JP2001278071A - ステアリングコラムの支持装置 - Google Patents
ステアリングコラムの支持装置Info
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- JP2001278071A JP2001278071A JP2000094196A JP2000094196A JP2001278071A JP 2001278071 A JP2001278071 A JP 2001278071A JP 2000094196 A JP2000094196 A JP 2000094196A JP 2000094196 A JP2000094196 A JP 2000094196A JP 2001278071 A JP2001278071 A JP 2001278071A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 製造コストを低減すると共に、ステアリング
ホイール周囲のハーネス類との干渉を防止すること。 【解決手段】 略U字状の衝撃吸収用ワイヤー10の基
部がコラム離脱用カプセル5に掛け渡してあると共に、
この衝撃吸収用ワイヤー10の両端がブラケット4に形
成した屈曲部6を通挿した後車両前方に延在してある。
したがって、車両の二次衝突時、アッパーコラム2は、
ブラケット4と共に車体から離脱して車両前方に向けて
移動する。この際、衝撃吸収用ワイヤー10は、その基
部が車体に固着されたままである一方、その先端側がブ
ラケット4の屈曲部6によりしごかれながら、アッパー
コラム2やブラケット4の移動に追随して延伸し、運転
者からアッパーコラム2に加わる衝撃エネルギーを吸収
する。
ホイール周囲のハーネス類との干渉を防止すること。 【解決手段】 略U字状の衝撃吸収用ワイヤー10の基
部がコラム離脱用カプセル5に掛け渡してあると共に、
この衝撃吸収用ワイヤー10の両端がブラケット4に形
成した屈曲部6を通挿した後車両前方に延在してある。
したがって、車両の二次衝突時、アッパーコラム2は、
ブラケット4と共に車体から離脱して車両前方に向けて
移動する。この際、衝撃吸収用ワイヤー10は、その基
部が車体に固着されたままである一方、その先端側がブ
ラケット4の屈曲部6によりしごかれながら、アッパー
コラム2やブラケット4の移動に追随して延伸し、運転
者からアッパーコラム2に加わる衝撃エネルギーを吸収
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の衝突時、二
次衝突による衝撃力によりステアリングコラムを車体か
ら離脱して衝撃を緩和するステアリングコラムの支持装
置に関する。
次衝突による衝撃力によりステアリングコラムを車体か
ら離脱して衝撃を緩和するステアリングコラムの支持装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の衝突時、運転者の二次衝突による
衝撃力がステアリングコラムに車両後方から前方に向け
て作用する。この際、ステアリングコラムを、衝撃力に
より車体から離脱して車両前方に向けて移動すると共
に、衝撃吸収用ワイヤー等を、ステアリングコラムの移
動に追随して延伸し、運転者からステアリングコラムに
加わる衝撃エネルギーを吸収するようにしている。
衝撃力がステアリングコラムに車両後方から前方に向け
て作用する。この際、ステアリングコラムを、衝撃力に
より車体から離脱して車両前方に向けて移動すると共
に、衝撃吸収用ワイヤー等を、ステアリングコラムの移
動に追随して延伸し、運転者からステアリングコラムに
加わる衝撃エネルギーを吸収するようにしている。
【0003】例えば、特開平10−45004号公報で
は、車体と、ステアリングコラムを支持するブラケット
との間に、二次衝突時にステアリングコラムを車体から
離脱して前方に向けて移動させるコラム離脱用カプセル
が介装してあり、樹脂製の衝撃吸収用板状部材がコラム
離脱用カプセルから車両前方に向けて延在してあり、ブ
ラケットには、この衝撃吸収用板状部材の湾曲部を弾性
的に押圧する樹脂製のクリップが設けてある。
は、車体と、ステアリングコラムを支持するブラケット
との間に、二次衝突時にステアリングコラムを車体から
離脱して前方に向けて移動させるコラム離脱用カプセル
が介装してあり、樹脂製の衝撃吸収用板状部材がコラム
離脱用カプセルから車両前方に向けて延在してあり、ブ
ラケットには、この衝撃吸収用板状部材の湾曲部を弾性
的に押圧する樹脂製のクリップが設けてある。
【0004】これにより、車両の二次衝突時、ステアリ
ングコラムは、コラム離脱用カプセルにより、ブラケッ
トと共に車体から離脱して前方に向けて移動する。この
際、樹脂製の衝撃吸収用板状部材は、その基部が車体に
固着されたままである一方、その湾曲部が樹脂製のクリ
ップにより弾性的に押圧されながら、ステアリングコラ
ムやブラケットの移動に追随して延伸し、運転者からス
テアリングコラムに加わる衝撃エネルギーを吸収する。
ングコラムは、コラム離脱用カプセルにより、ブラケッ
トと共に車体から離脱して前方に向けて移動する。この
際、樹脂製の衝撃吸収用板状部材は、その基部が車体に
固着されたままである一方、その湾曲部が樹脂製のクリ
ップにより弾性的に押圧されながら、ステアリングコラ
ムやブラケットの移動に追随して延伸し、運転者からス
テアリングコラムに加わる衝撃エネルギーを吸収する。
【0005】また、特開平9−272448号公報で
は、車体と、ステアリングコラムのブラケットとの間
に、コラム離脱用カプセルが介装してあり、金属ワイヤ
ー等からなる衝撃吸収用ワイヤーの基部が、コラム離脱
用カプセルに掛け渡してあり、この衝撃吸収用ワイヤー
の先端が、ブラケットの車両前縁をカールした後、車両
後方に向けて延在してある。
は、車体と、ステアリングコラムのブラケットとの間
に、コラム離脱用カプセルが介装してあり、金属ワイヤ
ー等からなる衝撃吸収用ワイヤーの基部が、コラム離脱
用カプセルに掛け渡してあり、この衝撃吸収用ワイヤー
の先端が、ブラケットの車両前縁をカールした後、車両
後方に向けて延在してある。
【0006】これにより、車両の二次衝突時、ステアリ
ングコラムは、コラム離脱用カプセルにより、ブラケッ
トと共に車体から離脱して前方に向けて移動する。この
際、衝撃吸収用ワイヤーは、その基部が車体に固着され
たままである一方、先端側のカール部がブラケットの前
縁によりしごかれながら、ステアリングコラムやブラケ
ットの移動に追随して延伸し、運転者からステアリング
コラムに加わる衝撃エネルギーを吸収する。
ングコラムは、コラム離脱用カプセルにより、ブラケッ
トと共に車体から離脱して前方に向けて移動する。この
際、衝撃吸収用ワイヤーは、その基部が車体に固着され
たままである一方、先端側のカール部がブラケットの前
縁によりしごかれながら、ステアリングコラムやブラケ
ットの移動に追随して延伸し、運転者からステアリング
コラムに加わる衝撃エネルギーを吸収する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平10−45004号公報のステアリングコラムの支
持構造では、衝撃吸収用板状部材やクリップを樹脂によ
りインジェクション成型する必要があり、製造コストの
高騰を招来するといったことがある。
開平10−45004号公報のステアリングコラムの支
持構造では、衝撃吸収用板状部材やクリップを樹脂によ
りインジェクション成型する必要があり、製造コストの
高騰を招来するといったことがある。
【0008】また、上記特開平9−272448号公報
の支持構造では、衝撃吸収用ワイヤーの先端がブラケッ
トの車両前縁をカールした後、車両後方に向けて延在し
てあるが、このように、ワイヤーの先端が車両後方側を
向いていると、ステアリングホイールの周囲に配置して
あるハーネス類と干渉するといった虞れがある。
の支持構造では、衝撃吸収用ワイヤーの先端がブラケッ
トの車両前縁をカールした後、車両後方に向けて延在し
てあるが、このように、ワイヤーの先端が車両後方側を
向いていると、ステアリングホイールの周囲に配置して
あるハーネス類と干渉するといった虞れがある。
【0009】本発明は、上述したような事情に鑑みてな
されたものであって、製造コストを低減すると共に、ス
テアリングホイール周囲のハーネス類との干渉を防止し
たステアリングコラムの支持装置を提供することを目的
とする。
されたものであって、製造コストを低減すると共に、ス
テアリングホイール周囲のハーネス類との干渉を防止し
たステアリングコラムの支持装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係るステアリングコラムの支持装置は、車
体と、ステアリングコラムを支持するブラケットとの間
に、車両の衝突時にステアリングコラムをブラケットと
共に車体から離脱して車両前方に向けて移動させるコラ
ム離脱部を介装したステアリングコラムの支持装置にお
いて、略U字状の衝撃吸収用ワイヤーの基部を、前記コ
ラム離脱部に掛け渡すと共に、この衝撃吸収用ワイヤー
の両端を、前記ブラケットに一体又は別体に形成した屈
曲部を通して車両前方に延在したことを特徴とする。
め、本発明に係るステアリングコラムの支持装置は、車
体と、ステアリングコラムを支持するブラケットとの間
に、車両の衝突時にステアリングコラムをブラケットと
共に車体から離脱して車両前方に向けて移動させるコラ
ム離脱部を介装したステアリングコラムの支持装置にお
いて、略U字状の衝撃吸収用ワイヤーの基部を、前記コ
ラム離脱部に掛け渡すと共に、この衝撃吸収用ワイヤー
の両端を、前記ブラケットに一体又は別体に形成した屈
曲部を通して車両前方に延在したことを特徴とする。
【0011】このように、本発明によれば、略U字状の
衝撃吸収用ワイヤーの基部がコラム離脱部に掛け渡して
あると共に、この衝撃吸収用ワイヤーの両端がブラケッ
トに形成した屈曲部を通挿した後車両前方に延在してあ
る。したがって、車両の二次衝突時、ステアリングコラ
ムは、コラム離脱部により、ブラケットと共に車体から
離脱して車両前方に向けて移動する。この際、衝撃吸収
用ワイヤーは、その基部がコラム離脱部により車体に固
着されたままである一方、その先端側がブラケットの屈
曲部によりしごかれながら、ステアリングコラムやブラ
ケットの移動に追随して延伸し、運転者からステアリン
グコラムに加わる衝撃エネルギーを吸収する。
衝撃吸収用ワイヤーの基部がコラム離脱部に掛け渡して
あると共に、この衝撃吸収用ワイヤーの両端がブラケッ
トに形成した屈曲部を通挿した後車両前方に延在してあ
る。したがって、車両の二次衝突時、ステアリングコラ
ムは、コラム離脱部により、ブラケットと共に車体から
離脱して車両前方に向けて移動する。この際、衝撃吸収
用ワイヤーは、その基部がコラム離脱部により車体に固
着されたままである一方、その先端側がブラケットの屈
曲部によりしごかれながら、ステアリングコラムやブラ
ケットの移動に追随して延伸し、運転者からステアリン
グコラムに加わる衝撃エネルギーを吸収する。
【0012】このように、衝撃吸収用として、従来のよ
うに樹脂製の部材を用いず、安価である金属製のワイヤ
ー等を用いているため、製造コストの低減を図ることが
できる。
うに樹脂製の部材を用いず、安価である金属製のワイヤ
ー等を用いているため、製造コストの低減を図ることが
できる。
【0013】また、衝撃吸収用ワイヤーの先端は、ブラ
ケットに形成した屈曲部を通挿した後車両前方に延在し
てあり、従来のように車両後方に向けて延在していない
ため、ステアリングホイール周囲のハーネス類と干渉す
るといったことがない。
ケットに形成した屈曲部を通挿した後車両前方に延在し
てあり、従来のように車両後方に向けて延在していない
ため、ステアリングホイール周囲のハーネス類と干渉す
るといったことがない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
ステアリングコラムの支持装置を図面を参照しつつ説明
する。 (第1実施の形態)図1(a)は、本発明の第1実施の
形態に係る車両用ステアリング装置の側面図であり、図
1(b)は、図1(a)に示した車両用ステアリング装
置の側面図であって、車両の二次衝突時を示す。図2
(a)は、図1に示した車両用ステアリング装置の平面
図であり、図2(b)は、ブラケット前端部の断面図で
あり、図2(c)は、変形例に係るブラケット前端部の
断面図である。
ステアリングコラムの支持装置を図面を参照しつつ説明
する。 (第1実施の形態)図1(a)は、本発明の第1実施の
形態に係る車両用ステアリング装置の側面図であり、図
1(b)は、図1(a)に示した車両用ステアリング装
置の側面図であって、車両の二次衝突時を示す。図2
(a)は、図1に示した車両用ステアリング装置の平面
図であり、図2(b)は、ブラケット前端部の断面図で
あり、図2(c)は、変形例に係るブラケット前端部の
断面図である。
【0015】ステアリングコラムは、車両前方側のロア
ーコラム1と、これに摺動自在に嵌合した車両後方側の
アッパーコラム2とからなる。ロアーコラム1は、ロア
ーブラケット3により車体に固定してある。
ーコラム1と、これに摺動自在に嵌合した車両後方側の
アッパーコラム2とからなる。ロアーコラム1は、ロア
ーブラケット3により車体に固定してある。
【0016】アッパーコラム2は、樹脂製のアッパーブ
ラケット4により金属製のコラム離脱用カプセル5を介
して車体に固定してある。樹脂製のブラケット4は、コ
ラム離脱用カプセル5と一体的にインジェクション成型
により形成してあり、アッパーブラケット4の車両後方
側には、後方に開口した切欠き部4aが形成してある。
ラケット4により金属製のコラム離脱用カプセル5を介
して車体に固定してある。樹脂製のブラケット4は、コ
ラム離脱用カプセル5と一体的にインジェクション成型
により形成してあり、アッパーブラケット4の車両後方
側には、後方に開口した切欠き部4aが形成してある。
【0017】コラム離脱用カプセル5は、アッパーブラ
ケット4の上側に配置する上側挟持片5aと、下側に配
置する下側挟持片5bとからなる。これら両挟持片5
a,5bの間に、アッパーブラケット4を挟持して、4
個の樹脂製のシャーピン5cにより係止している。ま
た、アッパーブラケット4及びコラム離脱用カプセル5
の車体への取付は、ボルト(図示略)をアッパーブラケ
ット4の切欠き部4a及びカプセル5の両挟持片5a,
5bに通挿して締め付けることにより行っている。
ケット4の上側に配置する上側挟持片5aと、下側に配
置する下側挟持片5bとからなる。これら両挟持片5
a,5bの間に、アッパーブラケット4を挟持して、4
個の樹脂製のシャーピン5cにより係止している。ま
た、アッパーブラケット4及びコラム離脱用カプセル5
の車体への取付は、ボルト(図示略)をアッパーブラケ
ット4の切欠き部4a及びカプセル5の両挟持片5a,
5bに通挿して締め付けることにより行っている。
【0018】アッパーブラケット4の先端側には、後述
する衝撃吸収用ワイヤー10を通挿すると共に二次衝突
時に「しごき」の役割を果たす曲面状貫通孔の屈曲部6
が形成してある。
する衝撃吸収用ワイヤー10を通挿すると共に二次衝突
時に「しごき」の役割を果たす曲面状貫通孔の屈曲部6
が形成してある。
【0019】アッパーブラケット4の更に先端側には、
図2(b)にも示すように、後述する衝撃吸収用ワイヤ
ー10を保持して取付けるための保持片7が設けてあ
り、保持片7は、ピン8により固定してある。なお、図
2(c)に示すように、保持片7は、ピン8に代えて、
ボルト9aとナット9bにより固定してあってもよい。
図2(b)にも示すように、後述する衝撃吸収用ワイヤ
ー10を保持して取付けるための保持片7が設けてあ
り、保持片7は、ピン8により固定してある。なお、図
2(c)に示すように、保持片7は、ピン8に代えて、
ボルト9aとナット9bにより固定してあってもよい。
【0020】さらに、本実施の形態では、二次衝突時の
衝撃エネルギーを吸収するため、図2(a)に示すよう
に、金属ワイヤー等からなる平面視略U字状の衝撃吸収
用ワイヤー10が設けてある。衝撃吸収用ワイヤー10
の基部は、コラム離脱用カプセル5に掛け渡してあると
共に、この衝撃吸収用ワイヤー10の両端は、ブラケッ
ト4に形成した屈曲部6を通挿した後、保持片7を通し
て車両前方に延在してある。
衝撃エネルギーを吸収するため、図2(a)に示すよう
に、金属ワイヤー等からなる平面視略U字状の衝撃吸収
用ワイヤー10が設けてある。衝撃吸収用ワイヤー10
の基部は、コラム離脱用カプセル5に掛け渡してあると
共に、この衝撃吸収用ワイヤー10の両端は、ブラケッ
ト4に形成した屈曲部6を通挿した後、保持片7を通し
て車両前方に延在してある。
【0021】以上のように構成してあるため、車両の二
次衝突時、アッパーコラム2に車両前方向けの衝撃力が
作用すると、コラム離脱用カプセル5のシャーピン5c
が剪断される。これにより、アッパーコラム2は、図1
(b)に示すように、衝撃力によりブラケット4と共に
車体から離脱して車両前方に向けて移動する。
次衝突時、アッパーコラム2に車両前方向けの衝撃力が
作用すると、コラム離脱用カプセル5のシャーピン5c
が剪断される。これにより、アッパーコラム2は、図1
(b)に示すように、衝撃力によりブラケット4と共に
車体から離脱して車両前方に向けて移動する。
【0022】この際、衝撃吸収用ワイヤー10は、その
基部がコラム離脱用カプセル5により車体に固着された
ままである一方、図1(b)に示すように、その先端側
がブラケット4の屈曲部6によりしごかれながら、アッ
パーコラム2やブラケット4の移動に追随して延伸し、
運転者からアッパーコラム2に加わる衝撃エネルギーを
吸収する。
基部がコラム離脱用カプセル5により車体に固着された
ままである一方、図1(b)に示すように、その先端側
がブラケット4の屈曲部6によりしごかれながら、アッ
パーコラム2やブラケット4の移動に追随して延伸し、
運転者からアッパーコラム2に加わる衝撃エネルギーを
吸収する。
【0023】このように、本実施の形態では、衝撃吸収
用として、従来のように樹脂製の部材を用いず、安価で
ある金属製のワイヤー等を用いているため、製造コスト
の低減を図ることができる。
用として、従来のように樹脂製の部材を用いず、安価で
ある金属製のワイヤー等を用いているため、製造コスト
の低減を図ることができる。
【0024】また、衝撃吸収用ワイヤー10の先端は、
ブラケット4に形成した屈曲部6を通挿した後車両前方
に延在してあり、従来のように車両後方に向けて延在し
ていないため、ステアリングホイール(図示略)周囲の
ハーネス類と干渉するといったことがない。 (第2実施の形態)図3(a)は、本発明の第2実施の
形態に係る車両用ステアリング装置の側面図であり、図
3(b)は、ブラケット前端部の断面図であり、図3
(c)は、保持片の平面図である。
ブラケット4に形成した屈曲部6を通挿した後車両前方
に延在してあり、従来のように車両後方に向けて延在し
ていないため、ステアリングホイール(図示略)周囲の
ハーネス類と干渉するといったことがない。 (第2実施の形態)図3(a)は、本発明の第2実施の
形態に係る車両用ステアリング装置の側面図であり、図
3(b)は、ブラケット前端部の断面図であり、図3
(c)は、保持片の平面図である。
【0025】本実施の形態では、保持片7を樹脂や高質
ゴム等により形成すると共に、保持片7に、樹脂や高質
ゴム等の係止クリップ11が設けてある。これにより、
保持片7をブラケット5にワンタッチで取付けることが
でき、作業性を向上することができる。 (第3実施の形態)図4(a)は、本発明の第3実施の
形態に係る車両用ステアリング装置の部分平面図であ
り、図4(b)は、図4(a)に示した車両用ステアリ
ング装置の部分側面図である。
ゴム等により形成すると共に、保持片7に、樹脂や高質
ゴム等の係止クリップ11が設けてある。これにより、
保持片7をブラケット5にワンタッチで取付けることが
でき、作業性を向上することができる。 (第3実施の形態)図4(a)は、本発明の第3実施の
形態に係る車両用ステアリング装置の部分平面図であ
り、図4(b)は、図4(a)に示した車両用ステアリ
ング装置の部分側面図である。
【0026】本実施の形態では、ブラケット4の前端
に、切欠き溝4bが形成してあり、この切欠き溝4b
に、車両前方から保持片7を挿入(圧入)し、切欠き溝
4bの両端を加締めることにより固定している。なお、
この加締めに代えて、圧入のみ、または、爪等の係止片
を設ける構造にしてもよい。
に、切欠き溝4bが形成してあり、この切欠き溝4b
に、車両前方から保持片7を挿入(圧入)し、切欠き溝
4bの両端を加締めることにより固定している。なお、
この加締めに代えて、圧入のみ、または、爪等の係止片
を設ける構造にしてもよい。
【0027】また、保持片7には、撃吸収用ワイヤー1
0を通挿すると共に二次衝突時に「しごき」の役割を果
たす曲面状貫通孔の屈曲部6が形成してある。
0を通挿すると共に二次衝突時に「しごき」の役割を果
たす曲面状貫通孔の屈曲部6が形成してある。
【0028】以上のように構成してあるため、車両の二
次衝突時、アッパーコラム2は、衝撃力によりブラケッ
ト4と共に車体から離脱して車両前方に向けて移動す
る。この際、衝撃吸収用ワイヤー10は、その基部がコ
ラム離脱用カプセル5により車体に固着されたままであ
る一方、その先端側がブラケット4の屈曲部6によりし
ごかれながら、アッパーコラム2やブラケット4の移動
に追随して延伸し、運転者からアッパーコラム2に加わ
る衝撃エネルギーを吸収する。 (第4実施の形態)図5(a)は、本発明の第4実施の
形態に係る車両用ステアリング装置の部分平面図であ
り、図5(b)は、図5(a)に示した車両用ステアリ
ング装置の部分側面図である。
次衝突時、アッパーコラム2は、衝撃力によりブラケッ
ト4と共に車体から離脱して車両前方に向けて移動す
る。この際、衝撃吸収用ワイヤー10は、その基部がコ
ラム離脱用カプセル5により車体に固着されたままであ
る一方、その先端側がブラケット4の屈曲部6によりし
ごかれながら、アッパーコラム2やブラケット4の移動
に追随して延伸し、運転者からアッパーコラム2に加わ
る衝撃エネルギーを吸収する。 (第4実施の形態)図5(a)は、本発明の第4実施の
形態に係る車両用ステアリング装置の部分平面図であ
り、図5(b)は、図5(a)に示した車両用ステアリ
ング装置の部分側面図である。
【0029】本実施の形態では、ブラケット4の側部
に、切欠き溝4bが形成してあり、この切欠き溝4b
に、車両側方から保持片7を挿入(圧入)し、切欠き溝
4bの両端を加締めることにより固定している。なお、
この加締めに代えて、圧入のみ、または、爪等の係止片
を設ける構造にしてもよい。
に、切欠き溝4bが形成してあり、この切欠き溝4b
に、車両側方から保持片7を挿入(圧入)し、切欠き溝
4bの両端を加締めることにより固定している。なお、
この加締めに代えて、圧入のみ、または、爪等の係止片
を設ける構造にしてもよい。
【0030】また、保持片7には、撃吸収用ワイヤー1
0を通挿すると共に二次衝突時に「しごき」の役割を果
たす曲面状貫通孔の屈曲部6が形成してある。
0を通挿すると共に二次衝突時に「しごき」の役割を果
たす曲面状貫通孔の屈曲部6が形成してある。
【0031】以上のように構成してあるため、車両の二
次衝突時、衝撃吸収用ワイヤー10の先端側は、ブラケ
ット4の屈曲部6によりしごかれながら、アッパーコラ
ム2やブラケット4の移動に追随して延伸し、運転者か
らアッパーコラム2に加わる衝撃エネルギーを吸収す
る。
次衝突時、衝撃吸収用ワイヤー10の先端側は、ブラケ
ット4の屈曲部6によりしごかれながら、アッパーコラ
ム2やブラケット4の移動に追随して延伸し、運転者か
らアッパーコラム2に加わる衝撃エネルギーを吸収す
る。
【0032】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されず、種々変形可能である。
定されず、種々変形可能である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
略U字状の衝撃吸収用ワイヤーの基部がコラム離脱部に
掛け渡してあると共に、この衝撃吸収用ワイヤーの両端
がブラケットに形成した屈曲部を通挿した後車両前方に
延在してある。したがって、車両の二次衝突時、ステア
リングコラムは、コラム離脱部により、ブラケットと共
に車体から離脱して車両前方に向けて移動する。この
際、衝撃吸収用ワイヤーは、その基部がコラム離脱部に
より車体に固着されたままである一方、その先端側がブ
ラケットの屈曲部によりしごかれながら、ステアリング
コラムやブラケットの移動に追随して延伸し、運転者か
らステアリングコラムに加わる衝撃エネルギーを吸収す
る。
略U字状の衝撃吸収用ワイヤーの基部がコラム離脱部に
掛け渡してあると共に、この衝撃吸収用ワイヤーの両端
がブラケットに形成した屈曲部を通挿した後車両前方に
延在してある。したがって、車両の二次衝突時、ステア
リングコラムは、コラム離脱部により、ブラケットと共
に車体から離脱して車両前方に向けて移動する。この
際、衝撃吸収用ワイヤーは、その基部がコラム離脱部に
より車体に固着されたままである一方、その先端側がブ
ラケットの屈曲部によりしごかれながら、ステアリング
コラムやブラケットの移動に追随して延伸し、運転者か
らステアリングコラムに加わる衝撃エネルギーを吸収す
る。
【0034】このように、衝撃吸収用として、従来のよ
うに樹脂製の部材を用いず、安価である金属製のワイヤ
ー等を用いているため、製造コストの低減を図ることが
できる。
うに樹脂製の部材を用いず、安価である金属製のワイヤ
ー等を用いているため、製造コストの低減を図ることが
できる。
【0035】また、衝撃吸収用ワイヤーの先端は、ブラ
ケットに形成した屈曲部を通挿した後車両前方に延在し
てあり、従来のように車両後方に向けて延在していない
ため、ステアリングホイール周囲のハーネス類と干渉す
るといったことがない。
ケットに形成した屈曲部を通挿した後車両前方に延在し
てあり、従来のように車両後方に向けて延在していない
ため、ステアリングホイール周囲のハーネス類と干渉す
るといったことがない。
【図1】(a)は、本発明の第1実施の形態に係る車両
用ステアリング装置の側面図であり、(b)は、(a)
に示した車両用ステアリング装置の側面図であって、車
両の二次衝突時を示す。
用ステアリング装置の側面図であり、(b)は、(a)
に示した車両用ステアリング装置の側面図であって、車
両の二次衝突時を示す。
【図2】(a)は、図1に示した車両用ステアリング装
置の平面図であり、(b)は、ブラケット前端部の断面
図であり、(c)は、変形例に係るブラケット前端部の
断面図である。
置の平面図であり、(b)は、ブラケット前端部の断面
図であり、(c)は、変形例に係るブラケット前端部の
断面図である。
【図3】(a)は、本発明の第2実施の形態に係る車両
用ステアリング装置の側面図であり、(b)は、ブラケ
ット前端部の断面図であり、(c)は、保持片の平面図
である。
用ステアリング装置の側面図であり、(b)は、ブラケ
ット前端部の断面図であり、(c)は、保持片の平面図
である。
【図4】(a)は、本発明の第3実施の形態に係る車両
用ステアリング装置の部分平面図であり、(b)は、
(a)に示した車両用ステアリング装置の部分側面図で
ある。
用ステアリング装置の部分平面図であり、(b)は、
(a)に示した車両用ステアリング装置の部分側面図で
ある。
【図5】(a)は、本発明の第4実施の形態に係る車両
用ステアリング装置の部分平面図であり、(b)は、
(a)に示した車両用ステアリング装置の部分側面図で
ある。
用ステアリング装置の部分平面図であり、(b)は、
(a)に示した車両用ステアリング装置の部分側面図で
ある。
1 ロアーコラム 2 アッパーコラム 3 ロアーブラケット 4 アッパーブラケット 4a 切欠き部 4b 切欠き溝 5 コラム離脱用カプセル(コラム離脱部) 5a 上側挟持片 5b 下側挟持片 5c シャーピン 6 屈曲部 7 保持片 8 ピン 9a ボルト 9b ナット 10 衝撃吸収用ワイヤー 11 係止クリップ
Claims (1)
- 【請求項1】車体と、ステアリングコラムを支持するブ
ラケットとの間に、車両の衝突時にステアリングコラム
をブラケットと共に車体から離脱して車両前方に向けて
移動させるコラム離脱部を介装したステアリングコラム
の支持装置において、 略U字状の衝撃吸収用ワイヤーの基部を、前記コラム離
脱部に掛け渡すと共に、この衝撃吸収用ワイヤーの両端
を、前記ブラケットに一体又は別体に形成した屈曲部を
通して車両前方に延在したことを特徴とするステアリン
グコラムの支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000094196A JP2001278071A (ja) | 2000-03-30 | 2000-03-30 | ステアリングコラムの支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000094196A JP2001278071A (ja) | 2000-03-30 | 2000-03-30 | ステアリングコラムの支持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001278071A true JP2001278071A (ja) | 2001-10-10 |
Family
ID=18609277
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000094196A Withdrawn JP2001278071A (ja) | 2000-03-30 | 2000-03-30 | ステアリングコラムの支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001278071A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030033327A (ko) * | 2001-10-20 | 2003-05-01 | 한국델파이주식회사 | 스티어링 컬럼의 충돌에너지 흡수구조 |
WO2004031020A1 (ja) * | 2002-10-07 | 2004-04-15 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 衝撃吸収式ステアリングコラム装置 |
KR100867820B1 (ko) | 2005-11-21 | 2008-11-10 | 현대자동차주식회사 | 스티어링컬럼 컬랩스 메커니즘 |
KR100997095B1 (ko) | 2005-07-05 | 2010-11-30 | 주식회사 만도 | 조향장치의 충격에너지 흡수구조 |
KR101046186B1 (ko) | 2004-10-21 | 2011-07-04 | 주식회사 만도 | 조향장치의 마운팅 브라켓 충격 흡수구조 |
CN102190018A (zh) * | 2010-03-19 | 2011-09-21 | 株式会社捷太格特 | 转向装置 |
-
2000
- 2000-03-30 JP JP2000094196A patent/JP2001278071A/ja not_active Withdrawn
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KR101046186B1 (ko) | 2004-10-21 | 2011-07-04 | 주식회사 만도 | 조향장치의 마운팅 브라켓 충격 흡수구조 |
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CN102190018A (zh) * | 2010-03-19 | 2011-09-21 | 株式会社捷太格特 | 转向装置 |
CN102190018B (zh) * | 2010-03-19 | 2015-07-01 | 株式会社捷太格特 | 转向装置 |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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