JP2001188736A - 通信システムにおける情報転送方法及び情報転送システム、並びに情報通信端末 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 取得したコンテンツの表示画面の情報内容を
プリンタへ出力して印刷したり、電子メールやＦＡＸ等
として転送できるようにし、コンテンツの有効利用をは
かる。 【解決手段】 携帯通信端末１により移動体通信網３及
び通信網６を介してコンテンツサーバ７にアクセスして
取得した配信情報（コンテンツ）を、携帯通信端末１の
ディスプレイに表示する。これとともに、この表示画面
の画像データを画面メモリに記憶し、２次無線を用いて
プリンタ２に無線送信して表示画面の内容を印刷した
り、移動体通信網３に対して無線送信し、通信網６を介
してコミュニケーションサーバ（電子メールサーバ、フ
ァクシミリサーバ）９に転送し、ＰＣ８やメール端末１
２へ電子メールに添付ファイルとして配送したり、ファ
クシミリ機１１へファクシミリとして画像伝送する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機などの
通信端末により、インターネットなどの通信ネットワー
ク上のコンテンツサーバにアクセスして取得したコンテ
ンツの表示内容をプリンタなどに転送する通信システム
における情報転送方法及び情報転送システム、並びに情
報通信端末に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来より、携帯通信端末（例えば、日本
のＰＨＳ：Personal Handyphone System、ＰＤＣ：Pers
onal Digital Cellular Telecommunication System、欧
州のＤＥＣＴ：Digital European Cordless Telecommun
ication、ＧＳＭ：Global System Mobile、米国のＩＳ
−９５等の移動体通信方式）を情報通信端末として用い
て、通信事業者の提供による各種の情報通信が行われて
いる。この情報通信として、周知の音声データ伝送（電
話通話）の他に、近年では、電子メール情報の配信と
か、移動体通信事業者又は外部のネットワーク（インタ
ーネット等）における情報提供者より提供される各種の
配信情報（以下、コンテンツと記載する）へのアクセス
及び閲覧などによるデータ通信が行われている。

【０００３】電子メールの送受信やコンテンツの閲覧を
行う場合、携帯電話機に別体の携帯情報端末（ＰＤＡ）
やノート型コンピュータなどを接続してこれらの端末上
で操作や表示・閲覧を行う構成が一般的であったが、最
近では、携帯通信端末本体で電子メール及びコンテンツ
の表示・閲覧が可能なものが普及しつつある。このよう
な携帯通信端末は、電子メールクライアントとともに、
コンテンツブラウザ（ＷＷＷブラウザなど）のアプリケ
ーションを備え、情報内容を端末のディスプレイ画面に
表示するようになっている。

【０００４】このような携帯通信端末では、本体のみで
電子メールやコンテンツを表示して閲覧できるため、携
帯性が良好でとても便利であるが、表示部には一般に小
型の液晶ディスプレイ（ＬＣＤ）が用いられるため、表
示画面が小さくて見づらい場合もある。また、画面表示
した情報内容を後で再利用したり、他者に見せたい場合
などもあり、情報内容をプリンタで印刷したり、他の手
段で記録又は転送できるようにすることが望まれてい
る。

【０００５】例えば、有線電話システムにおいては、Ｐ
ＢＸ（構内交換機）電話システムと組み合わせて運用さ
れる電話端末（多機能ボタン電話機など）にプリンタを
併設し、電話端末で取得した各種情報（例えば、電話番
号通知サービスによる通話相手先電話番号、通話時間や
構内交換機からの各種のメッセージ）をディスプレイに
表示するとともに、そのハードコピーをプリンタに印字
出力するようにした例が周知である（例えば、特開平５
−１３０２６６号「メッセージプリンタを備えた電話装
置」公報例）。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、小型軽
量化の要求が高い携帯通信端末では、プリンタ等を端末
本体に内蔵するのは困難である。また、従来の携帯通信
端末は、情報を送信する場合も電子メールなどのテキス
トデータを基本とするメッセージ情報が主であり、画像
データや各データのレイアウトなどを含む表示画面の形
態そのまま又はそれに類似した情報内容を伝送すること
はできなかった。このため、従来では、携帯通信端末で
取得し画面表示した情報の印刷出力や転送などができ
ず、画面表示された情報内容を有効利用することが難し
いという問題点があった。

【０００７】本発明は、このような従来の技術における
課題を解決するものであり、通信ネットワーク上の情報
提供者より取得したコンテンツを画面表示するととも
に、この表示画面の情報内容をプリンタへ出力して印刷
したり、或いは電子メールデータやファクシミリデータ
として転送することができ、画面表示されたコンテンツ
の有効利用をはかることが可能な通信システムにおける
情報転送方法及び情報転送システム、並びに情報通信端
末を提供することを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明は、情報通信端末
により無線通信網を介して情報配信サーバにアクセスし
て配信情報を取得する通信システムにおける情報転送方
法であって、前記情報通信端末において取得した配信情
報の情報内容を画面表示する手順と、前記画面表示した
表示画面の画像データを記憶する手順と、前記記憶した
表示画面の画像データを他の装置へ無線転送する手順
と、を有する通信システムにおける情報転送方法を提供
する。

【０００９】また、好ましくは、前記無線転送する手順
において、前記表示画面の画像データを２次無線手段を
介してプリンタ装置に送信する手順を有することとす
る。

【００１０】或いは、前記無線転送する手順において、
前記表示画面の画像データを基に電子メールデータを生
成する手順と、この電子メールデータを無線通信網を介
して電子メールサーバに送信する手順とを有することと
する。

【００１１】又は、前記無線転送する手順において、前
記表示画面の画像データを基にファクシミリデータを生
成する手順と、このファクシミリデータを無線通信網を
介してファクシミリサーバに送信する手順とを有するこ
ととする。

【００１２】又は、前記無線転送する手順において、前
記表示画面の画像データを基に電子メールデータ又はＦ
ＡＸメールデータを生成する手順と、この電子メールデ
ータ又はＦＡＸメールデータを無線通信網を介してコミ
ュニケーションサーバに送信する手順とを有することと
する。

【００１３】また、好ましくは、前記無線転送する手順
において、前記情報配信サーバから配信情報を取得する
ために無線通信網の回線接続状態のときに、この無線通
信網を介してデータ送信を行うこととする。

【００１４】また、好ましくは、前記表示画面の画像デ
ータの転送先を選択する手順を有し、前記無線転送する
手順において、前記選択された転送先のプリンタ装置、
電子メールサーバ、ファクシミリサーバのいずれかに画
像データを２次無線手段又は無線通信網を介して送信す
ることとする。

【００１５】本発明は、情報通信端末により無線通信網
を介して情報配信サーバにアクセスして取得した配信情
報を他へ転送する情報転送システムであって、前記情報
通信端末において取得した配信情報の情報内容を画面表
示する画面表示手段と、前記画面表示した表示画面の画
像データを記憶する表示画面記憶手段と、前記記憶した
表示画面の画像データを基に転送用データを生成する転
送データ生成手段と、前記表示画面の画像データを他の
装置へ無線転送する転送手段と、を備えた情報転送シス
テムを提供する。

【００１６】また、好ましくは、前記転送手段として、
前記表示画面の画像データをプリンタ装置を含む近距離
の外部装置に無線送信する２次無線手段を有することと
する。

【００１７】或いは、前記転送手段として、前記転送用
データを無線通信網を介して転送データ配信処理を行う
コミュニケーションサーバに送信するサーバ通信手段を
有することとする。

【００１８】また、好ましくは、前記転送データ生成手
段は、前記表示画面の画像データを基に電子メールデー
タを生成するものであり、前記サーバ通信手段は、この
電子メールデータを無線通信網を介してコミュニケーシ
ョンサーバとしての電子メールサーバに送信することと
する。

【００１９】或いは、前記転送データ生成手段は、前記
表示画面の画像データを基にファクシミリデータを生成
するものであり、前記サーバ通信手段は、このファクシ
ミリデータを無線通信網を介してコミュニケーションサ
ーバとしてのファクシミリサーバに送信することとす
る。

【００２０】又は、前記転送データ生成手段は、前記表
示画面の画像データを基に電子メールデータ又はＦＡＸ
メールデータを生成するものであり、前記サーバ通信手
段は、この電子メールデータ又はＦＡＸメールデータを
無線通信網を介してコミュニケーションサーバに送信す
ることとする。

【００２１】また、好ましくは、前記サーバ通信手段
は、前記情報配信サーバから配信情報を取得するために
無線通信網の回線接続状態のときに、この無線通信網を
介してデータ送信を行うこととする。

【００２２】また、好ましくは、前記表示画面の画像デ
ータの転送先を選択する転送先選択手段を有し、前記転
送手段は、前記選択された転送先のプリンタ装置又はコ
ミュニケーションサーバ、或いは電子メールサーバ、フ
ァクシミリサーバのいずれかに画像データを２次無線手
段又はサーバ送信手段により送信することとする。

【００２３】本発明は、無線通信網を介して情報配信サ
ーバにアクセスして配信情報を取得する通信システムに
おける情報通信端末であって、情報配信サーバより取得
した配信情報の情報内容を画面表示する画面表示手段
と、前記画面表示した表示画面の画像データを記憶する
表示画面記憶手段と、前記記憶した表示画面の画像デー
タを基に転送用データを生成する転送データ生成手段
と、前記表示画面の画像データを他の装置へ無線転送す
る転送手段と、を備えた情報通信端末を提供する。

【００２４】また、好ましくは、前記転送手段として、
前記表示画面の画像データをプリンタ装置を含む近距離
の外部装置に無線送信する２次無線手段を有することと
する。

【００２５】或いは、前記転送手段として、前記転送用
データを無線通信網を介して転送データ配信処理を行う
コミュニケーションサーバに送信するサーバ通信手段を
有することとする。

【００２６】また、好ましくは、前記転送データ生成手
段は、前記表示画面の画像データを基に電子メールデー
タ、ファクシミリデータ、ＦＡＸメールデータの少なく
ともいずれか一つを生成することとする。

【００２７】また、好ましくは、前記表示画面の画像デ
ータの転送先を選択する転送先選択手段をさらに有し、
前記転送手段は、プリンタ装置を含む近距離の外部装置
にデータを無線送信する２次無線手段、又は無線通信網
を介して転送データ配信処理を行うコミュニケーション
サーバにデータを送信するサーバ通信手段を介して、前
記選択された転送先の装置に転送用データを送信するこ
ととする。

【００２８】本発明では、ＴＣＰ／ＩＰ網などの通信網
において、例えば移動体通信網を介して携帯型の情報通
信端末で情報配信サーバにアクセスし、各種の配信情報
（コンテンツ）を取得して閲覧する場合、取得したコン
テンツの情報内容を画面表示するとともに、この表示画
面の画像データを記憶し、記憶した表示画面の画像デー
タを基に転送用データを生成して、プリンタ装置やコミ
ュニケーションサーバ（電子メールサーバ、ファクシミ
リサーバ）などの他の装置へ無線転送する。このとき、
例えば、近距離のプリンタ装置などに対しては赤外線通
信（IrDAなど）やBluetooth などを用いた２次無線通信
によってデータ送信する。また、電子メールサーバなど
のコミュニケーションサーバに対しては、移動体通信網
を介して無線通信によって送信し、通信網に接続された
サーバに転送する。

【００２９】これにより、表示画面の情報内容を後で確
認したり、保存したり、他所で閲覧するなど、情報内容
を容易に様々な形態で２次利用でき、取得した配信情報
の有効活用を図ることが可能となる。また、転送先を選
択して送信可能にすることにより、状況に応じて任意の
箇所に選択的に転送できるため、コンテンツ転送の自由
度が増し、携帯通信端末を用いてコンテンツ配信及び転
送を行う通信システムの構成（設計）の多様化が容易に
できるようになる。

【００３０】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。

【００３１】図１は本発明の一実施形態に係る通信シス
テムの構成を示すブロック図、図２は図１中の携帯通信
端末の内部構成例を示すブロック図、図３は図２の携帯
通信端末の機能的構成を示すブロック図、図４は図１中
のプリンタの内部構成例を示すブロック図である。

【００３２】本実施形態では、ＰＤＣ（ＲＣＲ−ＳＴＤ
−２７Ｆ／Ｇ）による移動体通信システムを用いて各種
の配信情報（コンテンツ）の配信を行う通信ネットワー
クを例にとり説明するが、他の無線通信網を用いた場合
でも同様に適用可能である。

【００３３】本実施形態の通信システムは、情報通信端
末に該当する移動体通信を行う多数の携帯通信端末１と
ともに、この携帯通信端末１とエアインターフェースに
より接続され無線通信を行うための無線通信網に相当す
る移動体通信網３及び基地局（ＰＤＣのセル基地局）４
が設けられている。携帯通信端末１は、コンテンツ表示
端末として機能するものであり、携帯電話機、通信機能
を持ったＰＤＡ（携帯情報端末）などが用いられる。ま
た、携帯通信端末１から２次無線を用いた無線通信によ
りデータ通信を行い、転送された画像データを受信して
印刷するプリンタ２が設けられ、印刷出力として携帯通
信端末１の表示画面のハードコピー１３を出力するよう
になっている。

【００３４】携帯通信端末１とプリンタ２との通信に用
いられる２次無線としては、短距離無線通信技術として
規格化が進められているBluetooth とか、IEEE802.11な
どの無線ＬＡＮ、或いは赤外線通信の規格であるIrDA1.
1 などを応用した無線通信手段を適用することができ
る。これらは、ハードウェアの仕様や伝送データ量、使
用状態などを考慮して適宜選択すればよい。また、携帯
通信端末１との間で２次無線を用いてデータ通信する外
部装置としては、プリンタ２だけに限らず、家庭や店舗
等に設置された印字装置や画像表示装置、他の別体の画
像表示端末（携帯型又は固定型）などを用いて画像表示
を行う構成も可能である。

【００３５】移動体通信網３には、通信網６との物理層
及び論理層の接続変換（通信プロトコル変換）を行うた
めのゲートウェイ装置５が接続され、このゲートウェイ
装置５を介して通信網６が接続されている。通信網６
は、有線電話網（ＩＳＤＮ／ＰＳＴＮ）や他の移動体通
信網、及び専用線ネットワークを含み、ＴＣＰ／ＩＰに
よる通信ネットワーク（いわゆるインターネットやエキ
ストラネット）を構成している。

【００３６】通信網６には、情報提供会社が設置する各
種のコンテンツの提供（例えば、天気予報やニュース、
株価などの情報提供）を行う情報提供装置（以下、コン
テンツサーバと記載する）７が接続される。また、通信
網６には、図示しないインターネットサービスプロバイ
ダ等を介して、電子メールの送受信やコンテンツ閲覧な
どを行う他のユーザの小型汎用コンピュータ（例えば、
デスクトップ型やノート型のパーソナルコンピュータ
（ＰＣ））８や、メール端末（携帯情報端末など）１２
が接続される。なお、コンテンツサーバ７には、情報配
信サービスを行うサーバの他に、複数のユーザが情報の
閲覧や投稿を行える電子掲示板サービス、複数のユーザ
が会話のようにリアルタイムに文章の書き込みや読み出
しを行えるチャットサービスなどを行うサーバを設ける
こともできる。

【００３７】さらに、この通信網６又は他の通信網（例
えば、有線電話網１０）との間で電子メールやファクシ
ミリの配信を行うためのコミュニケーションサーバ（電
子メールサーバ、ファクシミリサーバ（以下、ＦＡＸサ
ーバ）等を含む）９が接続されている。コミュニケーシ
ョンサーバ９は、図示しないゲートウェイ装置を介し
て、有線電話網（ＩＳＤＮ／ＰＳＴＮ）１０に接続さ
れ、この有線電話網１０には、Ｇ３／Ｇ４方式（ＣＣＩ
ＴＴ規格）などのファクシミリ通信を行うファクシミリ
機１１が接続されている。

【００３８】図１においては、ＴＣＰ／ＩＰやその他の
通信プロトコル及び規格（ＳＭＴＰ／ＰＯＰ３、ＨＴＴ
Ｐなど）の通信処理部分について、その図示を省略して
いる。本実施形態では、図１の通信ネットワーク全体が
ＴＣＰ／ＩＰによるインターネットやエキストラネット
として機能する。なお、コンテンツサーバ７やコミュニ
ケーションサーバ９を移動体通信網３に接続して配設す
る構成としてもよい。また、移動体通信網３の内部で
は、独自の通信プロトコルを用いてコンテンツなどの配
信を行うようにすることも可能である。移動体通信網３
におけるコンテンツなどの情報伝送には、回線交換方
式、パケット通信方式のいずれの通信手段も適用できる
が、パケット通信方式がより好ましい。

【００３９】図２は携帯通信端末１の構成の一例を示し
たものである。携帯通信端末１は、ＰＤＣの携帯電話機
等の端末と同様の汎用的かつ基本的な構成を用いたもの
である。すなわち、携帯通信端末１は、基地局４との無
線回線接続（エアインターフェース接続）のためのアン
テナＡｎｔを備えた無線処理部２０を有しており、この
無線処理部２０において無線信号の送受信にかかる変調
及び復調などの各種の無線処理が行われる。また、携帯
通信端末１は、時分割多重接続（ＴＤＭＡ）によるタイ
ムスロットでの送受信を行うための多重処理部２１と、
受話信号及び送話信号に対するコーデック（ＣＯＤＥ
Ｃ）処理を行う音声処理部２２とを有し、音声処理部２
２には音声を取り込んで送話信号として入力するマイク
ロホン２３ａ及び受話信号を音声出力するスピーカ２３
ｂが接続されている。

【００４０】また、携帯通信端末１は、電話通話及びコ
ンテンツや電子メールなどのデータ通信に関する各種制
御とともに、以降で詳細に説明する本発明の実施形態に
係る表示画面情報転送制御を実行するための制御回路２
４を備えている。この制御回路２４は、ＭＰＵやＤＳ
Ｐ、或いはＡＳＩＣなどからなる半導体プロセッサ及び
入出力（Ｉ／Ｏ）回路等を有して構成される。また、ワ
ーキング処理用のＲＡＭ２６と、メールクライアントや
コンテンツ閲覧用のブラウザ等のアプリケーションプロ
グラム及び制御プログラムなどを格納したＲＯＭ２７と
が設けられている。

【００４１】さらに、使用者が入力操作を行うためのキ
ースイッチ等による入力操作部２９と、受信状態、送受
信電話番号、時刻、コンテンツ等の配信情報、及び各種
の処理にかかる表示を行う液晶ディスプレイ（ＬＣＤ）
等からなる表示部（ディスプレイ）３０と、このディス
プレイ３０の表示画面の情報内容を示す画像データを格
納する画面メモリ２５とが設けられ、各構成要素が制御
部２４に接続されている。また、携帯通信端末１には、
Bluetooth などの２次無線により外部装置（ここではプ
リンタ２）との間で無線通信を行ってデータ転送する２
次無線通信部２８が設けられている。

【００４２】なお、この携帯通信端末１には、上記のよ
うに設けられたＲＯＭ２７に本発明の実施形態に係る制
御プログラムを実装しているが、この制御プログラムを
書換可能なメモリ（例えば、フラッシュメモリ）や交換
可能なメモリなどの固体記憶装置に実装して提供するこ
とも可能である。例えば、バージョンアップ用として提
供可能である。また、制御プログラムは、通信網を介し
てダウンロードして取り込んで更新するようなことも可
能である。固体記憶装置や制御プログラムの実装方法と
しては、様々な手段が適用可能である。

【００４３】図３は携帯通信端末１の表示画面情報転送
に関する機能的構成を示したものである。携帯通信端末
１は、制御部３３の制御に基づいて表示画面情報の転送
に関する各処理を実行する。なお、図３における制御部
３３は、図２における制御回路２４の一部の機能に相当
する。コンテンツサーバ７から送られてきたコンテンツ
を受信すると、コンテンツ表示部３１（画面表示手段）
により、取得したコンテンツの情報内容をディスプレイ
３０に表示する。このとき、キー入力部３４により、使
用者の操作に基づく入力操作部２９からの操作指示入力
を受信し、制御部３３に送る。ここで、コンテンツ表示
画面転送の操作指示入力を受けると、制御部３３は、デ
ィスプレイ３０に表示された表示画面の画像データ（画
面イメージ）を図２の画面メモリ２５に対応する表示画
面記憶部３２（表示画面記憶手段）に記憶する。

【００４４】表示画面の情報内容をプリンタで印刷する
場合は、表示画面記憶部３２に格納した表示画面の画像
データを２次無線部３６（２次無線手段）に送る。２次
無線部３６は、２次無線による無線通信を行ってプリン
タ２に画像データを送信する。また、表示画面の情報内
容を電子メール又はファクシミリとして送信する場合
は、表示画面記憶部３２に格納した表示画面の画像デー
タを転送データ生成部３５（転送データ生成手段）に送
り、転送データ生成部３５において転送用データとして
電子メール又はファクシミリのデータを生成する。そし
て、移動体通信部３７（サーバ通信手段）によって、生
成した電子メール又はファクシミリのデータを移動体通
信のエアインターフェース（ここではＰＤＣ方式）によ
り基地局４に送信し、移動体通信網３などを介してコミ
ュニケーションサーバ（電子メールサーバ又はＦＡＸサ
ーバ）９に転送する。この構成では、２次無線部３６及
び移動体通信部３７が転送手段に該当する。なお、プリ
ンタ２に画像データを送信する場合においても転送デー
タ生成部３５で印刷用のデータを生成するようにしても
よい。

【００４５】図４はプリンタ２の構成の一例を示したも
のである。プリンタ２は、携帯通信端末１からの２次無
線による無線信号を受信する無線部４１を有している。
この無線部４１は、２次無線による送信も行える構成と
してもよい。また、プリンタ２には、受信した無線信号
をデコードして画像データを得るデコード処理部４２
と、画像データをハードコピー１３として印字出力する
ための印刷エンジン４３と、各部の制御を行う制御部４
４と、電源オン・オフや動作設定などの操作を行う入力
操作部４５とが設けられ、各構成要素がバスライン等に
より接続されている。

【００４６】次に、本実施形態の通信システムにおける
動作について説明する。まず、図１〜図４に示す通信ネ
ットワーク、携帯通信端末１及びプリンタ２の概略動作
について説明する。

【００４７】携帯通信端末１は、ＰＤＣのＲＣＲ−ＳＴ
Ｄ−２７Ｆ／Ｇ規格に基づいて動作し、移動体通信網３
及び基地局４との無線回線接続によって通話音声や文字
等のデータの通信を行う。移動体通信網３は、ゲートウ
ェイ装置５における通信プロトコル変換による物理層及
び論理層の接続変換処理などによって、ゲートウェイ装
置５を介して通信網６と接続され、移動体通信網３と通
信網６との間でデータ通信を行う。この通信ネットワー
クにおいては、上記の通信によってコンテンツサーバ７
から発信された各種コンテンツの配信、携帯通信端末１
から発信された電子メール及びファクシミリの配信、小
型汎用コンピュータ８やメール端末１２等から発信され
た電子メールの配信などが行われる。

【００４８】コンテンツサーバ７は、携帯通信端末１か
らのアクセスによりコンテンツの配信要求を受けると、
その該当するコンテンツの情報内容を通信網６及び移動
体通信網３を介して携帯通信端末１へ送信する。コンテ
ンツの形態としては、ＨＴＭＬ（HyperText Markup Lan
guage ）、Compact HTML、ＷＡＰ（Wireless Applicati
on Protocol ）に基づいたＨＤＭＬ（Handheld Device
Markup Language ）、ＭＭＬ（Mobile Markup Languag
e）など、ハイパーテキストを構成する各種のコンテン
ツ記述言語を用いてなる文字情報や画像情報等を含むデ
ータを適用できる。

【００４９】携帯通信端末１は、無線処理部２０におい
て、基地局４との無線回線接続を処理し、基地局４から
の無線信号を受信して受信信号の高周波増幅、周波数変
換、中間周波（ＩＦ）増幅、自動利得制御（ＡＧＣ）等
の処理及び直交検波を行う。さらに、π／４移相ＱＰＳ
Ｋ信号などの変調及び復調を行う。またこのとき、受信
電界強度（ＲＳＳＩ）の検出やシンセサイザによる送受
信周波数の設定などを行う。さらに、多重処理部２１に
より、時分割多重接続（ＴＤＭＡ）によるタイムスロッ
トでの送受信を行うための信号処理を行う。また、音声
処理部２２により、受話信号を復号化してスピーカ２３
ｂに出力するとともにマイクロホン２３ａで取り込んだ
送話信号を符号化するコーデック（ＣＯＤＥＣ）処理を
行う。これらの無線通信や電話通話に関する各部の動作
は、制御回路２４によって動作制御がなされる。

【００５０】また、携帯通信端末１の制御回路２４で
は、コンテンツの受信、電子メール及びファクシミリ情
報の送受信などに関する制御を行う。この制御は、ＲＯ
Ｍ２７等に格納された制御プログラムに基づいて実行さ
れる。また、ＲＡＭ２６には、コンテンツ情報などを取
り込んで一時記憶したりその他のデータを記憶する。

【００５１】コンテンツの受信を行う際には、使用者に
よる入力操作部２９の操作指示に基づき、コンテンツ閲
覧用のアプリケーションプログラムであるブラウザを起
動、実行してコンテンツサーバ７にアクセスし、取得し
たコンテンツをディスプレイ３０に表示する。また、画
面メモリ２５には、ディスプレイ３０に表示した表示画
面の情報内容（例えばビットマップの画像データ）を記
憶する。この画面メモリ２５への表示画面データの記憶
は、プリンタ２などへの転送指示を受けたときに転送す
るデータを蓄積するようにしているが、表示画面の画面
イメージを常時格納するようにしてもよい。

【００５２】コンテンツの表示画面をプリンタ２へ転送
して印刷する場合は、携帯通信端末１は、画面メモリ２
５に記憶された画像データを２次無線通信部２８を介し
て２次無線による無線通信を行って送信する。プリンタ
２は、無線部４１で受信した画像データをデコード処理
部４２を介して印刷用のデータに変換し、印刷エンジン
４３によって印字を行って紙媒体等へのハードコピー１
３を出力する。

【００５３】コンテンツの表示画面を電子メールとして
転送する場合は、携帯通信端末１は、画面メモリ２５に
記憶された画像データから転送用データとして電子メー
ルデータを生成し、移動体通信網３及び通信網６を介し
てコミュニケーションサーバ（この場合は電子メールサ
ーバ）９に送信する。電子メールデータとしては、表示
画面の画像データをメール本文の添付ファイルとして送
信してもよいし、ＨＴＭＬなどにより画像データをメー
ル本文中に埋め込んだデータとして送信することも可能
である。コミュニケーションサーバ９は、電子メールデ
ータにおいて指定された宛先（メールアドレス）に対し
て電子メールの配信を行い、通信網６を介して他所の小
型汎用コンピュータ８やメール端末１２などで受信す
る。受信端末側では、この電子メールを画面表示したり
プリントアウトしてコンテンツの情報内容を閲覧する。

【００５４】コンテンツの表示画面をファクシミリとし
て転送する場合は、携帯通信端末１は、画面メモリ２５
に記憶された画像データから転送用データとしてファク
シミリデータを生成し、移動体通信網３及び通信網６を
介してコミュニケーションサーバ（この場合はＦＡＸサ
ーバ）９に送信する。コミュニケーションサーバ９は、
ファクシミリデータにおいて指定された宛先（電話／Ｆ
ＡＸ番号）に対して有線電話網１０を介してファクシミ
リの伝送を行い、ファクシミリ機１１で受信する。受信
端末側では、このファクシミリを印字出力してコンテン
ツの情報内容を閲覧する。

【００５５】なお、携帯通信端末１においては、電子メ
ールデータかファクシミリデータのいずれかのみを送信
する構成としたり、電子メールデータとファクシミリデ
ータを選択的に送信したり、或いは双方を同時に送信す
る構成としてもよい。また、コミュニケーションサーバ
９において、電子メールからファクシミリへのデータ変
換を行っていわゆるＦＡＸメールとして配信したり、或
いはファクシミリから電子メールへのデータ変換を行う
ようにすることもできる。すなわち、携帯通信端末や通
信ネットワークの構成、コンテンツの情報内容の転送先
の状況などに応じて、転送用データを適宜変換して配信
したり、再転送することも可能である。また、コンテン
ツの転送先の設定は、使用者が予めプリンタや電子メー
ルなどを設定しておいてもよいし、制御回路２４に転送
先選択手段を設けて、転送指示を行うときに適宜転送先
を選択するようにしてもよい。

【００５６】また、コンテンツの表示画面を転送する場
合に、ディスプレイ３０に表示されている画像情報のみ
を送信するようにしてもよいし、そのコンテンツのペー
ジなどの所定の単位で転送してもよい。或いは、転送す
る画像情報の範囲を適宜選択可能なようにすることもで
きる。

【００５７】以下に、本実施形態の表示画面情報転送に
関する動作をフローチャートを用いて詳しく説明する。
以降に述べる動作は主に制御回路２４によって実行制御
がなされる。

【００５８】図５は第１の動作例としてコンテンツの表
示画面をプリンタへ送信して印刷する場合の動作を示し
たフローチャートである。

【００５９】携帯通信端末１において、使用者の操作に
基づいて移動体通信網３等を介してコンテンツサーバ７
にアクセスしてコンテンツを受信し（ステップＳ１
１）、そのコンテンツの内容をディスプレイ３０の画面
に表示する（ステップＳ１２）。使用者は、ディスプレ
イ３０上のコンテンツの表示画面を閲覧し、転送したい
所望の情報内容があった場合に入力操作部２９を用いて
転送指示操作を行う。表示画面の転送指示を受ける（ス
テップＳ１３）と、表示画面の画像データを画面メモリ
２５に記憶する（ステップＳ１４）。そして、この記憶
した画像データを２次無線通信部２８を介してプリンタ
２に送信する（ステップＳ１５）。プリンタ２では、コ
ンテンツの表示画面の情報内容が紙媒体等に印刷されて
ハードコピー１３として出力される（ステップＳ１
６）。

【００６０】第１の動作例のように２次無線を用いてプ
リンタへ送信して印刷する場合は、携帯通信端末１がコ
ンテンツサーバ７の情報にアクセスしてコンテンツを取
得している最中（移動体通信による無線通信中）に転送
指示を受けて画像データの転送を行うこともできるし、
コンテンツサーバ７との通信が終了して一旦移動体通信
の回線接続が切断された状態で、プリンタへ画像データ
を転送することも可能である。

【００６１】図６は第２の動作例としてコンテンツの表
示画面を電子メールとして送信する場合の動作を示した
フローチャートである。

【００６２】携帯通信端末１において、ステップＳ２１
〜Ｓ２４までの表示画面の転送指示を受けて画像データ
を画面メモリ２５に記憶するところまでは、図５に示し
た第１の動作例のステップＳ１１〜Ｓ１４と同様であ
り、説明を省略する。電子メール送信を行う場合は、画
面メモリ２５に記憶した画像データから転送用データと
して電子メールデータを生成し（ステップＳ２５）、こ
の電子メールデータを移動体通信網３を介してコミュニ
ケーションサーバ（電子メールサーバ）９に送信する
（ステップＳ２６）。そして、コミュニケーションサー
バ９により、コンテンツの表示画面の情報内容が電子メ
ールとして転送先のメール端末１２等に配信される（ス
テップＳ２７）。

【００６３】第２の動作例のように電子メールとして移
動体通信網３を介して送信する場合は、携帯通信端末１
がコンテンツサーバ７の情報にアクセスしてコンテンツ
を取得している最中（移動体通信による無線通信中で回
線接続が確立されているとき）に、画像データの転送を
行うこととなる。或いは、一旦コンテンツサーバ７との
通信を終了してから転送指示を受けたときは、再度移動
体通信の回線接続を行ってから電子メールによる画像デ
ータを転送する。

【００６４】図７は第３の動作例としてコンテンツの表
示画面をファクシミリとして送信する場合の動作を示し
たフローチャートである。

【００６５】携帯通信端末１において、ステップＳ３１
〜Ｓ３４までの表示画面の転送指示を受けて画像データ
を画面メモリ２５に記憶するところまでは、図５に示し
た第１の動作例のステップＳ１１〜Ｓ１４と同様であ
り、説明を省略する。ファクシミリ送信を行う場合は、
画面メモリ２５に記憶した画像データから転送用データ
としてファクシミリデータを生成し（ステップＳ３
５）、このファクシミリデータを移動体通信網３を介し
てコミュニケーションサーバ（ＦＡＸサーバ）９に送信
する（ステップＳ３６）。そして、コミュニケーション
サーバ９により、コンテンツの表示画面の情報内容がフ
ァクシミリとして転送先のファクシミリ機１１に配信さ
れる（ステップＳ３７）。

【００６６】第３の動作例のようにファクシミリとして
移動体通信網３を介して送信する場合は、電子メールの
場合と同様に携帯通信端末１がコンテンツサーバ７の情
報にアクセスしてコンテンツを取得している最中（移動
体通信による無線通信中で回線接続が確立されていると
き）に、画像データの転送を行うこととなる。或いは、
一旦コンテンツサーバ７との通信を終了してから転送指
示を受けたときは、再度移動体通信の回線接続を行って
からファクシミリによる画像データを転送する。

【００６７】図８は第４の動作例としてコンテンツの表
示画面の転送先を選択して送信する場合の動作を示した
フローチャートである。

【００６８】携帯通信端末１において、ステップＳ４１
〜Ｓ４４までの表示画面の転送指示を受けて画像データ
を画面メモリ２５に記憶するところまでは、図５に示し
た第１の動作例のステップＳ１１〜Ｓ１４と同様であ
り、説明を省略する。この場合、携帯通信端末１におい
てディスプレイ３０に転送先選択画面を表示し（ステッ
プＳ４５）、使用者の入力操作部２９の操作による選択
指示入力を待つ。

【００６９】転送先としてプリンタが選択された場合
は、第１の動作例と同様に、画面メモリ２５に記憶した
画像データを２次無線通信部２８を介してプリンタ２に
送信する（ステップＳ４６）。プリンタ２では、コンテ
ンツの表示画面の情報内容が紙媒体等に印刷されてハー
ドコピー１３として出力される（ステップＳ４７）。

【００７０】また、転送先として電子メールが選択され
た場合は、第２の動作例と同様に、画面メモリ２５に記
憶した画像データから転送用データとして電子メールデ
ータを生成し（ステップＳ４８）、この電子メールデー
タを移動体通信網３を介してコミュニケーションサーバ
（電子メールサーバ）９に送信する（ステップＳ４
９）。そして、コミュニケーションサーバ９により、コ
ンテンツの表示画面の情報内容が電子メールとして転送
先のメール端末１２等に配信される（ステップＳ５
０）。

【００７１】また、転送先としてファクシミリが選択さ
れた場合は、第３の動作例と同様に、画面メモリ２５に
記憶した画像データから転送用データとしてファクシミ
リデータを生成し（ステップＳ５１）、このファクシミ
リデータを移動体通信網３を介してコミュニケーション
サーバ（ＦＡＸサーバ）９に送信する（ステップＳ５
２）。そして、コミュニケーションサーバ９により、コ
ンテンツの表示画面の情報内容がファクシミリとして転
送先のファクシミリ機１１に配信される（ステップＳ５
３）。

【００７２】以上のように、本実施形態では、ＴＣＰ／
ＩＰ網などの通信ネットワークにおいて携帯通信端末で
取得したコンテンツの情報を、２次無線を用いてプリン
タなどに転送したり、電子メールやファクシミリとして
転送することによって、画像データや各データのレイア
ウトなどを含むコンテンツの表示画面の情報内容を大き
く見やすい形態で印刷表示したり、記録保存して後で確
認できるようにしたり、その表示形態そのまま又はそれ
に類似した情報内容を他の場所や装置で閲覧することが
容易に可能となる。したがって、画面表示された情報内
容を様々な形態で２次利用することができ、取得したコ
ンテンツを有効活用することができるようになる。ま
た、転送先を任意に選択できるようにすることにより、
コンテンツの転送時の自由度が増し、携帯通信端末を用
いてコンテンツ配信及び転送を行う通信システムの構成
（設計）の多様化が可能になる。

【００７３】なお、上述した実施形態では、図１に通信
ネットワークの構成の一例を示したが、その配置構成は
設計要件に応じて自由に変形でき、特に限定されないも
のである。

【００７４】また、本発明は、閉鎖通信網（いわゆる、
イントラネット）による通信ネットワークにおいても同
様に適用可能である。すなわち、閉鎖通信網において使
用する携帯通信端末及びＬＡＮなどにも応用できる。

【００７５】また、上記実施形態では、ＰＤＣ方式の移
動体通信網を例示して説明したが、他の通信方式にもそ
のまま適用可能である。例えば、ＰＨＳ（ＲＣＲ−ＳＴ
Ｄ−２８）におけるＰＩＡＦＳ（PHS Internet Access
Forum Standard）伝送手順やＣＤＭＡ（ＲＣＲ−ＳＴＤ
−Ｔ５３、ＩＳ−９５準拠）、ＩＭＴ−２０００（Ｗ−
ＣＤＭＡなど）にもそのまま適用可能である。

【００７６】さらに、コンテンツサーバ７及びコミュニ
ケーションサーバ９を設けた例をもって説明したが、こ
れらのサーバは機能的な構成であり、サーバの物理的構
成は、これらを一体化したり、適宜分離して処理を分散
化したり、一部を遠隔地に設けるなど、様々な変形が考
えられる。

【００７７】また、上記実施形態では、携帯通信端末で
取得して転送する情報として、各種情報を提供する情報
配信サービスのコンテンツを例示したが、電子掲示板サ
ービスやチャットサービス、電子メールサービスなどの
情報転送に適用することも可能である。

【００７８】また、上記実施形態では、携帯通信端末で
取得したコンテンツの表示画面をそのまま転送するよう
にしているが、この表示画面の情報内容（画面データ）
を、入力操作部２９での操作等によって加工修正するこ
とも可能であり、このような加工修正を行って転送する
ことも本発明に含まれる。

【００７９】さらに、上記実施形態では、プリンタに画
像データを転送して印刷したハードコピーを得ている
が、この印刷表示とともに、例えば比較的大型の液晶デ
ィスプレイを有する画像表示装置で画面表示したりする
ことも当業者においては容易に実施可能である。

【００８０】また、上記実施形態では、単体のプリンタ
において画像データを受信して印刷を行う構成としてい
るが、他の印刷形態にもそのまま適用可能である。例え
ば、２次無線により送信された画像データを他の装置で
受信し、この装置に接続されているプリンタによって印
刷するような構成も可能である。

【００８１】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、通
信ネットワーク上の情報提供者より取得したコンテンツ
を画面表示するとともに、この表示画面の情報内容をプ
リンタへ出力して印刷したり、或いは電子メールデータ
やファクシミリデータとして転送することができ、画面
表示されたコンテンツの有効利用をはかることが可能と
なる効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態に係る通信システムの構成
を示すブロック図である。

【図２】図１中の携帯通信端末の内部構成例を示すブロ
ック図である。

【図３】図２の携帯通信端末の機能的構成を示すブロッ
ク図である。

【図４】図１中のプリンタの要部構成例を示すブロック
図である。

【図５】本実施形態の第１の動作例としてコンテンツの
表示画面をプリンタへ送信して印刷する場合の動作を示
したフローチャートである。

【図６】本実施形態の第２の動作例としてコンテンツの
表示画面を電子メールとして送信する場合の動作を示し
たフローチャートである。

【図７】本実施形態の第３の動作例としてコンテンツの
表示画面をファクシミリとして送信する場合の動作を示
したフローチャートである。

【図８】本実施形態の第４の動作例としてコンテンツの
表示画面の転送先を選択して送信する場合の動作を示し
たフローチャートである。

【符号の説明】

１ 携帯通信端末 ２ プリンタ ３ 移動体通信網 ４ 基地局 ５ ゲートウェイ装置 ６ 通信網 ７ コンテンツサーバ ８ 小型汎用コンピュータ（ＰＣ） ９ コミュニケーションサーバ（電子メールサーバ、Ｆ
ＡＸサーバ） １０ 有線電話網 １２ メール端末 １３ ハードコピー ２０ 無線処理部 ２１ 多重処理部 ２２ 音声処理部 ２４ 制御回路 ２５ 画面メモリ ２６ ＲＡＭ ２７ ＲＯＭ ２８ ２次無線通信部 ２９ 入力操作部 ３０ ディスプレイ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 5B089 GA25 HA11 HA13 JA36 JB03 KA04 KD01 KH04 LA08 LB12 LB14 5K030 HA04 JL01 JT05 JT09 KA02 LB16 5K067 BB04 DD52 DD53 EE02 EE10 EE12 EE16 EE32 FF02 FF22 FF23

Claims (20)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 情報通信端末により無線通信網を介して
   情報配信サーバにアクセスして配信情報を取得する通信
   システムにおける情報転送方法であって、 前記情報通信端末において取得した配信情報の情報内容
   を画面表示する手順と、 前記画面表示した表示画面の画像データを記憶する手順
   と、 前記記憶した表示画面の画像データを他の装置へ無線転
   送する手順と、 を有することを特徴とする通信システムにおける情報転
   送方法。
2. 【請求項２】 前記無線転送する手順において、前記表
   示画面の画像データを２次無線手段を介してプリンタ装
   置に送信する手順を有することを特徴とする請求項１記
   載の通信システムにおける情報転送方法。
3. 【請求項３】 前記無線転送する手順において、前記表
   示画面の画像データを基に電子メールデータを生成する
   手順と、この電子メールデータを無線通信網を介して電
   子メールサーバに送信する手順とを有することを特徴と
   する請求項１記載の通信システムにおける情報転送方
   法。
4. 【請求項４】 前記無線転送する手順において、前記表
   示画面の画像データを基にファクシミリデータを生成す
   る手順と、このファクシミリデータを無線通信網を介し
   てファクシミリサーバに送信する手順とを有することを
   特徴とする請求項１記載の通信システムにおける情報転
   送方法。
5. 【請求項５】 前記無線転送する手順において、前記表
   示画面の画像データを基に電子メールデータ又はＦＡＸ
   メールデータを生成する手順と、この電子メールデータ
   又はＦＡＸメールデータを無線通信網を介してコミュニ
   ケーションサーバに送信する手順とを有することを特徴
   とする請求項１記載の通信システムにおける情報転送方
   法。
6. 【請求項６】 前記無線転送する手順において、前記情
   報配信サーバから配信情報を取得するために無線通信網
   の回線接続状態のときに、この無線通信網を介してデー
   タ送信を行うことを特徴とする請求項３〜５のいずれか
   に記載の通信システムにおける情報転送方法。
7. 【請求項７】 前記表示画面の画像データの転送先を選
   択する手順を有し、前記無線転送する手順において、前
   記選択された転送先のプリンタ装置、電子メールサー
   バ、ファクシミリサーバのいずれかに画像データを２次
   無線手段又は無線通信網を介して送信することを特徴と
   する請求項１記載の通信システムにおける情報転送方
   法。
8. 【請求項８】 情報通信端末により無線通信網を介して
   情報配信サーバにアクセスして取得した配信情報を他へ
   転送する情報転送システムであって、 前記情報通信端末において取得した配信情報の情報内容
   を画面表示する画面表示手段と、 前記画面表示した表示画面の画像データを記憶する表示
   画面記憶手段と、 前記記憶した表示画面の画像データを基に転送用データ
   を生成する転送データ生成手段と、 前記表示画面の画像データを他の装置へ無線転送する転
   送手段と、 を備えたことを特徴とする情報転送システム。
9. 【請求項９】 前記転送手段として、前記表示画面の画
   像データをプリンタ装置を含む近距離の外部装置に無線
   送信する２次無線手段を有することを特徴とする請求項
   ８記載の情報転送システム。
10. 【請求項１０】 前記転送手段として、前記転送用デー
    タを無線通信網を介して転送データ配信処理を行うコミ
    ュニケーションサーバに送信するサーバ通信手段を有す
    ることを特徴とする請求項８記載の情報転送システム。
11. 【請求項１１】 前記転送データ生成手段は、前記表示
    画面の画像データを基に電子メールデータを生成するも
    のであり、前記サーバ通信手段は、この電子メールデー
    タを無線通信網を介してコミュニケーションサーバとし
    ての電子メールサーバに送信することを特徴とする請求
    項１０記載の情報転送システム。
12. 【請求項１２】 前記転送データ生成手段は、前記表示
    画面の画像データを基にファクシミリデータを生成する
    ものであり、前記サーバ通信手段は、このファクシミリ
    データを無線通信網を介してコミュニケーションサーバ
    としてのファクシミリサーバに送信することを特徴とす
    る請求項１０記載の情報転送システム。
13. 【請求項１３】 前記転送データ生成手段は、前記表示
    画面の画像データを基に電子メールデータ又はＦＡＸメ
    ールデータを生成するものであり、前記サーバ通信手段
    は、この電子メールデータ又はＦＡＸメールデータを無
    線通信網を介してコミュニケーションサーバに送信する
    ことを特徴とする請求項１０記載の情報転送システム。
14. 【請求項１４】 前記サーバ通信手段は、前記情報配信
    サーバから配信情報を取得するために無線通信網の回線
    接続状態のときに、この無線通信網を介してデータ送信
    を行うことを特徴とする請求項１０〜１３のいずれかに
    記載の情報転送システム。
15. 【請求項１５】 前記表示画面の画像データの転送先を
    選択する転送先選択手段を有し、前記転送手段は、前記
    選択された転送先のプリンタ装置又はコミュニケーショ
    ンサーバ、或いは電子メールサーバ、ファクシミリサー
    バのいずれかに画像データを２次無線手段又はサーバ送
    信手段により送信することを特徴とする請求項８記載の
    情報転送システム。
16. 【請求項１６】 無線通信網を介して情報配信サーバに
    アクセスして配信情報を取得する通信システムにおける
    情報通信端末であって、 情報配信サーバより取得した配信情報の情報内容を画面
    表示する画面表示手段と、 前記画面表示した表示画面の画像データを記憶する表示
    画面記憶手段と、 前記記憶した表示画面の画像データを基に転送用データ
    を生成する転送データ生成手段と、 前記表示画面の画像データを他の装置へ無線転送する転
    送手段と、 を備えたことを特徴とする情報通信端末。
17. 【請求項１７】 前記転送手段として、前記表示画面の
    画像データをプリンタ装置を含む近距離の外部装置に無
    線送信する２次無線手段を有することを特徴とする請求
    項１６記載の情報通信端末。
18. 【請求項１８】 前記転送手段として、前記転送用デー
    タを無線通信網を介して転送データ配信処理を行うコミ
    ュニケーションサーバに送信するサーバ通信手段を有す
    ることを特徴とする請求項１６記載の情報通信端末。
19. 【請求項１９】 前記転送データ生成手段は、前記表示
    画面の画像データを基に電子メールデータ、ファクシミ
    リデータ、ＦＡＸメールデータの少なくともいずれか一
    つを生成することを特徴とする請求項１６記載の情報通
    信端末。
20. 【請求項２０】 前記表示画面の画像データの転送先を
    選択する転送先選択手段をさらに有し、前記転送手段
    は、プリンタ装置を含む近距離の外部装置にデータを無
    線送信する２次無線手段、又は無線通信網を介して転送
    データ配信処理を行うコミュニケーションサーバにデー
    タを送信するサーバ通信手段を介して、前記選択された
    転送先の装置に転送用データを送信することを特徴とす
    る請求項１６記載の情報通信端末。