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JP2007050786A - サスペンション装置 - Google Patents

サスペンション装置 Download PDF

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JP2007050786A
JP2007050786A JP2005237722A JP2005237722A JP2007050786A JP 2007050786 A JP2007050786 A JP 2007050786A JP 2005237722 A JP2005237722 A JP 2005237722A JP 2005237722 A JP2005237722 A JP 2005237722A JP 2007050786 A JP2007050786 A JP 2007050786A
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JP
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vehicle
suspension device
wheel
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vertical direction
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JP2005237722A
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Inventor
Tatsu Neichi
達 根市
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】 簡易な構成でサスペンション装置の小型化を図ること。
【解決手段】 サスペンション装置1は車輪を回転可能に支持する車輪支持部3と、車輪支持部3に接続され、車両上下方向に延在し、かつ略逆ハ字をなす一対の摺動軸7と、両端が一対の摺動軸7に車両上下方向へ摺動自在に連結され、車両本体に接続されるスライド部9と、を備えている。また、スライド部9は、車両前後方向に伸縮可能な弾性部材9eと、弾性部材9eの振動を減衰する減衰部材9bと、を有している。さらに、弾性部材9eと減衰部材9bとは、同軸上に配置されるのが好ましい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車輪から車両本体に伝達される振動を吸収する車両のサスペンション装置に係り、簡易な構成で小型化を図ったサスペンション装置に関する。
従来、車輪に連結されたスライド機構の車両上下方向のストロークを車両上下方向に配設したバネにより、吸収するインホイールサスペンションが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、車輪を支持するキャリアを、車両上下方向に配設されたバーに沿ってスライドさせつつ、電気機械装置のスプリングにより振動を吸収するインホイールサスペンションが知られている(例えば、特許文献2参照)。キャリアに対して、バーをオフセットして配置している。
さらに、車輪を支承する車輪支承部材の上下方向の動作を略水平方向の動作に変換するリンク部材を備えるサスペンション装置が知られている(例えば、特許文献3参照)。
車輪を支持するリンク部材の上下方向への揺動を、車両前後方向に変換してサスペンションユニットに伝達する伝達部材を備えるサスペンション装置が知られている(例えば、特許文献4参照)。
特開平10−338009号公報 特開2000−233619号公報 特開昭64−1612号公報 特開平6−199122号公報
しかしながら、上記従来技術においては、車輪の上下方向のストローク量(振幅)に応じて、サスペンションのバネ定数を設定する必要があり、バネが大型化する虞がある。一方で、バネが小型化された場合にバネ定数が低く設定されることから、車輪の上下方向のストローク量を減少させるような変換機構が必要となり、より構造を複雑化させる虞がある。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、簡易な構成でサスペンション装置の小型化を図ることを主たる目的とする。
上記目的は、請求項1に記載する如く、
車輪を回転可能に支持する車輪支持部と、
前記車輪支持部に接続され、車両上下方向に延在し、かつ略逆ハ字をなす一対の摺動軸と、
両端が前記一対の摺動軸に車両上下方向へ摺動自在に連結され、車両本体に接続されるスライド部と、を備え、
前記スライド部は、車両前後方向に伸縮可能な弾性部材と、該弾性部材の振動を減衰する減衰部材と、を有することを特徴とするサスペンション装置によって達成される。
本発明において、車輪から入力される車両上下方向の振動は、車両前後方向の振動に変化された後、弾性部材および減衰部材により吸収される。この為、摺動軸の傾斜角および一対の摺動軸間の距離を変化させることで、車両上下方向の振動を、車両前後方向の振動に変化させる際のストロークの変換比を調整して、バネを容易に小型化することができる。すなわち、簡易な構成でサスペンション装置を小型化することができる。
この場合、請求項2に記載する如く、請求項1記載の車輪支持装置であって、
前記弾性部材と前記減衰部材とは、同軸上に配置されるのが好ましい。これにより、弾性部材および減衰部材は、無駄なスペースを作ること無く、効率的にレイアウトされる為、サスペンション装置の小型化を容易に図ることができる。
本発明によれば、簡易な構成でサスペンション装置の小型化を図ることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。なお、サスペンション装置の基本概念、主要なハードウェア構成、作動原理、及び基本的な制御手法等については当業者には既知であるため、詳しい説明を省略する。
図1は、本発明の一実施例に係るサスペンション装置の構成を示す斜視図である。図2は図1に示すサスペンション装置をA方向(車両内側)から見た側面図である。
本実施例に係るサスペンション装置1は、車輪を回転可能に支持する車輪支持部3を備えている。車輪支持部3は車両上下方向に延在する上下部材3aと、上下部材3aの両端に接続され、く字状に形成された一対のリンク部材3bと、有している。上下部材3aの略中心部には、フランジ部3cが形成され、フランジ部3cには略筒状のナックル5が連結されている。なお、上下部材3aのフランジ部3cとナックル5とは、4組のボルトおよびナットにより連結されているが、ボルトおよびナットの組数は、任意でよい。
各リンク部材3bの両端部には、車両上下方向に延在し、略逆ハ字をなす一対の摺動軸7が連結されている。ここで、一方の摺動軸7は、車両上下方向の軸に対して傾斜角θ1で傾斜し、他方の摺動軸7は、車両上下方向の軸に対して傾斜角θ2で傾斜している(図3)。一対の摺動軸7には、車両前後方向に延在するスライド部9の両端が、車両上下方向に摺動自在に連結されている。なお、図3は図2に示すサスペンション装置1を模式的に示した図である。
また、一対の摺動軸7が略逆ハ字をなすとは、例えば一方の摺動軸7が鉛直方向を向き他方の摺動軸7が傾斜する、一方の摺動軸7が傾斜し他方の摺動軸7が鉛直方向を向く、又は両方の摺動軸7が傾斜する状態等を指す。すなわち、車両下方に行くにしたがって、一対の摺動軸7間の距離が減少するように配置されていれば、一対の摺動軸7は任意に配置可能である。
スライド部9は、一対の摺動軸7に摺動自在に連結される一対の摺動部材9aと、一対の摺動部材9aに接続されるショックアブソーバ等の減衰部材9bとを有している。ショックアブソーバ9bは油液等の液体が封入されたシリンダ部と、シリンダ部内を車両前後方向に摺動するピストン部を有している。一方の摺動部材9aにはシリンダ部の一端が接続され、他方の摺動部材9aにはピストン部のロッドの先端が接続されている。シリンダ部内およびピストン部には、油液が流動する油路が形成されている。この油液の流動がピストン部の往復動に対して抵抗となり、後述するコイルスプリング9eの振動を減衰させる。
シリンダ部の外周面には、シリンダの外径方向に延出する延出部9cが形成されている。また、他方の摺動部材9aおよびロッドの先端には、皿状の皿部9dが連結されている。シリンダの延出部9cと皿部9dとの間には、これらに挟み込まれるようにして、コイルスプリング等の弾性部材9eが設けられている。このように、ショックアブソーバ9bとコイルスプリング9eとを同軸上に配置し、効率的なレイアウトにすることで、サスペンション装置1の小型化を図ることができる。なお、コイルスプリング9eのバネ定数は、コイルスプリング9eの材質、寸法、形状等を変更することによって設定される。
シリンダの外周面には、車両本体に接続され、車両幅方向に延在するビーム部材11が接続されている。
ところで、車両本体からビーム部材11に車両下方向の力が作用した場合、この力はスライド部9に伝達され、摺動部材9aが摺動軸7に対して車両下方向に相対移動する。このとき、一対の摺動軸7は、略逆ハ字をなすように配置されている為、一対の摺動部材9a間の距離が減少する(図3)。この為、コイルスプリング9eは収縮し、一対の摺動部材9a間を押し広げる方向へ力を増加させる。この一対の摺動部材9a間を押し広げる方向の力は、摺動軸7に沿って車両上方へ働く力として作用し、スライド部9は元の位置に戻ろうとする。
一方、車両本体からビーム部材11に車両上方向の力が作用した場合、この力はスライド部9に伝達され、摺動部材9aが摺動軸7に対して車両上方向に相対移動する。このとき、一対の摺動軸7は、略逆ハ字をなすように配置されている為、一対の摺動部材9a間の距離が増加する。この為、コイルスプリング9eは伸張し、一対の摺動部材9a間を縮める方向へ力を増加させる。この一対の摺動部材9a間を縮める方向の力は、摺動軸7に沿って車両下方へ働く力として作用し、スライド部9は元の位置に戻ろうとする。
また、コイルスプリング9eは、上述したように、収縮および伸張を繰り返すことで、振動するが、一対の摺動部材9aに接続されたショックアブソーバ9bにより、この振動は減衰される。
上述のようにして、車両上下方向の振動を車両前後方向の振動に変換している。これにより、摺動軸7の傾斜角θ1、θ2、および一対の摺動軸7間の距離を変化させることで、車両上下方向の振動(ストローク)が車両前後方向の振動に変換される際のストロークの変換比を容易に変化させることができる。例えば、摺動軸7の傾斜角θ1、θ2を増加させれば、上記ストロークの変換比は増加する。
なお、従来において、コイルスプリングのバネ定数の変更によって振動吸収の調整を行っている。一方、本実施例に係るサスペンション装置1において、コイルスプリング9eのバネ定数に加えて、上記ストロークの変換比を変更することによって振動吸収の調整を行うことができる。したがって、設計の自由度が大幅に拡大し、例えばコイルスプリング9eのバネ定数を低く設定することによって、コイルスプリング9eを小型化することが可能となる。また、図2に示す如く、ホイール19の直径内において、サスペンション装置1を容易に配置可能となる。
図4は図2に示すサスペンション装置1をB方向(車両上方)から見た図であり、ハブ13、ディスクロータ17、およびホイール19の断面を示す部分断面図である。
図4に示す如く、ナックル5の内周にはベアリング11が嵌合し、ベアリング11の内周にはハブ13の軸部が嵌合している。ハブ13のハブフランジ部には、車両外側からディスクロータ17のハット部が組み付けられている。さらに、ディスクロータ17のハット部には、車両外側からホイール19が組み付けられる。このように構成されて、車輪支持部3は、ナックル5およびベアリング11を介して、ハブ13、ディスクロータ17、およびホイール19を回転自在に支持している。ホイール19のリム部には、内部に空気が封入され、ゴム材等からなるタイヤ21が取り付けられている。
ハブ13のハブフランジ部には円周方向に沿って5つのハブボルト穴が等間隔で形成され、各ハブボルト穴にはハブボルト13aが嵌合されている。嵌合された各ハブボルト13aはディスクロータ17及びホイール19の各々に形成されたボルト穴を、この順で車両内側方向から挿通する。また、5つのナット13bが、ディスクロータ17及びホイール19を挿通した5つのハブボルト13aと夫々螺合する。なお、5つナット13bがディスクロータ17及びホイール19を挿通した5つのハブボルト13aと夫々螺合しているが、ハブ13のハブフランジ部に雌ネジが切られ、車両外側から5つのボルトがホイール19及びディスクロータ17を挿通し、ハブフランジ部の雌ネジに夫々螺合していてもよい。なお、ディスクロータ17は、例えば鋳鉄又はセラミック等から成り、ハブボルト13a及びナット13bは、例えば鋼又は鋳鋼等から成る。また、本実施例では、一例として、ホイール19、ハブ13、及びディスクロータ17は、5組のハブボルト13a及びナット13bによって結合されているが、用いられるハブボルト13a及びナット13bの組数は任意でよい。
次に本実施例に係るサスペンション装置の作用について説明する。
タイヤ21が路面を転動すると、路面の凹凸等により、タイヤ21を介してホイール19に振動が入力される。ホイール19に入力された振動は、ハブ13、ナックル5、およびベアリング11を介して、車輪支持部3に入力される。例えば、車両上下方向の振動により、スライド部9が車輪支持部3に対して、車両上下方向に相対移動する。このスライド部9の車両上下方向の相対移動が、一対の摺動軸7間において、コイルスプリング9eおよびショックアブソーバ9bの車両前後方向の伸縮に変化し、吸収される。
なお、図1乃至図4において、車両の左側後輪に係るサスペンション装置1について説明しているが、右側後輪に係るサスペンション装置1も、左側後輪に係るサスペンション装置1と略同一構成、作用となる為、詳細な説明は省略する。
以上、本実施例に係るサスペンション装置1において、車両上下方向に延在し、かつ略逆ハ字をなす一対の摺動軸7が車輪支持部3に接続されている。また、スライド部9の両端が一対の摺動軸7に車両上下方向へ摺動自在に連結され、スライド部9は、車両前後方向に伸縮可能なコイルスプリング9eと、コイルスプリング9eの振動を減衰するショックアブソーバ9bと、を有している。これにより、車輪から入力される車両上下方向の振動は、車両前後方向の振動に変化された後、コイルスプリング9eおよびショックアブソーバ9bにより吸収される。したがって、摺動軸7の傾斜角θ1、θ2、および一対の摺動軸7間の距離を変化させることで、車両上下方向の振動を車両前後方向の振動に変化させる際の、ストロークの変換比を容易に調整できる。なお、従来において、コイルスプリングのバネ定数の変更によって振動吸収の調整を行っている。一方、本実施例に係るサスペンション装置1において、コイルスプリング9eのバネ定数に加えて、上記ストロークの変換比を変更することによって振動吸収の調整を行うことができる。したがって、設計の自由度が大幅に拡大し、コイルスプリング9eを容易に小型化することが可能となる。すなわち、簡易な構成でサスペンション装置1を小型化することができる。
また、本実施例に係るサスペンション装置1のスライド部9において、コイルスプリング9eとショックアブソーバ9bとは同軸上に配置されている。これにより、コイルスプリング9eおよびショックアブソーバ9bは、無駄なスペースを作ること無く、効率的にレイアウトされる。したがって、サスペンション装置1の小型化を容易に図ることができる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について一実施例を用いて説明したが、本発明はこうした一実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、上述した一実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上記一実施例において、弾性部材9eとしてコイルスプリング9eが用いられているが、封じ込めた空気の反発力をバネにした空気スプリング(所謂エアサスペンション)が用いられてもよい。これにより、封じ込めた空気の圧力を変化させることにより、バネ定数を任意の値に変化させることができる。
上記一実施例において、ショックアブソーバ9bの減衰力を車両の走行状態に応じて、可変させるように構成してもよい。例えば、車速センサからの車速、加速度センサからの車両の加速度等に応じて、減衰力を増減させてもよい。これにより、車両の走行安定性が向上する。
上記一実施例において、コイルスプリング9eとショックアブソーバ9bとは同軸上に配置されているが、車両上下方向又は車両幅方向に並列的に配置されていてもよい。
上記一実施例において、車両の後輪かつ従動輪に適用されているが、車両の前輪又は駆動輪にも適用可能である。
本発明は、車両用のサスペンション装置に利用できる。搭載される車両の外観、重量、サイズ、走行性能等は問わない。
本発明の一実施例に係るサスペンション装置の構成を示す斜視図である。 図1に示すサスペンション装置をA方向(車両内側)から見た側面図である。 図2に示すサスペンション装置を模式的に示した図である。 図2に示すサスペンション装置1をB方向(車両上方)から見た図であり、ハブ、ディスクロータ、およびホイールの断面を示す部分断面図である。
符号の説明
1 サスペンション装置
3 車輪支持部
7 摺動軸
9 スライド部
9b ショックアブソーバ(減衰部)
9e コイルスプリング(弾性部)

Claims (2)

  1. 車輪を回転可能に支持する車輪支持部と、
    前記車輪支持部に接続され、車両上下方向に延在し、かつ略逆ハ字をなす一対の摺動軸と、
    両端が前記一対の摺動軸に車両上下方向へ摺動自在に連結され、車両本体に接続されるスライド部と、を備え、
    前記スライド部は、車両前後方向に伸縮可能な弾性部材と、該弾性部材の振動を減衰する減衰部材と、を有することを特徴とするサスペンション装置。
  2. 請求項1記載の車輪支持装置であって、
    前記弾性部材と前記減衰部材とは、同軸上に配置されることを特徴とするサスペンション装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103192671A (zh) * 2013-04-18 2013-07-10 苏州欧米麦克机器人科技有限公司 一种用于装有麦克纳姆轮的车辆隔振装置
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