[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2001287243A - 導光板製造用積層射出成形機および導光板 - Google Patents

導光板製造用積層射出成形機および導光板

Info

Publication number
JP2001287243A
JP2001287243A JP2000106643A JP2000106643A JP2001287243A JP 2001287243 A JP2001287243 A JP 2001287243A JP 2000106643 A JP2000106643 A JP 2000106643A JP 2000106643 A JP2000106643 A JP 2000106643A JP 2001287243 A JP2001287243 A JP 2001287243A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable
platen
light guide
fixed
guide plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000106643A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4530471B2 (ja
Inventor
Tadaaki Nakane
忠明 中根
Kazuya Takizawa
一也 瀧沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Leiz Corp
Original Assignee
Nippon Leiz Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Leiz Corp filed Critical Nippon Leiz Corp
Priority to JP2000106643A priority Critical patent/JP4530471B2/ja
Publication of JP2001287243A publication Critical patent/JP2001287243A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4530471B2 publication Critical patent/JP4530471B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/32Moulds having several axially spaced mould cavities, i.e. for making several separated articles
    • B29C45/322Runner systems for distributing the moulding material to the stacked mould cavities

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸湿性の著しい材料でも反りや焼けが無く常
に精度を保ち、各キャビティ部で、スタンパで転写した
互いの各光学的パターンが相対的に相互の位置関係が一
致し、これらパターンの再現性および正確性を得る。 【解決手段】 光学部材転写パターンを設けたスタンパ
10a,10b,10cを保持固定するテーパーガイド
ピン12を固定プラテン部8’や駆動プラテン部7’お
よび固定プラテン部8’と駆動プラテン部7’との間に
可動可能な可動金型部9または可動プラテン部9’とに
備え、スクリューシリンダ2の吸入側の付近にガス供給
部4を設けるとともに排出側に平行、垂直にヒータや加
熱導管を備えたマニーホールド5で溶融温度を保ちなが
らコントロールバルブ11を備えた複数のランナ6a,
6bから溶融樹脂の量をコントロールしてスタンパ10
a,10b,10cを保持固定した各キャビティ14
a,14bに溶融樹脂を注入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に用
いる導光板を積層射出成形して製造するための導光板製
造用積層射出成形機およびこの成形機によって製造され
る導光板に関するものであり、光学部材転写パターンを
設けたスタンパを保持固定するテーパーガイドピンを固
定プラテン部や駆動プラテン部および固定プラテン部と
駆動プラテン部との間に可動可能な可動金型部または可
動プラテン部とに備え、スクリューシリンダの吸入側の
付近にガス供給部を設けるとともに排出側に平行、垂直
にヒータや加熱導管を備えたマニーホールドで溶融温度
を保ちながらコントロールバルブを備えた複数のランナ
から溶融樹脂の量をコントロールしてスタンパを保持固
定した各キャビティ部に注入して複数の各光学的相対的
位置を保つとともに不活性ガスの供給により吸湿性の著
しい導光板の材料でも成形できる導光板製造用積層射出
成形機および導光板に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の積層射出成形機(スタック
モールド)の略構成図である。図3に示す従来の積層射
出成形機(スタックモールド)20は、2段積層タイプ
の場合に、固定部27または可動部26の中央からヒー
タを設けたスクリューシリンダ部22でペレット状等の
樹脂を溶解して、溶解した樹脂を分岐チャンネル30に
圧送し、分岐チャンネル30より近接する2つのランナ
25a,25bに溶解樹脂を分配している。固定部27
や可動部26およびスタック金型28の中央部分には、
2つのランナ25a,25bが貫通しており、ランナ2
5aや25bを中心としてランナ25a,25bの左右
上下や放射状に固定部27や可動部26上に金型24に
各々必要なスタンパ24’とキャビティ等が設けられ
る。そして、1つのランナ25aは、固定部27と可動
部26との間に設けたスタック金型28の手前側の放射
状に設けたキャビティ29aに溶解樹脂を搬送供給して
いる。他のランナ25bは、スタック金型28の中央部
分を貫通してスタック金型28の後側のキャビティ29
bに溶解樹脂を搬送供給している。
【0003】また、固定部27や可動部26およびスタ
ック金型28の中央部分に2つのランナ25a,25b
が貫通し、1つのランナ25aがスタック金型28の対
向する固定部27の金型24上の左右に設けたスタンパ
24’との間のキャビティ29aに溶解樹脂を搬送供給
し、他のランナ25bがスタック金型28の中央部分を
貫通してスタック金型28の対向する可動部26の金型
24上の左右に設けたスタンパ24’との間のキャビテ
ィ29bに溶解樹脂を搬送供給する場合もある。
【0004】そして、加圧成形時には、可動部26が固
定部27方向に加圧移動するとともにスタック金型28
も固定部27方向に加圧移動する。この時2つのランナ
25a,25bはスクリューシリンダ部22から固定部
27方向に伸び、また成形終了時には、可動部26が固
定部27方向から離脱移動するとともにスタック金型2
8も固定部27方向から離脱移動する。この時2つのラ
ンナ25a,25bは固定部27方向からスクリューシ
リンダ部22に縮む様に動作する。
【0005】また、一般的に、可動部26や固定部27
に設けた金型24上のスタンパ24’は、エアーチャッ
クで真空吸着して保持する方法が採用される。
【0006】さらに、従来の積層射出成形機(スタック
モールド)としては、例えば特開平6−210682号
公報に開示されるものが知られている。この特開平6−
210682号公報に開示される積層射出成形機は、固
定部または可動部の中央からスクリューシリンダ部でペ
レット状等の樹脂を溶解して、溶解した樹脂を固定部ま
たは可動部およびスタック金型等を避けて外側周囲に配
したランナに圧送し、スタック金型の1側面外側からス
タック金型の内部に設けたランナに接続している。そし
て、スタック金型の内部で固定部方向と可動部方向とに
2つに分岐したランナから各々固定部とスタック金型と
のキャビティおよび可動部とスタック金型とのキャビテ
ィに溶解樹脂を搬送供給している。
【0007】また、上述したスクリューシリンダ部を固
定部または可動部の中央の位置に設けた積層射出成形機
(スタックモールド)とは別に、例えば特開平11−2
07786号公報に開示される積層射出成形機も知られ
ている。この特開平11−207786号公報に開示さ
れる積層射出成形機は、スクリューシリンダ部を固定部
または可動部の1側面側の位置に設けて、スクリューシ
リンダ部の先端に設けた分岐チャンネルで、溶解した樹
脂を2つに分岐圧送し、分岐チャンネルより近接する2
つのランナに溶解樹脂を分配し、この2つのランナをス
タック金型の固定部および可動部に対向する両側面側の
内部に設けた2つのランナに接続し、2つのランナを内
蔵したスタック金型から固定部側および可動部側に備え
た各々のキャビティに溶解樹脂を搬送供給するものであ
る。
【0008】さらに、従来の積層射出成形機は、一般的
にペレット状等の樹脂を単にホッパからスクリューシリ
ンダ部に供給し、スクリューシリンダ部のヒータ等で樹
脂を溶解してモールド部に圧送する方法が取られてき
た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の積層射出成形機
(スタックモールド)として、例えば2段積層タイプの
場合に、固定部または可動部の中央からヒータを設けた
スクリューシリンダ部でペレット状等の樹脂を溶解し
て、溶解した樹脂を分岐チャンネルに圧送し、分岐チャ
ンネルより近接する2つのランナに溶解樹脂を分配し、
固定部や可動部およびスタック金型の中央部分に2つの
ランナを貫通して、ランナを中心としてランナの左右上
下や放射状に固定部や可動部上に金型に各々必要なスタ
ンパとキャビティ等を設け、1つのランナは固定部と可
動部との間に設けたスタック金型の手前側の放射状に設
けたキャビティに溶解樹脂を搬送供給し、他のランナは
スタック金型の中央部分を貫通してスタック金型の後側
のキャビティに溶解樹脂を搬送供給する構成では、固定
部または可動部およびスタック金型の中央部にランナを
通すために、ランナ位置を中心にランナの周囲部に占め
るキャビティ部しか得ることができず、固定部や可動部
およびスタック金型の大部分を占める様な大きなキャビ
ティ部を得る事が出来ない課題がある。
【0010】さらに、加圧成形時には、可動部が固定部
方向に加圧移動するとともにスタック金型も固定部方向
に加圧移動し、この時2つのランナはスクリューシリン
ダ部から固定部方向に伸びる。また成形終了時には、可
動部が固定部方向から離脱移動するとともにスタック金
型も固定部方向から離脱移動し、この時2つのランナは
固定部方向からスクリューシリンダ部に縮む様に動作す
る。したがって、ランナ部が収縮自在でなければならな
く、加圧移動から離脱移動する時にランナ内部の溶解樹
脂がスクリューシリンダ部に戻ったりするので、変動体
積内の溶解樹脂の処理装置が必要となるとともに、加圧
時の密閉状態を形成する様にしなければならない課題が
ある。
【0011】また、従来の積層射出成形機(スタックモ
ールド)は、可動部や固定部に設けた金型上のスタンパ
をエアーチャックで真空吸着して保持されるが、スタン
パのサイズが小さかったり(導光板の出来上がりサイズ
が10インチ程度の大きさ)、スタンパの厚さが薄くな
ければ真空によってスタンパを吸着することができな
い。スタンパの厚さを薄くすると、真空吸着によりスタ
ンパ自身の変形や歪みを発生してしまい、導光板のよう
に微細な光学的要素が必要とする製造物にスタンパにエ
アーチャックの跡が転写してしまう課題がある。
【0012】さらに、従来の積層射出成形機(スタック
モールド)のエアーチャック、ネジ止、接着等によるス
タンパを保持する構成では、本発明の使用目的とする導
光板の表面や裏面等に微細な凸凹状部を形成し、光源か
らの光を導光板の側面から入射して微細な凸凹状部で屈
折や反射によって導光板の表面方向や裏面方向に光を偏
向させた導光板を複数用いて(例えば、重ね合わした2
枚の導光板に於いて、下方の1枚目の導光板に施した微
細な凸凹状部から反射光線を表面の法線と成す角度の大
きい出射光線を、上方の2枚目の導光板に施した微細な
凸凹状部に進む様に対応させ、再度2枚目の導光板の微
細な凸凹状部で屈折させて表面に対し直角方向に出射す
る様にする)最終的に導光板の表面に対し直角方向に出
射するには、同時に同条件で複数積層射出成形しても精
度的に各導光板に設けた微細な凸凹状部が互いに光学的
相対位置を保つことができない課題がある。
【0013】また、例えば特開平6−210682号公
報に開示される従来の積層射出成形機(スタックモール
ド)は、固定部または可動部の中央からスクリューシリ
ンダ部でペレット状等の樹脂を溶解して、溶解した樹脂
を固定部または可動部およびスタック金型等を避けて外
側周囲に配したランナに圧送し、スタック金型の1側面
外側からスタック金型の内部に設けたランナに接続し、
さらにスタック金型の内部で固定部方向と可動部方向と
に2つに分岐したランナから各々固定部とスタック金型
とのキャビティおよび可動部とスタック金型とのキャビ
ティに溶解樹脂を搬送供給するので、可動部に近いキャ
ビティ部が先に加圧され、固定部に近いキャビティ部が
後に加圧されてしまい、実際のキャビティ部内の圧力は
固定部に近いキャビティ部の方が高くなってしまう。そ
の結果、同じ形状での精度や性能(密度)等にばらつき
が出てしまう課題がある。
【0014】さらに、例えば特開平11−207786
号公報に開示される従来の積層射出成形機では、スクリ
ューシリンダ部を固定部または可動部の1側面側の位置
に設けて、スクリューシリンダ部の先端に設けた分岐チ
ャンネルで、溶解した樹脂を2つに分岐圧送し、分岐チ
ャンネルより近接する2つのランナに溶解樹脂を分配
し、この2つのランナをスタック金型の固定部および可
動部に対向する両側面側の内部に設けた2つのランナに
接続し、2つのランナを内蔵したスタック金型から固定
部側および可動部側に備えた各々のキャビティに溶解樹
脂を搬送供給し、溶解した樹脂を2つに分岐圧送するた
めに、分岐チャンネルをスクリューシリンダ部の先端に
設けたので、特に光学系の表面や裏面等に微細な凸凹状
部を形成する導光板等に用いる成形物に対しては、短時
間に流動歪みの無い成形物を必要とする。しかも、ゲー
トまで一定の圧力および溶解樹脂量等が条件となるた
め、ゲート前の分岐チャンネルにより分岐チャンネルの
前後での溶解樹脂の圧力や流量が変化してしまい、均一
で流動歪みの無い成形物ができない課題がある。加え
て、圧力の掛かるスクリューシリンダ部を固定部または
可動部の1側面側の位置に設け、ガイド支柱等の部品も
1側面側に設けるため、装置全体が大掛かりになってし
まう課題がある。
【0015】また、一般的に積層射出成形機(スタック
モールド)の場合には、スクリューシリンダ部から溶解
樹脂を各キャビティまで圧送する時間や可動部からスタ
ック金型およびスタック金型から固定部までの加圧時間
等に誤差があり、各キャビティへの溶解樹脂の供給を一
定にしないとオーバーパックになってしまったり、金型
の破損等を起し、特に光学系の導光板等に用いる微細な
凸凹状部を刻印したスタンパ等に用いる場合には、再現
性のある成形物を得ることができない課題がある。
【0016】さらに、導光板の両面部に微細な凸凹状部
をスタンパを用いて射出成形する場合に、図4に示すよ
うに導光板51に入射した光は、屈折角γが0≦|γ|
sin-1(1/n)の式を満たす範囲で導光板51内に
進む。例えば一般の導光板51に使用されている樹脂材
料であるアクリル樹脂の屈折率はn=1.49程度であ
るので、図示しない光源からの光Lは、光源から一番近
い入射端面部53では垂直に入射し、入射角が0°では
入射端面部53の反対に位置する図示しない反射端面部
方向に屈折せずに進み(この光線のエネルギ値が一番高
い)、また入射端面部53で屈折する屈折角γはγ=±
42°程度の範囲内になる。
【0017】但し、表面部55近傍では裏面部56方向
のみのγ=マイナス42°のみ、裏面部56近傍では表
面部55方向のみのγ=+42°のみとなる。
【0018】また、屈折角γ=±42°の範囲内で導光
板51内に入射した光は、導光板51と空気層(屈折率
n=1)との境界面では、sinα=(1/n)の式に
より臨界角を表すことができる。例えば一般の導光板5
1に使用されている樹脂材料であるアクリル樹脂の屈折
率はn=1.49程度であるので、臨界角αはα=42
°程度になる。そして、表面部55や裏面部56方向へ
の出射角が42°以上の場合に鏡面であれば、導光板5
1内の光は表面部55や裏面部56で全て全反射しなが
ら反射端面部方向へ進む。
【0019】また、導光板51の表面部55や裏面部5
6に凸や凹等の溝、プリズムやドット等が有ると、上記
で説明した公式の範囲で反射や屈折を起し光線を乱す。
【0020】このような反射や屈折等を利用して導光板
51の表面部55と裏面部56との両面に凸や凹等を施
し導光板51の側面の入射端面部53からの光を表面部
55から表面部55に対し垂直に出射させる目的でスタ
ンパを用いて射出成形する従来の場合には、例えば入射
端面部53から裏面部56方向に進んだ光Liは、裏面
部56に設けたドットD1に入射し、ドットD1の境界
面で反射して反射光線Lirは表面部55に(出射角3
8度程度)進み、さらに表面部55のドットD2で再度
屈折をさせるところ、一般に導光板のような光学的要素
依存性が強く、ドットのサイズが数十ミクロンから百ミ
クロン程度の微細な大きさのために、従来のスタンパの
保持固定する方法では、数十ミクロンから百ミクロン程
度のズレにより、表面部55のドットD2に達せず、表
面部55で屈折して表面部55と成す角度が25度程度
の導光板51に沿ったような出射光L0となってしまう
課題がある。
【0021】また、これらの裏面部56のドットD1と
表面部55のドットD2との位置関係をズレのないよう
に従来のエアーチャックの吸引力を大きくするとスタン
パ自体薄い物であるから、スタンパの歪みやエアーチャ
ックの吸引口の跡等が出てしまう課題がある。
【0022】さらに、従来の積層射出成形機は、一般的
にペレット状等の樹脂を単にホッパからスクリューシリ
ンダ部に供給し、スクリューシリンダ部のヒータ等で樹
脂を溶解してモールド部に圧送する方法が取られ、一般
的に使用する導光板の材料であるアクリル樹脂(PMM
A)やポリカーボネート等では問題が無いが、吸湿性の
強い例えば非晶質ポリオレフィン樹脂等のような材料で
は、空気中の酸素が存在するとヒータ等により非晶質ポ
リオレフィン樹脂が溶融し始めると酸化してしまい、成
形された導光板等の変色、ヤケおよび炭化等が発生して
しまう課題がある。
【0023】この発明は、このような課題を解決するた
めになされたもので、その目的は光学部材転写パターン
を設けたスタンパを保持固定するテーパーガイドピンを
固定プラテン部や駆動プラテン部および固定プラテン部
と駆動プラテン部との間に可動可能な可動金型部または
可動プラテン部とに備え、スクリューシリンダの吸入側
の付近にガス供給部を設けるとともに排出側に平行、垂
直にヒータや加熱導管を備えたマニーホールドで溶融温
度を保ちながら溶解樹脂を分配し、溶解した樹脂を開閉
時間や開閉角度でコントロールするコントロールバルブ
を備えたランナに導き、スタック金型の数や位置によっ
てランナの長さが異なっても複数の金型に注入する樹脂
量を一定にし、テーパーガイドピンでスタンパを保持固
定した各キャビティ部に注入して複数の各光学的相対的
位置を保つことができるとともにガス供給部から窒素ガ
スの様な不活性ガスの供給により非晶質ポリオレフィン
樹脂等のような吸湿性の著しい導光板の材料でも変色や
ヤケの無い導光板を成形できる導光板製造用積層射出成
形機および導光板を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
請求項1に係る導光板製造用積層射出成形機は、可動金
型部または可動プラテン部に光学部材転写パターンを設
けたスタンパを保持固定するテーパーガイドピンを固定
プラテン部と駆動プラテン部との方向に備えるとともに
前記固定プテン部と前記駆動プラテン部とに前記テーパ
ーガイドピンに対応した位置にテーパーガイドホールを
備えたことを特徴とする。
【0025】請求項1に係る導光板製造用積層射出成形
機は、可動金型部または可動プラテン部に光学部材転写
パターンを設けたスタンパを保持固定するテーパーガイ
ドピンを固定プラテン部と駆動プラテン部との方向に備
えるとともに前記固定プテン部と前記駆動プラテン部と
に前記テーパーガイドピンに対応した位置にテーパーガ
イドホールを備えたので、可動金型部または可動プラテ
ン部にスタンパを精度良く保持固定でき、可動金型部ま
たは可動プラテン部と固定プラテン部との間のキャビテ
ィで成形される導光板および可動金型部または可動プラ
テン部と駆動プラテン部との間のキャビティで成形され
る導光板の各光学的相対的位置を一定に保つことができ
る。
【0026】また、請求項2に係る導光板製造用積層射
出成形機は、可動金型部または可動プラテン部に光学部
材転写パターンを設けたスタンパを保持固定するテーパ
ーガイドピンを固定プラテン部と駆動プラテン部との方
向に備えるとともに固定プラテン部および駆動プラテン
部にスタンパを保持固定するテーパーガイドピンを可動
金型部または可動プラテン部方向に備えるとともに前記
固定プラテン部と前記駆動プラテン部および前記可動金
型部または前記可動プラテン部の前記テーパーガイドピ
ンに対応した位置にテーパーガイドホールを備えたこと
を特徴とする。
【0027】請求項2に係る導光板製造用積層射出成形
機は、可動金型部または可動プラテン部に光学部材転写
パターンを設けたスタンパを保持固定するテーパーガイ
ドピンを固定プラテン部と駆動プラテン部との方向に備
えるとともに固定プラテン部および駆動プラテン部にス
タンパを保持固定するテーパーガイドピンを可動金型部
または可動プラテン部方向に備えるとともに前記固定プ
ラテン部と前記駆動プラテン部および前記可動金型部ま
たは前記可動プラテン部の前記テーパーガイドピンに対
応した位置にテーパーガイドホールを備えたので、可動
金型部または可動プラテン部および固定プラテン部と駆
動プラテン部にスタンパを精度良く保持固定でき、可動
金型部または可動プラテン部と固定プラテン部との間の
キャビティで成形される導光板および可動金型部または
可動プラテン部と駆動プラテン部との間のキャビティで
成形される導光板の各光学的相対位置を一定に保つこと
ができる。
【0028】さらに、請求項3に係る導光板製造用積層
射出成形機は、スクリューシリンダの排出側にヒーター
または加熱導管を備えて溶融樹脂を平行または/および
垂直に分配するマニーホールドを設け、可動金型部また
は可動プラテン部の片面側または両面側、且つ/あるい
は固定プラテン部または/および駆動プラテン部に光学
部材転写パターンを設けたスタンパをテーパーガイドピ
ンとテーパーガイドホールとで保持固定した各キャビテ
ィ部にコントロールバルブを備えた複数のランナから溶
融樹脂の量をコントロールして注入することを特徴とす
る。
【0029】請求項3に係る導光板製造用積層射出成形
機は、スクリューシリンダの排出側にヒーターまたは加
熱導管を備えて溶融樹脂を平行または/および垂直に分
配するマニーホールドを設け、可動金型部または可動プ
ラテン部の片面側または両面側、且つ/あるいは固定プ
ラテン部または/および駆動プラテン部に光学部材転写
パターンを設けたスタンパをテーパーガイドピンとテー
パーガイドホールとで保持固定した各キャビティ部にコ
ントロールバルブを備えた複数のランナから溶融樹脂の
量をコントロールして注入するので、可動金型部または
可動プラテン部の片面側または両面側、且つ/あるいは
固定プラテン部または/および駆動プラテン部にスタン
パを精度良く保持固定でき、可動金型部または可動プラ
テン部と固定プラテン部との間のキャビティで成形され
る導光板および可動金型部または可動プラテン部と駆動
プラテン部との間のキャビティで成形される導光板の各
光学的相対位置を一定に保つことができるとともに、必
要目的に合わせ自由にスタンパを装備できる。
【0030】また、請求項4に係る導光板製造用積層射
出成形機は、スクリューシリンダの吸入側の付近にガス
供給部を設けることを特徴とする。
【0031】請求項4に係る導光板製造用積層射出成形
機は、スクリューシリンダの吸入側の付近にガス供給部
を設けるので、導光板等の材料に窒素ガス等の不活性ガ
スを供給しながら溶融し圧送することができ、非晶質ポ
リオレフィン樹脂等のような吸湿性の強い材料でも空気
中の酸素を窒素ガス等の不活性ガスで置換することがで
きる。
【0032】さらに、請求項5に係る導光板製造用積層
射出成形機は、コントロールバルブをランナの長さが長
い程溶融樹脂の量をバルブの開時間を長くまたはバルブ
の開閉角度を大きく開くことを特徴とする。
【0033】請求項5に係る導光板製造用積層射出成形
機は、コントロールバルブをランナの長さが長い程溶融
樹脂の量をバルブの開時間を長くまたはバルブの開閉角
度を大きく開くので、可動部側と固定部側とに設ける各
キャビティに同量の溶融樹脂を供給できるとともに内部
圧力を同圧にできる。
【0034】また、請求項6に係る導光板製造用積層射
出成形機は、ランナにヒータまたは加熱導管を備え、加
熱温度を200℃〜300℃の範囲に保ち、長さが長い
程温度を高くすることを特徴とする。
【0035】請求項6に係る導光板製造用積層射出成形
機は、ランナにヒータまたは加熱導管を備え、加熱温度
を200℃〜300℃の範囲に保ち、長さが長い程温度
を高くするので、樹脂の焼けを起さずに、各キャビティ
での溶解樹脂温度を一定にできるとともに、溶解樹脂の
粘性効果により各キャビティまでの供給時間を一定にで
きる。
【0036】さらにまた、請求項7に係る導光板製造用
積層射出成形機は、マニーホールドにヒータまたは加熱
導管を備え、ランナと垂直に設ける下方向内径を上方向
内径よりも小さくすることを特徴とする。
【0037】請求項7に係る導光板製造用積層射出成形
機は、マニーホールドにヒータまたは加熱導管を備え、
ランナと垂直に設ける下方向内径を上方向内径よりも小
さくするので、各キャビティ部での成形に適した溶解樹
脂の温度と樹脂特性を保持するとともに溶解樹脂の自重
とのバランスを保って上方向と下方向とからの溶解樹脂
を同量に供給でき、しかも内部圧力を同圧にできる。
【0038】また、請求項8に係る導光板は、吸入側の
付近にガス供給部を設けたスクリューシリンダと、当該
スクリューシリンダの排出側にヒーターまたは加熱導管
を備えて溶融樹脂を平行または/および垂直に分配する
マニーホールドと、各キャビティ部に溶融樹脂の量をコ
ントロールして注入するコントロールバルブを備えた複
数のランナと、可動金型部または可動プラテン部の片面
側または両面側、且つ/あるいは固定プラテン部または
/および駆動プラテン部に光学部材転写パターンを設け
たスタンパを保持固定するテーパーガイドピンおよびテ
ーパーガイドホールとを具備した導光板製造用積層射出
成形機で成形することを特徴とする。
【0039】請求項8に係る導光板は、吸入側の付近に
ガス供給部を設けたスクリューシリンダと、当該スクリ
ューシリンダの排出側にヒーターまたは加熱導管を備え
て溶融樹脂を平行または/および垂直に分配するマニー
ホールドと、各キャビティ部に溶融樹脂の量をコントロ
ールして注入するコントロールバルブを備えた複数のラ
ンナと、可動金型部または可動プラテン部の片面側また
は両面側、且つ/あるいは固定プラテン部または/およ
び駆動プラテン部に光学部材転写パターンを設けたスタ
ンパを保持固定するテーパーガイドピンおよびテーパー
ガイドホールとを具備した導光板製造用積層射出成形機
で成形するので、各キャビティに同量、同圧に溶解樹脂
を供給できるとともに、非晶質ポリオレフィン樹脂等の
ような吸湿性の強い材料でも空気中の酸素を窒素ガス等
の不活性ガスで置換することができ、各キャビティで成
形される各導光板の各々の光学的な相対的位置を一定に
保つことができる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。なお、本発明は、スクリュー
シリンダの吸入側の付近にガス供給部を設けたスクリュ
ーシリンダの排出側に備えたマニーホールドやライナに
ヒータおよび加熱導管等やコントロールバルブ等を備
え、固定金型部または可動プラテン部および固定プラテ
ン部や駆動プラテン部等には光学部材転写パターンを設
けたスタンパを保持固定するテーパーガイドピンを設け
た導光板製造用積層射出成形機で、窒素ガス等を供給し
ながら樹脂を溶融状態に保ち、コントロールバルブによ
って各キャビティ部に溶融樹脂を同量、同圧に供給する
とともに可動金型部または可動プラテン部および固定プ
ラテン部や駆動プラテン部等に設けたテーパーガイドピ
ンとテーパーガイドホールとで、スタンパを各プラテン
部に高精度で保持固定して、スタンパで転写した互いの
各光学的パターンが相対的に相互の位置関係が一致する
片面パターン成形導光板や両面パターン成形導光板を同
時に成形することのできる導光板製造用積層射出成形機
および導光板を提供することにある。
【0041】図1は本発明に係る導光板製造用積層射出
成形機の略構成図である。図1に示すように、導光板製
造用積層射出成形機は、可動部7、固定部6、可動金型
部9(可動プラテン部9’)およびスクリューシリンダ
2等から構成されている。
【0042】可動部7は、駆動プラテン部7’を備え駆
動プラテン部7’にテーパーガイドピン12を設ける。
また同様に、固定部8は、固定プラテン部8’を備え固
定プラテン部8’にテーパーガイドピン12を設ける。
可動部7と固定部8との間に可動金型部9を配置して可
動プラテン部9’を備え可動プラテン部9’にテーパー
ガイドピン12を設ける。
【0043】また、図1には示していないが、駆動プラ
テン部7’と固定プラテン部8’と可動プラテン部9’
および可動金型部9に各テーパーガイドピン12に対向
した位置には、各々テーパーガイドホールが空いてい
る。
【0044】スクリューシリンダ2は、積層射出成形機
の金型等の中央位置に備え、ステンレス等の耐熱性、耐
蝕性および強度に優れた金属材料等からなる。スクリュ
ーシリンダ2は、全体のケースとしてのシリンダ部と、
内部に透明樹脂ペレットを圧送するように回転するスク
リュ部3とから構成される。スクリューシリンダ2は、
ホッパ2’等から供給された導光板の材料となる透明樹
脂ペレットをスクリューシリンダ2の外装やシリンダ部
に埋め込んだ図示しないヒータや加熱導管により200
℃〜300℃程度の温度で加熱し、材料樹脂がヤケを起
さない程度に溶解しながらスクリュ部3の回転によって
排出側に圧送する。
【0045】また、スクリューシリンダ2は、吸入側の
付近にガス供給部4を設け(例えば、スクリュ部3に近
い所)、窒素ガス等の不活性ガスを供給してホッパ2’
からスクリューシリンダ2に挿入された非晶質ポリオレ
フィン樹脂等のような吸湿性の強い樹脂ペレットの雰囲
気中の酸素を不活性ガスで置換して、樹脂ペレットがス
クリューシリンダ2に設けてあるヒータ等によって非晶
質ポリオレフィン樹脂が溶融し始めても酸化を防ぐよう
にする(例えば、窒素濃度99%を毎分6リットル)。
【0046】マニーホールド5は、ステンレス等の耐熱
性、耐蝕性および強度に優れた金属材料等からなる。マ
ニーホールド5は、入力口をスクリューシリンダ2の排
出側に平行、垂直等スタックモールド数や成形金型等の
種類により選択されて接続される(図1の例では、スク
リューシリンダ2に平行に左右接続される)。マニーホ
ールド5は、マニーホールド5の外装やシリンダ部に埋
め込んだ図示しないヒータや加熱導管により、200℃
〜300℃程度の樹脂の溶解温度を保ち溶解樹脂を等し
く左右に分配し、各出力口をランナ6aとランナ6bと
の各々に接続する。
【0047】また、図1には示さないが、マニーホール
ド5を垂直方向(上下方向)に設ける場合、マニーホー
ルド5の内部の配穴径は、下方向内径を上方向内径より
も小さく形成されている。これにより、下方向への溶解
樹脂の自重により圧送速度が速くなることを防ぎ、溶解
樹脂を等しく上下に分配し、各出力口をランナに接続す
る。
【0048】ランナ6aおよびランナ6bは、ステンレ
ス等の耐熱性、耐蝕性および強度に優れた金属材料等か
らなる。ランナ6aおよびランナ6bは、マニーホール
ド5から固定部8側面方向に向い、さらに駆動部7方向
に曲がり、固定部8や駆動部7および可動金型部9や可
動プラテン部9’等を避けてキャビティ14a部やキャ
ビティ14b部等のキャビティ部を大きく取る様にして
設けられる。
【0049】そして、1つのランナ6aは、可動金型部
9に配置した可動プラテン部9’側と固定部8の固定プ
ラテン部8’に備えたスタンパ10aとの間に設けたキ
ャビティ14a部に接続し、溶解樹脂をキャビティ14
aの側面部のゲート13から注入する。また、同様にも
う1つのランナ6bは、可動金型部9に配置した可動プ
ラテン部9’の駆動部7側と駆動部7の駆動プラテン部
7’に備えたスタンパ10bとの間に設けたキャビティ
14b部に接続し、溶解樹脂をキャビティ14bの側面
部のゲート13から注入する。
【0050】よって、マニーホールド5からキャビティ
14aやキャビティ14bの各キャビティまでの長さが
異なっている。
【0051】さらに、ランナ6aとランナ6bには、キ
ャビティ14aやキャビティ14bに接続する先端付近
にコントロールバルブ11が設けられている。そして、
マニーホールド5からキャビティ14aやキャビティ1
4bの各キャビティまでの長さの違いにより、各キャビ
ティに溶解樹脂が充填されるまでの時間の差を各コント
ロールバルブ11の開閉時間を制御する(例えば、各コ
ントロールバルブ11部の溶解樹脂通過量は一定で電気
信号等のオンオフにより開閉の時間をコントロールす
る)。これにより、キャビティ14aやキャビティ14
b等の各キャビティに充填する溶解樹脂の量を同量にす
る。例えばランナの長さが長い程(ここでは、ランナ6
b)、各コントロールバルブ11の開時間を長くする。
【0052】また、ランナ6aとランナ6bとは、同様
にマニーホールド5からキャビティ14aやキャビティ
14bの各キャビティまでの長さの違いにより、同じ時
間内で各キャビティに溶解樹脂が充填される量の差を各
コントロールバルブ11のバルブの開閉角度を制御する
(例えば、各コントロールバルブ11部の電気信号等の
オンオフ時間は一定で開閉角度により溶解樹脂通過量を
コントロールする)。これにより、キャビティ14aや
キャビティ14b等の各キャビティに充填する溶解樹脂
の量を同量にする。例えばランナの長さが長い程(ここ
では、ランナ6b)、各コントロールバルブ11の開角
度を大きく開く。
【0053】さらに、ランナ6aとランナ6bとは、同
様にマニーホールド5からキャビティ14aやキャビテ
ィ14bの各キャビティまでの長さの違いにより、同じ
時間内で各キャビティに溶解樹脂が充填される量の差を
ランナ6a,6bに設けた加熱温度を200℃〜300
℃の範囲に保ったヒータの温度差でコントロールする
(例えば、長さの長いランナ6bの方のヒータ温度をラ
ンナ6aよりも高くする)。これにより、キャビティ1
4aやキャビティ14b等の各キャビティに充填する溶
解樹脂の量を同量にし、キャビティ14aとキャビティ
14bとの内圧を同等にする。
【0054】また、ランナ6aとランナ6bとは、キャ
ビティ14aやキャビティ14bに接続する先端付近と
コントロールバルブ11との間に図示しない樹脂溜部を
設け、ランナ6aやランナ6b等から溶解樹脂がキャビ
ティ14aやキャビティ14b等の各キャビティに充填
された後、各キャビティ部に対し駆動部7および駆動プ
ラテン部7’や可動金型部9や可動プラテン部9’が固
定部8および固定プラテン部8’への移動により、キャ
ビティ14aは可動金型部9や可動プラテン部9’(駆
動部7および駆動プラテン部7’とで可動金型部9や可
動プラテン部9’を圧搾した後)によりスタンパ10a
とスタンパ10cとを通し固定部8および固定プラテン
部8’に加圧され、同様にキャビティ14bは駆動部7
および駆動プラテン部7’によりスタンパ10bを通し
て可動金型部9や可動プラテン部9’に加圧されて、キ
ャビティ14aやキャビティ14b等の各キャビティに
過剰に注入された溶解樹脂を引き込み、オーバーパック
を防止するとともに再度射出加圧成形する時に前射出加
圧成形時の固形化した樹脂をトラップして連続射出加圧
成形に故障等を起さないようにする。
【0055】さらに、図示はしないが、ランナ6aとラ
ンナ6bとに設けたコントロールバルブ11には、圧力
リミッタが設けられている。これにより、キャビティ1
4aやキャビティ14bに溶解樹脂が過剰に充填されそ
うな時や、異物やゲート13等が詰まってしまった時や
設定以上の圧力が加わった場合に圧力を検出してバルブ
を閉じて、キャビティ14aやキャビティ14bのオー
バーパック、駆動プラテン部7’、固定プラテン部8’
や可動プラテン部9’およびスタンパ10aやスタンパ
10bおよびスタンパ10cの破損等を起さない様にす
ることもできる。
【0056】駆動部7および駆動プラテン部7’は、鋼
鉄製の鋳物等から削り出して精度や強度が必要な部分等
にクロム、コバルト、タングステンやニッケル等の表面
硬化または鉄系材料にこれらを含んだ合金等で製作され
る。駆動部7および駆動プラテン部7’は、強度、耐腐
食性および耐摩擦性に優れ、例えば1平方センチメート
ル当たり900トン程度に絶えるように強靱さで、固定
部8とはスライダーベット上で一致するような位置関係
を保ち上部やサイドには可動金型部9等を通した案内ス
テー15で連結されている。
【0057】また、駆動部7は、樹脂成形をするための
駆動プラテン部7’を取り付け樹脂成形物の形状を決定
する。一般にはこの駆動プラテン部7’に凹凸部を設け
て樹脂成形物の表面部に各種のパターンを得るが、特に
導光板のような光学的要素が重要な場合には、鏡面部と
して用いたり、さらに駆動プラテン部7’上に微細な凸
凹状部を刻印した光学部材転写パターンのスタンパ10
bを設ける。
【0058】また、駆動プラテン部7’は、テーパーガ
イドピン12を可動金型部9や固定部8方向に設け、光
学部材転写パターンを設けたスタンパ10bに設けた図
示しない位置決め穴で嵌着して保持し、駆動プラテン部
7’に対向した位置に可動プラテン部9’に設けた図示
しないテーパーガイドホールと咬合して、スタンパ10
bを固定する。
【0059】なお、可動プラテン部9’にテーパーガイ
ドピン12がある場合には、この駆動プラテン部7’に
可動プラテン部9’のテーパーガイドピン12と対向し
た位置に位置決め穴を設ける。
【0060】固定部8や固定プラテン部8’は、駆動部
7や駆動プラテン部7’と同様に製作されるとともに同
様な強靱さで、駆動部7とはスライダーベット上で一致
するような位置関係を保ち上部やサイドには可動金型部
9等を通した案内ステー15で連結され、駆動部7と同
様に樹脂成形をするための固定プラテン部8’を取り付
け樹脂成形物の形状を決定する。
【0061】また、一般的にはこの固定プラテン部8’
に凹凸部を設けて樹脂成形物の表面部に各種のパターン
を得るが、特に導光板のような光学的要素が重要な場合
には、鏡面部として用いたり、さらに固定プラテン部
8’上に微細な凸凹状部を刻印した光学部材転写パター
ンのスタンパ10aを設ける。
【0062】さらに、固定プラテン部8’は、テーパー
ガイドピン12を可動金型部9や駆動部7方向に設け、
光学部材転写パターンを設けたスタンパ10aに設けた
図示しない位置決め穴で嵌着して保持し、固定プラテン
部8’に対向した位置に可動プラテン部9’に設けた図
示しないテーパーガイドホールと咬合して、スタンパ1
0aを固定する。
【0063】なお、可動プラテン部9’にテーパーガイ
ドピン12がある場合には、この固定プラテン部8’に
可動プラテン部9’のテーパーガイドピン12と対向し
た位置に位置決め穴を設ける。
【0064】可動金型部9は、駆動部7や固定部8と同
様な材料からなり、上部や両サイドに貫通穴を設け、駆
動部7と固定部8との間に設けた案内ステー15を通
し、駆動部7の加圧移動に伴って固定部8方向に移動し
固定プラテン部8’やスタンパ10aおよびスタンパ1
0cを加圧する。
【0065】尚、ここでは、可動金型部9の片面(駆動
部7方向側)を鏡面としているが、可動金型部9両面に
スタンパを設けることにより両面に微細な凸凹状部を成
形した両面成形導光板を得ることができる。
【0066】また、可動プラテン部9’は、テーパーガ
イドピン12を固定部8や駆動部7方向に設け(図で
は、固定部8方向のみ)、光学部材転写パターンを設け
たスタンパ10cに設けた図示しない位置決め穴で嵌着
して保持し、可動プラテン部9’に対向した位置に固定
プラテン部8’に設けた図示しないテーパーガイドホー
ルと咬合して、スタンパ10cを固定する。
【0067】なお、この可動プラテン部9’の駆動プラ
テン部7’側に光学部材転写パターンを設けたスタンパ
を設けた場合には、この可動プラテン部9’に対向した
位置に駆動プラテン部7’に設けた図示しないテーパー
ガイドホールと咬合して、スタンパを固定する。
【0068】さらに、可動プラテン部9’には、駆動プ
ラテン部7’や固定プラテン部8’のテーパーガイドピ
ン12に対向した位置に位置決め穴を設ける。
【0069】また、駆動プラテン部7’や固定プラテン
部8’および可動プラテン部9’は、駆動部7、固定部
8および可動金型部9等と同様な材料からなり、樹脂成
形物の形状を決定したり、鏡面部やスタンパ等を備える
ために表面は特にクロム、コバルト、タングステンやニ
ッケル等の表面硬化を必要とし錆の発生が少ない様にす
るとともに樹脂成形物の様な温度依存性が大きいので、
水や油等を循環される孔16を備え、温度制御を行う。
【0070】テーパーガイドピン12は、鉄とクロム、
コバルト、タングステンやニッケル等との合金などの強
度、錆の発生が少ない材料からでき、円錐形状をなした
ピンで、互いのプラテン部を導き合うように対向した互
いのプラテン部に設けたテーパーガイドピン12と対向
位置にあるテーパー状のガイドホールと精度良く咬合す
るとともに、このテーパーガイドピン12に光学部材転
写パターンを設けたスタンパに設けた図示しない位置決
め用の穴を通して保持し、テーパーガイドピン12のテ
ーパ部の何れかの位置とスタンパに設けた位置決め用の
穴のテーパ部の何れかの位置とが駆動部7等の加圧によ
り、テーパーガイドピン12にスタンパが嵌着し固定す
る。
【0071】スタンパ10a、スタンパ10bおよびス
タンパ10cは、光ディスク等の製造法として広く知ら
れているが、導光板用のスタンパの場合には表面部に微
細な凸凹状部および色々の形状を設け、凸凹状部が逆に
成形された導光板の微細な凸凹状部に導光板の側面から
入光された光が微細な凸凹状部で屈折、反射等を起す様
な形状を薄いニッケル、ステンレス等の金属板等に前も
ってフォトパターンをフォトレジスト等で露光、洗浄等
を繰り返し、作成された微細な凸凹状部に鍍金等を施し
て製作する。
【0072】また、スタンパ10a、スタンパ10bお
よびスタンパ10cは、駆動プラテン部7’や固定プラ
テン部8’および可動プラテン部9’等に設けたテーパ
ーガイドピン12に対応した位置に駆動プラテン部7’
や固定プラテン部8’および可動プラテン部9’等と空
隙等無く平行に接触するように図示しない位置決め用の
穴を設ける。
【0073】さらに、これらスタンパ10a、スタンパ
10bおよびスタンパ10c等の厚さが厚い場合には、
位置決め用の穴をテーパ状にし、テーパーガイドピン1
2のテーパ部と一致するようにしてより精度を出せるよ
うにする。
【0074】また、スタンパ10aやスタンパ10bお
よびスタンパ10c等をテーパーガイドピン12および
テーパーガイドホールで保持固定を行うために、両面を
微細な凸凹状部等を成形した導光板は、例えば、図2に
示すように、光線Lは入射端面部43からγ=±42°
程度の範囲内で入射し、裏面部46方向に対してγ=0
〜−42°の光線Liが裏面部46に設けたドットD1
に入射し、ドットD1の境界面で反射して反射光線Li
rは表面部45に(出射角38度程度)進み、本発明の
ようにスタンパをテーパーガイドピン12とテーパーガ
イドホールによって、数十ミクロンから百ミクロン程度
のドットのサイズに対しても2つのスタンパの各光学的
パターンが相対的に相互の位置関係を保ち、ドットD1
からの反射光線Lirが表面部45のドットD2に正確
に達し、再度表面部45のドットD2で屈折されて表面
部45と垂直な方向に出射光L0iを出射することがで
きる。
【0075】このように、両面成形の導光板にとって重
要な表面部と裏面部とに設ける数十ミクロンから百ミク
ロン程度の微細なドット等の凸凹等の位置関係が2つの
スタンパの取り付け時や成形時によって、ズレたりせず
に常に正確に設計通りに成形することができる。
【0076】よって、このように本発明の導光板製造用
積層射出成形機は、導光板材料の樹脂を溶解する様に固
定プラテン部や駆動プラテン部および可動金型部または
可動プラテン部等の中央位置からヒータ等を設けたスク
リューシリンダの吸入側の付近に非晶質ポリオレフィン
樹脂等のような吸湿性の著しい導光板の材料でも成形で
きる様にガス供給部を設けて窒素ガスの様な不活性ガス
を供給し、スクリューシリンダの排出側に備えたマニー
ホールドで平行や垂直にヒータ等で200℃〜300℃
程度の溶融温度を保ちながら溶解樹脂を分配し、溶解し
た樹脂を開閉時間や開閉角度でコントロールするコント
ロールバルブを備えたランナに導き、コントロールバル
ブによって各キャビティに溶融樹脂を同量、同圧に供給
してオーバーパック等を防ぎ、これら各キャビティに対
応する固定プラテン部や駆動プラテン部および固定プラ
テン部と駆動プラテン部との間に可動可能な可動金型部
または可動プラテン部とに光学部材転写パターンを設け
たスタンパをテーパーガイドピンとテーパーガイドホー
ルとで保持固定して、反りや焼けが無く常に精度を保
ち、各キャビティ部で、スタンパで転写した互いの各光
学的パターンが相対的に相互の位置関係が一致し、これ
らパターンの再現性および正確性を得ることができる片
面パターン成形導光板や両面パターン成形導光板を得る
ことができる。
【0077】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る導光板製
造用積層射出成形機は、可動金型部または可動プラテン
部に光学部材転写パターンを設けたスタンパを保持固定
するテーパーガイドピンを固定プラテン部と駆動プラテ
ン部との方向に備えるとともに固定プラテン部と駆動プ
ラテン部とにテーパーガイドピンに対応した位置にテー
パーガイドホールを備えたので、可動金型部または可動
プラテン部にスタンパを精度良く保持固定できる。しか
も、可動金型部または可動プラテン部と固定プラテン部
との間のキャビティで成形される導光板および可動金型
部または可動プラテン部と駆動プラテン部との間のキャ
ビティで成形される導光板の各光学的相対的位置を一定
に保つことができるので、2枚が互いに各光学的パター
ンの相対的位置関係が一致する片面パターン成形導光板
を同時に成形できるとともに、これら導光板を複数で使
用することにより、輝度が高く視野角に優れた積層導光
板を得ることができる。
【0078】また、請求項2に係る導光板製造用積層射
出成形機は、可動金型部または可動プラテン部に光学部
材転写パターンを設けたスタンパを保持固定するテーパ
ーガイドピンを固定プラテン部と駆動プラテン部との方
向に備えるとともに固定プラテン部および駆動プラテン
部にスタンパを保持固定するテーパーガイドピンを可動
金型部または可動プラテン部方向に備えるとともに固定
プラテン部と駆動プラテン部および可動金型部または可
動プラテン部のテーパーガイドピンに対応した位置にテ
ーパーガイドホールを備えたので、可動金型部または可
動プラテン部および固定プラテン部と駆動プラテン部に
スタンパを精度良く保持固定できる。しかも、可動金型
部または可動プラテン部と固定プラテン部との間のキャ
ビティで成形される導光板および可動金型部または可動
プラテン部と駆動プラテン部との間のキャビティで成形
される導光板の各光学的相対位置を一定に保つことがで
きるので、2枚が互いに各光学的パターンの相対的位置
関係が一致する両面パターン成形導光板を同時に成形で
きるとともに、これら導光板を複数で使用することによ
り、輝度が高く視野角に優れた積層導光板を得ることが
できる。
【0079】さらに、請求項3に係る導光板製造用積層
射出成形機は、スクリューシリンダの排出側にヒーター
または加熱導管を備えて溶融樹脂を平行または/および
垂直に分配するマニーホールドを設け、可動金型部また
は可動プラテン部の片面側または両面側、且つ/あるい
は固定プラテン部または/および駆動プラテン部に光学
部材転写パターンを設けたスタンパをテーパーガイドピ
ンとテーパーガイドホールとで保持固定した各キャビテ
ィ部にコントロールバルブを備えた複数のランナから溶
融樹脂の量をコントロールして注入するので、可動金型
部または可動プラテン部の片面側または両面側、且つ/
あるいは固定プラテン部または/および駆動プラテン部
にスタンパを精度良く保持固定できる。しかも、可動金
型部または可動プラテン部と固定プラテン部との間のキ
ャビティで成形される導光板および可動金型部または可
動プラテン部と駆動プラテン部との間のキャビティで成
形される導光板の各光学的相対位置を一定に保つことが
できる。更には、必要目的に合わせ自由にスタンパを装
備できるので、2枚が互いに各光学的パターンの相対的
位置関係が一致する片面パターン成形導光板や両面パタ
ーン成形導光板を同時に成形できるとともに、これら導
光板を複数で使用することにより、輝度が高く視野角に
優れた積層導光板を得ることができ、さらに同時に光学
的統一性を備えた大きさの異なるものを複数作成するこ
とができる。
【0080】また、請求項4に係る導光板製造用積層射
出成形機は、スクリューシリンダの吸入側の付近にガス
供給部を設けるので、導光板等の材料に窒素ガス等の不
活性ガスを供給しながら溶融し圧送することができる。
しかも、非晶質ポリオレフィン樹脂等のような吸湿性の
強い材料でも空気中の酸素を窒素ガス等の不活性ガスで
置換することができるので、ヒータ等により非晶質ポリ
オレフィン樹脂が溶融し始めても酸化せずに変色、ヤケ
および炭化等の発生をせずに導光板等を成形することが
できる。
【0081】さらに、請求項5に係る導光板製造用積層
射出成形機は、コントロールバルブをランナの長さが長
い程溶融樹脂の量をバルブの開時間を長くまたはバルブ
の開閉角度を大きく開くので、可動部側と固定部側とに
設ける各キャビティに同量の溶解樹脂を供給できるとと
もに内部圧力を同圧にでき、ばらつきが無く同精度で反
りや焼けの発生を防ぐことができる。
【0082】また、請求項6に係る導光板製造用積層射
出成形機は、ランナにヒータまたは加熱導管を備え、加
熱温度を200℃〜300℃の範囲に保ち、長さが長い
程温度を高くするので、樹脂の焼けを起さずに、各キャ
ビティでの溶解樹脂温度を一定にできるとともに溶解樹
脂の粘性効果により各キャビティまでの供給時間を一定
にでき、同時にばらつきが無く同精度の導光板を複数作
成できる。
【0083】さらにまた、請求項7に係る導光板製造用
積層射出成形機は、マニーホールドにヒータまたは加熱
導管を備え、ランナと垂直に設ける下方向内径を上方向
内径よりも小さくするので、各キャビティ部での成形に
適した溶解樹脂の温度と樹脂特性を保持でき、溶解樹脂
の自重とのバランスを保って上方向と下方向とからの溶
解樹脂を同量に供給できるとともに内部圧力を同圧にで
きる。しかも、反りや焼けの発生を防ぐとともに、ばら
つきが無く同精度の導光板を複数同時に作成できる。
【0084】また、請求項8に係る導光板は、吸入側の
付近にガス供給部を設けたスクリューシリンダと、当該
スクリューシリンダの排出側にヒーターまたは加熱導管
を備えて溶融樹脂を平行または/および垂直に分配する
マニーホールドと、各キャビティ部に溶融樹脂の量をコ
ントロールして注入するコントロールバルブを備えた複
数のランナと、可動金型部または可動プラテン部の片面
側または両面側、且つ/あるいは固定プラテン部または
/および駆動プラテン部に光学部材転写パターンを設け
たスタンパを保持固定するテーパーガイドピンおよびテ
ーパーガイドホールとを具備した導光板製造用積層射出
成形機で成形するので、各キャビティに同量、同圧に溶
解樹脂を供給できるとともに非晶質ポリオレフィン樹脂
等のような吸湿性の強い材料でも空気中の酸素を窒素ガ
ス等の不活性ガスで置換することができ、各キャビティ
で成形される各導光板の各々の光学的な相対的位置を一
定に保つことができる。しかも、反りや焼けの発生を防
ぐとともにばらつきが無く同精度の導光板を複数同時に
作成でき、オーバーパックにならず微細な凸凹状部を刻
印したスタンパ等でも転写が可能となる。更には、スタ
ンパ等に損傷なく最適な圧力を加えて複数の片面パター
ン成形導光板や両面パターン成形導光板が互いに各光学
的パターンの相対的位置関係が一致し、これら導光板を
複数で使用することにより、輝度が高く視野角に優れた
積層導光板を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る導光板製造用積層射出成形機の略
構成図
【図2】本発明に係る導光板の略光線跡図
【図3】従来の積層射出成形機の略構成図
【図4】従来の導光板の略光線跡図
【符号の説明】
1…導光板製造用積層射出成形機、2…スクリューシリ
ンダ、2’…ホッパ、3…スクリュ部、4…ガス供給
部、5…マニーホールド、25a,25b…ランナ、6
a,6b…ランナ、7…駆動部、7’…駆動プラテン
部、8…固定部、8’…固定プラテン部、9…可動金型
部、9’…可動プラテン部、10a,10b,10c…
スタンパ、11…コントロールバルブ、12…テーパー
ガイドピン、13…ゲート、14a,14b…キャビテ
ィ、15…案内ステー、16…孔、20…積層射出成形
機、22…スクリューシリンダ、23…スクリュ部、2
4…孔、24’…スタンパ、26…可動部、27…固定
部、28…スタック(中央)金型、29a,29b…キ
ャビティ、30…チャンネル、31…案内ステー、32
…ゲート、41,51…導光板、43,53…入射端面
部、45,55…表面部、46,56…裏面部、α…臨
界角、γ…屈折角、L,Li,Lir,Lr,L0,L
0i…光線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H091 FA23Z FB02 FC14 FC17 FC29 LA02 LA06 LA12 4F202 AH81 AR06 AR07 AR11 CA11 CB01 CK02 CK07 CK43 CL09 CN01 CR06 4F206 AH81 AR06 AR07 AR11 JA07 JD01 JL02 JL05 JN15 JQ06 JQ41 JQ81

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定プラテン部または駆動プラテン部の
    中央から樹脂の溶融温度に成るようなヒータを設けたス
    クリューシリンダを備えるとともに前記固定ブラテン部
    と前記駆動プラテン部との間に可動可能な可動金型部ま
    たは可動プラテン部を備えた導光板製造用積層射出成形
    機において、前記可動金型部または前記可動プラテン部
    に光学部材転写パターンを設けたスタンパを保持固定す
    るテーパーガイドピンを前記固定プラテン部と前記駆動
    プラテン部との方向に備えるとともに前記固定プラテン
    部と前記駆動プラテン部とに前記テーパーガイドピンに
    対応した位置にテーパーガイドホールを備えたことを特
    徴とする導光板製造用積層射出成形機。
  2. 【請求項2】 固定プラテン部または駆動プラテン部の
    中央から樹脂の溶融温度に成るようなヒータを設けたス
    クリューシリンダを備えるとともに前記固定ブラテン部
    と前記駆動プラテン部との間に可動可能な可動金型部ま
    たは可動プラテン部を備えた導光板製造用積層射出成形
    機において、前記可動金型部または前記可動プラテン部
    に光学部材転写パターンを設けたスタンパを保持固定す
    るテーパーガイドピンを前記固定プラテン部と前記駆動
    プラテン部との方向に備えるとともに前記固定プラテン
    部および前記駆動プラテン部に前記スタンパを保持固定
    する前記テーパーガイドピンを前記可動金型部または前
    記可動プラテン部方向に備えるとともに前記固定プラテ
    ン部と前記駆動プラテン部および前記可動金型部または
    前記可動プラテン部の前記テーパーガイドピンに対応し
    た位置にテーパーガイドホールを備えたことを特徴とす
    る導光板製造用積層射出成形機。
  3. 【請求項3】 固定プラテン部または駆動プラテン部の
    中央から樹脂の溶融温度に成るようなヒータを設けたス
    クリューシリンダを備えるとともに前記固定ブラテン部
    と前記駆動プラテン部との間に可動可能な可動金型部ま
    たは可動プラテン部を備えた導光板製造用積層射出成形
    機において、前記スクリューシリンダの排出側にヒータ
    ーまたは加熱導管を備えて溶融樹脂を平行または/およ
    び垂直に分配するマニーホールドを設け、前記可動金型
    部または前記可動プラテン部の片面側または両面側、且
    つ/あるいは前記固定プラテン部または/および前記駆
    動プラテン部に光学部材転写パターンを設けたスタンパ
    をテーパーガイドピンとテーパーガイドホールとで保持
    固定した各キャビティ部にコントロールバルブを備えた
    複数のランナから溶融樹脂の量をコントロールして注入
    することを特徴とする導光板製造用積層射出成形機。
  4. 【請求項4】 前記スクリューシリンダは、吸入側の付
    近にガス供給部を設けることを特徴とする請求項1〜3
    の何れか一つに記載の導光板製造用積層射出成形機。
  5. 【請求項5】 前記コントロールバルブは、前記ランナ
    の長さが長い程前記溶融樹脂の量をバルブの開時間を長
    くまたはバルブの開閉角度を大きく開くことを特徴とす
    る請求項3記載の導光板製造用積層射出成形機。
  6. 【請求項6】 前記ランナは、ヒータまたは加熱導管を
    備え、加熱温度を200℃〜300℃の範囲に保ち、前
    記長さが長い程温度を高くすることを特徴とする請求項
    3記載の導光板製造用積層射出成形機。
  7. 【請求項7】 前記マニーホールドは、ヒータまたは加
    熱導管を備え、前記ランナと垂直に設ける下方向内径を
    上方向内径よりも小さくすることを特徴とする請求項3
    記載の導光板製造用積層射出成形機。
  8. 【請求項8】 固定プラテン部または駆動プラテン部の
    中央から樹脂の溶融温度に成るようなヒータを設けたス
    クリューシリンダを備えるとともに前記固定ブラテン部
    と前記駆動プラテン部との間に可動可能な可動金型部ま
    たは可動プラテン部を備えた導光板製造用積層射出成形
    機を用いて製造される導光板において、吸入側の付近に
    ガス供給部を設けた前記スクリューシリンダと、当該ス
    クリューシリンダの排出側にヒータまたは加熱導管を備
    えて溶融樹脂を平行または/および垂直に分配するマニ
    ーホールドと、各キャビティ部に溶融樹脂の量をコント
    ロールして注入するコントロールバルブを備えた複数の
    ランナと、前記可動金型部または前記可動プラテン部の
    片面側または両面側、且つ/あるいは前記固定プラテン
    部または/および前記駆動プラテン部に光学部材転写パ
    ターンを設けたスタンパを保持固定するテーパーガイド
    ピンおよびテーパーガイドホールとを具備した導光板製
    造用積層射出成形機で成形することを特徴とする導光
    板。
JP2000106643A 2000-04-07 2000-04-07 導光板製造用積層射出成形機 Expired - Fee Related JP4530471B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000106643A JP4530471B2 (ja) 2000-04-07 2000-04-07 導光板製造用積層射出成形機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000106643A JP4530471B2 (ja) 2000-04-07 2000-04-07 導光板製造用積層射出成形機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001287243A true JP2001287243A (ja) 2001-10-16
JP4530471B2 JP4530471B2 (ja) 2010-08-25

Family

ID=18619778

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000106643A Expired - Fee Related JP4530471B2 (ja) 2000-04-07 2000-04-07 導光板製造用積層射出成形機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4530471B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011104834A (ja) * 2009-11-16 2011-06-02 Ube Machinery Corporation Ltd 射出発泡成形装置及び射出発泡成形方法
KR101142900B1 (ko) 2010-03-05 2012-05-10 조선대학교산학협력단 잔류 응력이 최소화된 성형품의 이중 사출금형
JP2015025065A (ja) * 2013-07-26 2015-02-05 三菱レイヨン株式会社 (メタ)アクリル重合体組成物及びその製造方法、導光体予備成形物、積層導光体予備成形物、導光体並びに積層導光体

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0225311A (ja) * 1988-07-14 1990-01-26 Denki Kagaku Kogyo Kk 両面高密度記録用ディスク基板の成形金型
JPH09306043A (ja) * 1996-05-15 1997-11-28 Sony Disc Technol:Kk 光ディスク成形装置及び光ディスクの成形方法
JPH11123744A (ja) * 1997-10-23 1999-05-11 Sanyo Electric Co Ltd 射出成形金型装置
JPH11156891A (ja) * 1997-11-26 1999-06-15 Chatani Sangyo Kk 導光板の製造方法、型部材及び板状部材
JPH11320638A (ja) * 1998-05-19 1999-11-24 Canon Inc 成形方法、成形装置及び成形材料の射出方法並びに光学素子の成形方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0225311A (ja) * 1988-07-14 1990-01-26 Denki Kagaku Kogyo Kk 両面高密度記録用ディスク基板の成形金型
JPH09306043A (ja) * 1996-05-15 1997-11-28 Sony Disc Technol:Kk 光ディスク成形装置及び光ディスクの成形方法
JPH11123744A (ja) * 1997-10-23 1999-05-11 Sanyo Electric Co Ltd 射出成形金型装置
JPH11156891A (ja) * 1997-11-26 1999-06-15 Chatani Sangyo Kk 導光板の製造方法、型部材及び板状部材
JPH11320638A (ja) * 1998-05-19 1999-11-24 Canon Inc 成形方法、成形装置及び成形材料の射出方法並びに光学素子の成形方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011104834A (ja) * 2009-11-16 2011-06-02 Ube Machinery Corporation Ltd 射出発泡成形装置及び射出発泡成形方法
KR101142900B1 (ko) 2010-03-05 2012-05-10 조선대학교산학협력단 잔류 응력이 최소화된 성형품의 이중 사출금형
JP2015025065A (ja) * 2013-07-26 2015-02-05 三菱レイヨン株式会社 (メタ)アクリル重合体組成物及びその製造方法、導光体予備成形物、積層導光体予備成形物、導光体並びに積層導光体

Also Published As

Publication number Publication date
JP4530471B2 (ja) 2010-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7128459B2 (en) Light-guide plate and method for manufacturing the same
KR940010712B1 (ko) 열가소성 수지의 사출 성형방법 및 장치
JP2004202731A (ja) 大型導光板の製造方法
US8119054B2 (en) Method and apparatus for manufacturing a molded product
TW538260B (en) Method for producing light transmitting plate
US5062786A (en) Molding device for molding optical elements
US20050189665A1 (en) Method for producing light transmitting plate
US6869197B2 (en) Light transmitting plate
JP2001287243A (ja) 導光板製造用積層射出成形機および導光板
JP4699492B2 (ja) 成形体の製造装置および製造方法
JP2012218435A (ja) スタンパ及びそれの製造方法
CN102814914A (zh) 注射成型模具、注射成型品及注射成型方法
JP2002046159A (ja) パターンを有する大型導光板の製造方法
KR100369978B1 (ko) 도광판 성형용 금형
US20080057259A1 (en) Method for manufacturing optical disc and optical disc
CN1507995A (zh) 导光板的制造方法
JP4224048B2 (ja) 成形体の製造装置および製造方法
JPH10323872A (ja) 射出成形方法及び射出成形機
US20040141306A1 (en) Method for producing light guide plate and mold for the same
JP2001287253A (ja) 導光板製造用積層射出成形機および導光板
JPH05278088A (ja) 光ディスク成形用金型
JP2007136842A (ja) 成形体の製造装置および製造方法
CN100500410C (zh) 导光板模具及其模仁
JP2010083098A (ja) 射出成形金型、導光板ピースの成形方法、および導光板
JP4895348B2 (ja) プラスチック成形品、その製造装置、及び製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090611

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090623

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090819

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091006

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100209

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100408

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100511

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100608

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130618

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130618

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130618

Year of fee payment: 3

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130618

Year of fee payment: 3

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130618

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130618

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130618

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160618

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees