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JP2001141757A - ホール素子を用いたセンサ装置 - Google Patents

ホール素子を用いたセンサ装置

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Publication number
JP2001141757A
JP2001141757A JP31889099A JP31889099A JP2001141757A JP 2001141757 A JP2001141757 A JP 2001141757A JP 31889099 A JP31889099 A JP 31889099A JP 31889099 A JP31889099 A JP 31889099A JP 2001141757 A JP2001141757 A JP 2001141757A
Authority
JP
Japan
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hall element
current
voltage
hall
output
Prior art date
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Abandoned
Application number
JP31889099A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Takemoto
寿 竹本
Shuji Satake
周二 佐竹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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  • Measuring Magnetic Variables (AREA)
  • Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用するホール素子が変わっても、先のホー
ル素子の特性を温度補正するために用いたサーミスタを
変更する必要がないホールアンプ式電流センサ装置を得
る。 【解決手段】 ホール素子21に制御電圧、電流を供給
するホール素子電圧電流供給部25と、ホール素子21
の両端の出力信号の差動増幅する差動増幅部26と、こ
の差動増幅部26からの出力Voをインピーダンス変換
した電流IをサーミスタTHで補正するVーI変換回路
部27とを備えて、出力電圧Voを補正しないで後段の
VーI変換回路部27で出力電圧Voに対応する電流I
を温度変化に応じて補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はホール素子を用いた
センサ装置に関し、特に温度変動によるホール素子等の
バラツキ誤差を一個のサーミスタで補正するホール素子
を用いたセンサ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ホール素子を用いたホールアンプ式の電
流センサでは、ホール素子の温度特性が問題になる。
【0003】例えば、温度補償回路を持たないGaAs
ホール素子を用いたホールアンプ式電流センサの入力ー
出力特性は、図5に示すようには、温度が低いと入力電
流が大きくなるにつれて、出力が上がり、逆に温度が高
いと入力電流が大きくなるにつれて出力が低下する。す
なわち、温度変化によって出力に誤差が生じる。
【0004】このようなことからホールアンプ式の電流
センサには温度補償回路が用いられるのが一般的であ
る。以下に温度補償回路を用いたホールアンプ式の電流
センサの一例を説明する。
【0005】図6は特開平6ー74975号公報の電流
センサの温度補償回路図である。この温度補償回路1
は、ホール素子2が検出した検出信号を入力し、サーミ
スタ3aで検出した所定の温度においてこの検出信号の
電圧の傾斜を適正な傾斜に調整する感度調整回路3と、
ホール素子2の特性を補正するためのオフセット調整部
4と、同じ抵抗値6a、6bを有し、かつ異なる温度係
数を有する二本の抵抗器6a、6bを電源とグランド間
に直列に接続し、二本の抵抗器6a、6bの接続点と演
算増幅器5の一方を接続してなる温度傾斜設定部4とを
備えることによって、周囲の温度変化により生じるホー
ル素子の温度係数の変化とオフセット変化を調整してい
る。
【0006】また、図7に示す特開昭63ー61961
号公報の電流検出器は、駆動回路10によってホール素
子11に予め制御電流を供給し、電線に被検出電流が流
れると、その被検出電流に応じた磁界がコアに発生し、
この磁界に比例した出力信号を抵抗R1、R3を介して
差動増幅器12が入力する。
【0007】この差動増幅器12は、サーミスタTHと
抵抗R5とを並列接続してなる温度補償回路13をフィ
ードバック抵抗部としており、これにより、温度による
感度変化の調整を行っている。
【0008】このようなホールアンプ式電流センサ装置
は、ホール素子及び回路系のバラツキによって、例え
ば、図8に示すように、ホール素子(1)、ホール素子
(2)、ホール素子(3)の出力電流ー入力電流特性を
図示すると、それぞれバラツキがあることが分かる。
【0009】また、図9に示すように、ホール電圧VH
とホール素子の磁束密度Bには比例関係が成立する。
【0010】例えば図6のホールアンプ式センサを例に
すると、出力電圧Voは、以下の数1のように示され
る。
【0011】
【数1】 すなわち、この数1に示すように、出力電圧Voを温度
変化があっても、その温度変化に追従した傾きにするた
めに、抵抗R2、R4、R5、サーミスタTHを使用す
るホール素子の特性に合わせて変更していた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の特開平6ー74975号公報及び特開昭6
3ー61961号公報のものは、使用するホール素子の
特性を調べ、その特性に応じたサーミスタを選択しなけ
ればならないので、手間と費用がかかるという課題があ
った。
【0013】特開平6ー74975号公報のものはオフ
セット調整部、感度調整部にサーミスタをそれぞれ備え
なければならないので、手間が倍かかる。
【0014】また、何らかの理由によってホール素子を
変更する場合もある。このような場合は、再度、このホ
ール素子の特性を調べて、このホール素子の特性にあっ
たサーミスタを選択しなければならないので、再度の手
間がかかるという課題があった。
【0015】本発明は以上の課題を解決するためになさ
れたもので、使用するホール素子が変わっても、先のホ
ール素子の特性を温度補正するために用いたサーミスタ
を変更する必要がないホールアンプ式電流センサ装置を
得ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、ホール素子の
両端出力を、感温抵抗器を用いないで差動増幅した出力
電圧を得る差動増幅部と、差動増幅部の後段に設けら
れ、差動増幅部からの出力電圧を電流に変換すると共
に、この電流を感温抵抗器によって補正する電圧ー電流
変換回路部とを備えたことを要旨とする。
【0017】また、電圧ー電流変換回路部は、トランジ
スタと、このトランジスタのエミッタに抵抗を介して直
列接続されたサーミスタと、差動増幅部からの出力電圧
をプラス入力端に入力し、マイナス入力端をトランジス
タのエミッタに接続したアンプとからなることを要旨と
する。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は本実施の形態のホールアン
プ式電流センサ装置の概略構成図である。図2は本実施
の形態のホールアンプ式電流センサ装置20をホール素
子21と磁気コア22にからなる非接触センサ23に接
続した構成図である。
【0019】このホールアンプ式電流センサ装置20
は、図1及び図2に示すように、ホール素子21に制御
電圧、電流を供給するホール素子電圧電流供給部25
と、ホール素子21の両端の出力信号の差動増幅する差
動増幅部26と、この差動増幅部26からの出力Voを
インピーダンス変換した電流IをサーミスタTHで補正
するVーI変換回路部27とを備えている。すなわち、
出力電圧Voを補正しないで出力電圧Voに対応する電
流Iを温度変化に応じて補正している。
【0020】(各部の構成)ホール素子電圧電流供給部
25は、電界コンデンサC1、抵抗R1、トランジスタ
TR1、ツェナーダイオードD1、コンデンサC2等で
構成された基準電圧発生回路30を備えている。この基
準電圧発生回路30は、入力電源を電界コンデンサC1
で平滑し、ツェナーダイオードD1、抵抗R1、トラン
ジスタTR1で所定電圧にしたホール素子制御電圧をホ
ール素子21に加えている。
【0021】また、ホール素子電圧電流供給部25は、
定電流回路31を備えている。この定電流回路31は、
抵抗R2、R3、アンプAMP1、抵抗R4、トランジ
スタTR2、抵抗R5等からなる。
【0022】抵抗R2と抵抗R3とは直列接続され、こ
の分圧点がアンプAMP1のプラス入力端に入力する。
アンプAMP1の出力は抵抗R4を介してトランジスタ
TR2のベースに接続されている。このトランジスタT
R2は、コレクタをホール素子21に接続し、エミッタ
を抵抗R5を介してアースに接続している。
【0023】差動増幅部26は、抵抗R6、抵抗R7、
抵抗R8、抵抗R9、抵抗R10、抵抗R11と、アン
プAMP2とから構成されている。抵抗R8と抵抗R9
とは直列接続され、この分圧点がアンプAMP2の基準
電源となって抵抗R10を介して入力する。
【0024】この差動増幅部26は、ホール素子21か
らのホール素子電圧VHを抵抗R6、R7を介して入力
し、この差信号がフィードバック抵抗R11に基づいて
増幅された出力電圧Voを得る。
【0025】VーI変換回路部27は、差動増幅部26
からの出力電圧Voを抵抗R12を介してアンプAMP
3のプラス入力端に入力する。そして、このアンプAM
P3は出力を抵抗R13を介してトランジスタTR3の
ベースに接続している。
【0026】このトランジスタTR3のエミッタは抵抗
R14、R15サーミスタTH、R16とからなる直並
列回路に接続されている。
【0027】(動作説明)上記のように構成されたホー
ルアンプ式電流センサ装置20は、非接触センサ23が
電力供給線にバッテリからの電流が流れると、この電流
量に応じた磁束をコア22に流し、このコア22の間隙
に設けられているホール素子21がコア22に発生した
磁束に比例したホール素子電圧VHを差動増幅部26に
送出する。
【0028】差動増幅部26は、このホール素子電圧V
Hを、抵抗R6、抵抗R7、抵抗R8、抵抗R9、抵抗
R10、抵抗R11と、アンプAMP2で差動増幅して
抵抗R12を介してVーI変換回路部27に送出する。
【0029】すなわち、差動増幅部26における出力電
圧Voは以下の数2に示すようにして得られることにな
る。
【0030】
【数2】 この数2に示すように、出力電圧Voは、抵抗R11、
R6、ホール素子電圧VHのみで示されることになるか
らホール素子にバラツキがあっても、抵抗r10、抵抗
R11を調整するこで補正できる。
【0031】しかし、サーミスタを備えて温度による補
正を行っていないので、図3の(a)に示すように、出
力電圧Voと出力電流Ioの特性は、温度によって変化
することになる。
【0032】しかしがら、この差動増幅部26の出力電
圧Voは、サーミスタTHを備えるVーI変換回路部2
7に入力し、インピーダンス変換される。すなわち、出
力電圧Voに対応した電流IがトランジスタTR3を流
れる。
【0033】このトランジスタTR3には、抵抗R1
4、R15を介してサーミスタTHが接続されている。
【0034】すなわち、温度に変化が生じても、このサ
ーミスタTHが温度変化に応じて抵抗が変化するので、
図3の(b)に示すように出力特性にバラツキがない出
力を得る。この図3の(b)は20℃を基準としてい
る。
【0035】つまり、差動増幅部26の後段において、
温度が低い場合はホール電圧VHに対応する電流Iが減
少させられ、逆に温度が高いときには、電流Iが増加さ
せられることになる。
【0036】従って、オフセット調整、利得調整等は前
段で行い、温度補正のみを後段で行うので、例えホール
素子が変更されたとしても、前段のオフセット調整、利
得調整を抵抗R10、R11、R6で行えばよいので、
サーミスタTHはそのまま使用できることになる。
【0037】なお、上記実施の形態では電流検出型のホ
ールアンプ式電流センサ装置として説明したが図4に示
すように、電圧検出型のホールアンプ式電圧センサ装置
としてもよい。
【0038】この図4においては、バッテリに対して抵
抗Ra、Rbからなる直列回路を並列接続し、この分圧
点の電圧をボルテージフォロワで構成されたVーI変換
回路40が入力し、この出力をコア22に巻き付け、ホ
ール素子21の出力を差動増幅部26を介してサーミス
タを備えたVーI変換回路部27が入力する。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ホール素
子の両端出力を、差動増幅した後に、感温抵抗器を備え
た電圧ー電流変換回路部がこの差動増幅された電圧を電
流に変換すると共に、温度に応じてその電流を変化させ
る。
【0040】このため、使用するホール素子が変わって
も、抵抗値だけの変更で済むので、先のホール素子の特
性を温度補正するために用いたサーミスタを変更する必
要がないという効果が得られている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のホールアンプ式電流セン
サ装置の概略構成図である。
【図2】本実施の形態のホールアンプ式電流センサ装置
20をホール素子21と磁気コア22にからなる非接触
センサ23に接続した構成図である。
【図3】本実施の形態のIーV変換回路部を用いたこと
による作用効果を説明する説明図である。
【図4】他の実施の形態の概略構成図である。
【図5】温度補償回路を持たないホールアンプ式電流セ
ンサ装置の出力特性である。
【図6】従来のホールアンプセンサ装置の概略構成図で
ある。
【図7】従来のホールアンプセンサ装置の概略構成図で
ある。
【図8】ホール素子の制御電流によるバラツキを説明す
る説明図である。
【図9】ホール電圧と磁束密度との関係を説明する説明
図である。
【符号の説明】
20 ホールアンプ式電流センサ装置 21 ホール素子 22 磁気コア 23 非接触センサ 25 ホール素子電圧電流供給部 26 差動増幅部 27 VーI変換回路部 TH サーミスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G017 AA07 AB05 AC04 AC07 AD53 BA05 BA10 2G025 AA08 AA17 AB02 2G035 AA03 AA28 AB01 AC01 AD01 AD02 AD05 AD10 AD11 AD13 AD20 AD54 AD56 AD66

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホール素子の両端出力を、感温抵抗器を
    用いないで差動増幅した出力電圧を得る差動増幅部と、 前記差動増幅部の後段に設けられ、前記差動増幅部から
    の出力電圧を電流に変換すると共に、この電流を感温抵
    抗器によって補正する電圧ー電流変換回路部とを備えた
    ホール素子を用いたセンサ装置。
  2. 【請求項2】 前記電圧ー電流変換回路部は、 トランジスタと、 このトランジスタのエミッタに抵抗を介して直列接続さ
    れたサーミスタと、 前記差動増幅部からの出力電圧をプラス入力端に入力
    し、マイナス入力端を前記トランジスタのエミッタに接
    続したアンプとからなることを特徴とする請求項1記載
    のホール素子を用いたセンサ装置。
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