JP2001222244A - 夜光ロープを用いたエリア表示方式 - Google Patents
夜光ロープを用いたエリア表示方式Info
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- JP2001222244A JP2001222244A JP2000034547A JP2000034547A JP2001222244A JP 2001222244 A JP2001222244 A JP 2001222244A JP 2000034547 A JP2000034547 A JP 2000034547A JP 2000034547 A JP2000034547 A JP 2000034547A JP 2001222244 A JP2001222244 A JP 2001222244A
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- ropes
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B1/00—Constructional features of ropes or cables
- D07B1/14—Ropes or cables with incorporated auxiliary elements, e.g. for marking, extending throughout the length of the rope or cable
- D07B1/148—Ropes or cables with incorporated auxiliary elements, e.g. for marking, extending throughout the length of the rope or cable comprising marks or luminous elements
Landscapes
- Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
- Ropes Or Cables (AREA)
- Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明の目的課題は、夜間等の暗闇の中でも
指定領域の境界が識別できる上、簡単に附設が出来て固
定部材から外れることのないロープを用いた指定エリア
の表示方式を提供することにある。 【解決手段】 本発明は、指定領域のコーナー部に植設
する頭部を有する杭と、筒状のカシメ部材を連設して一
体化した環状部材と、表面に夜光材を含浸させたロープ
とを用い、該ロープは前記筒状カシメ部材の筒内を通し
環状部には前記杭を挿入して領域の境界を前記ロープで
仕切るように張って、少なくともその終端部は前記カシ
メ部材で固定するようにしてロープ固定の堅実化を図
り、ロープに夜光機能をロープ固定部材に発光若しくは
反射機能を付与して暗闇での境界明示を図るようにし
た。
指定領域の境界が識別できる上、簡単に附設が出来て固
定部材から外れることのないロープを用いた指定エリア
の表示方式を提供することにある。 【解決手段】 本発明は、指定領域のコーナー部に植設
する頭部を有する杭と、筒状のカシメ部材を連設して一
体化した環状部材と、表面に夜光材を含浸させたロープ
とを用い、該ロープは前記筒状カシメ部材の筒内を通し
環状部には前記杭を挿入して領域の境界を前記ロープで
仕切るように張って、少なくともその終端部は前記カシ
メ部材で固定するようにしてロープ固定の堅実化を図
り、ロープに夜光機能をロープ固定部材に発光若しくは
反射機能を付与して暗闇での境界明示を図るようにし
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、野外駐車場の個別
エリア等指定された領域の境界を夜光ロープを用いて明
示するエリア表示方式に関するものである。
エリア等指定された領域の境界を夜光ロープを用いて明
示するエリア表示方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、野外駐車場における車両毎の駐車
領域の仕切り表示には、一般に図4のAに示したような
地表に塗装によって識別し易い色のラインを描いて表示
する方式と、Bに示したようにトラ綱(黄色と黒の螺旋
模様)等の識別し易いロープを張って表示する方式が採
用されている。前者の方式は地表が非舗装の土や玉砂利
である場合には採用できないため、どちらといえば後者
の方式の方が汎用性が高い。しかし、この後者の方式の
ロープは地中に刺し込んだフック(Cに図示)や丸カン
(Dに図示)のついたスティックに結び付けて張ってい
たのであるが、この方法は結んだロープがスティックか
ら外れやすいという問題と、たとえ識別し易い色のロー
プであっても照明設備を備えていない駐車場においては
夜間等の暗闇ではその識別が困難であるという基本的問
題をもっていた。そのため暗闇の中でも指定領域の表示
が可能な方式の実現が望まれていた。
領域の仕切り表示には、一般に図4のAに示したような
地表に塗装によって識別し易い色のラインを描いて表示
する方式と、Bに示したようにトラ綱(黄色と黒の螺旋
模様)等の識別し易いロープを張って表示する方式が採
用されている。前者の方式は地表が非舗装の土や玉砂利
である場合には採用できないため、どちらといえば後者
の方式の方が汎用性が高い。しかし、この後者の方式の
ロープは地中に刺し込んだフック(Cに図示)や丸カン
(Dに図示)のついたスティックに結び付けて張ってい
たのであるが、この方法は結んだロープがスティックか
ら外れやすいという問題と、たとえ識別し易い色のロー
プであっても照明設備を備えていない駐車場においては
夜間等の暗闇ではその識別が困難であるという基本的問
題をもっていた。そのため暗闇の中でも指定領域の表示
が可能な方式の実現が望まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的課題は、
上記の問題を解決すること、すなわち夜間等の暗闇の中
でも指定領域の境界が識別できる上、簡単に附設が出来
て固定部材から外れることのないロープを用いた指定エ
リアの表示方式を提供することにある。
上記の問題を解決すること、すなわち夜間等の暗闇の中
でも指定領域の境界が識別できる上、簡単に附設が出来
て固定部材から外れることのないロープを用いた指定エ
リアの表示方式を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、指定領域のコ
ーナー部に植設する頭部を有する杭と、筒状のカシメ部
材を連設して一体化した環状部材と、表面に夜光材を含
浸させたロープとを用い、該ロープは前記筒状カシメ部
材の筒内を通し環状部には前記杭を挿入して領域の境界
を前記ロープで仕切るように張って、少なくともその終
端部は前記カシメ部材で固定するようにしてロープ固定
の堅実化を図り、夜光機能を付与したことにより暗闇で
の境界明示を図るようにした。
ーナー部に植設する頭部を有する杭と、筒状のカシメ部
材を連設して一体化した環状部材と、表面に夜光材を含
浸させたロープとを用い、該ロープは前記筒状カシメ部
材の筒内を通し環状部には前記杭を挿入して領域の境界
を前記ロープで仕切るように張って、少なくともその終
端部は前記カシメ部材で固定するようにしてロープ固定
の堅実化を図り、夜光機能を付与したことにより暗闇で
の境界明示を図るようにした。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明のエリア表示方式はトラ綱
のような明るいところでは識別性の高い色彩が施されて
いるロープに、夜光塗料を塗布するなどして自発光機能
をもたせるようにしたことに基本的特徴を有している。
このようなロープを駐車場の個別エリアなど識別させた
い領域の境界に敷設して暗所においてもその認識表示が
容易にできるようにするものである。また、ロープだけ
で無くロープを固定する部材にも夜光機能や反射機能を
付与することにより更に暗闇でのエリア表示機構を高め
ることが出来るようになる。反射機能を利用する場合、
駐車場の杭部材であれば、車のライトがドライバーに帰
ってくるコーナリフレクターによる再帰反射を利用する
のが効果的である。また、この再帰反射は懐中電灯など
の携帯照明具を持って歩行する場合にも光を発した方向
に光が返ってくるので有利である。
のような明るいところでは識別性の高い色彩が施されて
いるロープに、夜光塗料を塗布するなどして自発光機能
をもたせるようにしたことに基本的特徴を有している。
このようなロープを駐車場の個別エリアなど識別させた
い領域の境界に敷設して暗所においてもその認識表示が
容易にできるようにするものである。また、ロープだけ
で無くロープを固定する部材にも夜光機能や反射機能を
付与することにより更に暗闇でのエリア表示機構を高め
ることが出来るようになる。反射機能を利用する場合、
駐車場の杭部材であれば、車のライトがドライバーに帰
ってくるコーナリフレクターによる再帰反射を利用する
のが効果的である。また、この再帰反射は懐中電灯など
の携帯照明具を持って歩行する場合にも光を発した方向
に光が返ってくるので有利である。
【0006】まず本発明の方式を附設するには釘状に頭
部を有した杭部材と、トラ綱のような識別性のある模様
のロープに夜光塗料を含ませたもの、筒状のカシメ部材
を連設して一体化した環状部材とを準備する。この筒状
のカシメ部材の筒内に前記ロープを挿通し、ロープの終
端を通した側のカシメ部材をまずつぶして固定させる。
図1に示すように前記環状部材の環状部には前記杭部材
を挿入して境界領域のコーナー部に植設する。この際杭
部材には頭部がついているので環状部材は該杭部材が抜
き取られない限り外れることはない。次にフリーな状態
で筒部に挿通されているもう一方の側のカシメ部材のロ
ープを引いて緩みが無いように張り、その状態でもう一
方の側のカシメ部材をつぶしてロープを該カシメ部材に
固定し、固定されたロープの延長部を切断する。これに
よってロープは杭部材間に直線状にピンと張られた状態
で附設され、その固定状態はカシメ部材をつぶすだけと
いう熟練を要しない単純作業によって確実堅固となる。
そしてこのロープには前述したように夜光塗料が含浸さ
せてあり、暗闇においてもロープの存在を明示できる。
この夜光塗料は駐車場の表面材の色との対比がとれる色
の蛍光材料のものを選択するのが識別性を高めるために
は効果的である。該ロープは必ずしも2つの杭部材間毎
に切断する必要は無く、1本のロープをループ状に張っ
て両終端部でカットするようにしてもよい。その場合は
途中のコーナ部の杭部材は図4のDに示した丸環スティ
ックのような頭にリング部を備えた簡単なものでよい。
そうすれば、使用する環状部材もロープも少なくてすむ
ことになる。
部を有した杭部材と、トラ綱のような識別性のある模様
のロープに夜光塗料を含ませたもの、筒状のカシメ部材
を連設して一体化した環状部材とを準備する。この筒状
のカシメ部材の筒内に前記ロープを挿通し、ロープの終
端を通した側のカシメ部材をまずつぶして固定させる。
図1に示すように前記環状部材の環状部には前記杭部材
を挿入して境界領域のコーナー部に植設する。この際杭
部材には頭部がついているので環状部材は該杭部材が抜
き取られない限り外れることはない。次にフリーな状態
で筒部に挿通されているもう一方の側のカシメ部材のロ
ープを引いて緩みが無いように張り、その状態でもう一
方の側のカシメ部材をつぶしてロープを該カシメ部材に
固定し、固定されたロープの延長部を切断する。これに
よってロープは杭部材間に直線状にピンと張られた状態
で附設され、その固定状態はカシメ部材をつぶすだけと
いう熟練を要しない単純作業によって確実堅固となる。
そしてこのロープには前述したように夜光塗料が含浸さ
せてあり、暗闇においてもロープの存在を明示できる。
この夜光塗料は駐車場の表面材の色との対比がとれる色
の蛍光材料のものを選択するのが識別性を高めるために
は効果的である。該ロープは必ずしも2つの杭部材間毎
に切断する必要は無く、1本のロープをループ状に張っ
て両終端部でカットするようにしてもよい。その場合は
途中のコーナ部の杭部材は図4のDに示した丸環スティ
ックのような頭にリング部を備えた簡単なものでよい。
そうすれば、使用する環状部材もロープも少なくてすむ
ことになる。
【0007】
【実施例1】本発明の夜光ロープを用いたエリア表示方
式の1実施例を図1に示す。この実施例は筒状のカシメ
部12を連設して一体化した環状部材1を具体化し、更に
エリア表示機能を高めるためにコーナー部の杭部材2の
頭部21に夜光機能や反射機能では無く積極的に発光する
照明手段4を具備させたものである。この実施例に採用
する筒状のカシメ部材12を連設して一体化した環状部材
1の詳細を図2に示す。これはカシメワッシャー部材と
も呼ぶべきもので、一枚の鋼板からプレスによって環状
部11と方形のカシメ部12が細い連結部13で連接した部材
を型抜きすると共に、該方形のカシメ部分にV字状の切
込み14を入れ、(A)に示したような部材をまず作る。
この部材の方形カシメ部分を(B)に示したように筒状
に曲げると共にV字状の切込み14の先端を筒体の内側に
曲げる加工を施して製造される。このカシメワッシャー
部材は筒部にロープ3を貫通させた状態でかしめると、
前記V字状の切込み14の先端がロープ3内に食い込み堅
固な固定状態になる。前記V字状の切込み14が環状部11
方向に先端が向いて内側に鋭角に曲げられた形態ではロ
ープ2が張力により引張られた際に該切込みがロープ3
に更に深く食い込むため、該ロープ3は該部材1の筒状
カシメ部12に確実堅固に固定されることになる。
式の1実施例を図1に示す。この実施例は筒状のカシメ
部12を連設して一体化した環状部材1を具体化し、更に
エリア表示機能を高めるためにコーナー部の杭部材2の
頭部21に夜光機能や反射機能では無く積極的に発光する
照明手段4を具備させたものである。この実施例に採用
する筒状のカシメ部材12を連設して一体化した環状部材
1の詳細を図2に示す。これはカシメワッシャー部材と
も呼ぶべきもので、一枚の鋼板からプレスによって環状
部11と方形のカシメ部12が細い連結部13で連接した部材
を型抜きすると共に、該方形のカシメ部分にV字状の切
込み14を入れ、(A)に示したような部材をまず作る。
この部材の方形カシメ部分を(B)に示したように筒状
に曲げると共にV字状の切込み14の先端を筒体の内側に
曲げる加工を施して製造される。このカシメワッシャー
部材は筒部にロープ3を貫通させた状態でかしめると、
前記V字状の切込み14の先端がロープ3内に食い込み堅
固な固定状態になる。前記V字状の切込み14が環状部11
方向に先端が向いて内側に鋭角に曲げられた形態ではロ
ープ2が張力により引張られた際に該切込みがロープ3
に更に深く食い込むため、該ロープ3は該部材1の筒状
カシメ部12に確実堅固に固定されることになる。
【0008】本発明に用いられる境界表示用のロープ3
には夜光塗料が塗布されているので、それ自体で暗闇に
おける指定エリアの表示機能を備えているのであるが、
更に境界を明示するため、本実施例ではコーナー部の杭
部材2の頭部21に照明手段4を具備させるようにしてい
る。この実施例の杭部材2は頭部21の円周面に雄ねじが
切られており、前記カシメワッシャー部材1の環状部11
に該杭部材2を挿入して境界領域のコーナー部にハンマ
ー等で打ち込み固定した後、該雄ねじと螺合する雌ねじ
の切れた円盤状の発光部材4が取付けられるように構成
している。この円盤状の発光部材4の発光機能は発光ダ
イオードが使用され、電源にはソーラー充電式のバッテ
リーを用いている。夜光表示よりも強い光を確保するに
は豆ランプか発光ダイオードを使用することが効果的で
あり、その際の電源はソーラー充電方式が維持管理の点
から有利であると考えられる。野外駐車場であれば日中
は自然光により充電が行え、夜間にそれを電源として用
いるようにすればバッテリーの交換は故障のない限り不
要となる。更に外光の光度を検知して暗い時だけ発光さ
せるようにして日中の無駄な発光はさせないようにして
いる。また発光動作を点滅式にすることで識別表示力を
高めると共に省エネタイプすることができる。
には夜光塗料が塗布されているので、それ自体で暗闇に
おける指定エリアの表示機能を備えているのであるが、
更に境界を明示するため、本実施例ではコーナー部の杭
部材2の頭部21に照明手段4を具備させるようにしてい
る。この実施例の杭部材2は頭部21の円周面に雄ねじが
切られており、前記カシメワッシャー部材1の環状部11
に該杭部材2を挿入して境界領域のコーナー部にハンマ
ー等で打ち込み固定した後、該雄ねじと螺合する雌ねじ
の切れた円盤状の発光部材4が取付けられるように構成
している。この円盤状の発光部材4の発光機能は発光ダ
イオードが使用され、電源にはソーラー充電式のバッテ
リーを用いている。夜光表示よりも強い光を確保するに
は豆ランプか発光ダイオードを使用することが効果的で
あり、その際の電源はソーラー充電方式が維持管理の点
から有利であると考えられる。野外駐車場であれば日中
は自然光により充電が行え、夜間にそれを電源として用
いるようにすればバッテリーの交換は故障のない限り不
要となる。更に外光の光度を検知して暗い時だけ発光さ
せるようにして日中の無駄な発光はさせないようにして
いる。また発光動作を点滅式にすることで識別表示力を
高めると共に省エネタイプすることができる。
【0009】
【実施例2】異なる実施例を図3に示す。この実施例は
常設の駐車場ではなく、工事現場におけるエリア表示方
式や臨時の駐車エリア表示また庭園の園遊路の夜間表示
など暗所の誘導表示に広く応用できる夜光ロープ3を用
いたエリア表示方式である。Aに図示した柱状体スタン
ド5やBに図示した工事現場用の通行止めの柵6を指定
領域の境界線上に設置すると共にその間にロープ3を張
り渡すようにするのであるが、所定の長さのロープの両
端部にはリング7が固定されており、前記柱状体スタン
ド5や通行止めの柵6に取付けられたフック部材8に該
リング7を係合することで両部材間にロープ3が張り渡
される。該リング7は先の実施例で用いたカシメワッシ
ャー部材1であってもよいが、とくに現場に合わせてロ
ープ3の長さを調整する必要が無ければ一般ロープ用の
終端リング金具を用いてもよい。また、必ずしもリング
部材7を用いる必要はなく、ロープ自体がループ状に編
まれた終端となったものであってもよいのであって、要
はロープ端部にループが設けられており支柱部材のフッ
ク8と係合できればよいのである。このロープ3はトラ
綱等人間の目に識別容易な色彩が施されている上に、表
面は夜光塗料が塗布されていることにより、明るい中だ
けで無く暗闇の中でもその存在を識別することが出来る
点では先の実施例と同様であるが、このロープ3はグラ
ンドに直接附設されるのではなく、支柱間に着脱自在に
張り渡すものであるから常設される場合に限らず、必要
時のみに使用することができるし、支柱が移動可能であ
るから所望のエリアを随時指定して表示することが可能
である。したがって、野外でのイベントの際のエリア指
定や誘導路表示などに広く適用することが出来る。
常設の駐車場ではなく、工事現場におけるエリア表示方
式や臨時の駐車エリア表示また庭園の園遊路の夜間表示
など暗所の誘導表示に広く応用できる夜光ロープ3を用
いたエリア表示方式である。Aに図示した柱状体スタン
ド5やBに図示した工事現場用の通行止めの柵6を指定
領域の境界線上に設置すると共にその間にロープ3を張
り渡すようにするのであるが、所定の長さのロープの両
端部にはリング7が固定されており、前記柱状体スタン
ド5や通行止めの柵6に取付けられたフック部材8に該
リング7を係合することで両部材間にロープ3が張り渡
される。該リング7は先の実施例で用いたカシメワッシ
ャー部材1であってもよいが、とくに現場に合わせてロ
ープ3の長さを調整する必要が無ければ一般ロープ用の
終端リング金具を用いてもよい。また、必ずしもリング
部材7を用いる必要はなく、ロープ自体がループ状に編
まれた終端となったものであってもよいのであって、要
はロープ端部にループが設けられており支柱部材のフッ
ク8と係合できればよいのである。このロープ3はトラ
綱等人間の目に識別容易な色彩が施されている上に、表
面は夜光塗料が塗布されていることにより、明るい中だ
けで無く暗闇の中でもその存在を識別することが出来る
点では先の実施例と同様であるが、このロープ3はグラ
ンドに直接附設されるのではなく、支柱間に着脱自在に
張り渡すものであるから常設される場合に限らず、必要
時のみに使用することができるし、支柱が移動可能であ
るから所望のエリアを随時指定して表示することが可能
である。したがって、野外でのイベントの際のエリア指
定や誘導路表示などに広く適用することが出来る。
【0010】更に暗闇での境界表示機能を高めるため、
本実施例では図3のAに示した支柱となる柱状スタンド
5の頭部51に照明手段4を具備させるようにした。この
照明手段4は先の実施例と同様に発光ダイオードが使用
され、電源にはソーラー充電式のバッテリーを用いてい
る。ヘッドライトを有する車に対してはこの照明手段4
に代えて再帰反射機能を持った反射体(図示していな
い)を取付けるようにしても効果的である。また、図3
のBに示した通行止めの柵には夜光塗料を縞模様など適
宜の模様に塗布して位置表示し、必要に応じ所望個所に
再帰反射機能を持った反射体(図示していない)を取付
けるようにした。これらの構成によって、ロープ3だけ
でなく、支柱部5,6の位置を明示することができ、指
定エリアを暗闇の中でも効果的に表示することが出来
る。
本実施例では図3のAに示した支柱となる柱状スタンド
5の頭部51に照明手段4を具備させるようにした。この
照明手段4は先の実施例と同様に発光ダイオードが使用
され、電源にはソーラー充電式のバッテリーを用いてい
る。ヘッドライトを有する車に対してはこの照明手段4
に代えて再帰反射機能を持った反射体(図示していな
い)を取付けるようにしても効果的である。また、図3
のBに示した通行止めの柵には夜光塗料を縞模様など適
宜の模様に塗布して位置表示し、必要に応じ所望個所に
再帰反射機能を持った反射体(図示していない)を取付
けるようにした。これらの構成によって、ロープ3だけ
でなく、支柱部5,6の位置を明示することができ、指
定エリアを暗闇の中でも効果的に表示することが出来
る。
【0011】
【発明の効果】本発明は領域の境界線上に設置するロー
プ固定部材と、該固定部材間には表面に夜光材を含浸さ
せたロープを境界が仕切られるように張るものであるか
ら、夜間等暗所となるときには該夜光材の発光によって
境界表示を行うことができる。境界線上に設置するロー
プ固定部材にも発光機能若しくは反射機能を持たせるこ
とにより、更なる暗部でのエリア表示機能を高めること
が出来る。また、境界領域のコーナー部に植設する頭部
を有する杭と、筒状のカシメ部材を連設して一体化した
環状部材と、表面に夜光材を含浸させたロープとを用
い、該ロープは前記筒状カシメ部材の筒内を通し環状部
には前記杭を挿入して植設し領域の境界を前記ロープで
仕切るように張って、その終端部は前記カシメ部材で固
定してなる夜光ロープを用いたエリア表示方式を採用す
れば、ロープの杭部材への固定は環状部に杭を挿入して
打ち込み、カシメ部材をカシメるだけの熟練を要しない
単純作業で確実堅固に固定される上に、適宜の間隔の杭
部材間にロープを張った後カシメて固定し延長部をカッ
トすることができるので必要な長さだけのロープを使っ
た無駄のない効率的なロープの使い方ができる。
プ固定部材と、該固定部材間には表面に夜光材を含浸さ
せたロープを境界が仕切られるように張るものであるか
ら、夜間等暗所となるときには該夜光材の発光によって
境界表示を行うことができる。境界線上に設置するロー
プ固定部材にも発光機能若しくは反射機能を持たせるこ
とにより、更なる暗部でのエリア表示機能を高めること
が出来る。また、境界領域のコーナー部に植設する頭部
を有する杭と、筒状のカシメ部材を連設して一体化した
環状部材と、表面に夜光材を含浸させたロープとを用
い、該ロープは前記筒状カシメ部材の筒内を通し環状部
には前記杭を挿入して植設し領域の境界を前記ロープで
仕切るように張って、その終端部は前記カシメ部材で固
定してなる夜光ロープを用いたエリア表示方式を採用す
れば、ロープの杭部材への固定は環状部に杭を挿入して
打ち込み、カシメ部材をカシメるだけの熟練を要しない
単純作業で確実堅固に固定される上に、適宜の間隔の杭
部材間にロープを張った後カシメて固定し延長部をカッ
トすることができるので必要な長さだけのロープを使っ
た無駄のない効率的なロープの使い方ができる。
【0012】夜光ロープを用いるだけでなく指定エリア
の境界線上に設置されるロープ固定部材の頭部に発光ま
たは反射機能を有する手段を備えることにより、夜間等
暗所となるところでも該手段の発光または反射作用によ
って境界部の位置表示機能をさらに高めることが可能に
なる。また、ロープ固定部材に移動可能な柱状体スタン
ドや工事現場用の通行止めの柵を採用し、指定領域の境
界線上に設置すると共にその間に両端部にループが形成
された夜光ロープを張り渡すようにしたエリア表示方式
であれば、常設の固定された指定エリアだけに限らず、
必要時のみに使用し、所望のエリアを随時指定して表示
することが可能である。したがって、常設の駐車場では
なく、工事現場におけるエリア表示方式や臨時の駐車エ
リア表示また野外でのイベントの際のエリア指定や庭園
の園遊路など暗所の誘導表示に広く適用することが出来
る。
の境界線上に設置されるロープ固定部材の頭部に発光ま
たは反射機能を有する手段を備えることにより、夜間等
暗所となるところでも該手段の発光または反射作用によ
って境界部の位置表示機能をさらに高めることが可能に
なる。また、ロープ固定部材に移動可能な柱状体スタン
ドや工事現場用の通行止めの柵を採用し、指定領域の境
界線上に設置すると共にその間に両端部にループが形成
された夜光ロープを張り渡すようにしたエリア表示方式
であれば、常設の固定された指定エリアだけに限らず、
必要時のみに使用し、所望のエリアを随時指定して表示
することが可能である。したがって、常設の駐車場では
なく、工事現場におけるエリア表示方式や臨時の駐車エ
リア表示また野外でのイベントの際のエリア指定や庭園
の園遊路など暗所の誘導表示に広く適用することが出来
る。
【図1】本発明の1実施例を示す図で、Aはグランドに
附設した状態を示し、Bはロープの筒状カシメ部材を連
接した環状部材との結合関係を示した。
附設した状態を示し、Bはロープの筒状カシメ部材を連
接した環状部材との結合関係を示した。
【図2】本発明に用いられる筒状体を連接した環状部材
の具体例を示す図で、Aは鋼板から打ち抜いた加工途中
の状態、Bは完成部品を示す。
の具体例を示す図で、Aは鋼板から打ち抜いた加工途中
の状態、Bは完成部品を示す。
【図3】本発明の異なる実施例を示す図で、Aはロープ
固定部材に柱状スタンドを採用した例を、Bは通行止め
柵を採用した例を示す。
固定部材に柱状スタンドを採用した例を、Bは通行止め
柵を採用した例を示す。
【図4】従来の駐車場個別エリア表示方式を示す図で、
Aはライン表示方式を、Bは仕切りロープの附設状態を
示す。Cはフックタイプのスティックにロープを結んだ
図、Dは丸カンタイプのスティックにロープを結んだ図
である。
Aはライン表示方式を、Bは仕切りロープの附設状態を
示す。Cはフックタイプのスティックにロープを結んだ
図、Dは丸カンタイプのスティックにロープを結んだ図
である。
1 環状部材 3 ロープ 11 環状部 4 照明部材 12 カシメ部 5 柱状スタンド 13 連結部 6 通行止め柵 14 切り込み 7 リング 2 杭部材 8 フック部材 21 頭部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 19/22 G09F 19/22 P Fターム(参考) 2D101 CA11 CB00 EA01 EA07 FA11 FA25 FB15 FB21 GA23 GA26 GA30 GA32 3B153 AA40 AA42 AA45 CC80 EE23 EE24 EE27 FF01 FF42 GG40 5C096 AA01 AA21 BA04 BB03 BB04 BB27 BB36 BB41 CA03 CA12 CA26 CC36 CC37 CE03 FA03 FA07
Claims (4)
- 【請求項1】 指定領域の境界線上に設置するロープ固
定部材と、該ロープ固定部材間には識別性の高い彩色を
施し表面に夜光材を含浸させたロープを境界が仕切られ
るように張って、夜間等暗所となるときには該夜光材の
発光によって境界表示を行うことを特徴とする夜光ロー
プを用いたエリア表示方式。 - 【請求項2】 指定領域のコーナー部に植設する頭部を
有する杭と、筒状のカシメ部材を連設して一体化した環
状部材と、表面に夜光材を含浸させたロープとを用い、
該ロープは前記筒状カシメ部材の筒内を通し環状部には
前記杭を挿入して領域の境界を前記ロープで仕切るよう
に張り、前記ロープの終端部は前記カシメ部材で固定し
てなる夜光ロープを用いたエリア表示方式。 - 【請求項3】 指定領域の境界線上に設置するロープ固
定部材は移動可能なスタンド若しくは柵であって、該ロ
ープ固定部材にはフック部材が取付けられ、表面に夜光
材を含浸させたロープの両端部はループ状になってい
て、前記フック部材に前記ロープのループが係合される
ことでロープ固定部材間にロープが張り渡される夜光ロ
ープを用いたエリア表示方式。 - 【請求項4】 指定領域の境界線上に設置するロープ固
定部材の頭部は、発光または反射機能を有する手段を備
え、夜間等暗所となるときには該手段の発光または反射
によって境界部の位置表示を行うことを特徴とする請求
項2または3に記載の夜光ロープを用いたエリア表示方
式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000034547A JP2001222244A (ja) | 2000-02-14 | 2000-02-14 | 夜光ロープを用いたエリア表示方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000034547A JP2001222244A (ja) | 2000-02-14 | 2000-02-14 | 夜光ロープを用いたエリア表示方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001222244A true JP2001222244A (ja) | 2001-08-17 |
Family
ID=18558869
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000034547A Withdrawn JP2001222244A (ja) | 2000-02-14 | 2000-02-14 | 夜光ロープを用いたエリア表示方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001222244A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012026057A (ja) * | 2010-07-26 | 2012-02-09 | Chuo Spring Co Ltd | ワイヤロープ |
KR20170124382A (ko) * | 2016-05-02 | 2017-11-10 | 엘지전자 주식회사 | 와이어 설치장치 및 그 제어방법 |
KR20200093397A (ko) * | 2019-01-28 | 2020-08-05 | 주식회사 필에스엔에스 | 미끄럼 방지형 야자 섬유 매트 |
-
2000
- 2000-02-14 JP JP2000034547A patent/JP2001222244A/ja not_active Withdrawn
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KR101870182B1 (ko) | 2016-05-02 | 2018-06-22 | 엘지전자 주식회사 | 와이어 설치장치 및 그 제어방법 |
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KR102164376B1 (ko) * | 2019-01-28 | 2020-10-21 | 주식회사 필에스엔에스 | 미끄럼 방지형 야자 섬유 매트 |
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