JP2001259346A - 油水分離装置付きエアドライヤ - Google Patents
油水分離装置付きエアドライヤInfo
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Abstract
設けられていた油水分離装置の設置手間及び費用を減ら
し、スペース効率も高める。また寒冷地におけるドレン
水凍結を防止する。 【解決手段】エアドライヤの筐体を上下に区分し、上段
にエアドライヤを、下段に油水分離装置、ドレントラッ
プ及び赤外線チェッカを設置する。エアドライヤで発生
したドレンは、筐体内のドレン管を圧送されて油水分離
装置に流入して油分を除去され、残ったドレン水は油水
分離装置の排出口からドレントラップを介して流下し筐
体下部の排出口より清浄な処理水として排出される。
Description
めのエアドライヤ装置において排水を浄化するための設
備に関する。
中の水分、固形物、オイルミスト等を除去するために、
圧縮空気を冷却器で冷媒と熱交換させて凝縮させるエア
ドライヤが利用されている。エアドライヤは一般に冷媒
圧縮器、凝縮器及び冷却器を含む冷媒配管と空気配管と
を有し、冷却器でドレンを発生する。空気圧縮機やエア
ドライヤで発生したドレンは油水分離装置へ送られ、油
と水に分離されて処理されている。
気中の混入物を除去し、クリーンな空気を供給すること
ができる環境機器として利用されているが、ドレントラ
ップから油分を含んだ汚れたドレンが排出される点が課
題となっていた。従来は油水分離装置を独立に設けて油
分を除去していたが、これらの装置費用を加算すると高
くなるとともに、現地への設置時にドレン配管を行なう
必要があり、設置費用も多くかかる。さらに、設置スペ
ースが広く必要になる。従来にも空気圧縮機とエアドラ
イヤとを一筐体内に収納した例はあるが(実公平4−5
0472)、油水分離装置については筐体の外側に独立
して設けられていた。そこで本発明は、上記の課題を解
決し、有害物質を筐体外に排出せず、設置の費用と手間
が少なく、設置スペースも節約できる油水分離装置付き
エアドライヤを提供することを目的とする。また本発明
は、空気圧縮機及びエアドライヤの排熱を有効利用する
ことを他の目的とする。
エアドライヤと、該エアドライヤのドレン排出管に接続
されたドレントラップ及び油水分離装置と、これらを相
互に連結する配管とを同一筐体に内蔵したことを特徴と
する油水分離装置付きエアドライヤにより、上記の課題
を解決する。請求項2記載の発明は、筐体を上下二段に
区分し、上段にエアドライヤを、下段にドレントラップ
及び油水分離装置をそれぞれ設けたことを特徴とする請
求項1記載の油水分離装置付きエアドライヤにより、特
に上記設置スペースの問題を解決する。
該エアドライヤのドレン排出管に接続されたドレントラ
ップと、該ドレントラップの下流側に接続された油水分
離装置と、該油水分離装置の下流側に接続された水質監
視装置と、これらを連結する配管とを同一筐体内に設置
したことを特徴とする油水分離装置付きエアドライヤに
より上記の課題を解決する。請求項4記載の発明は、エ
アドライヤと、該エアドライヤの空気吸入口に接続され
た空気圧縮機と、該エアドライヤ及び空気圧縮機のドレ
ン排出管とそれぞれドレントラップ及び逆止弁を介して
接続された油水分離装置と、これらを連結する配管とを
同一筐体内に設置したことを特徴とする油水分離装置付
きエアドライヤにより上記の課題を解決する他の装置を
提供する。請求項5記載の発明は、エアドライヤと、該
エアドライヤの空気吸入口に接続された空気圧縮機と、
該エアドライヤ及び空気圧縮機のドレン排出管と接続さ
れた油水分離装置と、該油水分離装置の下流側に接続さ
れたドレントラップと、これらを連結する配管とを同一
筐体内に設置したことを特徴とする油水分離装置付きエ
アドライヤにより上記の課題を解決する他の装置を提供
する。
つ、本発明の具体的な実施の形態を説明する。各図にお
いて手前側の筐体側板は省略されている。
イヤの第一の実施例を示す立面図である。図において1
はステンレス製の筐体であり、床板2によって上段1a
と下段1bとに区分されている。床板2は上段の装置を
保持できればよく、必ずしも上下室を完全に仕切る必要
はない。
ない吸気管から導入された高温の圧縮空気と冷媒とを冷
却器3aで熱交換させて水分等を凝縮させ乾燥したクリ
ーンな空気を排出管3bから排出する。冷却器3aのド
レン排出管は下段に設置された公知の油水分離装置4に
連結されている。油水分離装置4は例えば親油性と親水
性を有すると共に油吸着性を持つ油処理材例えば繊維状
吸着材が充填されており、ドレン水をこれに通すことに
より油エマルジョン中の油微粒子を粗粒化して、油水分
離し、分離された油を吸着除去する機能を有する。ドレ
ン水の給送方式は圧送式と自重式があるが本実施例では
圧送式を用いている。油水分離装置の下流側にドレント
ラップ5が接続されている。
内のドレン管を圧送されて油水分離装置4内に流入して
油分を除去され、残ったドレン水は油水分離装置4の排
出口からドレントラップ5を介して流下し筐体1下部の
排出口より清浄な処理水として排出される。この実施例
では油水分離装置2内が高圧となるので耐圧容器を用い
る必要がある点でコスト高となるが、ドレントラップ5
を油分が通らないのでトラップが故障を起こしにくい利
点がある。ドレントラップ5は各種のものが使用できる
が、常時ドレントラップ内がいっぱいになるようにドレ
ンが送られても誤動作を起こす恐れの少ない電磁式を使
用することが好ましい。
1の上段に設置し、油水分離装置4及びドレントラップ
5を筐体1の下段に設置するように構成したが、これに
限定されるものではなく、逆にエアドライヤ2を下段に
設置することもできる。筐体内の装置と配管の位置は工
場出荷時に最適な状態に調整されるので、現地への設置
作業は筐体を運搬して設置するだけでよい。
イヤの第二の実施例を示す。実施例1と同様に上段にエ
アドライヤ3が、下段に油水分離装置4が設置されてい
るが、本実施例では冷却器3aのドレン管はまず下段上
部に設置されたドレントラップ5に連結された後で油水
分離装置4の流入口に連結されている。ドレントラップ
5は電磁式、フロート式、ディスク式のいずれでもよ
い。油水分離装置4の吐出配管には赤外線チェッカ6が
介装されている。赤外線チェッカ6は赤外線発光・受光
素子を用いた水質監視装置であり、筐体1外部の電気配
線を介して筐体1上部の制御装置7に接続されている。
制御装置7は前記発光素子に一定の電力を供給すると共
に前記受光素子から出力される電流量に基づき容器内の
検体水の濁り度を演算するとともに、水質の悪化を光、
音などにより警報する。赤外線チェッカの下流側は筐体
1下部の排出口に接続されている。
レン水をドレントラップ5にて一定排出されたものを油
水分離装置4に集め、該油水分離装置4にて処理した後
に排水する。本実施例の構成の特徴は実施例1と逆であ
り、油水分離装置4へのドレン水の流入が制御されるの
で安定した油吸着処理を行なえ耐圧容器を用いる必要も
ない反面、ドレントラップ5を処理前のドレン水が通過
するのでドレントラップの保守管理が重要となる。
けられた第三の実施例を示す立面図である。本実施例で
は下段に空気圧縮機8が設置されており、図示しない配
管を介して上段のエアドライヤ3の空気吸入口と接続さ
れている。空気圧縮機8の形式はレシプロ式、スクリュ
−式、ターボ式のいずれでもよい。エアドライヤ3と空
気圧縮機8のドレン排出口にはそれぞれドレントラップ
5,5と逆止弁9,9が接続されており、その後合流し
て空気圧縮機8の側方に設置された油水分離装置4に接
続されている。
されたドレン水はドレントラップで一旦貯溜された後、
油水分離装置4に導入される。逆止弁9、9はエアドラ
イヤ3と空気圧縮機8の排圧の違いによるドレン水の逆
流を防ぐ。油水分離装置4で処理されたドレン水は左側
の排出口から排出される。この実施例ではエアドライヤ
3と空気圧縮機8のドレンを共通して処理でき、これま
で別々に設けられていた油水分離装置が一基ですむので
経済的に有利である。
体上段に、コンプレッサ部分8bを筐体下段に設けた第
四の実施例を示す。第三の実施例と同様に、エアドライ
ヤ3と空気圧縮機8のドレン排出口はそれぞれドレント
ラップ5,5と逆止弁9,9が接続されており、その後
合流して下段に設置された油水分離装置4に接続されて
いる。エアドライヤ3と空気圧縮機8から排出されるド
レンを一基の油水分離装置4で処理される。実施例3の
装置と比較して、筐体をさらに小型にできる利点があ
る。
分離装置付きエアドライヤにおいて、共通の床板2を設
けず、空気圧縮機8、エアドライヤ3、油水分離装置4
を同一面上に並置した第五の実施例を示す。油水分離装
置4はエアドライヤ3及び空気圧縮機8のドレン排出口
に接続され、油水分離装置4の下流側に電磁式のドレン
トラップ5が接続されている。ドレントラップ5を処理
装置の下流側に設置することの効果は実施例1と同様で
ある。実施例4と同様に、筐体を小型にできる利点があ
り、特に高さを抑えることができる。
来の分離式のものに比べて設置スペースが小さく、また
位置の調節や配管が既に完了しているので、故障の恐れ
が少なく、信頼性の高い機器として提供することができ
る。従って、水分・固形分・油分を含まないクリーンな
空気の供給と、油分を含まないきれいな排水を保証でき
る有用なクリーン機器となり得る。また寒冷地において
は冬期に油水分離装置内のドレン水が凍結する恐れがあ
るのでこれまで電気式のヒーターを設けて保温していた
が、本発明では油水分離装置をエアドライヤ1や空気圧
縮器8と同一筐体内に設けたのでこれらの機器の排熱を
ある程度維持して凍結を防ぐことができ、保温装置を設
ける必要が少なくなる利点を有する。
立面図である。
立面図である。
立面図である。
立面図である。
立面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】エアドライヤと、該エアドライヤのドレン
排出管に接続された油水分離装置と、該油水分離装置の
下流側に接続されたドレントラップと、これらを連結す
る配管とを同一筐体内に設置したことを特徴とする油水
分離装置付きエアドライヤ。 - 【請求項2】筐体を上下二段に区分し、上部にエアドラ
イヤを、下段にドレントラップ及び油水分離装置をそれ
ぞれ設置したことを特徴とする請求項1記載の油水分離
装置付きエアドライヤ。 - 【請求項3】エアドライヤと、該エアドライヤのドレン
排出管に接続されたドレントラップと、該ドレントラッ
プの下流側に接続された油水分離装置と、該油水分離装
置の下流側に接続された水質監視装置と、これらを連結
する配管とを同一筐体内に設置したことを特徴とする油
水分離装置付きエアドライヤ。 - 【請求項4】エアドライヤと、該エアドライヤの空気吸
入口に接続された空気圧縮機と、該エアドライヤ及び空
気圧縮機のドレン排出管とそれぞれドレントラップ及び
逆止弁を介して接続された油水分離装置と、これらを連
結する配管とを同一筐体内に設置したことを特徴とする
油水分離装置付きエアドライヤ。 - 【請求項5】エアドライヤと、該エアドライヤの空気吸
入口に接続された空気圧縮機と、該エアドライヤ及び空
気圧縮機のドレン排出管と接続された油水分離装置と、
該油水分離装置の下流側に接続されたドレントラップ
と、これらを連結する配管とを同一筐体内に設置したこ
とを特徴とする油水分離装置付きエアドライヤ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000083254A JP4382955B2 (ja) | 2000-03-21 | 2000-03-21 | 油水分離装置付きエアドライヤ |
Publications (2)
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---|---|
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JP4382955B2 JP4382955B2 (ja) | 2009-12-16 |
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ID=18599924
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---|---|---|---|
JP2000083254A Expired - Lifetime JP4382955B2 (ja) | 2000-03-21 | 2000-03-21 | 油水分離装置付きエアドライヤ |
Country Status (1)
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