JP2001268646A - 携帯無線通信機、ツール・サーバ、音声認証サーバ、及び無線通信システム - Google Patents
携帯無線通信機、ツール・サーバ、音声認証サーバ、及び無線通信システムInfo
- Publication number
- JP2001268646A JP2001268646A JP2000079218A JP2000079218A JP2001268646A JP 2001268646 A JP2001268646 A JP 2001268646A JP 2000079218 A JP2000079218 A JP 2000079218A JP 2000079218 A JP2000079218 A JP 2000079218A JP 2001268646 A JP2001268646 A JP 2001268646A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voice
- wireless telephone
- host computer
- function
- wireless communication
- Prior art date
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- Withdrawn
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- Small-Scale Networks (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
- Information Transfer Between Computers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】よりユーザビリティの高いモバイル・コンピュ
ーティング環境を提供すること。 【解決手段】本発明に係る無線電話装置は、ローカルエ
リア無線通信回線を介してローカル端末と通信するロー
カルエリア無線通信手段と、無線電話通信手段と、無線
電話通信手段を用いて、無線電話通信網を介して接続さ
れるホストコンピュータに対して処理実行要求を送信
し、ホストコンピュータから処理実行要求に対する結果
表示用データを受信し、当該結果表示用データからロー
カル端末の表示部用の画面データを生成するクライアン
ト端末手段とを有する。そして、ローカルエリア無線通
信手段は、画面データをローカル端末に送信する。ま
た、クライアント端末手段用プログラムを、無線電話通
信網を介して接続するツールボックス・サーバから取得
したり、音声パスワードを音声認証サーバに送信し、当
該音声認証サーバから認証結果を受信するような場合も
ある。
ーティング環境を提供すること。 【解決手段】本発明に係る無線電話装置は、ローカルエ
リア無線通信回線を介してローカル端末と通信するロー
カルエリア無線通信手段と、無線電話通信手段と、無線
電話通信手段を用いて、無線電話通信網を介して接続さ
れるホストコンピュータに対して処理実行要求を送信
し、ホストコンピュータから処理実行要求に対する結果
表示用データを受信し、当該結果表示用データからロー
カル端末の表示部用の画面データを生成するクライアン
ト端末手段とを有する。そして、ローカルエリア無線通
信手段は、画面データをローカル端末に送信する。ま
た、クライアント端末手段用プログラムを、無線電話通
信網を介して接続するツールボックス・サーバから取得
したり、音声パスワードを音声認証サーバに送信し、当
該音声認証サーバから認証結果を受信するような場合も
ある。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、携帯無線通信機及
び当該携帯無線通信機に関連するコンピュータ及びコン
ピュータ・システムに関する。
び当該携帯無線通信機に関連するコンピュータ及びコン
ピュータ・システムに関する。
【0002】
【従来の技術】無線通信システムの発達及びコンピュー
タ機器の小型化によりモバイル・コンピューティング
(Mobile Computing)が一般の人にも行われるようにな
ってきた。通常、モバイル・コンピューティングは、携
帯電話機とパーソナル・コンピュータ(PC)又はPD
A(Personal Digital Asistants)を組み合わせて実現
している。但し、ノート型PCは常時携帯するには大き
すぎ且つ重過ぎる。また、ハードディスク・ドライブ
(HDD)を使用しているため、耐衝撃性といった観点
からも携帯に適しているとは言えない。また、PDAの
場合には、ノート型PCよりも小型且つ軽量であるた
め、携帯性には優れているが、利用できるアプリケーシ
ョンが制限されるのが現実であった。
タ機器の小型化によりモバイル・コンピューティング
(Mobile Computing)が一般の人にも行われるようにな
ってきた。通常、モバイル・コンピューティングは、携
帯電話機とパーソナル・コンピュータ(PC)又はPD
A(Personal Digital Asistants)を組み合わせて実現
している。但し、ノート型PCは常時携帯するには大き
すぎ且つ重過ぎる。また、ハードディスク・ドライブ
(HDD)を使用しているため、耐衝撃性といった観点
からも携帯に適しているとは言えない。また、PDAの
場合には、ノート型PCよりも小型且つ軽量であるた
め、携帯性には優れているが、利用できるアプリケーシ
ョンが制限されるのが現実であった。
【0003】現在においては携帯電話自身にインターネ
ット接続機能が付加されている物もある。このような携
帯電話にはウェブ(Web)ブラウザが搭載されている
が、携帯電話が備える演算処理能力及び表示装置の表示
領域の制限から、当該Webブラウザがサポートする範
囲は、通常のHTML(Hyper Text Markup Language)
のサブセットである。よって、PCを使用しているユー
ザにとっては、機能上不満が生じる。
ット接続機能が付加されている物もある。このような携
帯電話にはウェブ(Web)ブラウザが搭載されている
が、携帯電話が備える演算処理能力及び表示装置の表示
領域の制限から、当該Webブラウザがサポートする範
囲は、通常のHTML(Hyper Text Markup Language)
のサブセットである。よって、PCを使用しているユー
ザにとっては、機能上不満が生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】よって本発明の目的
は、よりユーザビリティの高いモバイル・コンピューテ
ィング環境を提供することにある。
は、よりユーザビリティの高いモバイル・コンピューテ
ィング環境を提供することにある。
【0005】他の目的は、無線電話通信網とローカルエ
リア無線通信回線とのゲートウェイ(gateway)機能及
びアプリケーション処理をホストコンピュータのみで行
う形態のいわゆるシン・クライアント(Thin client)
機能を有する携帯無線通信機を提供することである。
リア無線通信回線とのゲートウェイ(gateway)機能及
びアプリケーション処理をホストコンピュータのみで行
う形態のいわゆるシン・クライアント(Thin client)
機能を有する携帯無線通信機を提供することである。
【0006】さらに他の目的は、上記のようなThin cli
ent機能を有する携帯無線通信機とホストコンピュータ
との連携を支援するコンピュータ及びコンピュータ・シ
ステムを提供することである。
ent機能を有する携帯無線通信機とホストコンピュータ
との連携を支援するコンピュータ及びコンピュータ・シ
ステムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様に係
る携帯無線通信機は、ローカルエリア無線通信回線を介
して表示部を有するローカル端末と通信するローカルエ
リア無線通信手段と、無線電話通信手段と、無線電話通
信手段を用いて、無線電話通信網を介して接続されるホ
ストコンピュータに対して処理実行要求を送信し、ホス
トコンピュータから処理実行要求に対する結果表示用デ
ータを受信し、当該結果表示用データから前記ローカル
端末の表示部用の画面データを生成するクライアント端
末手段とを有し、ローカルエリア無線通信手段は、ロー
カル端末の表示部用の画面データをローカル端末に送信
するものである。
る携帯無線通信機は、ローカルエリア無線通信回線を介
して表示部を有するローカル端末と通信するローカルエ
リア無線通信手段と、無線電話通信手段と、無線電話通
信手段を用いて、無線電話通信網を介して接続されるホ
ストコンピュータに対して処理実行要求を送信し、ホス
トコンピュータから処理実行要求に対する結果表示用デ
ータを受信し、当該結果表示用データから前記ローカル
端末の表示部用の画面データを生成するクライアント端
末手段とを有し、ローカルエリア無線通信手段は、ロー
カル端末の表示部用の画面データをローカル端末に送信
するものである。
【0008】ローカルエリア無線通信手段及び無線電話
通信手段にてゲートウエイ機能を実現し、クライアント
端末手段にて上記のようなThin client機能を実現する
ものである。これにより、携帯無線通信機の貧弱な表示
機能を使用することなく、例えば表示領域の大きい表示
部を有するが演算処理能力の低いローカル端末で、ホス
トコンピュータのアプリケーション処理結果を見ること
ができるようになる。いわゆるThin client機能を有す
る携帯無線通信機においてはアプリケーション処理を行
うことなく画面データを生成する処理のみを実施し、ま
たローカル端末でも生成された画面データをそのまま表
示するだけ済むため、ユーザの手元には大きな演算処理
能力を有する機器は必要無くなる。
通信手段にてゲートウエイ機能を実現し、クライアント
端末手段にて上記のようなThin client機能を実現する
ものである。これにより、携帯無線通信機の貧弱な表示
機能を使用することなく、例えば表示領域の大きい表示
部を有するが演算処理能力の低いローカル端末で、ホス
トコンピュータのアプリケーション処理結果を見ること
ができるようになる。いわゆるThin client機能を有す
る携帯無線通信機においてはアプリケーション処理を行
うことなく画面データを生成する処理のみを実施し、ま
たローカル端末でも生成された画面データをそのまま表
示するだけ済むため、ユーザの手元には大きな演算処理
能力を有する機器は必要無くなる。
【0009】なおローカル端末では画面データのみでは
なくサウンド・データを再生できるようにし、クライア
ント端末手段においてホストコンピュータからの結果出
力データを処理して当該ローカル端末用のサウンド・デ
ータを生成することも可能である。
なくサウンド・データを再生できるようにし、クライア
ント端末手段においてホストコンピュータからの結果出
力データを処理して当該ローカル端末用のサウンド・デ
ータを生成することも可能である。
【0010】また、クライアント端末手段において、ロ
ーカル端末の入力手段により入力されたデータを、ロー
カルエリア無線通信手段を介して受信し、ホストコンピ
ュータに出力するデータを生成することも可能である。
入力されるデータは、ポインタの位置指定や、テキスト
データ、さらに音声/サウンド・データの場合もある。
ーカル端末の入力手段により入力されたデータを、ロー
カルエリア無線通信手段を介して受信し、ホストコンピ
ュータに出力するデータを生成することも可能である。
入力されるデータは、ポインタの位置指定や、テキスト
データ、さらに音声/サウンド・データの場合もある。
【0011】本発明の第1の態様において、表示装置を
さらに含み、上で述べたクライアント端末手段が、結果
表示用データから表示装置用の画面データを生成する手
段を有するような構成とすることも可能である。携帯無
線通信機のみを使用してホストコンピュータからの処理
結果をユーザに提示する場合もある。
さらに含み、上で述べたクライアント端末手段が、結果
表示用データから表示装置用の画面データを生成する手
段を有するような構成とすることも可能である。携帯無
線通信機のみを使用してホストコンピュータからの処理
結果をユーザに提示する場合もある。
【0012】さらに、接続すべきホストコンピュータの
指定に応じて、当該接続すべきホストコンピュータの環
境に対応するクライアント端末手段用プログラムを、無
線電話通信手段を用いて、無線電話通信網を介して接続
するツールボックス・サーバから取得する手段をさらに
有するような構成も可能である。このようにすれば、携
帯無線通信機は複数のホストコンピュータ環境に対処で
きるようになる。
指定に応じて、当該接続すべきホストコンピュータの環
境に対応するクライアント端末手段用プログラムを、無
線電話通信手段を用いて、無線電話通信網を介して接続
するツールボックス・サーバから取得する手段をさらに
有するような構成も可能である。このようにすれば、携
帯無線通信機は複数のホストコンピュータ環境に対処で
きるようになる。
【0013】さらに、接続すべきホストコンピュータの
指定に応じて音声パスワードの入力を要求し、入力され
た音声パスワードを、無線電話通信手段を用いて、無線
電話通信網を介して接続される音声認証サーバに送信
し、当該音声認証サーバによる認証結果を無線電話通信
網を介して受信する手段をさらに有するような構成も可
能である。音声認証により不正なアクセスをより確実に
防ぐことができるようになる。
指定に応じて音声パスワードの入力を要求し、入力され
た音声パスワードを、無線電話通信手段を用いて、無線
電話通信網を介して接続される音声認証サーバに送信
し、当該音声認証サーバによる認証結果を無線電話通信
網を介して受信する手段をさらに有するような構成も可
能である。音声認証により不正なアクセスをより確実に
防ぐことができるようになる。
【0014】さらに、ホストコンピュータ名のリストを
保持しており、当該リストから接続するホストコンピュ
ータ名が選択された場合に、無線電話通信手段を用いて
無線電話通信網を介して接続されるネーム・サーバか
ら、接続するホストコンピュータに関する情報を取得す
る手段をさらに有するような構成も可能である。
保持しており、当該リストから接続するホストコンピュ
ータ名が選択された場合に、無線電話通信手段を用いて
無線電話通信網を介して接続されるネーム・サーバか
ら、接続するホストコンピュータに関する情報を取得す
る手段をさらに有するような構成も可能である。
【0015】さらに、音声入力に対する音声認識が必要
になった場合に、当該音声入力データを無線電話通信手
段を用いて、無線電話通信網を介して接続される音声認
識サーバに送信し、音声認識結果を無線電話通信網を介
して受信する手段をさらに有する。携帯無線通信機が音
声認識機能を含まなくとも、ローカル端末及び携帯無線
通信機において音声認識結果を利用することができるよ
うになる。
になった場合に、当該音声入力データを無線電話通信手
段を用いて、無線電話通信網を介して接続される音声認
識サーバに送信し、音声認識結果を無線電話通信網を介
して受信する手段をさらに有する。携帯無線通信機が音
声認識機能を含まなくとも、ローカル端末及び携帯無線
通信機において音声認識結果を利用することができるよ
うになる。
【0016】さらに、音声コマンドを解釈する手段と、
音声コマンドの解釈結果に基づき、表示装置に表示する
画面データの部分を移動させる手段とをさらに有するよ
うな構成も可能である。これにより、狭い表示領域でも
表示させたい部分を簡単に表示させることができるよう
になる。
音声コマンドの解釈結果に基づき、表示装置に表示する
画面データの部分を移動させる手段とをさらに有するよ
うな構成も可能である。これにより、狭い表示領域でも
表示させたい部分を簡単に表示させることができるよう
になる。
【0017】さらに、音声コマンドを解釈する手段と、
音声コマンドの解釈結果が画面データの保存である場合
には、現在表示されている画面データを保存し、音声コ
マンドの解釈結果が画面データの取り出しである場合に
は、指定された画面データを取り出して表示させる手段
とをさらに有するような構成とすることも可能である。
音声コマンドの解釈結果が画面データの保存である場合
には、現在表示されている画面データを保存し、音声コ
マンドの解釈結果が画面データの取り出しである場合に
は、指定された画面データを取り出して表示させる手段
とをさらに有するような構成とすることも可能である。
【0018】さらに、本発明の第1の態様において、上
で述べたローカルエリア無線通信手段は、複数のローカ
ル端末とローカルエリア無線通信回線を介して通信する
ことができ、ローカル端末に対して入出力処理を実行可
能とするような構成も可能である。
で述べたローカルエリア無線通信手段は、複数のローカ
ル端末とローカルエリア無線通信回線を介して通信する
ことができ、ローカル端末に対して入出力処理を実行可
能とするような構成も可能である。
【0019】本発明の第2の態様に係るツールボックス
・サーバは、通信手段を用いて、ホストコンピュータに
対して処理実行要求を送信し、ホストコンピュータから
処理実行要求に対する結果表示用データを受信し、当該
結果表示用データから画面データを生成するクライアン
ト端末機能実現プログラムを格納した記憶装置と、無線
電話通信手段とクライアント端末機能実現プログラムを
実行する手段とを有する携帯無線通信機からの要求に応
答して、クライアント端末機能実現プログラムを記憶装
置から取り出して当該携帯無線通信機に送信する送信手
段とを有する。これにより携帯無線通信機に対する支援
処理を行うことができる。なお、ツールボックス・サー
バの記憶装置に格納されるプログラムは、携帯無線通信
機の機能を拡張する他のプログラム、例えば新たなロー
カル端末のデバイスドライバを加えてもよい。
・サーバは、通信手段を用いて、ホストコンピュータに
対して処理実行要求を送信し、ホストコンピュータから
処理実行要求に対する結果表示用データを受信し、当該
結果表示用データから画面データを生成するクライアン
ト端末機能実現プログラムを格納した記憶装置と、無線
電話通信手段とクライアント端末機能実現プログラムを
実行する手段とを有する携帯無線通信機からの要求に応
答して、クライアント端末機能実現プログラムを記憶装
置から取り出して当該携帯無線通信機に送信する送信手
段とを有する。これにより携帯無線通信機に対する支援
処理を行うことができる。なお、ツールボックス・サー
バの記憶装置に格納されるプログラムは、携帯無線通信
機の機能を拡張する他のプログラム、例えば新たなロー
カル端末のデバイスドライバを加えてもよい。
【0020】また、上で述べた記憶装置を、ホストコン
ピュータの環境に対応して複数種類のクライアント端末
機能実現プログラムを格納するようにし、上で述べた送
信手段を、携帯無線通信機が接続しようとしているホス
トコンピュータの環境に対応するクライアント端末機能
実現プログラムを取り出して当該携帯無線通信機に送信
するような構成とすることも可能である。
ピュータの環境に対応して複数種類のクライアント端末
機能実現プログラムを格納するようにし、上で述べた送
信手段を、携帯無線通信機が接続しようとしているホス
トコンピュータの環境に対応するクライアント端末機能
実現プログラムを取り出して当該携帯無線通信機に送信
するような構成とすることも可能である。
【0021】本発明の第3の態様に係る音声認証サーバ
は、無線電話通信手段と、当該無線電話通信手段を用い
て、無線電話通信網を介して接続されるホストコンピュ
ータに対して処理実行要求を送信し、ホストコンピュー
タから処理実行要求に対する結果表示用データを受信
し、当該結果表示用データから画面データを生成するク
ライアント端末手段とを有する携帯無線通信機の識別情
報毎に当該携帯無線通信機のユーザの音声認証用データ
を予め格納した記憶装置と、携帯無線通信機がホストコ
ンピュータに接続する前に携帯無線通信機から当該携帯
無線通信機の識別情報及び音声パスワードを受信した場
合に、記憶装置から識別情報に対応する音声認証用デー
タを取り出し、音声パスワードに対する照合処理を実施
する照合手段とを有する。これにより携帯無線通信機又
はホストコンピュータに対し音声認証サービスを提供す
ることができる。
は、無線電話通信手段と、当該無線電話通信手段を用い
て、無線電話通信網を介して接続されるホストコンピュ
ータに対して処理実行要求を送信し、ホストコンピュー
タから処理実行要求に対する結果表示用データを受信
し、当該結果表示用データから画面データを生成するク
ライアント端末手段とを有する携帯無線通信機の識別情
報毎に当該携帯無線通信機のユーザの音声認証用データ
を予め格納した記憶装置と、携帯無線通信機がホストコ
ンピュータに接続する前に携帯無線通信機から当該携帯
無線通信機の識別情報及び音声パスワードを受信した場
合に、記憶装置から識別情報に対応する音声認証用デー
タを取り出し、音声パスワードに対する照合処理を実施
する照合手段とを有する。これにより携帯無線通信機又
はホストコンピュータに対し音声認証サービスを提供す
ることができる。
【0022】本発明の第4の態様に係る無線通信システ
ムは、無線電話通信手段を有し、無線電話通信手段を用
いて、無線電話通信網を介して接続されるホストコンピ
ュータに対して処理実行要求を送信し、ホストコンピュ
ータから処理実行要求に対する結果表示用データを受信
し、当該結果表示用データから画面データを生成するク
ライアント端末機能実現プログラムを実行可能な携帯無
線通信機と、携帯無線通信機の識別情報毎に当該携帯無
線通信機のユーザの音声認証用データを予め格納した記
憶装置と、携帯無線通信機がホストコンピュータに接続
する前に携帯無線通信機から当該携帯無線通信機の識別
情報及び音声パスワードを受信した場合に、記憶装置か
ら識別情報に対応する音声認証用データを取り出し、音
声パスワードに対する照合処理を実施する照合手段とを
有する音声認証サーバとを含む。そして、携帯無線通信
機は、音声認証サーバによる照合結果が肯定的なもので
ある場合に、ホストコンピュータと通信することができ
るようになる。
ムは、無線電話通信手段を有し、無線電話通信手段を用
いて、無線電話通信網を介して接続されるホストコンピ
ュータに対して処理実行要求を送信し、ホストコンピュ
ータから処理実行要求に対する結果表示用データを受信
し、当該結果表示用データから画面データを生成するク
ライアント端末機能実現プログラムを実行可能な携帯無
線通信機と、携帯無線通信機の識別情報毎に当該携帯無
線通信機のユーザの音声認証用データを予め格納した記
憶装置と、携帯無線通信機がホストコンピュータに接続
する前に携帯無線通信機から当該携帯無線通信機の識別
情報及び音声パスワードを受信した場合に、記憶装置か
ら識別情報に対応する音声認証用データを取り出し、音
声パスワードに対する照合処理を実施する照合手段とを
有する音声認証サーバとを含む。そして、携帯無線通信
機は、音声認証サーバによる照合結果が肯定的なもので
ある場合に、ホストコンピュータと通信することができ
るようになる。
【0023】また、クライアント端末機能実現プログラ
ムを格納した記憶装置と、携帯無線通信機からの要求に
応答して、クライアント端末機能実現プログラムを記憶
装置から取り出して当該携帯無線通信機に送信する送信
手段とを有するツールボックス・サーバをさらに含むよ
うな構成も可能である。さらに、ホストコンピュータ又
は音声認識サーバをさらに含むような構成も可能であ
る。
ムを格納した記憶装置と、携帯無線通信機からの要求に
応答して、クライアント端末機能実現プログラムを記憶
装置から取り出して当該携帯無線通信機に送信する送信
手段とを有するツールボックス・サーバをさらに含むよ
うな構成も可能である。さらに、ホストコンピュータ又
は音声認識サーバをさらに含むような構成も可能であ
る。
【0024】なお、上で述べたような携帯無線通信機及
び各種コンピュータの各機能をプログラム及びプロセッ
サにて実現することができ、この場合には、例えばフロ
ッピー(登録商標)・ディスク、CD−ROM、光磁気
ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等の記憶媒体
又は記憶装置に格納される。また、処理途中のデータに
ついては、各機器のメモリに一時保管される。
び各種コンピュータの各機能をプログラム及びプロセッ
サにて実現することができ、この場合には、例えばフロ
ッピー(登録商標)・ディスク、CD−ROM、光磁気
ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等の記憶媒体
又は記憶装置に格納される。また、処理途中のデータに
ついては、各機器のメモリに一時保管される。
【0025】
【発明の実施の形態】図1に本発明における無線通信シ
ステムの概要を示す。携帯無線通信機である無線電話装
置1は、出力手段としてスピーカ101及びディスプレ
イ103と、入力手段としてキーボード107及びマイ
ク109とを含んでいる。また、携帯電話装置1で実行
されるソフトウエアとしては、無線電話OS(Operatin
g System)105、JavaVM(JavaはSun Micr
osystem社の商標)106、デバイスドライバ137、
コードレス通信ドライバ111、及び無線電話通信ドラ
イバ155がある。この他、動作環境管理機能115、
表示管理機能118、音声処理機能135、シン・クラ
イアント(Thin client)機能147、ホスト接続機能
151を実現するためのプログラムが実行される。
ステムの概要を示す。携帯無線通信機である無線電話装
置1は、出力手段としてスピーカ101及びディスプレ
イ103と、入力手段としてキーボード107及びマイ
ク109とを含んでいる。また、携帯電話装置1で実行
されるソフトウエアとしては、無線電話OS(Operatin
g System)105、JavaVM(JavaはSun Micr
osystem社の商標)106、デバイスドライバ137、
コードレス通信ドライバ111、及び無線電話通信ドラ
イバ155がある。この他、動作環境管理機能115、
表示管理機能118、音声処理機能135、シン・クラ
イアント(Thin client)機能147、ホスト接続機能
151を実現するためのプログラムが実行される。
【0026】なお、動作環境管理機能115には、初期
設定機能117と、環境設定機能119とが含まれる。
表示管理機能118には、画面表示管理機能120と、
画面遷移記録機能121と、入力データ管理機能131
とが含まれる。音声処理機能135には、音声コマンド
処理機能139と、音声話者認証機能143と、音声認
識機能141と、音声入力処理機能145とが含まれ
る。ホスト接続機能149には、ネームサービス151
と、ログインマネージャ153とが含まれる。
設定機能117と、環境設定機能119とが含まれる。
表示管理機能118には、画面表示管理機能120と、
画面遷移記録機能121と、入力データ管理機能131
とが含まれる。音声処理機能135には、音声コマンド
処理機能139と、音声話者認証機能143と、音声認
識機能141と、音声入力処理機能145とが含まれ
る。ホスト接続機能149には、ネームサービス151
と、ログインマネージャ153とが含まれる。
【0027】図1には図示されていないが、無線電話装
置1は、各プログラムを実行するためのプロセッサ及び
メモリと、プログラムを格納するための記憶装置と、無
線電話通信ドライバ155に対応する無線電話通信用ハ
ードウエアと、コードレス通信ドライバ111に対応す
るローカルエリア無線通信用ハードウエアを含んでい
る。
置1は、各プログラムを実行するためのプロセッサ及び
メモリと、プログラムを格納するための記憶装置と、無
線電話通信ドライバ155に対応する無線電話通信用ハ
ードウエアと、コードレス通信ドライバ111に対応す
るローカルエリア無線通信用ハードウエアを含んでい
る。
【0028】ローカルエリア無線通信回線を介して無線
電話装置1と通信を行う端末機器5には、例えばセンサ
51、ビデオカメラ53、ペンコンピュータ55、レー
ザプリンタ57、ファックス59などが含まれる。各端
末機器5は、ローカルエリア無線通信回線を介して無線
電話装置1と通信を行うための機能を有している。な
お、図1に示された端末機器は一例であって、例えば情
報家電(テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、オーディ
オ等)や、単なるモニタのようなものも含まれる。
電話装置1と通信を行う端末機器5には、例えばセンサ
51、ビデオカメラ53、ペンコンピュータ55、レー
ザプリンタ57、ファックス59などが含まれる。各端
末機器5は、ローカルエリア無線通信回線を介して無線
電話装置1と通信を行うための機能を有している。な
お、図1に示された端末機器は一例であって、例えば情
報家電(テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、オーディ
オ等)や、単なるモニタのようなものも含まれる。
【0029】無線電話装置1は無線電話通信網を介して
ネットワーク19に接続する。ネットワーク19には、
DNSサーバ9と、ツールボックス・サーバ11と、音
声確認サーバ13と、音声認証サーバ15と、ホストコ
ンピュータ7とが接続されている。
ネットワーク19に接続する。ネットワーク19には、
DNSサーバ9と、ツールボックス・サーバ11と、音
声確認サーバ13と、音声認証サーバ15と、ホストコ
ンピュータ7とが接続されている。
【0030】無線電話装置1で実行されるコードレス通
信ドライバ111は例えばJavaで書かれた通信ドラ
イバであって、例えば近距離通信標準規格「Bluetooth
(ブルートゥース)」に従ったものである。Bluetooth
については例えばhttp://www.bluetooth.comを参照のこ
と。
信ドライバ111は例えばJavaで書かれた通信ドラ
イバであって、例えば近距離通信標準規格「Bluetooth
(ブルートゥース)」に従ったものである。Bluetooth
については例えばhttp://www.bluetooth.comを参照のこ
と。
【0031】例えば無線電話装置1と端末機器5との間
のローカルエリア無線通信回線におけるプロトコルの物
理層には、上で述べたBluetoothを使用し、トランスポ
ート(transport)層については例えばTCP/IP、
UDP/IP、モバイル(Mobile)TCP/IP等を使
用することができる。この上の階層のプロトコルとして
は、本実施例では以下で述べる例えばJini(Sun Mi
crosystems社が提供するJavaベースの分散オブジェ
クト技術。詳しくはhttp://www.sun.co.jp/java/softwa
re/jini/specs/index.html参照のこと)を使用すること
ができる。
のローカルエリア無線通信回線におけるプロトコルの物
理層には、上で述べたBluetoothを使用し、トランスポ
ート(transport)層については例えばTCP/IP、
UDP/IP、モバイル(Mobile)TCP/IP等を使
用することができる。この上の階層のプロトコルとして
は、本実施例では以下で述べる例えばJini(Sun Mi
crosystems社が提供するJavaベースの分散オブジェ
クト技術。詳しくはhttp://www.sun.co.jp/java/softwa
re/jini/specs/index.html参照のこと)を使用すること
ができる。
【0032】デバイスドライバ137は、各端末機器5
との入出力を行うためのドライバ及び無線電話装置1の
スピーカ101、ディスプレイ103、キーボード10
7及びマイク109との入出力を行うためのドライバで
ある。例えばキーボード107からの文字入力、センサ
51からのデータ収集、ペンコンピュータ55等のマウ
ス等ポインティングデバイスの値入力、ペンコンピュー
タ55又は無線電話装置1の液晶ディスプレイへの表
示、レーザプリンタ57への出力、ファックス59への
出力、マイク109からの音声入力、スピーカ101の
サウンド出力、ビデオカメラ53からの映像及びサウン
ド入力等を取り扱うためのドライバが含まれる。デバイ
スドライバ137についても例えばJavaで書かれて
いる。
との入出力を行うためのドライバ及び無線電話装置1の
スピーカ101、ディスプレイ103、キーボード10
7及びマイク109との入出力を行うためのドライバで
ある。例えばキーボード107からの文字入力、センサ
51からのデータ収集、ペンコンピュータ55等のマウ
ス等ポインティングデバイスの値入力、ペンコンピュー
タ55又は無線電話装置1の液晶ディスプレイへの表
示、レーザプリンタ57への出力、ファックス59への
出力、マイク109からの音声入力、スピーカ101の
サウンド出力、ビデオカメラ53からの映像及びサウン
ド入力等を取り扱うためのドライバが含まれる。デバイ
スドライバ137についても例えばJavaで書かれて
いる。
【0033】動作環境管理機能115に含まれる初期設
定機能117は、例えば端末機器5の選択を行う。上で
述べたように近距離通信標準規格Bluetoothのネットワ
ークで接続可能な端末機器5を無線電話装置1のディス
プレイ103に一覧表示する。これに対して利用者は一
覧表示された端末機器5を選択する。当該選択を一度だ
け行い、後は選択された端末機器5の中で通信可能なも
のと通信するような構成も可能である。
定機能117は、例えば端末機器5の選択を行う。上で
述べたように近距離通信標準規格Bluetoothのネットワ
ークで接続可能な端末機器5を無線電話装置1のディス
プレイ103に一覧表示する。これに対して利用者は一
覧表示された端末機器5を選択する。当該選択を一度だ
け行い、後は選択された端末機器5の中で通信可能なも
のと通信するような構成も可能である。
【0034】また、本実施例では無線電話装置1と端末
機器5で構成されるローカルエリア無線通信ネットワー
ク(以下、Bluetooth ネットワークとも呼ぶ)上の各機
能はJiniのサービスとして取り扱われる。このた
め、上で述べた無線電話装置1の各機能をサービスとし
てJiniルックアップ・サービスに登録する。また、
Bluetoothネットワークで使用する端末機器5に対応す
るドライバツールを利用して、ハードウエアのプロパテ
ィを取得し、それらをJiniルックアップ・サービス
に登録する。プロパティには、例えば表示装置の解像度
やカラー機能、印刷装置の用紙サイズやカラー対応等を
含む。
機器5で構成されるローカルエリア無線通信ネットワー
ク(以下、Bluetooth ネットワークとも呼ぶ)上の各機
能はJiniのサービスとして取り扱われる。このた
め、上で述べた無線電話装置1の各機能をサービスとし
てJiniルックアップ・サービスに登録する。また、
Bluetoothネットワークで使用する端末機器5に対応す
るドライバツールを利用して、ハードウエアのプロパテ
ィを取得し、それらをJiniルックアップ・サービス
に登録する。プロパティには、例えば表示装置の解像度
やカラー機能、印刷装置の用紙サイズやカラー対応等を
含む。
【0035】動作環境管理機能115に含まれる環境設
定機能119は、無線電話装置1の動作環境を設定する
ものである。例えば、接続するホストコンピュータの情
報を登録する。ホストコンピュータの情報には、例えば
ホスト名、OS種類(例えばWindows(Microsoft社の商
標),X window system,Sun Ray Enterprise Architec
hture(Sun Microsystems社の商標)等)、ユーザID
(UserID)、パスワード(Password)といった情報が含
まれる。
定機能119は、無線電話装置1の動作環境を設定する
ものである。例えば、接続するホストコンピュータの情
報を登録する。ホストコンピュータの情報には、例えば
ホスト名、OS種類(例えばWindows(Microsoft社の商
標),X window system,Sun Ray Enterprise Architec
hture(Sun Microsystems社の商標)等)、ユーザID
(UserID)、パスワード(Password)といった情報が含
まれる。
【0036】また、環境設定機能119は、無線電話装
置1の利用者管理を行い、無線電話装置1の利用者等を
登録する機能を有する。さらに、後に述べる音声認識サ
ービスを提供する音声認識サーバのホスト名等を登録す
る機能や、後に述べる音声認証サービスを提供する音声
認証サーバのホスト名等を登録する機能を含む。
置1の利用者管理を行い、無線電話装置1の利用者等を
登録する機能を有する。さらに、後に述べる音声認識サ
ービスを提供する音声認識サーバのホスト名等を登録す
る機能や、後に述べる音声認証サービスを提供する音声
認証サーバのホスト名等を登録する機能を含む。
【0037】音声処理機能135の音声入力処理機能1
45は、無線電話装置1又は端末機器5から入力される
音声入力データを処理するものである。無線電話装置1
のマイク109から音声を入力する場合には、他のJi
niサービスからの依頼でマイク109からの入力を監
視し、音声入力データを取得する。また、端末機器5に
設けられたマイクから音声入力データが取得され、ロー
カルエリア無線通信回線を介して無線電話装置1に送信
されている場合には、コードレス通信ドライバ111及
びデバイスドライバ137を介して送信されてきた音声
入力データを受信して一時保管する。そして、指定され
たJiniサービスに当該音声入力データに出力する。
45は、無線電話装置1又は端末機器5から入力される
音声入力データを処理するものである。無線電話装置1
のマイク109から音声を入力する場合には、他のJi
niサービスからの依頼でマイク109からの入力を監
視し、音声入力データを取得する。また、端末機器5に
設けられたマイクから音声入力データが取得され、ロー
カルエリア無線通信回線を介して無線電話装置1に送信
されている場合には、コードレス通信ドライバ111及
びデバイスドライバ137を介して送信されてきた音声
入力データを受信して一時保管する。そして、指定され
たJiniサービスに当該音声入力データに出力する。
【0038】また音声入力処理機能145は、音声認識
機能141に音声入力データの処理を依頼し、音声認識
機能141等から得られたテキストに変換されたデータ
を要求元Jiniサービスに戻す処理も行う。
機能141に音声入力データの処理を依頼し、音声認識
機能141等から得られたテキストに変換されたデータ
を要求元Jiniサービスに戻す処理も行う。
【0039】音声処理機能135の音声認識機能141
は、音声入力処理機能145から受け取った音声入力デ
ータを音声コマンド辞書を利用してテキストに変換する
ものである。不特定話者対応が好ましい。ここで音声コ
マンド辞書は音声処理機能135に含まれるものであ
る。音声コマンド辞書を利用して変換できない場合には
無線電話装置1では処理できない。よって、環境設定機
能115で指定された音声認識サーバ13に処理を依頼
する。この場合には、音声認識サーバ13からの認識結
果を音声入力処理機能145に戻す。
は、音声入力処理機能145から受け取った音声入力デ
ータを音声コマンド辞書を利用してテキストに変換する
ものである。不特定話者対応が好ましい。ここで音声コ
マンド辞書は音声処理機能135に含まれるものであ
る。音声コマンド辞書を利用して変換できない場合には
無線電話装置1では処理できない。よって、環境設定機
能115で指定された音声認識サーバ13に処理を依頼
する。この場合には、音声認識サーバ13からの認識結
果を音声入力処理機能145に戻す。
【0040】音声処理機能135の音声話者認証機能1
43は、他のJiniサービスから出力される音声デー
タを基に音声認証サーバ15に照合依頼を行うものであ
る。環境設定機能119で設定された音声認証サーバ1
5を使用する。音声認証サーバ15による照合結果を受
信すると、音声話者認証機能143は、要求元のJin
iサービスに当該照合結果を戻す。
43は、他のJiniサービスから出力される音声デー
タを基に音声認証サーバ15に照合依頼を行うものであ
る。環境設定機能119で設定された音声認証サーバ1
5を使用する。音声認証サーバ15による照合結果を受
信すると、音声話者認証機能143は、要求元のJin
iサービスに当該照合結果を戻す。
【0041】音声処理機能135の音声コマンド処理機
能139は、例えばユーザが無線電話装置1のキーボー
ド107に対し所定の操作を行うことにより起動され
る。そして、音声入力処理機能145に対し音声入力処
理を依頼する。音声入力処理機能145から受け取った
音声入力データを解析し、音声入力データに対応するコ
マンドを判断する。そして入力された音声コマンドに対
応するJiniサービスを起動する場合もある。例え
ば、音声コマンドが画面表示管理機能120に対するも
のである場合には、音声コマンド処理機能139が表示
管理機能119に処理を依頼する。
能139は、例えばユーザが無線電話装置1のキーボー
ド107に対し所定の操作を行うことにより起動され
る。そして、音声入力処理機能145に対し音声入力処
理を依頼する。音声入力処理機能145から受け取った
音声入力データを解析し、音声入力データに対応するコ
マンドを判断する。そして入力された音声コマンドに対
応するJiniサービスを起動する場合もある。例え
ば、音声コマンドが画面表示管理機能120に対するも
のである場合には、音声コマンド処理機能139が表示
管理機能119に処理を依頼する。
【0042】ホスト接続機能149のネームサービス機
能151は、ネットワーク19上に存在するDNS(Do
main Name System)サーバ9と無線電話装置1との連携
を可能にするものである。すなわち、接続するホストコ
ンピュータ7を名前で選択した場合に、DNSサーバ9
に照会して、TCP/IPのIPアドレスを取得するた
めの機能である。より詳しくは、DNSサーバ9のリゾ
ルバ(resolver)への照会機能を有するものである。
能151は、ネットワーク19上に存在するDNS(Do
main Name System)サーバ9と無線電話装置1との連携
を可能にするものである。すなわち、接続するホストコ
ンピュータ7を名前で選択した場合に、DNSサーバ9
に照会して、TCP/IPのIPアドレスを取得するた
めの機能である。より詳しくは、DNSサーバ9のリゾ
ルバ(resolver)への照会機能を有するものである。
【0043】ログインマネージャ153は、ホスト選択
機能を提供するものである。ホスト選択については例え
ば音声コマンドで行う。より具体的には、環境設定機能
119により登録されたホストコンピュータ情報の一覧
表示を行い、一覧表示から接続するホストコンピュータ
7をユーザに選択させる。また、環境設定機能119に
より音声認証サーバのホスト名が設定されている場合に
は、音声パスワードの入力をユーザに促す。そして、入
力された音声データで音声認証サーバに音声認証を依頼
する。音声認証サーバにより認証された場合には、指定
されたホストコンピュータ7への接続処理を実行する。
なお、環境設定機能119で、ホストコンピュータ毎に
ユーザID及びパスワードは登録されているので、音声
パスワードの認証が完了すればホストコンピュータへの
ログイン処理は自動的に実行するような構成でもよい。
なお、音声認証サーバにて認証されなかった場合には、
エラー表示をディスプレイ103に行うように、デバイ
スドライバ137に依頼する。
機能を提供するものである。ホスト選択については例え
ば音声コマンドで行う。より具体的には、環境設定機能
119により登録されたホストコンピュータ情報の一覧
表示を行い、一覧表示から接続するホストコンピュータ
7をユーザに選択させる。また、環境設定機能119に
より音声認証サーバのホスト名が設定されている場合に
は、音声パスワードの入力をユーザに促す。そして、入
力された音声データで音声認証サーバに音声認証を依頼
する。音声認証サーバにより認証された場合には、指定
されたホストコンピュータ7への接続処理を実行する。
なお、環境設定機能119で、ホストコンピュータ毎に
ユーザID及びパスワードは登録されているので、音声
パスワードの認証が完了すればホストコンピュータへの
ログイン処理は自動的に実行するような構成でもよい。
なお、音声認証サーバにて認証されなかった場合には、
エラー表示をディスプレイ103に行うように、デバイ
スドライバ137に依頼する。
【0044】表示管理機能118の画面表示管理機能1
20は、無線電話装置1のディスプレイ103の表示領
域が表示すべき画面より小さい場合でもユーザにとって
画面を見やすくするための処理を行うものである。例え
ば、予め所定の表示位置指定コマンドを定めておき、ユ
ーザが音声コマンドにて指示できるようにする。この場
合、音声コマンド処理機能139を起動して、音声入力
処理機能145によりマイク109を監視させ、音声認
識機能141でもって音声コマンドを認識し、認識され
たコマンドに従って画面表示管理機能120がデバイス
ドライバ137に依頼を出力する。
20は、無線電話装置1のディスプレイ103の表示領
域が表示すべき画面より小さい場合でもユーザにとって
画面を見やすくするための処理を行うものである。例え
ば、予め所定の表示位置指定コマンドを定めておき、ユ
ーザが音声コマンドにて指示できるようにする。この場
合、音声コマンド処理機能139を起動して、音声入力
処理機能145によりマイク109を監視させ、音声認
識機能141でもって音声コマンドを認識し、認識され
たコマンドに従って画面表示管理機能120がデバイス
ドライバ137に依頼を出力する。
【0045】なお、音声コマンドの例としては、「トッ
プ」と入力された場合には、画面表示管理機能120
は、無線電話装置1のディスプレイ103の表示領域を
表示すべき画面の左上隅に移動させる。「左」「右」と
入力された場合には、現在位置から左又は右に一表示領
域分移動させる。「左上」「左下」「右上」「右下」と
入力された場合にも、現在位置から指定された方向に一
表示領域分移動させる。なお、表示すべき画面の隅にか
かってしまい、余白が生じてしまう場合には、前表示画
面の表示データを一部残して移動させる。さらに、例え
ばツールバーなどを一時的に消去したり、復活させた
り、ツールバーを残してスクロールさせたり、場面場面
に応じた表示形態を可能にするものである。
プ」と入力された場合には、画面表示管理機能120
は、無線電話装置1のディスプレイ103の表示領域を
表示すべき画面の左上隅に移動させる。「左」「右」と
入力された場合には、現在位置から左又は右に一表示領
域分移動させる。「左上」「左下」「右上」「右下」と
入力された場合にも、現在位置から指定された方向に一
表示領域分移動させる。なお、表示すべき画面の隅にか
かってしまい、余白が生じてしまう場合には、前表示画
面の表示データを一部残して移動させる。さらに、例え
ばツールバーなどを一時的に消去したり、復活させた
り、ツールバーを残してスクロールさせたり、場面場面
に応じた表示形態を可能にするものである。
【0046】表示管理機能118の画面遷移記録機能1
21は、ホストコンピュータ7の指示により表示すべき
画面情報を管理するものである。例えば画面遷移記録機
能121についても音声コマンドでユーザが指示する。
画面遷移記録機能121はキャプチャ機能を実施する。
無線電話装置1又は端末機器5からの要求により現在表
示されている最新の画面データに名前を付して保存す
る。また、キャプチャ機能に対応して画面再生機能を実
施する。画面再生機能では、保管されている画面データ
を、例えば音声コマンドにて保存したときの名前で取り
出して表示する。例えば音声コマンドで「最新」と入力
された場合には、最も最近保存された画面データを取り
出して表示する。「最古」と入力された場合には、最も
古い画面データを取り出して表示する。「前」と入力さ
れた場合には、一つ前の画面データを取り出して表示す
る。「後」と入力された場合には、一つ後の画面データ
を取り出して表示する。
21は、ホストコンピュータ7の指示により表示すべき
画面情報を管理するものである。例えば画面遷移記録機
能121についても音声コマンドでユーザが指示する。
画面遷移記録機能121はキャプチャ機能を実施する。
無線電話装置1又は端末機器5からの要求により現在表
示されている最新の画面データに名前を付して保存す
る。また、キャプチャ機能に対応して画面再生機能を実
施する。画面再生機能では、保管されている画面データ
を、例えば音声コマンドにて保存したときの名前で取り
出して表示する。例えば音声コマンドで「最新」と入力
された場合には、最も最近保存された画面データを取り
出して表示する。「最古」と入力された場合には、最も
古い画面データを取り出して表示する。「前」と入力さ
れた場合には、一つ前の画面データを取り出して表示す
る。「後」と入力された場合には、一つ後の画面データ
を取り出して表示する。
【0047】表示管理機能118の入力データ管理機能
131は、端末機器5からの入力データをシン・クライ
アント機能147に出力するものである。例えば、入力
データ管理機能131は、端末機器5の入力手段である
ポインティング・デバイスのカーソル位置情報や、キー
ボード入力データを、シン・クライアント機能147に
出力する。キーボード入力データの場合には、1文字ず
つ入力を行う。シン・クライアント機能147は1文字
ずつホストコンピュータに送信する。
131は、端末機器5からの入力データをシン・クライ
アント機能147に出力するものである。例えば、入力
データ管理機能131は、端末機器5の入力手段である
ポインティング・デバイスのカーソル位置情報や、キー
ボード入力データを、シン・クライアント機能147に
出力する。キーボード入力データの場合には、1文字ず
つ入力を行う。シン・クライアント機能147は1文字
ずつホストコンピュータに送信する。
【0048】また入力データ管理機能131は、端末機
器5から音声入力データが入力された場合には、音声入
力データを音声処理機能135に出力する処理も行う。
器5から音声入力データが入力された場合には、音声入
力データを音声処理機能135に出力する処理も行う。
【0049】シン・クライアント(Thin client)機能
147は、アプリケーション処理についてはホストコン
ピュータでのみ実行するような態様のいわゆるシン・ク
ライアント端末の機能を実現するためのものである。例
えば、Microsoft社のWindows-Based Terminal(WB
T)のクライアント機能を実現するものである。また、
例えばUnixやLinuxでは、X Server機能を実現
するものである。また、例えば、Sun Microsystems社の
Sun Ray Enterprise Architecture におけるSunRay Cli
ent機能(より具体的にはSun Ray 1 Enterprise Applia
nce)を実現するものである。例えば、WBTの場合に
は、ホストコンピュータであるWindows-Based Terminal
ServerとはRDP(Remote Desktop Protocol)で通信
する。RDPでは、ホストコンピュータ7から画面内の
変更があった部分だけを圧縮して送信するようになって
いる。X ServerとホストコンピュータであるX Clientと
は、X-protocolで通信する。Sun Ray Enterprise Archi
tecture におけるSun Ray 1Enterprise Applianceは、
サーバ用ソフトウエアSun Ray Enterpise Server Softw
areと通信を行う。
147は、アプリケーション処理についてはホストコン
ピュータでのみ実行するような態様のいわゆるシン・ク
ライアント端末の機能を実現するためのものである。例
えば、Microsoft社のWindows-Based Terminal(WB
T)のクライアント機能を実現するものである。また、
例えばUnixやLinuxでは、X Server機能を実現
するものである。また、例えば、Sun Microsystems社の
Sun Ray Enterprise Architecture におけるSunRay Cli
ent機能(より具体的にはSun Ray 1 Enterprise Applia
nce)を実現するものである。例えば、WBTの場合に
は、ホストコンピュータであるWindows-Based Terminal
ServerとはRDP(Remote Desktop Protocol)で通信
する。RDPでは、ホストコンピュータ7から画面内の
変更があった部分だけを圧縮して送信するようになって
いる。X ServerとホストコンピュータであるX Clientと
は、X-protocolで通信する。Sun Ray Enterprise Archi
tecture におけるSun Ray 1Enterprise Applianceは、
サーバ用ソフトウエアSun Ray Enterpise Server Softw
areと通信を行う。
【0050】無線電話通信ドライバ155は、例えばJ
avaで書かれた無線基地局と通信を行う通信ドライバ
であって、無線電話会社が定める規格に従って実装され
る。無線電話会社が定める規格は、例えばPDC(Pers
onal Digital Cellular)、CDMA(Code Division M
ultiple Access)、PHS(Personal Handyphone Syst
em)、GSM(Global System for Mobile communicati
on)、IMT−2000等である。
avaで書かれた無線基地局と通信を行う通信ドライバ
であって、無線電話会社が定める規格に従って実装され
る。無線電話会社が定める規格は、例えばPDC(Pers
onal Digital Cellular)、CDMA(Code Division M
ultiple Access)、PHS(Personal Handyphone Syst
em)、GSM(Global System for Mobile communicati
on)、IMT−2000等である。
【0051】また、無線電話通信ドライバ155は、H
TMLのサブセットにてサービスを提供するiモード用
のドライバや、WML(Wireless Markup Language)を
用いるWAP(Wireless Application Protocol)用の
ドライバを含む場合もある。
TMLのサブセットにてサービスを提供するiモード用
のドライバや、WML(Wireless Markup Language)を
用いるWAP(Wireless Application Protocol)用の
ドライバを含む場合もある。
【0052】無線基地局から有線のネットワーク19に
接続されている。ネットワーク19は、例えば、専用
線、公衆電話回線網、インターネットである。
接続されている。ネットワーク19は、例えば、専用
線、公衆電話回線網、インターネットである。
【0053】無線電話回線網及びネットワーク19にお
けるトラスポート層のプロトコルは、例えばTCP/I
P、UDP/IP、モバイルTCP/IPである。
けるトラスポート層のプロトコルは、例えばTCP/I
P、UDP/IP、モバイルTCP/IPである。
【0054】トランスポート層より上の階層のプロトコ
ルは、上で述べたようなシン・クライアント・システム
のサーバとクライアント間の通信プロトコルである。
ルは、上で述べたようなシン・クライアント・システム
のサーバとクライアント間の通信プロトコルである。
【0055】ツールボックス・サーバ11は、無線電話
装置1で使用するプログラム(例えばJavaプログラ
ム)を予め記憶装置に格納しておき、無線電話装置1か
らの要求に応じて当該無線電話装置1に送信する。プロ
グラムは、例えばシン・クライアント用プログラム、端
末機器5のデバイス・ドライバである。なお、ツールボ
ックス・サーバ11にアクセスするためには、音声認証
サーバにおいて音声認証を必要とする構成も可能であ
る。また、接続されている間は、一度音声認証を受けれ
ば何度でもツールボックス・サーバ11にアクセスでき
るような構成も可能である。
装置1で使用するプログラム(例えばJavaプログラ
ム)を予め記憶装置に格納しておき、無線電話装置1か
らの要求に応じて当該無線電話装置1に送信する。プロ
グラムは、例えばシン・クライアント用プログラム、端
末機器5のデバイス・ドライバである。なお、ツールボ
ックス・サーバ11にアクセスするためには、音声認証
サーバにおいて音声認証を必要とする構成も可能であ
る。また、接続されている間は、一度音声認証を受けれ
ば何度でもツールボックス・サーバ11にアクセスでき
るような構成も可能である。
【0056】DNSサーバ9は、ホスト接続機能149
のネームサービス151からホストコンピュータ名によ
る検索を受けた場合に、当該ホストコンピュータ7に対
応するIPアドレスを返す機能を有する。すなわち、ホ
ストコンピュータ名とIPアドレスの対応テーブルを保
持しており、ホストコンピュータ名で検索依頼を受けた
場合には、当該テーブルを用いて検索を行い、IPアド
レスを出力する。なお、IPアドレス以外のホストコン
ピュータ7の情報を保持するようにすることも可能であ
る。
のネームサービス151からホストコンピュータ名によ
る検索を受けた場合に、当該ホストコンピュータ7に対
応するIPアドレスを返す機能を有する。すなわち、ホ
ストコンピュータ名とIPアドレスの対応テーブルを保
持しており、ホストコンピュータ名で検索依頼を受けた
場合には、当該テーブルを用いて検索を行い、IPアド
レスを出力する。なお、IPアドレス以外のホストコン
ピュータ7の情報を保持するようにすることも可能であ
る。
【0057】音声認識サーバ13は、音声処理機能13
5の音声認識機能141からの依頼に応じて、音声認識
処理を行うものである。例えば、無線電話装置1から、
ホストコンピュータ7に対する入力に関連する音声認識
用音声入力データを無線電話回線網及びネットワーク1
9を介して受信し、当該音声認識用音声入力データに基
づき音声認識処理を実施し、音声認識処理結果を、携帯
無線通信機に返信する。但し、ホストコンピュータに対
する入力に関連していない音声認識用音声入力データを
受信しても音声認識処理を実施する。
5の音声認識機能141からの依頼に応じて、音声認識
処理を行うものである。例えば、無線電話装置1から、
ホストコンピュータ7に対する入力に関連する音声認識
用音声入力データを無線電話回線網及びネットワーク1
9を介して受信し、当該音声認識用音声入力データに基
づき音声認識処理を実施し、音声認識処理結果を、携帯
無線通信機に返信する。但し、ホストコンピュータに対
する入力に関連していない音声認識用音声入力データを
受信しても音声認識処理を実施する。
【0058】音声認証サーバ15は、無線電話装置1を
使用していて音声認証が必要となった場合、無線電話装
置1からその識別情報(例えば無線電話装置1の電話番
号)及び音声入力データを受信して、当該音声入力デー
タにより認証処理を行う。音声認証サーバ15は、各無
線電話装置1の識別情報毎に当該無線電話装置1のユー
ザの音声認証用データを予め格納した記憶装置を保持し
ている。そして、例えば無線電話装置1がホストコンピ
ュータ7に接続する前に当該無線電話装置1の識別情報
及び音声パスワードを受信した場合に、記憶装置から識
別情報に対応する音声認証用データを取り出し、音声パ
スワードに対する照合処理を実施する。
使用していて音声認証が必要となった場合、無線電話装
置1からその識別情報(例えば無線電話装置1の電話番
号)及び音声入力データを受信して、当該音声入力デー
タにより認証処理を行う。音声認証サーバ15は、各無
線電話装置1の識別情報毎に当該無線電話装置1のユー
ザの音声認証用データを予め格納した記憶装置を保持し
ている。そして、例えば無線電話装置1がホストコンピ
ュータ7に接続する前に当該無線電話装置1の識別情報
及び音声パスワードを受信した場合に、記憶装置から識
別情報に対応する音声認証用データを取り出し、音声パ
スワードに対する照合処理を実施する。
【0059】ホストコンピュータ7は、無線電話装置1
におけるシン・クライアント機能147のサーバとして
の機能を有する。例えば、Microsoft社のWindows-Based
Terminal(WBT)Server機能を実現するものであ
る。また、例えばUnixやLinuxでは、X client
機能を実現するものである。また、例えば、Sun Micros
ystems社のSun Ray Enterprise Architecture における
Sun Ray Enterpise Server機能を実現するものである。
例えば、WBTの場合には、クライアントであるWindow
s-Based Terminal clientとはRDP(Remote Desktop
Protocol)で通信する。ホストコンピュータ1がX clie
ntである場合には、クライアントのX Serverとは、X-pr
otocolで通信する。Sun Ray Enterprise Architecture
におけるホストコンピュータであるSun Ray Enterpise
Serverは、クライアントであるSunRay 1 Enterprise Ap
plianceと通信を行う。
におけるシン・クライアント機能147のサーバとして
の機能を有する。例えば、Microsoft社のWindows-Based
Terminal(WBT)Server機能を実現するものであ
る。また、例えばUnixやLinuxでは、X client
機能を実現するものである。また、例えば、Sun Micros
ystems社のSun Ray Enterprise Architecture における
Sun Ray Enterpise Server機能を実現するものである。
例えば、WBTの場合には、クライアントであるWindow
s-Based Terminal clientとはRDP(Remote Desktop
Protocol)で通信する。ホストコンピュータ1がX clie
ntである場合には、クライアントのX Serverとは、X-pr
otocolで通信する。Sun Ray Enterprise Architecture
におけるホストコンピュータであるSun Ray Enterpise
Serverは、クライアントであるSunRay 1 Enterprise Ap
plianceと通信を行う。
【0060】次に無線電話装置1内の各機能の動作及び
各機能間の連携、並びに端末機器5とホストコンピュー
タ7とネットワークサーバ(DNSサーバ9、ツールボ
ックス・サーバ11、音声認識サーバ13及び音声認証
サーバ15)との連携等に関して図2乃至図23を用い
て説明する。
各機能間の連携、並びに端末機器5とホストコンピュー
タ7とネットワークサーバ(DNSサーバ9、ツールボ
ックス・サーバ11、音声認識サーバ13及び音声認証
サーバ15)との連携等に関して図2乃至図23を用い
て説明する。
【0061】図2は無線電話装置1のパワーオン時にお
ける処理を示すフローチャートである。無線電話装置1
の電源がオンにされると、無線電話装置1固有の立ち上
げ処理を実施する(ステップS25)。そして、本実施
例ではJava VM環境を立ち上げる(ステップS2
7)。Java(登録商標) VM環境が立ち上げられ
た後、Javaを用いるJini登録(Jiniルック
アップ・サービス)に対してサービスの登録を依頼する
(ステップS29)。この段階におけるサービスの登録
は、図1に示した無線電話装置1内の無線電話通信ドラ
イバ155、ホスト接続機能149、シン・クライアン
ト機能147、音声処理機能135、表示管理機能11
8、デバイス・ドライバ137、コードレス通信ドライ
バ111などをJiniサービスとして登録する処理で
ある。その後初期設定機能117を起動する(ステップ
S31)。
ける処理を示すフローチャートである。無線電話装置1
の電源がオンにされると、無線電話装置1固有の立ち上
げ処理を実施する(ステップS25)。そして、本実施
例ではJava VM環境を立ち上げる(ステップS2
7)。Java(登録商標) VM環境が立ち上げられ
た後、Javaを用いるJini登録(Jiniルック
アップ・サービス)に対してサービスの登録を依頼する
(ステップS29)。この段階におけるサービスの登録
は、図1に示した無線電話装置1内の無線電話通信ドラ
イバ155、ホスト接続機能149、シン・クライアン
ト機能147、音声処理機能135、表示管理機能11
8、デバイス・ドライバ137、コードレス通信ドライ
バ111などをJiniサービスとして登録する処理で
ある。その後初期設定機能117を起動する(ステップ
S31)。
【0062】図3は初期設定機能117の処理フローを
示したものである。まずローカルエリア無線通信回線で
あるBluetoothネットワークに対して無線電話装置1自
身をマスタとして宣言するよう、デバイスドライバ13
7に依頼する(ステップS33)。デバイスドライバ1
37によりコードレス通信ドライバ111から問い合わ
せコマンドをローカルエリア無線通信回線に出力させ
る。そして、応答のあった端末機器5のIDを機器テー
ブルに登録する(ステップS35)。機器テーブルの一
例を図4に示す。図4の機器テーブルは、各端末機器5
の識別子(ID)とMAC(Media Access Control)ア
ドレスと当該端末機器5のプロパティを登録するための
テーブルである。
示したものである。まずローカルエリア無線通信回線で
あるBluetoothネットワークに対して無線電話装置1自
身をマスタとして宣言するよう、デバイスドライバ13
7に依頼する(ステップS33)。デバイスドライバ1
37によりコードレス通信ドライバ111から問い合わ
せコマンドをローカルエリア無線通信回線に出力させ
る。そして、応答のあった端末機器5のIDを機器テー
ブルに登録する(ステップS35)。機器テーブルの一
例を図4に示す。図4の機器テーブルは、各端末機器5
の識別子(ID)とMAC(Media Access Control)ア
ドレスと当該端末機器5のプロパティを登録するための
テーブルである。
【0063】次に機器テーブルに表示されたIDを表示
管理機能117を用いてディスプレイに表示する(ステ
ップS37)。そして、音声コマンド処理機能139に
無線電話装置1のマイク109からの音声入力の取得を
依頼する(ステップS39)。音声コマンド処理機能1
39における音声コマンド処理については後に詳しく述
べる。ここでは、取得依頼を音声コマンド処理機能13
9に出力すると、入力されたコマンドが返される。
管理機能117を用いてディスプレイに表示する(ステ
ップS37)。そして、音声コマンド処理機能139に
無線電話装置1のマイク109からの音声入力の取得を
依頼する(ステップS39)。音声コマンド処理機能1
39における音声コマンド処理については後に詳しく述
べる。ここでは、取得依頼を音声コマンド処理機能13
9に出力すると、入力されたコマンドが返される。
【0064】まず入力コマンドが完了コマンドであるか
判断する(ステップS41)。もし、完了コマンドでな
ければ、選択コマンドであるか判断する(ステップS4
3)。もし、選択コマンドである場合には、選択コマン
ドに係る端末機器IDから端末テーブルに当該端末機器
5の情報を登録する(ステップS47)。端末テーブル
は図4に示した機器テーブルと同様の内容であって、無
線電話装置1のユーザにより選択された機器の情報のみ
が登録されたテーブルである。ステップS47の処理が
終了すると、ステップS39に移行する。
判断する(ステップS41)。もし、完了コマンドでな
ければ、選択コマンドであるか判断する(ステップS4
3)。もし、選択コマンドである場合には、選択コマン
ドに係る端末機器IDから端末テーブルに当該端末機器
5の情報を登録する(ステップS47)。端末テーブル
は図4に示した機器テーブルと同様の内容であって、無
線電話装置1のユーザにより選択された機器の情報のみ
が登録されたテーブルである。ステップS47の処理が
終了すると、ステップS39に移行する。
【0065】ステップS43において選択コマンドでは
ないと判断されると入力されたコマンドは移動コマンド
である。よって、ステップS45においては移動コマン
ドに従ってカーソル移動処理(上移動/下移動)を行う
ようにデバイスドライバ137に依頼する(ステップS
45)。
ないと判断されると入力されたコマンドは移動コマンド
である。よって、ステップS45においては移動コマン
ドに従ってカーソル移動処理(上移動/下移動)を行う
ようにデバイスドライバ137に依頼する(ステップS
45)。
【0066】ステップS41において完了コマンドであ
ると判断されると、Jini登録(Jiniルックアッ
プ・サービス)に対して端末テーブルに登録された端末
機器をサービスとして登録するように依頼する(ステッ
プS49)。これにて、Bluetoothネットワークにおい
て接続される端末機器5を無線電話装置1にてサービス
として使用できるようになる。
ると判断されると、Jini登録(Jiniルックアッ
プ・サービス)に対して端末テーブルに登録された端末
機器をサービスとして登録するように依頼する(ステッ
プS49)。これにて、Bluetoothネットワークにおい
て接続される端末機器5を無線電話装置1にてサービス
として使用できるようになる。
【0067】Jini登録処理を図5に示す。Jini
登録処理は図2のステップS29と図3のステップS4
9にて呼び出されている。この処理は、単純にJini
ネットワークサービスとしてJiniルックアップ・サ
ービスに登録するだけである(ステップS51)。
登録処理は図2のステップS29と図3のステップS4
9にて呼び出されている。この処理は、単純にJini
ネットワークサービスとしてJiniルックアップ・サ
ービスに登録するだけである(ステップS51)。
【0068】ローカルエリア無線通信回線であるBlueto
oth用のデバイスドライバ137における図3のステッ
プS33及びS35に対応する処理を図6に示す。最初
に図3のステップS33におけるマスタ宣言の依頼を受
け取ると、Bluetooth探索処理として、Bluetoothネット
ワークに対して問い合わせコマンドを発信させる(ステ
ップS53)。この後、各端末機器5の応答を受け付け
るためのBluetooth受け付け処理に移行する。そして、B
luetoothネットワークにおいて応答を返してきた端末機
器からIDを受信する(ステップS55)。この端末機
器IDを初期設定機能117に出力する(ステップS5
7)。
oth用のデバイスドライバ137における図3のステッ
プS33及びS35に対応する処理を図6に示す。最初
に図3のステップS33におけるマスタ宣言の依頼を受
け取ると、Bluetooth探索処理として、Bluetoothネット
ワークに対して問い合わせコマンドを発信させる(ステ
ップS53)。この後、各端末機器5の応答を受け付け
るためのBluetooth受け付け処理に移行する。そして、B
luetoothネットワークにおいて応答を返してきた端末機
器からIDを受信する(ステップS55)。この端末機
器IDを初期設定機能117に出力する(ステップS5
7)。
【0069】図7に初期設定時における処理フローをま
とめておく。まず、動作環境管理機能115における初
期設定機能117は、コードレスネットワーク(Blueto
othネットワーク)に対するマスタ宣言をデバイスドラ
イバ137に対して行う(ステップS1)。デバイスド
ライバ137は、コードレスネットワークへ問い合わせ
コマンドを発行するようにコードレス通信ドライバ11
1に依頼する(ステップS137)。コードレス通信ド
ライバ111は、問い合わせコマンドをコードレスネッ
トワークに送出するように動作する。
とめておく。まず、動作環境管理機能115における初
期設定機能117は、コードレスネットワーク(Blueto
othネットワーク)に対するマスタ宣言をデバイスドラ
イバ137に対して行う(ステップS1)。デバイスド
ライバ137は、コードレスネットワークへ問い合わせ
コマンドを発行するようにコードレス通信ドライバ11
1に依頼する(ステップS137)。コードレス通信ド
ライバ111は、問い合わせコマンドをコードレスネッ
トワークに送出するように動作する。
【0070】問い合わせコマンドに対してコードレス端
末機器5は、コードレス端末機器5のIDを発信して応
答する(ステップS5)。コードレス通信ドライバ11
1は、受け取ったコードレス端末機器5の応答をそれぞ
れデバイスドライバ137に出力する。デバイスドライ
バ137は、動作環境管理機能115の初期設定機能1
17に、コードレス端末機器5の応答を転送する(ステ
ップS7)。初期設定機能117は、応答のあった端末
機器のIDを機器テーブルに登録する(ステップS
9)。
末機器5は、コードレス端末機器5のIDを発信して応
答する(ステップS5)。コードレス通信ドライバ11
1は、受け取ったコードレス端末機器5の応答をそれぞ
れデバイスドライバ137に出力する。デバイスドライ
バ137は、動作環境管理機能115の初期設定機能1
17に、コードレス端末機器5の応答を転送する(ステ
ップS7)。初期設定機能117は、応答のあった端末
機器のIDを機器テーブルに登録する(ステップS
9)。
【0071】初期設定機能117は、機器テーブル表示
の依頼を表示管理機能117に出力する。表示管理機能
117はデバイスドライバ137を用いて無線電話装置
1のディスプレイ103に機器テーブルを表示する(ス
テップS13)。また初期設定機能117は、音声コマ
ンド入力を音声処理機能135の音声コマンド処理機能
139に依頼する。
の依頼を表示管理機能117に出力する。表示管理機能
117はデバイスドライバ137を用いて無線電話装置
1のディスプレイ103に機器テーブルを表示する(ス
テップS13)。また初期設定機能117は、音声コマ
ンド入力を音声処理機能135の音声コマンド処理機能
139に依頼する。
【0072】ディスプレイ103の表示を見て、無線電
話装置1の利用者17は、利用する端末機器5を音声コ
マンドを利用して選択する。音声コマンドは無線電話装
置1のマイク109からデバイスドライバ137を介し
て音声処理機能135の音声コマンド処理機能139に
入力される。音声コマンド処理機能139から依頼され
た音声認識機能141は、音声コマンドを認識して結果
を初期設定機能117にを音声コマンド処理機能139
を介して通知する(ステップS19)。初期設定機能1
17は、音声コマンド処理機能139からの音声認識結
果により端末機器を選択する(ステップS21)。
話装置1の利用者17は、利用する端末機器5を音声コ
マンドを利用して選択する。音声コマンドは無線電話装
置1のマイク109からデバイスドライバ137を介し
て音声処理機能135の音声コマンド処理機能139に
入力される。音声コマンド処理機能139から依頼され
た音声認識機能141は、音声コマンドを認識して結果
を初期設定機能117にを音声コマンド処理機能139
を介して通知する(ステップS19)。初期設定機能1
17は、音声コマンド処理機能139からの音声認識結
果により端末機器を選択する(ステップS21)。
【0073】そして、選択された機器端末の登録依頼を
Jini機能157に出力する(ステップS23)。J
ini機能157は、登録依頼の対象となった機器端末
をJiniサービスとして登録する(ステップS2
4)。
Jini機能157に出力する(ステップS23)。J
ini機能157は、登録依頼の対象となった機器端末
をJiniサービスとして登録する(ステップS2
4)。
【0074】次に動作環境管理機能115の環境設定機
能119の処理フローを図8に示す。最初に、デフォル
トで入力されている音声認識サーバ13と音声認証サー
バ15のホスト名を設定する(ステップS61)。次
に、利用者名の入力を求める画面表示を行うよう表示管
理機能118に依頼する(ステップS63)。画面表示
に応答して、無線電話装置1の利用者はキーボード10
7から入力を行う。キーボード107からの入力はデバ
イスドライバ137及び入力データ管理機能131を介
して環境設定機能119に出力され、環境設定機能11
9は当該入力を受け取る(ステップS65)。
能119の処理フローを図8に示す。最初に、デフォル
トで入力されている音声認識サーバ13と音声認証サー
バ15のホスト名を設定する(ステップS61)。次
に、利用者名の入力を求める画面表示を行うよう表示管
理機能118に依頼する(ステップS63)。画面表示
に応答して、無線電話装置1の利用者はキーボード10
7から入力を行う。キーボード107からの入力はデバ
イスドライバ137及び入力データ管理機能131を介
して環境設定機能119に出力され、環境設定機能11
9は当該入力を受け取る(ステップS65)。
【0075】環境設定機能119は受け取った入力デー
タを利用者として設定する(ステップS67)。そし
て、処理が終了するまでステップS71及びS73を行
う。すなわち、接続するホストコンピュータ名、OS種
類、ユーザID(UserID)、及びパスワード(Passwor
d)の入力を促す画面表示を行うように表示管理機能1
18に依頼する(ステップS71)。そして、キーボー
ド107から入力されたデータをデバイスドライバ13
7及び入力データ管理機能131介して受け取り、ホス
トテーブルに登録する(ステップS73)。
タを利用者として設定する(ステップS67)。そし
て、処理が終了するまでステップS71及びS73を行
う。すなわち、接続するホストコンピュータ名、OS種
類、ユーザID(UserID)、及びパスワード(Passwor
d)の入力を促す画面表示を行うように表示管理機能1
18に依頼する(ステップS71)。そして、キーボー
ド107から入力されたデータをデバイスドライバ13
7及び入力データ管理機能131介して受け取り、ホス
トテーブルに登録する(ステップS73)。
【0076】ホストテーブルは例えば図9に示すような
テーブルである。すなわち、各ホストコンピュータ毎
に、ホスト名、OS種類、ユーザID(UserID)、及び
パスワード(Password)を登録するテーブルである。
テーブルである。すなわち、各ホストコンピュータ毎
に、ホスト名、OS種類、ユーザID(UserID)、及び
パスワード(Password)を登録するテーブルである。
【0077】環境設定処理における無線電話装置1内の
連携を図10を用いてまとめておく。まず動作環境管理
機能115の環境設定機能119は、音声認識サーバ1
3及び音声認証サーバ15のホスト名をデフォルトのと
おり設定する(ステップS81)。そして、利用者名の
入力を求める画面表示依頼を表示管理機能118に出力
する(ステップS83)。表示管理機能118は、デバ
イスドライバ137を使用して無線電話装置1のディス
プレイ103に利用者名の入力を求める表示を行う(ス
テップS83)。無線電話装置1の利用者17は、ディ
スプレイ103の表示を見て、無線電話装置1のキーボ
ード107から利用者名を入力する(ステップS8
7)。
連携を図10を用いてまとめておく。まず動作環境管理
機能115の環境設定機能119は、音声認識サーバ1
3及び音声認証サーバ15のホスト名をデフォルトのと
おり設定する(ステップS81)。そして、利用者名の
入力を求める画面表示依頼を表示管理機能118に出力
する(ステップS83)。表示管理機能118は、デバ
イスドライバ137を使用して無線電話装置1のディス
プレイ103に利用者名の入力を求める表示を行う(ス
テップS83)。無線電話装置1の利用者17は、ディ
スプレイ103の表示を見て、無線電話装置1のキーボ
ード107から利用者名を入力する(ステップS8
7)。
【0078】利用者入力はデバイスドライバ137を介
して表示管理機能118の入力データ管理機能131に
出力される。入力データ管理機能131は利用者名の入
力を動作環境管理機能115に出力する(ステップS8
5)。動作環境管理機能115の環境設定機能119
は、受け取った利用者名データを登録する(ステップS
83)。
して表示管理機能118の入力データ管理機能131に
出力される。入力データ管理機能131は利用者名の入
力を動作環境管理機能115に出力する(ステップS8
5)。動作環境管理機能115の環境設定機能119
は、受け取った利用者名データを登録する(ステップS
83)。
【0079】次に、環境設定機能119は、利用するホ
ストコンピュータに関する情報の入力を求める画面表示
依頼を表示管理機能118に出力する(ステップS8
9)。表示管理機能118は無線電話装置1のディスプ
レイ103にデバイスドライバ137を介して入力メニ
ューを表示させる(ステップS91)。無線電話装置1
の利用者17は、入力メニューに従ってホスト名、OS
種別、ユーザID(UserID)及びパスワードの入力を行
う(ステップS93)。これらの入力は、キーボード1
07及びデバイスドライバ137を介して表示管理機能
118の入力データ管理機能131に出力される。入力
データ管理機能131は入力されたホストコンピュータ
に関するデータを動作環境管理機能115の動作設定機
能119に出力する(ステップS91)。動作設定機能
119は、入力データ管理機能131からのデータを使
用してホストテーブルに登録処理を行う(ステップS8
9)。
ストコンピュータに関する情報の入力を求める画面表示
依頼を表示管理機能118に出力する(ステップS8
9)。表示管理機能118は無線電話装置1のディスプ
レイ103にデバイスドライバ137を介して入力メニ
ューを表示させる(ステップS91)。無線電話装置1
の利用者17は、入力メニューに従ってホスト名、OS
種別、ユーザID(UserID)及びパスワードの入力を行
う(ステップS93)。これらの入力は、キーボード1
07及びデバイスドライバ137を介して表示管理機能
118の入力データ管理機能131に出力される。入力
データ管理機能131は入力されたホストコンピュータ
に関するデータを動作環境管理機能115の動作設定機
能119に出力する(ステップS91)。動作設定機能
119は、入力データ管理機能131からのデータを使
用してホストテーブルに登録処理を行う(ステップS8
9)。
【0080】次に無線電話装置1からホストコンピュー
タ7にアクセスする際の処理フローを図11を用いて説
明する。無線電話装置1からホストコンピュータ7にア
クセスする場合には、まず無線電話装置1の利用者17
がホストテーブル表示要求をキーボード107から入力
する(ステップS101)。利用者17の表示要求は、
デバイスドライバ137及び表示管理機能118の入力
データ管理機能131を介してホスト接続機能149に
出力される。ホスト接続機能149のログインマネージ
ャ153は、ホストテーブルを表示するよう表示管理機
能118に依頼する(ステップS103)。表示管理機
能118はホストテーブルを表示するようデバイスドラ
イバ137に依頼して、ディスプレイ103に表示する
(ステップS107)。これにより利用者17は無線電
話装置1のディスプレイ103からホストテーブルを見
ることができる。
タ7にアクセスする際の処理フローを図11を用いて説
明する。無線電話装置1からホストコンピュータ7にア
クセスする場合には、まず無線電話装置1の利用者17
がホストテーブル表示要求をキーボード107から入力
する(ステップS101)。利用者17の表示要求は、
デバイスドライバ137及び表示管理機能118の入力
データ管理機能131を介してホスト接続機能149に
出力される。ホスト接続機能149のログインマネージ
ャ153は、ホストテーブルを表示するよう表示管理機
能118に依頼する(ステップS103)。表示管理機
能118はホストテーブルを表示するようデバイスドラ
イバ137に依頼して、ディスプレイ103に表示する
(ステップS107)。これにより利用者17は無線電
話装置1のディスプレイ103からホストテーブルを見
ることができる。
【0081】次に利用者17は、ホストテーブルから接
続すべきホストコンピュータを選択して、当該ホストコ
ンピュータに対する接続要求を入力する(ステップS1
05)。接続要求の入力は、キーボード107を用いて
入力される。そして、デバイスドライバ137及び表示
管理機能118の入力データ管理機能131を介してホ
スト接続機能149に出力される。ホスト接続機能14
9のネームサービス151は、ホスト名から当該ホスト
コンピュータのIPアドレスを取得する処理を実施する
(ステップS107)。具体的には、無線電話通信ドラ
イバ155を用いて、無線電話回線網及びネットワーク
19を介してDNSサーバ9に接続する。DNSサーバ
9は、ホスト名をIPアドレスに変換して、要求してき
た無線電話装置1に返信する(ステップS109)。D
NSサーバ9からの返信は、ネットワーク19及び無線
電話回線網、そして無線電話通信ドライバ155を介し
てホスト接続機能149のネームサービス151に出力
される。
続すべきホストコンピュータを選択して、当該ホストコ
ンピュータに対する接続要求を入力する(ステップS1
05)。接続要求の入力は、キーボード107を用いて
入力される。そして、デバイスドライバ137及び表示
管理機能118の入力データ管理機能131を介してホ
スト接続機能149に出力される。ホスト接続機能14
9のネームサービス151は、ホスト名から当該ホスト
コンピュータのIPアドレスを取得する処理を実施する
(ステップS107)。具体的には、無線電話通信ドラ
イバ155を用いて、無線電話回線網及びネットワーク
19を介してDNSサーバ9に接続する。DNSサーバ
9は、ホスト名をIPアドレスに変換して、要求してき
た無線電話装置1に返信する(ステップS109)。D
NSサーバ9からの返信は、ネットワーク19及び無線
電話回線網、そして無線電話通信ドライバ155を介し
てホスト接続機能149のネームサービス151に出力
される。
【0082】次に、ホスト接続機能149は音声認証サ
ーバ15のホスト名の指定があるか判断する(ステップ
S111)。もし、音声認証サーバ15の指定が無い場
合にはステップS125に移行する。一方、音声認証サ
ーバ15の指定がある場合には、ホスト接続機能149
は、音声処理機能135に音声認証処理を依頼する。音
声処理機能135の音声話者認証機能143は、音声パ
スワードの入力を要求する表示を表示管理機能118に
出力する(ステップS113)。表示管理機能118は
ディスプレイ103にデバイスドライバ137を介して
音声パスワード入力を促す画面を表示する。そして、音
声話者認証機能143は、音声入力処理機能145に対
してマイク109を監視するように依頼する。
ーバ15のホスト名の指定があるか判断する(ステップ
S111)。もし、音声認証サーバ15の指定が無い場
合にはステップS125に移行する。一方、音声認証サ
ーバ15の指定がある場合には、ホスト接続機能149
は、音声処理機能135に音声認証処理を依頼する。音
声処理機能135の音声話者認証機能143は、音声パ
スワードの入力を要求する表示を表示管理機能118に
出力する(ステップS113)。表示管理機能118は
ディスプレイ103にデバイスドライバ137を介して
音声パスワード入力を促す画面を表示する。そして、音
声話者認証機能143は、音声入力処理機能145に対
してマイク109を監視するように依頼する。
【0083】ディスプレイ103の表示を見た利用者1
7は、音声パスワードをマイク109に対して発声し、
入力する。音声パスワードのデータはデバイスドライバ
137及び音声入力処理機能145を介して音声認証機
能143に出力される。
7は、音声パスワードをマイク109に対して発声し、
入力する。音声パスワードのデータはデバイスドライバ
137及び音声入力処理機能145を介して音声認証機
能143に出力される。
【0084】音声認証機能143は、音声パスワードの
データを音声認証サーバ15に、無線電話通信ドライバ
155、無線電話通信網及びネットワーク19を介して
送信する(ステップS117)。音声認証サーバ15
は、無線電話装置1の識別情報、例えば電話番号に対応
する認証用データを取り出して、音声パスワードのデー
タとの照合を行う。そして、音声認証サーバ15は、認
証結果を、ネットワーク19、無線電話通信網及び無線
電話通信ドライバ155を介して音声処理機能135の
音声話者認証機能143に返信する(ステップS11
9)。
データを音声認証サーバ15に、無線電話通信ドライバ
155、無線電話通信網及びネットワーク19を介して
送信する(ステップS117)。音声認証サーバ15
は、無線電話装置1の識別情報、例えば電話番号に対応
する認証用データを取り出して、音声パスワードのデー
タとの照合を行う。そして、音声認証サーバ15は、認
証結果を、ネットワーク19、無線電話通信網及び無線
電話通信ドライバ155を介して音声処理機能135の
音声話者認証機能143に返信する(ステップS11
9)。
【0085】音声話者認証機能143は、音声認証サー
バ15からの認証結果を判断して、否定的な結果を得た
場合には、表示管理機能118及びデバイスドライバ1
37を介してディスプレイ103に失敗した旨の表示を
行う。利用者17は再試行するか判断する(ステップS
123)。一方、成功した場合には、音声話者認証機能
143は、ホスト接続機能149に音声認証に成功した
旨の出力を行う。
バ15からの認証結果を判断して、否定的な結果を得た
場合には、表示管理機能118及びデバイスドライバ1
37を介してディスプレイ103に失敗した旨の表示を
行う。利用者17は再試行するか判断する(ステップS
123)。一方、成功した場合には、音声話者認証機能
143は、ホスト接続機能149に音声認証に成功した
旨の出力を行う。
【0086】次に、ホストコンピュータ7へのアクセス
に必要なソフトウエアを有していない場合には、ホスト
接続機能149は、ツールボックス・サーバ11からダ
ウンロードするための処理を行う(ステップS12
5)。すなわち、接続するホストコンピュータ7のOS
種別に対応したシン・クライアント機能実現プログラム
を既に有しているか否か判断し、有していない場合に
は、ツールボックス・サーバ11にOSの識別情報を含
むダウンロード依頼を、無線電話通信ドライバ155、
無線電話通信網及びネットワーク19を介して出力す
る。
に必要なソフトウエアを有していない場合には、ホスト
接続機能149は、ツールボックス・サーバ11からダ
ウンロードするための処理を行う(ステップS12
5)。すなわち、接続するホストコンピュータ7のOS
種別に対応したシン・クライアント機能実現プログラム
を既に有しているか否か判断し、有していない場合に
は、ツールボックス・サーバ11にOSの識別情報を含
むダウンロード依頼を、無線電話通信ドライバ155、
無線電話通信網及びネットワーク19を介して出力す
る。
【0087】ツールボックス・サーバ15は、OSの識
別情報を含むダウンロード依頼を受信して、対応するシ
ン・クライアント機能実現プログラムを記憶装置から読
み出す。そして、ツールボックス・サーバ15は、ネッ
トワーク19、無線電話通信網及び無線電話通信ドライ
バ155を介してホスト接続機能149に、シン・クラ
イアント機能実現プログラムを送信する。ホスト接続機
能149は、シン・クライアント機能実現プログラムを
起動する。
別情報を含むダウンロード依頼を受信して、対応するシ
ン・クライアント機能実現プログラムを記憶装置から読
み出す。そして、ツールボックス・サーバ15は、ネッ
トワーク19、無線電話通信網及び無線電話通信ドライ
バ155を介してホスト接続機能149に、シン・クラ
イアント機能実現プログラムを送信する。ホスト接続機
能149は、シン・クライアント機能実現プログラムを
起動する。
【0088】次に、ログインマネージャ153は、ユー
ザに選択されたホストコンピュータ7に対するログイン
を、シン・クライアント機能147にユーザID及びパ
スワードを出力して依頼する(ステップS129)。シ
ン・クライアント機能147は、ユーザID及びパスワ
ードを用いて、ステップS107で取得したIPアドレ
スのホストコンピュータ7にログインを試みる(ステッ
プS131)。なお、シン・クライアント機能147
は、所定のプロトコルで、ホスト接続機能149から受
け取ったユーザID及びパスワードを、無線電話通信ド
ライバ155、無線電話通信網及びネットワーク19を
介してホストコンピュータ7に送信する。
ザに選択されたホストコンピュータ7に対するログイン
を、シン・クライアント機能147にユーザID及びパ
スワードを出力して依頼する(ステップS129)。シ
ン・クライアント機能147は、ユーザID及びパスワ
ードを用いて、ステップS107で取得したIPアドレ
スのホストコンピュータ7にログインを試みる(ステッ
プS131)。なお、シン・クライアント機能147
は、所定のプロトコルで、ホスト接続機能149から受
け取ったユーザID及びパスワードを、無線電話通信ド
ライバ155、無線電話通信網及びネットワーク19を
介してホストコンピュータ7に送信する。
【0089】ホストコンピュータ7では、ユーザID及
びパスワードにてログイン処理を実施する(ステップS
135)。すなわち、ホストコンピュータ7において格
納されているユーザID及びパスワードの情報で、受信
したユーザID及びパスワードを照合する。ログイン結
果については、ホストコンピュータ7からネットワーク
19、無線電話通信網、無線電話通信ドライバ155を
介してシン・クライアント機能147に通知する。ログ
イン結果はシン・クライアント機能147からホスト接
続機能149のログインマネージャ153に通知され
る。ログインマネージャ153は、ログイン結果を表示
管理機能118及びデバイスドライバ137を介して無
線電話装置1のディスプレイ103に表示させる。
びパスワードにてログイン処理を実施する(ステップS
135)。すなわち、ホストコンピュータ7において格
納されているユーザID及びパスワードの情報で、受信
したユーザID及びパスワードを照合する。ログイン結
果については、ホストコンピュータ7からネットワーク
19、無線電話通信網、無線電話通信ドライバ155を
介してシン・クライアント機能147に通知する。ログ
イン結果はシン・クライアント機能147からホスト接
続機能149のログインマネージャ153に通知され
る。ログインマネージャ153は、ログイン結果を表示
管理機能118及びデバイスドライバ137を介して無
線電話装置1のディスプレイ103に表示させる。
【0090】利用者17はディスプレイ103の表示内
容を見て、ログイン結果を知る。ログイン結果が正常に
ログインできたことを示している場合には、ホスト業務
を開始する(ステップS139)。ログイン失敗を示し
ている場合には、再試行するか判断する。
容を見て、ログイン結果を知る。ログイン結果が正常に
ログインできたことを示している場合には、ホスト業務
を開始する(ステップS139)。ログイン失敗を示し
ている場合には、再試行するか判断する。
【0091】ログイン成功の場合には、利用者17はキ
ーボード107を使用して入力を行う。キーボード10
7の入力は、デバイスドライバ137及び入力データ管
理機能131を介して、シン・クライアント機能147
に出力される。シン・クライアント機能147は、ホス
トコンピュータ7との通信プロトコルに合わせて入力デ
ータを変換し、出力する。ホストコンピュータ7は入力
データに対するアプリケーション業務処理を実行する
(ステップS137)。そして、ホストコンピュータ7
は、通信プロトコルに合わせて結果表示用データをシン
・クライアント機能147に出力する。
ーボード107を使用して入力を行う。キーボード10
7の入力は、デバイスドライバ137及び入力データ管
理機能131を介して、シン・クライアント機能147
に出力される。シン・クライアント機能147は、ホス
トコンピュータ7との通信プロトコルに合わせて入力デ
ータを変換し、出力する。ホストコンピュータ7は入力
データに対するアプリケーション業務処理を実行する
(ステップS137)。そして、ホストコンピュータ7
は、通信プロトコルに合わせて結果表示用データをシン
・クライアント機能147に出力する。
【0092】シン・クライアント機能147は、受け取
った結果表示用データを無線電話装置1のディスプレイ
103用の表示様式に変換する(ステップS131)。
すなわち、結果表示用データからディスプレイ103用
の画面データを生成する。そして、画面データを表示管
理機能118及びデバイスドライバ137を介して、デ
ィスプレイ103に表示する。利用者17は、ディスプ
レイ103を見て、それに対応する入力をキーボード1
07を用いて入力する。この繰り返しにてホストコンピ
ュータ7に処理を実行させる。無線電話装置1は、アプ
リケーション処理を一切行うことなく、シン・クライア
ント機能147にて結果表示用データを画面データに変
換し、画面データを表示する処理のみ行う。
った結果表示用データを無線電話装置1のディスプレイ
103用の表示様式に変換する(ステップS131)。
すなわち、結果表示用データからディスプレイ103用
の画面データを生成する。そして、画面データを表示管
理機能118及びデバイスドライバ137を介して、デ
ィスプレイ103に表示する。利用者17は、ディスプ
レイ103を見て、それに対応する入力をキーボード1
07を用いて入力する。この繰り返しにてホストコンピ
ュータ7に処理を実行させる。無線電話装置1は、アプ
リケーション処理を一切行うことなく、シン・クライア
ント機能147にて結果表示用データを画面データに変
換し、画面データを表示する処理のみ行う。
【0093】ログオフする場合にはユーザがキーボード
107を使用してログオフ入力を行う(ステップS14
1)。ログオフ入力は、デバイスドライバ137及び入
力データ管理機能131を介してシン・クライアント機
能147に出力される。シン・クライアント機能147
は、無線電話送信ドライバ155、無線電話通信網、ネ
ットワーク19を介してホストコンピュータ7にログオ
フ入力を送信する。ホストコンピュータ7は、受信した
ログオフ入力に応答してログオフ処理を実行する(ステ
ップS143)。ホストコンピュータ7は、ログオフ処
理が終了するとログオフ処理終了出力を、ネットワーク
17、無線電話通信網、無線電話通信ドライバ155を
介してシン・クライアント147に出力する。
107を使用してログオフ入力を行う(ステップS14
1)。ログオフ入力は、デバイスドライバ137及び入
力データ管理機能131を介してシン・クライアント機
能147に出力される。シン・クライアント機能147
は、無線電話送信ドライバ155、無線電話通信網、ネ
ットワーク19を介してホストコンピュータ7にログオ
フ入力を送信する。ホストコンピュータ7は、受信した
ログオフ入力に応答してログオフ処理を実行する(ステ
ップS143)。ホストコンピュータ7は、ログオフ処
理が終了するとログオフ処理終了出力を、ネットワーク
17、無線電話通信網、無線電話通信ドライバ155を
介してシン・クライアント147に出力する。
【0094】シン・クライアント機能147はログオフ
処理終了出力をそのための画面データに変換して、表示
管理機能118に出力する。表示管理機能118はデバ
イスドライバ137を使用してディスプレイ103にロ
グオフ終了を表示する。
処理終了出力をそのための画面データに変換して、表示
管理機能118に出力する。表示管理機能118はデバ
イスドライバ137を使用してディスプレイ103にロ
グオフ終了を表示する。
【0095】これによりホストコンピュータ7で実行可
能なアプリケーション全てを、無線電話装置1にて実行
させ且つ結果を得ることができるため、いつでもどこで
もさらに高機能のコンピュータを保持することなく、デ
ータにアクセスすることができる。すなわち、モバイル
・コンピューティングにより高いユーザビリティを与え
ることができるようになる。
能なアプリケーション全てを、無線電話装置1にて実行
させ且つ結果を得ることができるため、いつでもどこで
もさらに高機能のコンピュータを保持することなく、デ
ータにアクセスすることができる。すなわち、モバイル
・コンピューティングにより高いユーザビリティを与え
ることができるようになる。
【0096】シン・クライアント機能を使用するため、
当然TCO(Total Cost of Ownership)を削減するこ
とができる。無線電話通信網の通信速度の向上に伴い、
単純なアプリケーション・プログラムのみならず、グラ
フィックスや音声並びに動画像を無線電話装置1にて利
用できるようになる。その際、レンダラや、MPEGデ
コーダ等は無線電話装置1に備えておく必要は無い。
当然TCO(Total Cost of Ownership)を削減するこ
とができる。無線電話通信網の通信速度の向上に伴い、
単純なアプリケーション・プログラムのみならず、グラ
フィックスや音声並びに動画像を無線電話装置1にて利
用できるようになる。その際、レンダラや、MPEGデ
コーダ等は無線電話装置1に備えておく必要は無い。
【0097】但し、無線電話装置1のディスプレイ10
3では表示能力に限界がある。本発明では、無線電話装
置1はローカルエリア無線通信回線を介してコードレス
の端末機器5と通信も行うことができるようになってい
る。大きな表示画面を有する端末機器5を使用すれば、
より画面が見やすくなる。
3では表示能力に限界がある。本発明では、無線電話装
置1はローカルエリア無線通信回線を介してコードレス
の端末機器5と通信も行うことができるようになってい
る。大きな表示画面を有する端末機器5を使用すれば、
より画面が見やすくなる。
【0098】図12を用いてホストコンピュータ7、無
線電話装置1、及び端末機器5の連携について説明す
る。ホストコンピュータ7に接続する場合には、無線電
話装置1の利用者17は、ホストテーブル表示要求を端
末機器5、例えばペンコンピュータ55に入力する(ス
テップS151)。端末機器5は、ローカルエリア無線
通信回線を介して無線電話装置1のコードレス通信ドラ
イバ111にホストテーブル表示要求を出力する(ステ
ップS153)。コードレス通信ドライバ111は、デ
バイスドライバ137及び入力データ管理機能131を
介して、ホスト接続機能149のログインマネージャ1
53にホストテーブル表示要求を出力する。
線電話装置1、及び端末機器5の連携について説明す
る。ホストコンピュータ7に接続する場合には、無線電
話装置1の利用者17は、ホストテーブル表示要求を端
末機器5、例えばペンコンピュータ55に入力する(ス
テップS151)。端末機器5は、ローカルエリア無線
通信回線を介して無線電話装置1のコードレス通信ドラ
イバ111にホストテーブル表示要求を出力する(ステ
ップS153)。コードレス通信ドライバ111は、デ
バイスドライバ137及び入力データ管理機能131を
介して、ホスト接続機能149のログインマネージャ1
53にホストテーブル表示要求を出力する。
【0099】ログインマネージャ153は、ホストテー
ブルを表示すべく、ホストテーブルの情報を表示管理機
能118及びデバイスドライバ137を介してコードレ
ス通信ドライバ111に出力する(ステップS15
5)。コードレス通信ドライバ111は、ホストテーブ
ルの情報をローカルエリア通信ドライバ111を介して
端末機器5に出力する。ホストテーブルの情報は、端末
機器5の表示部に表示される(ステップS153)。利
用者17は端末機器5の表示部を見ることにより、接続
可能なホストコンピュータ7を把握できるようになる。
ブルを表示すべく、ホストテーブルの情報を表示管理機
能118及びデバイスドライバ137を介してコードレ
ス通信ドライバ111に出力する(ステップS15
5)。コードレス通信ドライバ111は、ホストテーブ
ルの情報をローカルエリア通信ドライバ111を介して
端末機器5に出力する。ホストテーブルの情報は、端末
機器5の表示部に表示される(ステップS153)。利
用者17は端末機器5の表示部を見ることにより、接続
可能なホストコンピュータ7を把握できるようになる。
【0100】次に利用者17は、アクセスするホストコ
ンピュータに対する接続要求を端末機器5に入力する
(ステップS157)。端末機器5は、ホストコンピュ
ータの指定を含む接続要求をローカルエリア無線通信回
線を介してコードレス通信ドライバ111に出力する。
コードレス通信ドライバ111は、デバイスドライバ1
37及び入力データ管理機能131を介して、ホスト接
続機能149のネームサービス151に、ホストコンピ
ュータの指定を含む接続要求を出力する。ネームサービ
ス151は、ホスト名から当該ホストコンピュータのI
Pアドレスを求めるべく、ホスト名を含む問い合わせ要
求を、無線電話通信ドライバ155に出力する。そし
て、無線電話通信ドライバ155は、無線電話通信網及
びネットワーク19を介して、DNSサーバ9に問い合
わせ要求を送信する(ステップS161)。
ンピュータに対する接続要求を端末機器5に入力する
(ステップS157)。端末機器5は、ホストコンピュ
ータの指定を含む接続要求をローカルエリア無線通信回
線を介してコードレス通信ドライバ111に出力する。
コードレス通信ドライバ111は、デバイスドライバ1
37及び入力データ管理機能131を介して、ホスト接
続機能149のネームサービス151に、ホストコンピ
ュータの指定を含む接続要求を出力する。ネームサービ
ス151は、ホスト名から当該ホストコンピュータのI
Pアドレスを求めるべく、ホスト名を含む問い合わせ要
求を、無線電話通信ドライバ155に出力する。そし
て、無線電話通信ドライバ155は、無線電話通信網及
びネットワーク19を介して、DNSサーバ9に問い合
わせ要求を送信する(ステップS161)。
【0101】DNSサーバ9は、ホスト名とIPアドレ
スの対応表を参照して、ホスト名からIPアドレスを取
得する(ステップS161)。そして、当該IPアドレ
スを、ネットワーク19及び無線電話通信網を介して、
無線電話通信ドライバ155に送信する。無線電話通信
ドライバ155は、受信したホストコンピュータのIP
アドレスをネームサービス151に出力する。
スの対応表を参照して、ホスト名からIPアドレスを取
得する(ステップS161)。そして、当該IPアドレ
スを、ネットワーク19及び無線電話通信網を介して、
無線電話通信ドライバ155に送信する。無線電話通信
ドライバ155は、受信したホストコンピュータのIP
アドレスをネームサービス151に出力する。
【0102】次にホスト接続機能149は、接続するホ
ストコンピュータ7に対応するシン・クライアント機能
実現プログラムを有しているか判断する。もし、ホスト
コンピュータ7の環境、例えばOS種別に合致するシン
・クライアント機能実現プログラムを有していない場合
には、ツールボックス・サーバ11から取得する処理を
行う(ステップS163)。まず、ホスト接続機能14
9はOS種別を含むダウンロード依頼を無線電話通信ド
ライバ155に出力する。そして、無線電話通信ドライ
バ155は、無線電話通信網及びネットワーク19を介
してツールボックス・サーバ11に、OS種別を含むダ
ウンロード依頼を送信する。ツールボックス・サーバ1
1は、記憶装置からダウンロード依頼に含まれるOS種
別の情報を用いて、対応するシン・クライアント機能実
現プログラムを取り出し、当該シン・クライアント機能
実現プログラムを、ネットワーク19及び無線電話通信
網を介して無線電話通信ドライバ155に送信する。無
線電話通信ドライバ155は、受信したシン・クライア
ント機能実現プログラムをホスト接続機能149に出力
する。
ストコンピュータ7に対応するシン・クライアント機能
実現プログラムを有しているか判断する。もし、ホスト
コンピュータ7の環境、例えばOS種別に合致するシン
・クライアント機能実現プログラムを有していない場合
には、ツールボックス・サーバ11から取得する処理を
行う(ステップS163)。まず、ホスト接続機能14
9はOS種別を含むダウンロード依頼を無線電話通信ド
ライバ155に出力する。そして、無線電話通信ドライ
バ155は、無線電話通信網及びネットワーク19を介
してツールボックス・サーバ11に、OS種別を含むダ
ウンロード依頼を送信する。ツールボックス・サーバ1
1は、記憶装置からダウンロード依頼に含まれるOS種
別の情報を用いて、対応するシン・クライアント機能実
現プログラムを取り出し、当該シン・クライアント機能
実現プログラムを、ネットワーク19及び無線電話通信
網を介して無線電話通信ドライバ155に送信する。無
線電話通信ドライバ155は、受信したシン・クライア
ント機能実現プログラムをホスト接続機能149に出力
する。
【0103】次にホスト接続機能149のログイン・マ
ネージャ153は、ログインを実行すべく処理を行う
(ステップS167)。まず、シン・クライアント機能
実現プログラムを起動する。そして、当該シン・クライ
アント機能147にログインするためのユーザID及び
パスワードの情報を出力する。シン・クライアント機能
147は、ユーザID及びパスワードの情報を、無線電
話通信ドライバ155に出力する。なお、シン・クライ
アント機能147は、ホストコンピュータ7との通信プ
ロトコルに合わせてユーザID及びパスワードの情報を
変換する。無線電話通信ドライバ155は、ステップS
159にて取得したIPアドレスに、ユーザID及びパ
スワードの情報を、無線電話通信網及びネットワーク1
9を介して出力する。
ネージャ153は、ログインを実行すべく処理を行う
(ステップS167)。まず、シン・クライアント機能
実現プログラムを起動する。そして、当該シン・クライ
アント機能147にログインするためのユーザID及び
パスワードの情報を出力する。シン・クライアント機能
147は、ユーザID及びパスワードの情報を、無線電
話通信ドライバ155に出力する。なお、シン・クライ
アント機能147は、ホストコンピュータ7との通信プ
ロトコルに合わせてユーザID及びパスワードの情報を
変換する。無線電話通信ドライバ155は、ステップS
159にて取得したIPアドレスに、ユーザID及びパ
スワードの情報を、無線電話通信網及びネットワーク1
9を介して出力する。
【0104】ホストコンピュータ7は、受信したユーザ
ID及びパスワード情報を使用して、ログイン処理を実
施する(ステップS175)。そして、ログイン結果を
表示するためのログイン結果表示用データを、ネットワ
ーク19及び無線電話通信網を介して、無線電話通信ド
ライバ155に送信する。無線電話通信ドライバ155
は、シン・クライアント機能147にログイン結果表示
用データを出力する。
ID及びパスワード情報を使用して、ログイン処理を実
施する(ステップS175)。そして、ログイン結果を
表示するためのログイン結果表示用データを、ネットワ
ーク19及び無線電話通信網を介して、無線電話通信ド
ライバ155に送信する。無線電話通信ドライバ155
は、シン・クライアント機能147にログイン結果表示
用データを出力する。
【0105】シン・クライアント機能147は、ログイ
ン結果である結果表示用データを端末機器5の表示仕様
に合わせて画面データを生成する(ステップS17
3)。画面データは、デバイスドライバを介してコード
レス通信ドライバ111に出力される。コードレス通信
ドライバ111は、画面データをローカルエリア無線通
信回線を介して端末機器5に送信する。端末機器5は、
その表示部に画面データを表示する(ステップS16
9)。これにより、端末機器5の表示部に表示されたロ
グイン結果を利用者17は見ることができるようにな
る。ログイン結果が正常にログインできたことを示して
いる場合には、ホストコンピュータに対する業務を開始
する(ステップS171)。
ン結果である結果表示用データを端末機器5の表示仕様
に合わせて画面データを生成する(ステップS17
3)。画面データは、デバイスドライバを介してコード
レス通信ドライバ111に出力される。コードレス通信
ドライバ111は、画面データをローカルエリア無線通
信回線を介して端末機器5に送信する。端末機器5は、
その表示部に画面データを表示する(ステップS16
9)。これにより、端末機器5の表示部に表示されたロ
グイン結果を利用者17は見ることができるようにな
る。ログイン結果が正常にログインできたことを示して
いる場合には、ホストコンピュータに対する業務を開始
する(ステップS171)。
【0106】利用者17が端末機器5にホストコンピュ
ータ7に実行させるアプリケーション処理に関するデー
タを入力した場合には、端末機器5は、ローカルエリア
無線通信回線を介して入力されたデータをコードレス通
信ドライバ111に出力する。コードレス通信ドライバ
111は、デバイス・ドライバ137及び入力データ管
理機能131を介して、シン・クライアント機能147
に受け取ったデータを出力する。シン・クライアント機
能147は、データをホストコンピュータ7との通信プ
ロトコルに合わせて変換した後に、無線電話通信ドライ
バ155に出力する。無線電話通信ドライバ155は、
データを無線電話回線網及びネットワーク19を介して
ホストコンピュータ7に送信する。ホストコンピュータ
7は、受信したデータに基づき業務処理を実行する(ス
テップS177)。
ータ7に実行させるアプリケーション処理に関するデー
タを入力した場合には、端末機器5は、ローカルエリア
無線通信回線を介して入力されたデータをコードレス通
信ドライバ111に出力する。コードレス通信ドライバ
111は、デバイス・ドライバ137及び入力データ管
理機能131を介して、シン・クライアント機能147
に受け取ったデータを出力する。シン・クライアント機
能147は、データをホストコンピュータ7との通信プ
ロトコルに合わせて変換した後に、無線電話通信ドライ
バ155に出力する。無線電話通信ドライバ155は、
データを無線電話回線網及びネットワーク19を介して
ホストコンピュータ7に送信する。ホストコンピュータ
7は、受信したデータに基づき業務処理を実行する(ス
テップS177)。
【0107】業務処理の結果は結果表示用データとして
ホストコンピュータ7から、ネットワーク17及び無線
電話通信網を介して無線電話通信ドライバ155に送信
される。無線電話通信ドライバ155は、結果表示用デ
ータをシン・クライアント機能147に出力する。シン
・クライアント機能147は、結果表示用データを端末
機器5の画面データに変換する。そして、デバイス・ド
ライバ137を介してコードレス通信ドライバ111に
出力する。
ホストコンピュータ7から、ネットワーク17及び無線
電話通信網を介して無線電話通信ドライバ155に送信
される。無線電話通信ドライバ155は、結果表示用デ
ータをシン・クライアント機能147に出力する。シン
・クライアント機能147は、結果表示用データを端末
機器5の画面データに変換する。そして、デバイス・ド
ライバ137を介してコードレス通信ドライバ111に
出力する。
【0108】コードレス通信ドライバ111はローカル
エリア無線通信回線を介して端末機器5に画面データを
送信する。画面データを受信した端末機器5は、その表
示部に画面データを表示する。このような処理を繰り返
すことにより、端末機器5からホストコンピュータ7に
アプリケーション処理の実行を指示し、結果を端末機器
5に表示することができるようになる。なお、図12の
処理フローでは利用者17は無線電話装置1の操作を端
末機器5を介して行っているため、無線電話装置1を意
識せずに済む。さらに、ローカルエリア無線通信回線を
介して通信しているため、ケーブルを接続することがな
い。従って、ユーザビリティの高いモバイル・コンピュ
ーティング環境が提供されることとなる。
エリア無線通信回線を介して端末機器5に画面データを
送信する。画面データを受信した端末機器5は、その表
示部に画面データを表示する。このような処理を繰り返
すことにより、端末機器5からホストコンピュータ7に
アプリケーション処理の実行を指示し、結果を端末機器
5に表示することができるようになる。なお、図12の
処理フローでは利用者17は無線電話装置1の操作を端
末機器5を介して行っているため、無線電話装置1を意
識せずに済む。さらに、ローカルエリア無線通信回線を
介して通信しているため、ケーブルを接続することがな
い。従って、ユーザビリティの高いモバイル・コンピュ
ーティング環境が提供されることとなる。
【0109】図12の例では音声認証を省略している。
但し、端末機器5にマイクがあれば、図11で説明した
ような音声認証処理を端末機器5を用いて行うことがで
きる。すなわち、音声パスワードを端末機器5のマイク
から入力し、端末機器5が音声パスワードの情報をロー
カルエリア無線通信回線を介してコードレス通信ドライ
バ111に送信する。コードレス通信ドライバ111
は、デバイスドライバ137及び入力データ管理機能1
31を介して、音声処理機能125に音声パスワードの
データを出力する。これ以降の処理は図11と同じであ
る。
但し、端末機器5にマイクがあれば、図11で説明した
ような音声認証処理を端末機器5を用いて行うことがで
きる。すなわち、音声パスワードを端末機器5のマイク
から入力し、端末機器5が音声パスワードの情報をロー
カルエリア無線通信回線を介してコードレス通信ドライ
バ111に送信する。コードレス通信ドライバ111
は、デバイスドライバ137及び入力データ管理機能1
31を介して、音声処理機能125に音声パスワードの
データを出力する。これ以降の処理は図11と同じであ
る。
【0110】なお、説明中明示していないが、無線電話
通信ドライバ155を使用する場合には、Jini15
7を介して使用している。
通信ドライバ155を使用する場合には、Jini15
7を介して使用している。
【0111】次に音声処理機能135の動作フローにつ
いて説明する。図13に音声コマンド処理機能139の
処理フローを示す。最初に、コマンド辞書をパラメータ
にして音声認識機能141に音声認識処理を依頼する
(ステップS181)。コマンド辞書は、音声コマンド
をテキストに変換するための辞書である。そして、音声
認識機能141から受け取った入力テキストをサービス
要求元に通知する(ステップS183)。
いて説明する。図13に音声コマンド処理機能139の
処理フローを示す。最初に、コマンド辞書をパラメータ
にして音声認識機能141に音声認識処理を依頼する
(ステップS181)。コマンド辞書は、音声コマンド
をテキストに変換するための辞書である。そして、音声
認識機能141から受け取った入力テキストをサービス
要求元に通知する(ステップS183)。
【0112】図14に音声認識機能141の処理フロー
を示す。最初に、音声入力処理機能145に音声入力デ
ータの取得依頼を出力する(ステップS185)。音声
入力機能145から音声入力データを受け取ると、音声
認識依頼元の指定がコマンド辞書であるか否かを判断す
る(ステップS187)。図13に示したように音声コ
マンド処理機能139が音声認識依頼元である場合に
は、音声認識依頼のパラメータにコマンド辞書がされて
いる。ステップS187においてコマンド辞書が指定さ
れていると判断された場合には、コマンド辞書との照合
を行って、コマンド辞書から得られたテキストを依頼元
に通知する(ステップS189)。
を示す。最初に、音声入力処理機能145に音声入力デ
ータの取得依頼を出力する(ステップS185)。音声
入力機能145から音声入力データを受け取ると、音声
認識依頼元の指定がコマンド辞書であるか否かを判断す
る(ステップS187)。図13に示したように音声コ
マンド処理機能139が音声認識依頼元である場合に
は、音声認識依頼のパラメータにコマンド辞書がされて
いる。ステップS187においてコマンド辞書が指定さ
れていると判断された場合には、コマンド辞書との照合
を行って、コマンド辞書から得られたテキストを依頼元
に通知する(ステップS189)。
【0113】一方、依頼元からの指定がコマンド辞書で
ない場合には、音声認識機能141では取り扱うことが
できないので、音声認識サーバ13に音声認識処理を依
頼することになる(ステップS191)。なお、音声認
識機能141は音声入力データを無線電話通信ドライバ
155に出力し、無線電話通信ドライバ155は無線電
話通信網及びネットワーク19を介して音声認識サーバ
13に音声入力データを送信する。音声認識サーバ13
からの認識結果であるテキスト・データは、ネットワー
ク19、無線電話通信網、及び無線電話通信ドライバ1
55を介して音声認識機能141に送信される。音声認
識機能141は、認識結果であるテキスト・データを、
依頼元に通知する(ステップS193)。
ない場合には、音声認識機能141では取り扱うことが
できないので、音声認識サーバ13に音声認識処理を依
頼することになる(ステップS191)。なお、音声認
識機能141は音声入力データを無線電話通信ドライバ
155に出力し、無線電話通信ドライバ155は無線電
話通信網及びネットワーク19を介して音声認識サーバ
13に音声入力データを送信する。音声認識サーバ13
からの認識結果であるテキスト・データは、ネットワー
ク19、無線電話通信網、及び無線電話通信ドライバ1
55を介して音声認識機能141に送信される。音声認
識機能141は、認識結果であるテキスト・データを、
依頼元に通知する(ステップS193)。
【0114】音声入力処理機能145の処理フローを図
15に示す。入力データ管理機能131にマイクからの
音声入力データ取得依頼を出力する(ステップS19
5)。そして、入力データ管理機能131から取得され
た音声データを依頼元に通知する(ステップS19
7)。
15に示す。入力データ管理機能131にマイクからの
音声入力データ取得依頼を出力する(ステップS19
5)。そして、入力データ管理機能131から取得され
た音声データを依頼元に通知する(ステップS19
7)。
【0115】入力データ管理機能131の処理フローを
図16に示す。最初に、デバイスドライバ137に、指
定されたマイク109からの音声入力取得依頼を出力す
る(ステップS199)。そして、デバイスドライバ1
37から取得した音声データを依頼元に通知する(ステ
ップS201)。
図16に示す。最初に、デバイスドライバ137に、指
定されたマイク109からの音声入力取得依頼を出力す
る(ステップS199)。そして、デバイスドライバ1
37から取得した音声データを依頼元に通知する(ステ
ップS201)。
【0116】デバイスドライバ137の処理フローを図
17に示す。デバイスドライバ137は、指定されたマ
イク109からの音声をモニタする(ステップS20
3)。そして、モニタの結果得られた音声データを依頼
元に通知する(ステップS205)。
17に示す。デバイスドライバ137は、指定されたマ
イク109からの音声をモニタする(ステップS20
3)。そして、モニタの結果得られた音声データを依頼
元に通知する(ステップS205)。
【0117】次に、表示管理機能118の動作について
図18乃至図20を用いて説明する。表示管理機能11
8の画面表示管理機能120による表示位置指定処理の
フローを図18を用いて説明する。最初に、現在表示位
置からコマンドに応じて表示能力分画面位置を移動する
(ステップS207)。この画面位置を移動した状態で
ディスプレイ103に表示するように、デバイスドライ
バ137に表示依頼を出力する(ステップS209)。
デバイスドライバ137は表示依頼に従ってディスプレ
イ103に表示を行う。また、現在の表示位置を記憶し
ておく(ステップS211)。
図18乃至図20を用いて説明する。表示管理機能11
8の画面表示管理機能120による表示位置指定処理の
フローを図18を用いて説明する。最初に、現在表示位
置からコマンドに応じて表示能力分画面位置を移動する
(ステップS207)。この画面位置を移動した状態で
ディスプレイ103に表示するように、デバイスドライ
バ137に表示依頼を出力する(ステップS209)。
デバイスドライバ137は表示依頼に従ってディスプレ
イ103に表示を行う。また、現在の表示位置を記憶し
ておく(ステップS211)。
【0118】表示管理機能118の画面遷移記録機能1
21の画面キャプチャ処理のフローを図19を用いて説
明する。最初に、現在表示している画面データを保存す
る場合に、保存画面名を音声認識機能141を用いて取
得する(ステップS213)。すなわち、画面遷移記録
機能121から音声認識機能141に音声認識依頼が出
力されて、図14の処理が行われる。音声認識機能14
1から保存画面名がテキストで画面遷移記録機能121
に出力される。
21の画面キャプチャ処理のフローを図19を用いて説
明する。最初に、現在表示している画面データを保存す
る場合に、保存画面名を音声認識機能141を用いて取
得する(ステップS213)。すなわち、画面遷移記録
機能121から音声認識機能141に音声認識依頼が出
力されて、図14の処理が行われる。音声認識機能14
1から保存画面名がテキストで画面遷移記録機能121
に出力される。
【0119】保存画面名を取得すると、現在保存されて
いる最古の画面データに代わり、現在の表示内容を、取
得された保存画面名で保存する(ステップS215)。
これは保存領域がない場合であって、保存領域が余って
いる場合には余っているところに保存すればよい。そう
すると、最古の画面データが変更されるので、最古の画
面データの位置を更新する(ステップS217)。
いる最古の画面データに代わり、現在の表示内容を、取
得された保存画面名で保存する(ステップS215)。
これは保存領域がない場合であって、保存領域が余って
いる場合には余っているところに保存すればよい。そう
すると、最古の画面データが変更されるので、最古の画
面データの位置を更新する(ステップS217)。
【0120】次に画面遷移記録機能121の画面再生機
能のフローを図20を用いて説明する。最初に、保存画
面名又はコマンドを音声認識機能141を用いて音声認
識で取得する(ステップS219)。すなわち、画面遷
移記録機能121から音声認識機能141に音声認識依
頼が出力されて、図14乃至図17の処理が行われる。
コマンドの場合には、画面遷移記録機能121から音声
コマンド処理機能139に音声コマンド処理依頼が出力
されて、図13の処理が行われる。そして音声認識機能
141から保存画面名がテキストで画面遷移記録機能1
21に出力される。又は音声コマンド処理機能139か
らコマンドが画面遷移記録機能121に出力される。
能のフローを図20を用いて説明する。最初に、保存画
面名又はコマンドを音声認識機能141を用いて音声認
識で取得する(ステップS219)。すなわち、画面遷
移記録機能121から音声認識機能141に音声認識依
頼が出力されて、図14乃至図17の処理が行われる。
コマンドの場合には、画面遷移記録機能121から音声
コマンド処理機能139に音声コマンド処理依頼が出力
されて、図13の処理が行われる。そして音声認識機能
141から保存画面名がテキストで画面遷移記録機能1
21に出力される。又は音声コマンド処理機能139か
らコマンドが画面遷移記録機能121に出力される。
【0121】次に保存されている画面データが存在する
か判断する(ステップS221)。保存されている画面
データが無いと判断されると、ステップS235に移行
して、表示管理機能118によりエラー表示をディスプ
レイ103に表示させる。一方、保存されている画面デ
ータが存在する場合には、ステップS219で取得され
たコマンドが最新であるか判断する(ステップS22
3)。もし、コマンドが最新である場合には、最新画面
データを検索して表示管理機能118によりディスプレ
イ103に表示させる(ステップS237)
か判断する(ステップS221)。保存されている画面
データが無いと判断されると、ステップS235に移行
して、表示管理機能118によりエラー表示をディスプ
レイ103に表示させる。一方、保存されている画面デ
ータが存在する場合には、ステップS219で取得され
たコマンドが最新であるか判断する(ステップS22
3)。もし、コマンドが最新である場合には、最新画面
データを検索して表示管理機能118によりディスプレ
イ103に表示させる(ステップS237)
【0122】コマンドが最新ではなく最古である場合に
は(ステップS225)、最古の画面データを検索して
表示管理機能118によりディスプレイ103に表示さ
せる(ステップS239)。コマンドが最新/最古でな
く、前である場合には(ステップS227)、現在画面
より一枚古い画像データを検索して、表示管理機能11
8によりディスプレイ103に表示させる(ステップS
241)。また、コマンドが最新/最古/前でなく、後
である場合には(ステップS229)、現在画面より一
枚新しい画面データを検索して、表示管理機能118に
よりディスプレイに表示させる(ステップS243)。
は(ステップS225)、最古の画面データを検索して
表示管理機能118によりディスプレイ103に表示さ
せる(ステップS239)。コマンドが最新/最古でな
く、前である場合には(ステップS227)、現在画面
より一枚古い画像データを検索して、表示管理機能11
8によりディスプレイ103に表示させる(ステップS
241)。また、コマンドが最新/最古/前でなく、後
である場合には(ステップS229)、現在画面より一
枚新しい画面データを検索して、表示管理機能118に
よりディスプレイに表示させる(ステップS243)。
【0123】もし、コマンドでなければ取得された保存
画像名で画像データを検索して表示を行う(ステップS
231)。但し、ディスプレイ103ではなく端末機器
5の表示部であってもよい。保存画像名でも画像データ
を検索できない場合には、ステップS235に移行す
る。そして、表示した画面位置を更新して現在の画面位
置とする(ステップS233)。
画像名で画像データを検索して表示を行う(ステップS
231)。但し、ディスプレイ103ではなく端末機器
5の表示部であってもよい。保存画像名でも画像データ
を検索できない場合には、ステップS235に移行す
る。そして、表示した画面位置を更新して現在の画面位
置とする(ステップS233)。
【0124】次に音声認証サーバ15の処理フローを図
21を用いて説明する。まず、音声パスワードと無線電
話措置1の識別情報(例えば電話番号)を受信する(ス
テップS251)。そして、無線電話装置1の識別情報
を用いて、予め照合データ(音声認証用データ)を格納
した記憶装置を検索し、無線電話装置1に対応する照合
データを取得する(ステップS253)。次に、取得し
た照合データと音声パスワードにて照合処理を実行する
(ステップS255)。この照合処理の結果である照合
結果を依頼元の無線電話装置1に送信する(ステップS
257)。これにより、無線電話装置1にて照合結果を
利用することができる。なお、照合結果を無線電話装置
1以外にも送信する場合がある。例えば、無線電話装置
1から接続しようとするホストコンピュータ7の情報が
送られてきた場合には、当該照合結果をホストコンピュ
ータ7に送信しておき、ホストコンピュータ7が照合結
果をログイン時に確認するようにすることも可能であ
る。
21を用いて説明する。まず、音声パスワードと無線電
話措置1の識別情報(例えば電話番号)を受信する(ス
テップS251)。そして、無線電話装置1の識別情報
を用いて、予め照合データ(音声認証用データ)を格納
した記憶装置を検索し、無線電話装置1に対応する照合
データを取得する(ステップS253)。次に、取得し
た照合データと音声パスワードにて照合処理を実行する
(ステップS255)。この照合処理の結果である照合
結果を依頼元の無線電話装置1に送信する(ステップS
257)。これにより、無線電話装置1にて照合結果を
利用することができる。なお、照合結果を無線電話装置
1以外にも送信する場合がある。例えば、無線電話装置
1から接続しようとするホストコンピュータ7の情報が
送られてきた場合には、当該照合結果をホストコンピュ
ータ7に送信しておき、ホストコンピュータ7が照合結
果をログイン時に確認するようにすることも可能であ
る。
【0125】図22にツールボックス・サーバ11の処
理フローを示す。まず、無線電話装置1からホストコン
ピュータの環境、例えばOS種別の情報を含む、シン・
クライアント機能実現プログラムのダウンロード要求を
受信する(ステップS259)。そして、当該ホストコ
ンピュータの環境に対応するシン・クライアント機能実
現プログラムを、記憶装置を検索して取得する(ステッ
プS261)。最後に、取得したシン・クライアント機
能実現プログラムを依頼元の無線電話装置に送信する
(ステップS263)。なお、ツールボックス・サーバ
11に格納されているのはシン・クライアント機能実現
プログラムだけではない。例えば、新たな端末機器5を
ローカルエリア無線通信回線を介して使用する場合に
は、デバイス・ドライバ137を無線電話装置1に格納
しなければならない。よって、デバイス・ドライバ13
7についてもツールボックス・サーバ11の記憶装置に
格納しておき、デバイス・ドライバ137が必要となっ
た場合には、無線電話装置1が端末機器5のID等の識
別情報を含むダウンロード要求をツールボックス・サー
バ11に送信し、ダウンロードできるようにする構成も
可能である。
理フローを示す。まず、無線電話装置1からホストコン
ピュータの環境、例えばOS種別の情報を含む、シン・
クライアント機能実現プログラムのダウンロード要求を
受信する(ステップS259)。そして、当該ホストコ
ンピュータの環境に対応するシン・クライアント機能実
現プログラムを、記憶装置を検索して取得する(ステッ
プS261)。最後に、取得したシン・クライアント機
能実現プログラムを依頼元の無線電話装置に送信する
(ステップS263)。なお、ツールボックス・サーバ
11に格納されているのはシン・クライアント機能実現
プログラムだけではない。例えば、新たな端末機器5を
ローカルエリア無線通信回線を介して使用する場合に
は、デバイス・ドライバ137を無線電話装置1に格納
しなければならない。よって、デバイス・ドライバ13
7についてもツールボックス・サーバ11の記憶装置に
格納しておき、デバイス・ドライバ137が必要となっ
た場合には、無線電話装置1が端末機器5のID等の識
別情報を含むダウンロード要求をツールボックス・サー
バ11に送信し、ダウンロードできるようにする構成も
可能である。
【0126】音声認識サーバ13の処理フローを図23
を用いて説明する。最初に、無線電話装置1から音声入
力データを受信する(ステップS265)。次に、音声
認識用辞書を用いて、音声入力データに対して音声認識
処理を実行する(ステップS267)。そして、音声認
識結果であるテキスト・データを依頼元無線電話装置1
に送信する(ステップS269)。
を用いて説明する。最初に、無線電話装置1から音声入
力データを受信する(ステップS265)。次に、音声
認識用辞書を用いて、音声入力データに対して音声認識
処理を実行する(ステップS267)。そして、音声認
識結果であるテキスト・データを依頼元無線電話装置1
に送信する(ステップS269)。
【0127】なお上の説明では、音声認識サーバ13、
端末機器5、及びホストコンピュータ7との連携は含ま
れていなかった。例えば、ホストコンピュータ7でワー
ドプロセッシング・プログラムを実行させ、一方、端末
機器5に備えられたマイクでワードプロセッシング・プ
ログラム入力用の音声入力を行う。音声入力データは、
端末機器5からローカルエリア無線通信回線を介してコ
ードレス通信ドライバ111に出力され、コードレス通
信ドライバ111からデバイス・ドライバ137を介し
て音声認識機能141に出力される。音声認識機能14
1は音声入力データを無線電話通信ドライバ155に出
力し、無線電話通信ドライバ155は、無線電話通信網
及びネットワーク19を介して音声認識サーバ13に音
声入力データを出力する。音声認識サーバ13から音声
認識結果は、ネットワーク19及び無線電話通信網を介
して無線電話通信ドライバ155に送信され、無線電話
通信ドライバ155は音声認識結果を音声認識機能14
1に出力する。音声認識機能141は、デバイス・ドラ
イバ137及びコードレス通信ドライバ111を介して
端末機器5に、音声認識結果を出力する。この音声認識
結果を図11及び図12に述べたようにホストコンピュ
ータ7に対して送信する。但し、端末機器5に対応する
デバイス・ドライバ137等でシン・クライアント機能
147に出力するような構成にすることも可能である。
端末機器5、及びホストコンピュータ7との連携は含ま
れていなかった。例えば、ホストコンピュータ7でワー
ドプロセッシング・プログラムを実行させ、一方、端末
機器5に備えられたマイクでワードプロセッシング・プ
ログラム入力用の音声入力を行う。音声入力データは、
端末機器5からローカルエリア無線通信回線を介してコ
ードレス通信ドライバ111に出力され、コードレス通
信ドライバ111からデバイス・ドライバ137を介し
て音声認識機能141に出力される。音声認識機能14
1は音声入力データを無線電話通信ドライバ155に出
力し、無線電話通信ドライバ155は、無線電話通信網
及びネットワーク19を介して音声認識サーバ13に音
声入力データを出力する。音声認識サーバ13から音声
認識結果は、ネットワーク19及び無線電話通信網を介
して無線電話通信ドライバ155に送信され、無線電話
通信ドライバ155は音声認識結果を音声認識機能14
1に出力する。音声認識機能141は、デバイス・ドラ
イバ137及びコードレス通信ドライバ111を介して
端末機器5に、音声認識結果を出力する。この音声認識
結果を図11及び図12に述べたようにホストコンピュ
ータ7に対して送信する。但し、端末機器5に対応する
デバイス・ドライバ137等でシン・クライアント機能
147に出力するような構成にすることも可能である。
【0128】以上述べた実施例は一例であって様々な変
形が可能である。例えば、Javaを無線電話装置1の
ソフトウエア環境として使用するような構成を示してい
るが、本発明はこれに限定されない。他のソフトウエア
環境で実現することも可能である。さらに、Javaと
の関係でJiniを前提に説明したが、Jiniを採用
するか否かは任意である。HAVi(Home Audio/Video
Interoperability)等を使用する場合もある。さら
に、ローカルエリア無線電話回線の実現手段としてBlue
toothを一例として示したが、他の規格を用いて実現す
ることも可能である。同じように、無線電話通信網にお
ける規格、シン・クライアント機能を実現するための手
段、その他同様の機能を実現できるならば他の構成であ
ってもよい。
形が可能である。例えば、Javaを無線電話装置1の
ソフトウエア環境として使用するような構成を示してい
るが、本発明はこれに限定されない。他のソフトウエア
環境で実現することも可能である。さらに、Javaと
の関係でJiniを前提に説明したが、Jiniを採用
するか否かは任意である。HAVi(Home Audio/Video
Interoperability)等を使用する場合もある。さら
に、ローカルエリア無線電話回線の実現手段としてBlue
toothを一例として示したが、他の規格を用いて実現す
ることも可能である。同じように、無線電話通信網にお
ける規格、シン・クライアント機能を実現するための手
段、その他同様の機能を実現できるならば他の構成であ
ってもよい。
【0129】本発明により、無線電話装置の一形態であ
る携帯電話を、個々人のネットワークへの入り口とする
ことができる。よって、いつでもどこでもより簡単にネ
ットワークに接続できるようになる。さらに、ローカル
エリア無線通信回線を使用することにより、無線電話装
置だけでは実現できない、出力形態又は入力形態を可能
にする。すなわち、ケーブル接続なしで、同時に複数の
入出力装置(プリンタ、FAX、表示装置、ビデオカメ
ラ、ディジタル・スチル・カメラ等)を組み合わせて使
用することも可能になる。よって、モバイル・コンピュ
ーティングにおけるユーザビリティを高めることができ
る。さらに、無線電話装置から情報家電の操作や制御を
行うことができるようになる。ホストコンピュータと情
報家電を接続して、制御するような使用方法も可能とな
る。
る携帯電話を、個々人のネットワークへの入り口とする
ことができる。よって、いつでもどこでもより簡単にネ
ットワークに接続できるようになる。さらに、ローカル
エリア無線通信回線を使用することにより、無線電話装
置だけでは実現できない、出力形態又は入力形態を可能
にする。すなわち、ケーブル接続なしで、同時に複数の
入出力装置(プリンタ、FAX、表示装置、ビデオカメ
ラ、ディジタル・スチル・カメラ等)を組み合わせて使
用することも可能になる。よって、モバイル・コンピュ
ーティングにおけるユーザビリティを高めることができ
る。さらに、無線電話装置から情報家電の操作や制御を
行うことができるようになる。ホストコンピュータと情
報家電を接続して、制御するような使用方法も可能とな
る。
【0130】
【発明の効果】よりユーザビリティの高いモバイル・コ
ンピューティング環境を提供することができた。
ンピューティング環境を提供することができた。
【0131】また、無線電話通信網とローカルエリア無
線通信回線とのゲートウェイ機能及びアプリケーション
処理をホストコンピュータのみで行う形態のいわゆるシ
ン・クライアント機能を有する携帯無線通信機を提供す
ることもできた。
線通信回線とのゲートウェイ機能及びアプリケーション
処理をホストコンピュータのみで行う形態のいわゆるシ
ン・クライアント機能を有する携帯無線通信機を提供す
ることもできた。
【0132】さらに、上記のようなシン・クライアント
機能を有する携帯無線通信機とホストコンピュータとの
連携を支援するコンピュータ及びコンピュータ・システ
ムを提供することもできた。
機能を有する携帯無線通信機とホストコンピュータとの
連携を支援するコンピュータ及びコンピュータ・システ
ムを提供することもできた。
【図1】本発明に係るシステム全体のブロック図であ
る。
る。
【図2】無線電話装置のパワーオン時の処理フローを示
す図である。
す図である。
【図3】初期設定機能の処理フローを示す図である。
【図4】機器テーブルの一例を示す図である。
【図5】Jini登録の処理フローを示す図である。
【図6】Bluetooth探索処理及び受け付け処理のフロー
を示す図である。。
を示す図である。。
【図7】初期設定処理全体の処理フローを示す図であ
る。
る。
【図8】環境設定機能の処理フローを示す図である。
【図9】ホストテーブルの一例を示す図である。
【図10】環境設定処理全体の処理フローを示す図であ
る。
る。
【図11】ホストコンピュータと無線電話装置とネット
ワーク・サーバとの通信の処理フローを示す図である。
ワーク・サーバとの通信の処理フローを示す図である。
【図12】ホストコンピュータと無線電話装置とネット
ワーク・サーバと端末機器との通信の処理フローを示す
図である。
ワーク・サーバと端末機器との通信の処理フローを示す
図である。
【図13】音声コマンド処理機能の処理フローを示す図
である。
である。
【図14】音声認識機能の処理フローを示す図である。
【図15】音声入力処理機能の処理フローを示す図であ
る。
る。
【図16】入力データ管理機能の処理フローを示す図で
ある。
ある。
【図17】マイクのデバイス・ドライバの処理フローを
示す図である。
示す図である。
【図18】表示位置指定処理のフローを示す図である。
【図19】画面キャプチャ処理のフローを示す図であ
る。
る。
【図20】画面再生処理のフローを示す図である。
【図21】音声認証サーバの処理フローを示す図であ
る。
る。
【図22】ツールボックス・サーバの処理フローを示す
図である。
図である。
【図23】音声認識サーバの処理フローを示す図であ
る。
る。
1 無線電話装置 5 端末機器 9 DNSサー
バ 7 ホストコンピュータ 11 ツールボックス・サーバ 13 音声認識サー
バ 15 音声認証サーバ 19 ネットワーク 101 スピーカ 103 ディスプレイ 105 無線電話オペレーティング・システム 106 Java VM 107 キーボード 109 マイク 111 コードレス通信ドライバ 115 動作環境管理機能 117 初期設定機能 119 環境設定機能 119 表示管理機能 120 画面表示管理機能 121 画面遷移記録機
能 131 入力データ管理機能 135 音声処理機能 139 音声コマンド処理機能 141 音声認識機
能 143 音声話者認証機能 145 音声入力処理機
能 147 シン・クライアント機能 149 ホスト接
続機能 151 ネームサービス 153 ログインマネージ
ャ 155 無線電話通信ドライバ 51 センサ 53 ビデオカメラ 55 ペンコ
ンピュータ 57 レーザプリンタ 59 ファックス
バ 7 ホストコンピュータ 11 ツールボックス・サーバ 13 音声認識サー
バ 15 音声認証サーバ 19 ネットワーク 101 スピーカ 103 ディスプレイ 105 無線電話オペレーティング・システム 106 Java VM 107 キーボード 109 マイク 111 コードレス通信ドライバ 115 動作環境管理機能 117 初期設定機能 119 環境設定機能 119 表示管理機能 120 画面表示管理機能 121 画面遷移記録機
能 131 入力データ管理機能 135 音声処理機能 139 音声コマンド処理機能 141 音声認識機
能 143 音声話者認証機能 145 音声入力処理機
能 147 シン・クライアント機能 149 ホスト接
続機能 151 ネームサービス 153 ログインマネージ
ャ 155 無線電話通信ドライバ 51 センサ 53 ビデオカメラ 55 ペンコ
ンピュータ 57 レーザプリンタ 59 ファックス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G10L 15/28 H04B 7/26 109M 5K067 H04L 12/28 G10L 3/00 545D 5K101 H04M 3/42 551A 3/493 571A 11/00 302 H04L 11/00 310B (72)発明者 熊倉 敏 神奈川県横浜市中区尾上町2丁目27番 株 式会社アニモ内 Fターム(参考) 5B085 AE03 AE23 AE27 BG07 5D015 KK02 LL12 5K015 AA07 AB01 AB02 AD01 AF06 AF11 5K024 AA15 AA62 BB01 BB04 CC10 CC11 EE06 EE09 FF03 FF04 FF05 GG08 5K033 AA08 DA19 DB12 EA07 5K067 AA21 AA34 BB02 BB21 EE00 EE02 EE16 GG01 GG11 HH05 HH21 5K101 KK02 LL11 LL12 NN07 NN08 NN16 NN18 NN21 NN36 NN37 PP03 UU10
Claims (14)
- 【請求項1】ローカルエリア無線通信回線を介して表示
部を有するローカル端末と通信するローカルエリア無線
通信手段と、 無線電話通信手段と、 前記無線電話通信手段を用いて、無線電話通信網を介し
て接続されるホストコンピュータに対して処理実行要求
を送信し、前記ホストコンピュータから前記処理実行要
求に対する結果表示用データを受信し、当該結果表示用
データから前記ローカル端末の表示部用の画面データを
生成するクライアント端末手段と、 を有し、 前記ローカルエリア無線通信手段は、前記ローカル端末
の表示部用の画面データを前記ローカル端末に送信す
る、 携帯無線通信機。 - 【請求項2】表示装置をさらに有し、 前記クライアント端末手段が、前記結果表示用データか
ら前記表示装置用の画面データを生成する手段を有する
ことを特徴とする請求項1記載の携帯無線通信機。 - 【請求項3】接続すべきホストコンピュータの指定に応
じて、当該接続すべきホストコンピュータの環境に対応
するクライアント端末手段用プログラムを、前記無線電
話通信手段を用いて、前記無線電話通信網を介して接続
するツールボックス・サーバから取得する手段をさらに
有する請求項1記載の携帯無線通信機。 - 【請求項4】接続すべきホストコンピュータの指定に応
じて音声パスワードの入力を要求し、入力された音声パ
スワードを、前記無線電話通信手段を用いて、前記無線
電話通信網を介して接続される音声認証サーバに送信
し、当該音声認証サーバによる認証結果を前記無線電話
通信網を介して受信する手段をさらに有する請求項1記
載の携帯無線通信機。 - 【請求項5】ホストコンピュータ名のリストを保持して
おり、当該リストから接続するホストコンピュータ名が
選択された場合に、前記無線電話通信手段を用いて前記
無線電話通信網を介して接続されるネーム・サーバから
前記接続するホストコンピュータに関する情報を取得す
る手段をさらに有する請求項1記載の携帯無線通信機。 - 【請求項6】音声入力に対する音声認識が必要になった
場合に、当該音声入力データを前記無線電話通信手段を
用いて、前記無線電話通信網を介して接続される音声認
識サーバに送信し、音声認識結果を前記無線電話通信網
を介して受信する手段をさらに有する請求項1記載の携
帯無線通信機。 - 【請求項7】音声コマンドを解釈する手段と、 前記音声コマンドの解釈結果に基づき、前記表示装置に
表示する画面データの部分を移動させる手段と、 をさらに有する請求項2記載の携帯無線通信機。 - 【請求項8】音声コマンドを解釈する手段と、 前記音声コマンドの解釈結果が画面データの保存である
場合には、現在表示されている前記画面データを保存
し、前記音声コマンドの解釈結果が画面データの取り出
しである場合には、指定された画面データを取り出して
表示させる手段と、 をさらに有する請求項1又は2記載の携帯無線通信機。 - 【請求項9】前記ローカルエリア無線通信手段は、複数
のローカル端末と前記ローカルエリア無線通信回線を介
して通信することができ、 前記ローカル端末に対して入出力処理を実行可能である
ことを特徴とする請求項1記載の携帯無線通信機。 - 【請求項10】通信手段を用いて、ホストコンピュータ
に対して処理実行要求を送信し、前記ホストコンピュー
タから前記処理実行要求に対する結果表示用データを受
信し、当該結果表示用データから画面データを生成する
クライアント端末機能実現プログラムを格納した記憶装
置と、 無線電話通信手段と前記クライアント端末機能実現プロ
グラムを実行する手段とを有する携帯無線通信機からの
要求に応答して、前記クライアント端末機能実現プログ
ラムを前記記憶装置から取り出して当該携帯無線通信機
に送信する送信手段とを有するツールボックス・サー
バ。 - 【請求項11】前記記憶装置は、前記ホストコンピュー
タの環境に対応して複数種類のクライアント端末機能実
現プログラムを格納しており、 前記送信手段は、前記携帯無線通信機が接続しようとし
ているホストコンピュータの環境に対応する前記クライ
アント端末機能実現プログラムを取り出して当該携帯無
線通信機に送信することを特徴とする請求項10記載の
ツールボックス・サーバ。 - 【請求項12】無線電話通信手段と、当該無線電話通信
手段を用いて、無線電話通信網を介して接続されるホス
トコンピュータに対して処理実行要求を送信し、前記ホ
ストコンピュータから前記処理実行要求に対する結果表
示用データを受信し、当該結果表示用データから画面デ
ータを生成するクライアント端末手段とを有する携帯無
線通信機の識別情報毎に当該携帯無線通信機のユーザの
音声認証用データを予め格納した記憶装置と、 前記携帯無線通信機が前記ホストコンピュータに接続す
る前に前記携帯無線通信機から当該携帯無線通信機の識
別情報及び音声パスワードを受信した場合に、前記記憶
装置から前記識別情報に対応する音声認証用データを取
り出し、前記音声パスワードに対する照合処理を実施す
る照合手段と、 を有する音声認証サーバ。 - 【請求項13】無線電話通信手段を有し、前記無線電話
通信手段を用いて、無線電話通信網を介して接続される
ホストコンピュータに対して処理実行要求を送信し、前
記ホストコンピュータから前記処理実行要求に対する結
果表示用データを受信し、当該結果表示用データから画
面データを生成するクライアント端末機能実現プログラ
ムを実行可能な携帯無線通信機と、 前記携帯無線通信機の識別情報毎に当該携帯無線通信機
のユーザの音声認証用データを予め格納した記憶装置
と、前記携帯無線通信機が前記ホストコンピュータに接
続する前に前記携帯無線通信機から当該携帯無線通信機
の識別情報及び音声パスワードを受信した場合に、前記
記憶装置から前記識別情報に対応する音声認証用データ
を取り出し、前記音声パスワードに対する照合処理を実
施する照合手段とを有する音声認証サーバと、 を含み、 前記携帯無線通信機は、前記音声認証サーバによる照合
結果が肯定的なものである場合に、前記ホストコンピュ
ータと通信することができるようになることを特徴とす
る無線通信システム。 - 【請求項14】クライアント端末機能実現プログラムを
格納した記憶装置と、前記携帯無線通信機からの要求に
応答して、前記クライアント端末機能実現プログラムを
前記記憶装置から取り出して当該携帯無線通信機に送信
する送信手段とを有するツールボックス・サーバをさら
に含む請求項13記載の無線通信システム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000079218A JP2001268646A (ja) | 2000-03-22 | 2000-03-22 | 携帯無線通信機、ツール・サーバ、音声認証サーバ、及び無線通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2000079218A JP2001268646A (ja) | 2000-03-22 | 2000-03-22 | 携帯無線通信機、ツール・サーバ、音声認証サーバ、及び無線通信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001268646A true JP2001268646A (ja) | 2001-09-28 |
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ID=18596492
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000079218A Withdrawn JP2001268646A (ja) | 2000-03-22 | 2000-03-22 | 携帯無線通信機、ツール・サーバ、音声認証サーバ、及び無線通信システム |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001268646A (ja) |
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- 2000-03-22 JP JP2000079218A patent/JP2001268646A/ja not_active Withdrawn
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