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JP2001214003A - タイヤ用ゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ - Google Patents

タイヤ用ゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ

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Publication number
JP2001214003A
JP2001214003A JP2000027724A JP2000027724A JP2001214003A JP 2001214003 A JP2001214003 A JP 2001214003A JP 2000027724 A JP2000027724 A JP 2000027724A JP 2000027724 A JP2000027724 A JP 2000027724A JP 2001214003 A JP2001214003 A JP 2001214003A
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JP
Japan
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weight
rubber
parts
rubber composition
tire
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000027724A
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English (en)
Inventor
Yukitaka Yamada
幸任 山田
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウェット路面などにおける制動性能や操縦安
定性に優れると共に、良好な耐摩耗性を有するタイヤ用
ゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤを提供する
こと。 【解決手段】 (A)スチレン−ブタジエンゴム80〜
95重量%と天然ゴム20〜5重量%からなるゴム成分
と、その100重量部当たり、(B)水酸化アルミニウ
ム粉体10〜100重量部を含むタイヤ用ゴム組成物及
びこのゴム組成物をトレッドゴムとして用いてなる空気
入りタイヤである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はタイヤ用ゴム組成物
及びそれを用いた空気入りタイヤに関する。さらに詳し
くは、本発明は、ウェット路面などにおける制動性能や
操縦安定性(ウェットグリップ性)に優れると共に、良
好な耐摩耗性を有するタイヤ用ゴム組成物及びそれを用
いた空気入りタイヤに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の高速化に伴い、タイヤに
要求される特性は年々厳しくなっており、高速走行時の
ウェット路面における諸性能もその一つとして挙げられ
る。この高速走行時のウェット路面での制動性能や操縦
安定性などの諸性能を向上させるには、路面でのグリッ
プ力を高めること及びタイヤトレッドパターンのブロッ
ク剛性を大きくして、コーナリング時のブロック変形を
防止し、コーナリング特性を良くすると共に、タイヤト
レッドに形成された溝部の変形を防止して排水をスムー
ズに行い、ハイドロプレーニングを防止することなどが
挙げられる。ウェット路面でのグリップ力を高めるに
は、トレッドゴムの高ヒステリシスロス化を図ることに
より、路面との摩擦力を高めることが重要である。すな
わち、路面と摩擦しているトレッド表面は、路面の微細
な凹凸によって、高速度の変形を受けており、この周期
的変形過程において発生するヒステリシスロスによって
生じるエネルギー散逸が大きいほど、摩擦力が大きくな
る。トレッドゴムの高ヒステリシスロス化を図るために
は、例えば力学的特性の優れた高分子量のスチレン−ブ
タジエン共重合ゴムなどに、補強用充填材として、カー
ボンブラックと共に、シリカや水酸化アルミニウムなど
を配合することが行われている。しかしながら、補強用
充填材として水酸化アルミニウムを配合する場合、ウェ
ットグリップ性は向上するものの、耐摩耗性が低下する
ので、その使用量が制限され、所望のウェットグリップ
性が得られにくいという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
状況下で、ウェット路面などにおける制動性能や操縦安
定性に優れると共に良好な耐摩耗性を有するタイヤ用ゴ
ム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤを提供するこ
とを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するために鋭意研究を重ねた結果、ゴム成分とし
てスチレン−ブタジエンゴムと天然ゴムを特定の割合で
含むものを用い、かつ補強用充填材として、少なくとも
水酸化アルミニウム粉体を、該ゴム成分に対して所定の
割合で配合することにより、天然ゴムと水酸化アルミニ
ウム粉体との相乗効果によって、ウェットグリップ性が
向上し、ウェットグリップ性と耐摩耗性がよくバランス
したゴム組成物が得られ、その目的を達成できることを
見出した。本発明は、かかる知見に基づいて完成したも
のである。すなわち、本発明は、(A)スチレン−ブタ
ジエンゴム80〜95重量%と天然ゴム20〜5重量%
からなるゴム成分と、その100重量部当たり、(B)
水酸化アルミニウム粉体10〜100重量部を含むこと
を特徴とするゴム組成物を提供するものである。また、
本発明は上記ゴム組成物をトレッドゴムに用いたことを
特徴とする空気入りタイヤをも提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明のゴム組成物においては、
(A)成分として、スチレン−ブタジエンゴムと天然ゴ
ムとの混合物が用いられる。ここで、スチレン−ブタジ
エンゴムとしては、スチレン単位20〜60重量%を含
有するものが好ましい。このスチレン単位の含有量が2
0重量%未満では得られるゴム組成物のウェットグリッ
プ性が不充分となるおそれがあり、一方、60重量%を
超えるとブロック剛性が必要以上に高く、路面へのゴム
の食い込みが少なくなり、所望のウェットグリップ性が
得られにくくなる。ウェットグリップ性の面から、この
スチレン単位のより好ましい含有量は、30〜45重量
%の範囲である。該(A)成分におけるスチレン−ブタ
ジエンゴムと天然ゴムとの含有割合は、スチレン−ブタ
ジエンゴムが80〜95重量%で、天然ゴムが20〜5
重量%の範囲にあることが必要である。天然ゴムの含有
量が5重量%未満ではウェットグリップ性の改善効果が
充分に発揮されず、一方20重量%を超えるとその量の
割にはウェットグリップ性の改善効果があまり認められ
ない上、耐摩耗性が低下する。
【0006】本発明のゴム組成物においては、(B)成
分として、水酸化アルミニウム粉体が用いられる。この
水酸化アルミニウム粉体としては、平均粒径5μm以下
のものが好ましい。平均粒径が5μmを超えると補強効
果が充分に発揮されず、耐摩耗性が低下するおそれがあ
る。また、平均粒径があまり小さすぎると粒子同士の凝
集が強くなって、ゴムへの良好な分散が困難となり、所
望の性能を有するゴム組成物が得られない場合がある。
したがって、この水酸化アルミニウム粉体の平均粒径は
0.1〜5μmの範囲がより好ましく、特に、0.1〜
3μmの範囲が好適である。本発明においては、この
(B)成分の水酸化アルミニウム粉体は、前記(A)成
分のゴム成分100重量部に対して、10〜100重量
部の範囲で配合される。この配合量が10重量部未満で
はウェットグリップ性の改善効果が充分に発揮されず、
一方100重量部を超えると耐摩耗性が著しく低下し、
実用に耐えなくなる。ウェットグリップ性の改善効果及
び耐摩耗性などを考慮すると、この(B)成分の配合量
は、20〜60重量部の範囲が好ましく、特に20〜4
0重量部の範囲が好適である。
【0007】本発明のゴム組成物においては、補強用充
填材として、上記(B)成分の水酸化アルミニウム粉体
と共に、通常(C)成分として、カーボンブラック及び
/又はシリカ粉体が用いられる。上記カーボンブラック
としては特に制限はなく、従来ゴムの補強用充填材とし
て慣用されているものの中から任意のものを選択して用
いることができる。このカーボンブラックとしては、例
えばFEF,SRF,HAF,ISAF,SAF等が挙
げられる。好ましくはヨウ素吸着量(IA)が60mg
/g以上で、かつ、ジブチルフタレート吸油量(DB
P)が80ミリリットル/100g以上のカーボンブラ
ックである。このカーボンブラックを用いることによ
り、諸物性の改良効果は大きくなるが、特に、耐摩耗性
に優れるHAF,ISAF,SAFが好ましい。
【0008】一方、シリカ粉体としては特に制限はな
く、従来ゴムの補強用充填材として慣用されているもの
の中から任意に選択して用いることができる。このシリ
カとしては、例えば湿式シリカ(含水ケイ酸)、乾式シ
リカ(無水ケイ酸)、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミ
ニウム等が挙げられるが、中でも破壊特性の改良効果並
びにウェットグリップ性の両立効果が最も顕著である湿
式シリカが好ましい。本発明においては、この(C)成
分の補強用充填材として、カーボンブラックのみを用い
てもよいし、シリカ粉体のみを用いてもよく、またカー
ボンブラックとシリカ粉体を組み合わせて用いてもよ
い。この(C)成分の配合量は、前記(A)成分である
ゴム成分100重量部に対し、60〜150重量部の範
囲で選定される。この量が60重量部未満では所望の高
ヒステリシスロス、破壊特性及び耐摩耗性が得られず、
150重量部を超えると加工性などが低下する。ゴム組
成物の物性及び加工性などを考慮すると、この(C)成
分の好ましい配合量は、80〜140重量部であり、特
に90〜130重量部の範囲が好ましい。
【0009】本発明においては、上記(C)成分として
シリカ粉体を用いた場合、所望により、(E)成分とし
てシランカップリング剤を配合することができる。この
シランカップリング剤としては、特に制限はなく、従来
ゴム組成物に使用されている公知のもの、例えばビス
(3−トリエトキシシリルプロピル)ポリスルフィド、
γ−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、γ−アミ
ノプロピルトリエトキシシラン、N−フェニル−γ−ア
ミノプロピルトリメトキシシラン、N−β−(アミノエ
チル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシランなどを
用いることができる。この所望により用いられるシラン
カップリング剤の配合量は、前記(C)成分のシリカ粉
体に対して、通常1〜20重量%の範囲で選定される。
この量が1重量%未満ではカップリング剤としての効果
が充分に発揮されにくく、また、20重量%を超えると
ゴム成分のゲル化を引き起こすおそれがある。カップリ
ング剤としての効果及びゲル化防止などの点から、この
シランカップリング剤の好ましい配合量は、5〜15重
量%の範囲である。本発明のゴム組成物においては、通
常(D)成分として、軟化剤が用いられる。
【0010】この軟化剤としては、特に制限はなく、従
来ゴム組成物に慣用されているものの中から、適宜任意
に選択して用いることができる。この軟化剤は鉱物油
系、植物油系、合成油系に大別されるが、本発明におい
ては鉱物油系が好ましく用いられる。該鉱物油系として
は、パラフィン系プロセスオイル、ナフテン系ブロセス
オイル、芳香族系プロセスオイルなどの石油系プロセス
オイル、重合した高沸点強芳香族系オイル、流動パラフ
ィン、ホワイトオイルなどが挙げられるが、これらの中
で、石油系プロセスオイル、特に芳香族系プロセスオイ
ルが好適である。本発明においては、この(D)成分軟
化剤の配合量は、前記(A)成分であるゴム成分100
重量部に対し、40〜180重量部の範囲で選定され
る。この量が40重量部未満では充分なヒステリシスロ
スが得られないため、所望の運動性能が得られない。一
方、180重量部を超えると補強用充填材の充分な分散
が得られないため、加工性及び耐摩耗性が低下する傾向
がある。運動性能、加工性及び耐摩耗性などを考慮する
と、この軟化剤の配合量は、40〜130重量部の範囲
が好ましく、特に50〜110重量部の範囲が好適であ
る。
【0011】本発明のゴム組成物には、本発明の目的が
損なわれない範囲で、所望により、通常ゴム工業界で用
いられる各種薬品、例えば加硫剤、加硫促進剤、老化防
止剤、スコーチ防止剤、亜鉛華、ステアリン酸などを含
有させることができる。上記加硫剤としては、硫黄等が
挙げられ、その使用量は、ゴム成分100重量部に対
し、硫黄分として0.1〜10.0重量部が好ましく、
さらに好ましくは1.0〜5.0重量部である。0.1
重量部未満では加硫ゴムの破壊強度や耐摩耗性が低下す
るおそれがあり、10.0重量部を超えるとゴム弾性が
失われる原因となる。本発明で使用できる加硫促進剤
は、特に限定されるものではないが、例えば、M(2−
メルカプトベンゾチアゾール)、DM(ジベンゾチアジ
ルジスルフィド)、CZ(N−シクロヘキシル−2−ベ
ンゾチアジルスルフェンアミド)等のチアゾール系、あ
るいはDPG(ジフェニルグアニジン)等のグアニジン
系の加硫促進剤等を挙げることができ、その使用量は、
ゴム成分100重量部に対し、0.1〜5.0重量部が
好ましく、さらに好ましくは0.2〜3.0重量部であ
る。
【0012】本発明のタイヤ用ゴム組成物は、ロール、
インターナルミキサー等の混練り機を用いて混練りする
ことによって得られ、成形加工後、加硫を行い、タイヤ
トレッド、アンダートレッド、カーカス、サイドウォー
ル、ビード部分等のタイヤ用途に用いられるが、特にタ
イヤトレッド用ゴムとして好適に使用される。本発明の
空気入りタイヤは、本発明のゴム組成物を用いて通常の
方法によって製造される。すなわち、必要に応じて、上
記のように各種薬品を含有させた本発明のゴム組成物が
未加硫の段階でトレッド用部材に押出し加工され、タイ
ヤ成形機上で通常の方法により貼り付け成形され、生タ
イヤが成形される。この生タイヤを加硫機中で加熱加圧
して、タイヤが得られる。このようにして得られた本発
明の空気入りタイヤは、ウェットグリップ性に優れると
共に、良好な耐摩耗性を有している。
【0013】
【実施例】次に、本発明を実施例により、さらに詳しく
説明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定
されるものではない。なお、加硫ゴムの物性は下記の方
法に従って測定した。 (1)ウェットスキッド性能(湿潤路面でのグリップ
性) ブリティッシュスタンダードポータブルスキッドテスタ
ー(スタンレー・ロンドン社製)を用いて測定し、比較
例1を100として指数表示した。数値が大なるほどウ
ェットスキッド性能が良好であることを示す。 (2)耐摩耗性 ランポーン型摩耗試験機を用いて、室温でスリップ率2
5%の条件で試験を行い、摩耗量の逆数を、比較例のい
ずれかを100として指数表示した。数値が大きいほ
ど、良好である。
【0014】(3)破壊特性 300%伸長時の引張応力(M300 )をJIS K63
01−1995に従って測定した。 実施例1〜4及び比較例1〜5 第1表に示す割合の天然ゴムとSBR−1〔ジェイエス
アール(株)製0141、スチレン単位含有量40重量
%のスチレン−ブタジエンゴム〕からなるゴム成分10
0重量部に対し、第1表に示す量のカーボンブラックS
AFとシリカ〔日本シリカ工業(株)製、商標「ニプシ
ールAQ」〕と水酸化アルミニウム〔昭和電工(株)
製、商標「ハイジライトH−43M」、平均粒径1.0μ
m〕からなる補強用充填材、シランカップリング剤〔デ
グサAG製Si69、ビス(3−トリエトキシシリルプ
ロピル)テトラスルフィド〕3重量部、軟化剤(芳香族
系プロセスオイル)95重量部、ステアリン酸2重量
部、亜鉛華3重量部、ワックス1重量部、老化防止剤6
C〔N−(1,3−ジメチルブチル)−N′−フェニル
−p−フェニレンジアミン〕1.4重量部、加硫促進剤
DPG(ジフェニルグアニジン)0.8重量部、加硫促
進剤CZ(N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアジルス
ルフェンアミド)5重量部及び硫黄1.2重量部を配合
してゴム組成物を調製した。このゴム組成物を、145
℃、60分の条件で加硫処理し、加硫ゴムの物性を測定
した。結果を第1表に示す。
【0015】
【表1】
【0016】
【表2】
【0017】比較例1、3、4及び5と実施例1〜4を
比較して分かるように、天然ゴムと水酸化アルミニウム
を併用することにより、その相乗効果によって、ウェッ
トスキッド性能が向上する。また、比較例2は天然ゴム
を30重量部配合した例であり、ウェットスキッド性能
の向上効果は頭打ちとなると共に、耐摩耗性がさらに低
下している。 実施例5及び比較例6、7 第2表に示す割合の天然ゴムとSBR−2〔ジェイエス
アール(株)製0120、スチレン単位含有量35重量
%のスチレン−ブタジエンゴム〕からなるゴム成分10
0重量部に対し、第2表に示す量のカーボンブラックI
SAFと水酸化アルミニウム(前出)からなる補強用充
填材、軟化剤(前出)50重量部、ステアリン酸1.5
重量部、亜鉛華2.5重量部、ワックス2重量部、老化
防止剤6C(前出)2.2重量部、加硫促進剤DM(ジ
ベンゾチアジルジスルフィド)1.6重量部、加硫促進
剤NS(N−t−ブチル−2−ベンゾチアジルスルフェ
ンアミド)1重量部及び硫黄1重量部を配合してゴム組
成物を調製した。このゴム組成物を、145℃、40分
間の条件で加硫処理し、加硫ゴムの物性を測定した。結
果を第2表に示す。
【0018】
【表3】
【0019】比較例6、7と実施例5を比較して分かる
ように、天然ゴムと水酸化アルミニウムを併用すること
により、その相乗効果によって、ウェットスキッド性能
が向上する。 実施例6、7及び比較例8、9 第3表に示す割合の天然ゴムとSBR−1(前出)から
なるゴム成分100重量部に対し、第3表に示す量のカ
ーボンブラックSAFとシリカ(前出)と水酸化アルミ
ニウム(前出)からなる補強用充填材、シランカップリ
ング剤(前出)3.5重量部、軟化剤(前出)165重
量部、ステアリン酸2重量部、亜鉛華3重量部、ワック
ス1.5重量部、老化防止剤6C(前出)1.4重量
部、加硫促進剤DM(前出)1重量部、加硫促進剤CZ
(前出)2.7重量部及び硫黄1.15重量部を配合し
てゴム組成物を調製した。このゴム組成物を145℃、
60分間の条件で加硫処理し、加硫ゴムの物性を測定し
た。結果を第3表に示す。
【0020】
【表4】
【0021】比較例8、9と実施例6、7を比較して分
かるように、天然ゴムと水酸化アルミニウムを併用する
ことにより、その相乗効果によって、ウェットスキッド
性能が向上する。
【0022】
【発明の効果】本発明のタイヤ用ゴム組成物は、ゴム成
分の一部として天然ゴムを用い、かつ補強用充填材とし
て、少なくとも水酸化アルミニウム粉体を用いたもので
あって、それらの相乗効果により、ウェットグリップ性
が向上し、ウェットグリップ性と耐摩耗性がよくバラン
スした特徴を有しており、タイヤトレッドゴムとして好
適に用いられる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 5/01 C08K 5/01 5/548 5/548 //(C08L 9/06 (C08L 9/06 7:00) 7:00)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)スチレン−ブタジエンゴム80〜
    95重量%と天然ゴム20〜5重量%からなるゴム成分
    と、その100重量部当たり、(B)水酸化アルミニウ
    ム粉体10〜100重量部を含むことを特徴とするタイ
    ヤ用ゴム組成物。
  2. 【請求項2】 (C)カーボンブラック及び/又はシリ
    カ粉体60〜150重量部を含む請求項1記載のタイヤ
    用ゴム組成物。
  3. 【請求項3】 (D)軟化剤40〜180重量部を含む
    請求項1又は2記載のタイヤ用ゴム組成物。
  4. 【請求項4】 (E)シランカップリング剤を、(C)
    成分のシリカ粉体に対し、1〜20重量%の割合で含む
    請求項2又は3記載のタイヤ用ゴム組成物。
  5. 【請求項5】 (A)成分のスチレン−ブタジエンゴム
    が、スチレン単位20〜60重量%を含むものである請
    求項1ないし4のいずれかに記載のタイヤ用ゴム組成
    物。
  6. 【請求項6】 (B)成分の水酸化アルミニウム粉体が
    平均粒径5μm以下のものである請求項1ないし5のい
    ずれかに記載のタイヤ用ゴム組成物。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載のゴ
    ム組成物をトレッドゴムとして用いたことを特徴とする
    空気入りタイヤ。
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