JP2001220582A - アルミン酸塩蛍光体の製造方法 - Google Patents
アルミン酸塩蛍光体の製造方法Info
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Abstract
を製造方法を提供することにある。 【解決手段】焼成することによりアルミン酸塩蛍光体を
構成しうる金属化合物と、BET比表面積が100m2
/g以上の水酸化アルミニウムとを混合して焼成するア
ルミン酸塩蛍光体の製造方法。アルミン酸塩蛍光体が、
組成式x1M1O・y1MgO・z1Al2O3(M1はB
a、Sr、Caから選ばれる一種以上、0.5≦x1≦
4.5、0≦y1≦4、0.5≦z1≦20)で示される
複合酸化物を基体とし、Euおよび/またはMnを付活
剤として含有するアルミン酸塩蛍光体または、組成式x
2CeO1.5・y2M2O・z2Al2O3(M2はMgおよび
/またはMn、0.9≦x2≦1.1、0.9≦y2≦
1.1、z2=5.5)で示される複合酸化物を基体と
し、Tbおよび/またはMnを付活剤として含有するア
ルミン酸塩蛍光体である上記記載の製造方法。上記記載
の製造方法によって得られ、一次粒子径が0.05μm
以上5μm以下の粒子が80重量%以上含まれるアルミ
ン酸塩蛍光体。
Description
レイパネル(PDP)、などの発光タイプの各種ディス
プレイに用いられるアルミン酸塩蛍光体を製造する方法
に関する。
なことから、陰極線管(CRT)に代わり得るフラット
パネルディスプレイとして注目されている。PDPは多
数の微小放電空間(以下「表示セル」と略すことがあ
る。)をマトリックス状に配置して構成した表示素子で
あり、各表示セル内には放電電極が設けられ、各表示セ
ルの内壁には蛍光体が塗布されている。各表示セル内の
空間にはHe−Xe、Ne−Xe、Ar等の希ガスが封
入されており、放電電極に電圧を印加することにより、
表示セル内で希ガスの放電が起こり、真空紫外線が放射
される。この真空紫外線により蛍光体が励起され、可視
光を発する。表示素子の所定位置の表示セルの蛍光体の
発光によって画像が表示される。各表示セルに用いられ
る蛍光体としてそれぞれ、青、緑、赤に発光する蛍光体
を用い、これらをマトリクス状に塗り分けることによ
り、フルカラーの表示を行うことができる。
紫外線等によって励起して発光させるアルミン酸塩蛍光
体の開発が盛んに行われている。例えば、一般式x1M1
O・y 1MgO・z1Al2O3で示される複合酸化物のう
ちM1がBaである複合酸化物の基体に、付活剤として
Euが添加された化合物(BaMgAl10O17:Eu、
BaMgAl14O23:Eu等)が青色発光蛍光体とし
て、付活剤としてMnが添加された化合物(BaAl12
O19:Mn、BaMgAl14O23:Mn等)が緑色発光
蛍光体として開発されている。また、緑色発光蛍光体と
して、組成式x2CeO1.5・y2M2O・z2Al2O3で
示される複合酸化物を基体とし、付活剤としてTbおよ
び/またはMnを付活剤として含有する化合物が提案さ
れており、代表的なものとしてM2がMgである化合物
CeMgAl11O19:Tbを挙げることができる。
発光蛍光体(BaMgAl10O17:Eu、BaMgAl
14O23:Eu等)を製造する場合、原料として、(1)
酸化バリウム、水酸化バリウム、炭酸バリウム等のバリ
ウム化合物、(2)酸化ユウロピウム、フッ化ユウロピ
ウム等のユウロピウム化合物、(3)酸化マグネシウ
ム、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム等のマグネ
シウム化合物、及び(4)酸化アルミニウム、水酸化ア
ルミニウム等のアルミニウム化合物を用い、その原料の
混合物を前駆体として弱還元雰囲気で焼成する方法が公
知である。蛍光体の輝度の向上が求められており、さら
に高い輝度を有する蛍光体が得られる製造方法が求めら
れていた。
ンであるバリウムイオン、ユーロピウムイオン、マグネ
シウムイオン、アルミニウムイオン等の分散が悪い、特
に発光中心であるユーロピウムイオンの分散が悪いと、
局所的にユーロピウムの濃度が高い部分が出現し、濃度
消光といわれる発光輝度の低下が起こってしまうと考え
られている。
輝度が高いアルミン酸塩蛍光体およびその製造方法を提
供することにある。
況下、鋭意研究を重ねた結果、焼成することによりアル
ミン酸塩蛍光体を構成しうる金属化合物と、特定の水酸
化アルミニウムとを原料として用いると、発光輝度の高
いアルミン酸塩蛍光体が製造できる方法を見出し、本発
明を完成するに至った。
ルミン酸塩蛍光体を構成しうる金属化合物と、BET比
表面積が100m2/g以上の水酸化アルミニウムとを
混合して焼成するアルミン酸塩蛍光体の製造方法を提供
する。また本発明は、BET比表面積が100m2/g
以上の水酸化アルミニウムと有機酸を有機溶媒を用いて
混合して得られたスラリーと、Ba、Mg、Eu、M
n、Sr、Ca、Tb、CeおよびZnからなる群から
選ばれる一種以上の金属の陽イオン水溶液とを混合し、
該イオンを該有機酸の塩としてBET比表面積が100
m2/g以上の水酸化アルミニウムの表面に析出させ、
有機溶媒を分離除去し乾燥して得られる前駆体を、10
00℃以上1700℃以下の温度範囲で焼成するアルミ
ン酸塩蛍光体の製造方法を提供する。また本発明は、ア
ルミン酸塩蛍光体が、組成式x1M1O・y1MgO・z1
Al2O3(M1はBa、SrおよびCaからなる群から
選ばれる一種以上の金属元素であり、0.5≦x1≦
4.5、0≦y1≦4、0.5≦z1≦20である。)で
示される複合酸化物を基体とし、Euおよび/またはM
nを付活剤として含有するアルミン酸塩蛍光体である上
記記載の製造方法を提供する。また本発明は、アルミン
酸塩蛍光体が、組成式x2CeO1.5・y2M2O・z2A
l2O3(M2はMgおよび/またはMnであり、0.9
≦x2≦1.1、0.9≦y2≦1.1、z2=5.5で
ある。)で示される複合酸化物を基体とし、Tbおよび
/またはMnを付活剤として含有するアルミン酸塩蛍光
体である上記記載の製造方法を提供する。さらに本発明
は、上記のいずれかに記載の製造方法によって得られ、
一次粒子径が0.05μm以上5μm以下の粒子が80
重量%以上含まれるアルミン酸塩蛍光体を提供する。
する。本発明のアルミン酸塩蛍光体の製造方法におい
て、焼成することによりアルミン酸塩蛍光体を構成しう
る金属化合物と、BET比表面積が100m2/g以上
の水酸化アルミニウムとを原料とする。
いる水酸化アルミニウムは、BET比表面積が100m
2/g以上であり、BET比表面積が180m2/g以上
のものが好ましく、最も好ましくは200〜300m2
/gである。水酸化アルミニウムのBET比表面積が1
00m2/g未満であると、他の化合物との均一な混合
が困難であり、各構成金属陽イオンの分散の良好なアル
ミン酸塩蛍光体にはなりにくい。
積が100m2/g以上であればいかなる水酸化アルミ
ニウムを用いてもよいが、例えば、アルミニウムアルコ
キシドの加水分解で得られる水酸化アルミニウムは一次
粒子の凝集が弱いので均一に混合しやすく、好ましい。
本発明において原料として用いる水酸化アルミニウム
は、水酸化アルミニウムを加熱処理して得られるα−ア
ルミナのアルミナ純度が99.9重量%以上であるもの
が、輝度等の蛍光特性を高めるため、好ましい。原料の
水酸化アルミニウムとして、アルミニウムアルコキシド
の加水分解により得られる水酸化アルミニウムであっ
て、加熱して得られるα−アルミナのアルミナ純度が9
9.9重量%以上である水酸化アルミニウムを用いるこ
とが、さらに好ましい。
が、Alは本発明の製造方法における原料の一つである
BET比表面積が100m2/g以上の水酸化アルミニ
ウムに含有されているので、焼成することによりアルミ
ン酸塩蛍光体を構成しうる金属化合物としてはAlの化
合物は含まれていなくとも良い。焼成することによりア
ルミン酸塩蛍光体を構成しうる金属化合物の金属には付
活剤は含まれる。
l10O17:Euを製造するときは、焼成することにより
BaMgAl10O17:Euを構成しうるBa、Mg、E
uの化合物とBET比表面積が100m2/g以上の水
酸化アルミニウムとを原料とするが、水酸化アルミニウ
ム以外のAlの化合物を加えてもよい。緑色発光蛍光体
であるBaAl12O19:Mnを製造するときは、焼成す
ることによりBaAl 12O19:Mnを構成しうるBa、
Mnの化合物とBET比表面積が100m2/g以上の
水酸化アルミニウムとを原料とするが、水酸化アルミニ
ウム以外のAlの化合物を加えてもよい。緑色発光蛍光
体であるCeMgAl11O19:Tbを製造するときは、
焼成することによりCeMgAl11O19:Tbを構成し
うる、Ce、Mg、Tbの化合物とBET比表面積が1
00m2/g以上の水酸化アルミニウムとを原料とする
が、水酸化アルミニウム以外のAlの化合物を加えても
よい。。
構成しうる金属化合物は、Ba、Mg、Eu、Mn、S
r、Ca、Tb、CeおよびZnからなる群から選ばれ
る一種以上の化合物が好ましい。本発明の製造方法によ
り製造できるアルミン酸塩蛍光体としては、以下の〜
を挙げることができる。
て、組成式x1M1O・y1MgO・z1Al2O3(M1は
Ba、SrおよびCaからなる群から選ばれる一種以上
の金属元素である。)により示される複合酸化物を基体
とし、Euおよび/またはMnを付活剤として含有する
蛍光体を挙げることができ、この場合0.5≦x1≦
4.5、0≦y1≦4、0.5≦z1≦20であることが
好ましい。
ち上記のさらに具体的なアルミン酸塩蛍光体として、
組成式x11(Ba,Sr)O・y11MgO・z11Al2
O3で示される複合酸化物を基体としてEuおよび/ま
たはMnを付活剤として含有する蛍光体を挙げることが
でき、この場合0.9≦x11≦1.7、1.5≦y11≦
2.1、z11が8であることが好ましい。この場合Eu
の含有量は0.01x11以上0.2x11以下、Mnの含
有量は0.15Y11以下の範囲であることが好ましい。
ち上記のさらに具体的なアルミン酸塩蛍光体として、
組成式x12(Ba,Ca)O・z12Al2O3で示される
複合酸化物を基体とし、Euおよび/またはMnを付活
剤として含有する蛍光体を挙げることができ、この場合
1.0≦x12≦1.5、z12が6であることが好まし
い。この場合Euの含有量は0.01x12以上0.15
x12以下、Mnの含有量は0.20x12以下の範囲であ
ることが好ましい。
ち上記のさらに具体的なアルミン酸塩蛍光体として、
組成式x13SrO・z13Al2O3で示される複合酸化物
を基体とし、Euおよび/またはMnを付活剤として含
有する蛍光体を挙げることができ、この場合x13が3.
9≦x13≦4.1、z13が7であることが好ましい。こ
の場合Euの含有量は0.02x13以上0.06x13以
下、Mnの含有量は0.1x13以下の範囲であることが
好ましい。
て、組成式x2CeO1.5・y2M2O・z2Al2O3(M2
はMgおよび/またはMn)で示される複合酸化物を基
体とし、Tbおよび/またはMnを付活剤として含有す
る化合物を挙げることができ、この場合0.9≦x2≦
1.1、0.9≦y2≦1.1、z2が5.5であること
が好ましい。この場合Tbの含有量は0.3x2以上
0.5x2以下、Mnの含有量は0.15y2以下の範囲
であることが好ましい。
構成しうる金属化合物としては、水酸化物、炭酸塩、硝
酸塩、ハロゲン化物、シュウ酸塩など高温で酸化物とな
る化合物を用いることができるし、もちろん酸化物も用
いることができる。焼成することによりアルミン酸塩蛍
光体を構成しうる金属化合物は従来技術による化合物を
用いることができる。
物と水酸化アルミニウムとを混合する方法は、乾式と湿
式のいずれの方法を用いても良い。乾式混合を行なう場
合に混合に用いる装置は、通常工業的に用いられてい
る、ボールミル、V型混合機、攪拌装置等の装置を用い
ることができる。水や有機溶剤を加えて湿式混合をボー
ルミルや攪拌装置を用いて行なうこともできる。
混合、湿式混合以外に、金属化合物と水酸化アルミニウ
ムとを、水と有機酸と有機溶媒とを用いて混合する方法
も好ましいので、以下に詳しく説明する。
物と水酸化アルミニウムとを混合する方法は、水と有機
酸と有機溶媒とを用いて混合する場合、本発明の製造方
法において用いる金属化合物は水溶性の化合物を用い、
金属化合物に含有される金属元素は水溶液中では陽イオ
ンで存在することが好ましい。陽イオンとしては、例え
ば、青色発光蛍光体であるBaMgAl10O17:Euや
BaMgAl14O23:Euを製造するときは、Ba、M
g、Euの陽イオンを、また、緑色発光蛍光体であるB
aAl12O19:MnやBaMgAl14O23:Mnを製造
するときは、Ba、Mg、Mnの陽イオンを、また、緑
色発光蛍光体であるCeMgAl11O19:Tbを製造す
るときは、Ce、Mg、Tbの陽イオンを用いれば良
い。混合の方法は、いかなる方法によっても良いが、例
えば攪拌による混合方法が制御しやすく、低コストであ
るので好ましい。
物と水酸化アルミニウムとを、水と有機酸を有機溶媒を
用いて混合する場合に用いる有機溶媒は、水酸化アルミ
ニウムを分散させるものならばいかなる有機溶媒であっ
ても良く、例えば、メタノール、エタノール、イソプロ
パノール、プロパノール、ブタノール等のアルコール
類、クロロホルム、ケロシン等が挙げられる。水酸化ア
ルミニウムが分散しやすいアルコール類が好ましい。
酸化アルミニウムと有機溶媒とともに有機酸をも混合し
てスラリーとし、Ba、Mg、Eu、Mn、Sr、C
a、Tb、CeおよびZnからなる群から選ばれる一種
以上の金属の陽イオン水溶液とを混合する方法が、該イ
オンが該有機酸の塩としてBET比表面積が100m2
/g以上の水酸化アルミニウムの表面に析出し、水酸化
アルミニウムと該金属元素との混合を均一に行なうこと
ができるので、最も好ましい。
物と水酸化アルミニウムとを、水と有機酸を有機溶媒を
用いて混合する場合に用いる有機酸としては、−COO
H基を有する有機酸が好ましく、例えば、シュウ酸、蟻
酸、酢酸、酒石酸等が挙げられる。特に、シュウ酸を用
いた場合、Ba、Mg、Eu、Mn、Sr、Ca、T
b、Ce、Znの陽イオンと反応しやすく、Ba、M
g、Eu、Mn、Sr、Ca、Tb、Ce、Znの陽イ
オンが水酸化アルミニウムの表面にシュウ酸塩として析
出しやすいため、より好ましい。Ba、Mg、Eu、M
n、Sr、Ca、Tb、Ce、Znからなる群から選ば
れる少なくとも一つ以上の金属の陽イオンは有機酸と反
応して有機酸塩としてBET比表面積が100m2/g
以上の水酸化アルミニウムの表面に析出していることが
好ましい。また、用いる有機酸の量としては、好ましく
はアルミニウム以外の陽イオンが有機酸塩として析出す
るのに必要な化学量論量の1倍以上、より好ましくは3
倍以上である。
物と水酸化アルミニウムとを、水と有機酸と有機溶媒と
を用いて混合したものを焼成用の前駆体とする場合また
は湿式混合を行なった場合には、直接乾燥するかまたは
濾過や遠心分離等の方法により固体を液体から分離した
後に乾燥する。乾燥温度は20〜300℃の範囲が好ま
しく、さらに好ましくは90〜200℃である。直接乾
燥させる方法としては、エバポレーションや顆粒化しな
がら乾燥させるスプレードライを挙げることができる。
物と水酸化アルミニウムとを混合した混合物(上記の焼
成用の前駆体を含む)を、1000℃から1700℃の
温度範囲にて0.5〜50時間焼成することにより蛍光
体を得ることができる。焼成することによりアルミン酸
塩蛍光体を構成しうる金属化合物として水酸化物、炭酸
塩、硝酸塩、ハロゲン化物、シュウ酸塩など高温で分解
し酸化物になりうるものを使用した場合、本焼成の前
に、600℃から800℃の温度範囲にて仮焼すること
も可能である。焼成においては例えば、原料をアルミナ
ボートに充填し、所定のガス雰囲気中で所定の温度で焼
成することができる。また必要に応じて、原料に酸化ホ
ウ素、フッ化アルミニウム等の反応促進剤(フラック
ス)を混合することにより、さらに結晶性が良好で輝度
が高い本発明の蛍光体が得られることがある。
l10O17:EuやBaMgAl14O 23:Eu等用に混合
した原料を焼成するときは、還元性雰囲気中で、100
0℃〜1700℃の温度範囲、0.5〜40時間の範囲
で1回以上焼成するのが好ましい。還元性雰囲気を得る
方法として、原料が充填されたボート内に黒鉛を入れる
方法、窒素と水素あるいは希ガスと水素の混合雰囲気中
で焼成する方法等が挙げられる。また、これらの雰囲気
に水蒸気が含まれていても良い。また、大気中で100
0℃以上1700℃以下の温度範囲で焼成した後、還元
性雰囲気中で1000℃以上1700℃以下の温度範囲
で焼成することもできる。
nやBaMgAl14O23:Mn等用に混合した原料を焼
成するときは、大気雰囲気もしくは酸素雰囲気中で、1
000〜1700℃の温度範囲、0.5〜40時間の範
囲で1回以上焼成する条件が好ましい。また、大気中で
1000℃以上1700℃以下の温度範囲で焼成した
後、還元性雰囲気中で1000℃以上1700℃以下の
温度範囲で焼成することもできる。
11O19:Tb等用に混合した原料を焼成するときは、還
元性雰囲気中で、1000〜1700℃の温度範囲、
0.5〜40時間の範囲で1回以上焼成する条件が好ま
しい。また、大気中で1000℃以上1700℃以下の
温度範囲で焼成した後、還元性雰囲気中で1000℃以
上1700℃以下の温度範囲で焼成することもできる。
は、一次粒子径が0.05μm以上5μm以下の粒子を
80重量%以上含み、通常の方法にて得られたアルミン
酸塩蛍光体の一次粒子径よりも小さい。このように、蛍
光体の一次粒子径を小さくかつ粒度分布をシャープにす
ることにより、例えば、PDPの表示セル等の微小放電
空間内に効率良く、蛍光体を塗布することが可能とな
り、発光輝度の高いPDPなどの発光タイプの各種ディ
スプレイを作製することが可能となる。
やジェットミル等を使用して粉砕したり、水等で洗浄す
ることができ、また必要に応じ分級することもできる。
得られる蛍光体の結晶性を高めるために、必要に応じて
再焼成を行うこともできる。
体は、構成イオンの分散が極めて良好であるために、真
空紫外線励起下で発光特性に優れ、プラズマディスプレ
イパネル(PDP)、などの各種ディスプレイに用いら
れるアルミン酸塩蛍光体として極めて有用である。また
本発明によるアルミン酸塩蛍光体は、真空紫外線励起下
のみならず、紫外線、陰極線あるいはX線励起下におい
ても優れた発光特性を示すことが判明した。すなわち、
本発明は真空紫外線、紫外線、陰極線あるいはX線など
の幅広いエネルギーによって励起可能で、優れた発光特
性を示すアルミン酸塩蛍光体の製造方法を提供するもの
である。
100m2/g以上の水酸化アルミニウムを用いると、
他のアルミニウム化合物のみを用いる場合に比べて、ア
ルミニウム以外の構成陽イオンの分散状態がさらに良好
となり、本発明によって得られるアルミン酸塩蛍光体の
結晶性が良好となり、色度が良くなることが期待でき
る。また、本発明における水酸化アルミニウムを用いる
と、本発明によって得られるアルミン酸塩蛍光体一次粒
子の凝集状態が、他のアルミニウム化合物のみを用いる
場合に比べて弱くなり、解砕等の後の工程が簡略化でき
る。
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。
得られた水酸化アルミニウム(BET比表面積が250
m2/g)4.91gと炭酸バリウム1.26g、酸化
ユーロピウム0.12g、塩基性炭酸マグネシウム0.
69gをボールミルにて十分に混合し、得られた前駆体
を弱還元雰囲気中で1450℃で2時間焼成し、青色発
光蛍光体を得た。得られた青色発光蛍光体の一次粒子径
は1μm以下であることが、走査型電子顕微鏡による評
価によりわかった。またXRD評価(微小X線回折装
置;Rigaku製Ru−200による相同定評価)に
より、BaMgAl10O17:Eu単一相であることがわ
かった。この青色発光蛍光体に、6.7Pa(5×10
-2Torr)以下の真空槽内で、得られた蛍光体にエキ
シマ146nmランプ(ウシオ電機社製)を用いて紫外
線を照射したところ、発光輝度は21.3cd/m2と
高かった。
得られた水酸化アルミニウム(BET比表面積が250
m2/g)8.47gをイソプロパノール100gに分
散させ、攪拌を行いながら、シュウ酸が10g溶解した
イソプロパノール210gを添加して、スラリーAを調
製した。塩化バリウム2水和物2.69g、塩化ユウロ
ピウム6水和物0.45g、塩化マグネシウム6水和物
2.49gを純水20gに溶解し、バリウムイオン、ユ
ウロピウムイオン、マグネシウムイオンの混合水溶液を
調製した。スラリーAを攪拌しながら、混合水溶液を添
加して、水酸化アルミニウムの周囲にバリウム、ユーロ
ピウム、マグネシウムをシュウ酸塩として析出させ、エ
バポレーションにより固液分離を行い、前駆体を調製し
た。得られた前駆体を弱還元雰囲気中で1450℃で2
時間焼成し、青色発光蛍光体を得た。得られた青色発光
蛍光体の一次粒子径は1μm以下であることが、走査型
電子顕微鏡による評価によりわかった。またXRD評価
(上記と同じ)により、BaMgAl10O17:Eu単一
相であることがわかった。この青色発光蛍光体に、6.
7Pa(5×10-2Torr)以下の真空槽内で、得ら
れた蛍光体にエキシマ146nmランプ(ウシオ電機社
製)を用いて紫外線を照射したところ、青色の強い発光
を示し、発光輝度を輝度計(トプコン製BM−7)で測
定したところ、発光輝度は29.3cd/m2と高かっ
た。
得られた水酸化アルミニウム(BET比表面積が250
m2/g)7.00gと炭酸バリウム1.49g、炭酸
マンガン0.096gをボールミルにて十分に混合し、
得られた前駆体を大気中で1450℃で2時間焼成し、
緑色発光蛍光体を得た。得られた緑色発光蛍光体の一次
粒子径は1μm以下であることが、走査型電子顕微鏡に
よる評価によりわかった。またXRD評価(微小X線回
折装置;Rigaku製Ru−200による相同定評
価)により、BaAl12O19:Mn単一相であることが
わかった。この緑色発光蛍光体に、6.7Pa(5×1
0-2Torr)以下の真空槽内で、得られた蛍光体にエ
キシマ146nmランプ(ウシオ電機社製)を用いて紫
外線を照射したところ、緑色の強い発光を示し、発光輝
度を輝度計(トプコン製BM−7)で測定したところ、
発光輝度は131.8cd/m2と高かった。
ン酸塩蛍光体を安価にて提供することができる。このア
ルミン酸塩蛍光体は真空紫外線励起における発光輝度が
高いので、プラズマディスプレイパネル(PDP)や希
ガスランプなどの真空紫外線励起発光素子に好適な蛍光
体として工業上極めて有用なものである。
Claims (11)
- 【請求項1】焼成することによりアルミン酸塩蛍光体を
構成しうる金属化合物と、BET比表面積が100m2
/g以上の水酸化アルミニウムとを混合して焼成するこ
とを特徴とするアルミン酸塩蛍光体の製造方法。 - 【請求項2】金属化合物がBa、Mg、Eu、Mn、S
r、Ca、Tb、CeおよびZnからなる群から選ばれ
る一種以上の金属の化合物である請求項1記載の製造方
法。 - 【請求項3】焼成することによりアルミン酸塩蛍光体を
構成しうる金属化合物と、BET比表面積が100m2
/g以上の水酸化アルミニウムとを混合時に、水と有機
酸と有機溶媒とを用い、混合後に乾燥する請求項1また
は2に記載の製造方法。 - 【請求項4】焼成を1000℃以上1700℃以下の温
度範囲で行なう請求項1〜3のいずれかに記載の製造方
法。 - 【請求項5】BET比表面積が100m2/g以上の水
酸化アルミニウムと有機酸とを有機溶媒を用いて混合し
て得られたスラリーと、Ba、Mg、Eu、Mn、S
r、Ca、Tb、CeおよびZnからなる群から選ばれ
る一種以上の金属の陽イオン水溶液とを混合し、該イオ
ンを該有機酸の塩としてBET比表面積が100m2/
g以上の水酸化アルミニウムの表面に析出させ、有機溶
媒を分離除去し乾燥して得られる前駆体を、1000℃
以上1700℃以下の温度範囲で焼成することを特徴と
するアルミン酸塩蛍光体の製造方法。 - 【請求項6】有機酸がシュウ酸、酢酸または酒石酸であ
る請求項3または5記載のアルミン酸塩蛍光体の製造方
法。 - 【請求項7】水酸化アルミニウムがアルミニウムアルコ
キシドの加水分解で得られる水酸化アルミニウムである
請求項1〜6のいずれかに記載のアルミン酸塩蛍光体の
製造方法。 - 【請求項8】アルミニウムアルコキシドの加水分解で得
られる水酸化アルミニウムを加熱して得られるα−アル
ミナのアルミナ純度が99.9重量%以上である請求項
7記載のアルミン酸塩蛍光体の製造方法。 - 【請求項9】アルミン酸塩蛍光体が、組成式x1M1O・
y1MgO・z1Al2O3(M1はBa、SrおよびCa
からなる群から選ばれる一種以上の金属元素であり、
0.5≦x1≦4.5、0≦y1≦4、0.5≦z1≦2
0である。)で示される複合酸化物を基体とし、Euお
よび/またはMnを付活剤として含有するアルミン酸塩
蛍光体である請求項1〜8のいずれかに記載の製造方
法。 - 【請求項10】アルミン酸塩蛍光体が、組成式x2Ce
O1.5・y2M2O・z2Al2O3(M2はMgおよび/ま
たはMnであり、0.9≦x2≦1.1、0.9≦y2≦
1.1、z2=5.5である。)で示される複合酸化物
を基体とし、Tbおよび/またはMnを付活剤として含
有するアルミン酸塩蛍光体である請求項1〜8のいずれ
かに記載の製造方法。 - 【請求項11】請求項1〜10のいずれかに記載の製造
方法によって得られ、一次粒子径が0.05μm以上5
μm以下の粒子が80重量%以上含まれることを特徴と
するアルミン酸塩蛍光体。
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