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JP2001032626A - 回転ドアの制御装置 - Google Patents

回転ドアの制御装置

Info

Publication number
JP2001032626A
JP2001032626A JP11206304A JP20630499A JP2001032626A JP 2001032626 A JP2001032626 A JP 2001032626A JP 11206304 A JP11206304 A JP 11206304A JP 20630499 A JP20630499 A JP 20630499A JP 2001032626 A JP2001032626 A JP 2001032626A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door body
revolving door
motor
rotating
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11206304A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Oura
俊雄 大浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YKK Corp
Original Assignee
YKK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YKK Corp filed Critical YKK Corp
Priority to JP11206304A priority Critical patent/JP2001032626A/ja
Publication of JP2001032626A publication Critical patent/JP2001032626A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通行人が恐怖感を受けることなく短時間に通
過できるようにする。 【解決手段】 2つの出入口10を有する円弧外壁11
と、この円弧外壁11内に沿って回転する回転ドア体1
2を備えた回転ドアにおいて、前記出入口10に通行人
が接近したことを検出する主センサ21の検出信号でモ
ータ31を低速駆動して回転ドア体12を低速で回転
し、前記回転ドア体12の回転方向手前側部分に接近し
た通行人を検出する第1センサ23の検出信号でモータ
31を高速駆動して回転ドア体12を高速で回転する。
これによって、通行人が出入口10に入る時に回転ドア
体12が低速回転であるから恐怖感を受けないし、その
後に高速回転するから短時間に通過できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転ドアの制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】特公平4−37912号公報に示す回転
ドアが知られている。この回転ドアは図9に示すよう
に、対向した2つの出入口1を有する円弧外壁2と、こ
の円弧外壁2内に沿って矢印a方向に回転する回転ドア
体3を備えている。前記回転ドア体3は2つの円弧ドア
4,4と、2つの開閉ドア5,5を備えている。前記円
弧ドア4は円弧外壁2と同心形状で、その円弧外壁2の
内面に沿って回転可能である。前記開閉ドア5は円弧ド
ア4側を中心として開閉自在な開きドアで、非常時等に
開放して回転ドア体3の中央部を開放する。前記円弧ド
ア4の回転方向の長さ(ドア幅)は出入口1の回転方向
の長さ(出入口幅)よりも若干長く、円弧ドア4で出入
口1を開閉する。
【0003】前述の回転ドアは回転ドア体3を図9に示
すように出入口1を開放した位置で停止し、一方の出入
口1に人が近づくと回転開始する。一方の出入口1から
内部に入った通行人は回転ドア体3の回転に追従して他
方の出入口1に向けて歩行し、他方の出入口1から外部
に出る。この後に回転ドア体3は図9に示す前述の位置
で停止し待機する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の回転ドアにおい
ては回転ドア体3を高速で回転すれば出入口1を早く開
閉できると共に、通行人が内部を速く歩くことができる
ので、通行人が短時間に通過できる。しかしながら、回
転ドア体3が回転開始すると一方の出入口1が閉じ開始
されるので、回転ドア体3を高速で回転開始すると一方
の出入口1が速い速度で閉じられ、一方の出入口1から
内部に入ろうとした通行人は恐怖感を受ける。このため
に、従来の回転ドアにおいては通行人が恐怖感を受けな
い程度のゆっくりとした速度で回転ドア体3を回転して
いるので、通行人が通過するのに要する時間が長くかか
る。
【0005】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにした回転ドアの制御装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、2つの出
入口10を有する円弧外壁11と、この円弧外壁11内
に沿って回転自在な回転ドア体12を備えた回転ドアに
おいて、前記出入口10に通行人が接近したことを検出
する主センサ21と、前記回転ドア体12の回転方向手
前側部分に通行人が接近したことを検出する第1センサ
23と、前記回転ドア体12を回転するモータ31と、
このモータ31を駆動制御するコントローラ30を備
え、前記コントローラ30は、主センサ21の検出信号
でモータ31を低速駆動し、かつ第1センサ23の検出
信号でモータ31を高速駆動することを特徴とする回転
ドアの制御装置である。
【0007】第2の発明は、2つの出入口10を有する
円弧外壁11と、この円弧外壁11内に沿って回転自在
な回転ドア体12を備えた回転ドアにおいて、前記出入
口10に通行人が接近したことを検出する主センサ21
と、前記回転ドア体12の位置を検出する手段と、前記
回転ドア体12を回転するモータ31と、このモータ3
1を駆動制御するコントローラ30を備え、前記コント
ローラ30は、主センサ21の検出信号でモータ31を
低速駆動し、かつ回転ドア体12が回転開始してから出
入口10を閉じる位置となった信号でモータ31を高速
駆動する回転ドアの制御装置である。
【0008】第3の発明は、2つの出入口10を有する
円弧外壁11と、この円弧外壁11内に沿って回転自在
な回転ドア体12を備えた回転ドアにおいて、前記出入
口10に通行人が接近したことを検出する主センサ21
と、前記回転ドア体12の回転方向手前側部分に通行人
が接近したことを検出する第1センサ23と、前記回転
ドア体12の位置を検出する手段と、前記回転ドア体1
2を回転するモータ31と、このモータ31を駆動制御
するコントローラ30を備え、前記コントローラ30
は、主センサ21の検出信号でモータ31を低速駆動
し、かつ第1センサ23の検出信号と回転ドア体12が
回転開始してから出入口10を閉じる位置となった信号
における先に入力された方の信号でモータ31を高速駆
動する回転ドアの制御装置である。
【0009】第4の発明は、第1又は第2又は第3の発
明において、前記回転ドア体12の回転方向前方側部分
に通行人が接近したことを検出する第2センサ25を設
け、前記コントローラ30は、モータ31を高速駆動し
た後に設定時間経過後に第2センサ25の検出信号が入
力されない時にはモータ31を急速駆動し、その後に第
2センサ25の検出信号が入力された時にモータ31を
低速駆動する回転ドアの制御装置。
【0010】第5の発明は、第1又は第2又は第3の発
明において、前記コントローラ30は、回転ドア体12
が高速回転中に主センサ21の検出信号が入力された時
にモータ31を低速駆動する回転ドアの制御装置であ
る。
【0011】第6の発明は、第1又は第2又は第3の発
明において、前記回転ドア体12の回転方向前方側部分
と通行人の間の距離を検出する補助センサ40を設け、
前記コントローラ30は、補助センサ40の検出距離が
第1設定距離以下の時に、その検出距離に応じてその検
出距離が第2設定距離となるようにモータ31を増速・
減速し、かつ検出距離があらかじめ設定した第3設定距
離以下の時にモータ31を停止するものとした回転ドア
の制御装置である。
【0012】第7の発明は、第1又は第2又は第3の発
明において前記回転ドア体12に警報器50を取付け、
前記円弧外壁11の出入口10近くに報知器51を取付
け、前記警報器50は、回転ドア体10が出入口10を
閉じ開始する位置となった時に、回転ドア体12が出入
口10に接近したことを警告動作し、前記報知器51
は、回転ドア体12が出入口10を開放している状態の
時に、通行可能であることを報知動作する回転ドアの制
御装置である。
【0013】
【作 用】第1の発明によれば、通行人が出入口10
に接近すると回転ドア体12が低速で回転開始し、出入
口10から内部に入った通行人が歩行して回転ドア体1
2の回転方向手前側部分に接近すると回転ドア体12が
高速で回転する。したがって、通行人が一方の出入口1
0から内部に入る時には回転ドア体12が低速で回転し
ているので通行人が恐怖感を受けることがない。内部に
入った通行人が歩行して回転ドア体12の回転方向手前
側部分に接近すると回転ドア体12が高速で回転するの
で、通行人は内部を速く歩行して短時間で他方の出入口
10から外部に出ることができ、短時間に通過できる。
【0014】第2の発明によれば、通行人が出入口10
に接近すると回転ドア体12が低速で回転開始し、通行
人が出入口10から内部に入った後に回転ドア体12が
出入口10を閉じると回転ドア体12が高速で回転す
る。したがって、通行人が一方の出入口10から内部に
入る時には回転ドア体12が低速で回転しているので通
行人が恐怖感を受けることがない。通行人が内部に入っ
た後に回転ドア体12が回転して出入口10を閉じると
回転ドア体12が高速で回転して他方の出入口10が速
く開放するので、内部をゆっくり歩行している通行人は
他方の出入口10が開放したことを知って速く歩行して
他方の出入口10から外部に出ることができ、短時間に
通過できる。
【0015】第3の発明によれば、通行人が出入口10
に接近すると回転ドア体12が低速で回転開始し、通行
人が出入口10から内部に入って速く歩行して回転ドア
体12の回転方向手前側部分に接近した時及び内部に入
った通行人がゆっくりと歩行し回転ドア体12の回転方
向手前側部分に接近する以前に回転ドア体12が出入口
10を閉じた時に回転ドア体12が高速で回転する。し
たがって、通行人が一方の出入口10から内部に入る時
には回転ドア体12が低速で回転しているので通行人が
恐怖感を受けることがない。内部に入った通行人が速く
歩行しても、ゆっくり歩行しても他方の出入口10から
短時間に外部に出ることができ、短時間に通過できる。
【0016】第4の発明によれば、通行人が内部に入り
回転ドア体12が高速回転した後に第2センサ25の検
出信号が入力されない時に回転ドア体12が急速回転す
るので、通行人はより一層短時間に通過できる。また、
急速回転中に第2センサ25の検出信号が入力されると
回転ドア体12が低速回転するので、誤って回転ドア体
12が通行人に速い速度で衝突することを防止できる。
【0017】第5の発明によれば、回転ドア体12が高
速回転している時に次の通行人が出入口10に接近する
と回転ドア体12は低速回転となるので、次の通行人が
恐怖感を受けることがない。
【0018】第6の発明によれば、回転ドア体12と通
行人が第1設定距離以内に接近すると、その距離が第2
設定距離となる回転速度で回転ドア体12が高速回転す
ると共に、回転ドア体12と通行人が第3設定距離以上
接近すると回転ドア体12が停止する。したがって、通
行人と回転ドア体12が衝突することなく通行人の歩行
速度に見合う回転速度で回転ドア体12が回転するの
で、安全に通過できる。
【0019】第7の発明によれば、内部の通行人が回転
ドア体12が出入口10を閉じ開始したことを認識でき
るし、外部の人が、回転ドアを通行可能であることを認
識できる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1に示すように、対向した2つ
の出入口10を有する円弧外壁11と、この円弧外壁1
1内に沿って矢印a方向に回転する回転ドア体12で回
転ドアを形成している。前記回転ドア体12は2つの円
弧ドア13と2つの開閉ドア14を備えている。
【0021】前記円弧ドア13は、円弧外壁11と同心
形状の円弧外側壁15と直線形状の第1・第2内側壁1
6,17で平面形状略三角形状のドア本体18と、この
ドア本体18の円弧形状のガイド部19に沿って回転方
向にスライド自在に設けた円弧形状のスライドドア20
を備えている。前記スライドドア20はドア本体18内
に収納された収納位置と、回転方向と反対側に突出した
突出位置に亘ってスライドする。前記ドア本体18の回
転方向の寸法(つまり、ドア幅)は出入口10の回転方
向寸法(つまり、出入口幅)よりも小さく、前記スライ
ドドア20を収納位置とした時の円弧ドア13の回転方
向の寸法(ドア幅)は出入口10の出入口幅よりも小さ
い。前記スライドドア20を突出位置とした時の円弧ド
ア13のドア幅は出入口10の出入口10の出入口幅よ
りも大きい。
【0022】前記開閉ドア14はドア本体18(第1内
側壁16と第2内側壁17の連結部)に開閉自在に連結
された開きドアで、回転ドア体12の中央部を開閉す
る。
【0023】前記各出入口10の近傍に主センサ21が
それぞれ設けてあり、この主センサ21で主検知域22
の人を検出する。前記各第1内側壁16(つまり、円弧
ドア13の回転方向手前側部分)に第1センサ23がそ
れぞれ設けてあり、この第1センサ23で第1検知域2
4の人を検出する。前記各第2内側壁17(つまり、円
弧ドア13の回転方向前方側部分)に第2センサ25が
それぞれ設けてあり、この第2センサ25で第2検知域
26の人を検出する。
【0024】前記各センサの検出信号は図2に示すよう
にコントローラ30に入力される。コントローラ30は
入力された検出信号に基づいてモータ31を回転制御
し、そのモータ31で回転ドア体12を回転する。前記
モータ31の回転数がエンコーダ32で検出され、その
エンコーダ32で検出したモータ回転数はコントローラ
30に入力される。コントローラ30は入力されたモー
タ回転数に基づいて回転ドア体12の位置を判断する。
【0025】次に回転ドアの開閉動作を説明する。回転
ドア体12は図1に示すように出入口10を開放する位
置に停止して待機する。スライドドア20は突出位置で
ある。図3(a)に示すように、通行人Aが一方の主検
知域22(図1で上部の主検知域22)に入ると一方の
主センサ21が検出信号を出力する。コントローラ30
はモータ31に低速駆動指令を出力し、モータ31を低
速で駆動する。これによって回転ドア体12は矢印a方
向に低速で回転開始する。
【0026】通行人Aは矢印bで示すように一方の出入
口10から内部に入り、他方の出入口10に向けて歩行
する。この時、回転ドア体12は低速で回転するので円
弧ドア13が一方の出入口10をゆっくりと閉じ、通行
人Aが恐怖感を受けることがない。
【0027】内部を歩行した通行人Aが図3(b)に示
すように第1検知域24に到達すると第1センサ23が
検出信号を出力する。第1センサ23の検出信号でコン
トローラ30はモータ31に高速駆動指令を出力し、モ
ータ31を高速で駆動する。これによって回転ドア体1
2は矢印a方向に高速で回転する。
【0028】コントローラ30はエンコーダ32のモー
タ回転数に基づいて図3(c)に示すように回転ドア体
12が出入口10を閉じる位置まで回転したことを判断
する。回転ドア体12がさらに回転して図3(d)に示
すように他方の出入口10を開放開始し、通行人Aは矢
印cで示すように他方の出入口10から外部に出る。
【0029】また、前述の図3(a)に示すように内部
に入った通行人Aがゆっくり走行し、通行人が第1検知
域24に到達する以前に回転ドア体12が低速で回転し
て図3(c)に示す出入口10を閉じる位置まで回転し
た時にはコントローラ30はモータ31に高速駆動指令
を出力し、モータ31を高速で駆動する。これによって
回転ドア体12は矢印a方向に高速で回転する。
【0030】図3(d)に示すように通行人Aが外部に
出た後に回転ドア体12は高速で回転し続ける。図3
(a)に示す待機位置よりも若干手前の位置となったこ
とをコントローラ30が判断する。コントローラ30は
モータ31の低速駆動指令を出力し、モータ31を低速
駆動し、回転ドア体12を低速で回転する。回転ドア体
12が図3(a)に示す待機位置となったことをコント
ローラ30が判断し、コントローラ30はモータ31の
係止指令を出力し、モータ31を停止することで、回転
ドア体12を待機位置で停止する。
【0031】前述の動作中において回転ドア体12が高
速で回転している際に通行人が内部で立ち止まったりし
て第2検知域26に人がいる場合等、第2センサ25が
検出信号を出力すると、コントローラ30はモータ31
の低速駆動指令を出力してモータ31を低速駆動する。
これによって回転ドア体12を低速で回転して通行体A
に回転ドア体12が衝突することを防止する。この時、
ブザー等を作動して通行人が回転ドア体12が接近して
きたことを感知できるようにする。
【0032】前述の動作中において回転ドア体12が高
速で回転している際に、次の通行人が主検知域22に入
った時にはコントローラ30は出入口10が開いている
位置であること(図3d)を判断しモータ31の低速駆
動指令を出力し、モータ31を低速駆動する。これによ
って回転ドア体12を低速で回転する。
【0033】回転ドア体12が前述の図3(c)に示す
位置よりも若干手前の位置(例えば出入口10を閉じ開
始する位置)まで回転したことをコントローラ30が判
断したら、コントローラ30でスライドドア20を収納
位置に向けてスライドするようにしても良い。例えば、
図4に示すようにスライド用モータ33でピニオン34
を駆動し、スライドドア20にラック35を固着する。
このラック35にピニオン34を噛合し、スライド用モ
ータ33を正転するとスライドドア20が突出位置から
収納位置に向けてスライドし、逆転するとスライドドア
20が収納位置から突出位置に向けてスライドするよう
にする。前述のコントローラ30が回転ドア体12が前
述の位置となったと判断したらスライド用モータ33に
正転指令を出力して正転駆動し、スライドドア20を収
納位置に向けてスライドする。
【0034】このようにすれば、出入口10が早く開口
開始するので、内部の通行人は早く外部に出ることがで
きる。なお、収納位置にスライドしたスライドドア20
は待機位置で停止する以前に突出位置にスライドする。
【0035】以上の説明では第1センサ23の検出信号
と回転ドア体12が出入口10を閉じた位置の信号の先
に入力された方の信号でモータ31を高速駆動したが、
第1センサ23の検出信号のみ、又は回転ドア体12が
出入口10を閉じた位置の信号のみでモータ31を高速
駆動しても良い。
【0036】次に本発明の第2の実施の形態を説明す
る。前述の動作中において回転ドア体12が高速で回転
開始してから設定時間経過してもコントローラ30に第
1センサ23の検出信号が入力され、第2センサ25の
検出信号が入力されていない時、例えば通行人Aが通常
より速い速度で歩いている場合には、コントローラ30
はモータ31に急速駆動指令を出力し、モータ31を急
速駆動(つまり、前述の高速駆動よりも速い速度)し、
回転ドア体12を急速で回転する。
【0037】この急速回転中に前述のように第2センサ
25の検出信号、主センサ21の検出信号の一方がコン
トローラ30に入力した時には前述と同様に回転ドア体
12を低速で回転する。
【0038】次に本発明の第3の実施の形態を説明す
る。図5に示すように回転ドア体12の各円弧ドア13
の第2内側壁17(回転ドア体12の回転方向前方側部
分)に補助センサ40を設ける。前記補助センサ40
は、第2内側壁17から通行人Aまでの距離を検出する
センサで、その検出距離は図6に示すようにコントロー
ラ30に入力され、第2内側壁17と通行人Aが第1設
定距離以内に接近した時、つまり第2内側壁17と通行
人Aとの間の距離が第1設定距離以下の時に検出距離に
応じてモータ31を制御する。前記コントローラ30は
補助センサ40の第2設定距離よりも長い検出距離に応
じてリニア若しくは数段階のモータ31増速指令を出力
し、第2設定距離よりも短い検出値に応じてリニア若し
くは数段階のモータ31減速指令を出力し、第2設定距
離よりも短い第3設定距離以下の時にはモータ停止指令
を出力する。例えば、第1設定距離が2m、第2設定距
離が1m、第3設定距離が0.5mとしてある。
【0039】一方の主検知域22に人が入ると主センサ
21が検出信号を出力し、コントローラ30がモータ3
1低速駆動指令を出力し、前述と同様に回転ドア体12
を低速で回転開始する。一方の出入口10から通行人A
が内部に入り、他方の出入口10に向けて歩行する。回
転ドア体12の第2内側壁17が通行人Aに接近し、そ
の間隔が2mとなると、その検出距離が1mとなるまで
の間コントローラ30がモータ31増速指令を検出距離
に比例して出力する。これによって、回転ドア体12の
第2内側壁17と通行人Aの間の距離が2mから1mの
時に回転ドア体12の回転速度は増速され、2mの時よ
りも1mの時が速くなる。
【0040】前述の補助センサ40の検出した距離が1
m以下になるとコントローラ30はモータ31減速指令
を検出距離に比例して出力する。これによって、回転ド
ア体12の第2内側壁17と通行人Aの間の距離が1m
から0.5mの時に回転ドア体12の回転速度は減速さ
れる。
【0041】前述の補助センサ50の検出距離が0.5
m以下の時にはコントローラ30がモータ31停止信号
を出力し、モータ31が停止して回転ドア体12が停止
する。停止と同時にブザーを作動するか、停止の表示や
音声を出して通行者に注意をうながす。この後に、補助
センサ40の検出距離が1m以上となるとコントローラ
30はモータ31駆動指令を出力し、モータ31を駆動
して回転ドア体12を回転する。
【0042】前述の動作を繰り返すことで回転ドア体1
2は通行人Aの歩行速度に見合った回転速度で回転し、
常に通行者Aとの距離を1mに保つ。
【0043】前述の補助センサー40による回転ドア体
12の制御動作は単独で行っても良いし、前述の第1の
実施の形態における第1センサ23の検出信号による制
御動作と組み合わせても良い。つまり、第1の実施の形
態における第2センサ25の代わりに補助センサ50を
設けても良い。
【0044】次に第4の実施の形態を説明する。図7に
示すように、回転ドア体12の任意の位置、例えば各円
弧ドア13の第2内側壁17にブザー、音声発生器など
の警告器50を取付ける。この警告器50を図8に示す
ようにコントローラ30で作動するようにする。回転ド
ア体12が出入口10を閉じ開始する位置となったこと
をエンコーダ32の回転信号でコントローラ30が検出
したら、コントローラ30が警告器50を作動、例えば
ブザー作動、ドア接近の音声出力し、通行人Aに回転ド
ア体12が出入口10に接近したことを知らせる。
【0045】また、円弧外壁11の出入口10近くにブ
ザー、音声発生器などの報知器51を取付ける。この報
知器51はコントローラ30により作動する。コントロ
ーラ30がエンコーダ32の回転信号に基づいて回転ド
ア体12が出入口10を開放している状態(つまり、通
行人が通行可能な状態)であることを検出したら、コン
トローラ30が報知器51を作動、例えばブザー間欠作
動、通行可能な音声を発生し、通行可能であることを知
らせる。
【0046】なお、回転ドアの内部天井に多数個の照明
具を設け、前述の動作状況等に応じて照明具の点灯割合
や点灯パターンを変えて動作状況等を知らせるようにし
ても良い。
【0047】以上の各実施の形態では円弧ドア13をス
ライドドア20を有するものとしたが、図9に示すよう
にスライドドアを備えない円弧ドアとしても良い。ま
た、2つの開閉ドア14を設けたが、この開閉ドア14
は固定でも良い。また、エンコーダ32を用いて回転ド
ア体12の位置を検出したが、円弧外壁11の任意の位
置にスイッチを設け、このスイッチを回転ドア体12が
ONすることで前述した回転ドア体12の位置を検出す
るようにしても良い。
【0048】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、通行人が
出入口10に接近すると回転ドア体12が低速で回転開
始し、出入口10から内部に入った通行人が歩行して回
転ドア体12の回転方向手前側部分に接近すると回転ド
ア体12が高速で回転する。したがって、通行人が一方
の出入口10から内部に入る時には回転ドア体12が低
速で回転しているので通行人が恐怖感を受けることがな
い。内部に入った通行人が歩行して回転ドア体12の回
転方向手前側部分に接近すると回転ドア体12が高速で
回転するので、通行人は内部を速く歩行して短時間で他
方の出入口10から外部に出ることができ、短時間に通
過できる。
【0049】請求項2に係る発明によれば、通行人が出
入口10に接近すると回転ドア体12が低速で回転開始
し、通行人が出入口10から内部に入った後に回転ドア
体12が出入口10を閉じると回転ドア体12が高速で
回転する。したがって、通行人が一方の出入口10から
内部に入る時には回転ドア体12が低速で回転している
ので通行人が恐怖感を受けることがない。通行人が内部
に入った後に回転ドア体12が回転して出入口10を閉
じると回転ドア体12が高速で回転して他方の出入口1
0が速く開放するので、内部をゆっくり歩行している通
行人は他方の出入口10が開放したことを知って速く歩
行して他方の出入口10から外部に出ることができ、短
時間に通過できる。
【0050】請求項3に係る発明によれば、通行人が出
入口10に接近すると回転ドア体12が低速で回転開始
し、通行人が出入口10から内部に入って速く歩行して
回転ドア体12の回転方向手前側部分に接近した時及び
内部に入った通行人がゆっくりと歩行し回転ドア体12
の回転方向手前側部分に接近する以前に回転ドア体12
が出入口10を閉じた時に回転ドア体12が高速で回転
する。したがって、通行人が一方の出入口10から内部
に入る時には回転ドア体12が低速で回転しているので
通行人が恐怖感を受けることがない。内部に入った通行
人が速く歩行しても、ゆっくり歩行しても他方の出入口
10から短時間に外部に出ることができ、短時間に通過
できる。
【0051】請求項4に係る発明によれば、通行人が内
部に入り回転ドア体12が高速回転した後に第2センサ
25の検出信号が入力されない時には回転ドア体12が
急速回転するので、通行人はより一層短時間に通過でき
る。また、急速回転中に第2センサ25の検出信号が入
力されると回転ドア体12が低速回転するので、誤って
回転ドア体12が通行人に速い速度で衝突することを防
止できる。
【0052】請求項5に係る発明によれば、回転ドア体
12が高速回転している時に次の通行人が出入口10に
接近すると回転ドア体12は低速回転となるので、次の
通行人が恐怖感を受けることがない。
【0053】請求項6に係る発明によれば、回転ドア体
12と通行人が第1設定距離以内に接近すると、その距
離が第2設定距離となる回転速度で回転ドア体12が高
速回転すると共に、回転ドア体12と通行人が第3設定
距離以上接近すると回転ドア体12が停止する。したが
って、通行人と回転ドア体12が衝突することなく通行
人の歩行速度に見合う回転速度で回転ドア体12が回転
するので、安全に通過できる。
【0054】請求項7に係る発明によれば、内部の通行
人が回転ドア体12が出入口10を閉じ開始したことを
認識できるし、外部の人が、回転ドアを通行可能である
ことを認識できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す回転ドアの横
断面図である。
【図2】制御回路図である。
【図3】回転ドア体の回転動作説明図である。
【図4】スライドドアをスライドする機構の説明図であ
る。
【図5】本発明の第3の実施の形態を示す回転ドアの横
断面図である。
【図6】制御回路図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態を示す回転ドアの横
断面図である。
【図8】制御回路図である。
【図9】従来の回転ドアの横断面図である。
【符号の説明】
1…出入口、2…円弧外壁、3…回転ドア体、10…出
入口、11…円弧外壁、12…回転ドア体、13…円弧
ドア、16…第1内側壁(回転方向手前側部分)、17
…第2内側壁(回転方向前方側部分)、21…主セン
サ、22…主検出域、23…第1センサ、24…第1検
知域、25…第2センサ、26…第2検知域、30…コ
ントローラ、31…モータ、32…エンコーダ、40…
補助センサ、50…警告器、51…報知器。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの出入口10を有する円弧外壁11
    と、この円弧外壁11内に沿って回転自在な回転ドア体
    12を備えた回転ドアにおいて、 前記出入口10に通行人が接近したことを検出する主セ
    ンサ21と、 前記回転ドア体12の回転方向手前側部分に通行人が接
    近したことを検出する第1センサ23と、 前記回転ドア体12を回転するモータ31と、 このモータ31を駆動制御するコントローラ30を備
    え、 前記コントローラ30は、主センサ21の検出信号でモ
    ータ31を低速駆動し、かつ第1センサ23の検出信号
    でモータ31を高速駆動することを特徴とする回転ドア
    の制御装置。
  2. 【請求項2】 2つの出入口10を有する円弧外壁11
    と、この円弧外壁11内に沿って回転自在な回転ドア体
    12を備えた回転ドアにおいて、 前記出入口10に通行人が接近したことを検出する主セ
    ンサ21と、 前記回転ドア体12の位置を検出する手段と、 前記回転ドア体12を回転するモータ31と、 このモータ31を駆動制御するコントローラ30を備
    え、 前記コントローラ30は、主センサ21の検出信号でモ
    ータ31を低速駆動し、かつ回転ドア体12が回転開始
    してから出入口10を閉じる位置となった信号でモータ
    31を高速駆動する回転ドアの制御装置。
  3. 【請求項3】 2つの出入口10を有する円弧外壁11
    と、この円弧外壁11内に沿って回転自在な回転ドア体
    12を備えた回転ドアにおいて、 前記出入口10に通行人が接近したことを検出する主セ
    ンサ21と、 前記回転ドア体12の回転方向手前側部分に通行人が接
    近したことを検出する第1センサ23と、 前記回転ドア体12の位置を検出する手段と、 前記回転ドア体12を回転するモータ31と、 このモータ31を駆動制御するコントローラ30を備
    え、 前記コントローラ30は、主センサ21の検出信号でモ
    ータ31を低速駆動し、かつ第1センサ23の検出信号
    と回転ドア体12が回転開始してから出入口10を閉じ
    る位置となった信号における先に入力された方の信号で
    モータ31を高速駆動する回転ドアの制御装置。
  4. 【請求項4】 前記回転ドア体12の回転方向前方側部
    分に通行人が接近したことを検出する第2センサ25を
    設け、 前記コントローラ30は、モータ31を高速駆動した後
    に設定時間経過後に第2センサ25の検出信号が入力さ
    れない時にはモータ31を急速駆動し、その後に第2セ
    ンサ25の検出信号が入力された時にモータ31を低速
    駆動する請求項1又は2又は3記載の回転ドアの制御装
    置。
  5. 【請求項5】 前記コントローラ30は、回転ドア体1
    2が高速回転中に主センサ21の検出信号が入力された
    時にモータ31を低速駆動する請求項1又は2又は3記
    載の回転ドアの制御装置。
  6. 【請求項6】 前記回転ドア体12の回転方向前方側部
    分と通行人の間の距離を検出する補助センサ40を設
    け、 前記コントローラ30は、補助センサ40の検出距離が
    第1設定距離以下の時に、その検出距離に応じてその検
    出距離が第2設定距離となるようにモータ31を増速・
    減速し、かつ検出距離があらかじめ設定した第3設定距
    離以下の時にモータ31を停止するものとした請求項1
    又は2又は3記載の回転ドアの制御装置。
  7. 【請求項7】 前記回転ドア体12に警報器50を取付
    け、前記円弧外壁11の出入口10近くに報知器51を
    取付け、 前記警報器50は、回転ドア体10が出入口10を閉じ
    開始する位置となった時に、回転ドア体12が出入口1
    0に接近したことを警告動作し、 前記報知器51は、回転ドア体12が出入口10を開放
    している状態の時に、通行可能であることを報知動作す
    る請求項1又は2又は3記載の回転ドアの制御装置。
JP11206304A 1999-07-21 1999-07-21 回転ドアの制御装置 Pending JP2001032626A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005100724A1 (ja) * 2004-04-15 2005-10-27 Nabtesco Corporation 回転ドアの駆動制御方法及び回転ドア装置
KR101563425B1 (ko) * 2014-04-25 2015-10-28 (주) 중앙엔트리 회전문 시스템

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