JP2001161089A - 多相電動機の制御装置 - Google Patents
多相電動機の制御装置Info
- Publication number
- JP2001161089A JP2001161089A JP33868999A JP33868999A JP2001161089A JP 2001161089 A JP2001161089 A JP 2001161089A JP 33868999 A JP33868999 A JP 33868999A JP 33868999 A JP33868999 A JP 33868999A JP 2001161089 A JP2001161089 A JP 2001161089A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phase
- motor
- failure
- detection means
- hall element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Abstract
素子の故障を検出する。 【解決手段】 ホール素子18-1,18-2,18-3の出
力信号a,b,cがMPU22に入力される。MPU2
2では、出力信号a,b,cのそれぞれの周波数を算出
し、これらを比較する。これらの出力信号が実質的に等
しければ、故障なしと判定する。一方、3つの周波数が
等しくなければ、故障を判定する。
Description
装置に関し、特に、電動機の回転子の位相に応じた信号
を出力する位相検出手段の故障検出に関する。
転子の位相を検出するために、固定子側に相ごとにホー
ル素子を配置する構成が知られている。このホール素子
によって、回転子の永久磁石の通過を検出し、回転子の
位相が算出される。
障すると、電動機に対し所望の制御を行うことができな
くなる。例えば、3個のホール素子の内、1個が故障す
ると、ホール素子の出力する信号の周波数が、2/3と
なる。制御装置側では、これを電動機の回転速度が2/
3になったと判断し、所定の速度まで上昇させるように
制御する。このため、実際の速度は所期の速度の1.5
倍となってしまう。
こす位相検出手段(例えばホール素子)の故障を的確に
捉えるためになされたものであり、さらにこれを簡略な
構成で実現することを目的とする。
めに、本発明にかかる多相電動機の制御装置は、相ごと
に配置され、電動機の回転子の位相に応じた信号を出力
する位相検出手段と、前記位相検出手段の出力の周波数
を、当該位相検出手段ごとに算出する周波数算出手段
と、前記位相検出手段各々の周波数が、実質的に等しい
かを監視し、等しくなくなった場合、位相検出手段の故
障を判定する故障判定手段と、を有している。特に、前
記位相検出手段、当該信号は電動機の各相ごとの供給電
力の制御に供されるものである。
用として、すなわち各相の供給電力の制御において回転
子の位相を検出するものとして、既存のものであり、こ
れとは別の構成を電動機に設ける必要がない。また、前
記位相検出手段は、回転子の永久磁石が、当該検出手段
の対向する位置に有るか否かを検出するホール素子とす
ることができる。
報知を行う報知手段を有するものとすることもできる。
実施形態という)を、図面に従って説明する。電動機1
0は、三相ブラシレスDCモータであり、制御装置12
のモータドライバ14から電力供給を受け回転する。回
転子16の位相を検出する位相検出手段として3個のホ
ール素子18が固定子側に配置されている。これらのホ
ール素子を特に区別して説明する必要がある場合には、
符号18-1,18-2,18-3を用いて説明する。固定子
側には三相のコイル20が配置されている。ホール素子
18-1,18-2,18-3からの信号a,b,cは、図2
に示すような、ハイレベルとローレベルを繰り返す方形
波信号であり、それぞれの位相は、120°ずつずれて
いる。ホール素子18の出力信号a,b,cは、モータ
ドライバ14に送られ、出力信号の示す位相に応じた電
力が各相のコイル20に供給される。モータドライバ1
4には、外部に設けられた速度設定器26が接続され、
この設定器26により電動機10の回転速度が設定され
る。モータドライバ14は、この設定された速度となる
ように、各相のコイルに電力を供給する。
(マイクロプロセッサユニット)22にも送られ、ここ
で、各種の演算が行われる。また、MPU22は、コン
ピュータなどの上位制御装置24に接続されており、こ
こから各種の指令が供給される。本実施形態において
は、MPU22は、ホール素子18の出力信号a,b,
cの各々の周波数を算出している。さらにこの周波数ど
うしを比較し、これら三つの周波数が実質的に等しいか
どうかを監視する。ホール素子18およびこれとMPU
22を結ぶ導線に異常がなければ、3個のホール素子1
8が出力する信号の周波数は、等しい。逆に、いずれか
一つにでも異常があれば、この素子の出力信号の周波数
が他のものと異なる値となる。例えば、一つのホール素
子18-1につながる導線が断線した場合、出力信号aが
MPU22に送られなくなる。MPU22では、出力信
号aの変化がなくなるので、周波数が0と算出される。
しかし、その他の出力信号b,cは、正常値として算出
されるので、3個の出力信号の値が等しくなくなる。こ
れにより、少なくとも一つのホール素子18にかかる故
障が発生したことが判定できる。電動機が運転中に、二
つのホール素子18に故障が発生しても、残りの一つ
は、正常値を示すために、この場合も故障の発見を行う
ことができる。また、二つのホール素子18が故障して
いるときに、電動機を始動すると、停止位置の差異か
ら、回転を始める場合と停止したままの場合がある。回
転すれば、前述のように3個のホール素子18の出力周
波数が等しくならないので、これをもって故障判定が行
われる。回転せずに停止したままの場合は、駆動制御を
行っているにもかかわらず、ホール素子18の出力周波
数が0であるので、これをもって故障が判定できる。3
個のホール素子18に故障が発生した場合には、駆動制
御を行っているにもかかわらず、全ての素子の出力周波
数が0となるため、これをもって故障判定をすることが
できる。
は、ホール素子18の故障を判定する。故障判定に基づ
き上位制御装置24は、警報装置28に対し、ホール素
子18の故障を報知する指示を行う。以上のように、本
実施形態においては、駆動制御に用いられるホール素子
の出力に基づき異常判定を行っているので、新たな構成
を付加する必要がなく、電動機の大型化を伴うことがな
い。
ある。
バ、16 回転子、18ホール素子(位相検出手段)、
22 MPU(周波数算出手段、故障判定手段)、28
警報装置。
Claims (3)
- 【請求項1】 多相電動機の制御装置であって、 相ごとに配置され、電動機の回転子の位相に応じた信号
を出力する位相検出手段であって、当該信号は電動機の
各相ごとの供給電力の制御に供されるものである、位相
検出手段と、 前記位相検出手段の出力の周波数を、当該位相検出手段
ごとに算出する周波数算出手段と、 前記位相検出手段各々の周波数が、実質的に等しいかを
監視し、等しくなくなった場合、位相検出手段の故障を
判定する故障判定手段と、を有する多相電動機の制御装
置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の多相電動機の制御装置
であって、前記位相検出手段は回転子の永久磁石の有無
を検出するホール素子である、多相電動機の制御装置。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の多相電動機の
制御装置であって、さらに、前記故障判定に基づき故障
の報知を行う報知手段を有する多相電動機の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33868999A JP2001161089A (ja) | 1999-11-29 | 1999-11-29 | 多相電動機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33868999A JP2001161089A (ja) | 1999-11-29 | 1999-11-29 | 多相電動機の制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001161089A true JP2001161089A (ja) | 2001-06-12 |
Family
ID=18320541
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33868999A Pending JP2001161089A (ja) | 1999-11-29 | 1999-11-29 | 多相電動機の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001161089A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2398941B (en) * | 2003-01-16 | 2006-03-22 | Mpc Products Corp | Systems and methods for controlling electrical motors |
KR101694047B1 (ko) * | 2015-08-12 | 2017-01-09 | 현대자동차주식회사 | 모터 제어 방법 |
-
1999
- 1999-11-29 JP JP33868999A patent/JP2001161089A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2398941B (en) * | 2003-01-16 | 2006-03-22 | Mpc Products Corp | Systems and methods for controlling electrical motors |
KR101694047B1 (ko) * | 2015-08-12 | 2017-01-09 | 현대자동차주식회사 | 모터 제어 방법 |
JP2017038506A (ja) * | 2015-08-12 | 2017-02-16 | 現代自動車株式会社Hyundai Motor Company | モーター制御方法 |
CN106470002A (zh) * | 2015-08-12 | 2017-03-01 | 现代自动车株式会社 | 电动机控制方法及系统 |
EP3139176A3 (en) * | 2015-08-12 | 2017-06-07 | Hyundai Motor Company | Motor control method and system |
US9837945B2 (en) | 2015-08-12 | 2017-12-05 | Hyundai Motor Company | Motor control method and system |
CN106470002B (zh) * | 2015-08-12 | 2020-12-18 | 现代自动车株式会社 | 电动机控制方法及系统 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10097129B2 (en) | Drive controller and drive control method for electric motor | |
KR101662480B1 (ko) | 전동 모터의 제어 장치 및 제어 방법 | |
CN1825730A (zh) | 用于旋转场机器的失相检测 | |
CN108886336B (zh) | 电动机促动器、以及使用它的动力转向装置 | |
WO2015136976A1 (ja) | 電動モータの制御装置及び制御方法 | |
JP2013236486A (ja) | モータ制御装置およびそれを用いた電動パワーステアリング装置 | |
US9979331B2 (en) | Method for controlling a motor | |
US10333311B2 (en) | Electric motor control device | |
JP2006081346A (ja) | モータ制御装置 | |
CN109951135B (zh) | 电力控制单元 | |
JP6420405B1 (ja) | 異常診断装置および異常診断方法 | |
JP6457589B2 (ja) | 異常診断装置および異常診断方法 | |
JP2001161089A (ja) | 多相電動機の制御装置 | |
JP2002354874A (ja) | ブラシレス直流電動機の異常状態検出方法及び保護方法 | |
JP2007151266A (ja) | ブラシレスモータ用駆動装置及びその駆動方法 | |
TWI675544B (zh) | 用於直流無刷馬達之位置感測系統及其切換方法 | |
JP4116099B2 (ja) | 駆動部用の安全装置 | |
JP2018191425A (ja) | 異常診断装置および異常診断方法 | |
JP2013219841A (ja) | ブラシレスdcモータのセンサレス制御装置 | |
JP2001112294A (ja) | 異常検出システム | |
JP4178766B2 (ja) | モータの制御方法およびモータ駆動装置 | |
JP5406485B2 (ja) | モータの駆動装置 | |
JP6568626B1 (ja) | コンクリートバイブレータ用ブラシレスモータの制御装置 | |
JP2001157460A (ja) | 電流検出器の異常検出方法 | |
JP5359668B2 (ja) | エレベーターの制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050511 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20050511 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080422 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080501 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080902 |