JP2001213810A - 1,3−ブタジエンをシクロオリゴマー化する際の高沸点物質を単離するための方法 - Google Patents
1,3−ブタジエンをシクロオリゴマー化する際の高沸点物質を単離するための方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 1,3−ブタジエンをシクロオリゴマー化す
る際の高沸点物質を単離するための方法 【解決手段】 1,3−ブタジエンをシクロダイマー化
及び/又はシクロトリマー化する際に目的生成物である
シクロオクタジエン、ビニルシクロヘキセン及び/又は
シクロドデカトリエンの分離の後に生じる蒸留残留物か
ら高沸点モノマーを単離するための方法において、蒸留
残留物を非極性又は弱極性溶剤又は溶剤混合物で抽出
し、不溶性のオリゴマー及びポリマーを少なくとも部分
的に結晶化させ、かつ機械的分離処理により分離し、抽
出剤を除去し、かつ高沸点モノマーを取得する。
る際の高沸点物質を単離するための方法 【解決手段】 1,3−ブタジエンをシクロダイマー化
及び/又はシクロトリマー化する際に目的生成物である
シクロオクタジエン、ビニルシクロヘキセン及び/又は
シクロドデカトリエンの分離の後に生じる蒸留残留物か
ら高沸点モノマーを単離するための方法において、蒸留
残留物を非極性又は弱極性溶剤又は溶剤混合物で抽出
し、不溶性のオリゴマー及びポリマーを少なくとも部分
的に結晶化させ、かつ機械的分離処理により分離し、抽
出剤を除去し、かつ高沸点モノマーを取得する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は1,3−ブタジエン
を触媒によりダイマー化及びトリマー化する際に生じる
高沸点物質、ことにC16−異性体を単離するための方
法に関する。
を触媒によりダイマー化及びトリマー化する際に生じる
高沸点物質、ことにC16−異性体を単離するための方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】1,3−ブタジエンの反応は工業的に、
通常、非極性有機相中に均一に溶解して存在する遷移金
属錯体又は遷移金属錯体塩を用いて行われる。溶剤とし
ては、不活性な炭化水素物質、例えばベンゼンが好適で
ある。触媒としては典型的には、酸化数0で、かつ場合
によりリガンドで、例えばホスフィン又はホスファイト
の周期表の第4〜10族の遷移金属を使用する(W. Bren
ner, P.Heimbach, H.Hey, E.W.Mueller, G.Wilke, Lieb
igs Ann. Chem. 727, 1969, 161-182; DE 1283836, Stu
diengesellschaft Kohle; DE 1942729, Mitsubishi Pet
rochemical Company Ltd.)。触媒系に応じて、主生成物
としてダイマー化生成物のシクロオクタジエン(CO
D)及びビニルシクロヘキセン(VCH)か、又はトリ
マー化生成物のシクロドデカトリエン(CDT)が生ず
る。触媒による反応の選択率は高い。これは通常、それ
ぞれ所望の主生成物に関して90%を上回る。
通常、非極性有機相中に均一に溶解して存在する遷移金
属錯体又は遷移金属錯体塩を用いて行われる。溶剤とし
ては、不活性な炭化水素物質、例えばベンゼンが好適で
ある。触媒としては典型的には、酸化数0で、かつ場合
によりリガンドで、例えばホスフィン又はホスファイト
の周期表の第4〜10族の遷移金属を使用する(W. Bren
ner, P.Heimbach, H.Hey, E.W.Mueller, G.Wilke, Lieb
igs Ann. Chem. 727, 1969, 161-182; DE 1283836, Stu
diengesellschaft Kohle; DE 1942729, Mitsubishi Pet
rochemical Company Ltd.)。触媒系に応じて、主生成物
としてダイマー化生成物のシクロオクタジエン(CO
D)及びビニルシクロヘキセン(VCH)か、又はトリ
マー化生成物のシクロドデカトリエン(CDT)が生ず
る。触媒による反応の選択率は高い。これは通常、それ
ぞれ所望の主生成物に関して90%を上回る。
【0003】反応の後に、均一系触媒を先ず分解し、か
つ分離する。典型的にはこの分解を、極性溶剤、例えば
1〜6個の炭素原子を有するモノアルコールにより、及
び水又は希酸により行う。反応混合物(有機相)を引き
続き蒸留により後処理する。その場合、未反応の1,3
−ブタジエン及び溶剤を反応プロセスに戻し導入し;様
々なダイマー化及びトリマー化生成物を引き続き蒸留に
より相互に分離する。
つ分離する。典型的にはこの分解を、極性溶剤、例えば
1〜6個の炭素原子を有するモノアルコールにより、及
び水又は希酸により行う。反応混合物(有機相)を引き
続き蒸留により後処理する。その場合、未反応の1,3
−ブタジエン及び溶剤を反応プロセスに戻し導入し;様
々なダイマー化及びトリマー化生成物を引き続き蒸留に
より相互に分離する。
【0004】塔底生成物は、一部は1,3−ブタジエン
のオリゴマー及びポリマーからなり、かつ一部は一定の
分子構造を有する数多くの高沸点モノマーを有する生成
物混合物である。
のオリゴマー及びポリマーからなり、かつ一部は一定の
分子構造を有する数多くの高沸点モノマーを有する生成
物混合物である。
【0005】典型的なモノマーは、6〜24個の炭素原
子の環構造及び場合により1つ以上の側鎖からなる12
〜30個の炭素原子を有する化合物である。このような
モノマーの非制限的な重要な代表として、3−(2−ブ
テニル)−1,5,9−シクロドデカトリエン、3−
(3−ブテニル)−1,5,9−シクロドデカトリエン
及び3−(1−メチルプロペニル)−1,5,9−シク
ロドデカトリエン並びにシクロヘキサデカ−1,5,
9,13−テトラエンを挙げることができる。
子の環構造及び場合により1つ以上の側鎖からなる12
〜30個の炭素原子を有する化合物である。このような
モノマーの非制限的な重要な代表として、3−(2−ブ
テニル)−1,5,9−シクロドデカトリエン、3−
(3−ブテニル)−1,5,9−シクロドデカトリエン
及び3−(1−メチルプロペニル)−1,5,9−シク
ロドデカトリエン並びにシクロヘキサデカ−1,5,
9,13−テトラエンを挙げることができる。
【0006】この大環式モノマーの多くは、実験室規模
で単離し、かつその構造を同定することができる。これ
に関する詳細な記載は、DE1906361(Toyo Ray
on Co.)、GB1287252(Toray Industries)並び
にDE2063348、US3658926及びJP4
8019304で(CA79:78229により引用;
全てMitsubishi Petrochemical Co. Ltd.)参照すること
ができる。
で単離し、かつその構造を同定することができる。これ
に関する詳細な記載は、DE1906361(Toyo Ray
on Co.)、GB1287252(Toray Industries)並び
にDE2063348、US3658926及びJP4
8019304で(CA79:78229により引用;
全てMitsubishi Petrochemical Co. Ltd.)参照すること
ができる。
【0007】通常、一定の大環式化合物の選択的合成に
は困難が伴う。例えば、タングステン−(E.A. Ofstea
d, Macromol. Synth. 1977, 6, 69)、ロジウム−(K.S
aitoet al., Bull. Chem. Soc. Jpn. 1979, 52, 3192)
又はレニウム触媒(US3865888)を用いての
1,5−シクロオクタジエンの開環性複分解又は、場合
により線状ダイマー、例えば1,3,7−n−オクタト
リエンも添加される1,3−ブタジエンのオリゴマー化
(DE2063348)が試みられた。全てのプロセス
で、様々な大環式化合物の他にVCH、COD、CDT
並びにポリブタジエンの成分も含有する生成物混合物が
生じる。大工業的適用では、CDT及びCODの選択的
合成のみが発見された。
は困難が伴う。例えば、タングステン−(E.A. Ofstea
d, Macromol. Synth. 1977, 6, 69)、ロジウム−(K.S
aitoet al., Bull. Chem. Soc. Jpn. 1979, 52, 3192)
又はレニウム触媒(US3865888)を用いての
1,5−シクロオクタジエンの開環性複分解又は、場合
により線状ダイマー、例えば1,3,7−n−オクタト
リエンも添加される1,3−ブタジエンのオリゴマー化
(DE2063348)が試みられた。全てのプロセス
で、様々な大環式化合物の他にVCH、COD、CDT
並びにポリブタジエンの成分も含有する生成物混合物が
生じる。大工業的適用では、CDT及びCODの選択的
合成のみが発見された。
【0008】CDTもしくはCODの選択的合成では、
蒸留塔の底部に後処理の慣用の形の場合に高沸点の、往
々にして黄変した残留物が残留し、これは、組成に応じ
て室温で、なお粘性な半流動体なままであるか、又はロ
ウ様に固化して存在する。容認しうるエネルギー損失で
は、この残留物から蒸留により更なる有価生成物をもは
や単離することはできない。従って、塔底生成物は通
常、廃棄物として焼却される。
蒸留塔の底部に後処理の慣用の形の場合に高沸点の、往
々にして黄変した残留物が残留し、これは、組成に応じ
て室温で、なお粘性な半流動体なままであるか、又はロ
ウ様に固化して存在する。容認しうるエネルギー損失で
は、この残留物から蒸留により更なる有価生成物をもは
や単離することはできない。従って、塔底生成物は通
常、廃棄物として焼却される。
【0009】高沸点モノマー及びポリマーの成分を分離
するためのアプローチの1つを抽出が示している。GB
1287252の例1ではこれを、反応混合物(ブタジ
エン162g及び溶剤としてのトルエン20ml)に対
して大量のアセトン(500g)の添加により行ってい
る。反応混合物を後処理し、かつガスクロマトグラフィ
ーによってだけではなく調べているGB1287252
の他の例でも、アセトンでの抽出が例1に従い適用され
ている。
するためのアプローチの1つを抽出が示している。GB
1287252の例1ではこれを、反応混合物(ブタジ
エン162g及び溶剤としてのトルエン20ml)に対
して大量のアセトン(500g)の添加により行ってい
る。反応混合物を後処理し、かつガスクロマトグラフィ
ーによってだけではなく調べているGB1287252
の他の例でも、アセトンでの抽出が例1に従い適用され
ている。
【0010】DE1906361には溶剤としてトルエ
ンの他に、ヘキサン、ベンゼン、エーテル(=ジエチル
エーテル)及びテトラヒドロフランも呈示されている。
この場合にも、溶剤(通常、約10〜50ml)と比較
して大量のアセトン(500g)が抽出剤として使用さ
れている。より大量の溶剤、トルエン200ml(例1
0)又はヘキサン250ml(例15)を使用する場合
には、溶剤を蒸留により低減し、その後で、アセトンを
抽出剤として添加する。しかしいずれの場合にも、ダイ
マー化−及びトリマー化生成物のCOD、VCH及びC
DTが反応混合物中に残留し、従って、一緒にアセトン
中に吸収される。JP49007153(CA:81;
13184より引用)も、抽出のためのアセトンに言及
している。
ンの他に、ヘキサン、ベンゼン、エーテル(=ジエチル
エーテル)及びテトラヒドロフランも呈示されている。
この場合にも、溶剤(通常、約10〜50ml)と比較
して大量のアセトン(500g)が抽出剤として使用さ
れている。より大量の溶剤、トルエン200ml(例1
0)又はヘキサン250ml(例15)を使用する場合
には、溶剤を蒸留により低減し、その後で、アセトンを
抽出剤として添加する。しかしいずれの場合にも、ダイ
マー化−及びトリマー化生成物のCOD、VCH及びC
DTが反応混合物中に残留し、従って、一緒にアセトン
中に吸収される。JP49007153(CA:81;
13184より引用)も、抽出のためのアセトンに言及
している。
【0011】選択的CDT−もしくはCOD合成への前
記の抽出法の適用はしかし、かなりの困難を伴う。例え
ば反応混合物にアセトンを直接添加すると、ポリマー又
はオリゴマーの成分が沈殿しないか、又は全く不完全に
しか沈殿しない。このことは、前記の溶剤、ことに芳香
族及びエーテル系化合物はオリゴマー及びポリマーの成
分を良く溶解し、従って抽出を著しく困難にすることも
示している。
記の抽出法の適用はしかし、かなりの困難を伴う。例え
ば反応混合物にアセトンを直接添加すると、ポリマー又
はオリゴマーの成分が沈殿しないか、又は全く不完全に
しか沈殿しない。このことは、前記の溶剤、ことに芳香
族及びエーテル系化合物はオリゴマー及びポリマーの成
分を良く溶解し、従って抽出を著しく困難にすることも
示している。
【0012】これらの化合物の選択的合成の際に一緒に
抽出される大量のCDTもしくはCODの故に、さらに
それに加えて、アセトンの必要量は、工業的規模に従来
技術を転用すると莫大になると思われる。
抽出される大量のCDTもしくはCODの故に、さらに
それに加えて、アセトンの必要量は、工業的規模に従来
技術を転用すると莫大になると思われる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従って、1,3−ブタ
ジエンのシクロダイマー化及び/又はシクロトリマー化
の際に目的生成物のシクロオクタジエン、ビニルシクロ
ヘキセン及び/又はシクロドデカトリエンの分離の後に
生じる蒸留残留物から高沸点モノマーを単離するため
の、前記の欠点を有しない方法を提供する課題が存在し
た。
ジエンのシクロダイマー化及び/又はシクロトリマー化
の際に目的生成物のシクロオクタジエン、ビニルシクロ
ヘキセン及び/又はシクロドデカトリエンの分離の後に
生じる蒸留残留物から高沸点モノマーを単離するため
の、前記の欠点を有しない方法を提供する課題が存在し
た。
【0014】
【課題を解決するための手段】さて意外にも、高沸点モ
ノマーを規定の溶剤又は溶剤混合物を用いて良好に蒸留
残留物から抽出することができ、その際、大量のオリゴ
マー及びポリマー成分が溶解することもないことが判明
した。不溶性のオリゴマー及びポリマーは主に粉末、結
晶及び意外にも良好に濾過可能な形で分離することがで
きる。濾液から抽出剤を適当な選択で、有利には蒸留に
より簡単に抽出されたモノマーから分離することがで
き、かつこうして得られたモノマーを次いで有利には真
空蒸留により精製された形で取得することができる。
ノマーを規定の溶剤又は溶剤混合物を用いて良好に蒸留
残留物から抽出することができ、その際、大量のオリゴ
マー及びポリマー成分が溶解することもないことが判明
した。不溶性のオリゴマー及びポリマーは主に粉末、結
晶及び意外にも良好に濾過可能な形で分離することがで
きる。濾液から抽出剤を適当な選択で、有利には蒸留に
より簡単に抽出されたモノマーから分離することがで
き、かつこうして得られたモノマーを次いで有利には真
空蒸留により精製された形で取得することができる。
【0015】従って本発明の目的は、1,3−ブタジエ
ンのシクロダイマー化及び/又はシクロトリマー化及び
目的生成物の分離の際に生じる蒸留残留物からの高沸点
モノマーの単離法であり、その際、 − 低沸点物質(例えば未反応の1,3−ブタジエン)
及び溶剤を分離し、 − 所望の目的生成物、例えばシクロオクタジエン又は
シクロドデカトリエンを蒸留により取得し、 − 蒸留残留物を非極性又は弱極性溶剤又は溶剤混合物
で抽出し、 − 不溶性オリゴマー及びポリマーを(部分的に)結晶
化させ、かつ機械的分離操作(例えば濾過)により分離
し、 − 抽出剤を有利には蒸留により低沸点物質として除去
し、かつ − 高沸点モノマーを有利には真空蒸留により精製され
た形で取得する。
ンのシクロダイマー化及び/又はシクロトリマー化及び
目的生成物の分離の際に生じる蒸留残留物からの高沸点
モノマーの単離法であり、その際、 − 低沸点物質(例えば未反応の1,3−ブタジエン)
及び溶剤を分離し、 − 所望の目的生成物、例えばシクロオクタジエン又は
シクロドデカトリエンを蒸留により取得し、 − 蒸留残留物を非極性又は弱極性溶剤又は溶剤混合物
で抽出し、 − 不溶性オリゴマー及びポリマーを(部分的に)結晶
化させ、かつ機械的分離操作(例えば濾過)により分離
し、 − 抽出剤を有利には蒸留により低沸点物質として除去
し、かつ − 高沸点モノマーを有利には真空蒸留により精製され
た形で取得する。
【0016】抽出により蒸留残留物を調べると、これは
溶剤の選択に非常に依存していることが判明した。意外
にも、非極性溶剤、例えば、有利には5〜10個の炭素
原子を有する非分枝鎖の、又は分枝鎖の脂肪族炭化水素
(例えばペンタン、ヘキサン及びオクタン)、有利には
5〜10個の炭素原子を有する環式脂肪族炭化水素(例
えばシクロヘキサン)、有利には5〜12個の炭素原子
を有する非分枝鎖の、又は分枝鎖のオレフィン及びシク
ロオレフィン系炭化水素(例えばシクロオクテン)も、
数種の弱極性、非プロトン性溶剤、例えば、有利には全
部で3〜12個の炭素原子を有する場合により分枝鎖の
脂肪族及び環式脂肪族ケトン及びアルデヒド並びにそれ
らの混合物が非常に良好に抽出剤として好適であること
が確認された。ケトンの群からの有利な溶剤はアセトン
及び2−ブタノン(メチルエチルケトン)である。過臨
界的ガス、例えば二酸化炭素及びエタンも原則的に抽出
剤として好適である。
溶剤の選択に非常に依存していることが判明した。意外
にも、非極性溶剤、例えば、有利には5〜10個の炭素
原子を有する非分枝鎖の、又は分枝鎖の脂肪族炭化水素
(例えばペンタン、ヘキサン及びオクタン)、有利には
5〜10個の炭素原子を有する環式脂肪族炭化水素(例
えばシクロヘキサン)、有利には5〜12個の炭素原子
を有する非分枝鎖の、又は分枝鎖のオレフィン及びシク
ロオレフィン系炭化水素(例えばシクロオクテン)も、
数種の弱極性、非プロトン性溶剤、例えば、有利には全
部で3〜12個の炭素原子を有する場合により分枝鎖の
脂肪族及び環式脂肪族ケトン及びアルデヒド並びにそれ
らの混合物が非常に良好に抽出剤として好適であること
が確認された。ケトンの群からの有利な溶剤はアセトン
及び2−ブタノン(メチルエチルケトン)である。過臨
界的ガス、例えば二酸化炭素及びエタンも原則的に抽出
剤として好適である。
【0017】これに対して意外にも、従来技術で使用さ
れた芳香族物質、アルコール及びエーテルはあまり好適
ではないことが判明した。通常、アルコールではモノマ
ーの可溶性は低すぎる。芳香族物質及びエーテルでは、
オリゴマー及びポリマーが良く溶けすぎる。
れた芳香族物質、アルコール及びエーテルはあまり好適
ではないことが判明した。通常、アルコールではモノマ
ーの可溶性は低すぎる。芳香族物質及びエーテルでは、
オリゴマー及びポリマーが良く溶けすぎる。
【0018】本発明の方法は、1,3−ブタジエンのシ
クロダイマー化もしくはシクロトリマー化の際に先ず易
揮発性成分を分離し、かつそれぞれ主生成物を蒸留によ
り頂部を介して高沸点成分から分離することを行う。そ
の際、塔の底部に粘性の流出物の高沸点物質が残留する
が、これは是認しうる費用では更に蒸留することはでき
ない。本発明では溶剤又は溶剤混合物(抽出剤/−混合
物)を用いて温浸(digerieren)するが、その際、有利
には高めた温度で還流下に実施する。この場合、塔底か
らの流出物の熱を抽出剤の加温に利用することができ
る。温浸及び冷却の後に、不溶性の成分を機械的分離処
理、例えば濾過又は沈降により分離する。溶剤もしくは
溶剤混合物を抽出物から有利には蒸留により分離し、か
つ新たに、抽出工程で使用することができる。特別な場
合には、クロマトグラフィーによる分離、例えば分取液
体クロマトグラフィー(HPLC)も行うことができ
る。高沸点の、オリゴマー及びポリマーの乏しいオイル
が残留し、これは、有利には真空中で更なる蒸留による
か、又は好適なクロマトグラフィー分離法により後精製
することができる。
クロダイマー化もしくはシクロトリマー化の際に先ず易
揮発性成分を分離し、かつそれぞれ主生成物を蒸留によ
り頂部を介して高沸点成分から分離することを行う。そ
の際、塔の底部に粘性の流出物の高沸点物質が残留する
が、これは是認しうる費用では更に蒸留することはでき
ない。本発明では溶剤又は溶剤混合物(抽出剤/−混合
物)を用いて温浸(digerieren)するが、その際、有利
には高めた温度で還流下に実施する。この場合、塔底か
らの流出物の熱を抽出剤の加温に利用することができ
る。温浸及び冷却の後に、不溶性の成分を機械的分離処
理、例えば濾過又は沈降により分離する。溶剤もしくは
溶剤混合物を抽出物から有利には蒸留により分離し、か
つ新たに、抽出工程で使用することができる。特別な場
合には、クロマトグラフィーによる分離、例えば分取液
体クロマトグラフィー(HPLC)も行うことができ
る。高沸点の、オリゴマー及びポリマーの乏しいオイル
が残留し、これは、有利には真空中で更なる蒸留による
か、又は好適なクロマトグラフィー分離法により後精製
することができる。
【0019】モノマー物質が十分に塔底から溶解抽出さ
れ、他方ではオリゴマー及びポリマー成分の大部分が不
溶性なまま残留するように、溶剤又は溶剤混合物を抽出
のために選択する。正しい抽出剤の選択により更に、底
部生成物の不溶性成分を温浸の際に結晶化させ始めるこ
とが可能である。抽出混合物の一定な冷却により、結晶
化を高めて、抽出物中に溶解するポリマーの割合を更に
低減する。
れ、他方ではオリゴマー及びポリマー成分の大部分が不
溶性なまま残留するように、溶剤又は溶剤混合物を抽出
のために選択する。正しい抽出剤の選択により更に、底
部生成物の不溶性成分を温浸の際に結晶化させ始めるこ
とが可能である。抽出混合物の一定な冷却により、結晶
化を高めて、抽出物中に溶解するポリマーの割合を更に
低減する。
【0020】得られる沈殿物は主に、1,3−ブタジエ
ンのオリゴマー及びポリマーからなる。通常、これは無
色であり、かつ少なくとも部分的に結晶である。正しい
抽出剤及び正確な温度を選択すると、これは粘着性でな
いか、もしくはほとんど粘着性でなく、かつ容易に例え
ば、濾過器又は吸引濾過器により分離することができ
る。
ンのオリゴマー及びポリマーからなる。通常、これは無
色であり、かつ少なくとも部分的に結晶である。正しい
抽出剤及び正確な温度を選択すると、これは粘着性でな
いか、もしくはほとんど粘着性でなく、かつ容易に例え
ば、濾過器又は吸引濾過器により分離することができ
る。
【0021】抽出混合物を冷却すると、抽出剤中でのモ
ノマー成分の可溶性が低くなるか、又は混合物からモノ
マーが凍結することにより温度下限が判明する。いずれ
の場合にもこれは、抽出混合物がミルク様に濁り、かつ
沈殿物が粘性になるので明らかに判明する。正確な温度
限界は特にそれぞれ、抽出剤、及び底部生成物中の高沸
点物質の組成に依存している。通常、+15℃〜−10
℃である。
ノマー成分の可溶性が低くなるか、又は混合物からモノ
マーが凍結することにより温度下限が判明する。いずれ
の場合にもこれは、抽出混合物がミルク様に濁り、かつ
沈殿物が粘性になるので明らかに判明する。正確な温度
限界は特にそれぞれ、抽出剤、及び底部生成物中の高沸
点物質の組成に依存している。通常、+15℃〜−10
℃である。
【0022】抽出のために使用される溶剤の沸騰範囲は
35〜130℃である。50〜105℃の沸騰範囲が特
に有利である。その際、場合により圧力下に処理するこ
ともできる。
35〜130℃である。50〜105℃の沸騰範囲が特
に有利である。その際、場合により圧力下に処理するこ
ともできる。
【0023】110℃を上回る沸点を有する溶剤では、
オリゴマー及びポリマーの成分が溶解し、このことはこ
れらの成分の結晶化を既に還流下での温浸の際に阻害す
る。35℃未満の沸点を有する溶剤では、抽出剤の沸点
は、高沸点を有するモノマーの可溶性の下限温度に近
い。抽出剤の所望の特性は2つ以上の溶剤の組み合わせ
により、特に良好に調節することができる。
オリゴマー及びポリマーの成分が溶解し、このことはこ
れらの成分の結晶化を既に還流下での温浸の際に阻害す
る。35℃未満の沸点を有する溶剤では、抽出剤の沸点
は、高沸点を有するモノマーの可溶性の下限温度に近
い。抽出剤の所望の特性は2つ以上の溶剤の組み合わせ
により、特に良好に調節することができる。
【0024】本発明の方法のもう1つの副次的効果は、
蒸留によっては塔底からもはや単離することができない
主生成物の残量を抽出により入手することができること
である。シクロダイマー化又はシクロトリマー化からの
更なる目的生成物(主生成物)を取得することができ
る。
蒸留によっては塔底からもはや単離することができない
主生成物の残量を抽出により入手することができること
である。シクロダイマー化又はシクロトリマー化からの
更なる目的生成物(主生成物)を取得することができ
る。
【0025】従って高沸点物質が例えばシクロドデカト
リエン−塔の底部に由来する場合には、抽出により更な
るシクロドデカトリエンを取得することができる。
リエン−塔の底部に由来する場合には、抽出により更な
るシクロドデカトリエンを取得することができる。
【0026】この高沸点モノマーの可能な適用分野は香
料及び芳香物質工業、例えば大環式ケトンの合成(JP
57021254、Takasago Perfumery Co., CA9
7:162457中に引用)である。しかし、これらの
化合物のための主な適用は合成ゴムの架橋剤としてであ
る。
料及び芳香物質工業、例えば大環式ケトンの合成(JP
57021254、Takasago Perfumery Co., CA9
7:162457中に引用)である。しかし、これらの
化合物のための主な適用は合成ゴムの架橋剤としてであ
る。
【0027】
【実施例】この方法を次の例で詳述するが、しかしこれ
は前記の例を制限するものではない。
は前記の例を制限するものではない。
【0028】抽出の例:次の例のために、シクロドデカ
トリエン製造からの蒸留残留物を使用した。これをそれ
ぞれ抽出剤400ml中に入れ、かつ還流下に1時間、
温浸した。引き続き、混合物を20℃もしくは4℃に冷
却し、一晩放置し、かつ引き続き濾過した。濾液から抽
出剤を除去し、かつ濾液及び濾過ケーキを秤量した。供
給秤量と排出秤量との間の損失は、使用した実験室用装
置への付着である。結果を第1表にまとめた。
トリエン製造からの蒸留残留物を使用した。これをそれ
ぞれ抽出剤400ml中に入れ、かつ還流下に1時間、
温浸した。引き続き、混合物を20℃もしくは4℃に冷
却し、一晩放置し、かつ引き続き濾過した。濾液から抽
出剤を除去し、かつ濾液及び濾過ケーキを秤量した。供
給秤量と排出秤量との間の損失は、使用した実験室用装
置への付着である。結果を第1表にまとめた。
【0029】蒸留の例:実験6から出発して、濾液41
1.1gを真空中で充填塔1mを介して蒸留した。更
に、CDT−異性体7.0g(無色のオイル、78〜8
5℃/2ミリバール)並びに混合フラクション107.
3g(淡黄色のオイル、110〜122℃/2ミリバー
ル)及びC16−主フラクション238.2g(無色の
オイル、124〜126℃/2ミリバール)を単離する
ことができた。残留物は暗色の残留物として底部に残留
した。C16−フラクションの分析により、主生成物の
1つとして3−(2−ブテニル)−1,5,9−シクロ
ドデカトリエンが判明した。
1.1gを真空中で充填塔1mを介して蒸留した。更
に、CDT−異性体7.0g(無色のオイル、78〜8
5℃/2ミリバール)並びに混合フラクション107.
3g(淡黄色のオイル、110〜122℃/2ミリバー
ル)及びC16−主フラクション238.2g(無色の
オイル、124〜126℃/2ミリバール)を単離する
ことができた。残留物は暗色の残留物として底部に残留
した。C16−フラクションの分析により、主生成物の
1つとして3−(2−ブテニル)−1,5,9−シクロ
ドデカトリエンが判明した。
【0030】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 13/277 C07C 13/277 (72)発明者 ゲオルク エンブリンク ドイツ連邦共和国 デュルメン ティバー ベルク 7 アー (72)発明者 トーマス シッファー ドイツ連邦共和国 ハルテルン ヘッケン ヴェーク 14 (72)発明者 マッティアス マイ ドイツ連邦共和国 ドルステン ハービヒ トシュトラーセ 38
Claims (10)
- 【請求項1】 1,3−ブタジエンをシクロダイマー化
及び/又はシクロトリマー化する際に目的生成物である
シクロオクタジエン、ビニルシクロヘキセン及び/又は
シクロドデカトリエンの分離の後に生じる蒸留残留物か
ら高沸点モノマーを単離するための方法において、蒸留
残留物を非極性又は弱極性溶剤又は溶剤混合物で抽出
し、不溶性のオリゴマー及びポリマーを少なくとも部分
的に結晶化させ、かつ機械的分離処理により分離し、抽
出剤を除去し、かつ高沸点モノマーを取得する、高沸点
モノマーを単離するための方法。 - 【請求項2】 抽出のための溶剤又は溶剤混合物が沸点
35℃〜130℃を有する、請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 抽出のための溶剤又は溶剤混合物が沸点
50℃〜105℃を有する、請求項1に記載の方法。 - 【請求項4】 抽出のための溶剤として、脂肪族、環式
脂肪族、オレフィン系又は環式オレフィン系炭化水素、
ケトン又はアルデヒド又はそれらの混合物を使用する、
請求項1から3までのいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項5】 抽出のための溶剤として、アセトンを使
用する、請求項1から4までのいずれか1項に記載の方
法。 - 【請求項6】 抽出のための溶剤として2−ブタノンを
使用する、請求項1から5までのいずれか1項に記載の
方法。 - 【請求項7】 温浸の後に、沈降により不溶性成分の分
離を行う、請求項1から6までのいずれか1項に記載の
方法。 - 【請求項8】 温浸の後に濾過により不溶性成分の分離
を行う、請求項1から6までのいずれか1項に記載の方
法。 - 【請求項9】 抽出物からシクロダイマー化又はシクロ
トリマー化からの更なる目的生成物を取得する、請求項
1から8までのいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項10】 C16−成分を有する高沸点物質フラ
クションを取得する、請求項1から9までのいずれか1
項に記載の方法。
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DE10004758A DE10004758A1 (de) | 2000-02-03 | 2000-02-03 | Verfahren zur Isolierung von Hochsiedern bei der Cyclooligomerisierung von 1,3-Butadien |
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Family Applications (1)
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DE (2) | DE10004758A1 (ja) |
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DE10251790A1 (de) * | 2002-11-07 | 2004-05-19 | Degussa Ag | Polyamidpulver mit dauerhafter, gleichbleibend guter Rieselfähigkeit |
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DE102004062761A1 (de) * | 2004-12-21 | 2006-06-22 | Degussa Ag | Verwendung von Polyarylenetherketonpulver in einem dreidimensionalen pulverbasierenden werkzeuglosen Herstellverfahren, sowie daraus hergestellte Formteile |
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CN103265393A (zh) * | 2013-04-17 | 2013-08-28 | 李明泉 | 一种1,3-丁二烯环齐聚反应产物的分离方法 |
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US3642924A (en) | 1968-08-23 | 1972-02-15 | Mitsubishi Petrochemical Co | Process for producing cyclic trimers of dienes |
JPS4819306B1 (ja) | 1969-12-24 | 1973-06-12 | ||
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US3658926A (en) | 1970-12-14 | 1972-04-25 | Mitsubishi Petrochemical Co | Butadiene oligomers and production thereof |
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- 2000-02-03 DE DE10004758A patent/DE10004758A1/de not_active Withdrawn
- 2000-12-19 AT AT00127796T patent/ATE238257T1/de not_active IP Right Cessation
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- 2000-12-19 DE DE50001855T patent/DE50001855D1/de not_active Expired - Fee Related
- 2000-12-19 ES ES00127796T patent/ES2193918T3/es not_active Expired - Lifetime
-
2001
- 2001-01-31 JP JP2001023959A patent/JP2001213810A/ja not_active Withdrawn
- 2001-01-31 US US09/772,966 patent/US6407304B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2001-02-01 CA CA002333796A patent/CA2333796A1/en not_active Abandoned
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