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JP2001178959A - 情報を有するコイン、該コインの情報読み取り装置及び方法、並びにコイン識別装置及び方法 - Google Patents

情報を有するコイン、該コインの情報読み取り装置及び方法、並びにコイン識別装置及び方法

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Publication number
JP2001178959A
JP2001178959A JP2000064877A JP2000064877A JP2001178959A JP 2001178959 A JP2001178959 A JP 2001178959A JP 2000064877 A JP2000064877 A JP 2000064877A JP 2000064877 A JP2000064877 A JP 2000064877A JP 2001178959 A JP2001178959 A JP 2001178959A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coin
light
information
grooves
magnetic field
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000064877A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Nakada
修 中田
Katsutoshi Oshima
勝利 大島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SONIKKU MEDIA KK
TOTSU DENKEI KK
Original Assignee
SONIKKU MEDIA KK
TOTSU DENKEI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SONIKKU MEDIA KK, TOTSU DENKEI KK filed Critical SONIKKU MEDIA KK
Priority to JP2000064877A priority Critical patent/JP2001178959A/ja
Publication of JP2001178959A publication Critical patent/JP2001178959A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の識別情報を具現するための複数の溝を
備えたコインを他の種類のコインから明瞭に識別するた
めのコイン識別装置を提供する。 【解決手段】 本発明のコイン識別装置20は、移動す
るコイン10の面に対し、所定角度で光を照射する発光
手段22と、コイン上の複数の溝11が前記光を横切る
際に、該溝の壁と底を連続させる凹曲面11aに照射さ
れコインの面と略垂直方向に反射される光を受光できる
ように配置された受光手段23を備える。凹曲面11a
に入射した光の中心点は、コインの移動に伴って随時異
なる方向に反射される。該反射の過程で光はコインの面
と略垂直方向に向かい、受光手段23によって検出され
る。一方で、コイン上の他の部分で反射された光は、入
射角と同じ角度で反射されるので、受光手段23にほと
んど入射されない。この結果、該溝の壁の位置における
入射光量と他の位置における入射光量は明確な差となっ
て現れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報を有するコイ
ン、該コインの情報読み取り装置及び方法、並びにコイ
ン識別装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からスロットマシンやビデオポーカ
ーなど、専用のコインを投入することにより遊戯が可能
となる遊戯機器が知られている。この種の遊戯機器にお
いては、それが対象としている専用コイン(例えば、当
該遊戯機器の設置店が発行するコイン)を他の種類のコ
インと識別する必要があり、その目的のために通常、コ
インの識別装置を備えている。
【0003】この種のコインを識別する方法として従来
から種々のものが提案されている。代表的なコイン識別
方法として、コインの面に同心円状に複数の溝を形成す
ることによって特定の情報をここに具現し、該コインの
通路上でその面に光を照射して光学的に該情報を読み取
り、これによって特定の情報を有するコインのみを識別
するものがある。これに関連する技術は、例えば特開平
5−242330号公報、特開平6−60240号公
報、特開平6−139438号公報などに開示されてい
る。
【0004】前記各公報に記載の技術は、いずれも通路
を移動中のコインの面に、所定角度で光を照射し、該角
度と同じ角度に配置された受光素子によってその反射光
を受光する。コインの面に照射された光は、その反射位
置、すなわち溝の底面であるかコインの表面であるかに
よって、その反射角乃至は反射光量が変化するので、該
光量の差から該溝の位置を判断することができるという
ものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の技術において該溝による反射光量の差を検出するこ
とは、現実的には極めて困難である。すなわち、前記溝
の有無による反射光量の差は極めて小さく、該光量の変
化と、コイン表面の傷、面精度、溝の深さのばらつきな
どによる光量の変化とを区別することが難しく、従って
該溝の位置を正しく判定することができない。
【0006】この場合に、特開平6−60240号公報
に記載のように指向性の高いレーザ光を用いる方法もあ
るが、装置が極めて高価なものとなる。また、コインの
溝を深くすることによって、反射光量の差を大きくする
方法もあるが、依然として前記他の要因による光量の変
化との区別が難しく、更に、この場合使用するコインを
厚くしなければならず、該識別装置で使用できるコイン
が限られてしまうという問題がある。
【0007】従来技術におけるこれらの問題は、識別の
対象となるコインの移動速度が高速になる場合(例え
ば、通路内を自重で落下する場合)においては、より一
層困難になり、従って、高速な識別を実現することがで
きない。
【0008】一方、特開平6−139438号公報で
は、図7及びその対応する説明に、反射光の検出を容易
にするために、環状凸部に一定の傾斜角度を有する光反
射面を形成し、ここで反射された光を受光するよう構成
されたものが開示されている。
【0009】しかしながらこの方法においては、以下の
ような欠点がある。すなわち、(1)該光反射面で反射
される光は、コインの搬送方向に一定の幅があり、従っ
て、各環状凸部のピッチを正確に検出することが困難で
ある。(2)各コイン及び各環状凸部の前記光反射面を
精度高く加工しなければ、安定した検出が得られない。
すなわち、光反射面の傾斜角度や面精度にばらつきがあ
ると、反射光量に大きなばらつきが生じ、誤検出が頻出
する可能性がある。(3)精度の高い前記光反射面を備
えたコインを安定的に生産するためには、高精度の金型
や加工技術が必要となり、コインの生産コストが上昇す
る。
【0010】従って本発明の目的は、溝の特定の一点を
明瞭に検出し、これによって該溝で具現された情報を正
確に読み取ることができるようにすることにある。
【0011】また、本発明の別の目的は、該溝の検出の
ために、コイン側を高精度に加工する必要がなく、これ
によってコインの加工精度に拘わらず、安定した検出を
実現することにある。
【0012】更に、本発明の別の目的は、前記溝の検出
に適した円形のコインを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、情報を具現す
るために複数の溝を所定間隔で備えたコインの該情報を
読み取るための情報読み取り装置に関する。本発明に係
る情報読み取り装置は、前記コインをその面に沿う方向
に移動可能にする通路と、前記通路を移動している前記
コインの面に対し、所定角度で光を照射する発光手段で
あって、前記コインの移動に伴って該コイン上の複数の
溝が該光を横切るよう配置されたものと、前記コイン上
の複数の溝が前記光を横切る際に、該溝の壁と底を連続
させる凹曲面に照射され前記コインの面と略垂直方向に
反射される該光の反射光を受光できるように配置された
受光手段と、前記コイン上の複数の溝が前記光を横切る
際の前記受光手段で受光された光の強度変化に基づい
て、前記コイン上に具現された情報を読み取る情報読み
取り手段とを備えて構成される。
【0014】成形型を用いたプレス成形その他の方法
で、コイン上に複数の溝を形成する場合、各溝の壁と底
の交線に沿って加工上、僅かな凹曲面が形成される。発
明者らは、種々の実験の結果、コイン上の溝の位置を正
確に検出するためには、該凹曲面に光を照射し、ここを
反射した光を受光することが好適であることを見出し
た。すなわち、発光手段により照射され該凹曲面に入射
した光の中心点、すなわち最も光量の多い点は、前記コ
インの移動に伴って随時異なる方向に反射される。該反
射の過程で光はコインの面と略垂直方向に向かい、前記
受光手段によって検出される。一方で、コイン上の他の
部分、すなわちコインの面や溝の底で反射された光は、
入射角と同じ角度で反射されるので、前記受光手段にほ
とんど入射されない。この結果、該溝の壁の位置におけ
る入射光量と他の位置における入射光量は明確な差とな
って現れる。
【0015】この場合に、前記受光手段は、前記コイン
の面に対し90+/−3度の範囲内における前記反射光
を受光できるように配置されていることが好ましい。
【0016】また、前記発光手段は、前記コインの面に
対し15+/−1度の範囲で光を照射することが好まし
い。
【0017】また、前記発光手段は、前記通路を移動し
ているコインの幅方向の中心位置に向けて前記光を照射
するものであることが好ましい。
【0018】本発明はまた、所定量の強磁性体を含むコ
インの情報を読み取るための前記構成の情報読み取り装
置であって、前記通路上に磁場を生じさせる磁場発生手
段と、前記コインが前記磁場を通過したときの前記磁場
の変化を検出する磁気センサと、前記磁気センサによっ
て検出された磁場の変化に基づいて、前記コインの真偽
を識別する識別手段とを更に備えて構成することができ
る。
【0019】この場合に、前記磁場発生手段が、前記通
路の一側に設置された磁石であり、前記磁気センサが、
前記通路を挟んで前記磁石に対向配置されていることが
好ましい。
【0020】本発明はまた、所定の識別情報を具現する
ために複数の溝を所定間隔で備えたコインを他の種類の
コインから識別するためのコイン識別装置に関する。本
発明のコイン識別装置は、前記コインをその面に沿う方
向に移動可能にする通路と、前記通路を移動している前
記コインの面に対し、所定角度で光を照射する発光手段
であって、前記コインの移動に伴って該コイン上の複数
の溝が該光を横切るよう配置されたものと、前記コイン
上の複数の溝が前記光を横切る際に、該溝の壁と底を連
続させる凹曲面に照射され前記コインの面と略垂直方向
に反射される該光の反射光を受光できるように配置され
た受光手段と、前記コイン上の複数の溝が前記光を横切
る際の前記受光手段で受光された光の強度変化に基づい
て、前記コイン上に具現された識別情報を読み取る情報
読み取り手段と、前記情報読み取り手段により読み取ら
れた情報を、所定の情報と比較することにより、該所定
の情報を有するコインを他の種類のコインから判別する
判定手段とを備えて構成される。
【0021】前記コイン識別装置は、更に前記判定手段
により判別されるコインと他の種類のコインとを分ける
選別手段を備えて構成することができる。
【0022】前記コイン識別装置においても、前記受光
手段は、前記コインの面に対し90+/−3度の範囲内
における前記反射光を受光できるように配置されている
ことが好ましく、また、前記発光手段は、前記コインの
面に対し15+/−1度の範囲で光を照射することが好
ましい。
【0023】本発明はまた、情報を具現するために複数
の溝を所定間隔で備えたコインの該情報を読み取るため
の情報読み取り方法に関する。更に本発明は、所定の識
別情報を具現するために複数の溝を所定間隔で備えたコ
インを他の種類のコインから識別するためのコイン識別
方法に関する。これらの方法は、前記情報読み取り装置
及びコイン識別装置の各構成によって実現される手段と
同じ方法によって達成される。
【0024】本発明は更に、複数の溝を同心円状に備え
た円形コインに関する。本発明に係る円形コインは、前
記情報読み取り装置又はコイン識別装置において好適に
使用されるよう、前記各溝の壁と底を連続させる凹曲面
間のピッチにより、所定の識別情報を具現させたもので
ある。
【0025】この場合において、前記凹曲面の曲率半径
が0.3〜0.7mmの範囲にあることが好ましい。
【0026】また、前記各溝の壁、底及び傾斜面を、連
続する凹曲面によって構成しても良い。
【0027】また、前記コインの表裏面に、前記複数の
溝を備えても良い。
【0028】また、前記コインの表面に具現する識別情
報と、前記コインの裏面に具現する識別情報を異ならせ
ても良い。
【0029】また、前記コインの面の中央に表示領域を
備え、該表示領域の外周側に前記複数の溝を備えて構成
しても良い。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に沿って説明する。以下の実施形態においては、特定の
コインを他の種類のコインから識別するためのコイン識
別装置に、本発明を適用した例を示す。コイン識別装置
は、該識別装置によって識別される情報を備えたコイン
と共に使用される。コイン識別装置の説明に先立って、
該コインの構成について説明する。
【0031】図1は、本実施形態に係るコイン識別装置
により識別されるコインの一実施形態を示している。該
コインは、例えば遊戯用のコインである。図に示すよう
に、コイン10は、その両面に、同心円状の複数の溝1
1を有する。該複数の溝11は、それに対応する成形型
によるプレス成形によって成形することができる。成形
に際し、同図(C)に示すように、各溝11の壁と底の
交線に沿って加工上、僅かな凹曲面11aが形成され
る。この際、この凹曲面を形成することを意識する必要
は必ずしもない。加工精度には限界があるので、該凹曲
面は必然的に形成される。本発明のコインの識別に関し
て、該凹曲面11aの曲率半径は、0.3mm以下のも
のであって良い。
【0032】溝11を有する特定のコインを、他のコイ
ンから識別するために、該溝11の数、幅及び間隔を調
整する。本発明に係るコイン識別装置においては、後に
説明するように、前記凹曲面11aで反射される光を検
出する。溝11の数、幅及び間隔を調整することによっ
て、前記凹曲面11aで反射される光の数及びピッチが
可変される。同図(B)において、矢印A方向に移動す
るコイン10に対し、図のような角度θで光を照射した
場合、各溝11の凹曲面11aが形成された位置、すな
わち壁の位置(図中、「*」で示す)で、検出すべき反
射光が得られる。例えば、該コインを使用する遊戯機器
を設置する店毎に、使用できるコインを限定する場合、
各店毎のコインの溝の数、幅及び間隔を異ならせること
ができる。
【0033】次に、前記コイン10を識別するための本
発明に係るコイン識別装置について説明する。図2に、
本実施形態に係るコイン識別装置の概略構成を示した。
本実施形態に係るコイン識別装置は、コイン計数装置、
コインを利用する遊戯装置、コイン発行装置などに実装
することができ、投入されたコインや発行されるコイン
を識別し、特定のコインのみによってこれらの装置が動
作され又他の種類のコインを排除するよう機能する。
【0034】図に示すように、コイン識別装置20は、
コイン10の通路21を備える。通路21は、前記コイ
ン計数装置や遊戯装置に投入され又はコイン発行装置か
ら排出されるコインが、その識別のための検出位置Pを
通過するよう規制するガイドである。前記検出位置Pに
おいてコインの姿勢及び通過速度が一定になることが保
証されるのであれば、通路21の具体的な形状は重要で
はない。通路21は水平に対し一定の角度を有し、コイ
ン10を回転させながらその自重により移動させるもの
であって良い。前記溝11がコイン外形と一致する同心
円状に形成されている限り、本発明の検出に関し、前記
溝の凹曲面11aの位置はコインの回転位置に拘わらず
一定である。
【0035】コイン識別装置20は、通路21を移動す
るコイン10に対し光を照射する発光素子22、及びコ
イン10から反射された光を受光する受光素子23を有
する。発光素子22は、コイン10の移動方向上流側か
ら所定角度θで、該コインの面に光を照射する。同図
(B)に示すように、発光素子22は通路21の幅方向
中央に設置され、コイン10の中心線Cに向けて光を照
射する。発光素子22の前方に延びる光通路24によっ
て、発光素子22から照射される光の指向性が高められ
る。コイン識別装置20における光検出の機能を最適化
する上で、好適な光の照射角度θの選定が重要である。
発光素子22から照射された光が、コイン10の溝11
における凹曲面11aに確実に入射し、略垂直方向に反
射されるようにしなければならない。多数の実験の結
果、該照射角度θは15+/−1度の範囲で、後に説明
する受光素子23の出力電圧が最高であった。好適な実
施例において、発光素子22は発光ダイオードである。
なお、発光素子22は、コイン10の移動方向下流側か
らコイン10の面に光を照射するよう配置しても良い。
【0036】光の検出位置P、すなわち発光素子22か
らの光と通過するコイン10の面とが交差する位置の直
上には、集光レンズ25、26及びプリズム27が設置
される。コイン10の通過時にその面の垂直方向に反射
された光は、集光レンズ25で集光され、プリズム27
で屈曲された後、集光レンズ26を介して受光素子23
へ導かれる。もっとも他の実施態様として、検出位置P
の直上に受光素子23を配置してもよい。本実施形態に
おける受光素子23の配置は、コイン識別装置20の厚
みをできるだけ薄くする上で好ましい態様である。
【0037】入射光と反射光が反射面に対する法線とな
す角は等しいので、発光素子22からの角度θの光は、
コイン10の面が平らである限り、同じ角度θで反射す
る。従って、コイン10の表面及び溝11の底で反射さ
れる光が、その面の垂直方向に反射することはなく、こ
の位置における受光素子23の受光量は極めて小さいも
のとなる。一方、溝11の凹曲面11aでは、その特定
の位置に照射された光は、略垂直方向に反射する。この
結果、コイン10が移動してその凹曲面11aが検出位
置Pに至る、すなわちその位置に発光素子22からの光
が照射されると、その光の一部は確実に略垂直方向へ反
射し、その時の受光素子23の受光量は極めて大きいも
のとなる。前記受光素子23、集光レンズ25及びプリ
ズム27は、コイン10の面に対し90+/−3度の範
囲内における反射光を受光できるように配置されること
が好ましい。好適な実施例において、受光素子23はフ
ォトトランジスタである。
【0038】本実施形態においてコイン識別装置20
は、前記発光素子22の前方及び集光レンズ25の周囲
に、リング状マグネット28を備える。リング状マグネ
ット28は、通路21に対するコイン10の接触によっ
て、コインの面及び周囲から削られる鉄粉を吸着する。
これによって、発光素子22及び集光レンズ25に鉄粉
が付着しないようにして前記検出精度が低下するのを防
止する。
【0039】図3は、コイン識別装置20における検出
データの処理を実現するための構成ブロック図である。
前記受光素子23に入射された光は、ここでその光強度
に応じて電圧変換される。受光素子23からの出力電圧
は、信号増幅部31で増幅され、更にA/D変換部32
でデジタルデータに変換されて、CPU33に渡され
る。コイン識別装置20は、RAM及びROMで構成さ
れるメモリ34を備えており、ここにCPU33で実行
されるプログラム及びデータを格納する。メモリ34
は、特定のコインから得られる検出信号のデータ(以
下、基準データという)を格納しており、CPU33
は、前記受光素子23で検出されA/D変換された信号
とこの基準データを対比する。CPU33は、所定の検
出誤差を考慮して、2つのデータが同じ種類のコイン、
すなわち同じ溝形状(溝の数、幅及び間隔)を有するコ
インであるか否かを判断する。
【0040】前記判断の結果、検出の対象となったコイ
ンが特定のコイン以外のものであった場合、前記コイン
識別装置20はこれに対する対応を取るよう構成するこ
とができる。例えば、対象のコインが他の種類のもので
あった場合、該コインを特定のコインと分離する選別機
構35を備えることができる。通路21の下流側にソレ
ノイドで駆動されるピンを配置し、前記他の種類のコイ
ンがここを通過するタイミングで、ソレノイドが駆動さ
れて該コインが通路21から外れるように制御信号を出
力しても良い。また、該検出時にアラームが鳴るよう制
御信号を出力するようにしても良い。本実施形態に係る
コイン識別装置20によって、通路21を通過する多数
のコイン10の中から、対象外のコインを正確かつ迅速
に識別することが可能となる。
【0041】次に、本発明の他の実施形態に係るコイン
識別装置について説明する。図4及び図5は本実施形態
のコイン識別装置に関わり、図4はその概略構成を示す
側断面図、図5は本コイン識別装置において検出された
データの処理を実現するための構成ブロック図である。
本実施形態に係るコイン識別装置40は、先の実施形態
におけるコイン識別装置の機能に加え、更に磁気により
コインの真偽を判定し選別する機能を有している。本実
施形態の説明に際し、先の実施形態における構成部分と
同じ構成部分には同一の符号を用い、その説明を省略す
る。
【0042】図4において、通路21の前記受光素子2
3による検出位置Pの上流側に、磁石41及び磁気セン
サ42が対向して設置される。磁石41は通路21上に
磁場を生じさせ、磁気センサ42は該磁場の変化を検出
する。本実施形態の実施に際しては、識別するコインと
して、所定量の強磁性体、例えば鉄粉やニッケル粉を混
入した例えば真鍮製のコイン10が用いられる。コイン
10に含まれる強磁性体の種類及び量を秘密にすること
によって、本コイン識別装置が対象とするコインとそれ
以外のコインとを識別可能にする。所定量の強磁性体を
含むコイン10が、磁石41により形成された磁場を通
過することによって、磁場の強さが変化する。磁気セン
サ42は該磁場の強さを検出し、電気信号として出力す
る。コイル、ホール素子、MR素子を前記磁気センサ4
2として用いることができる。
【0043】図5に示すブロック図において、磁気セン
サ42からの出力信号は、受光素子23からの出力信号
と同様、信号増幅部31で増幅され、A/D変換部32
でデジタル変換された後、CPU33に与えられる。メ
モリ34には、前記光検出に対する基準データに加え、
磁場検出に対する基準データ(以下、磁場基準データと
いう)が予め格納されている。磁場基準データは、特定
量の強磁性体を含んだ対象のコインが通過した際の磁場
の変化に基づく基準信号値であり、CPU33は、前記
磁気センサ42で検出され信号変換された信号と、この
磁場基準データを対比する。CPU33は、所定の検出
誤差を考慮して、2つのデータが同じ種類のコイン、す
なわち同じ量の強磁性体を含んだコインであるか否かを
判断する。
【0044】すなわち、本実施形態のコイン識別装置に
おいては、通路21を通過するコイン10に対し、最初
に前記磁気センサ42に基づく磁場の検出が行われ、こ
れによってそのコインが対象のコインであるか否かが判
断される。次いで、受光素子23に基づく光強度の変化
の検出が行われ、これによって再度、そのコインが対象
のコインであるか否かが判断される。これら2つの判断
に基づいて、CPU33は1つの制御信号を出力し、コ
イン選別機構35を駆動する。すなわち、本コイン識別
装置40においては、両検出において対象のコインが共
に”真”のものであると判断された場合にのみ、これを
正しいコインであると判断し、何れか一方の検出におい
て対象のコインが”偽”であると判断された場合には、
コイン選別機構35によりこれを除外するようにする。
このような2重の検査によって、装置の信頼性がより向
上することが理解されよう。
【0045】図6(A)〜(C)は、本発明に係るコイ
ン識別装置と共に利用可能なコインの他の実施形態にお
ける断面を示している。これらのコインは、前記コイン
識別装置における検出を最適化するための好適な溝の形
状を有している。同図(A)に示したコイン60Aは、
図1で示したコインと同様、平らな底、略垂直の壁及び
その間の凹曲面61aで構成される溝61を有してい
る。しかしながら図1における場合と異なり、前記凹曲
面61aは、その溝の成形の際に意図的に形成されたも
のである。すなわち、溝61を形成するための成形型
は、溝61に対応する環状凸部の角に所定曲率半径の面
を備えるよう設計される。該成形型によって成形される
凹曲面61aの曲率半径は、例えば0.3〜0.7mm
である。
【0046】同図(B)に示したコイン60Bは、その
断面が曲面状の溝62を有する。言い換えれば、溝62
は、その壁、凹曲面及び底が連続した曲面状のものとし
て構成されている。
【0047】同図(C)に示したコイン60Cは、その
溝63を形成した領域において、波形の面を有する。す
なわち、コイン60Cは、先のコイン60Bと異なり、
各溝63の間の面が凸状の曲面に形成されている。
【0048】前記何れの変形例においてもその溝内に凹
曲面(その曲率半径が大きいものであるか小さいもので
あるかに拘わらず)がある限り、前記発光素子からの光
の一部はここで略垂直方向に反射し、受光素子による受
光が可能となる。
【0049】これら変形例に示すように、凹曲面を有す
る溝は、コインの両面にあってもまた、場合によっては
片面だけにあっても良い。また、コインの表側に具現さ
れる情報、すなわち表側の凹曲面のピッチと、裏側に具
現される情報、すなわち裏側の凹曲面のピッチとを異な
らせて2種類の情報を1枚のコイン上に具現するよう構
成しても良い。
【0050】
【実施例】前記図2に示す構成のコイン識別装置によっ
て、図1に示した形態のコインに対する識別を実施し
た。使用したコインは、直径25mm、厚さ1.6m
m、溝の深さ0.3mmである。コイン識別装置の発光
素子として発光ダイオードを用い、受光素子としてフォ
トトランジスタを用いた。コインに対する発光素子の照
射角度θを15+/−1度とし、集光レンズの直径を
2.6mm、集光レンズとコインの面の距離を1.8m
mとした。コインの通過速度は、その自重による自然落
下に近い速度である。コイン通過時における受光素子の
出力電圧を増幅した結果を、図7に示した。
【0051】図7には、グラフの横軸に対応して、検出
の対象としたコインの断面を示した。この結果から明ら
かなように、各溝の壁の位置、すなわち光が照射される
凹曲面の位置に対応した点で、極めて明瞭に電圧のピー
クが検出された。実験では、40万枚ほどのコインにつ
いて同様の結果が得られた。なお、グラフにおいて、コ
インの角部(移動方向後端側)においても電圧のピーク
が検出された。これは、該角部が削れたことで形成され
た曲面によるものである。
【0052】以上、本発明の一実施形態を図面に沿って
説明した。しかしながら本発明は上記実施形態に示した
事項に限定されず、特許請求の範囲の記載に基いてその
変更、改良等が可能であることは明らかである。本発明
において、前記コイン上に具現される情報は、前記識別
情報に限られない。コインの用途に応じて必要とされる
あらゆる情報を本発明に係るコインに具現することがで
き、本発明に係る読み取り装置や識別装置によって読み
取ることができる。例えば、個々のコイン毎に特定の情
報(例えば、コイン毎の識別番号、製造年月日、製造場
所など)を前記溝によって具現し、本発明をその情報の
読み取り装置として構成することができる。また、本発
明が対象とするコインは、遊戯用のものに限られない。
硬貨においてこのような溝が採用されるなら、本発明に
係るコインは硬貨であって良い。
【0053】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、コイン上の
溝の特定の一点が明瞭に検出され、これによって該溝で
具現された情報を正確に読み取ることができる。
【0054】また、前記検出を可能とするために、コイ
ン側を高精度に加工する必要がなく、これによってコイ
ンの加工精度に拘わらず、安定した検出を実現すること
ができる。
【0055】更に、前記溝の検出に適した円形のコイン
を採用することによって、一層その検出が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコイン識別装置により識別される
コインの一実施形態を示す平面図、側断面図及び溝の拡
大図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るコイン識別装置の概
略構成を示す側断面図及び平面図である。
【図3】本発明のコイン識別装置における検出データの
処理を実現するための構成ブロック図である。
【図4】本発明の他の実施形態に係るコイン識別装置の
概略構成を示す側断面図である。
【図5】図4の実施形態に係るコイン識別装置において
検出されたデータの処理を実現するための構成ブロック
図である。
【図6】(A)〜(C)は、本発明に係るコイン識別装
置と共に利用可能なコインの他の実施形態における断面
図である。
【図7】コイン通過時における受光素子の出力電圧を増
幅した結果を示すグラフである。
【符号の説明】
10 コイン 11 溝 11a 凹曲面 20 コイン識別装置 21 通路 22 発光素子 23 受光素子 24 光通路 25、26 集光レンズ 27 プリズム 28 リング状マグネット 31 信号増幅部 32 A/D変換部 33 CPU 34 メモリ

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を具現するために複数の溝を所定間
    隔で備えたコインの該情報を読み取るための情報読み取
    り装置であって、 前記コインをその面に沿う方向に移動可能にする通路
    と、 前記通路を移動している前記コインの面に対し、所定角
    度で光を照射する発光手段であって、前記コインの移動
    に伴って該コイン上の複数の溝が該光を横切るよう配置
    されたものと、 前記コイン上の複数の溝が前記光を横切る際に、該溝の
    壁と底を連続させる凹曲面に照射され前記コインの面と
    略垂直方向に反射される該光の反射光を受光できるよう
    に配置された受光手段と、 前記コイン上の複数の溝が前記光を横切る際の前記受光
    手段で受光された光の強度変化に基づいて、前記コイン
    上に具現された情報を読み取る情報読み取り手段と、を
    備えたコインの情報読み取り装置。
  2. 【請求項2】 前記受光手段は、前記コインの面に対し
    90+/−3度の範囲内における前記反射光を受光でき
    るように配置されている請求項1記載のコインの情報読
    み取り装置。
  3. 【請求項3】 前記発光手段は、前記コインの面に対し
    15+/−1度の範囲で光を照射する請求項2又は3記
    載のコインの情報読み取り装置。
  4. 【請求項4】 前記発光手段は、前記通路を移動してい
    るコインの幅方向の中心位置に向けて前記光を照射する
    ものである請求項1〜3の何れかに記載のコインの情報
    読み取り装置。
  5. 【請求項5】 所定量の強磁性体を含むコインの情報を
    読み取るための請求項1〜4の何れかに記載の情報読み
    取り装置であって、 前記通路上に磁場を生じさせる磁場発生手段と、 前記コインが前記磁場を通過したときの前記磁場の変化
    を検出する磁気センサと、 前記磁気センサによって検出された磁場の変化に基づい
    て、前記コインの真偽を識別する識別手段と、を更に備
    えた情報読み取り装置。
  6. 【請求項6】 前記磁場発生手段が、前記通路の一側に
    設置された磁石であり、前記磁気センサが、前記通路を
    挟んで前記磁石に対向配置されている請求項5に記載情
    報読み取り装置。
  7. 【請求項7】 所定の識別情報を具現するために複数の
    溝を所定間隔で備えたコインを他の種類のコインから識
    別するためのコイン識別装置であって、 前記コインをその面に沿う方向に移動可能にする通路
    と、 前記通路を移動している前記コインの面に対し、所定角
    度で光を照射する発光手段であって、前記コインの移動
    に伴って該コイン上の複数の溝が該光を横切るよう配置
    されたものと、 前記コイン上の複数の溝が前記光を横切る際に、該溝の
    壁と底を連続させる凹曲面に照射され前記コインの面と
    略垂直方向に反射される該光の反射光を受光できるよう
    に配置された受光手段と、 前記コイン上の複数の溝が前記光を横切る際の前記受光
    手段で受光された光の強度変化に基づいて、前記コイン
    上に具現された識別情報を読み取る情報読み取り手段
    と、 前記情報読み取り手段により読み取られた情報を、所定
    の情報と比較することにより、該所定の情報を有するコ
    インを他の種類のコインから判別する判定手段と、を備
    えたコイン識別装置。
  8. 【請求項8】 前記受光手段は、前記コインの面に対し
    90+/−3度の範囲内における前記反射光を受光でき
    るように配置されている請求項7記載のコイン識別装
    置。
  9. 【請求項9】 前記発光手段は、前記コインの面に対し
    15+/−1度の範囲で光を照射する請求項7又は8記
    載のコイン識別装置。
  10. 【請求項10】 前記発光手段は、前記通路を移動して
    いるコインの幅方向の中心位置に向けて前記光を照射す
    るものである請求項7〜9の何れかに記載のコイン識別
    装置。
  11. 【請求項11】 前記判定手段により判別されるコイン
    と他の種類のコインとを分ける選別手段を更に備えた請
    求項7〜10の何れかに記載のコイン識別装置。
  12. 【請求項12】 所定量の強磁性体を含むコインを他の
    種類のコインから識別するための請求項7〜11の何れ
    かに記載のコイン識別装置であって、 前記通路上に磁場を生じさせる磁場発生手段と、 前記コインが前記磁場を通過したときの前記磁場の変化
    を検出する磁気センサと、 前記磁気センサによって検出された磁場の変化に基づい
    て、前記コインの真偽を識別する識別手段と、を更に備
    えたコイン識別装置。
  13. 【請求項13】 前記磁場発生手段が、前記通路の一側
    に設置された磁石であり、前記磁気センサが、前記通路
    を挟んで前記磁石に対向配置されている請求項12に記
    載のコイン識別装置。
  14. 【請求項14】 前記識別手段により識別されるコイン
    と他の種類のコインとを分ける第2の選別手段を更に備
    えた請求項12又は13に記載のコイン識別装置。
  15. 【請求項15】 請求項7〜14の何れかに記載のコイ
    ン識別装置を備えたコイン計数装置。
  16. 【請求項16】 請求項7〜14の何れかに記載のコイ
    ン識別装置を備えたコインを利用する遊戯装置。
  17. 【請求項17】 請求項7〜14の何れかに記載のコイ
    ン識別装置を備えたコイン発行装置。
  18. 【請求項18】 情報を具現するために複数の溝を所定
    間隔で備えたコインの該情報を読み取るための情報読み
    取り方法であって、 前記コインをその面に沿う方向に移動させる工程と、 前記移動しているコインの面に対し、所定角度で光を照
    射する工程であって、前記コインの移動に伴って該コイ
    ン上の複数の溝が該光を横切るようにするものと、 前記コイン上の複数の溝が前記光を横切る際に、該溝の
    壁と底を連続させる凹曲面に照射され前記コインの面と
    略垂直方向に反射される該光の反射光を受光する工程
    と、 前記コイン上の複数の溝が前記光を横切る際の前記受光
    された光の強度変化に基づいて、前記コイン上に具現さ
    れた情報を読み取る工程と、を備えたコインの情報読み
    取り方法。
  19. 【請求項19】 前記受光手段は、前記コインの面に対
    し90+/−3度の範囲内における前記反射光を受光で
    きるように配置されている請求項18記載のコインの情
    報読み取り方法。
  20. 【請求項20】 前記発光手段は、前記コインの面に対
    し15+/−1度の範囲で光を照射する請求項18又は
    19記載のコインの情報読み取り方法。
  21. 【請求項21】 前記発光手段は、前記通路を移動して
    いるコインの幅方向の中心位置に向けて前記光を照射す
    るものである請求項18〜20の何れかに記載のコイン
    の情報読み取り方法。
  22. 【請求項22】 所定量の強磁性体を含むコインの情報
    を読み取るための請求項18〜21の何れかに記載の情
    報読み取り方法であって、 前記コインの移動経路上に磁場を生じさせる工程と、 前記コインが前記磁場を通過したときの前記磁場の変化
    を検出する工程と、 前記検出された磁場の変化に基づいて、前記コインの真
    偽を識別する工程と、を更に備えた情報読み取り方法。
  23. 【請求項23】 所定の識別情報を具現するために複数
    の溝を所定間隔で備えたコインを他の種類のコインから
    識別するためのコイン識別方法であって、 前記コインをその面に沿う方向に移動させる工程と、 前記移動しているコインの面に対し、所定角度で光を照
    射する工程であって、前記コインの移動に伴って該コイ
    ン上の複数の溝が該光を横切るようにするものと、 前記コイン上の複数の溝が前記光を横切る際に、該溝の
    壁と底を連続させる凹曲面に照射され前記コインの面と
    略垂直方向に反射される該光の反射光を受光する工程
    と、 前記コイン上の複数の溝が前記光を横切る際の前記受光
    された光の強度変化に基づいて、前記コイン上に具現さ
    れた識別情報を読み取る工程と、 前記読み取られた情報を、所定の情報と比較することに
    より、該所定の情報を有するコインを他の種類のコイン
    から判別する工程と、を備えたコイン識別方法。
  24. 【請求項24】 前記判別されたコインと他の種類のコ
    インとを分ける工程を更に備えた請求項23記載のコイ
    ン識別方法。
  25. 【請求項25】 前記受光手段は、前記コインの面に対
    し90+/−3度の範囲内における前記反射光を受光で
    きるように配置されている請求項23又は24に記載の
    コイン識別方法。
  26. 【請求項26】 前記発光手段は、前記コインの面に対
    し15+/−1度の範囲で光を照射する請求項23〜2
    5の何れかに記載のコイン識別方法。
  27. 【請求項27】 前記発光手段は、前記通路を移動して
    いるコインの幅方向の中心位置に向けて前記光を照射す
    るものである請求項23〜26の何れかに記載のコイン
    識別方法。
  28. 【請求項28】 所定量の強磁性体を含むコインの情報
    を読み取るための請求項23〜27の何れかに記載のコ
    イン識別方法であって、 前記コインの移動経路上に磁場を生じさせる工程と、 前記コインが前記磁場を通過したときの前記磁場の変化
    を検出する工程と、 前記検出された磁場の変化に基づいて、前記コインの真
    偽を識別する工程と、を更に備えたコイン識別方法。
  29. 【請求項29】 前記識別されるコインと他の種類のコ
    インとを分ける工程を更に備えた請求項28記載のコイ
    ン識別方法。
  30. 【請求項30】 複数の溝を同心円状に備えた円形コイ
    ンであって、 前記各溝の壁と底を連続させる凹曲面間のピッチによ
    り、所定の識別情報を具現させた円形コイン。
  31. 【請求項31】 前記凹曲面の曲率半径が0.3〜0.
    7mmの範囲にある請求項30記載の円形コイン。
  32. 【請求項32】 前記各溝の壁、底及び傾斜面が、連続
    する凹曲面によって構成されている請求項30記載の円
    形コイン。
  33. 【請求項33】 前記コインの表裏面に、前記複数の溝
    を備えた請求項30〜32の何れかに記載の円形コイ
    ン。
  34. 【請求項34】 前記コインの表面に具現する識別情報
    と、前記コインの裏面に具現する識別情報を異ならせた
    請求項33記載の円形コイン。
  35. 【請求項35】 前記コインの面の中央に表示領域を備
    え、該表示領域の外周側に前記複数の溝を備えた請求項
    30〜34記載の円形コイン。
  36. 【請求項36】 前記コインが遊戯用のものである請求
    項30〜35記載の円形コイン。
  37. 【請求項37】 所定量の強磁性体を含む請求項30〜
    36記載の円形コイン。
  38. 【請求項38】 請求項30〜36の何れかに記載の円
    形コインと、請求項1〜4の何れかに記載のコインの情
    報読み取り装置を備えて構成されるコインの情報読み取
    りシステム。
  39. 【請求項39】 請求項37記載の円形コインと、請求
    項5又は6に記載のコインの情報読み取り装置を備えて
    構成されるコインの情報読み取りシステム。
  40. 【請求項40】 請求項30〜36の何れかに記載の円
    形コインと、請求項7〜11の何れかに記載のコイン識
    別装置を備えて構成されるコイン識別システム。
  41. 【請求項41】 請求項37に記載の円形コインと、請
    求項12〜14の何れかに記載のコイン識別装置を備え
    て構成されるコイン識別システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005021434A (ja) * 2003-07-03 2005-01-27 Samii Kk スロットマシンのスタートレバー装置
JP2006263280A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Aruze Corp 遊技機及びメダル選別装置
JP2007229174A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Torazo Furuta コイン

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