JP2001119804A - 電動車両用電源システム - Google Patents
電動車両用電源システムInfo
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- JP2001119804A JP2001119804A JP29985199A JP29985199A JP2001119804A JP 2001119804 A JP2001119804 A JP 2001119804A JP 29985199 A JP29985199 A JP 29985199A JP 29985199 A JP29985199 A JP 29985199A JP 2001119804 A JP2001119804 A JP 2001119804A
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
- Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電池の劣化状態を把握し、電池の劣化状況を
正確に判定することのできる電動車両用電源システムを
提供する。 【解決手段】 充電式電池102と、該電池の残存容量
を含む電池状態を管理する電池管理装置105とを備え
た電動車両用電源システム21において、リフレッシュ
放電時に、リフレッシュ放電前の走行時放電容量とリフ
レッシュ放電によるリフレッシュ時放電容量との和に基
づいて上記電池のリフレッシュ出し切り実力容量を求め
る実力容量確定手段及び該電池の求められた実力容量と
初期容量とを比較して該電池の劣化度合いを求める電池
劣化度判定手段として機能する電池管理制御部117を
備える。
正確に判定することのできる電動車両用電源システムを
提供する。 【解決手段】 充電式電池102と、該電池の残存容量
を含む電池状態を管理する電池管理装置105とを備え
た電動車両用電源システム21において、リフレッシュ
放電時に、リフレッシュ放電前の走行時放電容量とリフ
レッシュ放電によるリフレッシュ時放電容量との和に基
づいて上記電池のリフレッシュ出し切り実力容量を求め
る実力容量確定手段及び該電池の求められた実力容量と
初期容量とを比較して該電池の劣化度合いを求める電池
劣化度判定手段として機能する電池管理制御部117を
備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電動自転車,電
動車椅子,電動スクータ等にエネルギ源として使用され
るNi−Cd,Ni−MH等の充電式電池の劣化度合い
を求めることができるようにした電動車両用電源システ
ムに関する。
動車椅子,電動スクータ等にエネルギ源として使用され
るNi−Cd,Ni−MH等の充電式電池の劣化度合い
を求めることができるようにした電動車両用電源システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】電池の劣化度合いを判定しようとした場
合、電池の現時点での放電可能容量(実力容量)の初期
容量からの減少度合いや内部抵抗の上昇度合い(I−V
特性)から判定する方法が考えられる。
合、電池の現時点での放電可能容量(実力容量)の初期
容量からの減少度合いや内部抵抗の上昇度合い(I−V
特性)から判定する方法が考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが電池の内部抵
抗は電池の状態、例えば電池温度,充放電状態,活性度
等により大幅に変動するため、一般ユーザーが使用して
いる状況でかつ安定した状態で電池の内部抵抗を測定す
ることは非常に困難である。一方、放電可能容量により
電池の劣化を判断するようにした場合にはどの時点で電
池の放電容量を測定するかが問題となる。
抗は電池の状態、例えば電池温度,充放電状態,活性度
等により大幅に変動するため、一般ユーザーが使用して
いる状況でかつ安定した状態で電池の内部抵抗を測定す
ることは非常に困難である。一方、放電可能容量により
電池の劣化を判断するようにした場合にはどの時点で電
池の放電容量を測定するかが問題となる。
【0004】本発明は、上記従来の状況に鑑みてなされ
たもので、電池の劣化状態を把握し、電池の劣化状況を
正確に判定することのできる電動車両用電源システムを
提供することを課題としている。
たもので、電池の劣化状態を把握し、電池の劣化状況を
正確に判定することのできる電動車両用電源システムを
提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、充電
式電池と、該電池の残存容量を含む電池状態を管理する
電池管理装置とを備えた電動車両用電源システムにおい
て、リフレッシュ放電時に、リフレッシュ放電前の走行
時放電容量とリフレッシュ放電によるリフレッシュ時放
電容量との和に基づいて上記電池のリフレッシュ出し切
り実力容量を求める実力容量確定手段と、該電池の求め
られた実力容量と初期容量とを比較して該電池の劣化度
合いを求める電池劣化度判定手段とを備えたことをこと
を特徴としている。
式電池と、該電池の残存容量を含む電池状態を管理する
電池管理装置とを備えた電動車両用電源システムにおい
て、リフレッシュ放電時に、リフレッシュ放電前の走行
時放電容量とリフレッシュ放電によるリフレッシュ時放
電容量との和に基づいて上記電池のリフレッシュ出し切
り実力容量を求める実力容量確定手段と、該電池の求め
られた実力容量と初期容量とを比較して該電池の劣化度
合いを求める電池劣化度判定手段とを備えたことをこと
を特徴としている。
【0006】請求項2の発明は、請求項1において、上
記実力容量確定手段は、パルス波形をなす放電電流によ
り行なわれたリフレッシュ放電におけるリフレッシュ時
放電容量と上記走行時放電容量との和に基づいて上記電
池のリフレッシュ出し切り実力容量を求めることを特徴
としている。
記実力容量確定手段は、パルス波形をなす放電電流によ
り行なわれたリフレッシュ放電におけるリフレッシュ時
放電容量と上記走行時放電容量との和に基づいて上記電
池のリフレッシュ出し切り実力容量を求めることを特徴
としている。
【0007】請求項3の発明は、請求項1又は2におい
て、上記実力容量確定手段は、前回の充電後に走行する
ことなくリフレッシュ放電がなされた場合には、リフレ
ッシュ時放電容量のみからリフレッシュ出し切り実力容
量を求めることを特徴としている。
て、上記実力容量確定手段は、前回の充電後に走行する
ことなくリフレッシュ放電がなされた場合には、リフレ
ッシュ時放電容量のみからリフレッシュ出し切り実力容
量を求めることを特徴としている。
【0008】請求項4の発明は、充電式電池と、該電池
の残存容量を含む電池状態を管理する電池管理装置とを
備えた電動車両用電源システムにおいて、走行により電
池電圧が予め設定された実力容量判定電圧値に達するま
でに放電した走行時放電容量により上記電池の走行出し
切り実力容量を求める実力容量確定手段と、該電池の求
められた走行出し切り実力容量と初期容量とを比較して
電池の劣化度合いを求める電池劣化度判定手段とを備え
たことを特徴としている。
の残存容量を含む電池状態を管理する電池管理装置とを
備えた電動車両用電源システムにおいて、走行により電
池電圧が予め設定された実力容量判定電圧値に達するま
でに放電した走行時放電容量により上記電池の走行出し
切り実力容量を求める実力容量確定手段と、該電池の求
められた走行出し切り実力容量と初期容量とを比較して
電池の劣化度合いを求める電池劣化度判定手段とを備え
たことを特徴としている。
【0009】請求項5の発明は、請求項4において、上
記実力容量確定手段は、走行時の放電停止電圧値を上記
実力容量判定電圧値として走行出し切り実力容量を求め
ることを特徴としている。
記実力容量確定手段は、走行時の放電停止電圧値を上記
実力容量判定電圧値として走行出し切り実力容量を求め
ることを特徴としている。
【0010】請求項6の発明は、請求項1ないし5の何
れかにおいて、上記電池劣化度判定手段は、放電前の充
電が正常に完了していることを劣化度判定条件の1つと
して電池の劣化度合いを求めることを特徴としている。
れかにおいて、上記電池劣化度判定手段は、放電前の充
電が正常に完了していることを劣化度判定条件の1つと
して電池の劣化度合いを求めることを特徴としている。
【0011】請求項7の発明は、請求項1ないし6の何
れかにおいて、上記電池劣化度判定手段は、自己放電容
量が所定値以下であることを劣化度判定条件の1つとし
て電池の劣化度合いを求めることを特徴としている。
れかにおいて、上記電池劣化度判定手段は、自己放電容
量が所定値以下であることを劣化度判定条件の1つとし
て電池の劣化度合いを求めることを特徴としている。
【0012】請求項8の発明は、請求項1ないし7の何
れかにおいて、上記電池劣化度判定手段は、リフレッシ
ュ出し切り実力容量又は走行出し切り実力容量を求める
時点における電池温度が所定の範囲内であることを劣化
度判定条件の1つとして電池の劣化度合いを求めること
を特徴としている。
れかにおいて、上記電池劣化度判定手段は、リフレッシ
ュ出し切り実力容量又は走行出し切り実力容量を求める
時点における電池温度が所定の範囲内であることを劣化
度判定条件の1つとして電池の劣化度合いを求めること
を特徴としている。
【0013】請求項9の発明は、請求項1ないし8の何
れかにおいて、上記電池劣化度判定手段は、前回のリフ
レッシュ放電完了からの充放電回数が所定値以下である
ことを劣化度判定条件の1つとして電池の劣化度合いを
求めることを特徴としている。
れかにおいて、上記電池劣化度判定手段は、前回のリフ
レッシュ放電完了からの充放電回数が所定値以下である
ことを劣化度判定条件の1つとして電池の劣化度合いを
求めることを特徴としている。
【0014】請求項10の発明は、請求項1ないし9の
何れかにおいて、上記電池の劣化度を、上記リフレッシ
ュ出し切り実力容量又は走行出し切り実力容量と初期容
量とを比較する劣化判定を複数回連続して行った後に確
定することを特徴としている。
何れかにおいて、上記電池の劣化度を、上記リフレッシ
ュ出し切り実力容量又は走行出し切り実力容量と初期容
量とを比較する劣化判定を複数回連続して行った後に確
定することを特徴としている。
【0015】
【発明の作用効果】請求項1の発明によれば、走行時放
電容量と、これに続いて行われるリフレッシュ時放電容
量との和に基づいて電池のリフレッシュ出し切り実力容
量を求め、該実力容量と初期容量とを比較して電池の劣
化度を判定するようにしたので、放電停止電圧に低下す
るまで走行するいわゆる「出し切り走行」を行わないユ
ーザの場合でも電池の実力容量を正確に求めることがで
き、その結果劣化判定を正確に行うことができる。な
お、上記「リフレッシュ出し切り実力容量」とは、走行
時、放電停止電圧に低下するまで十分電池を放電させな
い(出し切らない)まま走行を終了し、続くリフレッシ
ュ放電で所定の電圧値まで放電させた(出し切った)時
のトータルの放電容量を意味する。従って「出し切り」
とは必ずしも完全に出し切ることに限定されない。
電容量と、これに続いて行われるリフレッシュ時放電容
量との和に基づいて電池のリフレッシュ出し切り実力容
量を求め、該実力容量と初期容量とを比較して電池の劣
化度を判定するようにしたので、放電停止電圧に低下す
るまで走行するいわゆる「出し切り走行」を行わないユ
ーザの場合でも電池の実力容量を正確に求めることがで
き、その結果劣化判定を正確に行うことができる。な
お、上記「リフレッシュ出し切り実力容量」とは、走行
時、放電停止電圧に低下するまで十分電池を放電させな
い(出し切らない)まま走行を終了し、続くリフレッシ
ュ放電で所定の電圧値まで放電させた(出し切った)時
のトータルの放電容量を意味する。従って「出し切り」
とは必ずしも完全に出し切ることに限定されない。
【0016】請求項2の発明によれば、リフレッシュ放
電をパルス波形をなす放電電流により行なってリフレッ
シュ時放電容量を求め、該リフレッシュ時放電容量と上
記走行時放電容量との和に基づいて上記電池のリフレッ
シュ出し切り実力容量を求めるようにしたので、上記パ
ルス波形電流値を例えば5A程度と車両走行時の電流に
近づけることができ、その結果実力容量を低コストで正
確に学習することができる。ちなみに、リフレッシュ放
電をパルス波形電流で行わなわずに定電流,定抵抗方式
で行った場合にはコスト,冷却能力の問題から放電電流
値を車両走行時の放電電流値より大幅に低く設定せざる
をえず、電池の劣化状態によっては実力容量を正確に求
めることはできない。
電をパルス波形をなす放電電流により行なってリフレッ
シュ時放電容量を求め、該リフレッシュ時放電容量と上
記走行時放電容量との和に基づいて上記電池のリフレッ
シュ出し切り実力容量を求めるようにしたので、上記パ
ルス波形電流値を例えば5A程度と車両走行時の電流に
近づけることができ、その結果実力容量を低コストで正
確に学習することができる。ちなみに、リフレッシュ放
電をパルス波形電流で行わなわずに定電流,定抵抗方式
で行った場合にはコスト,冷却能力の問題から放電電流
値を車両走行時の放電電流値より大幅に低く設定せざる
をえず、電池の劣化状態によっては実力容量を正確に求
めることはできない。
【0017】請求項3の発明によれば、充電後、走行す
ることなく直ちにリフレッシュ放電を行った場合には、
このリフレッシュ時放電容量のみからリフレッシュ出し
切り実力容量を求めるようにしたので、このような場合
であってもリフレッシュ出し切り実力容量を確実に求め
ることができる。
ることなく直ちにリフレッシュ放電を行った場合には、
このリフレッシュ時放電容量のみからリフレッシュ出し
切り実力容量を求めるようにしたので、このような場合
であってもリフレッシュ出し切り実力容量を確実に求め
ることができる。
【0018】請求項4の発明によれば、走行出し切り実
力容量を、走行により電池電圧が実力容量判定電圧値、
例えば請求項5の発明の走行時の放電停止電圧に達する
まで放電した(出し切った)ときの走行時放電容量によ
り求めるようにしたので、ユーザの使用形態に最も近い
形で電池の劣化度判定を実施できる。
力容量を、走行により電池電圧が実力容量判定電圧値、
例えば請求項5の発明の走行時の放電停止電圧に達する
まで放電した(出し切った)ときの走行時放電容量によ
り求めるようにしたので、ユーザの使用形態に最も近い
形で電池の劣化度判定を実施できる。
【0019】請求項6の発明では放電前の充電が正常に
完了していることを、請求項7の発明では自己放電容量
が所定値以下であることを、請求項8の発明では電池の
実力容量を求めた時点における電池温度が所定の範囲内
であることを、請求項9の発明によれば前回のリフレッ
シュ放電完了からの充放電回数が所定値以下であること
を、それぞれ劣化度判定条件の1つとしたので、即ち上
記各劣化度判定条件が欠けた場合には劣化度判定を行わ
ないこととしたので、正常な電池を誤って劣化電池と判
定してしまうことがない。
完了していることを、請求項7の発明では自己放電容量
が所定値以下であることを、請求項8の発明では電池の
実力容量を求めた時点における電池温度が所定の範囲内
であることを、請求項9の発明によれば前回のリフレッ
シュ放電完了からの充放電回数が所定値以下であること
を、それぞれ劣化度判定条件の1つとしたので、即ち上
記各劣化度判定条件が欠けた場合には劣化度判定を行わ
ないこととしたので、正常な電池を誤って劣化電池と判
定してしまうことがない。
【0020】請求項10の発明によれば、劣化判定に当
たって、実力容量と初期容量との比較による劣化判定を
複数回連続で実施した後に劣化度を確定するようにした
ので、この点からも正常な電池を誤って劣化電池と判定
するのを防止できる。
たって、実力容量と初期容量との比較による劣化判定を
複数回連続で実施した後に劣化度を確定するようにした
ので、この点からも正常な電池を誤って劣化電池と判定
するのを防止できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。図1ないし図15は、本発明の
第1実施形態による電動補助自転車用電源システムを説
明するための図であり、図1は上記電源システムのうち
充電装置を非車載とし、着脱式電池ケースを車載した電
動車両としての電動補助自転車の側面図、図2は上記電
源システムのブロック構成図、図3は上記電源システム
の変形例を示すブロック構成図、図4〜図6は上記電源
システムの電池管理装置と充電装置との間で送受信され
る信号データを説明するための図、図7, 8はリフレッ
シュ放電時の放電電流値,電池電圧値の時間経過を示す
特性図、図9, 10,14,15は上記電池管理装置の
動作を、図11〜図13は上記充電装置の動作を、それ
ぞれ説明するためのフローチャート図である。
面に基づいて説明する。図1ないし図15は、本発明の
第1実施形態による電動補助自転車用電源システムを説
明するための図であり、図1は上記電源システムのうち
充電装置を非車載とし、着脱式電池ケースを車載した電
動車両としての電動補助自転車の側面図、図2は上記電
源システムのブロック構成図、図3は上記電源システム
の変形例を示すブロック構成図、図4〜図6は上記電源
システムの電池管理装置と充電装置との間で送受信され
る信号データを説明するための図、図7, 8はリフレッ
シュ放電時の放電電流値,電池電圧値の時間経過を示す
特性図、図9, 10,14,15は上記電池管理装置の
動作を、図11〜図13は上記充電装置の動作を、それ
ぞれ説明するためのフローチャート図である。
【0022】図において、1は本実施形態電源システム
のうち充電装置112を非車載とし、着脱式電池ケース
100を車載した電動車両としての電動補助自転車であ
り、これの車体フレーム2はヘッドパイプ3と、該ヘッ
ドパイプ3から車体後方斜め下方に延びるダウンチュー
ブ4と、該ダウンチューブ4の後端から上方に略起立し
て延びるシートチューブ5と、上記ダウンチューブ4の
後端から後方に略水平に延びる左, 右一対のチェーンス
テー6と、該両チェーンステー6の後端部と上記シート
チューブ5の上端部とを結合する左, 右一対のシートス
テー7と、上記ヘッドパイプ3とシートチューブ5とを
接続するトップチューブ11とを備えている。
のうち充電装置112を非車載とし、着脱式電池ケース
100を車載した電動車両としての電動補助自転車であ
り、これの車体フレーム2はヘッドパイプ3と、該ヘッ
ドパイプ3から車体後方斜め下方に延びるダウンチュー
ブ4と、該ダウンチューブ4の後端から上方に略起立し
て延びるシートチューブ5と、上記ダウンチューブ4の
後端から後方に略水平に延びる左, 右一対のチェーンス
テー6と、該両チェーンステー6の後端部と上記シート
チューブ5の上端部とを結合する左, 右一対のシートス
テー7と、上記ヘッドパイプ3とシートチューブ5とを
接続するトップチューブ11とを備えている。
【0023】上記ヘッドパイプ3にはフロントフォーク
8が左右に回動可能に枢支されている。該フロントフォ
ーク8の下端には前輪9が軸支されており、上端には操
向ハンドル10が固着されている。また上記シートチュ
ーブ5の上端にはサドル12が装着されている。さらに
上記チェーンステー6の後端には後輪(車輪)13が軸
支されている。
8が左右に回動可能に枢支されている。該フロントフォ
ーク8の下端には前輪9が軸支されており、上端には操
向ハンドル10が固着されている。また上記シートチュ
ーブ5の上端にはサドル12が装着されている。さらに
上記チェーンステー6の後端には後輪(車輪)13が軸
支されている。
【0024】なお、図示していないが、上記操向ハンド
ル10の中央には速度メータ等を備えた計器パネル(不
図示)が設けられており、このパネル部分に、リフレッ
シュ放電が必要と判断された時にその旨が表示される表
示装置を設けても良い。
ル10の中央には速度メータ等を備えた計器パネル(不
図示)が設けられており、このパネル部分に、リフレッ
シュ放電が必要と判断された時にその旨が表示される表
示装置を設けても良い。
【0025】上記車体フレーム2の下端部には、クラン
ク軸16の両端突出部に取り付けられたクランクアーム
16aを介してペダル16bに入力されたペダル踏力
(人力)と、内蔵する電動モータ17からの人力の大き
さに比例した補助動力との合力を出力するパワーユニッ
ト15が搭載されている。即ち、ペダル踏力の大きさが
モータ駆動指令28となる。このパワーユニット15か
らの出力はチェーン30を介して上記後輪13に伝達さ
れる。
ク軸16の両端突出部に取り付けられたクランクアーム
16aを介してペダル16bに入力されたペダル踏力
(人力)と、内蔵する電動モータ17からの人力の大き
さに比例した補助動力との合力を出力するパワーユニッ
ト15が搭載されている。即ち、ペダル踏力の大きさが
モータ駆動指令28となる。このパワーユニット15か
らの出力はチェーン30を介して上記後輪13に伝達さ
れる。
【0026】なお、本実施形態自転車1は外部からモー
タ駆動指令28を入力するための自走レバー14をも備
えており、該自走レバー14を操作することにより、ペ
ダル16bに入力することなく電動モータ17からの動
力のみで走行することも可能となっている。
タ駆動指令28を入力するための自走レバー14をも備
えており、該自走レバー14を操作することにより、ペ
ダル16bに入力することなく電動モータ17からの動
力のみで走行することも可能となっている。
【0027】また上記電動モータ17等の電源となる電
池ケース100は、上記シートチューブ5の後面に沿う
ようにかつ左,右のシートステー7,7に挟まれるよう
に車体に対して着脱自在に配設されている。上記電池ケ
ース100は、多数の単電池101を直列に接続してな
る電池(充電式電池)102を収納しており、また上記
電池102の温度を検出する温度センサ103と、該電
池102の電流値を測定する電流計104とを備えてい
る。さらにまた、上記電池ケース100は、上記電池1
02の管理等を行なう電池管理装置105を備えてい
る。
池ケース100は、上記シートチューブ5の後面に沿う
ようにかつ左,右のシートステー7,7に挟まれるよう
に車体に対して着脱自在に配設されている。上記電池ケ
ース100は、多数の単電池101を直列に接続してな
る電池(充電式電池)102を収納しており、また上記
電池102の温度を検出する温度センサ103と、該電
池102の電流値を測定する電流計104とを備えてい
る。さらにまた、上記電池ケース100は、上記電池1
02の管理等を行なう電池管理装置105を備えてい
る。
【0028】また、上記電池ケース100は、車載時に
はコネクタ107, 108によりモータ駆動回路22と
装着と同時に自動接続され、またコネクタ110, 11
1により上記電動補助自転車1の走行制御を行なう走行
制御部109と通信I/F120a,120bを介して
自動接続される。
はコネクタ107, 108によりモータ駆動回路22と
装着と同時に自動接続され、またコネクタ110, 11
1により上記電動補助自転車1の走行制御を行なう走行
制御部109と通信I/F120a,120bを介して
自動接続される。
【0029】一方、上記電池ケース100は、充電時に
は、車体から取り外された状態で、あるいは車載状態の
ままでコネクタ113,114により非車載で全く独立
に構成された充電装置112の出力側と接続され、また
コネクタ115, 116により上記充電装置112の通
信I/F127,120cを介して接続される。ここで
図1において、100aは電池ケース100に設けられ
たた充電口であり、ここに上記コネクタ113,11
4,115,116の電池ケース側端子が配置される。
また121は上記充電装置112の充電プラグであり、
この中に上記コネクタ113〜116の充電装置側端子
が配置されており、上記充電口100aに差し込み自在
となっている。上記電池ケース100と充電装置112
とで本実施形態における電源システム21が構成され
る。なお、上記コネクタ107,108と113,11
4、及びコネクタ110,111と115,116は共
通にしても良い。
は、車体から取り外された状態で、あるいは車載状態の
ままでコネクタ113,114により非車載で全く独立
に構成された充電装置112の出力側と接続され、また
コネクタ115, 116により上記充電装置112の通
信I/F127,120cを介して接続される。ここで
図1において、100aは電池ケース100に設けられ
たた充電口であり、ここに上記コネクタ113,11
4,115,116の電池ケース側端子が配置される。
また121は上記充電装置112の充電プラグであり、
この中に上記コネクタ113〜116の充電装置側端子
が配置されており、上記充電口100aに差し込み自在
となっている。上記電池ケース100と充電装置112
とで本実施形態における電源システム21が構成され
る。なお、上記コネクタ107,108と113,11
4、及びコネクタ110,111と115,116は共
通にしても良い。
【0030】上記電池管理装置105は、上記温度セン
サ103からの電池温度データTと、電流計104から
の電流値データIと、電池102の電圧データVとが入
力され、上記充電式電池102のリフレッシュ放電の制
御等を行なう電池管理・制御部117と所定のデータを
記憶するEEPROM106を備えており、また、該電
池管理・制御部117からの信号に基づいて表示を必要
とする時に表示ボタン118を押すことにより、電池残
存容量,リフレッシュ情報,実力容量,劣化確定等が表
示される表示装置119と、上記充電装置112や走行
制御部109との通信を行なう通信I/F120cや1
20aとを備えている。なお、上記表示装置119は、
速度メータ等が設置される車両側の表示パネル部分に設
けても良い。
サ103からの電池温度データTと、電流計104から
の電流値データIと、電池102の電圧データVとが入
力され、上記充電式電池102のリフレッシュ放電の制
御等を行なう電池管理・制御部117と所定のデータを
記憶するEEPROM106を備えており、また、該電
池管理・制御部117からの信号に基づいて表示を必要
とする時に表示ボタン118を押すことにより、電池残
存容量,リフレッシュ情報,実力容量,劣化確定等が表
示される表示装置119と、上記充電装置112や走行
制御部109との通信を行なう通信I/F120cや1
20aとを備えている。なお、上記表示装置119は、
速度メータ等が設置される車両側の表示パネル部分に設
けても良い。
【0031】なお、上記EEPROM106には、上記
所定のデータとして、初期もしくは先回のリフレッシュ
放電からの充電回数,放電回数,充放電サイクル数や、
上記電池102の初期容量,電池実力容量,走行時放電
容量,リフレッシュ時放電容量,リフレッシュ表示後の
リフレッシュ放電の実施の有無等が記憶される。
所定のデータとして、初期もしくは先回のリフレッシュ
放電からの充電回数,放電回数,充放電サイクル数や、
上記電池102の初期容量,電池実力容量,走行時放電
容量,リフレッシュ時放電容量,リフレッシュ表示後の
リフレッシュ放電の実施の有無等が記憶される。
【0032】また上記電池管理・制御部117は、上記
充電式電池102の、例えば電池温度,電圧,残存容量
等の電池状態、初期もしくは先回のリフレッシュ放電か
らの充電回数,放電回数,充放電サイクル数,電池実力
容量と放電容量との差,リフレッシュ表示後のリフレッ
シュ放電の実施有無等の電池履歴等に基づいてリフレッ
シュ放電の要否を判断し、また前述のように電池残存容
量等を上記表示装置119に表示させるように機能す
る。
充電式電池102の、例えば電池温度,電圧,残存容量
等の電池状態、初期もしくは先回のリフレッシュ放電か
らの充電回数,放電回数,充放電サイクル数,電池実力
容量と放電容量との差,リフレッシュ表示後のリフレッ
シュ放電の実施有無等の電池履歴等に基づいてリフレッ
シュ放電の要否を判断し、また前述のように電池残存容
量等を上記表示装置119に表示させるように機能す
る。
【0033】さらにまた上記電池管理・制御部117
は、リフレッシュ放電時に、リフレッシュ放電前の走行
時放電容量とリフレッシュ放電によるリフレッシュ時放
電容量との和に基づいて電池102のリフレッシュ出し
切り実力容量を求める実力容量確定手段として、あるい
は走行により電池電圧が予め設定された実力容量判定電
圧値、例えば放電停止電圧に低下するまでに放電した走
行時放電容量により電池102の走行出し切り実力容量
を求める実力容量確定手段として機能し、さらに該電池
102の求められた実力容量と初期容量とを比較して該
電池102の劣化度合いを求める電池劣化度判定手段と
しても機能する。
は、リフレッシュ放電時に、リフレッシュ放電前の走行
時放電容量とリフレッシュ放電によるリフレッシュ時放
電容量との和に基づいて電池102のリフレッシュ出し
切り実力容量を求める実力容量確定手段として、あるい
は走行により電池電圧が予め設定された実力容量判定電
圧値、例えば放電停止電圧に低下するまでに放電した走
行時放電容量により電池102の走行出し切り実力容量
を求める実力容量確定手段として機能し、さらに該電池
102の求められた実力容量と初期容量とを比較して該
電池102の劣化度合いを求める電池劣化度判定手段と
しても機能する。
【0034】上記リフレッシュ時放電容量としては、後
述の2段階リフレッシュ放電における1段目の放電の終
了までの放電容量が用いられる。
述の2段階リフレッシュ放電における1段目の放電の終
了までの放電容量が用いられる。
【0035】また上記電池102の劣化度は、以下の劣
化度判定条件を満足している場合にのみ求められ、これ
により正常な電池を誤って劣化電池と判定するのを防止
している。即ち、放電前の充電が正常に完了しているこ
と、つまり充電途中に発生した何らかの理由により所定
の充電完了判定がなされる前に充電が停止されていない
こと、(例えばdT/dt,−ΔV,主充電+補充電に
よる停止は完了判定とされ、絶対温度停止やタイマー停
止等は充電停止判定とされる)計測された自己放電容量
が所定値以下であること、リフレッシュ出し切り実力容
量又は走行出し切り実力容量を求める時点における電池
温度が所定の範囲内であること、前回のリフレッシュ放
電完了からの充放電回数が所定値以下であることを劣化
度判定条件としており、該劣化度判定条件が1つでも欠
けた場合にはリフレッシュ出し切り又は、走行出し切り
実力容量の確定が見送られ、その結果、劣化度の判定は
見送られる。また上記劣化度は、上記実力容量と初期容
量との比較による劣化判定を複数回連続して行った上で
確定される。
化度判定条件を満足している場合にのみ求められ、これ
により正常な電池を誤って劣化電池と判定するのを防止
している。即ち、放電前の充電が正常に完了しているこ
と、つまり充電途中に発生した何らかの理由により所定
の充電完了判定がなされる前に充電が停止されていない
こと、(例えばdT/dt,−ΔV,主充電+補充電に
よる停止は完了判定とされ、絶対温度停止やタイマー停
止等は充電停止判定とされる)計測された自己放電容量
が所定値以下であること、リフレッシュ出し切り実力容
量又は走行出し切り実力容量を求める時点における電池
温度が所定の範囲内であること、前回のリフレッシュ放
電完了からの充放電回数が所定値以下であることを劣化
度判定条件としており、該劣化度判定条件が1つでも欠
けた場合にはリフレッシュ出し切り又は、走行出し切り
実力容量の確定が見送られ、その結果、劣化度の判定は
見送られる。また上記劣化度は、上記実力容量と初期容
量との比較による劣化判定を複数回連続して行った上で
確定される。
【0036】なお、本実施形態では、上記劣化度の確
定,見送りは、具体的には上記判定条件が欠けた場合に
はリフレッシュ出し切り実力容量又は走行出し切り実力
容量の確定が見送られ、その結果劣化度の判定がなされ
ない、といった方式が採用されている。
定,見送りは、具体的には上記判定条件が欠けた場合に
はリフレッシュ出し切り実力容量又は走行出し切り実力
容量の確定が見送られ、その結果劣化度の判定がなされ
ない、といった方式が採用されている。
【0037】上記充電装置112は、プラグ123をコ
ンセントに接続することにより供給された交流電源を直
流に変換するAC/DCコンバータ124と、該コンバ
ータ124の出力の電圧値, 電流値を計測する電圧計1
25, 電流計126と、上記充電式電池102のリフレ
ッシュ放電を行なう放電器(放電手段)135と、上記
電圧計125, 電流計126からの計測値や上記通信I
/F127からの所定の信号等が入力される充電/放電
制御部128とを備えている。
ンセントに接続することにより供給された交流電源を直
流に変換するAC/DCコンバータ124と、該コンバ
ータ124の出力の電圧値, 電流値を計測する電圧計1
25, 電流計126と、上記充電式電池102のリフレ
ッシュ放電を行なう放電器(放電手段)135と、上記
電圧計125, 電流計126からの計測値や上記通信I
/F127からの所定の信号等が入力される充電/放電
制御部128とを備えている。
【0038】また、上記充電装置112は、この充電装
置112と上記電池ケース100とが接続されているこ
とを示す接続信号を、上記充電/放電制御部128に出
力する電池接続検知部129を備えている。
置112と上記電池ケース100とが接続されているこ
とを示す接続信号を、上記充電/放電制御部128に出
力する電池接続検知部129を備えている。
【0039】さらにまた、上記充電装置112には、後
述する表示装置133にリフレッシュ中の表示がされ
て、リフレッシュ放電が開始された時、これをキャンセ
ルして充電モードに移行させる充電リフレッシュ解除ス
イッチ131が設けられている。
述する表示装置133にリフレッシュ中の表示がされ
て、リフレッシュ放電が開始された時、これをキャンセ
ルして充電モードに移行させる充電リフレッシュ解除ス
イッチ131が設けられている。
【0040】上記AC/DCコンバータ124の出力は
出力制御部132を介して上記充電/放電制御部128
により制御される。また表示装置133や上記放電器1
35は上記充電/放電制御部(放電制御手段)128に
より制御される。そして上記表示装置133には、充電
待機中、充電中、充電完了、充電停止、リフレッシュ
中、リフレッシュ終了等の情報が表示される。
出力制御部132を介して上記充電/放電制御部128
により制御される。また表示装置133や上記放電器1
35は上記充電/放電制御部(放電制御手段)128に
より制御される。そして上記表示装置133には、充電
待機中、充電中、充電完了、充電停止、リフレッシュ
中、リフレッシュ終了等の情報が表示される。
【0041】なお、図3に示すように、電池102´と
して、複数の電池102・・102が並列に接続された
ものを用いる場合、各電池102の温度を検出する複数
の温度センサ103・・103が設けられ、各センサ1
03・・103の検出値T1・・Tnが上記電池管理・
制御部117に入力されるよう構成される。図3におい
て、図2と同符号は同一または相当部分を示している。
して、複数の電池102・・102が並列に接続された
ものを用いる場合、各電池102の温度を検出する複数
の温度センサ103・・103が設けられ、各センサ1
03・・103の検出値T1・・Tnが上記電池管理・
制御部117に入力されるよう構成される。図3におい
て、図2と同符号は同一または相当部分を示している。
【0042】次に、図4〜図6に基づいて、上記電動補
助自転車1における電池管理装置105と充電装置11
2との間で送受信される信号データについて説明する。
なお、図4〜図6は、信号データのナンバー(No),
及び該ナンバーの内容を示している。
助自転車1における電池管理装置105と充電装置11
2との間で送受信される信号データについて説明する。
なお、図4〜図6は、信号データのナンバー(No),
及び該ナンバーの内容を示している。
【0043】図4は、上記電池管理装置105から充電
装置112にまとめて送信される充放電制御データを示
しており、1として「リフレッシュ放電実行要求」が、
2として「1段目リフレッシュ放電電流値」が、3とし
て「1段目リフレッシュパルス値」が、4として「1段
目リフレッシュ放電停止電圧」が、5として「2段目リ
フレッシュ放電電流値」が、6として「2段目リフレッ
シュ放電停止電圧」が、7として「リフレッシュタイマ
ー値」が、8として「充電開始下限温度」が、9として
「充電開始上限温度」が含まれている。なお、上記「リ
フレッシュ放電実行要求」は、具体的には「有」又は
「無」が示され、リフレッシュ放電実行か否かを知らせ
る信号として機能する。
装置112にまとめて送信される充放電制御データを示
しており、1として「リフレッシュ放電実行要求」が、
2として「1段目リフレッシュ放電電流値」が、3とし
て「1段目リフレッシュパルス値」が、4として「1段
目リフレッシュ放電停止電圧」が、5として「2段目リ
フレッシュ放電電流値」が、6として「2段目リフレッ
シュ放電停止電圧」が、7として「リフレッシュタイマ
ー値」が、8として「充電開始下限温度」が、9として
「充電開始上限温度」が含まれている。なお、上記「リ
フレッシュ放電実行要求」は、具体的には「有」又は
「無」が示され、リフレッシュ放電実行か否かを知らせ
る信号として機能する。
【0044】図5は、上記電池管理装置105から充電
装置112にまとめて送信される電池状態データを示し
ており、1として「電池温度(1)」が、2として「電
池温度(2)」が、3として「電池電圧」が、4として
「現時点での電池残存容量」が、5として「電池実力容
量、即ち、現時点での最大容量学習値」が含まれる。な
お、この最大容量学習値とは、充放電を繰り返すうちに
電池は次第に劣化し、最大容量も次第に変化(低下)し
ていく中で現在の時点での最大容量値のことである。具
体的には後述するように、リフレッシュ放電前の走行時
放電容量と、リフレッシュ放電によるリフレッシュ時放
電容量との和に基づいて求められる。リフレッシュ出し
切り実力容量と、走行中に電池電圧が放電停止電圧に低
下するまでに放電した走行時放電容量より求められる走
行出し切り実力容量の2つが含まれる。
装置112にまとめて送信される電池状態データを示し
ており、1として「電池温度(1)」が、2として「電
池温度(2)」が、3として「電池電圧」が、4として
「現時点での電池残存容量」が、5として「電池実力容
量、即ち、現時点での最大容量学習値」が含まれる。な
お、この最大容量学習値とは、充放電を繰り返すうちに
電池は次第に劣化し、最大容量も次第に変化(低下)し
ていく中で現在の時点での最大容量値のことである。具
体的には後述するように、リフレッシュ放電前の走行時
放電容量と、リフレッシュ放電によるリフレッシュ時放
電容量との和に基づいて求められる。リフレッシュ出し
切り実力容量と、走行中に電池電圧が放電停止電圧に低
下するまでに放電した走行時放電容量より求められる走
行出し切り実力容量の2つが含まれる。
【0045】また、上記電池温度(1)は、図2に示す
ように上記充電式電池102を1組備える構成の電池温
度を、上記電池温度(2)は、2個備える構成の2組目
の電池温度をそれぞれ意味している。また図3に示すよ
うに上記充電式電池102を複数組備える場合には、電
池温度(1)〜(n)まで含まれる。
ように上記充電式電池102を1組備える構成の電池温
度を、上記電池温度(2)は、2個備える構成の2組目
の電池温度をそれぞれ意味している。また図3に示すよ
うに上記充電式電池102を複数組備える場合には、電
池温度(1)〜(n)まで含まれる。
【0046】図6は、上記充電装置112から電池管理
装置105にまとめて送信される充電器状態データを示
しており、1として「充放電制御データ要求」が、2と
して「電池状態データ要求」が、3として「1段目リフ
レッシュ中」が、4として「1段目リフレッシュ終了」
が、5として「2段目リフレッシュ中」が、6として
「2段目リフレッシュ終了」が、7として「充電中」
が、8として「充電待機中」が、9として「充電完了」
が、10として「充電停止」が含まれる。なお「充電完
了」とは100%充電されたことを意味し、「充電停
止」とはこれ以上充電を続けると危険である等の理由で
充電を止めたことを意味する。
装置105にまとめて送信される充電器状態データを示
しており、1として「充放電制御データ要求」が、2と
して「電池状態データ要求」が、3として「1段目リフ
レッシュ中」が、4として「1段目リフレッシュ終了」
が、5として「2段目リフレッシュ中」が、6として
「2段目リフレッシュ終了」が、7として「充電中」
が、8として「充電待機中」が、9として「充電完了」
が、10として「充電停止」が含まれる。なお「充電完
了」とは100%充電されたことを意味し、「充電停
止」とはこれ以上充電を続けると危険である等の理由で
充電を止めたことを意味する。
【0047】次に、図7,8に基づいて、本実施形態で
行われる上記2段階のリフレッシュ放電について説明す
る。図7に示すように、1段目の放電は、電流I1 を通
電時間a,遮断時間bのパルス波形で流すことにより実
施され、2段目の放電は、一定電流I0 で所定時間継続
される。この場合、上記時間a, bは、I0 =I1 ×a
/(a+b)となるように、即ち、上記1段目, 2段目
の放電における消費電力が略等しくなるよう設定され
る。なお、上記1段目の放電電流値I1 としては車両走
行時のモータによる放電電流値、例えば5Aが用いら
れ、上記2段目の放電電流値I0 としてはI1 の1/1
0の大きさの0. 5Aが用いられる。
行われる上記2段階のリフレッシュ放電について説明す
る。図7に示すように、1段目の放電は、電流I1 を通
電時間a,遮断時間bのパルス波形で流すことにより実
施され、2段目の放電は、一定電流I0 で所定時間継続
される。この場合、上記時間a, bは、I0 =I1 ×a
/(a+b)となるように、即ち、上記1段目, 2段目
の放電における消費電力が略等しくなるよう設定され
る。なお、上記1段目の放電電流値I1 としては車両走
行時のモータによる放電電流値、例えば5Aが用いら
れ、上記2段目の放電電流値I0 としてはI1 の1/1
0の大きさの0. 5Aが用いられる。
【0048】また、図8に示すように、上記1段目の放
電において上記電池電圧が所定の放電停止電圧V1まで
低下すると上記2段目の放電に切り替えられ、該2段目
の放電は上記電池電圧が放電停止電圧V2に低下するま
で行われる。なお、上記電池電圧V1,V2にはそれぞ
れ図4に示す充放電制御データ内のNo4「1段目リフ
レッシュ放電停止電圧」,及びNo6「2段目リフレッ
シュ放電停止電圧」が用いられる。
電において上記電池電圧が所定の放電停止電圧V1まで
低下すると上記2段目の放電に切り替えられ、該2段目
の放電は上記電池電圧が放電停止電圧V2に低下するま
で行われる。なお、上記電池電圧V1,V2にはそれぞ
れ図4に示す充放電制御データ内のNo4「1段目リフ
レッシュ放電停止電圧」,及びNo6「2段目リフレッ
シュ放電停止電圧」が用いられる。
【0049】ここで本実施形態では、上記1段目の放電
において、放電開始から、電圧値が1段目リフレッシュ
停止電圧V1に低下するまでに放電した電池容量がリフ
レッシュ時放電容量として採用され、このリフレッシュ
時放電容量と走行時放電容量との合計により電池102
のリフレッシュ出し切り実力容量が求められる。
において、放電開始から、電圧値が1段目リフレッシュ
停止電圧V1に低下するまでに放電した電池容量がリフ
レッシュ時放電容量として採用され、このリフレッシュ
時放電容量と走行時放電容量との合計により電池102
のリフレッシュ出し切り実力容量が求められる。
【0050】次に、図9〜図15のフローチャート図に
基づいて、本電源システム21における電池管理装置1
05及び充電装置112の動作を説明する。図9, 1
0,14,15は上記電池管理装置105の動作を、図
11〜図13は上記充電装置112の動作をそれぞれ示
しており、図9は走行出し切り実力容量確定フロー及び
リフレッシュ出し切り実力容量確定フローを示してい
る。
基づいて、本電源システム21における電池管理装置1
05及び充電装置112の動作を説明する。図9, 1
0,14,15は上記電池管理装置105の動作を、図
11〜図13は上記充電装置112の動作をそれぞれ示
しており、図9は走行出し切り実力容量確定フロー及び
リフレッシュ出し切り実力容量確定フローを示してい
る。
【0051】まず、図10に基づいて電池管理装置のリ
フレッシュ処理を説明する。上記電池管理装置105が
待機モードであって(ステップC1)、後述の接続信号
(D9)の割込により、充電器接続信号が検出され(ス
テップC2)、上記充電装置112から送信された図6
のNo1に示す「充放電制御データ要求」信号(D1
0)が受信されると(ステップC3)、上記電池管理装
置105はリフレッシュ放電要否判定を実施し(ステッ
プC4)、充放電制御データを作成し(ステップC
5)、電池管理装置105から充電装置112に図4に
示す充放電制御データが送信される(ステップC6)。
フレッシュ処理を説明する。上記電池管理装置105が
待機モードであって(ステップC1)、後述の接続信号
(D9)の割込により、充電器接続信号が検出され(ス
テップC2)、上記充電装置112から送信された図6
のNo1に示す「充放電制御データ要求」信号(D1
0)が受信されると(ステップC3)、上記電池管理装
置105はリフレッシュ放電要否判定を実施し(ステッ
プC4)、充放電制御データを作成し(ステップC
5)、電池管理装置105から充電装置112に図4に
示す充放電制御データが送信される(ステップC6)。
【0052】なお、上記ステップC4におけるリフレッ
シュ放電の要否判定は、初期もしくは先回のリフレッシ
ュ放電からの充電回数,放電回数,又は充放電サイクル
数や、先回の「リフレッシュ中」表示後のリフレッシュ
放電実行の有無に基づいて行われる。例えば上記充放電
サイクル数が20回以上の場合、及び先回の「リフレッ
シュ中」表示後にリフレッシュ解除スイッチ131がオ
ンされるなどしてリフレッシュ放電が最後まで完了しな
かった時にリフレッシュ放電要と判定される。
シュ放電の要否判定は、初期もしくは先回のリフレッシ
ュ放電からの充電回数,放電回数,又は充放電サイクル
数や、先回の「リフレッシュ中」表示後のリフレッシュ
放電実行の有無に基づいて行われる。例えば上記充放電
サイクル数が20回以上の場合、及び先回の「リフレッ
シュ中」表示後にリフレッシュ解除スイッチ131がオ
ンされるなどしてリフレッシュ放電が最後まで完了しな
かった時にリフレッシュ放電要と判定される。
【0053】次に、図6の「充電器状態データ」信号の
受信が待機され(ステップC7)、この信号が正常に受
信されると(ステップC8)、充電器状態データ内に
「リフレッシュ中」の信号が含まれているか否かが判定
され(ステップC9)、リフレッシュ中であれば、電池
温度, 電圧, 電流が計測され(ステップC10)、電池
の残存容量が計算され(ステップC11)、図5に示す
電池状態データが上記充電装置112に送信される(ス
テップC12)。
受信が待機され(ステップC7)、この信号が正常に受
信されると(ステップC8)、充電器状態データ内に
「リフレッシュ中」の信号が含まれているか否かが判定
され(ステップC9)、リフレッシュ中であれば、電池
温度, 電圧, 電流が計測され(ステップC10)、電池
の残存容量が計算され(ステップC11)、図5に示す
電池状態データが上記充電装置112に送信される(ス
テップC12)。
【0054】そして、上記電池管理装置105に上記充
電装置112が接続されており(ステップC13)、現
在のリフレッシュ放電が2段目ではなく(ステップC1
4)、1段目のリフレッシュ放電が終了すると(ステッ
プC15)、リフレッシュ放電前の走行時放電容量と1
段目リフレッシュ放電によるリフレッシュ時放電容量と
のトータルの放電容量が、リフレッシュ出し切り実力容
量として仮に採用される(ステップC16)。この仮の
リフレッシュ出し切り実力容量はさらにステップC6内
で図9(b)に示すように確定され、上記ステップC7
に処理が戻る。
電装置112が接続されており(ステップC13)、現
在のリフレッシュ放電が2段目ではなく(ステップC1
4)、1段目のリフレッシュ放電が終了すると(ステッ
プC15)、リフレッシュ放電前の走行時放電容量と1
段目リフレッシュ放電によるリフレッシュ時放電容量と
のトータルの放電容量が、リフレッシュ出し切り実力容
量として仮に採用される(ステップC16)。この仮の
リフレッシュ出し切り実力容量はさらにステップC6内
で図9(b)に示すように確定され、上記ステップC7
に処理が戻る。
【0055】リフレッシュ出し切り実力容量は、図9
(b)に示すように、上記サイクルカウンターが20以
下で、上記充電式電池102の前回の充電が正常に完了
しており、自己放電量が所定の設定値以下であり、かつ
上記1段目の放電終了時の電池温度が所定の範囲内にあ
ればリフレッシュ出し切り実力容量として確定される
(ステップA1′〜A5′)。なお、上記ステップA
1′〜A4′の判定条件が1つでも欠けた場合にはリフ
レッシュ出し切り実力容量の確定は見送られる(ステッ
プA6′)
(b)に示すように、上記サイクルカウンターが20以
下で、上記充電式電池102の前回の充電が正常に完了
しており、自己放電量が所定の設定値以下であり、かつ
上記1段目の放電終了時の電池温度が所定の範囲内にあ
ればリフレッシュ出し切り実力容量として確定される
(ステップA1′〜A5′)。なお、上記ステップA
1′〜A4′の判定条件が1つでも欠けた場合にはリフ
レッシュ出し切り実力容量の確定は見送られる(ステッ
プA6′)
【0056】上記図10,図9(b)で確定されたリフ
レッシュ出し切り実力容量か上記図14,図9(a)で
確定された走行出し切り実力容量のいずれかが電池の実
力容量となる。
レッシュ出し切り実力容量か上記図14,図9(a)で
確定された走行出し切り実力容量のいずれかが電池の実
力容量となる。
【0057】上記ステップC14において現在のリフレ
ッシュ放電が2段目であって、この2段目の放電が終了
した時は(ステップC17)、上記サイクルカウンター
がクリアされて(ステップC18)、上記ステップC7
に処理が戻る。なお、上記ステップC17において2段
目の放電が終了していない時は直ちに上記ステップC7
に処理が戻る。
ッシュ放電が2段目であって、この2段目の放電が終了
した時は(ステップC17)、上記サイクルカウンター
がクリアされて(ステップC18)、上記ステップC7
に処理が戻る。なお、上記ステップC17において2段
目の放電が終了していない時は直ちに上記ステップC7
に処理が戻る。
【0058】上記ステップC9においてリフレッシュ放
電中以外であると判定された場合は、電池温度, 電圧,
電流が計測され(ステップC19)、電池の残存容量が
計算されて(ステップC20)、図5に示す電池状態デ
ータが充電装置112に送信される(ステップC2
1)。
電中以外であると判定された場合は、電池温度, 電圧,
電流が計測され(ステップC19)、電池の残存容量が
計算されて(ステップC20)、図5に示す電池状態デ
ータが充電装置112に送信される(ステップC2
1)。
【0059】そして、この電池管理装置105に上記充
電装置112が接続されており(ステップC22)、上
記「充電器状態データ」から充電完了信号が検出される
と(ステップC23)、上記ステップC1の待機モード
に処理が移行する。なお、上記ステップC13,ステッ
プC22において、この電池管理装置105と上記充電
装置112との接続が検出されない時も上記ステップC
1の待機モードに処理が移行する。
電装置112が接続されており(ステップC22)、上
記「充電器状態データ」から充電完了信号が検出される
と(ステップC23)、上記ステップC1の待機モード
に処理が移行する。なお、上記ステップC13,ステッ
プC22において、この電池管理装置105と上記充電
装置112との接続が検出されない時も上記ステップC
1の待機モードに処理が移行する。
【0060】また、上記ステップC8において、「充電
器状態データ」信号が正常に受信されない時は、通信異
常として(ステップC24)、異常表示2として上記表
示装置133に交互点滅表示が行なわれる(ステップC
25)。
器状態データ」信号が正常に受信されない時は、通信異
常として(ステップC24)、異常表示2として上記表
示装置133に交互点滅表示が行なわれる(ステップC
25)。
【0061】次に、図11に基づいて充電準備段階にあ
る上記充電装置112のACプラグ接続後の動作を説明
する。上記充電装置112のプラグ123がコンセント
に接続されると(ステップD1)、上記電池ケース10
0の接続検知が待機される(ステップD2)。
る上記充電装置112のACプラグ接続後の動作を説明
する。上記充電装置112のプラグ123がコンセント
に接続されると(ステップD1)、上記電池ケース10
0の接続検知が待機される(ステップD2)。
【0062】上記接続が検知され(ステップD2)、充
電式電池102の電圧Vが20V未満であることが検出
されると(ステップD3)、充電電流0. 5Aによる予
備充電が開始され(ステップD4)、上記表示装置13
3に充電中であることが表示され(ステップD5)、タ
イマーがオンされて充電時間が計測される(ステップD
6)。
電式電池102の電圧Vが20V未満であることが検出
されると(ステップD3)、充電電流0. 5Aによる予
備充電が開始され(ステップD4)、上記表示装置13
3に充電中であることが表示され(ステップD5)、タ
イマーがオンされて充電時間が計測される(ステップD
6)。
【0063】そして、上記充電式電池102の電圧Vが
20V以上になると(ステップD7)、上記充電出力が
停止され(ステップD8)、この充電装置112から上
記電池管理装置105に、上記ステップC2で受信され
る充電器接続信号が送信され(ステップD9)、また、
上記ステップC3で受信される図6に示す「充放電制御
データ要求」信号の送信が開始され(ステップD1
0)、上記ステップC6で送信された上記充放電制御デ
ータが正常に受信されれば(ステップD11)、後述の
リフレッシュ放電モードに移行する。
20V以上になると(ステップD7)、上記充電出力が
停止され(ステップD8)、この充電装置112から上
記電池管理装置105に、上記ステップC2で受信され
る充電器接続信号が送信され(ステップD9)、また、
上記ステップC3で受信される図6に示す「充放電制御
データ要求」信号の送信が開始され(ステップD1
0)、上記ステップC6で送信された上記充放電制御デ
ータが正常に受信されれば(ステップD11)、後述の
リフレッシュ放電モードに移行する。
【0064】また、上記ステップD11において、上記
充放電制御データが正常に受信されない時は、通信異常
として(ステップD12)、異常表示2が表示装置13
3に表示され(ステップD13)、この処理が終了す
る。
充放電制御データが正常に受信されない時は、通信異常
として(ステップD12)、異常表示2が表示装置13
3に表示され(ステップD13)、この処理が終了す
る。
【0065】また、上記ステップD7において上記電圧
が20V以上ではない状態が60分継続されると(ステ
ップD14)、異常表示1が表示装置133に表示され
(ステップD15)、この処理が終了する。
が20V以上ではない状態が60分継続されると(ステ
ップD14)、異常表示1が表示装置133に表示され
(ステップD15)、この処理が終了する。
【0066】次に、図12に基づいて上記充電装置11
2のリフレッシュ放電処理動作を説明する。上記充電装
置112がリフレッシュ放電モードであって(ステップ
E1)、上記ステップC5で作成された充放電制御デー
タに「リフレッシュ放電実行要求」信号が含まれていれ
ば(ステップE2)、上記表示装置133を構成する例
えばLEDが点灯してリフレッシュ中であることを示す
リフレッシュ表示が行われるとともに、この充電装置1
12から上記電池管理装置105に「充放電制御データ
要求」信号を含む充電器状態データが送信開始され(ス
テップE9)、上記充電式電池の1段目のリフレッシュ
放電が開始される(ステップE10)。
2のリフレッシュ放電処理動作を説明する。上記充電装
置112がリフレッシュ放電モードであって(ステップ
E1)、上記ステップC5で作成された充放電制御デー
タに「リフレッシュ放電実行要求」信号が含まれていれ
ば(ステップE2)、上記表示装置133を構成する例
えばLEDが点灯してリフレッシュ中であることを示す
リフレッシュ表示が行われるとともに、この充電装置1
12から上記電池管理装置105に「充放電制御データ
要求」信号を含む充電器状態データが送信開始され(ス
テップE9)、上記充電式電池の1段目のリフレッシュ
放電が開始される(ステップE10)。
【0067】そして、上記ステップC12にて送信され
る図5に示す電池状態データが正常に受信され(ステッ
プE11)、該データ内容に基づいて1段目のリフレッ
シュ放電を終了する判定がなされれば(ステップE1
2)、2段目のリフレッシュ放電が開始される(ステッ
プE13)。上記1段目のリフレッシュ放電は、電池電
圧が1段目放電停止電圧V1に達した時に、上記1段目
の放電から2段目の放電に切り替えられる。
る図5に示す電池状態データが正常に受信され(ステッ
プE11)、該データ内容に基づいて1段目のリフレッ
シュ放電を終了する判定がなされれば(ステップE1
2)、2段目のリフレッシュ放電が開始される(ステッ
プE13)。上記1段目のリフレッシュ放電は、電池電
圧が1段目放電停止電圧V1に達した時に、上記1段目
の放電から2段目の放電に切り替えられる。
【0068】ここで上記1段目リフレッシュ放電の開始
から上記2段目リフレッシュ放電への切り替えまでの放
電容量がリフレッシュ出し切り実力容量を求めるための
リフレッシュ時放電容量として採用される。なお、2段
目放電終了までの放電容量をリフレッシュ出し切り実力
容量を求めるためのリフレッシュ時放電容量として採用
することも可能である。また、ステップE12で1段目
のリフレッシュ放電を終了する判定がなされない場合
で、リフレッシュ解除スイッチがオンされない場合(ス
テップE12′)にはステップE11,12の処理が繰
り返される
から上記2段目リフレッシュ放電への切り替えまでの放
電容量がリフレッシュ出し切り実力容量を求めるための
リフレッシュ時放電容量として採用される。なお、2段
目放電終了までの放電容量をリフレッシュ出し切り実力
容量を求めるためのリフレッシュ時放電容量として採用
することも可能である。また、ステップE12で1段目
のリフレッシュ放電を終了する判定がなされない場合
で、リフレッシュ解除スイッチがオンされない場合(ス
テップE12′)にはステップE11,12の処理が繰
り返される
【0069】次に、上記ステップC12にて送信される
図5に示す電池状態データが正常に受信され(ステップ
E14)、該データ内容に基づいて2段目のリフレッシ
ュ放電を終了する判定がなされれば(ステップE1
5)、上記リフレッシュ表示が消灯され(ステップE1
6)、上記ステップE9において送信開始された「充電
器状態データ」信号の送信が停止されて(ステップE1
7)、リフレッシュ放電が終了され(ステップE1
8)、後述の充電モードに移行する。なお、ステップE
15で2段目のリフレッシュ放電を終了する判定がなさ
れない場合で、リフレッシュ解除スイッチがオンされな
い場合(ステップE15′)にはステップE14,15
の処理が繰り返される
図5に示す電池状態データが正常に受信され(ステップ
E14)、該データ内容に基づいて2段目のリフレッシ
ュ放電を終了する判定がなされれば(ステップE1
5)、上記リフレッシュ表示が消灯され(ステップE1
6)、上記ステップE9において送信開始された「充電
器状態データ」信号の送信が停止されて(ステップE1
7)、リフレッシュ放電が終了され(ステップE1
8)、後述の充電モードに移行する。なお、ステップE
15で2段目のリフレッシュ放電を終了する判定がなさ
れない場合で、リフレッシュ解除スイッチがオンされな
い場合(ステップE15′)にはステップE14,15
の処理が繰り返される
【0070】また、上記ステップE11, E14におい
て、上記電池状態データが正常に受信されない時は、通
信異常として(ステップE19, E21)、異常表示2
が表示装置133に表示され(ステップE20, E2
2)、この処理が終了する。
て、上記電池状態データが正常に受信されない時は、通
信異常として(ステップE19, E21)、異常表示2
が表示装置133に表示され(ステップE20, E2
2)、この処理が終了する。
【0071】上記ステップE10, E13における2段
階のリフレッシュ放電では、上記図7, 8に示すよう
に、1段目の放電は2段目の電流値I0 に比べて高い電
流値I 1 のパルス波形で行われ、2段目は定電流, 又は
定抵抗で行われる。そして、上記1段目と2段目との放
電における消費電力が略等しくなるよう行なわれ、さら
にまた、上記1段目と2段目との切り替えは電池電圧が
1段目リフレッシュ放電停止電圧に達した時に行われ
る。
階のリフレッシュ放電では、上記図7, 8に示すよう
に、1段目の放電は2段目の電流値I0 に比べて高い電
流値I 1 のパルス波形で行われ、2段目は定電流, 又は
定抵抗で行われる。そして、上記1段目と2段目との放
電における消費電力が略等しくなるよう行なわれ、さら
にまた、上記1段目と2段目との切り替えは電池電圧が
1段目リフレッシュ放電停止電圧に達した時に行われ
る。
【0072】次に、図13に基づいて上記充電装置11
2の充電処理動作を説明する。この充電装置112が充
電モードに移行すると(ステップF1)、該充電装置1
12から電池管理装置105に図6に示す「電池状態デ
ータ要求」信号を含む充電器状態データが送信開始され
る(ステップF2)。上記ステップC21にて上記電池
管理装置105から送信される図5に示す電池状態デー
タが正常に受信されると(ステップF3)、この電池状
態データ内の電池温度が充放電制御データ内に設定され
ている充電開始下限温度と充電開始上限温度との間の充
電開始温度内かどうか判定され(ステップF4)、該充
電開始温度内でない時は充電は待機され(ステップF
5)、上記表示装置133のLEDが充電待機表示とし
て点滅されて(ステップF6)、上記ステップF3に処
理が移行する。
2の充電処理動作を説明する。この充電装置112が充
電モードに移行すると(ステップF1)、該充電装置1
12から電池管理装置105に図6に示す「電池状態デ
ータ要求」信号を含む充電器状態データが送信開始され
る(ステップF2)。上記ステップC21にて上記電池
管理装置105から送信される図5に示す電池状態デー
タが正常に受信されると(ステップF3)、この電池状
態データ内の電池温度が充放電制御データ内に設定され
ている充電開始下限温度と充電開始上限温度との間の充
電開始温度内かどうか判定され(ステップF4)、該充
電開始温度内でない時は充電は待機され(ステップF
5)、上記表示装置133のLEDが充電待機表示とし
て点滅されて(ステップF6)、上記ステップF3に処
理が移行する。
【0073】上記ステップF4において電池温度が充電
開始温度内と判定されると、充電が開始され(ステップ
F7)、トータルタイマーによる経過時間の計測が開始
され(ステップF8)、この充電装置112から上記電
池管理装置105に図6に示す「電池状態データ要求」
信号を含む充電器状態データが送信される(ステップF
9)。上記ステップC21にて上記電池管理装置105
から送信された図5に示す電池状態データが正常に受信
されれば(ステップF10)、充電の終了判定が行なわ
れ(ステップF11)、充電終了と判定されない時は上
記ステップF9に処理が戻り、上記ステップF9〜F1
1が繰り返される。
開始温度内と判定されると、充電が開始され(ステップ
F7)、トータルタイマーによる経過時間の計測が開始
され(ステップF8)、この充電装置112から上記電
池管理装置105に図6に示す「電池状態データ要求」
信号を含む充電器状態データが送信される(ステップF
9)。上記ステップC21にて上記電池管理装置105
から送信された図5に示す電池状態データが正常に受信
されれば(ステップF10)、充電の終了判定が行なわ
れ(ステップF11)、充電終了と判定されない時は上
記ステップF9に処理が戻り、上記ステップF9〜F1
1が繰り返される。
【0074】上記受信された電池状態データよりステッ
プF11において充電終了と判定された時は、この充電
装置112から上記電池管理装置105に、上記ステッ
プC23にて受信される図6に示すNo9の「充電完
了」信号, 又はNo10の「充電停止」信号の何れかを
含む充電器状態データが送信されるとともに(ステップ
F12)、補充電タイマーによる経過時間の計測が開始
され(ステップF13)、補充電(例えば0.5A×2
h)が開始され(ステップF14)、所定時間を経過す
ると補充電が停止されて、この処理が終了となる。
プF11において充電終了と判定された時は、この充電
装置112から上記電池管理装置105に、上記ステッ
プC23にて受信される図6に示すNo9の「充電完
了」信号, 又はNo10の「充電停止」信号の何れかを
含む充電器状態データが送信されるとともに(ステップ
F12)、補充電タイマーによる経過時間の計測が開始
され(ステップF13)、補充電(例えば0.5A×2
h)が開始され(ステップF14)、所定時間を経過す
ると補充電が停止されて、この処理が終了となる。
【0075】また、上記ステップF3又はF10におい
て、上記電池管理装置105からの図5に示す電池状態
データが正常に受信されないと、通信異常として(ステ
ップF16,F18)、異常表示2が表示装置133に
表示され(ステップF17,F19)、この処理が終了
する。
て、上記電池管理装置105からの図5に示す電池状態
データが正常に受信されないと、通信異常として(ステ
ップF16,F18)、異常表示2が表示装置133に
表示され(ステップF17,F19)、この処理が終了
する。
【0076】次に図14に基づいて電池管理装置105
による走行出し切り実力容量確定動作を説明する。この
電池管理装置105が待機モードにおいて車両に接続さ
れると該電池管理装置105から車両制御データが車両
走行制御部109に送信され(ステップG1〜G3)、
電池温度,電圧,電流が計測され、電池残容量が計算さ
れる(G4〜G5)。そして電池電圧が走行時放電停止
電圧に低下したことが検出されると(ステップG6)、
車両走行制御部109へ放電停止信号が出力され(ステ
ップG7)上記車両接続時から該放電停止電圧検出時ま
での走行時放電容量が、上記走行出し切り電池実力容量
として仮に採用される(ステップG8)。
による走行出し切り実力容量確定動作を説明する。この
電池管理装置105が待機モードにおいて車両に接続さ
れると該電池管理装置105から車両制御データが車両
走行制御部109に送信され(ステップG1〜G3)、
電池温度,電圧,電流が計測され、電池残容量が計算さ
れる(G4〜G5)。そして電池電圧が走行時放電停止
電圧に低下したことが検出されると(ステップG6)、
車両走行制御部109へ放電停止信号が出力され(ステ
ップG7)上記車両接続時から該放電停止電圧検出時ま
での走行時放電容量が、上記走行出し切り電池実力容量
として仮に採用される(ステップG8)。
【0077】この仮の走行出し切り実力容量はさらにス
テップG8内で、図9(a)に示すように、上記充電式
電池102の充放電サイクルの回数を示すサイクルカウ
ンターが20以下で、上記充電式電池102の前回の充
電が正常に完了しており、自己放電量が所定の設定値以
下であり、さらに上記放電停止時の電池温度が所定の範
囲内にあれば走行出し切り実力容量として確定される
(ステップA1〜A5)。なお、上記カウンターが20
以下でないか、前回の充電が正常に完了していないか、
自己放電量が所定の設定値より大であるか、放電終了時
の電池温度が所定範囲内にないかの何れかに当てはまる
場合には、上記走行出し切り実力容量の確定は見送られ
てこの処理を終了する。なお、上記ステップA3におけ
る自己放電量とは、時間の経過により自然に放電する電
気量のことである。
テップG8内で、図9(a)に示すように、上記充電式
電池102の充放電サイクルの回数を示すサイクルカウ
ンターが20以下で、上記充電式電池102の前回の充
電が正常に完了しており、自己放電量が所定の設定値以
下であり、さらに上記放電停止時の電池温度が所定の範
囲内にあれば走行出し切り実力容量として確定される
(ステップA1〜A5)。なお、上記カウンターが20
以下でないか、前回の充電が正常に完了していないか、
自己放電量が所定の設定値より大であるか、放電終了時
の電池温度が所定範囲内にないかの何れかに当てはまる
場合には、上記走行出し切り実力容量の確定は見送られ
てこの処理を終了する。なお、上記ステップA3におけ
る自己放電量とは、時間の経過により自然に放電する電
気量のことである。
【0078】そして電池102の劣化度合いの判定は、
図15に示すようにして行われる。即ち、実力容量が確
定されたか否か(ステップH0)、確定されたとしたら
それはリフレッシュ出し切り実力容量か、それとも走行
出し切り実力容量かが判定され(ステップH0´)、上
記確定された実力容量が所定の閾値容量、例えば初期容
量の50%より小さい場合には(ステップH1,H
2)、劣化カウンタのカウント値が1増加され(ステッ
プH3)、該劣化カウント値が設定値(本実施形態の場
合は3)を超えると、劣化確定が行われる(ステップH
4〜H5)。なお上記実力容量が所定の閾値容量より大
きい場合には、劣化カウンタのカウント値はクリアされ
(ステップH6)、処理は終了する。また上記ステップ
H0で実力容量が確定されていなかった場合も処理は終
了する。
図15に示すようにして行われる。即ち、実力容量が確
定されたか否か(ステップH0)、確定されたとしたら
それはリフレッシュ出し切り実力容量か、それとも走行
出し切り実力容量かが判定され(ステップH0´)、上
記確定された実力容量が所定の閾値容量、例えば初期容
量の50%より小さい場合には(ステップH1,H
2)、劣化カウンタのカウント値が1増加され(ステッ
プH3)、該劣化カウント値が設定値(本実施形態の場
合は3)を超えると、劣化確定が行われる(ステップH
4〜H5)。なお上記実力容量が所定の閾値容量より大
きい場合には、劣化カウンタのカウント値はクリアされ
(ステップH6)、処理は終了する。また上記ステップ
H0で実力容量が確定されていなかった場合も処理は終
了する。
【0079】このように本実施形態の電源システム21
では、走行時放電容量と、これに続いて行われるリフレ
ッシュ時放電容量との和に基づいて電池のリフレッシュ
出し切り実力容量を求め、該実力容量と初期容量とを比
較して電池の劣化度を判定するようにしたので、放電停
止電圧に低下するまで走行するいわゆる出し切り走行を
行わないユーザの場合でも電池の実力容量を正確に求め
るとこができ、その結果劣化判定を正確に行うことがで
きる。
では、走行時放電容量と、これに続いて行われるリフレ
ッシュ時放電容量との和に基づいて電池のリフレッシュ
出し切り実力容量を求め、該実力容量と初期容量とを比
較して電池の劣化度を判定するようにしたので、放電停
止電圧に低下するまで走行するいわゆる出し切り走行を
行わないユーザの場合でも電池の実力容量を正確に求め
るとこができ、その結果劣化判定を正確に行うことがで
きる。
【0080】また、走行出し切り実力容量を、走行によ
り放電停止電圧に達するまで放電した(出し切った)と
きの走行時放電容量により求めたので、ユーザの使用形
態に最も近い形で電池の劣化判定を行なうことができ
る。
り放電停止電圧に達するまで放電した(出し切った)と
きの走行時放電容量により求めたので、ユーザの使用形
態に最も近い形で電池の劣化判定を行なうことができ
る。
【0081】また充放電サイクル数が所定値以下でない
場合、前回の充電が正常に完了していない場合、自己放
電量が設定値以下でない場合、放電終了時の電池温度が
所定範囲にない場合等、走行時放電容量,リフレッシュ
時放電容量ひいては実力容量を正確に測定できないと考
えられる場合には、劣化判定を行わないこととしたの
で、正常な電池を誤って劣化電池と判定してしまうこと
がない。
場合、前回の充電が正常に完了していない場合、自己放
電量が設定値以下でない場合、放電終了時の電池温度が
所定範囲にない場合等、走行時放電容量,リフレッシュ
時放電容量ひいては実力容量を正確に測定できないと考
えられる場合には、劣化判定を行わないこととしたの
で、正常な電池を誤って劣化電池と判定してしまうこと
がない。
【0082】また劣化度確定に当たっては、劣化カウン
ト値が設定値以上となることを条件とし、実力容量によ
る劣化判定を複数回連続で実施するようにしたので、こ
の点からも正常な電池を誤って劣化電池と判定するのを
防止できる。
ト値が設定値以上となることを条件とし、実力容量によ
る劣化判定を複数回連続で実施するようにしたので、こ
の点からも正常な電池を誤って劣化電池と判定するのを
防止できる。
【0083】さらにまた図7, 8に示すように、1段目
のリフレッシュ放電をパルス波形をなす放電電流I1 で
放電するようにしたので、放電電流I1 を車両走行時の
放電電流、例えば5Aに近づけることができ、必要な冷
却能力を増大することなく低コストで実力容量を正確に
求めることができる。また、2段目を走行時放電電流の
1/10程度の低電流で放電するようにしたので冷却能
力の問題を生じることなくリフレッシュ放電を行なうこ
とができ、メモリー効果を解消することができる。
のリフレッシュ放電をパルス波形をなす放電電流I1 で
放電するようにしたので、放電電流I1 を車両走行時の
放電電流、例えば5Aに近づけることができ、必要な冷
却能力を増大することなく低コストで実力容量を正確に
求めることができる。また、2段目を走行時放電電流の
1/10程度の低電流で放電するようにしたので冷却能
力の問題を生じることなくリフレッシュ放電を行なうこ
とができ、メモリー効果を解消することができる。
【0084】また、上記1段目と2段目とにおける消費
電力を略等しくしたので、1段目と2段目との発熱量が
略等しくなるため、上記0. 5Aで連続放電する時に発
生する熱に対する冷却を行なうだけで良く、必要な冷却
能力を増大する必要がない分コストを低減できる。
電力を略等しくしたので、1段目と2段目との発熱量が
略等しくなるため、上記0. 5Aで連続放電する時に発
生する熱に対する冷却を行なうだけで良く、必要な冷却
能力を増大する必要がない分コストを低減できる。
【0085】また、上記電池電圧Vが、図4に示す充放
電制御データ内の1段目リフレッシュ放電停止電圧に達
した時に1段目と2段目との放電を切り替えるようにし
たので、1段目の高い放電電流による放電と2段目の低
い放電電流による放電とを確実に切り替えることができ
る。
電制御データ内の1段目リフレッシュ放電停止電圧に達
した時に1段目と2段目との放電を切り替えるようにし
たので、1段目の高い放電電流による放電と2段目の低
い放電電流による放電とを確実に切り替えることができ
る。
【図1】本発明の第1実施形態による電動補助自転車の
側面図である。
側面図である。
【図2】上記第1実施形態における電源システムのブロ
ック構成図である。
ック構成図である。
【図3】上記電源システムの変形例を示すブロック構成
図である。
図である。
【図4】上記電源システムの電池管理装置と充電装置と
の間で送受信される信号データを説明するための図であ
る。
の間で送受信される信号データを説明するための図であ
る。
【図5】上記電源システムの電池管理装置と充電装置と
の間で送受信される信号データを説明するための図であ
る。
の間で送受信される信号データを説明するための図であ
る。
【図6】上記電源システムの電池管理装置と充電装置と
の間で送受信される信号データを説明するための図であ
る。
の間で送受信される信号データを説明するための図であ
る。
【図7】上記充電式電池のリフレッシュ放電時の放電電
流の変化を示す特性図である。
流の変化を示す特性図である。
【図8】上記充電式電池のリフレッシュ放電時の電池電
圧の変化を示す特性図である。
圧の変化を示す特性図である。
【図9】上記電池管理装置の動作を説明するためのフロ
ーチャート図である。
ーチャート図である。
【図10】上記電池管理装置の動作を説明するためのフ
ローチャート図である。
ローチャート図である。
【図11】上記充電装置の動作を説明するためのフロー
チャート図である。
チャート図である。
【図12】上記充電装置の動作を説明するためのフロー
チャート図である。
チャート図である。
【図13】上記充電装置の動作を説明するためのフロー
チャート図である。
チャート図である。
【図14】上記電池管理装置の動作を説明するためのフ
ローチャート図である。
ローチャート図である。
【図15】上記電池管理装置の動作を説明するためのフ
ローチャート図である。
ローチャート図である。
【符号の説明】 21 電源システム 102 充電式電池 105 電池管理装置 117 電池管理・制御部(実力容量確定手段,電池劣
化度判定手段)
化度判定手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G016 CA00 CB12 CB21 CB23 CC01 CC04 CC06 CC13 CC27 CE00 5G003 AA01 BA01 DA07 EA05 EA09 FA06 GC05 5H030 AA06 AS08 BB21 FF41 FF44 5H115 PA14 PG10 PI16 PO14 PU01 PV07 QN03 QN12 TI02 TI05 TI06 TI09 TI10 TR19
Claims (10)
- 【請求項1】 充電式電池と、該電池の残存容量を含む
電池状態を管理する電池管理装置とを備えた電動車両用
電源システムにおいて、リフレッシュ放電時に、リフレ
ッシュ放電前の走行時放電容量とリフレッシュ放電によ
るリフレッシュ時放電容量との和に基づいて上記電池の
リフレッシュ出し切り実力容量を求める実力容量確定手
段と、該電池の求められた実力容量と初期容量とを比較
して該電池の劣化度合いを求める電池劣化度判定手段と
を備えたことをことを特徴とする電動車両用電源システ
ム。 - 【請求項2】 請求項1において、上記実力容量確定手
段は、パルス波形をなす放電電流により行なわれたリフ
レッシュ放電におけるリフレッシュ時放電容量と上記走
行時放電容量との和に基づいて上記電池のリフレッシュ
出し切り実力容量を求めることを特徴とする電動車両用
電源システム。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、上記実力容量
確定手段は、前回の充電後に走行することなくリフレッ
シュ放電がなされた場合には、リフレッシュ時放電容量
のみからリフレッシュ出し切り実力容量を求めることを
特徴とする電動車両用電源システム。 - 【請求項4】 充電式電池と、該電池の残存容量を含む
電池状態を管理する電池管理装置とを備えた電動車両用
電源システムにおいて、走行により電池電圧が予め設定
された実力容量判定電圧値に達するまでに放電した走行
時放電容量により上記電池の走行出し切り実力容量を求
める実力容量確定手段と、該電池の求められた走行出し
切り実力容量と初期容量とを比較して電池の劣化度合い
を求める電池劣化度判定手段とを備えたことを特徴とす
る電動車両用電源システム。 - 【請求項5】 請求項4において、上記実力容量確定手
段は、走行時の放電停止電圧値を上記実力容量判定電圧
値として走行出し切り実力容量を求めることを特徴とす
る電動車両用電源システム。 - 【請求項6】 請求項1ないし5の何れかにおいて、上
記電池劣化度判定手段は、放電前の充電が正常に完了し
ていることを劣化度判定条件の1つとして電池の劣化度
合いを求めることを特徴とする電動車両用電源システ
ム。 - 【請求項7】 請求項1ないし6の何れかにおいて、上
記電池劣化度判定手段は、自己放電容量が所定値以下で
あることを劣化度判定条件の1つとして電池の劣化度合
いを求めることを特徴とする電動車両用電源システム。 - 【請求項8】 請求項1ないし7の何れかにおいて、上
記電池劣化度判定手段は、リフレッシュ出し切り実力容
量又は走行出し切り実力容量を求める時点における電池
温度が所定の範囲内であることを劣化度判定条件の1つ
として電池の劣化度合いを求めることを特徴とする電動
車両用電源システム。 - 【請求項9】 請求項1ないし8の何れかにおいて、上
記電池劣化度判定手段は、前回のリフレッシュ放電完了
からの充放電回数が所定値以下であることを劣化度判定
条件の1つとして電池の劣化度合いを求めることを特徴
とする電動車両用電源システム。 - 【請求項10】 請求項1ないし9の何れかにおいて、
上記電池の劣化度を、上記リフレッシュ出し切り実力容
量又は走行出し切り実力容量と初期容量とを比較する劣
化判定を複数回連続して行った後に確定することを特徴
とする電動車両用電源システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29985199A JP2001119804A (ja) | 1999-10-21 | 1999-10-21 | 電動車両用電源システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29985199A JP2001119804A (ja) | 1999-10-21 | 1999-10-21 | 電動車両用電源システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001119804A true JP2001119804A (ja) | 2001-04-27 |
Family
ID=17877720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29985199A Withdrawn JP2001119804A (ja) | 1999-10-21 | 1999-10-21 | 電動車両用電源システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001119804A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011159545A (ja) * | 2010-02-02 | 2011-08-18 | Toyota Motor Corp | リチウムイオン二次電池の充放電制御装置 |
JPWO2013008396A1 (ja) * | 2011-07-08 | 2015-02-23 | Necエナジーデバイス株式会社 | 電池パック、充電制御システムおよび充電方法 |
-
1999
- 1999-10-21 JP JP29985199A patent/JP2001119804A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011159545A (ja) * | 2010-02-02 | 2011-08-18 | Toyota Motor Corp | リチウムイオン二次電池の充放電制御装置 |
JPWO2013008396A1 (ja) * | 2011-07-08 | 2015-02-23 | Necエナジーデバイス株式会社 | 電池パック、充電制御システムおよび充電方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070109 |