JP2001206732A - 電極被覆用低融点ガラスおよびプラズマディスプレイ装置 - Google Patents
電極被覆用低融点ガラスおよびプラズマディスプレイ装置Info
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Abstract
を高くできる電極被覆用低融点ガラスを得る。 【解決手段】Cuを含有し、そのCuO換算含有量が質
量百分率表示で0.1〜0.9%であり、MoおよびS
bのいずれも含有しない電極被覆用低融点ガラス、およ
び、MoまたはSbのいずれか1種以上とCuとを含有
し、CuのCuO換算含有量が0.1〜0.9%、Cu
O+MoO3+Sb2O3が0.2〜1.4%である電極
被覆用低融点ガラス。
Description
ープされた酸化インジウム)または酸化スズ等の透明電
極を絶縁被覆するのに適した低融点ガラス、およびプラ
ズマディスプレイ装置に関する。
目を集めている。このような表示装置においては、画像
を形成する画素における表示状態を制御するために各画
素に電極を形成しなければならない。画像の質の低下を
防ぐために、前記電極として透明電極が用いられてい
る。透明電極としては、ガラス基板上に形成されたIT
Oまたは酸化スズの薄膜が多く用いられている。ここで
いう酸化スズは、フッ素、アンチモン、等がドープされ
た酸化スズを含む。
ラス基板の表面に形成される透明電極は、精細な画像を
実現するために細い線状に加工される。そして各画素を
独自に制御するためには、このような微細に加工された
透明電極相互の絶縁性を確保する必要がある。ところ
が、ガラス基板の表面に水分が存在する場合やガラス基
板中にアルカリ成分が存在する場合、このガラス基板の
表面を介して若干の電流が流れることがある。このよう
な電流を防止するには、透明電極間に絶縁層を形成する
ことが有効である。また、透明電極間に形成される絶縁
層による画像の質の低下を防ぐためには、この絶縁層は
透明であることが好ましい。
ては種々のものが知られているが、なかでも、透明であ
り信頼性の高い絶縁材料であるガラス材料が広く用いら
れている。最近大型平面カラーディスプレイ装置として
期待されているプラズマディスプレイ装置(以下PDP
という。)においては、典型的には、表示面として使用
される前面基板、背面基板および隔壁によりセルが区画
形成されており、該セル中でプラズマ放電を発生させる
ことにより画像が形成される。前記前面基板の表面には
透明電極が形成されており、この透明電極をプラズマか
ら保護するために、プラズマ耐久性に優れたガラスによ
り前記透明電極の被覆することが必須である。
用いられるガラスは、通常はガラス粉末にして使用され
る。すなわち、前記ガラス粉末に必要に応じてフィラー
等を添加後ペースト化し、このようにして得られたガラ
スペーストを、透明電極が形成されているガラス基板に
塗布、焼成することによって前記透明電極を被覆する。
縁性の他に、軟化点がたとえば650℃以下であるこ
と、線膨張係数がたとえば80×10-7/℃程度である
こと、焼成して得られる電極被覆ガラス層の透明性が高
いこと、等が求められており、種々のガラスが従来より
提案されている。たとえば、特開平11−180726
号公報には、質量百分率表示で、PbO+Bi2O3:5
2〜68%、B2O3:14〜28%、SiO2:0〜5
%、ZnO:6〜23%、Al2O3:0〜8%、CeO
2:0〜5%、SnO2:0〜5%、から実質的になる非
結晶性ガラスが開示されている。
向上が求められており、これに伴ない前記電極被覆ガラ
ス層の透明性を一層高くすることが求められている。本
発明は、この課題を解決するための電極被覆用低融点ガ
ラスおよびプラズマディスプレイ装置、を提供すること
を目的とする。
し、そのCuO換算含有量が質量百分率表示で0.1〜
0.9%の範囲にあり、MoおよびSbのいずれも含有
しない電極被覆用低融点ガラス、および、Cuを含有
し、そのCuO換算含有量が質量百分率表示で0.1〜
0.9%の範囲にあり、かつ、MoまたはSbのいずれ
か1種以上を含有し、質量百分率表示で、CuのCuO
換算含有量、MoのMoO3換算含有量およびSbのS
b2O 3換算含有量の合計が0.2〜1.4%の範囲にあ
る電極被覆用低融点ガラス、を提供する。
マディスプレイ装置であって、該前面基板を構成するガ
ラス基板上の透明電極が前記電極被覆用低融点ガラスに
より被覆されているプラズマディスプレイ装置、を提供
する。
ガラス層の透明性低下の原因の一つが、以下に述べる炭
素含有不純物の前記電極被覆ガラス層への残留であると
推定し、本発明に至った。電極被覆用低融点ガラスは、
通常は粉末状にして使用される。電極被覆用低融点ガラ
ス粉末は、印刷性を付与するための有機ビヒクル等を用
いてガラスペーストとし、このガラスペーストを、ガラ
ス基板上に形成された電極上に塗布、焼成して電極を被
覆する。
は、遷移金属等の着色成分を含有しない場合でも、茶色
または黒色に着色することが多い。この現象は、有機ビ
ヒクル等に含まれる炭素含有不純物が前記電極被覆ガラ
ス層に残留し、この炭素含有不純物が電極被覆ガラス層
を着色している現象であると考えられる。なお、前記茶
色の着色によって典型的には波長400nmの光の透過
率が低下する。なお、この炭素含有不純物は、PDPに
おいてプラズマが発生しているときに、電極被覆ガラス
層に存在する水等と反応して炭酸ガスとして電極被覆ガ
ラス層から放出され、これによりPDPの輝度も低下す
ると考えられる。
(以下単に本発明のガラスという。)は、通常は粉末状
にして使用される。本発明のガラスの粉末は、印刷性を
付与するための有機ビヒクル等を用いてガラスペースト
とされ、これを、ガラス基板上に形成された電極上に塗
布、焼成して電極を被覆する。ここでいう有機ビヒクル
は、エチルセルロース等のバインダをα−テルピネオー
ル等の有機溶剤に溶解したものである。なお、本発明の
ガラスは、典型的には鉛ガラスまたは鉛ホウ酸塩ガラス
である。PDPにおいては、本発明のガラスは前面基板
の透明電極の被覆に好適に使用される。
ることが好ましい。0.5μm未満では、焼成して得ら
れた電極被覆ガラス層中の気泡が多くなり透明性が低下
するおそれがあり、また、粉末状にするために要する時
間が顕著に増加するおそれがある。より好ましくは0.
7μm以上である。
であることが好ましい。PDPにおける前記電極被覆ガ
ラス層の厚さは通常40μm以下であるが、前記最大粒
径が35μm超ではこの電極被覆ガラス層の表面に凹凸
が発生しPDPの画像がゆがむおそれがある。前記最大
粒径は、より好ましくは20μm以下である。
℃であることが好ましい。理由を以下に述べる。前記ガ
ラス基板としては、通常、ガラス転移点が550〜62
0℃のものが用いられる。この場合、ガラス基板の変形
を避けるために、前記ガラスペーストの焼成は620℃
以下で行われる。焼成を620℃以下で行うためには、
本発明のガラスの軟化点は650℃以下であることが好
ましい。また、前記焼成時の早い段階で本発明のガラス
が軟化流動して電極を完全に被覆することによって焼成
時における電極の電気特性劣化を防止するためにも、軟
化点は650℃以下であることが好ましい。より好まし
くは640℃以下、特に好ましくは630℃以下であ
る。
または酸化スズ等の透明電極のみでは電気抵抗が高すぎ
る場合、これら透明電極上にAgやAlや三層構造のC
r−Cu−Cr等の金属層(以下、この金属層を金属電
極という。)を形成する場合がある。軟化点が450℃
未満のガラスによりこれら金属電極を被覆すると、金属
電極が侵食されたり、金属電極を介しての透明電極の侵
食が促進されたりするおそれがある。特に、焼成が52
0℃以上で行われる場合、軟化点が450℃未満のガラ
スにより金属電極を被覆すると透明電極の侵食が顕著に
なる。また、この場合、軟化点が450℃以上520℃
未満のガラスにより金属電極を被覆すると、透明電極の
侵食はなくなるが、焼成時に電極被覆ガラス層中の気泡
が大きくなり電極被覆ガラス層の透過率が減少する。
あることがより好ましい。さらに好ましくは520℃以
上、特に好ましくは550℃以上、最も好ましくは58
0℃以上である。
成時にガラスの軟化流動が始まる前にガラスペースト中
の有機ビヒクルは完全に揮発し、有機ビヒクル中の炭素
含有不純物の電極被覆ガラス層への大量残存、それに伴
なう電極被覆ガラス層の透過率低下、の防止も期待され
る。実際、有機ビヒクルの構成成分であるバインダとし
て使用されるエチルセルロースと、軟化点が600℃で
あり平均粒径が3μmであるガラス粉末とを乳鉢中で混
合して得られた混合粉末を、毎分10℃で昇温しその重
量減少率と温度の関係を調べたところ、450℃で該重
量減少率は0となった。
極被覆ガラス層を単層構造にできる。これに対し、軟化
点が520℃未満では前記透明電極侵食現象のために単
層構造とすることは困難になり、軟化点が520℃未満
のガラスを上層、軟化点がたとえば520℃以上のより
軟化点が高いガラスを下層とする非単層構造にしなけれ
ばならなくなるおそれがある。ここでいう下層は透明電
極と直接接する層である。
50℃における平均線膨張係数が80×10-7〜90×
10-7/℃のものが用いられる。したがってこのような
ガラス基板と膨張特性をマッチングさせ、ガラス基板の
そりや強度の低下を防止するためには、本発明のガラス
の前記平均線膨張係数は60×10-7〜90×10-7/
℃であることが好ましく、70×10-7〜85×10-7
/℃であることがより好ましい。なお、50〜350℃
における平均線膨張係数を以下では単に膨張係数とい
う。
までの範囲における比抵抗、より典型的には室温から3
00℃までの範囲における比抵抗は、前記ガラス基板に
用いられるガラスの前記温度範囲における比抵抗の0.
1倍またはそれ以上であることが好ましい。この条件が
満たされないと電気絶縁性が不足するおそれがある。ガ
ラス基板に用いられるガラスの150℃における比抵抗
は典型的には1011Ω・cm程度である。このことから
本発明のガラスの150℃における比抵抗は1010Ω・
cm以上であることが好ましく、1011Ω・cm以上で
あることがより好ましい。
ることが好ましい。18超ではPDPのセルの静電容量
が大きくなりすぎ、PDPの消費電力が増大するおそれ
がある。より好ましくは12以下、特に好ましくは1
0.5以下、最も好ましくは10以下である。
とが好ましい。この観点からは、本発明のガラスの結晶
化温度Tcは焼成温度よりも高いことが好ましい。焼成
温度より80℃以上高いことがより好ましい。ここでい
う結晶化温度は示差熱分析(DTA)によって得られる
結晶化ピーク温度であり、結晶化ピークが認められない
場合は、Tc=∞とする。
しい。700℃未満では、通常行われる500〜620
℃での焼成においてガラスが結晶化し透明性が低下する
おそれがある。より好ましくは750℃以上である。
MoおよびSbのいずれも含有しないが、Cuは必須成
分として含有する。質量百分率表示で、CuOとして換
算したCu含有量(以下、CuO含有量という。)が
0.1%未満では、電極被覆ガラス層の透過率が低下す
る。好ましくは0.2%以上、より好ましくは0.3%
以上である。0.9%超ではCuに起因する着色が濃く
なりすぎる。好ましくは0.8%以下、より好ましくは
0.7%以下である。なお、以下では含有量は質量百分
率で表す。
説明する。本発明のガラスの第2の態様においては、C
uを必須成分として含有し、その他にMoまたはSbの
いずれか1種以上を含有する。本態様におけるCuO含
有量は0.1〜0.9%である。0.1%未満では、電
極被覆ガラス層の透過率が低下する。好ましくは0.2
%以上、より好ましくは0.3%以上である。0.9%
超ではCuに起因する着色が濃くなりすぎる。好ましく
は0.8%以下、より好ましくは0.7%以下である。
(以下、MoO3含有量という。)、Sb2O3として換
算したSb含有量(以下、Sb2O3含有量という。)お
よびCuO含有量の合計は0.2〜1.4%である。
0.2%未満では、電極被覆ガラス層の透過率が低下す
る。好ましくは0.3%以上である。1.4%超では、
Cu、MoまたはSbに起因する着色が濃くなりすぎ
る。好ましくは1%以下、より好ましくは0.9%以下
である。
が好ましい。1.2%超では電極被覆ガラス層のMoに
起因する着色が濃くなりすぎるおそれがある。より好ま
しくは1%以下、特に好ましくは0.9%以下である。
Moを含有する場合、MoO 3含有量は0.1%以上で
あることが好ましい。より好ましくは0.2%以上、特
に好ましくは0.3%以上である。
が好ましい。1.2%超では電極被覆ガラス層のSbに
起因する着色が濃くなりすぎるおそれがある。より好ま
しくは1%以下、特に好ましくは0.9%以下である。
Sbを含有する場合、Sb2O3含有量は0.1%以上で
あることが好ましい。より好ましくは0.2%以上、特
に好ましくは0.3%以上である。
的に、 PbO 25〜85%、 B2O3 0〜60%、 SiO2 0〜40%、 Al2O3 0〜25%、 Bi2O3 0〜35%、 MgO 0〜40%、 CaO 0〜40%、 SrO 0〜40%、 BaO 0〜40%、 ZnO 0〜55%、 Li2O 0〜20%、 Na2O 0〜20%、 K2O 0〜20%、 CuO 0.1〜0.9%、 MoO3 0〜1.3%、 Sb2O3 0〜1.3%、 からなり、MgO+CaO+SrO+BaOが0〜40
%であることが好ましい。ここで、MoO3が0%かつ
Sb2O3が0%であるガラスは本発明のガラスの第1の
態様の好ましい態様であり、MoO3+Sb2O3が0.
2〜1.4%であるガラスは本発明のガラスの第2の態
様の好ましい態様である。
る。なお、CuO、MoO3、Sb2O 3については先に
述べたので省略する。PbOは軟化点を低下させ、また
膨張係数を大きくする効果を有し、必須である。25%
未満では、前記効果が小さすぎる。好ましくは30%以
上である。85%超では、比誘電率が大きくなりすぎ
る、または黄色着色が濃くなりすぎる。好ましくは8
3.8%以下、より好ましくは75%以下である。
させるために、または焼成時のガラス流動性を高め電極
被覆ガラス層中の残存気泡を減少させて透過率を高くす
るために、60%まで含有してもよい。60%超では、
軟化点が高くなりすぎたり、ガラスが分相したりするお
それがある。好ましくは55%以下である。B2O3を含
有する場合は、10%以上含有することがより好まし
い。特に好ましくは11%以上、最も好ましくは23%
以上である。なお、前記残存気泡の大きさは典型的には
30μmである。
化させるために、または銀発色現象を抑制するために、
40%まで含有してもよい。ここでいう銀発色現象は、
PDP前面基板のガラス基板上に形成された銀含有バス
電極をガラスで被覆した場合に、該ガラスに銀が拡散し
ガラスが茶色に着色しPDPの画質が低下する現象であ
る。SiO2は前記銀の拡散を抑制する効果があると考
えられる。SiO2含有量が40%超では、焼成時のガ
ラス流動性が低下し電極被覆ガラス層中の残存気泡が増
加して透過率が低下するおそれがある。SiO2含有量
は、より好ましくは35%以下、さらに好ましくは15
%以下、最も好ましくは12%以下である。
iO2含有量は5%以上であることが好ましい。より好
ましくは6.6%以上である。また、この場合、PbO
含有量は83.8%以下かつB2O3含有量は11%以上
であることが好ましい。
化させるために25%まで含有してもよい。25%超で
はガラスが失透するおそれがある。より好ましくは15
%以下、特に好ましくは10%以下である。
させるために35%まで含有してもよい。35%超では
ガラスが黄色に着色したり、比誘電率が大きくなりすぎ
たりするおそれがある。より好ましくは30%以下、特
に好ましくは5%以下である。
ずれも必須ではないが、ガラスの耐水性を高めるため
に、またはガラスの分相を抑制するために、それぞれ4
0%まで含有してもよい。なお、ガラスの比誘電率を特
に低下させたい場合はMgOを含有することが好まし
い。これら成分のそれぞれの含有量が40%超では焼成
時の結晶化が顕著となり透過率が低下するおそれがあ
る。より好ましくは35%以下、特に好ましくは30%
以下である。
とが最も好ましい。5%超では、焼成時のガラス流動性
が低下し電極被覆ガラス層中の残存気泡が増加して透過
率が低下するおそれがある。MgO、CaO、SrOお
よびBaOの含有量の合計は40%以下であることが好
ましい。より好ましくは35%以下である。
せるために55%まで含有してもよい。55%超ではガ
ラスが失透するおそれがある。より好ましくは10%以
下である。
必須ではないが、軟化点を低下させるために、それぞれ
20%まで含有してもよい。20%超では、ガラスの耐
水性が低下したり、膨張係数が大きくなりすぎたりする
おそれがある。より好ましくはそれぞれ5%以下であ
る。Li2O、Na2OおよびK2Oの含有量の合計は2
0%以下であることが好ましい。より好ましくは5%以
下である。本発明のガラスは実質的に上記成分からなる
ことが好ましいが、この他の成分を本発明の目的を損な
わない範囲で10%まで含有してもよい。
本発明のPDPという。)の前面基板においては、ガラ
ス基板の上に透明電極が形成されており、該透明電極が
形成されているガラス基板の表面が本発明のガラスによ
り被覆されている。前面基板に用いられるガラス基板の
厚さは通常2.8mmであり、このガラス基板自体の波
長550nmの光に対する透過率(以下T550と記
す。)は典型的には90%である。また、その濁度は典
型的には0.4%である。
の帯状であり、それぞれの帯状電極が互いに平行となる
ように形成される。各帯状電極中心線間の距離は、たと
えば0.83〜1.0mmであり、この場合、透明電極
がガラス基板表面を占める割合は50〜60%である。
550は77%以上であることが好ましい。77%未満で
はPDPの画質が低下するおそれがある。より好ましく
は79%以上、特に好ましくは80%以上である。ま
た、その濁度は21%以下であることが好ましい。21
%超ではPDPの画質が低下するおそれがある。より好
ましくは20%以上、特に好ましくは15%以下であ
る。
のであれば次のようにして製造される。図1に示すよう
に、ガラス基板1aの表面にパターニングされた透明電
極2およびバス線(図示せず)を形成したのち、本発明
のガラスの粉末を塗布・焼成してガラス層3を形成し、
最後に保護膜として酸化マグネシウムの層(図示せず)
を形成し、前面基板10とする。一方、ガラス基板1b
の上には、パターニングされたアドレス用電極5を形成
したのち、ストライプ状に隔壁6を形成し、さらに蛍光
体層4を印刷・焼成して背面基板20とする。
ル材(図示せず)をディスペンサで塗布し、透明電極2
とアドレス用電極5が対向するように組み立てた後、焼
成してプラズマディスプレイ装置とする。そしてプラズ
マディスプレイ装置内部を排気して、放電空間7にNe
やHe−Xeなどの放電ガスを封入する。なお、上記の
例は交流方式のものであるが、本発明は直流方式のもの
にも適用できる。
率で示す組成となるように、原料を調合して混合し、1
300℃の電気炉中で白金ルツボを用いて1時間溶融
し、薄板状ガラスに成形した後、ボールミルで粉砕し、
ガラス粉末を得た。例1〜10は実施例、例A1〜A7
は比較例である。
位:℃)、膨張係数(単位:10-7/℃)および比誘電
率を以下に述べるようにして測定した。結果を表に示
す。なお、比誘電率は例3、4、A2、7、8およびA
5について測定した。 軟化点:示差熱分析計を用いて測定した。 膨張係数:ガラス粉末を成形後、表に示す焼成温度(単
位:℃)で10分間焼成して得た焼成体を直径5mm、
長さ2cmの円柱状に加工し、熱膨張計で50〜350
℃の平均線膨張係数を測定した。 比誘電率:前記焼成体を50mm×50mm×厚さ3m
mに加工し、その表面に電極を蒸着して周波数1MHz
での比誘電率を測定した。
スを質量比で100:5となるように計りとって混合
し、得られた混合物2gを直径12mmの円柱状の型に
入れて成形し円柱状試料とした。この円柱状試料を、ガ
ラス粉末の軟化点で30分間焼成し、円盤状の焼成体を
得た。この焼成体の色を表に示す。焼成体の色が茶色ま
たは黒色のものは焼成体中の炭素含有不純物の量が多い
ものと考えられる。したがって、例A2、A3、A5、
A6、A7の焼成体の炭素含有不純物の量は多いと考え
られる。
ビヒクル25gと混練し、ガラスペーストを作製した。
前記有機ビヒクルは、ジエチレングリコールモノブチル
エーテルモノアセテートまたはα−テルピネオールにエ
チルセルロースを質量百分率表示で7〜18%溶解した
ものである。
2.8mmのガラス基板を用意し、このガラス基板の表
面に、膜厚が200nmで幅が0.5mmのITO透明
電極を、各ITO透明電極の中心線間距離が1.0mm
となるように平行に多数形成した。前記ガラス基板は、
質量百分率で表わした組成が、SiO2:58%、Al2
O3:7%、Na2O:4%、K2O:6.5%、Mg
O:2%、CaO:5%、SrO:7%、BaO:7.
5%、ZrO2:3%、ガラス転移点が626℃、膨張
係数が83×10-7/℃、であるガラスからなる。な
お、前記ITO透明電極はガラス基板の片面に形成され
ている。
×30mmの部分に前記ガラスペーストを均一にスクリ
ーン印刷後、120℃で10分間乾燥した。このガラス
基板を昇温速度10℃/分で、表に示す焼成温度になる
まで加熱し、さらにその温度に30分間保持して、焼成
した。透明電極を被覆するガラス層の厚さは30μmで
あった。
50nmの光の透過率(単位:%)および濁度(単位:
%)を以下に述べるようにして測定した。結果を表に示
す。 透過率:(株)日立製作所製の自記分光光度計U−35
00(積分球型)を用いて波長550nmの光の透過率
を測定した。サンプルのない状態を100%とした。 濁度:(株)スガ試験器製のヘーズメータ(ハロゲン球
を用いたC光源)を使用した。ハロゲン球からの光をレ
ンズを通して平行光線とし、サンプルに入射させ、積分
球により全光線透過率Ttと拡散透過率Tdを測定した。
濁度は、 濁度(%)=(Td/Tt)×100 により算出した。
2、例6と例A3、例7と例A4、例8と例A5、例9
と例A6、例10と例A7、を比較すると、CuOを
0.1〜0.9%の範囲で含有することにより、透過率
が高くなり、また濁度が低下していることがわかる。
について銀発色現象を次のようにして調べた。先に使用
したガラス基板と同じガラスからなる大きさ50mm×
75mm、厚さ2.8mmのガラス基板上の45mm×
45mmの部分にスクリーン印刷用銀ペーストを均一に
スクリーン印刷後、120℃で10分間乾燥した。この
ガラス基板を昇温速度10℃/分で580℃まで加熱
し、さらにその温度に15分間保持して、焼成し、厚さ
5μmの銀焼成体を形成した。
を覆うようにガラスペーストをスクリーン印刷し、乾
燥、焼成して厚さ30μmのガラス層を形成した。前記
乾燥および焼成の条件は先に述べたガラスペーストの場
合と同じとした。
ガラス層が形成されたサンプルについて、前記ガラス層
側に光を入射するようにして、波長550nmの光の反
射率R550(単位:%)と波長430nmの光の反射率
R430(単位:%)とを前記自記分光光度計によって測
定した。R550−R430(単位:%)を表の銀発色の欄に
示す。波長として430nmを選択したのは、銀発色原
因となる銀コロイドの吸収ピークに相当するからであ
り、一方、波長として550nmを選択したのは、銀コ
ロイドの吸収ピークから充分離れているからである。R
550−R430が20%以上のものは銀発色現象が顕著であ
り好ましくない。より好ましくは15%以下、特に好ま
しくは5%以下である。
ラス基板上の透明電極を被覆するガラス層の透明性を高
くできる。また、前記ガラス層中の炭素含有不純物残存
量が減少しPDPにおける輝度低下が起りにくくなる。
さらに、ガラス基板上の銀電極を被覆するガラス層の銀
発色現象を抑制できる。また、電極を被覆するガラス層
の比誘電率を小さくできる。
の透過率が高く、画質が優れている。また、輝度低下が
起りにくい。さらに、前面基板の銀電極を被覆するガラ
ス層の銀発色現象を抑制でき、この点でも画質が向上す
る。また、消費電力も低減できる。
図。
Claims (8)
- 【請求項1】Cuを含有し、そのCuO換算含有量が質
量百分率表示で0.1〜0.9%の範囲にあり、Moお
よびSbのいずれも含有しない電極被覆用低融点ガラ
ス。 - 【請求項2】Cuを含有し、そのCuO換算含有量が質
量百分率表示で0.1〜0.9%の範囲にあり、かつ、
MoまたはSbのいずれか1種以上を含有し、質量百分
率表示で、CuのCuO換算含有量、MoのMoO3換
算含有量およびSbのSb2O 3換算含有量の合計が0.
2〜1.4%の範囲にある電極被覆用低融点ガラス。 - 【請求項3】下記酸化物基準の質量百分率表示で、実質
的に、 PbO 25〜85%、 B2O3 0〜60%、 SiO2 0〜40%、 Al2O3 0〜25%、 Bi2O3 0〜35%、 MgO 0〜40%、 CaO 0〜40%、 SrO 0〜40%、 BaO 0〜40%、 ZnO 0〜55%、 Li2O 0〜20%、 Na2O 0〜20%、 K2O 0〜20%、 CuO 0.1〜0.9%、 MoO3 0〜1.3%、 Sb2O3 0〜1.3%、 からなり、MgO+CaO+SrO+BaOが0〜40
%である請求項1または2に記載の電極被覆用低融点ガ
ラス。 - 【請求項4】PbOが83.8%以下、SiO2が5%
以上かつB2O3が11%以上である請求項3に記載の電
極被覆用低融点ガラス。 - 【請求項5】軟化点が450〜650℃の範囲にある請
求項1〜4のいずれかに記載の電極被覆用低融点ガラ
ス。 - 【請求項6】50〜350℃における平均線膨張係数が
60×10-7〜90×10-7/℃の範囲にある請求項1
〜5のいずれかに記載の電極被覆用低融点ガラス。 - 【請求項7】比誘電率が12以下である請求項1〜6の
いずれかに記載の電極被覆用低融点ガラス。 - 【請求項8】前面基板を有するプラズマディスプレイ装
置であって、該前面基板を構成するガラス基板上の透明
電極が請求項1〜7のいずれかに記載の電極被覆用低融
点ガラスにより被覆されているプラズマディスプレイ装
置。
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