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JP2001117533A - マトリクス型画像表示装置 - Google Patents

マトリクス型画像表示装置

Info

Publication number
JP2001117533A
JP2001117533A JP29496799A JP29496799A JP2001117533A JP 2001117533 A JP2001117533 A JP 2001117533A JP 29496799 A JP29496799 A JP 29496799A JP 29496799 A JP29496799 A JP 29496799A JP 2001117533 A JP2001117533 A JP 2001117533A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video signal
circuit
horizontal
panel
screen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29496799A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyoshi Yamagishi
信義 山岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP29496799A priority Critical patent/JP2001117533A/ja
Publication of JP2001117533A publication Critical patent/JP2001117533A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Control Of Gas Discharge Display Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なった信号フォーマットの複数の画像も複
合画面表示することができるマトリクス型画像表示装置
を提供する。 【解決手段】 パネル170は、行電極が左右の略中央
部で分断されて2つのブロック170a,170bに分
割されている。ブロック170a,170bそれぞれに
対し、S/P変換回路14a,14bとパルス幅変調器
/ドライバ15a,15bと走査ドライバ16a,16
bよりなる駆動回路と、この駆動回路によって表示すべ
き映像信号を処理するデコーダ11a,11b〜制御回
路13a,13bよりなる映像信号処理回路を設けてい
る。水平垂直圧縮伸長回路18a,18bを有すること
により、パネル170の画素に合わせて映像信号を圧縮
伸長する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、行電極及び列電極
を有し、行電極と列電極との交点を画素とした複数の画
素がマトリクス状に配置されたマトリクス型表示パネル
を備えたマトリクス型画像表示装置に係り、特に、プラ
ズマディスプレイ,液晶ディスプレイ,エレクトロルミ
ネッセンスディスプレイ,電界放出ディスプレイ等にお
いて、異なった信号フォーマットの複数の画像を複合画
面表示することができるマトリクス型画像表示装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】複合画面表示する画像表示装置の例とし
て、陰極線管(CRT)を用いた場合の構成について、
図5を用いて説明する。図5において、水平圧縮回路1
には、主画面映像信号と、この主画面映像信号より分離
した同期信号(以下、入力同期信号)が入力される。水
平圧縮回路1は、主画面画像信号を水平方向に圧縮処理
して出力すると共に、入力同期信号に対して一定の位相
関係を保持した同期信号(以下、出力同期信号)を出力
する。圧縮処理された主画面画像信号は、マルチプレク
サ回路4の一方の入力端子に入力される。
【0003】スキャンコンバータ回路2には、副画面映
像信号と、この副画面映像信号より分離した同期信号
(以下、入力同期信号)が入力される。スキャンコンバ
ータ回路2は、その入力同期信号を用いて副画面映像信
号を圧縮し、圧縮データを画像メモリ3に書き込む。そ
して、スキャンコンバータ回路2は、水平圧縮回路1か
らの出力同期信号を読み出し同期信号として画像メモリ
3より圧縮データを読み出す。これにより、スキャンコ
ンバータ回路2からは、主画面映像信号に位相同期した
副画面映像信号が出力される。同期変換された副画面画
像信号は、マルチプレクサ回路4のもう一方の入力端子
に入力される。
【0004】マルチプレクサ回路4は、水平圧縮回路1
からの水平圧縮処理された主画面映像信号と、スキャン
コンバータ回路2からの同期変換された副画面画像信号
とを水平期間内で時分割して出力する。マルチプレクサ
回路4の出力はCRT5に入力される。偏向回路6に
は、水平圧縮回路1からの出力同期信号が入力され、偏
向回路6はCRT5をドライブする。これにより、CR
T5には、主画面映像信号による画像と副画面画像信号
による画像とが複合画面表示される。なお、図5におい
て、主画面映像信号や副画面画像信号はコンポーネント
信号またはR,G,B信号であり、ここでは信号を1系
統として図示している。
【0005】ここで、水平圧縮回路1の具体的構成につ
いて、図6を用いて説明する。図6において、主画面映
像信号は、水平プリフィルタ1a及び水平圧縮補間フィ
ルタ1bによって水平方向に所定のサイズに圧縮され、
その圧縮データはラインメモリ1cに書き込まれて順次
読み出される。水平プリフィルタ1aは、圧縮に伴って
発生する折り返しノイズを軽減するためのものである。
【0006】このとき、水平圧縮補間フィルタ1bによ
る水平圧縮補間処理及びラインメモリ1cの書き込み制
御は、主画面映像信号より同期分離された入力同期信号
に基づいて水平圧縮制御回路1dによって制御される。
また、ラインメモリ1cの読み出し制御は、入力同期信
号に基づいて読み出し制御回路1eによって制御され
る。読み出し制御回路1eからは、入力同期信号に対し
て一定の位相を保ち周波数が一致した出力同期信号が外
部に出力される。なお、入力同期信号及び出力同期信号
はそれぞれ水平,垂直同期信号からなる。
【0007】次に、スキャンコンバータ回路2の具体的
構成について、図7を用いて説明する。図7において、
副画面映像信号は、水平垂直プリフィルタ2a及び水平
垂直圧縮補間フィルタ2bによって水平垂直方向に所定
のサイズに圧縮され、その圧縮データは画像メモリ3に
書き込まれて順次読み出される。水平垂直プリフィルタ
2aは、圧縮に伴って発生する折り返しノイズを軽減す
るためのものである。水平垂直プリフィルタ2a及び水
平垂直圧縮補間フィルタ2bはそれぞれラインメモリを
内蔵しており、垂直方向の圧縮処理を行うようになされ
ている。なお、垂直方向の圧縮処理は、副画面映像信号
のライン数を主画面映像信号のライン数に合わせて、同
じ大きさの主画面と副画面とを並べて表示するために必
要となる。従って、副画面映像信号のライン数が主画面
映像信号のライン数と同一であれば、垂直方向の圧縮処
理を行う必要はない。
【0008】このとき、水平垂直圧縮補間フィルタ2b
及び画像メモリ3の書き込み制御は、副画面映像信号よ
り同期分離された入力同期信号に基づいて水平垂直圧縮
制御回路2cによって制御される。また、画像メモリ3
の読み出し制御は、水平圧縮回路1からの出力同期信号
である読み出し同期信号に基づいて読み出し制御回路2
eによって制御される。
【0009】図8はCRT5に表示される複合画面の表
示例を示す。ここで、CRT5として、アスペクト比が
16:9のワイド型CRTを用いた場合を示しており、
図中左側の画面が主画面映像信号によるもの、図中右側
の画面が副画面映像信号によるものである。主画面映像
信号は、水平周波数,垂直周波数(フィールド周波数)
がそれぞれ15.75kHz,60Hzであり、水平圧
縮回路1によって水平方向を50パーセント強に圧縮
し、偏向回路6による偏向的手段によって垂直方向のラ
イン数を480本に圧縮している。また、副画面映像信
号も主画面映像信号に同期して水平,垂直周波数がそれ
ぞれ15.75kHz,60Hzであり、スキャンコン
バータ回路2によって水平方向を50パーセント弱に圧
縮し、垂直方向のライン数を400本に圧縮している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来の画
像表示装置においては、次のような問題点を有してい
る。まず、NTSC画像信号とVGA(Video Graphics
Array:31.5kHz)等のパーソナルコンピュータ
画像信号(以下、パソコン画像信号と称す)との複合画
面表示ができない。NTSC画像信号の水平周波数が1
5.75kHzであるのに対し、VGA等のパソコン画
像信号の水平周波数はその2倍もしくはそれ以上の30
〜40kHzである。従って、水平圧縮回路1にパソコ
ン画像信号を入力し、スキャンコンバータ回路2にNT
SC画像信号を入力したり、逆に、水平圧縮回路1にN
TSC画像信号を入力し、スキャンコンバータ回路2に
パソコン画像信号を入力することはできない。これは、
以下の理由による。
【0011】スキャンコンバータ回路2は、入力された
映像信号を特定のフォーマット、上記の例ではNTSC
画像信号フォーマットに変換している。主画面映像信号
としてパソコン画像信号を入力すると、その出力は水平
周波数が31.5kHzであるので、出力が15.75
kHz近傍で動作するスキャンコンバータ回路2を位相
同期させることができない。即ち、図5の構成では、ス
キャンコンバータ回路2の出力側がNTSC画像信号の
水平周波数近傍にのみ位相同期するため、主画面映像信
号と副画面映像信号共にNTSC画像信号であることが
条件となる。このように、図5の構成では、互いに異な
ったフォーマットの映像信号を複合画面表示できないと
いう問題点があった。
【0012】さらに、主画面映像信号と副画面映像信号
とのフレームまたはフィールド周波数が異なる場合、図
5の構成では、フレーム(フィールド)周波数が互いに
一定の関係で接近しているか、または、同期していなけ
れば対応することができない。これは、フレーム(フィ
ールド)周波数が互いに一定の関係で接近しているか、
または、同期していなければ、画像メモリ3における映
像信号の書き込み及び読み出し動作で時間的な追い越し
/追い越され現象が発生することになるからである。
【0013】この現象が発生する頻度は、主画面映像信
号と副画面映像信号との間のフレーム(フィールド)周
波数の差に関係する。副画面映像信号の周波数が高いと
フレーム(フィールド)の間引きが、逆に、副画面映像
信号の周波数が低いとフレーム(フィールド)の重複が
発生する。この現象は、特に動画のときに一連の動作の
流れが一瞬乱れるため、画質を劣化させる原因となって
いた。
【0014】さらに、パソコン画像信号には種々のフォ
ーマットがあり、一定の方式変換では、画像メモリ3の
容量をフォーマットに従って可変しなければならない問
題点もあった。また、方式変換に必要とする最大の容量
の画像メモリ3を予め備えなければならないという問題
点もあった。
【0015】以上の例では、CRTを用いた画像表示装
置の場合について説明したが、従来の複合画面表示の手
法をそのままマトリクス型画像表示装置に用いれば、上
記と全く同様の問題点を有することとなる。本発明はこ
のような問題点に鑑みなされたものであり、互いに異な
った画像を複合画面表示することができ、また、画質劣
化なく、大容量の画像メモリも必要なく、異なった信号
フォーマットの複数の画像も複合画面表示することがで
きるマトリクス型画像表示装置を提供することを目的と
する。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
の技術の課題を解決するため、行電極及び列電極を有
し、前記行電極と前記列電極との交点を画素とした複数
の画素がマトリクス状に配置されたマトリクス型表示パ
ネル(170〜172)を備えたマトリクス型画像表示
装置において、前記マトリクス型表示パネルとして、前
記行電極及び前記列電極の少なくとも一方を分断するこ
とにより複数のブロック(170a,170b,171
a〜171d,172a,172b)に分割したパネル
を用い、前記複数のブロックそれぞれに対し、前記マト
リクス型表示パネルの各ブロックを駆動する駆動回路
(14a〜14d,15a〜15d,20a,20b,
21a,21b,22a,22b)と、この駆動回路に
よって表示すべき映像信号を処理する映像信号処理回路
(11a〜13a,11b〜13b,A〜D,A′,
B′)とを設けて構成したことを特徴とするマトリクス
型画像表示装置を提供するものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明のマトリクス型画像
表示装置について、添付図面を参照して説明する。図1
は本発明のマトリクス型画像表示装置の第1実施例を示
すブロック図、図2は本発明のマトリクス型画像表示装
置の第2実施例を示すブロック図、図3は本発明のマト
リクス型画像表示装置の第3実施例を示すブロック図、
図4はマトリクス型画像表示装置の基本的構成例を示す
ブロック図である。
【0018】まず、図4を用いてマトリクス型画像表示
装置の基本的構成について説明する。ここでは、マトリ
クス型表示パネルとして線順次走査方式にて駆動する電
界放出ディスプレイパネルを用いた構成及び動作につい
て示す。図4中の電界放出ディスプレイパネル17(以
下、パネル17)は、行電極及び列電極を有し、行電極
と列電極との交点を画素とした複数の画素がm行×n列
のマトリクス状に配設されている。即ち、表示画面には
nドットの表示ラインがm本含まれ、この画素配列に対
応して、各行の表示ライン毎にm本の行電極を、各列毎
にn本の列電極を設けた構成である。
【0019】図4において、デコーダ11にはコンポジ
ット映像信号が入力され、デコーダ11は、3原色の輝
度信号(R,G,B)及び水平,垂直同期信号を分離し
て出力する。R,G,B信号はパラレル/シリアル(P
/S)変換回路12に入力され、水平,垂直同期信号は
制御回路13に入力される。
【0020】制御回路13は、水平,垂直同期信号に同
期した各種のタイミング信号を発生し、後述する列電極
駆動回路や行電極駆動回路等の回路各部に供給する。制
御回路13は、垂直同期信号で初期化され、水平同期信
号を計数することによって垂直アドレスを発生する垂直
アドレス発生回路と、水平同期信号に位相同期したドッ
トクロックを発生するドットクロック発生回路と、水平
同期信号で初期化され、ドットクロックを計数すること
によって水平アドレスを発生する水平アドレス発生回路
とを備える。
【0021】P/S変換回路12は、パネル17の各画
素(蛍光体)の並びに対応した順番に並んだシリアル信
号を生成して、シリアル/パラレル(S/P)変換回路
14に入力する。S/P変換回路14は、入力されたシ
リアル信号をパネル17における1行毎のパラレル信号
に変換して、パルス幅変調器(PWM)/ドライバ15
に入力する。PWM/ドライバ15は、R,G,B信号
の輝度に応じたパルス幅を有するドライブパルスを生成
し、パネル17の列電極に供給する。これによって、パ
ネル17は列方向に駆動される。S/P変換回路14及
びPWM/ドライバ15は、パネル17の列電極駆動回
路である。
【0022】走査ドライバ16は、制御回路13からの
水平,垂直アドレスに基づいて、パネル17を線順次走
査するための走査パルスを発生し、パネル17の行電極
に供給する。これによって、パネル17は行方向に駆動
される。走査ドライバ16は、パネル17の行電極駆動
回路である。
【0023】以上により、パネル17に対し、走査ドラ
イバ16が選択的に走査パルスを供給した行で、PWM
/ドライバ15よりドライブパルスが供給された画素の
みがドライブパルスのパルス幅に応じた期間だけ電子を
放出し、蛍光体が発光する。走査ドライバ16が走査パ
ルスを供給する行を順次移動させることにより、パネル
17が行方向に順次走査され、パネル17上に2次元画
像が形成されることとなる。なお、PWM/ドライバ1
5によるパルス幅変調の代わりに電圧変調を用いた場合
には、ドライブパルスは映像信号の輝度に応じた電圧値
となる。
【0024】次に、本発明となるマトリクス型画像表示
装置の第1〜第3実施例について順に説明する。
【0025】<第1実施例>まず、第1実施例で用いる
パネルの構成について説明する。図1において、パネル
170は、行電極が左右の略中央部で分断されることに
より、左右方向に2つのブロックに分割されており、左
側のブロック170aと右側のブロック170bとが一
体となって1つのパネル170を形成している。そし
て、後述するように、左右のブロック170a,170
b毎に行電極駆動回路及び列電極駆動回路を備えること
に特徴がある。さらに、ブロック170aを主画面用と
し、ブロック170bを副画面用とすれば、主画面用と
副画面用のブロック170a,170bそれぞれに主画
面映像信号用の映像信号処理回路と副画面映像信号用の
映像信号処理回路を独立して設けていることに特徴があ
る。これにより、左右のブロック170a,170bは
それぞれ独立して画像が表示されることとなる。
【0026】図1において、デコーダ11aには主画面
映像信号であるコンポジット映像信号が入力され、デコ
ーダ11aは、3原色の輝度信号(R,G,B)及び水
平,垂直同期信号を分離して出力する。R,G,B信号
は水平垂直圧縮伸長回路18aに入力される。水平垂直
圧縮伸長回路18aは、主画面用のブロック170aの
画素数に合わせて、入力されたR,G,B信号を水平方
向もしくは垂直方向に圧縮もしくは伸長する。水平垂直
圧縮伸長回路18aの出力はP/S変換回路12a及び
選択回路19に入力される。
【0027】デコーダ11a,水平垂直圧縮伸長回路1
8a,P/S変換回路12a,制御回路13aは、主画
面映像信号を処理する映像信号処理回路である。S/P
変換回路14a及びPWM/ドライバ15aは主画面用
のブロック170aを駆動する列電極駆動回路であり、
走査ドライバ16aは主画面用のブロック170aを駆
動する行電極駆動回路である。P/S変換回路12a,
制御回路13a,S/P変換回路14a,PWM/ドラ
イバ15a,走査ドライバ16aの動作は図4と同様で
あるので、その説明を省略する。選択回路19の動作は
後述する。
【0028】一方、デコーダ11bには副画面映像信号
であるコンポジット映像信号が入力され、デコーダ11
bは、3原色の輝度信号(R,G,B)及び水平,垂直
同期信号を分離して出力する。R,G,B信号は水平垂
直圧縮伸長回路18bに入力される。水平垂直圧縮伸長
回路18bは、副画面用のブロック170bの画素数に
合わせて、入力されたR,G,B信号を水平方向もしく
は垂直方向に圧縮もしくは伸長する。水平垂直圧縮伸長
回路18bの出力は選択回路19を介してP/S変換回
路12bに入力される。
【0029】デコーダ11b,水平垂直圧縮伸長回路1
8b,P/S変換回路12b,制御回路13bは、副画
面映像信号を処理する映像信号処理回路である。S/P
変換回路14b及びPWM/ドライバ15bは副画面用
のブロック170bを駆動する列電極駆動回路であり、
走査ドライバ16bは副画面用のブロック170bを駆
動する行電極駆動回路である。P/S変換回路12b,
制御回路13b,S/P変換回路14b,PWM/ドラ
イバ15b,走査ドライバ16bの動作は図4と同様で
あるので、その説明を省略する。
【0030】以上の構成において、パネル170に主画
面映像信号と副画面映像信号との複合画面を表示するに
は、選択回路19は、水平垂直圧縮伸長回路18bの出
力を選択してP/S変換回路12bに供給する。この場
合、左側のブロック170aには主画面映像信号が表示
され、右側のブロック170bには副画面映像信号が表
示されることになる。主画面映像信号用の映像信号処理
回路と副画面映像信号用の映像信号処理回路とが入力段
より独立しているので、複合画面表示する際の同期変換
処理が全く不要である。従って、主画面映像信号と副画
面映像信号とのフォーマットがNTSC画像信号とパソ
コン画像信号の如く異なっていても、水平周波数やフレ
ーム(フィールド)周波数が異なっていても、画質劣化
なく複合画面を表示することができる。また、同期変換
処理のための画像メモリも不要である。
【0031】さらに、以上の構成においては、単一画面
を表示することもできる。パネル170に主画面映像信
号を単一画面として表示するには、選択回路19は、水
平垂直圧縮伸長回路18aの出力を選択してP/S変換
回路12bに供給すればよい。水平垂直圧縮伸長回路1
8aにおいてパネル170全体の画素数に合わせて、入
力されたR,G,B信号を水平方向もしくは垂直方向に
圧縮もしくは伸長する。そして、ブロック170aに表
示すべき部分の信号はそのままP/S変換回路12aに
入力し、ブロック170bに表示すべき部分の信号は選
択回路19を介してP/S変換回路12bに入力する。
これによって、単一画面も表示可能である。
【0032】<第2実施例>図2に示す第2実施例で用
いるパネル171は、行電極が左右の略中央部で分断さ
れ、かつ、列電極も上下の略中央部で分断されており、
4つのブロックに分割されている。左上側のブロック1
71aと右上側のブロック171bと左下側のブロック
171cと右下側のブロック171dが一体となって1
つのパネル171を形成している。そして、4つのブロ
ック171a〜171d毎に行電極駆動回路及び列電極
駆動回路を備え、4つのブロック171a〜171dそ
れぞれに主画面映像信号もしくは副画面映像信号用の映
像信号処理回路を独立して設けていることに特徴があ
る。これにより、4つのブロック171a〜171dは
それぞれ独立して画像が表示されることとなる。
【0033】図2において、左上側のブロック171a
を駆動するS/P変換回路14a及びPWM/ドライバ
15aよりなる列電極駆動回路と走査ドライバ16aよ
りなる行電極駆動回路に対して、デコーダ11a,水平
垂直圧縮伸長回路18a,P/S変換回路12a,制御
回路13aよりなる主画面映像信号用の映像信号処理回
路Aが接続されている。右上側のブロック171bを駆
動するS/P変換回路14b及びPWM/ドライバ15
bよりなる列電極駆動回路と走査ドライバ16bよりな
る行電極駆動回路に対して、第1の副画面映像信号用の
映像信号処理回路Bが接続されている。
【0034】さらに、左下側のブロック171cを駆動
するS/P変換回路14c及びPWM/ドライバ15c
よりなる列電極駆動回路と走査ドライバ16cよりなる
行電極駆動回路に対して、第2の副画面映像信号用の映
像信号処理回路Cが接続されている。右下側のパネル1
71dを駆動するS/P変換回路14d及びPWM/ド
ライバ15dよりなる列電極駆動回路と走査ドライバ1
6dよりなる行電極駆動回路に対して、第3の副画面映
像信号用の映像信号処理回路Dが接続されている。な
お、副画面映像信号用の映像信号処理回路B〜Dの構成
は、主画面映像信号用の映像信号処理回路Aと同様であ
る。
【0035】以上の第1実施例では、行電極を分割して
パネルを左右に2分割し、第2実施例では、行電極及び
列電極の双方を分割してパネルを4分割したが、列電極
を分割してパネルを上下に2分割してもよく、行電極及
び列電極の少なくとも一方をさらに多く分断して、パネ
ルをさらに多くの複数のブロックに分割してもよい。ま
た、分割したパネルのブロックそれぞれの大きさを互い
に異ならせてもよい。どのように分割するかは、主画面
映像信号と副画面映像信号とをどのように表示するかに
よって決定すればよく、分割数や分割の仕方は適宜設定
すればよい。さらに、各ブロック170a,170b,
171a〜171dのいずれかにおいて、表示する映像
信号を固定するのであれば、水平垂直圧縮伸長回路は全
ての映像信号処理回路に設ける必要はない。
【0036】<第3実施例>第1,第2実施例では、線
順次走査方式のパネルを用いた表示装置について説明し
たが、第3実施例は、プラズマディスプレイパネルのよ
うな面順次走査方式の表示装置の場合を示す。プラズマ
ディスプレイパネルの駆動方法はよく知られているの
で、ここでは説明な詳細を省略する。プラズマディスプ
レイパネルは、アドレス電極とX電極とY電極との3電
極構造になっており、列電極と一方の行電極でアドレス
駆動を行い、その後、行方向のX,Y電極間に交流電圧
を印加し、維持放電を行って表示する。
【0037】従来においては、プラズマディスプレイパ
ネルの左右にX,Y電極を引き出していたのに対し、本
発明においては、図3に示すように、電極を略中央部で
切断して分割し、X,Y電極共に左右に引き出す構造と
する。
【0038】図3において、プラズマディスプレイパネ
ル172(以下、パネル172)は、行電極が左右の略
中央部で分断されることにより、左右方向に2つのブロ
ックに分割されており、左側のブロック172aと右側
のブロック172bとが一体となって1つのパネル17
2を形成している。左側のブロック172aには、アド
レスドライバ20aが接続され、右側のブロック172
bには、アドレスドライバ20bが接続されている。左
側のブロック172aには、Xドライバ21aとYドラ
イバ22aが電極の行方向に交互に接続され、右側のブ
ロック172bにも、Xドライバ21bとYドライバ2
2bが電極の行方向に交互に接続されている。そして、
左右のブロック172a,172bそれぞれに主画面映
像信号用の映像信号処理回路A′と副画面映像信号用の
映像信号処理回路B′を独立して設けている。これによ
り、左右のブロック172a,172bはそれぞれ独立
して画像が表示されることとなる。
【0039】ところで、第1,第3実施例のように、パ
ネル170,172の行電極だけを分割した場合には、
列電極駆動回路を左右方向に分割するだけであるので、
列電極駆動回路を構成する集積回路(IC)の数は従来
と実質的に同一であり、コストアップとならない。行電
極駆動回路は左右のブロック170a,170b,17
2a,172bで必要となるため、行電極駆動回路を構
成するICの数は2倍となる。但し、行電極抵抗による
電圧降下を半分にすることができるという副次的効果を
奏する。
【0040】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のマ
トリクス型画像表示装置は、マトリクス型表示パネルと
して、行電極及び列電極の少なくとも一方を分断するこ
とにより複数のブロックに分割したパネルを用い、複数
のブロックそれぞれに対し、マトリクス型表示パネルの
各ブロックを駆動する駆動回路と、この駆動回路によっ
て表示すべき映像信号を処理する映像信号処理回路とを
設けて構成したので、複数のブロックで互いに異なった
画像を表示することができる。また、画質劣化なく、大
容量の画像メモリも必要なく、水平,垂直走査周波数が
互いに異なったり、インタレース信号とノンインターレ
ース信号のように、また、NTSC画像信号とパソコン
画像信号のように、異なった信号フォーマットの複数の
画像も複合画面表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2実施例を示すブロック図である。
【図3】本発明の第3実施例を示すブロック図である。
【図4】マトリクス型画像表示装置の基本的構成例を示
すブロック図である。
【図5】陰極線管を用いて複合画面表示する画像表示装
置の構成例を示すブロック図である。
【図6】図5中の水平圧縮回路1の具体的構成を示すブ
ロック図である。
【図7】図5中のスキャンコンバータ回路2の具体的構
成を示すブロック図である。
【図8】複合画面の表示例を示す図である。
【符号の説明】
11a,11b デコーダ 12a,12b パラレル/シリアル変換回路 13a,13b 制御回路 14a〜14d シリアル/パラレル変換回路(列駆動
回路) 15a〜15d パルス幅変調器/ドライバ(列駆動回
路) 16a〜16d 走査ドライバ(行駆動回路) 18a,18b 水平垂直圧縮伸長回路 19 選択回路 20a,20b アドレスドライバ 21a,21b Xドライバ 22a,22b Yドライバ 170〜172 マトリクス型表示パネル 170a,170b,171a〜171d,172a,
172b ブロック A〜D,A′,B′ 映像信号処理回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】行電極及び列電極を有し、前記行電極と前
    記列電極との交点を画素とした複数の画素がマトリクス
    状に配置されたマトリクス型表示パネルを備えたマトリ
    クス型画像表示装置において、 前記マトリクス型表示パネルとして、前記行電極及び前
    記列電極の少なくとも一方を分断することにより複数の
    ブロックに分割したパネルを用い、 前記複数のブロックそれぞれに対し、前記マトリクス型
    表示パネルの各ブロックを駆動する駆動回路と、この駆
    動回路によって表示すべき映像信号を処理する映像信号
    処理回路とを設けて構成したことを特徴とするマトリク
    ス型画像表示装置。
  2. 【請求項2】前記映像信号処理回路の少なくとも1つ
    に、前記映像信号を水平方向もしくは垂直方向に圧縮も
    しくは伸長する水平垂直圧縮伸長回路を設けて構成して
    ことを特徴とする請求項1記載のマトリクス型画像表示
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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