JP2001201636A - 光ファイバ偏光子及びその作成方法 - Google Patents
光ファイバ偏光子及びその作成方法Info
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- G02B6/27—Optical coupling means with polarisation selective and adjusting means
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光ファイバ偏光子の大量生産を容易にし、費
用効果を高くする。 【解決手段】 基板を提供し、単一モード光ファイバを
基板に結合するかまたは埋め込み、ある角度でファイバ
を横切る狭トレンチを作成し、よってファイバコアを第
1のファイバコア端及び第2のファイバコア端の2つに
分け、モノリシックで非積層構造の薄い偏光材を、第1
のファイバコアから放射される光スポットが偏光材に完
全に受け取られ、偏光材から出てくる光スポットが第2
のファイバコアのモード場径内に実質的に集光されるよ
うに、狭トレンチに挿入して固定する工程を含むプロセ
スによりつくられる光ファイバ偏光子。狭トレンチの幅
は約30〜50μmであり、偏光材の厚さは約15〜5
0μmである。このプロセスは、特殊処理ファイバを用
いる必要がなく、容易で高速の大量生産を可能にする無
アライメントプロセスであり、一度に多数の偏光子を製
造できる。
用効果を高くする。 【解決手段】 基板を提供し、単一モード光ファイバを
基板に結合するかまたは埋め込み、ある角度でファイバ
を横切る狭トレンチを作成し、よってファイバコアを第
1のファイバコア端及び第2のファイバコア端の2つに
分け、モノリシックで非積層構造の薄い偏光材を、第1
のファイバコアから放射される光スポットが偏光材に完
全に受け取られ、偏光材から出てくる光スポットが第2
のファイバコアのモード場径内に実質的に集光されるよ
うに、狭トレンチに挿入して固定する工程を含むプロセ
スによりつくられる光ファイバ偏光子。狭トレンチの幅
は約30〜50μmであり、偏光材の厚さは約15〜5
0μmである。このプロセスは、特殊処理ファイバを用
いる必要がなく、容易で高速の大量生産を可能にする無
アライメントプロセスであり、一度に多数の偏光子を製
造できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信システムに使用
するための光ファイバに直接集積化される光機能素子に
関する。さらに詳しくは、本発明は光ファイバ偏光子素
子及び該素子の作成方法に関する。
するための光ファイバに直接集積化される光機能素子に
関する。さらに詳しくは、本発明は光ファイバ偏光子素
子及び該素子の作成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信システムにおいては、アイソレー
タ、スイッチ、フィルタ、及び増幅器のような、数種類
の光機能素子を光ファイバ間に挿入しなければならな
い。ほとんどのインライン光素子は入力単一モードファ
イバ(SMF)からの光ビームを平行光線化してこれを
出力SMFに集束するためにレンズ素子を用い、機能素
子が2本のファイバの間に配される。この結果、SMF
とレンズとの間の厳密なアライメント(0.1〜0.5μ
m以内)が必要となり、引き続いて、向かい合う2枚の
レンズ間のアライメントがコリメータ系をつくるために
必要となる。これらのアライメントは極めて複雑で、手
間がかかる。
タ、スイッチ、フィルタ、及び増幅器のような、数種類
の光機能素子を光ファイバ間に挿入しなければならな
い。ほとんどのインライン光素子は入力単一モードファ
イバ(SMF)からの光ビームを平行光線化してこれを
出力SMFに集束するためにレンズ素子を用い、機能素
子が2本のファイバの間に配される。この結果、SMF
とレンズとの間の厳密なアライメント(0.1〜0.5μ
m以内)が必要となり、引き続いて、向かい合う2枚の
レンズ間のアライメントがコリメータ系をつくるために
必要となる。これらのアライメントは極めて複雑で、手
間がかかる。
【0003】高光スループットを維持するために、非常
に薄い素子を使用することにより、レンズ素子を用いる
高価な光ファイバコリメータ系を必要とせずに光学素子
を製造でき、アライメント問題を軽減することができ
る。2本の光ファイバ間の結合損失は、主として、2本
のファイバの末端間の光路長及びそれぞれのファイバの
コア直径に依存する。いかなる集積化光ファイバ素子に
関しても、目的の1つは、回折により生じる結合損失を
低減するために光路長を短くすることである。知られて
いる、縦積み集積化技術の上記及びその他の態様が、オ
プトエレクトロニクス(OPTOELECTRONICS)誌,第10
巻,第1号(1995年3月),55〜74ページの
「光ファイバ回路用縦積み集積化技術」に、シライシ(S
hiraishi)等により述べられている。シライシ論文はフ
ァイバに集積化されたアイソレータの作成に焦点をしぼ
った手法を論じ、光学素子は比較的厚く、数100μm
である。したがって、そのような素子の結合損失を抑え
るためには、TEC(熱膨張コア:thermally expanded
core)ファイバのようなコア直径の大きなファイバを
使用することが肝要である。
に薄い素子を使用することにより、レンズ素子を用いる
高価な光ファイバコリメータ系を必要とせずに光学素子
を製造でき、アライメント問題を軽減することができ
る。2本の光ファイバ間の結合損失は、主として、2本
のファイバの末端間の光路長及びそれぞれのファイバの
コア直径に依存する。いかなる集積化光ファイバ素子に
関しても、目的の1つは、回折により生じる結合損失を
低減するために光路長を短くすることである。知られて
いる、縦積み集積化技術の上記及びその他の態様が、オ
プトエレクトロニクス(OPTOELECTRONICS)誌,第10
巻,第1号(1995年3月),55〜74ページの
「光ファイバ回路用縦積み集積化技術」に、シライシ(S
hiraishi)等により述べられている。シライシ論文はフ
ァイバに集積化されたアイソレータの作成に焦点をしぼ
った手法を論じ、光学素子は比較的厚く、数100μm
である。したがって、そのような素子の結合損失を抑え
るためには、TEC(熱膨張コア:thermally expanded
core)ファイバのようなコア直径の大きなファイバを
使用することが肝要である。
【0004】発明者等が知る限り、2つのタイプの光フ
ァイバ偏光子が市販されている。第1のタイプは、ファ
イバコリメータ系の間に配された厚い(>0.1mm
厚)偏光子材からなる。この第1のタイプの偏光子にお
いては、高い構造精度を必要とする多くの光学成分が偏
光子に用いられ、よってコストが大きくなっている。こ
のような偏光子においては、レンズの1つが偏光子への
入力ファイバからの光ビームを平行光線化し、別のレン
ズがこの光を出力ファイバに集束させる。光学成分の構
成に必要な容積がかなり大きく、また厚みが大きいた
め、このような偏光子構造では、レンズを含むファイバ
コリメータ系を用いなければ、2本のファイバ間の結合
損失が大きくなることを避けることはできない。レンズ
とファイバとの間の厳密なアライメント(0.1〜0.5
μm)が必要であり、引き続いて、それぞれのファイバ
に固着された2枚の互いに向かい合うレンズの間の厳密
なアライメントも、このタイプの偏光子のためのコリメ
ータ系をつくるために必要である。さらにこのような偏
光子では、光アライメントを維持するだけでなく性能上
の信頼性を保つためにも、コストのかかる梱包を欠くこ
とができない。
ァイバ偏光子が市販されている。第1のタイプは、ファ
イバコリメータ系の間に配された厚い(>0.1mm
厚)偏光子材からなる。この第1のタイプの偏光子にお
いては、高い構造精度を必要とする多くの光学成分が偏
光子に用いられ、よってコストが大きくなっている。こ
のような偏光子においては、レンズの1つが偏光子への
入力ファイバからの光ビームを平行光線化し、別のレン
ズがこの光を出力ファイバに集束させる。光学成分の構
成に必要な容積がかなり大きく、また厚みが大きいた
め、このような偏光子構造では、レンズを含むファイバ
コリメータ系を用いなければ、2本のファイバ間の結合
損失が大きくなることを避けることはできない。レンズ
とファイバとの間の厳密なアライメント(0.1〜0.5
μm)が必要であり、引き続いて、それぞれのファイバ
に固着された2枚の互いに向かい合うレンズの間の厳密
なアライメントも、このタイプの偏光子のためのコリメ
ータ系をつくるために必要である。さらにこのような偏
光子では、光アライメントを維持するだけでなく性能上
の信頼性を保つためにも、コストのかかる梱包を欠くこ
とができない。
【0005】困難なアライメント問題を避けるため、レ
ンズを用いない、第2のタイプの光ファイバ偏光子が提
案された。この第2のタイプの無レンズ素子は、住友大
阪セメント(SOC)の、LAMIPOLという商品名
で知られる積層型の偏光子材を用いる。この種の光ファ
イバ偏光子のある実施形態においては、2本の光ファイ
バの端面の間にLAMIPOLが配される。LAMIP
OLは金属層と誘電体層が周期性をもって交互に積層さ
れた構造を有し、RFスパッタリングによりAl(また
はGe)膜とSiO2膜を交互に被着することでつくら
れる。また、LAMIPOLの厚さは一般に約30μm
である。このように薄い偏光子を用いているため、結合
損失は無視できるほど小さく、したがってレンズ素子を
用いる必要がない。
ンズを用いない、第2のタイプの光ファイバ偏光子が提
案された。この第2のタイプの無レンズ素子は、住友大
阪セメント(SOC)の、LAMIPOLという商品名
で知られる積層型の偏光子材を用いる。この種の光ファ
イバ偏光子のある実施形態においては、2本の光ファイ
バの端面の間にLAMIPOLが配される。LAMIP
OLは金属層と誘電体層が周期性をもって交互に積層さ
れた構造を有し、RFスパッタリングによりAl(また
はGe)膜とSiO2膜を交互に被着することでつくら
れる。また、LAMIPOLの厚さは一般に約30μm
である。このように薄い偏光子を用いているため、結合
損失は無視できるほど小さく、したがってレンズ素子を
用いる必要がない。
【0006】しかし、無レンズ素子におけるLAMIP
OLの使用にはいくつかの問題がある。主要な問題の1
つは、製造プロセス時にアライメントをとるための取扱
が困難であることである。特公平11−23845号に
おいてササキ(Sasaki)等が指摘しているように、LAM
IPOLの取扱い及び破損に関わる本来的な困難さのた
め、導波路に形成された間隙へのLAMIPOLの挿入
は歩留を低下させる。特に、物理的寸法が比較的小さく
(1.6mm×1mm角または1.6mm×4.6mm
角)、砕けやすいため、アライメントプロセスにおける
LAMIPOL片の取扱は受け入れがたい破損率をもた
らす。
OLの使用にはいくつかの問題がある。主要な問題の1
つは、製造プロセス時にアライメントをとるための取扱
が困難であることである。特公平11−23845号に
おいてササキ(Sasaki)等が指摘しているように、LAM
IPOLの取扱い及び破損に関わる本来的な困難さのた
め、導波路に形成された間隙へのLAMIPOLの挿入
は歩留を低下させる。特に、物理的寸法が比較的小さく
(1.6mm×1mm角または1.6mm×4.6mm
角)、砕けやすいため、アライメントプロセスにおける
LAMIPOL片の取扱は受け入れがたい破損率をもた
らす。
【0007】ササキ等はLAMIPOL片の物理的寸法
を大きくすることにより製造の取扱態様を改善したが、
LAMIPOL固有のもう1つの本来的な問題、すなわ
ち光開口が非常に小さい(0.1mm×1mm角または
0.1mm×4.6mm角)ことを解決できなかった。光
開口はLAMIPOL片の横辺の縁にある。したがっ
て、間隙に挿入されるLAMIPOLでは縦方向のアラ
イメントが肝要である。先に述べたように、LAMIP
OLは金属層と誘電体層が周期性をもって交互に積層さ
れた構造を有する。積層構造の吸収断面積は入射角に強
く依存するから、受入角が本来的に小さいことがLAM
IPOLにともなう別の問題である。LAMIPOL挿
入には間隙の幅の許容度が比較的に厳しくなければなら
ない。ファイバ末端間の間隙の幅がLAMIPOL片の
厚さより大きいと、LAMIPOLが傾いて、導波路の
向きに垂直な向きに対して正しくない角度をとることが
おこり得る。この傾きは反射減衰量及び挿入損失にかな
りの影響を与える。通常、光ファイバの用途においては
光学素子を光軸に垂直な向きに対して傾けた角度で配置
することが、反射減衰量の改善に有効な構成となってい
る。しかし、LAMIPOLの受入角が本来的に小さい
ため、傾きがつけられた構成により挿入損失が増大す
る。理論計算によれば、2本のSMFの末端の間にLA
MIPOLを挿入した場合にほぼ55dBの反射減衰量
を得るためには、角度がほぼ2.5°より大きくなけれ
ばならないことが示される。LAMIPOLの本来的に
小さい受入角があるため、反射減衰量の改善と挿入損失
の低減との間で折り合いをつけなければならない。すな
わち、LAMIPOLファイバ偏光子において反射減衰
量の改善のためにLAMIPOLをある角度で配する
と、挿入損失が増加する。よって、LAMIPOLをあ
る角度で挿入して傾きがつけられた構成とすることはで
きないから、LAMIPOLを用いると反射減衰量を改
善することができない。
を大きくすることにより製造の取扱態様を改善したが、
LAMIPOL固有のもう1つの本来的な問題、すなわ
ち光開口が非常に小さい(0.1mm×1mm角または
0.1mm×4.6mm角)ことを解決できなかった。光
開口はLAMIPOL片の横辺の縁にある。したがっ
て、間隙に挿入されるLAMIPOLでは縦方向のアラ
イメントが肝要である。先に述べたように、LAMIP
OLは金属層と誘電体層が周期性をもって交互に積層さ
れた構造を有する。積層構造の吸収断面積は入射角に強
く依存するから、受入角が本来的に小さいことがLAM
IPOLにともなう別の問題である。LAMIPOL挿
入には間隙の幅の許容度が比較的に厳しくなければなら
ない。ファイバ末端間の間隙の幅がLAMIPOL片の
厚さより大きいと、LAMIPOLが傾いて、導波路の
向きに垂直な向きに対して正しくない角度をとることが
おこり得る。この傾きは反射減衰量及び挿入損失にかな
りの影響を与える。通常、光ファイバの用途においては
光学素子を光軸に垂直な向きに対して傾けた角度で配置
することが、反射減衰量の改善に有効な構成となってい
る。しかし、LAMIPOLの受入角が本来的に小さい
ため、傾きがつけられた構成により挿入損失が増大す
る。理論計算によれば、2本のSMFの末端の間にLA
MIPOLを挿入した場合にほぼ55dBの反射減衰量
を得るためには、角度がほぼ2.5°より大きくなけれ
ばならないことが示される。LAMIPOLの本来的に
小さい受入角があるため、反射減衰量の改善と挿入損失
の低減との間で折り合いをつけなければならない。すな
わち、LAMIPOLファイバ偏光子において反射減衰
量の改善のためにLAMIPOLをある角度で配する
と、挿入損失が増加する。よって、LAMIPOLをあ
る角度で挿入して傾きがつけられた構成とすることはで
きないから、LAMIPOLを用いると反射減衰量を改
善することができない。
【0008】この第2のタイプの偏光子の別の例が、ヨ
ーロッパ特許出願公開第EP0751410A2号でジ
ェイ・ストーン(J. Stone)により開示されている。スト
ーンは、前もってつくられた50μmより薄い研磨済ガ
ラス製2色偏光子片を、接着剤を用いて2本のファイバ
の端面間に挟み込むことを提案した。ストーンの実施例
に関する製造プロセスは、研磨済ガラス製2色偏光子片
の薄化、第1のファイバの端面の1つへの偏光子の取付
け及び、引き続く工程における、第2のファイバの端面
への偏光子の光結合を必要とした。このプロセスは回転
コネクタまたはアライメントスリーブを補助に用いて達
成され、残留アライメントずれによる固有の損失があ
る。残留アライメントずれはそれぞれのファイバの回転
により若干は抑えられるが、他の複雑な問題が生じる。
それぞれのファイバを回転させるためには、それぞれの
ファイバの端面が光軸に垂直でなければならず、このこ
とは偏光子材を光軸に垂直に挟み込まなければならない
ことを意味する。この構成では、反射減衰量を改善する
ためのある角度を付けた偏光子配置が使用できなくな
る。したがってストーンの偏光子は光軸に垂直に配置さ
れなければならず、この配置には本来的に反射減衰量の
問題がある。さらに、接着剤の屈折率は温度差に依存
し、これは屈折率不整合を生じさせる。さらに、より多
くの光学成分が必要であり、またストーンのプロセスは
かなり時間がかかり、一度に1つの偏光ファイバしかつ
くることができない。
ーロッパ特許出願公開第EP0751410A2号でジ
ェイ・ストーン(J. Stone)により開示されている。スト
ーンは、前もってつくられた50μmより薄い研磨済ガ
ラス製2色偏光子片を、接着剤を用いて2本のファイバ
の端面間に挟み込むことを提案した。ストーンの実施例
に関する製造プロセスは、研磨済ガラス製2色偏光子片
の薄化、第1のファイバの端面の1つへの偏光子の取付
け及び、引き続く工程における、第2のファイバの端面
への偏光子の光結合を必要とした。このプロセスは回転
コネクタまたはアライメントスリーブを補助に用いて達
成され、残留アライメントずれによる固有の損失があ
る。残留アライメントずれはそれぞれのファイバの回転
により若干は抑えられるが、他の複雑な問題が生じる。
それぞれのファイバを回転させるためには、それぞれの
ファイバの端面が光軸に垂直でなければならず、このこ
とは偏光子材を光軸に垂直に挟み込まなければならない
ことを意味する。この構成では、反射減衰量を改善する
ためのある角度を付けた偏光子配置が使用できなくな
る。したがってストーンの偏光子は光軸に垂直に配置さ
れなければならず、この配置には本来的に反射減衰量の
問題がある。さらに、接着剤の屈折率は温度差に依存
し、これは屈折率不整合を生じさせる。さらに、より多
くの光学成分が必要であり、またストーンのプロセスは
かなり時間がかかり、一度に1つの偏光ファイバしかつ
くることができない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述の議論の観点か
ら、光ファイバ偏光子素子の縦積み集積化技術に対する
新しい構想が必要とされている。
ら、光ファイバ偏光子素子の縦積み集積化技術に対する
新しい構想が必要とされている。
【0010】したがって、本発明の目的は、新しい縦積
み集積化技術により、光ファイバ偏光子素子の大量生産
をより容易にし、費用効果をより高くすることにある。
み集積化技術により、光ファイバ偏光子素子の大量生産
をより容易にし、費用効果をより高くすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】光ファイバ偏光子素子
は、基板を提供する工程、光ファイバを基板に結合する
かまたは埋め込む工程、ある角度で前記ファイバ及びフ
ァイバコアを横切る狭トレンチを作成し、よって前記フ
ァイバ及びそのコアを第1のファイバコア端及び第2の
ファイバコア端の2つに分ける工程、ダイクロイックガ
ラス偏光子のような非積層構造の薄い偏光材を、第1の
ファイバコアから放射される光スポットが偏光材に完全
に受け取られ、偏光材から出てくる光スポットが実質的
に第2のファイバコアのモード場径以内に集光されるよ
うに、狭トレンチに挿入して固定する工程を含むプロセ
スにより作成される。これは、専用ファイバあるいは熱
膨張コア(TEC)をもつファイバのような特殊処理さ
れたファイバを用いる必要をなくしたプロセスである。
本プロセスは、より容易でより高速の大量生産を可能に
する無アライメントプロセスでもある。本プロセスは一
度に多数の偏光子を製造する。さらに本発明の偏光子
は、光路が完全に密封されている基板上に偏光子が製造
されるから、機械的強度及び耐候性に関して高い信頼度
を示す。
は、基板を提供する工程、光ファイバを基板に結合する
かまたは埋め込む工程、ある角度で前記ファイバ及びフ
ァイバコアを横切る狭トレンチを作成し、よって前記フ
ァイバ及びそのコアを第1のファイバコア端及び第2の
ファイバコア端の2つに分ける工程、ダイクロイックガ
ラス偏光子のような非積層構造の薄い偏光材を、第1の
ファイバコアから放射される光スポットが偏光材に完全
に受け取られ、偏光材から出てくる光スポットが実質的
に第2のファイバコアのモード場径以内に集光されるよ
うに、狭トレンチに挿入して固定する工程を含むプロセ
スにより作成される。これは、専用ファイバあるいは熱
膨張コア(TEC)をもつファイバのような特殊処理さ
れたファイバを用いる必要をなくしたプロセスである。
本プロセスは、より容易でより高速の大量生産を可能に
する無アライメントプロセスでもある。本プロセスは一
度に多数の偏光子を製造する。さらに本発明の偏光子
は、光路が完全に密封されている基板上に偏光子が製造
されるから、機械的強度及び耐候性に関して高い信頼度
を示す。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、一態様において、基板
に埋め込まれた少なくとも1本の光ファイバを含む光フ
ァイバ偏光子を含む。ファイバ及びそのファイバコアが
狭トレンチにより第1のファイバコアを有する第1のフ
ァイバ部分と第2のファイバコアを有する第2のファイ
バ部分の2つに横断的に分けられ、薄い偏光材が狭トレ
ンチに配置される。第1のファイバコアから放射される
光スポットは完全に偏光材に受け取られ、偏光材から出
てくる光スポットは実質的に第2のファイバコアに入射
する。それぞれのファイバコアは直径が実質的に一定で
あるか同値であり、偏光材は積層構造ではなく、むしろ
“モノリシック”であるかまたは“2色性”を示すこと
が好ましい。別の態様において、本発明はそのような光
ファイバ偏光子を作成するための方法に関する。本方法
は、基板を提供する工程、光ファイバを基板に結合する
工程、ある角度でファイバを横切る狭トレンチを作成
し、よってファイバ及びそのコアを第1のファイバ端及
び第1のファイバコアならびに第2のファイバ端及び第
2のファイバコアの2つに分ける工程を含む。次いで、
薄い非積層構造の“モノリシック”または“2色性”偏
光材を狭トレンチに挿入して固定する。偏光材の配置
は、第1のファイバコアから放射される光スポットがほ
とんどまたは完全に偏光材に受け取られ、偏光材から出
てくる光スポットが実質的に第2のファイバコアのモー
ド場径内に集光されるような配置である。
に埋め込まれた少なくとも1本の光ファイバを含む光フ
ァイバ偏光子を含む。ファイバ及びそのファイバコアが
狭トレンチにより第1のファイバコアを有する第1のフ
ァイバ部分と第2のファイバコアを有する第2のファイ
バ部分の2つに横断的に分けられ、薄い偏光材が狭トレ
ンチに配置される。第1のファイバコアから放射される
光スポットは完全に偏光材に受け取られ、偏光材から出
てくる光スポットは実質的に第2のファイバコアに入射
する。それぞれのファイバコアは直径が実質的に一定で
あるか同値であり、偏光材は積層構造ではなく、むしろ
“モノリシック”であるかまたは“2色性”を示すこと
が好ましい。別の態様において、本発明はそのような光
ファイバ偏光子を作成するための方法に関する。本方法
は、基板を提供する工程、光ファイバを基板に結合する
工程、ある角度でファイバを横切る狭トレンチを作成
し、よってファイバ及びそのコアを第1のファイバ端及
び第1のファイバコアならびに第2のファイバ端及び第
2のファイバコアの2つに分ける工程を含む。次いで、
薄い非積層構造の“モノリシック”または“2色性”偏
光材を狭トレンチに挿入して固定する。偏光材の配置
は、第1のファイバコアから放射される光スポットがほ
とんどまたは完全に偏光材に受け取られ、偏光材から出
てくる光スポットが実質的に第2のファイバコアのモー
ド場径内に集光されるような配置である。
【0013】添付図面の図1〜3に示されるように、本
提案の偏光子素子は、ファイバに垂直な向きに対して約
0°〜10°の範囲にある角度で導波路に入れられた狭
トレンチすなわち間隙に薄い偏光材を挿入することによ
り実現される。より好ましくは、角度範囲は約3°また
は4°〜8°または9°である。図1〜3は薄い偏光材
を用いる光ファイバ偏光子のための製造プロセスの一実
施形態を示す。まずファイバまたはファイバアレイを提
供する。図1は基板に埋め込まれる光ファイバアレイを
示す。次いで、アレイに切込を入れる。図2は既定の角
度で光軸を横切るブレードによる集成ファイバのダイシ
ング、すなわち狭トレンチの形成を示す。次いで、薄い
偏光材を挿入する。図3は狭トレンチに挿入され、屈折
率整合光学接着剤により固定される薄い偏光材を示す。
これは本質的に無アライメントプロセスである。
提案の偏光子素子は、ファイバに垂直な向きに対して約
0°〜10°の範囲にある角度で導波路に入れられた狭
トレンチすなわち間隙に薄い偏光材を挿入することによ
り実現される。より好ましくは、角度範囲は約3°また
は4°〜8°または9°である。図1〜3は薄い偏光材
を用いる光ファイバ偏光子のための製造プロセスの一実
施形態を示す。まずファイバまたはファイバアレイを提
供する。図1は基板に埋め込まれる光ファイバアレイを
示す。次いで、アレイに切込を入れる。図2は既定の角
度で光軸を横切るブレードによる集成ファイバのダイシ
ング、すなわち狭トレンチの形成を示す。次いで、薄い
偏光材を挿入する。図3は狭トレンチに挿入され、屈折
率整合光学接着剤により固定される薄い偏光材を示す。
これは本質的に無アライメントプロセスである。
【0014】偏光材は、少なくとも1本の光ファイバが
その中に埋め込まれた基板に取り付けられる。これは、
例えばNTT−ATの#9389のような紫外線(U
V)硬化性屈折率整合光学接着剤により達成される。接
着剤の屈折率は、ファイバコアの屈折率に整合するべき
である。屈折率整合油またはエポキシのような他の封入
剤または接着剤も用いることができる。屈折率整合接着
剤により、ファイバコアの端面が空気にさらされないこ
とも保証される。ファイバが埋め込まれ、導波路が空気
にさらされないことが望ましい。これにより、光減衰が
低減され、大気の有害な影響から素子を防護するための
高価な梱包に本発明の偏光子素子を収める必要がなくな
る。さらに本発明の偏光子は、偏光子が基板上に形成さ
れているから機械的強度が高い。さらに、偏光子素子の
製造に必要な光部品の数が非常に少ない。部品には、基
板、カバーガラス、薄い偏光子及び光ファイバが含まれ
る。アレイにされて用いられるような、多数の光ファイ
バ偏光子を無アライメントプロセスにより一度に製造す
ることができる。もちろん、アレイプロセス及び引き続
く個々の偏光子ユニットの分離により、単一の光ファイ
バ偏光子を作成できる。
その中に埋め込まれた基板に取り付けられる。これは、
例えばNTT−ATの#9389のような紫外線(U
V)硬化性屈折率整合光学接着剤により達成される。接
着剤の屈折率は、ファイバコアの屈折率に整合するべき
である。屈折率整合油またはエポキシのような他の封入
剤または接着剤も用いることができる。屈折率整合接着
剤により、ファイバコアの端面が空気にさらされないこ
とも保証される。ファイバが埋め込まれ、導波路が空気
にさらされないことが望ましい。これにより、光減衰が
低減され、大気の有害な影響から素子を防護するための
高価な梱包に本発明の偏光子素子を収める必要がなくな
る。さらに本発明の偏光子は、偏光子が基板上に形成さ
れているから機械的強度が高い。さらに、偏光子素子の
製造に必要な光部品の数が非常に少ない。部品には、基
板、カバーガラス、薄い偏光子及び光ファイバが含まれ
る。アレイにされて用いられるような、多数の光ファイ
バ偏光子を無アライメントプロセスにより一度に製造す
ることができる。もちろん、アレイプロセス及び引き続
く個々の偏光子ユニットの分離により、単一の光ファイ
バ偏光子を作成できる。
【0015】薄い偏光材は、40以上に達する2色性比
を示し、共通の軸に沿って配列されたハロゲン化銀粒子
を含むガラスであり、このガラスの特徴は相分離性また
はフォトクロミック性をもつことである。相分離性ガラ
スを薄い偏光材として用いる場合このガラスは、重量%
で、1〜15%のAl2O3,20〜35%のB
2O 3,5〜12%のアルカリ金属酸化物から実質的に
なり、残余分をSiO2が占める基本組成を有し、約5
%より多くの量のAl2O3が存在する場合には、少な
くとも1%の相分離剤が組成に含まれるという条件があ
る。
を示し、共通の軸に沿って配列されたハロゲン化銀粒子
を含むガラスであり、このガラスの特徴は相分離性また
はフォトクロミック性をもつことである。相分離性ガラ
スを薄い偏光材として用いる場合このガラスは、重量%
で、1〜15%のAl2O3,20〜35%のB
2O 3,5〜12%のアルカリ金属酸化物から実質的に
なり、残余分をSiO2が占める基本組成を有し、約5
%より多くの量のAl2O3が存在する場合には、少な
くとも1%の相分離剤が組成に含まれるという条件があ
る。
【0016】あるいはフォトクロミックガラスが用いら
れる場合、このガラスは、酸化物基準の重量%で、4〜
26%のAl2O3,4〜26%のB2O3,40〜7
6%のSiO2,2〜8%のLi2O,4〜15%のN
a2O,6〜20%のK2O,8〜25%のRb2O,
及び10〜30%のCs2Oからなる群から選ばれる少
なくとも1種のアルカリ金属酸化物、最小有効比率が
0.2%のCl,0.1%のBr, 及び0.08%のIの
内の少なくとも1種のハロゲン、並びに有効ハロゲンが
Clの場合は0.2%,有効ハロゲンがBrの場合は0.
05%の比率を最小とするAgから実質的になる組成を
有する;ただしこのガラスは少なくとも0.08%のI
を含み、基本ガラス成分、ハロゲン及びAgの合計が組
成の重量の少なくとも85%を占める。別のタイプのフ
ォトクロミックガラスは、酸化物基準の重量%で、5〜
25%のAl2O3,14〜23%のB2O3,20〜
65%のSiO2,0〜25%のP2O5からなり、さ
らに0〜2.5%のLi2O,0〜9%のNa2O,0
〜17%のK2O,0〜6%のCs2O,ここでLi 2
O+Na2O+K2O+Cs2Oは8〜20%,0.0
04〜0.02%のCuO,0.15〜0.3%のAg,
0.1〜0.25%のCl,及び0.1〜0.2%のBrか
ら実質的になり、アルカリ金属酸化物対B2O3のモル
比は約0.55〜0.085の範囲にある、組成を有し、
この組成はCuO以外の2価の金属酸化物を実質的に含
まず、Ag:(Cl+Br)の重量比は約0.65〜0.9
5の範囲にある。
れる場合、このガラスは、酸化物基準の重量%で、4〜
26%のAl2O3,4〜26%のB2O3,40〜7
6%のSiO2,2〜8%のLi2O,4〜15%のN
a2O,6〜20%のK2O,8〜25%のRb2O,
及び10〜30%のCs2Oからなる群から選ばれる少
なくとも1種のアルカリ金属酸化物、最小有効比率が
0.2%のCl,0.1%のBr, 及び0.08%のIの
内の少なくとも1種のハロゲン、並びに有効ハロゲンが
Clの場合は0.2%,有効ハロゲンがBrの場合は0.
05%の比率を最小とするAgから実質的になる組成を
有する;ただしこのガラスは少なくとも0.08%のI
を含み、基本ガラス成分、ハロゲン及びAgの合計が組
成の重量の少なくとも85%を占める。別のタイプのフ
ォトクロミックガラスは、酸化物基準の重量%で、5〜
25%のAl2O3,14〜23%のB2O3,20〜
65%のSiO2,0〜25%のP2O5からなり、さ
らに0〜2.5%のLi2O,0〜9%のNa2O,0
〜17%のK2O,0〜6%のCs2O,ここでLi 2
O+Na2O+K2O+Cs2Oは8〜20%,0.0
04〜0.02%のCuO,0.15〜0.3%のAg,
0.1〜0.25%のCl,及び0.1〜0.2%のBrか
ら実質的になり、アルカリ金属酸化物対B2O3のモル
比は約0.55〜0.085の範囲にある、組成を有し、
この組成はCuO以外の2価の金属酸化物を実質的に含
まず、Ag:(Cl+Br)の重量比は約0.65〜0.9
5の範囲にある。
【0017】本発明で極めて良好に機能し得る、さらに
なお好ましい偏光材は、本明細書に参照として含まれ
る、国際特許出願公開第WO99/59006号に説明
されているような非常に薄いガラス品である。国際特許
出願公開第WO99/59006号の一部は銀含有ガラ
スを作成するための方法及びそのようなガラスからつく
られる極薄偏光ガラス品に関する。この偏光ガラスは、
積層構造とは対照的に、一様な偏光コンシステンシーを
有する。すなわちこのガラスは、全幅及び全厚にわたり
サブミクロンレベルの細長い金属粒子が内部に分散され
た、モノリシックタイプでなければならない。この点
で、偏光材は非積層構造を有していなければならない。
金属粒子は長軸を有し、よってガラスは光の長軸に平行
な偏光成分を選択的に吸収する。すなわち、長軸に垂直
な向きで振動する光を高透過率で通過させることができ
る。さらに、ガラスに埋め込まれた細かいハロゲン化物
結晶の存在により生じる光の散乱、または不要なフォト
クロミズムのようなある種の望ましくない光学特性をガ
ラスに与える傾向をもつハロゲン化金属粒子が、この偏
光ガラスには実質的に存在しない。
なお好ましい偏光材は、本明細書に参照として含まれ
る、国際特許出願公開第WO99/59006号に説明
されているような非常に薄いガラス品である。国際特許
出願公開第WO99/59006号の一部は銀含有ガラ
スを作成するための方法及びそのようなガラスからつく
られる極薄偏光ガラス品に関する。この偏光ガラスは、
積層構造とは対照的に、一様な偏光コンシステンシーを
有する。すなわちこのガラスは、全幅及び全厚にわたり
サブミクロンレベルの細長い金属粒子が内部に分散され
た、モノリシックタイプでなければならない。この点
で、偏光材は非積層構造を有していなければならない。
金属粒子は長軸を有し、よってガラスは光の長軸に平行
な偏光成分を選択的に吸収する。すなわち、長軸に垂直
な向きで振動する光を高透過率で通過させることができ
る。さらに、ガラスに埋め込まれた細かいハロゲン化物
結晶の存在により生じる光の散乱、または不要なフォト
クロミズムのようなある種の望ましくない光学特性をガ
ラスに与える傾向をもつハロゲン化金属粒子が、この偏
光ガラスには実質的に存在しない。
【0018】偏光材は隣接する非偏光領域がない単層光
偏光素子とすることができ、またそうでなければならな
い。例えばコーニング(Corning)社のウルトラ−シン
(商標)(Ultra-ThinTM)ポラコール(Polarcor)という商
品名で知られるガラスを用いることができる。国際特許
出願公開第WO99/59006号に開示されるよう
な、このタイプのガラスは多くの工程を含む方法にした
がって作成される。まず、第1の偏光層及び非偏光領域
を含む偏光ガラスを入手する。この偏光層は細長い金属
粒子を含有し、非偏光領域はハロゲン化金属粒子を含有
する。第2に、前記偏光ガラスの第1の偏光層を基板に
接合する。第3に、非偏光領域を除去して第1の偏光層
を露出させ、次いで、基板から第1の偏光層を剥離して
極薄偏光ガラスを形成する。除去工程後、偏光ガラスは
それぞれが既定の寸法の長さ及び幅を有し、厚さが10
〜50μm(ウエハ厚は10〜15〜25〜30〜35
〜40μmの範囲とすることができる)のウエハに切り
分けられる。さらに、それぞれのウエハは大きな光開口
及び良好な耐熱性を有する。10mm×10mm角とい
う大きな開口を実現できる1。このタイプの偏光材は波
長1.54μmで40dBより大きなコントラスト比を
有する。
偏光素子とすることができ、またそうでなければならな
い。例えばコーニング(Corning)社のウルトラ−シン
(商標)(Ultra-ThinTM)ポラコール(Polarcor)という商
品名で知られるガラスを用いることができる。国際特許
出願公開第WO99/59006号に開示されるよう
な、このタイプのガラスは多くの工程を含む方法にした
がって作成される。まず、第1の偏光層及び非偏光領域
を含む偏光ガラスを入手する。この偏光層は細長い金属
粒子を含有し、非偏光領域はハロゲン化金属粒子を含有
する。第2に、前記偏光ガラスの第1の偏光層を基板に
接合する。第3に、非偏光領域を除去して第1の偏光層
を露出させ、次いで、基板から第1の偏光層を剥離して
極薄偏光ガラスを形成する。除去工程後、偏光ガラスは
それぞれが既定の寸法の長さ及び幅を有し、厚さが10
〜50μm(ウエハ厚は10〜15〜25〜30〜35
〜40μmの範囲とすることができる)のウエハに切り
分けられる。さらに、それぞれのウエハは大きな光開口
及び良好な耐熱性を有する。10mm×10mm角とい
う大きな開口を実現できる1。このタイプの偏光材は波
長1.54μmで40dBより大きなコントラスト比を
有する。
【0019】従来技術の偏光材に比して、かなり大きな
開口を有する薄い偏光材により、時間のかかるアライメ
ントが組立工程に必要とされない。先に述べたように、
2本のファイバの端面が互いに近づくほど、すなわち端
面間の間隙が狭くなるほど、光ファイバ素子で生じる光
損失は小さくなる。本発明の狭トレンチの幅は70〜6
0〜50μm以下である。より好ましくは、トレンチの
幅は約10〜20〜30〜50μmである。図4は、結
合損失の計算値及びウルトラ−シン(商標)のようなガ
ラス偏光子片が2本の光ファイバの間に挟み込まれる間
隙の距離の依存関係を、モード場径を変えて(10,2
0,及び30μm)示す。図からわかるように、結合損
失は間隔が大きくなるとともに大きく増加する。
開口を有する薄い偏光材により、時間のかかるアライメ
ントが組立工程に必要とされない。先に述べたように、
2本のファイバの端面が互いに近づくほど、すなわち端
面間の間隙が狭くなるほど、光ファイバ素子で生じる光
損失は小さくなる。本発明の狭トレンチの幅は70〜6
0〜50μm以下である。より好ましくは、トレンチの
幅は約10〜20〜30〜50μmである。図4は、結
合損失の計算値及びウルトラ−シン(商標)のようなガ
ラス偏光子片が2本の光ファイバの間に挟み込まれる間
隙の距離の依存関係を、モード場径を変えて(10,2
0,及び30μm)示す。図からわかるように、結合損
失は間隔が大きくなるとともに大きく増加する。
【0020】結合損失を抑えるためにはモード場径が大
きいほど有効であるが、本発明の偏光素子に用いられる
光ファイバはコアの直径を拡張するための、加熱のよう
な特殊処理を受ける必要はない。熱膨張コアのための加
熱処理は、ファイバに損傷を与えないように例えば14
00℃という高温における厳密な温度制御を基本的に必
要とし、結果として製造コストを高める。本発明の素子
及び方法では、用いられる偏光材が非常に薄く、よって
結合損失を無視できるので、TECファイバを用いる必
要がない。
きいほど有効であるが、本発明の偏光素子に用いられる
光ファイバはコアの直径を拡張するための、加熱のよう
な特殊処理を受ける必要はない。熱膨張コアのための加
熱処理は、ファイバに損傷を与えないように例えば14
00℃という高温における厳密な温度制御を基本的に必
要とし、結果として製造コストを高める。本発明の素子
及び方法では、用いられる偏光材が非常に薄く、よって
結合損失を無視できるので、TECファイバを用いる必
要がない。
【0021】本発明の構造の従来技術に優る利点は、実
質的に直径が一定のコアを有する通常のどのような単一
モード光ファイバも、実質的な光拡散すなわち光損失を
懸念することなく用いることができることであろう
(“実質的に一定”とは、よく知られている、通常の製
造許容範囲内のコア径を有する光ファイバを意味す
る)。いい換えれば、ファイバコアの直径には有意なテ
ーパが付けられた区画はなく、50%をこえる、あるい
は10〜15〜25%をこえるような変化もない。通常
の単一モードファイバのコア径は一般にほぼ10μmで
ある。
質的に直径が一定のコアを有する通常のどのような単一
モード光ファイバも、実質的な光拡散すなわち光損失を
懸念することなく用いることができることであろう
(“実質的に一定”とは、よく知られている、通常の製
造許容範囲内のコア径を有する光ファイバを意味す
る)。いい換えれば、ファイバコアの直径には有意なテ
ーパが付けられた区画はなく、50%をこえる、あるい
は10〜15〜25%をこえるような変化もない。通常
の単一モードファイバのコア径は一般にほぼ10μmで
ある。
【0022】上述したように、本発明の実施形態は1本
のファイバまたはファイバアレイを用いることを想定し
ている。ファイバアレイの場合では、1本をこえる偏光
ファイバを短時間で一度に製造することができる。図2
は本発明の光ファイバ偏光子の一実施形態を示す。ファ
イバは狭トレンチをもつ基板に埋め込まれ、それぞれの
ファイバの光軸に垂直な向きに対して0〜10°(好ま
しくは3°〜9°)の間のある角度(θ)でダイシング
される。基板はシリカガラスでつくることができる。反
射減衰、すなわち後方反射は、傾き角をもって挿入され
た薄い偏光材により、事実上排除される。光学性能に必
須であるから、挿入される偏光材は入射角の角度シフト
の影響を受けてはならない。コーニング社のウルトラ−
シン(商標)のようなモノリシックタイプの2色性ガラ
ス偏光子は、その性能が法線から外れた入射角の角度シ
フトの影響を受けないから、この条件を満足する。ウル
トラ−シン(商標)が挿入された本発明の光ファイバ偏
光子の反射減衰量の測定値は傾き角が0°〜8°の範囲
で、38〜40〜42〜50dBであった。これらの偏
光子の挿入損失の測定値は、0.2〜0.5dBであっ
た。さらに、通常のSMFのコアと偏光材との間の屈折
率差は通常小さい(Δn=〜0.07)から、ある角度
で傾けることによる光軸オフセットを補償する必要はな
い。さらに、通常のSMFのコアと偏光材との屈折率差
が小さいことから、フレネル反射で生じる光損失は無視
可能な程小さい。すなわち、角度を付けて光ファイバを
2分することで反射減衰を事実上なくしているから、損
失は無視可能であり、よって偏光材に無反射コーティン
グを用いる必要がない。
のファイバまたはファイバアレイを用いることを想定し
ている。ファイバアレイの場合では、1本をこえる偏光
ファイバを短時間で一度に製造することができる。図2
は本発明の光ファイバ偏光子の一実施形態を示す。ファ
イバは狭トレンチをもつ基板に埋め込まれ、それぞれの
ファイバの光軸に垂直な向きに対して0〜10°(好ま
しくは3°〜9°)の間のある角度(θ)でダイシング
される。基板はシリカガラスでつくることができる。反
射減衰、すなわち後方反射は、傾き角をもって挿入され
た薄い偏光材により、事実上排除される。光学性能に必
須であるから、挿入される偏光材は入射角の角度シフト
の影響を受けてはならない。コーニング社のウルトラ−
シン(商標)のようなモノリシックタイプの2色性ガラ
ス偏光子は、その性能が法線から外れた入射角の角度シ
フトの影響を受けないから、この条件を満足する。ウル
トラ−シン(商標)が挿入された本発明の光ファイバ偏
光子の反射減衰量の測定値は傾き角が0°〜8°の範囲
で、38〜40〜42〜50dBであった。これらの偏
光子の挿入損失の測定値は、0.2〜0.5dBであっ
た。さらに、通常のSMFのコアと偏光材との間の屈折
率差は通常小さい(Δn=〜0.07)から、ある角度
で傾けることによる光軸オフセットを補償する必要はな
い。さらに、通常のSMFのコアと偏光材との屈折率差
が小さいことから、フレネル反射で生じる光損失は無視
可能な程小さい。すなわち、角度を付けて光ファイバを
2分することで反射減衰を事実上なくしているから、損
失は無視可能であり、よって偏光材に無反射コーティン
グを用いる必要がない。
【0023】注目する波長(1,550nm)でコント
ラスト比を測定した。偏光材が0°〜8°の角度で傾け
られた、ウルトラ−シン(商標)を用いた光ファイバ偏
光子のコントラスト比の測定値は約33〜48dBの範
囲であった。この材料の挿入損失の測定値は0.06d
Bより小さかった。
ラスト比を測定した。偏光材が0°〜8°の角度で傾け
られた、ウルトラ−シン(商標)を用いた光ファイバ偏
光子のコントラスト比の測定値は約33〜48dBの範
囲であった。この材料の挿入損失の測定値は0.06d
Bより小さかった。
【0024】本発明の別の実施形態として、V溝をもつ
基板に結合された1本のファイバから光ファイバ偏光子
素子がつくられる。この製造案にしたがって作成された
偏光子が図7に示される。V溝は、V溝ブレードをもつ
精密ダイシング機を用いて、厚さがほぼ0.6mmの平
板石英ガラス基板に形成される。切込角は90°であ
り、溝の深さは151μmである。あるいは、切込角6
0°及び深さ187μmでV溝を形成することもでき
る。V溝が作成されると、次いで、無被覆の単一モード
ファイバが熱硬化性エポキシとともにV溝内におかれ
る。硬化させる前に、ファイバをV溝内に固定するため
に、石英ガラス上に0.12mm厚のカバーガラスが載
せられる。次いで、同じエポキシを用いてカバーガラス
がガラス基板に接着される。引き続いて、ホットプレー
ト上でエポキシを硬化させる。約36μm厚のウルトラ
−シン(商標)を挿入するため、30μm幅のブレード
を用いた2ステップ切込によりトレンチが形成される。
あるいは、30μm幅のブレードでの1ステップ切込を
用いることもできる。反射減衰をなくすため、トレンチ
の角度はファイバ面に対して4°に設定される。図5
は、ファイバの光軸に垂直な向きに対して4°で切り込
まれた狭トレンチをもつ、上述の光ファイバ偏光子の顕
微鏡写真を示す。形成後、2本のファイバのコア端面の
間隔としての、低コヒーレンス光反射計測器(OLC
R)による、狭トレンチの間隙の測定値はほぼ39μm
であった。次いで、UV硬化性の屈折率整合接着剤がト
レンチに注ぎ込まれ、1mm×2mmのウルトラ−シン
(商標)片がトレンチに挿入される。接着剤をUV光で
露光して硬化させる。上述の実施形態は本発明を説明す
るための代表例であり、本発明の全ての態様を具現しよ
うとしたものではないことは当然である。
基板に結合された1本のファイバから光ファイバ偏光子
素子がつくられる。この製造案にしたがって作成された
偏光子が図7に示される。V溝は、V溝ブレードをもつ
精密ダイシング機を用いて、厚さがほぼ0.6mmの平
板石英ガラス基板に形成される。切込角は90°であ
り、溝の深さは151μmである。あるいは、切込角6
0°及び深さ187μmでV溝を形成することもでき
る。V溝が作成されると、次いで、無被覆の単一モード
ファイバが熱硬化性エポキシとともにV溝内におかれ
る。硬化させる前に、ファイバをV溝内に固定するため
に、石英ガラス上に0.12mm厚のカバーガラスが載
せられる。次いで、同じエポキシを用いてカバーガラス
がガラス基板に接着される。引き続いて、ホットプレー
ト上でエポキシを硬化させる。約36μm厚のウルトラ
−シン(商標)を挿入するため、30μm幅のブレード
を用いた2ステップ切込によりトレンチが形成される。
あるいは、30μm幅のブレードでの1ステップ切込を
用いることもできる。反射減衰をなくすため、トレンチ
の角度はファイバ面に対して4°に設定される。図5
は、ファイバの光軸に垂直な向きに対して4°で切り込
まれた狭トレンチをもつ、上述の光ファイバ偏光子の顕
微鏡写真を示す。形成後、2本のファイバのコア端面の
間隔としての、低コヒーレンス光反射計測器(OLC
R)による、狭トレンチの間隙の測定値はほぼ39μm
であった。次いで、UV硬化性の屈折率整合接着剤がト
レンチに注ぎ込まれ、1mm×2mmのウルトラ−シン
(商標)片がトレンチに挿入される。接着剤をUV光で
露光して硬化させる。上述の実施形態は本発明を説明す
るための代表例であり、本発明の全ての態様を具現しよ
うとしたものではないことは当然である。
【図1】光ファイバアレイが基板に結合されるかまたは
埋め込まれている、薄い偏光材を用いる光ファイバ偏光
子のための製造プロセスの一実施形態を示す概略図
埋め込まれている、薄い偏光材を用いる光ファイバ偏光
子のための製造プロセスの一実施形態を示す概略図
【図2】ファイバの光軸に対してある角度でアレイに切
込が入れられて、狭トレンチが形成される、薄い偏光材
を用いる光ファイバ偏光子のための製造プロセスの一実
施形態を示す概略図
込が入れられて、狭トレンチが形成される、薄い偏光材
を用いる光ファイバ偏光子のための製造プロセスの一実
施形態を示す概略図
【図3】図2に示した切込によりつくられた狭トレンチ
に薄い偏光材が挿入される、薄い偏光材を用いる光ファ
イバ偏光子のための製造プロセスの一実施形態を示す概
略図
に薄い偏光材が挿入される、薄い偏光材を用いる光ファ
イバ偏光子のための製造プロセスの一実施形態を示す概
略図
【図4】薄い偏光材を用いる光ファイバ偏光子のための
製造プロセスの一実施形態を示す概略図
製造プロセスの一実施形態を示す概略図
【図5】図1〜3または図4に示した光ファイバ偏光子
のより詳細な部分的顕微鏡写真
のより詳細な部分的顕微鏡写真
【図6】光損失対2本のファイバの端面間隔の関係を、
直径を変えた3組のファイバについて示すグラフ
直径を変えた3組のファイバについて示すグラフ
【図7】V溝を有する、薄い偏光材を用いる光ファイバ
偏光子の別の実施形態を示す概略図
偏光子の別の実施形態を示す概略図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 裕樹 日本国静岡県袋井市豊沢1340−8 (72)発明者 竹内 善明 日本国静岡県静岡市伝馬町6−18 ハイツ 伝馬町1105
Claims (40)
- 【請求項1】 光ファイバ偏光子において:基板に埋め
込まれた少なくとも1本の光ファイバ;前記ファイバ及
びそのコアは狭トレンチにより横断的に第1のファイバ
コアを有する第1のファイバ部分及び第2のファイバコ
アを有する第2のファイバ部分の2つに分けられる;及
び前記狭トレンチに配置された薄い偏光材;を含み:前
記第1のファイバコアから放射される光スポットの全て
が前記偏光材に受け取られ、前記偏光材から出てくる光
スポットの実質的に全てが前記第2のファイバコアに入
射する;及び前記第1及び第2のファイバコアはそれぞ
れ実質的に一定の直径を有し、前記偏光材は積層構造を
もたない;ことを特徴とする光ファイバ偏光子。 - 【請求項2】 前記ファイバ及びそのコアが前記ファイ
バに垂直な向きに対して0°から10°の範囲にある角
度で2つに分けられることを特徴とする請求項1記載の
光ファイバ偏光子。 - 【請求項3】 前記ファイバ及びそのコアが前記ファイ
バに垂直な向きに対して3°から9°の範囲にある角度
で2つに分けられることを特徴とする請求項1記載の光
ファイバ偏光子。 - 【請求項4】 前記第1及び第2のファイバコアの前記
直径がテーパの付けられた区画をもたず、15%をこえ
る変化がないことを特徴とする請求項1記載の光ファイ
バ偏光子。 - 【請求項5】 前記ファイバが単一モードファイバであ
ることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ偏光子。 - 【請求項6】 前記狭トレンチの幅が60μm以下であ
ることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ偏光子。 - 【請求項7】 前記狭トレンチの幅が20から50μm
であることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ偏光
子。 - 【請求項8】 反射減衰量の測定値が38dB以上であ
ることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ偏光子。 - 【請求項9】 前記偏光子のコントラスト比が30dB
より大きいことを特徴とする請求項1記載の光ファイバ
偏光子。 - 【請求項10】 前記偏光材の厚さがほぼ10から50
μmであることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ
偏光子。 - 【請求項11】 前記偏光材が40に達する2色性比を
示し、共通の軸に沿って配列されたハロゲン化銀粒子を
含有するガラスであり、前記ガラスは相分離性またはフ
ォトクロミック性のいずれかの特性をもつことを特徴と
する請求項1記載の光ファイバ偏光子。 - 【請求項12】 前記偏光材が、酸化物基準の重量%
で、5〜25%のAl 2O3,14〜23%のB
2O3,20〜65%のSiO2,0〜25%のP2O
5,0〜2.5%のLi2O,0〜9%のNa2O,0
〜17%のK2O,0〜6%のCs2O,ここでLi2
O+Na2O+K2O+Cs2Oは8〜20%,0.0
04〜0.02%のCuO,0.15〜0.3%のAg,
0.1〜0.25%のCl,及び0.1〜0.2%のBrか
ら実質的になり、アルカリ金属酸化物対B 2O3のモル
比は約0.55〜0.085の範囲にある組成を有し、前
記組成はCuO以外の2価の金属酸化物を実質的に含ま
ず、Ag:(Cl+Br)の重量比が約0.65〜0.95
であるフォトクロミックガラスであることを特徴とする
請求項11記載の光ファイバ偏光子。 - 【請求項13】 前記偏光材が、酸化物基準の重量%
で、4〜26%のAl 2O3,4〜26%のB2O3,
40〜76%のSiO2,2〜8%のLi2O,4〜1
5%のNa2O,6〜20%のK2O,8〜25%のR
b2O,及び10〜30%のCs2Oからなる群から選
ばれる少なくとも1種のアルカリ金属酸化物、最小有効
比率が0.2%のCl,0.1%のBr,及び0.08%
のIの内の少なくとも1種のハロゲン、並びに有効ハロ
ゲンがClの場合は0.2%,有効ハロゲンがBrの場
合は0.05%の比率を最小とするAgから実質的にな
る組成を有するフォトクロミックガラス;ただし前記ガ
ラスは少なくとも0.08%のIを含み、前記基本ガラ
ス成分、ハロゲン及びAgの合計が前記組成の重量の少
なくとも85%を占めることを特徴とする請求項11記
載の光ファイバ偏光子。 - 【請求項14】 前記偏光材が、重量%で、1〜15%
のAl2O3,20〜35%のB2O3,5〜12%の
アルカリ金属酸化物,及び残余を占めるSiO2からな
る基本組成を有し、約5%をこえる量のAl2O3が存
在する場合には、少なくとも1%の相分離剤が前記組成
に含まれるという条件をもつ、相分離性ガラスであるこ
とを特徴とする請求項11記載の光ファイバ偏光子。 - 【請求項15】 前記偏光材が10〜50μmの厚さを
有し、前記厚さにわたり細長い金属粒子を含む偏光ガラ
スであり、前記偏光ガラスは前記ガラスが650nmよ
り長い波長において25dBより大きなコントラスト比
を示すという特性を有することを特徴とする請求項1記
載の光ファイバ偏光子。 - 【請求項16】 前記細長い金属粒子が長軸を有し、前
記細長い金属粒子が光の前記長軸に平行な偏光成分を選
択的に吸収し、前記長軸に垂直な向きに振動する光は高
透過率で通過させることを特徴とする請求項15記載の
光ファイバ偏光子。 - 【請求項17】 前記偏光材が遊離銀粒子を含むことを
特徴とする請求項15記載の光ファイバ偏光子。 - 【請求項18】 前記偏光材が実質的にハロゲン化金属
粒子を含まない偏光ガラスであり、前記偏光ガラスが:
(a)第1の偏光層及び非偏光領域を含む偏光ガラスを
提供する工程;前記偏光層は細長い金属粒子を含み、前
記非偏光領域はハロゲン化金属粒子を含む;(b)前記
偏光ガラスの前記第1の偏光層を基板に接合する工程;
(c)前記非偏光領域を除去して前記第1の偏光層を露
出させる工程;及び(d)前記第1の偏光層を前記基板
から剥離して極薄偏光ガラスを形成する工程を含む方法
にしたがって作成されることを特徴とする請求項1記載
の光ファイバ偏光子。 - 【請求項19】 前記偏光材がモノリシック構造体をも
つことを特徴とする請求項1記載の光ファイバ偏光子。 - 【請求項20】 前記ファイバがそれぞれのコアの直径
を拡張するための特殊な処理を必要としないことを特徴
とする請求項1記載の光ファイバ偏光子。 - 【請求項21】 光ファイバ偏光子を作成するための方
法において:基板を提供する工程;光ファイバを前記基
板に結合する工程;前記ファイバ及びそのコアをある角
度で横切る狭トレンチを作成し、よって前記ファイバを
第1のファイバコアを有する第1のファイバ端及び第2
のファイバコアを有する第2のファイバ端の2つに分け
る工程;及び非積層構造をもつ薄い偏光材を、前記第1
のファイバコアから放射される光スポットが前記偏光材
に完全に受け取られ、前記偏光材から出てくる前記光ス
ポットが実質的に前記第2のファイバコアのモード場径
内に集光されるように、前記狭トレンチに挿入して固定
する工程;を含むことを特徴とする方法。 - 【請求項22】 前記偏光材が屈折率整合光学接着剤に
より固定されることを特徴とする請求項21記載の方
法。 - 【請求項23】 前記ファイバ及びそのコアが前記ファ
イバに垂直な向きに対して0°から10°の範囲にある
角度で2つに分けられることを特徴とする請求項21記
載の方法。 - 【請求項24】 前記ファイバ及びそのコアが前記ファ
イバに垂直な向きに対して3°から9°の範囲にある角
度で2つに分けられることを特徴とする請求項21記載
の方法。 - 【請求項25】 前記狭トレンチの幅が60μm以下で
あることを特徴とする請求項21記載の方法。 - 【請求項26】 前記狭トレンチの幅が20〜50μm
であることを特徴とする請求項21記載の方法。 - 【請求項27】 反射減衰量の測定値が38dB以上で
あることを特徴とする請求項21記載の方法。 - 【請求項28】 前記偏光子のコントラスト比が30d
Bより大きいことを特徴とする請求項21記載の方法。 - 【請求項29】 前記偏光子のコントラスト比が40d
Bであることを特徴とする請求項28記載の方法。 - 【請求項30】 前記偏光材の厚さがほぼ20〜40μ
mであることを特徴とする請求項21記載の方法。 - 【請求項31】 前記偏光材が40に達する2色性比を
示し、共通の軸に沿って配列されたハロゲン化銀粒子を
含有するガラスであり、前記ガラスは相分離性またはフ
ォトクロミック性のいずれかの特性をもつことを特徴と
する請求項21記載の方法。 - 【請求項32】 前記偏光材が、酸化物基準の重量%
で、5〜25%のAl 2O3,14〜23%のB
2O3,20〜65%のSiO2,0〜25%のP2O
5,0〜2.5%のLi2O,0〜9%のNa2O,0
〜17%のK2O,0〜6%のCs2O,ここでLi2
O+Na2O+K2O+Cs2Oは8〜20%,0.0
04〜0.02%のCuO,0.15〜0.3%のAg,
0.1〜0.25%のCl,及び0.1〜0.2%のBrか
ら実質的になり、アルカリ金属酸化物対B 2O3のモル
比は約0.55〜0.085の範囲にある、組成を有し、
前記組成はCuO以外の2価の金属酸化物を実質的に含
まず、Ag:(Cl+Br)の重量比が約0.65〜0.9
5であるフォトクロミックガラスであることを特徴とす
る請求項31記載の方法。 - 【請求項33】 前記偏光材が、酸化物基準の重量%
で、4〜26%のAl 2O3,4〜26%のB2O3,
40〜76%のSiO2,2〜8%のLi2O,4〜1
5%のNa2O,6〜20%のK2O,8〜25%のR
b2O,及び10〜30%のCs2Oからなる群から選
ばれる少なくとも1種のアルカリ金属酸化物、最小有効
比率が0.2%のCl,0.1%のBr,及び0.08%
のIの内の少なくとも1種のハロゲン、並びに有効ハロ
ゲンがClの場合は0.2%,有効ハロゲンがBrの場
合は0.05%の比率を最小とするAgから実質的にな
る組成を有するフォトクロミックガラス;ただし前記ガ
ラスは少なくとも0.08%のIを含み、前記基本ガラ
ス成分、ハロゲン及びAgの合計が前記組成の重量の少
なくとも85%を占めることを特徴とする請求項31記
載の方法。 - 【請求項34】 前記偏光材が、重量%で、1〜15%
のAl2O3,20〜35%のB2O3,5〜12%の
アルカリ金属酸化物,及び残余を占めるSiO2からな
る基本組成を有し、約5%をこえる量のAl2O3が存
在する場合には、少なくとも1%の相分離剤が前記組成
に含まれるという条件をもつ、相分離性ガラスであるこ
とを特徴とする請求項31記載の方法。 - 【請求項35】 前記偏光材が10〜50μmの厚さを
有し、前記厚さにわたり細長い遊離銀粒子を含み偏光ガ
ラスであり、前記偏光ガラスは前記ガラスが650nm
より長い波長において25dBより大きな消光比を示す
という特性を有することを特徴とする請求項21記載の
方法。 - 【請求項36】 前記細長い遊離銀粒子が長軸を有し、
前記細長い遊離銀粒子が光の前記長軸に平行な偏光成分
を選択的に吸収し、前記長軸に垂直な向きに振動する光
は高透過率で通過させることを特徴とする請求項35記
載の方法。 - 【請求項37】 前記偏光材がハロゲン化金属粒子を実
質的に含まないことを特徴とする請求項21記載の方
法。 - 【請求項38】 前記ファイバがそれぞれのコアの直径
を拡張するための特殊な処理を必要としないことを特徴
とする請求項21記載の方法。 - 【請求項39】 光ファイバ偏光子において:基板に埋
め込まれた少なくとも1本の単一モード光ファイバ;前
記ファイバ及びそのコアは狭トレンチにより横断的に第
1のファイバコアを有する第1のファイバ部分及び第2
のファイバコアを有する第2のファイバ部分の2つに分
けられる;及び前記狭トレンチに配置された薄い偏光
材;を含み:前記第1のファイバコアから放射される光
スポットが完全に前記偏光材に受け取られ、前記偏光材
から出てくる光スポットの実質的に全てが前記第2のフ
ァイバコアに入射する;前記第1及び第2のファイバコ
アはそれぞれ実質的に等しい直径を有し、テーパが付け
られた区画をもたず、15%をこえて変化することはな
い;前記偏光材は積層構造をもたない;前記ファイバ及
びそのコアは前記ファイバに垂直な向きに対して0°か
ら10°の範囲にある角度で2つに分けられる;前記狭
トレンチの幅は50μm以下である;反射減衰量の測定
値は38dB以上である;前記偏光子のコントラスト比
は30dBより大きい;前記偏光材は厚さが10〜50
μmで、前記厚さにわたり細長い遊離銀粒子を含有する
モノリシック偏光ガラスである;前記偏光ガラスは前記
ガラスが650nmより長い波長で25dBより大きな
消光比を示すという特性を有する;前記細長い遊離銀粒
子は長軸を有し、前記細長い遊離銀粒子が光の前記長軸
に平行な偏光成分を選択的に吸収し、前記長軸に垂直な
向きに振動する光を高透過率で通過させるという特性を
もつ;及び前記偏光ガラスは厚さが10〜50ミクロン
のウエハである;ことを特徴とする光ファイバ偏光子。 - 【請求項40】 光ファイバ偏光子を作成するための方
法において:基板を提供する工程;単一モード光ファイ
バを前記基板に結合する工程;ある角度で前記ファイバ
を横切る狭トレンチを作成し、よって前記ファイバ及び
そのコアを第1のファイバコアを有する第1のファイバ
端及び第2のファイバコアを有する第2のファイバ端の
2つに分ける工程;及びモノリシックで非積層構造の偏
光材を、前記第1のファイバコアから放射される光スポ
ットが完全に前記偏光材に受け取られ、前記偏光材から
出てくる前記光スポットの大きさが前記第2のファイバ
コアのモード場径に実質的に等しくなるように、前記狭
トレンチに挿入して固定する工程;を含み:前記偏光材
は屈折率整合光学接着剤により固定される;前記ファイ
バ及びそのコアは前記ファイバに垂直な向きに対して0
°から10°の範囲にある角度で2つに分けられる;前
記狭トレンチの幅は50μm以下である;反射減衰量の
測定値は38dB以上である;前記偏光子のコントラス
ト比は30dBより大きい;前記偏光材は厚さがほぼ1
0〜50μmであり、前記厚さにわたり細長い遊離銀粒
子を含有する偏光ガラスである;前記偏光ガラスは前記
ガラスが650nmより長い波長で25dBより大きな
コントラスト比を示すという特性を有する;前記細長い
遊離銀粒子は長軸を有し、前記細長い遊離銀粒子が光の
前記長軸に平行な偏光成分を選択的に吸収し、前記長軸
に垂直な向きに振動する光を高透過率で通過させるとい
う特性をもつ;前記偏光材はハロゲン化金属粒子を実質
的に含有しない偏光ガラスである;前記偏光ガラスは:
(a)第1の偏光層及び非偏光領域を含む偏光ガラスを
準備する工程;前記第1の偏光層は細長い金属粒子を含
み、前記非偏光領域はハロゲン化金属粒子を含む;
(b)前記偏光ガラスの前記第1の偏光層を基板に接合
する工程;(c)前記非偏光領域を除去して、前記第1
の偏光層を露出させる工程;及び(d)前記基板から前
記第1の偏光層を剥離して、極薄偏光ガラスを形成する
工程を含む方法にしたがって作成される;及び前記ファ
イバはそれぞれのコアの直径を拡張するための特殊な処
理を必要としない;ことを特徴とする方法。
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Date | Code | Title | Description |
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