JP2001116562A - ナビゲーション装置 - Google Patents
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Abstract
心とする地図が表示されない場合でも、限られた枠の中
で所望の個人宅を見つけ出せるようにする。 【解決手段】 電話番号の入力に基づき座標を検索して
該座標に基づき地図を表示し地点設定を行うナビゲーシ
ョン装置であって、電話番号に対応して座標を含む加入
者に関する情報及び地図のデータを記憶する記憶手段3
と、電話番号を入力するための入力手段1と、入力手段
からの電話番号の入力に基づき記憶手段に記憶された座
標を検索し、検索された座標を含む所定の領域を設定
し、検索された座標を含む地図を表示すると共に該地図
上に設定された領域を他の領域に対して識別可能に表示
する制御手段4とを備え、検索された座標を中心とする
地図が表示されない場合でも、表示された地図上の限ら
れた枠内で所望の個人宅を見つけ出せるようにする。
Description
基づき座標を検索して該座標に基づき地図を表示し地点
設定を行うナビゲーション装置に関する。
点を検索し、検索された地点を中心に地図表示を行う車
両用ナビゲーション装置が開発されている。しかし、電
話番号に対応する事業者の地点を中心とする地図は表示
するが、個人宅の電話番号を入力しても、電話番号に対
応する個人宅の地点をそのまま中心とする地図は表示し
ないようにする場合がある。その場合、該当する個人宅
が属する領域(例えば小字レベル)の代表地点を中心に
した地図を表示したり、該当する個人宅近傍の施設(交
番やデパート等)を各個人宅に対応させて記憶させてお
き、電話番号が入力された時に対応する施設を中心にし
た地図を表示することが考えられる。
電話番号を入力しても同じ小字内であれば同じ代表地点
を中心とした地図を表示してしまい、街区によっては非
常に範囲が広いため、その街区の代表地点を中心とした
地図だけでは、ユーザにとって目的とする個人宅を検索
することが非常に難しい場合が多い。また、後者は、各
電話番号に対してデータとして近傍の施設が付されるも
のであるため、何千万件もある個人宅全てに近傍の施設
を案内地点としてデータを付与することになり、データ
量が多くなってしまうという問題が生じる。
決するものであって、個人宅の電話番号の入力に対応す
る地点を中心とする地図が表示されない場合でも、限ら
れた枠の中で所望の個人宅を見つけ出せるようにするも
のである。
づき座標を検索して該座標に基づき地図を表示し地点設
定を行うナビゲーション装置であって、電話番号に対応
して座標を含む加入者に関する情報及び地図のデータを
記憶する記憶手段と、電話番号を入力するための入力手
段と、前記入力手段からの電話番号の入力に基づき前記
記憶手段に記憶された座標を検索する検索手段と、前記
検索手段により検索された座標を含む所定の領域を設定
する領域設定手段と、前記検索手段により検索された座
標を含む地図を表示すると共に該地図上に前記領域設定
手段により設定された領域を他の領域に対して識別可能
に表示する制御手段とを備えたことを特徴とするもので
ある。
標を設定する座標設定手段を備え、前記制御手段は、前
記設定された特定の座標を中心とする地図を表示し、前
記特定の座標は、前記検索された座標の数値を変更した
ものや、前記検索された座標に最も近い特定の施設の座
標であり、前記検索手段は、前記入力手段から入力され
た電話番号に基づき前記記憶手段に記憶された加入者に
関する情報から住所を検索し、前記座標設定手段は、前
記検索された住所の所定の住所レベルの代表地点の座標
に前記特定の座標を設定し、前記所定の領域は、前記特
定の座標を含む範囲や、個人宅の密集度、地域、人口密
度、建造物の密集度に応じて設定される範囲であり、前
記制御手段は、前記検索手段により検索された加入者に
関する情報が類別された特定の加入者である場合に前記
座標を含む地図を表示すると共に該地図上に前記領域設
定手段により設定された領域を他の領域に対して識別可
能に表示し、前記加入者に関する情報が類別された特定
の加入者でない場合に前記座標を中心とする地図を表示
することを特徴とするものである。
標を検索して該座標に基づき地図を表示し地点設定を行
うナビゲーション装置であって、電話番号に対応して座
標を含む加入者に関する情報及び地図のデータを記憶す
る記憶手段と、電話番号を入力するための入力手段と、
前記入力手段からの電話番号の入力に基づき前記記憶手
段に記憶された座標を検索する検索手段と、前記検索手
段により検索された座標を含む所定の領域を設定する領
域設定手段と、現在位置を検出する現在位置検出手段
と、前記検索手段により検索された座標及び前記領域設
定手段により設定された所定の領域を含む地図を表示す
ると共に該地図上に前記現在位置検出手段により検出さ
れた現在位置を表示する制御手段とを備えたことを特徴
とするものである。
段により設定された所定の領域を他の領域に対して識別
可能に表示し、前記現在位置検出手段により検出された
現在位置が前記所定の領域の外にある場合に前記現在位
置を中心として地図を移動させ、また、前記制御手段
は、地図上に前記領域設定手段により設定された所定の
領域を他の領域に対して識別可能に表示して、前記現在
位置検出手段により検出された現在位置が前記所定の領
域の中にある場合に前記枠を中心として地図を画面に固
定表示し、前記制御手段は、画面を分割して2画面にそ
れぞれ前記現在位置検出手段により検出された現在位置
を中心とする地図と前記領域設定手段により設定された
所定の領域を中心とする地図とを表示することを特徴と
するものである。
を参照しつつ説明する。図1は本発明に係るナビゲーシ
ョン装置の実施の形態を示す図であり、経路案内に関す
る情報を入力する入力装置1、自車両の現在位置に関す
る情報を検出する現在位置検出装置2、経路の算出に必
要なナビゲーション用データや経路案内に必要な表示/
音声の案内データとプログラム(アプリケーション及び
/又はOS)等が記録されている情報記憶装置3、ナビ
データ処理手段として経路探索処理や経路案内に必要な
表示/音声案内処理、さらにシステム全体の制御を行う
中央処理装置4、車両の走行に関する情報である、例え
ば道路情報、交通情報を送受信したり、車両の現在位置
に関する情報を検出したり、さらに現在位置に関する情
報を送受信したりする情報送受信装置5、経路案内に関
する情報を出力する出力装置6から構成されている。
者の意志によりナビゲーション処理を中央処理装置4に
指示する機能を備えている。その機能を実現するための
手段として、目的地を電話番号や地図上の座標などにて
入力したり、経路案内をリクエストしたりするタッチス
イッチやジョグダイアル等のリモートコントローラ等を
用いることができる。また、本発明では音声入力による
対話を行うための装置を備えており、音声入力装置とし
て機能する。また、ICカードや磁気カードに記録され
たデータを読み取るための記録カード読み取り装置を付
加することもできる。また、ナビゲーションに必要なデ
ータを蓄積し、運転者の要求により通信回線を介して情
報提供する情報センターや、地図データや目的地デー
タ、簡易地図、建造物形状地図などのデータを有する携
帯型の電子装置等の情報源との間でデータのやりとりを
行うためのデータ通信装置を付加することもできる。
(GPS)を利用して車両の現在位置情報を入手するも
の、車両の進行方位を、例えば地磁気を利用することに
より絶対方位で検出する絶対方位センサ、車両の進行方
位を、例えばステアリングセンサ、ジャイロセンサを利
用することにより相対方位で検出する相対方位センサ、
例えば車輪の回転数から車両の走行距離を検出する距離
センサ等から構成される。
ログラム及びデータを記憶した外部記憶装置で、例えば
CD−ROM等からなっている。プログラムは、経路探
索などの処理を行うためのプログラム、本発明記載のフ
ローチャートに示される処理プログラムや経路案内に必
要な表示出力制御、音声入力により対話的に案内を行う
ためのプログラム及びそれに必要なデータ、音声案内に
必要な音声出力制御を行うためのプログラム及びそれに
必要なデータが格納されている。記憶されるデータとし
ては、地図データ、探索データ、案内データ、マップマ
ッチングデータ、目的地データ、登録地点データ、道路
データ、交差点等分岐点の画像データ、ジャンル別デー
タ、ランドマークデータ等のファイルからなり、ナビゲ
ーション装置に必要なすべてのデータが記憶されてい
る。なお、本発明は、CD−ROMにはデータのみ格納
し、プログラムは中央処理装置に格納するタイプのもの
にも適用可能である。ここでは、情報記憶装置として、
CD−RAMを例に挙げたが、DVD−ROM等の光デ
ィスク、フロッピィディスク等の磁気ディスク、MO等
の光磁気ディスクでもよい。
するCPU、情報記憶装置3のCD−ROMからプログ
ラムを読み込んで格納するフラッシュメモリ、フラッシ
ュメモリのプログラムチェック、更新処理を行うプログ
ラム(プログラム読み込み手段)を格納したROM、設
定された目的地の地点座標、道路名コードNo.等の探
索された経路案内情報や演算処理中のデータを一時的に
格納するRAMからなっている。また、この他にも図示
は省略するが、入力装置1からの音声入力による対話処
理を行ったり、CPUからの音声出力制御信号に基づい
て情報記憶装置3から読み出した音声、フレーズ、1つ
にまとまった文章、音等を合成してアナログ信号に変換
してスピーカに出力する音声プロセッサ、通信による入
出力データのやり取りを行う通信インタフェースおよび
現在位置検出装置2のセンサ信号を取り込むためのセン
サ入力インタフェース、内部ダイアグ情報に日付や時間
を記入するための時計などを備えている。なお、前記し
た更新処理を行うプログラムを外部記憶装置に格納して
おいてもよい。
ションを実行するためのプログラムは全て外部記憶媒体
であるCD−ROMに格納されてもよいし、それらプロ
グラムの一部または全てが本体側のROM42に格納さ
れていてもよい。この外部記憶媒体に記憶されたデータ
やプログラムが外部信号としてナビゲーション装置本体
の中央処理装置に入力されて演算処理されることによ
り、種々のナビゲーション機能が実現される。
うに外部記憶装置のCD−ROMからプログラムを読み
込むための比較的大容量のフラッシュメモリ、CDの立
ち上げ処理を行うプログラム(プログラム読み込み手
段)を格納した小容量のROMを内蔵する。フラッシュ
メモリは、電源が切断しても記憶情報が保持される、つ
まり不揮発性の記憶手段である。そして、CDの立ち上
げ処理として、プログラム読み込み手段であるROMの
プログラムを起動してフラッシュメモリに格納したプロ
グラムチェックを行い、情報記憶装置3のCD−ROM
のディスク管理情報等を読み込む。プログラムのローデ
ィング処理(更新処理)は、この情報とフラッシュメモ
リの状態から判断して行われる。
(GPS)を利用して情報を入手するGPS受信装置、
FM多重放送、電波ビーコン、光ビーコン等を利用して
情報を入手するためのVICS情報受信装置、携帯電
話、パソコン等を利用することにより、情報センター
(例えばATIS)や他車両と情報を双方向に通信する
ためのデータ送受信装置等から構成される。
報を音声および/または画面により出力したり、中央処
理装置4でナビゲーション処理されたデータなどをプリ
ント出力する機能を備えている。そのための手段とし
て、中央処理装置4で処理したデータや情報記憶装置3
に格納されたデータを画面表示するために展開、描画す
るメモリ、メモリに描画したイメージデータを表示する
ディスプレイ、中央処理装置4で処理したデータや情報
記憶装置3に格納されたデータをプリント出力するプリ
ンタ、経路案内を音声で出力するスピーカなどを備えて
いる。
より構成されており、中央処理装置4が処理する地図の
表示データや案内データに基づき展開、描画された交差
点拡大図画面、目的地名、時刻、距離、進行方向矢印等
を表示する。ディスプレイに表示する画像データは、2
値画像データ(ビットマップデータ)であり、中央処理
装置4が処理する地図の表示データや案内データをシリ
アル通信等で使用する通信線を使用し、また、他の通信
線を兼用して受信し、出力装置6内でメモリに展開、描
画した後、指示された表示範囲をディスプレイの画面に
表示する。
トルメントパネル内に設けられており、運転者はこれを
見ることにより自車両の現在地を確認したり、またこれ
からの経路についての情報を得ることができる。また、
図示は省略するが、ディスプレイの表示画面にタッチパ
ネル、タッチスクリーン等を含むタブレットを使用し、
画面に触れる、或いは画面をなぞることにより、地点入
力、道路入力等を行えるように構成してもよい。
全体の流れを説明するための図である。中央処理装置4
に情報記憶装置3からプログラムが読み込まれて経路案
内のプログラムが起動されると、現在位置検出装置2に
より現在位置を検出して現在位置を中心としてその周辺
地図を表示すると共に、現在位置の名称等を表示する
(ステップS2)。次に、地名や施設名称等の目標名、
電話番号や住所、登録地点、道路名等を用いて目的地を
設定し(ステップS3)、現在位置から目的地までの経
路探索を行う(ステップS4)。経路が決まると、現在
位置検出装置2による現在位置追跡を行いながら、目的
地に到着するまで経路案内・表示を繰り返し行う(ステ
ップS5)。目的地に到着する前に寄り道設定の入力が
あった場合には、探索エリアを設定してその探索エリア
での再探索を行い、同様に目的地に到着するまで経路案
内を繰り返し行う。
ーザのメモリ登録地などの地点設定を行うに際して、個
人宅のようにピンポイント表示するのを避けようとする
場合に、電話番号の入力に基づき該当する個人宅を検索
して座標を取得すると、例えばその座標に基づき曖昧な
ポイントを中心とする地図を表示し、その地図の上に個
人宅のピンポイント座標を含む枠を表示することによ
り、その限られた枠の中で所望の個人宅をユーザーに見
つけさせて地点設定を行うようにする。曖昧なポイント
としては、例えば所定の住所レベル(小字)の代表地
点、電話番号に該当する地点の座標の下3桁を省略、つ
まり「000」にした地点、最短距離にある交差点など
である。さらに本発明は、目的地や通過点等の地点設定
を容易にすべく、個人宅のピンポイント座標に加え、曖
昧なポイント座標をも含む枠を表示するようにする。
いて説明する。図3は本発明に係るナビゲーション装置
に用いるデータの構成例を示す図、図4はタウンページ
用とハローページ用に分けたデータの構成例を示す図で
ある。
データは、図3(B)に示すように電話番号データと5
0音データと地点情報データにより構成される。そし
て、電話番号データは、昇順、或いは降順に電話番号と
地点情報データオフセットを格納したものであり、電話
番号が入力されたとき検索を行って、その電話番号の地
点情報データオフセットに基づき地点情報データを取得
する。地点情報データオフセットは、例えば地点情報デ
ータの格納アドレスを示すものである。この電話番号デ
ータと地点情報データを検索データとすることにより、
電話番号が入力されると、ヒット(一致)した電話番号
の地点情報データオフセットを検索し、該地点情報デー
タオフセットに基づいてその地点の種々の情報(地点名
称や住所等)を地点情報データから検索して地図と共に
表示する。50音データは、50音順に電話番号の加入
者の読みや地点名称と地点情報データオフセットを格納
したものであり、読みや地点名称が入力されたとき検索
を行って、その読みや地点名称の地点情報データオフセ
ットに基づき地点情報データを取得する。ここで、地点
名称は、施設名称や個人名などである。
みの50音順、住所毎にグループ分けして、地点名称、
住所、住所識別フラグ、地点座標(x,y)等、電話番
号の加入者の地点に関する情報、さらに識別フラグを格
納したものである。電話番号データ及び50音データに
格納された電話番号とその読みや地点名称の入力に対し
て、住所は、例えば確認情報として出力する際に用い、
図3(A)に示すように住所の階層毎に「愛知県」は2
3、「岡崎市」は202など、都道府県コード、市町村
コード、大字コード、小字コード、街区以下(地番、枝
番)にコードが付されている。住所識別フラグは、住所
がどの階層レベルまで格納されているかを示すフラグで
ある。また、地点座標は、例えばその地点を中心とする
地図を表示したり、地図上にその地点をマーク表示した
り、近傍の曖昧な地点を検索、取得するのに用いる。
り、例えば電話番号が個人のような制約のある加入者か
事業者のような制約のない加入者かを類別する。したが
って、例えば電話帳に基づけば、タウンページ(NTT
の商標名、以下同様)の電話帳のデータは施設や店舗、
会社等の事業者のデータであるので制約無とし、ハロー
ページ(NTTの商標名、以下同様)の電話帳のデータ
は個人宅のデータであるので制約有として、識別フラグ
が設定されるが、勿論、これは例示であって、他の分
類、区分に基づいて制約有無の識別情報を設定してもよ
いことはいうまでもない。そして、先に述べたように制
約無の電話番号の場合には、直ちに地点情報を提供し、
制約有の電話番号の場合には、加入者名称のチェックを
行ってその一致により地点情報を提供する。なお、画面
に住所を文字として表示するときには、別に格納されて
いる住所データベースを用いてコードから文字に変換す
るように構成してもよい。
情報データをそれぞれ制約無のタウンページ用と制約有
のハローページ用に分けてデータを構成した例を示した
のが図4である。この場合には、図3に示す地点情報デ
ータに設定したタウンページのデータかハローページの
データかを識別する識別情報は不要となる。したがっ
て、このようなデータ構造を採用した場合には、タウン
ページかハローページか、つまり制約有りの電話番号入
力か制約無の電話番号入力かモードを選択し、その選択
に基づき電話番号のオフセットを決めて検索するように
も構成可能である。
理の例を説明する。図5は省略座標を中心として地図を
表示する地点設定処理を説明するための図、図6は近く
の交差点を中心として地図を表示する地点設定処理を説
明するための図である。
検索して取得された座標に基づき特定の座標として下の
桁を省略した座標を設定して、その座標を中心として地
図を表示し、その表示した地図に基づき目的地や通過点
などの地点設定を行う。このような地点設定処理の例の
場合には、図5に示すようにまず、電話番号入力モード
により電話番号を入力すると(ステップS21)、入力
された電話番号に該当する地点の座標を地点情報データ
から取得する。(ステップS22)。次に、取得した座
標の下3桁を省略し(ステップS23)、後述する枠設
定処理を行い(ステップS24)、省略した座標を中心
として地図を表示すると共にその地図上に枠を表示する
(ステップS25)。
標を設定して、その座標を中心として地図を表示し、そ
の表示した地図に基づき目的地や通過点などの地点設定
を行う地点設定処理の例の場合には、図6に示すように
まず、電話番号入力モードにより電話番号を入力すると
(ステップS31)、入力された電話番号に該当する地
点の座標を地点情報データから取得する。(ステップS
32)。次に、取得した座標を中心とした検索範囲を設
定し(ステップS33)、検索範囲内の交差点の座標を
取得して(ステップS34)、入力された電話番号に対
応する地点の座標と各交差点の座標との距離を算出し
(ステップS35)、最短距離の交差点を決定する(ス
テップS36)。そして、後述する枠設定処理を行い
(ステップS37)、決定された交差点の座標を中心と
して地図を表示すると共にその地図上に枠を表示する
(ステップS38)。
標を含む地図を表示することにより、その限られた枠の
中で所望の個人宅をユーザーに見つけさせるものである
が、ここでは目的地や通過点などの設定を容易とするた
め、個人宅のピンポイント座標に加えて曖昧なポイント
座標をも含む枠を設定する場合の例を説明する。図7は
枠の設定処理を説明するための図、図8は枠表示と現在
位置表示を併せて行う場合の画面の例を示す図である。
S22やステップS32で取得された該当する地点の座
標と下3桁を省略した座標や最短距離の交差点の座標な
どの曖昧な座標との距離を測定し(ステップS41)、
測定された距離に基づき2点を含む枠を仮設定する(ス
テップS42)。しかる後、仮設定された枠内の例えば
個人宅の数を検索し(ステップS43)、所定数以上検
索されるまで枠の大きさを順次拡大して(ステップS4
4〜S45)、枠の大きさを決定する(ステップS4
6)。仮設定する枠としては、図示のように曖昧な地点
を中心とする長方形の枠や、曖昧な地点と該当する個人
宅の地点との中間点を中心とする長方形の枠、曖昧な地
点と該当する個人宅の地点とを結ぶ線を中心とする長方
形の枠など様々な態様とすることができる。
たが、市街地や過密、過疎地などの地域、建造物の密集
度に応じてその枠の大きさを決定してもよい。また、枠
を仮設定した際に、個人宅が所定数以上存在する場合に
は、個人宅のピンポイント座標と曖昧な座標の2点を含
む枠の大きさに縮小してもよい。このことにより、適切
な件数とすることができる。
地図上に併せて表示する場合には、例えば図8(A)に
示すように現在位置を中心とする地図上に現在位置のマ
ーク(中央の矢印)と枠(点線)を併せて表示する形態
と、図8(B)に示すように枠を中心とする地図上に現
在位置のマークと枠を併せて表示する形態、さらにはこ
れらを図8(C)に示すように2画面で表示する形態が
ある。これらのいずれにおいても、枠と現在位置を併せ
て表示する場合には、一定の縮尺にすると、図8(A)
に示す表示では枠が、図8(B)に示す表示では現在位
置のマークが画面から外れるので、枠と現在位置のマー
クが共に表示されるように枠と現在位置との距離に応じ
て縮尺を切り換えるようにしてもよい。また、例えば現
在位置が枠の外にある場合には、図8(A)に示すよう
に現在位置を中心として地図を移動させ、現在位置が枠
の中に入った場合には、図8(B)に示すように枠を中
心として地図を画面に固定表示し、さらには枠が画面サ
イズとなるように縮尺を切り換えてもよい。図8(C)
に示す2画面表示を行うか、図8(A)又は(B)に示
す1画面表示を行うかの条件は、ユーザの選択指示によ
り切り換えるようにしてもよい。
れるものではなく、種々の変形が可能である。例えば上
記実施の形態では、住所レベルや座標レベル、交差点を
含む範囲、複数の個人宅を含む範囲等の所定の領域を設
定して、電話番号の加入者宅のピンポイント座標を含む
範囲を矩形の枠で表示したが、多角形や円、楕円、正方
形、長方形など種々の形状の枠を採用できることはいう
までもない。
で表示したり、領域以外の地図を消去する等、設定され
た領域を識別可能に表示する態様であれば、枠の表示で
なくてもよい。さらに、個人宅を検索して取得した座標
に対しては下3桁を省略したが、桁数は任意に選択でき
る。この桁数は、人口密度や住宅の密集度に応じて選択
できるものであり、例えば人口密度や住宅の密集度が高
い場合には、下1桁を省略し、逆に低い場合には下3桁
を省略するようにする。また、省略するのに代えて四捨
五入してもよいし、下1桁目と下2桁目、又はそれ以外
の桁間の数値を入れ替えてもよい。さらに、図示しない
ランダム数値発生器を用いて座標の下3桁をランダムに
変更してもよいし、X座標、Y座標に対してそれぞれ所
定の数値を加減してもよい。このように、入力された電
話番号に該当する地点座標の数値を変換するものであれ
ばよいことはいうまでもない。また、取得した座標から
最短距離の交差点を探索したが、交差点に代えて道を聞
くための派出所、車両を駐車するための駐車場や著名な
施設である駅等、取得した座標に対して特定の施設であ
ればよいこともいうまでもない。座標は、絶対座標でも
相対座標でもよいことはいうまでもない。
によれば、電話番号の入力に基づき座標を検索して該座
標に基づき地図を表示し地点設定を行うナビゲーション
装置であって、電話番号に対応して座標を含む加入者に
関する情報及び地図のデータを記憶する記憶手段と、電
話番号を入力するための入力手段と、入力手段からの電
話番号の入力に基づき記憶手段に記憶された座標を検索
する検索手段と、検索手段により検索された座標を含む
所定の領域を設定する領域設定手段と、検索手段により
検索された座標を含む地図を表示すると共に該地図上に
領域設定手段により設定された領域を他の領域に対して
識別可能に表示する制御手段とを備えたので、検索され
た座標を中心とする地図が表示されない場合でも、表示
された地図上の限られた枠内で所望の地点、例えば個人
宅を見つけ出すことができる。
標を設定する座標設定手段を備え、制御手段は、設定さ
れた特定の座標を中心とする地図を表示し、特定の座標
は、検索された座標の数値を変更したものや、検索され
た座標に最も近い特定の施設の座標であり、検索手段
は、入力手段から入力された電話番号に基づき記憶手段
に記憶された加入者に関する情報から住所を検索し、座
標設定手段は、検索された住所の所定の住所レベルの代
表地点の座標に特定の座標を設定し、所定の領域は、特
定の座標を含む範囲や、個人宅の密集度、地域、人口密
度、建造物の密集度に応じて設定される範囲であり、制
御手段は、検索手段により検索された加入者に関する情
報が類別された特定の加入者である場合に座標を含む地
図を表示すると共に該地図上に領域設定手段により設定
された領域を他の領域に対して識別可能に表示し、加入
者に関する情報が類別された特定の加入者でない場合に
座標を中心とする地図を表示するので、所望の個人宅が
地図上の中心からあまり外れることなく、枠を目的地や
通過点として容易に設定することができ、さらに、見つ
け出すのに適切な領域で枠を設定し表示することができ
る。
して該座標に基づき地図を表示し地点設定を行うナビゲ
ーション装置であって、電話番号に対応して座標を含む
加入者に関する情報及び地図のデータを記憶する記憶手
段と、電話番号を入力するための入力手段と、入力手段
からの電話番号の入力に基づき記憶手段に記憶された座
標を検索する検索手段と、検索手段により検索された座
標を含む所定の領域を設定する領域設定手段と、現在位
置を検出する現在位置検出手段と、検索手段により検索
された座標及び領域設定手段により設定された所定の領
域を含む地図を表示すると共に、該地図上に現在位置検
出手段により検出された現在位置を表示する制御手段と
を備えたので、現在位置を追跡しながら、現在位置と個
人宅との位置関係を見やすく表示することができる。
設定された所定の領域を他の領域に対して識別可能に表
示し、現在位置検出手段により検出された現在位置が所
定の領域の外にある場合に現在位置を中心として地図を
移動させ、また、制御手段は、地図上に領域設定手段に
より設定された所定の領域を他の領域に対して識別可能
に表示して、現在位置検出手段により検出された現在位
置が所定の領域の中にある場合に枠を中心として地図を
画面に固定表示し、制御手段は、画面を分割して2画面
にそれぞれ現在位置検出手段により検出された現在位置
を中心とする地図と領域設定手段により設定された所定
の領域を中心とする地図とを表示するので、現在位置を
追跡しながら、曖昧な地点への接近に応じた地図の表示
を行うことができる。
態を示す図である。
れを説明するための図である。
ータの構成例を示す図である。
ータの構成例を示す図である。
定処理を説明するための図である。
点設定処理を説明するための図である。
面の例を示す図である。
置、4…中央処理装置、5…情報送受信装置、6…出力
装置
Claims (12)
- 【請求項1】 電話番号の入力に基づき座標を検索して
該座標に基づき地図を表示し地点設定を行うナビゲーシ
ョン装置であって、電話番号に対応して座標を含む加入
者に関する情報及び地図のデータを記憶する記憶手段
と、電話番号を入力するための入力手段と、前記入力手
段からの電話番号の入力に基づき前記記憶手段に記憶さ
れた座標を検索する検索手段と、前記検索手段により検
索された座標を含む所定の領域を設定する領域設定手段
と、前記検索手段により検索された座標を含む地図を表
示すると共に該地図上に前記領域設定手段により設定さ
れた領域を他の領域に対して識別可能に表示する制御手
段とを備えたことを特徴とするナビゲーション装置。 - 【請求項2】 検索された座標に基づき特定の座標を設
定する座標設定手段を備え、前記制御手段は、前記設定
された特定の座標を中心とする地図を表示することを特
徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。 - 【請求項3】 前記特定の座標は、前記検索された座標
の数値を変更したものであることを特徴とする請求項2
記載のナビゲーション装置。 - 【請求項4】 前記特定の座標は、前記検索された座標
に最も近い特定の施設の座標であることを特徴とする請
求項2記載のナビゲーション装置。 - 【請求項5】 前記検索手段は、前記入力手段から入力
された電話番号に基づき前記記憶手段に記憶された加入
者に関する情報から住所を検索し、前記座標設定手段
は、前記検索された住所の所定の住所レベルの代表地点
の座標に前記特定の座標を設定することを特徴とする請
求項2記載のナビゲーション装置。 - 【請求項6】 前記所定の領域は、前記特定の座標を含
む範囲であることを特徴とする請求項2乃至5記載のナ
ビゲーション装置。 - 【請求項7】 前記所定の領域は、個人宅の密集度、地
域、人口密度、建造物の密集度に応じて設定される範囲
であることを特徴とする請求項1乃至6記載のナビゲー
ション装置。 - 【請求項8】 前記制御手段は、前記検索手段により検
索された加入者に関する情報が類別された特定の加入者
である場合に前記座標を含む地図を表示すると共に該地
図上に前記領域設定手段により設定された領域を他の領
域に対して識別可能に表示し、前記加入者に関する情報
が類別された特定の加入者でない場合に前記座標を中心
とする地図を表示することを特徴とする請求項1記載の
ナビゲーション装置。 - 【請求項9】 電話番号の入力に基づき座標を検索して
該座標に基づき地図を表示し地点設定を行うナビゲーシ
ョン装置であって、電話番号に対応して座標を含む加入
者に関する情報及び地図のデータを記憶する記憶手段
と、電話番号を入力するための入力手段と、前記入力手
段からの電話番号の入力に基づき前記記憶手段に記憶さ
れた座標を検索する検索手段と、前記検索手段により検
索された座標を含む所定の領域を設定する領域設定手段
と、現在位置を検出する現在位置検出手段と、前記検索
手段により検索された座標及び前記領域設定手段により
設定された所定の領域を含む地図を表示すると共に該地
図上に前記現在位置検出手段により検出された現在位置
を表示する制御手段とを備えたことを特徴とするナビゲ
ーション装置。 - 【請求項10】 前記制御手段は、地図上に前記領域設
定手段により設定された所定の領域を他の領域に対して
識別可能に表示し、前記現在位置検出手段により検出さ
れた現在位置が前記所定の領域の外にある場合に前記現
在位置を中心として地図を移動させることを特徴とする
請求項9記載のナビゲーション装置。 - 【請求項11】 前記制御手段は、地図上に前記領域設
定手段により設定された所定の領域を他の領域に対して
識別可能に表示し、前記現在位置検出手段により検出さ
れた現在位置が前記所定の領域の中にある場合に前記枠
を中心として地図を画面に固定表示することを特徴とす
る請求項9記載のナビゲーション装置。 - 【請求項12】 前記制御手段は、画面を分割して2画
面にそれぞれ前記現在位置検出手段により検出された現
在位置を中心とする地図と前記領域設定手段により設定
された所定の領域を中心とする地図とを表示することを
特徴とする請求項9記載のナビゲーション装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006317367A (ja) * | 2005-05-16 | 2006-11-24 | Alpine Electronics Inc | ナビゲーション装置、経路探索方法及び記憶媒体 |
JP2009175169A (ja) * | 2008-01-21 | 2009-08-06 | Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd | 端末装置およびプログラム |
JP2012156804A (ja) * | 2011-01-26 | 2012-08-16 | Oki Networks Co Ltd | 機器モード制御システム、機器モード制御装置及び機器モード制御方法 |
-
1999
- 1999-10-22 JP JP30076699A patent/JP3591577B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2012156804A (ja) * | 2011-01-26 | 2012-08-16 | Oki Networks Co Ltd | 機器モード制御システム、機器モード制御装置及び機器モード制御方法 |
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