JP2001144989A - 画像処理装置、方法、記録媒体およびコンピュータプログラム - Google Patents
画像処理装置、方法、記録媒体およびコンピュータプログラムInfo
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N1/00—Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
- H04N1/46—Colour picture communication systems
- H04N1/56—Processing of colour picture signals
- H04N1/60—Colour correction or control
- H04N1/6016—Conversion to subtractive colour signals
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- H04N1/6025—Generating a fourth subtractive colour signal, e.g. under colour removal, black masking using look-up tables
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- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
- Image Processing (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 走査及び印刷される画像におけるテキスト等
の高周波数成分の再生品質を改善する。 【解決手段】 走査(18)及び印刷(30)される画
像のテキスト再生を、当該カラー空間のテキスト領域の
内部又は近傍にあるテキスト寄与カラー及び画像寄与カ
ラーを識別することにより改善する。テキストと画像と
の両方に寄与する入力カラーに出会った場合、該入力カ
ラーのテキストカラー変換と画像カラー変換とを一緒に
継ぎ合わせて(44S)、プリンタカラー空間における
出力カラーを生成する。また、当該カラー空間の背景領
域の内部又は近傍にある背景寄与カラー及び画像寄与カ
ラーを識別することにより、背景の再生を改善する、即
ちしみ通りアーチファクトを低減する。背景と画像との
両方に寄与する入力カラーに出会った場合、該入力カラ
ーの背景カラー変換と画像カラー変換とを一緒に継ぎ合
わせて(44S)、プリンタカラー空間における出力カ
ラーを生成する。
の高周波数成分の再生品質を改善する。 【解決手段】 走査(18)及び印刷(30)される画
像のテキスト再生を、当該カラー空間のテキスト領域の
内部又は近傍にあるテキスト寄与カラー及び画像寄与カ
ラーを識別することにより改善する。テキストと画像と
の両方に寄与する入力カラーに出会った場合、該入力カ
ラーのテキストカラー変換と画像カラー変換とを一緒に
継ぎ合わせて(44S)、プリンタカラー空間における
出力カラーを生成する。また、当該カラー空間の背景領
域の内部又は近傍にある背景寄与カラー及び画像寄与カ
ラーを識別することにより、背景の再生を改善する、即
ちしみ通りアーチファクトを低減する。背景と画像との
両方に寄与する入力カラーに出会った場合、該入力カラ
ーの背景カラー変換と画像カラー変換とを一緒に継ぎ合
わせて(44S)、プリンタカラー空間における出力カ
ラーを生成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルカラー画
像再生システムに係り、より詳細には斯かるシステムの
カラー校正に関する。典型的には、斯かるシステムは、
カラー画像を走査すると共に該画像を表すスキャナカラ
ー信号を生成するスキャナのような入力装置と、上記カ
ラー画像を再生するプリンタのような出力装置と、上記
スキャナカラー信号をプリンタカラー信号に変換するデ
ジタル画像プロセッサとを含んでいる。特に、本発明
は、スキャナ及びプリンタが組み合わされて複写ユニッ
トを形成する場合の、再生品質を改善するシステム及び
方法に関する。また、本発明は、複写品質を改善する上
記方法を実施するソフトウェアプログラム及び該プログ
ラムが記録又は担持される記録媒体にも関する。
像再生システムに係り、より詳細には斯かるシステムの
カラー校正に関する。典型的には、斯かるシステムは、
カラー画像を走査すると共に該画像を表すスキャナカラ
ー信号を生成するスキャナのような入力装置と、上記カ
ラー画像を再生するプリンタのような出力装置と、上記
スキャナカラー信号をプリンタカラー信号に変換するデ
ジタル画像プロセッサとを含んでいる。特に、本発明
は、スキャナ及びプリンタが組み合わされて複写ユニッ
トを形成する場合の、再生品質を改善するシステム及び
方法に関する。また、本発明は、複写品質を改善する上
記方法を実施するソフトウェアプログラム及び該プログ
ラムが記録又は担持される記録媒体にも関する。
【0002】
【従来の技術】カラー文書の生成は、2段階の処理と考
えることができる。即ち、第1のものは、カラー画像入
力端末又はスキャナを用いて元の文書を走査することに
よる画像の生成、又は他の例として、カラー画像生成プ
ログラムを用いて動作されるワークステーション上でカ
ラー画像を生成することであり、第2のものは、カラー
プリンタを用いて、上記スキャナ又はコンピュータによ
り生成された画像により規定されたカラーに従って上記
画像を印刷することである。
えることができる。即ち、第1のものは、カラー画像入
力端末又はスキャナを用いて元の文書を走査することに
よる画像の生成、又は他の例として、カラー画像生成プ
ログラムを用いて動作されるワークステーション上でカ
ラー画像を生成することであり、第2のものは、カラー
プリンタを用いて、上記スキャナ又はコンピュータによ
り生成された画像により規定されたカラーに従って上記
画像を印刷することである。
【0003】カラースキャナ又はカラープリンタのよう
な各カラー周辺装置は、カラーを特定するために装置依
存型のカラー座標系を用いている。これらの座標は、該
カラー座標を当該装置のカラー発生機構に写像するのに
最も適した何らかのカラー空間において、しばしば、特
定される。カラー空間なる用語は、当該空間内の各点が
一つのカラーに対応するようなN次元空間を指す。例え
ば、RGBカラー空間は、当該カラー空間内の各点が赤
(R)、緑(G)及び青(B)着色剤の加算的量により
形成されるような三次元の装置カラー空間を指す。スキ
ャナ出力は、通常、三刺激値、即ちRGB(赤-緑-青)
のカラー空間に変換される。通常、これらの値は、CI
Eカラー空間の標準XYZ座標の線形変換、又は、それ
らの値の修正変換(corrected transform)である。
な各カラー周辺装置は、カラーを特定するために装置依
存型のカラー座標系を用いている。これらの座標は、該
カラー座標を当該装置のカラー発生機構に写像するのに
最も適した何らかのカラー空間において、しばしば、特
定される。カラー空間なる用語は、当該空間内の各点が
一つのカラーに対応するようなN次元空間を指す。例え
ば、RGBカラー空間は、当該カラー空間内の各点が赤
(R)、緑(G)及び青(B)着色剤の加算的量により
形成されるような三次元の装置カラー空間を指す。スキ
ャナ出力は、通常、三刺激値、即ちRGB(赤-緑-青)
のカラー空間に変換される。通常、これらの値は、CI
Eカラー空間の標準XYZ座標の線形変換、又は、それ
らの値の修正変換(corrected transform)である。
【0004】コンピュータにより生成された画像の場合
は、ワークステーションのユーザインターフェースにお
いてユーザにより定義されるカラーは、三刺激値の標準
カラー空間において最初に定義することができる。これ
らのカラーは如何なる特定の装置からも独立に定義さ
れ、従って、当該情報は“装置非依存型”であるとして
参照される。
は、ワークステーションのユーザインターフェースにお
いてユーザにより定義されるカラーは、三刺激値の標準
カラー空間において最初に定義することができる。これ
らのカラーは如何なる特定の装置からも独立に定義さ
れ、従って、当該情報は“装置非依存型”であるとして
参照される。
【0005】プリンタは、通常、CMYK(シアン-マ
ゼンタ-黄-キー又は黒)と呼ばれるカラー空間に存在す
るとして定義することが可能な出力を有し、該カラー空
間は当該プリンタに対して、その能力及び着色剤により
固有に定義される。即ち、該カラー空間は装置依存型の
カラー空間である。プリンタは、インク又は着色剤の複
数の層を、頁上で層に加算することにより動作する。プ
リンタの応答は、比較的非線形である傾向にある。これ
らのカラーは特定の装置に対して定義され、従って、当
該情報は“装置依存型”であるとして参照される。この
ように、プリンタは情報を装置非依存型のカラー空間で
入力する一方、該プリンタは上記情報を、当該ガマット
(gamut:カラー再現領域)即ち当該装置のカラーの可
能な範囲を反映する装置依存型のカラー空間で印刷する
ように変換しなければならない。プリンタ及び他の画像
レンダリング装置は、カラーを表すために上述した4つ
のカラーチャンネル(即ち、c、m、y及びk)より多
い又は少ないチャンネルを使用することができる。
ゼンタ-黄-キー又は黒)と呼ばれるカラー空間に存在す
るとして定義することが可能な出力を有し、該カラー空
間は当該プリンタに対して、その能力及び着色剤により
固有に定義される。即ち、該カラー空間は装置依存型の
カラー空間である。プリンタは、インク又は着色剤の複
数の層を、頁上で層に加算することにより動作する。プ
リンタの応答は、比較的非線形である傾向にある。これ
らのカラーは特定の装置に対して定義され、従って、当
該情報は“装置依存型”であるとして参照される。この
ように、プリンタは情報を装置非依存型のカラー空間で
入力する一方、該プリンタは上記情報を、当該ガマット
(gamut:カラー再現領域)即ち当該装置のカラーの可
能な範囲を反映する装置依存型のカラー空間で印刷する
ように変換しなければならない。プリンタ及び他の画像
レンダリング装置は、カラーを表すために上述した4つ
のカラーチャンネル(即ち、c、m、y及びk)より多
い又は少ないチャンネルを使用することができる。
【0006】多くのカラー空間の間の変換方法が存在
し、それらの全ては、或る入力値(又はカラー)に対す
るプリンタ(又はスキャナ)の応答の測定で開始する。
通常、プリンタは当該プリンタのガマット全体を通して
のカラーサンプルを反映した一群の入力値で駆動され、
これらカラーサンプルが当該プリンタの通常の動作で印
刷される。先に述べたように、殆どのプリンタは非線形
な応答特性を有している。
し、それらの全ては、或る入力値(又はカラー)に対す
るプリンタ(又はスキャナ)の応答の測定で開始する。
通常、プリンタは当該プリンタのガマット全体を通して
のカラーサンプルを反映した一群の入力値で駆動され、
これらカラーサンプルが当該プリンタの通常の動作で印
刷される。先に述べたように、殆どのプリンタは非線形
な応答特性を有している。
【0007】導出された情報は、典型的には、読み出し
専用メモリ(ROM)又はランダムアクセスメモリ(R
AM)等のメモリに記憶された三次元ルックアップテー
ブル(LUT)に投入される。該ルックアップテーブル
は、入力カラー空間を出力カラー空間に関係付ける。該
ルックアップテーブルは、カラーが3つの変数を用いて
定義されるので、通常、三次元テーブルである。該LU
Tを索引付けするために使用される上記3つの変数は、
RGB又はCIEXYZのような標準カラー空間を表す
ことができる三刺激値に対応する。例えばスキャナ又は
コンピュータ用のRGBは、典型的には、三次元座標系
の原点0,0,0に黒、及び三次元座標系の極大に白を
伴う三次元のものとして定義される。例えば、24ビッ
トカラー系(8ビット/カラー)の場合、白は255,
255,255に位置する。従って、原点から放射状に
延びる3つの軸の各々は、赤、緑及び青を各々定義す
る。しがしながら、提示される該24ビット系には、千
六百万(2563)を越える可能なカラーが存在するで
あろう。RGBのCMYKに対する1対1の写像にとっ
ては、明らかに多すぎる値が存在する。従って、上記ル
ックアップテーブルは、互いに上に載せられた一群の立
方体の角に対する交差点(格子点、ノード等)であると
言える一群の値からなる。各立方体の体積中に入るカラ
ーは、当該立方体を形成するノードから、結果の所望の
精度、サンプルされる関数の振る舞い及び計算コストに
依存して、3直線補間、四面体補間、多項式補間、直線
補間及び何れかの他の補間を含む多くの方法により補間
することができる。
専用メモリ(ROM)又はランダムアクセスメモリ(R
AM)等のメモリに記憶された三次元ルックアップテー
ブル(LUT)に投入される。該ルックアップテーブル
は、入力カラー空間を出力カラー空間に関係付ける。該
ルックアップテーブルは、カラーが3つの変数を用いて
定義されるので、通常、三次元テーブルである。該LU
Tを索引付けするために使用される上記3つの変数は、
RGB又はCIEXYZのような標準カラー空間を表す
ことができる三刺激値に対応する。例えばスキャナ又は
コンピュータ用のRGBは、典型的には、三次元座標系
の原点0,0,0に黒、及び三次元座標系の極大に白を
伴う三次元のものとして定義される。例えば、24ビッ
トカラー系(8ビット/カラー)の場合、白は255,
255,255に位置する。従って、原点から放射状に
延びる3つの軸の各々は、赤、緑及び青を各々定義す
る。しがしながら、提示される該24ビット系には、千
六百万(2563)を越える可能なカラーが存在するで
あろう。RGBのCMYKに対する1対1の写像にとっ
ては、明らかに多すぎる値が存在する。従って、上記ル
ックアップテーブルは、互いに上に載せられた一群の立
方体の角に対する交差点(格子点、ノード等)であると
言える一群の値からなる。各立方体の体積中に入るカラ
ーは、当該立方体を形成するノードから、結果の所望の
精度、サンプルされる関数の振る舞い及び計算コストに
依存して、3直線補間、四面体補間、多項式補間、直線
補間及び何れかの他の補間を含む多くの方法により補間
することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】装置依存型のカラー値
又は規格(specifications)を装置非依存型のカラー値
に対して索引付け(写像)するのは非常に容易であろう
が、これは、必要とされているものではない。むしろ、
装置非依存型の規格(即ち、装置非依存型のカラー空間
で定義されたカラー)が、装置依存型の規格(即ち、装
置依存型のカラー空間における対応するカラー)に写像
されねばならない。幾つかの問題が生じる。勿論、第1
の問題は、プリンタの応答が線形な応答ではなく、逆写
像関数が、特に入力及び出力カラー空間の次元が相違す
る場合に固有とはならない点である。第2の問題は、カ
ラー空間、従って該カラー空間で定義される座標が、幾
つかの補間方法の最大の効率のためには一様なグリッド
として維持されねばならない点である。
又は規格(specifications)を装置非依存型のカラー値
に対して索引付け(写像)するのは非常に容易であろう
が、これは、必要とされているものではない。むしろ、
装置非依存型の規格(即ち、装置非依存型のカラー空間
で定義されたカラー)が、装置依存型の規格(即ち、装
置依存型のカラー空間における対応するカラー)に写像
されねばならない。幾つかの問題が生じる。勿論、第1
の問題は、プリンタの応答が線形な応答ではなく、逆写
像関数が、特に入力及び出力カラー空間の次元が相違す
る場合に固有とはならない点である。第2の問題は、カ
ラー空間、従って該カラー空間で定義される座標が、幾
つかの補間方法の最大の効率のためには一様なグリッド
として維持されねばならない点である。
【0009】従って、装置非依存型の入力値を予測可能
なグリッドパターンに投入するような多次元ルックアッ
プテーブル(LUT)が構成されるかもしれない。この
要件を達成する1つの方法は、重み付き平均と呼ばれる
補間処理によるものであり、他の方法は逆四面体補間で
ある。
なグリッドパターンに投入するような多次元ルックアッ
プテーブル(LUT)が構成されるかもしれない。この
要件を達成する1つの方法は、重み付き平均と呼ばれる
補間処理によるものであり、他の方法は逆四面体補間で
ある。
【0010】上記LUTを生成する技術又は方法は、特
定の装置に対して得ることができる最良の結果により選
択される。例えば、特定のプリンタにおいては、上記重
み付き平均技術が、カラー空間の或る領域(明るいカラ
ー)においては良好なカラー再生を生じるが他の領域
(暗いカラー)ではそうでないようなテーブルを生成し
てしまったと分かるかもしれない。上記四面体補間技術
は、これと丁度相補関係を生成するかもしれない。即
ち、該技術は、上記重み付き平均技術がそうでなかった
場所(暗いカラー)で良好なカラー再生を生じ、上記重
み付き平均技術が良好なカラー再生を生じた場所(明る
いカラー)で劣ったカラー再生を生じるかもしれない。
定の装置に対して得ることができる最良の結果により選
択される。例えば、特定のプリンタにおいては、上記重
み付き平均技術が、カラー空間の或る領域(明るいカラ
ー)においては良好なカラー再生を生じるが他の領域
(暗いカラー)ではそうでないようなテーブルを生成し
てしまったと分かるかもしれない。上記四面体補間技術
は、これと丁度相補関係を生成するかもしれない。即
ち、該技術は、上記重み付き平均技術がそうでなかった
場所(暗いカラー)で良好なカラー再生を生じ、上記重
み付き平均技術が良好なカラー再生を生じた場所(明る
いカラー)で劣ったカラー再生を生じるかもしれない。
【0011】上記問題と同様に、時間による処理パラメ
ータの変化、材料の変化、トナーの再充填等の後に、校
正の変更が、プリンタの全体のカラーガマットの一部の
みでしばしば必要となることが分かっている。全体の空
間の再校正は、処理時間の点で非経済的である。カラー
空間の一部のみを再校正する、又は代わりに当該カラー
空間写像の最良の部分を使用することが望ましい。
ータの変化、材料の変化、トナーの再充填等の後に、校
正の変更が、プリンタの全体のカラーガマットの一部の
みでしばしば必要となることが分かっている。全体の空
間の再校正は、処理時間の点で非経済的である。カラー
空間の一部のみを再校正する、又は代わりに当該カラー
空間写像の最良の部分を使用することが望ましい。
【0012】更に、独立に校正されたスキャナが、独立
に校正されたプリンタと接続されると、複写に或る再生
アーチファクトが現れることが分かった。これらは、肌
の色調及び空の色調のような或る型式の複写された画像
に現れる輪郭化アーチファクト(contouring artifact
s)を含む。斯様なアーチファクトは、入力及び出力装
置が異なる標準空間を用いて校正されている場合、例え
ばスキャナが輝度に対して線形となるように校正されて
いる一方、プリンタがインク濃度に対して線形であるよ
うに校正されているような場合に、非常に一般的であ
る。この問題は、1999年9月21日付けで出願された“輪
郭低減のためのカラーテーブルの操作”なる発明の名称
の米国特許出願(出願番号:09/400787)で共通して扱
われており、該出願の全体は参照することにより本明細
書に組み込まれるものとする。
に校正されたプリンタと接続されると、複写に或る再生
アーチファクトが現れることが分かった。これらは、肌
の色調及び空の色調のような或る型式の複写された画像
に現れる輪郭化アーチファクト(contouring artifact
s)を含む。斯様なアーチファクトは、入力及び出力装
置が異なる標準空間を用いて校正されている場合、例え
ばスキャナが輝度に対して線形となるように校正されて
いる一方、プリンタがインク濃度に対して線形であるよ
うに校正されているような場合に、非常に一般的であ
る。この問題は、1999年9月21日付けで出願された“輪
郭低減のためのカラーテーブルの操作”なる発明の名称
の米国特許出願(出願番号:09/400787)で共通して扱
われており、該出願の全体は参照することにより本明細
書に組み込まれるものとする。
【0013】また、独立したスキャナを独立したプリン
タと組み合わせると、該スキャナ、プリンタ並びに、多
分、上記スキャナ及びプリンタをインターフェースする
物理的に分離した処理ユニットを接続するための物理的
ケーブルを有する相互通信経路により、結果として、通
常の複写機よりも遅いスループット(処理能力)となっ
てしまうことが分かった。処理能力速度を増加させるた
めには、例えば400dpi(ドット/インチ)で走査す
ることができる比較対象の通常の複写機よりも低い、例
えば300dpiなる解像度で走査することになる。これ
は、画像を処理することができる速度を増加させるが、
該画像中の例えば小さな文(テキスト)のような或る高
い周波数成分を劣化させる結果となる。更に、背景中
に、実際には白で現れなければならない或る色が現れて
しまうことが分かった。これは、時には、走査される際
に当該頁の反対側からしみ通る色の結果として生じる。
タと組み合わせると、該スキャナ、プリンタ並びに、多
分、上記スキャナ及びプリンタをインターフェースする
物理的に分離した処理ユニットを接続するための物理的
ケーブルを有する相互通信経路により、結果として、通
常の複写機よりも遅いスループット(処理能力)となっ
てしまうことが分かった。処理能力速度を増加させるた
めには、例えば400dpi(ドット/インチ)で走査す
ることができる比較対象の通常の複写機よりも低い、例
えば300dpiなる解像度で走査することになる。これ
は、画像を処理することができる速度を増加させるが、
該画像中の例えば小さな文(テキスト)のような或る高
い周波数成分を劣化させる結果となる。更に、背景中
に、実際には白で現れなければならない或る色が現れて
しまうことが分かった。これは、時には、走査される際
に当該頁の反対側からしみ通る色の結果として生じる。
【0014】従って、本発明の目的は上述した問題を克
服することにある。
服することにある。
【0015】また、本発明の目的は、入力装置と出力装
置とが別々に校正されているような入力装置/出力装置
システムを効果的に校正する校正システムを提供するこ
とにある。
置とが別々に校正されているような入力装置/出力装置
システムを効果的に校正する校正システムを提供するこ
とにある。
【0016】また、本発明の他の目的は、上記入力装置
及び出力装置が組み合わされた後に、上記カラー空間の
バランスのために元の校正は維持したまま、テキスト又
は白の背景を表すために使用されるカラーのみに関して
上記カラー変換LUTを修正する効果的なシステムを提
供することにある。
及び出力装置が組み合わされた後に、上記カラー空間の
バランスのために元の校正は維持したまま、テキスト又
は白の背景を表すために使用されるカラーのみに関して
上記カラー変換LUTを修正する効果的なシステムを提
供することにある。
【0017】また、本発明の更なる目的は、特定の入力
装置が特定の出力装置と組み合わされた場合に、テキス
トの再生及び/又は白い背景の再生を改善する効果的な
システムを提供することにある。
装置が特定の出力装置と組み合わされた場合に、テキス
トの再生及び/又は白い背景の再生を改善する効果的な
システムを提供することにある。
【0018】また、本発明の更に他の目的は、本発明の
上記方法を実行するソフトウェアプログラムを提供する
ことにある。該ソフトウェアプログラムは、独立のもの
とすることができ、本発明の当該画像処理ユニットに常
駐することができ、該画像処理ユニットにより読み取る
ことができる記録媒体上に記録することができ、又は該
画像処理ユニットに入力することが可能な搬送波上で具
現化されることもできる。
上記方法を実行するソフトウェアプログラムを提供する
ことにある。該ソフトウェアプログラムは、独立のもの
とすることができ、本発明の当該画像処理ユニットに常
駐することができ、該画像処理ユニットにより読み取る
ことができる記録媒体上に記録することができ、又は該
画像処理ユニットに入力することが可能な搬送波上で具
現化されることもできる。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の例示的なカラー
再生システムは図2に示され、スキャナ18と、プリン
タ30と、これらスキャナ及びプリンタを部分的にイン
ターフェースすると共に当該システムを介してのデータ
伝送を制御する画像処理ユニット14とを含んでいる。
上記スキャナ及びプリンタは上記処理ユニットに対し通
信経路により接続され、該通信経路は小型コンピュータ
システムインターフェース(SCSI)バス14A及び
パラレルポートバス14Bのようなケーブル接続を物理
的に有している。これらの通信リンクは、当該システム
のスループットを遅くする傾向にある。当該システムを
高速化するために、上記スキャナは、一体化カラー複写
機の走査ユニットにおいて典型的に使用される400dp
iに対し、例えば300dpiで動作される。実際の解像度
は変化するが、図2のシステムにおいては、速度が同等
な一体型複写機におけるよりも典型的には低くなるであ
ろう。この低い走査解像度は、当該システムを経て通過
するデータの量を減少させ、これにより、画像を処理す
ることができる速度を増加させる。しかしながら、1つ
の欠点は、小さなテキストが正確に再生されず、走査さ
れた文書のテキスト部分が劣化され得ることにある。更
に、スキャナは本来的にローパスフィルタとして作用
し、高い周波数のテキストを劣化させ得る。従って、上
記処理ユニットには典型的にはテキストエンハンスメン
ト対策が設けられる。通常、これらは、全画像を走査す
ると共に該画像をテキスト領域及び画像領域に分解する
ことを含んでいる。テキスト領域は、鮮鋭化させてテキ
スト品質を改善するためにハイパスフィルタ処理され
る。更に、背景は、しみ通りアーチファクトを抑圧する
ことにより向上される。残念ながら、これらの処理は計
算的に膨大であり、画像処理ユニット14に重荷となり
該ユニットを低速化させる。
再生システムは図2に示され、スキャナ18と、プリン
タ30と、これらスキャナ及びプリンタを部分的にイン
ターフェースすると共に当該システムを介してのデータ
伝送を制御する画像処理ユニット14とを含んでいる。
上記スキャナ及びプリンタは上記処理ユニットに対し通
信経路により接続され、該通信経路は小型コンピュータ
システムインターフェース(SCSI)バス14A及び
パラレルポートバス14Bのようなケーブル接続を物理
的に有している。これらの通信リンクは、当該システム
のスループットを遅くする傾向にある。当該システムを
高速化するために、上記スキャナは、一体化カラー複写
機の走査ユニットにおいて典型的に使用される400dp
iに対し、例えば300dpiで動作される。実際の解像度
は変化するが、図2のシステムにおいては、速度が同等
な一体型複写機におけるよりも典型的には低くなるであ
ろう。この低い走査解像度は、当該システムを経て通過
するデータの量を減少させ、これにより、画像を処理す
ることができる速度を増加させる。しかしながら、1つ
の欠点は、小さなテキストが正確に再生されず、走査さ
れた文書のテキスト部分が劣化され得ることにある。更
に、スキャナは本来的にローパスフィルタとして作用
し、高い周波数のテキストを劣化させ得る。従って、上
記処理ユニットには典型的にはテキストエンハンスメン
ト対策が設けられる。通常、これらは、全画像を走査す
ると共に該画像をテキスト領域及び画像領域に分解する
ことを含んでいる。テキスト領域は、鮮鋭化させてテキ
スト品質を改善するためにハイパスフィルタ処理され
る。更に、背景は、しみ通りアーチファクトを抑圧する
ことにより向上される。残念ながら、これらの処理は計
算的に膨大であり、画像処理ユニット14に重荷となり
該ユニットを低速化させる。
【0020】本発明は、全体の画像を走査してフィルタ
処理するというよりは、カラー変換テーブルを操作する
ことにより、テキストエンハンスメントの高速な方法を
提供しようとするものである。実際には、画像内で見付
けられるカラーに対してではなく、テキスト又は背景内
で見付けられるカラーのみに対して、カラーテーブルに
輪郭を導入する。これを、先ずスキャナカラー空間に注
目して、“テキストカラー”、即ち該カラー空間の下の
隅に見付けられる暗い、低い飽和のカラーを区別するこ
とにより行う。これは、先ずテキストカラーの集合を選
択し、次いで、カラー変換テーブルにおいて、全ての識
別されたテキストカラーを、例えば黒、即ち成分当たり
8ビットのRGB系においては赤、緑及び青のカラー値
が全て零であり、輝度が零であり、飽和も零のような或
る選択されたカラーに写像することにより実験的になさ
れる。次いで、この初期選択の効果を見るために、標準
のカラーチャートを走査する。該走査されたカラーチャ
ートの結果を吟味して、選択したもののうちの或るもの
が、結果として黒に変換されてしまった例えばダークブ
ルーのような“画像カラー”であるかを見付ける。次い
で、これらのカラーを“テキスト”ではなく“画像”と
して割り当てる。これは、上記の走査されたカラーチャ
ートの結果を吟味する者に幾らか依存する実験的な処理
である。
処理するというよりは、カラー変換テーブルを操作する
ことにより、テキストエンハンスメントの高速な方法を
提供しようとするものである。実際には、画像内で見付
けられるカラーに対してではなく、テキスト又は背景内
で見付けられるカラーのみに対して、カラーテーブルに
輪郭を導入する。これを、先ずスキャナカラー空間に注
目して、“テキストカラー”、即ち該カラー空間の下の
隅に見付けられる暗い、低い飽和のカラーを区別するこ
とにより行う。これは、先ずテキストカラーの集合を選
択し、次いで、カラー変換テーブルにおいて、全ての識
別されたテキストカラーを、例えば黒、即ち成分当たり
8ビットのRGB系においては赤、緑及び青のカラー値
が全て零であり、輝度が零であり、飽和も零のような或
る選択されたカラーに写像することにより実験的になさ
れる。次いで、この初期選択の効果を見るために、標準
のカラーチャートを走査する。該走査されたカラーチャ
ートの結果を吟味して、選択したもののうちの或るもの
が、結果として黒に変換されてしまった例えばダークブ
ルーのような“画像カラー”であるかを見付ける。次い
で、これらのカラーを“テキスト”ではなく“画像”と
して割り当てる。これは、上記の走査されたカラーチャ
ートの結果を吟味する者に幾らか依存する実験的な処理
である。
【0021】本処理の初期部分の結果は、走査された頁
内で出会った場合に一層暗くしたいテキストカラーと、
出会った場合にそのまま維持したい画像カラーとを規定
する、スキャナカラー空間内の一群の境界である。これ
らの境界は幾つかの領域では重なり合うであろう。この
場合、実際には図3に示すような2つのルックアップテ
ーブル(LUT)を形成する。一方はテキストカラーC
T用のテキスト変換テーブルであり、他方は画像カラー
CI用の画像変換テーブルである。上記テキスト変換テ
ーブルは、テキストカラーを一層暗い、飽和の少ない色
調に写像する。上記画像変換テーブルは、画像カラーを
通常のカラー整合態様で、即ち元のカラー空間変換に従
い写像する。
内で出会った場合に一層暗くしたいテキストカラーと、
出会った場合にそのまま維持したい画像カラーとを規定
する、スキャナカラー空間内の一群の境界である。これ
らの境界は幾つかの領域では重なり合うであろう。この
場合、実際には図3に示すような2つのルックアップテ
ーブル(LUT)を形成する。一方はテキストカラーC
T用のテキスト変換テーブルであり、他方は画像カラー
CI用の画像変換テーブルである。上記テキスト変換テ
ーブルは、テキストカラーを一層暗い、飽和の少ない色
調に写像する。上記画像変換テーブルは、画像カラーを
通常のカラー整合態様で、即ち元のカラー空間変換に従
い写像する。
【0022】これら2つのテーブルは最終的カラー変換
テーブルを形成するために継ぎ合わされる。上述したよ
うに、上記テキスト及び画像の境界は、当該カラー空間
の幾つか部分に関しては重なり合う。これが図4に示さ
れている。上記2つのテーブルの継ぎ合わせは以下のよ
うにして生じる。出会ったカラー、例えば専らテキスト
領域に入るC1に対しては、該カラーは、上記テキスト
変換において、対応する一層暗い、飽和の少ないカラー
により置換される。例えばC2のような専ら画像領域に
入るカラーに対しては、該カラーは上記画像変換テーブ
ルにより、整合されたカラーに写像される。例えばC3
のような、テキスト領域と1以上の画像領域との交差部
分に入るカラーに対しては、カラー変換は上記2以上の
テーブルの線形合成となる。通常、当該カラーがテキス
ト領域の中心に近い程、該カラーはテキスト変換により
一層影響を受ける。上記線形合成は、テキストテーブル
及び画像テーブルからの寄与を重み付けする継ぎ合わせ
機能により形成される。この重み付けは、急峻な又は滑
らかな遷移を与えるように変えることができる。
テーブルを形成するために継ぎ合わされる。上述したよ
うに、上記テキスト及び画像の境界は、当該カラー空間
の幾つか部分に関しては重なり合う。これが図4に示さ
れている。上記2つのテーブルの継ぎ合わせは以下のよ
うにして生じる。出会ったカラー、例えば専らテキスト
領域に入るC1に対しては、該カラーは、上記テキスト
変換において、対応する一層暗い、飽和の少ないカラー
により置換される。例えばC2のような専ら画像領域に
入るカラーに対しては、該カラーは上記画像変換テーブ
ルにより、整合されたカラーに写像される。例えばC3
のような、テキスト領域と1以上の画像領域との交差部
分に入るカラーに対しては、カラー変換は上記2以上の
テーブルの線形合成となる。通常、当該カラーがテキス
ト領域の中心に近い程、該カラーはテキスト変換により
一層影響を受ける。上記線形合成は、テキストテーブル
及び画像テーブルからの寄与を重み付けする継ぎ合わせ
機能により形成される。この重み付けは、急峻な又は滑
らかな遷移を与えるように変えることができる。
【0023】本発明の効果は、システムのスループット
を低下させることなく、テキストの再生品質を改善する
ことである。テキストは、別の処理/フィルタ演算を経
るというよりは、カラー変換領域を経て通過するにつれ
て、オンザフライで(実行中に)向上される。本発明の
該テキストエンハンスメントは、通常のテキストエンハ
ンスメント処理を補足するために使用することもでき
る。
を低下させることなく、テキストの再生品質を改善する
ことである。テキストは、別の処理/フィルタ演算を経
るというよりは、カラー変換領域を経て通過するにつれ
て、オンザフライで(実行中に)向上される。本発明の
該テキストエンハンスメントは、通常のテキストエンハ
ンスメント処理を補足するために使用することもでき
る。
【0024】代替え的に、又は組み合わせで、同一の処
理を“白いカラー”に、即ちサンプル画像において背景
に現れるカラーであって、複写された画像においては白
であってほしいカラーに適用する。これを、先ずスキャ
ナのカラー空間に注目して、“白いカラー”、即ち該カ
ラー空間の上の隅に見付けられる明るい低飽和のカラー
を区別することにより行う。ここでも、これは、先ず白
いカラーの集合を選択し、次いで、カラー変換テーブル
において、全ての識別された白いカラーを、例えば白、
即ち成分当たり8ビットのRGB系においては赤、緑及
び青のカラー値が全て255であり、輝度値が255で
あり、飽和が零のような或る選択されたカラーに写像す
ることにより実験的になされる。当該処理のバランス
は、前述したテキストカラー処理に相当する。
理を“白いカラー”に、即ちサンプル画像において背景
に現れるカラーであって、複写された画像においては白
であってほしいカラーに適用する。これを、先ずスキャ
ナのカラー空間に注目して、“白いカラー”、即ち該カ
ラー空間の上の隅に見付けられる明るい低飽和のカラー
を区別することにより行う。ここでも、これは、先ず白
いカラーの集合を選択し、次いで、カラー変換テーブル
において、全ての識別された白いカラーを、例えば白、
即ち成分当たり8ビットのRGB系においては赤、緑及
び青のカラー値が全て255であり、輝度値が255で
あり、飽和が零のような或る選択されたカラーに写像す
ることにより実験的になされる。当該処理のバランス
は、前述したテキストカラー処理に相当する。
【0025】本発明の他の目的及び達成事項並びに完全
な理解は、下記説明及び請求項を添付図面に関連させて
参照することにより、明らかとなり且つ理解されるであ
ろう。
な理解は、下記説明及び請求項を添付図面に関連させて
参照することにより、明らかとなり且つ理解されるであ
ろう。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明するが、これらの図において対応する各部
には同用の符号を付す。
参照して説明するが、これらの図において対応する各部
には同用の符号を付す。
【0027】さて、画像操作ユニット10の概略構成を
示す図1の(A)ないし(C)を参照する。図1の
(A)に示すように、画像操作ユニット10は3つの主
要な構成要素、即ちソース画像Sを得る入力装置12
と、該ソース画像を処理する画像処理ユニット14と、
処理された画像を表示又は印刷する出力装置16とを有
している。入力装置12は、スキャナ18、デジタルカ
メラ20、パーソナルコンピュータ(PC)22又は記
録媒体24(例えば、ハードディスク又はディスケッ
ト、フロッピー(登録商標)ディスク、光ディスク等)
のような種々の形態をとることができる。出力装置16
も、LCD投影機26、CRT28又はプリンタ30の
ような種々の形態をとることができる。
示す図1の(A)ないし(C)を参照する。図1の
(A)に示すように、画像操作ユニット10は3つの主
要な構成要素、即ちソース画像Sを得る入力装置12
と、該ソース画像を処理する画像処理ユニット14と、
処理された画像を表示又は印刷する出力装置16とを有
している。入力装置12は、スキャナ18、デジタルカ
メラ20、パーソナルコンピュータ(PC)22又は記
録媒体24(例えば、ハードディスク又はディスケッ
ト、フロッピー(登録商標)ディスク、光ディスク等)
のような種々の形態をとることができる。出力装置16
も、LCD投影機26、CRT28又はプリンタ30の
ような種々の形態をとることができる。
【0028】画像処理ユニット(画像プロセッサ)14
は、個別部品を用いたハードウェア、ソフトウェア、フ
ァームウェア、アプリケーション固有の集積回路(AS
IC)又はこれらの組み合わせにより実施化することが
できる。また、本明細書において、該画像プロセッサの
機能的ブロックは、説明の便宜のためにのみ分割されて
いる。これらブロックの機能的及び物理的境界は装置毎
に変化する。例えば、図1の(B)は、プリンタ30と
物理的に一体化された上記画像プロセッサを示してい
る。該画像プロセッサの部分は、機能的に、上記出力装
置よりも上記入力装置に一層関連するようにすることも
でき、逆も可能である。図1の(C)は、パーソナルコ
ンピュータ(PC)22の一部として形成された上記画
像プロセッサを備える画像操作ユニット10の実施例を
示し、該パーソナルコンピュータは該画像処理ユニッ
ト、LCD投影機、スキャナ、プリンタの動作及びそれ
らの間の通信を制御することができると共に、各々がP
Cバス32に直接的又は間接的に接続されたI/O装置
34のような周辺装置の動作及びそれらの間の通信を制
御することができる。この実施例においては、前記ソー
ス画像はI/O装置34に予め記憶され(るとともに、
おそらく処理によりエンハンスされていて)、I/Oイ
ンターフェース36を介して当該PCにロードすること
ができるか、又は上記画像はデジタルカメラ20のよう
なデジタル画像入力装置を用いて捕捉することができ
る。加えて、ソフトウェアの形態の画像処理ユニット1
4は、外部記憶装置、即ちI/O装置34から当該PC
のメモリにロードすることもできる。他の例として、ハ
ードウェア、ASIC、ファームウェア等又はこれらの
組み合わせの形態の上記画像処理ユニットは、利用可能
なPCカードスロットに挿入することができるオプショ
ンカード38上で具現化することもできる。
は、個別部品を用いたハードウェア、ソフトウェア、フ
ァームウェア、アプリケーション固有の集積回路(AS
IC)又はこれらの組み合わせにより実施化することが
できる。また、本明細書において、該画像プロセッサの
機能的ブロックは、説明の便宜のためにのみ分割されて
いる。これらブロックの機能的及び物理的境界は装置毎
に変化する。例えば、図1の(B)は、プリンタ30と
物理的に一体化された上記画像プロセッサを示してい
る。該画像プロセッサの部分は、機能的に、上記出力装
置よりも上記入力装置に一層関連するようにすることも
でき、逆も可能である。図1の(C)は、パーソナルコ
ンピュータ(PC)22の一部として形成された上記画
像プロセッサを備える画像操作ユニット10の実施例を
示し、該パーソナルコンピュータは該画像処理ユニッ
ト、LCD投影機、スキャナ、プリンタの動作及びそれ
らの間の通信を制御することができると共に、各々がP
Cバス32に直接的又は間接的に接続されたI/O装置
34のような周辺装置の動作及びそれらの間の通信を制
御することができる。この実施例においては、前記ソー
ス画像はI/O装置34に予め記憶され(るとともに、
おそらく処理によりエンハンスされていて)、I/Oイ
ンターフェース36を介して当該PCにロードすること
ができるか、又は上記画像はデジタルカメラ20のよう
なデジタル画像入力装置を用いて捕捉することができ
る。加えて、ソフトウェアの形態の画像処理ユニット1
4は、外部記憶装置、即ちI/O装置34から当該PC
のメモリにロードすることもできる。他の例として、ハ
ードウェア、ASIC、ファームウェア等又はこれらの
組み合わせの形態の上記画像処理ユニットは、利用可能
なPCカードスロットに挿入することができるオプショ
ンカード38上で具現化することもできる。
【0029】本発明は、これらの基本的構成要素を持つ
如何なる斯様な装置にも適用可能であるが、解説の目的
のみのため、本発明を図5に示す特別な画像操作ユニッ
ト10の環境で説明する。該画像操作ユニット10は、
スキャナ18と、プリンタ30と、これらの間のインタ
ーフェースも部分的に提供する画像処理ユニット14と
を備えている。前述したように、画像処理ユニット14
は、該ユニットに含まれる多数の別個の機能的ユニット
を持つ別のブロックとして示されている。しかしなが
ら、画像処理ユニット14又は該ユニットの部分は、物
理的に上記スキャナ及び/又はプリンタ内に位置するこ
ともできる。また、該解説的な画像処理ユニット14
は、状態及び制御情報をカラー画像信号と同様に伝達す
ることができる内部バスを有して示されている。
如何なる斯様な装置にも適用可能であるが、解説の目的
のみのため、本発明を図5に示す特別な画像操作ユニッ
ト10の環境で説明する。該画像操作ユニット10は、
スキャナ18と、プリンタ30と、これらの間のインタ
ーフェースも部分的に提供する画像処理ユニット14と
を備えている。前述したように、画像処理ユニット14
は、該ユニットに含まれる多数の別個の機能的ユニット
を持つ別のブロックとして示されている。しかしなが
ら、画像処理ユニット14又は該ユニットの部分は、物
理的に上記スキャナ及び/又はプリンタ内に位置するこ
ともできる。また、該解説的な画像処理ユニット14
は、状態及び制御情報をカラー画像信号と同様に伝達す
ることができる内部バスを有して示されている。
【0030】図5に示すように、該画像処理ユニットは
多数の機能的構成要素を備える画像処理パイプラインを
有している。図示の機能的ブロックは解説的なものであ
って、これらに限定するものではなく、本発明は該パイ
プライン内に図示の例におけるのとは異なる順で配列さ
れた、より多くの又は少ない処理ブロックを有するよう
なシステムに使用することもできる。該画像処理パイプ
ラインは、例えば、前記フィルタ処理ユニット52、テ
キストエンハンスメントユニット54、モアレ抑圧ユニ
ット56、鮮鋭化ユニット58及びカラー整合ユニット
60を備えることができる。更に、該処理パイプライン
は、3DのLUT40、42及び44並びに1DのLU
T46を含むカラー空間変換パイプラインを備える。
多数の機能的構成要素を備える画像処理パイプラインを
有している。図示の機能的ブロックは解説的なものであ
って、これらに限定するものではなく、本発明は該パイ
プライン内に図示の例におけるのとは異なる順で配列さ
れた、より多くの又は少ない処理ブロックを有するよう
なシステムに使用することもできる。該画像処理パイプ
ラインは、例えば、前記フィルタ処理ユニット52、テ
キストエンハンスメントユニット54、モアレ抑圧ユニ
ット56、鮮鋭化ユニット58及びカラー整合ユニット
60を備えることができる。更に、該処理パイプライン
は、3DのLUT40、42及び44並びに1DのLU
T46を含むカラー空間変換パイプラインを備える。
【0031】該カラー空間変換パイプラインは、スキャ
ナのカラー空間で定義されたカラーの、プリンタのカラ
ー空間で定義されたカラーへの変換を可能にする。該ス
キャナの出力は、通常、RGB(赤-緑-青)カラー空間
で定義されている。或る型式/モデルのスキャナを代表
する標準スキャナが、該スキャナのカラーRGBを、C
IELab(Lab)のような装置非依存型のカラー空
間内のカラーに変換する3Dルックアップテーブル(L
UT)40を形成するために校正される。他のしばしば
使用される装置非依存型のカラー空間は、CIEXYZ
又はCIELUV空間である。カラー校正ルックアップ
テーブルを導出するための従来知られている種々の方法
が存在しており、斯かる方法の詳細な説明は本発明の理
解のためには必要でない。
ナのカラー空間で定義されたカラーの、プリンタのカラ
ー空間で定義されたカラーへの変換を可能にする。該ス
キャナの出力は、通常、RGB(赤-緑-青)カラー空間
で定義されている。或る型式/モデルのスキャナを代表
する標準スキャナが、該スキャナのカラーRGBを、C
IELab(Lab)のような装置非依存型のカラー空
間内のカラーに変換する3Dルックアップテーブル(L
UT)40を形成するために校正される。他のしばしば
使用される装置非依存型のカラー空間は、CIEXYZ
又はCIELUV空間である。カラー校正ルックアップ
テーブルを導出するための従来知られている種々の方法
が存在しており、斯かる方法の詳細な説明は本発明の理
解のためには必要でない。
【0032】LUT40の出力はLab空間で定義され
たカラーである。LUT42は、これらのLab空間内
のカラー座標を、上記プリンタ用のRGB空間内の対応
するカラー座標に変換する。これらのプリンタカラー
は、RGBpとして示される。しかしながら、典型的に
は、上記プリンタ出力を、上記プリンタに関し該プリン
タの物理的属性及び着色剤により固有に定義されるCM
YK(シアン-マゼンタ-黄-キー又は黒)カラー空間内
で定義するほうが一層有効である。或る型式/モデルの
プリンタを代表する標準プリンタが、上記プリンタのカ
ラーRGBpをCMYKカラー空間内のカラーに変換す
る3Dルックアップテーブル(LUT)44を形成する
ために校正される。この校正は、特別な型式及びモデル
を代表するプリンタを用いて工場において実施される。
しかしながら、同一の型式及びモデルのものでさえ、プ
リンタは1台毎にある程度異なる傾向にある。1DのL
UT46は、チャンネル毎にCMYKレベルを調整する
ことにより、上記のような変化に順応させるために設け
られている。このように、特定のプリンタ30に対し
て、上記1DのLUTは3DのLUT44を修正する
が、前記工場の標準プリンタに関して実施された校正の
殆どは維持したまま、特定のカラーに対してのみ又は限
られた方法でのみ修正する。
たカラーである。LUT42は、これらのLab空間内
のカラー座標を、上記プリンタ用のRGB空間内の対応
するカラー座標に変換する。これらのプリンタカラー
は、RGBpとして示される。しかしながら、典型的に
は、上記プリンタ出力を、上記プリンタに関し該プリン
タの物理的属性及び着色剤により固有に定義されるCM
YK(シアン-マゼンタ-黄-キー又は黒)カラー空間内
で定義するほうが一層有効である。或る型式/モデルの
プリンタを代表する標準プリンタが、上記プリンタのカ
ラーRGBpをCMYKカラー空間内のカラーに変換す
る3Dルックアップテーブル(LUT)44を形成する
ために校正される。この校正は、特別な型式及びモデル
を代表するプリンタを用いて工場において実施される。
しかしながら、同一の型式及びモデルのものでさえ、プ
リンタは1台毎にある程度異なる傾向にある。1DのL
UT46は、チャンネル毎にCMYKレベルを調整する
ことにより、上記のような変化に順応させるために設け
られている。このように、特定のプリンタ30に対し
て、上記1DのLUTは3DのLUT44を修正する
が、前記工場の標準プリンタに関して実施された校正の
殆どは維持したまま、特定のカラーに対してのみ又は限
られた方法でのみ修正する。
【0033】走査機能と印刷機能とが、正確な閉ループ
校正を可能にする物理的に一体化された装置内にあるよ
うな通常の複写機とは異なり、図5に示すシステムは、
当該システムが特定のスキャナ及び特定のプリンタと一
緒にされるまでは正確に校正することはできない。ま
た、ルックアップテーブルは或るカラー空間における全
てのカラーを他のカラー空間における全てのカラーに1
対1で写像するには小さ過ぎることを思い出されたい。
例えば、典型的な24ビットシステムでは、千六百万を
越えるカラーが存在する。このように、テーブルを構築
するには、限られた数のサンプルカラーしか使用されな
い。これらテーブルへのエントリは、当該カラー空間を
分割する立方体(三次元的体積)を形成する格子点、即
ちノードである。実際のカラーに出会った場合は、該カ
ラーは上記格子点の1つにより表されるか、又は、もっ
とありそうには、これら立方体のうちの1つにおける何
処かに入るであろう。この場合、当該装置依存型カラー
空間における上記カラーの値は、該カラーが入る立方体
を形成する格子点から近似されねばならない。非格子点
のカラー値を計算するには、種々の補間技術が従来知ら
れている。これらは、例えば、3直線補間、プリズム補
間及び四面体補間を含む。
校正を可能にする物理的に一体化された装置内にあるよ
うな通常の複写機とは異なり、図5に示すシステムは、
当該システムが特定のスキャナ及び特定のプリンタと一
緒にされるまでは正確に校正することはできない。ま
た、ルックアップテーブルは或るカラー空間における全
てのカラーを他のカラー空間における全てのカラーに1
対1で写像するには小さ過ぎることを思い出されたい。
例えば、典型的な24ビットシステムでは、千六百万を
越えるカラーが存在する。このように、テーブルを構築
するには、限られた数のサンプルカラーしか使用されな
い。これらテーブルへのエントリは、当該カラー空間を
分割する立方体(三次元的体積)を形成する格子点、即
ちノードである。実際のカラーに出会った場合は、該カ
ラーは上記格子点の1つにより表されるか、又は、もっ
とありそうには、これら立方体のうちの1つにおける何
処かに入るであろう。この場合、当該装置依存型カラー
空間における上記カラーの値は、該カラーが入る立方体
を形成する格子点から近似されねばならない。非格子点
のカラー値を計算するには、種々の補間技術が従来知ら
れている。これらは、例えば、3直線補間、プリズム補
間及び四面体補間を含む。
【0034】本発明は、図5のシステムが特定のスキャ
ナ及び特定のプリンタと一緒にされた場合に働くことに
なる。上記特定のスキャナ及び特定のプリンタのために
構築されたLUTは、これらLUTが図5に示すような
カラー空間変換パイプラインを形成するように連結され
た場合に、通常、良好な結果を生じる。しかしながら、
使用されると、画像内の小さなテキストが忠実に再生さ
れないか、及び/又は印刷された複写の白の領域又は背
景の領域にしみ通りアーチファクトが現れることが分か
るであろう。
ナ及び特定のプリンタと一緒にされた場合に働くことに
なる。上記特定のスキャナ及び特定のプリンタのために
構築されたLUTは、これらLUTが図5に示すような
カラー空間変換パイプラインを形成するように連結され
た場合に、通常、良好な結果を生じる。しかしながら、
使用されると、画像内の小さなテキストが忠実に再生さ
れないか、及び/又は印刷された複写の白の領域又は背
景の領域にしみ通りアーチファクトが現れることが分か
るであろう。
【0035】本発明は、この問題を、どのカラーがテキ
ストを生成するために使用され、どのカラーが白又は明
るい背景のために使用されるかを先ず実験的に決定する
ことにより解決する。これを事前に知る方法はない。当
該システムが一旦一緒にされたら、通常の使用条件の下
でどのように動作するかを見るために、該システムを使
用しなければならない。先ず、上記スキャナは上記プリ
ンタよりも安定であるという仮定を行う。即ち、画像操
作ユニット10のスキャナ18は、プリンタ30が前記
工場の標準プリンタのように振る舞いそうであるより
も、もっと前記工場の標準スキャナのように振る舞いそ
うである。かくして、変換テーブルの変更においては、
後述するように、プリンタカラー空間へのカラー変換に
注意を集中する。
ストを生成するために使用され、どのカラーが白又は明
るい背景のために使用されるかを先ず実験的に決定する
ことにより解決する。これを事前に知る方法はない。当
該システムが一旦一緒にされたら、通常の使用条件の下
でどのように動作するかを見るために、該システムを使
用しなければならない。先ず、上記スキャナは上記プリ
ンタよりも安定であるという仮定を行う。即ち、画像操
作ユニット10のスキャナ18は、プリンタ30が前記
工場の標準プリンタのように振る舞いそうであるより
も、もっと前記工場の標準スキャナのように振る舞いそ
うである。かくして、変換テーブルの変更においては、
後述するように、プリンタカラー空間へのカラー変換に
注意を集中する。
【0036】図6、7及び8を参照して、問題のカラー
を識別するために、テキストが現れ及び/又はしみ通り
アーチファクトが現れるであろうような広範囲の種々の
画像を含む多数のサンプル画像(即ち、絵、グラフィッ
クス及びテキストを伴う混合モード画像、写真等)をス
キャナ18を用いて走査し(ステップS10)、これら
画像をプリンタ30上で印刷する(ステップS12)。
次いで、印刷された各画像におけるテキスト及び/又は
背景領域を観察し、識別する(ステップS14)。これ
は、実験的な試験であり、その結果は観察者に或る程度
依存する。それは、サンプル画像の母集団にも依存す
る。テキスト及び/又は背景の生成に関係するかもしれ
ない全てのカラーを識別する機会は、大きく且つ多様な
サンプル画像母集団につれて増加する。本発明が、テキ
ストエンハンスメントのためのみに、又はしみ通りアー
チファクトの低減のためのみに、又はこれら2つの組み
合わせのために使用することができることに注意された
い。説明のみの目的のため、両方の特徴が使用される
が、これらは互いに独立している。
を識別するために、テキストが現れ及び/又はしみ通り
アーチファクトが現れるであろうような広範囲の種々の
画像を含む多数のサンプル画像(即ち、絵、グラフィッ
クス及びテキストを伴う混合モード画像、写真等)をス
キャナ18を用いて走査し(ステップS10)、これら
画像をプリンタ30上で印刷する(ステップS12)。
次いで、印刷された各画像におけるテキスト及び/又は
背景領域を観察し、識別する(ステップS14)。これ
は、実験的な試験であり、その結果は観察者に或る程度
依存する。それは、サンプル画像の母集団にも依存す
る。テキスト及び/又は背景の生成に関係するかもしれ
ない全てのカラーを識別する機会は、大きく且つ多様な
サンプル画像母集団につれて増加する。本発明が、テキ
ストエンハンスメントのためのみに、又はしみ通りアー
チファクトの低減のためのみに、又はこれら2つの組み
合わせのために使用することができることに注意された
い。説明のみの目的のため、両方の特徴が使用される
が、これらは互いに独立している。
【0037】次いで、上記サンプル画像における上記テ
キスト及び/又は背景が現れる領域を区切る。これは、
各画像を走査し(ステップS16)、該画像をスクリー
ン、即ちCRT又はコンピュータモニタ28上に表示す
ることにより実施することができる。スキャナのカラー
空間RGBs内で表されたカラーは、スキャナ/モニタ
カラー空間変換LUT62によりモニタカラー空間RG
Bmに写像される。表示された各画像における問題の領
域を、例えば、アドビフォトショップのような、画像処
理ユニット14に記憶することができる画像編集ツール
64の切り取り機能を用いて“区切る”(ステップS1
8)。これらの問題の領域は、当該画像のうちの、該画
像をプリンタ30上で印刷した際にテキスト及び/又は
背景を有していることを見付けた領域であることを思い
出されたい。次いで、これらの問題の領域、即ち切り取
られた区画を、再び画像編集ツール64を用いて集める
ことができる(ステップS20)。この場合、この問題
の領域の集合は、当該システムにおいてテキスト及び/
又は背景が現れるような画像を形成することに関わる全
てのカラーに対応する。説明のための目的で、このカラ
ーの集合を、テキスト及び/又は背景寄与カラーと称す
る。当該頁上の上記の選択された領域の物理的位置か
ら、スキャナ空間RGBs内の問題のカラーが識別さ
れ、テキスト及び/又は背景寄与カラーのリスト66に
集められる(ステップS22)。
キスト及び/又は背景が現れる領域を区切る。これは、
各画像を走査し(ステップS16)、該画像をスクリー
ン、即ちCRT又はコンピュータモニタ28上に表示す
ることにより実施することができる。スキャナのカラー
空間RGBs内で表されたカラーは、スキャナ/モニタ
カラー空間変換LUT62によりモニタカラー空間RG
Bmに写像される。表示された各画像における問題の領
域を、例えば、アドビフォトショップのような、画像処
理ユニット14に記憶することができる画像編集ツール
64の切り取り機能を用いて“区切る”(ステップS1
8)。これらの問題の領域は、当該画像のうちの、該画
像をプリンタ30上で印刷した際にテキスト及び/又は
背景を有していることを見付けた領域であることを思い
出されたい。次いで、これらの問題の領域、即ち切り取
られた区画を、再び画像編集ツール64を用いて集める
ことができる(ステップS20)。この場合、この問題
の領域の集合は、当該システムにおいてテキスト及び/
又は背景が現れるような画像を形成することに関わる全
てのカラーに対応する。説明のための目的で、このカラ
ーの集合を、テキスト及び/又は背景寄与カラーと称す
る。当該頁上の上記の選択された領域の物理的位置か
ら、スキャナ空間RGBs内の問題のカラーが識別さ
れ、テキスト及び/又は背景寄与カラーのリスト66に
集められる(ステップS22)。
【0038】当該スキャナ空間内のテキスト及び/又は
背景寄与カラーの集合を識別したので、次いで、これら
をプリンタカラー空間RGBp内で識別する。これを、
上記リスト66内のカラーをLUT40及び42を介し
て写像することにより行い、その結果、プリンタカラー
空間RGBp内のテキスト及び/又は背景寄与カラーの
集合が得られる(ステップS24)。前述したように、
カラー空間内のカラーの小さな部分集合のみが、上記3
つのルックアップテーブルのエントリ(格子点、ノー
ド)に正確に対応する。殆どのカラーは、これらノード
により定義される立方体内に入る。従って、プリンタカ
ラー空間内の、上記のテキスト寄与カラーが位置する三
次元立方体を形成するような全てのノードを識別する
(ステップS26)。説明の目的のために、このノード
の集合を、テキスト寄与ノードと称し、これらノードが
三次元LUT44Tのエントリを形成する。LUT44
Tにおいては、全ての入力カラーをcmyk空間におけ
る或る選択されたカラー、例えば黒、に写像する(ステ
ップS28)。また、プリンタカラー空間における、前
記背景寄与カラーが位置する三次元立方体を形成するよ
うな全てのノードを識別する(ステップS30)。説明
の目的で、このノードの集合を背景寄与ノードと呼び、
これらノードが三次元LUT44Bのエントリを形成す
る。LUT44Bにおいては、全ての入力カラーをcm
yk空間における或る選択されたカラー、例えば白、に
写像する。説明の目的のため、LUT44T及びLUT
44Bは別のユニットとして図示されていることに注意
されたい。しかしながら、これらはLUT44からは機
能的には別のものであるが、物理的には同一のメモリ内
に記憶することができることが理解されよう。
背景寄与カラーの集合を識別したので、次いで、これら
をプリンタカラー空間RGBp内で識別する。これを、
上記リスト66内のカラーをLUT40及び42を介し
て写像することにより行い、その結果、プリンタカラー
空間RGBp内のテキスト及び/又は背景寄与カラーの
集合が得られる(ステップS24)。前述したように、
カラー空間内のカラーの小さな部分集合のみが、上記3
つのルックアップテーブルのエントリ(格子点、ノー
ド)に正確に対応する。殆どのカラーは、これらノード
により定義される立方体内に入る。従って、プリンタカ
ラー空間内の、上記のテキスト寄与カラーが位置する三
次元立方体を形成するような全てのノードを識別する
(ステップS26)。説明の目的のために、このノード
の集合を、テキスト寄与ノードと称し、これらノードが
三次元LUT44Tのエントリを形成する。LUT44
Tにおいては、全ての入力カラーをcmyk空間におけ
る或る選択されたカラー、例えば黒、に写像する(ステ
ップS28)。また、プリンタカラー空間における、前
記背景寄与カラーが位置する三次元立方体を形成するよ
うな全てのノードを識別する(ステップS30)。説明
の目的で、このノードの集合を背景寄与ノードと呼び、
これらノードが三次元LUT44Bのエントリを形成す
る。LUT44Bにおいては、全ての入力カラーをcm
yk空間における或る選択されたカラー、例えば白、に
写像する。説明の目的のため、LUT44T及びLUT
44Bは別のユニットとして図示されていることに注意
されたい。しかしながら、これらはLUT44からは機
能的には別のものであるが、物理的には同一のメモリ内
に記憶することができることが理解されよう。
【0039】次ぎに、テキスト及び背景カラーの上記元
の選択を、これら選択がどの様に働くかを見るために試
験する。これを、標準カラーチャートをスキャナ18を
用いて走査し(ステップS34)、該チャートをプリン
タ30上で印刷する(ステップS36)ことにより実施
する。元の選択が、幾つかの走査されたカラー(例えば
暗い青)が黒となり、他のカラー(例えば明るい黄)が
白となってしまうのを、見付けるであろう。従って、当
該カラー空間における、テキストカラーに近い又は白色
に近い画像カラーを包含する領域を識別したい。これ
を、各カラーチャートにおける問題の領域を、例えば、
アドビフォトショップのような画像編集ツール64の切
り取り機能を再び用いて“区切る”ことにより実施する
(ステップS38)。これらの問題の領域は、上記カラ
ーチャートにおける、当該カラーチャートをプリンタ3
0で印刷した際に黒又は白として印刷されてしまった近
テキスト及び/又は近背景画像カラーを持つことが分か
った領域である。次いで、これらの問題の領域、即ち切
り取られた区域を、再び画像編集ツール64を用いて集
める(ステップS40)。この場合、この問題の領域の
集合は、当該カラー空間において上記テキストカラー又
は背景カラーに近いが、画像のために使用されるような
全てのカラーに相当する。説明の目的のため、このカラ
ーの集合を画像寄与カラーと称する。当該頁上の上記の
選択された領域の物理的位置から、スキャナ空間RGB
sにおける上記画像寄与カラーが識別され、リスト66
に集められる。このリストは、この場合は、画像寄与カ
ラーのリストである(ステップS42)。
の選択を、これら選択がどの様に働くかを見るために試
験する。これを、標準カラーチャートをスキャナ18を
用いて走査し(ステップS34)、該チャートをプリン
タ30上で印刷する(ステップS36)ことにより実施
する。元の選択が、幾つかの走査されたカラー(例えば
暗い青)が黒となり、他のカラー(例えば明るい黄)が
白となってしまうのを、見付けるであろう。従って、当
該カラー空間における、テキストカラーに近い又は白色
に近い画像カラーを包含する領域を識別したい。これ
を、各カラーチャートにおける問題の領域を、例えば、
アドビフォトショップのような画像編集ツール64の切
り取り機能を再び用いて“区切る”ことにより実施する
(ステップS38)。これらの問題の領域は、上記カラ
ーチャートにおける、当該カラーチャートをプリンタ3
0で印刷した際に黒又は白として印刷されてしまった近
テキスト及び/又は近背景画像カラーを持つことが分か
った領域である。次いで、これらの問題の領域、即ち切
り取られた区域を、再び画像編集ツール64を用いて集
める(ステップS40)。この場合、この問題の領域の
集合は、当該カラー空間において上記テキストカラー又
は背景カラーに近いが、画像のために使用されるような
全てのカラーに相当する。説明の目的のため、このカラ
ーの集合を画像寄与カラーと称する。当該頁上の上記の
選択された領域の物理的位置から、スキャナ空間RGB
sにおける上記画像寄与カラーが識別され、リスト66
に集められる。このリストは、この場合は、画像寄与カ
ラーのリストである(ステップS42)。
【0040】当該スキャナ空間内の画像寄与カラーの集
合を識別したので、次いで、これらをプリンタカラー空
間RGBp内で識別する。これを、上記リスト66内の
カラーをLUT40及び42を介して写像することによ
り行い、その結果、プリンタカラー空間RGBp内の画
像寄与カラーの集合が得られる(ステップS44)。前
述したように、カラー空間内のカラーの小さな部分集合
のみが、上記3つのルックアップテーブルのエントリ
(格子点、ノード)に正確に対応する。殆どのカラー
は、これらノードにより定義される立方体内に入る。従
って、プリンタカラー空間内の、上記の画像寄与カラー
が位置する三次元立方体を形成するような全てのノード
を識別する(ステップS46)。説明の目的のために、
このノードの集合を、画像寄与ノードと称し、これらノ
ードが三次元LUT44Iのエントリを形成する。LU
T44Iにおいては、元のLUT44を構築するために
使用した元のカラー変換方法を用いて、入力カラーを、
整合する出力カラーに写像する(ステップS48)。
合を識別したので、次いで、これらをプリンタカラー空
間RGBp内で識別する。これを、上記リスト66内の
カラーをLUT40及び42を介して写像することによ
り行い、その結果、プリンタカラー空間RGBp内の画
像寄与カラーの集合が得られる(ステップS44)。前
述したように、カラー空間内のカラーの小さな部分集合
のみが、上記3つのルックアップテーブルのエントリ
(格子点、ノード)に正確に対応する。殆どのカラー
は、これらノードにより定義される立方体内に入る。従
って、プリンタカラー空間内の、上記の画像寄与カラー
が位置する三次元立方体を形成するような全てのノード
を識別する(ステップS46)。説明の目的のために、
このノードの集合を、画像寄与ノードと称し、これらノ
ードが三次元LUT44Iのエントリを形成する。LU
T44Iにおいては、元のLUT44を構築するために
使用した元のカラー変換方法を用いて、入力カラーを、
整合する出力カラーに写像する(ステップS48)。
【0041】テキストカラー又は背景カラーに近い画像
カラーを識別するために、ステップS28においてLU
T44Tの全てのテキスト入力カラーを1つの出力カラ
ー(例えば黒)に写像し、ステップS32においてLU
T44Bの全ての入力背景カラーを1つの出力カラー
(例えば白)に写像したことを思い出されたい。しかし
ながら、ここでは問題の画像カラーを識別したので、L
UT44T及び44Bにおける写像方法を修正する。L
UT44Tにおいては、好ましくは、全ての入力テキス
トカラーを出力カラー空間における一層暗い、飽和の少
ないカラーに写像する(ステップS50)。これは出力
画像における一層鮮鋭化されたテキストを提供するが、
達成可能な鮮鋭の程度はシステムに依存する。LUT4
4Bにおいては、好ましくは、全ての入力背景カラー
を、出力カラー空間における一層明るい、飽和の少ない
カラーに写像する(ステップS52)。これは、出力画
像におけるしみ通りアーチファクトを低減するが、達成
可能な低減の程度はシステムに依存する。
カラーを識別するために、ステップS28においてLU
T44Tの全てのテキスト入力カラーを1つの出力カラ
ー(例えば黒)に写像し、ステップS32においてLU
T44Bの全ての入力背景カラーを1つの出力カラー
(例えば白)に写像したことを思い出されたい。しかし
ながら、ここでは問題の画像カラーを識別したので、L
UT44T及び44Bにおける写像方法を修正する。L
UT44Tにおいては、好ましくは、全ての入力テキス
トカラーを出力カラー空間における一層暗い、飽和の少
ないカラーに写像する(ステップS50)。これは出力
画像における一層鮮鋭化されたテキストを提供するが、
達成可能な鮮鋭の程度はシステムに依存する。LUT4
4Bにおいては、好ましくは、全ての入力背景カラー
を、出力カラー空間における一層明るい、飽和の少ない
カラーに写像する(ステップS52)。これは、出力画
像におけるしみ通りアーチファクトを低減するが、達成
可能な低減の程度はシステムに依存する。
【0042】上記テキスト寄与カラー、背景寄与カラー
及び画像寄与カラーの境界を決めるノードは、当該カラ
ー空間において三次元体積(球:spheres)を形成す
る。図4は、テキスト寄与カラーの境界を決めるテキス
ト領域球(図では円)、及び画像寄与カラーの境界を決
める1、2又はそれ以上の画像領域球(図では円)を伴
う二次元的例を示している。同様の図を、背景寄与カラ
ー及び1以上の近画像寄与カラーの球を示すために描く
ことができる。前述したように、テキスト(背景)カラ
ーに対する元の選択の試験において、画像又はテキスト
(背景)の何れにも使用することができるテキスト(背
景)カラーに近い幾つかのカラーを見付けた。そして、
テキストカラーに近い画像カラーを識別したので、上記
画像領域球は、図4に示すように、テキスト領域球に重
なり合うことがある。
及び画像寄与カラーの境界を決めるノードは、当該カラ
ー空間において三次元体積(球:spheres)を形成す
る。図4は、テキスト寄与カラーの境界を決めるテキス
ト領域球(図では円)、及び画像寄与カラーの境界を決
める1、2又はそれ以上の画像領域球(図では円)を伴
う二次元的例を示している。同様の図を、背景寄与カラ
ー及び1以上の近画像寄与カラーの球を示すために描く
ことができる。前述したように、テキスト(背景)カラ
ーに対する元の選択の試験において、画像又はテキスト
(背景)の何れにも使用することができるテキスト(背
景)カラーに近い幾つかのカラーを見付けた。そして、
テキストカラーに近い画像カラーを識別したので、上記
画像領域球は、図4に示すように、テキスト領域球に重
なり合うことがある。
【0043】LUT44T、44B及び44I内のノー
ド(概念的には当該カラー空間における球)により境界
を決められたテキスト寄与カラー、背景寄与カラー及び
画像寄与カラーを一旦識別したので、以下のようにして
入力カラーを出力カラーに写像することができる。
ド(概念的には当該カラー空間における球)により境界
を決められたテキスト寄与カラー、背景寄与カラー及び
画像寄与カラーを一旦識別したので、以下のようにして
入力カラーを出力カラーに写像することができる。
【0044】図10は、本発明の写像機能の流れを図示
している。入力カラーはステップS54において入力さ
れる。ステップS56においては、上記入力カラーがテ
キスト(背景)カラーであるか、即ちLUT44T(L
UT44B)へのエントリにより規定される当該カラー
空間のテキスト(背景)領域内にあるかを判断する。上
記入力カラーがテキスト(背景)カラーである場合は、
次いでステップS58において、該入力カラーが画像領
域内にあるか、即ちLUT44Iへのエントリにより規
定される当該カラー空間の画像領域内にあるかを判断す
る。画像領域内にない場合は、上記入力カラーを、テキ
ストカラーに対してはLUT44Tを用いて又は背景カ
ラーに対してはLUT44Bを用いて出力カラーに写像
する(ステップS60)。テキストカラーの場合は、好
ましくは、この写像は上記入力カラーの当該出力カラー
空間における一層暗い、飽和の少ないカラーへの写像を
含むであろう。背景カラーの場合は、好ましくは、この
写像は上記入力カラーの当該出力カラー空間における一
層明るい、飽和の少ないカラーへの写像を含むであろ
う。
している。入力カラーはステップS54において入力さ
れる。ステップS56においては、上記入力カラーがテ
キスト(背景)カラーであるか、即ちLUT44T(L
UT44B)へのエントリにより規定される当該カラー
空間のテキスト(背景)領域内にあるかを判断する。上
記入力カラーがテキスト(背景)カラーである場合は、
次いでステップS58において、該入力カラーが画像領
域内にあるか、即ちLUT44Iへのエントリにより規
定される当該カラー空間の画像領域内にあるかを判断す
る。画像領域内にない場合は、上記入力カラーを、テキ
ストカラーに対してはLUT44Tを用いて又は背景カ
ラーに対してはLUT44Bを用いて出力カラーに写像
する(ステップS60)。テキストカラーの場合は、好
ましくは、この写像は上記入力カラーの当該出力カラー
空間における一層暗い、飽和の少ないカラーへの写像を
含むであろう。背景カラーの場合は、好ましくは、この
写像は上記入力カラーの当該出力カラー空間における一
層明るい、飽和の少ないカラーへの写像を含むであろ
う。
【0045】ステップS56及びS58において、上記
入力カラーがテキスト(背景)カラーであり且つ画像カ
ラーであると、即ち該入力カラーが当該カラー空間のテ
キスト(背景)領域と該カラー空間の画像領域(又は複
数の画像領域)との交差部又は重なり部に入ると判断し
た場合は、上記入力カラーを後に詳述する継ぎ合わせ機
能(ステップS62)を用いて出力カラーに写像する。
入力カラーがテキスト(背景)カラーであり且つ画像カ
ラーであると、即ち該入力カラーが当該カラー空間のテ
キスト(背景)領域と該カラー空間の画像領域(又は複
数の画像領域)との交差部又は重なり部に入ると判断し
た場合は、上記入力カラーを後に詳述する継ぎ合わせ機
能(ステップS62)を用いて出力カラーに写像する。
【0046】ステップS56に戻って、上記入力カラー
がテキスト(背景)カラー領域にないと判断した場合
は、ステップS64において該入力カラーが画像領域に
あるかを判断する。画像領域内にある場合は、該入力カ
ラーをLUT44Iを用いて出力カラーに写像する(ス
テップS66)。好ましくは、この写像機能は、該入力
カラーを出力カラー空間における最も近い整合するカラ
ーに写像する。
がテキスト(背景)カラー領域にないと判断した場合
は、ステップS64において該入力カラーが画像領域に
あるかを判断する。画像領域内にある場合は、該入力カ
ラーをLUT44Iを用いて出力カラーに写像する(ス
テップS66)。好ましくは、この写像機能は、該入力
カラーを出力カラー空間における最も近い整合するカラ
ーに写像する。
【0047】ステップS64において、上記入力カラー
が、LUT44Iにより規定される画像領域にない場合
は、該入力カラーをLUT44を用いて出力カラーに写
像する(ステップS68)。これは、当該システムに対
する元のカラー変換写像である。殆どのカラーに対して
は、出力カラーへの写像はLUT44を介して発生し、
かくして、当該複写システムを形成するスキャナ18及
びプリンタ30のために開発された元のカラー変換を維
持する。
が、LUT44Iにより規定される画像領域にない場合
は、該入力カラーをLUT44を用いて出力カラーに写
像する(ステップS68)。これは、当該システムに対
する元のカラー変換写像である。殆どのカラーに対して
は、出力カラーへの写像はLUT44を介して発生し、
かくして、当該複写システムを形成するスキャナ18及
びプリンタ30のために開発された元のカラー変換を維
持する。
【0048】上述した流れの経路の各々において、結果
は、当該出力装置(即ち、プリンタ)のカラー空間にお
けるカラーとなるであろう(ステップS70)。図5に
示す好ましい実施例においては、この出力カラーは1D
のLUT46を介して写像され、プリンタ30を駆動す
るc、m、y及びk値を生成する。他の例として、1D
のLUT46が設けられていない場合は、ステップ70
において生成されたc、m、y及びkカラー値がプリン
タ30を駆動するために使用されるであろう。
は、当該出力装置(即ち、プリンタ)のカラー空間にお
けるカラーとなるであろう(ステップS70)。図5に
示す好ましい実施例においては、この出力カラーは1D
のLUT46を介して写像され、プリンタ30を駆動す
るc、m、y及びk値を生成する。他の例として、1D
のLUT46が設けられていない場合は、ステップ70
において生成されたc、m、y及びkカラー値がプリン
タ30を駆動するために使用されるであろう。
【0049】ステップS62に戻って、本発明の該継ぎ
合わせ機能を説明する。該継ぎ合わせ機能は、入力カラ
ーがテキスト(背景)領域及び画像領域の両方に入った
場合に適用される。一例は、図4に示されている。入力
カラーC3は、テキスト(背景)カラー空間と、少なく
とも1つの画像カラー空間(図示の例では、実際には2
つの)との間の交差部に入る。当該継ぎ合わせ機能は、
テキスト(背景)写像と画像写像との両方の影響を組み
合わせた出力カラーを生成する。1つの例は、上記2つ
の写像の線形合成である。カラーC3の位置がテキスト
(背景)カラー空間の中心と1つの画像カラー空間の中
心とを結ぶ線上に投影される。該投影点がテキスト(背
景)カラー空間の中心に近い程、その写像されたカラー
値はテキスト(背景)カラー写像により多く影響され
る。これは、 COUT=αCI+(1−α)CT(B) により表すことができ、ここでCOUTは写像された
(出力)カラー値であり、CT(B)はテキスト(背
景)カラー写像からの結果としてのカラー値であり、C
Iは画像カラー写像からの結果としてのカラー値であ
り、及びαは下記2つの関数のうちの一方とすることが
できる。
合わせ機能を説明する。該継ぎ合わせ機能は、入力カラ
ーがテキスト(背景)領域及び画像領域の両方に入った
場合に適用される。一例は、図4に示されている。入力
カラーC3は、テキスト(背景)カラー空間と、少なく
とも1つの画像カラー空間(図示の例では、実際には2
つの)との間の交差部に入る。当該継ぎ合わせ機能は、
テキスト(背景)写像と画像写像との両方の影響を組み
合わせた出力カラーを生成する。1つの例は、上記2つ
の写像の線形合成である。カラーC3の位置がテキスト
(背景)カラー空間の中心と1つの画像カラー空間の中
心とを結ぶ線上に投影される。該投影点がテキスト(背
景)カラー空間の中心に近い程、その写像されたカラー
値はテキスト(背景)カラー写像により多く影響され
る。これは、 COUT=αCI+(1−α)CT(B) により表すことができ、ここでCOUTは写像された
(出力)カラー値であり、CT(B)はテキスト(背
景)カラー写像からの結果としてのカラー値であり、C
Iは画像カラー写像からの結果としてのカラー値であ
り、及びαは下記2つの関数のうちの一方とすることが
できる。
【0050】α=(2x−x2)β 又は α=xβ ここで、xはテキスト(背景)カラー空間の中心と1つ
の画像カラー空間Iの中心とを結ぶ線上の距離であり、
βは交差するカラー空間内の近接するカラーの間の遷移
の急峻さを制御するために選定される。例えば、上記入
力カラーがテキスト(背景)カラー空間の中心にある場
合は、x=0、α=0であり、入力カラーはテキスト
(背景)カラー写像のみに従って写像される。入力カラ
ーが画像カラー球の中心に一層近づく程、該入力カラー
は、より多く画像カラー写像により影響される。
の画像カラー空間Iの中心とを結ぶ線上の距離であり、
βは交差するカラー空間内の近接するカラーの間の遷移
の急峻さを制御するために選定される。例えば、上記入
力カラーがテキスト(背景)カラー空間の中心にある場
合は、x=0、α=0であり、入力カラーはテキスト
(背景)カラー写像のみに従って写像される。入力カラ
ーが画像カラー球の中心に一層近づく程、該入力カラー
は、より多く画像カラー写像により影響される。
【0051】上記画像カラー球(及び、それらの前記L
UT44Iへの対応するエントリ)は、テキスト(背
景)カラーに関する元の仮定を試験し、次いで当該カラ
ー空間内のテキスト(背景)カラーに近いが実際には画
像カラーにも寄与するカラーを識別することにより導出
したことを思い出されたい。結果として、入力カラー
は、実際にテキスト(背景)カラー球内に入る(概念的
には、LUT44T又はLUT44B内のノード上又は
ノード内にある)と共に、2以上の画像カラー空間内
(即ち、これら球を規定するノード内)にも入り得る。
これが、図4に入力カラーC3により概念的に示されて
いる。この場合、上述した継ぎ合わせ機能を、該カラー
をテキスト(背景)カラー空間の中心と一方の画像カラ
ー空間の中心とを結ぶ線上に投影し、上記継ぎ合わせ機
能を適用し、上記カラーを上記テキスト(背景)カラー
空間の中心と他方の画像カラー空間の中心とを結ぶ線上
に投影し、上記継ぎ合わせ機能を適用し、及び上記結果
を平均して出力カラーに到る、のように適用する。
UT44Iへの対応するエントリ)は、テキスト(背
景)カラーに関する元の仮定を試験し、次いで当該カラ
ー空間内のテキスト(背景)カラーに近いが実際には画
像カラーにも寄与するカラーを識別することにより導出
したことを思い出されたい。結果として、入力カラー
は、実際にテキスト(背景)カラー球内に入る(概念的
には、LUT44T又はLUT44B内のノード上又は
ノード内にある)と共に、2以上の画像カラー空間内
(即ち、これら球を規定するノード内)にも入り得る。
これが、図4に入力カラーC3により概念的に示されて
いる。この場合、上述した継ぎ合わせ機能を、該カラー
をテキスト(背景)カラー空間の中心と一方の画像カラ
ー空間の中心とを結ぶ線上に投影し、上記継ぎ合わせ機
能を適用し、上記カラーを上記テキスト(背景)カラー
空間の中心と他方の画像カラー空間の中心とを結ぶ線上
に投影し、上記継ぎ合わせ機能を適用し、及び上記結果
を平均して出力カラーに到る、のように適用する。
【0052】上記継ぎ合わせ機能は、テキスト(背景)
カラーと近画像カラーとの間の滑らかな遷移を、テキス
ト領域の内部又は近くの全てのカラーを暗くさせること
なく、且つ、背景領域の内部又は近くの全てのカラーを
明るくさせることなく、提供する。本発明は、これらの
カラーの写像に対して大きな制御を行い、これにより、
テキスト及び/又は背景部分を改善しながら、画像部分
の不必要なカラー歪みを防止する。
カラーと近画像カラーとの間の滑らかな遷移を、テキス
ト領域の内部又は近くの全てのカラーを暗くさせること
なく、且つ、背景領域の内部又は近くの全てのカラーを
明るくさせることなく、提供する。本発明は、これらの
カラーの写像に対して大きな制御を行い、これにより、
テキスト及び/又は背景部分を改善しながら、画像部分
の不必要なカラー歪みを防止する。
【0053】上述した例においては、画像処理ユニット
14は、その種々の機能的ユニットを有する別個のブロ
ックとして示されているが、画像処理ユニット14は、
パーソナルコンピュータ22等の他のシステム構成要素
の部分を有していてもよい。図11に示すように、該画
像処理ユニットは、例えば、全てが内部バス114に接
続された中央処理ユニット(CPU)104、ランダム
アクセスメモリ(RAM)106、読み出し専用メモリ
(ROM)108及び一時記憶レジスタ群110を含む
メモリ並びに入力/出力コントローラ112を更に含む
ことができる。解説のために、上記ユニットの各々は別
個に示されているが、これらの機能的ユニットは、ルッ
クアップテーブル40、42等、継ぎ合わせ機能ユニッ
ト44S、画像編集ツール64、ノード集合68等の前
述した種々の機能的ユニットの一部又は全てを形成する
こともできる。更に、例えば集中制御されたネットワー
クの一部としてのスキャナ及びプリンタのように、当該
システムの性質に依存して、上記の機能的ユニットは、
走査及び印刷装置を制御するようにプログラムされた汎
用コンピュータの一部とすることもできる。更に、これ
らの機能的ユニットは、個別部品、アプリケーション固
有の集積回路、適切なソフトウェア等を実行するプロセ
ッサ又はこれらの組み合わせを用いて実施化することも
できることが理解されるであろう。
14は、その種々の機能的ユニットを有する別個のブロ
ックとして示されているが、画像処理ユニット14は、
パーソナルコンピュータ22等の他のシステム構成要素
の部分を有していてもよい。図11に示すように、該画
像処理ユニットは、例えば、全てが内部バス114に接
続された中央処理ユニット(CPU)104、ランダム
アクセスメモリ(RAM)106、読み出し専用メモリ
(ROM)108及び一時記憶レジスタ群110を含む
メモリ並びに入力/出力コントローラ112を更に含む
ことができる。解説のために、上記ユニットの各々は別
個に示されているが、これらの機能的ユニットは、ルッ
クアップテーブル40、42等、継ぎ合わせ機能ユニッ
ト44S、画像編集ツール64、ノード集合68等の前
述した種々の機能的ユニットの一部又は全てを形成する
こともできる。更に、例えば集中制御されたネットワー
クの一部としてのスキャナ及びプリンタのように、当該
システムの性質に依存して、上記の機能的ユニットは、
走査及び印刷装置を制御するようにプログラムされた汎
用コンピュータの一部とすることもできる。更に、これ
らの機能的ユニットは、個別部品、アプリケーション固
有の集積回路、適切なソフトウェア等を実行するプロセ
ッサ又はこれらの組み合わせを用いて実施化することも
できることが理解されるであろう。
【0054】本発明による方法の各々は、或る実施例に
おいては、上述したフローチャート及びそれに関連する
記載において概要を述べたソフトウェアプログラム又は
複数のプログラムにより実施化される。これらのプログ
ラム、並びにオペレーティングシステムソフトウェア、
及び/又は上記スキャナ18、プリンタ30及び/又は
画像処理ユニット14及び/又は本明細書で述べた種々
の機能的ユニットを動作させるアプリケーション固有の
ソフトウェアは、メモリ106、108及び110の如
何なる組み合わせにも記憶することができ、又は、各々
がI/Oバス122に接続されたハードディスクドライ
ブユニット116、ディスケットドライブユニット11
8及びコンパクトディスクドライブユニット120を含
む1以上のI/Oユニットに外部的に記憶することもで
きる。上記種々の機能的ユニットを動作させ及び/又は
本発明の方法を実施化するためのソフトウェアプログラ
ムは、ハードディスク116A、ディスケット118A又はコン
パクトディスク120Aのような記録媒体上に記憶すること
もでき、又は遠隔装置124において記憶されると共に
通信インターフェース126を介して搬送波上で入力す
ることもできる。
おいては、上述したフローチャート及びそれに関連する
記載において概要を述べたソフトウェアプログラム又は
複数のプログラムにより実施化される。これらのプログ
ラム、並びにオペレーティングシステムソフトウェア、
及び/又は上記スキャナ18、プリンタ30及び/又は
画像処理ユニット14及び/又は本明細書で述べた種々
の機能的ユニットを動作させるアプリケーション固有の
ソフトウェアは、メモリ106、108及び110の如
何なる組み合わせにも記憶することができ、又は、各々
がI/Oバス122に接続されたハードディスクドライ
ブユニット116、ディスケットドライブユニット11
8及びコンパクトディスクドライブユニット120を含
む1以上のI/Oユニットに外部的に記憶することもで
きる。上記種々の機能的ユニットを動作させ及び/又は
本発明の方法を実施化するためのソフトウェアプログラ
ムは、ハードディスク116A、ディスケット118A又はコン
パクトディスク120Aのような記録媒体上に記憶すること
もでき、又は遠隔装置124において記憶されると共に
通信インターフェース126を介して搬送波上で入力す
ることもできる。
【0055】尚、本発明は幾つかの特別な実施例に関連
して説明したが、当業者にとっては多くの他の代替え
例、修正例及び変形例が上述した説明に照らして明白と
なるであろうことは明らかである。このように、ここで
述べた本発明は、請求項の趣旨及び範囲内に入るであろ
う全ての斯様な代替え例、修正例、適用例及び変形例を
包含することを意図するものである。
して説明したが、当業者にとっては多くの他の代替え
例、修正例及び変形例が上述した説明に照らして明白と
なるであろうことは明らかである。このように、ここで
述べた本発明は、請求項の趣旨及び範囲内に入るであろ
う全ての斯様な代替え例、修正例、適用例及び変形例を
包含することを意図するものである。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
特定の入力装置が特定の出力装置と組み合わされた場合
に生じる輪郭アーチファクトを低減することができる等
の種々の効果を得ることができる。
特定の入力装置が特定の出力装置と組み合わされた場合
に生じる輪郭アーチファクトを低減することができる等
の種々の効果を得ることができる。
【図1】(A)、(B)及び(C)は、本発明の画像操
作ユニットの種々の概略構成を表すブロック図である。
作ユニットの種々の概略構成を表すブロック図である。
【図2】本発明の例示的な複写機システムのブロック図
である。
である。
【図3】本発明における2つの型式のカラー情報の統合
を表す図である。
を表す図である。
【図4】本発明のカラーテーブル継ぎ合わせ動作を表す
図である。
図である。
【図5】本発明の主要な機能構成部分の一部の概略ブロ
ック図である。
ック図である。
【図6】本発明の方法における概略ステップを示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図7】図6のフローチャートの続きである。
【図8】図7のフローチャートの続きである。
【図9】図8のフローチャートの続きである。
【図10】本発明の方法における概略ステップを示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図11】本発明の主要な機能構成部分の他の部分の概
略ブロック図である。
略ブロック図である。
10…画像操作ユニット 12…入力装置 14…画像処理ユニット 16…出力装置 18…スキャナ 28…モニタ 30…プリンタ 40、42、44…三次元ルックアップテーブル 44T、44B、44I…三次元ルックアップテーブル 44S…継ぎ合わせ機能ユニット 46…一次元ルックアップテーブル 64…編集ツール 66…リスト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/46 H04N 1/46 Z
Claims (42)
- 【請求項1】 入力装置により入力され且つ出力装置に
より出力される画像に対するテキスト再生を改善する画
像処理装置において、 前記画像を入力する入力装置と、 前記入力装置から前記画像を表すカラー情報を入力する
と共に、入力装置カラー空間において特定されるカラー
を装置非依存型カラー空間におけるカラーに変換する第
1三次元ルックアップテーブルと、 前記第1三次元ルックアップテーブルからカラーを入力
すると共に、装置非依存型カラー空間において特定され
るカラーを出力装置カラー空間におけるカラーに変換す
る第2三次元ルックアップテーブルと、 前記第1三次元ルックアップテーブルからテキストカラ
ーを入力すると共に、装置非依存型カラー空間において
特定されるテキストカラーを出力装置カラー空間におけ
るテキストカラーに変換する第3三次元ルックアップテ
ーブルと、 前記第1三次元ルックアップテーブルから画像カラーを
入力すると共に、装置非依存型カラー空間において特定
される画像カラーを出力装置カラー空間における画像カ
ラーに変換する第4三次元ルックアップテーブルと、 前記第3三次元ルックアップテーブルから出力装置カラ
ー空間におけるテキストカラーを入力すると共に前記第
4三次元ルックアップテーブルから出力装置カラー空間
における画像カラーを入力し、且つ、出力装置カラー空
間における合成出力カラーを出力する継ぎ合わせユニッ
トと、 前記出力装置カラー空間において特定される前記画像を
表すカラー情報を入力すると共に、該画像を出力する出
力装置と、を有していることを特徴とする画像処理装
置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、 サンプル画像における、これらサンプル画像が前記出力
装置から出力された場合にテキストが現れるテキスト領
域を識別する標識ユニットと、 識別された前記テキスト領域に対応するテキストカラー
のリストと、 前記テキストカラーのリストを包含する、前記第3三次
元ルックアップテーブル内のノード集合と、 を更に有することを特徴とする装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載の装置において、 サンプル画像における、これらサンプル画像が前記出力
装置から出力された場合に画像カラーがテキストカラー
に隣接して現れる画像領域を識別する標識ユニットと、 識別された前記画像領域に対応する画像カラーのリスト
と、 前記画像カラーのリストを包含する、前記第4三次元ル
ックアップテーブル内のノード集合と、を更に有するこ
とを特徴とする装置。 - 【請求項4】 請求項1に記載の装置において、前記標
識ユニットが表示装置を有していることを特徴とする装
置。 - 【請求項5】 請求項1に記載の装置において、前記標
識ユニットが画像編集ツールを有していることを特徴と
する装置。 - 【請求項6】 請求項1に記載の装置において、前記入
力装置がスキャナであることを特徴とする装置。 - 【請求項7】 請求項1に記載の装置において、前記出
力装置がプリンタであることを特徴とする装置。 - 【請求項8】 入力装置と出力装置との間のカラー空間
変換におけるテキスト再生を改善する方法であって、前
記カラー空間変換が、前記入力装置からカラー情報を入
力すると共に入力装置カラー空間において特定されるカ
ラーを装置非依存型カラー空間におけるカラーに変換す
る第1三次元ルックアップテーブルと、該第1三次元ル
ックアップテーブルからカラーを入力すると共に装置非
依存型カラー空間において特定されるカラーを出力装置
カラー空間におけるカラーに変換する第2三次元ルック
アップテーブルとを備える方法において、 前記入力装置を用いてサンプル画像を入力するステップ
と、 前記出力装置を用いて前記サンプル画像を出力するステ
ップと、 前記出力装置により出力された前記サンプル画像におけ
る、テキストが現れるテキスト領域を識別するステップ
と、 識別された前記テキスト領域に対応するテキストカラー
のリストを形成するステップと、 前記テキストカラーのリストを包含するようなノード集
合を備える第3三次元ルックアップテーブルを形成する
ステップと、 前記出力装置により出力された他のサンプル画像におけ
る、画像カラーがテキストカラーに隣接して現れるよう
な画像領域を識別するステップと、 識別された前記画像領域に対応する画像カラーのリスト
を形成するステップと、 前記画像カラーのリストを包含するようなノード集合を
備える第4三次元ルックアップテーブルを形成するステ
ップと、 前記第1三次元ルックアップテーブルから入力カラーを
入力すると共に、前記第3三次元ルックアップテーブル
からのカラー出力と前記第4三次元ルックアップテーブ
ルからのカラー出力とを継ぎ合わせることにより前記出
力装置カラー空間における出力カラーを形成するステッ
プと、を有することを特徴とする方法。 - 【請求項9】 請求項8に記載の方法において、前記サ
ンプル画像におけるテキストが現れるテキスト領域を識
別するステップが、 前記サンプル画像を表示するステップと、 前記サンプル画像におけるテキストが現れる領域を区切
るステップと、を有することを特徴とする方法。 - 【請求項10】 請求項9に記載の方法において、前記
テキストカラーのリストを形成するステップが、前記入
力装置カラー空間における前記区切られた領域内のテキ
ストカラーを識別するステップを有していることを特徴
とする方法。 - 【請求項11】 請求項8に記載の方法において、前記
第3三次元ルックアップテーブルを形成するステップ
が、前記テキストカラーのリストを前記第1三次元ルッ
クアップテーブルを通過させることにより、前記テキス
トカラーのリストを包含する前記ノード集合を識別する
ステップを有していることを特徴とする方法。 - 【請求項12】 請求項8に記載の方法において、前記
他のサンプル画像における画像カラーがテキストカラー
に隣接して現れるような画像領域を識別するステップ
が、 前記第3三次元ルックアップテーブルに入力されるテキ
ストカラーを、前記出力装置カラー空間における単一の
カラーに写像するステップと、 カラーチャートを有する前記他のサンプル画像を走査す
るステップと、 前記カラーチャートを印刷するステップと、 前記印刷されたカラーチャートにおける、前記単一のカ
ラーで印刷された画像カラーを識別するステップと、を
有していることを特徴とする方法。 - 【請求項13】 請求項12に記載の方法において、前
記他のサンプル画像における画像カラーがテキストカラ
ーに隣接して現れるような画像領域を識別するステップ
に続いて、 前記第3三次元ルックアップテーブルに入力されるテキ
ストカラーを、前記出力装置カラー空間における対応す
る一層暗い、飽和の少ないカラーに写像するステップ、
を更に有していることを特徴とする方法。 - 【請求項14】 入力装置と出力装置との間のカラー空
間変換におけるテキスト再生を改善する方法をコンピュ
ータによって実行させるためのプログラムを記録したコ
ンピュータによって読取可能な記録媒体であって、前記
カラー空間変換が、前記入力装置からカラー情報を入力
すると共に入力装置カラー空間において特定されるカラ
ーを装置非依存型カラー空間におけるカラーに変換する
第1三次元ルックアップテーブルと、該第1三次元ルッ
クアップテーブルからカラーを入力すると共に装置非依
存型カラー空間において特定されるカラーを出力装置カ
ラー空間におけるカラーに変換する第2三次元ルックア
ップテーブルとを備える記録媒体において、前記方法
が、 前記入力装置を用いてサンプル画像を入力するステップ
と、 前記出力装置を用いて前記サンプル画像を出力するステ
ップと、 前記出力装置により出力された前記サンプル画像におけ
る、テキストが現れるテキスト領域を識別するステップ
と、 識別された前記テキスト領域に対応するテキストカラー
のリストを形成するステップと、 前記テキストカラーのリストを包含するようなノード集
合を備える第3三次元ルックアップテーブルを形成する
ステップと、 前記出力装置により出力された他のサンプル画像におけ
る、画像カラーがテキストカラーに隣接して現れるよう
な画像領域を識別するステップと、 識別された前記画像領域に対応する画像カラーのリスト
を形成するステップと、 前記画像カラーのリストを包含するようなノード集合を
備える第4三次元ルックアップテーブルを形成するステ
ップと、 前記第1三次元ルックアップテーブルから入力カラーを
入力すると共に、前記第3三次元ルックアップテーブル
からのカラー出力と前記第4三次元ルックアップテーブ
ルからのカラー出力とを継ぎ合わせることにより前記出
力装置カラー空間における出力カラーを形成するステッ
プと、を有することを特徴とする記録媒体。 - 【請求項15】 請求項14に記載の記録媒体におい
て、前記方法における前記サンプル画像におけるテキス
トが現れるテキスト領域を識別するステップが、 前記サンプル画像を表示するステップと、 前記サンプル画像におけるテキストが現れる領域を区切
るステップと、を有することを特徴とする記録媒体。 - 【請求項16】 請求項15に記載の記録媒体におい
て、前記方法における前記テキストカラーのリストを形
成するステップが、前記入力装置カラー空間における前
記区切られた領域内のテキストカラーを識別するステッ
プを有していることを特徴とする記録媒体。 - 【請求項17】 請求項14に記載の記録媒体におい
て、前記方法における前記第3三次元ルックアップテー
ブルを形成するステップが、前記テキストカラーのリス
トを前記第1三次元ルックアップテーブルを通過させる
ことにより、前記テキストカラーのリストを包含する前
記ノード集合を識別するステップを有していることを特
徴とする記録媒体。 - 【請求項18】 請求項14に記載の記録媒体におい
て、前記方法における前記他のサンプル画像における画
像カラーがテキストカラーに隣接して現れるような画像
領域を識別するステップが、 前記第3三次元ルックアップテーブルに入力されるテキ
ストカラーを、前記出力装置カラー空間における単一の
カラーに写像するステップと、 カラーチャートを有する前記他のサンプル画像を走査す
るステップと、 前記カラーチャートを印刷するステップと、 前記印刷されたカラーチャートにおける、前記単一のカ
ラーで印刷された画像カラーを識別するステップと、を
有していることを特徴とする記録媒体。 - 【請求項19】 請求項18に記載の記録媒体におい
て、前記方法が、前記他のサンプル画像における画像カ
ラーがテキストカラーに隣接して現れるような画像領域
を識別するステップに続いて、 前記第3三次元ルックアップテーブルに入力されるテキ
ストカラーを、前記出力装置カラー空間における対応す
る一層暗い、飽和の少ないカラーに写像するステップ、
を更に有していることを特徴とする記録媒体。 - 【請求項20】 入力装置と出力装置との間のカラー空
間変換におけるテキスト再生を改善する方法を実施する
ために搬送波内で具現化されるコンピュータプログラム
であって、前記カラー空間変換が、前記入力装置からカ
ラー情報を入力すると共に入力装置カラー空間において
特定されるカラーを装置非依存型カラー空間におけるカ
ラーに変換する第1三次元ルックアップテーブルと、該
第1三次元ルックアップテーブルからカラーを入力する
と共に装置非依存型カラー空間において特定されるカラ
ーを出力装置カラー空間におけるカラーに変換する第2
三次元ルックアップテーブルとを備えるコンピュータプ
ログラムにおいて、 前記入力装置を用いてサンプル画像を入力するステップ
と、 前記出力装置を用いて前記サンプル画像を出力するステ
ップと、 前記出力装置により出力された前記サンプル画像におけ
る、テキストが現れるテキスト領域を識別するステップ
と、 識別された前記テキスト領域に対応するテキストカラー
のリストを形成するステップと、 前記テキストカラーのリストを包含するようなノード集
合を備える第3三次元ルックアップテーブルを形成する
ステップと、 前記出力装置により出力された他のサンプル画像におけ
る、画像カラーがテキストカラーに隣接して現れるよう
な画像領域を識別するステップと、 識別された前記画像領域に対応する画像カラーのリスト
を形成するステップと、 前記画像カラーのリストを包含するようなノード集合を
備える第4三次元ルックアップテーブルを形成するステ
ップと、 前記第1三次元ルックアップテーブルから入力カラーを
入力すると共に、前記第3三次元ルックアップテーブル
からのカラー出力と前記第4三次元ルックアップテーブ
ルからのカラー出力とを継ぎ合わせることにより前記出
力装置カラー空間における出力カラーを形成するステッ
プと、を有することを特徴とするコンピュータプログラ
ム。 - 【請求項21】 入力装置と出力装置との間のカラー空
間変換におけるテキスト再生を改善する方法を実施する
ためのコンピュータプログラムであって、前記カラー空
間変換が、前記入力装置からカラー情報を入力すると共
に入力装置カラー空間において特定されるカラーを装置
非依存型カラー空間におけるカラーに変換する第1三次
元ルックアップテーブルと、該第1三次元ルックアップ
テーブルからカラーを入力すると共に装置非依存型カラ
ー空間において特定されるカラーを出力装置カラー空間
におけるカラーに変換する第2三次元ルックアップテー
ブルとを備えるコンピュータプログラムにおいて、 前記入力装置を用いてサンプル画像を入力するステップ
と、 前記出力装置を用いて前記サンプル画像を出力するステ
ップと、 前記出力装置により出力された前記サンプル画像におけ
る、テキストが現れるテキスト領域を識別するステップ
と、 識別された前記テキスト領域に対応するテキストカラー
のリストを形成するステップと、 前記テキストカラーのリストを包含するようなノード集
合を備える第3三次元ルックアップテーブルを形成する
ステップと、 前記出力装置により出力された他のサンプル画像におけ
る、画像カラーがテキストカラーに隣接して現れるよう
な画像領域を識別するステップと、 識別された前記画像領域に対応する画像カラーのリスト
を形成するステップと、 前記画像カラーのリストを包含するようなノード集合を
備える第4三次元ルックアップテーブルを形成するステ
ップと、 前記第1三次元ルックアップテーブルから入力カラーを
入力すると共に、前記第3三次元ルックアップテーブル
からのカラー出力と前記第4三次元ルックアップテーブ
ルからのカラー出力とを継ぎ合わせることにより前記出
力装置カラー空間における出力カラーを形成するステッ
プと、を有することを特徴とするコンピュータプログラ
ム。 - 【請求項22】 入力装置により入力され且つ出力装置
により出力される画像に対する背景再生を改善する画像
処理装置において、 前記画像を入力する入力装置と、 前記入力装置から前記画像を表すカラー情報を入力する
と共に、入力装置カラー空間において特定されるカラー
を装置非依存型カラー空間におけるカラーに変換する第
1三次元ルックアップテーブルと、 前記第1三次元ルックアップテーブルからカラーを入力
すると共に、装置非依存型カラー空間において特定され
るカラーを出力装置カラー空間におけるカラーに変換す
る第2三次元ルックアップテーブルと、 前記第1三次元ルックアップテーブルから背景カラーを
入力すると共に、装置非依存型カラー空間において特定
される背景カラーを出力装置カラー空間における背景カ
ラーに変換する第3三次元ルックアップテーブルと、 前記第1三次元ルックアップテーブルから画像カラーを
入力すると共に、装置非依存型カラー空間において特定
される画像カラーを出力装置カラー空間における画像カ
ラーに変換する第4三次元ルックアップテーブルと、 前記第3三次元ルックアップテーブルから出力装置カラ
ー空間における背景カラーを入力すると共に前記第4三
次元ルックアップテーブルから出力装置カラー空間にお
ける画像カラーを入力し、且つ、出力装置カラー空間に
おける合成出力カラーを出力する継ぎ合わせユニット
と、 前記出力装置カラー空間において特定される前記画像を
表すカラー情報を入力すると共に、該画像を出力する出
力装置と、を有していることを特徴とする画像処理装
置。 - 【請求項23】 請求項22に記載の装置において、 サンプル画像における、これらサンプル画像が前記出力
装置から出力された場合に背景が現れる背景領域を識別
する標識ユニットと、 識別された前記背景領域に対応する背景カラーのリスト
と、 前記背景カラーのリストを包含する、前記第3三次元ル
ックアップテーブル内のノード集合と、を更に有するこ
とを特徴とする装置。 - 【請求項24】 請求項22に記載の装置において、 サンプル画像における、これらサンプル画像が前記出力
装置から出力された場合に画像カラーが背景カラーに隣
接して現れる画像領域を識別する標識ユニットと、 識別された前記画像領域に対応する画像カラーのリスト
と、 前記画像カラーのリストを包含する、前記第4三次元ル
ックアップテーブル内のノード集合と、を更に有するこ
とを特徴とする装置。 - 【請求項25】 請求項22に記載の装置において、前
記標識ユニットが表示装置を有していることを特徴とす
る装置。 - 【請求項26】 請求項22に記載の装置において、前
記標識ユニットが画像編集ツールを有していることを特
徴とする装置。 - 【請求項27】 請求項22に記載の装置において、前
記入力装置がスキャナであることを特徴とする装置。 - 【請求項28】 請求項22に記載の装置において、前
記出力装置がプリンタであることを特徴とする装置。 - 【請求項29】 入力装置と出力装置との間のカラー空
間変換における背景再生を改善する方法であって、前記
カラー空間変換が、前記入力装置からカラー情報を入力
すると共に入力装置カラー空間において特定されるカラ
ーを装置非依存型カラー空間におけるカラーに変換する
第1三次元ルックアップテーブルと、該第1三次元ルッ
クアップテーブルからカラーを入力すると共に装置非依
存型カラー空間において特定されるカラーを出力装置カ
ラー空間におけるカラーに変換する第2三次元ルックア
ップテーブルとを備える方法において、 前記入力装置を用いてサンプル画像を入力するステップ
と、 前記出力装置を用いて前記サンプル画像を出力するステ
ップと、 前記出力装置により出力された前記サンプル画像におけ
る、背景が現れる背景領域を識別するステップと、 識別された前記背景領域に対応する背景カラーのリスト
を形成するステップと、 前記背景カラーのリストを包含するようなノード集合を
備える第3三次元ルックアップテーブルを形成するステ
ップと、 前記出力装置により出力された他のサンプル画像におけ
る、画像カラーが背景カラーに隣接して現れるような画
像領域を識別するステップと、 識別された前記画像領域に対応する画像カラーのリスト
を形成するステップと、 前記画像カラーのリストを包含するようなノード集合を
備える第4三次元ルックアップテーブルを形成するステ
ップと、 前記第1三次元ルックアップテーブルから入力カラーを
入力すると共に、前記第3三次元ルックアップテーブル
からのカラー出力と前記第4三次元ルックアップテーブ
ルからのカラー出力とを継ぎ合わせることにより前記出
力装置カラー空間における出力カラーを形成するステッ
プと、を有することを特徴とする方法。 - 【請求項30】 請求項29に記載の方法において、前
記サンプル画像における背景が現れる背景領域を識別す
るステップが、 前記サンプル画像を表示するステップと、 前記サンプル画像における背景が現れる領域を区切るス
テップと、を有することを特徴とする方法。 - 【請求項31】 請求項30に記載の方法において、前
記背景カラーのリストを形成するステップが、前記入力
装置カラー空間における前記区切られた領域内の背景カ
ラーを識別するステップを有していることを特徴とする
方法。 - 【請求項32】 請求項29に記載の方法において、前
記第3三次元ルックアップテーブルを形成するステップ
が、前記背景カラーのリストを前記第1三次元ルックア
ップテーブルを通過させることにより、前記背景カラー
のリストを包含する前記ノード集合を識別するステップ
を有していることを特徴とする方法。 - 【請求項33】 請求項29に記載の方法において、前
記他のサンプル画像における画像カラーが背景カラーに
隣接して現れるような画像領域を識別するステップが、 前記第3三次元ルックアップテーブルに入力される背景
カラーを、前記出力装置カラー空間における単一のカラ
ーに写像するステップと、 カラーチャートを有する前記他のサンプル画像を走査す
るステップと、 前記カラーチャートを印刷するステップと、 前記印刷されたカラーチャートにおける、前記単一のカ
ラーで印刷された画像カラーを識別するステップと、を
有していることを特徴とする方法。 - 【請求項34】 請求項33に記載の方法において、前
記他のサンプル画像における画像カラーが背景カラーに
隣接して現れるような画像領域を識別するステップに続
いて、 前記第3三次元ルックアップテーブルに入力される背景
カラーを、前記出力装置カラー空間における対応する一
層明るい、飽和の少ないカラーに写像するステップ、を
更に有していることを特徴とする方法。 - 【請求項35】 入力装置と出力装置との間のカラー空
間変換における背景再生を改善する方法をコンピュータ
に実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ
によって読取可能な記録媒体であって、前記カラー空間
変換が、前記入力装置からカラー情報を入力すると共に
入力装置カラー空間において特定されるカラーを装置非
依存型カラー空間におけるカラーに変換する第1三次元
ルックアップテーブルと、該第1三次元ルックアップテ
ーブルからカラーを入力すると共に装置非依存型カラー
空間において特定されるカラーを出力装置カラー空間に
おけるカラーに変換する第2三次元ルックアップテーブ
ルとを備える記録媒体において、前記方法が、 前記入力装置を用いてサンプル画像を入力するステップ
と、 前記出力装置を用いて前記サンプル画像を出力するステ
ップと、 前記出力装置により出力された前記サンプル画像におけ
る、背景が現れる背景領域を識別するステップと、 識別された前記背景領域に対応する背景カラーのリスト
を形成するステップと、 前記背景カラーのリストを包含するようなノード集合を
備える第3三次元ルックアップテーブルを形成するステ
ップと、 前記出力装置により出力された他のサンプル画像におけ
る、画像カラーが背景カラーに隣接して現れるような画
像領域を識別するステップと、 識別された前記画像領域に対応する画像カラーのリスト
を形成するステップと、 前記画像カラーのリストを包含するようなノード集合を
備える第4三次元ルックアップテーブルを形成するステ
ップと、 前記第1三次元ルックアップテーブルから入力カラーを
入力すると共に、前記第3三次元ルックアップテーブル
からのカラー出力と前記第4三次元ルックアップテーブ
ルからのカラー出力とを継ぎ合わせることにより前記出
力装置カラー空間における出力カラーを形成するステッ
プと、を有することを特徴とする記録媒体。 - 【請求項36】 請求項35に記載の記録媒体におい
て、前記方法における前記サンプル画像における背景が
現れる背景領域を識別するステップが、 前記サンプル画像を表示するステップと、 前記サンプル画像における背景が現れる領域を区切るス
テップと、を有することを特徴とする記録媒体。 - 【請求項37】 請求項36に記載の記録媒体におい
て、前記方法における前記背景カラーのリストを形成す
るステップが、前記入力装置カラー空間における前記区
切られた領域内の背景カラーを識別するステップを有し
ていることを特徴とする記録媒体。 - 【請求項38】 請求項35に記載の記録媒体におい
て、前記方法における前記第3三次元ルックアップテー
ブルを形成するステップが、前記背景カラーのリストを
前記第1三次元ルックアップテーブルを通過させること
により、前記背景カラーのリストを包含する前記ノード
集合を識別するステップを有していることを特徴とする
記録媒体。 - 【請求項39】 請求項35に記載の記録媒体におい
て、前記方法における前記他のサンプル画像における画
像カラーが背景カラーに隣接して現れるような画像領域
を識別するステップが、 前記第3三次元ルックアップテーブルに入力される背景
カラーを、前記出力装置カラー空間における単一のカラ
ーに写像するステップと、 カラーチャートを有する前記他のサンプル画像を走査す
るステップと、 前記カラーチャートを印刷するステップと、 前記印刷されたカラーチャートにおける、前記単一のカ
ラーで印刷された画像カラーを識別するステップと、を
有していることを特徴とする記録媒体。 - 【請求項40】 請求項39に記載の記録媒体におい
て、前記方法が、前記他のサンプル画像における画像カ
ラーが背景カラーに隣接して現れるような画像領域を識
別するステップに続いて、 前記第3三次元ルックアップテーブルに入力される背景
カラーを、前記出力装置カラー空間における対応する一
層明るい、飽和の少ないカラーに写像するステップ、 を更に有していることを特徴とする記録媒体。 - 【請求項41】 入力装置と出力装置との間のカラー空
間変換における背景再生を改善する方法を実施するため
に搬送波内で具現化されるコンピュータプログラムであ
って、前記カラー空間変換が、前記入力装置からカラー
情報を入力すると共に入力装置カラー空間において特定
されるカラーを装置非依存型カラー空間におけるカラー
に変換する第1三次元ルックアップテーブルと、該第1
三次元ルックアップテーブルからカラーを入力すると共
に装置非依存型カラー空間において特定されるカラーを
出力装置カラー空間におけるカラーに変換する第2三次
元ルックアップテーブルとを備えるコンピュータプログ
ラムにおいて、 前記入力装置を用いてサンプル画像を入力するステップ
と、 前記出力装置を用いて前記サンプル画像を出力するステ
ップと、 前記出力装置により出力された前記サンプル画像におけ
る、背景が現れる背景領域を識別するステップと、 識別された前記背景領域に対応する背景カラーのリスト
を形成するステップと、 前記背景カラーのリストを包含するようなノード集合を
備える第3三次元ルックアップテーブルを形成するステ
ップと、 前記出力装置により出力された他のサンプル画像におけ
る、画像カラーが背景カラーに隣接して現れるような画
像領域を識別するステップと、 識別された前記画像領域に対応する画像カラーのリスト
を形成するステップと、前記画像カラーのリストを包含
するようなノード集合を備える第4三次元ルックアップ
テーブルを形成するステップと、 前記第1三次元ルックアップテーブルから入力カラーを
入力すると共に、前記第3三次元ルックアップテーブル
からのカラー出力と前記第4三次元ルックアップテーブ
ルからのカラー出力とを継ぎ合わせることにより前記出
力装置カラー空間における出力カラーを形成するステッ
プと、を有することを特徴とするコンピュータプログラ
ム。 - 【請求項42】 入力装置と出力装置との間のカラー空
間変換における背景再生を改善する方法を実施するため
のコンピュータプログラムであって、前記カラー空間変
換が、前記入力装置からカラー情報を入力すると共に入
力装置カラー空間において特定されるカラーを装置非依
存型カラー空間におけるカラーに変換する第1三次元ル
ックアップテーブルと、該第1三次元ルックアップテー
ブルからカラーを入力すると共に装置非依存型カラー空
間において特定されるカラーを出力装置カラー空間にお
けるカラーに変換する第2三次元ルックアップテーブル
とを備えるコンピュータプログラムにおいて、 前記入力装置を用いてサンプル画像を入力するステップ
と、 前記出力装置を用いて前記サンプル画像を出力するステ
ップと、 前記出力装置により出力された前記サンプル画像におけ
る、背景が現れる背景領域を識別するステップと、識別
された前記背景領域に対応する背景カラーのリストを形
成するステップと、前記背景カラーのリストを包含する
ようなノード集合を備える第3三次元ルックアップテー
ブルを形成するステップと、前記出力装置により出力さ
れた他のサンプル画像における、画像カラーが背景カラ
ーに隣接して現れるような画像領域を識別するステップ
と、識別された前記画像領域に対応する画像カラーのリ
ストを形成するステップと、前記画像カラーのリストを
包含するようなノード集合を備える第4三次元ルックア
ップテーブルを形成するステップと、前記第1三次元ル
ックアップテーブルから入力カラーを入力すると共に、
前記第3三次元ルックアップテーブルからのカラー出力
と前記第4三次元ルックアップテーブルからのカラー出
力とを継ぎ合わせることにより前記出力装置カラー空間
における出力カラーを形成するステップと、を有するこ
とを特徴とするコンピュータプログラム。
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