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JP2001211812A - 食品又は菓子の絞り装置 - Google Patents

食品又は菓子の絞り装置

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Publication number
JP2001211812A
JP2001211812A JP2000023192A JP2000023192A JP2001211812A JP 2001211812 A JP2001211812 A JP 2001211812A JP 2000023192 A JP2000023192 A JP 2000023192A JP 2000023192 A JP2000023192 A JP 2000023192A JP 2001211812 A JP2001211812 A JP 2001211812A
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JP
Japan
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confectionery
bag
food
molding
squeezing
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Application number
JP2000023192A
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English (en)
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Inventor
Fumihiko Masuda
文彦 増田
Bunji Masuda
文治 増田
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Shin Nihon Machine Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Shin Nihon Machine Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shin Nihon Machine Manufacturing Co Ltd filed Critical Shin Nihon Machine Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2000023192A priority Critical patent/JP2001211812A/ja
Publication of JP2001211812A publication Critical patent/JP2001211812A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明はほとんどが手作業などによらずに
機械的又は電気的手段によって茶きん絞りのように食品
又は菓子素材を絞ることができる食品又は菓子の絞り装
置を提案する。 【解決手段】 上端開口から食品又は菓子素材を投入す
る成型袋4とこの成型袋4の一部を閉じて食品又は菓子
素材内在部分を区分けする閉じ装置5とを設け、この閉
じ装置5の下方に成型袋4を側方から押圧して食品又は
菓子素材を成型袋4を介し成型する成型型61、62を
設ける一方、成型袋4の下部からこの成型型61、62
に対し押し上げて成型袋4を介し食品又は菓子素材を成
型する押え装置7を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は食品又は菓子の絞り装置
に係り、なかでも、ほとんどが手作業などによらずに機
械的や電気的手段によって所謂茶きん絞りのように食品
又は菓子素材を絞ることができる食品又は菓子の絞り装
置に係る。
【0002】なお、ここで絞り装置によって絞られるも
のは菓子に限られることなく食品を含まれるが、以下に
おいては説明の都合上菓子を中心に説明する。
【0003】
【従来の技術】従来から、絞り食品といわれるものが一
般に又は市場に供せられている。これら食品はその表面
が絞られて特殊な手づくり的風味をあらわすものであ
り、この手づくり的風味が広く一般に親しまれている。
【0004】例えば、この絞り食品の中には茶きん寿司
などがあり、茶きん寿司は寿司めしなどを薄焼きたまご
でつつみ、表面をつまんだ形の所謂茶きん絞り食品であ
り、現在は広く全国に親しまれている。
【0005】一方、最近は、食品の分野以外に和菓子や
洋菓子の分野でも、このような形の菓子が普及され、現
在では、菓子類にも所謂茶きん絞りによる絞り菓子が親
しまれ広く市場に供給されている。
【0006】絞り菓子の一例をあげると、くりなどに砂
糖を混練したものを素材とし、これを菓子素材として所
謂茶きん絞りにより、くりに近い形態の菓子に仕上げた
絞り菓子がある。この絞り菓子はくりの風味がそのまま
いかされ、その成型にはふきんなどの布を介在させてつ
くられている。この絞り菓子の表面にはふきんのもつ布
目や風味が移され、素朴な風味をもっていることから、
大変な人気を呼んでいる。
【0007】このほかにも、高価なくりのかわりに、さ
つまいもなどを素材とし、これを所謂茶きん絞りによっ
て絞り、素朴な風味とまろやかな味を与えるものも提案
され、新しい菓子として親しまれつつある。
【0008】このような風味などを与える所謂茶きん絞
りによる成型はことごとく手作業で行なわれている。こ
の手作業は煩雑で、職人がくりやいもなどの菓子素材を
一つづつふきんなどの布につつんで手で一つづつ絞って
つくられている。しかし、このように手作業でつくる
と、菓子や食品が量産できない。
【0009】さらに、このように手作業によってふきん
などの布を用いて絞る場合、ふきんなどの布は適度に水
を湿潤させることが望まれる。
【0010】すなわち、水の湿潤の度合は限度を越える
と、絞るときに菓子素材を過剰にぬらす。このため、風
味が失なわれる。これに対し、ふきんをぬらす水分量が
不足すると、絞り成型した形状が損なわれないように、
ふきんなどの布を菓子素材から剥離するのがむづかし
く、剥離のときに、菓子素材の一部がふきんなどの布に
付着し、絞りの形態の一部がかけて形状が損なわれる。
【0011】さらに、詳しく説明すると、ふきんなどの
布に湿潤させる水分は絞りを重ねると失なわれ、その湿
潤度合は変化する。このため、絞りのときに常にふきん
などの布の湿潤度合を一定に保つのはきわめてむづかし
い。
【0012】一方、手作業による所謂茶きん絞りは、相
当な熟練度をもつ職人によらないと、常に一定の形態に
菓子素材を成形することはむづかしい。さらに、形態を
一定に維持した上で量産化することになると、相当な熟
練度をもつ職人であっても、きわめてむづかしい。
【0013】この点、量産化という面からいうと、和菓
子、洋菓子などに絞りを与えるのには、古くから用いら
れる型抜きなどの手法が適当であるとも考えられる。こ
の型抜きであると、所謂茶きん絞りの絞り形態に近い形
態の抜き型を使用すると、ある程度の絞り菓子をつくる
ことができない。
【0014】しかし、このような型抜きなどによると、
成型された菓子の表面はふきんなどの介在によって成形
した面と異なったものとなり、素朴でソフトな風味が損
なわれ、菓子そのものに付加価値をつけることはでき
ず、むしろ、風味が大巾に失なわれて商品価値が低下す
る。
【0015】このようなところから、所謂茶きん絞りに
よる絞り菓子や食品は、職人による手作業でつくられる
ものであって、これを手作業によらずに自動的につくる
ことはできないとされている。
【0016】このため、一つづつふきんなどの布を用い
て絞ってつくられる、絞り菓子はきわめて高価になるも
のとなっている。
【0017】一方、このように、所謂茶きん絞りによる
成型の自動化や合理化をはばんでいるのは、成型にはふ
きんなどの布の介在がどうしても必要とされることであ
る。また、所謂茶きん絞りはふきんなどの布の介在によ
ってはじめてその特性が発揮できるのであって、ふきん
などの布が介在しないとその特性が発揮できないといわ
れている。
【0018】要するに、手作業によらない茶きん絞りの
自動成型方法や装置の開発には、そのプロセスでふきん
などの布を介在させることが必須条件である。しかし、
この必須条件が成型過程が自動化をはばむ大きな要因で
あるため、このような自動化法や量産機は提案されてい
ない。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
ところから成立したものであって、具体的にいうと、手
作業による所謂茶きん絞りと同様に食品や菓子を絞るこ
とができ、しかも、手作業による絞りでふきんなどの布
を使用するのと同じように、繊維質から成る成型袋を用
いて食品素材を絞り成型して手造り的風味を具える食品
を製造できる絞り装置を提案する。
【0020】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係る
絞り装置は上端開口から食品又は菓子素材を投入する成
型袋とこの成型袋の一部を閉じて食品又は菓子素材内在
部分を区分けする閉じ装置とを設け、この閉じ装置の下
方に成型袋を側方から押圧して食品又は菓子素材を成型
袋を介し成型する成型型を設ける一方、成型袋の下部か
らこの成型型に対し押し上げて成型袋を介し食品又は菓
子素材を成型する押え装置を設けることを特徴とする。
【0021】さらに、この絞り装置には、成型袋を外側
から把持して回転させる回転装置を設けることを特徴と
する。
【0022】以下、これら手段たる構成ならびに作用に
ついて図面によってさらに詳しく説明すると、つぎのと
おりである。
【0023】なお、図1は本発明の一つの実施例に係る
絞り装置の正面からみた配置図である。
【0024】図2は本発明の他の実施例に係る絞り装置
の正面からみた配置図である。
【0025】図3は図1又は図2に示す装置における開
閉板と成型体の一つの作動態様を平面からみた説明図で
ある。
【0026】図4は図3と同様に示す他の作動態様の平
面からみた説明図である。
【0027】図5は図1又は図2に示す絞り装置におけ
る成型袋の一例の正面図である。
【0028】図6は図1又は図2に示す絞り装置によっ
て絞り成型された絞り菓子の一例の説明図である。
【0029】まず、図1および図2において、符号1は
本発明の一つの実施例に係る絞り成型装置を一般的に示
す。
【0030】この絞り成型装置1には、図1ならびに図
2に示されるように、成型袋4を具え、この成型袋4は
通常回転盤(その一部が符号2によって図1又は図2に
示されている。)に取付けられる。このように回転盤2
に取付ける場合は、回転盤2の回転によって成型袋4が
成型セクションに移動し、成型セクションにおいて、菓
子素材は絞り成型できる。成形後の菓子3(ここでは菓
子を中心に示すが、この例で菓子3を食品に置換するこ
とができる。)は成型袋4に入れられたままで成型セク
ションから他のセクションに移動し、そこで菓子3はと
り出される。
【0031】また、このように成型装置1の成型袋4は
回転盤2に取付けなくとも、固定されたベ−ス盤などに
取付けることもでき、この場合は同じ場所で菓子素材の
投入、成型、取出しが行なわれる。
【0032】成型装置1において、回転盤2又はベ−ス
盤に取付ける成型袋4は、その一例が図5に示されるよ
う構成され、2つのリング部材8、8によって成型袋4
の上端縁41をはさみ、その間にシ−ルリング81も介
在させる。このように成型袋4を取付けると、成型時に
成型袋4を一対の開閉弁51、52で閉じたときに、シ
−ルリング81でもシ−ルされているために、成型袋4
の一部をタイトに閉じることができる。
【0033】なお、図1又は図2において成型袋4は回
転盤2に取付けられたままであるときは点線で示し、実
線は成型袋4が絞られて変形しているときを示す。
【0034】成型袋4はふきんなどの布による所謂茶き
ん絞りと同等の効果を菓子3に与えるために用いられ、
併せて、内部に投入された菓子素材は後に示すとおり絞
り成型される。したがって、先の目的達成のためには、
ふきんなどに用いられる木綿その他の布からも構成でき
るが、強度が不足しひだが成型できない。このことか
ら、通常は合成繊維から構成して、茶きん絞りの風味を
付与し、後記のとおり、成型袋4の表面に形成したひだ
42が絞りを重ねても消失しないようにする。
【0035】すなわち、所謂茶きん絞りによって素朴な
風味を発揮させ、素材の特性を十分にいかすのには、ふ
きんなどの布を介在させることが必要である。このこと
はすでに説明したとおりである。したがって、耐久性の
問題を除くと、茶きん絞りなどの素朴な風味を出すため
には木綿などの布からも構成するのが好ましい。この面
からすると、合成樹脂の中でも網目状または繊維状の合
成繊維から成型袋4を作ると、その繊維状の布組織によ
ってふきんなどの木綿にもとずく風味が得られるととも
にひだなどの凹凸も容易に成型できる。
【0036】また、成型袋4の上端は開口させて、この
上端開口から菓子素材が投入されるように構成し、下端
を閉塞し袋状に構成する。しかし、このように袋状に構
成できれば、どのような形態にも構成できる。
【0037】図1又は図2に示す例においては、成型袋
4は、図5に示すように、通常、円錐台状に構成し、後
に示すとおり、その下部には投入された菓子素地を内在
させて、この菓子素地内在部において菓子3が成型でき
るように構成する。また、円錐台状の成型袋4の上端に
は、先に示す通り、縁取りして上端縁41を形成し、そ
の部分を介して固定したベ−ス盤や回転する回転盤2に
セットできるように構成するのが好ましい。
【0038】また、絞りを行なって菓子3の上部の絞り
部分にひだ31を形成するために、成型袋4の外周面に
は、予め、縦長のひだ42を設ける。(図5参照) こ
の縦長のひだ42によって、図6に示す通り、絞ったと
きに、菓子3の表面には凹凸のあるひだ31が転写され
て形成され、絞り菓子が製造できる。
【0039】このため、予めひだ42を形成した成型袋
4はそれにある程度の絞りのときの外力が与え、この外
力がくり返して作用したときにも、表面のひだ42その
ものが消失しないように構成する必要がある。
【0040】この点から、成型袋4は、ある程度の剛性
を持ち、加熱によって外周にひだ42が形成でき易い素
材から構成する必要がある。合成繊維の中でも熱可塑性
樹脂の繊維を芯材としてあんだシ−ト材から構成し、加
熱することによってひだ42が容易に成型できるように
する。このようにシ−ト材としては合成繊維そのものか
ら構成するほか、その一部として合成繊維を含むシ−ト
から構成するのが好ましい。このような繊維としては、
ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリエチレン、ポリ尿素、ポリウレタンなど
の合成繊維が好ましい。
【0041】このような素材から成る成型袋4である
と、素材そのものが熱可塑性であるために、成型袋4に
表面にひだのあるひな型体(図示せず)をはめ合わせて
熱を加えると、ひな型体(図示せず)のひだによって成
型袋4の側面にひだ42が成形される。このひだは素材
シ−トそのものが合成繊維であるため、これに外力を加
えたりまたは成形時に絞ってもひだが消失することがな
い。
【0042】次に、以上の通り、回転盤やベ−ス盤に成
型袋4を取付け、この取付けた成型袋4の一部を閉じる
ように閉じ装置5を設ける。閉じ装置5は成型袋4の一
部を閉じて投入された菓子素材の内在部分を菓子の成形
部43として区分けするもので、この目的が達成できれ
ば、いずれにも構成できる。
【0043】この目的から閉じ装置5は成型袋4をはさ
んで側方から接近する一対の開閉板51、52から構成
することもできる。
【0044】これら開閉板51、52は通常板状材から
構成し、その対向端51a、52aは斜めに切断し、シ
ャ−プさを与える。このように構成すると、図3に示す
一対の開閉板51、52はその開放状態(図3において
は点線で開閉板51、52を示す)から互いに接近させ
て図3に示すとおりに閉塞したときには、各対向端51
a、52aが線接触し、成型袋4を確実に閉じることが
できる。これによって成型袋4の一部は確実に閉じら
れ、下部に菓子などを閉じ込めて、そこに成形部43が
形成できる。
【0045】すなわち、菓子素材が投入されたのち、一
対の開閉板51、52を互いに接近させて成型袋4の一
部を閉じると、投入された菓子素材は成形部43内に閉
じ込められる。この成形部43内において、のちにのべ
る成型装置6の成型型61、62に対して押え板71を
菓子素材に上向きに押し上げると、成型袋4を介して絞
り菓子3が成型できる。
【0046】一対の成型型61、62は開閉板51、5
2から成る閉じ装置5の下部に設けられ、菓子の成型に
は成型袋4を介在させ、側面のひだ42を転写させるた
め、成形部43内の菓子素材は成型袋4の外周から押圧
し、一対の成型型61、62によって押圧し、一対の成
型型61、62が一体になって型成形される。したがっ
て、成形部43内の菓子素材を成型型61、62の形状
に応じて成型される。
【0047】すなわち、一対の成型型61、62の押圧
によって成型袋4のひだ42はそのまま菓子素材に転写
され、所謂茶きん絞り特有の絞り又はひだ31を与え
る。一対の成型型61、62はそれにより直接菓子素材
を所望の型に成型することなく、成型袋4を介在させて
成型するため、手作業でふきんなどの布を用いて行なう
絞りと同じ効果を与えるものであり、このときに手と同
等の働きをするものが成型型61、62である。このた
め、成型型61、62は手と同様にある程度の弾力性を
与える構造か又は素材から構成するのが好ましい。この
面からいって、前者の弾力性構造としてはばねなどでお
さえた構造に構成することもできるが、後者の素材とし
ては天然ゴムあるいは合成ゴムなどの弾性に富む素材か
ら構成することができる。
【0048】このように構成すると、一対の成型型6
1、62を図3に示す開放位置から図4に示す閉じた位
置まで互いに接近するよう移動させると、成型袋4の外
周から菓子素材を押され、とくに、成型型61、62に
よって弾力性をもって押すことになるため、成型袋4の
ひだ42そのものも滑らかに菓子素材が押され、手作り
と同様なひだが菓子素材の表面に形成できる。
【0049】なお、図3および図4において閉じ装置5
の開閉板51、52は一点鎖線で示すが、一対の成型型
61、62は点線で示している。
【0050】以上のように、閉じ装置5を一対の開閉板
51、52から構成し、成型型6を一対の成型型61、
62から構成するとき、開閉板51、52を互いに接近
させる方向は、一対の成型型61、62を接近させて移
動させる方向に一致させずにずらして構成する。好まし
くは、両移動方向は略々90°程度ずらし、互いに直交
させるよう、構成する。
【0051】このように構成すると、成型袋4内の一部
に確実に成形部43を区切って形成でき、絞りなどの効
果も効果的に成形できる。
【0052】次に、以上の通り構成される閉じ装置5と
成型型61、62と共働させるために、押え装置7を設
ける。この押え装置7は下から圧力を加えて押し上げ
る。押え装置7には押え板71を設け、この押え板71
はある程度弾性的に支持し押えるよう構成することが好
ましい。この面からいうと、押え板71を昇降ロッド7
2で支持し、この昇降ロッド72にバネ73を介在させ
てそのバネの弾性力によって下から成型型61、62に
対し菓子素材を押上げるように構成する。
【0053】すなわち、押え板71は昇降ロッド72に
よって昇降自在に構成し、この昇降はクランクその他の
昇降機構(図示せず)によって行ない、一対の成型型6
1、62を閉じたときに(図3参照)、各成型型61、
62の内面に菓子素材を押し付けて所定の形状に成形す
る。
【0054】また、菓子3のひだ31にある程度の彎
曲、つまり、曲線状のひだとして形成する場合もあり、
このようなことが要請されることもある。このときに、
押え板71に対しその中心軸を中心として回転を与え、
この押え板71の回転によって、上部が一対の開閉板5
1、52と成型型61、62とによって閉じられた状態
の成型袋4に回転を与えると、成型袋4には手作業によ
る絞りと同じ動作動が与えられる。
【0055】また、このような絞りを与えるときに、図
2に示すように、成型袋4に回転を与える回転装置10
を押え板71と別個に構成することもでき、このように
構成すると、菓子3に曲線を成したひだ31を与えるこ
とができる。
【0056】図2に示す絞り成型装置1は、回転装置1
0が設けられている。回転装置10にはリング状の回転
板11が設けられている。この回転板11の内側には半
径方向に指向して複数個、好ましくは3つ又は3つ以上
の把持素子12が取付けられている。
【0057】各把持素子12はゴムや弾力性のある合成
樹脂から構成され、半径方向に移動して成型袋4の外周
から把持できるよう構成されている。したがって、把持
素子12を半径方向に移動させて成型袋4を外側から把
持して回転板11を回転させると、成型袋4は上部が一
対の開閉板51、52で閉じられているため、回転板1
1の回転によってねじられることになり、菓子3のひだ
31は曲線状を成すことになる。
【0058】なお、図2でとくに示さないが、把持素子
12を半径方向に移動させて開閉把持する方式は、いず
れの機構をとることができるが、各把持素子12を上下
に移動するガイド部材の案内軌道に係合させ、このガイ
ド部材の上下動により、把持部材12が半径方向に移動
し開閉するように構成することができる。
【0059】また、以上のように回転装置10を設ける
と、回転板11が回転していても、それによる絞りが一
定の限度以上になると、囲りから把持する把持部材12
がゴムなどから成るため、把持部材12は成型袋4の周
りでスリップし、所定の絞りが確実に与えられる。
【0060】
【発明の効果】以上詳しく説明したとおり、本発明に係
る成型装置は、食品又は菓子素材が投入される成型袋内
の一部を閉じ装置で閉じて食品又は菓子内在部分を区分
けし、この区分けした成形部内で成型袋を一対の成型型
と押上げ装置を介して食品又は菓子素材を成型する。
【0061】したがって、本発明によると、ふきんなど
の布を用いて食品又は菓子素材を成型するのと同様又は
同等の条件で食品又は菓子素材を量産的に成型でき、成
型された絞り食品又は菓子の歩留りも良い。
【0062】また、成型袋は合成樹脂などの繊維やそれ
を一部として含む布から構成されるため、布としてソフ
トな食感や風味を菓子や食品に与えることができるほ
か、成型袋の表面に所望に応じた凹凸模様やひだなどが
形成でき、これによって絞り効果が十分に与えられる。
【0063】また、成型型はゴム、弾力性のある合成樹
脂から成っていると、それによって食品又は菓子素材を
いためることなく、ソフトなはだを与えることができ
る。
【0064】さらに、成型袋の外周から把持して回転を
与える回転装置が設けられている。このため、成型袋は
一対の開閉板で閉じられた状態で回転が与えられること
から、菓子や食品には曲線状の絞りひだが与えられ、所
望の絞りができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施例に係る絞り装置の正面か
らみた配置図である。
【図2】本発明の他の実施例に係る絞り装置の正面から
みた配置図である。
【図3】図1又は図2に示す装置における開閉板と成型
体の一つの作動態様を平面からみた説明図である。
【図4】図3と同様に示す他の作動態様の平面からみた
説明図である。
【図5】図1又は図2に示す絞り装置における成型袋の
一例の正面図である。
【図6】図1又は図2に示す絞り装置によって絞り成型
された絞り菓子の一例の説明図である。
【符号の説明】
1 絞り装置 2 回転盤 3 菓子 4 成型袋 41 成型袋の上端縁 42 成型袋4上のひだ 43 菓子の成形部 5 閉じ装置 51、52 開閉板 6 成型装置 61、62 成型型 7 押え装置 71 押え板 72 昇降ロッド 73 バネ 8 成型袋をおさえるリング部材 10 回転装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端開口から食品又は菓子素材を投入す
    る成型袋とこの成型袋の一部を閉じて食品又は菓子素材
    内在部分を区分けする閉じ装置とを設け、この閉じ装置
    の下方に前記成型袋を側方から押圧して食品又は菓子素
    材を前記成型袋を介し成型する成型型を設ける一方、前
    記成型袋の下部からこの成型型に対し押し上げて前記成
    型袋を介し食品又は菓子素材を成型する押え装置を設け
    ることを特徴とする食品又は菓子の絞り装置。
  2. 【請求項2】 前記成型袋の外側から把持して回転する
    回転装置を設けて成ることを特徴とする請求項1記載の
    食品又は菓子の絞り装置。
  3. 【請求項3】 前記成型袋の側面に線状ひだを設けるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の食品又は菓子の絞
    り装置。
  4. 【請求項4】 前記成型袋を合成樹脂繊維の布シ−トま
    たは一部に合成樹脂繊維を含む布シ−トから構成するこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の食品又は菓子の絞
    り装置。
  5. 【請求項5】 前記閉じ装置に前記成型袋をはさんで接
    近若しくは離間する一対の開閉板を設けて成ることを特
    徴とする請求項1又は2記載の食品又は菓子の絞り装
    置。
  6. 【請求項6】 前記成形型を弾性ゴム又は弾性合成樹脂
    から構成することを特徴とする請求項1又は2記載の食
    品又は菓子の絞り装置。
  7. 【請求項7】 前記押え装置に押え板とこの押え板を昇
    降する昇降ロッドを設けて成ることを特徴とする請求項
    1、2又は5記載の食品又は菓子の絞り装置。
  8. 【請求項8】 前記押え板を弾性ばねを介して前記昇降
    ロッドにより昇降自在に支持して成ることを特徴とする
    請求項7記載の食品又は菓子の絞り装置。
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CN108402119A (zh) * 2018-03-27 2018-08-17 东莞市格特机械有限公司 一种窝窝头旋转加工成型装置

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