JP2001215353A - 光ファイバ接続工具 - Google Patents
光ファイバ接続工具Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光ファイバの調心及び位置決めの精度を従来
品と同様の水準に維持することができ、構造が簡単で操
作性に優れ、しかも軽量で携帯に便利な光ファイバ接続
工具を提供することを目的とする。 【解決手段】 光ファイバ接続器1を用いて光ファイバ
3、3同士を突き合わせ接続する際に用いられる光ファ
イバ接続工具であり、光ファイバ接続器1を支持する支
持部材31と、光ファイバ接続器1の長手方向と直交す
る方向から素子2、2間に差し込まれた際に付勢手段4
の付勢力に抗して素子2、2同士を互いに離間する方向
に押し広げることにより光ファイバ3、3の挟持を解除
する分離部材と、分離部材を光ファイバ接続器1に向け
て押圧し素子2、2間に差し込む押圧部材32とを備
え、押圧部材32を支持部材31に対して進退させるこ
とで分離部材を光ファイバ接続器1に対して進退させる
構成であることを特徴とする。
品と同様の水準に維持することができ、構造が簡単で操
作性に優れ、しかも軽量で携帯に便利な光ファイバ接続
工具を提供することを目的とする。 【解決手段】 光ファイバ接続器1を用いて光ファイバ
3、3同士を突き合わせ接続する際に用いられる光ファ
イバ接続工具であり、光ファイバ接続器1を支持する支
持部材31と、光ファイバ接続器1の長手方向と直交す
る方向から素子2、2間に差し込まれた際に付勢手段4
の付勢力に抗して素子2、2同士を互いに離間する方向
に押し広げることにより光ファイバ3、3の挟持を解除
する分離部材と、分離部材を光ファイバ接続器1に向け
て押圧し素子2、2間に差し込む押圧部材32とを備
え、押圧部材32を支持部材31に対して進退させるこ
とで分離部材を光ファイバ接続器1に対して進退させる
構成であることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバ同士を
突き合わせ接続可能に調心位置決めする光ファイバ接続
器を用いて前記光ファイバ同士を突き合わせ接続する際
に好適に用いられる光ファイバ接続工具に関するもので
ある。
突き合わせ接続可能に調心位置決めする光ファイバ接続
器を用いて前記光ファイバ同士を突き合わせ接続する際
に好適に用いられる光ファイバ接続工具に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、光ファイバ接続器においては、突
き合わせた2本の光ファイバを同一のハウジング内に固
定する構造となっている。このような光ファイバ接続器
における位置決め調心構造としては、(1)精密細管
(以下、マイクロキャピラリーとも称する)内にその両
端から光ファイバを挿入し該精密細管内でこれらの光フ
ァイバの端面同士を突き合わせる構造、(2)V溝等の
案内溝内にその両側から光ファイバを挿入し該案内溝内
でこれらの光ファイバの端面同士を突き合わせる構造、
(3)3本の精密ロッドあるいは3個の精密ボールの中
心に光ファイバを担持して位置決めする構造等がある。
このような光ファイバ接続器においては、一対の光ファ
イバは、突き合わされた状態で接着により、あるいは機
械的な挟持により固定されることで、位置決め及び調心
がなされるようになっている。
き合わせた2本の光ファイバを同一のハウジング内に固
定する構造となっている。このような光ファイバ接続器
における位置決め調心構造としては、(1)精密細管
(以下、マイクロキャピラリーとも称する)内にその両
端から光ファイバを挿入し該精密細管内でこれらの光フ
ァイバの端面同士を突き合わせる構造、(2)V溝等の
案内溝内にその両側から光ファイバを挿入し該案内溝内
でこれらの光ファイバの端面同士を突き合わせる構造、
(3)3本の精密ロッドあるいは3個の精密ボールの中
心に光ファイバを担持して位置決めする構造等がある。
このような光ファイバ接続器においては、一対の光ファ
イバは、突き合わされた状態で接着により、あるいは機
械的な挟持により固定されることで、位置決め及び調心
がなされるようになっている。
【0003】ところで、上述した従来の光ファイバ接続
器の場合、単に光ファイバをハウジング内に固定する構
造であることから、次のような問題が生じていた。すな
わち、突き合わせた光ファイバと、これらを固定するハ
ウジングとの間に熱膨張率の差があるために、温度変化
が生じた際に、この熱膨張率の差により光ファイバの突
き合わせ状態が変化してしまい、その結果、光ファイバ
の接続損失が変動するという問題があった。また、前記
ハウジングにおいては、光ファイバを保持する際に弾性
体が用いられているために、この弾性体が経年劣化する
ことにより光ファイバの保持力が低下し、光ファイバの
突き合わせ状態が変化することとなり、その結果、接続
損失が変動するという問題があった。
器の場合、単に光ファイバをハウジング内に固定する構
造であることから、次のような問題が生じていた。すな
わち、突き合わせた光ファイバと、これらを固定するハ
ウジングとの間に熱膨張率の差があるために、温度変化
が生じた際に、この熱膨張率の差により光ファイバの突
き合わせ状態が変化してしまい、その結果、光ファイバ
の接続損失が変動するという問題があった。また、前記
ハウジングにおいては、光ファイバを保持する際に弾性
体が用いられているために、この弾性体が経年劣化する
ことにより光ファイバの保持力が低下し、光ファイバの
突き合わせ状態が変化することとなり、その結果、接続
損失が変動するという問題があった。
【0004】さらに、光ファイバの接続損失の変動を抑
制する手段を設けた場合、構造が複雑になるとともに、
上述した位置決め調心構造を用いた光ファイバの接続に
手間と時間が掛かり、コストが高くなってしまうという
問題が生じるおそれがある。特に、光ファイバネットワ
ークにおいては、断線、光部品の故障等の支障が発生し
た場合、光ファイバの接続作業を迅速に行うことが要求
されるので、光ファイバを簡単かつ正確に、しかも短時
間で接続し得る光ファイバ接続器の開発が要望されてい
た。
制する手段を設けた場合、構造が複雑になるとともに、
上述した位置決め調心構造を用いた光ファイバの接続に
手間と時間が掛かり、コストが高くなってしまうという
問題が生じるおそれがある。特に、光ファイバネットワ
ークにおいては、断線、光部品の故障等の支障が発生し
た場合、光ファイバの接続作業を迅速に行うことが要求
されるので、光ファイバを簡単かつ正確に、しかも短時
間で接続し得る光ファイバ接続器の開発が要望されてい
た。
【0005】図11は、このような要望に答えるべく開
発された従来の単心線用の光ファイバ接続器の一例を示
す斜視図、図12は同長手方向に沿った縦断面図であ
り、この光ファイバ接続器1は、互いの長手方向を揃え
て配置された二つ割り構造の素子2、2と、素子2、2
を両面から挟むことにより該素子2、2間に挟持力を付
与して光ファイバ(光ファイバ単心線)3、3を挟持、
固定するコ字状バネ(付勢手段)4とにより構成されて
いる。この場合、一方及び他方の光ファイバ3、3は、
素子2、2の長手方向の一端側及び他端側において、こ
れら光ファイバ3、3の裸ファイバ同士が突き合わせら
れかつ調心位置決めされた状態で、それぞれ個別に挟持
されている。
発された従来の単心線用の光ファイバ接続器の一例を示
す斜視図、図12は同長手方向に沿った縦断面図であ
り、この光ファイバ接続器1は、互いの長手方向を揃え
て配置された二つ割り構造の素子2、2と、素子2、2
を両面から挟むことにより該素子2、2間に挟持力を付
与して光ファイバ(光ファイバ単心線)3、3を挟持、
固定するコ字状バネ(付勢手段)4とにより構成されて
いる。この場合、一方及び他方の光ファイバ3、3は、
素子2、2の長手方向の一端側及び他端側において、こ
れら光ファイバ3、3の裸ファイバ同士が突き合わせら
れかつ調心位置決めされた状態で、それぞれ個別に挟持
されている。
【0006】素子2には、その長手方向に延在するV
溝、U溝等の案内溝2aが形成され、光ファイバ3は、
この案内溝2aの端部から該案内溝2a内に案内されて
素子2の長手方向中央部に形成された調心溝2cに導か
れ、この調心溝2cにおいて素子2、2の長手方向両端
から挿入された光ファイバ3、3の端面同士が精密に調
心位置決めされるようになっている。さらに、この素子
2には複数の開口部2bが、コ字状バネ4には複数の開
口部4aが、それぞれ位置を合わせて光ファイバ接続器
1の長手方向に沿って形成されている。
溝、U溝等の案内溝2aが形成され、光ファイバ3は、
この案内溝2aの端部から該案内溝2a内に案内されて
素子2の長手方向中央部に形成された調心溝2cに導か
れ、この調心溝2cにおいて素子2、2の長手方向両端
から挿入された光ファイバ3、3の端面同士が精密に調
心位置決めされるようになっている。さらに、この素子
2には複数の開口部2bが、コ字状バネ4には複数の開
口部4aが、それぞれ位置を合わせて光ファイバ接続器
1の長手方向に沿って形成されている。
【0007】この光ファイバ接続器1では、その長手方
向と直交する方向(図中矢印Xの方向)から、例えば、
楔(分離部材)が開口部2b、4a内に差し込まれた場
合には、この楔はコ字状バネ4の付勢力に抗して素子
2、2同士を互いに離間する方向に押し広げる。これに
より、光ファイバ接続器1の長手方向側方からの光ファ
イバ3の挿入、光ファイバ接続器1の長手方向側方への
光ファイバ3の引き抜き、あるいは光ファイバ3の交換
等の作業が容易に達成される。
向と直交する方向(図中矢印Xの方向)から、例えば、
楔(分離部材)が開口部2b、4a内に差し込まれた場
合には、この楔はコ字状バネ4の付勢力に抗して素子
2、2同士を互いに離間する方向に押し広げる。これに
より、光ファイバ接続器1の長手方向側方からの光ファ
イバ3の挿入、光ファイバ接続器1の長手方向側方への
光ファイバ3の引き抜き、あるいは光ファイバ3の交換
等の作業が容易に達成される。
【0008】しかしながら、上述した従来の光ファイバ
接続器1では、サイズが小さいためにコ字状バネ4を押
し広げる作業が大変であるという問題があり、また、光
ファイバ3挿入時においては、コ字状バネ4を押し広げ
つつ素子2に光ファイバ3を挿入しなければならないた
めに、手間がかかり、作業効率が低下するという問題が
あった。また、楔の押し込み状態によっては、素子2に
歪が生じたり、あるいはコ字状バネ4の挟持力が不安定
になって光ファイバ3の接続精度が低下したり等の不具
合が生じるおそれがあるために、作業には高度の技術を
要し、作業効率を高めることが難しいという問題があっ
た。
接続器1では、サイズが小さいためにコ字状バネ4を押
し広げる作業が大変であるという問題があり、また、光
ファイバ3挿入時においては、コ字状バネ4を押し広げ
つつ素子2に光ファイバ3を挿入しなければならないた
めに、手間がかかり、作業効率が低下するという問題が
あった。また、楔の押し込み状態によっては、素子2に
歪が生じたり、あるいはコ字状バネ4の挟持力が不安定
になって光ファイバ3の接続精度が低下したり等の不具
合が生じるおそれがあるために、作業には高度の技術を
要し、作業効率を高めることが難しいという問題があっ
た。
【0009】そこで、従来の光ファイバ接続器を用いて
光ファイバ同士を突き合わせ接続する作業を簡便に行う
ことのできる光ファイバ接続工具が提案され実用に供さ
れている。図13は、この種の光ファイバ接続工具10
の一例を示す平面図、図14は同一部破断側面図であ
り、図において、11は支持機構、12は楔(分離部
材)、13は押圧機構、14はホルダ保持台、15は押
付力印加機構、16は光ファイバホルダ、17はベース
である。支持機構11は、多心線用の光ファイバ接続器
1を光ファイバ接続工具10内の所定位置に支持するた
めのもので、ベース17の中央部に設けられており、支
持台21と、支持台21上に形成された溝22内に光フ
ァイバ接続器1を載置・固定するための図示しない保持
蓋とを備えた構成である。
光ファイバ同士を突き合わせ接続する作業を簡便に行う
ことのできる光ファイバ接続工具が提案され実用に供さ
れている。図13は、この種の光ファイバ接続工具10
の一例を示す平面図、図14は同一部破断側面図であ
り、図において、11は支持機構、12は楔(分離部
材)、13は押圧機構、14はホルダ保持台、15は押
付力印加機構、16は光ファイバホルダ、17はベース
である。支持機構11は、多心線用の光ファイバ接続器
1を光ファイバ接続工具10内の所定位置に支持するた
めのもので、ベース17の中央部に設けられており、支
持台21と、支持台21上に形成された溝22内に光フ
ァイバ接続器1を載置・固定するための図示しない保持
蓋とを備えた構成である。
【0010】楔12は、縦断面が楔形状かつ横断面が矩
形状の複数の刃体が一体に形成されたもので、各刃体は
光ファイバ接続器1の開口部2b各々に対応して配置さ
れている。そして、光ファイバ接続器1の長手方向と直
交する方向から開口部2bを通して素子2、2間に差し
込まれた際に、コ字状バネ4の付勢力に抗して素子2、
2同士を互いに離間する方向に押し広げるためのもので
ある。押圧機構13は、支持機構11に隣接して設けら
れたもので、支持機構11に対して進退自在な移動台2
3と、該移動台23に設けられて楔12を取り付けるた
めの楔取付台24と、移動台23を支持機構11に対し
て進退させるレバー25及び図示しない駆動機構とによ
り構成されている。
形状の複数の刃体が一体に形成されたもので、各刃体は
光ファイバ接続器1の開口部2b各々に対応して配置さ
れている。そして、光ファイバ接続器1の長手方向と直
交する方向から開口部2bを通して素子2、2間に差し
込まれた際に、コ字状バネ4の付勢力に抗して素子2、
2同士を互いに離間する方向に押し広げるためのもので
ある。押圧機構13は、支持機構11に隣接して設けら
れたもので、支持機構11に対して進退自在な移動台2
3と、該移動台23に設けられて楔12を取り付けるた
めの楔取付台24と、移動台23を支持機構11に対し
て進退させるレバー25及び図示しない駆動機構とによ
り構成されている。
【0011】ホルダ保持台14は、支持機構11の両側
に設けられたもので、長方形板状の光ファイバホルダ1
6が着脱自在に載置される。押付力印加機構15は、レ
バーを操作することによりホルダ保持台14を支持機構
11に対して近接・離間させるもので、バネ26の付勢
力により光ファイバホルダ16に支持された光ファイバ
3に突き合わせ力を付与する構成である。光ファイバホ
ルダ16は、光ファイバ3をクランプ支持するものであ
る。
に設けられたもので、長方形板状の光ファイバホルダ1
6が着脱自在に載置される。押付力印加機構15は、レ
バーを操作することによりホルダ保持台14を支持機構
11に対して近接・離間させるもので、バネ26の付勢
力により光ファイバホルダ16に支持された光ファイバ
3に突き合わせ力を付与する構成である。光ファイバホ
ルダ16は、光ファイバ3をクランプ支持するものであ
る。
【0012】この光ファイバ接続工具10を用いて光フ
ァイバ3、3同士を突き合わせ接続するには、まず、光
ファイバ接続器1を支持台21の溝22に載置し、該光
ファイバ接続器1上を図示しない保持蓋で覆い、光ファ
イバ接続器1を保持・固定する。次いで、楔12を所定
位置に移動させ、レバー25を図14中時計回り方向に
回転させて移動台23を支持機構11に向かって前進さ
せる。この際に、楔12が光ファイバ接続器1の長手方
向と直交する方向から開口部2bを通して素子2、2間
に差し込まれ、コ字状バネ4の付勢力に抗して素子2、
2同士を互いに離間する方向に押し広げることになる。
さらにレバー25を所定位置まで回転させると、楔12
は素子2、2間の所定深さまで挿入される。
ァイバ3、3同士を突き合わせ接続するには、まず、光
ファイバ接続器1を支持台21の溝22に載置し、該光
ファイバ接続器1上を図示しない保持蓋で覆い、光ファ
イバ接続器1を保持・固定する。次いで、楔12を所定
位置に移動させ、レバー25を図14中時計回り方向に
回転させて移動台23を支持機構11に向かって前進さ
せる。この際に、楔12が光ファイバ接続器1の長手方
向と直交する方向から開口部2bを通して素子2、2間
に差し込まれ、コ字状バネ4の付勢力に抗して素子2、
2同士を互いに離間する方向に押し広げることになる。
さらにレバー25を所定位置まで回転させると、楔12
は素子2、2間の所定深さまで挿入される。
【0013】一方、双方のホルダ保持台14それぞれ
に、光ファイバ3をクランプ支持した光ファイバホルダ
16を載置し、押付力印加機構15のレバーを操作して
各ホルダ保持台14を支持機構11に対して近接させ
る。この際に、クランプ支持された光ファイバ3の裸フ
ァイバは、光ファイバ接続器1の長手方向の両端部から
素子2、2間に挿入され、これら裸ファイバ同士が調心
溝2cにて互いに突き合わされる。さらに、各ホルダ保
持台14を支持機構11に対して近接させると、この突
き合わせ状態の光ファイバ3、3間にバネ26の付勢力
により突き合わせ力が付与される。この状態を維持した
まま、レバー25を図14中反時計回り方向に回転させ
て移動台23を支持機構11から後退させる。この際、
楔12は移動台23と共に後退して光ファイバ接続器1
から引き抜かれるので、光ファイバ3、3同士は調心か
つ突き合わされた状態でコ字状バネ4の付勢力により保
持・固定される。このように、光ファイバ接続工具10
を用いて光ファイバ3、3同士を突き合わせ接続するこ
とができる。
に、光ファイバ3をクランプ支持した光ファイバホルダ
16を載置し、押付力印加機構15のレバーを操作して
各ホルダ保持台14を支持機構11に対して近接させ
る。この際に、クランプ支持された光ファイバ3の裸フ
ァイバは、光ファイバ接続器1の長手方向の両端部から
素子2、2間に挿入され、これら裸ファイバ同士が調心
溝2cにて互いに突き合わされる。さらに、各ホルダ保
持台14を支持機構11に対して近接させると、この突
き合わせ状態の光ファイバ3、3間にバネ26の付勢力
により突き合わせ力が付与される。この状態を維持した
まま、レバー25を図14中反時計回り方向に回転させ
て移動台23を支持機構11から後退させる。この際、
楔12は移動台23と共に後退して光ファイバ接続器1
から引き抜かれるので、光ファイバ3、3同士は調心か
つ突き合わされた状態でコ字状バネ4の付勢力により保
持・固定される。このように、光ファイバ接続工具10
を用いて光ファイバ3、3同士を突き合わせ接続するこ
とができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の光フ
ァイバ接続工具では、光ファイバ3の調心及び位置決め
の精度の向上、作業性の向上、作業時間の短縮等を図る
ことができるものの、工具全体が大型であり、機構も複
雑であることから、作業現場への移動を簡単に行うこと
ができないという問題点があった。特に、利用者の建屋
内に設置された光通信機器等において光ファイバ同士の
突き合わせ接続を行う場合、用いられる光ファイバ接続
工具に対しては、 (1)光ファイバの調心及び位置決めの精度を従来品と
同様の水準に維持することができること (2)構造が簡単で操作性に優れていること (3)軽量で携帯に便利であること 等を満たす必要があるが、従来の光ファイバ接続工具で
は(1)〜(3)の要求を同時に満たすことは難しい。
ァイバ接続工具では、光ファイバ3の調心及び位置決め
の精度の向上、作業性の向上、作業時間の短縮等を図る
ことができるものの、工具全体が大型であり、機構も複
雑であることから、作業現場への移動を簡単に行うこと
ができないという問題点があった。特に、利用者の建屋
内に設置された光通信機器等において光ファイバ同士の
突き合わせ接続を行う場合、用いられる光ファイバ接続
工具に対しては、 (1)光ファイバの調心及び位置決めの精度を従来品と
同様の水準に維持することができること (2)構造が簡単で操作性に優れていること (3)軽量で携帯に便利であること 等を満たす必要があるが、従来の光ファイバ接続工具で
は(1)〜(3)の要求を同時に満たすことは難しい。
【0015】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであって、光ファイバの調心及び位置決めの精度を従
来品と同様の水準に維持することができ、構造が簡単で
操作性に優れ、しかも軽量で携帯に便利な光ファイバ接
続工具を提供することを目的とする。
のであって、光ファイバの調心及び位置決めの精度を従
来品と同様の水準に維持することができ、構造が簡単で
操作性に優れ、しかも軽量で携帯に便利な光ファイバ接
続工具を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次の様な光ファイバ接続工具を採用した。
すなわち、請求項1記載の光ファイバ接続工具は、二つ
割り構造の素子を互いの長手方向を揃えて配置しかつ付
勢手段により互いが近接する方向に付勢され、かつ該素
子の長手方向の一端側及び他端側においてそれぞれ個別
に一方及び他方の光ファイバを該素子間に挟持してこれ
ら光ファイバ同士を突き合わせ接続可能に調心位置決め
する光ファイバ接続器を用い、前記光ファイバ同士を突
き合わせ接続する際に用いられる光ファイバ接続工具で
あって、前記光ファイバ接続器を支持する支持部材と、
前記光ファイバ接続器の長手方向と直交する方向から前
記素子間に差し込まれた際に前記付勢手段の付勢力に抗
して前記素子同士を互いに離間する方向に押し広げるこ
とにより、前記光ファイバの挟持を解除する分離部材
と、前記分離部材を前記光ファイバ接続器に向けて押圧
し前記素子間に差し込む押圧部材とを備え、該押圧部材
を前記支持部材に対して進退させることで前記分離部材
を前記光ファイバ接続器に対して進退させる構成である
ことを特徴としている。
に、本発明は次の様な光ファイバ接続工具を採用した。
すなわち、請求項1記載の光ファイバ接続工具は、二つ
割り構造の素子を互いの長手方向を揃えて配置しかつ付
勢手段により互いが近接する方向に付勢され、かつ該素
子の長手方向の一端側及び他端側においてそれぞれ個別
に一方及び他方の光ファイバを該素子間に挟持してこれ
ら光ファイバ同士を突き合わせ接続可能に調心位置決め
する光ファイバ接続器を用い、前記光ファイバ同士を突
き合わせ接続する際に用いられる光ファイバ接続工具で
あって、前記光ファイバ接続器を支持する支持部材と、
前記光ファイバ接続器の長手方向と直交する方向から前
記素子間に差し込まれた際に前記付勢手段の付勢力に抗
して前記素子同士を互いに離間する方向に押し広げるこ
とにより、前記光ファイバの挟持を解除する分離部材
と、前記分離部材を前記光ファイバ接続器に向けて押圧
し前記素子間に差し込む押圧部材とを備え、該押圧部材
を前記支持部材に対して進退させることで前記分離部材
を前記光ファイバ接続器に対して進退させる構成である
ことを特徴としている。
【0017】この光ファイバ接続工具では、支持部材に
光ファイバ接続器を載置し、押圧部材を前記支持部材に
向かって前進させると、該押圧部材に固定された前記分
離部材は光ファイバ接続器の長手方向と直交する方向か
ら開口部を通して素子間に差し込まれ、付勢手段の付勢
力に抗して素子同士を互いに離間する方向に押し広げ
る。該押圧部材を所定位置まで前進させると、該分離部
材は素子間の所定深さまで挿入される。次いで、光ファ
イバ接続器の長手方向の両端部から光ファイバを素子間
に挿入し、これら光ファイバ同士を互いに突き合わせ
る。この状態を維持したまま前記押圧部材を所定位置ま
で後退させると、前記分離部材は押圧部材と共に後退し
光ファイバ接続器から引き抜かれる。この時、光ファイ
バ同士は調心かつ突き合わされた状態で付勢手段の付勢
力により保持・固定される。このように、前記押圧部材
を前記支持部材に対して進退させるだけの簡単な操作
で、光ファイバ同士の調心及び突き合わせ接続を行うこ
とが可能になる。
光ファイバ接続器を載置し、押圧部材を前記支持部材に
向かって前進させると、該押圧部材に固定された前記分
離部材は光ファイバ接続器の長手方向と直交する方向か
ら開口部を通して素子間に差し込まれ、付勢手段の付勢
力に抗して素子同士を互いに離間する方向に押し広げ
る。該押圧部材を所定位置まで前進させると、該分離部
材は素子間の所定深さまで挿入される。次いで、光ファ
イバ接続器の長手方向の両端部から光ファイバを素子間
に挿入し、これら光ファイバ同士を互いに突き合わせ
る。この状態を維持したまま前記押圧部材を所定位置ま
で後退させると、前記分離部材は押圧部材と共に後退し
光ファイバ接続器から引き抜かれる。この時、光ファイ
バ同士は調心かつ突き合わされた状態で付勢手段の付勢
力により保持・固定される。このように、前記押圧部材
を前記支持部材に対して進退させるだけの簡単な操作
で、光ファイバ同士の調心及び突き合わせ接続を行うこ
とが可能になる。
【0018】請求項2記載の光ファイバ接続工具は、請
求項1記載の光ファイバ接続工具において、前記支持部
材の両側に、前記光ファイバを互いに突き合わせた状態
で固定する固定部材を設けてなることを特徴としてい
る。
求項1記載の光ファイバ接続工具において、前記支持部
材の両側に、前記光ファイバを互いに突き合わせた状態
で固定する固定部材を設けてなることを特徴としてい
る。
【0019】この光ファイバ接続工具では、押圧部材に
固定された分離部材を前記支持部材に向かって前進させ
て光ファイバ接続器の素子同士を互いに離間する方向に
押し広げた後、光ファイバ接続器の長手方向の両端部か
ら光ファイバを素子間に挿入し、これら光ファイバ同士
を互いに突き合わせる。次いで、これら光ファイバに外
方から突き合わせ力を付与し、この状態で各光ファイバ
を前記支持部材の両側に設けられた固定部材に固定す
る。このように、各光ファイバに外方から突き合わせ力
を付与した状態で各光ファイバを固定部材に固定するの
で、光ファイバ同士は調心かつ突き合わされた状態で突
き合わせ力により保持・固定され、光ファイバ同士の調
心及び突き合わせ接続の精度が向上する。
固定された分離部材を前記支持部材に向かって前進させ
て光ファイバ接続器の素子同士を互いに離間する方向に
押し広げた後、光ファイバ接続器の長手方向の両端部か
ら光ファイバを素子間に挿入し、これら光ファイバ同士
を互いに突き合わせる。次いで、これら光ファイバに外
方から突き合わせ力を付与し、この状態で各光ファイバ
を前記支持部材の両側に設けられた固定部材に固定す
る。このように、各光ファイバに外方から突き合わせ力
を付与した状態で各光ファイバを固定部材に固定するの
で、光ファイバ同士は調心かつ突き合わされた状態で突
き合わせ力により保持・固定され、光ファイバ同士の調
心及び突き合わせ接続の精度が向上する。
【0020】請求項3記載の光ファイバ接続工具は、請
求項2記載の光ファイバ接続工具において、前記光ファ
イバの心線数に応じて単心線用光ファイバ接続器または
多心線用光ファイバ接続器を選択使用し、前記支持部材
の両側に、前記光ファイバの心線数に応じて光ファイバ
単心線用固定部材または光ファイバ多心線用固定部材を
着脱可能に取り付ける構成としたことを特徴としてい
る。
求項2記載の光ファイバ接続工具において、前記光ファ
イバの心線数に応じて単心線用光ファイバ接続器または
多心線用光ファイバ接続器を選択使用し、前記支持部材
の両側に、前記光ファイバの心線数に応じて光ファイバ
単心線用固定部材または光ファイバ多心線用固定部材を
着脱可能に取り付ける構成としたことを特徴としてい
る。
【0021】この光ファイバ接続工具では、調心及び突
き合わせ接続を行う光ファイバの心線数に応じて、前記
支持部材の両側に光ファイバ単心線用固定部材または光
ファイバ多心線用固定部材を着脱可能に取り付ける構成
としたことにより、光ファイバ単心線用固定部材または
光ファイバ多心線用固定部材を着脱するだけで、1つの
光ファイバ接続工具で複数の種類の光ファイバの調心及
び突き合わせ接続への対応が可能になる。これにより、
光ファイバの種類毎に光ファイバ接続工具を用意する必
要がなくなり、光ファイバ接続工具の標準化・汎用化を
進めることが可能になる。
き合わせ接続を行う光ファイバの心線数に応じて、前記
支持部材の両側に光ファイバ単心線用固定部材または光
ファイバ多心線用固定部材を着脱可能に取り付ける構成
としたことにより、光ファイバ単心線用固定部材または
光ファイバ多心線用固定部材を着脱するだけで、1つの
光ファイバ接続工具で複数の種類の光ファイバの調心及
び突き合わせ接続への対応が可能になる。これにより、
光ファイバの種類毎に光ファイバ接続工具を用意する必
要がなくなり、光ファイバ接続工具の標準化・汎用化を
進めることが可能になる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の光ファイバ接続工具の各
実施形態について図面に基づき説明する。 [第1の実施の形態]図1は本発明の第1の実施形態の
単心線用の光ファイバ接続工具を示す斜視図、図2は図
1のA−A線に沿う断面図であり、これらの図におい
て、図11〜図14と同一の構成要素には同一の符号を
付し説明を省略する。図1及び図2において、31は単
心線用の光ファイバ接続器1を支持する支持部材、32
は楔(分離部材)12を光ファイバ接続器1に向けて押
圧し素子2、2間に差し込む押圧部材、33は支持部材
31の両側に設けられて光ファイバ3、3を互いに突き
合わせた状態で固定する光ファイバ単心線用の固定部
材、34は押圧部材32の外側に設けられたプレートで
ある。なお、光ファイバ接続工具を構成する支持部材3
1〜プレート34は略T字板状のベース17上に搭載さ
れている。
実施形態について図面に基づき説明する。 [第1の実施の形態]図1は本発明の第1の実施形態の
単心線用の光ファイバ接続工具を示す斜視図、図2は図
1のA−A線に沿う断面図であり、これらの図におい
て、図11〜図14と同一の構成要素には同一の符号を
付し説明を省略する。図1及び図2において、31は単
心線用の光ファイバ接続器1を支持する支持部材、32
は楔(分離部材)12を光ファイバ接続器1に向けて押
圧し素子2、2間に差し込む押圧部材、33は支持部材
31の両側に設けられて光ファイバ3、3を互いに突き
合わせた状態で固定する光ファイバ単心線用の固定部
材、34は押圧部材32の外側に設けられたプレートで
ある。なお、光ファイバ接続工具を構成する支持部材3
1〜プレート34は略T字板状のベース17上に搭載さ
れている。
【0023】支持部材31は、光ファイバ接続器1を光
ファイバ接続工具内の所定位置に支持するためのもの
で、ベース17の中央部に設けられた支持台41と、支
持台41の両側に設けられた板部42とにより構成され
ている。支持台41は、光ファイバ接続器1を載置する
ためのもので、矩形厚板状の本体の上面には光ファイバ
接続器1を載置するための溝43が形成されている。こ
こでは、光ファイバ接続器1は、素子2、2の開口部2
b及び素子2、2を付勢するコ字状バネ4の開口部4a
が楔12に対向するように載置され、溝43内に安定し
た状態で支持される。
ファイバ接続工具内の所定位置に支持するためのもの
で、ベース17の中央部に設けられた支持台41と、支
持台41の両側に設けられた板部42とにより構成され
ている。支持台41は、光ファイバ接続器1を載置する
ためのもので、矩形厚板状の本体の上面には光ファイバ
接続器1を載置するための溝43が形成されている。こ
こでは、光ファイバ接続器1は、素子2、2の開口部2
b及び素子2、2を付勢するコ字状バネ4の開口部4a
が楔12に対向するように載置され、溝43内に安定し
た状態で支持される。
【0024】押圧部材32は、楔12を光ファイバ接続
器1の開口部2bに向けて押圧し素子2、2間に差し込
むもので、支持台41に形成された開口部45内を摺動
する矩形板状の板部46と、該板部46の他端部にネジ
47等で固定された押し込みバー48とにより構成され
ている。この板部46の光ファイバ接続器1に対向する
端面の所定位置には楔12が設けられ、手動にて押し込
みバー48を押し込み該板部46を溝43に対して進退
させることで、楔12を光ファイバ接続器1の開口部2
bへの差し込み及び引き抜きを行う。
器1の開口部2bに向けて押圧し素子2、2間に差し込
むもので、支持台41に形成された開口部45内を摺動
する矩形板状の板部46と、該板部46の他端部にネジ
47等で固定された押し込みバー48とにより構成され
ている。この板部46の光ファイバ接続器1に対向する
端面の所定位置には楔12が設けられ、手動にて押し込
みバー48を押し込み該板部46を溝43に対して進退
させることで、楔12を光ファイバ接続器1の開口部2
bへの差し込み及び引き抜きを行う。
【0025】固定部材33は、光ファイバ3に外方から
突き合わせ力を付与した状態で固定するもので、箱型状
のケース51内に一対の硬質のスポンジ部材52、52
がその弾性力により互いに圧接した状態で圧入されてい
る。ケース51の側面の中央部には、上方から下方に向
かって延びる光ファイバ3を挿入するためのスリット5
3が形成され、スポンジ部材52、52の互いに接する
面の上端部は斜めに切断されてテーパー部とされてい
る。光ファイバ3は、スリット53に挿入することでス
ポンジ部材52、52により挟持される。
突き合わせ力を付与した状態で固定するもので、箱型状
のケース51内に一対の硬質のスポンジ部材52、52
がその弾性力により互いに圧接した状態で圧入されてい
る。ケース51の側面の中央部には、上方から下方に向
かって延びる光ファイバ3を挿入するためのスリット5
3が形成され、スポンジ部材52、52の互いに接する
面の上端部は斜めに切断されてテーパー部とされてい
る。光ファイバ3は、スリット53に挿入することでス
ポンジ部材52、52により挟持される。
【0026】この光ファイバ接続工具を用いて光ファイ
バ3、3同士を突き合わせ接続するには、まず、この光
ファイバ接続工具を水平に定置し、光ファイバ接続器1
を支持台41の溝43に載置することで、光ファイバ接
続器1を保持・固定する。これにより、光ファイバ接続
器1は支持部材31の所定位置に所定の向きで保持され
ることとなる。
バ3、3同士を突き合わせ接続するには、まず、この光
ファイバ接続工具を水平に定置し、光ファイバ接続器1
を支持台41の溝43に載置することで、光ファイバ接
続器1を保持・固定する。これにより、光ファイバ接続
器1は支持部材31の所定位置に所定の向きで保持され
ることとなる。
【0027】次いで、押圧部材32を作動させることに
より楔12を光ファイバ接続器1の素子2、2間に差し
込む。すなわち、押し込みバー48を押し込むことで板
部46を溝43に向かって摺動させ、図3に示すよう
に、それに固定された楔12を所定位置、すなわち光フ
ァイバ接続器1の開口部2bに近接する位置に移動させ
る。その後、押し込みバー48をさらに押し込むことで
板部46を溝43に向かって前進させる。
より楔12を光ファイバ接続器1の素子2、2間に差し
込む。すなわち、押し込みバー48を押し込むことで板
部46を溝43に向かって摺動させ、図3に示すよう
に、それに固定された楔12を所定位置、すなわち光フ
ァイバ接続器1の開口部2bに近接する位置に移動させ
る。その後、押し込みバー48をさらに押し込むことで
板部46を溝43に向かって前進させる。
【0028】この際に、図4に示すように、楔12が光
ファイバ接続器1の長手方向と直交する方向から開口部
2bを通して素子2、2間に差し込まれ、コ字状バネ4
の付勢力に抗して素子2、2同士を互いに離間する方向
に押し広げることになる。さらに押し込みバー48を押
し込むと、楔12は素子2、2間の所定深さまで挿入さ
れる。
ファイバ接続器1の長手方向と直交する方向から開口部
2bを通して素子2、2間に差し込まれ、コ字状バネ4
の付勢力に抗して素子2、2同士を互いに離間する方向
に押し広げることになる。さらに押し込みバー48を押
し込むと、楔12は素子2、2間の所定深さまで挿入さ
れる。
【0029】この場合、楔12と支持台41との間にク
リアランスが在ると、楔12の刃体が光ファイバ接続器
1の長手方向と直交する方向から開口部2bを通して素
子2、2間に差し込まれる際に、板部46が支持台41
に対して僅かにスライドしつつ前進することでクリアラ
ンスが解消される。また、楔12を素子2、2間に挿入
する際に、素子2、2が位置ずれを起こしていて開口部
2bの向きが正規の位置からずれていたり、あるいは素
子2、2が傾いていたり等の不具合が生じていた場合、
楔12は素子2、2間への挿入が阻害されるので、光フ
ァイバ接続器1を再度支持台41の溝43に載置し直す
ことで作業をやり直すことができる。
リアランスが在ると、楔12の刃体が光ファイバ接続器
1の長手方向と直交する方向から開口部2bを通して素
子2、2間に差し込まれる際に、板部46が支持台41
に対して僅かにスライドしつつ前進することでクリアラ
ンスが解消される。また、楔12を素子2、2間に挿入
する際に、素子2、2が位置ずれを起こしていて開口部
2bの向きが正規の位置からずれていたり、あるいは素
子2、2が傾いていたり等の不具合が生じていた場合、
楔12は素子2、2間への挿入が阻害されるので、光フ
ァイバ接続器1を再度支持台41の溝43に載置し直す
ことで作業をやり直すことができる。
【0030】次いで、光ファイバ3の裸ファイバを光フ
ァイバ接続器1の長手方向の両端部から素子2、2間に
挿入し、これら裸ファイバ同士を調心溝2cにて互いに
突き合わせる。この状態で光ファイバ3にその長手方向
から突き合わせ力fを付与して撓ませ、この状態で固定
部材33に固定する。この時、該光ファイバ3にはこの
撓みを元の直線の状態に戻そうとする復帰力が働くた
め、この復帰力が光ファイバ3の突き合わせ力となる。
ァイバ接続器1の長手方向の両端部から素子2、2間に
挿入し、これら裸ファイバ同士を調心溝2cにて互いに
突き合わせる。この状態で光ファイバ3にその長手方向
から突き合わせ力fを付与して撓ませ、この状態で固定
部材33に固定する。この時、該光ファイバ3にはこの
撓みを元の直線の状態に戻そうとする復帰力が働くた
め、この復帰力が光ファイバ3の突き合わせ力となる。
【0031】この状態を維持したまま、押し込みバー4
8を後退させて板部46を溝43から後退させる。この
際、楔12は板部46と共に後退して光ファイバ接続器
1から引き抜かれるので、光ファイバ3、3の裸ファイ
バ同士は調心かつ突き合わされた状態でコ字状バネ4の
付勢力により保持・固定される。このように、本実施形
態の光ファイバ接続工具を用いて光ファイバ3、3同士
を突き合わせ接続することができる。
8を後退させて板部46を溝43から後退させる。この
際、楔12は板部46と共に後退して光ファイバ接続器
1から引き抜かれるので、光ファイバ3、3の裸ファイ
バ同士は調心かつ突き合わされた状態でコ字状バネ4の
付勢力により保持・固定される。このように、本実施形
態の光ファイバ接続工具を用いて光ファイバ3、3同士
を突き合わせ接続することができる。
【0032】本実施形態の光ファイバ接続工具によれ
ば、押圧部材32を支持部材31に対して進退させるだ
けの簡単な操作で、光ファイバ3、3同士の調心及び突
き合わせ接続を行うことができる。しかも、光ファイバ
3、3の調心及び位置決めの精度を従来品と同様の水準
に維持することができる。この光ファイバ接続工具は、
支持部材31と、押圧部材32と、固定部材33とを備
えた構成としたので、構造が簡単なものとなり、軽量で
携帯に便利なものとなる。また、構造が簡単なものであ
ることから、その操作性も容易なものとなる。
ば、押圧部材32を支持部材31に対して進退させるだ
けの簡単な操作で、光ファイバ3、3同士の調心及び突
き合わせ接続を行うことができる。しかも、光ファイバ
3、3の調心及び位置決めの精度を従来品と同様の水準
に維持することができる。この光ファイバ接続工具は、
支持部材31と、押圧部材32と、固定部材33とを備
えた構成としたので、構造が簡単なものとなり、軽量で
携帯に便利なものとなる。また、構造が簡単なものであ
ることから、その操作性も容易なものとなる。
【0033】[第2の実施の形態]図5は本発明の第2
の実施形態の多心線用の光ファイバ接続工具を示す斜視
図、図6は図5のB−B線に沿う断面図であり、本実施
形態の多心線用の光ファイバ接続工具が上述した第1の
実施形態の単心線用の光ファイバ接続工具と異なる点
は、第1の実施形態の光ファイバ接続工具では、支持部
材31に単心線用の光ファイバ接続器1を支持し、支持
部材31の両側のベース17上に光ファイバ3、3を互
いに突き合わせた状態で固定する光ファイバ単心線用の
固定部材33を設けたのに対し、本実施形態の光ファイ
バ接続工具では、支持部材31に多心線用の光ファイバ
接続器1’(ここでは4心線を用いた)を支持し、支持
部材31の両側のベース17上に光ファイバ多心線用の
固定部材61を設け、この固定部材61に多心線の光フ
ァイバ62を固定した光ファイバホルダ63を載置した
点である。
の実施形態の多心線用の光ファイバ接続工具を示す斜視
図、図6は図5のB−B線に沿う断面図であり、本実施
形態の多心線用の光ファイバ接続工具が上述した第1の
実施形態の単心線用の光ファイバ接続工具と異なる点
は、第1の実施形態の光ファイバ接続工具では、支持部
材31に単心線用の光ファイバ接続器1を支持し、支持
部材31の両側のベース17上に光ファイバ3、3を互
いに突き合わせた状態で固定する光ファイバ単心線用の
固定部材33を設けたのに対し、本実施形態の光ファイ
バ接続工具では、支持部材31に多心線用の光ファイバ
接続器1’(ここでは4心線を用いた)を支持し、支持
部材31の両側のベース17上に光ファイバ多心線用の
固定部材61を設け、この固定部材61に多心線の光フ
ァイバ62を固定した光ファイバホルダ63を載置した
点である。
【0034】この固定部材61の上面には、その長手方
向に沿って傾斜する溝64が形成され、この溝64に
は、光ファイバホルダ63を支持部材31に向けて押圧
・固定するためのバネ(付勢手段)65が設けられてい
る。バネ65は、その端部に設けられた押圧片66が該
バネ65の付勢力により溝64に形成されたスリット6
7を支持部材31に向かって移動し光ファイバホルダ6
3の端面を押圧することにより、該光ファイバホルダ6
3を溝64内に固定する。同時に、多心線の光ファイバ
62に突き合わせ力が付与され、光ファイバ62、62
同士が突き合わせ接続される。
向に沿って傾斜する溝64が形成され、この溝64に
は、光ファイバホルダ63を支持部材31に向けて押圧
・固定するためのバネ(付勢手段)65が設けられてい
る。バネ65は、その端部に設けられた押圧片66が該
バネ65の付勢力により溝64に形成されたスリット6
7を支持部材31に向かって移動し光ファイバホルダ6
3の端面を押圧することにより、該光ファイバホルダ6
3を溝64内に固定する。同時に、多心線の光ファイバ
62に突き合わせ力が付与され、光ファイバ62、62
同士が突き合わせ接続される。
【0035】この光ファイバ接続工具を用いて光ファイ
バ62、62同士を突き合わせ接続する場合、押圧部材
32を作動させて楔12を光ファイバ接続器1’の素子
2、2間に差し込む操作は、第1の実施形態の光ファイ
バ接続工具の操作と全く同様である。楔12を素子2、
2間の所定深さまで挿入した後、光ファイバホルダ63
に固定された多心線の光ファイバ62を光ファイバ接続
器1’の長手方向の両端部から素子2、2間に挿入し、
調心溝2cにて互いに突き合わせる。この時、バネ65
の付勢力により押圧片66がスリット67内を支持部材
31側に向かって摺動し、該押圧片66が光ファイバホ
ルダ63を支持部材31に付勢する。これにより、光フ
ァイバホルダ63に固定された光ファイバ62に所定の
突き合わせ力が付与される。
バ62、62同士を突き合わせ接続する場合、押圧部材
32を作動させて楔12を光ファイバ接続器1’の素子
2、2間に差し込む操作は、第1の実施形態の光ファイ
バ接続工具の操作と全く同様である。楔12を素子2、
2間の所定深さまで挿入した後、光ファイバホルダ63
に固定された多心線の光ファイバ62を光ファイバ接続
器1’の長手方向の両端部から素子2、2間に挿入し、
調心溝2cにて互いに突き合わせる。この時、バネ65
の付勢力により押圧片66がスリット67内を支持部材
31側に向かって摺動し、該押圧片66が光ファイバホ
ルダ63を支持部材31に付勢する。これにより、光フ
ァイバホルダ63に固定された光ファイバ62に所定の
突き合わせ力が付与される。
【0036】光ファイバ62、62同士を突き合わせ接
続したまま、押圧部材32を作動させて楔12を光ファ
イバ接続器1’から引き抜く。この時、光ファイバ6
2、62同士は調心かつ突き合わされた状態でコ字状バ
ネ4の付勢力により保持・固定される。このように、本
実施形態の光ファイバ接続工具を用いて多心線の光ファ
イバ62、62同士の調心及び突き合わせ接続を、従来
の精度と同様の精度で行うことができ、しかも、構造が
簡単で、接続操作も簡単であるから、接続作業の効率を
向上させることができる。
続したまま、押圧部材32を作動させて楔12を光ファ
イバ接続器1’から引き抜く。この時、光ファイバ6
2、62同士は調心かつ突き合わされた状態でコ字状バ
ネ4の付勢力により保持・固定される。このように、本
実施形態の光ファイバ接続工具を用いて多心線の光ファ
イバ62、62同士の調心及び突き合わせ接続を、従来
の精度と同様の精度で行うことができ、しかも、構造が
簡単で、接続操作も簡単であるから、接続作業の効率を
向上させることができる。
【0037】[第3の実施の形態]図7は本発明の第3
の実施形態の光ファイバ接続工具の一状態を示す平面
図、図8は図7のC−C線に沿う断面図、図9は同光フ
ァイバ接続工具の他の一状態を示す平面図、図10は図
9のD−D線に沿う断面図である。本実施形態の光ファ
イバ接続工具が上述した第1及び第2の実施形態の光フ
ァイバ接続工具と異なる点は、接続する光ファイバの心
線数に応じて単心線用の光ファイバ接続器1または多心
線用の光ファイバ接続器1’を選択使用し、支持部材3
1の両側に、前記光ファイバの心線数に応じて光ファイ
バ単心線用の固定部材33または光ファイバ多心線用の
固定部材61を着脱可能に取り付ける構成とした点であ
る。
の実施形態の光ファイバ接続工具の一状態を示す平面
図、図8は図7のC−C線に沿う断面図、図9は同光フ
ァイバ接続工具の他の一状態を示す平面図、図10は図
9のD−D線に沿う断面図である。本実施形態の光ファ
イバ接続工具が上述した第1及び第2の実施形態の光フ
ァイバ接続工具と異なる点は、接続する光ファイバの心
線数に応じて単心線用の光ファイバ接続器1または多心
線用の光ファイバ接続器1’を選択使用し、支持部材3
1の両側に、前記光ファイバの心線数に応じて光ファイ
バ単心線用の固定部材33または光ファイバ多心線用の
固定部材61を着脱可能に取り付ける構成とした点であ
る。
【0038】例えば、単心線用の光ファイバ接続工具と
して用いる場合、図7及び図8に示すように、単心線用
の光ファイバ接続器1を選択使用し、支持部材31の両
側のベース17上の所定位置に、光ファイバ3、3を互
いに突き合わせた状態で固定する光ファイバ単心線用の
固定部材33を、ネジ等の固定具71を用いて固定す
る。
して用いる場合、図7及び図8に示すように、単心線用
の光ファイバ接続器1を選択使用し、支持部材31の両
側のベース17上の所定位置に、光ファイバ3、3を互
いに突き合わせた状態で固定する光ファイバ単心線用の
固定部材33を、ネジ等の固定具71を用いて固定す
る。
【0039】また、ベース17の所定位置に嵌合凸部
(または嵌合凹部)を形成し、固定部材33の底面に前
記嵌合凸部(または嵌合凹部)と嵌合する嵌合凹部(ま
たは嵌合凸部)を形成し、これらの嵌合凸部及び嵌合凹
部を嵌合することによっても、固定部材33をベース1
7上の所定位置に固定することができる。この固定部材
33をベース17から取り外すには、固定部材33とベ
ース17との嵌合を解除すればよい。
(または嵌合凹部)を形成し、固定部材33の底面に前
記嵌合凸部(または嵌合凹部)と嵌合する嵌合凹部(ま
たは嵌合凸部)を形成し、これらの嵌合凸部及び嵌合凹
部を嵌合することによっても、固定部材33をベース1
7上の所定位置に固定することができる。この固定部材
33をベース17から取り外すには、固定部材33とベ
ース17との嵌合を解除すればよい。
【0040】また、多心線用の光ファイバ接続工具とし
て用いる場合、固定具71を取り外して固定部材33、
33をベース17から取り外し、図9及び図10に示す
ように、多心線用の光ファイバ接続器1’を選択使用
し、支持部材31の両側のベース17上の所定位置に、
光ファイバ62、62を互いに突き合わせた状態で固定
する光ファイバ多心線用の固定部材61を、ネジ等の固
定具72を用いて固定する。また、再度、単心線用の光
ファイバ接続工具として用いる場合、固定具72を取り
外すことにより固定部材61をベース17から取り外
し、支持部材31の両側のベース17上の所定位置に、
固定部材33を、ネジ等の固定具71を用いて再度固定
する。
て用いる場合、固定具71を取り外して固定部材33、
33をベース17から取り外し、図9及び図10に示す
ように、多心線用の光ファイバ接続器1’を選択使用
し、支持部材31の両側のベース17上の所定位置に、
光ファイバ62、62を互いに突き合わせた状態で固定
する光ファイバ多心線用の固定部材61を、ネジ等の固
定具72を用いて固定する。また、再度、単心線用の光
ファイバ接続工具として用いる場合、固定具72を取り
外すことにより固定部材61をベース17から取り外
し、支持部材31の両側のベース17上の所定位置に、
固定部材33を、ネジ等の固定具71を用いて再度固定
する。
【0041】この光ファイバ接続工具では、調心及び突
き合わせ接続を行う光ファイバの心線数に応じて、支持
部材31の両側のベース17上の所定位置に、光ファイ
バ単心線用の固定部材33または光ファイバ多心線用の
固定部材61を着脱自在に取り付けることで、1つの光
ファイバ接続工具で複数の種類の光ファイバの調心及び
突き合わせ接続に対応することができる。したがって、
光ファイバの種類毎に光ファイバ接続工具を用意する必
要がなくなり、光ファイバ接続工具の標準化・汎用化を
進めることができる。
き合わせ接続を行う光ファイバの心線数に応じて、支持
部材31の両側のベース17上の所定位置に、光ファイ
バ単心線用の固定部材33または光ファイバ多心線用の
固定部材61を着脱自在に取り付けることで、1つの光
ファイバ接続工具で複数の種類の光ファイバの調心及び
突き合わせ接続に対応することができる。したがって、
光ファイバの種類毎に光ファイバ接続工具を用意する必
要がなくなり、光ファイバ接続工具の標準化・汎用化を
進めることができる。
【0042】以上、本発明の光ファイバ接続工具の各実
施形態について図面に基づき説明してきたが、具体的な
構成は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲で設計の変更等が可能であ
る。例えば、支持部材31及び押圧部材32の形状や大
きさ、楔12の形状や数、固定部材33、61の取付位
置等は、必要に応じて適宜変更可能である。
施形態について図面に基づき説明してきたが、具体的な
構成は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲で設計の変更等が可能であ
る。例えば、支持部材31及び押圧部材32の形状や大
きさ、楔12の形状や数、固定部材33、61の取付位
置等は、必要に応じて適宜変更可能である。
【0043】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の請求項1記
載の光ファイバ接続工具によれば、光ファイバ接続器を
支持する支持部材と、付勢手段の付勢力に抗して素子同
士を互いに離間する方向に押し広げることにより、前記
光ファイバの挟持を解除する分離部材と、分離部材を光
ファイバ接続器に向けて押圧し前記素子間に差し込む押
圧部材とを備えたので、押圧部材を前記支持部材に対し
て進退させるという簡単な操作により、光ファイバ同士
の調心及び突き合わせ接続を容易かつ短時間で行うこと
ができる。
載の光ファイバ接続工具によれば、光ファイバ接続器を
支持する支持部材と、付勢手段の付勢力に抗して素子同
士を互いに離間する方向に押し広げることにより、前記
光ファイバの挟持を解除する分離部材と、分離部材を光
ファイバ接続器に向けて押圧し前記素子間に差し込む押
圧部材とを備えたので、押圧部材を前記支持部材に対し
て進退させるという簡単な操作により、光ファイバ同士
の調心及び突き合わせ接続を容易かつ短時間で行うこと
ができる。
【0044】請求項2記載の光ファイバ接続工具によれ
ば、前記支持部材の両側に、前記光ファイバを互いに突
き合わせた状態で固定する固定部材を設けたので、各光
ファイバに外方から突き合わせ力を付与した状態で各光
ファイバを固定することができ、その結果、光ファイバ
同士の調心及び突き合わせ接続の精度を向上させること
ができる。
ば、前記支持部材の両側に、前記光ファイバを互いに突
き合わせた状態で固定する固定部材を設けたので、各光
ファイバに外方から突き合わせ力を付与した状態で各光
ファイバを固定することができ、その結果、光ファイバ
同士の調心及び突き合わせ接続の精度を向上させること
ができる。
【0045】請求項3記載の光ファイバ接続工具によれ
ば、前記光ファイバの心線数に応じて単心線用光ファイ
バ接続器または多心線用光ファイバ接続器を選択使用
し、前記支持部材の両側に、前記光ファイバの心線数に
応じて光ファイバ単心線用固定部材または光ファイバ多
心線用固定部材を着脱可能に取り付ける構成としたの
で、光ファイバの心線数に応じて光ファイバ単心線用固
定部材または光ファイバ多心線用固定部材を着脱するだ
けで、1つの光ファイバ接続工具で複数の種類の光ファ
イバの調心及び突き合わせ接続それぞれに個別に対応す
ることができる。したがって、光ファイバの種類毎に光
ファイバ接続工具を用意する必要がなくなり、光ファイ
バ接続工具の標準化・汎用化を進めることができる。
ば、前記光ファイバの心線数に応じて単心線用光ファイ
バ接続器または多心線用光ファイバ接続器を選択使用
し、前記支持部材の両側に、前記光ファイバの心線数に
応じて光ファイバ単心線用固定部材または光ファイバ多
心線用固定部材を着脱可能に取り付ける構成としたの
で、光ファイバの心線数に応じて光ファイバ単心線用固
定部材または光ファイバ多心線用固定部材を着脱するだ
けで、1つの光ファイバ接続工具で複数の種類の光ファ
イバの調心及び突き合わせ接続それぞれに個別に対応す
ることができる。したがって、光ファイバの種類毎に光
ファイバ接続工具を用意する必要がなくなり、光ファイ
バ接続工具の標準化・汎用化を進めることができる。
【0046】以上により、単心線用光ファイバ、多心線
用光ファイバのいずれにおいても、調心及び位置決めの
精度を従来品と同様の水準に維持することができ、構造
が簡単で操作性に優れ、しかも軽量で携帯に便利な光フ
ァイバ接続工具を提供することができる。
用光ファイバのいずれにおいても、調心及び位置決めの
精度を従来品と同様の水準に維持することができ、構造
が簡単で操作性に優れ、しかも軽量で携帯に便利な光フ
ァイバ接続工具を提供することができる。
【図1】 本発明の第1の実施形態の単心線用の光ファ
イバ接続工具を示す斜視図である。
イバ接続工具を示す斜視図である。
【図2】 図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】 本発明の第1の実施形態の単心線用の光ファ
イバ接続工具の楔の動作を示す断面図である。
イバ接続工具の楔の動作を示す断面図である。
【図4】 本発明の第1の実施形態の単心線用の光ファ
イバ接続工具の楔の動作を示す断面図である。
イバ接続工具の楔の動作を示す断面図である。
【図5】 本発明の第2の実施形態の多心線用の光ファ
イバ接続工具を示す斜視図である。
イバ接続工具を示す斜視図である。
【図6】 図5のB−B線に沿う断面図である。
【図7】 本発明の第3の実施形態の光ファイバ接続工
具の単心線用構造を示す平面図である。
具の単心線用構造を示す平面図である。
【図8】 図7のC−C線に沿う断面図である。
【図9】 本発明の第3の実施形態の光ファイバ接続工
具の多心線用構造を示す平面図である。
具の多心線用構造を示す平面図である。
【図10】 図9のD−D線に沿う断面図である。
【図11】 従来の単心線用の光ファイバ接続器の一例
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図12】 従来の単心線用の光ファイバ接続器の一例
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
【図13】 従来の光ファイバ接続工具の一例を示す平
面図である。
面図である。
【図14】 従来の光ファイバ接続工具の一例を示す一
部破断側面図である。
部破断側面図である。
1、1’…光ファイバ接続器、2…素子、2a…案内
溝、2b…開口部、2c…調心溝、3…光ファイバ(光
ファイバ単心線)、4…コ字状バネ(付勢手段)、4a
…開口部、11…支持機構、12…楔(分離部材)、1
3…押圧機構、14…ホルダ保持台、15…押付力印加
機構、16…光ファイバホルダ、17…ベース、21…
支持台、22…溝、23…移動台、24…楔取付台、2
5…レバー、26…バネ、31…支持部材、32…押圧
部材、33…固定部材、34…プレート、41…支持
台、42…板部、43…溝、45…開口部、46…板
部、47…ネジ、48…押し込みバー、51…ケース、
52…スポンジ部材、53…スリット、61…固定部
材、62…光ファイバ、63…光ファイバホルダ、64
…溝、65…バネ(付勢手段)、66…押圧片、67…
スリット、71、72…固定具。
溝、2b…開口部、2c…調心溝、3…光ファイバ(光
ファイバ単心線)、4…コ字状バネ(付勢手段)、4a
…開口部、11…支持機構、12…楔(分離部材)、1
3…押圧機構、14…ホルダ保持台、15…押付力印加
機構、16…光ファイバホルダ、17…ベース、21…
支持台、22…溝、23…移動台、24…楔取付台、2
5…レバー、26…バネ、31…支持部材、32…押圧
部材、33…固定部材、34…プレート、41…支持
台、42…板部、43…溝、45…開口部、46…板
部、47…ネジ、48…押し込みバー、51…ケース、
52…スポンジ部材、53…スリット、61…固定部
材、62…光ファイバ、63…光ファイバホルダ、64
…溝、65…バネ(付勢手段)、66…押圧片、67…
スリット、71、72…固定具。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 利行 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 (72)発明者 長谷川 雅弘 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 Fターム(参考) 2H036 MA01 NA01
Claims (3)
- 【請求項1】 二つ割り構造の素子(2、2)を互いの
長手方向を揃えて配置しかつ付勢手段(4)により互い
が近接する方向に付勢され、かつ該素子の長手方向の一
端側及び他端側においてそれぞれ個別に一方及び他方の
光ファイバ(3、3)を該素子間に挟持してこれら光フ
ァイバ同士を突き合わせ接続可能に調心位置決めする光
ファイバ接続器(1)を用い、前記光ファイバ同士を突
き合わせ接続する際に用いられる光ファイバ接続工具で
あって、 前記光ファイバ接続器を支持する支持部材(31)と、 前記光ファイバ接続器の長手方向と直交する方向から前
記素子間に差し込まれた際に前記付勢手段の付勢力に抗
して前記素子同士を互いに離間する方向に押し広げるこ
とにより、前記光ファイバの挟持を解除する分離部材
(12)と、 前記分離部材を前記光ファイバ接続器に向けて押圧し前
記素子間に差し込む押圧部材(32)とを備え、 該押圧部材を前記支持部材に対して進退させることで前
記分離部材を前記光ファイバ接続器に対して進退させる
構成であることを特徴とする光ファイバ接続工具。 - 【請求項2】 前記支持部材の両側に、前記光ファイバ
を互いに突き合わせた状態で固定する固定部材(33)
を設けてなることを特徴とする請求項1記載の光ファイ
バ接続工具。 - 【請求項3】 前記光ファイバの心線数に応じて単心線
用光ファイバ接続器(1)または多心線用光ファイバ接
続器(1’)を選択使用し、 前記支持部材の両側に、前記光ファイバの心線数に応じ
て光ファイバ単心線用固定部材(33)または光ファイ
バ多心線用固定部材(61)を着脱可能に取り付ける構
成としたことを特徴とする請求項2記載の光ファイバ接
続工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000025655A JP2001215353A (ja) | 2000-02-02 | 2000-02-02 | 光ファイバ接続工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000025655A JP2001215353A (ja) | 2000-02-02 | 2000-02-02 | 光ファイバ接続工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001215353A true JP2001215353A (ja) | 2001-08-10 |
Family
ID=18551485
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000025655A Withdrawn JP2001215353A (ja) | 2000-02-02 | 2000-02-02 | 光ファイバ接続工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001215353A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005208220A (ja) * | 2004-01-21 | 2005-08-04 | Fujikura Ltd | 光コネクタの組立方法 |
JP2012128125A (ja) * | 2010-12-15 | 2012-07-05 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 光ファイバ保持部材、光ファイバの保持構造、光ファイバのリボン化方法および光ファイバの融着方法 |
KR20150003950U (ko) * | 2014-04-18 | 2015-10-29 | (주)파이버프로 | 광섬유 어레이 블록용 지그 |
-
2000
- 2000-02-02 JP JP2000025655A patent/JP2001215353A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005208220A (ja) * | 2004-01-21 | 2005-08-04 | Fujikura Ltd | 光コネクタの組立方法 |
JP4570881B2 (ja) * | 2004-01-21 | 2010-10-27 | 株式会社フジクラ | 光コネクタの組立方法 |
JP2012128125A (ja) * | 2010-12-15 | 2012-07-05 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 光ファイバ保持部材、光ファイバの保持構造、光ファイバのリボン化方法および光ファイバの融着方法 |
KR20150003950U (ko) * | 2014-04-18 | 2015-10-29 | (주)파이버프로 | 광섬유 어레이 블록용 지그 |
KR200479859Y1 (ko) | 2014-04-18 | 2016-03-28 | (주)파이버프로 | 광섬유 어레이 블록용 지그 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070403 |