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JP2001107743A - ガスタービンシステムおよびそれを備えたコンバインドプラント - Google Patents

ガスタービンシステムおよびそれを備えたコンバインドプラント

Info

Publication number
JP2001107743A
JP2001107743A JP28472199A JP28472199A JP2001107743A JP 2001107743 A JP2001107743 A JP 2001107743A JP 28472199 A JP28472199 A JP 28472199A JP 28472199 A JP28472199 A JP 28472199A JP 2001107743 A JP2001107743 A JP 2001107743A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
exhaust gas
gas turbine
combustor
turbine system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28472199A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigemi Bandai
重実 萬代
Hidetaka Mori
秀隆 森
Hideaki Sugishita
秀昭 椙下
Eiji Akita
栄司 秋田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP28472199A priority Critical patent/JP2001107743A/ja
Priority to DE60016352T priority patent/DE60016352T2/de
Priority to EP00119842A priority patent/EP1091095B1/en
Priority to CA002319663A priority patent/CA2319663C/en
Priority to US09/666,188 priority patent/US6389796B1/en
Publication of JP2001107743A publication Critical patent/JP2001107743A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01KSTEAM ENGINE PLANTS; STEAM ACCUMULATORS; ENGINE PLANTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; ENGINES USING SPECIAL WORKING FLUIDS OR CYCLES
    • F01K23/00Plants characterised by more than one engine delivering power external to the plant, the engines being driven by different fluids
    • F01K23/02Plants characterised by more than one engine delivering power external to the plant, the engines being driven by different fluids the engine cycles being thermally coupled
    • F01K23/06Plants characterised by more than one engine delivering power external to the plant, the engines being driven by different fluids the engine cycles being thermally coupled combustion heat from one cycle heating the fluid in another cycle
    • F01K23/10Plants characterised by more than one engine delivering power external to the plant, the engines being driven by different fluids the engine cycles being thermally coupled combustion heat from one cycle heating the fluid in another cycle with exhaust fluid of one cycle heating the fluid in another cycle
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01KSTEAM ENGINE PLANTS; STEAM ACCUMULATORS; ENGINE PLANTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; ENGINES USING SPECIAL WORKING FLUIDS OR CYCLES
    • F01K21/00Steam engine plants not otherwise provided for
    • F01K21/04Steam engine plants not otherwise provided for using mixtures of steam and gas; Plants generating or heating steam by bringing water or steam into direct contact with hot gas
    • F01K21/047Steam engine plants not otherwise provided for using mixtures of steam and gas; Plants generating or heating steam by bringing water or steam into direct contact with hot gas having at least one combustion gas turbine
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/16Combined cycle power plant [CCPP], or combined cycle gas turbine [CCGT]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高効率化とNOx発生低減に対し、より効果
的なガスタービンシステムとそれを備えたコンバインド
プラントを提供すること。 【解決手段】 燃焼用空気の圧縮機と、同燃焼用空気に
より燃料を燃焼させる燃焼器と、同燃焼器で発生した高
温ガスで駆動されるガスタービンとを備えるガスタービ
ンシステムにおいて、前記ガスタービンから排出される
排ガスの一部を前記燃焼器に循環するように構成されて
なることを特徴とするガスタービンシステムおよびそれ
を備えたコンバインドプラント。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高効率のガスター
ビンシステムおよびそれを備えたコンバインドプラント
に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に、従来のガスタービンシステムお
よびそれを備えたコンバインドプラントの一例の構成図
を示し説明する。図3に示す例は、従来のガスタービン
システムと蒸気タービンを備えたコンバインドプラント
の主要構成を示すものである。
【0003】図3において、燃焼用空気aは圧縮機01
で圧縮された後、燃焼器02で燃料bと混合、燃焼して
高温の燃焼ガスを発生する。この高温の燃焼ガスはガス
タービン03を駆動して膨張した後、排ガスcとして排
ガスボイラ05に供給され、排ガスボイラ05は蒸気を
生成する。
【0004】排ガスボイラ05で生成した高温、高圧の
蒸気は蒸気タービン06を駆動して膨脹した後、復水器
08で凝縮し、復水は給水ポンプ09で昇圧され、排ガ
スボイラへと循環する。
【0005】ガスタービン03には発電機04が、蒸気
タービン06には発電機07が取り付けられて各タービ
ン03、06の仕事を取り出すように構成されている。
【0006】このようなコンバインドプラントにおいて
高効率化の要請は高く、特にその第1段を構成し、燃料
の高温燃焼を行なうガスタービンシステムにおいては、
より高効率化とNOx発生低減が共に求められており、
また、ガスタービン単体によるガスタービンシステムに
おいても同様に高効率化とNOx発生低減が共に求めら
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のよう
な従来のガスタービンシステムおよびれを備えたコンバ
インドプラントに対し求められている高効率化とNOx
発生低減に対し、より効果的なガスタービンシステムと
それを備えたコンバインドプラントを提供することを課
題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1)本発明は、かかる
課題を解決するためになされたものであり、その第1の
手段として、燃焼用空気の圧縮機と、同燃焼用空気によ
り燃料を燃焼させる燃焼器と、同燃焼器で発生した高温
ガスで駆動されるガスタービンとを備えるガスタービン
システムにおいて、前記ガスタービンから排出される排
ガスの一部を前記燃焼器に循環するように構成されてな
ることを特徴とするガスタービンシステムを提供するも
のである。
【0009】上記の第1の手段によれば、従来のガスタ
ービンシステムではタービン入口温度の制約から、空気
過剰率の高い燃焼ガスとなっているため排ガス中酸素濃
度が高いのに対し、排ガスの一部が燃焼器に循環するこ
とにより、排ガス中酸素濃度を低下させることができ、
ガスタービンシステムの排気損失が大幅に低減し、NO
x発生も低減する。また、燃焼器に循環する排ガスは水
蒸気濃度が高いので、その物性値からタービンの仕事量
が増大する。
【0010】(2)第2の手段としては、第1の手段の
ガスタービンシステムにおいて、排ガス圧縮機を備え、
前記排ガスの一部は同排ガス圧縮機により加圧され、前
記燃焼器に循環されるとともに前記燃焼器に供給される
燃料に予め混合されるように構成されてなることを特徴
とするガスタービンシステムを提供するものである。
【0011】第2の手段によれば、従来のガスタービン
システムではタービン入口温度の制約から、空気過剰率
の高い燃焼ガスとなっているため排ガス中酸素濃度が高
いのに対し、排ガスが燃焼器に循環することにより、空
気過剰率の低い燃焼ガスとすることができるので排ガス
中酸素濃度を低下することができ、ガスタービンシステ
ムの排気損失を大幅に低減することができる。
【0012】また、酸素濃度の低い排ガスと燃料とを燃
焼器に供給される前に予め混合して低カロリーガスを形
成しこれを空気と混合して燃焼するため、火炎温度を低
く保つことができ、NOx生成量を低減することができ
るようになる。
【0013】しかも、燃焼器や燃料に循環する排ガスは
水蒸気濃度が高いので、その物性値からタービンの仕事
量が増大する。
【0014】(3)第3の手段としては、第2の手段の
ガスタービンシステムにおいて、前記排ガス圧縮機で加
圧された排ガスを前記ガスタービンの冷却ガスとして用
いることを特徴とするガスタービンシステムを提供する
ものである。
【0015】上記の第3の手段によれば、第2の手段の
特徴に加え、排ガス圧縮機で加圧された排ガスをガスタ
ービンの冷却媒体として利用するので、排ガス中には水
蒸気および炭酸ガスの濃度が高く、その物性値から、高
い冷却効果が得られるものとなる。
【0016】(4)第4の手段としては、第1の手段の
ガスタービンシステムにおいて、前記排ガスが通過し同
排ガス中の水分を凝縮する復水器を備え、前記排ガスの
一部し同排ガス中の水分を凝縮は同復水器で凝縮された
前記排ガス中の水分であることを特徴とするガスタービ
ンシステムを提供するものである。
【0017】第4の手段によれば、燃焼器の燃焼ガス
は、空気過剰率を低く設定しても温度が高すぎる場合、
燃焼器に循環される排ガス中の水分による水噴射または
蒸気噴射によって、所定のガスタービン入口温度が得ら
れ、且つ燃焼ガスの空気過剰率を低くすることができ、
排ガス中酸素濃度を低くできるため、従来のガスタービ
ンシステムに比べて排ガス損失を大幅に低減できる。
【0018】また、燃焼器での火炎温度および酸素濃度
を低く維持できるため、NOx生成量を低減することが
できるようになる。
【0019】しかも、燃焼ガス中の水分濃度が高くなる
ためその物性値からガスタービンの出力が増大する。
【0020】なお、排ガス中酸素濃度を低く押さえる
と、必然的に排ガス中の水蒸気濃度が高くなるため、復
水器での排ガス中の水分が容易に回収でき、そのため、
補給水を要することなく燃焼器での水噴射または蒸気噴
射が可能となる。
【0021】(5)第5の手段としては、第1の手段な
いし第4の手段のいずれかのガスタービンシステムを備
えてなることを特徴とするコンバインドプラントを提供
するものである。
【0022】第5の手段によれば、第1の手段ないし第
4の手段のいずれかのガスタービンシステムの特徴を有
するコンバインドプラントとなり、全体として高効率、
低NOxのコンバインドプラントが得られる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の実施の第1形態
に係るガスタービンシステムおよびそれを備えたコンバ
インドプラントの構成図を示し説明する。
【0024】図1は、本実施の第2形態に係るガスター
ビンシステムを備えたコンバインドプラントの主要構成
を示すものであって、同図において、1は燃焼用空気a
の圧縮機であり、圧縮機1には同軸にガスタービン3、
排ガス圧縮機10、発電機4が取り付けられ、圧縮機1
で圧縮された燃焼用空気aは燃焼器2で燃料bと混合、
燃焼して高温の燃焼ガスとなりガスタービン3を駆動し
て膨脹し排ガスcとなる。
【0025】5は排ガスcの排熱を回収する排ガスボイ
ラであり、排ガスボイラで発生した高温、高圧の蒸気は
蒸気タービン6を駆動して膨脹し、復水器8で凝縮した
後、給水ポンプ9により昇圧されて、排ガスボイラ5へ
と循環する。
【0026】排ガスボイラ5を出た排ガスcの約二分の
一は排ガス圧縮機10へと分岐し、圧縮された後、一部
は希釈ガスとして燃焼器2へ送られ、一部は冷却器14
により冷却され(あるいはそのまま)ガスタービン3の
冷却媒体としてガスタービン3へ送られ、また、残りの
部分は燃料bの供給管15へ合流し、気体または液体の
燃料bと混合して予め低カロリーガスを形成した後、燃
焼器2に送られるように構成されている。
【0027】ガスタービン3には発電機4が、蒸気ター
ビン6には発電機7が取り付けられて各タービン3、6
の仕事を取り出すように構成されている。
【0028】従来のガスタービンシステムではタービン
入口温度の制約から、空気過剰率2.6以上の燃焼ガス
となっているため排ガス中酸素濃度が13%以上と高い
のにに対し、以上のような本実施の形態においては、排
ガスcが燃焼器2に循環することにより、空気過剰率を
1.1程度の燃焼ガスとすることができ排ガス中酸素濃
度を2%程度にすることができる。なお、排ガス中酸素
濃度は10%以下、好ましくは5%以下にすることが好
ましい。また、排ガス中酸素濃度の低減はNOx発生も
抑制する。
【0029】このことにより、従来のガスタービンシス
テムでは排気損失が13%程度であったものが、本実施
の形態のガスタービンシステムでは、その約1/2に低
減することができる。また、その結果、コンバインドプ
ラント全体としては熱効率が約7%向上する。
【0030】また、酸素濃度の低い排ガスcと気体また
は液体の燃料bとを燃焼器に供給される前に予め混合し
て、1000キロカロリー/Nm3 程度の低カロリーガ
スを形成しておき、これを空気と混合して燃焼するた
め、拡散型燃焼器においても火炎温度を低く保つことが
でき、NOx生成量を10ppm以下に低減することが
できるようになる。
【0031】しかも、燃焼器2や燃料bの供給管15に
循環する排ガスcは水蒸気濃度が高いので、その物性値
からタービンの仕事量が増大する。
【0032】またさらに、一部の排ガスcを冷却して
(またはそのまま)ガスタービンの冷却媒体として利用
すると、排ガスc中には水蒸気および炭酸ガスの濃度が
高く、その物性値から、高い冷却効果が得られるものと
なる。
【0033】図2に、本発明の実施の第2形態に係るガ
スタービンシステムとそれを備えたコンバインドプラン
トの構成図を示し説明する。
【0034】図2は、本実施の第2形態に係るガスター
ビンシステムを備えたコンバインドプラントの主要構成
を示すものであって、同図において、101は燃焼用空
気aの圧縮機であり、圧縮機101には同軸にガスター
ビン103、発電機104が取り付けられ、圧縮機10
1で圧縮された燃焼用空気aは燃焼器102で燃料bと
混合、燃焼して高温の燃焼ガスとなりガスタービン10
3を駆動して膨脹し排ガスcとなる。
【0035】105は排ガスcの排熱を回収する排ガス
ボイラであり、排ガスボイラ103で発生した高温、高
圧の蒸気は蒸気タービン106を駆動して膨脹し、復水
器108で凝縮した後、給水ポンプ109により昇圧さ
れて、排ガスボイラ105へと循環する。
【0036】排ガスボイラ105を出た排ガスcは、給
水加熱器111で後述の噴射水dを加熱した後、復水器
112を通り排ガスc中の水分が凝縮分離される。排ガ
スcの一部である凝縮した水はガスタービン103の燃
焼器102での噴射水dとして、ポンプ113で昇圧さ
れ、給水加熱器111で加熱された後、燃焼器102に
供給されるように構成されている。
【0037】燃焼器102の燃焼ガスは、空気過剰率を
1.1程度に設定した場合も燃焼ガス温度が高すぎるた
め、噴射水dを水噴射あるいは蒸気噴射することによっ
て、所定のガスタービン入口温度が得られるものとな
り、且つ燃焼ガスの空気過剰率を低くすることができ
る。
【0038】なお、ガスタービン103には発電機10
4が、蒸気タービン106には発電機107が取り付け
られて各タービン103、106の仕事を取り出すよう
に構成されている。
【0039】以上のような本実施の形態においては、排
ガスc中の水分を燃焼器102に循環させ水噴射あるい
は蒸気噴射をすることにより、空気過剰率を1.1程度
の燃焼ガスとすることができ排ガス中酸素濃度を2%程
度に低くできるため、従来のガスタービンシステムに比
べて排ガス損失が小さくなり、コンバインドプラント全
体の熱効率も高くできる。なお、排ガス中酸素濃度は1
0%以下、好ましくは5%以下にすることが好ましい。
また、排ガス中酸素濃度の低減はNOx発生も抑制す
る。
【0040】排ガス中酸素濃度を低く押さえると、必然
的に排ガスc中の水蒸気濃度が高くなるため、復水器1
12での排ガスc中の水分が容易に回収でき、そのた
め、補給水を要することなく水噴射または蒸気噴射が可
能となる。
【0041】また、噴射水dによる水噴射または蒸気噴
射により燃焼器102での火炎温度および酸素濃度を低
く維持できるため、NOx生成量を低減することができ
るようになる。
【0042】しかも、燃焼ガス中の水分濃度が高くなる
ためその物性値からガスタービン103の出力が増大す
るとともに排ガス温度も高く維持できる。
【0043】すなわち、本実施の形態のガスタービ10
3は、従来からの燃焼ガスに加え高温水蒸気も作動媒体
とするガスタービンであり、従来のガスタービンと蒸気
タービンの両者の長所を合わせ持つものとなる。
【0044】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範
囲内でその具体的構造に種々の変更を加えてもよいこと
は言うまでもない。
【0045】たとえば、上述の本発明の実施の形態はい
ずれもコンバインドプラントにおけるガスタービンシス
テムを示したが、それに限られるものではなく、排ガス
ボイラや蒸気タービンを備えずガスタービン単独のプラ
ントにおけるガスタービンシステムにおいても、同様に
本発明のガスタービンシステムを適用し、同様の作用効
果を奏することができる。
【0046】
【発明の効果】(1)請求項1に記載の発明によれば、
ガスタービンシステムを、燃焼用空気の圧縮機と、同燃
焼用空気により燃料を燃焼させる燃焼器と、同燃焼器で
発生した高温ガスで駆動されるガスタービンとを備える
ガスタービンシステムにおいて、前記ガスタービンから
排出される排ガスの一部を前記燃焼器に循環するように
構成したので、排ガスの一部が燃焼器に循環することに
より、排ガス中酸素濃度を低下させることができ、ガス
タービンシステムの排気損失が大幅に低減し、NOx発
生も低減する。また、燃焼器に循環する排ガスは水蒸気
濃度が高いので、その物性値からタービンの仕事量が増
大する。
【0047】(2)請求項2に記載の発明によれば、請
求項1に記載のガスタービンシステムにおいて、排ガス
圧縮機を備え、前記排ガスの一部は同排ガス圧縮機によ
り加圧され、前記燃焼器に循環されるとともに前記燃焼
器に供給される燃料に予め混合されるように構成したの
で、排ガスが燃焼器に循環することにより、空気過剰率
の低い燃焼ガスとすることができるため排ガス中酸素濃
度を低下することができ、ガスタービンシステムの排気
損失を大幅に低減することができる。
【0048】また、酸素濃度の低い排ガスと燃料とを燃
焼器に供給される前に予め混合して低カロリーガスを形
成しこれを空気と混合して燃焼するため、火炎温度を低
く保つことができ、NOx生成量を低減することができ
るようになる。
【0049】さらに、燃焼器や燃料に循環する排ガスは
水蒸気濃度が高いので、その物性値からタービンの仕事
量が増大する。
【0050】(3)請求項3に記載の発明によれば、請
求項2に記載のガスタービンシステムにおいて、前記排
ガス圧縮機で加圧された排ガスを前記ガスタービンの冷
却ガスとして用いるように構成したので、請求項2に記
載の発明の効果に加え、排ガス圧縮機で加圧された排ガ
スをガスタービンの冷却媒体として利用するため、排ガ
ス中は水蒸気および炭酸ガスの濃度が高く、その物性値
から、高い冷却効果が得られるものとなる。
【0051】(4)請求項4に記載の発明によれば、請
求項1に記載のガスタービンシステムにおいて、前記排
ガスが通過し同排ガス中の水分を凝縮する復水器を備
え、前記排ガスの一部は同復水器で凝縮された前記排ガ
ス中の水分であるように構成したので、燃焼器の燃焼ガ
スは、空気過剰率を低く設定しても温度が高すぎる場
合、燃焼器に循環される排ガス中の水分による水噴射ま
たは蒸気噴射によって、所定のガスタービン入口温度が
得られ、且つ燃焼ガスの空気過剰率を低くすることがで
き、排ガス中酸素濃度を低くできるため、従来のガスタ
ービンシステムに比べて排ガス損失を大幅に低減でき
る。
【0052】また、燃焼器での火炎温度および酸素濃度
を低く維持できるため、NOx生成量を低減することが
できるようになる。
【0053】さらに、燃焼ガス中の水分濃度が高くなる
ためその物性値からガスタービンの出力が増大する。 (5)請求項5に記載の発明によれば、請求項1ないし
請求項4のいずれかに記載のガスタービンシステムを備
えてなることを特徴とするコンバインドプラントとした
ので、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のガス
タービンシステムの効果を有するコンバインドプラント
となり、全体として高効率、低NOxのコンバインドプ
ラントが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係るガスタービンシ
ステムおよびそれを備えたコンバインドプラントの説明
図である。
【図2】本発明の実施の第2形態に係るガスタービンシ
ステムおよびそれを備えたコンバインドプラントの説明
図である。
【図3】従来のガスタービンシステムおよびそれを備え
たコンバインドプラントの説明図である。
【符号の説明】
1、101 圧縮機 2、102 燃焼器 3、103 ガスタービン 4、104 発電機 5、105 排ガスボイラ 6、106 蒸気タービン 7、107 発電機 8、108 復水器 9、109 給水ポンプ 10 排ガス圧縮機 14 冷却器 15 供給管 111 給水加熱器 112 復水器 113 ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 椙下 秀昭 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 秋田 栄司 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂製作所内 Fターム(参考) 3G081 BA02 BA11 BC07 DA22

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼用空気の圧縮機と、同燃焼用空気に
    より燃料を燃焼させる燃焼器と、同燃焼器で発生した高
    温ガスで駆動されるガスタービンとを備えるガスタービ
    ンシステムにおいて、前記ガスタービンから排出される
    排ガスの一部を前記燃焼器に循環するように構成されて
    なることを特徴とするガスタービンシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のガスタービンシステム
    において、排ガス圧縮機を備え、前記排ガスの一部は同
    排ガス圧縮機により加圧され、前記燃焼器に循環される
    とともに前記燃焼器に供給される燃料に予め混合される
    ように構成されてなることを特徴とするガスタービンシ
    ステム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のガスタービンシステム
    において、前記排ガス圧縮機で加圧された排ガスを前記
    ガスタービンの冷却ガスとして用いることを特徴とする
    ガスタービンシステム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のガスタービンシステム
    において、前記排ガスが通過し同排ガス中の水分を凝縮
    する復水器を備え、前記排ガスの一部は同復水器で凝縮
    された前記排ガス中の水分であることを特徴とするガス
    タービンシステム。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載のガスタービンシステムを備えてなることを特徴とす
    るコンバインドプラント。
JP28472199A 1999-10-05 1999-10-05 ガスタービンシステムおよびそれを備えたコンバインドプラント Pending JP2001107743A (ja)

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DE60016352T DE60016352T2 (de) 1999-10-05 2000-09-12 Gasturbinensystem und Kombianlage mit einer solchen Gasturbine
EP00119842A EP1091095B1 (en) 1999-10-05 2000-09-12 Gas turbine system and combined plant comprising the same
CA002319663A CA2319663C (en) 1999-10-05 2000-09-15 Gas turbine system and combined plant comprising the same
US09/666,188 US6389796B1 (en) 1999-10-05 2000-09-21 Gas turbine system and combined plant comprising the same

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