JP2001194780A - パターン膜被覆物品の製造方法および感光性組成物 - Google Patents
パターン膜被覆物品の製造方法および感光性組成物Info
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Abstract
照射部の膜を完全に除去することができ、パターン精度
に優れたパターン膜被覆物品の製造方法および感光性組
成物を提供する。 【解決手段】感光性を有する有機金属化合物および加水
分解性金属アルコキシドを含む感光性組成物を基材上に
塗布し、光照射して塗布膜の露光部を重合させた後、非
露光部を溶解、除去するパターン膜被覆物品の製造方法
において、前記有機金属化合物はアリル基含有金属アル
コキシドであることを特徴とするパターン膜被覆物品の
製造方法である。
Description
の製造方法、特に感光性を有する有機金属化合物を含む
感光性組成物を基材上に塗布した後、光照射し重合硬化
させた後、光未照射部を取り除くパターン膜被覆物品の
製造方法、および感光性組成物に関する。
感光性材料の開発は進められてきており、数多く提案さ
れている。一般的に感光性材料に求められる要求特性は
次のようなものが挙げられる。照射するエネルギーに
対して高感度である。高解像度である。すなわちパタ
ーン精度及び加工性が優れている。基板との密着性が
高いことなどである。 これまで感光性を有するゾルゲ
ル材料を用いて金属酸化物薄膜のパターンを形成するこ
とが試みられている。
キシシラン、ジルコニウムアルコキシドおよびアクリル
酸などからなる感光性材料を用いて、露光・現像(リー
チング)によりグレーティングを有する光導波路素子を
作製することが述べられている(JOURNAL OF LIGHTWAVE
TECHNOLOGY,VOL.16,No.9,pp1640〜1646,SEPTEMBER 199
8年、SPIE Vol.3282,頁17〜30、お
よびSPIE Vol.3282,頁50〜58)。
露光後の現像において光未照射部の膜を十分に除去する
ことが困難であり良好なパターンが得られないために、
導波路を作製する場合は導波光が漏れたり、回折格子を
作製する場合においては回折光の明瞭なパターンは得ら
れずぼやけたり回折光同士がつながったりというような
問題があった。
成膜性が優れ、光照射後の現像において光未照射部の膜
を完全に除去することができ(いわゆる「リーチングの
切れ」がよく)、パターン精度に優れたパターン膜被覆
物品の製造方法および感光性組成物を提供することを目
的としている。
性を有する有機金属化合物および加水分解性金属アルコ
キシドを含む感光性組成物を基材上に塗布し、光照射し
て塗布膜の露光部を重合させた後、非露光部を溶解、除
去するパターン膜被覆物品の製造方法において、前記有
機金属化合物はアリル基含有金属アルコキシドであるこ
とを特徴とするパターン膜被覆物品の製造方法である。
コキシシランを含む感光性組成物を基材上に塗布し、光
照射して塗布膜の露光部を重合させた後、非露光部を溶
解、除去するパターン膜被覆物品の製造方法である。
感光性を有するアリル基含有金属アルコキシドとして、
それぞれアリル基を含有するケイ素、チタン、ジルコニ
ウムまたはアルミニウムのアルコキシドを挙げることが
できる。これらの中でアリル基を有するケイ素アルコキ
シドが好ましく用いられる。アリル基を有するケイ素ア
ルコキシド(以下、単に「アリルシラン」ということが
ある)としては、アリルトリメトキシシラン、アリルト
リエトキシシランにようなアリル基を有するトリアルコ
キシシラン、ジアリルジメトキシシラン、ジアリルジエ
トキシシランのようなジアリルジアルコキシシラン、ア
リルアミノトリメトキシシランなどが用いられる。それ
らの中で、アリルトリメトキシシランおよびアリルトリ
エトキシシランが特に好ましく用いられる。アリルトリ
クロロシラン、ジアリルジクロロシランなどのクロロア
リルシラン系物質も使用することができるが、反応時に
塩化水素ガスが発生するので作業環境に配慮する必要が
ある。
コキシドの含有量は前記感光性組成物中に5重量%以上
であることが好ましく、95.49重量%以下であるこ
とが好ましい。
加水分解性金属アルコキシドとしては、ケイ素、チタ
ン、ジルコニウムまたはアルミニウムのアルコキシドを
挙げることができる。それらの中でケイ素、チタンまた
はジルコニウムのテトラアルコキシドまたはトリアルコ
キシド、およびアルミニウムのトリアルコキシドが好ま
しく用いられる。上記テトラアルコキシドおよびアルミ
ニウムのトリアルコキシドとして、テトラエトキシシラ
ン、テトラメトキシシラン、トリブトキシアルミニウ
ム、テトラプロポキシジルコニウム、テトラブトキシジ
ルコニウム、テトライソプロポキシチタン、テトラブト
キシチタン等を例示することができる。
ムのトリアルコキシドとして、メチルトリエトキシシラ
ン、メチルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキシ
シラン、フェニルトリメトキシシラン、3−メタクリロ
キシアルキルトリアルコキシシラン、ビニルトリメトキ
シシラン、ビニルトリエトキシシラン、3−アクリロキ
シプロピルトリメトキシシラン、3−(N−アリルアミ
ノ)プロピルトリメトキシシラン、(2−シクロヘキセ
ニル−2−エチル)トリアルコキシシラン、5−(ビシ
クロヘプテニル)トリアルコキシシラン、(アクリロキ
シメチル)フェネチルトリアルコキシシラン、1,1―
ビス(トリアルコキシシリルメチル)エチレン、ビス
(トリエトキシシリル)エチレン、ビス(トリエトキシ
シリル)−1,7―オクタンジエン、ブテニルトリエト
キシシラン、(3−シクロペンタジエニルプロピル)ト
リエトキシシラン、5−ヘキセニルトリアルコキシシラ
ン、O−(メタクリロキシエチル)−N−(トリエトキ
シシリルプロピル)ウレタン、1,7−オクタジエニル
トリエトキシシラン、7−オクテニルトリアルコキシシ
ラン、(2,4−ペンタジエニル)トリアルコキシシラ
ン、スチリルエチルトリメトキシシラン、ビニルトリイ
ソプロペノキシシラン;チタンアリルアセトアセテート
トリイソプロポキサイド、チタンメタクリレートトリイ
ソプロポキサイド、チタンメタクリルオキシエチルアセ
トアセテートトリイソプロポキサイド、(2-メタクリル
オキシエトキシ)トリイソプロポキシチタネート;ジル
コニウムメタクリルオキシエチルアセトアセテートトリ
イソプロポキサイドなどが例示できる。
トキシシランのような異種金属アルコキシドも用いられ
る。加水分解性金属テトラアルコキシドは、オリゴマー
(例えば平均重合度が5以下のオリゴマー)でもよく、
また一部または全部が加水分解していてもよい。ただ
し、加水分解性金属テトラアルコキシドの含有量をモル
%または重量%などで表す場合は、そのモノマーまたは
加水分解前の物質について表すものとする。
に応じて、アセチルアセトン、メチルアセチルアセト
ン、エチルアセチルアセトン、ジエチルアセチルアセト
ンのようなβ−ジケトンなどの配位子でキレート化して
もよい。アセチルアセトンアルミニウムやチタニウムア
セチルアセトナートは後述の重合促進剤の作用を兼ね備
えている。
テトラエトキシシラン、テトラメトキシシラン、および
テトラブトキシジルコニウムが特に好ましく用いられ
る。例えばテトラブトキシジルコニウムを使用すると膜
の硬度をさらに上げることができる。またジルコニウム
アルコキシドやチタンアルコキシドを使用または併用す
ることにより、膜の屈折率を高めて所望の値にすること
ができる。
解性金属アルコキシドを含ませることにより、強固なネ
ットワークの膜を形成したり、膜の耐薬品性を上げた
り、膜の耐候性を向上させることができる。これらの加
水分解性金属アルコキシドの量は、あまり多すぎると相
対的に前記アリル基含有金属アルコキシドの量が低下す
るので、アリルシランに対して1〜50重量%が好まし
い。より好ましくは5〜40重量%である。上記加水分
解性金属アルコキシドの含有量は前記感光性組成物中に
1重量%以上であることが好ましく、50重量%以下で
あることが好ましい。本発明におけるアリルシランとし
てアリルトリメトキシシラン、アリルトリエトキシシラ
ンのようなトリアルコキシシランが用いられる場合は、
感光性組成物中に上記加水分解性金属アルコキシドを含
有させなくてもよい。加水分解性金属アルコキシドを含
有させない場合、前記アリル基含有金属アルコキシドの
含有量は前記感光性組成物中に、96.49重量%以下
であることが好ましい。しかし、膜強度をさらに高くし
たり、膜の耐薬品性をさらに上げたり、膜の耐候性をさ
らに向上させる場合には上記加水分解性金属アルコキシ
ドを添加することが好ましい。
分解性金属アルコキシドおよび感光性を有するアリル基
含有金属アルコキシドを加水分解するための水、ならび
に、必要に応じて、前記加水分解を促進するための触
媒、光反応開始剤、重合促進剤、溶媒を含有する。水の
含有量は、触媒水溶液の水も含めて、必要な化学量論比
の0.8〜30倍であり、モル比で表して、前記加水分
解性金属アルコキシドおよび感光性を有するアリル基含
有金属アルコキシドの合計に対して1〜20倍が好まし
く、より好ましくは2〜10倍である。そして感光性組
成物中の好ましい水含有量は通常、3〜50重量%、よ
り好ましくは5〜30重量%である。ただし、前記加水
分解性金属アルコキシドおよび感光性を有するアリル基
含有金属アルコキシドがすでに部分的にまたは全面的に
加水分解されているときは、水の含有量はゼロまたは上
記よりも少量でよい。
とが好ましい成分であり、塩酸、硝酸(HNO3)、硫
酸などの無機酸類、酢酸、しゅう酸、蟻酸、プロピオン
酸、p−トルエンスルホン酸などの有機酸類が用いられ
る。触媒の含有量は、酸の種類およびプロトン酸として
の強さ(弱酸、強酸)によって異なるが、少なすぎると
加水分解・脱水縮合反応の進行が遅くなり、多すぎると
縮合反応が進みすぎて分子量が大きくなりすぎ、沈殿物
や塗布液のゲル化を生じやすくなるので好ましくない。
したがって添加する酸触媒の量は、例えば、酸触媒とし
て塩酸を用いる場合については、モル比で表して、前記
加水分解性金属アルコキシドおよび感光性を有するアリ
ル基含有金属アルコキシドの合計1モルに対して、0.
01ミリモル〜100ミリモル(0.00001〜0.
1モル)が好ましく、より好ましくは0.05ミリモル
〜50ミリモルである。そして感光性組成物中の好まし
い酸触媒含有量は通常、0.00002〜10重量%、
より好ましくは0.0001〜1重量%である。ただ
し、前記加水分解性金属アルコキシドまたは感光性を有
するアリル基含有金属アルコキシドがすでに部分的にま
たは全面的に加水分解されているときは、酸触媒の含有
量はゼロまたは上記よりも少量でよい。
光反応開始剤は、必須ではないが含有させることが好ま
しい成分であり、前記感光性を有するアリル基含有金属
アルコキシド中の重合性炭素−炭素二重結合を有するア
リル基に光を照射させた際に光重合を開始、促進させる
ものであり、ベンゾフェノン、アセトフェノン、ベンゾ
インイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエー
テル、過酸化ベンゾイル、1−ヒドロキシシクロヘキシ
ル−1−フェニルケトン(チバガイギー社、「イルガキ
ュア184」)、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フ
ェニルプロパン−1−オン(メルク社、「ダロキュア1
173」)、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−
ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン(メルク
社、「ダロキュア1116」)、2,2−ジメトキシ−
2−フェニルアセトフェノン(チバガイギー社、「イル
ガキュア651」)等が好適に用いられる。光反応開始
剤の含有量は前記アリル基含有金属アルコキシド1モル
に対して、0.001〜0.2モルであることが好まし
く、また感光性組成物中の光反応開始剤の含有量は0.
1〜20重量%であることが好ましく、さらに好ましく
は0.5〜10重量%である。
はないが含有させることが好ましい成分であり、前記金
属アルコキシドおよび前記アリル基含有金属アルコキシ
ドが加水分解した後に縮重合して、Si−O−Siの結
合を形成する際の重合促進の触媒としての役割を有して
いる。重合促進剤としては、トリエチルアミン、n-ブ
チルアミンなどの有機アミン;アセチルアセトンでキレ
ート化したアセチルアセトンアルミニウム、チタニウム
アセチルアセトナート、クロムアセチルアセトナート等
の金属アセチルアセトナート;オクチルスズ、塩化第二
錫などの錫化合物が好適に用いられる。重合促進剤の含
有量は、モル比で表して、前記金属アルコキシドおよび
前記アリル基含有金属アルコキシドの合計1モルに対し
て、0.0005〜0.1モルであることが好ましく、
また感光性組成物中の重合促進剤の含有量は0.01〜
10重量%であることが好ましく、さらに好ましくは
0.05〜10重量%である。
は、必須ではないが含有させることが好ましい成分であ
る。前記金属アルコキシドおよび前記アリル基含有金属
アルコキシドが加水分解するときに発生するアルコール
自体が溶媒となるので特別に添加しなくてもよい場合が
ある。しかし、通常は、被覆の形成方法の種類によって
適した溶媒が使用される。被覆の形成方法としては、キ
ャスト法、ディップコート法、グラビアコート法,フレ
キソ印刷法,ロールコート法などが好適に使用される
が、キャスト法やディップコート法で用いられる有機溶
剤は蒸発速度の大きな溶媒が好適である。すなわち、溶
媒の蒸発速度があまりにも小さいと塗膜の乾燥が遅いの
で液の流動性が高くなり均一な塗膜が形成されない場合
があるので、メタノール、エタノール、イソプロピルア
ルコール、tert−ブトキシアルコールなどのような蒸発
速度の大きいアルコール系の溶媒が好適に使用できる。
ロールコート法に使用される有機溶剤は、以下に述べる
ような、蒸発速度の極めて小さい溶媒が好適である。こ
れは蒸発速度が大きすぎる溶媒では、十分にレベリング
が行われないうちに溶媒が蒸発してしまうため塗布外観
が汚くなる場合があるからである。溶媒の蒸発速度は、
酢酸ブチルのそれを100とした相対蒸発速度指数で、
一般的に評価されている。この値が40以下の溶媒は極
めて小さい蒸発速度をもつ溶媒として分類されており、
このような溶媒がグラビアコート法,フレキソ印刷法,
ロールコート法の有機溶媒として好ましい。たとえばエ
チルセロソルブ,ブチルセロソルブ,セロソルブアセテ
ート,ジエチレングリコールモノエチルエーテル,ヘキ
シレングリコール,ジエチレングリコール,エチレング
リコール,トリプロピレングリコール,ジアセトンアル
コール,テトラヒドロフルフリルアルコール,などが挙
げられる。
としては、上記のような溶媒の一種が望ましいが、コー
ティング方法やコーティング液の特性に応じて上記の溶
媒を複数混合して用いても構わない。
属アルコキシドおよび前記アリル基含有金属アルコキシ
ドの合計に対して0.3〜5倍が好ましく、より好まし
くは0.5〜3倍であり、感光性組成物中の溶媒含有量
は0〜50重量%であることが好ましく、さらに好まし
くは0〜20重量%である。
添加剤を加えてもよい。例えば膜厚みを大きくする膜厚
増加剤、増粘剤、レベリング剤、フローコントロール剤
などがこれらの例として挙げられる。例えば、ジメチル
ポリシロキサンなどのシリコーン、ポリエチレングリコ
ールなどのグリコール類を例示できる。
光照射によってパターン形成を行う必要があるのでパタ
ーン加工性の観点からはシロキサンポリマーを有機溶媒
またはアルカリ水溶液に溶解する必要がある。従って前
記金属アルコキシドおよび前記アリル基含有金属アルコ
キシドの重合度を上げすぎるとリーチングしにくくなる
ので加水分解条件には注意が必要になってくる。アリル
基含有金属アルコキシド、加水分解性金属アルコキシ
ド、および必要に応じて加水分解触媒、光反応開始剤、
重合促進剤、水および溶媒を含有する感光性組成物は、
これらを配合した後に、室温〜50℃で30分〜12時
間、反応させて加水分解させることにより調製される。
て、 アリル基を有する金属 アルコキシド 5〜95.49%、 加水分解性金属アルコキシド 1〜50%、 光反応開始剤 0.5〜10%、 重合促進剤 0.01〜10%、 溶媒 0〜50%、および 水 3〜50%、 を含むことが好ましい。
表して、アリル基を有するト リアルコキシシラン 5〜96.49%、 光反応開始剤 0.5〜10%、 重合促進剤 0.01〜10%、 溶媒 0〜50%、および 水 3〜50%、 を含むことが好ましい。
板状、棒状等の任意の形状のものが用いられる。基材と
して基材表面の反り量(基材の表面方向の単位長さあた
りのその表面に垂直な方向の熱変形長さ)が小さいこと
が望ましい。反り量がこの範囲を越えると膜の成形過程
において基板と膜が界面で剥離もしくは膜に亀裂を生じ
るおそれがあるので、基材の材料、寸法、形状を選ぶこ
とが好ましい。
膨張率を有することが好ましい。基材の線膨張率が5×
10-5/℃を超えると、例えばポリプロピレン(9〜1
5×10-5/℃)のような高い熱膨張係数を有するプラス
チックス基材の場合、オルガノポリシロキサン膜の成形
過程において基材と膜が界面で剥離したり、膜に亀裂を
生じるからである。通常の無機ガラスは5×10-5/℃
以下の線膨張率を有する。また基材の少なくとも表面は
酸化物であることが好ましい。もし膜と接する基材表面
が酸化物でない場合、膜の成形過程において付着強度が
下がり、場合によっては基材と膜が界面で剥離を生じる
からである。好ましい基材の材質の例として、珪酸塩系
ガラス、ホウ酸系ガラス、リン酸系ガラス等の酸化物ガ
ラス、石英、セラミックス、金属、シリコン、エポキシ
樹脂、ガラス繊維強化ポリスチレンなどを挙げることが
できる。金属はそのままでは膜が接合しないが、あらか
じめ金属の表面を酸化剤で処理しておけば基材として使
用することができる。このなかでも、コストの点から
は、フロートガラス(線膨張係数:1×10-5/℃)が
好ましく、熱膨張係数の点からは、石英ガラス(線膨張
係数:8×10-7/℃)、ゼロ膨張ガラス(線膨張係
数:−3〜0.0×10-7/℃、商品名:ネオセラム、
ゼロデュアガラス)が最も好ましい。また集積光学素子
を製造する場合には、シリコン基板(線膨張係数:4
1.5×10-7/℃)を用いてもよい。
ば基板の上に0.5μm〜200μmのウェット厚みに
塗布して、塗膜を形成した後、その塗膜の上に所定の形
状の光透過領域と光遮蔽領域のパターンを有するフォト
マスクを配置し、そのフォトマスクを介して紫外線を、
照射される位置での光強度が1〜200mW/cm2に
なるように、1秒〜30分間塗膜に照射して、フォトマ
スクの光透過領域に対応する露光塗膜部分を重合させ、
フォトマスクの光遮蔽領域に対応する非露光塗膜部分を
アルコールまたはアルカリ水溶液でリーチング(溶解除
去)し、その後80〜350℃で10分〜5時間加熱す
ることにより硬化させて、厚みが100nm〜50μ
m、特に好ましくは厚みが100nm〜10μmの、上
記フォトマスクの光透過領域パターンに一致する形状の
パターン膜が被覆された物品、例えば光導波路素子、回
折格子その他の光学素子が得られる。前記光照射によ
り、非露光の塗膜部分では、アリル基含有金属アルコキ
シドの光重合(アリル基の重合性炭素−炭素二重結合が
開いて他との結合)は生じず、溶剤によりアリル基含有
金属アルコキシドは加水分解性金属アルコキシドの加水
分解物とともに溶解除去される。露光された塗膜部分中
のアリル基含有金属アルコキシドはその中の重合性炭素
−炭素二重結合が開いて再結合することにより重合され
て、溶剤に不溶となり、続く加熱処理により露光塗膜部
分のアリル基含有金属アルコキシドおよび加水分解性金
属アルコキシドの加水分解・脱水縮合反応が完成して硬
化する。
布膜の一部を光照射により重合硬化させた後、光未照射
部を溶解、除去するパターン膜被覆物品の製造に用いら
れるが、その他に、基材と種々の表面形状を有する型材
との間に感光性組成物を配置し、必要に応じてプレス
し、その後に全体を光照射して重合硬化さて、その型材
の表面を転写された表面形状を有する膜を基材に接着し
た、マイクロレンズ、回折格子、光導波路などの光学素
子その他の被覆物品を製造することができる。
る。 [実施例1] 感光性組成物の調製 ジルコニウムテトラブトキシド7.67gをとり、アセ
ト酢酸エチル3.39gを加えて0.5時間攪拌する。
次にこれにアリルトリエトキシシラン12.9gを加え
て0.5時間攪拌した後、これに0.06重量%濃度の
HNO3水溶液3.6gを加えて3時間、溶液が均一にな
るまで攪拌する。その後、これに光反応開始剤のベンゾ
インイソブチルエーテル0.80gと重合促進剤である
アセチルアセトンアルミニウム0.032gを加えてさ
らに2時間攪拌し感光性組成物を調製した。
板(屈折率1.46)をイソプロピルアルコール中で2
0分間超音波洗浄し、純水中でさらに20分間超音波洗
浄した。これに上記感光性組成物組成物を滴下し、スピ
ンコートして組成物を前記基板上に均一に塗布した。こ
れを90℃で10分間加熱して乾燥した。フォトマスク
(2cm×2cmの大きさでその中央に長さ2cmで幅
が15μmの細長い紫外光透過部を20μmの間隔を隔
てて平行に2本設けてあり、その他の部分は紫外線を遮
蔽する。)を塗布膜面に乗せ、これを窒素雰囲気下に置
き、30cm上方の距離から5eV(波長365nm)
の紫外線を10分間照射した。膜面における紫外線の強
度は10mW/cm2であった。この照射により、膜中
の露光部分(前記紫外光透過部に対応する部分)では、
アリルトリエトキシシランのアリル基が有する重合性炭
素−炭素二重結合が開いてアリルトリエトキシシランの
重合体(イソプロピルアルコールに非溶解)が生成され
る。しかし非露光部分(前記紫外遮蔽部に対応する部
分)はそのような重合体は生成されずイソプロピルアル
コールに溶解性を有する。露光終了後、基板をイソプロ
ピルアルコール中に浸漬して洗って膜の非露光部分を溶
解、除去した。150℃で1時間加熱、乾燥することに
より、アリルトリエトキシシランおよびジルコニウムテ
トラブトキシドの加水分解・脱水縮重合反応が完成し
て、石英基板上にそれぞれ、幅15μm、高さ12μm
で長さ2cmの2本の導波路コア(屈折率1.47)が
20μmの間隔を隔てて平行に配置されたリッジ型光導
波路を得た。SEM(走査型電子顕微鏡)観察の結果、2
つの導波路コアの間の石英基板部分には非露光部分残留
物が全く観察されず、紫外線非露光部分のリーチングが
きれいにおこなわれたことがわかった。
の調製において使用したアリルトリエトキシシラン1
2.9gに代えてトリメトキシシリルプロピルメタクリ
レート10gを使用する他は実施例1と同様のモル比に
て感光性組成物を調製した。
にして、石英基板上に塗布、乾燥、紫外線照射、非露光
部分除去および加熱を行ってリッジ型光導波路を得た。
導波路コア(屈折率1.47)の寸法は幅15μm、高
さ12μmであった。SEM(走査型電子顕微鏡)観察の
結果、2つの導波路コアの間の石英基板部分には非露光
部分残留物が石英基板部分の面積の約5%の広さで残っ
ていることが観察された。
濃度のHNO3水溶液3.6gを加えて3時間、溶液が均
一になるまで攪拌する。その後、光反応開始剤のベンゾ
インイソブチルエーテル0.8gと重合促進剤であるア
セチルアセトンアルミニウム0.32gを加えてさらに
1時間攪拌することにより感光性組成物を調製した。
非露光部分除去でのイソプロピルアルコールに代えて濃
度5重量%のNaOH水溶液を用いた他は上記実施例1
と同様にして、石英基板上に塗布、乾燥、紫外線照射、
非露光部分除去、加熱を行ってリッジ型光導波路を得
た。導波路コア(屈折率1.465)の寸法は幅15μ
m、高さ13μmであった。SEM(走査型電子顕微鏡)
観察の結果、2つの導波路コアの間の石英基板部分には
非露光部分残留物が全く観察されなかった。
シシラン8.3gを加え、それに0.06重量%濃度の
HNO3水溶液3.6gを加えて3時間、溶液が均一にな
るまで攪拌する。その後、光反応開始剤のベンゾインイ
ソブチルエーテル0.08gと重合促進剤であるアセチ
ルアセトンアルミニウム0.03gを加えてさらに1時
間攪拌し感光性組成物を調製した。
たフォトマスクの代わりにフォトマスク(2cm×2c
mの大きさで、幅10μm、長さ2cmで、間隔が10
μmのストライプ状の紫外光透過部を約1000個平行
に設けた)を用いた他は、上記実施例2と同様にして、
石英基板上に塗布、乾燥、紫外線照射、非露光部分除
去、加熱を行って回折格子を得た。回折格子の各凸部の
寸法は幅10μm、長さ2cm、高さ10μmであっ
た。He−Neレーザより発振する632.8nmのビ
ームを用いて回折の状態を観察したところ、1次回折光
および2次回折光がともにきれいに観察された。またS
EM(走査型電子顕微鏡)観察の結果、回折格子各凸部の
間の石英基板部分には非露光部分残留物が全く観察され
なかった。
性組成物を用いて、上記実施例3と同様にして、石英基
板上に塗布、乾燥、紫外線照射、非露光部分除去、加熱
を行って、実施例3とほぼ同一寸法の回折格子を得た。
He−Neレーザより発振する632.8nmのビーム
を用いて回折の状態を観察したところ、規則正しい回折
光として観察されなかった。またSEM(走査型電子顕
微鏡)観察の結果、回折格子各凸部の間の石英基板部分
には非露光部分残留物が、石英基板部分の面積の約5%
にわたって所々に観察された。
メタクリレート24.8gに0.06重量%HNO3水溶
液3.6gを加えて3時間、溶液が均一になるまで攪拌
する。その後、光反応開始剤のベンゾインイソブチルエ
ーテル0.8gと重合促進剤であるアセチルアセトンア
ルミニウム0.32gを加えてさらに1時間攪拌するこ
とにより感光性組成物を調製した。
法により石英基板上に塗布したが、風乾している間に基
板上のゾルが島状や液滴状に凝集し、平滑な塗膜として
得られなかった。
メタクリレート19.8gにテトラエトキシシラン4.17g、0.
06重量%HNO3水溶液3.6gを加えて3時間、溶液が均一に
なるまで攪拌する。その後、光反応開始剤のベンゾイン
イソブチルエーテル0.80gと重合促進剤であるアセチル
アセトンアルミニウム0.32gを加えてさらに1時間攪拌
することにより感光性組成物を調製した。
法により石英基板上に塗布した後、実施例3と同様に紫
外線照射、非露光部分除去、加熱を行って回折格子を作
製した。SEM観察で非露光部分に残留物が観察され、He-
Neレーザーの632.8nmのビームを試料に照射して回
折光を観察したところ明瞭な回折光は観察されず、光は
ぼやけたり、回折光同士がつながったりというような状
況であった。
9.3gに0.06重量%HNO3水溶液3.6g加えて
3時間、溶液が均一になるまで攪拌する。その後、光反
応開始剤のベンゾインイソブチルエーテル0.8gと重
合促進剤であるアセチルアセトンアルミニウム0.32
gを加えてさらに1時間攪拌することにより感光性組成
物を調製した。
同様にして、石英基板上に塗布、乾燥、紫外線照射し
た。紫外線照射が終わった塗膜をイソプロピルアルコー
ルでリンスすると、非露光部のみならず露光部もリーチ
ングされてしまい、光照射しても重合しなかった。
5.2gにテトラエトキシシラン4.17g、0.06重量%HNO3水溶
液3.6gを加えて3時間、溶液が均一になるまで攪拌す
る。その後、光反応開始剤のベンゾインイソブチルエー
テル0.80gと重合促進剤であるアセチルアセトンアルミ
ニウム0.32gを加えてさらに1時間攪拌することにより
感光性組成物を調製した。
法により石英基板上に塗布した後、実施例3と同様に、
マスキング、紫外線照射、非露光部分除去、加熱を行っ
て回折格子を作製した。SEM観察で露光部分以外でも膜
がリーチングされているのが観察され、キレイなストラ
イプ状のパターンは得られなかった。、He-Neレーザー
の632.8nmのビームを試料に照射して回折光を観察
したところ明瞭な回折光は観察されず、光はぼやけた
り、回折光同士がつながったりというような状況であっ
た。
塗布し、所定のパターンのフォトマスクを介して光照射
した後、非露光部を有機溶媒またはアルカリ水溶液など
でリーチングすれば、露光部と非露光部の境界がはっき
りした精度に優れた微細パターン膜が得られ、従って耐
熱性、耐水性、耐薬品性等の特性が高い、光導波路、回
折格子などの光学素子として用いられるパターン膜被覆
物品が得られる。
Claims (27)
- 【請求項1】 感光性を有する有機金属化合物および加
水分解性金属アルコキシドを含む感光性組成物を基材上
に塗布し、光照射して塗布膜の露光部を重合させた後、
非露光部を溶解、除去するパターン膜被覆物品の製造方
法において、前記有機金属化合物はアリル基含有金属ア
ルコキシドであることを特徴とするパターン膜被覆物品
の製造方法。 - 【請求項2】 前記アリル基含有金属アルコキシドはア
リルトリメトキシシランまたはアリルトリエトキシシラ
ンである請求項1記載のパターン膜被覆物品の製造方
法。 - 【請求項3】 前記加水分解性金属アルコキシドは、ケ
イ素、チタン、ジルコニウムまたはアルミニウムのアル
コキシドを含む請求項1または2記載のパターン膜被覆
物品の製造方法。 - 【請求項4】 前記加水分解性金属アルコキシドは、ケ
イ素、チタン、もしくはジルコニウムのテトラアルコキ
シドまたはトリアルコキシド、またはアルミニウムのト
リアルコキシドを含む請求項1〜3のいずれか1項記載
のパターン膜被覆物品の製造方法。 - 【請求項5】 前記加水分解性金属アルコキシドは、テ
トラエトキシシラン、テトラメトキシシラン、トリブト
キシアルミニウム、テトラプロポキシジルコニウム、テ
トラブトキシジルコニウム、テトライソプロポキシチタ
ン、またはテトラブトキシチタン、メチルトリエトキシ
シラン、メチルトリメトキシシラン、フェニルトリエト
キシシラン、およびフェニルトリメトキシシランからな
る群より選ばれた少なくとも1種の金属アルコキシドを
含む請求項1〜4のいずれか1項記載のパターン膜被覆
物品の製造方法。 - 【請求項6】 前記感光性組成物は、前記アリル基含有
金属アルコキシドおよび前記加水分解性金属アルコキシ
ドを、前記アリル基含有金属アルコキシド100重量部
に対して、前記加水分解性金属アルコキシドを1〜50
重量部含有する請求項1〜5のいずれか1項記載のパタ
ーン膜被覆物品の製造方法。 - 【請求項7】 前記感光性組成物は、さらに光反応開始
剤を、前記アリル基含有金属アルコキシド1モルに対し
て、0.001〜0.2モル含有する請求項1〜6のい
ずれか1項記載のパターン膜被覆物品の製造方法。 - 【請求項8】 前記感光性組成物は、さらに重合促進剤
を、モル比で表して、前記金属アルコキシドおよび前記
アリル基含有金属アルコキシドの合計1モルに対して、
0.0005〜0.1モル含有する請求項1〜7のいず
れか1項記載のパターン膜被覆物品の製造方法。 - 【請求項9】 前記感光性組成物は、さらに水を、モル
比で表して、前記加水分解性金属アルコキシドおよび感
光性を有するアリル基含有金属アルコキシドの合計に対
して1〜20倍含有する請求項1〜8のいずれか1項記
載のパターン膜被覆物品の製造方法。 - 【請求項10】 前記感光性組成物は、重量%で表し
て、前記アリル基含有金属アルコキシド 5〜95.4
9%、前記加水分解性金属アルコキシド 1〜50%、
前記光反応開始剤 0.5〜10%、前記重合促進剤
0.01〜10%、溶媒 0〜50%、および前記水
3〜50%、を含む請求項1〜9のいずれか1項記載の
パターン膜被覆物品の製造方法。 - 【請求項11】 アリル基を有するトリアルコキシシラ
ンを含む感光性組成物を基材上に塗布し、光照射して塗
布膜の露光部を重合させた後、非露光部を溶解、除去す
るパターン膜被覆物品の製造方法。 - 【請求項12】 前記アリル基を有するトリアルコキシ
シランはアリルトリメトキシシランまたはアリルトリエ
トキシシランである請求項11記載のパターン膜被覆物
品の製造方法。 - 【請求項13】 前記感光性組成物は、さらに光反応開
始剤を、前記アリル基含有トリアルコキシシラン1モル
に対して、0.001〜0.2モル含有する請求項11
または12記載のパターン膜被覆物品の製造方法。 - 【請求項14】 前記感光性組成物は、さらに重合促進
剤を、モル比で表して、前記アリル基含有トリアルコキ
シシラン1モルに対して、0.0005〜0.1モル含
有する請求項11〜13のいずれか1項記載のパターン
膜被覆物品の製造方法。 - 【請求項15】 前記感光性組成物は、さらに水を、モ
ル比で表して、前記アリル基含有トリアルコキシシラン
に対して1〜20倍含有する請求項11〜14のいずれ
か1項記載のパターン膜被覆物品の製造方法。 - 【請求項16】 前記感光性組成物は、重量%で表し
て、前記アリル基を有するトリアルコキシシラン 5〜
96.49%、前記光反応開始剤 0.5〜10%、前
記重合促進剤 0.01〜10%、溶媒 0〜50%、
および前記水 3〜50%、を含む請求項11〜15の
いずれか1項記載のパターン膜被覆物品の製造方法。 - 【請求項17】 前記パターン膜被覆物品が光導波路、
回折格子、またはマイクロレンズである請求項1〜16
のいずれか1項記載のパターン膜被覆物品の製造方法。 - 【請求項18】 アリル基含有金属アルコキシド、光反
応開始剤、重合促進剤および水を主成分とする感光性組
成物。 - 【請求項19】 さらに、加水分解性金属アルコキシド
を含む請求項18記載の感光性組成物。 - 【請求項20】 前記加水分解性金属アルコキシドは、
ケイ素、チタン、ジルコニウムまたはアルミニウムのア
ルコキシドを含む請求項19記載の感光性組成物。 - 【請求項21】 前記加水分解性金属アルコキシドは、
ケイ素、チタン、もしくはジルコニウムのテトラアルコ
キシドまたはトリアルコキシド、またはアルミニウムの
トリアルコキシドを含む請求項19記載の感光性組成
物。 - 【請求項22】 前記加水分解性金属アルコキシドは、
テトラエトキシシラン、テトラメトキシシラン、トリブ
トキシアルミニウム、テトラプロポキシジルコニウム、
テトラブトキシジルコニウム、テトライソプロポキシチ
タン、またはテトラブトキシチタン、メチルトリエトキ
シシラン、メチルトリメトキシシラン、フェニルトリエ
トキシシラン、およびフェニルトリメトキシシランから
なる群より選ばれた少なくとも1種の金属アルコキシド
を含む請求項19記載の感光性組成物。 - 【請求項23】 前記アリル基含有金属アルコキシドが
アリルトリアルコキシシランである請求項18〜22の
いずれか1項記載の感光性組成物。 - 【請求項24】 前記アリルトリアルコキシシランがア
リルトリメトキシシランまたはアリルトリエトキシシラ
ンである請求項23記載の感光性組成物。 - 【請求項25】 上記、感光性組成物が、重量%で表し
て、アリルトリアルコキシシラン 5〜96.49%、
光反応開始剤 0.5〜10%、重合促進剤 0.01
〜10%、溶媒 0〜50%、および水 3〜30%、
を含む請求項23記載の感光性組成物。 - 【請求項26】 上記、感光性組成物が、重量%で表し
て、アリル基含有金属アルコキシド 5〜95.49、
加水分解性金属アルコキシド 1〜50%、光反応開始
剤 0.5〜10%、重合促進剤 0.01〜10%、
溶媒 0〜50%、および水 3〜50%、を含む請求
項18〜24のいずれか1項記載の感光性組成物。 - 【請求項27】 上記、感光性組成物が、さらに酸触媒
を0.00002〜10重量%含む請求項18〜26の
いずれか1項記載の感光性組成物。
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