JP2001226945A - 角落しの構造及び封水タンクの構造 - Google Patents
角落しの構造及び封水タンクの構造Info
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- JP2001226945A JP2001226945A JP2000037320A JP2000037320A JP2001226945A JP 2001226945 A JP2001226945 A JP 2001226945A JP 2000037320 A JP2000037320 A JP 2000037320A JP 2000037320 A JP2000037320 A JP 2000037320A JP 2001226945 A JP2001226945 A JP 2001226945A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】水路において、様々に望まれる密閉空間の大き
さや形状に応じて経済的に水路を止水する。 【解決手段】水路を止水する角落しの構造において、水
平方向に関し、角落し1を複数に分割して設けるととも
に、隣接し合う角落し1を互いに回転自在に接続する構
成とした。
さや形状に応じて経済的に水路を止水する。 【解決手段】水路を止水する角落しの構造において、水
平方向に関し、角落し1を複数に分割して設けるととも
に、隣接し合う角落し1を互いに回転自在に接続する構
成とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水路を止水(封
水)する角落しの構造及び封水タンクの構造に関するも
のである。
水)する角落しの構造及び封水タンクの構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】下水路や上水路、灌漑用水路等におい
て、例えばゲートの交換又は新規な据付けの施工を行う
場合には、通常、水路全体の水を止めないで施工を行う
不断水工法が常用される。不断水工法としては、仮止水
板(以降、角落しという)を用いて止水壁を形成する方
法が一般的であり、例えば、図6に示すように、複数の
角落し31を水路の幅方向に沿って複数段に積み重ねる
ことにより、水路を止水してゲートの施工を行う。
て、例えばゲートの交換又は新規な据付けの施工を行う
場合には、通常、水路全体の水を止めないで施工を行う
不断水工法が常用される。不断水工法としては、仮止水
板(以降、角落しという)を用いて止水壁を形成する方
法が一般的であり、例えば、図6に示すように、複数の
角落し31を水路の幅方向に沿って複数段に積み重ねる
ことにより、水路を止水してゲートの施工を行う。
【0003】また、図7に示すように、ゲートGが水路
の上部に位置するような場合には、封水タンク32が用
いられる。封水タンク32は、作業者の足場となる底面
部33の角落し34と、底面部33から立ち上がる正面
部35の角落し36及び左右一対の側面部37の角落し
38とから構成され、ゲートGを据えつけた壁面Waに
ゲートGを囲むように取り付けられてゲートG回りを封
水するものである。封水タンク32は組み立てられた状
態で水中に埋没されてボルト締結などにより壁面Waに
固定され、内部の水を水中ポンプ39で水路の上流側に
排出してからゲートGの施工作業が行われる。
の上部に位置するような場合には、封水タンク32が用
いられる。封水タンク32は、作業者の足場となる底面
部33の角落し34と、底面部33から立ち上がる正面
部35の角落し36及び左右一対の側面部37の角落し
38とから構成され、ゲートGを据えつけた壁面Waに
ゲートGを囲むように取り付けられてゲートG回りを封
水するものである。封水タンク32は組み立てられた状
態で水中に埋没されてボルト締結などにより壁面Waに
固定され、内部の水を水中ポンプ39で水路の上流側に
排出してからゲートGの施工作業が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の不断水工法では以下のような問題点がある。先
ず、前者の角落し31を複数段に積み重ねる方式では、
各水路の水路幅に合わせて角落しをその都度製作する必
要が生じるという点である。角落しは繰り返し使用可能
な部材であり、幅の異なる水路毎に新規に製作していた
のではコストもかかり、施工業者が未使用時に収容して
おく角落しの収容スペースも大きくならざるを得ない。
た従来の不断水工法では以下のような問題点がある。先
ず、前者の角落し31を複数段に積み重ねる方式では、
各水路の水路幅に合わせて角落しをその都度製作する必
要が生じるという点である。角落しは繰り返し使用可能
な部材であり、幅の異なる水路毎に新規に製作していた
のではコストもかかり、施工業者が未使用時に収容して
おく角落しの収容スペースも大きくならざるを得ない。
【0005】また、後者の封水タンク32の場合におい
ては、ゲートGの大きさや種類によっては施工作業が複
雑となって多人数による作業となることから、足場面積
を大きくしたい場合があり、特に水路幅に制限がある場
合には、水路の長手方向、つまり壁面Waと直交する方
向に足場寸法を大きくとりたい場合が生じる。従来では
このような場合、底面部33の角落し34と側面部37
の角落し38を新規に製作しており、やはりコストがか
かり、未使用時に収容しておく角落しの収容スペースが
大きくなるという問題があった。
ては、ゲートGの大きさや種類によっては施工作業が複
雑となって多人数による作業となることから、足場面積
を大きくしたい場合があり、特に水路幅に制限がある場
合には、水路の長手方向、つまり壁面Waと直交する方
向に足場寸法を大きくとりたい場合が生じる。従来では
このような場合、底面部33の角落し34と側面部37
の角落し38を新規に製作しており、やはりコストがか
かり、未使用時に収容しておく角落しの収容スペースが
大きくなるという問題があった。
【0006】本発明は、水路において、様々に望まれる
密閉空間の大きさや形状に応じて経済的に水路を止水す
ることを解決課題とするものであり、経済的で省資源と
もなる角落しの構造及び封水タンクの構造を提供するも
のである。
密閉空間の大きさや形状に応じて経済的に水路を止水す
ることを解決課題とするものであり、経済的で省資源と
もなる角落しの構造及び封水タンクの構造を提供するも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は課題を解決する
ための手段として、水平方向に関し、角落しを複数に分
割して設けるとともに、隣接し合う角落しを互いに回転
自在に接続する構成からなる角落しの構造とした。
ための手段として、水平方向に関し、角落しを複数に分
割して設けるとともに、隣接し合う角落しを互いに回転
自在に接続する構成からなる角落しの構造とした。
【0008】また、作業者の足場となる底面部の角落し
と、底面部から立ち上がる正面部の角落し及び左右一対
の側面部の角落しとからなり、施工対象物を据えつけた
壁面に該施工対象物を囲むように取り付けられ、施工対
象物回りを封水する封水タンクにおいて、前記施工対象
物を据えつけた壁面と直交する方向に関し、前記底面部
の角落し及び前記左右一対の側面部の角落しが分割可能
な構成からなる封水タンクの構造とした。
と、底面部から立ち上がる正面部の角落し及び左右一対
の側面部の角落しとからなり、施工対象物を据えつけた
壁面に該施工対象物を囲むように取り付けられ、施工対
象物回りを封水する封水タンクにおいて、前記施工対象
物を据えつけた壁面と直交する方向に関し、前記底面部
の角落し及び前記左右一対の側面部の角落しが分割可能
な構成からなる封水タンクの構造とした。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。図1ないし図3は角落しの構
造に関する説明図であり、図1は水路に設置した角落し
の構造を示す平面図、図2は同正面図、図3は同分解斜
視図である。
を参照しながら説明する。図1ないし図3は角落しの構
造に関する説明図であり、図1は水路に設置した角落し
の構造を示す平面図、図2は同正面図、図3は同分解斜
視図である。
【0010】角落し1は、例えば施工対象のゲート(図
示せず)よりも上流側に設置され、水路を構成する左右
の側壁W間にわたって取り付けられる。角落し1は略直
方体形状(矩形の板状としてもよい)を呈し、合成樹脂
や金属、木材又はこれらの複合材等からなる部材であっ
て、図1及び図2からも判るように水路の横方向、すな
わち水平方向に関し、複数に分割して設けられており、
隣接し合う角落し1は互いに水平方向に関し回転自在
に、つまり上下方向の軸回りに回転自在に接続してい
る。図面は角落し1を横方向に3個設けるとともに、こ
の3個一組の角落し1を縦方向に4段に積み重ねた場合
を示している。
示せず)よりも上流側に設置され、水路を構成する左右
の側壁W間にわたって取り付けられる。角落し1は略直
方体形状(矩形の板状としてもよい)を呈し、合成樹脂
や金属、木材又はこれらの複合材等からなる部材であっ
て、図1及び図2からも判るように水路の横方向、すな
わち水平方向に関し、複数に分割して設けられており、
隣接し合う角落し1は互いに水平方向に関し回転自在
に、つまり上下方向の軸回りに回転自在に接続してい
る。図面は角落し1を横方向に3個設けるとともに、こ
の3個一組の角落し1を縦方向に4段に積み重ねた場合
を示している。
【0011】本形態の角落し1は、左右の縁部において
ヒンジ機構を介して互いに接続する構造となっており、
左右の縁部の一方側には、先端が平面視において半円形
を呈し、上下方向に貫通する軸孔1cを穿設したヒンジ
部1aが突設され、他方側には、同様に先端が平面視に
おいて半円形を呈するとともに、上下方向に貫通する軸
孔1cが穿設され、前記ヒンジ部1aを上下方向におい
て挟み込む一対のヒンジ部1b,1bが突設されてい
る。これにより、角落し1同士の接続は、各軸孔1cが
一致するようにヒンジ部1aをヒンジ部1b,1b間に
位置させ、ピン2を軸孔1cに挿嵌することにより行わ
れ、角落し1はピン2を中心に互いに回転自在となる。
したがってピン2の挿脱により角落し1は互いに接続・
分離が可能である。ピン2は、その長さを単体の角落し
1の高さ寸法と略同寸法として各段毎に複数挿嵌させる
構成としてもよいし、1本の長尺の寸法として、各段の
角落し1を連結するように挿嵌させる構成としても良
い。
ヒンジ機構を介して互いに接続する構造となっており、
左右の縁部の一方側には、先端が平面視において半円形
を呈し、上下方向に貫通する軸孔1cを穿設したヒンジ
部1aが突設され、他方側には、同様に先端が平面視に
おいて半円形を呈するとともに、上下方向に貫通する軸
孔1cが穿設され、前記ヒンジ部1aを上下方向におい
て挟み込む一対のヒンジ部1b,1bが突設されてい
る。これにより、角落し1同士の接続は、各軸孔1cが
一致するようにヒンジ部1aをヒンジ部1b,1b間に
位置させ、ピン2を軸孔1cに挿嵌することにより行わ
れ、角落し1はピン2を中心に互いに回転自在となる。
したがってピン2の挿脱により角落し1は互いに接続・
分離が可能である。ピン2は、その長さを単体の角落し
1の高さ寸法と略同寸法として各段毎に複数挿嵌させる
構成としてもよいし、1本の長尺の寸法として、各段の
角落し1を連結するように挿嵌させる構成としても良
い。
【0012】水路の側壁Wに対する角落し1の取り付け
態様において、例えば水路幅が大きく、角落し1の横方
向の個数が多い場合には固定的に取り付けても構わない
が、本形態のように角落し1の個数が少ない場合には、
側壁Wに対しても角落し1を回転自在に取り付ける。具
体的な取り付け方法としては、前記した角落し1同士の
接続方法と同様のヒンジ機構が挙げられる。すなわち、
側壁Wにボルト締結した取り付け板3の表面に、角落し
1のヒンジ部1a又は1bの形状に対応するように先端
が平面視において半円形を呈するとともに、上下方向に
貫通する軸孔3bを穿設したヒンジ部3aを形成し、前
記ピン2を軸孔1c及び3bに挿嵌することにより角落
し1を側壁Wに対し回転自在に取り付ける。なお、ヒン
ジ部3aには大きな負荷がかかることから、補強部材等
を設けて取り付け板3に強固に取り付ける必要がある。
態様において、例えば水路幅が大きく、角落し1の横方
向の個数が多い場合には固定的に取り付けても構わない
が、本形態のように角落し1の個数が少ない場合には、
側壁Wに対しても角落し1を回転自在に取り付ける。具
体的な取り付け方法としては、前記した角落し1同士の
接続方法と同様のヒンジ機構が挙げられる。すなわち、
側壁Wにボルト締結した取り付け板3の表面に、角落し
1のヒンジ部1a又は1bの形状に対応するように先端
が平面視において半円形を呈するとともに、上下方向に
貫通する軸孔3bを穿設したヒンジ部3aを形成し、前
記ピン2を軸孔1c及び3bに挿嵌することにより角落
し1を側壁Wに対し回転自在に取り付ける。なお、ヒン
ジ部3aには大きな負荷がかかることから、補強部材等
を設けて取り付け板3に強固に取り付ける必要がある。
【0013】角落し1同士の接合部に生じる隙間及び角
落し1と側壁Wとの接合部に生じる隙間は、木材板,鋼
板,ゴム板等により水密処理することが望ましい。本形
態ではゴム板を使用し、角落し1のヒンジ部1a,1b
及び側壁W側のヒンジ部3aの周面にそれぞれシール板
4を貼付けて形成するとともに、各ヒンジ部1a,1
b,3aが対向し合う面、つまり各軸孔1c,3bが重
なり合う面には中央にピン2の貫通用の軸孔5aを穿設
した円板形状のシール板5を介在させている。前記した
ように各ヒンジ部1a,1b,3aの先端は平面視にお
いて半円形を呈しているため、図1からも判るように、
角落し1がどのような回転角度にあっても、この先端に
周面状に形成されたシール板4が隣接する角落し1の左
右の側面部に押接した状態となり、或いは取り付け板3
の表面に押接した状態となり、常に水密機能を発揮する
こととなる。なお、符号6は、角落し1同士の縦方向に
おける接合部を水密にするためのシール板である。
落し1と側壁Wとの接合部に生じる隙間は、木材板,鋼
板,ゴム板等により水密処理することが望ましい。本形
態ではゴム板を使用し、角落し1のヒンジ部1a,1b
及び側壁W側のヒンジ部3aの周面にそれぞれシール板
4を貼付けて形成するとともに、各ヒンジ部1a,1
b,3aが対向し合う面、つまり各軸孔1c,3bが重
なり合う面には中央にピン2の貫通用の軸孔5aを穿設
した円板形状のシール板5を介在させている。前記した
ように各ヒンジ部1a,1b,3aの先端は平面視にお
いて半円形を呈しているため、図1からも判るように、
角落し1がどのような回転角度にあっても、この先端に
周面状に形成されたシール板4が隣接する角落し1の左
右の側面部に押接した状態となり、或いは取り付け板3
の表面に押接した状態となり、常に水密機能を発揮する
こととなる。なお、符号6は、角落し1同士の縦方向に
おける接合部を水密にするためのシール板である。
【0014】水路への角落し1の埋没作業に際しては、
角落し1同士は予め地上で組み立てておき、水中では、
左右端の角落し1と取り付け板3との接続のみを行うよ
うにすれば効率的である。また、平面視において角落し
1が全体的に屈曲して設置される場合、水圧に対する安
定性の観点から、図1に示すように下流側に向けて屈曲
するように設置させればよい。さらに、角落し1同士の
ヒンジ部の部位と、側壁Wと角落し1とのヒンジ部の部
位との間に、補強支持用の梁部材(図示せず)を掛け渡
せば、角落しの位置がより安定することとなる。なお、
前記した水密処理を施しても若干の浸水がある場合に
は、水中ポンプ(図示せず)を角落し1の下流側に設置
し、角落し1の上部を通じて上流側に排出しながらゲー
ト等の施工作業を行えばよい。
角落し1同士は予め地上で組み立てておき、水中では、
左右端の角落し1と取り付け板3との接続のみを行うよ
うにすれば効率的である。また、平面視において角落し
1が全体的に屈曲して設置される場合、水圧に対する安
定性の観点から、図1に示すように下流側に向けて屈曲
するように設置させればよい。さらに、角落し1同士の
ヒンジ部の部位と、側壁Wと角落し1とのヒンジ部の部
位との間に、補強支持用の梁部材(図示せず)を掛け渡
せば、角落しの位置がより安定することとなる。なお、
前記した水密処理を施しても若干の浸水がある場合に
は、水中ポンプ(図示せず)を角落し1の下流側に設置
し、角落し1の上部を通じて上流側に排出しながらゲー
ト等の施工作業を行えばよい。
【0015】以上のように、水平方向に関し、角落しを
複数に分割して設けるとともに、隣接し合う角落しを互
いに回転自在に接続する構成とすれば、水路の幅に合わ
せて角落しを新規に製作する必要もなくなり、予め用意
した既存の角落しだけで、その水平方向(横方向)の個
数を増減することにより、あらゆる幅の水路に対応可能
となる。したがって、経済的且つ省資源的な不断水工法
を構築できる。
複数に分割して設けるとともに、隣接し合う角落しを互
いに回転自在に接続する構成とすれば、水路の幅に合わ
せて角落しを新規に製作する必要もなくなり、予め用意
した既存の角落しだけで、その水平方向(横方向)の個
数を増減することにより、あらゆる幅の水路に対応可能
となる。したがって、経済的且つ省資源的な不断水工法
を構築できる。
【0016】次いで、図4及び図5を参照して封水タン
クの構造について説明する。図4は水路に設置した封水
タンクの構造を示す平面図、図5は同側断面図である。
封水タンク11は、作業者の足場となる底面部12の角
落し13と、底面部12から本形態では水路の幅方向に
沿って立ち上がる正面部14の角落し15と、底面部1
2から本形態では水路の長手方向に沿って立ち上がる左
右一対の側面部16の角落し17とからなり、ゲートG
等の施工対象物を据えつけた壁面Waに施工対象物を囲
むように取り付けられてこの施工対象物回りを封水する
ものであり、施工対象物を据えつけた壁面Waと直交す
る方向(本形態では水路の長手方向)に関し、底面部1
2の角落し13及び左右一対の側面部16の角落し17
が分割可能に構成されている。
クの構造について説明する。図4は水路に設置した封水
タンクの構造を示す平面図、図5は同側断面図である。
封水タンク11は、作業者の足場となる底面部12の角
落し13と、底面部12から本形態では水路の幅方向に
沿って立ち上がる正面部14の角落し15と、底面部1
2から本形態では水路の長手方向に沿って立ち上がる左
右一対の側面部16の角落し17とからなり、ゲートG
等の施工対象物を据えつけた壁面Waに施工対象物を囲
むように取り付けられてこの施工対象物回りを封水する
ものであり、施工対象物を据えつけた壁面Waと直交す
る方向(本形態では水路の長手方向)に関し、底面部1
2の角落し13及び左右一対の側面部16の角落し17
が分割可能に構成されている。
【0017】壁面Waには、コ字状の取り付け板18が
ゲートGの左右側及び下方側に位置するようにボルト締
結等により固設されており、この取り付け板18に封水
タンク11はブラケット(図示せず)等を介してボルト
締結などにより取り付けられている。図4及び図5は底
面部12の角落し13と側面部16の角落し17をそれ
ぞれ2分割に構成させた場合を示し、水密用のシール部
材19を介して接続している。角落し13同士及び角落
し17同士の接合部位は、例えば封止タンク11の内側
或いは外側から連結部材(仮想線で示す符号20,2
1)等をあてがいボルト締結などで連結固定すればよ
く、必要に応じて補強部材などが取り付けられる。
ゲートGの左右側及び下方側に位置するようにボルト締
結等により固設されており、この取り付け板18に封水
タンク11はブラケット(図示せず)等を介してボルト
締結などにより取り付けられている。図4及び図5は底
面部12の角落し13と側面部16の角落し17をそれ
ぞれ2分割に構成させた場合を示し、水密用のシール部
材19を介して接続している。角落し13同士及び角落
し17同士の接合部位は、例えば封止タンク11の内側
或いは外側から連結部材(仮想線で示す符号20,2
1)等をあてがいボルト締結などで連結固定すればよ
く、必要に応じて補強部材などが取り付けられる。
【0018】以上のように、底面部の角落しと側面部の
角落しを分割して設ける構造とすれば、角落しを新規に
製作する必要もなくなり、予め用意した既存の角落しだ
けでその個数を増減することにより、様々な大きさのゲ
ートに応じて封水タンクの奥行き寸法を変更することが
でき、作業スペースの確保に柔軟な対応ができることと
なる。したがって、経済的且つ省資源的な不断水工法を
構築できる。
角落しを分割して設ける構造とすれば、角落しを新規に
製作する必要もなくなり、予め用意した既存の角落しだ
けでその個数を増減することにより、様々な大きさのゲ
ートに応じて封水タンクの奥行き寸法を変更することが
でき、作業スペースの確保に柔軟な対応ができることと
なる。したがって、経済的且つ省資源的な不断水工法を
構築できる。
【0019】以上、本発明に係る角落しの構造及び封水
タンクの構造について、その好適な実施形態を説明した
が、各構成部材の形状や取り付け位置等は図面に記載し
たものに限られることなく、適宜設計変更することが可
能である。
タンクの構造について、その好適な実施形態を説明した
が、各構成部材の形状や取り付け位置等は図面に記載し
たものに限られることなく、適宜設計変更することが可
能である。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、以下のような効果を奏
する。 (1)水平方向に関し、角落しを複数に分割して設ける
とともに、隣接し合う角落しを互いに回転自在に接続す
る角落しの構造とすれば、水路の幅に合わせて角落しを
新規に製作する必要もなくなり、予め用意した既存の角
落しだけで、その水平方向(横方向)の個数を増減する
ことにより、あらゆる幅の水路において止水機能を発揮
でき、経済的且つ省資源的な不断水工法を構築できる。 (2)底面部の角落しと側面部の角落しを分割して設け
る封水タンクの構造とすれば、角落しを新規に製作する
必要もなくなり、予め用意した既存の角落しだけでその
個数を増減することにより、様々な大きさのゲートに応
じて封水タンクの奥行き寸法を変更することができ、作
業スペースの確保に柔軟な対応ができることとなる。し
たがって、経済的且つ省資源的な不断水工法を構築でき
る。
する。 (1)水平方向に関し、角落しを複数に分割して設ける
とともに、隣接し合う角落しを互いに回転自在に接続す
る角落しの構造とすれば、水路の幅に合わせて角落しを
新規に製作する必要もなくなり、予め用意した既存の角
落しだけで、その水平方向(横方向)の個数を増減する
ことにより、あらゆる幅の水路において止水機能を発揮
でき、経済的且つ省資源的な不断水工法を構築できる。 (2)底面部の角落しと側面部の角落しを分割して設け
る封水タンクの構造とすれば、角落しを新規に製作する
必要もなくなり、予め用意した既存の角落しだけでその
個数を増減することにより、様々な大きさのゲートに応
じて封水タンクの奥行き寸法を変更することができ、作
業スペースの確保に柔軟な対応ができることとなる。し
たがって、経済的且つ省資源的な不断水工法を構築でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】水路に設置した角落しの構造を示す平面図であ
る。
る。
【図2】水路に設置した角落しの構造を示す正面図であ
る。
る。
【図3】水路に設置した角落しの構造を示す分解斜視図
である。
である。
【図4】水路に設置した封水タンクの構造を示す平面図
である。
である。
【図5】水路に設置した封水タンクの構造を示す側断面
図である。
図である。
【図6】従来の角落しの構造を示す正面図である。
【図7】従来の封水タンクの構造を示す側断面図であ
る。
る。
1 角落し 1a,1b ヒンジ部 3a ヒンジ部 11 封水タンク 12 底辺部 13,15,17 角落し 14 正面部 16 側面部
Claims (2)
- 【請求項1】 水路を止水する角落しの構造であって、
水平方向に関し、角落しを複数に分割して設けるととも
に、隣接し合う角落しを互いに回転自在に接続する構成
としたことを特徴とする角落しの構造。 - 【請求項2】 作業者の足場となる底面部の角落しと、
底面部から立ち上がる正面部の角落し及び左右一対の側
面部の角落しとからなり、施工対象物を据えつけた壁面
に該施工対象物を囲むように取り付けられ、施工対象物
回りを封水する封水タンクにおいて、前記施工対象物を
据えつけた壁面と直交する方向に関し、前記底面部の角
落し及び前記左右一対の側面部の角落しを分割可能に構
成したことを特徴とする封水タンクの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000037320A JP2001226945A (ja) | 2000-02-16 | 2000-02-16 | 角落しの構造及び封水タンクの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000037320A JP2001226945A (ja) | 2000-02-16 | 2000-02-16 | 角落しの構造及び封水タンクの構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001226945A true JP2001226945A (ja) | 2001-08-24 |
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ID=18561222
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000037320A Pending JP2001226945A (ja) | 2000-02-16 | 2000-02-16 | 角落しの構造及び封水タンクの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001226945A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014189960A (ja) * | 2013-03-26 | 2014-10-06 | Maezawa Ind Inc | 制水扉の不断水設置工法 |
JP2015014122A (ja) * | 2013-07-04 | 2015-01-22 | 前澤工業株式会社 | 角落しの構造 |
JP2021042557A (ja) * | 2019-09-10 | 2021-03-18 | 中国電力株式会社 | 角落しゲート |
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2000
- 2000-02-16 JP JP2000037320A patent/JP2001226945A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014189960A (ja) * | 2013-03-26 | 2014-10-06 | Maezawa Ind Inc | 制水扉の不断水設置工法 |
JP2015014122A (ja) * | 2013-07-04 | 2015-01-22 | 前澤工業株式会社 | 角落しの構造 |
JP2021042557A (ja) * | 2019-09-10 | 2021-03-18 | 中国電力株式会社 | 角落しゲート |
JP7347040B2 (ja) | 2019-09-10 | 2023-09-20 | 中国電力株式会社 | 角落しゲート |
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