JP2001264750A - 液晶表示パネルおよびその駆動方法と画像表示装置と投射型表示装置とビューファインダと光受信方法と光伝送装置 - Google Patents
液晶表示パネルおよびその駆動方法と画像表示装置と投射型表示装置とビューファインダと光受信方法と光伝送装置Info
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- JP2001264750A JP2001264750A JP2000082520A JP2000082520A JP2001264750A JP 2001264750 A JP2001264750 A JP 2001264750A JP 2000082520 A JP2000082520 A JP 2000082520A JP 2000082520 A JP2000082520 A JP 2000082520A JP 2001264750 A JP2001264750 A JP 2001264750A
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- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
- Optical Filters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の反射型液晶表示パネルでは、外光が暗
い場合には表示画像が暗くなるという欠点があり、また
透過型液晶表示パネルの場合では、外光が明るいと表示
画像が見えにくいという欠点があった。 【解決手段】 ソース信号線25と重なるように透明電
極からなる画素電極14が配置される。画素電極14の
周辺部には反射膜26が形成される。画素電極14下お
よび対向電極15下にカラーフィルタ17が形成され
る。開口部を通過する光により表示パネルは透過型のパ
ネルとして機能し、反射膜26で反射する光により表示
パネルは反射型のパネルとして機能する。開口部22を
通過する光は2つのカラーフィルタ17を通過し、反射
膜26で反射する光は対向電極15下のカラーフィルタ
17を2回通過する。そのため、表示パネルを反射型と
して用いても、透過型として用いても色純度は同じとな
り良好な色再現性を実現できる。
い場合には表示画像が暗くなるという欠点があり、また
透過型液晶表示パネルの場合では、外光が明るいと表示
画像が見えにくいという欠点があった。 【解決手段】 ソース信号線25と重なるように透明電
極からなる画素電極14が配置される。画素電極14の
周辺部には反射膜26が形成される。画素電極14下お
よび対向電極15下にカラーフィルタ17が形成され
る。開口部を通過する光により表示パネルは透過型のパ
ネルとして機能し、反射膜26で反射する光により表示
パネルは反射型のパネルとして機能する。開口部22を
通過する光は2つのカラーフィルタ17を通過し、反射
膜26で反射する光は対向電極15下のカラーフィルタ
17を2回通過する。そのため、表示パネルを反射型と
して用いても、透過型として用いても色純度は同じとな
り良好な色再現性を実現できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透過モードでも反
射モードでも高い光利用効率を実現できる液晶表示パネ
ル、液晶層の屈折率変化により入射光の進行方向を変化
させることにより画像を表示する液晶表示パネルと、こ
れらの液晶表示パネルをライトバルブとして用いたビュ
ーファインダと投射型表示装置に関するものである。
射モードでも高い光利用効率を実現できる液晶表示パネ
ル、液晶層の屈折率変化により入射光の進行方向を変化
させることにより画像を表示する液晶表示パネルと、こ
れらの液晶表示パネルをライトバルブとして用いたビュ
ーファインダと投射型表示装置に関するものである。
【0002】また、これらの液晶表示パネルの駆動方
法、これらの液晶表示パネルをモニター部として用いた
画像表示装置、これらの画像表示装置に効率よくデータ
を伝送し、また再生するための光伝送方法と光伝送装置
に関するものである。
法、これらの液晶表示パネルをモニター部として用いた
画像表示装置、これらの画像表示装置に効率よくデータ
を伝送し、また再生するための光伝送方法と光伝送装置
に関するものである。
【0003】
【従来の技術】液晶表示パネルは、薄型で低消費電力と
いう利点から、携帯用機器等に多く採用されているた
め、ワードプロセッサやパーソナルコンピュータ、テレ
ビ(TV)などの機器や、ビデオカメラのビューファイ
ンダ、モニターなどにも用いられている。近年ではバッ
クライトを用いず、外光を光源として用いる反射型液晶
表示パネルも採用されつつある。
いう利点から、携帯用機器等に多く採用されているた
め、ワードプロセッサやパーソナルコンピュータ、テレ
ビ(TV)などの機器や、ビデオカメラのビューファイ
ンダ、モニターなどにも用いられている。近年ではバッ
クライトを用いず、外光を光源として用いる反射型液晶
表示パネルも採用されつつある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、外光を利用す
る反射型液晶表示パネルでは、外光が暗い場合には、極
端に表示画像が暗くなるという欠点がある。一方、透過
型液晶表示パネルの場合は、外光が明るいと表示画像が
全く見えないという欠点があった。
る反射型液晶表示パネルでは、外光が暗い場合には、極
端に表示画像が暗くなるという欠点がある。一方、透過
型液晶表示パネルの場合は、外光が明るいと表示画像が
全く見えないという欠点があった。
【0005】本発明はこれらの欠点を解決するものであ
り、外光が少ない場合は、バックライトを点灯させて透
過型として用い、外光が強い場合は反射型として用いる
ことができるものである。
り、外光が少ない場合は、バックライトを点灯させて透
過型として用い、外光が強い場合は反射型として用いる
ことができるものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示パネル
はソース信号線上に絶縁膜を形成し、この絶縁膜上に画
素電極を形成したものである。また、画像電極の下には
カラーフィルタを形成する。ソース信号線と画素電極と
が重なった部分に主として反射膜を形成し、これを反射
電極とする。また、画素中央部が光透過性を有するよう
に構成する。
はソース信号線上に絶縁膜を形成し、この絶縁膜上に画
素電極を形成したものである。また、画像電極の下には
カラーフィルタを形成する。ソース信号線と画素電極と
が重なった部分に主として反射膜を形成し、これを反射
電極とする。また、画素中央部が光透過性を有するよう
に構成する。
【0007】ソース信号線は金属膜で形成されるため、
透過型の場合は光変調部分として利用できなかった。し
かし、本発明では、この部分に反射膜を形成することに
より、反射電極として利用できる。そのため有効な光変
調部分として利用できる。
透過型の場合は光変調部分として利用できなかった。し
かし、本発明では、この部分に反射膜を形成することに
より、反射電極として利用できる。そのため有効な光変
調部分として利用できる。
【0008】
【発明の実施の形態】本明細書において各図面は理解を
容易にまたは/および作図を容易にするため、省略また
は/および拡大縮小した箇所がある。たとえば、図1の
液晶表示パネルでは液晶層18部分を十分厚く図示して
いる。また図66等では冷却装置などを省略している。
以上のことは以下の図面に対しても同様である。また、
同一番号または、記号等を付した箇所は同一もしくは類
似の形態もしくは材料あるいは機能もしくは動作を有す
る。
容易にまたは/および作図を容易にするため、省略また
は/および拡大縮小した箇所がある。たとえば、図1の
液晶表示パネルでは液晶層18部分を十分厚く図示して
いる。また図66等では冷却装置などを省略している。
以上のことは以下の図面に対しても同様である。また、
同一番号または、記号等を付した箇所は同一もしくは類
似の形態もしくは材料あるいは機能もしくは動作を有す
る。
【0009】なお、各図面等で説明した内容は特に断り
がなくとも、他の実施例等と組み合わせることができ
る。たとえば、図1の液晶表示パネルに図52の外光取
り込み部521を付加することができるし、図19の表
示パネルと図62のビューファインダを組み合わせた表
示装置を構成することができる。また、図26の照明装
置を図25の表示装置に採用することもできる。図48
のPBS452を図62)のビューファインダに付加す
ることもできる。つまり、本発明の実施の形態の表示パ
ネル等について各図面および明細書で説明した事項は、
個別に説明することなく相互に組み合わせた実施形態の
表示装置等を構成できる。
がなくとも、他の実施例等と組み合わせることができ
る。たとえば、図1の液晶表示パネルに図52の外光取
り込み部521を付加することができるし、図19の表
示パネルと図62のビューファインダを組み合わせた表
示装置を構成することができる。また、図26の照明装
置を図25の表示装置に採用することもできる。図48
のPBS452を図62)のビューファインダに付加す
ることもできる。つまり、本発明の実施の形態の表示パ
ネル等について各図面および明細書で説明した事項は、
個別に説明することなく相互に組み合わせた実施形態の
表示装置等を構成できる。
【0010】このように特に明細書中に例示されていな
くとも、明細書、図面中で記載あるいは説明した事項、
内容、仕様は、互いに組み合わせて請求項に記載するこ
とができる。すべての組み合わせについて明細書などで
記述することは不可能であるからである。
くとも、明細書、図面中で記載あるいは説明した事項、
内容、仕様は、互いに組み合わせて請求項に記載するこ
とができる。すべての組み合わせについて明細書などで
記述することは不可能であるからである。
【0011】以下図1を参照しながら、本発明の実施の
形態の液晶表示パネルについて説明をする。アレイ基板
11上には、ソース信号線25およびゲート信号線24
(図示せず)が直交するように形成されている。信号線
等はアルミニウム(Al)などの金属材料から構成され
る。これらの信号線上には絶縁膜19が形成され、この
絶縁膜19上に画素電極14が形成される。画素電極1
4はITO等の透明電極で構成される。
形態の液晶表示パネルについて説明をする。アレイ基板
11上には、ソース信号線25およびゲート信号線24
(図示せず)が直交するように形成されている。信号線
等はアルミニウム(Al)などの金属材料から構成され
る。これらの信号線上には絶縁膜19が形成され、この
絶縁膜19上に画素電極14が形成される。画素電極1
4はITO等の透明電極で構成される。
【0012】絶縁膜19はピンホールの発生を防止する
ための2回以上にわけてスパッタリングすることにより
構成する。特に、ソース信号線25と画素電極14との
カップリングを抑制するため、比誘電率の低い材料を用
いることが好ましい。
ための2回以上にわけてスパッタリングすることにより
構成する。特に、ソース信号線25と画素電極14との
カップリングを抑制するため、比誘電率の低い材料を用
いることが好ましい。
【0013】たとえば、フッ素添加アモルファスカーボ
ン膜(比誘電率2.0〜2.5)が例示される。その他
JSR社のLKDシリーズ(LKD−T200シリーズ
(比誘電率2.5〜2.7)、LKD−T400シリー
ズ(比誘電率2.0〜2.2))が例示される。LKD
シリーズはMSQ(methy−silsesquio
xane)をベースにしたスピン塗布形であり、比誘電
率も2.0〜2.7と低く好ましい。その他、ポリイミ
ド、ウレタン、アクリル等の有機材料や、SiNx、S
iO2などの無機材料でもよい。
ン膜(比誘電率2.0〜2.5)が例示される。その他
JSR社のLKDシリーズ(LKD−T200シリーズ
(比誘電率2.5〜2.7)、LKD−T400シリー
ズ(比誘電率2.0〜2.2))が例示される。LKD
シリーズはMSQ(methy−silsesquio
xane)をベースにしたスピン塗布形であり、比誘電
率も2.0〜2.7と低く好ましい。その他、ポリイミ
ド、ウレタン、アクリル等の有機材料や、SiNx、S
iO2などの無機材料でもよい。
【0014】ゲート信号線24とソース信号線25と、
画素電極14の外周部分は絶縁膜19を介して重なって
いる。ゲート信号線24とソース信号線25の交点に
は、画素電極14に映像信号を印加するためのスイッチ
ング素子としての薄膜トランジスタ(TFT)91(図
示せず)が形成されている。
画素電極14の外周部分は絶縁膜19を介して重なって
いる。ゲート信号線24とソース信号線25の交点に
は、画素電極14に映像信号を印加するためのスイッチ
ング素子としての薄膜トランジスタ(TFT)91(図
示せず)が形成されている。
【0015】TFT91のゲート端子にはゲート信号線
24が接続され、ソース端子にはソース信号線25が接
続されている。また、ドレイン端子と画素電極14とは
絶縁膜19に形成されたコンタクトホールを介して接続
されている。
24が接続され、ソース端子にはソース信号線25が接
続されている。また、ドレイン端子と画素電極14とは
絶縁膜19に形成されたコンタクトホールを介して接続
されている。
【0016】画素電極14の周辺部には金属薄膜からな
る反射膜16が形成されている。反射膜16の形成材料
としては、アルミニウム(Al)、銀(Ag)が例示さ
れる。ただし、AlとITOなどが直接接触すると電池
作用を引きおこすため、中間にチタン(Ti)、クロム
(Cr)などのバッファ薄膜を形成する。
る反射膜16が形成されている。反射膜16の形成材料
としては、アルミニウム(Al)、銀(Ag)が例示さ
れる。ただし、AlとITOなどが直接接触すると電池
作用を引きおこすため、中間にチタン(Ti)、クロム
(Cr)などのバッファ薄膜を形成する。
【0017】反射膜(絶縁膜)19は、ゲート信号線2
4、ソース信号線25、TFT91上に形成される。ま
た、光透過領域22が反射膜16に取り囲まれるように
形成される。反射膜19には微細な凸部26が形成され
ている。凸部26の高さは0.5μm以上1.5μm以
下である。凸部26は絶縁膜19を凹凸にすること、カ
ラーフィルタ17にビーズ等の凸部形成材をまぜておい
たものを使用すること、反射膜16に直接凸部26を形
成することなどにより作製することができる。
4、ソース信号線25、TFT91上に形成される。ま
た、光透過領域22が反射膜16に取り囲まれるように
形成される。反射膜19には微細な凸部26が形成され
ている。凸部26の高さは0.5μm以上1.5μm以
下である。凸部26は絶縁膜19を凹凸にすること、カ
ラーフィルタ17にビーズ等の凸部形成材をまぜておい
たものを使用すること、反射膜16に直接凸部26を形
成することなどにより作製することができる。
【0018】アレイ基板11上に、ソーダあるいは石
英、ガラス等上に、ゲート電極、付加容量電極、ゲート
絶縁膜、半導体層、チャンネル保護層、ソース電極、ド
レイン電極を順次成膜し、パターニングしてTFT91
を形成する。特に、ソース信号線25はゲート信号線形
成材料とソース信号線形成材料とを積層して形成し、断
線による不良の発生を低減させている。
英、ガラス等上に、ゲート電極、付加容量電極、ゲート
絶縁膜、半導体層、チャンネル保護層、ソース電極、ド
レイン電極を順次成膜し、パターニングしてTFT91
を形成する。特に、ソース信号線25はゲート信号線形
成材料とソース信号線形成材料とを積層して形成し、断
線による不良の発生を低減させている。
【0019】TFT91上にスピンナーにより感光性の
絶縁材料を2μmから6μmの膜厚で塗布する。マスク
を介して露光し、アルカリ溶液によりエッチング処理を
する。また、同時にコンタクトホールも形成する。
絶縁材料を2μmから6μmの膜厚で塗布する。マスク
を介して露光し、アルカリ溶液によりエッチング処理を
する。また、同時にコンタクトホールも形成する。
【0020】次に、画素電極14となるITO等の透明
導電性膜をスパッタにより形成し、同時にコンタクトホ
ールを介して、画素電極14とTFT91のドレイン端
子とを電気的に接続をする。
導電性膜をスパッタにより形成し、同時にコンタクトホ
ールを介して、画素電極14とTFT91のドレイン端
子とを電気的に接続をする。
【0021】画素電極14の形成後、図2に示すように
画素の周辺部を主として反射膜16を形成する。反射膜
16のAlと画素電極14のITOとが直接に接触する
ことを防止するために、反射膜16と画素電極14間に
Al2O3、Ta2O3、SiO 2、SiNxなどからなる絶
縁膜を形成してもよい。この場合は、反射膜16と画素
電極14とを電気的に接続するために図2に示すように
コンタクトホール23を介して接続する。また、反射膜
16に凸部26を形成する。凸部26はランダムな形状
に形成し、また、凸部26は凹凸状に形成してもよい。
画素の周辺部を主として反射膜16を形成する。反射膜
16のAlと画素電極14のITOとが直接に接触する
ことを防止するために、反射膜16と画素電極14間に
Al2O3、Ta2O3、SiO 2、SiNxなどからなる絶
縁膜を形成してもよい。この場合は、反射膜16と画素
電極14とを電気的に接続するために図2に示すように
コンタクトホール23を介して接続する。また、反射膜
16に凸部26を形成する。凸部26はランダムな形状
に形成し、また、凸部26は凹凸状に形成してもよい。
【0022】光透過部22の形状は図2に示すようにH
字状にするなど、多角形状にすることが好ましい。光透
過部22が四角形であると、画素のごく一部のみが光透
過しているように見え、画像表示品位を低下させるから
である。
字状にするなど、多角形状にすることが好ましい。光透
過部22が四角形であると、画素のごく一部のみが光透
過しているように見え、画像表示品位を低下させるから
である。
【0023】画素電極14の下にはカラーフィルタ17
Xa(17Ra,17Ga,17Ba)が形成される。
このカラーフィルタ17Xaは平坦化膜としても機能
し、ソース信号線25、TFT91等の凹凸により画素
表面に凹凸が発生することを抑制する効果がある。な
お、図16に示すように(同時に)、アレイ基板11に
凹部を形成し、この凹部内にTFT、ソース信号線等を
形成してもよい。このように凹部内にソース信号線等を
形成することにより、極めて良好な平坦化を実現するこ
とができる。
Xa(17Ra,17Ga,17Ba)が形成される。
このカラーフィルタ17Xaは平坦化膜としても機能
し、ソース信号線25、TFT91等の凹凸により画素
表面に凹凸が発生することを抑制する効果がある。な
お、図16に示すように(同時に)、アレイ基板11に
凹部を形成し、この凹部内にTFT、ソース信号線等を
形成してもよい。このように凹部内にソース信号線等を
形成することにより、極めて良好な平坦化を実現するこ
とができる。
【0024】以上のように、ソース信号線25等を反射
膜で被覆することにより、液晶分子の逆ドメインやディ
スクリネーションなどによる光漏れの発生を防止できる
とともに、透過型の液晶表示パネルでは利用できなかっ
た、ソース信号線25上などを反射電極として利用でき
るようになる。対向基板12上にはカラーフィルタ17
Xb(17Rb、17Gb、17Bb)が形成されてい
る。このカラーフィルタ17Xb上に対向電極15が形
成されている。このように液晶層18と接する側に電極
15、14等を形成するのは、液晶層18に良好に電圧
を印加されるようにし、表示ムラの発生を抑制するため
である。
膜で被覆することにより、液晶分子の逆ドメインやディ
スクリネーションなどによる光漏れの発生を防止できる
とともに、透過型の液晶表示パネルでは利用できなかっ
た、ソース信号線25上などを反射電極として利用でき
るようになる。対向基板12上にはカラーフィルタ17
Xb(17Rb、17Gb、17Bb)が形成されてい
る。このカラーフィルタ17Xb上に対向電極15が形
成されている。このように液晶層18と接する側に電極
15、14等を形成するのは、液晶層18に良好に電圧
を印加されるようにし、表示ムラの発生を抑制するため
である。
【0025】なお、カラーフィルタはゼラチン、アクリ
ルを染色した樹脂からなるカラーフィルタの他、光学的
誘電体多層膜により形成したカラーフィルタ、ホログラ
ムによるカラーフィルタでもよい。また、液晶層自身を
直接着色してもよい。たとえば、PD液晶であれば、樹
脂を着色したり、液晶層をゲストホストモードで使用し
たりすればよい。
ルを染色した樹脂からなるカラーフィルタの他、光学的
誘電体多層膜により形成したカラーフィルタ、ホログラ
ムによるカラーフィルタでもよい。また、液晶層自身を
直接着色してもよい。たとえば、PD液晶であれば、樹
脂を着色したり、液晶層をゲストホストモードで使用し
たりすればよい。
【0026】また、17Rとは赤色のカラーフィルタ
を、17Gとは緑色のカラーフィルタを、17Bとは青
色のカラーフィルタを意味しているが、これに限定する
ものではなく、シアン(C)、イエロー(Y)、マゼン
タ(M)などの3原色でもよく、また3色に限定するも
のではなく、2色あるいは単色、もしくは4色以上であ
ってもよい。また、カラーフィルタは透過方式に限定す
るものではなく、誘電体多層膜で形成し、反射タイプに
してもよい。また、単純な反射ミラーでもよい。
を、17Gとは緑色のカラーフィルタを、17Bとは青
色のカラーフィルタを意味しているが、これに限定する
ものではなく、シアン(C)、イエロー(Y)、マゼン
タ(M)などの3原色でもよく、また3色に限定するも
のではなく、2色あるいは単色、もしくは4色以上であ
ってもよい。また、カラーフィルタは透過方式に限定す
るものではなく、誘電体多層膜で形成し、反射タイプに
してもよい。また、単純な反射ミラーでもよい。
【0027】開口部22に入射した光はカラーフィルタ
17Xaと17Xbに入射した後、出射する。つまり入
射光は2つのカラーフィルタを通過する。一方、反射光
はカラーフィルタ17Xbに入射し、反射膜16で反射
した後、再びカラーフィルタ17Xbに入射した後に、
出射する。したがって、開口部22を通過する光も、反
射膜16で反射する光も両方ともカラーフィルタを2回
通過することになる。そのため、本発明の実施の形態の
液晶表示パネル31を反射型で用いる場合であっても、
透過型で用いる場合であっても色純度は同一となる。
17Xaと17Xbに入射した後、出射する。つまり入
射光は2つのカラーフィルタを通過する。一方、反射光
はカラーフィルタ17Xbに入射し、反射膜16で反射
した後、再びカラーフィルタ17Xbに入射した後に、
出射する。したがって、開口部22を通過する光も、反
射膜16で反射する光も両方ともカラーフィルタを2回
通過することになる。そのため、本発明の実施の形態の
液晶表示パネル31を反射型で用いる場合であっても、
透過型で用いる場合であっても色純度は同一となる。
【0028】なお、カラーフィルタ17Xaと17Xb
との帯域(分光分布)は変化させてもよい。分光分布
は、添加する染料あるいは色素の種類、量等を変化させ
ることにより容易に変化できる。また、カラーフィルタ
の膜厚を変化させることにより変更できる。誘導体多層
膜の分光分布の設計値を変化させることにより変更でき
る。
との帯域(分光分布)は変化させてもよい。分光分布
は、添加する染料あるいは色素の種類、量等を変化させ
ることにより容易に変化できる。また、カラーフィルタ
の膜厚を変化させることにより変更できる。誘導体多層
膜の分光分布の設計値を変化させることにより変更でき
る。
【0029】なお、カラーフィルタ17は液晶層18と
接する箇所に形成してもよい。また、液晶層18自身に
着色することによりカラーフィルタと兼用してもよい。
接する箇所に形成してもよい。また、液晶層18自身に
着色することによりカラーフィルタと兼用してもよい。
【0030】表示パネル31の光入射面と光出射面には
偏光フィルム(偏光板)10をはりつける。また、偏光
板10の表面には反射防止膜21を形成する。反射防止
膜21は誘電体単層膜もしくは多層膜で形成する構成が
例示される。その他、1.35〜1.45の低屈折率の
樹脂を塗布してもよい。
偏光フィルム(偏光板)10をはりつける。また、偏光
板10の表面には反射防止膜21を形成する。反射防止
膜21は誘電体単層膜もしくは多層膜で形成する構成が
例示される。その他、1.35〜1.45の低屈折率の
樹脂を塗布してもよい。
【0031】なお、基板11、12の放熱性を良くする
ため、基板11、12をサファイアガラスで形成しても
よい。その他、ダイヤモンド薄膜を形成した基板を使用
したり、アルミナなどのセラミック基板を使用したり、
銀、ステンレス、シリコン、銅などからなる金属板を使
用してもよい。
ため、基板11、12をサファイアガラスで形成しても
よい。その他、ダイヤモンド薄膜を形成した基板を使用
したり、アルミナなどのセラミック基板を使用したり、
銀、ステンレス、シリコン、銅などからなる金属板を使
用してもよい。
【0032】液晶層18は、動画表示を良好とする時
は、OCBモードあるいはΔnが大きい超高速TNモー
ド、反強誘電液晶モード、強誘電液晶モードを用いると
よい。また、表示パネルを反射型としても用いる場合に
は、高分子分散液晶モード、ECBモード、TN液晶モ
ード、STN液晶モード、ハイブリットモード、DSM
(動的散乱モード)、カイラルネマチック相を有するコ
レステリック液晶モード、あるいはゲストホスト形の液
晶を用いるとよい。
は、OCBモードあるいはΔnが大きい超高速TNモー
ド、反強誘電液晶モード、強誘電液晶モードを用いると
よい。また、表示パネルを反射型としても用いる場合に
は、高分子分散液晶モード、ECBモード、TN液晶モ
ード、STN液晶モード、ハイブリットモード、DSM
(動的散乱モード)、カイラルネマチック相を有するコ
レステリック液晶モード、あるいはゲストホスト形の液
晶を用いるとよい。
【0033】対向基板12には対向電極15が形成され
ている。なお、対向電極15は日立製作所等が開発し
た、IPS(In Plane Switching)
モードの場合は必要がないので形成しなくてもよい。ま
た、対向電極15をストライプ状に形成したり、ドット
状に形成したりしてもよい。また、対向電極15は金属
薄膜で形成し、反射膜としてもよい。また、画素電極は
IPSのように、くし電極状に形成してもよい。また、
単純マトリックス型のようにストライプ状電極としても
よい。
ている。なお、対向電極15は日立製作所等が開発し
た、IPS(In Plane Switching)
モードの場合は必要がないので形成しなくてもよい。ま
た、対向電極15をストライプ状に形成したり、ドット
状に形成したりしてもよい。また、対向電極15は金属
薄膜で形成し、反射膜としてもよい。また、画素電極は
IPSのように、くし電極状に形成してもよい。また、
単純マトリックス型のようにストライプ状電極としても
よい。
【0034】対向基板12とアレイ基板11間に液晶層
18を挟持させる。液晶層18として、TN液晶、ST
N液晶、強誘電液晶、反強誘電液晶、ゲストホスト液
晶、OCB液晶、スメクティック液晶、コレステリック
液晶、高分子分散液晶(以後、PD液晶と呼ぶ)が用い
られる。なお、動画表示を重要としない場合は、光利用
効率の観点からPD液晶を用いることが好ましい。
18を挟持させる。液晶層18として、TN液晶、ST
N液晶、強誘電液晶、反強誘電液晶、ゲストホスト液
晶、OCB液晶、スメクティック液晶、コレステリック
液晶、高分子分散液晶(以後、PD液晶と呼ぶ)が用い
られる。なお、動画表示を重要としない場合は、光利用
効率の観点からPD液晶を用いることが好ましい。
【0035】PD液晶材料としてはネマティック液晶、
スメクティック液晶、コレステリック液晶が好ましく、
単一もしくは2種類以上の液晶性化合物や液晶性化合物
以外の物質も含んだ混合物であってもよい。
スメクティック液晶、コレステリック液晶が好ましく、
単一もしくは2種類以上の液晶性化合物や液晶性化合物
以外の物質も含んだ混合物であってもよい。
【0036】なお、先に述べた液晶材料のうち、異常光
屈折率neと常光屈折率noの差の比較的大きいシアノ
ビフェニール系のネマティック液晶、または、経時変化
に安定なトラン系、クロル系のネマティック液晶が好ま
しく、中でもトラン系のネマティック液晶が散乱特性も
良好でかつ、経時変化も生じ難く最も好ましい。
屈折率neと常光屈折率noの差の比較的大きいシアノ
ビフェニール系のネマティック液晶、または、経時変化
に安定なトラン系、クロル系のネマティック液晶が好ま
しく、中でもトラン系のネマティック液晶が散乱特性も
良好でかつ、経時変化も生じ難く最も好ましい。
【0037】樹脂材料としては透明なポリマーが好まし
く、ポリマーとしては、製造工程の容易さ、液晶相との
分離等の点より光硬化タイプの樹脂を用いる。具体的な
例として紫外線硬化性アクリル系樹脂が例示され、特に
紫外線照射によって重合硬化するアクリルモノマー、ア
クリルオリゴマーを含有するものが好ましい。中でもフ
ッ素基を有する光硬化性アクリル樹脂は散乱特性が良好
なPD液晶層18を作製でき、経時変化も生じ難く好ま
しい。
く、ポリマーとしては、製造工程の容易さ、液晶相との
分離等の点より光硬化タイプの樹脂を用いる。具体的な
例として紫外線硬化性アクリル系樹脂が例示され、特に
紫外線照射によって重合硬化するアクリルモノマー、ア
クリルオリゴマーを含有するものが好ましい。中でもフ
ッ素基を有する光硬化性アクリル樹脂は散乱特性が良好
なPD液晶層18を作製でき、経時変化も生じ難く好ま
しい。
【0038】また、前記液晶材料は、常光屈折率noが
1.49から1.54のものを用いることがこのまし
く、中でも、常光屈折率noが1.50から1.53の
ものを用いることがこのましい。また、屈折率差△nが
0.20以上0.30以下のものを用いることが好まし
い。no、△nが大きくなると耐熱、耐光性が悪くな
る。no、△nが小さければ耐熱、耐光性はよくなる
が、散乱特性が低くなり、表示コントラストが十分でな
くなる。
1.49から1.54のものを用いることがこのまし
く、中でも、常光屈折率noが1.50から1.53の
ものを用いることがこのましい。また、屈折率差△nが
0.20以上0.30以下のものを用いることが好まし
い。no、△nが大きくなると耐熱、耐光性が悪くな
る。no、△nが小さければ耐熱、耐光性はよくなる
が、散乱特性が低くなり、表示コントラストが十分でな
くなる。
【0039】以上のことおよび検討の結果から、PD液
晶の液晶材料の構成材料として、常光屈折率n0が1.
50から1.53、かつ、△nが0.20以上0.30
以下のトラン系のネマティック液晶を用い、樹脂材料と
してフッ素基を有する光硬化性アクリル樹脂を採用する
ことが好ましい。
晶の液晶材料の構成材料として、常光屈折率n0が1.
50から1.53、かつ、△nが0.20以上0.30
以下のトラン系のネマティック液晶を用い、樹脂材料と
してフッ素基を有する光硬化性アクリル樹脂を採用する
ことが好ましい。
【0040】このような高分子形成モノマーとしては、
2−エチルヘキシルアクリレート、2−ヒドロキシエチ
ルアクリレート、ネオペンチルグリコールドアクリレー
ト、ヘキサンジオールジアクリート、ジエチレングリコ
ールジアクリレート、トリプロピレングリコールジアク
リレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、ト
リメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリス
リトールアクリレート等々である。
2−エチルヘキシルアクリレート、2−ヒドロキシエチ
ルアクリレート、ネオペンチルグリコールドアクリレー
ト、ヘキサンジオールジアクリート、ジエチレングリコ
ールジアクリレート、トリプロピレングリコールジアク
リレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、ト
リメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリス
リトールアクリレート等々である。
【0041】オリゴマーもしくはプレポリマーとして
は、ポリエステルアクリレート、エポキシアクリレー
ト、ポリウレタンアクリレート等が挙げられる。
は、ポリエステルアクリレート、エポキシアクリレー
ト、ポリウレタンアクリレート等が挙げられる。
【0042】また、重合を速やかに行う為に重合開始剤
を用いても良い。この例として、2−ヒドロキシ−2−
メチル−1−フェニルプロパン−1−オン(メルク社製
「ダロキュア1173」)、1−(4−イソプロピルフ
ェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−
オン(メルク社製「ダロキュア1116」)、1−ビド
ロキシシクロヘキシルフェニルケトン(チバガイキー社
製「イルガキュア184」)、ベンジルメチルケタール
(チバガイギー社製「イルガキュア651」)等が掲げ
られる。その他に任意成分として連鎖移動剤、光増感
剤、染料、架橋剤等を適宜併用することができる。
を用いても良い。この例として、2−ヒドロキシ−2−
メチル−1−フェニルプロパン−1−オン(メルク社製
「ダロキュア1173」)、1−(4−イソプロピルフ
ェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−
オン(メルク社製「ダロキュア1116」)、1−ビド
ロキシシクロヘキシルフェニルケトン(チバガイキー社
製「イルガキュア184」)、ベンジルメチルケタール
(チバガイギー社製「イルガキュア651」)等が掲げ
られる。その他に任意成分として連鎖移動剤、光増感
剤、染料、架橋剤等を適宜併用することができる。
【0043】なお、樹脂材料が硬化した時の屈折率np
と、液晶材料の常光屈折率noとは実質上一致するよう
にする。液晶層18に電界が印加された時に液晶分子
(図示せず)が一方向に配向し、液晶層18の屈折率が
noとなる。したがって、樹脂の屈折率npと一致し、
液晶層18は光透過状態となる。屈折率npとnoとの
差異が大きいと液晶層18に電圧を印加しても完全に液
晶層18が透明状態とならず、表示輝度は低下する。屈
折率npとnoとの屈折率差は0.1以内が好ましく、
さらには0.05以内が好ましい。
と、液晶材料の常光屈折率noとは実質上一致するよう
にする。液晶層18に電界が印加された時に液晶分子
(図示せず)が一方向に配向し、液晶層18の屈折率が
noとなる。したがって、樹脂の屈折率npと一致し、
液晶層18は光透過状態となる。屈折率npとnoとの
差異が大きいと液晶層18に電圧を印加しても完全に液
晶層18が透明状態とならず、表示輝度は低下する。屈
折率npとnoとの屈折率差は0.1以内が好ましく、
さらには0.05以内が好ましい。
【0044】PD液晶層18中の液晶材料の割合はここ
で規定していないが、一般には40重量%〜95重量%
程度がよく、好ましくは60重量%〜90重量%程度が
よい。40重量%以下であると液晶滴の量が少なく、散
乱の効果が乏しい。また95重量%以上となると高分子
と液晶が上下2層に相分離する傾向が強まり、界面の割
合は小さくなり散乱特性は低下する。
で規定していないが、一般には40重量%〜95重量%
程度がよく、好ましくは60重量%〜90重量%程度が
よい。40重量%以下であると液晶滴の量が少なく、散
乱の効果が乏しい。また95重量%以上となると高分子
と液晶が上下2層に相分離する傾向が強まり、界面の割
合は小さくなり散乱特性は低下する。
【0045】PD液晶の水滴状液晶(図示せず)の平均
粒子径または、ポリマーネットワーク(図示せず)の平
均孔径は、0.5μm以上3.0μm以下にすることが
好ましい。中でも、0.8μm以上1.6μm以下が好
ましい。PD液晶表示パネル31が変調する光が短波長
(たとえば、B光)の場合は小さく、長波長(たとえ
ば、R光)の場合は大きくする。水滴状液晶の平均粒子
径もしくはポリマーネットワークの平均孔径が大きい
と、透過状態にする電圧は低くなるが散乱特性は低下す
る。小さいと、散乱特性は向上するが、透過状態にする
電圧は高くなる。
粒子径または、ポリマーネットワーク(図示せず)の平
均孔径は、0.5μm以上3.0μm以下にすることが
好ましい。中でも、0.8μm以上1.6μm以下が好
ましい。PD液晶表示パネル31が変調する光が短波長
(たとえば、B光)の場合は小さく、長波長(たとえ
ば、R光)の場合は大きくする。水滴状液晶の平均粒子
径もしくはポリマーネットワークの平均孔径が大きい
と、透過状態にする電圧は低くなるが散乱特性は低下す
る。小さいと、散乱特性は向上するが、透過状態にする
電圧は高くなる。
【0046】本発明の実施の形態にいう高分子分散液晶
(PD液晶)とは、液晶が水滴状に樹脂、ゴム、金属粒
子もしくはセラミック(チタン酸バリウム等)中に分散
されたもの、樹脂等がスポンジ状(ポリマーネットワー
ク)となり、そのスポンジ状間に液晶が充填されたもの
等が該当する。他に特開平6−208126号公報、特
開平6−202085号公報、特開平6−347818
号公報、特開平6−250600、特開平5−2845
42、特開平8−179320に開示されているような
樹脂が層状等となっているものも包含する。また、特願
平4−54390号公報のように液晶部とポリマー部と
が周期的に形成され。かつ完全に分離させた光変調層を
有するもの、特公平3−52843号公報のように液晶
成分がカプセル状の収容媒体に封入されているもの(N
CAP)も含む。さらには、液晶または樹脂等中に二色
性、多色性色素を含有されたものも含む。
(PD液晶)とは、液晶が水滴状に樹脂、ゴム、金属粒
子もしくはセラミック(チタン酸バリウム等)中に分散
されたもの、樹脂等がスポンジ状(ポリマーネットワー
ク)となり、そのスポンジ状間に液晶が充填されたもの
等が該当する。他に特開平6−208126号公報、特
開平6−202085号公報、特開平6−347818
号公報、特開平6−250600、特開平5−2845
42、特開平8−179320に開示されているような
樹脂が層状等となっているものも包含する。また、特願
平4−54390号公報のように液晶部とポリマー部と
が周期的に形成され。かつ完全に分離させた光変調層を
有するもの、特公平3−52843号公報のように液晶
成分がカプセル状の収容媒体に封入されているもの(N
CAP)も含む。さらには、液晶または樹脂等中に二色
性、多色性色素を含有されたものも含む。
【0047】また、類似の構成として、樹脂壁に沿って
液晶分子が配向する構造、特開平6−347765号公
報もある。これらもPD液晶と呼ぶ。また、液晶分子を
配向させ、液晶中18に樹脂粒子等を含有させたものも
PD液晶である。また、樹脂層と液晶層を交互に形成
し、誘電体ミラー効果を有するものもPD液晶である。
さらに、液晶層は一層ではなく2層以上に多層に構成さ
れたものも含む。
液晶分子が配向する構造、特開平6−347765号公
報もある。これらもPD液晶と呼ぶ。また、液晶分子を
配向させ、液晶中18に樹脂粒子等を含有させたものも
PD液晶である。また、樹脂層と液晶層を交互に形成
し、誘電体ミラー効果を有するものもPD液晶である。
さらに、液晶層は一層ではなく2層以上に多層に構成さ
れたものも含む。
【0048】つまり、PD液晶とは光変調層が液晶成分
と他の材料成分とで構成されたもの全般をいう。光変調
方式は主として散乱−透過で光学像を形成するが、他に
偏光状態、旋光状態もしくは複屈折状態を変化あるいは
回折状態を変化させるものであってもよい。
と他の材料成分とで構成されたもの全般をいう。光変調
方式は主として散乱−透過で光学像を形成するが、他に
偏光状態、旋光状態もしくは複屈折状態を変化あるいは
回折状態を変化させるものであってもよい。
【0049】PD液晶において、各画素には液晶滴の平
均粒子径あるいはポリマーネットワークの平均孔径が異
なる部分(領域)を形成することが望ましい。異なる領
域は2種類以上にする。平均粒子径などを変化させるこ
とによりT−V(散乱状態−印加電圧)特性が異なる。
つまり、画素電極に電圧を印加すると、第1の平均粒子
径の領域がまず、透過状態となり、次に第2の平均粒子
径の領域が透過状態となる。したがって、視野角が広が
る。本発明の実施の形態では特に反射膜16上と開口部
22上のPD液晶層18の平均粒子径などを変化させる
とよい。また、一方をTN液晶とし、他方をPD液晶層
などとしてもよい。
均粒子径あるいはポリマーネットワークの平均孔径が異
なる部分(領域)を形成することが望ましい。異なる領
域は2種類以上にする。平均粒子径などを変化させるこ
とによりT−V(散乱状態−印加電圧)特性が異なる。
つまり、画素電極に電圧を印加すると、第1の平均粒子
径の領域がまず、透過状態となり、次に第2の平均粒子
径の領域が透過状態となる。したがって、視野角が広が
る。本発明の実施の形態では特に反射膜16上と開口部
22上のPD液晶層18の平均粒子径などを変化させる
とよい。また、一方をTN液晶とし、他方をPD液晶層
などとしてもよい。
【0050】画素電極上の平均粒子径などを異ならせる
のには、周期的に紫外線の透過率が異なるパターンが形
成されたマスクを介して、混合溶液に紫外線を照射する
ことにより行う。
のには、周期的に紫外線の透過率が異なるパターンが形
成されたマスクを介して、混合溶液に紫外線を照射する
ことにより行う。
【0051】マスクを用いてパネルに紫外線を照射する
ことにより、画素の部分ごとにあるいはパネルの部分ご
とに紫外線の照射強度を異ならせることができる。時間
あたりの紫外線照射量が少ないと水滴状液晶の平均粒子
径は大きくなり、多いと小さくなる。水滴状液晶の径と
光の波長には相関があり、径が小さすぎても大きすぎて
も散乱特性は低下する。可視光では平均粒子径0.5μ
m以上2.0μm以下の範囲がよい。さらに好ましくは
0.7μm以上1.5μm以下の範囲が適切である。
ことにより、画素の部分ごとにあるいはパネルの部分ご
とに紫外線の照射強度を異ならせることができる。時間
あたりの紫外線照射量が少ないと水滴状液晶の平均粒子
径は大きくなり、多いと小さくなる。水滴状液晶の径と
光の波長には相関があり、径が小さすぎても大きすぎて
も散乱特性は低下する。可視光では平均粒子径0.5μ
m以上2.0μm以下の範囲がよい。さらに好ましくは
0.7μm以上1.5μm以下の範囲が適切である。
【0052】画素の部分ごとあるいはパネルの部分ごと
の平均粒子径はそれぞれ0.1〜0.3μm異なるよう
に形成している。なお、照射する紫外線強度は紫外線の
波長、液晶溶液の材質、組成あるいはパネル構造により
大きく異なるので、実験的に求める。
の平均粒子径はそれぞれ0.1〜0.3μm異なるよう
に形成している。なお、照射する紫外線強度は紫外線の
波長、液晶溶液の材質、組成あるいはパネル構造により
大きく異なるので、実験的に求める。
【0053】PD液晶層の形成方法としては、2枚の基
板の周囲を封止樹脂で封止した後、注入孔から混合溶液
を加圧注入もしくは真空注入し、紫外線の照射または加
熱により樹脂を硬化させ、液晶成分と樹脂成分を相分離
する方法がある。その他、基板の上に混合溶液を滴下し
た後、他の一方の基板で挟持させ、その後圧延し、前記
混合溶液を均一な膜厚にした後、紫外線の照射または加
熱により樹脂を硬化させ、液晶成分と樹脂成分を相分離
する方法がある。
板の周囲を封止樹脂で封止した後、注入孔から混合溶液
を加圧注入もしくは真空注入し、紫外線の照射または加
熱により樹脂を硬化させ、液晶成分と樹脂成分を相分離
する方法がある。その他、基板の上に混合溶液を滴下し
た後、他の一方の基板で挟持させ、その後圧延し、前記
混合溶液を均一な膜厚にした後、紫外線の照射または加
熱により樹脂を硬化させ、液晶成分と樹脂成分を相分離
する方法がある。
【0054】また、基板の上に混合溶液をロールクオー
タもしくはスピンナーで塗布した後、他の一方の基板で
挟持させ、紫外線の照射または加熱により樹脂を硬化さ
せ、液晶成分と樹脂成分を相分離する方法がある。ま
た、基板の上に混合溶液をロールクオータもしくはスピ
ンナーで塗布した後、一度、液晶成分を洗浄し、新たな
液晶成分をポリマーネットワークに注入する方法もあ
る。また、基板に混合溶液を塗布し、紫外線などにより
相分離させた後、他の基板と液晶層を接着剤ではりつけ
る方法もある。
タもしくはスピンナーで塗布した後、他の一方の基板で
挟持させ、紫外線の照射または加熱により樹脂を硬化さ
せ、液晶成分と樹脂成分を相分離する方法がある。ま
た、基板の上に混合溶液をロールクオータもしくはスピ
ンナーで塗布した後、一度、液晶成分を洗浄し、新たな
液晶成分をポリマーネットワークに注入する方法もあ
る。また、基板に混合溶液を塗布し、紫外線などにより
相分離させた後、他の基板と液晶層を接着剤ではりつけ
る方法もある。
【0055】その他、本発明の実施の形態の液晶表示パ
ネルの光変調層18は1種類の光変調層に限定されるも
のではなく、PD液晶層とTN液晶層あるいは強誘電液
晶層などの複数の層で光変調層が構成されるものでもよ
い。また、第1の液晶層と第2の液晶層間にガラス基板
あるいはフィルムが配置されたものでも良い。光変調層
は3層以上で構成されるものでもよい。なお、各層は異
なる色相を有したり、異なる色で着色したりしてもよ
い。
ネルの光変調層18は1種類の光変調層に限定されるも
のではなく、PD液晶層とTN液晶層あるいは強誘電液
晶層などの複数の層で光変調層が構成されるものでもよ
い。また、第1の液晶層と第2の液晶層間にガラス基板
あるいはフィルムが配置されたものでも良い。光変調層
は3層以上で構成されるものでもよい。なお、各層は異
なる色相を有したり、異なる色で着色したりしてもよ
い。
【0056】なお、本明細書では液晶層18はPD液晶
としたが、表示パネルの構成、機能および使用目的によ
っては必ずしもこれに限定するものではなく、TN液晶
層あるいはSTN液晶層、ゲストホスト液晶層、ホメオ
トロピック液晶層、強誘電液晶層、反強誘電液晶層、コ
レステリック液晶層であってもよい。
としたが、表示パネルの構成、機能および使用目的によ
っては必ずしもこれに限定するものではなく、TN液晶
層あるいはSTN液晶層、ゲストホスト液晶層、ホメオ
トロピック液晶層、強誘電液晶層、反強誘電液晶層、コ
レステリック液晶層であってもよい。
【0057】液晶層18の膜厚は3μm以上12μm以
下の範囲が好ましく、さらには5μm以上10μm以下
の範囲が好ましい。膜厚が薄いと散乱特性が悪くコント
ラストがとれず、逆に厚いと高電圧駆動を行わなければ
ならなくなり、TFT91をオンオフさせる信号を発生
するXドライバ回路351(図示せず)、ソース信号線
25に映像信号を印加するYドライバ回路41(図示せ
ず)の設計などが困難となる。
下の範囲が好ましく、さらには5μm以上10μm以下
の範囲が好ましい。膜厚が薄いと散乱特性が悪くコント
ラストがとれず、逆に厚いと高電圧駆動を行わなければ
ならなくなり、TFT91をオンオフさせる信号を発生
するXドライバ回路351(図示せず)、ソース信号線
25に映像信号を印加するYドライバ回路41(図示せ
ず)の設計などが困難となる。
【0058】液晶層18の膜厚制御としては、黒色のガ
ラスビーズまたは黒色のガラスファイバー、もしくは、
黒色の樹脂ビーズまたは黒色の樹脂ファイバーを用い
る。特に、黒色のガラスビーズまたは黒色のガラスファ
イバーは、非常に光吸収性が高く、かつ、硬質のため液
晶層18に散布する個数が少なくてすむので好ましい。
ラスビーズまたは黒色のガラスファイバー、もしくは、
黒色の樹脂ビーズまたは黒色の樹脂ファイバーを用い
る。特に、黒色のガラスビーズまたは黒色のガラスファ
イバーは、非常に光吸収性が高く、かつ、硬質のため液
晶層18に散布する個数が少なくてすむので好ましい。
【0059】画素電極14と液晶層18間および液晶層
18と対向電極15間には絶縁膜を形成することは有効
である。絶縁膜としてはTN液晶表示パネル等に用いら
れるポリイミド等の配向膜、ポリビニールアルコール
(PVA)等の有機物、SiO 2、SiNx、Ta2O3等
の無機物が例示される。好ましくは、密着性等の観点か
らポリイミド等の有機物がよい。絶縁膜を電極上に形成
することにより電荷の保持率を向上できる。そのため、
高輝度表示および高コントラスト表示を実現できる。
18と対向電極15間には絶縁膜を形成することは有効
である。絶縁膜としてはTN液晶表示パネル等に用いら
れるポリイミド等の配向膜、ポリビニールアルコール
(PVA)等の有機物、SiO 2、SiNx、Ta2O3等
の無機物が例示される。好ましくは、密着性等の観点か
らポリイミド等の有機物がよい。絶縁膜を電極上に形成
することにより電荷の保持率を向上できる。そのため、
高輝度表示および高コントラスト表示を実現できる。
【0060】絶縁膜は液晶層18と画素電極14あるい
は対向電極15とが剥離するのを防止する効果もある。
前記絶縁膜が接着層および緩衝層としての役割をはた
す。
は対向電極15とが剥離するのを防止する効果もある。
前記絶縁膜が接着層および緩衝層としての役割をはた
す。
【0061】また、絶縁膜を形成すれば、液晶層18の
ポリマーネットワークの孔径(穴径)あるいは水滴状液
晶の粒子径がほぼ均一になるという効果もある。これは
対向電極15、画素電極14上に有機残留物が残ってい
ても絶縁膜で被覆するためと考えられる。被覆の効果は
ポリイミドよりもPVAの方が良好である。
ポリマーネットワークの孔径(穴径)あるいは水滴状液
晶の粒子径がほぼ均一になるという効果もある。これは
対向電極15、画素電極14上に有機残留物が残ってい
ても絶縁膜で被覆するためと考えられる。被覆の効果は
ポリイミドよりもPVAの方が良好である。
【0062】PVAはポリイミドよりもぬれ性が高いた
めと考えられる。しかし、パネルに各種の絶縁膜を作製
して実施した信頼性(耐光性、耐熱性など)試験の結果
では、TN液晶の配向膜等に用いるポリイミドを形成し
た表示パネルは経時変化がほとんど発生せず良好であ
る。PVAの方は保持率等が低下する傾向にある。
めと考えられる。しかし、パネルに各種の絶縁膜を作製
して実施した信頼性(耐光性、耐熱性など)試験の結果
では、TN液晶の配向膜等に用いるポリイミドを形成し
た表示パネルは経時変化がほとんど発生せず良好であ
る。PVAの方は保持率等が低下する傾向にある。
【0063】なお、有機物で絶縁膜を形成する際、その
膜厚は0.02μm以上の0.1μmの範囲が好まし
く、さらには0.03μm以上0.08μm以下が好ま
しい。
膜厚は0.02μm以上の0.1μmの範囲が好まし
く、さらには0.03μm以上0.08μm以下が好ま
しい。
【0064】基板12、11としてはソーダガラス、石
英ガラス基板を用いる。他に金属基板、セラミック基
板、シリコン単結晶、シリコン多結晶基板も用いること
ができる。また、ポリイミドフィルム、ポリエステルフ
ィルム、PVAフィルム等の樹脂フィルムあるいは板を
も用いることができる。つまり、本発明の実施の形態で
基板とは、板状のものだけではなくシートなどのフィル
ム状のものでもよい。
英ガラス基板を用いる。他に金属基板、セラミック基
板、シリコン単結晶、シリコン多結晶基板も用いること
ができる。また、ポリイミドフィルム、ポリエステルフ
ィルム、PVAフィルム等の樹脂フィルムあるいは板を
も用いることができる。つまり、本発明の実施の形態で
基板とは、板状のものだけではなくシートなどのフィル
ム状のものでもよい。
【0065】表示パネル31が空気と接する面には反射
防止膜21(AIRコート)が施される。AIRコート
は3層の構成あるいは2層構成がある。なお、3層の場
合は広い可視光の波長帯域での反射を防止するために用
いられ、これをマルチコートと呼ぶ。2層の場合は特定
の可視光の波長帯域での反射を防止するために用いら
れ、これをVコートと呼ぶ。マルチコートとVコートは
液晶表示パネルの用途に応じて使い分ける。
防止膜21(AIRコート)が施される。AIRコート
は3層の構成あるいは2層構成がある。なお、3層の場
合は広い可視光の波長帯域での反射を防止するために用
いられ、これをマルチコートと呼ぶ。2層の場合は特定
の可視光の波長帯域での反射を防止するために用いら
れ、これをVコートと呼ぶ。マルチコートとVコートは
液晶表示パネルの用途に応じて使い分ける。
【0066】マルチコートの場合は酸化アルミニウム
(Al2O3)を光学的膜厚がnd=λ/4、ジルコニウ
ム(ZrO2)をnd1=λ/2、フッ化マグネシウム
(MgF2)をnd1=λ/4積層して形成する。通
常、λとして520nmもしくはその近傍の値として薄
膜は形成される。Vコートの場合は一酸化シリコン(S
iO)を光学的膜厚nd1=λ/4とフッ化マグネシウ
ム(MgF2)をnd1=λ/4、もしくは酸化イット
リウム(Y2O3)とフッ化マグネシウム(MgF2)を
nd1=λ/4積層して形成する。SiOは青色側に吸
収帯域があるため青色光を変調する場合はY2O3を用い
た方がよい。また、物質の安定性からもY2O3の方が安
定しているため好ましい。もちろん、低屈折率の樹脂等
を用いて反射防止膜としてもよい。
(Al2O3)を光学的膜厚がnd=λ/4、ジルコニウ
ム(ZrO2)をnd1=λ/2、フッ化マグネシウム
(MgF2)をnd1=λ/4積層して形成する。通
常、λとして520nmもしくはその近傍の値として薄
膜は形成される。Vコートの場合は一酸化シリコン(S
iO)を光学的膜厚nd1=λ/4とフッ化マグネシウ
ム(MgF2)をnd1=λ/4、もしくは酸化イット
リウム(Y2O3)とフッ化マグネシウム(MgF2)を
nd1=λ/4積層して形成する。SiOは青色側に吸
収帯域があるため青色光を変調する場合はY2O3を用い
た方がよい。また、物質の安定性からもY2O3の方が安
定しているため好ましい。もちろん、低屈折率の樹脂等
を用いて反射防止膜としてもよい。
【0067】スイッチング素子は薄膜トランジスタ(T
FT)の他、薄膜ダイオード(TFD)、リングダイオ
ード、MIM等の2端子素子、あるいはバリキャップ、
サイリスタ、MOSトランジスタ、FET等であっても
よい。なお、これらはすべてスイッチング素子または薄
膜トランジスタと呼ぶ。さらに、スイッチング素子とは
ソニー、シャープ等が試作したプラズマにより液晶層に
印加する電圧を制御するプラズマアドレッシング液晶
(PALC)のようなものおよび光書き込み方式、熱書
き込み方式も含まれる。つまり、スイッチング素子を具
備するとはスイッチング可能な構造を具備することを意
味する。
FT)の他、薄膜ダイオード(TFD)、リングダイオ
ード、MIM等の2端子素子、あるいはバリキャップ、
サイリスタ、MOSトランジスタ、FET等であっても
よい。なお、これらはすべてスイッチング素子または薄
膜トランジスタと呼ぶ。さらに、スイッチング素子とは
ソニー、シャープ等が試作したプラズマにより液晶層に
印加する電圧を制御するプラズマアドレッシング液晶
(PALC)のようなものおよび光書き込み方式、熱書
き込み方式も含まれる。つまり、スイッチング素子を具
備するとはスイッチング可能な構造を具備することを意
味する。
【0068】また、主として本発明の実施の形態の液晶
表示パネル31はドライバ回路と画素のスイッチング素
子を同時に形成したものであるので、低温ポリシリコン
技術で形成したものの他、高温ポリシリコン技術あるい
はシリコンウエハなどの単結晶を用いて形成したものも
技術的範囲にはいる。もちろん、アモルファスシリコン
表示パネルも技術的範囲内である。
表示パネル31はドライバ回路と画素のスイッチング素
子を同時に形成したものであるので、低温ポリシリコン
技術で形成したものの他、高温ポリシリコン技術あるい
はシリコンウエハなどの単結晶を用いて形成したものも
技術的範囲にはいる。もちろん、アモルファスシリコン
表示パネルも技術的範囲内である。
【0069】図1では画素14の中央部に開口部22を
形成するとしたがこれに限定するものではなく、図3に
示すように構成してもよい。
形成するとしたがこれに限定するものではなく、図3に
示すように構成してもよい。
【0070】図3(a)は開口部22をストライプ状に
した構成であり、図3(b)はドット状にしたものであ
る。また、図3(c)は開口部22をリング状としたも
のである。このように開口部22を分散させることによ
り、透過型で用いる時と反射型で用いる時で、画素の表
示状態が同一になり、表示品位が向上する。
した構成であり、図3(b)はドット状にしたものであ
る。また、図3(c)は開口部22をリング状としたも
のである。このように開口部22を分散させることによ
り、透過型で用いる時と反射型で用いる時で、画素の表
示状態が同一になり、表示品位が向上する。
【0071】図1のようにソース信号線25と重ねて画
素電極14を形成する場合、ソース信号線25と画素電
極14との寄生容量43が問題となる。図4に寄生容量
を等価回路で示す。図4において、41は低温ポリシリ
コン技術あるいは高温ポリシリコン技術で形成したソー
スドライバである。
素電極14を形成する場合、ソース信号線25と画素電
極14との寄生容量43が問題となる。図4に寄生容量
を等価回路で示す。図4において、41は低温ポリシリ
コン技術あるいは高温ポリシリコン技術で形成したソー
スドライバである。
【0072】本発明の実施の形態の液晶表示パネルで
は、奇数番目のソース信号線25bはソースドライバ4
1bと接続され、偶数番目のソース信号線25aはソー
スドライバ41aと接続されている。
は、奇数番目のソース信号線25bはソースドライバ4
1bと接続され、偶数番目のソース信号線25aはソー
スドライバ41aと接続されている。
【0073】このように偶数番目のソース信号線25a
をソースドライバ41aに接続し、奇数番目のソース信
号線25bをソースドライバ41bと接続するのは、ソ
ースドライバ41の駆動能力に課題があるからである。
をソースドライバ41aに接続し、奇数番目のソース信
号線25bをソースドライバ41bと接続するのは、ソ
ースドライバ41の駆動能力に課題があるからである。
【0074】ソースドライバ41はポリシリコン技術で
形成する。現在のポリシリコン技術で形成したTFTの
モビリティ(μ(cm2/V・s))は100〜200
とシリコン基板に比較して低い。そのため、ソース信号
線25に信号を書き込む能力が低い。
形成する。現在のポリシリコン技術で形成したTFTの
モビリティ(μ(cm2/V・s))は100〜200
とシリコン基板に比較して低い。そのため、ソース信号
線25に信号を書き込む能力が低い。
【0075】今、図6(a)のように駆動を行う場合を
考える。図6(a)では画素行ごとに異なる極性の映像
信号が印加されている状態を示している。画素電極14
に“+”と表示されているのは、画素電極14に正極性
の映像信号が印加され、保持されている状態を示し、画
素電極14に“−”と表示されているのは、画素電極1
4に負極性の映像信号が印加され保持されている状態を
示す。
考える。図6(a)では画素行ごとに異なる極性の映像
信号が印加されている状態を示している。画素電極14
に“+”と表示されているのは、画素電極14に正極性
の映像信号が印加され、保持されている状態を示し、画
素電極14に“−”と表示されているのは、画素電極1
4に負極性の映像信号が印加され保持されている状態を
示す。
【0076】図6(a)の状態のように隣接した画素列
の画素電極14に対して交互に“+”または“−”の映
像信号を保持しようとすると隣接したソース信号線に逆
極性の映像信号を印加する必要がある。たとえば、ソー
ス信号線S3に正極性の映像信号を印加しているとす
る。この状態では、ソース信号線S2とS4は負極性の
映像信号を印加し、ソース信号線S1とS5には正極性
の映像信号を印加していることになる。次のフィールド
(フレーム)ではソース信号線へ印加する映像信号の極
性は逆極性となる。
の画素電極14に対して交互に“+”または“−”の映
像信号を保持しようとすると隣接したソース信号線に逆
極性の映像信号を印加する必要がある。たとえば、ソー
ス信号線S3に正極性の映像信号を印加しているとす
る。この状態では、ソース信号線S2とS4は負極性の
映像信号を印加し、ソース信号線S1とS5には正極性
の映像信号を印加していることになる。次のフィールド
(フレーム)ではソース信号線へ印加する映像信号の極
性は逆極性となる。
【0077】図6(a)の場合において、すべてのソー
ス信号線(奇数番目および偶数番目)が1つのソースド
ライバ回線41と接続されているとする。すると、ソー
スドライバ回線41は“+−+−+−+・・・・”とた
えず極性の異なる映像信号を出力することが必要とな
る。これはソースドライバ回線の出力極のトランスファ
ゲート(TG)の駆動に負担をあたえる。なぜならば、
ポリシリコン技術で形成したTG(TFT)はモビリテ
ィが低いため、ソース信号線容量を書き換えるのに時間
がかかるからである。また、映像信号の極性を変化させ
るために多くの電流が流れるようになり消費電力が増大
し、発熱するという問題もある。
ス信号線(奇数番目および偶数番目)が1つのソースド
ライバ回線41と接続されているとする。すると、ソー
スドライバ回線41は“+−+−+−+・・・・”とた
えず極性の異なる映像信号を出力することが必要とな
る。これはソースドライバ回線の出力極のトランスファ
ゲート(TG)の駆動に負担をあたえる。なぜならば、
ポリシリコン技術で形成したTG(TFT)はモビリテ
ィが低いため、ソース信号線容量を書き換えるのに時間
がかかるからである。また、映像信号の極性を変化させ
るために多くの電流が流れるようになり消費電力が増大
し、発熱するという問題もある。
【0078】図4のように2つのソースドライバ回線4
1a、41bを使用し、隣接したソース信号線が相異な
るソースドライバ回線に接続するように構成する。する
と、1フィールド(フレーム)期間において、ソースド
ライバ回線41aは“−”極性の映像信号を出力し、ソ
ースドライバ回線41bは“+”極性の映像信号を出力
することになる。つまり、1フィールド(フレーム)の
期間は、各ソースドライバがソース信号線に出力する映
像信号の極性は同一である。したがってソースドライバ
41がソース信号線に映像信号を書き込むのに要する負
担が軽減し、また消費電力も低減することができる。
1a、41bを使用し、隣接したソース信号線が相異な
るソースドライバ回線に接続するように構成する。する
と、1フィールド(フレーム)期間において、ソースド
ライバ回線41aは“−”極性の映像信号を出力し、ソ
ースドライバ回線41bは“+”極性の映像信号を出力
することになる。つまり、1フィールド(フレーム)の
期間は、各ソースドライバがソース信号線に出力する映
像信号の極性は同一である。したがってソースドライバ
41がソース信号線に映像信号を書き込むのに要する負
担が軽減し、また消費電力も低減することができる。
【0079】図6(b)の場合は1水平走査期間(1
H)毎にソース信号線から出力する映像信号の極性を変
化する必要があるが、1H期間内ではソースドライバ4
1a,41bはそれぞれ同一極性の映像信号を出力すれ
ばよい。したがって、先と同様に、ソースドライバ41
の駆動は軽減される。
H)毎にソース信号線から出力する映像信号の極性を変
化する必要があるが、1H期間内ではソースドライバ4
1a,41bはそれぞれ同一極性の映像信号を出力すれ
ばよい。したがって、先と同様に、ソースドライバ41
の駆動は軽減される。
【0080】以上の事項はソースドライバ41が41a
と41bとに分離されていることに限定されるものでは
ない。厳密にはトランスファゲート(TG)834に接
続されたソース信号線25((図83)参照)と映像信
号線(SIG)との関係が問題となる。(図83)のよ
うに1本映像信号線(SIG)にトランスファゲート8
34a、834b、834cが接続されている場合は、
ソース信号線25a、25b、25c、には同一極性の
映像信号を印加する必要がある。
と41bとに分離されていることに限定されるものでは
ない。厳密にはトランスファゲート(TG)834に接
続されたソース信号線25((図83)参照)と映像信
号線(SIG)との関係が問題となる。(図83)のよ
うに1本映像信号線(SIG)にトランスファゲート8
34a、834b、834cが接続されている場合は、
ソース信号線25a、25b、25c、には同一極性の
映像信号を印加する必要がある。
【0081】仮に映像信号線が2本(たとえばSIG
1、SIG2)があり、S2G1とTG834a、83
4cが接続され、S2G2とTG834bとが接続され
た状態であれば、ソース信号線25a、25cと、ソー
ス信号線25bとは逆極性の映像信号を印加する構成と
することができる。つまり、隣接したソース信号線がT
G834などのアナログスイッチ(スイッチ)を介して
異なる映像信号線に接続されているように構成すればよ
いのである。
1、SIG2)があり、S2G1とTG834a、83
4cが接続され、S2G2とTG834bとが接続され
た状態であれば、ソース信号線25a、25cと、ソー
ス信号線25bとは逆極性の映像信号を印加する構成と
することができる。つまり、隣接したソース信号線がT
G834などのアナログスイッチ(スイッチ)を介して
異なる映像信号線に接続されているように構成すればよ
いのである。
【0082】図6のように映像信号を印加すれば図4の
ように隣接したソース信号線に逆極性の電圧が印加され
ることになる。図6の画素14aに着目すれば、ソース
信号線25aに“−”極性の映像信号が、ソース信号線
25bに“+”極性の映像信号が印加されており、ソー
ス信号線25aに印加される映像信号の振幅値とソース
信号線25bに印加されている映像信号の振幅値とが一
致(通常、隣接した画素は、ほぼ同じ電圧が保持され
る。)するとすれば、同一の寄生容量43a、43bの
中点に配置された画素電極14aの電位は動かない。
ように隣接したソース信号線に逆極性の電圧が印加され
ることになる。図6の画素14aに着目すれば、ソース
信号線25aに“−”極性の映像信号が、ソース信号線
25bに“+”極性の映像信号が印加されており、ソー
ス信号線25aに印加される映像信号の振幅値とソース
信号線25bに印加されている映像信号の振幅値とが一
致(通常、隣接した画素は、ほぼ同じ電圧が保持され
る。)するとすれば、同一の寄生容量43a、43bの
中点に配置された画素電極14aの電位は動かない。
【0083】つまり、図6の駆動方式を実施するなら
ば、ソース信号線25と画素電極14とを重ねることに
より生じた寄生容量が発生しても画素電極が影響されな
いようにすることができる。加えて図4のようにソース
ドライバ41a、41bを配置すれば、ソースドライバ
41の駆動能力が低くても良好な画像表示を実現するこ
とができる。
ば、ソース信号線25と画素電極14とを重ねることに
より生じた寄生容量が発生しても画素電極が影響されな
いようにすることができる。加えて図4のようにソース
ドライバ41a、41bを配置すれば、ソースドライバ
41の駆動能力が低くても良好な画像表示を実現するこ
とができる。
【0084】なお、図5(a)はソース信号線25aに
印加する映像信号線(SIG1)の波形、図5(b)は
ソース信号線25bに印加する映像信号線(SIG2)
の波形である。つまり、隣接したソース信号線へ印加す
る映像信号の極性は1水平走査期間(1H)または、1
フィールド(フレーム)(1V)期間で反転させるので
ある。
印加する映像信号線(SIG1)の波形、図5(b)は
ソース信号線25bに印加する映像信号線(SIG2)
の波形である。つまり、隣接したソース信号線へ印加す
る映像信号の極性は1水平走査期間(1H)または、1
フィールド(フレーム)(1V)期間で反転させるので
ある。
【0085】従来の透過型の液晶表示パネルでは直射日
光下では表示画面が全く見えないという問題があった。
しかし、本発明の実施の形態では、反射膜16で反射し
た光で画素表示を認識できるので、この課題はない。ま
た従来の反射型の液晶表示パネルでは、外光がないと全
く表示画像を見ることができないが、本発明の実施の形
態では、バックライトを少しの輝度(約30〜80(n
t))で点灯させるだけで、十分に画像を見ることがで
きる。
光下では表示画面が全く見えないという問題があった。
しかし、本発明の実施の形態では、反射膜16で反射し
た光で画素表示を認識できるので、この課題はない。ま
た従来の反射型の液晶表示パネルでは、外光がないと全
く表示画像を見ることができないが、本発明の実施の形
態では、バックライトを少しの輝度(約30〜80(n
t))で点灯させるだけで、十分に画像を見ることがで
きる。
【0086】以下、図7を参照しながら、本発明の第2
の実施の形態について説明をする。ただし、説明に不要
な事項は省略する。また、第1の実施の形態もしくは他
の実施の形態との差異部分を中心として説明する。
の実施の形態について説明をする。ただし、説明に不要
な事項は省略する。また、第1の実施の形態もしくは他
の実施の形態との差異部分を中心として説明する。
【0087】図7ではソース(ゲート)信号線上に絶縁
膜19を形成し、この絶縁膜19上に第1のカラーフィ
ルタ17Xaと反射膜16を形成している。さらにこの
反射膜16およびカラーフィルタ17Xa上に第2のカ
ラーフィルタ17Xbを形成している。
膜19を形成し、この絶縁膜19上に第1のカラーフィ
ルタ17Xaと反射膜16を形成している。さらにこの
反射膜16およびカラーフィルタ17Xa上に第2のカ
ラーフィルタ17Xbを形成している。
【0088】カラーフィルタ17Xb上に透明電極から
なる画素電極14が形成されている。反射膜16は画素
電極14と電気的に接続してもよい。また、画素電極1
4はカラーフィルタ17Xaと17Xb間に形成もしく
は配置してもよい。
なる画素電極14が形成されている。反射膜16は画素
電極14と電気的に接続してもよい。また、画素電極1
4はカラーフィルタ17Xaと17Xb間に形成もしく
は配置してもよい。
【0089】反射膜16に入射する光はA面から入射
し、透明電極14およびカラーフィルタ17Xbを透過
した後、反射膜16で反射される。反射された光は再び
カラーフィルタ17Xbを透過した後、A面より出射す
る。
し、透明電極14およびカラーフィルタ17Xbを透過
した後、反射膜16で反射される。反射された光は再び
カラーフィルタ17Xbを透過した後、A面より出射す
る。
【0090】開口部22に入射する光はA面より入射
し、画素電極14に入射しカラーフィルタ17Xa、1
7Xbを透過した後、B面へ出射する。
し、画素電極14に入射しカラーフィルタ17Xa、1
7Xbを透過した後、B面へ出射する。
【0091】図7の実施の形態の場合も、図1等と同様
に、カラーフィルタ17Xaと17Xbの半分の膜厚が
実質上17Xaの膜厚と一致するようにしておけば反射
光と透過光の色純度(分光分布)を同一にすることがで
きる。
に、カラーフィルタ17Xaと17Xbの半分の膜厚が
実質上17Xaの膜厚と一致するようにしておけば反射
光と透過光の色純度(分光分布)を同一にすることがで
きる。
【0092】その他の事項は第1の実施の形態と同様で
あるので省略する。以上のように特に説明を行わない箇
所、同一の番号、符号は他の実施の形態で説明した事項
が適正に適用される。また、説明していなくとも他の実
施の形態の構成を付加することができる。たとえば、図
14の膜厚制御膜141、反射膜16の構成を図7、図
1の構成の液晶表示パネルに付加してもよい。また、図
8のブラックマトリックス81を図1、図7、図14に
付加してもよい。
あるので省略する。以上のように特に説明を行わない箇
所、同一の番号、符号は他の実施の形態で説明した事項
が適正に適用される。また、説明していなくとも他の実
施の形態の構成を付加することができる。たとえば、図
14の膜厚制御膜141、反射膜16の構成を図7、図
1の構成の液晶表示パネルに付加してもよい。また、図
8のブラックマトリックス81を図1、図7、図14に
付加してもよい。
【0093】図8は本発明の他の実施の形態における表
示パネルの断面図である。図8はソース信号線25の幅
を通常よりも大きく形成し、このソース信号線を反射膜
16として機能させたものである。
示パネルの断面図である。図8はソース信号線25の幅
を通常よりも大きく形成し、このソース信号線を反射膜
16として機能させたものである。
【0094】ソース信号線25に凸部26を形成しても
よく、またソース信号線25の表面に光拡散剤を形成も
しくは配置してもよい。
よく、またソース信号線25の表面に光拡散剤を形成も
しくは配置してもよい。
【0095】図9は図8を平面的に図示したものであ
る。ゲート信号線24との交点部のソース信号線25は
細くし(A)、画素部を太くして(B)としている。こ
のようにソース信号線を太く形成することによりソース
信号線の抵抗値を低減させることができる。
る。ゲート信号線24との交点部のソース信号線25は
細くし(A)、画素部を太くして(B)としている。こ
のようにソース信号線を太く形成することによりソース
信号線の抵抗値を低減させることができる。
【0096】なお、図8の実施の形態では、ソース信号
線25の幅を太くするとしたが、これに限定するもので
はなく、ゲート信号線24の幅を太くしてもよい。ま
た、ソース信号線25とゲート信号線24の両方を太く
してもよく、また、TFT19のドレイン端子との金属
部を大きく形成して反射膜としてもよい。
線25の幅を太くするとしたが、これに限定するもので
はなく、ゲート信号線24の幅を太くしてもよい。ま
た、ソース信号線25とゲート信号線24の両方を太く
してもよく、また、TFT19のドレイン端子との金属
部を大きく形成して反射膜としてもよい。
【0097】画素電極14間にはブラックマトリックス
81aを形成する。また、必要に応じて対向電極15上
(もしくは下)にもブラックマトリックス81bを形成
もしくは配置する。
81aを形成する。また、必要に応じて対向電極15上
(もしくは下)にもブラックマトリックス81bを形成
もしくは配置する。
【0098】ブラックマトリックスは画素電極間の光ぬ
けを防止するために用いる。ブラックマトリックス81
aは画素電極14間に絶縁膜(図示せず)を形成し、そ
の上にクロム(Cr)などの金属薄膜で形成してもよい
し、アクリル樹脂にカーボンなどを添加した樹脂からな
るもので構成してもよい。その他、六価クロムなどの黒
色の金属、塗料、表面に微細な凹凸を形成した薄膜ある
いは厚膜もしくは部材、酸化チタン、酸化アルミニウ
ム、酸化マグネシウム、オパールガラスなどの光拡散物
でもよい。また、黒色でなくとも光変調層18が変調す
る光に対して補色の関係のある染料、顔料などで着色さ
れたものでもよい。また、ホログラムあるいは回折格子
でもよい。
けを防止するために用いる。ブラックマトリックス81
aは画素電極14間に絶縁膜(図示せず)を形成し、そ
の上にクロム(Cr)などの金属薄膜で形成してもよい
し、アクリル樹脂にカーボンなどを添加した樹脂からな
るもので構成してもよい。その他、六価クロムなどの黒
色の金属、塗料、表面に微細な凹凸を形成した薄膜ある
いは厚膜もしくは部材、酸化チタン、酸化アルミニウ
ム、酸化マグネシウム、オパールガラスなどの光拡散物
でもよい。また、黒色でなくとも光変調層18が変調す
る光に対して補色の関係のある染料、顔料などで着色さ
れたものでもよい。また、ホログラムあるいは回折格子
でもよい。
【0099】図10の実施の形態は、共通電極101を
金属薄膜で形成することにより反射膜としたものであ
る。図11にその平面図を示す。共通電極101の表面
には凸部26を形成することが好ましい。なお、ここで
いう共通電極101とは付加容量102(蓄積コンデン
サ)を構成する一方の電極端子である。交差する箇所の
層間絶縁膜は2層以上形成する。
金属薄膜で形成することにより反射膜としたものであ
る。図11にその平面図を示す。共通電極101の表面
には凸部26を形成することが好ましい。なお、ここで
いう共通電極101とは付加容量102(蓄積コンデン
サ)を構成する一方の電極端子である。交差する箇所の
層間絶縁膜は2層以上形成する。
【0100】共通電極101がソース信号線25とする
箇所は極力細くすることにより、ソース信号線と共通電
極とのショートを防止している。また、交差部を小さく
することにより、トランスファゲート834から見た容
量を小さくできるという効果もある。なお、図10では
共通電極101上にソース信号線25を形成するとした
が、これに限定するものではなく、位置関係が逆でもよ
い。
箇所は極力細くすることにより、ソース信号線と共通電
極とのショートを防止している。また、交差部を小さく
することにより、トランスファゲート834から見た容
量を小さくできるという効果もある。なお、図10では
共通電極101上にソース信号線25を形成するとした
が、これに限定するものではなく、位置関係が逆でもよ
い。
【0101】図10ではソース信号線25上に絶縁膜1
9bを形成することにより、ソース信号線25(ゲート
信号線24)と画素電極14との接触を防止するととも
に、画素電極14とソース信号線25間の寄生容量43
(図43参照)を小さくしている。したがって、絶縁膜
19bは比誘電率が小さい方がよい。この比誘電率が小
さい材料は図1で例示したので省略する。
9bを形成することにより、ソース信号線25(ゲート
信号線24)と画素電極14との接触を防止するととも
に、画素電極14とソース信号線25間の寄生容量43
(図43参照)を小さくしている。したがって、絶縁膜
19bは比誘電率が小さい方がよい。この比誘電率が小
さい材料は図1で例示したので省略する。
【0102】一方、画素電極14と共通電極101間に
配置(形成)した絶縁膜19aは比誘電率が高い方が蓄
積容量を大きくでき、好ましい。このような材料として
HfO2、TiO2、Ta2O5、ZrOなどが例示され、
中でも、ベロフスカイト(Perovskites)結
晶構造のストロンチウム・タンタレートが好ましい。こ
のストロンチウム・タンタレートはSiOxに比べる
と、誘電率は約10倍と高い。また、図11に示すよう
に、共通電極101の他に、反射電極16を別途形成し
てもよいことは言うまでもなく、図1と同様に画素電極
14の上または下に反射膜16を形成してもよいことは
言うまでもない。
配置(形成)した絶縁膜19aは比誘電率が高い方が蓄
積容量を大きくでき、好ましい。このような材料として
HfO2、TiO2、Ta2O5、ZrOなどが例示され、
中でも、ベロフスカイト(Perovskites)結
晶構造のストロンチウム・タンタレートが好ましい。こ
のストロンチウム・タンタレートはSiOxに比べる
と、誘電率は約10倍と高い。また、図11に示すよう
に、共通電極101の他に、反射電極16を別途形成し
てもよいことは言うまでもなく、図1と同様に画素電極
14の上または下に反射膜16を形成してもよいことは
言うまでもない。
【0103】以上の実施の形態では、反射膜16に凸部
を形成するとしたが、これに限定するものではなく、図
12(a)に示すように、反射膜16上に拡散材121
を添加したカラーフィルタ17を形成することにより、
結果として凹凸を形成するとともに適度な散乱特性を与
えても良い。
を形成するとしたが、これに限定するものではなく、図
12(a)に示すように、反射膜16上に拡散材121
を添加したカラーフィルタ17を形成することにより、
結果として凹凸を形成するとともに適度な散乱特性を与
えても良い。
【0104】また、図12(b)に示すように反射膜1
6上に適度な散乱特性を有する散乱層122を形成する
ことにより、入射光を散乱させてもよい。散乱層として
はPD液晶でも形成できるし、酸化Tiの微粉末を添加
した樹脂を塗布することにより形成することもできる。
その他、適度に反射膜16上を酸化(Al2O3)させる
ことによっても形成できる。これらの構成はアレイ基板
11上に形成すると説明したがこれに限定するものでは
なく、対向基板12上に形成してもよい。
6上に適度な散乱特性を有する散乱層122を形成する
ことにより、入射光を散乱させてもよい。散乱層として
はPD液晶でも形成できるし、酸化Tiの微粉末を添加
した樹脂を塗布することにより形成することもできる。
その他、適度に反射膜16上を酸化(Al2O3)させる
ことによっても形成できる。これらの構成はアレイ基板
11上に形成すると説明したがこれに限定するものでは
なく、対向基板12上に形成してもよい。
【0105】図13は反射膜16の形成領域上の膜厚t
1と開口部22上の膜厚t2とを変化させたものであ
る。変化させるために、反射電極16の下もしくは上に
絶縁膜19bを形成する。絶縁膜19はカラーフィルタ
としてもよい。なお、図13において、カラーフィルタ
等は省略している。t1とt2の関係は好ましくは以下
の(数1)に示す関係を満足させることが好ましい。
1と開口部22上の膜厚t2とを変化させたものであ
る。変化させるために、反射電極16の下もしくは上に
絶縁膜19bを形成する。絶縁膜19はカラーフィルタ
としてもよい。なお、図13において、カラーフィルタ
等は省略している。t1とt2の関係は好ましくは以下
の(数1)に示す関係を満足させることが好ましい。
【0106】 1.6≦t2/t1≦2.4 (数1) また、反射膜16上の液晶分子の配向状態、組成、モー
ド、誘電率と、開口部22のそれもしくはそれらを変化
させてもよい。たとえば、反射膜16上をTN液晶と
し、開口部22上をPD液晶とする構成、反射膜16上
を垂直配向とし、開口部22上をネマティック配向とす
る構成、反射膜16上と開口部22上との液晶分子のプ
レチルト角を変化させる構成などが例示される。
ド、誘電率と、開口部22のそれもしくはそれらを変化
させてもよい。たとえば、反射膜16上をTN液晶と
し、開口部22上をPD液晶とする構成、反射膜16上
を垂直配向とし、開口部22上をネマティック配向とす
る構成、反射膜16上と開口部22上との液晶分子のプ
レチルト角を変化させる構成などが例示される。
【0107】液晶層18の各部の膜厚を変化させる方法
として図14に示すように対向基板12もしくはアレイ
基板11あるいは両方の基板11,12に膜厚制御膜1
41を形成する構成も例示される。膜厚制御膜141の
形成材料としては絶縁膜19と同一材料を用いられる
他、PD液晶を構成する樹脂として用いられる紫外線硬
化型アクリル樹脂や、カラーフィルタ材料が例示され
る。
として図14に示すように対向基板12もしくはアレイ
基板11あるいは両方の基板11,12に膜厚制御膜1
41を形成する構成も例示される。膜厚制御膜141の
形成材料としては絶縁膜19と同一材料を用いられる
他、PD液晶を構成する樹脂として用いられる紫外線硬
化型アクリル樹脂や、カラーフィルタ材料が例示され
る。
【0108】図14の構成では、反射膜16をノコギリ
歯状に形成している。図55と同様に反射光が観察者の
眼に直接入射することを防止するためである。反射膜1
6に入射光した光は角度を曲げられる。なお、図14で
は反射膜16はゲート信号線24上に形成したところを
示している。また図14のような反射膜16に角度をつ
けるのは、ゲート信号線24、ソース信号線25、共通
電極101であってもよい。また、反射膜16上に凸部
26を形成してもよい。
歯状に形成している。図55と同様に反射光が観察者の
眼に直接入射することを防止するためである。反射膜1
6に入射光した光は角度を曲げられる。なお、図14で
は反射膜16はゲート信号線24上に形成したところを
示している。また図14のような反射膜16に角度をつ
けるのは、ゲート信号線24、ソース信号線25、共通
電極101であってもよい。また、反射膜16上に凸部
26を形成してもよい。
【0109】以上の実施の形態において、反射膜16と
ソース信号線、ゲート信号線24、共通電極101の複
数の構成物を反射手段として用いてもよい。
ソース信号線、ゲート信号線24、共通電極101の複
数の構成物を反射手段として用いてもよい。
【0110】図15は図1の構成に加えて、対向基板1
2に第2反射膜16bを形成した構成である。A面から
液晶表示パネル31を見れば、反射膜16aが反射型画
素として機能し、画像を見ることができる。また、B面
から液晶表示パネル31を見れば、反射膜16bが反射
型画素として機能し、画像を見ることができる。つま
り、図15の液晶表示パネルはA面とB面の両方から反
射型表示パネルとして画像を見ることができる構成であ
る。
2に第2反射膜16bを形成した構成である。A面から
液晶表示パネル31を見れば、反射膜16aが反射型画
素として機能し、画像を見ることができる。また、B面
から液晶表示パネル31を見れば、反射膜16bが反射
型画素として機能し、画像を見ることができる。つま
り、図15の液晶表示パネルはA面とB面の両方から反
射型表示パネルとして画像を見ることができる構成であ
る。
【0111】しかし、図15の構成では課題がある。反
射膜16の裏面で反射された光が観察者の眼に飛び込
み、表示コントラストを低下させてしまうからである。
この課題に対処するため、図15の液晶表示パネルで
は、反射膜16の裏面に光吸収膜151を形成もしくは
配置している。
射膜16の裏面で反射された光が観察者の眼に飛び込
み、表示コントラストを低下させてしまうからである。
この課題に対処するため、図15の液晶表示パネルで
は、反射膜16の裏面に光吸収膜151を形成もしくは
配置している。
【0112】光吸収膜151としては六価クロムなどの
黒色の金属薄膜、アクリルにカーボン等を添加した樹
脂、複数あるいは単色の色素もしくは染料を添加したカ
ラーフィルタが例示される。これらは入射光を吸収もし
くは減光する。なお、光吸収膜151は光散乱膜として
もよい。入射光を散乱させても、観察者の眼に直接光が
入射することを抑制できるからである。
黒色の金属薄膜、アクリルにカーボン等を添加した樹
脂、複数あるいは単色の色素もしくは染料を添加したカ
ラーフィルタが例示される。これらは入射光を吸収もし
くは減光する。なお、光吸収膜151は光散乱膜として
もよい。入射光を散乱させても、観察者の眼に直接光が
入射することを抑制できるからである。
【0113】遮光膜(反射膜)16bは対向電極15と
電気的に接続を取っておくことが好ましい。また、遮光
膜16bの形成面積を開口部22より狭くすることによ
り透過型表示パネルとしても用いることができることは
言うまでもない。
電気的に接続を取っておくことが好ましい。また、遮光
膜16bの形成面積を開口部22より狭くすることによ
り透過型表示パネルとしても用いることができることは
言うまでもない。
【0114】液晶表示パネル31には画素間から光漏れ
が発生しないようにするため、対向基板12にはブラッ
クマトリックス(BM)81が形成される(図8、図1
0、図14、図16等参照)。BM81の形成材料とし
ては、遮光特性の観点からクロム(Cr)が用いられ
る。図66、図67、図70などの投射型表示装置に用
いるライトバルブとしての液晶表示パネル31には強烈
な光が入射する。BM81に入射した入射光の40%は
BMで吸収されるため、表示パネル31は加熱され、劣
化する。
が発生しないようにするため、対向基板12にはブラッ
クマトリックス(BM)81が形成される(図8、図1
0、図14、図16等参照)。BM81の形成材料とし
ては、遮光特性の観点からクロム(Cr)が用いられ
る。図66、図67、図70などの投射型表示装置に用
いるライトバルブとしての液晶表示パネル31には強烈
な光が入射する。BM81に入射した入射光の40%は
BMで吸収されるため、表示パネル31は加熱され、劣
化する。
【0115】図16に示すように本発明の実施の形態の
表示パネル31はBM81aの構成材料としてアルミニ
ウム(Al)を使用している。Alは90%の光を反射
するため、表示パネル31が加熱され劣化するという問
題はなくなる。しかし、Alは遮光特性がCrに比較し
て悪いため膜厚を厚く形成する必要がある。一例とし
て、Crの膜厚0.1μmの遮光特性を得るAlの膜厚
は1μmである。つまり、10倍の膜厚に形成する必要
がある。
表示パネル31はBM81aの構成材料としてアルミニ
ウム(Al)を使用している。Alは90%の光を反射
するため、表示パネル31が加熱され劣化するという問
題はなくなる。しかし、Alは遮光特性がCrに比較し
て悪いため膜厚を厚く形成する必要がある。一例とし
て、Crの膜厚0.1μmの遮光特性を得るAlの膜厚
は1μmである。つまり、10倍の膜厚に形成する必要
がある。
【0116】一方、TN液晶表示パネルなどは液晶分子
を配向する必要があるため、ラビング処理を行う必要が
ある。ラビング処理を行う際、凹凸があるとラビング不
良が発生する。したがって、対向基板12にAlを用い
てBMを形成すると基板12に凹凸が発生し、良好なラ
ビングを行うことができない。
を配向する必要があるため、ラビング処理を行う必要が
ある。ラビング処理を行う際、凹凸があるとラビング不
良が発生する。したがって、対向基板12にAlを用い
てBMを形成すると基板12に凹凸が発生し、良好なラ
ビングを行うことができない。
【0117】この課題に対処するため、図16に示すよ
うに本発明の実施の形態の表示パネル31は対向基板1
2において、BM81を形成する位置に凹部162をま
ず形成し、この凹部162を埋めるようにBM81を形
成している。凹部162は対向基板12にレジストを塗
布し、パターニングを行った後、フッ酸溶液でエッチン
グすることにより容易に形成できる。凹部162の深さ
は0.6μm以上1.6μm以下とし、さらに好ましく
は0.8μm以上1.2μm以下にする。この凹部16
2の深さはエッチング時間を調整することにより容易に
調整できる。なお、形成した凹部162は表面があれて
いるため、凹部162を形成後、対向基板12にはSi
O2、SiNxなどの無機材料を0.05μm以上0.2
μm以下の膜厚で蒸着しておく。
うに本発明の実施の形態の表示パネル31は対向基板1
2において、BM81を形成する位置に凹部162をま
ず形成し、この凹部162を埋めるようにBM81を形
成している。凹部162は対向基板12にレジストを塗
布し、パターニングを行った後、フッ酸溶液でエッチン
グすることにより容易に形成できる。凹部162の深さ
は0.6μm以上1.6μm以下とし、さらに好ましく
は0.8μm以上1.2μm以下にする。この凹部16
2の深さはエッチング時間を調整することにより容易に
調整できる。なお、形成した凹部162は表面があれて
いるため、凹部162を形成後、対向基板12にはSi
O2、SiNxなどの無機材料を0.05μm以上0.2
μm以下の膜厚で蒸着しておく。
【0118】このように構成された凹部162にAl薄
膜を蒸着しBM81aを形成する。したがって、対向基
板12の表面にはBM81形成による凸部は発生しな
い。そのため、良好なラビングを行うことができる。
膜を蒸着しBM81aを形成する。したがって、対向基
板12の表面にはBM81形成による凸部は発生しな
い。そのため、良好なラビングを行うことができる。
【0119】必要に応じて、遮光性を向上させるため、
Al膜81aに重ねて、Crあるいはチタン(Ti)な
どから金属薄膜81bを積層する。この金属薄膜81b
はAl81bが対向電極15のITOと直接接触しない
ようにする効果もある。Al薄膜とITO薄膜が接触す
ると電池作用により腐食するからである。
Al膜81aに重ねて、Crあるいはチタン(Ti)な
どから金属薄膜81bを積層する。この金属薄膜81b
はAl81bが対向電極15のITOと直接接触しない
ようにする効果もある。Al薄膜とITO薄膜が接触す
ると電池作用により腐食するからである。
【0120】なお、積層する薄膜は2層に限定するもの
ではなく、3層以上でもよい。また、積層する薄膜は金
属薄膜に限定するものではなく、カーボンを添加された
アクリル樹脂、あるいはカーボン単体などの有機材料か
らなる薄膜でもよい。これらのBM81を構成する薄膜
の膜厚は0.4μm以上1.4μm以下とし、さらに好
ましくは0.6μm以上1.0μm以下にする。
ではなく、3層以上でもよい。また、積層する薄膜は金
属薄膜に限定するものではなく、カーボンを添加された
アクリル樹脂、あるいはカーボン単体などの有機材料か
らなる薄膜でもよい。これらのBM81を構成する薄膜
の膜厚は0.4μm以上1.4μm以下とし、さらに好
ましくは0.6μm以上1.0μm以下にする。
【0121】凹部162に充填されたBM81上には、
平坦化膜161を形成する。平坦化膜161の形成材料
としては、アクリル樹脂、ゼラチン樹脂、ポリイミド樹
脂、エポキシ樹脂、ポリビニィールアルコール樹脂(P
VA)などの有機材料あるいは酸化シリコン(Si
O2)、窒化シリコン(SiNx)などの無機材料などが
例示される。なお、特に、紫外線硬化タイプの樹脂を採
用することが好ましい。ただし、SiO2などの無機材
料は、耐熱性があり、また広い波長帯域において透過率
が良好なため、投射型表示装置のライトバルブとして採
用する場合は好ましい。
平坦化膜161を形成する。平坦化膜161の形成材料
としては、アクリル樹脂、ゼラチン樹脂、ポリイミド樹
脂、エポキシ樹脂、ポリビニィールアルコール樹脂(P
VA)などの有機材料あるいは酸化シリコン(Si
O2)、窒化シリコン(SiNx)などの無機材料などが
例示される。なお、特に、紫外線硬化タイプの樹脂を採
用することが好ましい。ただし、SiO2などの無機材
料は、耐熱性があり、また広い波長帯域において透過率
が良好なため、投射型表示装置のライトバルブとして採
用する場合は好ましい。
【0122】平坦化膜161aの膜厚としては0.2μ
m以上1.4μm以下が好ましく、中でも0.5μm以
上1.0μm以下に構成することが好ましい。この平坦
化膜161上に対向電極15としてのITOを形成す
る。図16(b)は平坦化膜162を用いずカラーフィ
ルタ17を平坦化膜として用いた構成である。
m以上1.4μm以下が好ましく、中でも0.5μm以
上1.0μm以下に構成することが好ましい。この平坦
化膜161上に対向電極15としてのITOを形成す
る。図16(b)は平坦化膜162を用いずカラーフィ
ルタ17を平坦化膜として用いた構成である。
【0123】平坦化膜161をSiO2などの無機材料
で形成した場合は、平坦化膜161を形成後、表面を研
磨して平坦化する。研磨処理は機械的にあるいは化学的
に行う。SiO2は比較的柔らかいため研磨が容易であ
る。研磨処理を行った後、対向電極15を形成する。な
お、平坦化膜161が有機材料の場合も研磨処理を行う
ことにより良好な平坦化膜161を形成できることは言
うまでもない。
で形成した場合は、平坦化膜161を形成後、表面を研
磨して平坦化する。研磨処理は機械的にあるいは化学的
に行う。SiO2は比較的柔らかいため研磨が容易であ
る。研磨処理を行った後、対向電極15を形成する。な
お、平坦化膜161が有機材料の場合も研磨処理を行う
ことにより良好な平坦化膜161を形成できることは言
うまでもない。
【0124】また、他の例示例として、凹部162に凹
部162の深さよりも厚くBM81を形成した後、表面
を研磨処理して平坦化してもよい。このようにすること
により凹部162にちょうどBM81が充填されたよう
な構成とすることができる。平坦化後、表面に対向電極
15としてのITOを形成する。もちろん、BM81を
研磨後、平坦化機能よりも基板12から不純物が溶出す
るのを防止するという観点から薄く平坦化膜(絶縁膜)
161を形成し、形成後、対向電極15を形成してもよ
い。
部162の深さよりも厚くBM81を形成した後、表面
を研磨処理して平坦化してもよい。このようにすること
により凹部162にちょうどBM81が充填されたよう
な構成とすることができる。平坦化後、表面に対向電極
15としてのITOを形成する。もちろん、BM81を
研磨後、平坦化機能よりも基板12から不純物が溶出す
るのを防止するという観点から薄く平坦化膜(絶縁膜)
161を形成し、形成後、対向電極15を形成してもよ
い。
【0125】なお、対向電極15は液晶表示パネル31
がIPS構造の場合は不要である。したがって、この場
合は対向電極15を形成せず、平坦化膜161上に配向
膜を形成すればよい。
がIPS構造の場合は不要である。したがって、この場
合は対向電極15を形成せず、平坦化膜161上に配向
膜を形成すればよい。
【0126】また、図16においてBM81はAlある
いはAlを含む金属多層膜としたが、これに限定するも
のではなく、低屈折率の誘電体膜と高屈折率の誘電体膜
とを多層に形成した誘電体多層膜(干渉膜)で形成して
もよい。誘電体多層膜は光学的干渉作用により特定波長
の光を反射し、反射に際し、光の吸収は全くない。した
がって、全く入射光の吸収がないBM81を構成するこ
とができる。また、Alの代わりに銀(Ag)を用いて
もよい。Agも反射率が高く良好なBM81となる。
いはAlを含む金属多層膜としたが、これに限定するも
のではなく、低屈折率の誘電体膜と高屈折率の誘電体膜
とを多層に形成した誘電体多層膜(干渉膜)で形成して
もよい。誘電体多層膜は光学的干渉作用により特定波長
の光を反射し、反射に際し、光の吸収は全くない。した
がって、全く入射光の吸収がないBM81を構成するこ
とができる。また、Alの代わりに銀(Ag)を用いて
もよい。Agも反射率が高く良好なBM81となる。
【0127】また、干渉膜をBM81として採用する場
合はBM81を構成する薄膜の膜厚は1.0μm以上
1.8μm以下とし、さらに好ましくは1.2μm以上
1.6μm以下にする。また、凹部162の深さは1.
2μm以上2.2μm以下とし、さらに好ましくは1.
4μm以上1.8μm以下にする。
合はBM81を構成する薄膜の膜厚は1.0μm以上
1.8μm以下とし、さらに好ましくは1.2μm以上
1.6μm以下にする。また、凹部162の深さは1.
2μm以上2.2μm以下とし、さらに好ましくは1.
4μm以上1.8μm以下にする。
【0128】また、図16の構成では対向基板12に凹
部162を形成し、この凹部162にBM81を作製す
るとしたがこれに限定するものではなく、対向基板12
に凹部162を形成することなく、Alあるいは干渉膜
からなるBM81を形成し、このBM81上に平坦化膜
162を形成してもよい。この時は平坦化膜162の膜
厚は1.0μm以上3.0μm以下とし、さらに好まし
くは1.4μm以上2.4μm以下にする。
部162を形成し、この凹部162にBM81を作製す
るとしたがこれに限定するものではなく、対向基板12
に凹部162を形成することなく、Alあるいは干渉膜
からなるBM81を形成し、このBM81上に平坦化膜
162を形成してもよい。この時は平坦化膜162の膜
厚は1.0μm以上3.0μm以下とし、さらに好まし
くは1.4μm以上2.4μm以下にする。
【0129】また、図16では対向基板12に凹部16
2を形成し、凹部162にBM81を作製するとした
が、これに限定するものではなく、アレイ基板11に凹
部を形成し、かつこの凹部分にBMを形成してもよい。
この場合は、BM上にソース信号線25等を形成する。
2を形成し、凹部162にBM81を作製するとした
が、これに限定するものではなく、アレイ基板11に凹
部を形成し、かつこの凹部分にBMを形成してもよい。
この場合は、BM上にソース信号線25等を形成する。
【0130】BM81と対向電極15とは表示領域の周
辺で、あるいは表示領域内で電気的に接続しておくこと
が好ましい。対向電極15はITOで形成されるため、
シート抵抗が高い。そのため、対向電極15のITOと
金属材料からなるBM81とを接続してシート抵抗を低
くするためである。表示領域内で接続する場合は、BM
81bと対向電極15とが接する箇所の平坦化膜81a
をエッチングなどにより除去し、BM81bと対向電極
15とが直接接するように構成すればよい。この構成の
場合は、BM81bはAl以外の材料を選定する。電池
による腐食を防止するためである。
辺で、あるいは表示領域内で電気的に接続しておくこと
が好ましい。対向電極15はITOで形成されるため、
シート抵抗が高い。そのため、対向電極15のITOと
金属材料からなるBM81とを接続してシート抵抗を低
くするためである。表示領域内で接続する場合は、BM
81bと対向電極15とが接する箇所の平坦化膜81a
をエッチングなどにより除去し、BM81bと対向電極
15とが直接接するように構成すればよい。この構成の
場合は、BM81bはAl以外の材料を選定する。電池
による腐食を防止するためである。
【0131】一方、図1でも説明したようにアレイ基板
11側では、ソース信号線25上に平坦化膜(図16で
は絶縁膜19がこの機能を発揮する)を形成し、かつ、
ソース信号線25上で画素電極が隣接するように構成す
るとよい。このように構成することにより、画素電極1
4の周辺部からの光漏れは全くなくなる。しかし、この
場合、ソース信号線25と画素電極14との寄生容量が
大きくなる。この寄生容量による画像表示への悪影響を
回避するためには図6などで説明した本発明の実施の形
態の駆動方法を採用するとよい。
11側では、ソース信号線25上に平坦化膜(図16で
は絶縁膜19がこの機能を発揮する)を形成し、かつ、
ソース信号線25上で画素電極が隣接するように構成す
るとよい。このように構成することにより、画素電極1
4の周辺部からの光漏れは全くなくなる。しかし、この
場合、ソース信号線25と画素電極14との寄生容量が
大きくなる。この寄生容量による画像表示への悪影響を
回避するためには図6などで説明した本発明の実施の形
態の駆動方法を採用するとよい。
【0132】なお、図16ではTFT91など説明に不
要な構成物は省略している。また、TFT91はLDD
(ロー ドーピング ドレイン)構造にするとよい。
要な構成物は省略している。また、TFT91はLDD
(ロー ドーピング ドレイン)構造にするとよい。
【0133】図16では対向基板12に凹部162を形
成し、この凹部162内にBM81を形成するとした。
同様に、アレイ基板11に凹部を形成し、この凹部にT
FT91などを形成してもよい。
成し、この凹部162内にBM81を形成するとした。
同様に、アレイ基板11に凹部を形成し、この凹部にT
FT91などを形成してもよい。
【0134】アレイ基板11にTFT91などを形成
後、平坦化膜19を形成する。平坦化膜をSiO2など
の無機材料で形成した場合は、平坦化膜19を形成後、
表面を研磨して平坦化する。研磨処理は平坦化膜19と
同様に機械的にあるいは化学的に行う。特に、SiO2
で平坦化膜19を形成した場合は、SiO2は比較的柔
らかいため機械的研磨が容易である。研磨処理を行った
後、平坦化膜19にTFT91と画素電極14とを接続
するコンタクトホールを形成し、平坦化膜91上に画素
電極14を形成する。なお、平坦化膜19をポリイミド
などの有機材料の場合も研磨処理を行うことにより良好
な平坦化膜19を形成できることは言うまでもない。
後、平坦化膜19を形成する。平坦化膜をSiO2など
の無機材料で形成した場合は、平坦化膜19を形成後、
表面を研磨して平坦化する。研磨処理は平坦化膜19と
同様に機械的にあるいは化学的に行う。特に、SiO2
で平坦化膜19を形成した場合は、SiO2は比較的柔
らかいため機械的研磨が容易である。研磨処理を行った
後、平坦化膜19にTFT91と画素電極14とを接続
するコンタクトホールを形成し、平坦化膜91上に画素
電極14を形成する。なお、平坦化膜19をポリイミド
などの有機材料の場合も研磨処理を行うことにより良好
な平坦化膜19を形成できることは言うまでもない。
【0135】液晶層18を所定膜厚にするために、BM
81上あるいはBM81と対面するアレイ基板11上に
誘電体材料からなる柱を形成することは有効である。柱
の高さを液晶層18の膜厚とする。
81上あるいはBM81と対面するアレイ基板11上に
誘電体材料からなる柱を形成することは有効である。柱
の高さを液晶層18の膜厚とする。
【0136】なお、表示パネル31には図17(a)に
図示したように反射防止膜21を形成した反射防止基板
171を光結合材(オプティカルカップリング材)17
2でオプティカルカップリングさせるとよい。このよう
に構成することにより、表示パネル31と空気との界面
で反射する光が抑制され、光利用効率が向上する。ま
た、表示パネル31の表面にゴミが付着してもスクリー
ン上では結像しないという利点もある。図17(b)は
表示パネル31にマイクロレンズアレイ173を取りつ
けた構成であり、図17(c)はマイクロレンズアレイ
173に反射防止基板171を取りつけた構成である。
図示したように反射防止膜21を形成した反射防止基板
171を光結合材(オプティカルカップリング材)17
2でオプティカルカップリングさせるとよい。このよう
に構成することにより、表示パネル31と空気との界面
で反射する光が抑制され、光利用効率が向上する。ま
た、表示パネル31の表面にゴミが付着してもスクリー
ン上では結像しないという利点もある。図17(b)は
表示パネル31にマイクロレンズアレイ173を取りつ
けた構成であり、図17(c)はマイクロレンズアレイ
173に反射防止基板171を取りつけた構成である。
【0137】また、図16、図17で説明した本発明の
実施の形態の表示パネル31は、投射型表示装置のライ
トバルブとしてだけではなく、本発明の実施の形態の図
61、図63などのビューファインダのライトバルブ、
あるいは、図64のテレビ、図59のビデオカメラ、図
44などの携帯情報端末、図88のパーソナルコンピュ
ータなどの表示パネルとしても用いることができること
は言うまでもない。また、画素14は、図1、図7、図
10などで説明した半透過仕様としてもよいことは言う
までもない。
実施の形態の表示パネル31は、投射型表示装置のライ
トバルブとしてだけではなく、本発明の実施の形態の図
61、図63などのビューファインダのライトバルブ、
あるいは、図64のテレビ、図59のビデオカメラ、図
44などの携帯情報端末、図88のパーソナルコンピュ
ータなどの表示パネルとしても用いることができること
は言うまでもない。また、画素14は、図1、図7、図
10などで説明した半透過仕様としてもよいことは言う
までもない。
【0138】図1等において開口部22には透明電極を
形成すると説明したが、必ずしもこれに限定するもので
はない。たとえば、図18に示すようにaの部分に透明
電極を形成せずともよい。対向電極15と電極16、1
4に印加された電圧で液晶層18を変調することができ
る。また、対向電極15がない場合でも図18に示すよ
うに電気力線181(横電界)が発生し、光変調を行う
ことができる。
形成すると説明したが、必ずしもこれに限定するもので
はない。たとえば、図18に示すようにaの部分に透明
電極を形成せずともよい。対向電極15と電極16、1
4に印加された電圧で液晶層18を変調することができ
る。また、対向電極15がない場合でも図18に示すよ
うに電気力線181(横電界)が発生し、光変調を行う
ことができる。
【0139】以上の実施の形態は液晶層18が平坦な場
合の構成であった。光変調を行うには、液晶層18が平
坦である必要はなく、図19に示すように液晶層18の
形状がノコギリ状となっていてもよい。
合の構成であった。光変調を行うには、液晶層18が平
坦である必要はなく、図19に示すように液晶層18の
形状がノコギリ状となっていてもよい。
【0140】図19に示す液晶層18は屈折率が変化す
る微小プリズムと考えれば理解しやすい。プリズムはス
トライプ状あるいは画素ごとに三角錐、四角錐状が例示
される。説明を容易にするため実施の形態では一画素に
対応したプリズムとして説明するが、これに限定するも
のではなく、複数の画素に1つのプリズムが対応して
も、1つの画素に複数のプリズムの山形があってもよ
い。以後、説明を容易にするため、図19などの三角形
(液晶層の膜厚分布がある)形状の液晶層をプリズム液
晶と呼ぶ。
る微小プリズムと考えれば理解しやすい。プリズムはス
トライプ状あるいは画素ごとに三角錐、四角錐状が例示
される。説明を容易にするため実施の形態では一画素に
対応したプリズムとして説明するが、これに限定するも
のではなく、複数の画素に1つのプリズムが対応して
も、1つの画素に複数のプリズムの山形があってもよ
い。以後、説明を容易にするため、図19などの三角形
(液晶層の膜厚分布がある)形状の液晶層をプリズム液
晶と呼ぶ。
【0141】図19に示すプリズム液晶18は一画素行
に対し、1つのストライプ状のプリズム液晶18が対応
する。つまりストライプ状のプリズム液晶と表示パネル
31の画素行とは同一本数である。
に対し、1つのストライプ状のプリズム液晶18が対応
する。つまりストライプ状のプリズム液晶と表示パネル
31の画素行とは同一本数である。
【0142】アレイ基板11にはマトリックス状に画素
電極14が形成されている。また液晶層18を一定膜厚
となるため、ゲート信号線24(図示せず)に沿って保
持部191が形成されている。保持部191の構成材料
として絶縁膜19と同様の材料が例示される。なお、保
持部は絶縁膜19の説明でも述べたが、比誘電率の低い
材料(MSQ等)を用いることが好ましい。また、保持
部191中に黒色もしくは入射光の補色の色素、染料を
添加したものを用いることが好ましい。液晶層18内で
発生するハレーション等を抑制し、表示コントラストを
向上できるからである。
電極14が形成されている。また液晶層18を一定膜厚
となるため、ゲート信号線24(図示せず)に沿って保
持部191が形成されている。保持部191の構成材料
として絶縁膜19と同様の材料が例示される。なお、保
持部は絶縁膜19の説明でも述べたが、比誘電率の低い
材料(MSQ等)を用いることが好ましい。また、保持
部191中に黒色もしくは入射光の補色の色素、染料を
添加したものを用いることが好ましい。液晶層18内で
発生するハレーション等を抑制し、表示コントラストを
向上できるからである。
【0143】対向基板12には対向電極15を形成す
る。この対向電極15または画素電極14の一部に反射
膜を形成することにより、表示パネル31を半透過仕様
にすることができる。また、対向電極15または画素電
極14のうち一方を反射電極とすることにより、反射型
の表示パネル31とすることができる。
る。この対向電極15または画素電極14の一部に反射
膜を形成することにより、表示パネル31を半透過仕様
にすることができる。また、対向電極15または画素電
極14のうち一方を反射電極とすることにより、反射型
の表示パネル31とすることができる。
【0144】対向基板12のノコギリ状部は、斜方エッ
チング技術で形成する。形成角度(DEG)θは、3≦
θ≦30の範囲が好ましく、さらには5≦θ≦12の範
囲内とすることが好ましい。ただし、この角度θは使用
する液晶材料の異常光屈折率neと常光屈折率noで変
化することは言うまでもない。
チング技術で形成する。形成角度(DEG)θは、3≦
θ≦30の範囲が好ましく、さらには5≦θ≦12の範
囲内とすることが好ましい。ただし、この角度θは使用
する液晶材料の異常光屈折率neと常光屈折率noで変
化することは言うまでもない。
【0145】なお、15を画素電極とし、14を対向電
極としてもよい。また、対向電極15が傾斜部に形成さ
れていると、段の部分で電気的に切断されやすいという
問題がある。この問題に対しては図22に示すようにプ
リズム液晶18を屋根形とすることは有効である。その
他、段部にテーパがつくようにエッチングしたり、溝を
形成したりすることにより、対向電極15を接続するこ
とも有効である。
極としてもよい。また、対向電極15が傾斜部に形成さ
れていると、段の部分で電気的に切断されやすいという
問題がある。この問題に対しては図22に示すようにプ
リズム液晶18を屋根形とすることは有効である。その
他、段部にテーパがつくようにエッチングしたり、溝を
形成したりすることにより、対向電極15を接続するこ
とも有効である。
【0146】液晶層18の液晶分子が正の誘電率を持つ
場合を例にあげて説明する。なお、液晶分子が負の誘電
率を持つ場合は基本的に以後の説明の逆となる。いずれ
にせよ、液晶分子の誘電率の極性にかかわらず、本発明
の実施の形態の表示パネルを構成することができる。
場合を例にあげて説明する。なお、液晶分子が負の誘電
率を持つ場合は基本的に以後の説明の逆となる。いずれ
にせよ、液晶分子の誘電率の極性にかかわらず、本発明
の実施の形態の表示パネルを構成することができる。
【0147】画素電極14に電圧が印加されると、液晶
分子は垂直に配向する。そのためアレイ基板11に垂直
な方向から見ると液晶層18は常光屈折率noとなる。
noは屈折率1.51から1.54程度である。この屈
折率は基板11の屈折率と実質上等しい。
分子は垂直に配向する。そのためアレイ基板11に垂直
な方向から見ると液晶層18は常光屈折率noとなる。
noは屈折率1.51から1.54程度である。この屈
折率は基板11の屈折率と実質上等しい。
【0148】液晶層18に電圧が印加されていない時
は、液晶分子は横方向に配向し、表示パネル31への入
射光が偏光で、この偏光方向が液晶分子の配向方向と実
質上一致するとき、屈折率は異常光屈折率neとなる。
PD液晶のように液晶分子がランダムに配向している時
は屈折率nx=(2no+ne)/3となる。
は、液晶分子は横方向に配向し、表示パネル31への入
射光が偏光で、この偏光方向が液晶分子の配向方向と実
質上一致するとき、屈折率は異常光屈折率neとなる。
PD液晶のように液晶分子がランダムに配向している時
は屈折率nx=(2no+ne)/3となる。
【0149】いずれにせよ、液晶層18は画素電極14
に印加した電圧において、屈折率を変化させることがで
きる。また、プリズム液晶18を一画素(列もしくは
行)に対応するように形成することにより、各々の画素
電極14に印加した電圧により、画素ごとに光変調を行
うことができる。したがって、画像表示を行うことがで
きる。
に印加した電圧において、屈折率を変化させることがで
きる。また、プリズム液晶18を一画素(列もしくは
行)に対応するように形成することにより、各々の画素
電極14に印加した電圧により、画素ごとに光変調を行
うことができる。したがって、画像表示を行うことがで
きる。
【0150】つまり、液晶分子が正の誘電率を持つ場
合、液晶層18に電圧が印加されていない場合は、プリ
ズム液晶18の屈折率と基板12との屈折率が異なり、
微小プリズムが出現する。液晶層18に飽和電圧が印加
されている場合は、プリズム液晶18は消滅する。電圧
が中間状態の時は電圧印加状態に応じてプリズム液晶1
8の屈折率が変化する。
合、液晶層18に電圧が印加されていない場合は、プリ
ズム液晶18の屈折率と基板12との屈折率が異なり、
微小プリズムが出現する。液晶層18に飽和電圧が印加
されている場合は、プリズム液晶18は消滅する。電圧
が中間状態の時は電圧印加状態に応じてプリズム液晶1
8の屈折率が変化する。
【0151】図20では画素電極14bには電圧が印加
されておらず、画素電極に14aに飽和電圧が印加され
ている状態を示している。したがって、液晶層18bに
はプリズム液晶が発生しており、液晶層18aはプリズ
ム液晶が消滅している。したがって、入射先201aは
光路を曲げられることなく直進し、出射先201fとな
り、入射先201bはプリズム液晶により光路を曲げら
れ、出射先201eとなる。出射先201fあるいは2
01eを投射レンズで集光するようにシステムを構成し
ておけば投射型表示装置を構成できるし、出射光201
fあるいは201eを観察者の眼に入射しないように構
成しておけば、ビューファインダあるいは直視モニター
を構成できる。
されておらず、画素電極に14aに飽和電圧が印加され
ている状態を示している。したがって、液晶層18bに
はプリズム液晶が発生しており、液晶層18aはプリズ
ム液晶が消滅している。したがって、入射先201aは
光路を曲げられることなく直進し、出射先201fとな
り、入射先201bはプリズム液晶により光路を曲げら
れ、出射先201eとなる。出射先201fあるいは2
01eを投射レンズで集光するようにシステムを構成し
ておけば投射型表示装置を構成できるし、出射光201
fあるいは201eを観察者の眼に入射しないように構
成しておけば、ビューファインダあるいは直視モニター
を構成できる。
【0152】図21(a)は表示パネル31の光入射面
と光出射面に偏光板10を配置した構成である。また、
図21(b)は画素電極14を反射電極とした構成であ
る。
と光出射面に偏光板10を配置した構成である。また、
図21(b)は画素電極14を反射電極とした構成であ
る。
【0153】なお、画素電極を反射電極とする構成は、
金属薄膜で反射膜を形成する他に、以下の構成も考えら
れる。1つは電極上に誘電体多層膜からなる反射膜を形
成する構成である。液晶層への電圧印加は、前記電極に
電圧印加することにより行う。しかし、印加した電圧が
誘電体多層膜で減圧されるという問題がある。他の構成
は、透明電極の下層に誘電体多層膜からなる反射膜を形
成する構成である。入射光は透明電極を素通りし、誘電
体多層膜で反射する。液晶層18には透明電極に電圧を
印加することにより電圧をかけることができるから、電
圧の減圧がないという利点がある。
金属薄膜で反射膜を形成する他に、以下の構成も考えら
れる。1つは電極上に誘電体多層膜からなる反射膜を形
成する構成である。液晶層への電圧印加は、前記電極に
電圧印加することにより行う。しかし、印加した電圧が
誘電体多層膜で減圧されるという問題がある。他の構成
は、透明電極の下層に誘電体多層膜からなる反射膜を形
成する構成である。入射光は透明電極を素通りし、誘電
体多層膜で反射する。液晶層18には透明電極に電圧を
印加することにより電圧をかけることができるから、電
圧の減圧がないという利点がある。
【0154】図21のように液晶層18が1層の場合
は、P偏光とS偏光のうち、一方の偏光しか変調できな
いという問題がある。ただし、PD液晶、ゲストホスト
液晶では変調できるように構成することもできる。
は、P偏光とS偏光のうち、一方の偏光しか変調できな
いという問題がある。ただし、PD液晶、ゲストホスト
液晶では変調できるように構成することもできる。
【0155】入射光をより大きな角度で曲げるには、図
23に示すように液晶層18aと18bを形成すればよ
い。プリズム液晶の屈折率変化が大きくなり、出射光の
角度201eを大きくすることができる。
23に示すように液晶層18aと18bを形成すればよ
い。プリズム液晶の屈折率変化が大きくなり、出射光の
角度201eを大きくすることができる。
【0156】図23では薄い透明基板12の両面に透明
電極15が形成されている。アレイ基板11aと11b
にはそれぞれマトリックス状に画素が形成されている。
液晶層18をPD液晶で形成する場合は、図23に示す
透明基板12をなくすることができる。PD液晶は固体
という特徴ある性質を持っているからである。この構成
を図24に示す。
電極15が形成されている。アレイ基板11aと11b
にはそれぞれマトリックス状に画素が形成されている。
液晶層18をPD液晶で形成する場合は、図23に示す
透明基板12をなくすることができる。PD液晶は固体
という特徴ある性質を持っているからである。この構成
を図24に示す。
【0157】図24の構成ではまず、アレイ基板11a
上に画素電極14aが形成される。その後、補助基板
(フィルム)(図示せず)とアレイ基板11a間に液晶
成分と未硬化の樹脂成分と混合させた混合溶液を充填す
る。つぎに、所定の膜厚にした後、紫外線光を照射して
樹脂成分を硬化させ、相分離させる。その後、補助基板
を剥離する。次に、液晶層18a上に対向電極15を蒸
着する。次にアレイ基板11bと対向電極15間に混合
溶液を充填し、所定膜厚にした後、紫外線光を照射して
樹脂成分を硬化させ液晶と樹脂とを相分離させる。
上に画素電極14aが形成される。その後、補助基板
(フィルム)(図示せず)とアレイ基板11a間に液晶
成分と未硬化の樹脂成分と混合させた混合溶液を充填す
る。つぎに、所定の膜厚にした後、紫外線光を照射して
樹脂成分を硬化させ、相分離させる。その後、補助基板
を剥離する。次に、液晶層18a上に対向電極15を蒸
着する。次にアレイ基板11bと対向電極15間に混合
溶液を充填し、所定膜厚にした後、紫外線光を照射して
樹脂成分を硬化させ液晶と樹脂とを相分離させる。
【0158】なお、図23、図24、図25において、
液晶層18をPD液晶で形成する場合は、液晶層18a
と18bの水滴状液晶の平均粒子径あるいはポリマーネ
ットワークの平均孔径、材料組成、ゲストホストの添加
割合、液晶層の構成・構造等を変化させることが好まし
い。視野角等が拡大し、また表示コントラスト等を高く
することができるからである。
液晶層18をPD液晶で形成する場合は、液晶層18a
と18bの水滴状液晶の平均粒子径あるいはポリマーネ
ットワークの平均孔径、材料組成、ゲストホストの添加
割合、液晶層の構成・構造等を変化させることが好まし
い。視野角等が拡大し、また表示コントラスト等を高く
することができるからである。
【0159】また、液晶層は、液晶層18aをTN液晶
層、液晶層18bとPD液晶層というように液晶モード
を変化させてもよい。また、18aをPLZTとし、1
8bを液晶層もしくは有機あるいは無機のELとする構
成も考えられる。
層、液晶層18bとPD液晶層というように液晶モード
を変化させてもよい。また、18aをPLZTとし、1
8bを液晶層もしくは有機あるいは無機のELとする構
成も考えられる。
【0160】図22、図24等の構成はプリズム液晶1
8を画素方向に形成した構成であった。しかし、この構
成では液晶モードによってはP偏光もしくはS偏光の一
方のみしか変調できない場合がある。これに対処するた
めには、図25に示すように、プリズム液晶18bを画
素行方向に、プリズム液晶18bを画素列方向に形成す
るとよい。このように構成することにより、入射先の変
調状態がより良好となり、また、P偏光とS偏光の両方
を良好に変調できるようになる。
8を画素方向に形成した構成であった。しかし、この構
成では液晶モードによってはP偏光もしくはS偏光の一
方のみしか変調できない場合がある。これに対処するた
めには、図25に示すように、プリズム液晶18bを画
素行方向に、プリズム液晶18bを画素列方向に形成す
るとよい。このように構成することにより、入射先の変
調状態がより良好となり、また、P偏光とS偏光の両方
を良好に変調できるようになる。
【0161】液晶表示パネル31に動画を表示させる
と、画像の尾ひきがあらわれる。この尾ひきとは、たと
えば黒バック画面に白いボールが動くと、白いボールの
うしろに灰色の影があらわれる現象を言う。本明細書で
はこのように尾ひきが発生している状態を動画ボケと呼
ぶ。
と、画像の尾ひきがあらわれる。この尾ひきとは、たと
えば黒バック画面に白いボールが動くと、白いボールの
うしろに灰色の影があらわれる現象を言う。本明細書で
はこのように尾ひきが発生している状態を動画ボケと呼
ぶ。
【0162】動画ボケが発生する原因は大きくわけて2
つあると考える。第1番目の原因は液晶の応答性であ
る。ツイストネマティック(TN)液晶の場合、立ちあ
がり時間(透過率が0%から最大を100%として90
%になるのに要する時間)と立ちさがり時間(最大透過
率100%から10%の透過率になるのに要する時間)
とを加えた時間(以後、この立ちあがり時間+立ちさが
り時間を応答時間と呼ぶ)は50〜80msecであ
る。
つあると考える。第1番目の原因は液晶の応答性であ
る。ツイストネマティック(TN)液晶の場合、立ちあ
がり時間(透過率が0%から最大を100%として90
%になるのに要する時間)と立ちさがり時間(最大透過
率100%から10%の透過率になるのに要する時間)
とを加えた時間(以後、この立ちあがり時間+立ちさが
り時間を応答時間と呼ぶ)は50〜80msecであ
る。
【0163】応答時間が速い液晶モードもある。強誘電
液晶である。ただし、この液晶は階調表示ができない。
その他、反強誘電液晶、OCBモードの液晶は高速であ
る。これらの高速の液晶材料あるいはモードを用いれば
第1番目の原因は対策するきことができる。
液晶である。ただし、この液晶は階調表示ができない。
その他、反強誘電液晶、OCBモードの液晶は高速であ
る。これらの高速の液晶材料あるいはモードを用いれば
第1番目の原因は対策するきことができる。
【0164】第2番目の原因は、各画素の透過率がフィ
ールドあるいはフレームに同期に変化することである。
たとえば、ある画素の透過率は第1のフィールド(フレ
ーム)の間は固定値である。つまり、フィールド(フレ
ーム)毎に画素電極の電位は書きかえられ液晶層の透過
率が変化する。そのため、人間が液晶表示パネルの画像
をみると眼の残光特性により、表示画像がゆっくりと変
化しているように見え、動画ボケが発生する。なお、本
明細書では1画面が書きかわる周期つまり、任意の一画
素の電位がつぎに書きかえられるまでの時間をフィール
ドあるいはフレームと呼ぶ。
ールドあるいはフレームに同期に変化することである。
たとえば、ある画素の透過率は第1のフィールド(フレ
ーム)の間は固定値である。つまり、フィールド(フレ
ーム)毎に画素電極の電位は書きかえられ液晶層の透過
率が変化する。そのため、人間が液晶表示パネルの画像
をみると眼の残光特性により、表示画像がゆっくりと変
化しているように見え、動画ボケが発生する。なお、本
明細書では1画面が書きかわる周期つまり、任意の一画
素の電位がつぎに書きかえられるまでの時間をフィール
ドあるいはフレームと呼ぶ。
【0165】CRTなどの表示装置は、蛍光体面を電子
銃で走査して画像を表示する。そのため、1フィールド
(1フレーム)の期間において、各画素はμsecオー
ダーの時間しか表示されない。
銃で走査して画像を表示する。そのため、1フィールド
(1フレーム)の期間において、各画素はμsecオー
ダーの時間しか表示されない。
【0166】1フィールド(フレーム)の期間つまり連
続して画像が表示されているように見えるのは人間の眼
の残光特性によるものである。つまり、CRTでは、各
画素はほとんどの時間が黒表示で、μsecのオーダー
の時間にだけ点灯(表示)されている。このCRTの表
示状態は動画表示を良好にする。ほとんどの時間が黒表
示のため、画像が飛び飛びに見え、動画ボケが発生しな
いからである。しかし、液晶表示パネルでは、1フィー
ルドの期間、画像を保持しているため、動画ボケが発生
する。 以下、図面等を参照しながら本発明の実施の形
態の照明装置および画像表示装置等について順次説明し
ていく。特に、本発明の実施の形態の照明装置と本発明
の実施の形態の表示パネルを組み合わせることにより、
動画ボケ等が発生しない画像表示装置を構成できる。
続して画像が表示されているように見えるのは人間の眼
の残光特性によるものである。つまり、CRTでは、各
画素はほとんどの時間が黒表示で、μsecのオーダー
の時間にだけ点灯(表示)されている。このCRTの表
示状態は動画表示を良好にする。ほとんどの時間が黒表
示のため、画像が飛び飛びに見え、動画ボケが発生しな
いからである。しかし、液晶表示パネルでは、1フィー
ルドの期間、画像を保持しているため、動画ボケが発生
する。 以下、図面等を参照しながら本発明の実施の形
態の照明装置および画像表示装置等について順次説明し
ていく。特に、本発明の実施の形態の照明装置と本発明
の実施の形態の表示パネルを組み合わせることにより、
動画ボケ等が発生しない画像表示装置を構成できる。
【0167】図26は本発明の実施の形態の照明装置2
66の平面図を示したものである。導光板(導光部材)
264はアクリル樹脂,ポリカーボネート樹脂などの有
機樹脂あるいはガラス基板等から構成される。
66の平面図を示したものである。導光板(導光部材)
264はアクリル樹脂,ポリカーボネート樹脂などの有
機樹脂あるいはガラス基板等から構成される。
【0168】導光板264の本数は表示パネル31の大
きさに左右されるが、一般的に表示画面を少なくとも3
等分、好ましくは8等分以上に分割して表示する必要性
があるから3本以上好ましくは8本以上の蛍光管を採用
する。また、蛍光管の本数をn(本)とし、表示パネル
の有効表示領域の縦幅をH(cm)とすると次式(数
2)を満足するようにする。
きさに左右されるが、一般的に表示画面を少なくとも3
等分、好ましくは8等分以上に分割して表示する必要性
があるから3本以上好ましくは8本以上の蛍光管を採用
する。また、蛍光管の本数をn(本)とし、表示パネル
の有効表示領域の縦幅をH(cm)とすると次式(数
2)を満足するようにする。
【0169】 5(cm)≦H/n≦20(cm) (数2) さらに好ましくは(数3)の関係を満足するようにす
る。
る。
【0170】 8(cm)≦H/n≦15(cm) (数3) H/nが小さすぎると発光素子261数が多くなり高コ
ストになる。一方、H/nが大きすぎると表示画面が暗
くなり、また動画ボケが改善されにくくなる。
ストになる。一方、H/nが大きすぎると表示画面が暗
くなり、また動画ボケが改善されにくくなる。
【0171】また、表示パネルの有効表示領域の横幅を
W(cm)とすると、次式(数4)を満足させるように
構成することが好ましい。
W(cm)とすると、次式(数4)を満足させるように
構成することが好ましい。
【0172】 0.07≦W/(H・n)≦0.5 (数4) さらに好ましくは次式(数5)を満足させることが好ま
しい。
しい。
【0173】 0.10≦W/(H・n)≦0.35 (数5) 図26において、導光板264の端部には白色LED2
61が取りつけられている。白色LED261は日亜化
学(株)等が製造、販売を行っている。白色LED26
1は図43に示すように背面に放熱板432が取りつけ
られている。白色LED261は効率が悪く発熱が大き
いためである。
61が取りつけられている。白色LED261は日亜化
学(株)等が製造、販売を行っている。白色LED26
1は図43に示すように背面に放熱板432が取りつけ
られている。白色LED261は効率が悪く発熱が大き
いためである。
【0174】白色LED261はそれ自身の温度が高く
なると流れる電流量が変化し、発光輝度が変化する。こ
の対策として放熱板432は有効である。なお、白色L
ED261は定電流駆動を行うことが好ましい。また、
白色LED261の温度を検出し、検出されたデータに
基づき、白色LED261に流れる電流量を制御するよ
うに構成しておくことが好ましい。また、複数個のLE
Dを用いる場合は、直列接続をすることが好ましい。
なると流れる電流量が変化し、発光輝度が変化する。こ
の対策として放熱板432は有効である。なお、白色L
ED261は定電流駆動を行うことが好ましい。また、
白色LED261の温度を検出し、検出されたデータに
基づき、白色LED261に流れる電流量を制御するよ
うに構成しておくことが好ましい。また、複数個のLE
Dを用いる場合は、直列接続をすることが好ましい。
【0175】白色LED261の光出射面には光拡散出
段としての拡散板(シート)271を配置する。これ
は、白色LED261の発光体に色ムラがあるためであ
る。白色LED261から発生した光は拡散板271で
散乱され、色ムラのない均一な微小面光源が形成され
る。
段としての拡散板(シート)271を配置する。これ
は、白色LED261の発光体に色ムラがあるためであ
る。白色LED261から発生した光は拡散板271で
散乱され、色ムラのない均一な微小面光源が形成され
る。
【0176】拡散板271はフロスト加工したガラス
板、チタンなどの拡散粒子を含有する樹脂板あるいはオ
パールガラスが該当する。また、キモト(株)が発売し
ている拡散シート(ライトアップシリーズ)を用いても
よい。拡散板により色むらがなくなり、また、拡散板の
面積が発光領域となるため、拡散板の大きさを変更する
ことにより発光面積を自由に設定することができる。
板、チタンなどの拡散粒子を含有する樹脂板あるいはオ
パールガラスが該当する。また、キモト(株)が発売し
ている拡散シート(ライトアップシリーズ)を用いても
よい。拡散板により色むらがなくなり、また、拡散板の
面積が発光領域となるため、拡散板の大きさを変更する
ことにより発光面積を自由に設定することができる。
【0177】拡散板は板状のものの他、樹脂中に拡散剤
を添加した接着剤であってもよく、その他、蛍光体を厚
く積層したものでもよい。蛍光体は光散乱性が高いから
である。拡散部は半球状に形成することにより指向性が
広がり、また表示領域の周辺部まで均一に照明できるの
で好ましい。この拡散板(拡散シート)がないと、表示
画像に色むらが生じるので、拡散板を配置することは重
要である。また白色LEDの色温度は6500ケルビン
(K)以上9500(K)以下のものを用いることが好
ましい。
を添加した接着剤であってもよく、その他、蛍光体を厚
く積層したものでもよい。蛍光体は光散乱性が高いから
である。拡散部は半球状に形成することにより指向性が
広がり、また表示領域の周辺部まで均一に照明できるの
で好ましい。この拡散板(拡散シート)がないと、表示
画像に色むらが生じるので、拡散板を配置することは重
要である。また白色LEDの色温度は6500ケルビン
(K)以上9500(K)以下のものを用いることが好
ましい。
【0178】また、白色LED261の光出射側に色フ
ィルタ(図示せず)を配置または形成することにより発
光色の色温度を改善することができる。特に発光素子2
61が白色LEDの場合、青色に強いピークの光がでる
帯域がある。また、このピークはバラツキが大きい。表
示パネル31の表示画像の色温度バラツキが大きくな
る。色フィルタを配置することにより、表示画像の色温
度のバラツキを少なくすることができる。特に発光素子
261として白色LEDを用いる場合、青色光の割合が
多いので表示パネル31のカラーフィルタの色にあわせ
て対策する。
ィルタ(図示せず)を配置または形成することにより発
光色の色温度を改善することができる。特に発光素子2
61が白色LEDの場合、青色に強いピークの光がでる
帯域がある。また、このピークはバラツキが大きい。表
示パネル31の表示画像の色温度バラツキが大きくな
る。色フィルタを配置することにより、表示画像の色温
度のバラツキを少なくすることができる。特に発光素子
261として白色LEDを用いる場合、青色光の割合が
多いので表示パネル31のカラーフィルタの色にあわせ
て対策する。
【0179】白色LED261から放射された光が効率
よく導光板264に入射されるように導光板264とL
ED261間には光結合(オプティカルカップリング)
材(剤)172が塗布または配置される。光結合剤17
2はエチレングリコールなどのゲル、シリコン樹脂、エ
ポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリビニールアルコール
(PVA)などの主として屈折率が1.44〜1.55
の範囲のものが例示される。
よく導光板264に入射されるように導光板264とL
ED261間には光結合(オプティカルカップリング)
材(剤)172が塗布または配置される。光結合剤17
2はエチレングリコールなどのゲル、シリコン樹脂、エ
ポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリビニールアルコール
(PVA)などの主として屈折率が1.44〜1.55
の範囲のものが例示される。
【0180】また、図43(b)に示すように、白色L
EDの光出射面に色フィルタ431を配置してもよい。
白色LED261は青色光の割合が強く、またLED2
61単体での色のバラツキが大きいためである。色フィ
ルタ431を配置または形成することにより発光色の色
温度が均一化される。
EDの光出射面に色フィルタ431を配置してもよい。
白色LED261は青色光の割合が強く、またLED2
61単体での色のバラツキが大きいためである。色フィ
ルタ431を配置または形成することにより発光色の色
温度が均一化される。
【0181】なお、光結合剤172中にTiの微粉末な
どの拡散剤あるいは染料、顔料を含有させることによ
り、色フィルタ431等を用いずとも色温度調整あるい
は、色ムラの低減を行うことができる。
どの拡散剤あるいは染料、顔料を含有させることによ
り、色フィルタ431等を用いずとも色温度調整あるい
は、色ムラの低減を行うことができる。
【0182】白色LED261は他の単一色のあるいは
複合色のLED261に置き換えることができる。たと
えば赤色のLED、緑発光のLEDである。このような
色のLEDを用いれば当然のことながら、照明装置の発
光色は単一色等となり白色表示は実現できない。しか
し、照明装置と伴に用いる表示パネル31等がモノクロ
の場合は実用的な用途としては十分である。また、有機
ELも用いることができる。
複合色のLED261に置き換えることができる。たと
えば赤色のLED、緑発光のLEDである。このような
色のLEDを用いれば当然のことながら、照明装置の発
光色は単一色等となり白色表示は実現できない。しか
し、照明装置と伴に用いる表示パネル31等がモノクロ
の場合は実用的な用途としては十分である。また、有機
ELも用いることができる。
【0183】また、白色LED261はオプトニクス等
が製造、販売しているルナシリーズの蛍光発光ランプな
どに置き換えることができる。つまり、白色LED26
1に限定するものではなく、発光素子261は点減動作
のでききる発光素子であればよい。
が製造、販売しているルナシリーズの蛍光発光ランプな
どに置き換えることができる。つまり、白色LED26
1に限定するものではなく、発光素子261は点減動作
のでききる発光素子であればよい。
【0184】なお、図43で説明した内容は、本発明の
他の実施の形態でも有効である。このように本明細書で
記載した事項は、種々の実施の形態で組み合わせて用い
てもよい。また、説明を容易にするため各図面では発光
素子261を図示しているが、より具体的には発光素子
261は図43の構成であるから、発光素子261とは
発光素子433と同一である。
他の実施の形態でも有効である。このように本明細書で
記載した事項は、種々の実施の形態で組み合わせて用い
てもよい。また、説明を容易にするため各図面では発光
素子261を図示しているが、より具体的には発光素子
261は図43の構成であるから、発光素子261とは
発光素子433と同一である。
【0185】また、図1に示すように白色LED261
はLEDアレイ262のように一体として構成してもよ
い。また、LED261の光出射面微小な凸レンズを配
置、もしくはLED261の光出射面に形成してもよ
い。この場合は、LED261の発光チップから放射さ
れる光が効率よく導光板264に入力される。
はLEDアレイ262のように一体として構成してもよ
い。また、LED261の光出射面微小な凸レンズを配
置、もしくはLED261の光出射面に形成してもよ
い。この場合は、LED261の発光チップから放射さ
れる光が効率よく導光板264に入力される。
【0186】なお、図26の実施の形態では導光板26
4を板としたが、これに限定するものではなく、たとえ
ば複数枚のシートあるいは板を重ねた構成でもよい。ま
た、図32に示すように多数の光ファイバー321を接
着剤322で固めて一体としたものを用いてもよい。
4を板としたが、これに限定するものではなく、たとえ
ば複数枚のシートあるいは板を重ねた構成でもよい。ま
た、図32に示すように多数の光ファイバー321を接
着剤322で固めて一体としたものを用いてもよい。
【0187】図26において、発光素子261から放射
された光201は導光板264間に配置された反射板2
65(反射シートあるいは反射部材、反射膜)で反射さ
れて伝達される。反射板265は導光板264の側面お
よび裏面に形成される。
された光201は導光板264間に配置された反射板2
65(反射シートあるいは反射部材、反射膜)で反射さ
れて伝達される。反射板265は導光板264の側面お
よび裏面に形成される。
【0188】発光素子261から放射された光201は
個々の導光板264内を照明する。したがって、発光素
子261aと261fが点灯すれば導光板264aのみ
が照明体となる。つまり、図26の構成を採用すること
により横長の照明体(264)を複数並列に配置したこ
とになる。また、導光板264は264a→264b→
264c→264d→264e→264aと順次、点灯
または消灯させる(走査)ことができる。
個々の導光板264内を照明する。したがって、発光素
子261aと261fが点灯すれば導光板264aのみ
が照明体となる。つまり、図26の構成を採用すること
により横長の照明体(264)を複数並列に配置したこ
とになる。また、導光板264は264a→264b→
264c→264d→264e→264aと順次、点灯
または消灯させる(走査)ことができる。
【0189】反射板265はフィルム状のものあるいは
板状のものを用いる。これらはシートあるいは板等の上
にアルミニウム(Al)、銀(Ag)、チタン(T
i)、金(Au)などの金属薄膜を蒸着したものであ
り、また金属薄膜の酸化を防止するため、金属薄膜の表
面にSiO2などの無機材料からなる蒸着膜が形成され
ている。また、光沢性のある塗料を用いてもよい。その
他、誘電体多層膜からなる誘電体ミラーを採用してもよ
い。また、Alなどからなる金属板を切削したものを用
いてもよい。
板状のものを用いる。これらはシートあるいは板等の上
にアルミニウム(Al)、銀(Ag)、チタン(T
i)、金(Au)などの金属薄膜を蒸着したものであ
り、また金属薄膜の酸化を防止するため、金属薄膜の表
面にSiO2などの無機材料からなる蒸着膜が形成され
ている。また、光沢性のある塗料を用いてもよい。その
他、誘電体多層膜からなる誘電体ミラーを採用してもよ
い。また、Alなどからなる金属板を切削したものを用
いてもよい。
【0190】ただし、この反射板265は光を反射する
ものに限定するものではなく、表面を光拡散する性質の
ものを用いてもよい。たとえばオパールガラス等の微粉
末を塗布したもの、酸化Ti(チタン)の微粉末を塗布
したシートあるいは、板が例示される。
ものに限定するものではなく、表面を光拡散する性質の
ものを用いてもよい。たとえばオパールガラス等の微粉
末を塗布したもの、酸化Ti(チタン)の微粉末を塗布
したシートあるいは、板が例示される。
【0191】図27は図26の一部断面である。図26
では金属からなる板を切削加工して凹部273を形成
し、この凹部273にAlなど反射膜265を形成した
実施例である。この凹部273に導光板264をはめ込
んでいる。
では金属からなる板を切削加工して凹部273を形成
し、この凹部273にAlなど反射膜265を形成した
実施例である。この凹部273に導光板264をはめ込
んでいる。
【0192】導光板264の光出射面にはプリズムシー
ト272が配置されている。プリズムシートは導光板2
64から出射する光の強度を強くする機能(指向性を狭
くする機能)を有する。プリズムシート272はスリー
エム社などが製造販売している。
ト272が配置されている。プリズムシートは導光板2
64から出射する光の強度を強くする機能(指向性を狭
くする機能)を有する。プリズムシート272はスリー
エム社などが製造販売している。
【0193】またプリズム板272の光出射面には、拡
散シート271が配置されている。拡散シートはプリズ
ム板272の凹凸が表示パネル31を通して見えないよ
うにするものである。この拡散シート271としては
(株)キモトがライトアップシリーズとして製造販売し
ている。
散シート271が配置されている。拡散シートはプリズ
ム板272の凹凸が表示パネル31を通して見えないよ
うにするものである。この拡散シート271としては
(株)キモトがライトアップシリーズとして製造販売し
ている。
【0194】発光素子261の近傍は光の集中性が高
い。そのため発光素子261の近傍の輝度は高くなり、
表示ムラとなる。この対策のため本発明の実施の形態の
照明装置では図28に示すように発光素子261の近傍
に光拡散部281を形成もしくは配置している。
い。そのため発光素子261の近傍の輝度は高くなり、
表示ムラとなる。この対策のため本発明の実施の形態の
照明装置では図28に示すように発光素子261の近傍
に光拡散部281を形成もしくは配置している。
【0195】光拡散部281は図29に示すように円形
あるいは、四角形の光拡散ドット291から構成され
る。光拡散ドット291は導光板264の表面等に直接
にあるいは、拡散シート271として形成される。
あるいは、四角形の光拡散ドット291から構成され
る。光拡散ドット291は導光板264の表面等に直接
にあるいは、拡散シート271として形成される。
【0196】導光板264の表面あるいは表示パネル3
1と導光板264間に配置したシート271上に、光拡
散部281を形成または配置する。光拡散部とは本来の
光を拡散して表示パネル31に到達する光を減少させる
機能を有するものの他、金属膜などで直接光を遮光して
表示パネル31に到達する光を減少させるものが含まれ
る。
1と導光板264間に配置したシート271上に、光拡
散部281を形成または配置する。光拡散部とは本来の
光を拡散して表示パネル31に到達する光を減少させる
機能を有するものの他、金属膜などで直接光を遮光して
表示パネル31に到達する光を減少させるものが含まれ
る。
【0197】光拡散部281は図28に示すようにLE
D261の近傍に円弧状に大きく形成し、LED261
から離れた位置は小さく形成する。また、光拡散部28
1はスモークガラスのように全体にわたり光透過、ある
いは光直進率を低下させる構成でもよいが、図29に示
すように光拡散ドット291を形成する構成の方が好ま
しい。光拡散ドット291はLED261に近いところ
を大きく、遠いところは小さくする。このように光拡散
部281を形成することにより、バックライト266か
ら出射する照明光は全領域にわたり均一となる。
D261の近傍に円弧状に大きく形成し、LED261
から離れた位置は小さく形成する。また、光拡散部28
1はスモークガラスのように全体にわたり光透過、ある
いは光直進率を低下させる構成でもよいが、図29に示
すように光拡散ドット291を形成する構成の方が好ま
しい。光拡散ドット291はLED261に近いところ
を大きく、遠いところは小さくする。このように光拡散
部281を形成することにより、バックライト266か
ら出射する照明光は全領域にわたり均一となる。
【0198】なお、光拡散ドット291は光を拡散(散
乱)させるものに限定するものではなく、光を遮光する
ものであってもよい。なぜならば、発光素子261から
放射される光の一部を遮光することによっても、輝度低
減効果があり、照明装置の照明面を均一にする機能を発
揮できるからである。
乱)させるものに限定するものではなく、光を遮光する
ものであってもよい。なぜならば、発光素子261から
放射される光の一部を遮光することによっても、輝度低
減効果があり、照明装置の照明面を均一にする機能を発
揮できるからである。
【0199】導光板264の表面から放射される光は、
発光素子261の近傍が多くなり中央部は少なくなる。
この課題に対応するため、本発明の実施の形態では図3
0に示すように導光板264の表面に光拡散部材(光拡
散ドット)301を形成している。なお、光拡散部材3
01は図29でも説明したように遮光するもの(反射
膜)でもよい。
発光素子261の近傍が多くなり中央部は少なくなる。
この課題に対応するため、本発明の実施の形態では図3
0に示すように導光板264の表面に光拡散部材(光拡
散ドット)301を形成している。なお、光拡散部材3
01は図29でも説明したように遮光するもの(反射
膜)でもよい。
【0200】図30(a)の実施の形態では、導光板2
64等に点状の光拡散部材を形成もしくは配置してい
る。導光板264中央部の光拡散部材の面積は大きく
し、周辺部(発光素子近傍)は面積を小さくする。な
お、301が反射膜の場合はこの逆とする。また、図3
0(b)に示すように、光拡散部材301はストライプ
状としてもよい。この場合も、導光板264中央部の光
拡散部材の面積は大きくし、周辺部(発光素子近傍)は
面積を小さくする。また図30(a)と同様に301が
反射膜の場合はこの逆とする。
64等に点状の光拡散部材を形成もしくは配置してい
る。導光板264中央部の光拡散部材の面積は大きく
し、周辺部(発光素子近傍)は面積を小さくする。な
お、301が反射膜の場合はこの逆とする。また、図3
0(b)に示すように、光拡散部材301はストライプ
状としてもよい。この場合も、導光板264中央部の光
拡散部材の面積は大きくし、周辺部(発光素子近傍)は
面積を小さくする。また図30(a)と同様に301が
反射膜の場合はこの逆とする。
【0201】図31(a)は反射板265に反射機能を
もたせていない。単なる導光板264と保持する筐体と
して用いる。反射膜は導光板264の側面および裏面に
蒸着して形成している。(反射膜311)。反射膜31
1は導光板264に直接形成する他、アルミニウム(A
l)あるいは、銀(Ag)を蒸着した反射シートを導光
板264にはりつけてもよい。また、導光板264と反
射板265間に配置してもよい。このような反射シート
はスリーエム社がシルバーラックスという商標名で販売
している。
もたせていない。単なる導光板264と保持する筐体と
して用いる。反射膜は導光板264の側面および裏面に
蒸着して形成している。(反射膜311)。反射膜31
1は導光板264に直接形成する他、アルミニウム(A
l)あるいは、銀(Ag)を蒸着した反射シートを導光
板264にはりつけてもよい。また、導光板264と反
射板265間に配置してもよい。このような反射シート
はスリーエム社がシルバーラックスという商標名で販売
している。
【0202】図31(b)は導光板264の内部を中空
とした構成である(中空部312)。このように導光板
264の内部を中空とすることにより、照明装置を軽量
化することができる。その他、中空部に液体あるいはゲ
ルを挿入してもよい。これら液体あるいはゲルとして、
水、サルチルサンメチルあるいはエチレングルコール等
が例示される。液体あるいはゲルは樹脂よりも比重が小
さいため先と同様に照明装置の軽量化を図ることができ
る。
とした構成である(中空部312)。このように導光板
264の内部を中空とすることにより、照明装置を軽量
化することができる。その他、中空部に液体あるいはゲ
ルを挿入してもよい。これら液体あるいはゲルとして、
水、サルチルサンメチルあるいはエチレングルコール等
が例示される。液体あるいはゲルは樹脂よりも比重が小
さいため先と同様に照明装置の軽量化を図ることができ
る。
【0203】なお、中空部312に挿入する水あるいは
ゲルには水酸化ナトリウムなどを添加しておき、このP
Hを10以上13以下、さらに好ましくは10.5以上
12以下としておく。このように挿入する水あるいはゲ
ルをアルカリ性としておくことにより、これらの液体が
漏れでたとしても、反射膜311などを酸化させること
が少なくなり、また安定である。
ゲルには水酸化ナトリウムなどを添加しておき、このP
Hを10以上13以下、さらに好ましくは10.5以上
12以下としておく。このように挿入する水あるいはゲ
ルをアルカリ性としておくことにより、これらの液体が
漏れでたとしても、反射膜311などを酸化させること
が少なくなり、また安定である。
【0204】表示パネル31はOCBモード(Opti
cally compensated Bend Mo
de)の液晶表示パネルを用いることが好ましい。TN
モード等の液晶表示パネルも用いることができるが説明
を容易にするため、高速応答のOCBモードまたは、メ
ルク社の高速TN液晶を用いるとして説明をする。その
他、強誘電性液晶、反強誘電性液晶等を用いてもよいこ
とは言うまでもない。
cally compensated Bend Mo
de)の液晶表示パネルを用いることが好ましい。TN
モード等の液晶表示パネルも用いることができるが説明
を容易にするため、高速応答のOCBモードまたは、メ
ルク社の高速TN液晶を用いるとして説明をする。その
他、強誘電性液晶、反強誘電性液晶等を用いてもよいこ
とは言うまでもない。
【0205】また、TN液晶,高分子分散液晶、ECB
モード、垂直配向(VA)モード、IPSモード、ST
N液晶、DAPモードなども用いることができることは
言うまでもない。
モード、垂直配向(VA)モード、IPSモード、ST
N液晶、DAPモードなども用いることができることは
言うまでもない。
【0206】表示パネル31の光変調層18がOCBモ
ードの場合、電源投入直後時に矩形あるいは正弦波状の
電圧(交流電圧)を印加する必要(転移させる)があ
る。電圧の大きさは±5(V)以上±20(V)以下と
することが好ましい。また、電圧の周波数は0.2(H
z)以上50(Hz)以下とすることが好ましい。この
電圧は、対向電極15とゲート信号線24間に、あるい
は対向電極15と共通電極101間に印加する。
ードの場合、電源投入直後時に矩形あるいは正弦波状の
電圧(交流電圧)を印加する必要(転移させる)があ
る。電圧の大きさは±5(V)以上±20(V)以下と
することが好ましい。また、電圧の周波数は0.2(H
z)以上50(Hz)以下とすることが好ましい。この
電圧は、対向電極15とゲート信号線24間に、あるい
は対向電極15と共通電極101間に印加する。
【0207】また、OCBモードでは一定時間の間に液
晶層に印加される電圧の絶対値が小さいと液晶の配向状
態が初期状態に戻ってしまう(転移状態がもとに戻る)
という問題がある。それを解決するために映像信号のブ
ランキング期間に強制的に振幅の大きな矩形波(交流信
号)を印加したり、対向電極もしくは共通電極(蓄積容
量の一方の電極)あるいはゲート信号線等の信号線に交
流信号を印加したりするとよい。
晶層に印加される電圧の絶対値が小さいと液晶の配向状
態が初期状態に戻ってしまう(転移状態がもとに戻る)
という問題がある。それを解決するために映像信号のブ
ランキング期間に強制的に振幅の大きな矩形波(交流信
号)を印加したり、対向電極もしくは共通電極(蓄積容
量の一方の電極)あるいはゲート信号線等の信号線に交
流信号を印加したりするとよい。
【0208】遷移状態が不完全な場合に対応するため、
表示装置に画質向上ボタンを配置しておく。画質向上ボ
タンはプッシュタイプが好ましい。ボタンを押すと”画
面表示を改善します”あるいは”画面を初期化します”
などの画面表示状態を再調整することを示すメッセージ
が表示装置の画面に表示される。その後、表示装置の表
示パネルに転移電圧が印加され、OCB液晶の配向状態
が再転移される。
表示装置に画質向上ボタンを配置しておく。画質向上ボ
タンはプッシュタイプが好ましい。ボタンを押すと”画
面表示を改善します”あるいは”画面を初期化します”
などの画面表示状態を再調整することを示すメッセージ
が表示装置の画面に表示される。その後、表示装置の表
示パネルに転移電圧が印加され、OCB液晶の配向状態
が再転移される。
【0209】この転移に要する時間はユーザあるいは製
造業者が任意に調整できるようにしておくことが好まし
い。ボリウムなどで転移電圧の印加時間を調整する。ま
た、転移時間は表示装置の温度により変化するように構
成しておくことが好ましい。また、画質構造ボタンは連
続して押すことに転移電圧を印加する時間が長くなるよ
うに構成しておくことが好ましい。
造業者が任意に調整できるようにしておくことが好まし
い。ボリウムなどで転移電圧の印加時間を調整する。ま
た、転移時間は表示装置の温度により変化するように構
成しておくことが好ましい。また、画質構造ボタンは連
続して押すことに転移電圧を印加する時間が長くなるよ
うに構成しておくことが好ましい。
【0210】これらの交流信号は振幅値のピークtoピ
ークが10(V)以上40(V)以下とすることが望ま
しく、周波数は0.2(Hz)以上50(Hz)以下と
し、少なくとも1周期以上印加することが望ましい。ま
た、画素に印加する電圧が一定値以下となる場合を検出
し、強制的に画素電極に電圧を印加するように回路を構
成したりしてもよい。また、OCBの配向状態がもとに
もどることは温度依存性がある。そのため、印加する交
流信号は温度依存性をもたせることが好ましい。基本的
に温度が低いほど、高い電圧を必要とする。温度は熱電
対などの温度センサで検出し、MPUで判断して振幅値
などを変化して液晶層に印加すればよい。
ークが10(V)以上40(V)以下とすることが望ま
しく、周波数は0.2(Hz)以上50(Hz)以下と
し、少なくとも1周期以上印加することが望ましい。ま
た、画素に印加する電圧が一定値以下となる場合を検出
し、強制的に画素電極に電圧を印加するように回路を構
成したりしてもよい。また、OCBの配向状態がもとに
もどることは温度依存性がある。そのため、印加する交
流信号は温度依存性をもたせることが好ましい。基本的
に温度が低いほど、高い電圧を必要とする。温度は熱電
対などの温度センサで検出し、MPUで判断して振幅値
などを変化して液晶層に印加すればよい。
【0211】なお、表示パネル31は対向基板12側を
照明装置(バックライト)266側に向けて配置して
も、あるいはアレイ基板11側をバックライト266側
に向けて配置してもよい。
照明装置(バックライト)266側に向けて配置して
も、あるいはアレイ基板11側をバックライト266側
に向けて配置してもよい。
【0212】発光素子261を順次点灯させて(順次消
灯させて)照明装置266を駆動する。図33におい
て、331は非点灯部(発光素子261が点灯状態でな
い導光板264部)であり、332は点灯部(発光素子
261が点灯状態である導光板264部)である。
灯させて)照明装置266を駆動する。図33におい
て、331は非点灯部(発光素子261が点灯状態でな
い導光板264部)であり、332は点灯部(発光素子
261が点灯状態である導光板264部)である。
【0213】1つの照明装置において非点灯部331の
面積S1と点灯部332の面積S2との関係は次式(数
6)の関係を満足させることが好ましい。
面積S1と点灯部332の面積S2との関係は次式(数
6)の関係を満足させることが好ましい。
【0214】 1:3≦S1:S2≦5:1 (数6) さらに好ましくは、次式(数7)の関係を満足させるこ
とが好ましい。
とが好ましい。
【0215】 1:1≦S1:S2≦3:1 (数7) S2/S1の値が小さいほど動画ボケは小さくなり、良
好な動画表示を実現できる。一方S2/S1の値が大き
いほど、動画ボケが大きくなる。ただし、表示画像は明
るくなる。
好な動画表示を実現できる。一方S2/S1の値が大き
いほど、動画ボケが大きくなる。ただし、表示画像は明
るくなる。
【0216】一般的に表示パネルを見る環境(室内)が
明るいと表示画面を明るくする必要がある。その際は発
光素子261の点灯個数を増加させる。表示画面が明る
く、かつ室内が明るい場合、動画ボケは見えにくい。一
方、環境(室内)が暗いと表示画面の輝度を低下させな
いと観察者の眼がつかれる。その際は発光素子261の
点灯個数を減少させる。表示画面が暗くかつ室内が暗い
場合、動画ボケが見えやすい。点灯個数を減少させるこ
とにより表示画面が黒表示される期間が長くなるため、
動画ボケが改善される。
明るいと表示画面を明るくする必要がある。その際は発
光素子261の点灯個数を増加させる。表示画面が明る
く、かつ室内が明るい場合、動画ボケは見えにくい。一
方、環境(室内)が暗いと表示画面の輝度を低下させな
いと観察者の眼がつかれる。その際は発光素子261の
点灯個数を減少させる。表示画面が暗くかつ室内が暗い
場合、動画ボケが見えやすい。点灯個数を減少させるこ
とにより表示画面が黒表示される期間が長くなるため、
動画ボケが改善される。
【0217】このように発光素子261の点灯個数を変
更するにはリモートコントローラあるいは、切り換えス
イッチ等を用いて手動で行う他に、外光(周囲光)の強
度をホトセンサ(図示せず)で自動検出し、この検出結
果により自動で行ってもよい。ホトセンサとしてはPI
Nフォトダイオード、ホトトランジスタ、CdSが例示
される。
更するにはリモートコントローラあるいは、切り換えス
イッチ等を用いて手動で行う他に、外光(周囲光)の強
度をホトセンサ(図示せず)で自動検出し、この検出結
果により自動で行ってもよい。ホトセンサとしてはPI
Nフォトダイオード、ホトトランジスタ、CdSが例示
される。
【0218】以下では、特に点灯部に着目して説明を行
う。図33の(b)、(c)、(d)でもわかるように
点灯部の走査は画面上部Uから画面下部D方向に行う。
この状態を横方向から見た図が図34である。また、図
34において、Aの範囲がある時刻(時間)で観察者に
画像として見えている範囲である(残像は考慮しな
い)。
う。図33の(b)、(c)、(d)でもわかるように
点灯部の走査は画面上部Uから画面下部D方向に行う。
この状態を横方向から見た図が図34である。また、図
34において、Aの範囲がある時刻(時間)で観察者に
画像として見えている範囲である(残像は考慮しな
い)。
【0219】表示パネル31の液晶層18bは画素に書
き込まれる電圧によって1フレームの期間の間は所定の
透過率となっている。そのため、バックライト266の
全体が発光していれば、表示パネル31の表示エリアA
の領域(画像が見えている領域)となる。しかし、本発
明の実施の形態のバックライトではある時刻においては
一部しか点灯しないため、A領域は限られた範囲とな
る。
き込まれる電圧によって1フレームの期間の間は所定の
透過率となっている。そのため、バックライト266の
全体が発光していれば、表示パネル31の表示エリアA
の領域(画像が見えている領域)となる。しかし、本発
明の実施の形態のバックライトではある時刻においては
一部しか点灯しないため、A領域は限られた範囲とな
る。
【0220】図34において、表示パネル31に画像を
書き込んでいる点(ライン)をSで示す。画像を書き込
むとは、表示パネル31が液晶表示パネルの場合、該当
ラインのゲート信号線にスイッチング素子としての薄膜
トランジスタ91(TFT)をオンさせる電圧(オン電
圧)が印加され、このゲート信号線に接続された画素1
4に電圧が書き込まれることを意味する。書き込まれた
電圧は次に書き込まれるまでの期間(1フレームもしく
は1フィールド)は保持される。
書き込んでいる点(ライン)をSで示す。画像を書き込
むとは、表示パネル31が液晶表示パネルの場合、該当
ラインのゲート信号線にスイッチング素子としての薄膜
トランジスタ91(TFT)をオンさせる電圧(オン電
圧)が印加され、このゲート信号線に接続された画素1
4に電圧が書き込まれることを意味する。書き込まれた
電圧は次に書き込まれるまでの期間(1フレームもしく
は1フィールド)は保持される。
【0221】画素14上の液晶は画素に電圧が印加され
ても、すぐに目標の透過率とはならない。TN液晶では
液晶の立ち上がり時間は約25〜40msecである。
OCBモードでは2〜5msecである。この立ち上が
り時間は透過率が変化している状態(以後、透過率変化
状態と呼ぶ)であるので、変化している状態が表示装置
の観察者(使用者)に見えることは好ましくない。
ても、すぐに目標の透過率とはならない。TN液晶では
液晶の立ち上がり時間は約25〜40msecである。
OCBモードでは2〜5msecである。この立ち上が
り時間は透過率が変化している状態(以後、透過率変化
状態と呼ぶ)であるので、変化している状態が表示装置
の観察者(使用者)に見えることは好ましくない。
【0222】本発明の実施の形態ではこの透過率変化状
態の部分はバックライトを消灯する。一方、完全に透過
率が目標透過率となった状態(以後、透過率目標状態)
の部分ではバックライトを点灯させる。そのため、動画
ボケ等が発生せず、良好な画像表示を実現できるもので
ある。
態の部分はバックライトを消灯する。一方、完全に透過
率が目標透過率となった状態(以後、透過率目標状態)
の部分ではバックライトを点灯させる。そのため、動画
ボケ等が発生せず、良好な画像表示を実現できるもので
ある。
【0223】図34でも明らかなように、図34(a)
の状態では画像が書き込まれている点Sより下側Aの範
囲のバックライトが点灯している。このAの部分は、電
圧が書き込まれる直前であるから、画素に電圧が印加さ
れてから、十分な時間が経過している。そのため、Aの
部分は透過率目標状態となった領域である。
の状態では画像が書き込まれている点Sより下側Aの範
囲のバックライトが点灯している。このAの部分は、電
圧が書き込まれる直前であるから、画素に電圧が印加さ
れてから、十分な時間が経過している。そのため、Aの
部分は透過率目標状態となった領域である。
【0224】以後、(図34(a))→(図34
(b))→(図34(c))→(図34(d))→(図
34(a))→(図34(b))とくりかえされる。い
ずれも、画素に電圧が印加されてから十分な期間が経過
してから、Aの領域のバックライト266が点灯する。
そのため良好な画像を表示できる。
(b))→(図34(c))→(図34(d))→(図
34(a))→(図34(b))とくりかえされる。い
ずれも、画素に電圧が印加されてから十分な期間が経過
してから、Aの領域のバックライト266が点灯する。
そのため良好な画像を表示できる。
【0225】なお、図34において点Sのすぐ下の部分
のバックライトを点灯(Aの部分)させるとしたが、こ
れに限定するものではない。Aの部分は液晶等が透過率
目標状態あるいはその類似状態で点灯させることを意味
するものである。したがって、画素に電圧を印加してか
ら所定時間経過した後であればいずれの位置でもよい。
また、Aの部分は完全に連続している必要はなく、複数
の部分に分割されていてもよい。
のバックライトを点灯(Aの部分)させるとしたが、こ
れに限定するものではない。Aの部分は液晶等が透過率
目標状態あるいはその類似状態で点灯させることを意味
するものである。したがって、画素に電圧を印加してか
ら所定時間経過した後であればいずれの位置でもよい。
また、Aの部分は完全に連続している必要はなく、複数
の部分に分割されていてもよい。
【0226】バックライトAの部分の点灯周期と、表示
パネル31の画面を書きかえる周期(書き換え周期)と
は一致させる。通常、液晶表示パネルへの書き込み周期
は50Hzまたは60Hzである。しかし、50Hz〜
60Hzであれば、表示画面がフリッカ状態となること
がある。このため、書き換え周期は70Hz以上180
Hz以下とすることが好ましい。中でも80Hz以上1
50Hz以下とすることが好ましい。この周期を実現す
るため、液晶表示パネル31に印加する映像データは一
度、デジタル化してメモリに記憶させる。そして時間軸
の伸張変換をおこない、目標の書き換え周期で画像を表
示する。
パネル31の画面を書きかえる周期(書き換え周期)と
は一致させる。通常、液晶表示パネルへの書き込み周期
は50Hzまたは60Hzである。しかし、50Hz〜
60Hzであれば、表示画面がフリッカ状態となること
がある。このため、書き換え周期は70Hz以上180
Hz以下とすることが好ましい。中でも80Hz以上1
50Hz以下とすることが好ましい。この周期を実現す
るため、液晶表示パネル31に印加する映像データは一
度、デジタル化してメモリに記憶させる。そして時間軸
の伸張変換をおこない、目標の書き換え周期で画像を表
示する。
【0227】このようにフリッカが発生するのは、液晶
表示パネルの液晶に正の電圧を印加した状態と負の電圧
を印加した状態との異方向特性により、あるいはバック
ライトの点灯同期と液晶表示パネル31の書き換え同期
とのずれにより、書き換え周期の1/2の周波数があら
われるためと考えられる。つまり、書き換え周期が50
Hzであれば25Hz、60Hzであれば30Hzの成
分があらわれる。この関係を測定したものを図36に示
す。図36のグラフは横軸を周波数fとしている。この
周波数は書き換え周期の1/2の周波数としている。縦
軸は表示パネル31を見たときのちらつき視感度係数A
nとしている。
表示パネルの液晶に正の電圧を印加した状態と負の電圧
を印加した状態との異方向特性により、あるいはバック
ライトの点灯同期と液晶表示パネル31の書き換え同期
とのずれにより、書き換え周期の1/2の周波数があら
われるためと考えられる。つまり、書き換え周期が50
Hzであれば25Hz、60Hzであれば30Hzの成
分があらわれる。この関係を測定したものを図36に示
す。図36のグラフは横軸を周波数fとしている。この
周波数は書き換え周期の1/2の周波数としている。縦
軸は表示パネル31を見たときのちらつき視感度係数A
nとしている。
【0228】つまり、図36のグラフは点灯周期と書き
換え周期とを一致させた上、これらの周期(周波数fの
2倍)を変化させた時を示している。最もちらつきが大
きく感じられる時を1.0に規格化している。
換え周期とを一致させた上、これらの周期(周波数fの
2倍)を変化させた時を示している。最もちらつきが大
きく感じられる時を1.0に規格化している。
【0229】図36のグラフより10Hz(書き換え周
期は20Hz)のとき、最もちらつきが大きいと感じら
れる。しかし、ちらつきは30Hz近傍で急激に少なく
なる。40Hzではほぼちらつきを感じなくなる。この
結果より、表示パネルの書き換え周期は70Hz以上、
好ましくは80Hz以上とすることが好ましい。90H
z以上とすれば完全である。上限の周波数は表示パネル
の駆動回路の処理速度に左右される。60Hzの3倍の
180Hz(3倍速)が技術上の限界であろう。NTS
CあるいはVGAレベルではそれ以上の4倍速も実現で
きなくないが、高速部品が必要となるなど、コストが高
くなる。好ましくは75Hzの2倍の150Hz以下と
すべきであろう。さらに低コスト化を望むのであれば、
60Hzの2倍の120Hz以下とすべきである。ま
た、回路構成の容易性から通常の駆動の2倍が好まし
い。つまり、60Hz×2=120Hz、あるいは75
Hz×2=150Hzとなる場合が多いことであろう。
このことから、表示パネルの書き換え速度は通常時(従
来時)の2倍の周波数とすべきである。
期は20Hz)のとき、最もちらつきが大きいと感じら
れる。しかし、ちらつきは30Hz近傍で急激に少なく
なる。40Hzではほぼちらつきを感じなくなる。この
結果より、表示パネルの書き換え周期は70Hz以上、
好ましくは80Hz以上とすることが好ましい。90H
z以上とすれば完全である。上限の周波数は表示パネル
の駆動回路の処理速度に左右される。60Hzの3倍の
180Hz(3倍速)が技術上の限界であろう。NTS
CあるいはVGAレベルではそれ以上の4倍速も実現で
きなくないが、高速部品が必要となるなど、コストが高
くなる。好ましくは75Hzの2倍の150Hz以下と
すべきであろう。さらに低コスト化を望むのであれば、
60Hzの2倍の120Hz以下とすべきである。ま
た、回路構成の容易性から通常の駆動の2倍が好まし
い。つまり、60Hz×2=120Hz、あるいは75
Hz×2=150Hzとなる場合が多いことであろう。
このことから、表示パネルの書き換え速度は通常時(従
来時)の2倍の周波数とすべきである。
【0230】図35は、本発明の実施の形態の表示装置
の駆動回路の説明図である。表示パネル31にはソース
信号線に映像信号を印加するソースドライバ41およ
び、ゲート信号線に順次オン電圧を印加するゲートドラ
イバ351が積載されている。このドライバ351、4
1はドライバコントローラ352により制御される。つ
まり、このドライバコントローラ352により表示パネ
ル31の書き換え周期が制御される。
の駆動回路の説明図である。表示パネル31にはソース
信号線に映像信号を印加するソースドライバ41およ
び、ゲート信号線に順次オン電圧を印加するゲートドラ
イバ351が積載されている。このドライバ351、4
1はドライバコントローラ352により制御される。つ
まり、このドライバコントローラ352により表示パネ
ル31の書き換え周期が制御される。
【0231】一方、バックライト266の端に取りつけ
られたLEDアレイ262はLEDドライバ354に接
続されている。LEDドライバ354はバックライトコ
ントローラ355により制御される。したがって、バッ
クライトコントローラ355によりバックライト266
の点灯周期が制御される。
られたLEDアレイ262はLEDドライバ354に接
続されている。LEDドライバ354はバックライトコ
ントローラ355により制御される。したがって、バッ
クライトコントローラ355によりバックライト266
の点灯周期が制御される。
【0232】バックライトコントローラ355とドライ
バコントローラ352は映像信号処理回路356により
同期を取って制御される。そのため、書き換え周期と点
灯周期とは同期化される。
バコントローラ352は映像信号処理回路356により
同期を取って制御される。そのため、書き換え周期と点
灯周期とは同期化される。
【0233】以上のように同期化することにより、表示
パネル31の画像表示領域353には動画ボケのない良
好な画像が表示される。
パネル31の画像表示領域353には動画ボケのない良
好な画像が表示される。
【0234】以上は動画表示の場合である。しかし、画
像は静止画の場合もある。たとえばパーソナルコンピュ
ータの表示パネルは主として静止画を表示する。動画の
場合は、動きのある画像を良好に見えるようにする。し
かし、その弊害としてラインフリッカが表示される。静
止画で発生するラインフリッカは画質を劣化させる。画
面が点滅し見づらくなるからである。
像は静止画の場合もある。たとえばパーソナルコンピュ
ータの表示パネルは主として静止画を表示する。動画の
場合は、動きのある画像を良好に見えるようにする。し
かし、その弊害としてラインフリッカが表示される。静
止画で発生するラインフリッカは画質を劣化させる。画
面が点滅し見づらくなるからである。
【0235】静止画を表示する場合、たとえば、本発明
の実施の形態の表示装置をパーソナルコンピュータのモ
ニターとして使用する場合は、バックライトコントロー
ラ355を制御して静止画表示モードにする。
の実施の形態の表示装置をパーソナルコンピュータのモ
ニターとして使用する場合は、バックライトコントロー
ラ355を制御して静止画表示モードにする。
【0236】この静止画表示モードとは、図34で説明
したような書き換え周期と点灯周期とを同期をとらずに
行う方法である。一般的にLEDの点灯周期を書き換え
周期よりも速くする。好ましくは書き換え周期の1.5
倍以上12倍以下にする。さらに好ましくは2倍以上6
倍以下にする。この際、図33で説明した動画表示時の
点灯部332と非点灯部331との割合は同一にする。
変化させると、動画表示モードから静止画表示モードに
切り換えた際、画面の輝度が変化してしまうためであ
る。ただし、LEDの点灯周期を変化させると、LED
の点灯に要する時間などにより、画面の輝度が変化する
場合があるので、LEDへの印加電流量を微調整させる
ユーザスイッチまたはユーザボリウムを設けておくこと
が好ましい。また、動画表示モードから静止画表示モー
ドに切り換えた時の輝度変化をあらかじめ測定してお
き、表示モードを切り換えた際に自動的にセットアップ
できるように構成しておいてもよい。これらは表示装置
に内蔵するマイクロコンピュータのソフトウェアにより
容易に実現できる。
したような書き換え周期と点灯周期とを同期をとらずに
行う方法である。一般的にLEDの点灯周期を書き換え
周期よりも速くする。好ましくは書き換え周期の1.5
倍以上12倍以下にする。さらに好ましくは2倍以上6
倍以下にする。この際、図33で説明した動画表示時の
点灯部332と非点灯部331との割合は同一にする。
変化させると、動画表示モードから静止画表示モードに
切り換えた際、画面の輝度が変化してしまうためであ
る。ただし、LEDの点灯周期を変化させると、LED
の点灯に要する時間などにより、画面の輝度が変化する
場合があるので、LEDへの印加電流量を微調整させる
ユーザスイッチまたはユーザボリウムを設けておくこと
が好ましい。また、動画表示モードから静止画表示モー
ドに切り換えた時の輝度変化をあらかじめ測定してお
き、表示モードを切り換えた際に自動的にセットアップ
できるように構成しておいてもよい。これらは表示装置
に内蔵するマイクロコンピュータのソフトウェアにより
容易に実現できる。
【0237】点灯周期を速くすれば、バックライトが点
滅動作していることは観察者から認識されなくなる。か
つ、表示画面の書き換え周期と同期を取っていないので
ラインフリッカの発生はない。この状態で動画を表示す
れば当然に動画ボケ等が発生する。しかし、静止画の表
示であるから問題はない。また、当然のことながら、静
止表示状態のときはバックライト266を全点灯状態に
してもよいことは言うまでもない。また、同期をとって
もよいことも言うまでもない。バックライトを高速で点
灯させればフリッカとはならないからである。
滅動作していることは観察者から認識されなくなる。か
つ、表示画面の書き換え周期と同期を取っていないので
ラインフリッカの発生はない。この状態で動画を表示す
れば当然に動画ボケ等が発生する。しかし、静止画の表
示であるから問題はない。また、当然のことながら、静
止表示状態のときはバックライト266を全点灯状態に
してもよいことは言うまでもない。また、同期をとって
もよいことも言うまでもない。バックライトを高速で点
灯させればフリッカとはならないからである。
【0238】図34のような動画表示モードと、先に説
明した静止画表示モードはユーザスイッチ357により
切り換えできるように構成しておくことが好ましい。ま
た、フレーム間の画像データを演算することにより、動
画表示状態か静止画表示状態か、もしくは動画表示状態
モードにする方が適切か、静止画表示状態モードにする
方が適切かを自動的に判定し、スイッチ357をマイク
ロコンピュータ(MPU)(図示せず)等が切り換える
ように構成しておいてもよい。動画表示か否かの検出は
クリアビジョンテレビなどのID技術として確立してい
る。つまり動画検出回路を用いるのである。
明した静止画表示モードはユーザスイッチ357により
切り換えできるように構成しておくことが好ましい。ま
た、フレーム間の画像データを演算することにより、動
画表示状態か静止画表示状態か、もしくは動画表示状態
モードにする方が適切か、静止画表示状態モードにする
方が適切かを自動的に判定し、スイッチ357をマイク
ロコンピュータ(MPU)(図示せず)等が切り換える
ように構成しておいてもよい。動画表示か否かの検出は
クリアビジョンテレビなどのID技術として確立してい
る。つまり動画検出回路を用いるのである。
【0239】また、一定時間以上表示装置を使用しない
場合は、画面輝度を低下させるように設定しておいても
よい。画面輝度を低下させるには、図33に示す点灯部
332の面積を少なくすればよい。これは発光素子26
1の点灯個数を減少させることにより容易に実現でき
る。この制御もマイクロコンピュータのタイマー回路を
利用することにより容易に実現できる。
場合は、画面輝度を低下させるように設定しておいても
よい。画面輝度を低下させるには、図33に示す点灯部
332の面積を少なくすればよい。これは発光素子26
1の点灯個数を減少させることにより容易に実現でき
る。この制御もマイクロコンピュータのタイマー回路を
利用することにより容易に実現できる。
【0240】図26の実施の形態は導光板264の両端
に発光素子261を取りつけたものであった。しかし、
この構成に限定するものではなく、図37に示すように
導光板264の片端に発光素子261を配置してもよ
い。この際は図37の261aと261dとの関係のよ
うに、互いに導光板264の反対面に発光素子261を
配置するとよい。照明装置266左右の輝度分布の発生
を抑制するためである。
に発光素子261を取りつけたものであった。しかし、
この構成に限定するものではなく、図37に示すように
導光板264の片端に発光素子261を配置してもよ
い。この際は図37の261aと261dとの関係のよ
うに、互いに導光板264の反対面に発光素子261を
配置するとよい。照明装置266左右の輝度分布の発生
を抑制するためである。
【0241】図37の構成では、発光素子261が取り
つけられていない導光板264の反対端にはλ/4板
(λ/4フィルム)371が取りつけられている。ま
た、λ/4板の裏面には反射膜301bが形成もしくは
配置されている。このλ/4のλとは発光素子261が
発生する主波長(nm)もしくは強度中心波長(nm)
である。たとえば、λ=550nmである。したがって
λ/4とはλの1/4の位相差を有するフィルムを意味
する。
つけられていない導光板264の反対端にはλ/4板
(λ/4フィルム)371が取りつけられている。ま
た、λ/4板の裏面には反射膜301bが形成もしくは
配置されている。このλ/4のλとは発光素子261が
発生する主波長(nm)もしくは強度中心波長(nm)
である。たとえば、λ=550nmである。したがって
λ/4とはλの1/4の位相差を有するフィルムを意味
する。
【0242】λ/4板371に入射した光は反射膜30
1で反射され、再びλ/4板371から出射して導光板
264に入射する。この際入射光の位相は90度(DE
G.)回転する。つまり、P偏光はS偏光に、S偏光は
P偏光に変化する。
1で反射され、再びλ/4板371から出射して導光板
264に入射する。この際入射光の位相は90度(DE
G.)回転する。つまり、P偏光はS偏光に、S偏光は
P偏光に変化する。
【0243】本発明の実施の形態の照明装置の前面に偏
光方式の表示パネルを用いる場合は、P偏光もしくはS
偏光の一方の偏光のみを使用する。図37のように偏光
を回転させるλ/4板371を配置することにより、表
示パネル31を透過する偏光成分の役割が多くなる。し
たがって、高輝度表示を実現できる。これは表示パネル
の偏光板を通過しない偏光成分の一部が反射されて、導
光板264内に再びもどるためと考えられる。
光方式の表示パネルを用いる場合は、P偏光もしくはS
偏光の一方の偏光のみを使用する。図37のように偏光
を回転させるλ/4板371を配置することにより、表
示パネル31を透過する偏光成分の役割が多くなる。し
たがって、高輝度表示を実現できる。これは表示パネル
の偏光板を通過しない偏光成分の一部が反射されて、導
光板264内に再びもどるためと考えられる。
【0244】もちろん、後に説明するが、図52に示す
ような偏光ビームスプリッタ(以後、PBSと呼ぶ)4
52を、発光素子261の光出射面に配置してもよい。
導光板264にはP偏光もしくはS偏光の一方の偏光成
分のみが入射し、λ/4板371が作用し、光利用効率
が向上し、画像表示が良好となる。
ような偏光ビームスプリッタ(以後、PBSと呼ぶ)4
52を、発光素子261の光出射面に配置してもよい。
導光板264にはP偏光もしくはS偏光の一方の偏光成
分のみが入射し、λ/4板371が作用し、光利用効率
が向上し、画像表示が良好となる。
【0245】また、図53のように構成すれば光利用効
率は大幅に向上する。PBS452は導光板264に光
結合材172でオプティカルカップリングされている。
PBS452の一面には発光素子261としての白色L
EDが取りつけられている。また、PBS452は、光
出射面531以外には反射膜301が形成もしくは配置
されている。
率は大幅に向上する。PBS452は導光板264に光
結合材172でオプティカルカップリングされている。
PBS452の一面には発光素子261としての白色L
EDが取りつけられている。また、PBS452は、光
出射面531以外には反射膜301が形成もしくは配置
されている。
【0246】発光素子としての白色LED(light
emitting diode)261は日亜化学
(株)がGaN系青色LEDのチップ表面にYAG(イ
ットリウム・アルミニウム・ガーネット)系の蛍光体を
塗布したものを販売している。その他、住友電気工業
(株)が、ZnSe材料を使って製造した青色LEDの
素子内に黄色に発光する層を設けた白色LEDを開発し
ている。なお、発光素子として白色LEDに限定するも
のではなく、たとえばフィールドシーケンシャルに画像
を表示する場合は、R,G,B発光のLEDを1つまた
は複数のLEDを用いればよい。また、R,G,BのL
EDを密集あるいは並列に配置し、この3つのLEDを
表示パネルの表示と同期させてフィールドシーケンシャ
ルに点灯させる構成でもよい。この場合は、LEDの光
出射側に光拡散板を配置することが好ましい。光拡散板
を配置することにより色ムラの発生がなくなる。
emitting diode)261は日亜化学
(株)がGaN系青色LEDのチップ表面にYAG(イ
ットリウム・アルミニウム・ガーネット)系の蛍光体を
塗布したものを販売している。その他、住友電気工業
(株)が、ZnSe材料を使って製造した青色LEDの
素子内に黄色に発光する層を設けた白色LEDを開発し
ている。なお、発光素子として白色LEDに限定するも
のではなく、たとえばフィールドシーケンシャルに画像
を表示する場合は、R,G,B発光のLEDを1つまた
は複数のLEDを用いればよい。また、R,G,BのL
EDを密集あるいは並列に配置し、この3つのLEDを
表示パネルの表示と同期させてフィールドシーケンシャ
ルに点灯させる構成でもよい。この場合は、LEDの光
出射側に光拡散板を配置することが好ましい。光拡散板
を配置することにより色ムラの発生がなくなる。
【0247】光結合材172としては、サルチル酸メチ
ル、エチレングリコール等の液体、アルコール、水、フ
ェノール樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、シリコン
樹脂、低融点ガラス等の固体が例示される。光結合材1
72はLED261等が発生する光をよりよく導光板2
64に導入するためのものである。光結合材172の屈
折率は1.38以上1.55以下の透明材料であればほ
とんどのものを用いることができる。
ル、エチレングリコール等の液体、アルコール、水、フ
ェノール樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、シリコン
樹脂、低融点ガラス等の固体が例示される。光結合材1
72はLED261等が発生する光をよりよく導光板2
64に導入するためのものである。光結合材172の屈
折率は1.38以上1.55以下の透明材料であればほ
とんどのものを用いることができる。
【0248】白色LED261には色むらが発生しやす
い。その対策として光結合材172に光拡散剤を添加す
ることは、色むら発生の抑制に効率がある。拡散剤によ
ってLEDから発生する光が散乱するからである。拡散
剤の添加とはTiあるいは、酸化Tiの微粉末を添加す
ること、あるいは、光結合材172の屈折率を異なる物
質(あるいは液体)を混入させることにより白濁させる
ことを言う。
い。その対策として光結合材172に光拡散剤を添加す
ることは、色むら発生の抑制に効率がある。拡散剤によ
ってLEDから発生する光が散乱するからである。拡散
剤の添加とはTiあるいは、酸化Tiの微粉末を添加す
ること、あるいは、光結合材172の屈折率を異なる物
質(あるいは液体)を混入させることにより白濁させる
ことを言う。
【0249】発光素子261から放射された光201a
はPBS452の光分離面454でP偏光またはS偏光
が反射される(反射光201b)。反射光201bは導
光板264に入射する。一方、光分離面454を通過し
た光201cはλ/4板371aに入射した後反射膜3
01cで反射されて、偏光変換が行われる。
はPBS452の光分離面454でP偏光またはS偏光
が反射される(反射光201b)。反射光201bは導
光板264に入射する。一方、光分離面454を通過し
た光201cはλ/4板371aに入射した後反射膜3
01cで反射されて、偏光変換が行われる。
【0250】したがって、反射膜301cで反射した光
201dは光分離膜454で反射する。光分離膜454
で反射した光は、λ/4板371bおよび反射膜301
dで再び偏光変換される。
201dは光分離膜454で反射する。光分離膜454
で反射した光は、λ/4板371bおよび反射膜301
dで再び偏光変換される。
【0251】そのため、反射光201eは光分離膜45
4を通過して導光板に入射する。この反射光201eは
光分離膜454を透過するようにする。また、λ/4板
371bのかわりに拡散シート271を配置して、散乱
させて、光分離膜で反射した光201bと偏光成分が一
致する光の成分を極力多くなるようにする。
4を通過して導光板に入射する。この反射光201eは
光分離膜454を透過するようにする。また、λ/4板
371bのかわりに拡散シート271を配置して、散乱
させて、光分離膜で反射した光201bと偏光成分が一
致する光の成分を極力多くなるようにする。
【0252】また、図54のように構成すれば、さらに
光利用効率がよくなる。発光素子261から放された光
201aは、一方の偏光成分は光分離膜454で反射さ
れ(反射光201b)、導光板264に入射する。一
方、光分離膜201cを通過した光201cはミラー4
55で反射され、λ/2板456で偏光変換される(光
201e)。したがって、光201eと201bとは偏
光方向がそろう。
光利用効率がよくなる。発光素子261から放された光
201aは、一方の偏光成分は光分離膜454で反射さ
れ(反射光201b)、導光板264に入射する。一
方、光分離膜201cを通過した光201cはミラー4
55で反射され、λ/2板456で偏光変換される(光
201e)。したがって、光201eと201bとは偏
光方向がそろう。
【0253】以上の図53、図54の構成と図37の構
成とを組み合わせることにより、さらに光利用効率が向
上する。
成とを組み合わせることにより、さらに光利用効率が向
上する。
【0254】なお、図54等の構成を用いた場合、導光
板264内の偏光方向はそろっているため、図37にお
いてλ/4板371をとりのぞいて反射膜301のみと
してもよい。この方が光利用効率は向上する。
板264内の偏光方向はそろっているため、図37にお
いてλ/4板371をとりのぞいて反射膜301のみと
してもよい。この方が光利用効率は向上する。
【0255】以上の実施の形態は導光板264間を区切
る反射板(又は、遮光板265)を有する構成であった
が、これに限定するものではなく、図38に示すように
一枚の導光板264を用いたものでもよい。
る反射板(又は、遮光板265)を有する構成であった
が、これに限定するものではなく、図38に示すように
一枚の導光板264を用いたものでもよい。
【0256】図38において、導光板264の両端にL
EDアレイ262が配置または形成されている。LED
アレイ262はLED素子が連続して形成されている。
このLED素子はLEDドライバにより点灯位置が走査
される。この走査により点灯部Aが矢印方向になめらか
に移動する。この構成でも、図34の表示方法を実現で
きる。
EDアレイ262が配置または形成されている。LED
アレイ262はLED素子が連続して形成されている。
このLED素子はLEDドライバにより点灯位置が走査
される。この走査により点灯部Aが矢印方向になめらか
に移動する。この構成でも、図34の表示方法を実現で
きる。
【0257】ただし、図38では反射板365がないた
め、どうしてもLED素子262近傍が明るく、中央部
が暗くなる。この課題に対応するため、図29に示す光
拡散ドット291を形成または配置し、図30に示すよ
うに導光板264の中央部と周辺部とでは反射膜301
もしくは光拡散部材の面積を異ならせる。また、LED
アレイ262の点灯LEDを変化させることにより表示
画面をリニアに明暗調整を行うことができる。またプリ
ズムもしくは図32のファイバー状の導光板264を用
いることにより、導光板264の発光面を良好な線状に
することができる。
め、どうしてもLED素子262近傍が明るく、中央部
が暗くなる。この課題に対応するため、図29に示す光
拡散ドット291を形成または配置し、図30に示すよ
うに導光板264の中央部と周辺部とでは反射膜301
もしくは光拡散部材の面積を異ならせる。また、LED
アレイ262の点灯LEDを変化させることにより表示
画面をリニアに明暗調整を行うことができる。またプリ
ズムもしくは図32のファイバー状の導光板264を用
いることにより、導光板264の発光面を良好な線状に
することができる。
【0258】以上の実施の形態は白色LED261を用
いて導光板を照明するとしたが、これに限定するもので
はなく、図39に示すように棒状の蛍光管391も採用
することができる。その他東北電子(株)の微小蛍光ラ
ンプやオプトニクス(株)のルナシリーズの蛍光ランプ
や、双葉電子(株)の蛍光発光素子あるいは、松下電工
(株)のネオン管等を発光素子261として用いてもよ
い。その他、メタルハライドランプ、ハロゲンランプな
どの放電ランプからの光を光ファイバーで導き、これを
発光素子(部)としてもよく、太陽光などの外光を発光
素子(部)としてもよい。
いて導光板を照明するとしたが、これに限定するもので
はなく、図39に示すように棒状の蛍光管391も採用
することができる。その他東北電子(株)の微小蛍光ラ
ンプやオプトニクス(株)のルナシリーズの蛍光ランプ
や、双葉電子(株)の蛍光発光素子あるいは、松下電工
(株)のネオン管等を発光素子261として用いてもよ
い。その他、メタルハライドランプ、ハロゲンランプな
どの放電ランプからの光を光ファイバーで導き、これを
発光素子(部)としてもよく、太陽光などの外光を発光
素子(部)としてもよい。
【0259】図39(a)は蛍光管391を2本用いた
構成例を示す図である。蛍光管391aと391bとは
交互に点灯させる。図39(b)は蛍光管391を4本
用いた構成例である。発光素子261としての蛍光ラン
プは391a→391b→391c→391d→391
a→と順次点灯させる。また391a、391bの組
と、391c、391dとの組で交互に点灯させる。そ
の他、特殊な点灯方法として391aと391cの組
と、391bと391dとの組で交互に点灯させてもよ
い。以上の事項は、図26、図37、図38)の実施の
形態等にも適用される。
構成例を示す図である。蛍光管391aと391bとは
交互に点灯させる。図39(b)は蛍光管391を4本
用いた構成例である。発光素子261としての蛍光ラン
プは391a→391b→391c→391d→391
a→と順次点灯させる。また391a、391bの組
と、391c、391dとの組で交互に点灯させる。そ
の他、特殊な点灯方法として391aと391cの組
と、391bと391dとの組で交互に点灯させてもよ
い。以上の事項は、図26、図37、図38)の実施の
形態等にも適用される。
【0260】図26等の実施の形態は、白色光を発光さ
せる発光素子261等を用いるものであったが、本願発
明はこれに限定されるものではない。たとえば、図79
に示すように赤(R)色発光のLED261R、緑
(G)色発光のLED261G、青(B)色発光のLE
D261Bを用いるものであってもよい。
せる発光素子261等を用いるものであったが、本願発
明はこれに限定されるものではない。たとえば、図79
に示すように赤(R)色発光のLED261R、緑
(G)色発光のLED261G、青(B)色発光のLE
D261Bを用いるものであってもよい。
【0261】近年、液晶表示パネル31にカラーフィル
タを形成せず、光源色をR,G,Bに順次に切り換えて
表示する方法(フィールドシーケンシャル)が開発され
ている。この方法は、映像表示と光源の点滅(R,G,
B光の切り換え)とを同期させて画像(映像)を表示す
るものである。したがって、カラーフィルタのロスがな
い。液晶表示パネルの構造が簡単になり、製造歩留まり
が向上するという利点がある。
タを形成せず、光源色をR,G,Bに順次に切り換えて
表示する方法(フィールドシーケンシャル)が開発され
ている。この方法は、映像表示と光源の点滅(R,G,
B光の切り換え)とを同期させて画像(映像)を表示す
るものである。したがって、カラーフィルタのロスがな
い。液晶表示パネルの構造が簡単になり、製造歩留まり
が向上するという利点がある。
【0262】図79はフィールドシーケンシャル駆動に
適した本発明の実施の形態の照明装置(バックライト)
である。図26と相違する点は白色発光LED261の
かわりに赤(R)色発光のLED261R,緑(G)色
発光のLED261G,青(B)色発光のLED261
Bを配置した構成にある。表示パネル(図示せず)の表
示画像が赤色のときはLED261Rを点灯させ、表示
パネルの表示画像が緑色のときはLED261Gを点灯
させ、パネルの表示画像が青色のときはLED261B
を点灯させる。
適した本発明の実施の形態の照明装置(バックライト)
である。図26と相違する点は白色発光LED261の
かわりに赤(R)色発光のLED261R,緑(G)色
発光のLED261G,青(B)色発光のLED261
Bを配置した構成にある。表示パネル(図示せず)の表
示画像が赤色のときはLED261Rを点灯させ、表示
パネルの表示画像が緑色のときはLED261Gを点灯
させ、パネルの表示画像が青色のときはLED261B
を点灯させる。
【0263】なお、図79、図80は導光板264のエ
ッジ部にLED等の発光素子を配置した例であるが、図
40に示すように導光板264の裏面等に各色のLED
配置もしくは形成してもよいことはいうまでもない。ま
た、導光板264の一部をもしくは全体をLED、EC
などの自己発光素子で形成してもよいことはいうまでも
ない。たとえば、R,G,Bの発光領域がドットマトリ
ックス状もしくはストライプ状に形成された有機ELパ
ネルが例示される。また、紫外光を蛍光体によりR,
G,B色に変化させて発光する蛍光発光素子が例示され
る。
ッジ部にLED等の発光素子を配置した例であるが、図
40に示すように導光板264の裏面等に各色のLED
配置もしくは形成してもよいことはいうまでもない。ま
た、導光板264の一部をもしくは全体をLED、EC
などの自己発光素子で形成してもよいことはいうまでも
ない。たとえば、R,G,Bの発光領域がドットマトリ
ックス状もしくはストライプ状に形成された有機ELパ
ネルが例示される。また、紫外光を蛍光体によりR,
G,B色に変化させて発光する蛍光発光素子が例示され
る。
【0264】図79はR,G,Bの発光素子を具備す
る。バックライトを日色発光させるにはR,G,Bの発
光素子を同時にもしくは、極めて短い時間内に順次点灯
させればよい。また、R,G,Bの発光素子へ印加する
電圧もしくは電流を個別に変化させれば色バランス(ホ
ワイトバランス)を自由に変更できる。この色バランス
は表示パネルの表示画像の内容により(自然画,クラッ
シック,ポピュラーetc.)、自動的にもしくは手動
で変更できるようにしておくことが好ましい。手動で変
更するには、リモコン等に切り換えスイッチを設ければ
よい。
る。バックライトを日色発光させるにはR,G,Bの発
光素子を同時にもしくは、極めて短い時間内に順次点灯
させればよい。また、R,G,Bの発光素子へ印加する
電圧もしくは電流を個別に変化させれば色バランス(ホ
ワイトバランス)を自由に変更できる。この色バランス
は表示パネルの表示画像の内容により(自然画,クラッ
シック,ポピュラーetc.)、自動的にもしくは手動
で変更できるようにしておくことが好ましい。手動で変
更するには、リモコン等に切り換えスイッチを設ければ
よい。
【0265】また、太陽光や、蛍光灯の光など表示パネ
ルに入射する外光の分光分布によりバックライトの発光
色を自動的にあるいは手動で切り換えることができるよ
うにしておくことが好ましい。
ルに入射する外光の分光分布によりバックライトの発光
色を自動的にあるいは手動で切り換えることができるよ
うにしておくことが好ましい。
【0266】以上のことは図40など他の本発明の実施
の形態の照明装置にも適用されることは言うまでもな
い。なお、以下の事項についても同様である。
の形態の照明装置にも適用されることは言うまでもな
い。なお、以下の事項についても同様である。
【0267】図80は白W色用のLED261Wを別途
設けた実施の形態を示す図である。フィールドシーケン
シャルで点灯させるときはR,G,BのLEDを点灯さ
せ、通常のW発光の時は261Wを点灯させる。また、
表示画像を輝度表示(Y)とカラー表示(C)とを分離
して表示してもよい。表示パネル(図示せず)が輝度表
示を行っている時はLED261Wを点灯し、カラー表
示(C)を行っている時は、R,G,BのLEDを同時
に、もしくは順次に、点灯させる。
設けた実施の形態を示す図である。フィールドシーケン
シャルで点灯させるときはR,G,BのLEDを点灯さ
せ、通常のW発光の時は261Wを点灯させる。また、
表示画像を輝度表示(Y)とカラー表示(C)とを分離
して表示してもよい。表示パネル(図示せず)が輝度表
示を行っている時はLED261Wを点灯し、カラー表
示(C)を行っている時は、R,G,BのLEDを同時
に、もしくは順次に、点灯させる。
【0268】図33、図34のようにバックライトの点
滅動作をフィールドシーケンシャルに行うには図81の
ようにする。図81の左側はバックライト266の点灯
状態を示しており、右側は表示パネルの表示状態を示し
ている。
滅動作をフィールドシーケンシャルに行うには図81の
ようにする。図81の左側はバックライト266の点灯
状態を示しており、右側は表示パネルの表示状態を示し
ている。
【0269】図81の右辺において表示パネル31は、
R,G,Bの表示画像を順次表示する。一方、バックラ
イトR発光,G発光,B発光を順次行う(走査する)。
また、非発光部331位置も走査させる。したがって、
バックライト266がG発光している個所332G上の
表示パネル31の表示画像はGの表示画像であり、バッ
クライト266がR発光している個所332R上の表示
パネル31の表示画像はRの表示画像である。また、バ
ックライト266がB発光している個所332B上の表
示パネル31の表示画像はBの表示画像である。
R,G,Bの表示画像を順次表示する。一方、バックラ
イトR発光,G発光,B発光を順次行う(走査する)。
また、非発光部331位置も走査させる。したがって、
バックライト266がG発光している個所332G上の
表示パネル31の表示画像はGの表示画像であり、バッ
クライト266がR発光している個所332R上の表示
パネル31の表示画像はRの表示画像である。また、バ
ックライト266がB発光している個所332B上の表
示パネル31の表示画像はBの表示画像である。
【0270】以上のようにフィールドシーケンシャル表
示によっても、動画ボケを改善することができる。な
お、非点灯部と点灯部との割合など、およびその他の事
項は以前に説明した図26などでの事項が適用される/
できることは言うまでもない。また、フィールドシーケ
ンシャル駆動においても、これらを本発明の実施の形態
のビューファインダ等に適用できることは言うまでもな
い。
示によっても、動画ボケを改善することができる。な
お、非点灯部と点灯部との割合など、およびその他の事
項は以前に説明した図26などでの事項が適用される/
できることは言うまでもない。また、フィールドシーケ
ンシャル駆動においても、これらを本発明の実施の形態
のビューファインダ等に適用できることは言うまでもな
い。
【0271】以上の実施の形態、図79、図26等は導
光板264の端に発光素子261を配置または形成した
構成である。図40の構成は導光板264の裏面に発光
素子261を配置した構成である。なお、図40(b)
は図40(a)のaa’線での断面図である。
光板264の端に発光素子261を配置または形成した
構成である。図40の構成は導光板264の裏面に発光
素子261を配置した構成である。なお、図40(b)
は図40(a)のaa’線での断面図である。
【0272】導光板264の裏面にはLED261を挿
入する穴が形成されている。LED261は図41に示
すように、穴の一部に形成された突起411によりはさ
みこまれ、一度挿入されると抜けないように構成されて
いる。また、LED261の端子電極403と導光板2
64の裏面に形成された電極パターン402とはホンダ
線で接続されている。電極パターン402はAlもしく
はAgで形成され、導光板264の裏面の反射膜として
も機能する。そのため、導光板264の裏面の全面にか
つ、極力すきまがないように形成されている。
入する穴が形成されている。LED261は図41に示
すように、穴の一部に形成された突起411によりはさ
みこまれ、一度挿入されると抜けないように構成されて
いる。また、LED261の端子電極403と導光板2
64の裏面に形成された電極パターン402とはホンダ
線で接続されている。電極パターン402はAlもしく
はAgで形成され、導光板264の裏面の反射膜として
も機能する。そのため、導光板264の裏面の全面にか
つ、極力すきまがないように形成されている。
【0273】LED261にはこの電極パターン402
a(正極),402b(負極)により電流が供給され
る。また電極パターン402を大きくすることにより低
抵抗化も望める。電極パターン402の表面は酸化を防
止するため、表面SiO2などの絶縁膜を形成しておく
ことが望ましい。
a(正極),402b(負極)により電流が供給され
る。また電極パターン402を大きくすることにより低
抵抗化も望める。電極パターン402の表面は酸化を防
止するため、表面SiO2などの絶縁膜を形成しておく
ことが望ましい。
【0274】なお、電極パターン402は透明材料(I
TO等)で形成してもよい。この場合は図40(b)に
示すように導光板264の裏面に反射シート15を配置
する。また、ITO等の透明材料と金属薄膜とを積層し
たり、ITOの片面に誘電体多層膜からなる反射膜を形
成したりしてもよい。
TO等)で形成してもよい。この場合は図40(b)に
示すように導光板264の裏面に反射シート15を配置
する。また、ITO等の透明材料と金属薄膜とを積層し
たり、ITOの片面に誘電体多層膜からなる反射膜を形
成したりしてもよい。
【0275】発光素子261は光拡散材401を介して
導光板264へ光を入力する。この光拡散材401によ
り発光素子261の色ムラがなくなり、均一な照明を行
うことができる。なお、図79で説明した構成を適用で
きることは言うまでもない。
導光板264へ光を入力する。この光拡散材401によ
り発光素子261の色ムラがなくなり、均一な照明を行
うことができる。なお、図79で説明した構成を適用で
きることは言うまでもない。
【0276】発光素子261はラインごとにあるいは複
数ラインごとに点灯させる。つまり図40のAの範囲の
発光素子261aが点灯すると、次にBの範囲の発光素
子261bが点灯する。以降、順次、発光素子を点灯さ
せていく。このように駆動することにより図34の表示
方法を実現できる。
数ラインごとに点灯させる。つまり図40のAの範囲の
発光素子261aが点灯すると、次にBの範囲の発光素
子261bが点灯する。以降、順次、発光素子を点灯さ
せていく。このように駆動することにより図34の表示
方法を実現できる。
【0277】導光板264の光出射面には拡散シート2
71(拡散部材)が形成または配置される。特に発光素
子261の近傍は輝度が高くなるので、図42に示すよ
うに光拡散部281を形成する。図40の場合も同様で
あるが、光拡散部281は導光板264上に直接あるい
はシート271上に形成する。また、シート271自身
に光拡散作用をもたせてもよい。また光拡散シート27
1上にさらに光を拡散させるための光拡散部281を形
成してもよい。
71(拡散部材)が形成または配置される。特に発光素
子261の近傍は輝度が高くなるので、図42に示すよ
うに光拡散部281を形成する。図40の場合も同様で
あるが、光拡散部281は導光板264上に直接あるい
はシート271上に形成する。また、シート271自身
に光拡散作用をもたせてもよい。また光拡散シート27
1上にさらに光を拡散させるための光拡散部281を形
成してもよい。
【0278】シート271の光出射面にはプリズムシー
ト272あるいはプリズム板を一枚または複数枚を配置
すればよい。なお、図27と同様に導光板264に直接
プリズムを形成してもよい。プリズムシート272を用
いることにより、導光板264からの出射光の指向性が
狭くなり、表示パネル31の表示画像を高輝度化するこ
とができる。
ト272あるいはプリズム板を一枚または複数枚を配置
すればよい。なお、図27と同様に導光板264に直接
プリズムを形成してもよい。プリズムシート272を用
いることにより、導光板264からの出射光の指向性が
狭くなり、表示パネル31の表示画像を高輝度化するこ
とができる。
【0279】照明装置266からの光の指向性を狭くし
て表示パネル31の表示を高輝度化させる方法として、
図17に示すように、マイクロレンズアレイ(マイクロ
レンズシート)173を用いる方法も例示される。
て表示パネル31の表示を高輝度化させる方法として、
図17に示すように、マイクロレンズアレイ(マイクロ
レンズシート)173を用いる方法も例示される。
【0280】先にも述べたようにマイクロレンズアレイ
173は周期的な屈折率分布を有するように、微小な凹
凸(マイクロレンズ186)が形成されている。マイク
ロレンズ186は日本板ガラス(株)が製造しているイ
オン変換法によっても形成することができる。この場合
はマイクロレンズアレイ173の表面は平面状となる。
また、オムロン(株)あるいはリコー(株)が実施して
いるスタンパ技術もしくは転写、オフセット印刷、エッ
チング技術などを用いたものでもよい。その他、周期的
な屈折率分布を有する構成として回折格子などがある。
これらも、光の強弱を空間的に発生させることができる
のでこれも用いることができる。また、マイクロレンズ
アレイ173は樹脂シートを圧延することにより、ある
いは、プレス加工することにより形成あるいは作製して
もよい。
173は周期的な屈折率分布を有するように、微小な凹
凸(マイクロレンズ186)が形成されている。マイク
ロレンズ186は日本板ガラス(株)が製造しているイ
オン変換法によっても形成することができる。この場合
はマイクロレンズアレイ173の表面は平面状となる。
また、オムロン(株)あるいはリコー(株)が実施して
いるスタンパ技術もしくは転写、オフセット印刷、エッ
チング技術などを用いたものでもよい。その他、周期的
な屈折率分布を有する構成として回折格子などがある。
これらも、光の強弱を空間的に発生させることができる
のでこれも用いることができる。また、マイクロレンズ
アレイ173は樹脂シートを圧延することにより、ある
いは、プレス加工することにより形成あるいは作製して
もよい。
【0281】ただし、マイクロレンズの形成ピッチPr
と表示パネル31の画素の形成ピッチPdとが特定の関
係となるとモアレの発生が激しくなる。そのため以下の
関係を満足するように構成することが重要である。
と表示パネル31の画素の形成ピッチPdとが特定の関
係となるとモアレの発生が激しくなる。そのため以下の
関係を満足するように構成することが重要である。
【0282】モアレについては表示パネルの画素ピッチ
をPd 、マイクロレンズの形成のピッチをPrとする
と、発生するモアレのピッチPは(数8)とあらわせ
る。
をPd 、マイクロレンズの形成のピッチをPrとする
と、発生するモアレのピッチPは(数8)とあらわせ
る。
【0283】 1/P=n/Pd−1/Pr (数8) 最大モアレピッチが最小となるのは、以下に示す(数
9)のときであり、nが大きいほどモアレの変調度が小
さくなる。したがって、(数9)を満たすようにPr/
Pdを決めるとよい。(数9)で求められた(決定し
た)値の80%以上120%の範囲であれば実用上十分
である。まず、nを決定すればよい。
9)のときであり、nが大きいほどモアレの変調度が小
さくなる。したがって、(数9)を満たすようにPr/
Pdを決めるとよい。(数9)で求められた(決定し
た)値の80%以上120%の範囲であれば実用上十分
である。まず、nを決定すればよい。
【0284】 Pr/Pd=2/(2n+1) (数9) なお、モアレの発生をさらに低減するにはマイクロレン
ズアレイ173と表示パネル31間に散乱性能の低い拡
散シート271を配置するとよい。以上の事項は他の実
施の形態についても同様である。
ズアレイ173と表示パネル31間に散乱性能の低い拡
散シート271を配置するとよい。以上の事項は他の実
施の形態についても同様である。
【0285】以上の実施の形態は外光を前提として、バ
ックライト266または反射方式で表示装置を外光で照
明する構成であった。外光を人為的に発生させる構成が
図44の斜視図に示すものである。また図45は図44
の断面図である。
ックライト266または反射方式で表示装置を外光で照
明する構成であった。外光を人為的に発生させる構成が
図44の斜視図に示すものである。また図45は図44
の断面図である。
【0286】発光素子261の一例として白色LEDを
用いる。白色LED261から放射された光201はP
偏光とS偏光に分離するPS分離膜454で、P偏光と
S偏光に分離される。PS分離膜454で反射された光
201dはミラー455で反射され、λ/2板456で
90度位相が回転されて出射光201bとなる。そのた
め、光201aと201dとは同一位相の偏光となる。
用いる。白色LED261から放射された光201はP
偏光とS偏光に分離するPS分離膜454で、P偏光と
S偏光に分離される。PS分離膜454で反射された光
201dはミラー455で反射され、λ/2板456で
90度位相が回転されて出射光201bとなる。そのた
め、光201aと201dとは同一位相の偏光となる。
【0287】前記入射光201aおよび201dは反射
型フレネルレンズ442に入射する(図46参照)。反
射フレネルレンズ442により入射光は平行光に変換さ
れ、表示パネル31を照明する。
型フレネルレンズ442に入射する(図46参照)。反
射フレネルレンズ442により入射光は平行光に変換さ
れ、表示パネル31を照明する。
【0288】表示パネル31は反射型の画素を有する反
射型もしくは半透過仕様の表示パネルである。また、反
射フレネルレンズ442は反射面鏡をフレネルレンズ状
に形成したものである。このフレネルレンズは金属板を
切削加工することにより、また、プレス加工したアクリ
ル等の樹脂板に金属薄膜を蒸着したものが例示される。
もちろんフレネルレンズでなくても放物面鏡でもよい。
また、だ円面鏡でもよい。また、透過型のフレネルレン
ズの裏面にミラーを配置もしくは形成したものでもよ
い。
射型もしくは半透過仕様の表示パネルである。また、反
射フレネルレンズ442は反射面鏡をフレネルレンズ状
に形成したものである。このフレネルレンズは金属板を
切削加工することにより、また、プレス加工したアクリ
ル等の樹脂板に金属薄膜を蒸着したものが例示される。
もちろんフレネルレンズでなくても放物面鏡でもよい。
また、だ円面鏡でもよい。また、透過型のフレネルレン
ズの裏面にミラーを配置もしくは形成したものでもよ
い。
【0289】表示パネル31と反射フレネルレンズ(放
物面鏡)442との位置関係は図47のようになる。放
物面鏡の焦点位置Pに発光素子261が配置されてい
る。またフレネルレンズは3次元状のものでも2次元状
のものでもよい。発光素子261が点光源の場合は、3
次元状のものを採用する。
物面鏡)442との位置関係は図47のようになる。放
物面鏡の焦点位置Pに発光素子261が配置されてい
る。またフレネルレンズは3次元状のものでも2次元状
のものでもよい。発光素子261が点光源の場合は、3
次元状のものを採用する。
【0290】発光素子261から放射された光201a
は放物面鏡471(これが反射フレネルレンズ442で
ある)で平行光201bに変換される。変換された光2
01bは表示パネル31に角度θで入射する。この角度
θは設計の問題であり、反射光201cが最も観察者に
見やすいように(あるいは最も観察者の目に到達しない
ように)される。また、表示パネル31の入射側には偏
光板10を配置する。
は放物面鏡471(これが反射フレネルレンズ442で
ある)で平行光201bに変換される。変換された光2
01bは表示パネル31に角度θで入射する。この角度
θは設計の問題であり、反射光201cが最も観察者に
見やすいように(あるいは最も観察者の目に到達しない
ように)される。また、表示パネル31の入射側には偏
光板10を配置する。
【0291】反射フレネルレンズ442は、ふた445
に取りつけられており、表示パネル31は本体441に
取りつけられている。ふた445は回転部446で自動
的に傾きを変更できる。ふた445をおりたたむことに
より突起443と留め部444とが結合し、ふた445
は表示パネル31および反射フレネルレンズ442を保
護する。また、留め部444にスイッチが構成されてお
り、ふた445をあけると自動的に発光素子261が点
灯し、また、表示パネル31が動作するように構成され
ている(構成してもよい)。
に取りつけられており、表示パネル31は本体441に
取りつけられている。ふた445は回転部446で自動
的に傾きを変更できる。ふた445をおりたたむことに
より突起443と留め部444とが結合し、ふた445
は表示パネル31および反射フレネルレンズ442を保
護する。また、留め部444にスイッチが構成されてお
り、ふた445をあけると自動的に発光素子261が点
灯し、また、表示パネル31が動作するように構成され
ている(構成してもよい)。
【0292】本体441には切り換えスイッチ(ターボ
スイッチ)450が取りつけられている。ターボスイッ
チ450はノーマリブラックモード表示(NB表示)と
ノーマリホワイトモード表示(NW表示)とを切り換え
る。
スイッチ)450が取りつけられている。ターボスイッ
チ450はノーマリブラックモード表示(NB表示)と
ノーマリホワイトモード表示(NW表示)とを切り換え
る。
【0293】一般的な(日常的な)明るさの外光の場合
はNWモードで画像を表示する。NWモードは広視野角
表示を実現できる。NBモードは非常に外光に弱い場合
に用いる。NBモードでは液晶層が透明状態のとき画素
電極に反射した光を直接観察者が見ることになるため、
表示画像を明るく見ることができる。視野角は極端に狭
い。しかし、外光が微弱な場合でも表示画像を良好に見
ることができるのでパーソナルユースで使用し、かつ短
時間の使用であれば実用上支障がない。一般的にNBモ
ード表示は使用することが少ないため、通常はNW表示
とし、ターボスイッチ450を押さえつづけているとき
にのみNBモード表示となるように構成する。もちろ
ん、外光が弱い場合は発光素子261を点灯させるか、
もしくは外光と発光素子261の両方を用いて、表示パ
ネル31を照明する。
はNWモードで画像を表示する。NWモードは広視野角
表示を実現できる。NBモードは非常に外光に弱い場合
に用いる。NBモードでは液晶層が透明状態のとき画素
電極に反射した光を直接観察者が見ることになるため、
表示画像を明るく見ることができる。視野角は極端に狭
い。しかし、外光が微弱な場合でも表示画像を良好に見
ることができるのでパーソナルユースで使用し、かつ短
時間の使用であれば実用上支障がない。一般的にNBモ
ード表示は使用することが少ないため、通常はNW表示
とし、ターボスイッチ450を押さえつづけているとき
にのみNBモード表示となるように構成する。もちろ
ん、外光が弱い場合は発光素子261を点灯させるか、
もしくは外光と発光素子261の両方を用いて、表示パ
ネル31を照明する。
【0294】他の図44の表示装置の特徴としてガンマ
切り換えスイッチ447を装備している点がある。ガン
マ切り換えスイッチ447はガンマカーブを1タッチで
切り換えできるようにしたものである。これは白熱電球
の照明下では表示パネル31に入射する入射光の色温度
は4800K程度の赤みの白となり、昼光色の蛍光灯で
は7000K程度の青み白となり、また、屋外の太陽光
のもとでは6500K程度の白となる。したがって、図
44の表示装置を用いる場所によって表示パネル31の
表示画像の色が異なる。特にこの違和感は蛍光灯の照明
下から白熱電球の照明下に移動した時に大きい。この時
にガマン切り換えスイッチ447を選択することにより
正常に表示画像を見えるようにできる。
切り換えスイッチ447を装備している点がある。ガン
マ切り換えスイッチ447はガンマカーブを1タッチで
切り換えできるようにしたものである。これは白熱電球
の照明下では表示パネル31に入射する入射光の色温度
は4800K程度の赤みの白となり、昼光色の蛍光灯で
は7000K程度の青み白となり、また、屋外の太陽光
のもとでは6500K程度の白となる。したがって、図
44の表示装置を用いる場所によって表示パネル31の
表示画像の色が異なる。特にこの違和感は蛍光灯の照明
下から白熱電球の照明下に移動した時に大きい。この時
にガマン切り換えスイッチ447を選択することにより
正常に表示画像を見えるようにできる。
【0295】ガンマ切り換えスイッチ447aは白熱電
球の光で良好な白表示となるように赤のガンマカーブを
液晶の透過率(変調率)が小さくなるようにしている。
447bは昼光色の蛍光灯に適用するように青の透過率
(変調率)を小さくなるようにしている。447cは太
陽光の下で最も良好な白表示となるようにしている。し
たがって、ユーザーはガンマ切り換えスイッチ447を
選択することによりどんな照明光のもとでも良好な表示
画像を見られる。もちろん、図81で説明したように表
示画像の内容によってワンタッチでガンマカーブを切り
換えてもよいし、切り換えるように構成してもよい。
球の光で良好な白表示となるように赤のガンマカーブを
液晶の透過率(変調率)が小さくなるようにしている。
447bは昼光色の蛍光灯に適用するように青の透過率
(変調率)を小さくなるようにしている。447cは太
陽光の下で最も良好な白表示となるようにしている。し
たがって、ユーザーはガンマ切り換えスイッチ447を
選択することによりどんな照明光のもとでも良好な表示
画像を見られる。もちろん、図81で説明したように表
示画像の内容によってワンタッチでガンマカーブを切り
換えてもよいし、切り換えるように構成してもよい。
【0296】表示パネル31への光線の入射角度は、ふ
た445を回転させて調整する。回転は回転中心446
を中心として行う。この構成により表示パネル31に良
好な狭指向性の光が入射させることができる。
た445を回転させて調整する。回転は回転中心446
を中心として行う。この構成により表示パネル31に良
好な狭指向性の光が入射させることができる。
【0297】PBS452等の光出射側には図48
(b)に示すように、凸レンズ481を配置してもよ
い。表示パネル31と光201aの光路長と、表示パネ
ル31と201dの光路長とは異なるため、凸レンズ4
81aと481dとの正のパワーを異ならせている。な
お、凸レンズ481は正弦条件を良好とするため、平面
側を発光素子261側に向ける。また、図48(a)の
ように発光素子261の光出射側にレンズ481aを配
置し、PBS452等の光出射側にレンズ481bを配
置してもよい。また、レンズ481は着色し、分光分布
を狭帯域としてもよい。
(b)に示すように、凸レンズ481を配置してもよ
い。表示パネル31と光201aの光路長と、表示パネ
ル31と201dの光路長とは異なるため、凸レンズ4
81aと481dとの正のパワーを異ならせている。な
お、凸レンズ481は正弦条件を良好とするため、平面
側を発光素子261側に向ける。また、図48(a)の
ように発光素子261の光出射側にレンズ481aを配
置し、PBS452等の光出射側にレンズ481bを配
置してもよい。また、レンズ481は着色し、分光分布
を狭帯域としてもよい。
【0298】また、図49に示すように、PBS45
2,ビームスプリッタ453等は横方向に配置してもよ
い。また、図50に示すように、長い発光素子(たとえ
ば蛍光管391)を用い、かつ、長いPBS452を用
いてもよい。この場合は、フレネルレンズ442は二次
元状のものでよい。
2,ビームスプリッタ453等は横方向に配置してもよ
い。また、図50に示すように、長い発光素子(たとえ
ば蛍光管391)を用い、かつ、長いPBS452を用
いてもよい。この場合は、フレネルレンズ442は二次
元状のものでよい。
【0299】以上の実施の形態では、表示パネル31お
よび表示装置は本発明の実施の形態で説明したものを用
いる。また、外光だけでなく、図26、図38、図40
に示すバックライト266と兼用して構成することが好
ましい。図34、図81に示す駆動方式も適用すること
が好ましい。
よび表示装置は本発明の実施の形態で説明したものを用
いる。また、外光だけでなく、図26、図38、図40
に示すバックライト266と兼用して構成することが好
ましい。図34、図81に示す駆動方式も適用すること
が好ましい。
【0300】図52は発光素子261のかわりにあるい
は、発光素子261に加えて、外光を集光して照明光と
するものである。
は、発光素子261に加えて、外光を集光して照明光と
するものである。
【0301】外光取り込み部521は扇型をしており、
透明樹脂で形成されている。取り込み部521の光入射
面には反射膜防止21が形成されている。また、入射し
た光は回転部446以外から外部に漏れないように反射
膜などが構成されている。また、取り込み部521は点
線で示すように回転部446を中心として回転させるこ
とができる。取り込み部521は扇型状、円すい状等の
いずれの形成でもよい。つまり、集光できればいずれの
形状でもよい。
透明樹脂で形成されている。取り込み部521の光入射
面には反射膜防止21が形成されている。また、入射し
た光は回転部446以外から外部に漏れないように反射
膜などが構成されている。また、取り込み部521は点
線で示すように回転部446を中心として回転させるこ
とができる。取り込み部521は扇型状、円すい状等の
いずれの形成でもよい。つまり、集光できればいずれの
形状でもよい。
【0302】集光された光201aはミラー455aで
反射し、PBS452に入射する。あとは図45と同様
である。一方、発光素子433からの光もPBS452
に入射する。したがって、発光素子433と外光とのい
ずれか一方もしくは両方を用いて表示パネル31を照明
する。以上の構成により外光を用いて強く、かつ狭指向
性の照明光を発生させることができる。
反射し、PBS452に入射する。あとは図45と同様
である。一方、発光素子433からの光もPBS452
に入射する。したがって、発光素子433と外光とのい
ずれか一方もしくは両方を用いて表示パネル31を照明
する。以上の構成により外光を用いて強く、かつ狭指向
性の照明光を発生させることができる。
【0303】図51も本発明の実施の形態の表示装置を
用いた映像表示装置である。この構成では表示パネル3
1を発した光はミラー455(もしくはフレネルレン
ズ)で反射した後、観察者の眼511に到達するように
構成している。このように構成することにより構成上、
観察者の眼511と表示パネル31間の距離を十分に確
保することができる。また、観察者の眼511に到達す
る光の指向性が狭くなり、高コントラストの画像表示を
実現できる。
用いた映像表示装置である。この構成では表示パネル3
1を発した光はミラー455(もしくはフレネルレン
ズ)で反射した後、観察者の眼511に到達するように
構成している。このように構成することにより構成上、
観察者の眼511と表示パネル31間の距離を十分に確
保することができる。また、観察者の眼511に到達す
る光の指向性が狭くなり、高コントラストの画像表示を
実現できる。
【0304】図44等の表示装置において、表示画像の
コントラストを最も良好に見えるように調整するには工
夫がいる。なぜならば、表示画像を表示した状態では映
像の内容によって、良好に見える角度が異なるからであ
る。たとえば、黒っぽいシーンの画面ではどうしても黒
を中心に表示パネル31の角度を調整してしまうし、白
っぽいシーンの画面では白表示を中心に表示パネル31
の角度を調整してしまう。しかし、映像がビデオ画像
(動画)である場合、シーンはどんどんかわるからなか
なか、最適に角度を調整することができない。
コントラストを最も良好に見えるように調整するには工
夫がいる。なぜならば、表示画像を表示した状態では映
像の内容によって、良好に見える角度が異なるからであ
る。たとえば、黒っぽいシーンの画面ではどうしても黒
を中心に表示パネル31の角度を調整してしまうし、白
っぽいシーンの画面では白表示を中心に表示パネル31
の角度を調整してしまう。しかし、映像がビデオ画像
(動画)である場合、シーンはどんどんかわるからなか
なか、最適に角度を調整することができない。
【0305】本発明の実施の形態ではこの課題を解決す
るためモニター表示部を設けている。図44は黒表示の
モニター表示部457aと白表示のモニター表示部45
7bとを設けた一実施の形態を示す図である。ただし、
必ず両方のモニター表示部457a,457bが必要で
はなく、必要に応じて一方だけでもよい。また、モニタ
ー表示部457の周囲に黒色もしくは白色のりんかく
(周囲部)458を形成する。
るためモニター表示部を設けている。図44は黒表示の
モニター表示部457aと白表示のモニター表示部45
7bとを設けた一実施の形態を示す図である。ただし、
必ず両方のモニター表示部457a,457bが必要で
はなく、必要に応じて一方だけでもよい。また、モニタ
ー表示部457の周囲に黒色もしくは白色のりんかく
(周囲部)458を形成する。
【0306】モニター表示部457aは映像の黒表示を
示す。モニター表示部457bは映像の白表示を示す。
観察者は、モニター表示部457の黒表示と白表示とが
最良となるように調整して、表示画面を見る角度を調整
する。一般的に室内では照明光が表示画面に入射する方
向は固定されているため、一度、表示画面の角度(もし
くはフレネルレンズ442の角度)を調整すればよい。
示す。モニター表示部457bは映像の白表示を示す。
観察者は、モニター表示部457の黒表示と白表示とが
最良となるように調整して、表示画面を見る角度を調整
する。一般的に室内では照明光が表示画面に入射する方
向は固定されているため、一度、表示画面の角度(もし
くはフレネルレンズ442の角度)を調整すればよい。
【0307】モニター表示部457は液晶層18の光変
調状態を示している。つまり、表示パネル31の周辺部
かつ液晶が充填された箇所にモニター表示部457が形
成されている。
調状態を示している。つまり、表示パネル31の周辺部
かつ液晶が充填された箇所にモニター表示部457が形
成されている。
【0308】黒表示のモニター表示部457aには、モ
ニター電極(図示せず)が形成されており、たえず、対
向電極15とモニター電極間の液晶層には交流電圧が印
加されている。この交流電圧とは最も画像の黒表示とな
る電圧である。また、液晶層18の部分には電極は形成
されておらず、たとえば、PD液晶の場合は、常時散乱
状態である(白表示)。
ニター電極(図示せず)が形成されており、たえず、対
向電極15とモニター電極間の液晶層には交流電圧が印
加されている。この交流電圧とは最も画像の黒表示とな
る電圧である。また、液晶層18の部分には電極は形成
されておらず、たとえば、PD液晶の場合は、常時散乱
状態である(白表示)。
【0309】以上の構成により常時黒表示部と常時白表
示部を作製できる。観察者はこの常時黒表示部(モニタ
ー表示部457a)と常時白表示部(モニター表示部4
57b)とを見ながら(白表示と黒表示とがベストにな
るように調整しながら)、表示画面への光の入射角度を
調整する。したがって、表示画面を見ずとも容易に最良
に見えるように角度調整を行うことができる。
示部を作製できる。観察者はこの常時黒表示部(モニタ
ー表示部457a)と常時白表示部(モニター表示部4
57b)とを見ながら(白表示と黒表示とがベストにな
るように調整しながら)、表示画面への光の入射角度を
調整する。したがって、表示画面を見ずとも容易に最良
に見えるように角度調整を行うことができる。
【0310】特に周囲部458を、黒色もしくは白色あ
るいはモニター表示部457の周囲部458を黒色に、
モニター表示部457bの周囲部458を白色としてお
けば、周囲部458色とモニター表示部457の色(輝
度)が最も近づくように入射角度を調整することができ
る。したがって、調整が容易となる。
るいはモニター表示部457の周囲部458を黒色に、
モニター表示部457bの周囲部458を白色としてお
けば、周囲部458色とモニター表示部457の色(輝
度)が最も近づくように入射角度を調整することができ
る。したがって、調整が容易となる。
【0311】図44において、モニター表示部457は
液晶層18を利用して構成あるいは形成するとしたが、
これに限定するものはない。たとえばモニター表示部4
57aは反射膜(反射板等)を形成または配置したもの
でもよい。つまり疑似的に透明の液晶層18を作製する
のである。これが黒表示を示すことになる。また、モニ
ター表示部457bは拡散板(拡散シート)の裏面に反
射膜(反射板等)を形成または配置したものでもよい。
拡散板の散乱特性は液晶層18の特性と同等にする。こ
れが白表示を示すことになる。また、単に反射板あるい
は拡散板(シート)で代用することもできる。以上のよ
うな疑似的に液晶層18と近似させたものを形成または
配置することにより、モニター表示部457を構成でき
る。
液晶層18を利用して構成あるいは形成するとしたが、
これに限定するものはない。たとえばモニター表示部4
57aは反射膜(反射板等)を形成または配置したもの
でもよい。つまり疑似的に透明の液晶層18を作製する
のである。これが黒表示を示すことになる。また、モニ
ター表示部457bは拡散板(拡散シート)の裏面に反
射膜(反射板等)を形成または配置したものでもよい。
拡散板の散乱特性は液晶層18の特性と同等にする。こ
れが白表示を示すことになる。また、単に反射板あるい
は拡散板(シート)で代用することもできる。以上のよ
うな疑似的に液晶層18と近似させたものを形成または
配置することにより、モニター表示部457を構成でき
る。
【0312】なお、モニター表示部457は表示部と別
個にモニター表示部専用のパネルを製造し、これに黒表
示457a、白表示457bのうち少なくとも一方を形
成したものを取りつけてもよい。また、表示パネル31
が透過型表示パネルの場合は、この表示パネル31の液
晶層18、もしくは疑似的に作製等したものを用いれば
よいことは言うまでもない。また、モニター表示部45
7は表示パネル31表示領域353の周辺部を取り囲む
ようにして形成または配置してもよい。
個にモニター表示部専用のパネルを製造し、これに黒表
示457a、白表示457bのうち少なくとも一方を形
成したものを取りつけてもよい。また、表示パネル31
が透過型表示パネルの場合は、この表示パネル31の液
晶層18、もしくは疑似的に作製等したものを用いれば
よいことは言うまでもない。また、モニター表示部45
7は表示パネル31表示領域353の周辺部を取り囲む
ようにして形成または配置してもよい。
【0313】図44では、モニター表示部457は表示
パネル31がPD表示パネルの場合を主として説明した
がこれに限定するものではなく、他の表示パネルの場合
(STN液晶表示パネル、ECB表示パネル、DAP表
示パネル、TN液晶表示パネル、強誘電液晶パネル、D
SM(動的散乱モード)パネル、垂直配向モード表示パ
ネル、ゲストホスト表示パネルなど)にも適用すること
ができる。
パネル31がPD表示パネルの場合を主として説明した
がこれに限定するものではなく、他の表示パネルの場合
(STN液晶表示パネル、ECB表示パネル、DAP表
示パネル、TN液晶表示パネル、強誘電液晶パネル、D
SM(動的散乱モード)パネル、垂直配向モード表示パ
ネル、ゲストホスト表示パネルなど)にも適用すること
ができる。
【0314】たとえばTN液晶表示パネルでは、白表示
と黒表示のうち少なくとも一方の表示モニター457
を、実際にモニター457用の液晶層18を形成して、
もしくは疑似的に液晶層と等価の表示モニター部457
を形成する。反射電極が鏡面の場合も微小な凹凸が形成
された場合も同様である。
と黒表示のうち少なくとも一方の表示モニター457
を、実際にモニター457用の液晶層18を形成して、
もしくは疑似的に液晶層と等価の表示モニター部457
を形成する。反射電極が鏡面の場合も微小な凹凸が形成
された場合も同様である。
【0315】モニター表示部457を配置する技術的思
想は、表示パネル31が反射型の表示パネルを用いた映
像表示装置に限定されるものではなく、透過型の表示パ
ネルを用いた映像表示装置にも適用することができる。
白黒の表示状態をモニターするあるいは調整するという
概念では表示パネル31が反射型であろうと透過型であ
ろうと差異はないからである。また、この技術的思想は
表示パネルの表示画像を直接観察する表示装置だけでな
く、ビューファインダ、投射型表示装置(プロジェクタ
ー)、携帯電話のモニター、携帯情報端末、ヘッドマウ
ントディスプレイなどにも適用できることは言うまでも
ない。
想は、表示パネル31が反射型の表示パネルを用いた映
像表示装置に限定されるものではなく、透過型の表示パ
ネルを用いた映像表示装置にも適用することができる。
白黒の表示状態をモニターするあるいは調整するという
概念では表示パネル31が反射型であろうと透過型であ
ろうと差異はないからである。また、この技術的思想は
表示パネルの表示画像を直接観察する表示装置だけでな
く、ビューファインダ、投射型表示装置(プロジェクタ
ー)、携帯電話のモニター、携帯情報端末、ヘッドマウ
ントディスプレイなどにも適用できることは言うまでも
ない。
【0316】図44等において、課題となる点に、バッ
クライトからの光もしくは反射電極で反射した光が直
接、観察者の眼511に入射し、表示画像の白黒が反転
するという現象がある。これを防止する方法として、表
示パネル31の表面にエンボス加工シートを配置した
り、マイクロレンズで光源の視向性を制御したりする方
法がある。本発明の実施の形態では、図55に示すプリ
ズム板272を表示パネルの光出射面に配置して対策を
行っている。
クライトからの光もしくは反射電極で反射した光が直
接、観察者の眼511に入射し、表示画像の白黒が反転
するという現象がある。これを防止する方法として、表
示パネル31の表面にエンボス加工シートを配置した
り、マイクロレンズで光源の視向性を制御したりする方
法がある。本発明の実施の形態では、図55に示すプリ
ズム板272を表示パネルの光出射面に配置して対策を
行っている。
【0317】プリズム板272はプリズムシート272
aと272bとを組み合わせたものである。形状はノコ
ギリ歯状が例示され、その他の三角形状、流線型、円錐
状、三角錐状、ノコギリ歯状+サインカーブ状等が例示
される。基本的にはプリズム272aと272bとは同
一形状である。また、画素行方向にストライプ状であ
る。もちろん、マスリックス状(n×m画素に1つの四
角錐プリズム等を配置)でもよい。
aと272bとを組み合わせたものである。形状はノコ
ギリ歯状が例示され、その他の三角形状、流線型、円錐
状、三角錐状、ノコギリ歯状+サインカーブ状等が例示
される。基本的にはプリズム272aと272bとは同
一形状である。また、画素行方向にストライプ状であ
る。もちろん、マスリックス状(n×m画素に1つの四
角錐プリズム等を配置)でもよい。
【0318】プリズム板272はアクリル,ポリカーボ
ネートなどの透明樹脂,ガラス等の材料から形成され
る。また、一部もしくは全体を着色したり、一部もしく
は全体に拡散機能をもたせたりしてもよい。また、表面
をエンボス加工したり、反射防止のために反射防止膜を
形成したりしてもよい。また、画像表示に有効でない箇
所もしくは支障のない箇所に、遮光膜もしくは光吸収膜
を形成し、表示画像の黒レベルをひきしめたり、ハレー
ション防止によるコントラスト向上効果を発揮させたり
することが好ましい。
ネートなどの透明樹脂,ガラス等の材料から形成され
る。また、一部もしくは全体を着色したり、一部もしく
は全体に拡散機能をもたせたりしてもよい。また、表面
をエンボス加工したり、反射防止のために反射防止膜を
形成したりしてもよい。また、画像表示に有効でない箇
所もしくは支障のない箇所に、遮光膜もしくは光吸収膜
を形成し、表示画像の黒レベルをひきしめたり、ハレー
ション防止によるコントラスト向上効果を発揮させたり
することが好ましい。
【0319】プリズム板272aと272bとはわずか
な空気ギャップ551と介して配置されている。空気ギ
ャップ551は空気ギャップ551中に散布されたビー
ズで(図示せず)保持されている。なお、空気ギャップ
551の厚み(間隔)aは、液晶表示パネル31の画素
の対角長をdとしたとき、次式(数10)を満足させる
ことが好ましい。
な空気ギャップ551と介して配置されている。空気ギ
ャップ551は空気ギャップ551中に散布されたビー
ズで(図示せず)保持されている。なお、空気ギャップ
551の厚み(間隔)aは、液晶表示パネル31の画素
の対角長をdとしたとき、次式(数10)を満足させる
ことが好ましい。
【0320】 d/10 ≦ a ≦ 1/2・d (数10) さらには、(数11)の条件を満足させることが好まし
い。
い。
【0321】 1/5・d ≦ a ≦ 1/3・d (数11) プリズムの凸部の繰り返しピッチは(数8)、(数9)
の条件を満足させることが好ましい。
の条件を満足させることが好ましい。
【0322】また、プリズムがなす角度θ(DEG.)
は、 25度 ≦ θ ≦ 60度 とすることが好ましく、さらに、 35度 ≦ θ ≦ 50度 の関係を満足させることが好ましい。
は、 25度 ≦ θ ≦ 60度 とすることが好ましく、さらに、 35度 ≦ θ ≦ 50度 の関係を満足させることが好ましい。
【0323】図55のおいて、バックライト(図示せ
ず)から出射された光201は、空気ギャップとの界面
でなす角度θ1が臨界角以上の時、全反射する。したが
って、光201aは全反射し、光201bはプリズム板
272を透過する。つまり、観察者の眼511に向かう
光は相当量が全反射する。そのため、表示画像が白黒反
転することはなく、また表示パネルのコントラストは改
善される。また、この作用は外光に対しても有効に機能
する。
ず)から出射された光201は、空気ギャップとの界面
でなす角度θ1が臨界角以上の時、全反射する。したが
って、光201aは全反射し、光201bはプリズム板
272を透過する。つまり、観察者の眼511に向かう
光は相当量が全反射する。そのため、表示画像が白黒反
転することはなく、また表示パネルのコントラストは改
善される。また、この作用は外光に対しても有効に機能
する。
【0324】また、図56のような、プリズム板272
を表示パネル31の入射面に配置してもよい。図56の
プリズム板272は、プリズム板というよりは、透明基
板に斜めに細いスリット(これが空気ギャップ551と
なる)を形成したものである。スリット551は表示画
面に対し左右(画素行)方向にストライプ状に形成す
る。
を表示パネル31の入射面に配置してもよい。図56の
プリズム板272は、プリズム板というよりは、透明基
板に斜めに細いスリット(これが空気ギャップ551と
なる)を形成したものである。スリット551は表示画
面に対し左右(画素行)方向にストライプ状に形成す
る。
【0325】図57に示すように、光201a、201
bはそのまま直進して表示パネル31に入射する。反射
電極16で反射し、観察者の眼511に直接入射する光
と分子光201cは空気ギャップ551で全反射し、反
射光201dとなる。したがって、表示パネル31の画
像が白黒反転するという現象は発生しない。このことは
図55の構造でも同様である。
bはそのまま直進して表示パネル31に入射する。反射
電極16で反射し、観察者の眼511に直接入射する光
と分子光201cは空気ギャップ551で全反射し、反
射光201dとなる。したがって、表示パネル31の画
像が白黒反転するという現象は発生しない。このことは
図55の構造でも同様である。
【0326】空気ギャップ551は図58(a)に示す
ようにスペーサ(ビーズ,ファイバー)583で確保し
てもよいし、図58(b)のように突起411で形成し
てもよい。また、空気ギャップ511の代わりに低屈折
率材料581を用い、図58(c)のように低屈折率材
料581と高屈折率材料582とを交互に形成してもよ
い。高屈折率材料582とは、ITO、TiO2、Zn
S、CeO2、ZrO4、TiO4、HfO2、Ta2O5、
ZrO2、あるいは、高屈折率のポリイミド樹脂が例示
され、低屈折率材料581はMgF2、SiO2、Al2
O3あるいは水、シリコンゲル、エチレングリコールな
どが例示される。
ようにスペーサ(ビーズ,ファイバー)583で確保し
てもよいし、図58(b)のように突起411で形成し
てもよい。また、空気ギャップ511の代わりに低屈折
率材料581を用い、図58(c)のように低屈折率材
料581と高屈折率材料582とを交互に形成してもよ
い。高屈折率材料582とは、ITO、TiO2、Zn
S、CeO2、ZrO4、TiO4、HfO2、Ta2O5、
ZrO2、あるいは、高屈折率のポリイミド樹脂が例示
され、低屈折率材料581はMgF2、SiO2、Al2
O3あるいは水、シリコンゲル、エチレングリコールな
どが例示される。
【0327】また、図56の空気ギャップ551の角度
θ(DEG.)は 40度 ≦ θ ≦ 80度 の関係を満足させることが好ましい。さらには、 45度 ≦ θ ≦ 65度 の関係を満足させることが好ましい。
θ(DEG.)は 40度 ≦ θ ≦ 80度 の関係を満足させることが好ましい。さらには、 45度 ≦ θ ≦ 65度 の関係を満足させることが好ましい。
【0328】なお、プリズム板272の表面には偏光板
などの偏光手段を配置してもよい。また、プリズム板2
72の表面あるいは前記偏光板の表面には誘電体多層膜
あるいは低屈折率(屈折率1.35以上1.43以下)
の樹脂膜からなる反射防止膜21を形成しておくとよ
い。さらには、フリズム板272の表面をエンボス加工
などの微小な凹凸を形成しておくとよい。また、画像表
示に有効な光が通過しない領域には光吸収膜を形成して
おくことが好ましい。
などの偏光手段を配置してもよい。また、プリズム板2
72の表面あるいは前記偏光板の表面には誘電体多層膜
あるいは低屈折率(屈折率1.35以上1.43以下)
の樹脂膜からなる反射防止膜21を形成しておくとよ
い。さらには、フリズム板272の表面をエンボス加工
などの微小な凹凸を形成しておくとよい。また、画像表
示に有効な光が通過しない領域には光吸収膜を形成して
おくことが好ましい。
【0329】以上の実施の形態は表示モニター等として
の応用であったが、その他図59に示すようにビデオカ
メラ等にも適用することができる。図59はビデオカメ
ラに適用した例である。直視モニター31およびビュー
ファインダ部に本発明が適用されている。
の応用であったが、その他図59に示すようにビデオカ
メラ等にも適用することができる。図59はビデオカメ
ラに適用した例である。直視モニター31およびビュー
ファインダ部に本発明が適用されている。
【0330】表示パネル31はおりたたんでビデオカメ
ラ本体592の格納部にしまうことができる。ビデオカ
メラ本体592は撮影レンズ591とビューファインダ
の接眼ゴム594が取りつけられている。
ラ本体592の格納部にしまうことができる。ビデオカ
メラ本体592は撮影レンズ591とビューファインダ
の接眼ゴム594が取りつけられている。
【0331】なお、本明細書では少なくとも発光素子な
どの光源(光発生手段)と、液晶表示パネルなどの自己
発光形でない画像表示装置(光変調手段)を具備し、両
者が一体となって構成されたものをビューファインダと
呼ぶ。
どの光源(光発生手段)と、液晶表示パネルなどの自己
発光形でない画像表示装置(光変調手段)を具備し、両
者が一体となって構成されたものをビューファインダと
呼ぶ。
【0332】また、ビデオカメラとはビデオテープを用
いるカメラの他に、FD、MO、MDなどのディスクに
映像を記録するカメラ、電子スチルカメラ、デジタルカ
メラ、固体メモリに記録する電子カメラも該当する。
いるカメラの他に、FD、MO、MDなどのディスクに
映像を記録するカメラ、電子スチルカメラ、デジタルカ
メラ、固体メモリに記録する電子カメラも該当する。
【0333】図62は本発明のビューファインダを説明
のための断面図である。図62のビューファインダは本
発明の実施の形態の表示パネル31を用いている。特に
PD液晶表示パネルもしくはTN液晶表示パネルを用い
ることが好ましい。表示パネル31の出射面にはレンズ
アレイ624および凸レンズ481が配置されている。
開口部622から放射された光は表示パネル31を照明
する。マイクロレンズ624は狭指向性の光に変換す
る。
のための断面図である。図62のビューファインダは本
発明の実施の形態の表示パネル31を用いている。特に
PD液晶表示パネルもしくはTN液晶表示パネルを用い
ることが好ましい。表示パネル31の出射面にはレンズ
アレイ624および凸レンズ481が配置されている。
開口部622から放射された光は表示パネル31を照明
する。マイクロレンズ624は狭指向性の光に変換す
る。
【0334】凸レンズ481は液晶層18で変調された
光を集光する機能を有する。そのため表示パネル31の
有効径に対して拡大レンズ612の有効径が小さくてす
む。したがって、拡大レンズ612を小さくすることが
できビューファインダを低コスト化、および軽量化でき
る。
光を集光する機能を有する。そのため表示パネル31の
有効径に対して拡大レンズ612の有効径が小さくてす
む。したがって、拡大レンズ612を小さくすることが
できビューファインダを低コスト化、および軽量化でき
る。
【0335】なお、図62において表示パネル31はP
D液晶表示パネルとして説明したがこれに限定するもの
ではなく、TN液晶表示パネルのように偏光方式の表示
パネルを用いてもよいことは言うまでもない。
D液晶表示パネルとして説明したがこれに限定するもの
ではなく、TN液晶表示パネルのように偏光方式の表示
パネルを用いてもよいことは言うまでもない。
【0336】拡大レンズ612は接眼リング613に取
りつけられている。接眼リング613の位置を調整する
ことにより、観察者の眼の視度にあわせてピント調整を
行うことができる。また観察者は眼511を接眼ゴム6
14に密接させて表示画像を見るため、バックライト2
66からの光の指向性が狭くても課題は発生しない。
りつけられている。接眼リング613の位置を調整する
ことにより、観察者の眼の視度にあわせてピント調整を
行うことができる。また観察者は眼511を接眼ゴム6
14に密接させて表示画像を見るため、バックライト2
66からの光の指向性が狭くても課題は発生しない。
【0337】図61は本発明の第2の実施の形態におけ
るビューファインダの説明図(断面図)である。図61
は放物面鏡が形成された透明ブロック601で0点に
(図60参照)配置された光源部433からの光を実質
上平行光に変換し、表示パネル31を照明するものであ
る。表示パネル31は本発明等の透過型のものを使用す
る。
るビューファインダの説明図(断面図)である。図61
は放物面鏡が形成された透明ブロック601で0点に
(図60参照)配置された光源部433からの光を実質
上平行光に変換し、表示パネル31を照明するものであ
る。表示パネル31は本発明等の透過型のものを使用す
る。
【0338】透明ブロック601は図60に示すように
焦点0を中心とする凹面鏡であり、焦点0から放射され
た光を反射面311で反射させることにより平行光に変
換するものである。ただし、反射膜311は完全な放物
面形状602に限定するものではなく、だ円面形状でも
よい。つまり、発光源から放射される光を実質上平行光
に変換するものであれば何でもよい。たとえば、プリズ
ム板(プリズムシート)や位相フィルムなどを使用する
ことができる。また、発光素子は点光源に限定するもの
ではなく、たとえば細い蛍光管のように線状の光源でも
よい。たとえば、放物面は2次元状の放物面でもよい。
焦点0を中心とする凹面鏡であり、焦点0から放射され
た光を反射面311で反射させることにより平行光に変
換するものである。ただし、反射膜311は完全な放物
面形状602に限定するものではなく、だ円面形状でも
よい。つまり、発光源から放射される光を実質上平行光
に変換するものであれば何でもよい。たとえば、プリズ
ム板(プリズムシート)や位相フィルムなどを使用する
ことができる。また、発光素子は点光源に限定するもの
ではなく、たとえば細い蛍光管のように線状の光源でも
よい。たとえば、放物面は2次元状の放物面でもよい。
【0339】図60に示すように発光素子が433点光
源の場合、使用部601(透明ブロック)は斜線部であ
るこの使用部601に裏面にAl、Agなどの膜を蒸着
して反射面311を形成する。反射面311はAl、A
gの金属材料の他、誘電体ミラーあるいは回折効果を用
いたものでもよい。また、他の部材に反射面311を形
成したものを取りつけてもよい。
源の場合、使用部601(透明ブロック)は斜線部であ
るこの使用部601に裏面にAl、Agなどの膜を蒸着
して反射面311を形成する。反射面311はAl、A
gの金属材料の他、誘電体ミラーあるいは回折効果を用
いたものでもよい。また、他の部材に反射面311を形
成したものを取りつけてもよい。
【0340】白色LED433から放射された光は透明
ブロック601に入射する。入射した光201aは狭い
指向性の光201bに変換され、表示パネル31に入射
し、フィールドレンズ481で集光された拡大レンズ6
12に入射する。フィールドレンズ481はポリカーボ
ネート樹脂、ゼオネックス樹脂、アクリル樹脂、ポリス
チレン樹脂等で形成する。透明ブロック601も同様の
材料で形成する。中でも透明ブロック601はポリカー
ボネートで形成する。
ブロック601に入射する。入射した光201aは狭い
指向性の光201bに変換され、表示パネル31に入射
し、フィールドレンズ481で集光された拡大レンズ6
12に入射する。フィールドレンズ481はポリカーボ
ネート樹脂、ゼオネックス樹脂、アクリル樹脂、ポリス
チレン樹脂等で形成する。透明ブロック601も同様の
材料で形成する。中でも透明ブロック601はポリカー
ボネートで形成する。
【0341】ポリカーボネートは波長分散が大きい。し
かし、照明系に用いるのであれば色ずれの影響は全く問
題がない。したがって、屈折率が高いという特性を生か
せるポリカーボネート樹脂で形成すべきである。屈折率
が高いため、放物面の曲率をゆるくでき、小型化が可能
になる。もちろん、有機あるいは無機からなるガラスで
形成してもよい。また、レンズ状(凹面状を有する)の
ケース内にゲルあるいは液体を充填したものを用いても
よい。また、放物面の一部を加工した凹面のおわん状で
もよい(透明部材ではなく、通常の凹面鏡の一部を使
用)。
かし、照明系に用いるのであれば色ずれの影響は全く問
題がない。したがって、屈折率が高いという特性を生か
せるポリカーボネート樹脂で形成すべきである。屈折率
が高いため、放物面の曲率をゆるくでき、小型化が可能
になる。もちろん、有機あるいは無機からなるガラスで
形成してもよい。また、レンズ状(凹面状を有する)の
ケース内にゲルあるいは液体を充填したものを用いても
よい。また、放物面の一部を加工した凹面のおわん状で
もよい(透明部材ではなく、通常の凹面鏡の一部を使
用)。
【0342】なお、反射面311をAl等の金属薄膜で
形成した場合は、酸化を防止するため、表面をUV樹脂
等でコートするか、もしくはSiO2、フッ化マグネシ
ウム等でコーティングしておく。
形成した場合は、酸化を防止するため、表面をUV樹脂
等でコートするか、もしくはSiO2、フッ化マグネシ
ウム等でコーティングしておく。
【0343】また、反射面311は、金属薄膜により形
成する他、反射シート、金属板をはりつけてもよい。ま
た、あるいはペースト等を塗布して形成してもよい。ま
た、別の透明ブロックなどに反射膜を形成し、透明ブロ
ック601に前記反射膜311を取りつけてもよい。光
学的干渉膜を反射面311としてもよい。本発明の実施
の形態では図60に示すように発光素子でCの部分を中
心として照明する。
成する他、反射シート、金属板をはりつけてもよい。ま
た、あるいはペースト等を塗布して形成してもよい。ま
た、別の透明ブロックなどに反射膜を形成し、透明ブロ
ック601に前記反射膜311を取りつけてもよい。光
学的干渉膜を反射面311としてもよい。本発明の実施
の形態では図60に示すように発光素子でCの部分を中
心として照明する。
【0344】発光素子は指向性のあるものを用いること
ができる。つまり照明範囲Cが狭いからである。そのた
め、光利用効率が良い。狭い表示パネル31の照明面積
を効率よく照明できるからである。この意味で発光部が
小さい(白色)LEDは最適である。なお、発光素子4
33の配置位置は焦点Oから前後にずらせても良い。発
光素子433の発光面積の大きさが見かけ上変化するだ
けである。焦点距離より長くすれば発光面積は大きくな
る。焦点距離より短くすれば通常は照明面積が小さくな
る。
ができる。つまり照明範囲Cが狭いからである。そのた
め、光利用効率が良い。狭い表示パネル31の照明面積
を効率よく照明できるからである。この意味で発光部が
小さい(白色)LEDは最適である。なお、発光素子4
33の配置位置は焦点Oから前後にずらせても良い。発
光素子433の発光面積の大きさが見かけ上変化するだ
けである。焦点距離より長くすれば発光面積は大きくな
る。焦点距離より短くすれば通常は照明面積が小さくな
る。
【0345】以上のことから、本発明の実施の形態では
放物面鏡の中心線より半分のみの部分を用い、さらに発
光素子の下面位置は照明光の通過領域として用いないも
のである。
放物面鏡の中心線より半分のみの部分を用い、さらに発
光素子の下面位置は照明光の通過領域として用いないも
のである。
【0346】表示パネル31の有効表示領域の対角長m
(mm)(画素等が形成されており、ビューファインダ
の画像をみる観察者が画像をみえる領域)とし、放物面
鏡602の焦点距離f(mm)としたとき、以下の(数
12)の関係を満足するようにする。
(mm)(画素等が形成されており、ビューファインダ
の画像をみる観察者が画像をみえる領域)とし、放物面
鏡602の焦点距離f(mm)としたとき、以下の(数
12)の関係を満足するようにする。
【0347】 m/2(mm)≦f(mm)≦3m/2(mm) (数12) f(mm)がm/2(mm)より短いと放物面の曲率が
小さくなり反射面311の形成角度が大きくなる。した
がって、バックライトの奥ゆきが長くなり好ましくな
い。また、反射面の角度がきついと表示パネル31の表
示領域の上下あるいは左右で輝度差が発生しやすくなる
という課題も発生する。
小さくなり反射面311の形成角度が大きくなる。した
がって、バックライトの奥ゆきが長くなり好ましくな
い。また、反射面の角度がきついと表示パネル31の表
示領域の上下あるいは左右で輝度差が発生しやすくなる
という課題も発生する。
【0348】一方、f(mm)が3m /2(mm)よ
り長いと、放物面の曲率が大きくなり、また発光素子
(発光部)の配置位置も高くなる。そのため、先と同様
にバックライトの奥ゆきが長くなってしまう。
り長いと、放物面の曲率が大きくなり、また発光素子
(発光部)の配置位置も高くなる。そのため、先と同様
にバックライトの奥ゆきが長くなってしまう。
【0349】白色LEDがチップタイプの場合、発光領
域の直径は1(mm)程度である。放物面が大きい場
合、表示パネルの有効表示領域の対角長が長い場合、直
径1(mm)の対角長では小さい場合がある。つまり、
表示パネル31に入射する光の指向性が狭くなりすぎ
る。拡大レンズ612の画角設計にもよるが、発光素子
433の発光領域が小さいと、接眼カバー614から少
し眼の位置をはなすと表示画像がみえなくなる。したが
って、図43に示すように光出射側に拡散板等を配置し
て、発光面積を大きくするとよい。
域の直径は1(mm)程度である。放物面が大きい場
合、表示パネルの有効表示領域の対角長が長い場合、直
径1(mm)の対角長では小さい場合がある。つまり、
表示パネル31に入射する光の指向性が狭くなりすぎ
る。拡大レンズ612の画角設計にもよるが、発光素子
433の発光領域が小さいと、接眼カバー614から少
し眼の位置をはなすと表示画像がみえなくなる。したが
って、図43に示すように光出射側に拡散板等を配置し
て、発光面積を大きくするとよい。
【0350】白色LED433は定電流駆動を行う。定
電流駆動を行うことにより温度依存による発光輝度変化
が小さくなる。また、LED433はパルス駆動を行う
ことにより発光輝度を高くしたまま、消費電力を低減す
ることができる。パルスのデューティ比は1/2〜1/
4とし、周期は50Hz以上にする。周期が30Hzと
か低いとフリッカが発生する。
電流駆動を行うことにより温度依存による発光輝度変化
が小さくなる。また、LED433はパルス駆動を行う
ことにより発光輝度を高くしたまま、消費電力を低減す
ることができる。パルスのデューティ比は1/2〜1/
4とし、周期は50Hz以上にする。周期が30Hzと
か低いとフリッカが発生する。
【0351】LED433の発光領域の対角長d(m
m)は、表示パネル31の有効表示領域の対角長(観察
者が見る画像表示に有効な領域の対角長)をm(mm)
としたとき以下の(数13)の関係を満足させることが
好ましい。
m)は、表示パネル31の有効表示領域の対角長(観察
者が見る画像表示に有効な領域の対角長)をm(mm)
としたとき以下の(数13)の関係を満足させることが
好ましい。
【0352】 (m/2)≦d≦(m/15) (数13) さらに好ましくは、以下の(数14)の関係を満足させ
ることが好ましい。
ることが好ましい。
【0353】 (m/3)≦d≦(m/10) (数14) dが小さすぎると表示パネル31を照明する光の指向性
が狭くなりすぎ、観察者が見る表示画像は暗くなりすぎ
る。一方、dが大きすぎると、表示パネル31を照明す
る光の指向性が広くなりすぎ、表示画像のコントラスト
が低下する。一例として表示パネル31の有効表示領域
の対角長が0.5(インチ)(約13(mm))の場
合、LEDの発光領域は対角長もしくは、直径は2〜3
(mm)が適正である。発光領域の大きさはLEDチッ
プの光出射面に拡散シート31をはりつけるもしくは配
置することにより、容易に目標にあった大きさを実現で
きる。
が狭くなりすぎ、観察者が見る表示画像は暗くなりすぎ
る。一方、dが大きすぎると、表示パネル31を照明す
る光の指向性が広くなりすぎ、表示画像のコントラスト
が低下する。一例として表示パネル31の有効表示領域
の対角長が0.5(インチ)(約13(mm))の場
合、LEDの発光領域は対角長もしくは、直径は2〜3
(mm)が適正である。発光領域の大きさはLEDチッ
プの光出射面に拡散シート31をはりつけるもしくは配
置することにより、容易に目標にあった大きさを実現で
きる。
【0354】実質上平行光とは指向性の狭い光という意
味であり、完全な平行光を意味するものではなく、光軸
に対し絞りこむ光線であっても広がる光線であってもよ
い。つまり面光源のように拡散光源でない光という意味
で用いている。
味であり、完全な平行光を意味するものではなく、光軸
に対し絞りこむ光線であっても広がる光線であってもよ
い。つまり面光源のように拡散光源でない光という意味
で用いている。
【0355】以上のことは、他の本発明の実施の形態の
表示装置にも当然のことながら適用することがでるき。
表示装置にも当然のことながら適用することがでるき。
【0356】図61〜図63などにおいて、液晶層18
で散乱した光を吸収するため、ボデー611の内面を黒
色あるいは暗色にしておくことが好ましい。ボデー61
1で散乱光を吸収するためである。したがって表示パネ
ル31の無効領域(画像表示に有効な光が通過しない領
域部分)に黒塗料を塗布しておくことは有効である。
で散乱した光を吸収するため、ボデー611の内面を黒
色あるいは暗色にしておくことが好ましい。ボデー61
1で散乱光を吸収するためである。したがって表示パネ
ル31の無効領域(画像表示に有効な光が通過しない領
域部分)に黒塗料を塗布しておくことは有効である。
【0357】液晶層18は画素電極14に印加された電
圧の強弱にもとづいて入射光を散乱もしくは透過させ
る。もしくは、偏光方向を変化させる。透過した光は拡
大レンズを通過して観察者の眼511に到達する。
圧の強弱にもとづいて入射光を散乱もしくは透過させ
る。もしくは、偏光方向を変化させる。透過した光は拡
大レンズを通過して観察者の眼511に到達する。
【0358】ビューファインダでは観察者がみる範囲は
接眼カバー(アイキャップ)614等により固定されて
いるため、ごく狭い範囲である。したがって狭指向性の
光で表示パネル31を照明しても十分な視野角(視野範
囲)を実現できる。そのため光源433の消費電力を大
幅に削減できる。一例として0.5(インチ)の表示パ
ネル31を用いたビューファインダにおいて、面光源方
式では光源の消費電力は0.3〜0.35(W)必要で
あったが、本発明の実施の形態のビューファインダでは
0.02〜0.04(W)で同一の表示画像の明るさを
実現することができた。
接眼カバー(アイキャップ)614等により固定されて
いるため、ごく狭い範囲である。したがって狭指向性の
光で表示パネル31を照明しても十分な視野角(視野範
囲)を実現できる。そのため光源433の消費電力を大
幅に削減できる。一例として0.5(インチ)の表示パ
ネル31を用いたビューファインダにおいて、面光源方
式では光源の消費電力は0.3〜0.35(W)必要で
あったが、本発明の実施の形態のビューファインダでは
0.02〜0.04(W)で同一の表示画像の明るさを
実現することができた。
【0359】観察者は眼511を接眼カバー614で固
定して表示画像をみる。ピントの調整は接眼リング61
3を移動させて行う。なお、光源部433は1つに限定
するものではなく、複数であってもよい。
定して表示画像をみる。ピントの調整は接眼リング61
3を移動させて行う。なお、光源部433は1つに限定
するものではなく、複数であってもよい。
【0360】図61、図62は1枚の液晶表示パネル3
1を用いるものであったが、図63に示すように2枚の
液晶表示パネル31を用いたものである。また、図63
はPBS452を用いたものである。
1を用いるものであったが、図63に示すように2枚の
液晶表示パネル31を用いたものである。また、図63
はPBS452を用いたものである。
【0361】図63のように液晶表示パネル31aと3
1bとを互いに補間する画像を表示することにより、低
精細度の液晶表示パネルで高精細の画像を表示できる。
また、液晶表示パネル31aを輝度(Y)表示パネル、
液晶表示パネル31bにカラーフィルタを形成し、色
(C)表示パネルとすることにより、高精細、高輝度表
示を実現できる。また、液晶表示パネル31bをR光変
調用、液晶表示パネル31bをB光、G光変調用とする
ことも例示される。一方の液晶表示パネルに2色のカラ
ーフィルタをモザイク状に形成すればよい。
1bとを互いに補間する画像を表示することにより、低
精細度の液晶表示パネルで高精細の画像を表示できる。
また、液晶表示パネル31aを輝度(Y)表示パネル、
液晶表示パネル31bにカラーフィルタを形成し、色
(C)表示パネルとすることにより、高精細、高輝度表
示を実現できる。また、液晶表示パネル31bをR光変
調用、液晶表示パネル31bをB光、G光変調用とする
ことも例示される。一方の液晶表示パネルに2色のカラ
ーフィルタをモザイク状に形成すればよい。
【0362】なお、本発明の実施の形態のビューファイ
ンダでは、表示パネル31は液晶表示パネルとしている
がこれに限定するものではなく、蛍光発光パネル(FE
D等)有機EL等の自己発光型の表示パネルを用いても
よいことは言うまでもない。もちろん、表示パネル31
としてPD液晶表示パネル、TN液晶表示パネルを用い
てもよいことは言うまでもない。
ンダでは、表示パネル31は液晶表示パネルとしている
がこれに限定するものではなく、蛍光発光パネル(FE
D等)有機EL等の自己発光型の表示パネルを用いても
よいことは言うまでもない。もちろん、表示パネル31
としてPD液晶表示パネル、TN液晶表示パネルを用い
てもよいことは言うまでもない。
【0363】また、表示パネル31に入射する光角度θ
2は垂直でもよいが、0≦θ2≦20(DEG)程度傾
けて入射させてもよい。
2は垂直でもよいが、0≦θ2≦20(DEG)程度傾
けて入射させてもよい。
【0364】フィールドシーケンシャルで表示する場合
は、図63に図示したように、R,G,B発光のLED
433を配置する。R,G,B発光に加えて図80のよ
うに白(W)発光のLEDを用いてもよい。効果等は図
80で説明したとおりである。
は、図63に図示したように、R,G,B発光のLED
433を配置する。R,G,B発光に加えて図80のよ
うに白(W)発光のLEDを用いてもよい。効果等は図
80で説明したとおりである。
【0365】R,G,B発光のLEDの他、シアン,イ
エロー,マゼンタの3原色の発光素子を用いてもよい。
発光素子433は極力密集させて配置する。また、光の
出射側に光拡散板(図示せず)を配置し、発光素子の発
光面積を大きくするとともに、R,G,Bの発光位置が
分布していることによる色ムラの発生を抑制する。
エロー,マゼンタの3原色の発光素子を用いてもよい。
発光素子433は極力密集させて配置する。また、光の
出射側に光拡散板(図示せず)を配置し、発光素子の発
光面積を大きくするとともに、R,G,Bの発光位置が
分布していることによる色ムラの発生を抑制する。
【0366】図80等でも同様であるが、発光素子R,
G,Bの個数は各一個に限定されるものではなく、Gを
2つにし、BとRを一つとしてもよい。色バランスを考
慮すればよいのである。
G,Bの個数は各一個に限定されるものではなく、Gを
2つにし、BとRを一つとしてもよい。色バランスを考
慮すればよいのである。
【0367】発光素子433からの光はレンズ481に
より集光される。ビューファインダ等で説明する集光と
は、発散光の主光線を平行光もしくは、実質上平行光に
するためのものである。また、表示パネル31の表示面
積あるいは拡大レンズ612の口径によっては収束光に
設計したり、設計上、主光線が拡がったりする場合もあ
る。
より集光される。ビューファインダ等で説明する集光と
は、発散光の主光線を平行光もしくは、実質上平行光に
するためのものである。また、表示パネル31の表示面
積あるいは拡大レンズ612の口径によっては収束光に
設計したり、設計上、主光線が拡がったりする場合もあ
る。
【0368】表示パネル31a,31bが同一色の変調
を行っている場合は、発光素子433は表示パネル31
の印加映像信号と同期して、該当発光素子433を点灯
させる。つまりフィールドシーケンシャル表示を行う。
発光素子433は白色発光の場合は、通常表示(駆動)
を行う。表示パネル31aがG光を変調、表示パネル3
1bがB光を変調する場合は、発光素子433Gと43
3Bが同時に点灯する。つまり、表示パネル31aがG
光、表示パネル31bがB光を変調している時は発光素
子433Gと433Bを点灯させ、31aがB光、31
bがR光を変調している時は433Bと433Rを点灯
させ、31aがR光、31bがG光を変調している時は
433Rと433Gを点灯させる。また、図33、図3
4の駆動方法を実施することにより動画ボケも改善する
ことができる。
を行っている場合は、発光素子433は表示パネル31
の印加映像信号と同期して、該当発光素子433を点灯
させる。つまりフィールドシーケンシャル表示を行う。
発光素子433は白色発光の場合は、通常表示(駆動)
を行う。表示パネル31aがG光を変調、表示パネル3
1bがB光を変調する場合は、発光素子433Gと43
3Bが同時に点灯する。つまり、表示パネル31aがG
光、表示パネル31bがB光を変調している時は発光素
子433Gと433Bを点灯させ、31aがB光、31
bがR光を変調している時は433Bと433Rを点灯
させ、31aがR光、31bがG光を変調している時は
433Rと433Gを点灯させる。また、図33、図3
4の駆動方法を実施することにより動画ボケも改善する
ことができる。
【0369】なお、本発明の実施の形態ではPBS45
2を使用するとした。PBSは固体ブロック状に限定す
るものではなく、シート状のものを用いてもよい。多少
表示コントラストは低下するが安価である。また、図6
3のPBS452のかわりに単なるビームスプリッタを
用いてもよい。ビームスプリッタとは光路を複数に分割
する機能を有するものを意味し、ダイクロイックミラ
ー、ハーフミラー、ダイクロイックプリズムなどが例示
される。
2を使用するとした。PBSは固体ブロック状に限定す
るものではなく、シート状のものを用いてもよい。多少
表示コントラストは低下するが安価である。また、図6
3のPBS452のかわりに単なるビームスプリッタを
用いてもよい。ビームスプリッタとは光路を複数に分割
する機能を有するものを意味し、ダイクロイックミラ
ー、ハーフミラー、ダイクロイックプリズムなどが例示
される。
【0370】また、図63の実施の形態においても、表
示パネル31として透過仕様、半透過仕様のものを用い
てもよい。また、表示パネル31の空気との界面で反射
する光を防止するため、図63に示すように、PBS4
52と表示パネル31とを光結合材172でオプティカ
ルカップリングすることが好ましい。また、図55、図
56に示すプリズム板272を表示パネル31の入射
面、バックライト266と表示パネル31間に配置した
りしてもよい。これらのことは図64に対しても適用さ
れる。
示パネル31として透過仕様、半透過仕様のものを用い
てもよい。また、表示パネル31の空気との界面で反射
する光を防止するため、図63に示すように、PBS4
52と表示パネル31とを光結合材172でオプティカ
ルカップリングすることが好ましい。また、図55、図
56に示すプリズム板272を表示パネル31の入射
面、バックライト266と表示パネル31間に配置した
りしてもよい。これらのことは図64に対しても適用さ
れる。
【0371】また、図63では表示パネル31は2枚と
したがこれに限定されるものではなく、3枚以上であっ
てもよい。また、表示パネル31として米国TI社のD
MD(デジタルマイクロミラーデバイス)や韓国の大宇
社のTMA(Thin−film Micromirr
or Array)などを用いてもよい。また、カラー
フィルタとして、ホログラム現像を用いるホログラムカ
ラーフィルタを用いてもよい。これらの事項は本明細書
に記載する他の表示装置等にも適用される。
したがこれに限定されるものではなく、3枚以上であっ
てもよい。また、表示パネル31として米国TI社のD
MD(デジタルマイクロミラーデバイス)や韓国の大宇
社のTMA(Thin−film Micromirr
or Array)などを用いてもよい。また、カラー
フィルタとして、ホログラム現像を用いるホログラムカ
ラーフィルタを用いてもよい。これらの事項は本明細書
に記載する他の表示装置等にも適用される。
【0372】以上は表示パネル31の表示領域が比較的
小型の場合であるが、30インチ以上と大型となると表
示画面がたわみやすい。その対策のため、本発明の実施
の形態では図64に示すように表示パネル31に外枠6
41をつけ、外枠641をつりさげられるように固定部
材642で取りつけている。この固定部材642を用い
て図65に示すようにネジ652等で壁651に取りつ
ける。
小型の場合であるが、30インチ以上と大型となると表
示画面がたわみやすい。その対策のため、本発明の実施
の形態では図64に示すように表示パネル31に外枠6
41をつけ、外枠641をつりさげられるように固定部
材642で取りつけている。この固定部材642を用い
て図65に示すようにネジ652等で壁651に取りつ
ける。
【0373】しかし、表示パネル31のサイズが大きく
なると重量も重たくなる。そのため、表示パネル31の
下側に脚取り付け部644を配置し、複数の脚で表示パ
ネル31の重量を保持できるようにしている。
なると重量も重たくなる。そのため、表示パネル31の
下側に脚取り付け部644を配置し、複数の脚で表示パ
ネル31の重量を保持できるようにしている。
【0374】脚はAに示すように左右に移動でき、また
脚643はBに示すように収縮できるように構成されて
いる。そのため、狭い場所であっても表示装置を容易に
設置することができる。
脚643はBに示すように収縮できるように構成されて
いる。そのため、狭い場所であっても表示装置を容易に
設置することができる。
【0375】以上の実施の形態は直視型の表示装置をイ
メージしているが、本発明はこれに限定するものでな
く、図67に示すような投射型表示装置にも適用するこ
とができる。つまり、表示パネル31の照明用としてメ
タルハライドランプ(MHランプ)や、超高圧水銀灯
(UHPランプ)等の放電ランプ671を用いればよい
からである。放電ランプ671から放射された光はだ円
面鏡672(又は放物面鏡)で集光され、レンズ481
aで実質上平行光に変換して表示パネル31を照明す
る。表示パネル31が反射型の場合は、PBS452を
用いるか、もしくは斜め方向から表示パネル31を照明
すればよい。表示パネル31で変調された光はフィール
ドレンズ481bで絞りこまれて投射レンズ664に入
射し、投射レンズ664によりスクリーン(図示せず)
に投影される。
メージしているが、本発明はこれに限定するものでな
く、図67に示すような投射型表示装置にも適用するこ
とができる。つまり、表示パネル31の照明用としてメ
タルハライドランプ(MHランプ)や、超高圧水銀灯
(UHPランプ)等の放電ランプ671を用いればよい
からである。放電ランプ671から放射された光はだ円
面鏡672(又は放物面鏡)で集光され、レンズ481
aで実質上平行光に変換して表示パネル31を照明す
る。表示パネル31が反射型の場合は、PBS452を
用いるか、もしくは斜め方向から表示パネル31を照明
すればよい。表示パネル31で変調された光はフィール
ドレンズ481bで絞りこまれて投射レンズ664に入
射し、投射レンズ664によりスクリーン(図示せず)
に投影される。
【0376】図67の674は回転フィルタである。回
転フィルタ674はブラシレスDCモーター673によ
り回転軸675を中心として回転する。回転フィルタ6
74は扇型のダイクロイックフィルタを複数枚組み合わ
さった形状をしている。モーター673はパルスモータ
ーを用いてもよい。図69に示すように円盤675の周
囲にダイクロイックフィルタが並べられている。回転フ
ィルタ674RはR光を透過する。回転フィルタ674
GはG光を透過するダイクロイックフィルタ、回転フィ
ルタ674BはB光を透過するダイクロイックフィルタ
である。回転フィルタ674は回転することにより入射
光201である白色光を時分割でR,G,B光に変換す
る。表示パネル31は光変調層18として強誘電液晶モ
ード、OCBモードもしくは、メルク社が開発した超高
速TNモード晶を用いる。また、TI社が開発している
DMD、あるいは、大宇社が開発しているTMAを用い
る。
転フィルタ674はブラシレスDCモーター673によ
り回転軸675を中心として回転する。回転フィルタ6
74は扇型のダイクロイックフィルタを複数枚組み合わ
さった形状をしている。モーター673はパルスモータ
ーを用いてもよい。図69に示すように円盤675の周
囲にダイクロイックフィルタが並べられている。回転フ
ィルタ674RはR光を透過する。回転フィルタ674
GはG光を透過するダイクロイックフィルタ、回転フィ
ルタ674BはB光を透過するダイクロイックフィルタ
である。回転フィルタ674は回転することにより入射
光201である白色光を時分割でR,G,B光に変換す
る。表示パネル31は光変調層18として強誘電液晶モ
ード、OCBモードもしくは、メルク社が開発した超高
速TNモード晶を用いる。また、TI社が開発している
DMD、あるいは、大宇社が開発しているTMAを用い
る。
【0377】図68に示すように、回転フィルタ674
はケース684中に配置されている。ケース684は金
属材料、もしくはエンジニアリングプラスティック材料
で形成あるいは構成されている。回転フィルタ674の
表面は空気などとの摩擦を低減するため、微小な凹凸を
表面に形成すると良い。たとえば、ゴルフボールのごと
くである。モータ673もケース684中に配置されて
いる。また、ケース684の光入射部には入射光201
が入出射する透過窓683が取りつけられている。
はケース684中に配置されている。ケース684は金
属材料、もしくはエンジニアリングプラスティック材料
で形成あるいは構成されている。回転フィルタ674の
表面は空気などとの摩擦を低減するため、微小な凹凸を
表面に形成すると良い。たとえば、ゴルフボールのごと
くである。モータ673もケース684中に配置されて
いる。また、ケース684の光入射部には入射光201
が入出射する透過窓683が取りつけられている。
【0378】透過窓683には入射光の反射を防止する
AIRコート膜(反射防止膜)21等が形成され、ま
た、必要に応じて紫外線をカットするUVカット膜およ
び赤外線をカットするIRカット膜が形成されている。
AIRコート膜は有機膜で形成する他、無機多層膜から
形成してもよい。
AIRコート膜(反射防止膜)21等が形成され、ま
た、必要に応じて紫外線をカットするUVカット膜およ
び赤外線をカットするIRカット膜が形成されている。
AIRコート膜は有機膜で形成する他、無機多層膜から
形成してもよい。
【0379】表示パネル31が偏光変調方式の場合は、
透過窓683に偏光板を貼り付けるかあるいは透明基板
に偏光板を取りつけた板を光路に配置する。この際、透
過窓683あるいは偏光板を取りつけた板はサファイア
ガラスあるいはダイヤモンド薄膜を形成した基板を用い
ると良い。また、アルミナなどの透明性セラミック基板
を用いてもよい。これらはパネルの基板材料としても用
いることができる。これらは熱伝導性が良好だからであ
る。基板ケース684の一部にはケース684内の熱を
放熱する放熱板432が取りつけられている。
透過窓683に偏光板を貼り付けるかあるいは透明基板
に偏光板を取りつけた板を光路に配置する。この際、透
過窓683あるいは偏光板を取りつけた板はサファイア
ガラスあるいはダイヤモンド薄膜を形成した基板を用い
ると良い。また、アルミナなどの透明性セラミック基板
を用いてもよい。これらはパネルの基板材料としても用
いることができる。これらは熱伝導性が良好だからであ
る。基板ケース684の一部にはケース684内の熱を
放熱する放熱板432が取りつけられている。
【0380】ケース684内は1気圧から3気圧の水素
が充填されている。水素は比重が低いため、回転フィル
タ674が回転することにより発生する風損を減少させ
ることができる。また、放熱効果が高い。しかし、水素
は酸素と混合することにより爆発する危険性がある。そ
のため、ケース684の一部に水素の圧力および輝度を
測定するセンサ681が取りつけられている。センサ6
81は筐体内の水素の圧力および/または純度を測定
し、水素の濃度等が一定値以下となると信号を発する。
この信号により“水素濃度をチェックする”という表示
灯を点灯させるとともに、ランプ671を停止させる。
が充填されている。水素は比重が低いため、回転フィル
タ674が回転することにより発生する風損を減少させ
ることができる。また、放熱効果が高い。しかし、水素
は酸素と混合することにより爆発する危険性がある。そ
のため、ケース684の一部に水素の圧力および輝度を
測定するセンサ681が取りつけられている。センサ6
81は筐体内の水素の圧力および/または純度を測定
し、水素の濃度等が一定値以下となると信号を発する。
この信号により“水素濃度をチェックする”という表示
灯を点灯させるとともに、ランプ671を停止させる。
【0381】回転フィルタ674の周囲を完全に、また
は極力ケース684で囲むことにより、騒音を防止する
事ができる。ただし、ケース684に開口部を有する場
合は、水素冷却方式は採用できない。しかし、回転フィ
ルタ674の風きり音、モータの電磁音を良好に抑制で
きるという騒音防止の効果は十分に発揮できる。また、
ケース684の周囲を液体などで直接冷却しても良い。
は極力ケース684で囲むことにより、騒音を防止する
事ができる。ただし、ケース684に開口部を有する場
合は、水素冷却方式は採用できない。しかし、回転フィ
ルタ674の風きり音、モータの電磁音を良好に抑制で
きるという騒音防止の効果は十分に発揮できる。また、
ケース684の周囲を液体などで直接冷却しても良い。
【0382】また、図67に示すようにパネル31をケ
ース684aで取り囲み、図68と同様に水素を充填し
て冷却してもよい。なお、その他の事項は図68で説明
した事項を準用する。たとえば、水素の充填気圧などす
べての適用が可能である。
ース684aで取り囲み、図68と同様に水素を充填し
て冷却してもよい。なお、その他の事項は図68で説明
した事項を準用する。たとえば、水素の充填気圧などす
べての適用が可能である。
【0383】なお、図67はライトバルブがDMD(デ
ジタルマイクロミラーデバイス)のように反射型の場合
を例示している。その他、ライトバルブが、韓国の大宇
社が開発しているTMA、IBM社、(株)コピン、デ
ィスプレイテック社あるいは日本ビクターが開発してい
るシリコンベースド液晶パネルなどの反射型表示パネル
の場合でも同様に適用できる。また、これまでに説明し
た本発明の実施の形態の表示パネル31も同様に適用す
ることができる。
ジタルマイクロミラーデバイス)のように反射型の場合
を例示している。その他、ライトバルブが、韓国の大宇
社が開発しているTMA、IBM社、(株)コピン、デ
ィスプレイテック社あるいは日本ビクターが開発してい
るシリコンベースド液晶パネルなどの反射型表示パネル
の場合でも同様に適用できる。また、これまでに説明し
た本発明の実施の形態の表示パネル31も同様に適用す
ることができる。
【0384】また、図67の構成はビューファインダに
も適用することができる。図67において、投射レンズ
664を拡大レンズとし、照明光学系661をLEDな
どで構成すればよい。LEDはR,G,Bの3色を用
い、表示パネル31の表示状態と同期させてフィールド
シーケンシャルに駆動すればよい。また、LEDは白色
でもよい。
も適用することができる。図67において、投射レンズ
664を拡大レンズとし、照明光学系661をLEDな
どで構成すればよい。LEDはR,G,Bの3色を用
い、表示パネル31の表示状態と同期させてフィールド
シーケンシャルに駆動すればよい。また、LEDは白色
でもよい。
【0385】図66は3枚の表示パネル31を用いてカ
ラー表示を行う方式である。ここでは説明を容易にする
ため、31GをG光の映像を表示する表示パネル、31
RをR光の映像を表示する表示パネル、31BをB光の
映像を表示する表示パネルとする。したがって、各ダイ
クロイックミラー663を透過および反射する波長は、
ダイクロイックミラー663aはR光を反射し、G光と
B光を透過する。ダイクロイックミラー663bはG光
を反射し、R光を透過させる。ダイクロイックミラー6
63cはR光を透過し、G光を反射させる。また、ダイ
クロイックミラー663dはB光を反射させ、G光およ
びR光を透過する。
ラー表示を行う方式である。ここでは説明を容易にする
ため、31GをG光の映像を表示する表示パネル、31
RをR光の映像を表示する表示パネル、31BをB光の
映像を表示する表示パネルとする。したがって、各ダイ
クロイックミラー663を透過および反射する波長は、
ダイクロイックミラー663aはR光を反射し、G光と
B光を透過する。ダイクロイックミラー663bはG光
を反射し、R光を透過させる。ダイクロイックミラー6
63cはR光を透過し、G光を反射させる。また、ダイ
クロイックミラー663dはB光を反射させ、G光およ
びR光を透過する。
【0386】ランプハウス661内のメタルハライドラ
ンプ(図示せず)から放射された光は全反射ミラー45
5aにより反射され、光の進行方向を変化させられる。
前記光はダイクロイックミラー661a,661bによ
りR・G・B光の3原色の光路に分離され、R光はフィ
ールドレンズ481Rに、G光はフィールドレンズ48
1Gに、B光はフィールドレンズ481Bにそれぞれ入
射する。各フィールドレンズ481は各光を集光する。
表示パネル31はそれぞれ映像信号に対応して液晶の配
向を変化させ、光を変調する。このように変調されたR
・G・B光はダイクロイックミラー663c,663d
により合成され、投写レンズ664によりスクリーン
(図示せず)に拡大投影される。
ンプ(図示せず)から放射された光は全反射ミラー45
5aにより反射され、光の進行方向を変化させられる。
前記光はダイクロイックミラー661a,661bによ
りR・G・B光の3原色の光路に分離され、R光はフィ
ールドレンズ481Rに、G光はフィールドレンズ48
1Gに、B光はフィールドレンズ481Bにそれぞれ入
射する。各フィールドレンズ481は各光を集光する。
表示パネル31はそれぞれ映像信号に対応して液晶の配
向を変化させ、光を変調する。このように変調されたR
・G・B光はダイクロイックミラー663c,663d
により合成され、投写レンズ664によりスクリーン
(図示せず)に拡大投影される。
【0387】UVIRカットフィルタ662の帯域は半
値の値で430nm〜690nmである。R光の帯域は
600nm〜690nm、G光の帯域は510〜570
nmとする。B光の帯域は430nm〜490nmであ
る。各表示パネル31はそれぞれの映像信号に応じて散
乱状態の変化として光学像を形成する。
値の値で430nm〜690nmである。R光の帯域は
600nm〜690nm、G光の帯域は510〜570
nmとする。B光の帯域は430nm〜490nmであ
る。各表示パネル31はそれぞれの映像信号に応じて散
乱状態の変化として光学像を形成する。
【0388】図70はランプ671からの光をプリズム
703で導き照明するものである。表示パネル31はD
MDやTMAなどを用いる。これらの表示パネル31、
微小なミラー(可動反射型画素706)がマトリックス
状に形成され、静電気作業もしくは圧電効果により、ミ
ラーの傾きが変化することにより、入射先を変調する。
703で導き照明するものである。表示パネル31はD
MDやTMAなどを用いる。これらの表示パネル31、
微小なミラー(可動反射型画素706)がマトリックス
状に形成され、静電気作業もしくは圧電効果により、ミ
ラーの傾きが変化することにより、入射先を変調する。
【0389】表示パネル31は1枚用いる。この1枚で
入射先を変調し、カラー表示を行う。そのため、入射先
面にホログラム効果によるカラーフィルタ(ホログラム
フィルタ701)を具備している。ホログラムフィルタ
701に入射した白色光はホログラム効果により、R,
G,Bの光に分割され、この分割された光がそれぞれ該
当の画素に入射するように構成されている。
入射先を変調し、カラー表示を行う。そのため、入射先
面にホログラム効果によるカラーフィルタ(ホログラム
フィルタ701)を具備している。ホログラムフィルタ
701に入射した白色光はホログラム効果により、R,
G,Bの光に分割され、この分割された光がそれぞれ該
当の画素に入射するように構成されている。
【0390】ホログラムフィルタ701は透明基板70
2b上に形成され、この基板702bが透明板702a
に取りつけられている。透明板702aは可動反射型画
素706にほこりがつくこと、他の構成物が接触するこ
とを防止するふたの役割もある。この透明板702aと
画素706が形成された基板11間には水素または窒素
が充填されている。特に水素は熱伝導率が高いため用い
ることが好ましい。水素は1気圧以上5気圧以下の圧力
で充填しておく、中でも2気圧以上4気圧以下にするこ
とが好ましい。
2b上に形成され、この基板702bが透明板702a
に取りつけられている。透明板702aは可動反射型画
素706にほこりがつくこと、他の構成物が接触するこ
とを防止するふたの役割もある。この透明板702aと
画素706が形成された基板11間には水素または窒素
が充填されている。特に水素は熱伝導率が高いため用い
ることが好ましい。水素は1気圧以上5気圧以下の圧力
で充填しておく、中でも2気圧以上4気圧以下にするこ
とが好ましい。
【0391】放電ランプ671から出射された光は反射
ブロック703のミラー455で反射され、空気ギャッ
プ551の面で全反射されてホログラムフィルタ701
に斜めに入射する。入射角度θは30≦θ≦50(DE
G)となるようにすることが好ましい。
ブロック703のミラー455で反射され、空気ギャッ
プ551の面で全反射されてホログラムフィルタ701
に斜めに入射する。入射角度θは30≦θ≦50(DE
G)となるようにすることが好ましい。
【0392】反射ブロック703には三角ブロック70
4が空気ギャップ551を介して配置されているため、
1つのブロックと見なすことができる。そのため、表示
パネル31からの表示画像がひずむことはない。
4が空気ギャップ551を介して配置されているため、
1つのブロックと見なすことができる。そのため、表示
パネル31からの表示画像がひずむことはない。
【0393】本発明の表示パネル,表示装置等において
対向基板12、アレイ基板11はガラス基板、透明セラ
ミック基板、樹脂基板、単結晶シリコン基板、金属基板
などの基板を用いるように主として説明してきた。しか
し、対向基板12、アレイ基板11は樹脂フィルムなど
のフィルムあるいはシートを用いてもよい。たとえば、
ポリイミド、PVA、架橋ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリエステルシートなどが例示される。また、特開
平2ー317222号公報のようにPD液晶の場合は、
液晶層に直接対向電極15あるいはTFT91を形成し
てもよい。つまり、アレイ基板11または対向基板12
は構成上必要がない。また、日立製作所が開発している
IPSモード(櫛電極方式)の場合は、対向基板12に
は対向電極15は必要がない。
対向基板12、アレイ基板11はガラス基板、透明セラ
ミック基板、樹脂基板、単結晶シリコン基板、金属基板
などの基板を用いるように主として説明してきた。しか
し、対向基板12、アレイ基板11は樹脂フィルムなど
のフィルムあるいはシートを用いてもよい。たとえば、
ポリイミド、PVA、架橋ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリエステルシートなどが例示される。また、特開
平2ー317222号公報のようにPD液晶の場合は、
液晶層に直接対向電極15あるいはTFT91を形成し
てもよい。つまり、アレイ基板11または対向基板12
は構成上必要がない。また、日立製作所が開発している
IPSモード(櫛電極方式)の場合は、対向基板12に
は対向電極15は必要がない。
【0394】光変調層18は液晶だけに限定するもので
はなく、厚み約100ミクロンの9/65/35PLZ
Tあるいは6/65/35PLZTでもよい。また、光
変調層18に蛍光体を添加したもの、液晶中にポリマー
ボール、金属ボールなどを添加したものなどでもよい。
はなく、厚み約100ミクロンの9/65/35PLZ
Tあるいは6/65/35PLZTでもよい。また、光
変調層18に蛍光体を添加したもの、液晶中にポリマー
ボール、金属ボールなどを添加したものなどでもよい。
【0395】また、15、14などの透明電極はITO
として説明したが、これに限定するものではなく、例え
ばSnO2、インジウム、酸化インジウムなどの透明電
極でもよい。また、金などの金属薄膜を薄く蒸着したも
のを採用することもできる。また、有機導電膜、超微粒
子分散インキあるいはTORAYが商品化している透明
導電性コーティング剤「シントロン」などを用いてもよ
い。
として説明したが、これに限定するものではなく、例え
ばSnO2、インジウム、酸化インジウムなどの透明電
極でもよい。また、金などの金属薄膜を薄く蒸着したも
のを採用することもできる。また、有機導電膜、超微粒
子分散インキあるいはTORAYが商品化している透明
導電性コーティング剤「シントロン」などを用いてもよ
い。
【0396】光吸収膜等は、アクリル樹脂などにカーボ
ンなどを添加したものの他、六価クロムなどの黒色の金
属、塗料、表面に微細な凹凸を形成した薄膜あるいは厚
膜もしくは部材、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化
マグネシウム、オパールガラスなどの光拡散物でもよ
い。また、黒色でなくとも光変調層18が変調する光に
対して補色の関係のある染料、顔料などで着色されたも
のでもよい。また、ホログラムあるいは回折格子でもよ
い。
ンなどを添加したものの他、六価クロムなどの黒色の金
属、塗料、表面に微細な凹凸を形成した薄膜あるいは厚
膜もしくは部材、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化
マグネシウム、オパールガラスなどの光拡散物でもよ
い。また、黒色でなくとも光変調層18が変調する光に
対して補色の関係のある染料、顔料などで着色されたも
のでもよい。また、ホログラムあるいは回折格子でもよ
い。
【0397】本発明の実施の形態では画素電極ごとにT
FT、MIM、薄膜ダイオード(TFD)などのスイッ
チング素子を配置したアクティブマトリックス型として
説明してきた。このアクティブマトリックス型もしくは
ドットマトリックス型とは液晶表示パネルの他、微小ミ
ラーも角度の変化により画像を表示するTI社が開発し
ているDMD(DLP(デジタル方式のライトバルブを
用いたプロジェクタ))も含まれる。
FT、MIM、薄膜ダイオード(TFD)などのスイッ
チング素子を配置したアクティブマトリックス型として
説明してきた。このアクティブマトリックス型もしくは
ドットマトリックス型とは液晶表示パネルの他、微小ミ
ラーも角度の変化により画像を表示するTI社が開発し
ているDMD(DLP(デジタル方式のライトバルブを
用いたプロジェクタ))も含まれる。
【0398】また、TFT91などのスイッチング素子
は1画素に1個に限定するものではなく、複数個接続し
てもよい。また、TFTはLDD(ロー ドーピング
ドレイン)構造を採用することが好ましい。
は1画素に1個に限定するものではなく、複数個接続し
てもよい。また、TFTはLDD(ロー ドーピング
ドレイン)構造を採用することが好ましい。
【0399】本発明の各実施の形態の技術的思想は、液
晶表示パネル他、EL表示パネル、LED表示パネル、
FED(フィールドエミッションディスプレイ)表示パ
ネル、PDPにも適用することができる。また、アクテ
ィブマトリックス型に限定するものではなく、単純マト
リックス型でもよい。単純マトリックス型でもその交点
が画素(電極)がありドットマトリックス型表示パネル
と見なすことができる。もちろん、単純マトリックスパ
ネルの反射型も本発明の技術的範ちゅうである。その
他、8セグメントなどの単純な記号、キャラクタ、シン
ボルなどを表示する表示パネルにも適用することができ
ることはいうまでもない。これらセグメント電極も画素
電極の1つである。
晶表示パネル他、EL表示パネル、LED表示パネル、
FED(フィールドエミッションディスプレイ)表示パ
ネル、PDPにも適用することができる。また、アクテ
ィブマトリックス型に限定するものではなく、単純マト
リックス型でもよい。単純マトリックス型でもその交点
が画素(電極)がありドットマトリックス型表示パネル
と見なすことができる。もちろん、単純マトリックスパ
ネルの反射型も本発明の技術的範ちゅうである。その
他、8セグメントなどの単純な記号、キャラクタ、シン
ボルなどを表示する表示パネルにも適用することができ
ることはいうまでもない。これらセグメント電極も画素
電極の1つである。
【0400】プラズマアドレス型表示パネルにも本発明
の技術的思想は適用できることはいうまでもない。その
他、具体的に画素がない光書き込み型表示パネル、熱書
き込み型表示パネル、レーザ書き込み型表示パネルにも
本発明の技術的思想は適用できる。また、これらを用い
た投射型表示装置も構成できるであろう。
の技術的思想は適用できることはいうまでもない。その
他、具体的に画素がない光書き込み型表示パネル、熱書
き込み型表示パネル、レーザ書き込み型表示パネルにも
本発明の技術的思想は適用できる。また、これらを用い
た投射型表示装置も構成できるであろう。
【0401】画素の構造も共通電極方式、前段ゲート電
極方式のいずれでもよい。その他、画素行(横方向)に
沿ってアレイ基板11にITOからなるストライプ状の
電極を形成し、画素電極14と前記ストライプ状電極間
に蓄積容量を形成してもよい。このように蓄積容量を形
成することにより結果的に液晶層18に並列のコンデン
サを形成することになり、画素の電圧保持率を向上する
ことができる。低温ポリシリコン、高温ポリシリコンな
どで形成したTFT91はオフ電流が大きい。したがっ
て、このストライプ状電極を形成することは極めて有効
である。
極方式のいずれでもよい。その他、画素行(横方向)に
沿ってアレイ基板11にITOからなるストライプ状の
電極を形成し、画素電極14と前記ストライプ状電極間
に蓄積容量を形成してもよい。このように蓄積容量を形
成することにより結果的に液晶層18に並列のコンデン
サを形成することになり、画素の電圧保持率を向上する
ことができる。低温ポリシリコン、高温ポリシリコンな
どで形成したTFT91はオフ電流が大きい。したがっ
て、このストライプ状電極を形成することは極めて有効
である。
【0402】また、表示パネルのモード(モードと方式
などを区別せずに記載)は、PDモードの他、STNモ
ード、ECBモード、DAPモード、TNモード、
(反)強誘電液晶モード、DSM(動的散乱モード)、
垂直配向モード、ゲストホストモード、ホメオトロピッ
クモード、スメクチックモード、コレステリックモード
などにも適用することができる。
などを区別せずに記載)は、PDモードの他、STNモ
ード、ECBモード、DAPモード、TNモード、
(反)強誘電液晶モード、DSM(動的散乱モード)、
垂直配向モード、ゲストホストモード、ホメオトロピッ
クモード、スメクチックモード、コレステリックモード
などにも適用することができる。
【0403】本発明の表示パネル/表示装置は、PD液
晶表示パネル/PD液晶表示装置に限定するのもではな
く、TN液晶、STN液晶、コレステリック液晶、DA
P液晶、ECB液晶モード、IPS方式、強誘電液晶、
反強誘電、OCBなどの他の液晶でもよい。その他、P
LZT、エレクトロクロミズム、エレクトロルミネッセ
ンス、LEDディスプレイ、ELディスプレイ、プラズ
マディスプレイ(PDP)、プラズマアドレッシングの
ような方式でも良い。
晶表示パネル/PD液晶表示装置に限定するのもではな
く、TN液晶、STN液晶、コレステリック液晶、DA
P液晶、ECB液晶モード、IPS方式、強誘電液晶、
反強誘電、OCBなどの他の液晶でもよい。その他、P
LZT、エレクトロクロミズム、エレクトロルミネッセ
ンス、LEDディスプレイ、ELディスプレイ、プラズ
マディスプレイ(PDP)、プラズマアドレッシングの
ような方式でも良い。
【0404】近年は、表示装置として、液晶表示パネル
を用いたもの、PDPを用いたものなど多様化してい
る。この際、問題となるのは、映像の受信装置と表示装
置との接続である。液晶装置パネルを用いたものは軽量
で、どこへでも持ち運びができる。したがって、VGA
ケーブルなどが接続されていると、移動が困難となる。
を用いたもの、PDPを用いたものなど多様化してい
る。この際、問題となるのは、映像の受信装置と表示装
置との接続である。液晶装置パネルを用いたものは軽量
で、どこへでも持ち運びができる。したがって、VGA
ケーブルなどが接続されていると、移動が困難となる。
【0405】この課題を解決する方式は、受信機が受信
した映像データを光パルスにして表示装置に送信する方
式である。ケーブル接続が不要となる。以下、本発明の
実施の形態の光伝送装置について説明をする。
した映像データを光パルスにして表示装置に送信する方
式である。ケーブル接続が不要となる。以下、本発明の
実施の形態の光伝送装置について説明をする。
【0406】図71は本発明の第1の実施の形態におけ
る光伝送装置の構成を示す回路図、図72は当該光伝送
装置の各部における信号波形を示す波形図である。
る光伝送装置の構成を示す回路図、図72は当該光伝送
装置の各部における信号波形を示す波形図である。
【0407】図71において、711はLEDドライ
バ、712は電気−光変換手段としての発光ダイオー
ド、713は光−電気変換手段としてのフォトダイオー
ド、714は受光アンプ、715はフォトダイオード7
13によって変換された電気信号からエッジ情報を検出
する第1のエッジ検出手段としてのエッジ検出回路であ
る。
バ、712は電気−光変換手段としての発光ダイオー
ド、713は光−電気変換手段としてのフォトダイオー
ド、714は受光アンプ、715はフォトダイオード7
13によって変換された電気信号からエッジ情報を検出
する第1のエッジ検出手段としてのエッジ検出回路であ
る。
【0408】また、718はエッジ検出回路715によ
って検出されたエッジ情報に基づいて量子化された信号
を生成する量子化手段としてのコンパレータ、719は
各コンパレータ718のコンパレータ基準電圧、720
は各コンパレータ718からの出力信号を1/2分周す
る分周手段としての分周回路である。
って検出されたエッジ情報に基づいて量子化された信号
を生成する量子化手段としてのコンパレータ、719は
各コンパレータ718のコンパレータ基準電圧、720
は各コンパレータ718からの出力信号を1/2分周す
る分周手段としての分周回路である。
【0409】また、721はそれぞれ各分周回路720
からの出力信号をサンプリングして出力するサンプリン
グ手段としてのD−FF(D−Type Flip−f
lop)である。722はD−FF721aによって生
成されたサンプリングされた信号のエッジを検出する第
2のエッジ検出手段としてのエッジ検出回路、722b
はD−FF721bによって生成されたサンプリングさ
れた信号のエッジを検出する第3のエッジ検出手段とし
てのエッジ検出回路である。723はエッジ検出回路7
22からの信号波形を合成するSR−FF(SRフリッ
プフロップ)、724はサンプリングクロック発生回
路、717はエッジ検出回路715の加算回路、716
はエッジ検出回路715の遅延回路である。
からの出力信号をサンプリングして出力するサンプリン
グ手段としてのD−FF(D−Type Flip−f
lop)である。722はD−FF721aによって生
成されたサンプリングされた信号のエッジを検出する第
2のエッジ検出手段としてのエッジ検出回路、722b
はD−FF721bによって生成されたサンプリングさ
れた信号のエッジを検出する第3のエッジ検出手段とし
てのエッジ検出回路である。723はエッジ検出回路7
22からの信号波形を合成するSR−FF(SRフリッ
プフロップ)、724はサンプリングクロック発生回
路、717はエッジ検出回路715の加算回路、716
はエッジ検出回路715の遅延回路である。
【0410】図72において、(1)は受光アンプ出力
波形、(2)はエッジ検出回路出力波形、(3)は立ち
上がりエッジ検出基準電圧波形、(4)は立ち下がりエ
ッジ検出基準電圧波形、(5)は立ち上がりエッジ信号
波形、(6)は立ち下がりエッジ信号波形、(7)はサ
ンプリングクロック波形、(8)は1/2分周立ち上が
りエッジ信号波形、(9)は1/2分周立ち下がりエッ
ジ信号波形、(10)はサンプリングされた立ち上がり
エッジ信号波形、(11)はサンプリングされたエッジ
立ち下がりエッジ信号波形、(12)は再生波形であ
る。
波形、(2)はエッジ検出回路出力波形、(3)は立ち
上がりエッジ検出基準電圧波形、(4)は立ち下がりエ
ッジ検出基準電圧波形、(5)は立ち上がりエッジ信号
波形、(6)は立ち下がりエッジ信号波形、(7)はサ
ンプリングクロック波形、(8)は1/2分周立ち上が
りエッジ信号波形、(9)は1/2分周立ち下がりエッ
ジ信号波形、(10)はサンプリングされた立ち上がり
エッジ信号波形、(11)はサンプリングされたエッジ
立ち下がりエッジ信号波形、(12)は再生波形であ
る。
【0411】送信シリアルデータは、LEDドライバ7
11によって増幅され、発光ダイオード712に印加さ
れる。発光ダイオード712からの発光光は、フォトダ
イオード713によって受光され、受光アンプ714に
よって増幅される。
11によって増幅され、発光ダイオード712に印加さ
れる。発光ダイオード712からの発光光は、フォトダ
イオード713によって受光され、受光アンプ714に
よって増幅される。
【0412】受光アンプ714の出力は受信信号(1)
となるがこの信号は発光ダイオード712、フォトダイ
オード713の帯域制限のため、その直流成分が変動す
る信号である。このためそのままでは量子化やサンプリ
ングはできない。
となるがこの信号は発光ダイオード712、フォトダイ
オード713の帯域制限のため、その直流成分が変動す
る信号である。このためそのままでは量子化やサンプリ
ングはできない。
【0413】受信信号(1)はエッジ検出回路715に
よってそのエッジ情報が検出され、これによりエッジ検
出回路出力波形(2)が得られる。遅延回路716と加
算器717を用い、元の信号と遅延した信号を引き算す
ることによってエッジ情報が検出されている。しかし、
加算器717の立ち上がり、立ち下り時間には有限の値
を持つのでエッジ検出回路出力波形(2)のようにスロ
ープを持った波形となる。
よってそのエッジ情報が検出され、これによりエッジ検
出回路出力波形(2)が得られる。遅延回路716と加
算器717を用い、元の信号と遅延した信号を引き算す
ることによってエッジ情報が検出されている。しかし、
加算器717の立ち上がり、立ち下り時間には有限の値
を持つのでエッジ検出回路出力波形(2)のようにスロ
ープを持った波形となる。
【0414】次に、コンパレータ718は、エッジ検出
回路715によって検出されたエッジ情報に基づいて、
量子化された信号である立ち上がりエッジ信号波形
(5)を生成し、コンパレータ718は、同じくエッジ
検出回路715によって検出されたエッジ情報に基づい
て、量子化された信号である立ち下がりエッジ信号波形
(6)を生成する。
回路715によって検出されたエッジ情報に基づいて、
量子化された信号である立ち上がりエッジ信号波形
(5)を生成し、コンパレータ718は、同じくエッジ
検出回路715によって検出されたエッジ情報に基づい
て、量子化された信号である立ち下がりエッジ信号波形
(6)を生成する。
【0415】データ伝送レートと同じ周波数のサンプリ
ングクロック(7)は、送信データ列中に埋め込まれた
同期信号を、サンプリングクロック発生回路中の同期信
号検出回路によって検出する。この同期信号に基づい
て、同じくサンプリングクロック発生回路中のPLL回
路によって生成される。同期信号としては、通常のデー
タと区別するために、通常のデータでは決して出現しな
いビットパターンが用いられる。
ングクロック(7)は、送信データ列中に埋め込まれた
同期信号を、サンプリングクロック発生回路中の同期信
号検出回路によって検出する。この同期信号に基づい
て、同じくサンプリングクロック発生回路中のPLL回
路によって生成される。同期信号としては、通常のデー
タと区別するために、通常のデータでは決して出現しな
いビットパターンが用いられる。
【0416】D−FFは最小セットアップタイムと最小
ホールドタイムの合計時間よりもクロックの最小パルス
幅の方が一般に短い。一例を挙げると最小セットアップ
タイム1.5ns、最小ホールドタイム1.0ns、ク
ロックの最小パルス幅1.5nsで最小セットアップタ
イムと最小ホールドタイムの合計時間2.5nsに対し
てクロックの最小パルス幅は1.5nsとなる。すなわ
ちクロックの最小パルス幅がパルス幅の制限となるよう
なサンプリング方法を考えればより高速な信号を扱える
ことになる。
ホールドタイムの合計時間よりもクロックの最小パルス
幅の方が一般に短い。一例を挙げると最小セットアップ
タイム1.5ns、最小ホールドタイム1.0ns、ク
ロックの最小パルス幅1.5nsで最小セットアップタ
イムと最小ホールドタイムの合計時間2.5nsに対し
てクロックの最小パルス幅は1.5nsとなる。すなわ
ちクロックの最小パルス幅がパルス幅の制限となるよう
なサンプリング方法を考えればより高速な信号を扱える
ことになる。
【0417】遅延回路716の遅延時間を2nsにする
と立ち上がりエッジ信号波形(5)、立ち下がりエッジ
信号波形(6)はパルス幅が2ns程度になる。このと
き最小セットアップタイムと最小ホールドタイムの合計
時間2.5nsよりパルス幅が短いのでこのままサンプ
リングするとサンプリングを失敗する。
と立ち上がりエッジ信号波形(5)、立ち下がりエッジ
信号波形(6)はパルス幅が2ns程度になる。このと
き最小セットアップタイムと最小ホールドタイムの合計
時間2.5nsよりパルス幅が短いのでこのままサンプ
リングするとサンプリングを失敗する。
【0418】本実施の形態では立ち上がりエッジ信号波
形(5)、立ち下がりエッジ信号波形(6)がそれぞれ
D−FFを用いた分周回路720でD−FFのクロック
端子に入力している。
形(5)、立ち下がりエッジ信号波形(6)がそれぞれ
D−FFを用いた分周回路720でD−FFのクロック
端子に入力している。
【0419】したがって先の例では分周回路720はク
ロックの最小パルス幅1.5nsより入力されるクロッ
クのパルス幅2nsが長いので正常動作することがわか
る。そしてそれらの出力はそれぞれ1/2分周立ち上が
りエッジ信号波形(8)、1/2分周立ち下がりエッジ
信号波形(9)のように幅の広い信号となる。
ロックの最小パルス幅1.5nsより入力されるクロッ
クのパルス幅2nsが長いので正常動作することがわか
る。そしてそれらの出力はそれぞれ1/2分周立ち上が
りエッジ信号波形(8)、1/2分周立ち下がりエッジ
信号波形(9)のように幅の広い信号となる。
【0420】D−FF721ではこの幅の広い信号をサ
ンプリングクロック信号(7)でサンプリングすること
になるのでセットアップタイムとホールドタイムの制限
が大幅に緩和される。例えば、サンプリングクロック信
号(7)の周波数を200MHzとすると1サイクルは
5nsとなる。したがって、先例のD−FFのセットア
ップタイムとホールドタイムの合計時間2.5nsを十
分満足する。
ンプリングクロック信号(7)でサンプリングすること
になるのでセットアップタイムとホールドタイムの制限
が大幅に緩和される。例えば、サンプリングクロック信
号(7)の周波数を200MHzとすると1サイクルは
5nsとなる。したがって、先例のD−FFのセットア
ップタイムとホールドタイムの合計時間2.5nsを十
分満足する。
【0421】なお、本実施の形態ではD−FFで説明し
たが、SR−TYPE Flip−Flop、JK−T
YPE Flip−Flop、T−TYPE Flip
−Flopなどでもクロック端子付きのタイプでは同様
な効果が得られる。
たが、SR−TYPE Flip−Flop、JK−T
YPE Flip−Flop、T−TYPE Flip
−Flopなどでもクロック端子付きのタイプでは同様
な効果が得られる。
【0422】次にエッジ検出回路ではそれぞれD−FF
721aの出力である1/2分周立ち上がりエッジ信号
波形(8)、D−FF721bの出力である1/2分周
立ち下がりエッジ信号波形(9)からエッジを検出しサ
ンプリングされた立ち上がりエッジ信号波形(10)、
サンプリングされた立ち下がりエッジ信号波形(11)
を得ている。サンプリングされた立ち上がりエッジ信号
波形(10)、サンプリングされた立ち下がりエッジ信
号波形(11)はSR−FF723によって合成され再
生波形(12)が再生される。
721aの出力である1/2分周立ち上がりエッジ信号
波形(8)、D−FF721bの出力である1/2分周
立ち下がりエッジ信号波形(9)からエッジを検出しサ
ンプリングされた立ち上がりエッジ信号波形(10)、
サンプリングされた立ち下がりエッジ信号波形(11)
を得ている。サンプリングされた立ち上がりエッジ信号
波形(10)、サンプリングされた立ち下がりエッジ信
号波形(11)はSR−FF723によって合成され再
生波形(12)が再生される。
【0423】なお、サンプリングクロックの発生方法は
特別な同期信号用いることなくクロックを光信号に波長
多重する方法、送信データ列そのものからクロックを再
生する方法、独立したクロックを用いる方法を採用して
もよい。
特別な同期信号用いることなくクロックを光信号に波長
多重する方法、送信データ列そのものからクロックを再
生する方法、独立したクロックを用いる方法を採用して
もよい。
【0424】以上のように、本実施の形態によれば、加
算器717が有限の立ち上がり、立ち下り時間を持つた
めエッジ検出波形が短くなり、サンプリングが失敗する
のを防ぐことができる。従来の方式ではビットエラーが
発生していた高速なレートのデータを伝送することがで
きる。その結果、より高速のデータ通信が可能な光伝送
装置を実現することができる。
算器717が有限の立ち上がり、立ち下り時間を持つた
めエッジ検出波形が短くなり、サンプリングが失敗する
のを防ぐことができる。従来の方式ではビットエラーが
発生していた高速なレートのデータを伝送することがで
きる。その結果、より高速のデータ通信が可能な光伝送
装置を実現することができる。
【0425】なお、送信されてくる光信号は光パルスで
あるのが好ましい。本実施の形態においては、光パルス
が空間に放射される構成の光受信装置を例に挙げて説明
したが、光パルスが光ファイバによって伝送されてくる
構成の光受信装置にも本発明を適用することができる。
また、送信されてくる光信号としては、赤外線が用いら
れるのが好ましい。また、回路構成は光送受信に限定さ
れるものではなく、伝送媒体が無線であっても、本願発
明の処理回路および信号処理方法を適用できることは言
うまでもない。
あるのが好ましい。本実施の形態においては、光パルス
が空間に放射される構成の光受信装置を例に挙げて説明
したが、光パルスが光ファイバによって伝送されてくる
構成の光受信装置にも本発明を適用することができる。
また、送信されてくる光信号としては、赤外線が用いら
れるのが好ましい。また、回路構成は光送受信に限定さ
れるものではなく、伝送媒体が無線であっても、本願発
明の処理回路および信号処理方法を適用できることは言
うまでもない。
【0426】図73は第2の実施の形態における光伝送
装置の構成を示す回路図、図74は当該光伝送装置の各
部における信号波形を示す波形図である。725はピー
ク検出回路である。
装置の構成を示す回路図、図74は当該光伝送装置の各
部における信号波形を示す波形図である。725はピー
ク検出回路である。
【0427】図74において、(1)は可変ゲイン受光
アンプ出力波形、(2)はエッジ検出回路出力波形、
(3)は立ち上がりエッジ検出基準電圧波形、(4)は
立ち下がりエッジ検出基準電圧波形、(5)は立ち上が
りエッジ信号波形、(6)は立ち下がりエッジ信号波形
である。
アンプ出力波形、(2)はエッジ検出回路出力波形、
(3)は立ち上がりエッジ検出基準電圧波形、(4)は
立ち下がりエッジ検出基準電圧波形、(5)は立ち上が
りエッジ信号波形、(6)は立ち下がりエッジ信号波形
である。
【0428】また、(7)はサンプリングクロック波
形、(8)は1/2分周立ち上がりエッジ信号波形、
(9)は1/2分周立ち下がりエッジ信号波形、(1
0)はサンプリングされた立ち上がりエッジ信号波形、
(11)はサンプリングされたエッジ立ち下がりエッジ
信号波形、(12)は再生波形である。
形、(8)は1/2分周立ち上がりエッジ信号波形、
(9)は1/2分周立ち下がりエッジ信号波形、(1
0)はサンプリングされた立ち上がりエッジ信号波形、
(11)はサンプリングされたエッジ立ち下がりエッジ
信号波形、(12)は再生波形である。
【0429】第1の実施の形態において受光アンプ71
4の代わりに可変ゲイン受光アンプ714bが使われ、
ピーク検出回路725が追加されたことを除けば第1の
実施の形態と同様であるので第1の実施の形態と異なる
部分のみ説明する。
4の代わりに可変ゲイン受光アンプ714bが使われ、
ピーク検出回路725が追加されたことを除けば第1の
実施の形態と同様であるので第1の実施の形態と異なる
部分のみ説明する。
【0430】エッジ検出回路715の出力はピーク検出
回路725に入力し、可変ゲインアンプ714bのゲイ
ンをエッジ検出回路出力波形(2)のピーク値が一定と
なるようにフィードバックがかかる。
回路725に入力し、可変ゲインアンプ714bのゲイ
ンをエッジ検出回路出力波形(2)のピーク値が一定と
なるようにフィードバックがかかる。
【0431】これは特に空間光伝送を行うときに伝送距
離などの設置条件で大きく変化する受光量でエッジ検出
回路出力波形(2)が変化し量子化が失敗するのを防ぐ
効果がある。
離などの設置条件で大きく変化する受光量でエッジ検出
回路出力波形(2)が変化し量子化が失敗するのを防ぐ
効果がある。
【0432】以上のように、本実施の形態によれば、加
算器717が有限の立ち上がり、立ち下り時間を持つた
めエッジ検出波形が短くなりサンプリングが失敗するの
を防ぐことができる。したがって、従来の方式ではビッ
トエラーが発生していた高速なレートのデータをも伝送
することができる。さらに設置条件の変化などによる受
光量の変化に対しても安定した動作が可能である。その
結果、より高速のデータ通信が可能な光伝送装置を実現
することができる。
算器717が有限の立ち上がり、立ち下り時間を持つた
めエッジ検出波形が短くなりサンプリングが失敗するの
を防ぐことができる。したがって、従来の方式ではビッ
トエラーが発生していた高速なレートのデータをも伝送
することができる。さらに設置条件の変化などによる受
光量の変化に対しても安定した動作が可能である。その
結果、より高速のデータ通信が可能な光伝送装置を実現
することができる。
【0433】図75は本発明の第3の実施の形態におけ
る光伝送装置の構成を示す回路図、図76は当該光伝送
装置の各部における信号波形を示す波形図である。
る光伝送装置の構成を示す回路図、図76は当該光伝送
装置の各部における信号波形を示す波形図である。
【0434】図75において、726はD−FF721
aとD−FF721bによって生成されたサンプリング
された信号を合成する排他的論理和演算回路である。
aとD−FF721bによって生成されたサンプリング
された信号を合成する排他的論理和演算回路である。
【0435】図76において、(1)は受光アンプ出力
波形、(2)はエッジ検出回路出力波形、(3)は立ち
上がりエッジ検出基準電圧波形、(4)は立ち下がりエ
ッジ検出基準電圧波形、(5)は立ち上がりエッジ信号
波形、(6)は立ち下がりエッジ信号波形、(7)はサ
ンプリングクロック波形、(8)は1/2分周立ち上が
りエッジ信号波形、(9)は1/2分周立ち下がりエッ
ジ信号波形、(10)は再生波形である。
波形、(2)はエッジ検出回路出力波形、(3)は立ち
上がりエッジ検出基準電圧波形、(4)は立ち下がりエ
ッジ検出基準電圧波形、(5)は立ち上がりエッジ信号
波形、(6)は立ち下がりエッジ信号波形、(7)はサ
ンプリングクロック波形、(8)は1/2分周立ち上が
りエッジ信号波形、(9)は1/2分周立ち下がりエッ
ジ信号波形、(10)は再生波形である。
【0436】第1の実施の形態のエッジ検出回路72
2、SR−FF723の代わりに排他的論理和演算回路
726が使われ、各分周回路720はサンプリングクロ
ック発生回路724からリセット信号が与えられている
ことを除けば第1の実施の形態と同様であるので第1の
実施の形態と異なる部分のみ説明する。
2、SR−FF723の代わりに排他的論理和演算回路
726が使われ、各分周回路720はサンプリングクロ
ック発生回路724からリセット信号が与えられている
ことを除けば第1の実施の形態と同様であるので第1の
実施の形態と異なる部分のみ説明する。
【0437】D−FF721の出力信号1/2分周立ち
上がりエッジ信号波形(8)、1/2分周立ち下がりエ
ッジ信号波形(9)は排他的論理和演算回路726で排
他的論理和演算され再生波形(10)が得られる。
上がりエッジ信号波形(8)、1/2分周立ち下がりエ
ッジ信号波形(9)は排他的論理和演算回路726で排
他的論理和演算され再生波形(10)が得られる。
【0438】ただし、分周回路720の出力はそれぞれ
極性が反転している場合があり、たとえば、本実施の形
態で示す例と分周回路720aの出力が反転すると1/
2分周立ち上がりエッジ信号波形(8)が反転しその結
果、再生波形(10)が反転してしまう。
極性が反転している場合があり、たとえば、本実施の形
態で示す例と分周回路720aの出力が反転すると1/
2分周立ち上がりエッジ信号波形(8)が反転しその結
果、再生波形(10)が反転してしまう。
【0439】そこで、本実施の形態ではサンプリングク
ロック発生回路724で同期信号を検出するたびにD−
FF721にリセットをかけて極性が反転しないように
している。なお、画像伝送でその輪郭成分のみが意味が
ある場合などは極性が反転してもかまわないのでリセッ
トしなくても良い。
ロック発生回路724で同期信号を検出するたびにD−
FF721にリセットをかけて極性が反転しないように
している。なお、画像伝送でその輪郭成分のみが意味が
ある場合などは極性が反転してもかまわないのでリセッ
トしなくても良い。
【0440】以上のように、本実施の形態によれば、加
算器717が有限の立ち上がり、立ち下り時間を持つた
めエッジ検出波形が短くなりサンプリングが失敗するの
を防ぐことができる。したがって、高速なレートのデー
タを伝送することができ、さらに、設置条件の変化など
による受光量の変化に対しても安定した動作が可能であ
る。
算器717が有限の立ち上がり、立ち下り時間を持つた
めエッジ検出波形が短くなりサンプリングが失敗するの
を防ぐことができる。したがって、高速なレートのデー
タを伝送することができ、さらに、設置条件の変化など
による受光量の変化に対しても安定した動作が可能であ
る。
【0441】図77は本発明の第4の実施の形態におけ
る光伝送装置の構成を示す回路図、図78は当該光伝送
装置の各部における信号波形を示す波形図である。
る光伝送装置の構成を示す回路図、図78は当該光伝送
装置の各部における信号波形を示す波形図である。
【0442】図77において、727はエッジ検出回路
715によって検出されたエッジ情報に基づいて量子化
された信号を生成する量子化手段としてのコンパレータ
である。
715によって検出されたエッジ情報に基づいて量子化
された信号を生成する量子化手段としてのコンパレータ
である。
【0443】図78において、(1)は受光アンプ出力
波形、(2)はエッジ検出回路出力波形、(3)はコン
パレータ基準電圧波形1、(4)はコンパレータ基準電
圧波形2、(5)はエッジ信号波形、(6)はサンプリ
ングクロック波形、(7)は1/2分周エッジ信号波
形、(8)は再生波形である。
波形、(2)はエッジ検出回路出力波形、(3)はコン
パレータ基準電圧波形1、(4)はコンパレータ基準電
圧波形2、(5)はエッジ信号波形、(6)はサンプリ
ングクロック波形、(7)は1/2分周エッジ信号波
形、(8)は再生波形である。
【0444】コンパレータ727はコンパレータ基準電
圧719間の電圧以外の電圧が入力されると1(H)が
出力されるウインドウコンパレータである。コンパレー
タ基準電圧波形1は(3)、コンパレータ基準電圧波形
2は(4)で表される。
圧719間の電圧以外の電圧が入力されると1(H)が
出力されるウインドウコンパレータである。コンパレー
タ基準電圧波形1は(3)、コンパレータ基準電圧波形
2は(4)で表される。
【0445】コンパレータ727で検出されたエッジ信
号は立ち上がり立ち下り両エッジが検出されたものであ
り、エッジ信号波形(5)になる。分周回路720では
エッジ信号波形(5)を分周し、1/2分周エッジ信号
波形(7)が得られる。さらにD−FF721でサンプ
リングクロック波形(6)でサンプリングされ再生波形
(8)となる。
号は立ち上がり立ち下り両エッジが検出されたものであ
り、エッジ信号波形(5)になる。分周回路720では
エッジ信号波形(5)を分周し、1/2分周エッジ信号
波形(7)が得られる。さらにD−FF721でサンプ
リングクロック波形(6)でサンプリングされ再生波形
(8)となる。
【0446】再生波形(8)が反転する場合があるのは
第3の実施の形態と同様であり、サンプリングクロック
発生回路724で同期信号を検出するたびにD−FF7
21にリセットをかけて極性が反転しないようにしてい
る。なお、画像伝送でその輪郭成分のみが意味がある場
合などは極性が反転してもかまわないのでリセットしな
くても良い。
第3の実施の形態と同様であり、サンプリングクロック
発生回路724で同期信号を検出するたびにD−FF7
21にリセットをかけて極性が反転しないようにしてい
る。なお、画像伝送でその輪郭成分のみが意味がある場
合などは極性が反転してもかまわないのでリセットしな
くても良い。
【0447】以上のように、本実施の形態によれば、加
算器717が有限の立ち上がり、立ち下り時間を持つた
めエッジ検出波形が短くなりサンプリングが失敗するの
を防ぐことができる。したがって、従来の方式ではビッ
トエラーが発生していた高速なレートのデータを伝送す
ることができる。さらに設置条件の変化などによる受光
量の変化に対しても安定した動作が可能である。
算器717が有限の立ち上がり、立ち下り時間を持つた
めエッジ検出波形が短くなりサンプリングが失敗するの
を防ぐことができる。したがって、従来の方式ではビッ
トエラーが発生していた高速なレートのデータを伝送す
ることができる。さらに設置条件の変化などによる受光
量の変化に対しても安定した動作が可能である。
【0448】以上の実施の形態では赤外線等を空間伝送
させデータを送受信する装置もしくは方法として説明し
たがこれに限定するものではない。たとえば赤外線をフ
ァイバーで伝送する方式でもよい。また、無線電波を用
いてデータを送受信する方法でも適用できる。その際
は、発光LED712は無線電波を発信する素子もしく
はアンテナ等におきかえ、受光素子713はアンテナも
しくは電波受信素子におきかえればよい。以上の事項は
以下の実施の形態に対しても適用されることは言うまで
もない。たとえば図88、図89、図95の装置、図9
7、図98、図99などの方法、図103、図105、
図106、図107、図108などのシステムである。
させデータを送受信する装置もしくは方法として説明し
たがこれに限定するものではない。たとえば赤外線をフ
ァイバーで伝送する方式でもよい。また、無線電波を用
いてデータを送受信する方法でも適用できる。その際
は、発光LED712は無線電波を発信する素子もしく
はアンテナ等におきかえ、受光素子713はアンテナも
しくは電波受信素子におきかえればよい。以上の事項は
以下の実施の形態に対しても適用されることは言うまで
もない。たとえば図88、図89、図95の装置、図9
7、図98、図99などの方法、図103、図105、
図106、図107、図108などのシステムである。
【0449】したがって、本発明の実施の形態は光伝送
方式に限定されるものではなく、マイクロ波、長波、短
波などの無線方式機器/方法、光ファイバー伝送方式の
機器/方法、音響による伝送機器/方法、などへ応用/
適用できることは言うまでもない。
方式に限定されるものではなく、マイクロ波、長波、短
波などの無線方式機器/方法、光ファイバー伝送方式の
機器/方法、音響による伝送機器/方法、などへ応用/
適用できることは言うまでもない。
【0450】送受信する光もしくは電波等の強度は送受
信機間で受信強度のデータをうけわたし、自動的に送信
側の光もしくは電波等の強度を変化させるように構成し
ておくことが好ましい。また、送出する光もしくは電波
の指向性は図105に示すようにレンズ481a等の位
置を変化させることにより変化できるように構成してお
くことが好ましい。これらは調整ネジなどを用いれば容
易に実現できるであろう。
信機間で受信強度のデータをうけわたし、自動的に送信
側の光もしくは電波等の強度を変化させるように構成し
ておくことが好ましい。また、送出する光もしくは電波
の指向性は図105に示すようにレンズ481a等の位
置を変化させることにより変化できるように構成してお
くことが好ましい。これらは調整ネジなどを用いれば容
易に実現できるであろう。
【0451】また、光で送受信する場合、位置調整用の
可視光(レーザポインタ、赤色LED等)を出力し、こ
の可視光が受信部にあたるように視覚的に位置調整がで
きるように構成しておくことが好ましい。また、データ
の伝送レートも変更できるようにしておくことが好まし
い。たとえばNTSCの画像を伝送する時と、XGAの
静止画を伝送する時では、伝送レートを変化させる。ま
た、データのMSBとLSBで伝送するbitの重みづ
けを行い、また重みづけ割合を変化できるようにしてお
くとよい。たとえばMSBのbitをLSBのbitに
比較して、5:1の割合で伝送する等である。
可視光(レーザポインタ、赤色LED等)を出力し、こ
の可視光が受信部にあたるように視覚的に位置調整がで
きるように構成しておくことが好ましい。また、データ
の伝送レートも変更できるようにしておくことが好まし
い。たとえばNTSCの画像を伝送する時と、XGAの
静止画を伝送する時では、伝送レートを変化させる。ま
た、データのMSBとLSBで伝送するbitの重みづ
けを行い、また重みづけ割合を変化できるようにしてお
くとよい。たとえばMSBのbitをLSBのbitに
比較して、5:1の割合で伝送する等である。
【0452】光伝送回路はシリアルでデータの送信を行
うため伝送レートを高くしなければならない。NTSC
画像でもデータの間引きなしにリアルタイムで伝送する
には150Mビット/秒の伝送レートが必要である。し
たがって、VGA画像では約400Mビット/秒、XG
A画像では1Gビット/秒クラスの伝送レートが必要と
なる。本発明では現在150M〜300Mビット/秒の
伝送レートを実現できる。しかし、高精細の液晶表示パ
ネル31に画像を効率よく表示するためには、表示パネ
ル31の構造も工夫する必要がある。
うため伝送レートを高くしなければならない。NTSC
画像でもデータの間引きなしにリアルタイムで伝送する
には150Mビット/秒の伝送レートが必要である。し
たがって、VGA画像では約400Mビット/秒、XG
A画像では1Gビット/秒クラスの伝送レートが必要と
なる。本発明では現在150M〜300Mビット/秒の
伝送レートを実現できる。しかし、高精細の液晶表示パ
ネル31に画像を効率よく表示するためには、表示パネ
ル31の構造も工夫する必要がある。
【0453】図82は伝送されてきたデータを効率よく
表示する本発明の実施の形態の表示装置の構成図であ
る。ゲート信号線24(G1〜Gm:mは整数)にはゲ
ートドライブ回路351が接続されている。また、ソー
スドライブ信号線25(S1〜Sn:nは整数)には、
ソースドライブ回路41が接続されている。
表示する本発明の実施の形態の表示装置の構成図であ
る。ゲート信号線24(G1〜Gm:mは整数)にはゲ
ートドライブ回路351が接続されている。また、ソー
スドライブ信号線25(S1〜Sn:nは整数)には、
ソースドライブ回路41が接続されている。
【0454】なお、ソースドライバ回路41とソース信
号線25間には図83に示すバッファ回路830が配置
されている。バッファ回路830は低温ポリシリコン技
術で形成されている。また、OR831、インバータ8
32、アナログスイッチであるトランスファゲート(T
G)834等から構成される。また、GONBの端子を
“L”にすることにより、すべてのソース信号線25に
映像信号線からの映像データが入力される。
号線25間には図83に示すバッファ回路830が配置
されている。バッファ回路830は低温ポリシリコン技
術で形成されている。また、OR831、インバータ8
32、アナログスイッチであるトランスファゲート(T
G)834等から構成される。また、GONBの端子を
“L”にすることにより、すべてのソース信号線25に
映像信号線からの映像データが入力される。
【0455】なお、図82、図83ではソースドライブ
回路41とバッファ回路830と別々に図示している
が、ソースドライバ回路41内にバッファ回路830が
組みこまれていると考えてもよい。したがって、以後の
説明ではバッファ回路はソースドライバ回路41と一体
と考え、図示しない。
回路41とバッファ回路830と別々に図示している
が、ソースドライバ回路41内にバッファ回路830が
組みこまれていると考えてもよい。したがって、以後の
説明ではバッファ回路はソースドライバ回路41と一体
と考え、図示しない。
【0456】ゲート信号線24とソース信号線25との
交点にはTFT91が形成されている。TFT91のド
レイン端子には付加容量(蓄積容量、補助容量)10
2、液晶層18が接続されている。
交点にはTFT91が形成されている。TFT91のド
レイン端子には付加容量(蓄積容量、補助容量)10
2、液晶層18が接続されている。
【0457】なお、図82では液晶表示装置としたが、
液晶表示装置に限定するものではなくEL表示装置、F
ED、プラズマディスプレイ、DLP(TI社)等のド
ットマトリックス型表示パネルを用いたものであればい
ずれでもよい。
液晶表示装置に限定するものではなくEL表示装置、F
ED、プラズマディスプレイ、DLP(TI社)等のド
ットマトリックス型表示パネルを用いたものであればい
ずれでもよい。
【0458】ソースドライバ回路41aは奇数番目のソ
ース信号線25と接続されており、ソースドライバ回路
41bは偶数番目のソース信号線25に接続されてい
る。つまり、ソースドライバ回路41aと41bとはそ
れぞれ異なるソース信号線25に接続されている。
ース信号線25と接続されており、ソースドライバ回路
41bは偶数番目のソース信号線25に接続されてい
る。つまり、ソースドライバ回路41aと41bとはそ
れぞれ異なるソース信号線25に接続されている。
【0459】ゲートドライブ回路351を動作させ、奇
数番目のゲート信号線に順次オン電圧(TFT91をオ
ンさせる電圧)を印加するとともに、ソースドライバ回
路41aから映像信号を送出していけば、図109
(a)に示すように斜線部の画素のデータ(電圧)が書
きかわる(書きかえることができる)。同様にゲートド
ライブ回路351を動作させ、奇数番目のゲート信号線
24にオン電圧を印加するとともに、ソースドライバ回
路41bから映像信号を送出すれば、図109(b)に
示すように斜線部の画素のデータ(電圧)が書きかわ
る。
数番目のゲート信号線に順次オン電圧(TFT91をオ
ンさせる電圧)を印加するとともに、ソースドライバ回
路41aから映像信号を送出していけば、図109
(a)に示すように斜線部の画素のデータ(電圧)が書
きかわる(書きかえることができる)。同様にゲートド
ライブ回路351を動作させ、奇数番目のゲート信号線
24にオン電圧を印加するとともに、ソースドライバ回
路41bから映像信号を送出すれば、図109(b)に
示すように斜線部の画素のデータ(電圧)が書きかわ
る。
【0460】同様にゲートドライブ回路351を動作さ
せ、偶数番目のゲート信号線にオン電圧を印加するとと
もに、ソースドライバ回路41aから映像信号を送出す
れば図109(c)に示すように斜線部の画素のデータ
が書きかわる。また、ソースドライバ回路41bから映
像信号を送出すれば、図109(d)に示すように斜線
部の画素データが書きかえる。
せ、偶数番目のゲート信号線にオン電圧を印加するとと
もに、ソースドライバ回路41aから映像信号を送出す
れば図109(c)に示すように斜線部の画素のデータ
が書きかわる。また、ソースドライバ回路41bから映
像信号を送出すれば、図109(d)に示すように斜線
部の画素データが書きかえる。
【0461】図109の(a)〜(d)の画素の電圧の
書きかえ状態は、各(a)、(b)、(c)、(d)そ
れぞれが画像を間引いて表示していることを意味する。
本発明の実施の形態の伝送装置ではフル階調でかつ全画
素の画像データを伝送するだけの帯域はない(NTSC
信号クラスであれば全データを送信できる)。そこで、
図109のように間引いて伝送する。そのためには、本
発明の実施の形態の伝送装置の表示パネル部を図82の
ように構成すればよい。つまり、画像データの転送は、
まず図109(a)に該当するデータを送出し、次に図
109(b)、図109(c)、図109(d)を順次
伝送する。
書きかえ状態は、各(a)、(b)、(c)、(d)そ
れぞれが画像を間引いて表示していることを意味する。
本発明の実施の形態の伝送装置ではフル階調でかつ全画
素の画像データを伝送するだけの帯域はない(NTSC
信号クラスであれば全データを送信できる)。そこで、
図109のように間引いて伝送する。そのためには、本
発明の実施の形態の伝送装置の表示パネル部を図82の
ように構成すればよい。つまり、画像データの転送は、
まず図109(a)に該当するデータを送出し、次に図
109(b)、図109(c)、図109(d)を順次
伝送する。
【0462】図84は本発明の実施の形態の伝送回路の
ブロック図である。ビデオレコーダ、CSチューナなど
の映像信号源841からの映像信号はデータ分離回路8
42に入力される。
ブロック図である。ビデオレコーダ、CSチューナなど
の映像信号源841からの映像信号はデータ分離回路8
42に入力される。
【0463】映像信号源841からの信号はデータ分離
回路842に入力され、8bitのデジタル信号化され
る。デジタル信号は上位bitから以下bitに分解さ
れてメモリ843に入力される。エンコード回路844
はメモリ843からデータを読み出し、シリアルデータ
に変換する。その際、上位bitは多く伝送し、下位b
itは少し伝送するように重みづけ処理が行われる。な
お、メモリ843は8bitの各bitに対応するよう
に8個用いればデータ処理が容易となる。
回路842に入力され、8bitのデジタル信号化され
る。デジタル信号は上位bitから以下bitに分解さ
れてメモリ843に入力される。エンコード回路844
はメモリ843からデータを読み出し、シリアルデータ
に変換する。その際、上位bitは多く伝送し、下位b
itは少し伝送するように重みづけ処理が行われる。な
お、メモリ843は8bitの各bitに対応するよう
に8個用いればデータ処理が容易となる。
【0464】シリアルデータはLEDドライバ711で
増幅されてこの増幅された信号により発光ダイオード7
12が駆動され、データは赤外線光のパルス列201と
なって空間を伝送される。
増幅されてこの増幅された信号により発光ダイオード7
12が駆動され、データは赤外線光のパルス列201と
なって空間を伝送される。
【0465】空間を伝送された光201は受光アンプ7
14で光−電気変換される。光−電気変換された光は受
光アンプで増幅処理されてデコード回路845に入力さ
れる。これらの光−電気変換等に関する事項は図71か
ら図78で詳しく説明をした。
14で光−電気変換される。光−電気変換された光は受
光アンプで増幅処理されてデコード回路845に入力さ
れる。これらの光−電気変換等に関する事項は図71か
ら図78で詳しく説明をした。
【0466】デコード回路845は上位bit、下位b
itを解読し、メモリ483に順次、格納する。メモリ
は上位bit、下位bitに対応するように8個用いれ
ばデータ処理が容易となる。
itを解読し、メモリ483に順次、格納する。メモリ
は上位bit、下位bitに対応するように8個用いれ
ばデータ処理が容易となる。
【0467】データ合成回路846はメモリ843から
データ読み込み、8bitのデータに組み立てて映像信
号を再生する。この再生した映像信号はD/A変換され
て、アナログのImage(信号)となる。
データ読み込み、8bitのデータに組み立てて映像信
号を再生する。この再生した映像信号はD/A変換され
て、アナログのImage(信号)となる。
【0468】なお、図84においてclock1はソー
スドライバ回路41aへのクック入力端子、Image
1はソースドライバ41aへの映像信号入力端子、EN
ABL1はソースドライバ回路41aの出力端子をイネ
ーブル/ディセーブルに切り換える端子、clock2
はソースドライバ回路41bへのクロック入力端子、I
mage2はソースドライバ41bへの映像信号入力端
子、ENABL2はソースドライバ回路41bの出力端
子をイネーブル/ディセーブルに切り換える端子であ
る。
スドライバ回路41aへのクック入力端子、Image
1はソースドライバ41aへの映像信号入力端子、EN
ABL1はソースドライバ回路41aの出力端子をイネ
ーブル/ディセーブルに切り換える端子、clock2
はソースドライバ回路41bへのクロック入力端子、I
mage2はソースドライバ41bへの映像信号入力端
子、ENABL2はソースドライバ回路41bの出力端
子をイネーブル/ディセーブルに切り換える端子であ
る。
【0469】データ合成回路846は、ソースドライバ
回路を動作させるときはclock1,Image1,
ENABL1端子を操作し、ソースドライバ回路41b
を動作させるときはclock2,Image2,EN
ABL1端子を操作する。このようにclock端子等
を操作することにより図109の表示状態を容易に実現
できる。また、図6の駆動方法を実施することも容易で
ある。
回路を動作させるときはclock1,Image1,
ENABL1端子を操作し、ソースドライバ回路41b
を動作させるときはclock2,Image2,EN
ABL1端子を操作する。このようにclock端子等
を操作することにより図109の表示状態を容易に実現
できる。また、図6の駆動方法を実施することも容易で
ある。
【0470】LED712から放射される光を効率よく
伝送するのには光学系が重要である。LED712から
の出力を大きくし、また指向性も狭くする必要がある。
伝送するのには光学系が重要である。LED712から
の出力を大きくし、また指向性も狭くする必要がある。
【0471】本発明の実施の形態では図85に示す光学
系を用いている。なお、図85(a)は図85(b)の
AA’線での断面図である。LED712はマトリック
ス状に配置する。LED712はフレネルレンズ851
の実質上焦点位置に配置される。LED712を複数個
用い、かつ小型のフレネルレンズでも対応するように複
数個用いることにより光学系の厚みtを薄くすることが
できる(図85(a)参照)。
系を用いている。なお、図85(a)は図85(b)の
AA’線での断面図である。LED712はマトリック
ス状に配置する。LED712はフレネルレンズ851
の実質上焦点位置に配置される。LED712を複数個
用い、かつ小型のフレネルレンズでも対応するように複
数個用いることにより光学系の厚みtを薄くすることが
できる(図85(a)参照)。
【0472】図85ではLED712は正方格子状にマ
トリックス状に配置しているが、これに限定するもので
はなく、六角形格子状あるいは三角形格子状に配置して
もよい。
トリックス状に配置しているが、これに限定するもので
はなく、六角形格子状あるいは三角形格子状に配置して
もよい。
【0473】フレネルレンズ851は平面をLED71
2側に向けて、正弦条件を良好なものとしている。ま
た、フレネルレンズ851は外光の影響等を避ける為、
着色してもよい。
2側に向けて、正弦条件を良好なものとしている。ま
た、フレネルレンズ851は外光の影響等を避ける為、
着色してもよい。
【0474】フレネルレンズの直径をd、フレネルレン
ズの焦点距離をfとすると0.5≦d/f≦1.5の条
件を満足させることが良く、さらに好ましくは0.8≦
d/f≦1.2の条件を満足させることが好ましい。
ズの焦点距離をfとすると0.5≦d/f≦1.5の条
件を満足させることが良く、さらに好ましくは0.8≦
d/f≦1.2の条件を満足させることが好ましい。
【0475】LED712が取りつけられた板853と
レンズ基板852との間隔は保持部854で規定されて
いる。この保持部854の長さをネジなどにより可変で
きるように構成しておけば、レンズ851から出射する
光の指向性を変化させることができ好ましい。
レンズ基板852との間隔は保持部854で規定されて
いる。この保持部854の長さをネジなどにより可変で
きるように構成しておけば、レンズ851から出射する
光の指向性を変化させることができ好ましい。
【0476】LED712から出射した赤外線光は、レ
ンズ851で実質上平行光に変換される。したがって、
受信点では、すべてのLED712からの光が重なった
状態となり、指向性が狭い。そのため、LED712か
らの光を長距離減衰することなく伝送できる。
ンズ851で実質上平行光に変換される。したがって、
受信点では、すべてのLED712からの光が重なった
状態となり、指向性が狭い。そのため、LED712か
らの光を長距離減衰することなく伝送できる。
【0477】なお、フレネルレンズ851は非球面レン
ズを用いることが好ましい。レンズ851はフレネルレ
ンズに限定するものではなく、通常の凸レンズでもよ
く、また、反射面鏡(放物面鏡)に置き換えてもよい。
ズを用いることが好ましい。レンズ851はフレネルレ
ンズに限定するものではなく、通常の凸レンズでもよ
く、また、反射面鏡(放物面鏡)に置き換えてもよい。
【0478】反射面鏡は図86(a)に示すように平面
状の反射面鏡442にしてもよい。フレネル状の反射鏡
442はフタ445に取りつけられている。フタ445
はベース861の支点446で回転できるように構成さ
れている。したがって、図86(b)のように傾けるこ
とができる。そのため、収納が容易である。当然のこと
ながらフレネルレンズは送信側だけでなく、受信側にも
用いてよいことは言うまでもない。
状の反射面鏡442にしてもよい。フレネル状の反射鏡
442はフタ445に取りつけられている。フタ445
はベース861の支点446で回転できるように構成さ
れている。したがって、図86(b)のように傾けるこ
とができる。そのため、収納が容易である。当然のこと
ながらフレネルレンズは送信側だけでなく、受信側にも
用いてよいことは言うまでもない。
【0479】また、フレネルレンズ状に限定するもので
はなく、図86に示すようにパラボラ445であっても
よい。LED712とパラボラ445aとは一体化され
ており、支点446aを中心として回転できるように構
成されている。一方ホトセンサ713もパラボラ445
bと一体化されており、支点446bを中心として回転
できるように構成されている。したがって支点446を
回転させることにより、受信方向と送信方向とを容易に
一致させることができる。
はなく、図86に示すようにパラボラ445であっても
よい。LED712とパラボラ445aとは一体化され
ており、支点446aを中心として回転できるように構
成されている。一方ホトセンサ713もパラボラ445
bと一体化されており、支点446bを中心として回転
できるように構成されている。したがって支点446を
回転させることにより、受信方向と送信方向とを容易に
一致させることができる。
【0480】なお、図86、図87ではLED712、
ホトセンサ713は1個のように図示しているが、これ
に限定するものではなく、図85のように複数のLED
等を用いるように構成してもよいことは言うまでもな
い。
ホトセンサ713は1個のように図示しているが、これ
に限定するものではなく、図85のように複数のLED
等を用いるように構成してもよいことは言うまでもな
い。
【0481】ホトセンサ(フォトダイオード)713か
らの出力は蛍光アンプ714で増幅される。増幅された
信号は2つの信号に分割される。そのうち1つの信号は
周波数変調回路871に入力され、周波数変調される。
変調された信号はスピーカ872に入力される。したが
って受光アンプ714の受信状態を音声により確認する
ことができる。使用者はスピーカ872からの音を聞き
ながら、送受信状態を良好になるようにパラボラ445
の角度/方向を調整する。
らの出力は蛍光アンプ714で増幅される。増幅された
信号は2つの信号に分割される。そのうち1つの信号は
周波数変調回路871に入力され、周波数変調される。
変調された信号はスピーカ872に入力される。したが
って受光アンプ714の受信状態を音声により確認する
ことができる。使用者はスピーカ872からの音を聞き
ながら、送受信状態を良好になるようにパラボラ445
の角度/方向を調整する。
【0482】図88は1つの表示パネルの表示領域35
3を353a,353bに分離し、表示領域353aは
ゲートドライバ351aおよびソースドライバ41aで
表示させ、表示領域353bはゲートドライバ351b
およびソースドライバ41bで表示させる構成である。
横長の表示領域353を縦長の表示領域353aと35
3bで表示する。また、走査方向は横方向である。
3を353a,353bに分離し、表示領域353aは
ゲートドライバ351aおよびソースドライバ41aで
表示させ、表示領域353bはゲートドライバ351b
およびソースドライバ41bで表示させる構成である。
横長の表示領域353を縦長の表示領域353aと35
3bで表示する。また、走査方向は横方向である。
【0483】図88等に示す送信回路881は2つの発
光素子712a,712bを有する。また、発光素子7
12の前面には偏光手段(偏光子)10が配置され、偏
光手段10aと10bの偏光方向は直交している。した
がって、赤外光201aと201bとは互いに偏光方向
が90度異なる偏光である。
光素子712a,712bを有する。また、発光素子7
12の前面には偏光手段(偏光子)10が配置され、偏
光手段10aと10bの偏光方向は直交している。した
がって、赤外光201aと201bとは互いに偏光方向
が90度異なる偏光である。
【0484】偏光の赤外光201は受信側へ伝送され、
検光子10により偏光201aと201bとは分離され
て受光素子713aと713bに入力される。受光素子
713aの出力はアンプ714a介して、受信回路88
2aに入力される。また、制御回路352aはゲートド
ライバおよびソースドライバ41bを制御するととも
に、映像信号をソースドライバ41bに印加することに
より表示領域353bに画像を表示する。また、制御回
路352bはゲートドライバ351aおよびソースドラ
イバ41aを制御するとともに、映像信号をソースドラ
イバ41aに印加することにより表示領域353aに画
像を表示する。
検光子10により偏光201aと201bとは分離され
て受光素子713aと713bに入力される。受光素子
713aの出力はアンプ714a介して、受信回路88
2aに入力される。また、制御回路352aはゲートド
ライバおよびソースドライバ41bを制御するととも
に、映像信号をソースドライバ41bに印加することに
より表示領域353bに画像を表示する。また、制御回
路352bはゲートドライバ351aおよびソースドラ
イバ41aを制御するとともに、映像信号をソースドラ
イバ41aに印加することにより表示領域353aに画
像を表示する。
【0485】本構成によれば画面を2分割し、かつ2つ
の発光素子712で画像データを伝送するため、伝送レ
ートが高く、表示品位も高くできる。発光素子712が
1個の場合でも、受光素子712a,712bの出力を
スイッチャー(切り替え手段(図示せず))を用いて受
信回路882aと882bとを切り換えて交互に印加す
ることができる。この場合の伝送レートは先の1/2と
なるが、表示画面353aと353bとを選択的にある
いは全体的に表示することにより実用上は十分である。
また、ウィンドウズ表示のように画面の左側と右側に別
々の画像を表示している場合は、左または右画面だけを
書きかえればよいので、このような用途に本発明は適す
る。なお、図88では画面を縦長にしたとしたが、これ
に限定するものではなく、表示画面に353aと353
bを左右にならべて横長としてもよい。
の発光素子712で画像データを伝送するため、伝送レ
ートが高く、表示品位も高くできる。発光素子712が
1個の場合でも、受光素子712a,712bの出力を
スイッチャー(切り替え手段(図示せず))を用いて受
信回路882aと882bとを切り換えて交互に印加す
ることができる。この場合の伝送レートは先の1/2と
なるが、表示画面353aと353bとを選択的にある
いは全体的に表示することにより実用上は十分である。
また、ウィンドウズ表示のように画面の左側と右側に別
々の画像を表示している場合は、左または右画面だけを
書きかえればよいので、このような用途に本発明は適す
る。なお、図88では画面を縦長にしたとしたが、これ
に限定するものではなく、表示画面に353aと353
bを左右にならべて横長としてもよい。
【0486】先にも述べたが、偏光子10a,10bの
出力側に位相板(図示せず)を配置し、赤外光201を
円偏光あるいはだ円偏光としてもよい。この場合は検光
子10c,10dの入射側に円偏光またはだ円偏光を直
線偏光にもどすための位相板(図示せず)を配置する。
円偏光またはだ円偏光で伝送することにより、赤外線2
01aと201bで混信することが少なく、また外乱に
みだされることが少なくなる。
出力側に位相板(図示せず)を配置し、赤外光201を
円偏光あるいはだ円偏光としてもよい。この場合は検光
子10c,10dの入射側に円偏光またはだ円偏光を直
線偏光にもどすための位相板(図示せず)を配置する。
円偏光またはだ円偏光で伝送することにより、赤外線2
01aと201bで混信することが少なく、また外乱に
みだされることが少なくなる。
【0487】また、表示画面353aと353bの裏面
にバックライトを配置し、一方の表示画面353を書き
かえている時は、他方の表示画面353下のバックライ
トを点灯するという表示方法を実施すれば、動画ボケを
改善できる。また、完全に画面を書きかえてから表示す
るので、観察者に画面を見やすくすることができる。ま
た、図33の表示方法の実施あるいは組み合わせが容易
となるという効果が発揮される。
にバックライトを配置し、一方の表示画面353を書き
かえている時は、他方の表示画面353下のバックライ
トを点灯するという表示方法を実施すれば、動画ボケを
改善できる。また、完全に画面を書きかえてから表示す
るので、観察者に画面を見やすくすることができる。ま
た、図33の表示方法の実施あるいは組み合わせが容易
となるという効果が発揮される。
【0488】図89は、表示装置の奇数番目のゲート信
号線24をゲートドライバ351aに接続し、偶数番目
のゲート信号線24をゲートドライバ351bに接続
し、奇数番目のソース信号線25をソースドライバ41
aに接続し、偶数番目のソース信号線41をソースドラ
イバ41bに接続した例である。
号線24をゲートドライバ351aに接続し、偶数番目
のゲート信号線24をゲートドライバ351bに接続
し、奇数番目のソース信号線25をソースドライバ41
aに接続し、偶数番目のソース信号線41をソースドラ
イバ41bに接続した例である。
【0489】受信回路882aが制御回路352aを制
御することにより、図109(c)もしくは図109
(d)に示す斜線部の画素を書き換えることができる。
また、受信回路882bが制御回路352bと制御する
ことにより、図1099(a)もしくは図109(b)
に示す斜線部の画素を容易に書き換えることができる。
御することにより、図109(c)もしくは図109
(d)に示す斜線部の画素を書き換えることができる。
また、受信回路882bが制御回路352bと制御する
ことにより、図1099(a)もしくは図109(b)
に示す斜線部の画素を容易に書き換えることができる。
【0490】以上のように2つの受光素子712a,7
12bを用いることにより、表示領域353の画素を選
択して書き換えることができる。書き換えが必要な個々
の画素を自由に書き換えることができる。このように画
素の書き換えが容易に行えるのは、ゲート信号線24を
交互に引き出し、隣接するゲート信号線24を異なるゲ
ートドライバ回路24に接続しているからである。また
1本のソース信号線25の両端に異なるソースドライバ
回路41に接続したためである。
12bを用いることにより、表示領域353の画素を選
択して書き換えることができる。書き換えが必要な個々
の画素を自由に書き換えることができる。このように画
素の書き換えが容易に行えるのは、ゲート信号線24を
交互に引き出し、隣接するゲート信号線24を異なるゲ
ートドライバ回路24に接続しているからである。また
1本のソース信号線25の両端に異なるソースドライバ
回路41に接続したためである。
【0491】以上の実施の形態は表示領域353を書き
換える画素を選択して行うものであった。以後の表示装
置、表示方法、光伝送方法は画素サイズが異なる表示装
置を用いて最適な表示方法、光伝送方法を実現するもの
である。なお、表示装置は液晶表示装置を例にあげて説
明しているが、PDP,EL,TI社が開発しているD
MD(デジタルマイクロミラーデバイス)あるいはDL
P(デジタルライトプロセッシング)あるいは大宇社の
TMA,JVC,D−ILA等のドットマトリックス表
示装置であれば、いずれでもよく、また、CRT等でも
本願発明の表示方法および伝送方法等を適用することが
できる。以下の実施の形態においても同様である。
換える画素を選択して行うものであった。以後の表示装
置、表示方法、光伝送方法は画素サイズが異なる表示装
置を用いて最適な表示方法、光伝送方法を実現するもの
である。なお、表示装置は液晶表示装置を例にあげて説
明しているが、PDP,EL,TI社が開発しているD
MD(デジタルマイクロミラーデバイス)あるいはDL
P(デジタルライトプロセッシング)あるいは大宇社の
TMA,JVC,D−ILA等のドットマトリックス表
示装置であれば、いずれでもよく、また、CRT等でも
本願発明の表示方法および伝送方法等を適用することが
できる。以下の実施の形態においても同様である。
【0492】図90は表示装置の表示領域353を示し
ている。表示領域353aは高密度で画素が形成された
領域(高精細)であり、表示領域353b,353c,
353dは表示領域353aよりも荒い密度で画素が形
成された領域(低詳細)である。
ている。表示領域353aは高密度で画素が形成された
領域(高精細)であり、表示領域353b,353c,
353dは表示領域353aよりも荒い密度で画素が形
成された領域(低詳細)である。
【0493】図90の構成は、より具体的には図91の
ように構成される。画素835aは図90(b)の表示
領域353aの部分であり、微細な画素が形成されてい
る。一方、画素835bと画素835cは表示領域35
3b,353cに形成されたものであり、横長の画素形
状である。画素835aはt1であり、画素835b,
835cはt2である。また、t2はt1に対し、整数
倍の大きさとする。ここでは説明の便宜上、t2=2t
1としている。もちろん整数倍の方が好ましいが、1.
2t1≦t2≦3.0t1の範囲であればよい。
ように構成される。画素835aは図90(b)の表示
領域353aの部分であり、微細な画素が形成されてい
る。一方、画素835bと画素835cは表示領域35
3b,353cに形成されたものであり、横長の画素形
状である。画素835aはt1であり、画素835b,
835cはt2である。また、t2はt1に対し、整数
倍の大きさとする。ここでは説明の便宜上、t2=2t
1としている。もちろん整数倍の方が好ましいが、1.
2t1≦t2≦3.0t1の範囲であればよい。
【0494】このように画面の端の領域で画素を荒く
し、中央部で細かくするのは、人間の眼は画面の中央部
で解像度が高いが、画面の周辺部は視認性が低く、ま
た、解像度が低くても実用上支障がないからである。な
お、各図面では一部の画素にしかTFT91等を図示し
ていないが、各画素には少なくとも1つ以上のTFT等
のスイッチング素子が形成もしくは配置されている。
し、中央部で細かくするのは、人間の眼は画面の中央部
で解像度が高いが、画面の周辺部は視認性が低く、ま
た、解像度が低くても実用上支障がないからである。な
お、各図面では一部の画素にしかTFT91等を図示し
ていないが、各画素には少なくとも1つ以上のTFT等
のスイッチング素子が形成もしくは配置されている。
【0495】ソースドライバ回路41はシリコンチップ
のドライバ回路(ドライブIC)をガラスオンチップ
(COG)技術で積載されるか、もしくは高温ポリシリ
コン技術、低温ポリシリコン技術等で表示画面を形成す
る基板に直接形成される。ソースドライバ回路41aは
表示画面の周辺部から中央部まで等ピッチでソース信号
線25と接続される。ソースドライバ回路41aと接続
されたソース信号線25とソースドライバ回路41bが
接続されたソース信号線25とは千鳥(くし状)に配置
された構成となっている。
のドライバ回路(ドライブIC)をガラスオンチップ
(COG)技術で積載されるか、もしくは高温ポリシリ
コン技術、低温ポリシリコン技術等で表示画面を形成す
る基板に直接形成される。ソースドライバ回路41aは
表示画面の周辺部から中央部まで等ピッチでソース信号
線25と接続される。ソースドライバ回路41aと接続
されたソース信号線25とソースドライバ回路41bが
接続されたソース信号線25とは千鳥(くし状)に配置
された構成となっている。
【0496】ソースドライバ回路41aは、表示領域3
53の周辺部ではすべてのソース信号線25と接続さ
れ、表示領域353の中央部では一本とばしごとにソー
ス信号線25と接続されている。一方、ソースドライブ
回路41bは表示領域353の中央部のソース信号線4
1と一本とばしごとに接続されている。
53の周辺部ではすべてのソース信号線25と接続さ
れ、表示領域353の中央部では一本とばしごとにソー
ス信号線25と接続されている。一方、ソースドライブ
回路41bは表示領域353の中央部のソース信号線4
1と一本とばしごとに接続されている。
【0497】ソースドライバ回路41aとゲートドライ
バ回路351とを動作させれば、画面全体にわたり、解
像度が低い画像を表示することができる。ソースドライ
バ回路41aと41bおよびゲートドライバ回路351
とを動作させれば、表示領域の中央部で高解像度の画像
表示を行うことができる。
バ回路351とを動作させれば、画面全体にわたり、解
像度が低い画像を表示することができる。ソースドライ
バ回路41aと41bおよびゲートドライバ回路351
とを動作させれば、表示領域の中央部で高解像度の画像
表示を行うことができる。
【0498】つまり、本発明の表示パネル(表示装置)
を用いれば、必要に応じて解像度を変更することができ
る。画像データの転送は解像度が低いほど転送レート
(転送データ量)は小さく(少なく)て済む。したがっ
て、本発明の光伝送装置を組み合わせることにより、良
好な表示状態を実現することができる。
を用いれば、必要に応じて解像度を変更することができ
る。画像データの転送は解像度が低いほど転送レート
(転送データ量)は小さく(少なく)て済む。したがっ
て、本発明の光伝送装置を組み合わせることにより、良
好な表示状態を実現することができる。
【0499】また、解像度は解像度が必要な中央部のみ
を向上させているので実用上高解像度表示を実現でき、
また、データ転送量も少なくてすむ。また、動画表示で
は解像度は低くてよいから、ソースドライバ回路41a
のみを動作させ、静止画の場合は、ソースドライバ回路
41aと41bとを動作させる等、応用展開範囲が広が
る。たとえば、必要な解像度を自由に設定できる。
を向上させているので実用上高解像度表示を実現でき、
また、データ転送量も少なくてすむ。また、動画表示で
は解像度は低くてよいから、ソースドライバ回路41a
のみを動作させ、静止画の場合は、ソースドライバ回路
41aと41bとを動作させる等、応用展開範囲が広が
る。たとえば、必要な解像度を自由に設定できる。
【0500】図90(a)の表示を実現するためには、
本発明の実施の形態の図92に示す表示パネル(表示装
置)を用いる。図92等においては、説明を容易にする
ため液晶層18,蓄積容量等を省略し、かわりに画素電
極を図示している。
本発明の実施の形態の図92に示す表示パネル(表示装
置)を用いる。図92等においては、説明を容易にする
ため液晶層18,蓄積容量等を省略し、かわりに画素電
極を図示している。
【0501】図92において、画素14bおよび14f
は、図90の表示領域353bに対応し、画素14eは
図90の表示領域353aに、画素14a,14c,1
4g,14iは図90の表示領域14dに対応する。ソ
ースドライバ回路41aおよびソースドライバ回路41
bとソース信号線25との接続状態は図91と同一であ
る。
は、図90の表示領域353bに対応し、画素14eは
図90の表示領域353aに、画素14a,14c,1
4g,14iは図90の表示領域14dに対応する。ソ
ースドライバ回路41aおよびソースドライバ回路41
bとソース信号線25との接続状態は図91と同一であ
る。
【0502】画素電極14a,14c,14g,14i
はゲート信号線24と交差する状態で形成または配置さ
れる。同様に画素電極14b,14hもゲート信号線2
4と交差する状態で形成または配置される。画素電極1
4とゲート信号線24との交差部は絶縁膜(図示せず)
で絶縁されている。また、ゲート信号線24と画素電極
14との交差部で蓄積容量が形成されている。この蓄積
容量は画素サイズが大きいほど大きい。このことは、図
92の画素電極14aとゲート信号線24との重なり面
積と、画素電極14bとゲート信号線24との重なり面
積をみれば明らかであろう。当然のことながら、別途、
蓄積容量を設ければよい。アレイの構成は前段ゲート方
式でも共通電極方式のいずれでもよい。
はゲート信号線24と交差する状態で形成または配置さ
れる。同様に画素電極14b,14hもゲート信号線2
4と交差する状態で形成または配置される。画素電極1
4とゲート信号線24との交差部は絶縁膜(図示せず)
で絶縁されている。また、ゲート信号線24と画素電極
14との交差部で蓄積容量が形成されている。この蓄積
容量は画素サイズが大きいほど大きい。このことは、図
92の画素電極14aとゲート信号線24との重なり面
積と、画素電極14bとゲート信号線24との重なり面
積をみれば明らかであろう。当然のことながら、別途、
蓄積容量を設ければよい。アレイの構成は前段ゲート方
式でも共通電極方式のいずれでもよい。
【0503】図92の如く構成すれば、一番解像度が必
要な表示領域353の中央部の画素サイズを小さくし、
表示領域353の周辺部、特に対角部で解像度を低くで
きる。そのため、光伝送装置による一画面を形成するデ
ータ転送量を少なくできる。
要な表示領域353の中央部の画素サイズを小さくし、
表示領域353の周辺部、特に対角部で解像度を低くで
きる。そのため、光伝送装置による一画面を形成するデ
ータ転送量を少なくできる。
【0504】画素電極14とTFT91との配置方法
(配置構成)は多種多様な構成を考えることができる。
図92の表示領域353の中央部の画素14eを図93
(a)とすると、図92の周辺部の画素14dは図93
(b)のように構成(配置)すればよい。また、図93
(c)のように一つの画素電極14cに2つのスイッチ
ング素子としてのTFT91等を形成してもよい。2つ
のTFTを形成することにより一方のTFT91が不良
であっても点欠陥となることはない。
(配置構成)は多種多様な構成を考えることができる。
図92の表示領域353の中央部の画素14eを図93
(a)とすると、図92の周辺部の画素14dは図93
(b)のように構成(配置)すればよい。また、図93
(c)のように一つの画素電極14cに2つのスイッチ
ング素子としてのTFT91等を形成してもよい。2つ
のTFTを形成することにより一方のTFT91が不良
であっても点欠陥となることはない。
【0505】図92の画素14bは図94(a)のよう
に構成(配置)してもよい。図93(c)と同様に1つ
の画素電極14に2つのTFT91を接続することによ
り、点欠陥の発生を大幅に抑制することができる。ま
た、図93(c)の構成は図94(b)の構成としても
よい。図92の画素14aは図94(c)の構成(配
置)としてもよい。1つの画素電極14に複数のTFT
91を取りつけることにより、画素欠陥の発生を抑制で
きる。
に構成(配置)してもよい。図93(c)と同様に1つ
の画素電極14に2つのTFT91を接続することによ
り、点欠陥の発生を大幅に抑制することができる。ま
た、図93(c)の構成は図94(b)の構成としても
よい。図92の画素14aは図94(c)の構成(配
置)としてもよい。1つの画素電極14に複数のTFT
91を取りつけることにより、画素欠陥の発生を抑制で
きる。
【0506】図94ではソース信号線25を等ピッチで
形成し、ゲート信号線24とソース信号線25との交点
にTFT91を形成している。画素サイズを変化させる
のは画素電極14の形成および構成で行っている。これ
らの構成では、製造プロセスにおいて従来のTFTアレ
イ11のプロセスにおいて、画素電極14のマスクの変
更のみでよい。したがって、製造しやすい。
形成し、ゲート信号線24とソース信号線25との交点
にTFT91を形成している。画素サイズを変化させる
のは画素電極14の形成および構成で行っている。これ
らの構成では、製造プロセスにおいて従来のTFTアレ
イ11のプロセスにおいて、画素電極14のマスクの変
更のみでよい。したがって、製造しやすい。
【0507】なお、表示パネルは透過方式(画素電極1
4が透明電極),反射電極(画素電極が金属等からなる
反射電極),半透過方式(反射電極の一部が光透過でき
るようになっているもの(図11等参照)のいずれでも
適用できる。
4が透明電極),反射電極(画素電極が金属等からなる
反射電極),半透過方式(反射電極の一部が光透過でき
るようになっているもの(図11等参照)のいずれでも
適用できる。
【0508】以上の構成は、本発明の実施の形態の表示
装置において、必要な部分(表示領域353の中央部
等)の解像度をたかめることにより、実用上十分な解像
度を得るとともに、光伝送装置を組み合わせたとき、デ
ータ転送量を減すものであった。また、画像データとし
て、R,G,Bのデータを伝送し、これを表示するもの
であった。次の実施の形態は、輝度と色信号を伝送し、
カラー表示を行う表示装置および光伝送方法に関するも
のである。
装置において、必要な部分(表示領域353の中央部
等)の解像度をたかめることにより、実用上十分な解像
度を得るとともに、光伝送装置を組み合わせたとき、デ
ータ転送量を減すものであった。また、画像データとし
て、R,G,Bのデータを伝送し、これを表示するもの
であった。次の実施の形態は、輝度と色信号を伝送し、
カラー表示を行う表示装置および光伝送方法に関するも
のである。
【0509】図95において、表示パネル31aは色
(赤,緑,青)を表示する液晶表示パネルである。つま
り、表示領域353には色信号が表示される。表示パネ
ル31bは白黒つまり、輝度を表示する液晶表示パネル
である。
(赤,緑,青)を表示する液晶表示パネルである。つま
り、表示領域353には色信号が表示される。表示パネ
ル31bは白黒つまり、輝度を表示する液晶表示パネル
である。
【0510】受信回路882はY,U,Vの映像データ
を受信し、色画像データと輝度画像データを作成し、色
画素データはD/A変換器951a,951b,951
cを介して表示パネル31aに印加し、輝度画像データ
は、D/A変換器951dを介して表示パネル31bに
印加される。
を受信し、色画像データと輝度画像データを作成し、色
画素データはD/A変換器951a,951b,951
cを介して表示パネル31aに印加し、輝度画像データ
は、D/A変換器951dを介して表示パネル31bに
印加される。
【0511】表示パネル31aと31bは、重なるよう
に配置される。表示パネル31aの光入射側には偏光子
としての偏光板が配置され、表示パネル31aの光入射
側には表示パネル31bの検光子としての偏光板が配置
される。表示パネル31bの光出射側には検光子として
の偏光板が配置される。表示パネル31aと31bとは
光結合剤を用いてはりあわせることにより空気との界面
が減少し、光透過率が高くなる。
に配置される。表示パネル31aの光入射側には偏光子
としての偏光板が配置され、表示パネル31aの光入射
側には表示パネル31bの検光子としての偏光板が配置
される。表示パネル31bの光出射側には検光子として
の偏光板が配置される。表示パネル31aと31bとは
光結合剤を用いてはりあわせることにより空気との界面
が減少し、光透過率が高くなる。
【0512】液晶層18としてコレステリック液晶,ツ
イストネマティック(TN)液晶、スーパーツイストネ
マテック(STN)液晶、強誘電液晶、高分子分散液
晶、スメクティック液晶、ECBモード、OCBモード
液晶等のいずれのものでもよいことは言うまでもない。
また、表示パネル31は液晶表示パネルの他、プラズマ
アドレス液晶表示パネル、PDP、EL表示などでもよ
い。また、光変調層18が偏光変調方式でない場合は、
偏光板10は必要でない。
イストネマティック(TN)液晶、スーパーツイストネ
マテック(STN)液晶、強誘電液晶、高分子分散液
晶、スメクティック液晶、ECBモード、OCBモード
液晶等のいずれのものでもよいことは言うまでもない。
また、表示パネル31は液晶表示パネルの他、プラズマ
アドレス液晶表示パネル、PDP、EL表示などでもよ
い。また、光変調層18が偏光変調方式でない場合は、
偏光板10は必要でない。
【0513】光変調層18aは色信号を変調し、光変調
層18bは輝度信号を変調する。したがって、表示パネ
ルの観察者には輝度信号と色信号が重なって見えるか
ら、カラー表示を実現できる。この方式は、R,G,B
の3枚の表示パネルを用いる方式に比較して、色信号用
と輝度信号用の2枚の表示パネルでよいから、表示パネ
ルの枚数を少なくでき、低コスト化を実現できる。
層18bは輝度信号を変調する。したがって、表示パネ
ルの観察者には輝度信号と色信号が重なって見えるか
ら、カラー表示を実現できる。この方式は、R,G,B
の3枚の表示パネルを用いる方式に比較して、色信号用
と輝度信号用の2枚の表示パネルでよいから、表示パネ
ルの枚数を少なくでき、低コスト化を実現できる。
【0514】以下、図面を参照しながら、さらに詳し
く、特に低レートでデータを受信し、画像を表示するの
に適した本発明の実施の形態の表示パネル(表示装置)
について説明する。この低いレートでデータを受信する
表示装置とは、具体的にはカラー表示ディスプレイを持
つ携帯電話などを想定している。あるいは、光リンクの
パーソナルコンピュータ,形態情報端末を想定してい
る。
く、特に低レートでデータを受信し、画像を表示するの
に適した本発明の実施の形態の表示パネル(表示装置)
について説明する。この低いレートでデータを受信する
表示装置とは、具体的にはカラー表示ディスプレイを持
つ携帯電話などを想定している。あるいは、光リンクの
パーソナルコンピュータ,形態情報端末を想定してい
る。
【0515】図109で説明した表示を実現するには、
図96のように構成することも有効である。ゲートドラ
イバ351aが奇数番目のゲート信号線24と接続さ
れ、ゲートドライバ351bが偶数番目のゲート信号線
24と接続される。また、ソースドライバ41aが奇数
番目のソース信号線25と接続され、ソースドライバ4
1bが偶数番目のソース信号線25と接続される。
図96のように構成することも有効である。ゲートドラ
イバ351aが奇数番目のゲート信号線24と接続さ
れ、ゲートドライバ351bが偶数番目のゲート信号線
24と接続される。また、ソースドライバ41aが奇数
番目のソース信号線25と接続され、ソースドライバ4
1bが偶数番目のソース信号線25と接続される。
【0516】図109(a)の斜線部(図96の液晶1
8a)に電圧を印加するには、ゲートドライバ351a
とソースドライバ41aを動作させればよい。図109
(b)の斜線部(図96の液晶層18b)に電圧を印加
するには、ゲートドライバ351aとソースドライバ4
1bを動作させればよい。図109(c)の斜線部(図
96の液晶層18c)に電圧を印加するには、ゲートド
ライバ351bとソースドライバ41aを動作させれば
よい。図109(d)の斜線部(図96の液晶層18
d)に電圧を印加するには、ゲートドライバ351bと
ソースドライバ41bを動作させればよい。
8a)に電圧を印加するには、ゲートドライバ351a
とソースドライバ41aを動作させればよい。図109
(b)の斜線部(図96の液晶層18b)に電圧を印加
するには、ゲートドライバ351aとソースドライバ4
1bを動作させればよい。図109(c)の斜線部(図
96の液晶層18c)に電圧を印加するには、ゲートド
ライバ351bとソースドライバ41aを動作させれば
よい。図109(d)の斜線部(図96の液晶層18
d)に電圧を印加するには、ゲートドライバ351bと
ソースドライバ41bを動作させればよい。
【0517】以上のように、各画素はそれぞれのゲート
ドライバ351とソースドライバ41を動作させること
により容易に書きかえることができる。このことから、
送られてきたデータデコードし、うまく制御することに
より該当画素電極にうまく書き込むことができるのであ
る。
ドライバ351とソースドライバ41を動作させること
により容易に書きかえることができる。このことから、
送られてきたデータデコードし、うまく制御することに
より該当画素電極にうまく書き込むことができるのであ
る。
【0518】ここで、一画面のデータが図97のように
表される場合について考えてみる。図97では横軸(画
素行方向)にn個(1≦n≦j)の画素電極が配置さ
れ、縦軸(画素列方向)にm個(1≦m≦j)の画素電
極が配置されていることを示している。つまり、この表
示パネルの画素数はi×j個である。
表される場合について考えてみる。図97では横軸(画
素行方向)にn個(1≦n≦j)の画素電極が配置さ
れ、縦軸(画素列方向)にm個(1≦m≦j)の画素電
極が配置されていることを示している。つまり、この表
示パネルの画素数はi×j個である。
【0519】図97において、データD11は図96の液
晶層18aに印加するデータとする。データD12は液晶
層18bに、データD21は液晶層18cに、データD22
は液晶層18dに印加するデータとする。
晶層18aに印加するデータとする。データD12は液晶
層18bに、データD21は液晶層18cに、データD22
は液晶層18dに印加するデータとする。
【0520】また、図98は、図6と同様に画素835
に印加する映像信号の極性を図示したものである。図9
8(a)は、第1フィールド(フレーム)の状態を示
す。以下、図98(b)は第2フィールド(フレー
ム)、図98(c)は第3フィールド(フレーム)、図
98(d)は第4フィールド(フレーム)の状態を示
す。
に印加する映像信号の極性を図示したものである。図9
8(a)は、第1フィールド(フレーム)の状態を示
す。以下、図98(b)は第2フィールド(フレー
ム)、図98(c)は第3フィールド(フレーム)、図
98(d)は第4フィールド(フレーム)の状態を示
す。
【0521】図98では(a)と(b)では各画素には
同一極性の電圧が印加され、(c)と(d)では各画素
には(a)(b)と逆で極性の電圧が印加されている。
このように複数フィールド(フレーム)にわたり、同一
極性の電圧を画素に印加するのは、画素に接続されたT
FT91の駆動能力を結果として低くしているためであ
る。
同一極性の電圧が印加され、(c)と(d)では各画素
には(a)(b)と逆で極性の電圧が印加されている。
このように複数フィールド(フレーム)にわたり、同一
極性の電圧を画素に印加するのは、画素に接続されたT
FT91の駆動能力を結果として低くしているためであ
る。
【0522】携帯電話等に表示パネルを採用する場合、
最も重要な要件は消費電力である。携帯電話は重量が7
0g以下であり、この限られた重量の中に電池などを積
載する必要がある。したがって、電池の容量は限られて
いる。
最も重要な要件は消費電力である。携帯電話は重量が7
0g以下であり、この限られた重量の中に電池などを積
載する必要がある。したがって、電池の容量は限られて
いる。
【0523】消費電力を低減するにはソースドライバ、
ゲートドライバ等を極力、停止させればよい。また、画
素のTFT91のリークを少なくし、一度書き込んだ電
圧を長時間保持させればよい。一方、携帯電話に送られ
てくるデータの転送レートは低速である。そのため、表
示パネルはデータが送られてきた時のみこのデーを所定
の画素に書き込めばよい。その他の期間はソースドライ
バ等を停止させる。
ゲートドライバ等を極力、停止させればよい。また、画
素のTFT91のリークを少なくし、一度書き込んだ電
圧を長時間保持させればよい。一方、携帯電話に送られ
てくるデータの転送レートは低速である。そのため、表
示パネルはデータが送られてきた時のみこのデーを所定
の画素に書き込めばよい。その他の期間はソースドライ
バ等を停止させる。
【0524】画素のTFT91のリークを少なくするた
めには、TFTのW(チャンネル幅)/L(チャンネル
長)を小さくすることが効果的である。また、TFT9
1を2個直列に接続してもよい。2個接続するとLは2
倍となる。つまり、チャンネル幅(W)に比較してチャ
ンネル長(L)を長くするのである。しかし、このよう
にW/Lを小さくすると、TFT91の駆動能力も低下
してしまう。W/Lは0.3≦W/L≦0.8の条件を
満足させるとよい。W/Lの値を小さくすると各画素の
TFT91を1回オンしただけでは、十分に画素に所定
の電荷を蓄積できない。
めには、TFTのW(チャンネル幅)/L(チャンネル
長)を小さくすることが効果的である。また、TFT9
1を2個直列に接続してもよい。2個接続するとLは2
倍となる。つまり、チャンネル幅(W)に比較してチャ
ンネル長(L)を長くするのである。しかし、このよう
にW/Lを小さくすると、TFT91の駆動能力も低下
してしまう。W/Lは0.3≦W/L≦0.8の条件を
満足させるとよい。W/Lの値を小さくすると各画素の
TFT91を1回オンしただけでは、十分に画素に所定
の電荷を蓄積できない。
【0525】以上の課題に対応するため、図98に示す
ように、複数のフィールドで同一極性の電圧を印加する
のである。図98(a)(b)では画素の極性は同一極
性であるとともに、各画素に印加される(されている)
データは同一データと考えると理解しやすい。
ように、複数のフィールドで同一極性の電圧を印加する
のである。図98(a)(b)では画素の極性は同一極
性であるとともに、各画素に印加される(されている)
データは同一データと考えると理解しやすい。
【0526】携帯電話等に送られてくる画像データは低
速(低レート)であるから、このデータを一度、携帯電
話のメモリに蓄積する。この蓄積されたデータを図98
(a)〜(d)に示すように順次読みだして表示パネル
31に印加する。この際、同一データを複数回、画素に
書き込むのである。
速(低レート)であるから、このデータを一度、携帯電
話のメモリに蓄積する。この蓄積されたデータを図98
(a)〜(d)に示すように順次読みだして表示パネル
31に印加する。この際、同一データを複数回、画素に
書き込むのである。
【0527】なお、図98では第1フィールド(フレー
ム)等と記載しているが、これはテレビ信号のようなフ
ィールド(フレーム)を意味する場合もあるが、ここで
は、1回テレビ信号のようなフィールド(フレーム)を
意味する場合もあるが、ここでは、1回の走査(1画面
を書きかえる)同期と考えるべきである。また、このフ
ィールド(フレーム)はユーザーが自由に設定できるよ
うにしておくことが好ましい。また、転送されてくる
(送られてくる)データのレートにあわせて、自動的に
変更されるようにしておくことが好ましい。これらの設
定はMPU(マイクロコンピュータ)を用いれば容易に
実現できることは言うまでもない。また、何フィールド
(フレーム)の期間、同一データを画素に書き込むかの
設定も同様にMPUで設定できるようにしておくことが
好ましい。
ム)等と記載しているが、これはテレビ信号のようなフ
ィールド(フレーム)を意味する場合もあるが、ここで
は、1回テレビ信号のようなフィールド(フレーム)を
意味する場合もあるが、ここでは、1回の走査(1画面
を書きかえる)同期と考えるべきである。また、このフ
ィールド(フレーム)はユーザーが自由に設定できるよ
うにしておくことが好ましい。また、転送されてくる
(送られてくる)データのレートにあわせて、自動的に
変更されるようにしておくことが好ましい。これらの設
定はMPU(マイクロコンピュータ)を用いれば容易に
実現できることは言うまでもない。また、何フィールド
(フレーム)の期間、同一データを画素に書き込むかの
設定も同様にMPUで設定できるようにしておくことが
好ましい。
【0528】以上の実施の形態では、複数のフィールド
(フレーム)で各画素に同一データを書き込むとしたが
これに限定するものではなく、1フィールド(フレー
ム)毎に変化させてもよい。ただし、複数のフィールド
(フレーム)で画素に同一極性の電圧を印加する。特に
送られてくるデータがテレビ画像などの場合は、任意の
画素(ある1つの画素に注目すると)に印加される電圧
の振幅値は複数フィールド(フレーム)でほぼ同一であ
る。したがって、複数フィールド(フレーム)にわたり
同一極性の電圧を印加すれば、駆動能力の低いTFT9
1でも複数フィールド後には目標の電圧を画素に書き込
むことができる。
(フレーム)で各画素に同一データを書き込むとしたが
これに限定するものではなく、1フィールド(フレー
ム)毎に変化させてもよい。ただし、複数のフィールド
(フレーム)で画素に同一極性の電圧を印加する。特に
送られてくるデータがテレビ画像などの場合は、任意の
画素(ある1つの画素に注目すると)に印加される電圧
の振幅値は複数フィールド(フレーム)でほぼ同一であ
る。したがって、複数フィールド(フレーム)にわたり
同一極性の電圧を印加すれば、駆動能力の低いTFT9
1でも複数フィールド後には目標の電圧を画素に書き込
むことができる。
【0529】なお、図98において、各フィールド間の
時間は等間隔を意味するものではない。たとえば、図9
8の(a)(b)の動作を行う期間は短時間とし、
(b)から(c)の動作を行までの期間は長時間として
もよい。
時間は等間隔を意味するものではない。たとえば、図9
8の(a)(b)の動作を行う期間は短時間とし、
(b)から(c)の動作を行までの期間は長時間として
もよい。
【0530】また、図98では1画素列に同一極性の電
圧を印加するとしたが、これに限定するものではなく、
1画素行に同一極性の電圧を印加してもよい。図6
(b)のようにドットごとに極性を変化させてもよい。
圧を印加するとしたが、これに限定するものではなく、
1画素行に同一極性の電圧を印加してもよい。図6
(b)のようにドットごとに極性を変化させてもよい。
【0531】図99は図97から送られてくるデータを
用いて擬似インタレース駆動を実現する方法である。擬
似インタレース駆動は2画素行に同一データを書き込
み、第1フィールドと第2フィールドでは書き込み開始
位置を一画素行ずらせる方式である。図99(a)に示
す第1フィールドでは第1と2、第3と第4画素行には
同一画像(データ)が印加され、図99(b)に示す、
第2フィールドでは、第1画素行は第1フィールドと同
一で、第2と3、第4と5画素行には同一画像(デー
タ)が印加されている。
用いて擬似インタレース駆動を実現する方法である。擬
似インタレース駆動は2画素行に同一データを書き込
み、第1フィールドと第2フィールドでは書き込み開始
位置を一画素行ずらせる方式である。図99(a)に示
す第1フィールドでは第1と2、第3と第4画素行には
同一画像(データ)が印加され、図99(b)に示す、
第2フィールドでは、第1画素行は第1フィールドと同
一で、第2と3、第4と5画素行には同一画像(デー
タ)が印加されている。
【0532】擬似インタレース駆動は液晶表示パネルに
動画表示を行うのに適する。この駆動に対応するため、
送信部では、図97に示すメモリイメージから、第1フ
ィールドではm=1,3,5…と奇数行に該当するデー
タを送信し、第2フィールドではm=2,4,6…と、
偶数行に該当するデータを送信する。受信部では受信し
たデータをデコードし、図99の表示を行う。この際、
図98で説明した駆動方法を行うことが好ましいことは
言うまでもない。
動画表示を行うのに適する。この駆動に対応するため、
送信部では、図97に示すメモリイメージから、第1フ
ィールドではm=1,3,5…と奇数行に該当するデー
タを送信し、第2フィールドではm=2,4,6…と、
偶数行に該当するデータを送信する。受信部では受信し
たデータをデコードし、図99の表示を行う。この際、
図98で説明した駆動方法を行うことが好ましいことは
言うまでもない。
【0533】送信されてくるデータが動画像の場合は、
図100の駆動方法を実施する。図99、図100、後
に説明する図102の切り換えは、送信するデータのヘ
ッダ部に記載したり、また、受信部でID処理をするこ
とにより検出して切り換えたりしてもよい。また、ユー
ザーがスイッチを手動で切り換えてもよい。また、図9
9、図100、図102などの表示を、表示画面の部分
ごとに分割して、同時に実施してもよい。また、自動検
出して各部分ごとに最適な表示方法を実施するようにし
てもよい。
図100の駆動方法を実施する。図99、図100、後
に説明する図102の切り換えは、送信するデータのヘ
ッダ部に記載したり、また、受信部でID処理をするこ
とにより検出して切り換えたりしてもよい。また、ユー
ザーがスイッチを手動で切り換えてもよい。また、図9
9、図100、図102などの表示を、表示画面の部分
ごとに分割して、同時に実施してもよい。また、自動検
出して各部分ごとに最適な表示方法を実施するようにし
てもよい。
【0534】動画表示の場合は、ライン補間を行うこと
が好ましい。図100(a)に示す第1フィールド(フ
レーム)では第1画素行と第3画素行から(平均して)
第2画素行の○印のデータを作成する。また、第3画素
行と第5画素行から第4が素行の△印のデータを作成す
る。以下、同様に奇数画素行のデータから偶数画素行の
データを作成して表示パネルに表示する。
が好ましい。図100(a)に示す第1フィールド(フ
レーム)では第1画素行と第3画素行から(平均して)
第2画素行の○印のデータを作成する。また、第3画素
行と第5画素行から第4が素行の△印のデータを作成す
る。以下、同様に奇数画素行のデータから偶数画素行の
データを作成して表示パネルに表示する。
【0535】なお、ことわっておくが、本発明の実施の
形態では説明を容易にするために表示パネルは液晶表示
パネルであるとして説明しているだけであって、表示対
象はPDP表示パネル、EL表示パネル、DMPなど他
の表示パネルであってもよいことは言うまでもない。
形態では説明を容易にするために表示パネルは液晶表示
パネルであるとして説明しているだけであって、表示対
象はPDP表示パネル、EL表示パネル、DMPなど他
の表示パネルであってもよいことは言うまでもない。
【0536】第2フィールド(フレーム)では、偶数画
素行のデータから奇数画素行のデータを作成して表示す
る。以後、第1フィールドと第2フィールドを交互に行
う。
素行のデータから奇数画素行のデータを作成して表示す
る。以後、第1フィールドと第2フィールドを交互に行
う。
【0537】送信部は図97のメモリ内の蓄積データを
順次伝送する。第1フィールド(フレーム)では、奇数
画素行のデータを受信部に伝送し、第2フィールド(フ
レーム)では偶数画素行のデータを伝送する。図100
の表示(処理)を実施することにより、良好な動画表示
を実現できる。
順次伝送する。第1フィールド(フレーム)では、奇数
画素行のデータを受信部に伝送し、第2フィールド(フ
レーム)では偶数画素行のデータを伝送する。図100
の表示(処理)を実施することにより、良好な動画表示
を実現できる。
【0538】なお、本発明の駆動方法において、図6、
図34の駆動方法を同時に実施することが好ましいこと
は言うまでもない。
図34の駆動方法を同時に実施することが好ましいこと
は言うまでもない。
【0539】図100では一水平走査期間に1つの画素
行を選択するように説明しているが、図101のように
画素を構成すれば、1本とばしごとにゲート信号線を選
択し、かつ、上下2画素行のデータから中間画素行のデ
ータを作成すると同時に画像を表示できる。
行を選択するように説明しているが、図101のように
画素を構成すれば、1本とばしごとにゲート信号線を選
択し、かつ、上下2画素行のデータから中間画素行のデ
ータを作成すると同時に画像を表示できる。
【0540】図101において、画素電極14aは画素
835aと画素835bの上半分をカバーしている。ま
た、画素電極14bは画素835cと画素835bの下
半分をカバーしている。
835aと画素835bの上半分をカバーしている。ま
た、画素電極14bは画素835cと画素835bの下
半分をカバーしている。
【0541】画素835aが第3画素行の画素とし、画
素835bが第4画素行の画素、画素835cが第5画
素行の画素とする。TFT91aがオンすると画素電極
14aに電圧が印加される。そのため、画素電極14a
上の液晶層18の透過率が変化する。透過率が変化する
領域は画素835cと画素835bの下半分である。こ
こで画素835bに着目すると、画素835bは画素8
35aと835cが平均された表示を行う。このこと
は、図100における上下の2画素行から中間画素行の
データを作成しているのにほかならない。
素835bが第4画素行の画素、画素835cが第5画
素行の画素とする。TFT91aがオンすると画素電極
14aに電圧が印加される。そのため、画素電極14a
上の液晶層18の透過率が変化する。透過率が変化する
領域は画素835cと画素835bの下半分である。こ
こで画素835bに着目すると、画素835bは画素8
35aと835cが平均された表示を行う。このこと
は、図100における上下の2画素行から中間画素行の
データを作成しているのにほかならない。
【0542】以上のことから、図101の構成を採用す
ることにより、2水平走査(2H)期間に1本のゲート
信号線を選択するだけで、図100の表示方法を実現で
きる。
ることにより、2水平走査(2H)期間に1本のゲート
信号線を選択するだけで、図100の表示方法を実現で
きる。
【0543】図102は基本的には図109の駆動方法
である。送信部は図97に示すメモリ(イメージ)から
データを抽出し、受信側に転送する。転送は(図102
(a)の表示に必要なデータ→(図102(b))の表
示に必要なデータ→(図102(c))の表示に必要な
データ→(図102(d))の表示に必要なデータ→
(図102(a))の表示に必要なデータ→………を順
次、転送する。書き換えられない画素のデータはそのま
ま保持される(次に書き換えられるまで同一の画像を表
示する)。
である。送信部は図97に示すメモリ(イメージ)から
データを抽出し、受信側に転送する。転送は(図102
(a)の表示に必要なデータ→(図102(b))の表
示に必要なデータ→(図102(c))の表示に必要な
データ→(図102(d))の表示に必要なデータ→
(図102(a))の表示に必要なデータ→………を順
次、転送する。書き換えられない画素のデータはそのま
ま保持される(次に書き換えられるまで同一の画像を表
示する)。
【0544】図102の表示方法は静止画の表示に最適
である。また、1フィールド(フレーム)毎に画面の1
/4の画像が変化するため、画面が徐々に変化するとい
う視覚効果も発揮する。
である。また、1フィールド(フレーム)毎に画面の1
/4の画像が変化するため、画面が徐々に変化するとい
う視覚効果も発揮する。
【0545】以上に説明した本発明の実施の形態の表示
方法、表示装置等を用いれば数多くの応用製品(応用シ
ステム)を作製することができる。
方法、表示装置等を用いれば数多くの応用製品(応用シ
ステム)を作製することができる。
【0546】図103は本発明の光伝送装置の応用展開
システムの説明である。多くの発表者が1台のプロジェ
クター1031を用いてプレゼンテーションを行うシス
テムである。
システムの説明である。多くの発表者が1台のプロジェ
クター1031を用いてプレゼンテーションを行うシス
テムである。
【0547】発表者の人数分の送信回路881を有して
いる。また、プロジェクター1031には1つの受信回
路882が設けられている。受信回路882はプロジェ
クター1031の本体に設けられた専用電源ソケット
(電源供給コネクタ1033)により電力供給をうけ
る。また、受信回路882はHD,VDの同期信号およ
びR,G,Bの映像信号をプロジェクター1031に送
信する。プロジェクター1031は受信回路882から
の画像データをスクリーン1032に投影する。送信回
路881はそれぞれパーソナルコンピュータと接続さ
れ、また、電力は電池もしくはバッテリーにより供給さ
れる。
いる。また、プロジェクター1031には1つの受信回
路882が設けられている。受信回路882はプロジェ
クター1031の本体に設けられた専用電源ソケット
(電源供給コネクタ1033)により電力供給をうけ
る。また、受信回路882はHD,VDの同期信号およ
びR,G,Bの映像信号をプロジェクター1031に送
信する。プロジェクター1031は受信回路882から
の画像データをスクリーン1032に投影する。送信回
路881はそれぞれパーソナルコンピュータと接続さ
れ、また、電力は電池もしくはバッテリーにより供給さ
れる。
【0548】図103では受光素子713は1つのよう
に図示しているがこれに限定するものではない。たとえ
ば図104に示すように、複数の受光素子713を有
し、この受光素子713からの出力をスイッチャー10
41(切り替え手段)で切り換えてプロジェクター10
31に入力してもよい。スイッチャー1041は最も受
光状態の良好な受光素子713を選択する。このような
スイッチャーを設けることにより、受信部と送信部の位
置あわせが容易になる。
に図示しているがこれに限定するものではない。たとえ
ば図104に示すように、複数の受光素子713を有
し、この受光素子713からの出力をスイッチャー10
41(切り替え手段)で切り換えてプロジェクター10
31に入力してもよい。スイッチャー1041は最も受
光状態の良好な受光素子713を選択する。このような
スイッチャーを設けることにより、受信部と送信部の位
置あわせが容易になる。
【0549】送信回路881には高速でデータを送信す
る発光素子712aと10Mビット/秒以下でデータを
受信する受光素子713a等が設けられる(図105参
照)。図105は発表者がプロジェクター1031を専
有して発表を行うための手順の説明図である。
る発光素子712aと10Mビット/秒以下でデータを
受信する受光素子713a等が設けられる(図105参
照)。図105は発表者がプロジェクター1031を専
有して発表を行うための手順の説明図である。
【0550】まず、発表者は発表を行う時は送信回路8
81の本体のボタン1051を押す。今、説明を容易に
するため発表者の送信回路は881aとする。発表者が
ボタン1051aを押さえると発光素子712aから、
送信要求コマンドと送信ユニットNoが送信される。受
光素子713cはコマンドデータを受け取り、また受信
回路882はコマンドを解読する。
81の本体のボタン1051を押す。今、説明を容易に
するため発表者の送信回路は881aとする。発表者が
ボタン1051aを押さえると発光素子712aから、
送信要求コマンドと送信ユニットNoが送信される。受
光素子713cはコマンドデータを受け取り、また受信
回路882はコマンドを解読する。
【0551】送信要求コマンドであると解読すると、送
信回路881aのボタン1051aが押されたことがわ
かる。そこで受信回路882は、他の発表者の送信回路
881からの送信を不能とするため、送信回路881に
対し、送信ストップコマンドを送信する。すると送信回
路881aは受光素子713a,313b等を介して送
信ストップコマンドを受けとる。すると送信回路881
a以外は送信不可のモードとなる。その後、発表者の送
信回路881aから送信データが送出され、プレゼンテ
ーションを行うことができる。
信回路881aのボタン1051aが押されたことがわ
かる。そこで受信回路882は、他の発表者の送信回路
881からの送信を不能とするため、送信回路881に
対し、送信ストップコマンドを送信する。すると送信回
路881aは受光素子713a,313b等を介して送
信ストップコマンドを受けとる。すると送信回路881
a以外は送信不可のモードとなる。その後、発表者の送
信回路881aから送信データが送出され、プレゼンテ
ーションを行うことができる。
【0552】以上の構成/方法により、図103の構成
により、1台のプロジェクターおよび受信回路882を
用いて、多数の発表者が効率よく発表を行うことができ
る。
により、1台のプロジェクターおよび受信回路882を
用いて、多数の発表者が効率よく発表を行うことができ
る。
【0553】図106は航空機および電車、バス等で各
旅客の表示装置31に映像を送信するシステムである。
旅客の表示装置31に映像を送信するシステムである。
【0554】旅客の各座席1062には、7.5インチ
サイズの液晶モニターが設置されている。ビデオテープ
レコーダ(VTR)1061からの映像画像は送信回路
881でシリアルデータに変換され、発光素子712か
ら発信される。VTR1061と座席1062間には壁
1063がある。したがって、発光素子712からの赤
外線201は天井近傍に伝送される。各受光素子713
は赤外線201のデータを受信し、受信回路882で解
読(デコード)した後、映像データとして組み立て表示
装置31に表示する。
サイズの液晶モニターが設置されている。ビデオテープ
レコーダ(VTR)1061からの映像画像は送信回路
881でシリアルデータに変換され、発光素子712か
ら発信される。VTR1061と座席1062間には壁
1063がある。したがって、発光素子712からの赤
外線201は天井近傍に伝送される。各受光素子713
は赤外線201のデータを受信し、受信回路882で解
読(デコード)した後、映像データとして組み立て表示
装置31に表示する。
【0555】図107はBS、あるいはCSなどの受信
システム1071からの受信信号を、ケーブルなどで結
線することなく、テレビ1074に接続するシステムの
構成図である。受信システム1071からの受信信号は
送信回路881でエンコード(シリアルデータ等に変
換)される。発光素子712は吸盤1073aを用いて
窓1072に取りつけられている。窓1072の対面に
は受光素子713が吸盤1073bで取りつけられてい
る。つまり、発光素子712と受光素子713とは接触
することなしに赤外線201でデータを送受信する。受
光素子713が受信したデータは受信回路882に送ら
れ、受信回路882はデータをデコードして、画像デー
タをテレビ(モニター)1074に表示する。
システム1071からの受信信号を、ケーブルなどで結
線することなく、テレビ1074に接続するシステムの
構成図である。受信システム1071からの受信信号は
送信回路881でエンコード(シリアルデータ等に変
換)される。発光素子712は吸盤1073aを用いて
窓1072に取りつけられている。窓1072の対面に
は受光素子713が吸盤1073bで取りつけられてい
る。つまり、発光素子712と受光素子713とは接触
することなしに赤外線201でデータを送受信する。受
光素子713が受信したデータは受信回路882に送ら
れ、受信回路882はデータをデコードして、画像デー
タをテレビ(モニター)1074に表示する。
【0556】以上のように窓ガラス1072を介してデ
ータの送受信を行うことにより、受信システム1071
からの配線を室内に引き込むために壁等に穴をあける必
要がない。
ータの送受信を行うことにより、受信システム1071
からの配線を室内に引き込むために壁等に穴をあける必
要がない。
【0557】図108はテレビへの応用例である。チュ
ーナ1082はテレビ放送の受信器である。また、現在
の時刻を発生するタイマー1081と、使用者の識別コ
ード(ユーザーID)、使用者が使用したチャンネル番
号、使用者が各チャンネルを使用した時刻等を記憶でき
るフラッシュメモリ843aを有している。また、リモ
コン1083にはユーザーIDを登録したフラッシュメ
モリ843bが設けられている。
ーナ1082はテレビ放送の受信器である。また、現在
の時刻を発生するタイマー1081と、使用者の識別コ
ード(ユーザーID)、使用者が使用したチャンネル番
号、使用者が各チャンネルを使用した時刻等を記憶でき
るフラッシュメモリ843aを有している。また、リモ
コン1083にはユーザーIDを登録したフラッシュメ
モリ843bが設けられている。
【0558】テレビを見る使用者は、毎週、同一時刻に
同一チャンネルの番組を見る。なぜなら、連続ドラマは
3ヵ月あるいは1年間にわたり放送されるからである。
したがって、使用者がテレビ電源をオンした時は目標の
番組を見たいからである。
同一チャンネルの番組を見る。なぜなら、連続ドラマは
3ヵ月あるいは1年間にわたり放送されるからである。
したがって、使用者がテレビ電源をオンした時は目標の
番組を見たいからである。
【0559】図108の発明は、テレビ電源をオンした
時に以前に設定したチャンネルを曜日、時刻から分析
し、自動的にユーザーが望むチャンネルにチューニング
するものである。
時に以前に設定したチャンネルを曜日、時刻から分析
し、自動的にユーザーが望むチャンネルにチューニング
するものである。
【0560】チューナ1082は一種のコントローラで
あり、テレビの電源が一定時間オンされている間に使用
者が見ているチャンネル番号,時刻,曜日をメモリ84
3aに記録していく。時刻はタイマー1081より読み
だす。使用者コマーシャル等を放送している時は別のチ
ャンネルに切り換えることが多い。そのためメモリ84
3aへの記録は一定の期間連続して同一チャンネルを見
ていることを判別して記録する。つまり、5分以上同一
チャンネルを見ていた場合に記録する。この“一定の期
間”はテレビの製造業者等が変更できるようにしてお
く。また、ユーザーが変更できるようにしておいてもよ
い。
あり、テレビの電源が一定時間オンされている間に使用
者が見ているチャンネル番号,時刻,曜日をメモリ84
3aに記録していく。時刻はタイマー1081より読み
だす。使用者コマーシャル等を放送している時は別のチ
ャンネルに切り換えることが多い。そのためメモリ84
3aへの記録は一定の期間連続して同一チャンネルを見
ていることを判別して記録する。つまり、5分以上同一
チャンネルを見ていた場合に記録する。この“一定の期
間”はテレビの製造業者等が変更できるようにしてお
く。また、ユーザーが変更できるようにしておいてもよ
い。
【0561】テレビの電源をオンすると、チューナ10
82は、現在の時刻および曜日を読み出し、また、タイ
マー1081を読みだす。そして、該当時刻と曜日によ
く設定されていたチャンネル番号をメモリ843aから
読み出す。このチャンネル番号によりチューニングを行
い、放送画像データを送信回路881より送信する。
82は、現在の時刻および曜日を読み出し、また、タイ
マー1081を読みだす。そして、該当時刻と曜日によ
く設定されていたチャンネル番号をメモリ843aから
読み出す。このチャンネル番号によりチューニングを行
い、放送画像データを送信回路881より送信する。
【0562】使用者は番組が始まる少し前にテレビ電源
をオンすることが多い、そのため、オンされた時刻から
チャンネル番号を求めるのではなく、それ以後の時刻に
設定されたチャンネルをメモリ843aから求める。こ
のオンされた時刻の何分後の時刻からチャンネル番号を
求めるかについてもテレビ製造業者等が設定できるよう
にしておく。設定はROMテーブルのアドレスをソフト
ウェアで変更するだけであるから容易である。また、他
のチャンネルの番組を見ているとき、登録した該当時刻
になると”チャンネル切り換え”の表示がテレビ画面に
表示されるようにしておくとよい。これらはMPU(マ
イクロコンピュータ)のプログラムを作成することで容
易に実現できる。
をオンすることが多い、そのため、オンされた時刻から
チャンネル番号を求めるのではなく、それ以後の時刻に
設定されたチャンネルをメモリ843aから求める。こ
のオンされた時刻の何分後の時刻からチャンネル番号を
求めるかについてもテレビ製造業者等が設定できるよう
にしておく。設定はROMテーブルのアドレスをソフト
ウェアで変更するだけであるから容易である。また、他
のチャンネルの番組を見ているとき、登録した該当時刻
になると”チャンネル切り換え”の表示がテレビ画面に
表示されるようにしておくとよい。これらはMPU(マ
イクロコンピュータ)のプログラムを作成することで容
易に実現できる。
【0563】使用者つまり家族のメンバーにより好みの
チャンネルが異なるという問題がある。家庭の居間メイ
ンテレビによく発生する。この課題に対処するため、リ
モコン1083にID番号を登録できるようにしてい
る。使用者はまずリモコン1083に設けられたIDキ
ー(家族名である)を押す。すると、リモコン1083
内のMPUはメモリ843bよりユーザーIDを読みだ
し、このユーザーIDを発光素子712b、受光素子7
13bを介してチューナ1082へ送出する。チューナ
1082(MPUもしくはコントローラと考え方が好ま
しい)は、ROM843aより該当ユーザーID、時
刻、曜日を用いてチャンネル番号を求め、チューニング
する。
チャンネルが異なるという問題がある。家庭の居間メイ
ンテレビによく発生する。この課題に対処するため、リ
モコン1083にID番号を登録できるようにしてい
る。使用者はまずリモコン1083に設けられたIDキ
ー(家族名である)を押す。すると、リモコン1083
内のMPUはメモリ843bよりユーザーIDを読みだ
し、このユーザーIDを発光素子712b、受光素子7
13bを介してチューナ1082へ送出する。チューナ
1082(MPUもしくはコントローラと考え方が好ま
しい)は、ROM843aより該当ユーザーID、時
刻、曜日を用いてチャンネル番号を求め、チューニング
する。
【0564】なお、曜日は月々の日でもよい。つまり、
年間等にわたる一定の日時である。また、ユーザーID
をリモコン1083のROM843bに登録するとした
が、これに限定するものではなく、チューナ部1082
に設けてもよい。また、ユーザーIDが登録されていな
い使用者はテレビの電源がオンされないように動作する
ように、暗証番号と組み合わせた機能を持たせてよい。
セキュリティーの保護のためである。
年間等にわたる一定の日時である。また、ユーザーID
をリモコン1083のROM843bに登録するとした
が、これに限定するものではなく、チューナ部1082
に設けてもよい。また、ユーザーIDが登録されていな
い使用者はテレビの電源がオンされないように動作する
ように、暗証番号と組み合わせた機能を持たせてよい。
セキュリティーの保護のためである。
【0565】登録した複数のチャンネル番号が同一時刻
に設定されている場合は、優先度を決めておくとよい。
優先度はユーザーが自由に設定できるようにすることが
好ましい。また、テレビ画面31に登録されたチャンネ
ル番号を表示し、リモコン1083で選択して切り換え
できるように構成しておくことが好ましい。
に設定されている場合は、優先度を決めておくとよい。
優先度はユーザーが自由に設定できるようにすることが
好ましい。また、テレビ画面31に登録されたチャンネ
ル番号を表示し、リモコン1083で選択して切り換え
できるように構成しておくことが好ましい。
【0566】また、図108の実施の形態は光伝送装置
として説明したが、送信回路881、受信回路882等
を除去し、テレビ1074もしくは表示部31とチュー
ナ1082部等と一体とすれば、一体化したテレビシス
テム(映像表示装置)となる。つまり、光伝送部は本発
明の応用的な一構成要素であり、図108の技術的思想
は一定の曜日、時刻等から自動的にチャンネルをチュー
ニングするという点にある。また、テレビ等の映像表示
装置だけでなく、ビデオ等の映像記録装置にも適用でき
る。ビデオ等もタイマー等をもっており、メモリ843
aとMPUを具備させれば実現できるからである。つま
り、図108の技術的思想はDVD、テレビ、ビデオ、
ビデオカメラ等のすべての映像機器に適用できる。その
他、音響機器たとえばCD、CD−R、CD−RW(C
Dリライタブル)、MD、DVDオーディオなどにも適
用でき、パソコンなどにも適用できる。
として説明したが、送信回路881、受信回路882等
を除去し、テレビ1074もしくは表示部31とチュー
ナ1082部等と一体とすれば、一体化したテレビシス
テム(映像表示装置)となる。つまり、光伝送部は本発
明の応用的な一構成要素であり、図108の技術的思想
は一定の曜日、時刻等から自動的にチャンネルをチュー
ニングするという点にある。また、テレビ等の映像表示
装置だけでなく、ビデオ等の映像記録装置にも適用でき
る。ビデオ等もタイマー等をもっており、メモリ843
aとMPUを具備させれば実現できるからである。つま
り、図108の技術的思想はDVD、テレビ、ビデオ、
ビデオカメラ等のすべての映像機器に適用できる。その
他、音響機器たとえばCD、CD−R、CD−RW(C
Dリライタブル)、MD、DVDオーディオなどにも適
用でき、パソコンなどにも適用できる。
【0567】なお、メモリ843aからチャンネルを求
めるとしたが、同一曜日、時刻に多数のチャンネルが記
録されている場合は、まず、最新のものを選択する機
能、最も記録された回数が多いチャンネルを選択する機
能を固定あるいは自由に選定できるようにしておくこと
が好ましい。
めるとしたが、同一曜日、時刻に多数のチャンネルが記
録されている場合は、まず、最新のものを選択する機
能、最も記録された回数が多いチャンネルを選択する機
能を固定あるいは自由に選定できるようにしておくこと
が好ましい。
【0568】以上のように構成すれば、使用者はテレビ
の電源をオンすれば、目標のチャンネルにチューニング
されており、その都度、新聞の番組欄等を見て、チャン
ネル番号を設定する必要はない。
の電源をオンすれば、目標のチャンネルにチューニング
されており、その都度、新聞の番組欄等を見て、チャン
ネル番号を設定する必要はない。
【0569】図1、図7、図8、図10、図14、図1
6、図17、図20、図24、図51、図45、図5
6、図63、図65、図67、図88、図89、図9
2、図96、図101、図106、図108などに示す
全本願発明の表示パネルあるいは表示装置の表示パネル
において、以前にも説明したように反射方式でも透過方
式でもあるいは半透過方式のいずれでもよい。なお、反
射方式あるいは半透過方式ではアクティブマトリックス
型では画素電極、単純マトリックス型ではストライプ状
電極(以後、画素電極等と呼ぶ)を金属薄膜で反射ミラ
ーあるいはハーフミラー状にしても良く、また、表示パ
ネルの裏面に反射ミラーシート、反射ミラー板(以後、
反射ミラー等と呼ぶ)を配置または形成しても良い。
6、図17、図20、図24、図51、図45、図5
6、図63、図65、図67、図88、図89、図9
2、図96、図101、図106、図108などに示す
全本願発明の表示パネルあるいは表示装置の表示パネル
において、以前にも説明したように反射方式でも透過方
式でもあるいは半透過方式のいずれでもよい。なお、反
射方式あるいは半透過方式ではアクティブマトリックス
型では画素電極、単純マトリックス型ではストライプ状
電極(以後、画素電極等と呼ぶ)を金属薄膜で反射ミラ
ーあるいはハーフミラー状にしても良く、また、表示パ
ネルの裏面に反射ミラーシート、反射ミラー板(以後、
反射ミラー等と呼ぶ)を配置または形成しても良い。
【0570】反射ミラー等を全反射ミラーに構成する場
合は、表示パネルの光入射面にフロントライトを配置
し、また、反射ミラーなどが半透過方式の場合は、表示
パネルの裏面にバックライトを配置または形成する。バ
ックライト上にはプリズムシートを配置または形成す
る。プリズムシートは2枚または3枚を重ねて使用し、
また、そのうち1枚のプリズムシートのプリズムの長手
方向は画面の縦方向軸に対して10度から25度(DE
G.)傾かせる。また、フロントライトとバックライト
の両方を用いてもよい。
合は、表示パネルの光入射面にフロントライトを配置
し、また、反射ミラーなどが半透過方式の場合は、表示
パネルの裏面にバックライトを配置または形成する。バ
ックライト上にはプリズムシートを配置または形成す
る。プリズムシートは2枚または3枚を重ねて使用し、
また、そのうち1枚のプリズムシートのプリズムの長手
方向は画面の縦方向軸に対して10度から25度(DE
G.)傾かせる。また、フロントライトとバックライト
の両方を用いてもよい。
【0571】また、表示パネルあるいは偏光板の表面に
は無機材料からなる反射防止膜を形成することが好まし
い。また、表面にタッチパネルを配置すれば、機能性あ
るいは操作性が格段に向上する。
は無機材料からなる反射防止膜を形成することが好まし
い。また、表面にタッチパネルを配置すれば、機能性あ
るいは操作性が格段に向上する。
【0572】反射ミラー等には、反射率を向上し、高輝
度化を実現するため、反射ミラー面に略3/2乗形状の
凹凸を形成したり、三角などの多角形状の回折格子を形
成することが有効である。前記凹凸あるいは回折格子な
どの表面をアクリル樹脂で埋めて平坦化し、この平坦化
した上にITOなどからなる画素電極を形成することも
有効である。前記アクリル樹脂の替わりにカラーフィル
タを用いてもよい。カラーフィルタを用いることにより
平坦化をカラーフィルタの形成と同時に実現することが
できる。また、表示パネルに用いる基板がプラスチック
基板の場合は基板自身をプレス加工して凹凸を形成し、
この凹凸の上に反射ミラー等を形成してもよい。また、
プラスチック基板にはガスバリアを主目的としてSiO
2、フッ化マグネシウムなどからなるガスバリア層を形
成することが有効である。このガスバリア層上など画素
電極等を形成する。
度化を実現するため、反射ミラー面に略3/2乗形状の
凹凸を形成したり、三角などの多角形状の回折格子を形
成することが有効である。前記凹凸あるいは回折格子な
どの表面をアクリル樹脂で埋めて平坦化し、この平坦化
した上にITOなどからなる画素電極を形成することも
有効である。前記アクリル樹脂の替わりにカラーフィル
タを用いてもよい。カラーフィルタを用いることにより
平坦化をカラーフィルタの形成と同時に実現することが
できる。また、表示パネルに用いる基板がプラスチック
基板の場合は基板自身をプレス加工して凹凸を形成し、
この凹凸の上に反射ミラー等を形成してもよい。また、
プラスチック基板にはガスバリアを主目的としてSiO
2、フッ化マグネシウムなどからなるガスバリア層を形
成することが有効である。このガスバリア層上など画素
電極等を形成する。
【0573】表示パネルの光出射面(反射では観察者が
画面をみる方向)には、パネルと偏光板間に1枚または
2枚の位相フィルムを配置する。さらに、表示パネルが
半透過方式の場合には表示パネルとバックライト間に1
枚の位相フィルムを配置する。つまり、バックライト、
偏光板、位相フィルム、パネルの順に配置する。位相フ
ィルムにより、表示パネルで変調される光の位相を回転
させて反射方式で良好な画像表示を実現できる。
画面をみる方向)には、パネルと偏光板間に1枚または
2枚の位相フィルムを配置する。さらに、表示パネルが
半透過方式の場合には表示パネルとバックライト間に1
枚の位相フィルムを配置する。つまり、バックライト、
偏光板、位相フィルム、パネルの順に配置する。位相フ
ィルムにより、表示パネルで変調される光の位相を回転
させて反射方式で良好な画像表示を実現できる。
【0574】液晶層の駆動方式は、単純マトリックス方
式の場合は、パルス幅変調(PWM)方式が有効であ
り、また、PWMとフレームコントロール(FRC)と
の組み合わせが有効である。たとえば32階調表示の実
現のためには、PWMによる16階調表示と、FRCに
よる4課長表示とを組み合わせる。アクティブマトリッ
クスの場合は、1ドット反転駆動、1H反転駆動、1V
反転駆動を行うことが好ましく、その他、デジタル方式
によるPWM変調などを行うことも好ましい。
式の場合は、パルス幅変調(PWM)方式が有効であ
り、また、PWMとフレームコントロール(FRC)と
の組み合わせが有効である。たとえば32階調表示の実
現のためには、PWMによる16階調表示と、FRCに
よる4課長表示とを組み合わせる。アクティブマトリッ
クスの場合は、1ドット反転駆動、1H反転駆動、1V
反転駆動を行うことが好ましく、その他、デジタル方式
によるPWM変調などを行うことも好ましい。
【0575】本発明の実施の形態で説明した技術的思想
はビデオカメラ、液晶プロジェクター、立体テレビ、プ
ロジェクションテレビ、ビューファインダ、携帯電話、
PHS、携帯情報端末およびそのモニター、デジタルカ
メラおよびそのモニター、電子写真システム、ヘッドマ
ウントディスプレイ、直視モニターディスプレイ、ノー
トパーソナルコンピュータ、ビデオカメラ、電子スチル
カメラ、現金自動引き出し機のモニター、公衆電話、テ
レビ電話、パーソナルコンピュータ、液晶腕時計および
その表示部、家庭電器機器の液晶表示モニター、ポケッ
トゲーム機器およびそのモニター、表示パネル用バック
ライトなどにも適用あるいは応用展開できることは言う
までもない。
はビデオカメラ、液晶プロジェクター、立体テレビ、プ
ロジェクションテレビ、ビューファインダ、携帯電話、
PHS、携帯情報端末およびそのモニター、デジタルカ
メラおよびそのモニター、電子写真システム、ヘッドマ
ウントディスプレイ、直視モニターディスプレイ、ノー
トパーソナルコンピュータ、ビデオカメラ、電子スチル
カメラ、現金自動引き出し機のモニター、公衆電話、テ
レビ電話、パーソナルコンピュータ、液晶腕時計および
その表示部、家庭電器機器の液晶表示モニター、ポケッ
トゲーム機器およびそのモニター、表示パネル用バック
ライトなどにも適用あるいは応用展開できることは言う
までもない。
【0576】
【発明の効果】本発明の表示パネル、表示装置等は動画
ボケの改善、低コスト化、高輝度化等のそれぞれの構成
に応じて特徴ある効果を発揮する。
ボケの改善、低コスト化、高輝度化等のそれぞれの構成
に応じて特徴ある効果を発揮する。
【図1】本発明の実施の形態の液晶表示パネルの断面図
である。
である。
【図2】本発明の実施の形態の液晶表示パネルの平面図
である。
である。
【図3】本発明の実施の形態の液晶表示パネルの画素構
造の説明図である。
造の説明図である。
【図4】本発明の実施の形態の液晶表示パネルの駆動方
法の説明図である。
法の説明図である。
【図5】本発明の実施の形態の液晶表示パネルの駆動方
法の説明図である。
法の説明図である。
【図6】本発明の実施の形態の液晶表示パネルの駆動方
法の説明図である。
法の説明図である。
【図7】本発明の他の実施の形態における液晶表示パネ
ルの断面図である。
ルの断面図である。
【図8】本発明の他の実施の形態における液晶表示パネ
ルの断面図である。
ルの断面図である。
【図9】本発明の他の実施の形態における液晶表示パネ
ルの平面図である。
ルの平面図である。
【図10】本発明の他の実施の形態における液晶表示パ
ネルの断面図である。
ネルの断面図である。
【図11】本発明の他の実施の形態における液晶表示パ
ネルの平面図である。
ネルの平面図である。
【図12】本発明の他の実施の形態における液晶表示パ
ネルの断面図である。
ネルの断面図である。
【図13】本発明の他の実施の形態における液晶表示パ
ネルの断面図である。
ネルの断面図である。
【図14】本発明の他の実施の形態における液晶表示パ
ネルの断面図である。
ネルの断面図である。
【図15】本発明の他の実施の形態における液晶表示パ
ネルの断面図である。
ネルの断面図である。
【図16】本発明の他の実施の形態における液晶表示パ
ネルの断面図である。
ネルの断面図である。
【図17】本発明の他の実施の形態における液晶表示パ
ネルの断面図である。
ネルの断面図である。
【図18】本発明の他の実施の形態における液晶表示パ
ネルの説明図である。
ネルの説明図である。
【図19】本発明の他の実施の形態における液晶表示パ
ネルの断面図である。
ネルの断面図である。
【図20】本発明の他の実施の形態における液晶表示パ
ネルの説明図である。
ネルの説明図である。
【図21】本発明の他の実施の形態における液晶表示パ
ネルの断面図である。
ネルの断面図である。
【図22】本発明の他の実施の形態における液晶表示パ
ネルの断面図である。
ネルの断面図である。
【図23】本発明の他の実施の形態における液晶表示パ
ネルの断面図である。
ネルの断面図である。
【図24】本発明の他の実施の形態における液晶表示パ
ネルの断面図である。
ネルの断面図である。
【図25】本発明の他の実施の形態における液晶表示パ
ネルの断面図である。
ネルの断面図である。
【図26】本発明の実施の形態の照明装置の説明図であ
る。
る。
【図27】本発明の実施の形態の照明装置の断面図であ
る。
る。
【図28】本発明の実施の形態の照明装置の説明図であ
る。
る。
【図29】本発明の実施の形態の照明装置の説明図であ
る。
る。
【図30】本発明の実施の形態の照明装置の説明図であ
る。
る。
【図31】本発明の他の実施の形態における照明装置の
説明図である。
説明図である。
【図32】本発明の他の実施の形態における照明装置の
説明図である。
説明図である。
【図33】本発明の実施の形態の照明装置の駆動方法の
説明図である。
説明図である。
【図34】本発明の実施の形態の照明装置の駆動方法の
説明図である。
説明図である。
【図35】本発明の実施の形態の表示装置の駆動回路の
説明図である。
説明図である。
【図36】本発明の実施の形態の表示装置の駆動方法の
説明図である。
説明図である。
【図37】本発明の他の実施の形態における照明装置の
説明図である。
説明図である。
【図38】本発明の他の実施の形態における照明装置の
説明図である。
説明図である。
【図39】本発明の他の実施の形態における照明装置の
説明図である。
説明図である。
【図40】本発明の他の実施の形態における照明装置の
説明図である。
説明図である。
【図41】本発明の他の実施の形態における照明装置の
説明図である。
説明図である。
【図42】本発明の他の実施の形態における照明装置の
説明図である。
説明図である。
【図43】本発明の他の実施の形態における照明装置の
説明図である。
説明図である。
【図44】本発明の実施の形態の画像表示装置の説明図
である。
である。
【図45】本発明の実施の形態の画像表示装置の説明図
である。
である。
【図46】本発明の実施の形態の画像表示装置の説明図
である。
である。
【図47】本発明の実施の形態の画像表示装置の説明図
である。
である。
【図48】本発明の実施の形態の画像表示装置の説明図
である。
である。
【図49】本発明の実施の形態の画像表示装置の説明図
である。
である。
【図50】本発明の実施の形態の画像表示装置の説明図
である。
である。
【図51】本発明の他の実施の形態における画像表示装
置の説明図である。
置の説明図である。
【図52】本発明の他の実施の形態における画像表示装
置の説明図である。
置の説明図である。
【図53】本発明の他の実施の形態における画像表示装
置の説明図である。
置の説明図である。
【図54】本発明の他の実施の形態における画像表示装
置の説明図である。
置の説明図である。
【図55】本発明の実施の形態のプリズム基板の説明図
である。
である。
【図56】本発明の他の実施の形態におけるプリズム基
板の説明図である。
板の説明図である。
【図57】本発明の他の実施の形態におけるプリズム基
板の説明図である。
板の説明図である。
【図58】本発明の他の実施の形態におけるプリズム基
板の説明図である。
板の説明図である。
【図59】本発明の実施の形態のビデオカメラの説明図
である。
である。
【図60】本発明の実施の形態のビューファインダの説
明図である。
明図である。
【図61】本発明の実施の形態のビューファインダの断
面図である。
面図である。
【図62】本発明の他の実施の形態におけるビューファ
インダの断面図である。
インダの断面図である。
【図63】本発明の他の実施の形態におけるビューファ
インダの構成図である。
インダの構成図である。
【図64】本発明の実施の形態の液晶テレビの構成図で
ある。
ある。
【図65】本発明の実施の形態の液晶テレビの構成図で
ある。
ある。
【図66】本発明の実施の形態の投射型表示装置の構成
図である。
図である。
【図67】本発明の他の実施の形態における投射型表示
装置の構成図である。
装置の構成図である。
【図68】本発明の他の実施の形態における投射型表示
装置の説明図である。
装置の説明図である。
【図69】本発明の他の実施の形態における投射型表示
装置の説明図である。
装置の説明図である。
【図70】本発明の他の実施の形態における投射型表示
装置の構成図である。
装置の構成図である。
【図71】本発明の実施の形態の光伝送装置の構成図で
ある。
ある。
【図72】本発明の実施の形態の光伝送装置各部におけ
る波形図である。
る波形図である。
【図73】本発明の他の実施の形態における光伝送装置
の構成図である。
の構成図である。
【図74】本発明の他の実施の形態における光伝送装置
各部における波形図である。
各部における波形図である。
【図75】本発明の他の実施の形態における光伝送装置
の構成図である。
の構成図である。
【図76】本発明の他の実施の形態における光伝送装置
各部における波形図である。
各部における波形図である。
【図77】本発明の他の実施の形態における光伝送装置
の構成図である。
の構成図である。
【図78】本発明の他の実施の形態における光伝送装置
各部における波形図である。
各部における波形図である。
【図79】本発明の他の実施の形態における照明装置の
説明図である。
説明図である。
【図80】本発明の他の実施の形態における照明装置の
説明図である。
説明図である。
【図81】本発明の他の実施の形態における画像表示装
置の駆動方法の説明図である。
置の駆動方法の説明図である。
【図82】本発明の他の実施の形態における画像表示装
置の説明図である。
置の説明図である。
【図83】本発明の他の実施の形態における画像表示装
置の説明図である。
置の説明図である。
【図84】本発明の他の実施の形態における光伝送装置
の説明図である。
の説明図である。
【図85】本発明の実施の形態の光伝送装置の送信部の
構成図である。
構成図である。
【図86】本発明の実施の形態の光伝送装置の送信部の
構成図である。
構成図である。
【図87】本発明の実施の形態の光伝送装置の送受信部
の構成図である。
の構成図である。
【図88】本発明の他の実施の形態における画像表示装
置の説明図である。
置の説明図である。
【図89】本発明の他の実施の形態における画像表示装
置の説明図である。
置の説明図である。
【図90】本発明の他の実施の形態における画像表示装
置の説明図である。
置の説明図である。
【図91】本発明の他の実施の形態における画像表示装
置の説明図である。
置の説明図である。
【図92】本発明の他の実施の形態における画像表示装
置の説明図である。
置の説明図である。
【図93】本発明の他の実施の形態における画像表示装
置の説明図である。
置の説明図である。
【図94】本発明の他の実施の形態における画像表示装
置の説明図である。
置の説明図である。
【図95】本発明の他の実施の形態における画像表示装
置の説明図である。
置の説明図である。
【図96】本発明の他の実施の形態における画像表示装
置の説明図である。
置の説明図である。
【図97】本発明の実施の形態の画像表示方法の説明図
である。
である。
【図98】本発明の実施の形態の画像表示方法の説明図
である。
である。
【図99】本発明の実施の形態の画像表示方法の説明図
である。
である。
【図100】本発明の実施の形態の画像表示方法の説明
図である。
図である。
【図101】本発明の実施の形態の画像表示方法の説明
図である。
図である。
【図102】本発明の実施の形態の画像表示方法の説明
図である。
図である。
【図103】本発明の他の実施の形態における画像表示
装置の説明図である。
装置の説明図である。
【図104】本発明の他の実施の形態における画像表示
装置の説明図である。
装置の説明図である。
【図105】本発明の他の実施の形態における画像表示
装置の説明図である。
装置の説明図である。
【図106】本発明の他の実施の形態における画像表示
装置の説明図である。
装置の説明図である。
【図107】本発明の他の実施の形態における画像表示
装置の説明図である。
装置の説明図である。
【図108】本発明の他の実施の形態における画像表示
装置の説明図である。
装置の説明図である。
【図109】本発明の実施の形態の表示パネルの駆動方
法の説明図である。
法の説明図である。
10 偏光板(偏光フィルム) 11 アレイ基板 12 対向基板 14 画素電極 15 対向電極 16 反射電極 17 カラーフィルタ 18 液晶層(光変調層) 19 絶縁膜(誘電体膜) 21 反射防止膜 22 光透過部(開口部) 23 コンタクトホール(接続部) 24 (ゲート)信号線 25 (ソース)信号線 26 凸部(凹凸) 31 表示パネル 41 ソースドライバ 81 ブラックマトリックス(遮光膜) 91 薄膜トランジスタ(スイッチング素子) 101 共通電極(反射膜) 102 付加容量(蓄積容量) 121 拡散材 122 散乱層 141 膜厚制御膜 151 光吸収膜(光散乱膜) 161 平滑化膜 162 凹部 171 反射防止膜 172 オプティカルカップリング材 173 マイクロレンズアレイ 181 電気力線 191 保持部 261 白色LED 262 LEDアレイ 264 導光板(導光部材) 265 反射板(反射部材/反射膜) 266 バックライト 271 拡散シート(拡散板) 272 プリズムシート 273 凹部 291 光拡散ドット 301 反射膜(または光拡散部材) 311 反射膜 312 中空部 321 ファイバー 322 接着剤 331 非点灯部 332 点灯部 351 ゲートドライバ 352 ドライバコントローラ 353 画像表示部 354 LEDドライバ 355 バックライトコントローラ 356 映像信号処理回路 357 切り換えスイッチ 371 λ/4板(λ/4シート) 401 光拡散材 402 電極パターン 403 端子電極 411 突起 412 ボンダ線(接続手段) 431 色フィルタ 432 放熱板 433 発光素子 441 本体(筐体) 442 反射フレネルレンズ(反射型放物面鏡) 443 突起 444 留め部 445 ふた 446 回転部 447 ガンマ切り換えスイッチ 448 偏光変換素子 449 コントラスト調整モニター(表示部) 450 NW/NB切り換えスイッチ 452 偏光ビームスプリッタ(PBS) 453 ビームスプリッタ(光分離手段) 454 PS分離膜(光学的干渉多層膜) 455 ミラー(反射膜/反射部材) 456 λ/2板(位相フィルム) 457 光反射膜 471 放物面鏡 481 レンズ(正レンズ) 511 観察者の眼 521 外光取り込み部 531 光出射面 551 空気ギャップ 581 低屈折率材料部 582 高屈折率材料部 583 スペーサ 591 撮影レンズ 592 ビデオカメラ本体 593 格納部 594 接眼ゴム(アイキャップ/接眼カバー) 601 透明ブロック 602 放物面鏡(凹面鏡) 611 ボデー 612 拡大レンズ 613 接眼リング 614 接眼カバー 621 遮光部(遮光膜/光吸収膜) 622 開口部 623 レンズアレイ 624 レンズ 641 外枠 642 固定部材 643 脚 644 脚取り付け部 661 ランプハウス 662 UVIRカットフィルタ 663 ダイクロイックミラー 664 投射レンズ 665 筐体 671 ランプ 672 凹面鏡 673 モータ 674 回転フィルタ 675 回転軸 681 圧力・純度センサ 682 円盤 683 透過膜 684 ケース 701 ホログラムカラーフィルタ 702 透明板 703 反射ブロック 704 三角ブロック 705 窒素(水素) 706 可動反射型画素 711 LEDドライバ(発光素子ドライバ) 712 発光ダイオード(発光素子) 713 フォトダイオード(受光素子) 714 受光アンプ 715 エッジ検出回路 716 遅延回路 717 加算回路 718 コンパレータ 719 基準電圧 720 分周回路 721 D−FF 722 エッジ検出回路 723 SR−FF 724 サンプリングクロック発生回路 726 XOR 727 コンパレータ 830 バッファ回路 831 OR 832 インバータ 834 トランスファゲート(TG) 835 画素 841 映像信号源 842 データ分離回路 843 メモリ 844 エンコード回路 845 デコード回路 846 データ合成回路 851 フレネルレンズ 852 レンズ基板 853 LED取り付け板 854 保持部 861 ベース 871 周波数変調回路 872 スピーカ 881 送信回路 882 受信回路 951 D/A変換器(DA) 1031 プロジェクター 1032 スクリーン 1033 電源供給コネクタ 1041 スイッチャー 1061 VTR 1062 座席 1063 壁 1071 受信システム 1072 窓 1073 吸盤 1074 テレビ 1081 タイマー 1082 チューナ 1083 リモコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02F 1/13 505 G02F 1/13 505 2H092 1/1334 1/1334 5C094 1/1368 G09F 9/30 338 G09F 9/30 338 349D 349 349B G02F 1/136 500 Fターム(参考) 2H048 BA02 BA03 BA11 BA64 BB02 BB10 BB24 BB28 BB42 BB44 2H049 CA01 CA05 CA22 2H088 EA12 HA03 HA08 HA12 HA13 HA18 HA21 HA23 HA24 HA28 JA02 JA03 JA05 JA06 JA13 JA14 JA22 MA06 2H089 HA04 HA28 NA25 QA16 RA02 RA03 RA05 RA06 RA10 RA11 TA04 TA09 TA12 TA15 TA16 TA17 TA18 UA05 2H091 FA02Y FA05X FA14Y FA16Z FA41Z FA44Z GA06 GA13 HA02 HA07 HA08 HA10 HA11 JA01 JA02 JA03 LA16 MA07 2H092 JA37 JA41 NA01 PA02 PA07 PA08 PA11 PA12 PA13 QA02 QA07 QA08 QA10 QA11 QA15 5C094 AA08 BA01 BA43 CA19 CA24 DA15 EA04 EB02 EB04 ED03 ED11 ED14 HA04 HA08
Claims (21)
- 【請求項1】 マトリックス状に配置された画素電極
と、複数のソース信号線とが形成された第1の基板と、 前記第1の基板と対面する位置に配置された第2の基板
と、 前記第1の基板と前記第2の基板間に挟持された液晶層
と、 前記画素電極と前記第1の基板間に配置されたカラーフ
ィルタと、 前記ソース信号線と前記画素電極間に配置された絶縁膜
と、 前記ソース信号線と前記画素電極が重なる箇所に形成さ
れた反射膜とを具備することを特徴とする液晶表示パネ
ル。 - 【請求項2】 マトリックス状に配置された画素電極
と、複数のソース信号線とが形成された第1の基板と、 前記第1の基板と対面する位置に配置された第2の基板
と、 前記第1の基板と前記第2の基板間に挟持された液晶層
と、 前記画素電極と前記第1の基板間に配置された第1のカ
ラーフィルタと、 前記ソース信号線と前記画素電極間に配置された絶縁膜
と、 前記ソース信号線と前記画素電極が重なる箇所に形成さ
れた反射膜と、 前記第2の基板上に形成された第2のカラーフィルタと
を具備し、 前記画素電極の実質上中央部が光透過性を有し、前記中
央部に入射する光は、前記第1のカラーフィルタと前記
第2のカラーフィルタとを通過することを特徴とする液
晶表示パネル。 - 【請求項3】 マトリックス状に配置された画素電極
と、複数のソース信号線と、前記ソース信号線に映像信
号を印加する第1および第2のソースドライバが形成さ
れた第1の基板と、 前記第1の基板と対面する位置に配置された第2の基板
と、 前記第1の基板と前記第2の基板間に挟持された液晶層
と、 前記ソース信号線と前記画素電極間に配置された絶縁膜
とを具備し、 前記ソース信号線のうち奇数番目に位置するソース信号
線は前記第1のソースドライバに接続され、 前記ソース信号線のうち偶数番目に位置するソース信号
線は前記第2のソースドライバに接続されていることを
特徴とする液晶表示パネル。 - 【請求項4】 マトリックス状に配置された光透過性を
有する画素電極と、前記画素電極の下層に配置された反
射膜と、複数のソース信号線とが形成された第1の基板
と、 前記第1の基板と対面する位置に配置された第2の基板
と、 前記第1の基板と前記第2の基板間に挟持された液晶層
と、 前記画素電極と前記第1の基板間に配置された第1のカ
ラーフィルタと、 前記画素電極と前記反射膜間に配置された第2のカラー
フィルタとを具備することを特徴とする液晶表示パネ
ル。 - 【請求項5】 マトリックス状に配置された光透過性を
有する画素電極と、複数のソース信号線とが形成された
第1の基板と、 前記第1の基板と対面する位置に配置された第2の基板
と、 前記第1の基板と前記第2の基板間に挟持された液晶層
とを具備し、 前記ソース信号線が反射膜として機能することを特徴と
する液晶表示パネル。 - 【請求項6】 マトリックス状に配置された光透過性を
有する画素電極と、複数のソース信号線とが形成された
第1の基板と、 前記第1の基板と対面する位置に配置された第2の基板
と、 前記第1の基板と前記第2の基板間に挟持された液晶層
と、 前記画素電極と前記第1の基板間に形成された金属から
なる共通電極とを具備し、 前記共通電極が反射膜として機能することを特徴とする
液晶表示パネル。 - 【請求項7】 マトリックス状に配置された画素電極
と、複数のソース信号線とが形成された第1の基板と、 前記第1の基板と対面する位置に配置された第2の基板
と、 前記第1の基板と前記第2の基板間に挟持された液晶層
と、 前記画素電極と前記第1の基板間に配置されたカラーフ
ィルタと、 前記ソース信号線と前記画素電極間に配置された絶縁膜
と、 前記ソース信号線と前記画素電極が重なる箇所に形成さ
れた反射膜とを具備し、 前記画素電極は少なくとも一部は光透過性を有し、 前記反射膜上の液晶層の膜厚が、前記光透過性を有する
画素電極上の液晶層よりも薄いことを特徴とする液晶表
示パネル。 - 【請求項8】 マトリックス状に配置された画素電極
と、複数のソース信号線とが形成された第1の基板と、 前記第1の基板と対面する位置に配置された第2の基板
と、 前記第1の基板と前記第2の基板間に挟持された液晶層
と、 前記画素電極と前記第1の基板間に配置されたカラーフ
ィルタと、 前記ソース信号線と前記画素電極間に配置された絶縁膜
と、 前記ソース信号線と前記画素電極が重なる箇所に形成さ
れた反射膜とを具備し、 前記反射膜は所定角度の傾斜を有するように形成されて
いることを特徴とする液晶表示パネル。 - 【請求項9】 マトリックス状に配置された画素電極
と、複数のソース信号線とが形成された第1の基板と、 前記第1の基板と対面する位置に配置された第2の基板
と、 前記第1の基板と前記第2の基板間に挟持された液晶層
と、 前記画素電極と前記第1の基板間に配置された第1のカ
ラーフィルタと、 前記第2の基板に形成された第2のカラーフィルタと、 前記ソース信号線と前記画素電極間に配置された絶縁膜
と、 前記第1の基板において、前記ソース信号線と前記画素
電極が重なる箇所に形成された第1の反射膜と、 前記第2の基板上に形成された第2の反射膜とを具備す
ることを特徴とする液晶表示パネル。 - 【請求項10】 マトリックス状に配置された画素電極
と、複数のソース信号線とが形成された第1の基板と、 ブラックマトリックスおよび対向電極が形成された第2
の基板と、 前記第1の基板と前記第2の基板間に挟持された液晶層
とを具備し、 前記第2の基板に凹溝が形成されており、前記凹溝に前
記ブラックマトリックスが形成されていることを特徴と
する液晶表示パネル。 - 【請求項11】 第1の電極が形成された第1の基板
と、 第2の電極が形成された第2の基板と、 前記第1の基板と前記第2の基板間に挟持された液晶層
とを具備し、 前記液晶層の膜厚は画素ごとに一定の傾斜を有するよう
に形成されていることを特徴とする液晶表示パネル。 - 【請求項12】 第1の電極が形成された第1の基板
と、 第2の電極が形成された第2の基板と、 前記第1の基板と前記第2の基板間に挟持された液晶層
とを具備し、 前記液晶層の膜厚は画素ごとに三角屋根状の傾斜を有す
るように形成されていることを特徴とする液晶表示パネ
ル。 - 【請求項13】 第1の電極が形成された第1の基板
と、 第2の電極が形成された第2の基板と、 第3および第4の電極が形成された第3の基板と、 前記第1の基板と前記第3の基板間に挟持された第1の
液晶層と、 前記第2の基板と前記第3の基板間に挟持された第2の
液晶層とを具備し、 前記第1および前記第2の液晶層の膜厚は画素ごとに一
定の傾斜を有するように形成されていることを特徴とす
る液晶表示パネル。 - 【請求項14】 第1の電極が形成された第1の基板
と、 第2の電極が形成された第2の基板と、 第3の電極と、 前記第1の基板と前記第3の電極間に挟持された第1の
液晶層と、 前記第2の基板と前記第3の電極間に挟持された第2の
液晶層とを具備し、 前記第1および前記第2の液晶層の膜厚は画素ごとに一
定の傾斜を有するように形成され、 前記液晶層は、液晶と樹脂から構成されていることを特
徴とする液晶表示パネル。 - 【請求項15】 放電ランプを有する光発生手段と、 前記光発生手段からの光を変調する請求項1から請求項
14のいずれかに記載の液晶表示パネルと、 前記液晶表示パネルの表示画像を拡大投影する投射レン
ズとを具備することを特徴とする投射型表示装置。 - 【請求項16】 発光素子と、 請求項1から請求項14のいずれかに記載の液晶表示パ
ネルと、 前記発光素子からの光を実質上平行光の光に変換し、前
記液晶表示パネルを照明する集光手段と、 前記液晶表示パネルの表示画像を拡大して観察者に見え
るようにする拡大レンズとを具備することを特徴とする
ビューファインダ。 - 【請求項17】 電圧の印加により可動する画素ミラー
がマトリックスに配置された表示パネルと、 ホログラムカラーフィルタと、 放電ランプを有する光発生手段とを具備することを特徴
とする投射型表示装置。 - 【請求項18】 マトリックス状に配置された発光LE
Dと、 前記発光LEDの光出射面に配置されたフレネルレンズ
とを具備することを特徴とする画像表示装置。 - 【請求項19】 複数のゲート信号線と複数のソース信
号線とが直交するように形成された第1の基板と、 前記奇数番目のゲート信号線に接続された第1のゲート
ドライバと、 前記偶数番目のゲート信号線に接続された第2のゲート
ドライバと、 前記奇数番目のソース信号線に接続された第1のソース
ドライバと、 前記偶数番目のソース信号線に接続された第2のソース
ドライバと、 映像データを記憶するメモリとを具備することを特徴と
する画像表示装置。 - 【請求項20】 送信されてくる光信号を受信し、その
受信した光信号から立ち上がりと立ち下りエッジ情報を
検出する第1の動作と、 その検出したそれぞれのエッジ情報についてエッジ情報
を検出するたびに0と1が交互になるように量子化する
第2の動作とを実施することを特徴とする光受信方法。 - 【請求項21】 送信されてくる光信号を受信し、その
受信した光信号を電気信号に変換する光−電気変換手段
と、 前記変換された電気信号からエッジ情報を検出する第1
のエッジ検出手段と、 検出された前記エッジ情報に基づいて量子化された信号
を生成する量子化手段と、 前記量子化された信号から1/2分周信号を生成する分
周手段と、 前記1/2分周信号をサンプリングして出力するサンプ
リング手段と、 前記サンプリング手段の出力信号のエッジを検出する第
2のエッジ検出手段とを具備することを特徴とする光伝
送装置。
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