる温度依存抵抗は、正の温度抵抗素子または負の
温度抵抗素子であることが好適である。
流れるモータ駆動電流の変化に伴う電流検出抵抗の温度
変化を、温度依存抵抗が感知したときに、その抵抗値が
大きく変化するので、バイアス供給回路の電圧変化が大
きくなり、高感度でスイッチング素子のオンオフを制御
することができる。
ウインド装置のウインド開閉モータに選び、操作スイッ
チをパワーウインド装置のウインド開スイッチまたはウ
インド閉スイッチに選ぶことができる。
装置のモータ制御回路を小型で、安価なものにすること
ができ、しかも、モータ保護回路を備えることにより、
各モータの焼損の発生を未然に防ぐことができる。
を参照して説明する。
1の実施の形態を示すもので、その要部構成を示す回路
図であり、自動車のパワーウインド装置に適用した例を
表わしているものである。
によるモータ制御回路は、モータ(M)1と、ウインド
閉スイッチ(UP SW)2と、リレー接点3と、電流
検出抵抗4と、ウインド開スイッチ(DN SW)5
と、スイッチングトランジスタ6と、リレー巻線7と、
バイアス回路8と、火花発生防止用ダイオード9と、過
電圧検出回路10と、スイッチング状態自己保持回路1
1と、電源端子12と、第2バッファダイオード13と
を備えている。この場合、バイアス回路8は、正の温度
抵抗素子(温度依存抵抗)81 と分路抵抗82 と直列抵
抗83 とバッファダイオード84 とバッファ抵抗85 と
からなる。過電圧検出回路10は、過電圧検出トランジ
スタ101 と入力抵抗102 と出力抵抗103 とからな
る。スイッチング状態自己保持回路11は、ウインド開
オートスイッチ(DN AUTOSW)14を含み、前
段トランジスタ111 と中間段トランジスタ112 と後
段トランジスタ113 と電圧保持コンデンサ114 とバ
ッファ抵抗115 と直列抵抗116 乃至118 とバイア
ス抵抗119 乃至1111と負荷抵抗1112とからなって
いる。また、リレー接点3とリレー巻線7は、同じリレ
ーの巻線とその接点を構成しており、正の温度抵抗素子
81 は、電流検出抵抗4の温度を感知できる位置に配置
されている。なお、リレー接点3、電流検出抵抗4、ス
イッチングトランジスタ6、リレー巻線7、バイアス回
路8、過電圧検出回路10、スイッチング状態自己保持
回路11の一部からなる構成部分は、モータ保護回路を
構成している。
イッチ2の可動接点に接続され、他端がリレー接点3の
可動接点に接続される。ウインド閉スイッチ2は、一方
の固定接点が電源端子12に接続され、他方の固定接点
が電流検出抵抗4の一端に接続される。リレー接点3
は、一方の固定接点が電源端子12に接続され、他方の
固定接点が接地点に接続される。電流検出抵抗4は他端
が接地点に接続される。ウインド開スイッチ5は、可動
接点がスイッチングトランジスタ6のエミッタに接続さ
れ、一方の固定接点が電源端子12に接続され、他方の
固定接点がスイッチング状態自己保持回路11の一方の
出力端に接続される。スイッチングトランジスタ6は、
コレクタがリレー巻線7の一端に接続され、ベースがバ
イアス回路8の分路抵抗82 と直列抵抗83 の各一端に
接続され、エミッタが分路抵抗82の他端に接続され
る。リレー巻線7は、一端が火花発生防止用ダイオード
9のカソードに接続され、他端が火花発生防止用ダイオ
ード9のアノードとともに接地点に接続される。
抵抗素子81 は、一端が直列抵抗8 3 の他端に接続さ
れ、他端がスイッチング状態自己保持回路11の他方の
出力端とバッファダイオード84 のアノードに接続され
る。バッファ抵抗85 は、一端がバッファダイオード8
4 のカソードに接続され、他端がウインド閉スイッチ2
の可動接点に接続される。過電圧検出回路10におい
て、過電圧検出トランジスタ101 は、ベースが入力抵
抗102 を通して電流検出抵抗4の一端に接続され、コ
レクタが出力抵抗103 を通してスイッチング状態自己
保持回路11の入力端に接続され、エミッタが接地点に
接続される。スイッチング状態自己保持回路11におい
て、前段トランジスタ111 は、ベースが直列抵抗11
6 を通して入力端に接続されるとともにバイアス抵抗1
19 を通して接地点に接続され、コレクタが直列抵抗1
17 を通して中間段トランジスタ112 のベースに接続
され、エミッタが接地点に接続される。中間段トランジ
スタ112 は、ベースがバイアス抵抗1110を通して一
方の出力端に接続され、コレクタが直列抵抗118 を通
して後段トランジスタ113 のベースに接続されるとと
もに負荷抵抗1112を通して接地点に接続され、エミッ
タが一方の出力端に接続される。後段トランジスタ11
3 は、ベースがバイアス抵抗1111を通して一方の出力
端に接続され、コレクタが他方の出力端に接続され、エ
ミッタが一方の出力端に接続される。ウインド開オート
スイッチ14は、可動接点がバッファ抵抗115 を通し
て入力端に接続され、固定接点が電源端子12に接続さ
れ、電圧保持コンデンサ114 は、一端が入力端に接続
され、他端が接地点に接続される。第2バッファダイオ
ード13は、アノードがリレー接点3の可動接点に接続
され、カソードがウインド開スイッチ5の可動接点に接
続される。
動作は、次の通りである。
場合について説明する。
フ状態にあるとき、図1に図示されるように、可動接点
が他方の固定接点に切替え接続され、ウインド開スイッ
チ5がスイッチオフ状態にあるとき、図1に図示される
ように、可動接点が他方の固定接点に切替え接続され
る。この状態のときには、スイッチングトランジスタ6
がオフ状態になっていて、リレー巻線7が付勢されず、
リレー接点3もスイッチオフ状態になっている、すなわ
ち図1に図示されるように、可動接点が他方の固定接点
に切替え接続される。このため、モータ1の両端にはそ
れぞれ接地電圧が供給され、モータ1が回転駆動されな
い。
うために、ウインド開スイッチ5をスイッチオン状態に
切替えると、可動接点が一方の固定接点に切替え接続さ
れ、電源端子12の電源電圧(B+)がウインド開スイ
ッチ5を通してスイッチングトランジスタ6とバイアス
回路8に供給される。バイアス回路8に供給された電源
電圧は、分路抵抗82 を通してスイッチングトランジス
タ6のベース・エミッタ間に順方向バイアスを与え、ス
イッチングトランジスタ6をターンオンする。スイッチ
ングトランジスタ6のターンオンにより、コレクタ電流
がリレー巻線7を通して接地点に流れてリレー巻線7を
付勢し、リレー接点3をスイッチオン状態、すなわち可
動接点が一方の固定接点に切替え接続する。このとき、
モータ1は、他端に電源電圧が、一端に接地電圧がそれ
ぞれ印加されるので、電流検出抵抗4を通して駆動電流
がモータ1を流れ、モータ1を他方方向に回転駆動し、
ウインドを開方向に移動させる。このウインドの開方向
への移動は、ウインド開スイッチ5がスイッチオン状態
に切替えられている間中連続して行われる。
ため、ウインド開スイッチ5がスイッチオフ状態にある
とき、ウインド閉スイッチ2をスイッチオン状態に切替
えると、可動接点が一方の固定接点に切替え接続され
る。このとき、モータ1は、一端に電源電圧が、他端に
接地電圧がそれぞれ印加されるので、電流検出抵抗4を
通して前の場合と反対極性の駆動電流がモータ1を流
れ、モータ1を一方方向に回転駆動し、ウインドを閉方
向に移動させる。このウインドの閉方向への移動は、ウ
インド閉スイッチ2がスイッチオン状態に切替えられて
いる間中連続して行われる。
めに、ウインド開スイッチ5をスイッチオン状態に切替
え接続した直後に、ウインド開オートスイッチ14をス
イッチオン状態に切替え接続すると、ウインド開オート
スイッチ14を通してスイッチング状態自己保持回路1
1の入力端に電源電圧が供給され、その電源電圧が電圧
保持コンデンサ114 に自己保持電圧として蓄積され
る。電圧保持コンデンサ114 に蓄積された電源電圧
は、前段トランジスタ111 をオン状態にし、次段の中
間段トランジスタ112 もオン状態にし、それに続く後
段トランジスタ11 3 をオフ状態にする。このとき、ス
イッチング状態自己保持回路11は、一方の出力端に自
己保持電圧(電源電圧に近い電圧)を出力して、自己保
持電圧をウインド開スイッチ5の他方の固定接点に供給
し、同時に、他方の出力端を開放状態にする。
開オートスイッチ14を同時にスイッチオン状態にした
後、ウインド開スイッチ5とウインド開オートスイッチ
14とをスイッチオフ状態にすると、ウインド開スイッ
チ5の可動接点が他方の固定接点に切替え接続され、ス
イッチング状態自己保持回路11の入力端が電源電圧と
切離される。このとき、スイッチング状態自己保持回路
11の入力端には自己保持電圧が保持されており、この
自己保持電圧がスイッチング状態自己保持回路11の一
方の出力端を通してウインド開スイッチ5の他方の固定
接点に供給されるので、可動接点が一方の固定接点に切
替え接続されていたときと同様に、バイアス回路8に自
己保持電圧によるバイアスが与えられ、ウインド開スイ
ッチ5がスイッチオフ状態に切替え接続される前と同様
に、スイッチングトランジスタ6をオン状態に維持させ
ることができる。このため、モータ1は引き続いて他方
方向に回転駆動され、ウインドを開方向に移動させ続け
る。なお、このオート動作によるウインドの開方向への
移動は、ウインドが全開位置にまで達したときに自動的
に停止する。
可能な時間は、ウインド開オートスイッチ14がスイッ
チオフ状態になり、スイッチング状態自己保持回路11
の入力端が電源電圧と切離されてから、電圧保持コンデ
ンサ114 の蓄積電圧が一定値以下に低下するまでの一
定時間内であって、通常、その一定時間内にウインドを
全開位置にまで移動させることができる。
不具合になり、モータ制御回路の動作が異常になった場
合について説明する。
いて、ウインド開スイッチ5がスイッチオン状態に切替
えられ、スイッチングトランジスタ6がオン状態にあっ
て、リレー巻線7の付勢によりリレー接点3の可動接点
が一方の固定接点に切替え接続され、モータ1が他方方
向に回転駆動しているときに、モータ1とウインドとを
結合するウインド移送機構またはウインド自体に不具合
が発生すると、モータ1に過電流が流れることがある。
このとき、電流検出抵抗4には、モータ1の過電流と同
じ大きさの過電流が流れ、電流検出抵抗4の温度が上昇
する。電流検出抵抗4が温度上昇すると、電流検出抵抗
4の温度上昇を感知する正の温度抵抗素子81 に伝達さ
れ、正の温度抵抗素子81 の温度を上昇させ、正の温度
抵抗素子81 の抵抗値を急増させる。正の温度抵抗素子
81 の抵抗値が急増すると、バイアス回路8の分路抵抗
82 と直列抵抗83 の接続点の電圧、すなわちスイッチ
ングトランジスタ6のベースバイアスを正方向に急増さ
せるので、スイッチングトランジスタ6が直ちにターン
オフする。
れ、リレー接点3の可動接点が他方の固定接点に切替え
接続されるので、モータ1の過電流の通流を即座に停止
させ、過電流によってモータ1が焼損するのを未然に防
止することができる。
ド自体の不具合が修正されると、ウインド開スイッチ5
をスイッチオン状態に切替えることにより、再び、正常
な状態でウインドを開方向に移動させることができる。
ちウインド開スイッチ5の可動接点が一方の固定接点に
切替え接続された後、他方の固定接点に切替え接続さ
れ、ウインド開オートスイッチ14がスイッチオン状態
になった後、スイッチオフ状態に切替えられ、それによ
りウインド開のオート動作が実行されているときに、モ
ータ1とウインドとを結合するウインド移送機構または
ウインド自体に不具合が発生すると、マニュアル動作と
同様にモータ1に過電流が流れることがある。
過電流と同じ大きさの過電流が流れると、電流検出抵抗
4の端子間電圧が急増する。そして、電圧検出回路10
は、電圧検出用トランジスタ101 がこの急増した端子
間電圧をベース・エミッタ間で受け、順方向バイアスに
なってそれまでのオフ状態からオン状態に切替わる。電
圧検出用トランジスタ101 がオン状態になったことに
より、スイッチング状態自己保持回路11の入力端は、
それまでの自己保持電圧(電源電圧)から接地電圧に近
い電圧にまで急降下する。そして、スイッチング状態自
己保持回路11は、入力端の自己保持電圧が接地電圧に
近い電圧にまで急降下したことにより、一方の出力端に
出力していた自己保持電圧が直ちに接地電圧に近い電圧
にまで急降下する。このため、スイッチングトランジス
タ6のエミッタに供給されていた正電圧(電源電圧)が
接地電圧に近い電圧にまで急降下し、スイッチングトラ
ンジスタ6を直ちにターンオフする。
し、リレー接点3の可動接点が他方の固定接点に切替え
接続されるので、モータ1の過電流の通流を即座に停止
させ、過電流によってモータ1が焼損するのを未然に防
止することができる。
ンド自体の不具合が修正されると、ウインド開スイッチ
5の可動接点を一方の固定接点に切替え接続し、それと
同時に、ウインド開オートスイッチ14をスイッチオン
状態に切替えると、再び、正常なウインド開のオート動
作が行われ、ウインドを開方向に連続的に移動させるこ
とができる。
路の第2の実施の形態を示すもので、その要部構成を示
す回路図であり、自動車のパワーウインド装置に適用し
た例を表わしているものである。
の接続箇所及び電圧検出回路10の構成をそれぞれ変更
した例を示すものである。
のモータ制御回路は、第1の実施の形態のモータ制御回
路と比べて、電流検出抵抗4の接続箇所と電圧検出回路
10の構成とがそれぞれ異なっているもので、その他の
構成については第1の実施の形態のモータ制御回路と同
じである。すなわち、第2の実施の形態のモータ制御回
路は、電流検出抵抗4の接続箇所として、一端をウイン
ド閉スイッチ2の一方の固定接点と電源端子12に接続
し、他端をリレー接点3の一方の固定接点と電圧検出回
路10の入力端に接続している。また、電圧検出回路1
0の構成に関して、出力トランジスタ104 と結合抵抗
105 とを別途配置しているもので、電圧検出用トラン
ジスタ111 は、NPN型とし、そのベースが入力抵抗
102 を通して入力端に接続され、そのエミッタが電源
端子12に直接接続され、そのコレクタが結合抵抗10
5 を通して出力トランジスタ104 のベースに接続され
る。出力トランジスタ104 は、エミッタが接地点に接
続され、コレクタが出力抵抗103 を通して出力端に接
続される。
ータ制御回路の動作は、次の通りである。
場合は、ウインド開のマニュアル動作が行われるとき及
びウインド閉のマニュアル動作が行われるとき、ウイン
ド開のオート動作が行われるときのいずれにおいても、
既に説明した第1の実施の形態のモータ制御回路におけ
るウインド開のマニュアル動作が行われるとき及びウイ
ンド閉のマニュアル動作が行われるとき、ウインド開の
オート動作が行われるときと同じである。このため、第
2の実施の形態によるモータ制御回路の正常な動作につ
いては、その説明を省略する。
合になり、モータ制御回路の動作が異常になった場合、
ウインド開のマニュアル動作時にその動作が異常になっ
たときのモータ保護回路の動作は、既に説明した第1の
実施の形態のモータ制御回路におけるウインド開のマニ
ュアル動作時にその動作が異常になったときのモータ保
護回路の動作と同じである。このため、第2の実施の形
態によるモータ制御回路におけるウインド開のマニュア
ル動作時にその動作が異常になったときのモータ保護回
路の動作については、同じようにその説明を省略する。
作が異常になったときのモータ保護回路の動作は、次の
ように行われる。
固定接点に切替え接続された後、他方の固定接点に切替
え接続され、ウインド開オートスイッチ14がスイッチ
オン状態になった後、スイッチオフ状態に切替えられ、
それによりウインド開のオート動作が実行されていると
きに、モータ1とウインドとを結合するウインド移送機
構またはウインド自体に不具合が発生すると、マニュア
ル動作と同様にモータ1に過電流が流れることがある。
過電流と同じ大きさの過電流が流れると、電流検出抵抗
4の端子間電圧が急増する。そして、電圧検出回路10
は、電圧検出用トランジスタ101 がこの急増した端子
間電圧をベース・エミッタ間で受け、順方向バイアスに
なってそれまでのオフ状態からオン状態に切替わる。電
圧検出用トランジスタ101 がオン状態になると、出力
トランジスタ104 もオン状態になり、スイッチング状
態自己保持回路11の入力端は、それまでの自己保持電
圧(電源電圧)から接地電圧に近い電圧にまで急降下す
る。そして、スイッチング状態自己保持回路11は、入
力端の自己保持電圧が接地電圧に近い電圧にまで急降下
したことにより、一方の出力端に出力していた自己保持
電圧が直ちに接地電圧に近い電圧にまで急降下する。こ
のため、スイッチングトランジスタ6のエミッタに供給
されていた正電圧(電源電圧)が接地電圧に近い電圧に
まで急降下し、スイッチングトランジスタ6を直ちにタ
ーンオフする。
リレー接点3の可動接点が他方の固定接点に切替え接続
されるので、モータ1の過電流の通流を即座に停止さ
せ、過電流によってモータ1が焼損するのを未然に防止
することができる。
ンド自体の不具合が修正されると、ウインド開スイッチ
5の可動接点を一方の固定接点に切替え接続し、それと
同時に、ウインド開オートスイッチ14をスイッチオン
状態に切替えると、再び、正常なウインド開のオート動
作が行われ、ウインドを開方向に連続的に移動させるこ
とができる。
回路の第3の実施の形態を示すもので、その要部構成を
示す回路図であり、自動車のパワーウインド装置に適用
した例を表わしているものである。
ニュアル動作時及びウインド閉のマニュアル動作時、そ
れにウインド開の開のオート動作時及びウインド閉のオ
ート動作時のいずれかにおいて、モータ1に過電流が流
れたときにそれぞれモータ保護回路を働かせるようにし
たものである。
によるモータ制御回路は、前述の第1の実施の形態によ
るモータ制御回路が備える各構成要素の他に、リレー接
点3’と、ウインド閉スイッチ(UP SW)5’と、
スイッチングトランジスタ6’と、リレー巻線7’と、
バイアス回路8’と、火花発生防止用ダイオード9’
と、スイッチング状態自己保持回路11’と、第2バッ
ファダイオード13’とを備えている。この場合、バイ
アス回路8’は、正の温度抵抗素子(温度依存抵抗)8
1 ’と分路抵抗82 ’と直列抵抗83 ’とバッファダイ
オード84 ’とバッファ抵抗85 ’とからなる。スイッ
チング状態自己保持回路11’は、ウインド開オートス
イッチ(DN AUTO SW)14’を含み、前段ト
ランジスタ111 ’と中間段トランジスタ112 ’と後
段トランジスタ113 ’と電圧保持コンデンサ114 ’
とバッファ抵抗115 ’と直列抵抗116 ’乃至11
8 ’とバイアス抵抗119 ’乃至1111’と負荷抵抗1
112’とからなっている。この他に、過電圧検出回路1
0は、過電圧検出トランジスタ101 と入力抵抗102
と出力抵抗103 の他に第2出力抵抗103 ’とを備え
ている。また、リレー接点3’とリレー巻線7’は、同
じリレーの巻線とその接点を構成しており、正の温度抵
抗素子81 ’は、電流検出抵抗4の温度を感知できる位
置に配置されている。なお、リレー接点3’、電流検出
抵抗4、スイッチングトランジスタ6’、リレー巻線
7’、バイアス回路8’、過電圧検出回路10、スイッ
チング状態自己保持回路11’の一部からなる構成部分
は、リレー接点3、電流検出抵抗4、スイッチングトラ
ンジスタ6、リレー巻線7、バイアス回路8、過電圧検
出回路10、スイッチング状態自己保持回路11の一部
からなる構成部分とともにモータ保護回路を構成してい
る。
3’の可動接点に接続され、他端がリレー接点3の可動
接点に接続される。リレー接点3’は、一方の固定接点
が電源端子12に接続され、他方の固定接点が電流検出
抵抗4の一端に接続される。ウインド閉スイッチ5’
は、可動接点がスイッチングトランジスタ6’のエミッ
タに接続され、一方の固定接点が電源端子12に接続さ
れ、他方の固定接点がスイッチング状態自己保持回路1
1’の一方の出力端に接続される。スイッチングトラン
ジスタ6’は、コレクタがリレー巻線7’の一端に接続
され、ベースがバイアス回路8’の分路抵抗82 ’と直
列抵抗83 ’の各一端に接続され、エミッタが分路抵抗
82 ’の他端に接続される。リレー巻線7’は、一端が
火花発生防止用ダイオード9’のカソードに接続され、
他端が火花発生防止用ダイオード9’のアノードととも
に接地点に接続される。
度抵抗素子81 ’は、一端が直列抵抗83 ’の他端に接
続され、他端がスイッチング状態自己保持回路11’の
他方の出力端とバッファダイオード84 ’のアノードに
接続される。バッファ抵抗8 5 ’は、一端がバッファダ
イオード84 ’のカソードに接続され、他端がリレー接
点3の可動接点に接続される。過電圧検出回路10’に
おいて、第2出力抵抗103 ’は、一端が過電圧検出ト
ランジスタ101 のコレクタに接続され、他端がスイッ
チング状態自己保持回路11’の入力端に接続される。
スイッチング状態自己保持回路11’において、前段ト
ランジスタ111 ’は、ベースが直列抵抗116 ’を通
して入力端に接続されるとともにバイアス抵抗119 ’
を通して接地点に接続され、コレクタが直列抵抗11
7 ’を通して中間段トランジスタ112 ’のベースに接
続され、エミッタが接地点に接続される。中間段トラン
ジスタ112 ’は、ベースがバイアス抵抗1110’を通
して一方の出力端に接続され、コレクタが直列抵抗11
8 ’を通して後段トランジスタ113 ’のベースに接続
されるとともに負荷抵抗1112’を通して接地点に接続
され、エミッタが一方の出力端に接続される。後段トラ
ンジスタ113 ’は、ベースがバイアス抵抗1111’を
通して一方の出力端に接続され、コレクタが他方の出力
端に接続され、エミッタが一方の出力端に接続される。
ウインド開オートスイッチ14’は、可動接点がバッフ
ァ抵抗115 ’を通してスイッチング状態自己保持回路
11’の入力端に接続され、固定接点が電源端子12に
接続される。電圧保持コンデンサ114 ’は、一端が入
力端に接続され、他端が接地点に接続される。第2バッ
ファダイオード13’は、アノードがリレー接点3の可
動接点に接続され、カソードがウインド開スイッチ5’
の可動接点に接続される。
回路の動作は、次の通りである。
場合について説明する。
フ状態にあると、図3に図示されるように、可動接点が
他方の固定接点に切替え接続され、ウインド開スイッチ
5がスイッチオフ状態にあると、図3に図示されるよう
に、可動接点が他方の固定接点に切替え接続される。こ
の状態のときには、スイッチングトランジスタ6及びス
イッチングトランジスタ6’がオフ状態になっていて、
リレー巻線7及びリレー巻線7’が付勢されず、リレー
接点3及びリレー接点3’もスイッチオフ状態に、すな
わち図3に図示されるように、リレー接点3及びリレー
接点3’の各可動接点が他方の固定接点に切替え接続さ
れている。このため、モータ1の両端にはそれぞれ接地
電圧が供給され、モータ1が回転駆動されない。
うために、ウインド開スイッチ5をスイッチオン状態に
切替えると、可動接点が一方の固定接点に切替え接続さ
れ、電源端子12の電源電圧(B+)がウインド開スイ
ッチ5を通してスイッチングトランジスタ6とバイアス
回路8に供給される。バイアス回路8に供給された電源
電圧は、分路抵抗82 を通してスイッチングトランジス
タ6のベース・エミッタ間に順方向バイアスを与え、ス
イッチングトランジスタ6をターンオンする。スイッチ
ングトランジスタ6のターンオンにより、コレクタ電流
がリレー巻線7を通して接地点に流れてリレー巻線7を
付勢し、リレー接点3をスイッチオン状態、すなわち可
動接点が一方の固定接点に切替え接続する。このとき、
モータ1は、他端に電源電圧が、一端に接地電圧がそれ
ぞれ印加されるので、電流検出抵抗4を通して駆動電流
がモータ1を流れ、モータ1を他方方向に回転駆動し、
ウインドを開方向に移動させる。このウインドの開方向
への移動は、ウインド開スイッチ5がスイッチオン状態
に切替えられている間中連続して行われる。
ために、ウインド開スイッチ5がスイッチオフ状態にあ
るとき、ウインド閉スイッチ5’をスイッチオン状態に
切替えると、可動接点が一方の固定接点に切替え接続さ
れ、電源端子12の電源電圧(B+)がウインド閉スイ
ッチ5’を通してスイッチングトランジスタ6’とバイ
アス回路8’に供給される。バイアス回路8’に供給さ
れた電源電圧は、分路抵抗82 ’を通してスイッチング
トランジスタ6’のベース・エミッタ間に順方向バイア
スを与え、スイッチングトランジスタ6’をターンオン
する。スイッチングトランジスタ6’のターンオンによ
りコレクタ電流がリレー巻線7’に流れてリレー巻線
7’を付勢し、リレー接点3’の可動接点を一方の固定
接点に切替え接続する。このとき、モータ1は、他端に
電源電圧が、一端に接地電圧がそれぞれ印加されるの
で、電流検出抵抗4を通して駆動電流がモータ1を流
れ、モータ1を他方方向に回転駆動し、ウインドを開方
向に移動させる。このウインドの開方向への移動は、ウ
インド閉スイッチ5’がスイッチオン状態に切替えられ
ている間中連続して行われる。このとき、モータ1は、
一端に電源電圧が、他端に接地電圧がそれぞれ印加され
るので、電流検出抵抗4を通して前の場合と反対極性の
駆動電流がモータ1を流れ、モータ1を一方方向に回転
駆動し、ウインドを閉方向に移動させる。このウインド
の閉方向への移動は、ウインド閉スイッチ2がスイッチ
オン状態に切替えられている間中連続して行われる。
めに、ウインド開スイッチ5をスイッチオン状態に切替
え接続した直後に、ウインド開オートスイッチ14をス
イッチオン状態に切替え接続すると、ウインド開オート
スイッチ14を通してスイッチング状態自己保持回路1
1の入力端に電源電圧が供給され、その電源電圧が電圧
保持コンデンサ114 に自己保持電圧として蓄積され
る。電圧保持コンデンサ114 に蓄積された電源電圧
は、前段トランジスタ111 をオン状態にし、次段の中
間段トランジスタ112 もオン状態にし、それに続く後
段トランジスタ11 3 をオフ状態にする。このとき、ス
イッチング状態自己保持回路11は、一方の出力端に自
己保持電圧(電源電圧に近い電圧)を出力して、自己保
持電圧をウインド開スイッチ5の他方の固定接点に供給
し、同時に、他方の出力端を開放状態にする。
開オートスイッチ14を同時にスイッチオン状態にした
後、ウインド開スイッチ5とウインド開オートスイッチ
14とをスイッチオフ状態にすると、ウインド開スイッ
チ5の可動接点が他方の固定接点に切替え接続され、ス
イッチング状態自己保持回路11の入力端が電源電圧と
切離される。このとき、スイッチング状態自己保持回路
11の入力端には自己保持電圧が保持されており、この
自己保持電圧がスイッチング状態自己保持回路11の一
方の出力端を通してウインド開スイッチ5の他方の固定
接点に供給されるので、可動接点が一方の固定接点に切
替え接続されていたときと同様に、バイアス回路8に自
己保持電圧によるバイアスが与えられ、ウインド開スイ
ッチ5がスイッチオフ状態に切替え接続される前と同様
に、スイッチングトランジスタ6をオン状態に維持させ
ることができる。このため、モータ1は引き続いて他方
方向に回転駆動され、ウインドを開方向に移動させ続け
る。なお、このオート動作によるウインドの開方向への
移動は、ウインドが全開位置にまで達したときに自動的
に停止する。
可能な時間は、ウインド開オートスイッチ14がスイッ
チオフ状態になり、スイッチング状態自己保持回路11
の入力端が電源電圧と切離されてから、電圧保持コンデ
ンサ114 の蓄積電圧が一定値以下に低下するまでの一
定時間内であって、通常、その一定時間内にウインドを
全開位置にまで移動させることができる。
に、ウインド閉スイッチ5’をスイッチオン状態に切替
え接続した直後に、ウインド閉オートスイッチ14’を
スイッチオン状態に切替え接続すると、前述のウインド
開のオート動作で実行された動作と同じ動作が行われる
もので、モータ1が続いて一方方向に回転駆動され、ウ
インドを閉方向に移動させ続ける。なお、このオート動
作によるウインドの閉方向への移動は、ウインドが全閉
位置にまで達したときに自動的に停止する。
可能な時間は、ウインド閉オートスイッチ14’がスイ
ッチオフ状態になり、スイッチング状態自己保持回路1
1’の入力端が電源電圧と切離されてから、電圧保持コ
ンデンサ114 ’の蓄積電圧が一定値以下に低下するま
での一定時間内であって、通常、その一定時間内にウイ
ンドを全閉位置にまで移動させることができる。
作が異常になったときのモータ保護回路の動作は、次の
ように行われる。
固定接点に切替え接続された後、他方の固定接点に切替
え接続され、ウインド開オートスイッチ14がスイッチ
オン状態になった後、スイッチオフ状態に切替えられ、
それによりウインド開のオート動作が実行されていると
きに、モータ1とウインドとを結合するウインド移送機
構またはウインド自体に不具合が発生すると、マニュア
ル動作と同様にモータ1に過電流が流れることがある。
過電流と同じ大きさの過電流が流れると、電流検出抵抗
4の端子間電圧が急増する。そして、電圧検出回路10
は、電圧検出用トランジスタ101 がこの急増した端子
間電圧をベース・エミッタ間で受け、順方向バイアスに
なってそれまでのオフ状態からオン状態に切替わる。電
圧検出用トランジスタ101 がオン状態になると、出力
トランジスタ104 もオン状態になり、スイッチング状
態自己保持回路11の入力端は、それまでの自己保持電
圧(電源電圧)から接地電圧に近い電圧にまで急降下す
る。そして、スイッチング状態自己保持回路11は、入
力端の自己保持電圧が接地電圧に近い電圧にまで急降下
したことにより、一方の出力端に出力していた自己保持
電圧が直ちに接地電圧に近い電圧にまで急降下する。こ
のため、スイッチングトランジスタ6のエミッタに供給
されていた正電圧(電源電圧)が接地電圧に近い電圧に
まで急降下し、スイッチングトランジスタ6を直ちにタ
ーンオフする。
リレー接点3の可動接点が他方の固定接点に切替え接続
されるので、モータ1の過電流の通流を即座に停止さ
せ、過電流によってモータ1が焼損するのを未然に防止
することができる。
ンド自体の不具合が修正されると、ウインド開スイッチ
5の可動接点を一方の固定接点に切替え接続し、それと
同時に、ウインド開オートスイッチ14をスイッチオン
状態に切替えると、再び、正常なウインド開のオート動
作が行われ、ウインドを開方向に連続的に移動させるこ
とができる。
作が異常になったときのモータ保護回路の動作は、前述
のウインド開のオート動作時にその動作が異常になった
ときのモータ保護回路の動作と殆んど同じであって、電
圧検出回路10が電流検出抵抗4の端子間電圧の急増を
検知すると、スイッチング状態自己保持回路11’が、
スイッチングトランジスタ6’を直ちにターンオフす
る。
し、リレー接点3’の可動接点が他方の固定接点に切替
え接続されるので、モータ1の過電流の通流を即座に停
止させ、過電流によってモータ1が焼損するのを未然に
防止することができる。
ンド自体の不具合が修正されると、ウインド閉スイッチ
5’の可動接点を一方の固定接点に切替え接続し、それ
と同時に、ウインド開オートスイッチ14’をスイッチ
オン状態に切替えると、再び、正常なウインド閉のオー
ト動作が行われ、ウインドを閉方向に連続的に移動させ
ることができる。
いては、モータ制御回路を自動車のパワーウインド装置
に適用した例を挙げて説明したが、本発明によるモータ
制御回路を適用する場合は自動車のパワーウインド装置
に限られるものではなく、パワーウインド装置に類似の
他の装置にも、同様に適用することができる。
いては、温度依存抵抗に正の温度抵抗素子81 、81 ’
を用いた例を挙げて説明したが、本発明によるモータ制
御回路は温度依存抵抗に正の温度抵抗素子81 、81 ’
を用いたものに限られず、負の温度抵抗素子を用いたも
のであってもよい。そして、負の温度抵抗素子を用いた
場合は、スイッチングトランジスタ6、6’としてPN
P型のものの代わりにNPN型のものを用い、ベース・
エミッタ間に分路抵抗83 、83 ’を接続する代わり
に、コレクタ・ベース間に分路抵抗を接続するようにす
ればよい。
よるモータ制御回路は、基本的な回路構成を変更しない
限り、適宜その回路構成を変更することができる。例え
ば、スイッチング素子に接合型のスイッチングトランジ
スタ6、6’を用いる代わりに、FET等の他の型式の
トランジスタを用いるようにしてもよい。
イッチの操作によるマニュアル動作時及び操作スイッチ
と自動操作スイッチとの同時操作によるオート動作時の
双方において、モータに過電流が流れたときに直ちにモ
ータの駆動を停止させるモータ保護回路を、電流検出抵
抗と温度依存抵抗とスイッチング素子とリレーとによっ
て構成しているので、既知のこの種のモータ保護回路に
比べて、構成部品点数が少なくなり、かつ、構成部品に
安価なものを用いることができ、その結果、既知のモー
タ制御回路に比べて、構成を簡単にし、製造コストを安
価にすることができるできるという効果がある。
態を示すもので、その要部構成を示す回路図である。
態を示すもので、その要部構成を示す回路図である。
態を示すもので、その要部構成を示す回路図である。
TO SW)
Claims (6)
- 【請求項1】 負荷に結合されたモータと、前記モータ
に直列接続された電流検出抵抗と、電源と基準電位点間
に接続された操作スイッチとスイッチング素子とリレー
巻線の直列回路と、前記スイッチング素子にバイアス電
圧を供給する温度依存抵抗を含むバイアス回路と、自動
操作スイッチを含むスイッチング状態自己保持回路と、
過電圧検出回路とを備え、前記操作スイッチを投入する
または前記操作スイッチ及び前記自動操作スイッチを同
時投入すると、前記スイッチング素子がオンして前記リ
レー巻線を付勢し、前記リレーの接点を切替えて前記モ
ータが駆動されるもので、前記モータの駆動時に、前記
電流検出抵抗に過電流が流れ、前記電流検出抵抗の温度
上昇を前記温度依存抵抗が検知したとき及び/または前
記電流検出抵抗の端子間電圧の上昇を前記過電圧検出回
路が検知したとき、前記バイアス回路を通して前記スイ
ッチング素子をオフにし、前記モータの駆動を停止させ
ることを特徴とするモータ制御回路。 - 【請求項2】 前記モータ及び前記電流検出抵抗に対
し、それぞれ、操作スイッチとスイッチング素子とリレ
ー巻線の直列回路と、前記温度依存抵抗を含むバイアス
回路と、自動操作スイッチを含むスイッチング状態自己
保持回路と、過電圧検出回路とからなる第1組と第2組
を並列的に接続し、前記第1組または第2組において、
その組の前記操作スイッチを投入するまたは前記操作ス
イッチ及び前記自動操作スイッチを同時投入すると、前
記スイッチング素子がオンして前記リレー巻線を付勢
し、前記リレーの接点を切替えて前記モータを駆動する
もので、前記モータの駆動時に、前記電流検出抵抗に過
電流が流れ、前記電流検出抵抗の温度上昇を前記第1組
または第2組のいずれかの組の温度依存抵抗が検知した
とき及び/または前記電流検出抵抗の端子間電圧の上昇
を同じ組の前記過電圧検出回路が検知したとき、前記同
じ組の前記バイアス回路を通して同じ組の前記スイッチ
ング素子をオフにし、前記モータの駆動を停止させるこ
とを特徴とする請求項1に記載のモータ制御回路。 - 【請求項3】 前記スイッチング素子はトランジスタ
で、ベースとエミッタ間またはベースとコレクタ間にバ
イアス抵抗が接続され、前記操作スイッチを投入する
と、前記バイアス抵抗を通して自己バイアスが前記ベー
スに印加され、前記トランジスタをオンにすることを特
徴とする請求項1または2に記載のモータ制御回路。 - 【請求項4】 前記温度依存抵抗は、正の温度抵抗素子
または負の温度抵抗素子であることを特徴とする請求項
1または2に記載のモータ制御回路。 - 【請求項5】 前記過電圧検出回路は電圧検出用トラン
ジスタを含み、前記電圧検出用トランジスタは前記電流
検出抵抗の端子間電圧をそのベース・エミッタ間で検出
することを特徴とする請求項1または2に記載のモータ
制御回路。 - 【請求項6】 前記モータはパワーウインド装置のウイ
ンド開閉モータであり、前記操作スイッチは前記パワー
ウインド装置のウインド開スイッチまたはウインド閉ス
イッチであることを特徴とする請求項1または2に記載
のモータ制御回路。
Priority Applications (2)
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