JP2001277808A - キャスター - Google Patents
キャスターInfo
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Abstract
ラケット2に回動可能に連結されるリンク3と、リンク
3に回転可能に連結される車輪4と、リンク3の回動に
伴って伸縮する懸架バネ10とを備えるキャスター1に
おいて、リンク3の回動支点にリンク3の回動に伴って
作動流体が流動するロータリダンパ20を備えるものと
した。
Description
ビーカー、台車等に取り付けられるキャスターの緩衝機
構に関するものである。
る構造として、車体側に結合されるブラケットと、ブラ
ケットに回動可能に連結され車輪を支持するリンクと、
ブラケットとリンクの間に介装されるクッションゴムを
備えるものがある。
うな従来のキャスターにあっては、クッションゴムのバ
ネ特性によって載せられる荷重および衝撃吸収効果が決
まり、クッションゴムが堅すぎて初期作動が悪化した
り、クッションゴムが柔らかすぎて底付きを起こす等の
問題点があった。
ン等で構成される油圧ダンパを介装する構造は、キャス
ターが大型化して現行の車椅子、ベビーカー、台車等に
組み付けることが難しくなる。
のであり、キャスターに適した緩衝機構を提供すること
を目的とする。
結合されるブラケットと、ブラケットに回動可能に連結
されるリンクと、リンクに回転可能に連結される車輪
と、リンクの回動に伴って伸縮する懸架バネとを備える
キャスターにおいて、リンクの回動支点にリンクの回動
に伴って作動流体が流動するロータリダンパを備えるも
のとした。
ケットはブラケット側に連結される固定ハウジングと、
リンク側に連結される回転ハウジングと、 固定ハウジ
ングに対して回転ハウジングが回転するのに伴って作動
流体を通すオリフィスとを備えるものとした。
いて、リンクとロータリダンパの相対回転を所定の角度
範囲で許容する軸継ぎ手と、リンクとロータリダンパを
結ぶトルク伝達バネと、ロータリダンパを中立位置に付
勢する戻しバネとを備えるものとした。
ターへの入力に応じて懸架バネを伸縮させながらリンク
が揺動すると、ロータリダンパの作動流体が流動する。
この作動流体の流れに付与される流動抵抗により、リン
クの揺動を抑える減衰力が生じ、キャスターが路面の凹
凸等から受ける振動や衝撃を吸収する。
ータリダンパを設ける構造により、キャスターの大型化
が避けられる。
に応じて懸架バネを伸縮させながらリンクが揺動する
と、作動流体がオリフィスを通過して流れ、オリフィス
によって付与される流動抵抗により、リンクの揺動を抑
える減衰力が生じ、キャスターが路面の凹凸等から受け
る振動や衝撃を吸収する。
入力に対してロータリダンパはトルク伝達バネを介して
リンクに対して相対回転し、ロータリダンパの減衰力が
トルク伝達バネを介して付与される。キャスターへの入
力が大きくなるのに伴ってロータリダンパは軸継ぎ手を
介してリンクと一体に回転し、ロータリダンパの減衰力
が軸継ぎ手を介してリンクに付与される。これにより、
リンクの揺動を抑える減衰力が段階的に高まり、キャス
ターが路面の凹凸等から受ける振動や衝撃を有効に吸収
する。
図面に基づいて説明する。
の車体に締結されるブラケット2と、ブラケット2に回
動可能に支持されるリンク3と、リンク3の先端部に回
転可能に支持される車輪4とを備える。なお、キャスタ
ー1は荷物を運搬する台車に限らず、例えば車椅子やベ
ビーカー等に用いてもよい。
上部にボルト5がベアリング8を介して回転可能に結合
され、このボルト5を介して車体に締結される。ブラケ
ット2およびリンク3はボルト5の軸まわり(左右方
向)に回動して車輪4が進行方向を向くようになってい
る。なお、ベアリング等を廃止して、ブラケット2を車
体に回転不能に連結してもよい。
して水平軸回り(上下方向)に回動可能に支持される。
リンク3の先端部にピン6を介して車輪4が回転可能に
連結される。
懸架バネ10が伸縮可能に介装される。ブラケット2に
は環状の取付座15が固着され、コイル状の懸架バネ1
0の上端部が取付座15の内側に係合する。リンク3に
は環状の取付座16が固着され、懸架バネ10の下端部
が取付座16の内側に係合する。
にはリンク3の回動に伴って作動油(作動流体)が流動
するロータリダンパ20が設けられる。リンク3はロー
タリダンパ20を介してブラケット2に回動可能に支持
される。
リンク3にダンパ軸19を介して結合される回転ハウジ
ング22と、ブラケット2に結合される固定ハウジング
21を備え、固定ハウジング21の内側に回転ハウジン
グ22が回動可能に嵌合する。
aと、内壁面21aから径方向に突出する一対の仕切壁
21bとを有する。回転ハウジング22は円筒状の外壁
面22aと、外壁面22aから径方向に突出する一対の
仕切壁22bとを有する。固定ハウジング21と回転ハ
ウジング22の間には各仕切壁21b,22bを介して
4つの室23〜26が画成される。固定ハウジング21
の仕切壁21bが回転ハウジング22の外壁面22aに
摺接し、回転ハウジング22の仕切壁22bが固定ハウ
ジング21の内壁面21aに摺接する。
オリフィス27,28がそれぞれ形成される。オリフィ
ス27は室23と24を連通し、オリフィス28は室2
5と26を連通し、リンク3の回動に伴って作動油が各
オリフィス27,28を通って流動するようになってい
る。
ジング22は図2において反時計回りに回動し、室23
の作動油がオリフィス27を通って室24に流入すると
ともに、室25の作動油がオリフィス28を通って室2
6に流入する。
ハウジング22は図2において時計回りに回動し、室2
4の作動油がオリフィス27を通って室23に流入する
とともに、室26の作動油がオリフィス28を通って室
25に流入する。
わる荷重に応じて懸架バネ10が収縮してリンク3の傾
きが決まる。
0を伸縮させながらリンク3が揺動すると、ロータリダ
ンパ20は固定ハウジング21に対して回転ハウジング
22が回動し、作動油が各オリフィス27,28を通っ
て流動する。このとき、各オリフィス27,28が作動
油の流れに付与する流動抵抗により、リンク3の揺動を
抑える減衰力が生じ、キャスター1が路面の凹凸等から
受ける振動や衝撃を吸収する。
にロータリダンパ20を設ける構造により、キャスター
1の大型化が避けられる。
記実施の形態と同一構成部には同一符号を付す。
ダンパ軸19とリンク3の間に所定の角度範囲で両者の
相対回転を許容する軸継ぎ手30を備える。図4に示す
ように、軸継ぎ手30はダンパ軸19に一対の扇形断面
の凹部19aが形成される一方、リンク3側にはこの凹
部19aに係合して所定の角度範囲で相対回転する平板
状の係合部3aが形成される。ロータリダンパ20のダ
ンパ軸19とリンク3は係合部3aが凹部19aの壁面
に当接しない角度範囲で相対回転し、係合部3aが凹部
19aの壁面に当接することにより一体で回転する。
バネ31を備える。コイル状のトルク伝達バネ31はそ
の一端31aがダンパ軸19に結合し、他端31bがリ
ンク3側に結合している。
位置に付勢する戻しバネ32を備える。戻しバネ32は
その一端32aがダンパ軸19に結合し、他端32bが
ロータリダンパ20の固定ハウジング21に結合してい
る。ロータリダンパ20はその中立位置で固定ハウジン
グ21に対してダンパ軸19が正逆両方向に回転するこ
とができる。
初期入力に対してダンパ軸19はトルク伝達バネ31を
介してリンク3に対して相対回転し、ロータリダンパ2
0の減衰力がトルク伝達バネ31を介して付与される。
キャスター1への入力が大きくなるのに伴ってダンパ
軸19は軸継ぎ手30を介してリンク3と一体に回転
し、ロータリダンパ20の減衰力が軸継ぎ手30を介し
て付与される。これにより、リンク3の揺動を抑える減
衰力が段階的に高まり、キャスター1が路面の凹凸等か
ら受ける振動や衝撃を有効に吸収する。
圧縮ゴムブロック等を用いてもよい。
に、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がな
しうることは明白である。
図。
図。
Claims (3)
- 【請求項1】車体側に結合されるブラケットと、 前記ブラケットに回動可能に連結されるリンクと、 前記リンクに回転可能に連結される車輪と、 前記リンクの回動に伴って伸縮する懸架バネとを備える
キャスターにおいて、 前記リンクの回動支点に前記リンクの回動に伴って作動
流体が流動するロータリダンパを備えたことを特徴とす
るキャスター。 - 【請求項2】前記ブラケットは前記ブラケット側に連結
される固定ハウジングと、 前記リンク側に連結される回転ハウジングと、 前記固定ハウジングに対して前記回転ハウジングが回転
するのに伴って作動流体を通すオリフィスと、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載のキャスタ
ー。 - 【請求項3】前記リンクと前記ロータリダンパの相対回
転を所定の角度範囲で許容する軸継ぎ手と、 前記リンクと前記ロータリダンパを結ぶトルク伝達バネ
と、 前記ロータリダンパを中立位置に付勢する戻しバネと、 を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のキ
ャスター。
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