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JP2001197285A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2001197285A
JP2001197285A JP2000000777A JP2000000777A JP2001197285A JP 2001197285 A JP2001197285 A JP 2001197285A JP 2000000777 A JP2000000777 A JP 2000000777A JP 2000000777 A JP2000000777 A JP 2000000777A JP 2001197285 A JP2001197285 A JP 2001197285A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
paper
image forming
sheet
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000000777A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimiharu Hashizume
公治 橋詰
Kentaro Nagatani
健太郎 永谷
Yoshikazu Takesada
義和 武貞
Akira Ohata
昭 大畑
Takashi Noda
隆 野田
Hiromichi Toda
拓道 戸田
Keii Go
景偉 呉
Tatsutoshi Yamada
竜利 山田
Atsushi Kawai
敦 河合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP2000000777A priority Critical patent/JP2001197285A/ja
Publication of JP2001197285A publication Critical patent/JP2001197285A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 天地情報が付与されたRPその他の用紙に画
像を形成するにあたり、用紙の天地と画像の天地とが一
致させることのできる画像形成装置、画像を形成したR
Pから容易に脱墨できる画像を形成する画像形成装置、
及び繰り返し使用したRPでも見やすい画像を形成でき
る画像形成装置を提供する。 【解決手段】 デジタルコピー機1は、作像禁止エリア
902に文字表示904a等が形成されたリユーザブル
ペーパ(RP)900にも作像可能である。コピー機1
は、読み込んだ画像データに基づいてRP900に画像
を形成する画像形成手段(S9)の他、給紙されるRP
900の天地方向を判別する用紙天地判別手段(S6)
と、画像の天地方向がRP900の天地方向と一致する
ように、画像データを回転変換する画像データ回転手段
(S8)とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リユーザブルペー
パ(以下、単にRPともいう)や普通紙などこれ以外の
用紙に画像形成可能な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、地球環境保全意識の高まりや経済
性の観点から、複写機、プリンタ,faxなどの画像形
成装置で使用した作像済用紙を再利用すること、即ち、
作像済用紙からトナーを除去(脱墨)し、この脱墨済の
用紙を再度利用することが研究されている。この中に
は、用紙からトナーを除去可能にするため、例えば、水
で膨潤する樹脂膜を表面にコートするなど、特殊な処理
を施した用紙をリユーザブルペーパとして用いるものが
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
RPは、その性質上、通常に使用する上質紙や再生紙な
どの普通紙とは異なり、できるだけ再利用されうるよう
に使用するのが好ましい。このため、通常の普通紙と容
易に区別できるように用紙がRPであることを示す表示
やマーク等を形成することがあり、これらによってRP
に天地の区別ができることがある。このようにRPに天
地の区別がある場合、形成する画像の天地と一致してい
るのが好ましく、用紙の天地と画像の天地が反転してい
るなど、画像が用紙の天地と異なる天地方向を有してい
ると、用紙を揃えたときなどに画像あるいは用紙の天地
がまちまちになって見苦しくなって好ましくない。これ
はRPに限らず、レターヘッド付き用紙など天地の区別
のある用紙に画像を形成したときに共通する。また、R
Pは、完全に脱墨できないで汚れが若干残ることがある
ので、繰り返しの使用によって汚れが累積するため、形
成した画像が見にくくなる場合がある。さらに、RPの
一部に極端に汚れが残っていると、RPの標準的な寿命
よりも小回数の繰り返し使用で使用困難となることもあ
る。
【0004】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであって、第1の目的は、天地情報が付与されたR
Pその他の用紙に画像を形成するにあたり、用紙の天地
と画像の天地とが一致させることのできる画像形成装置
を提供することにある。また、第2の目的は、画像を形
成したRPから容易に脱墨できる画像を形成する画像形
成装置を提供することにある。また、第3の目的は、繰
り返し使用したRPでも見やすい画像を形成できる画像
形成装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】しかして
その解決手段は、天地情報が付与された用紙に画像を形
成可能な画像形成装置であって、画像データに基づいて
上記用紙に画像を形成する画像形成手段と、上記画像形
成手段に給紙される上記用紙の天地方向を判別する用紙
天地判別手段と、基準用紙天地方向に対して上記用紙の
天地方向がなす角だけ上記画像が回転するように、上記
画像データを回転変換する画像データ回転手段と、を備
える画像形成装置である。
【0006】上記したように、天地情報が付与された用
紙はその天地方向に従って画像を形成するのが好まし
い。しかし、給紙口に、天地方向を誤った状態(例えば
天と地が逆の状態や90度倒した状態)で用紙がセット
されることがある。すると、画像の天地と用紙の天地と
一致せず、形成した画像を用紙の天側を上にして見た場
合に、例えば画像が上下反転した状態や、画像が横倒し
に形成されることになり、好ましくない。これに対し、
本発明の画像形成装置では、給紙された用紙の天地方向
を判別し、装置が有する基準の用紙天地方向に対して給
紙される用紙の天地方向がなす角だけ画像が回転するよ
うに、画像データを回転変換する。例えば、用紙の天地
方向が逆の状態では180度画像が回転するように、ま
た、用紙が基準用紙天地方向に対し時計方向に90度倒
れた状態でセットされた場合には、時計方向に90度画
像データを回転変換する。これにより、給紙の際に用紙
の天地方向を誤ってセットしても、用紙の天地方向と一
致した画像を形成することができる。
【0007】なお、天地のある用紙としては、RPであ
る旨の文字やマークなどの表示を長方形RPの一方の短
辺付近に形成したもの、RPであることを表示するため
の切り欠きやパンチ孔などを回転非対称的に形成したも
の、装飾や文字、マーク、レターヘッドなどが予め回転
非対称的に形成された、装飾やマークが付された用紙、
レターヘッド付レター用紙などが挙げられる。また、画
像データとしては、コンピュータや通信回線から入力さ
れたプリントデータ、電話回線等を通じて送信されたF
AXデータ、原稿台にセットされた原稿から読み取った
複写用の画像データなどが挙げられる。特に、プリント
データでは、既にオペレータの意図によって画像の天地
方向が決まった状態でデータが入力されるので、通常の
場合には、画像の天地方向を問題にする必要が無い。こ
のため、用紙の天地方向を判別し、所定天地方向に対し
て上記用紙の天地方向がなす角だけ画像が回転するよう
に画像データを回転変換すれば、オペレータの意図に適
合した画像を天地情報の付与された用紙の天地方向に合
わせて形成することができる。
【0008】また、基準用紙天地方向は、画像形成装置
において用紙の天地方向を記述するのに基準となる天地
方向を指し、例えば、用紙の搬送方向を基準用紙天地方
向とすることができる。従って、この場合には、搬送さ
れる用紙の先端が用紙の天地情報から判断した天側であ
れば、用紙の天地方向と基準天地方向とが一致している
ことになる。逆に、搬送される用紙の先端が用紙の地側
であれば、用紙の天地方向と基準天地方向とは逆向き、
つまり180度異なっていることになる。さらに、矩形
用紙の対向する2辺の一方を天、他方を地とする天地情
報を有する矩形用紙を用いた場合に、搬送される矩形用
紙の先端が用紙の天地情報から判断した天側と平面視時
計回りに90度回転していれば、つまり矩形用紙が搬送
方向に対し横向きに搬送されているときは、用紙の天地
方向は基準天地方向に対して、時計回りに90度の角度
をなしていることになる。
【0009】さらに、他の解決手段は、天地情報が付与
された用紙に画像を形成可能な画像形成装置であって、
画像データに基づいて上記用紙に画像を形成する画像形
成手段と、上記画像形成手段に給紙される上記用紙の天
地方向を判別する用紙天地判別手段と、形成する画像の
天地方向を判別する画像天地判別手段と、上記画像の天
地方向が上記用紙の天地方向と一致するように、上記画
像データを回転変換する画像データ回転手段と、を備え
る画像形成装置である。
【0010】上記したように、天地情報が付与された用
紙はその天地方向に従って画像を形成するのが好ましい
が、給紙口に、天地方向を誤った状態(例えば天と地が
逆の状態や90度倒した状態)で用紙がセットされるこ
とがある。また、形成する画像についても、天地方向が
誤って入力される場合がある。例えば、複写機におい
て、原稿台に天地を逆に原稿をセットして画像を読み取
らせた場合、faxにおいて、原稿を天地を逆にセット
した状態のデータが送信されてきた場合、用紙としてA
4横の用紙が装填された用紙カセットを選択しながら
も、原稿を原稿台にA4縦の方向にセットした場合など
である。
【0011】このような場合には、用紙の天側を上にし
て形成された画像を見た場合に、画像が逆転して見えた
り、横倒しに見えたりすることになり、好ましくない。
これに対し、本発明の画像形成装置では、給紙された用
紙の天地方向を判別し、さらには、形成する画像の天地
方向を判別し、用紙の天地方向が形成する画像の天地方
向と一致するように画像データを回転変換する。これに
より、給紙の際に用紙の天地方向を誤っても、また、原
稿の向きを誤っても、用紙の天地方向と画像の天地方向
とが一致した画像を形成することができる。
【0012】なお、画像の天地方向を判別する手法とし
ては、例えば、読み込んだ画像からひらがなやアルファ
ベットなどの文字をパターンマッチングによって探しだ
し、この文字の向きから画像の天地方向を判別したり、
文章の句読点(「。」や「、」)などを探し出して、そ
の位置から画像の天地方向を判別するなどの手法が挙げ
られる。
【0013】さらに、上記いずれかに記載の画像形成装
置であって、前記用紙天地判別手段は、前記用紙の有無
を検知する用紙センサと、前記用紙の天地情報の有無を
検出する天地情報センサと、を備え、前記用紙の先端の
検出タイミングと天地情報の検出タイミングとから用紙
の天地方向を判別する画像形成装置とすると良い。
【0014】本発明の画像形成装置では、用紙センサと
天地情報センサとを備え、用紙の先端の検出タイミング
と天地情報の検出タイミングによって用紙の天地方向判
別を行う。つまり、文字などの画像を読み込んで、その
画像をパターンマッチングなどの手法で天地方向を判別
するなど天地情報の詳細を調査する必要が無く、用紙セ
ンサと、天地情報の有無を検出する天地情報センサを用
いて判別するので、容易かつ装置も安価に用紙の天地方
向が検出できる。
【0015】ここで、用紙センサとしては、用紙の有無
を検知できるものであればいずれのものでも良いが、用
紙が当接することによりONとなるリミットスイッチ
や、光や超音波が用紙で遮られたか否かを検出する光ス
イッチ、超音波スイッチなどが挙げられる。また、天地
情報センサとしては、用紙に付与され、用紙の天地を判
別可能とする天地情報の有無を検出できればいずれのも
のでも良く、天地情報の性質に応じて適宜選択すれば良
いが、例えば、用紙に付与された天地情報のマークや文
字を読み取るイメージリーダや磁気的な天地情報を読み
取る磁気センサなどが挙げられる。
【0016】また、他の解決手段は、用紙に画像を形成
可能な画像形成装置であって、上記用紙に画像を形成す
る画像形成部と、上記画像形成部に給紙される上記用紙
が脱墨処理により再使用可能なリユーザブルペーパであ
るか否かを判別する用紙判別手段と、を備える画像形成
装置である。
【0017】本発明の画像形成装置では、用紙判別手段
で給紙される用紙がRPであるか否かを判別する。つま
り給紙される用紙がリユーザブルペーパであるか、普通
紙などそれ以外の用紙であるかを知ることができる。こ
のため、RPかそれ以外の用紙かに応じて、画像形成条
件を変更したり、画像形成装置の動作を変更したりする
ことができるようになる。例えば、給紙される用紙がR
Pであれば、脱墨処理において、脱墨を容易にするた
め、トナー付着量を少なくするように画像形成条件を変
更したり、RPであることを示す情報表示部分など所定
部分への画像形成を禁止したりすることができる。
【0018】さらに、画像形成装置であって、上記用紙
判別手段により、前記給紙される用紙がリユーザブルペ
ーパであるとされたとき、上記用紙がリユーザブルペー
パ以外の用紙であるとされたときに比べてトナー付着量
を減少させるように画像データ及び画像形成条件の少な
くともいずれかを変更する変更手段を備える画像形成装
置とすると良い。
【0019】画像形成によってRPに付着したトナーは
脱墨処理により除去されるが、RPに多量のトナーが付
着していると、トナー除去に時間がかかりRPの劣化が
進む上、完全に除去できない場合がある。劣化が進むと
さらにトナーが残留し易くなる。また、トナーが残留す
ると、RPの白色度が低下し、見た目に汚れた状態にな
る。これに対し、本発明の画像形成装置では、普通紙が
給紙された場合には通常通りであるが、RPが給紙され
た場合には、RP以外の用紙(例えば普通紙)が給紙さ
れる場合よりも、トナー付着量を減少させるように画像
データ及び画像形成条件の少なくともいずれかを変更す
る。このため、RPの脱墨処理の際、トナー除去が容易
となって処理時間が短くて済み、脱墨処理によるRPの
劣化を軽減できRPの寿命が長くできる。また、脱墨処
理後にRPに残留するトナーも少なくなって、汚れの少
ないRPとすることができる。
【0020】なお、画像データの変更手法としては、例
えば、画像データのうち黒ベタ部分を網点、斜線(ハッ
チング)などに変更したり、太文字を中抜き文字に変更
するなどの手法が挙げられる。また、変更する画像形成
条件としては、トナー付着量を減少させ得るものであれ
ばいずれのものでも良いが、例えば、転写電圧、転写電
流、帯電電圧、現像バイアス電圧、露光用レーザ強度な
ど感光体ドラムの露光強度、用紙搬送速度などが挙げら
れる。また、これらの手法や条件を組み合わせて変更す
ることもできる。
【0021】さらに、いずれかに記載の画像形成装置で
あって、上記用紙判別手段により、前記給紙される用紙
がリユーザブルペーパであるとされたとき、上記用紙の
うち所定領域への画像形成を禁止する画像形成禁止手段
を備える画像形成装置とすると良い。
【0022】リユーザブルペーパには、普通紙などとの
区別を容易にするため、リユーザブルペーパである旨の
文字やマークなどを所定の領域に形成しておくことがあ
る。また、リユーザブルペーパの寿命その他の管理のた
めに、識別コードや画像形成回数あるいは脱墨回数など
を表す符号を所定の領域に形成することもある。このよ
うな文字やマーク、符号などを形成した所定領域に重ね
て、画像形成を行うと、これらが読み取り困難となる。
これに対し、本発明の画像形成装置は、文字やマークな
どを形成した所定領域への画像形成を禁止するので、所
定領域に形成された文字やマーク、符号などを容易に読
み取ることができる。
【0023】なお、所定領域としては、例えば、リユー
ザブルペーパである旨の文字やマークが形成された領域
や、識別コードなどを表すマークや符号が形成された領
域が挙げられ、具体的には、用紙の天辺近傍、地辺近
傍、用紙の枠状周縁部分、用紙の隅角近傍などがある。
また、画像形成禁止手段における画像形成の禁止手法と
しては、所定領域への画像形成を禁止できればいずれの
手法でも良いが、例えば、画像形成予定の領域と所定領
域とを比較し、画像を縮小、移動、部分消去、回転さ
せ、あるいはこれらの組み合わせて、所定領域への画像
形成を防止するものが挙げられる。
【0024】また他の解決手段は、リユーザブルペーパ
に画像を形成可能な画像形成装置であって、上記リユー
ザブルペーパに画像を形成する画像形成部と、上記画像
形成部に給紙される上記リユーザブルペーパの汚れ具合
を判別するRP汚れ判別手段と、を備える画像形成装置
である。
【0025】上記したように、RPは、一般に繰り返し
使用されると、劣化してトナーが完全に除去できずに残
留し、白色度が低下して見た目に汚れた状態になる。こ
れに対し、本発明の画像形成装置では、RP汚れ判別手
段が給紙されるRPの汚れ具合を判別する。従って、判
別結果により、RPに形成する画像の画像形成条件を変
更したり、画像形成装置の動作を変更したりすることが
できるようになる。例えば、許容限度よりも汚れが目立
つ場合には、表示パネルに警告を表示してオペレータに
警告したり、画像形成を中止してそのRPの廃棄を促
す、あるいはそのRPを画像を形成することなく搬送・
排出して、汚れの少ないRPに画像を形成することもで
きるようになる。また、RPがやや汚れた状態である場
合には、形成する画像のトナー付着量を上げて、文字や
画像を濃くすることで、汚れによる見難さをカバーする
こともできるようになる。
【0026】さらに、上記画像形成装置であって、前記
RP汚れ判別手段の判別結果に応じて、前記リユーザブ
ルペーパが汚れているほどトナー付着量を増加させるよ
うに画像形成条件を変更する条件変更手段を備える画像
形成装置とすると良い。
【0027】RPを繰り返し使用すると、一般にトナー
の残留量が増えて、見た目に汚れた状態になる。これに
対し、本発明の画像形成装置では、条件変更手段によ
り、RPが汚れているほどトナー付着量を増加させるよ
うに画像形成条件を変更するので、汚れたRPに画像を
形成するほど比較的濃度の高い文字や画像が形成され
る。従って、RPが汚れていても目立ちにくく、形成さ
れた文字や画像も読み取りやすくすることができる。な
お、変更する画像形成条件としては、トナー付着量を増
加させ得るものであればいずれのものでも良いが、例え
ば、転写電圧、転写電流、帯電電圧、現像バイアス電
圧、露光用レーザ強度など感光体ドラムの露光強度、用
紙搬送速度などが挙げられる。また、これらを組み合わ
せて変更することもできる。
【0028】さらに、上記画像形成装置であって、前記
条件変更手段は、前記RP汚れ判別手段の判別結果に対
応する複数のランクに従って前記画像形成条件を変更す
る画像形成装置とすると良い。
【0029】本発明の画像形成装置では、条件変更手段
で、RPの汚れ判別結果に対応する複数のランクに従っ
て画像形成条件を変更するので、変更する条件レベルの
数が限定されるので、条件変更が容易にできる。
【0030】また他の解決手段は、画像形成回数または
脱墨回数の少なくともいずれかが記録されたリユーザブ
ルペーパに画像を形成可能な画像形成装置であって、上
記リユーザブルペーパに画像を形成する画像形成部と、
上記画像形成部に給紙される上記リユーザブルペーパに
記録された画像形成回数または脱墨回数を読み取るRP
回数読取手段と、上記RP回数読取手段で読み取った画
像形成回数または脱墨回数が多いほどトナー付着量を増
加させるように画像形成条件を変更する条件変更手段を
備える画像形成装置である。
【0031】上記したように、RPは、一般に繰り返し
使用されると、その回数、つまり画像形成回数あるいは
脱墨回数が増えるに従って、徐々に劣化してトナーが完
全に除去できずに残留し、白色度が低下して見た目に汚
れた状態になる。これに対し、本発明の画像形成装置で
は、RP回数読取手段でRPに記録された画像形成回数
あるいは脱墨回数を読み取り、条件変更手段で画像形成
回数または脱墨回数が多いほどトナー付着量を増加させ
るように画像形成条件を変更する。従って、画像形成回
数や脱墨回数が多いRP、つまり汚れたRPに対して、
形成する画像のトナー付着量を上げて、文字や画像を濃
くすることで、汚れによる見難さをカバーすることもで
きる。
【0032】さらに、画像形成装置であって、前記条件
変更手段は、上記画像形成回数または脱墨回数に対応す
る複数のランクに従って前記画像形成条件を変更する画
像形成装置とすると良い。
【0033】本発明の画像形成装置では、条件変更手段
で、画像形成回数または脱墨回数に対応する複数のラン
クに従って画像形成条件を変更するので、変更する条件
レベルの数が限定されるので、条件変更が容易にでき
る。
【0034】
【発明の実施の形態】(実施形態1)以下、本発明の画
像形成装置を具体化した第1の実施の形態について、図
面を参照しつつ詳細に説明する。本実施形態の画像形成
装置は、原稿の画像をデジタル形式で読み取って用紙に
コピーするデジタルコピー機であって、ファクスモデム
およびパーソナルコンピュータとの接続端子を備えた多
機能機である。本実施の形態に係るデジタルコピー機1
は、図1に示す全体構造を有しており、イメージリーダ
IRとページプリンタPRTとを有している。本デジタ
ルコピー機は、上質紙や再生紙などの普通紙やOHP用
紙に画像を形成可能であるほか、トナーを除去処理する
ことで再使用が可能なリユーザブルペーパにも画像形成
可能である。
【0035】イメージリーダIRの本体は、原稿台ガラ
ス18上に載置された原稿の画像を画素に分解して読み
取る読取り走査系10、この読取り走査系10が出力す
る光電変換信号の量子化と種々の画像形成モードに応じ
た信号処理とを行う画像信号処理部20、および原稿に
対応した画像データまたは外部から入力された画像デー
タを記憶するメモリユニット部30を備えている。そし
て、この本体の上部には、原稿搬送部として原稿カバー
を兼ねた付加装置である自動両面原稿送り装置(ADF
R)500が、その後端部を支点に開閉可能に組み付け
られている。また、パーソナルコンピュータに接続され
た通信ケーブルや電話回線などの通信回線から画像デー
タを受信してプリントするための端子を備えるインター
フェースユニット32が設けられている。インターフェ
ースユニット32は、内蔵するパラレルボードやシリア
ルボード、ファックスモデムを介して通信回線に接続
し、これを介してパーソナルコンピュータやファクスと
通信可能となるものであり、これらの外部機器から画像
データを取得するためのものである。
【0036】読取り走査系10は、ライン操作方式の画
像読み取り機構であって、原稿照射用ランプ11とミラ
ー12とを有するスキャナ19、固定ミラー13a,1
3b,13c、集光レンズ14、CCDアレイからなる
イメージセンサ16、およびスキャナ19を駆動するス
キャンモータM2を備えている。
【0037】メモリユニット部30には、インターフェ
ース部をなすインターフェースユニット32が接続され
ており、画像信号処理部20やインターフェースユニッ
ト32を介して通信回線から入力される画像データ、お
よび印刷処理部40へ出力する画像データを切り換えた
り、画像データの圧縮および伸張する符号処理を行った
り、画像データを印刷処理がなされるまで格納したりす
る機能を有する。
【0038】ADFR500は、原稿スタッカ501上
にセットされた原稿を、各種ローラおよび搬送ベルトに
よって原稿台ガラス18上に搬送し、読み取り後の原稿
を排紙ローラによって原稿排出トレイ502上に排出す
るものである。このADFR500には、原稿スタッカ
501の原稿の有無を検知する原稿センサ504をはじ
め、原稿サイズを検出するなど各種のセンサも設けられ
ている。また,両面読み取りの場合に表面の読み取り終
了後に原稿を表裏反転して原稿台ガラス18上に戻す反
転ローラ503が設けられている。
【0039】ページプリンタPRTは、露光制御信号を
出力する印刷処理部40、半導体レーザ62を光源とす
るプリントヘッド60、感光体ドラム71とその周辺装
置からなる現像・転写系70、定着ローラ対83および
排出ローラ84などを有する定着・排出系80、感光体
ドラム71等を駆動する駆動モータM1などを備えてい
る。このページプリンタPRTは、イメージリーダIR
から転送された画像データに基づいて電子写真プロセス
により画像をプリントするものである。ページプリンタ
PRTの下部には、数百枚程度の用紙を収納できる4つ
の用紙カセット81a,81b,81c,81d、およ
びこれらのカセットに装填された用紙を搬送する給紙ロ
ーラ86a,86b,86c,86dが設けられてい
る。また、排出ローラ84で排出された用紙は、ソータ
600のビンに排出される。
【0040】さらに、用紙カセット81a等の他に、手
差しトレイ87からも、搬送ローラ88等を用いて用紙
が給紙できるようになっており、OHP用紙などに画像
を形成する際に利用される。なお、各カセット81a〜
81dから用紙が供給されたことを確認するため、搬送
路には用紙センサ85a,85b,85c,85dが設
置されている。さらに、後述するリユーザブルペーパ9
00に形成された磁気情報エリア909の有無及びその
内容を検知するための用紙情報センサである磁気センサ
89a、及び用紙の汚れ具合を知るためのイメージリー
ダ89bが形成されている。
【0041】プリントヘッド60は、半導体レーザ62
から射出されたレーザビームを、モータ64で駆動され
たポリゴンミラー65で主走査方向に偏向し、主レンズ
69および各種のミラー67a,67b,67cを経て
感光体ドラム71の露光位置に導くものである。感光体
ドラム71の周辺には、感光体ドラム71の表面を一様
に帯電させる帯電チャージャ72、感光体ドラム71の
表面に露光により形成された潜像上にトナー像を形成す
る現像器73、用紙をトナー像の形成に同期して転写位
置へ送り込むタイミングローラ82、トナー像を転写位
置で用紙上に転写する転写チャージャ74、転写後の用
紙を感光体ドラム71から分離する分離チャージャ7
5、クリーナ76等が配置されており、分離後の用紙は
トナーを定着させるため定着ローラ対83へ搬送され、
定着後に排出ローラ84でソータ600のビンに排出さ
れる。なお、後述するようにRP900の磁気情報エリ
ア909の情報を書き換えるための磁気情報書込ヘッド
77も設置されている。
【0042】このソータ600は、ノンソートビン60
1及び複数のソートビン(図1では4枚)602a,6
02b,602c,602dを有する。用紙をソートし
ない場合には、ノンソートビン601に用紙が積み重ね
られるように排出される他、オペレータの指示や動作モ
ードに応じて、排出された用紙を各ビン601a、60
1b等にソートすることができる。さらに、このソータ
600は、用紙の束をステープルによって結束するステ
ープラ、及び用紙の所定位置にパンチ孔を穿孔するパン
チャーを備えるステープル・パンチ装置603を備え、
オペレータの指示や動作モードに応じて、ソートビン6
02a等に排出された用紙(あるいは用紙束)にステー
プルしたりやパンチ孔を穿孔したりすることができる。
【0043】また、コピー機全体の動作指示を入力する
ための操作パネル300がデジタルコピー機1の上部に
設けられている。操作パネル300には、図2に示すよ
うに、コピー濃度や倍率、各動作モードなどの詳細設定
を行う液晶タッチパネル301、コピー枚数等の置き数
や複写倍率等を入力するテンキー302、置き数等を標
準値「1」に戻すクリアキー303、コピー動作を開始
させるスタートキー304、コピー動作を中止させるス
トップキー305、デジタルコピー機1の内部に設定さ
れた設定値を標準値に戻すリセットキー306などが設
けられている。
【0044】ここで、液晶タッチパネル301につい
て、さらに説明する。なお、図2では、基本画面を例示
する。この液晶タッチパネル301は、液晶により情報
を表示すると共に、手指で触れた位置を検出することで
オペレータの指示を読み取ることが可能なタッチパネル
である。この液晶タッチパネル301は、いくつかのエ
リアに分かれており、例えば、モード表示エリア310
として、4つのキー311,312,313,314の
画像が表示され、これらのキー画像をタッチすることで
所定の指示をコピー機1に対してなすことができるよう
になっている。
【0045】ここで、モード表示エリア310の4つの
キー311等は、デジタルコピー機1で可能な各動作モ
ードを大きく分類してまとめた概念的モードを表示して
いる。例えば、本実施形態では、基本キー311に触れ
てこれを選択した基本モードでは、用紙や倍率、濃度が
設定可能である。また、原稿→コピーキー312を選択
すると、2in1、4in1、両面→片面などのコピー
モードの設定を行う画面が表示される。また、ソータキ
ー313を選択すると、ソート、ノンソート、ステープ
ル閉じ、パンチ孔穿孔などソータ600を利用した機能
の設定を行う画面が表示される。また、応用キー314
を選択すると、閉じ代、OHP合紙など各種応用動作モ
ードの機能設定を行う画面が表示される。
【0046】また、メッセージ表示エリア320は、デ
ジタルコピー機1の状態や警告表示その他のメッセージ
を表示するエリアとなっている。また、機能表示エリア
330は、ここに表示された各キー331,332,3
33で設定できる機能を表示しており、これらのキー3
31等を触れることで、これらの機能の詳細設定画面が
表れ、さらに詳細な設定がこの液晶タッチパネル301
やテンキー302などから指示できるようになってい
る。また、設定モード表示エリア340では、現在設定
されている動作モードがアイコンによって簡易に理解で
きるように表示される。オペレータは、この操作パネル
300を用いて、所望の動作モードを指定しデジタルコ
ピー機1を動作させることとなる。
【0047】デジタルコピー機1の制御部100は、図
3に示すように、7個のCPU101〜107を中心に
構成されている。各CPU101〜107にはそれぞ
れ、プログラムを格納したROMとそのプログラムの実
行エリアとなるRAMとが付設されている。
【0048】CPU101は、オペレータによる各種操
作入力やオペレータに対する表示を行う操作パネル30
0の制御を司るものであり、操作キーや表示LEDとの
入出力(I/O)を行う。CPU102はCCDイメー
ジセンサ16が接続された画像信号処理部20の制御を
行うものであり、CPU103はスキャナ19、モータ
M2,露光ランプ11など読取り走査系10の駆動制御
を行うものである。CPU104は、印刷処理部40を
含めてページプリンタPRT全体の制御を行うものであ
り、各種の作像系センサや作像系各部との入出力を行
う。CPU105は制御部100全体のタイミング調整
および動作モードの設定を担当しており、そのために他
のCPUとのシリアル通信によりコマンドやレポートの
授受を行う。CPU106は、メモリユニット部30に
おける画像データの記憶および読み出しの制御を行うも
のである。また、CPU107は原稿搬送部つまりAD
FR500の制御を行うもので、原稿搬送部の各種セン
サ及び駆動回路との入出力を行う。
【0049】続いて、デジタルコピー機1の動作を説明
する。オペレータがADFR500の原稿スタッカ50
1に原稿を載置して操作パネル300からコピー開始指
令を入力すると、イメージリーダIRでは、次のような
動作が行われる。すなわち、CPU107の制御により
ADFR500では、原稿スタッカ501に載置されて
いる原稿の用紙が1枚ずつ順に原稿台ガラス18上に搬
送され、読取り走査系10による画像読み取りに供せら
れる。すなわち読取り走査系10では、CPU103の
制御により、原稿照射用ランプ11が発光しつつスキャ
ナ19が主走査方向に移動する。これにより、原稿の画
像に対応する画素ごとの画像データがイメージセンサ1
6から出力される。読み取りが済んだ用紙は原稿排出ト
レイ502上に排出される。ただし、両面原稿の両面を
読み取る場合には、反転ローラ503により裏返されて
再び原稿台ガラス18上に戻される。
【0050】その画像データは、画像信号処理部20で
画像形成モードに応じてシェーディング補正、ガンマ補
正、変倍処理、回転処理その他の画像処理を受け、そし
てメモリユニット部30に送られる。メモリユニット部
30では、画像信号処理部20から供給された原稿の画
像データが、データ圧縮されてメモリに一旦格納され
る。なお、インターフェースユニット32により通信回
線を介して外部のパーソナルコンピュータやファクスか
ら画像データを取得した場合にも、同様にその画像デー
タはデータ圧縮されてメモリに一旦格納される。
【0051】一方、ページプリンタPRTでは、CPU
104の制御により、原稿の用紙サイズ、オペレータの
指示、設定された動作モードなどから、用紙カセット8
1a,81b,81c,81d及び手差しトレイ87の
いずれかが選択されて、用紙が1枚取り出され、感光体
ドラム71へ向けて搬送される。また、感光体ドラム7
1が回転させられるとともに帯電チャージャ72等の周
辺装置が駆動状態とされる。そして用紙の搬送と同期し
て、メモリユニット部30に格納されている圧縮状態の
画像データが、元の状態に復元された上で印刷処理部4
0に送られる。このため印刷処理部40から露光制御信
号が出力され、プリントヘッド60による感光体ドラム
71への静電潜像の書き込みが行われる。この潜像上に
現像器73によりトナー像が形成されてそのトナー像が
用紙に転写される。トナー像の転写を受けた用紙は、定
着ローラ対83で定着されてから排紙ローラ84により
ソータ600に排出される。
【0052】さらに、本デジタルコピー機1では、RP
の利用を図るため、複数ある用紙カセット81a,81
b等のうち、最も上方の用紙カセット81aを常にRP
を装填するRP専用用紙カセットに指定しており、従っ
て、RPを使用する場合には、用紙カセット81aから
用紙が給紙されるように設定がなされている。また、逆
に、他の用紙カセット81b,81c,81dには、R
Pを装填することはせず、普通紙が装填される。つまり
これらの用紙カセットは、RP以外の用紙専用、具体的
には普通紙専用用紙カセットとなる。
【0053】ここで、図4に本デジタルコピー機に使用
するリユーザブルペーパ900の例を示す。このRP9
00は、図4(a)に示すように縦長に配置したとき、
破線で囲む画像形成可能エリア901を備えるほか、画
像形成が禁止されている作像禁止エリア902がRP9
00の天辺900A近傍に設けられている。この作像禁
止エリア902には、この用紙がリユーザブルペーパで
あることを示す文字表示904aの他、上記磁気センサ
89aでこの用紙がRPであることを検知可能とし、さ
らに、RPの固有情報、具体的にはRPのID番号や画
像形成回数GN等の情報が書き込まれた磁気情報エリア
909が、天部両隅に形成されている。この画像形成回
数GNの情報は、デジタルコピー機1において、RP9
00に画像が形成される毎に、1ずつインクリメントさ
れた値の情報が磁気情報書込ヘッド77によって磁気情
報エリア909に書き込まれる。
【0054】次に、上記のような基本動作により画像形
成処理を行うデジタルコピー機1の制御部100の制御
ルーチンを説明する。まず、図5のフローチャートに示
されるメインルーチンについて説明する。まず、初期設
定を行う(S1)。この初期設定において、上記したよ
うに、用紙カセット81aがRP専用用紙カセットであ
ることも設定される。さらに内部タイマがセットされる
(S2)。そして、オペレータの操作パネル300など
の操作内容に従い画像データが読み込まれる(S3)。
具体的には、ADFR500によって原稿が搬送され、
イメージリーダIRで画像を読み取る。あるいは、通信
回線及びインターフェースユニット32を介してパソコ
ンなどからの画像データを取得する。次いで、次述する
ように、画像データの天地及び原稿がリユーザブルペー
パである場合の処理を行う(S4)。さらに、給紙処理
(S5)で、オペーレータが設定した動作モードに従っ
て、用紙カセット81a,81b,81c,81dのい
ずれかから用紙を供給する。つまり、RP及び普通紙の
いずれかを給紙する。
【0055】その後、給紙された用紙、具体的にはリユ
ーザブルペーパ900の磁気情報エリア909の情報の
有無を確認して用紙の種類やその天地判別、画像形成回
数の読取(S6)を行う。次いで、画像の濃度を調整
(S7)し、画像データの天地と用紙の天地とから、画
像データを編集処理(S8)し、さらに編集された画像
データに従って画像を形成する(S9)。次いで、磁気
情報書込ヘッド77で画像形成回数GNをインクリメン
トした情報を磁気情報エリア909に書き込み(S
A)、その他の処理(SB)が行われると1サイクル分
の処理が終了する。このため、S10で内部タイマの終
了を待ってS2に戻り、同様の処理が反復される。な
お、ステップSBのその他の処理には、ソート処理、ス
テープル処理、パンチ孔処理、用紙種類エラー処理、R
P寿命エラー処理、その他が含まれる。
【0056】ついで、まず画像データ処理(S4)のサ
ブルーチンについて、図6のフローチャート及び図7の
説明図によってさらに説明する。まず、ステップS3で
読み込む原稿の画像データについて、画像データ読込が
完了したか否かを判断し(S41)、完了(Yes)の
場合、画像データの天側が原稿の搬送方向先頭側にある
か否かを判断する(S42)。同じ画像データでも、天
地のある画像データを読み込む場合には、ADFR50
0や原稿台18にセットする原稿の向きで、読み込まれ
た画像データの天地が変わるからである。
【0057】例えば、図7に示すように、F字型の画像
(画像データ)を形成した原稿について、原稿搬送方向
と画像データの天地との関係を考える。このうち、図7
(a)(b)に示す原稿1000では、画像データ10
01の天1001A側が、原稿搬送方向の先端辺100
0A側にされている。つまり、原稿搬送方向を基準とし
てみた場合に、原稿1000は、画像(画像データ)1
001の天1001A側が搬送方向先頭側となるよう
に、ADFR500にセットされたため、その天100
1A側を搬送方向先頭側として搬送されて画像データ1
001が取り込まれる。これに対し、図7(c)の原稿
1002では、画像(画像データ)1003の地100
3B側が搬送方向先頭側となるように、上記原稿100
0とは逆向きにADFR500にセットされたため、そ
の地1003B側を搬送方向先頭側として搬送されて画
像データ1003が取り込まれる。
【0058】従って、同じ画像データでも、セットする
原稿の向きで画像データが天地反転したり、90度横向
きとなる場合がある。そこでステップ42で、画像デー
タの天側と原稿搬送方向先頭側との関係を判断する。Y
esの場合は、画像データの天側が搬送方向先頭側にあ
ることを示すフラグをセットする(S43)。一方、N
oの場合には、画像データの地側が搬送方向先頭側にあ
ることを示すため上記のフラグをリセットする。なお、
画像データ1001等の天地判別は、読み込んだ画像デ
ータ1001等からパターンマッチングによってアルフ
ァベットやカタカナなどの文字を抽出し、その文字の向
きから画像データの天地を判断する。
【0059】次いで、原稿がリユーザブルペーパである
か否かを判断する(S45)。リユーザブルペーパ90
0は、前記したように作像禁止エリア902に文字表示
904aや磁気情報エリア909を有している。このた
め、図7(d)に示すように、リユーザブルペーパを原
稿1004とした場合、そこに形成した画像データ10
06の他、文字表示904a等も画像データとして読み
込み、そのまま普通紙に画像形成すると、リユーザブル
ペーパでない普通紙に、リユーザブルペーパであること
を示す文字表示904aが形成されることになる。この
ため、普通紙をリユーザブルペーパであると誤認するこ
とで、誤って脱墨処理のできない普通紙を脱墨処理する
などの不具合を生じさせる危険性がある。
【0060】そこで、ステップ45において原稿がリユ
ーザブルペーパであるか否かを判断するのである。具体
的には、画像データ1006からパターンマッチングに
よって、文字表示904aを検出してRPであるか否か
を判断する。その後、原稿がRPである(Yes)場合
には、作像禁止エリア902に相当する特定エリアの画
像データを消去する(S46)。これにより、RPを原
稿として用いた場合にも、普通紙に文字表示904a等
が形成されることが無くなる。
【0061】次いで、給紙処理(S5)後の、用紙情報
読取・天地判別処理のサブルーチンについて、図8,図
9,図10の説明図、及び図11のフローチャートを用
いて説明する。本実施形態のコピー機1では、図1に示
したように、カセット81a等から給紙された用紙の搬
送路に用紙センサ85a等が設置され、その下流に磁気
センサ89aも設置されている。従って、図8(a)
(b)に示すように、この搬送路に磁気情報エリア90
9の無い普通紙Pが搬送されてきた場合、図8(c)に
示すように、用紙センサ85aは時刻t1〜t2の間、
用紙を検知し信号がLとなる。これに対し磁気センサ8
9aは信号出力がない。磁気情報を坦持する磁気情報エ
リアが普通紙Pには存在しないからである。従って、用
紙センサ85aと磁気センサ89aの出力が、図8
(c)に示すようなパターンとなった場合には、搬送さ
れた用紙は普通紙Pであると判断できる。
【0062】一方、図9(a)(b)に示すように、磁
気情報エリア909を持つRP900が、矢印で示す搬
送方向先頭側を天辺900Aとして搬送されてきた場合
には、用紙センサ85aが時刻t1で用紙(RP)の先
端(天辺)900Aを検知、つまり、用紙(RP)を検
知して間もなく、磁気センサ89aに磁気情報エリアの
磁気情報による信号波形が現れる。つまり、図9(c)
に示すように、時刻t1で用紙センサ85aが用紙の先
端を検知して信号がLとなってから、所定時間T1以内
に、磁気センサ89aからの信号出力が現れる。従っ
て、用紙センサ85aと磁気センサ89aの出力が、図
9(c)に示すようなパターンとなった場合には、搬送
された用紙はRP900であり、しかも、天辺900A
側を用紙搬送方向先頭側にして搬送されていると判断で
きる。
【0063】他方、図10(a)(b)に示すように、
磁気情報エリア909を持つRP900が、矢印で示す
搬送方向先頭側を地辺900Bとして搬送されてきた場
合には、用紙センサ85aが時刻t1で用紙(RP)を
検知し、さらに検知終了後、即ち、用紙が用紙センサ8
5a部分を通過して間もなく、磁気センサ89aに磁気
情報エリアの磁気情報による信号波形が現れる。つま
り、図10(c)に示すように、時刻t1で用紙センサ
85aが用紙の先端を検知して信号がLとなり、時間が
経過して、さらに時刻t2で用紙センサ85aの信号が
Hとなってから、所定時間T2以内に、磁気センサ89
aからの信号出力が現れる。従って、用紙センサ85a
と磁気センサ89aの出力が、図10(c)に示すよう
なパターンとなった場合、つまり、時刻t1で用紙の先
端を検知してからかなり時間が経過してから磁気センサ
の信号出力が現れた場合には、搬送された用紙はRP9
00であり、しかも、地辺900B側を用紙搬送方向先
頭側にして搬送されていると判断できる。
【0064】このように、用紙センサ85aが用紙の先
端を検出したタイミングt1と、磁気センサ89aから
の信号の有無から、用紙の種類を判別することができ
る。さらに、用紙センサ85aが用紙の先端を検出した
タイミングt1と、磁気センサ89aからの信号出力の
タイミングから、天地のある用紙であるRP900の天
地の判別ができる。
【0065】上記から理解できるように、磁気情報エリ
ア909に形成された磁気情報は、用紙の天地を判別可
能とする天地情報であり、磁気センサ89aは天地情報
センサとして機能する。なお、磁気センサ89aの出力
から、磁気情報エリア909に記録された情報、具体的
には、画像形成回数GNを読み取ることができるので、
磁気センサ89aは用紙情報センサとしても機能する。
【0066】続いて、図11に示すフローチャートに即
して説明する。まず、用紙センサ85aの信号がL、即
ち用紙を検知してONとなったときから所定時間T1が
経過したかどうかを判断する(S61)。所定時間T1
経過前(No)の場合、磁気センサ89aの信号の有無
を判断する(S65)。信号がない(No)場合はメイ
ンルーチンに戻る。信号がある(Yes)場合には、図
9(c)に示すパターンであるので、用紙はRPで有る
とする(S66)。さらに用紙の天側が搬送方向先頭側
にあるとする(S67)。さらに、磁気センサ89aの
出力から磁気情報を読み取り、その中に含まれる画像形
成回数GNのデータを取得する(S68)。
【0067】一方、ステップS61でYes、即ち、所
定時間T1が経過した場合には、用紙センサ85aの信
号がH、つまり、用紙を検出しなくなってOFFとなっ
たか否かを判断する(S62)。Yesの場合には、さ
らに、用紙センサ85aがOFFとなってから、所定時
間T2が経過したかどうかを判断する(S63)。所定
時間T2が経過している(Yes)場合には、図8
(c)に示すパターンであるので、用紙は普通紙で有る
とする(S64)。ステップS62においてYesの場
合、及びステップS63においてNoの場合には、磁気
センサ89aの信号の有無を判断する(S69)。ここ
で、信号がある(Yes)場合には、図10(c)に示
すパターンであるので、用紙はRPで有るとする(S6
A)。さらに用紙の地側が搬送方向先頭側にあるとする
(S6B)。さらに、磁気センサ89aの出力から磁気
情報を読み取り、その中に含まれる画像形成回数GNの
データを取得する(S6C)。なお、ステップS63に
おいてNoの場合のほか、ステップS62においてYe
sとなった場合にも同様な判断を行うのは、RP900
における磁気情報エリア909の位置と、位置センサ8
5aと磁気センサ89aとの間隔の関係によっては、時
刻t2より前に磁気センサ89aに信号が現れる場合が
あるからである(図10参照)。
【0068】次いで、図12に示す画像濃度処理(S
7)のサブルーチンにおいて、形成する画像濃度を用紙
に応じて変更する。リユーザブルペーパ900に一旦形
成された画像は、脱墨処理によってトナーが除去され、
RP900が再使用可能となる。しかし、多量のトナー
が付着している場合には除去しにくく、また、ベタ状の
画像が形成されている部分では、水などの処理液が十分
しみ込みにくいなど、脱墨が比較的困難となる場合があ
る。このような場合には、脱墨が不完全となってドナー
が残留したり、完全に脱墨するため脱墨処理に時間がか
かってRP900を傷めて寿命を短くするなどの不具合
を生じさせることがある。従って、脱墨処理の際に、ト
ナーを除去しやすい画像を形成することが好ましい。
【0069】また、繰り返しの使用によって、完全に除
去できなかったトナーがリユーザブルペーパ900に残
留して、一部または全体がやや汚れた状態となる。この
ような場合には、形成した画像と汚れとのコントラスト
が低くなり、判読しにくい画像となる。そこで、多数回
使用したRP900に画像形成する場合には、汚れとの
コントラストを大きくするのが好ましい。
【0070】そこで、この画像濃度処理サブルーチンで
は、まず用紙がRP900であるかどうかを判断する
(S71)。具体的には、上記したステップS66ある
いはステップS6Aで用紙はRPで有るとしたか、ステ
ップS64で用紙は普通紙で有るとしたかによって判断
する。Noの場合、つまり用紙がRPでない場合には、
メインルーチンに戻る。一方、Yesの場合には、形成
する画像濃度を3段階分低くする。上記したように、ト
ナーの付着量を少なくして、脱墨処理の際に脱墨容易に
するためである。具体的には、転写電圧、転写電流、帯
電電圧現像バイアス電圧、露光用のレーザ強度などの画
像形成条件を変更することによって、トナー付着量を3
段階分減少させる。なお、ベタ状の画像部分は、網点や
ハッチングに画像データ自身を変更し、また、太文字部
分は中抜き文字に変更するなどの処理を行うことも有効
である。
【0071】次いで、用紙(RP900)の画像形成回
数GNが所定値K(例えば、10回)よりも大きいか否
かを判断する(S73)。この画像形成回数GNには、
上記したステップS68あるいはステップS6Cで読み
取ったものを使用する。この画像形成回数GNが所定値
K未満(例えば10回未満:No)の場合には、画像濃
度を1ランク分増加させる(S74)。画像形成回数G
Nが比較的小さい場合には、RP900の汚れが少ない
ため、汚れとのコントラストを大きくするため、画像を
濃くする必要がないからである。
【0072】一方、この画像形成回数GNが所定値K以
上(例えば10回以上:Yes)の場合には、さらに、
所定値Kよりも大きな所定値J(例えば、20回)より
も大きいか否かを判断する(S75)。画像形成回数G
Nが所定値J未満(例えば20回未満:No)の場合に
は、画像濃度を2ランク分増加させる(S76)。画像
形成回数GNが比較的大きい場合には、RP900の汚
れが多いと考えられるため、汚れとのコントラストを大
きくするべく画像を濃くするためである。但し、画像形
成回数GNが所定値J以上(例えば20回以上:Ye
s)の場合には、画像形成することなく用紙(RP90
0)を排出する(S77)。所定値J以上の場合には、
RP900は寿命に達したと考えられるためである。な
お、この場合には、再度給紙される。
【0073】次に、図13に示す編集処理(S8)のサ
ブルーチンにおいて、用紙に形成する画像の画像データ
を用紙の天地や画像の天地、あるいは用紙の種類に応じ
て編集する。即ち、画像データの天地と用紙(RP)の
天地とを一致させるように、画像データを回転させ、ま
た、RP900の作像禁止エリア902に画像を形成し
ないように、画像データを移動、縮小変換する。
【0074】まず、用紙がRP900であるか否か、つ
まり天地がある用紙であるか否かを判断する(S8
1)。具体的には、上記したステップS66あるいはス
テップS6Aで用紙はRPで有るとしたか、ステップS
64で用紙は普通紙で有るとしたかによって判断する。
普通紙、つまり天地の無い用紙である(No)場合に
は、メインルーチンに戻る。普通紙に場合は編集の必要
がないからである。一方,RP900である(Yes)
場合には、さらに、用紙の天側が用紙搬送方向先頭側に
あるか否かを判断する(S82)。具体的には、上記し
たステップS67で用紙の天側が用紙搬送方向先頭側に
あるとしたか、ステップS6Bで用紙の地側が用紙搬送
方向先頭側にあるとしたかによって判断する。
【0075】その後、ステップS83及びS84におい
て、画像データの天側が原稿搬送方向先頭側にあったか
否かを判断する。具体的には、上記したステップS43
で画像データの天側が原稿搬送方向先頭側にあるとした
か、ステップS44で画像データの地側が原稿搬送方向
先頭側にあるとしたかによって判断する。ここで、ステ
ップS83でNo、あるいはステップS84でYesの
場合には、画像データを180度回転変換する(S8
5)。用紙と画像データの天地とが反対向きになってい
るためである。一方、ステップS83でNo、あるいは
ステップS84でYesの場合には、データを回転させ
ない。
【0076】次いで、画像データを調べ、作像禁止エリ
ア902に対応する部分に画像データがあるか否かを判
断する(S86)。無い(No)場合には、メインルー
チンに戻る。そのまま作像して問題ないからである。一
方、Yesの場合には、まず画像の移動ができるか否
か、つまり画像データを移動させると、画像に欠損が発
生するか否かを判断する(S87)。画像を単に移動さ
せるのが、最も画像に対する影響が少ないため、まず移
動で処理可能かどうかを確認するためである。ここで、
移動によって欠損が発生しない(No)場合には、画像
データを移動変換させる(S88)。一方、欠損が発生
する場合には、移動させることができないため、画像デ
ータを縮小変換する(S89)。このようにして、作像
禁止エリア902に画像を形成しないように編集を行
う。
【0077】その後、編集された画像データに従って用
紙に画像形成処理(S9)を行い、定着ローラ対83で
定着した後、図14に示す用紙情報処理のサブルーチン
により、RP900に用紙情報を書き込む。即ち、まず
用紙がRP900であるか否かを判断する(SA1)。
具体的には、上記したステップS66あるいはステップ
S6Aで用紙はRPで有るとしたか、ステップS64で
用紙は普通紙で有るとしたかによって判断する。RP9
00に情報を書き込むためである。次いで、用紙の搬送
タイミングから、書き込みタイミングであるか否かを判
断する(SA2)。つまり、用紙情報書込ヘッド77の
位置にRP900の磁気情報エリア909が位置するか
否かを判断する。書き込みタイミングである場合には、
上記したステップS68あるいはステップS6Cで読み
取った画像形成回数GNに対し、回数を1回分インクリ
メントした画像形成回数GN(=GN+1)を書き込
む。
【0078】上記の処理を行うことで、用紙が普通紙P
の場合には、通常通り画像が形成される。一方、用紙が
RP900である場合には、用紙(RP)の天地と画像
データの天地とが一致した状態で画像が形成される。従
って、用紙の天地を揃えた場合に、画像の天地がまちま
ちになることが無く揃った状態とすることができる。し
かも、画像濃度が低くトナー量が少なくされ、一方、R
P900の画像形成回数GNに応じて画像濃度が調整さ
れている。従って、脱墨処理において脱墨容易であり、
一方、画像形成回数GNの大きさ、つまりRP900に
残る汚れに応じて、画像と汚れとのコントラストが大き
く読みやすい状態にされている。
【0079】また、文字表示904aや磁気情報エリア
909が形成された作像禁止エリア902には画像が形
成されない。従って、文字表示904aや磁気情報エリ
ア909と形成した画像とが重なるなどの不具合が生じ
ない。さらに、インクリメントされた画像形成回数GN
を含む新たな用紙情報が書き込まれている。このため、
常に正しい画像形成回数GNを保持できるから、脱墨処
理やその後の画像形成処理において、寿命判断や脱墨処
理条件あるいは画像形成条件に反映させ適切な処理がで
きるようになる。
【0080】(実施形態2)次いで、本発明の画像形成
装置を具体化した第2の実施形態について詳細に説明す
る。なお、本実施形態2は、実施形態1で示したデジタ
ルコピー機1において、構成や処理が若干異なるのみで
あるので、異なる部分を中心に説明し、同様な部分説明
は省略あるいは簡略化する。本実施形態のコピー機1で
は、図1に破線で示すように、用紙の搬送路において、
磁気センサ89aの隣にイメージセンサ89bを備える
ほかは、実施形態1と同様の構成を有している。
【0081】次いで、本実施形態2におけるこのコピー
機1の制御部100の制御ルーチンを説明する。まず、
図15のフローチャートに示されるメインルーチンにつ
いて説明する。このメインルーチンは、前記した実施形
態1(図5参照)と、用紙情報読取・天地判別処理(S
6R)、画像濃度処理(S7R)、編集処理(S8R)
の内容が後述するように異なるほか、画像データ処理
(S4)と、用紙情報書込処理(SA)が無くなってい
る点で異なるが、他は同様である。
【0082】図15に示すメインルーチンにおいて、ま
ず初期設定を行い(S1)、内部タイマがセットし(S
2)、オペレータの操作パネル300などの操作内容に
従い画像データが読み込む(S3)。具体的には、通信
回線及びインターフェースユニット32を介してパソコ
ンなどからの画像データを取得する。さらに、給紙処理
(S5)で、オペーレータが設定した動作モードに従っ
て、用紙カセット81a等からRP及び普通紙のいずれ
かを給紙する。なお、本実施形態2では、画像データ処
理(S4)を備えないため、画像データの天地判別及び
特定エリア消去処理も行わない。パソコンから入力され
た画像データ、例えばワープロ文書データなどは、天地
を正しく揃えて送信されるため、判断の必要が無いため
である。
【0083】その後、用紙の種類やその天地判別、ある
いは汚れの程度判断(S6R)を行う。この用紙情報読
取・天地判別処理(S6R)のサブルーチンについて、
図16,図17のフローチャート及び図18を用いて説
明する。本実施形態2のコピー機1も、前期実施形態1
と同様に用紙センサ85a及び磁気センサ89aを有し
ている。従って、図8〜図10を参照して説明したのと
同様にして、用紙を搬送した際の用紙センサ85aのオ
ンオフのタイミング及びRP900の磁気情報エリア9
09によって磁気センサ89a生じる信号出力のタイミ
ングから、用紙の種類及び用紙の天地方向を判断するこ
とができる。即ち、ステップS61〜S67,S69〜
S6Bまでは、実施形態1と同様であり、(図11参
照)。これらにより、搬送された用紙が普通紙であるか
RP900であるか、また、用紙の天側が用紙搬送方向
先頭側であるか否かを判断する。これにより、後述する
ように基準の用紙天地方向と搬送された用紙の天地方向
とが一致しているか、反対方向であるかなど、基準の用
紙天地方向に対し、搬送された用紙の天地方向のなす角
が判る。
【0084】さらに本実施形態2のコピー機1は、イメ
ージセンサ89bを有しているので、その出力から、用
紙、具体的にはRP900がどの程度汚れているかをス
テップS6R8及びステップS6RCで判断することが
できる。繰り返し使用されるRP900は、脱墨処理に
よって完全にはトナーが除去できない場合があり、図1
8(a)に示すように、徐々に脱墨処理後でもトナーT
Nが黒点状に付着した状態となる。そこで、図18
(b)に示すように、矢印で示す用紙搬送方向にRP9
00を搬送する際に、イメージセンサ89bを用いて、
黒点状のトナーTNを検出することで、RP900の汚
れを検出する。なお、イメージセンサ89bとしては、
図18(b)に示すように、RP900の幅900Wよ
りも長く、検出エリアの大きいものを用いるのが好まし
いが、図18(c)に示すように、RP900の幅90
0Wよりも短いイメージセンサ89bsを用いることも
できる。この場合には、RP900のうち破線で示す部
分のみセンシングすることになるが、処理データ数が少
なくなるので処理が容易にできる利点がある。
【0085】そこで、ステップS6R8では、図17の
フローチャートに示すように、まず、ステップS6R8
1において、本処理に必要な各変数やタイマについて、
初期処理が行われる。次いで、ステップS6R82で用
紙センサ85aがON(信号がL、図9等参照)となっ
たかどうかを判断し、ON(Yes)の場合には、汚れ
検出タイマのカウントをスタートさせる(S6R8
3)。続いて、ステップS6R84において、汚れ検出
タイマが所定の時間経過したかを判断し、経過前(N
o)の場合には、イメージセンサ89bを駆動して搬送
路を通過するRP900の表面をセンシングする(S6
R85)。この際、RP900の表面にトナーTNが残
留していた場合には、トナーTNに対応するイメージセ
ンサ89bの画素が黒の信号を発生する。そこで、ステ
ップS6R86において、黒の信号を発生した画素数を
カウントする汚れ検出演算を行う。その後、ステップS
6R84において、汚れ検出タイマがカウントアップし
た後(Yes)には、ステップS6R86における演算
結果から汚れ判断を行う(S6R87)。具体的には、
汚れの程度をランクに分け、搬送されれたRP900の
汚れの程度のランクを判定する。なお、本実施形態で
は、汚れの程度が低い場合をランク1、中程度の場合を
ランク2、汚れが目立つ場合をランク3とする。
【0086】次いで、図19に示す画像濃度処理(S7
R)のサブルーチンにおいて、形成する画像濃度を用紙
に応じて変更する。リユーザブルペーパ900を使用す
る場合には、脱墨処理における脱墨の容易さを考慮し
て、画像を形成すると良いことは実施形態1と同様であ
る。また、多数回使用したRP900に画像形成する場
合には、汚れとのコントラストを大きくするのが好まし
いのも同様である。
【0087】そこで、この画像濃度処理サブルーチンで
も、実施形態1と同様にして、まず用紙がRP900で
あるかどうかを判断する(S71)。用紙がRPでない
(No)場合には、メインルーチンに戻る。一方、Ye
sの場合には、形成する画像濃度を3段階分低くする。
トナーの付着量を少なくして、脱墨処理の際に脱墨容易
にするためである。具体的には、転写電圧、転写電流、
帯電電圧現像バイアス電圧、露光用のレーザ強度などの
画像形成条件を変更することによって、トナー付着量を
3段階分減少させる。なお、ベタ状の画像部分は、網点
やハッチングに画像データ自身を変更し、また、太文字
部分は中抜き文字に変更するなどの処理を行うことも有
効である。
【0088】以降は、実施形態1が画像形成回数GNに
従って画像濃度を変更していた(図12参照)のに対
し、上記汚れ判断処理(S6R8)で判定した汚れラン
クに従って画像濃度を変更する。即ち、RP900の汚
れランクがランク1である場合には、ステップS7R4
において画像濃度を1段階増加させる。一方、汚れラン
クがランク2である場合には、ステップS7R5におい
て画像濃度を2段階増加させる。さらに、汚れが目立つ
ランク3である場合には、ステップS7R6において画
像濃度を3段階増加させる。RP900の汚れが多いほ
ど、汚れとのコントラストを大きくするため、画像を濃
くする必要があるからである。
【0089】次に、図20に示す編集処理(S8R)の
サブルーチンにおいて、用紙に形成する画像の画像デー
タを用紙の天地あるいは用紙の種類に応じて編集する。
即ち、画像データの天地と用紙(RP)の天地とを一致
させるように、画像データを回転させ、また、RP90
0の作像禁止エリア902に画像を形成しないように、
画像データを移動、縮小変換する。なお、この編集処理
サブルーチンは、図13に示す実施形態1の編集処理サ
ブルーチン(S8)に比して、画像データの天地を判別
するステップS83,S84が無い点でのみ異なる。
【0090】従って、実施形態1と同様に、まず、用紙
が天地のあるRP900であるか否か判断し(S8
1)、普通紙、つまり天地の無い用紙である(No)場
合には、メインルーチンに戻る。一方,RP900であ
る(Yes)場合には、さらに、用紙の天側が用紙搬送
方向先頭側にあるか否かを判断する(S82)。具体的
には、上記したステップS67で用紙の天側が用紙搬送
方向先頭側にあるとしたか、ステップS6Bで用紙の地
側が用紙搬送方向先頭側にあるとしたかによって判断す
る。これにより、基準の用紙天地方向である用紙搬送方
向に対して搬送された用紙(RP900)の天地方向が
なす角を判別することができる。つまり、用紙の天側が
用紙搬送方向先頭側にある(ステップS67)場合に
は、基準の用紙天地方向に対して、搬送されたRP90
0の天地方向がなす角は0度、即ち一致している。これ
に対し、用紙の地側が用紙搬送方向先頭側にある(ステ
ップS68)場合には、基準の用紙天地方向に対して、
搬送されたRP900の天地方向がなす角は180度、
即ち反転している。
【0091】そこで、ステップS82の判断でNoの場
合には、画像データを180度回転変換する(S8
5)。基準の用紙天地方向と用紙の天地方向とが反対向
きになっているためである。一方、ステップS82でY
esの場合には、データを回転させない。
【0092】次いで、実施形態1と同様に、画像データ
を調べ、作像禁止エリア902に対応する部分に画像デ
ータがあるか否かを判断する(S86)。無い(No)
場合には、メインルーチンに戻る。一方、Yesの場合
には、まず画像の移動ができるか否か、つまり画像デー
タを移動させると、画像に欠損が発生するか否かを判断
し(S87)、移動によって欠損が発生しない(No)
場合には、画像データを移動変換させる(S88)。一
方、欠損が発生する場合には、移動させることができな
いため、画像データを縮小変換する(S89)。このよ
うにして、作像禁止エリア902に画像を形成しないよ
うに編集を行う。
【0093】その後、編集された画像データに従って用
紙に画像形成処理(S9)を行い、定着ローラ対83で
定着した後、その他の処理(SB)を行い、ステップS
Cにおいて内部タイマーの終了を待って、ステップS2
に戻る。なお、本実施形態2では、実施形態1と異な
り、用紙情報処理のサブルーチン(図14参照)による
RP900への用紙情報書き込みは行わない。RP90
0の汚れ判別のためにイメージセンサ89bを用いてR
P900の汚れを直接判別したので、用紙情報読取・天
地判別処理(S6R)において、磁気情報エリア909
の画像形成回数GNを読み出さなかったからである。但
し、RP900の寿命管理などのために、イメージセン
サ89bでの汚れ判別とは別に、画像形成回数GNを読
み取り、画像形成処理後に、実施形態1と同様の用紙情
報処理のサブルーチン(図14参照)によって、RP9
00への用紙情報書き込みは行うこともできる。
【0094】以上の処理を行うことでも、用紙が普通紙
Pの場合には、通常通り画像が形成される。一方、用紙
がRP900である場合には、用紙(RP)の天地と画
像データの天地とが一致した状態で画像が形成される。
従って、用紙の天地を揃えた場合に、画像の天地がまち
まちになることが無く揃った状態とすることができる。
しかも、画像濃度が低くトナー量が少なくされ、一方、
RP900の汚れの程度に応じて画像濃度が調整されて
いる。従って、脱墨処理において脱墨容易であり、一
方、RP900の汚れの程度に応じて、画像と汚れとの
コントラストが大きく読みやすい状態にされている。ま
た、文字表示904aや磁気情報エリア909が形成さ
れた作像禁止エリア902には画像が形成されない。従
って、文字表示904aや磁気情報エリア909と形成
した画像とが重なるなどの不具合が生じない。
【0095】以上において、本発明を実施形態1,2に
即して説明したが、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更
して適用できることはいうまでもない。例えば、上記実
施形態1では、画像データの天側が原稿搬送方向先頭側
にあるか、これとは反対に、画像データの地側が原稿搬
送方向先頭側にあるかの2通りのみを判別したが、原稿
を横向き、つまり90度回転させた状態で読み込ませた
場合にも、適用できることは明らかである。同様に、上
記実施形態1、2では、搬送された用紙の天側が用紙搬
送方向先頭側にあるか、これとは反対に、用紙の地側が
用紙搬送方向先頭側にあるかの2通りのみを判別した
が、用紙を横向き、つまり90度回転させた状態で搬送
した場合にも、適用できることは明らかである。なお、
このような場合には、磁気センサ89aを横向きの用紙
にも対応できる配置とすることは当然のことである。
【0096】また、実施形態1,2では、使用するRP
900として図4に示すものを挙げたが、これに限定さ
れることはなく、文字表示902や磁気情報エリア90
9を適切な位置に設定することができる。但し、磁気情
報エリア909を他の位置に形成した場合には、位置セ
ンサ85aの信号と磁気精査89aの信号との関係が、
図8(c)〜図10(c)に示すパターンと異なるもの
となる場合がある。このような場合にも、用紙の先端の
検出タイミングと天地情報である磁気情報の検出タイミ
ングとを、適宜場合分けすることにより、用紙の天地判
別をすることができる。
【0097】また、RPの固有情報を磁気情報として、
磁気情報エリア909に形成した磁気テープに坦持させ
たが、各種のセンサによってRPの固有情報を読出、ま
た各種の手法で書込むことができるものであればいずれ
の形態で情報を坦持させても良い。例えば、RPのID
番号や画像形成回数GNなどを表す文字や符号をインク
によって所定領域に形成しても良い。また、ホログラム
その他光学的な手法によって情報を坦持させたフィルム
を貼り付けたり、機械的あるいは光学的に検出可能なパ
ンチ孔などの欠損部を形成して、この形態や数などに情
報を坦持させても良い。
【0098】また、RP900は、磁気情報エリア90
9に画像形成回数GNを情報として蓄えていたが、画像
形成回数GNに代えて、あるいはこれと共に脱墨処理を
経た回数である脱墨回数を情報として蓄えるようにして
も良い。さらには、各RPに付与したID番号や使用部
署、画像形成に使用したトナーの種類や画像形成条件な
ど各種の情報を蓄えるようにすることもできる。
【0099】さらに、実施形態2では、実施形態1と異
なり画像データについての天地判別は行わない処理とし
た。従って、実施形態2では、原稿をADFR500か
ら搬送し、あるいは原稿台18に直接載置して、イメー
ジリーダIRで読み込んで画像データとする場合には、
画像データの天地が逆転する場合も考えられるが、操作
パネル300からオペレータが入力することで、画像デ
ータの天地を、画像データの天地判別を行うことなく取
得できるようにすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1,2にかかるデジタルコピー機の全
体概略構成を示す図である。
【図2】操作パネルの概略構成を示す図である。
【図3】図1のデジタルコピー機における制御部の回路
構成を示すブロック図である。
【図4】(a)はリユーザブルペーパの全体を示す平面
図、(b)はこのうちRPマーク及び固有情報エリア部
分を拡大して示す部分拡大平面図である。
【図5】実施形態1にかかるデジタルコピー機における
全体動作の制御処理を示すメーンルーチンのフローチャ
ートである。
【図6】実施形態1にかかる画像データ処理の内容を示
すフローチャートである。
【図7】原稿の画像データに天地がある場合の天地と原
稿搬送方向との関係を説明する説明図である。
【図8】用紙の天地判別において、天地のない用紙を搬
送した場合に関し、(a)(b)は用紙とセンサとの位
置関係、(c)はセンサの出力を示す説明図である。
【図9】用紙の天地判別において、天地がある用紙を天
側を先頭側にして搬送した場合に関し、(a)(b)は
用紙とセンサとの位置関係、(c)はセンサの出力を示
す説明図である。
【図10】用紙の天地判別において、天地がある用紙を
地側を先頭側にして搬送した場合に関し、(a)(b)
は用紙とセンサとの位置関係、(c)はセンサの出力を
示す説明図である。
【図11】実施形態1にかかる用紙情報読取・天地判別
処理の内容を示すフローチャートである。
【図12】実施形態1にかかる画像濃度処理の内容を示
すフローチャートである。
【図13】実施形態1にかかる編集処理の内容を示すフ
ローチャートである。
【図14】実施形態1にかかる用紙情報書込処理の内容
を示すフローチャートである。
【図15】実施形態2にかかるデジタルコピー機におけ
る全体動作の制御処理を示すメーンルーチンのフローチ
ャートである。
【図16】実施形態2にかかる用紙情報読取・天地判別
処理の内容を示すフローチャートである。
【図17】実施形態2にかかる汚れ判断処理の内容を示
すフローチャートである。
【図18】汚れ判断処理にかかり、(a)はリユーザブ
ルペーパが繰り返し使用により汚れる様子を示し、
(b)は用紙全体の汚れを検知する場合、(c)は用紙
の一部の汚れを検知する場合を示す。
【図19】実施形態2にかかる画像濃度処理の内容を示
すフローチャートである。
【図20】実施形態2にかかる編集処理の内容を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 デジタルコピー機(画像形成装置) IR イメージリーダ PRT ページプリンタ 10 読取り走査系 20 画像信号処理部 30 メモリユニット部 40 印刷処理部 60 プリントヘッド 70 現像・転写系 80 定着・排出系 81 用紙カセット 100 制御部 300 操作パネル 500 自動両面原稿送り装置 600 ソータ 900 リユーザブルペーパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武貞 義和 大阪市中央区安土町二丁目3番13号大阪国 際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 大畑 昭 大阪市中央区安土町二丁目3番13号大阪国 際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 野田 隆 大阪市中央区安土町二丁目3番13号大阪国 際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 戸田 拓道 大阪市中央区安土町二丁目3番13号大阪国 際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 呉 景偉 大阪市中央区安土町二丁目3番13号大阪国 際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 山田 竜利 大阪市中央区安土町二丁目3番13号大阪国 際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 河合 敦 大阪市中央区安土町二丁目3番13号大阪国 際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2C087 AA14 BD24 CA03 CB02 CB03 CB05 DA16 2H027 EC06 FB03 FD08 5C076 AA14 AA22 AA24 BA05 CA10

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】天地情報が付与された用紙に画像を形成可
    能な画像形成装置であって、 画像データに基づいて上記用紙に画像を形成する画像形
    成手段と、 上記画像形成手段に給紙される上記用紙の天地方向を判
    別する用紙天地判別手段と、 基準用紙天地方向に対して上記用紙の天地方向がなす角
    だけ上記画像が回転するように、上記画像データを回転
    変換する画像データ回転手段と、を備える画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】天地情報が付与された用紙に画像を形成可
    能な画像形成装置であって、 画像データに基づいて上記用紙に画像を形成する画像形
    成手段と、 上記画像形成手段に給紙される上記用紙の天地方向を判
    別する用紙天地判別手段と、 形成する画像の天地方向を判別する画像天地判別手段
    と、 上記画像の天地方向が上記用紙の天地方向と一致するよ
    うに、上記画像データを回転変換する画像データ回転手
    段と、を備える画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の画像形成
    装置であって、 前記用紙天地判別手段は、 前記用紙の有無を検知する用紙センサと、 前記用紙の天地情報の有無を検出する天地情報センサ
    と、を備え、 前記用紙の先端の検出タイミングと天地情報の検出タイ
    ミングとから用紙の天地方向を判別する画像形成装置。
  4. 【請求項4】用紙に画像を形成可能な画像形成装置であ
    って、 上記用紙に画像を形成する画像形成部と、 上記画像形成部に給紙される上記用紙が脱墨処理により
    再使用可能なリユーザブルペーパであるか否かを判別す
    る用紙判別手段と、を備える画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の画像形成装置であって、 上記用紙判別手段により、前記給紙される用紙がリユー
    ザブルペーパであるとされたとき、上記用紙がリユーザ
    ブルペーパ以外の用紙であるとされたときに比べてトナ
    ー付着量を減少させるように画像データ及び画像形成条
    件の少なくともいずれかを変更する変更手段を備える画
    像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項4または請求項5のいずれかに記載
    の画像形成装置であって、 上記用紙判別手段により、前記給紙される用紙がリユー
    ザブルペーパであるとされたとき、上記用紙のうち所定
    領域への画像形成を禁止する画像形成禁止手段を備える
    画像形成装置。
  7. 【請求項7】リユーザブルペーパに画像を形成可能な画
    像形成装置であって、 上記リユーザブルペーパに画像を形成する画像形成部
    と、 上記画像形成部に給紙される上記リユーザブルペーパの
    汚れ具合を判別するRP汚れ判別手段と、を備える画像
    形成装置。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の画像形成装置であって、 前記RP汚れ判別手段の判別結果に応じて、前記リユー
    ザブルペーパが汚れているほどトナー付着量を増加させ
    るように画像形成条件を変更する条件変更手段を備える
    画像形成装置。
  9. 【請求項9】請求項8に記載の画像形成装置であって、 前記条件変更手段は、前記RP汚れ判別手段の判別結果
    に対応する複数のランクに従って前記画像形成条件を変
    更する画像形成装置。
  10. 【請求項10】画像形成回数または脱墨回数の少なくと
    もいずれかが記録されたリユーザブルペーパに画像を形
    成可能な画像形成装置であって、 上記リユーザブルペーパに画像を形成する画像形成部
    と、 上記画像形成部に給紙される上記リユーザブルペーパに
    記録された画像形成回数または脱墨回数を読み取るRP
    回数読取手段と、 上記RP回数読取手段で読み取った画像形成回数または
    脱墨回数が多いほどトナー付着量を増加させるように画
    像形成条件を変更する条件変更手段を備える画像形成装
    置。
  11. 【請求項11】請求項10に記載の画像形成装置であっ
    て、 前記条件変更手段は、上記画像形成回数または脱墨回数
    に対応する複数のランクに従って前記画像形成条件を変
    更する画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016049996A (ja) * 2014-08-29 2016-04-11 理想科学工業株式会社 封書作成装置
JP2020076925A (ja) * 2018-11-09 2020-05-21 コニカミノルタ株式会社 画像形成システム、画像形成方法、画像形成プログラム、及び画像検査装置

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