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JP2001022463A - 多方向入力装置 - Google Patents

多方向入力装置

Info

Publication number
JP2001022463A
JP2001022463A JP11190056A JP19005699A JP2001022463A JP 2001022463 A JP2001022463 A JP 2001022463A JP 11190056 A JP11190056 A JP 11190056A JP 19005699 A JP19005699 A JP 19005699A JP 2001022463 A JP2001022463 A JP 2001022463A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotation
interlocking
interlocking member
input device
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11190056A
Other languages
English (en)
Inventor
Kisaburo Takahashi
喜三郎 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP11190056A priority Critical patent/JP2001022463A/ja
Priority to TW089112212A priority patent/TW463078B/zh
Priority to US09/607,848 priority patent/US6538639B1/en
Priority to CNB001097296A priority patent/CN1229825C/zh
Priority to CNB2004100688075A priority patent/CN1271660C/zh
Priority to KR10-2000-0037906A priority patent/KR100405093B1/ko
Publication of JP2001022463A publication Critical patent/JP2001022463A/ja
Priority to HK01103228A priority patent/HK1032654A1/xx
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Mechanical Control Devices (AREA)
  • Position Input By Displaying (AREA)
  • Adjustable Resistors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1,第2の連動部材を容易に架設でき、こ
れら連動部材のスムーズな回動を無調節で得ることがで
きる多方向入力装置を提供する。 【解決手段】 底壁部2とこの底壁部2上に四方に配し
て立設された4つの起立壁3〜6とを有するケース1
と、交叉状に重ね合わされてケース1に支持され、互い
に重なる位置に孔部31a,36aが穿設された第1,
第2の連動部材30,35と、ケース1に傾動可能に支
持され、第1,第2の連動部材30,35の各孔部31
a,36aに挿通されたレバー部材40とを備え、4つ
の起立壁3〜6に各々係止孔3b〜6bを形成し、第
1,第2の連動部材30,35は、4つの起立壁3〜6
の各係止孔3b〜6bに各々端部32,33,37,3
8が係止されてスナップ止めされることにより回動自在
に架設される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケースに傾動可能
に支持されたレバー部材を操作することにより、このレ
バー部材の傾動量に対応した検出信号が取り出される多
方向入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8乃至図10は、この種の多方向入力
装置の従来技術を説明するためのものであり、この多方
向入力装置は、上板部に円形の挿通孔51aが形成され
下面が開放された箱形の枠体51と、この枠体51の側
板部に取り付けられる2つの回転型可変抵抗器52と、
枠体51内に交叉状に重ね合わされて架設される第1,
第2の連動部材56,59と、この第1,第2の連動部
材56,59を貫通し枠体51の挿通孔51aから突出
するレバー部材62と、レバー部材62を初期位置に自
動復帰させる復帰ばね71と、この復帰ばね71を保持
するホルダ部材68と、枠体51の開放された下面を覆
う蓋板72とから主に構成されている。
【0003】枠体51は、金属平板を曲折加工してなる
もので、その側壁部に一対の係止孔51b,51d及び
一対の係止孔51c,51eが各々対向して形成されて
いる。そして、係止孔51c,51dが形成された側壁
部には、その外壁面に各々回転型可変抵抗器52が取り
付けられており、図9に示すように、この回転型可変抵
抗器52は、取付枠53の軸孔53aに保持された軸5
4の回転によって、回転板54aにカシメ付けられた図
示せぬ摺動子が抵抗基板55上を摺動して抵抗値を可変
するようになっている。
【0004】第1の連動部材56は、アーチ状の基部5
7と、この基部57の両端部に設けられた取付部58と
を有し、基部57にはその長手方向に延びるように孔部
57aが設けられており、各取付部58には軸穴58a
が形成されている。そして、この第1の連動部材56
は、両取付部58を一対の係止孔51c,51eに係止
して枠体51に支持させることにより枠体51内に回動
自在に架設されており、係止孔51cに係止された取付
部58の軸穴58aに回転型可変抵抗器52の軸54が
圧入されている。
【0005】第2の連動部材59は、中央部を膨出させ
た円柱状の基部60と、この基部60の両端部に設けら
れた取付部61とを有し、基部60の膨出部分には、基
部60の長手方向に延びる孔部60aとこの孔部60a
に直交する嵌入孔60bとが各々穿設されており、一方
の取付部61には軸穴61aが形成されている。そし
て、この第2の連動部材59は、両取付部61を一対の
係止孔51b,51dに係止して枠体51に支持させる
ことにより、第1の連動部材56と交叉状に重ね合わさ
れた状態で枠体51内に回動自在に架設されており、そ
の重なり部分で孔部57a,60aどうしが対向し、係
止孔51dに係止された取付部61の軸穴61aに回転
型可変抵抗器52の軸54が圧入されている。
【0006】レバー部材62は、矩形状の支持部63
と、この支持部63の上下端に突設されたシャフト部6
4と、支持部63の下方でシャフト部64に一体形成さ
れた円板状のばね受け部65とを有し、支持部63には
透孔63aが穿設されている。そして、このレバー部材
62は、シャフト部64を第1,第2の連動部材56,
59の孔部57a,60aに挿通させて、透孔63aに
第2の連動部材59の嵌入孔60bから嵌入された丸ピ
ン66が嵌め込まれることにより、第2の連動部材59
を介して枠体51に傾動可能に支持されており、枠体5
1の挿通孔51aから突出したシャフト部64の上端部
につまみ67が固着されている。
【0007】ホルダ部材68は、カップ状に形成された
ばね受け部69と、このばね受け部69の内底面に立設
された円筒状のボス部70とを有し、図9に示すよう
に、ばね受け部69に円錐状のコイルばねからなる復帰
ばね71を収容し、ボス部70にレバー部材62のシャ
フト部64の下端部を挿入させて枠体51内に収納され
ており、レバー部材62のばね受け部65に復帰ばね7
1の上端部が当接した状態となっている。
【0008】蓋板72は、金属平板から矩形状に形成さ
れ、その取付片72aが枠体51の下端部に適宜に固着
されて、枠体51の下面を蓋閉している。そして、この
蓋板72には、復帰ばね71の弾発力によってホルダ部
材68のばね受け部69が弾接されており、この弾接に
より、レバー部材62が図9に示す蓋板72に垂直な初
期位置に保持されて、ホルダ部材68のボス部70の上
端部とレバー部材62のばね受け部65との間にクリア
ランスtが形成された状態となっている。
【0009】次に、このように構成された多方向入力装
置の組立方法を説明すると、先ず、レバー部材62をそ
の上端側から第2の連動部材59の孔部60aに挿入
し、丸ピン66を嵌入孔60bから透孔63aに嵌め込
んでレバー部材62と第2の連動部材59とを組み付
け、次いで、第1の連動部材56の孔部57aにレバー
部材62を上端側から挿入し、第1,第2の連動部材5
6,59を交叉状に重ね合わせ、これらレバー部材62
及び第1,第2の連動部材56,59をユニット化す
る。次に、枠体51の側壁部の下端部を若干外側に押し
広げた状態で、このユニットを枠体51内に開放下面か
ら挿入し、シャフト部64の上端を挿通孔51aから突
出させ、枠体51の側壁部を内側に戻し、側壁部の上板
部に対する曲折角度を調節しながら、取付部58,61
を係止孔51b〜51eに係止し支持させて第1,第2
の連動部材56,59を枠体51に架設する。
【0010】次に、つまみ67をレバー部材62に固着
し、2つの回転型可変抵抗器52を枠体51の側壁部に
取り付け、次いで、ホルダ部材68のばね受け部69に
復帰ばね71を収容し、ボス部70にレバー部材62の
シャフト部64を挿入させて、ホルダ部材68を枠体5
1内に収納する。しかる後、取付片72aを枠体51の
下端部に適宜に固着して蓋板72を枠体51に取り付け
る。
【0011】上記の如く構成・組み立てられた従来の多
方向入力装置は、操作者がつまみ67を傾動操作する
と、レバー部材62が傾動し、そのシャフト部64が孔
部57a,60aを遊動しながら第1,第2の連動部材
56,59が回動されて、2つの回転型可変抵抗器52
の各軸54が回転する。また、これと同時に、ホルダ部
材68がレバー部材62と一体に傾動し、図10に示す
ように、ばね受け部65に復帰ばね71が圧縮されなが
ら、シャフト部64の下端部が一層ボス部70に挿入さ
れて、ホルダ部材68がばね受け部65に近接する。そ
して、軸54の回転に伴って、それぞれの回転型可変抵
抗器52の抵抗基板55より導出されている端子73か
ら、可変された抵抗値がレバー部材62の傾動量に対応
した検出信号として取り出され、この検出信号は例えば
図示せぬ表示装置に入力されて、図示を省略したディス
プレイ上のカーソル位置が制御される。
【0012】また、つまみ67の傾動操作力を解除する
と、復帰ばね71の復元力によりホルダ部材68が蓋板
72側に押し返されてレバー部材62と一体に起き上が
り、レバー部材62が初期位置に復帰して図9の状態に
戻るようになっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の多方向入力装置にあっては、第1,第2の連動
部材56,59を枠体51に架設するに際して、外側に
押し広げられた枠体51の側壁部を内側に戻し、該側壁
部の上板部に対する曲折角度を調節する作業を伴うた
め、組立工数が増えコスト高になってしまうという問題
点があった。
【0014】また、枠体51の上板部に対する枠体51
の側板部の曲折角度がばらつくと、係止孔51b〜51
e内における取付部58,61の動きが規制され、第
1,第2の連動部材56,59の回動が阻害されること
となるから、この多方向入力装置の組立工程は、上記曲
折角度の精度を高めるために極めて煩雑なものとなって
いた。
【0015】本発明は上述した従来技術の事情に鑑みて
なされたもので、その目的は、第1,第2の連動部材を
容易に架設でき、これら連動部材のスムーズな回動を無
調節で得ることができる多方向入力装置を提供すること
にある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の多方向入力装置は、底壁部と該底壁部上に
四方に配して立設された4つの起立壁とを有するケース
と、交叉状に重ね合わされて前記ケースに支持され、互
いに重なる位置に孔部が穿設された第1,第2の連動部
材と、前記ケースに傾動可能に支持され、前記第1,第
2の連動部材の各孔部に挿通されたレバー部材とを備
え、前記4つの起立壁に各々係止孔を形成し、前記第
1,第2の連動部材は、前記4つの起立壁の自由端側よ
りこれらを外方に撓ませながら挿入され、内方に弾性復
帰した前記4つの起立壁の各前記係止孔に前記第1,第
2の連動部材の両端部が係止されてスナップ止めされる
ことにより、それぞれ対向する一対の前記起立壁で回動
自在に架設されることを最も主要な構成としている。
【0017】また、上記構成において、前記4つの起立
壁の自由端側には、その内壁面に前記自由端側の先端部
から前記底壁部に向かうに従い内方に傾斜するテーパ面
が形成され、前記第1,第2の連動部材の両端部が前記
テーパ面をガイドにして前記4つの起立壁の各前記係止
孔に挿通係止される構成とした。
【0018】また、上記構成において、前記第2の連動
部材の孔部に挿通された前記レバー部材が、前記第2の
連動部材に係止されてスナップ止めされることにより前
記第2の連動部材に取り付けられる構成とした。
【0019】また、上記構成において、前記第1の連動
部材には、前記第1の連動部材の両端部に設けた取付部
の回動中心を結ぶ直線と交叉する方向に突出する第1の
作動部を形成し、前記第2の連動部材には、前記第2の
連動部材の両端部に形成した取付部の回動中心を結ぶ直
線と交叉する方向に突出する第2の作動部を設け、前記
レバー部材を傾動させることにより、前記第1の作動部
が前記第1の連動部材と一体に回動し、前記第2の作動
部が前記第2の連動部材と一体に回動するとともに、前
記ケースには、前記第1の腕部の回動を検出する第1の
回動検出手段と、第2の腕部の回動を検出する第2の回
動検出手段とを設けた。
【0020】さらに、上記構成において、前記第1,第
2の回動検出手段は、前記ケースに往復移動可能に配設
された可動部材と、前記ケースに固定された固定側素子
と、前記可動部材に設けられ、前記固定側素子とで信号
生成部を形成する可動側素子を各々備え、前記第1回動
検出手段の前記可動部材と第2の回動検出手段の前記可
動部材とが各々前記第1,第2の腕部に係合して、前記
第1,第2の腕部の回動に伴って移動することにより、
前記第1,第2の回動検出手段の前記信号生成部が検出
信号を生成する構成とした。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の多方向入力装置の
一実施形態を図1乃至図7に基づいて説明する。
【0022】この多方向入力装置は、交叉状に重ね合わ
され互いに重なる位置に孔部31a,36aが穿設され
た第1,第2の連動部材30,35と、この第1,第2
の連動部材30,35の両端部を各々支持し、第1,第
2の連動部材30,35を回動自在に架設するケース1
と、このケース1に傾動可能に支持されて第1,第2の
連動部材30,35の孔部31a,36aに挿通された
レバー部材40と、このレバー部材40の傾動量に対応
した検出信号を生成する第1,第2の回動検出手段1
6,22と、レバー部材40を初期位置に自動復帰させ
る復帰ばね28等で構成されており、後述するように、
第1,第2の連動部材30,35はレバー部材40の傾
動操作により回動するようになっている。
【0023】ケース1は、絶縁性の合成樹脂材料を成形
してなるもので、正方形状の底壁部2と、この底壁部2
上に四方に配して設けられた4つの起立壁3,4,5,
6とを有し、図1,図5に示すように、これら起立壁3
〜6には、その内壁面に自由端側の先端部から底壁部2
に向かうに従い内側に傾斜するテーパ面3a,4a,5
a,6aと、このテーパ面3a〜6aの下方より底壁部
2に至る係止孔3b,4b,5b,6bとが各々形成さ
れている。また、底壁部2には、透孔7a,7bがそれ
ぞれ係止孔5b,6bに連続して穿設され、環状の突起
8が形成されているとともに、導電金属板からなる一対
の端子9,10が一端側を外方に突出させてインサート
成形により取り付けられており、この一対の端子9,1
0の他端側は、環状の突起8内において底壁部2上に露
出して固定接点9a及び接点部10a,10bとされて
いる。そして、環状の突起8内には、可動接点としての
導電金属薄板からなるドーム状のクリックばね11がフ
ランジ部11aを接点部10a,10bに接触させた状
態で収容保持されて押釦スイッチを構成している。
【0024】また、底壁部2には、その一側部に沿って
起立壁4の固定端を一部切り欠くように延びるガイド溝
12と、底壁部2の一端部に沿って起立壁3の固定端を
一部切り欠くように延びるガイド溝13とが形成され
て、これらガイド溝12,13内に透孔12a,13a
がそれぞれ係止孔4b,3bに連続して形成されてお
り、ガイド溝12,13が交叉する一角に正方形状の導
出孔14が、透孔12a,13aとの間に各々区画部1
2b,13bを残すように穿設されている。そして、ガ
イド溝12,13の縁部には、フック部15a,15b
がそれぞれ起立壁3,4と対向して形成されている。
(尚、図1中起立壁5はその自由端側を切り欠いて示し
た。)
【0025】第1の回動検出手段16は、絶縁合成樹脂
製で矩形平板状に形成された可動部材17と、導電薄板
からなる固定側素子としての3本の摺動子18〜20
と、可動部材17の裏面につづら折り状に設けられた可
動側素子としての抵抗層21とから構成されており、3
本の摺動子18〜20と抵抗層21とで信号生成部を形
成し、図5に示すように、3本の摺動子18〜20は、
先端部を透孔12a内に突出させて区画部12bにイン
サート成形により取り付けられている。そして、摺動子
19の後端部に、曲折されて導出孔14から下方に導出
される端子19aが一体に形成されているとともに、摺
動子18,20の後端部が各々延設されて連結片18
a,20aとされている。また、図2,図6に示すよう
に、可動部材17は係合孔17aを有し、両側部がフッ
ク部15bと起立壁4の固定端とで係止されてケース1
に保持され、抵抗層21に3本の摺動子18〜20の先
端が各々摺接した状態で、ガイド溝12に沿って往復移
動可能となっている。
【0026】第2の回動検出手段22は、絶縁合成樹脂
製で矩形平板状に形成された可動部材23と、導電薄板
からなる固定側素子としての3本の摺動子24〜26
と、可動部材23の裏面につづら折り状に設けられた可
動側素子としての抵抗層27とから構成されており、3
本の摺動子24〜26と抵抗層27とで信号生成部を形
成し、図5に示すように、3本の摺動子24〜26は、
先端部を透孔13a内に突出させて区画部13bにイン
サート成形により取り付けられている。そして、摺動子
24〜26の後端部には、曲折されて導出孔14から下
方に導出される端子24a〜26aが各々一体に形成さ
れているとともに、更に、摺動子24,26の後端部に
は、上述した摺動子18,20から延設された連結片1
8a,20aが各々一体に形成されている。また、図
1,図7に示すように、可動部材23は係合孔23aを
有し、両側部がフック部15aと起立壁3の固定端とで
係止されてケース1に保持され、抵抗層27に3本の摺
動子24〜26の先端が各々摺接した状態で、ガイド溝
13に沿って往復移動可能となっている。
【0027】尚、摺動子18〜20、摺動子24〜2
6、連結片18a,20a、端子19a及び端子24a
〜26a、並びに一対の端子9,10は、共通の導電薄
板に打ち抜き形成されて一体となった状態でフープ状に
巻き取られ、ケース1にインサート成形した後に所定部
分で切断されて上述の如き形状にフォーミングされる。
【0028】復帰ばね28は、円筒状のコイルばねで構
成され、図2に示すように、その下端部に環状の突起8
が嵌合されてケース1に取り付けられている。また、こ
の復帰ばね28の上端部には、リング状のばね受け29
がその内周縁に沿って形成された環状壁部29aを嵌合
させて支持されている。
【0029】第1の連動部材30は、絶縁性の合成樹脂
材料を成形してなるもので、中央部を上方に膨出させた
半円柱状の基部31と、この基部31の両端部に設けら
れた取付部32,33とを有し、基部31の膨出部分に
は、基部31の長手方向に延びる孔部31aが設けられ
ており、取付部32,33には各々起立壁4,6のテー
パ面4a,6aに対応するテーパ面32a,33aが形
成されている。また、取付部32と孔部31aとの間の
取付部32から離れた位置において、基部31の下面に
は、アーム状の第1の作動部34が垂下するように一体
に設けられており、この第1の作動部34の先端部に円
形部34aが形成されている。そして、この第1の連動
部材30は、基部31の下面をばね受け29に当接さ
せ、両取付部32,33を係止孔4b,6bの上端部に
係止して対向する起立壁4,6で回動自在に架設される
ことによって、ケース1に支持されており、円形部34
aを第1の回動検出手段16の可動部材17の係合孔1
7aに挿入係合させている。
【0030】第2の連動部材35は、絶縁性の合成樹脂
材料を成形してなるもので、中央部を上方に膨出させた
半円柱状の基部36と、この基部36の両端部に設けら
れた取付部37,38とを有し、基部36の膨出部分に
は、基部36の長手方向に延びる孔部36aとこの孔部
36aに直交する小判状の嵌入孔36bとが各々穿設さ
れており、取付部37,38には各々起立壁3,5のテ
ーパ面3a,5aに対応するテーパ面37a,38aが
形成されている。また、取付部37と孔部36aとの間
の取付部37から離れた位置において、基部36の下面
には、アーム状の第2の作動部39が垂下するように一
体に設けられており、この第2の作動部39の先端部に
円形部39aが形成されている。そして、この第2の連
動部材35は、基部36の下面をばね受け29に当接さ
せ、両取付部37,38を係止孔3b,5bの上端部に
係止して対向する起立壁3,5で回動自在に架設される
ことにより、第1の連動部材30と交叉状に重ね合わさ
れた状態でケース1に支持されており、その重なり部分
で孔部31a,36aどうしが対向し、円形部39aを
第2の回動検出手段22の可動部材23の係合孔23a
に挿入係合させている。
【0031】レバー部材40は、絶縁性の合成樹脂材料
を成形してなるもので、円柱状のシャフト部41と、こ
のシャフト部41の下端部に一体に設けられた押圧部4
2とを有し、シャフト部41の外壁面には一対の突起4
1aが形成されている。そして、このレバー部材40
は、シャフト部41を第1,第2の連動部材30,35
の孔部31a,36aに挿通させて、一対の突起41a
が第2の連動部材35の嵌入孔36bに係止されてスナ
ップ止めされることにより、第2の連動部材35を介し
てケース1に傾動可能に支持されており、押圧部42が
ケース1の環状の突起8内に位置してクリックばね11
に当接し、一対の突起41aが嵌入孔36bの上端部に
位置した状態となっている。
【0032】次に、このように構成された多方向入力装
置の組立方法を説明すると、先ず、摺動子18〜20と
抵抗層21とを対向させて、可動部材17をフック部1
5bと起立壁4との間に嵌め込んでケース1に保持さ
せ、次いで、摺動子24〜26と抵抗層27とを対向さ
せて、可動部材23をフック部15aと起立壁3との間
に嵌め込んでケース1に保持させる。次に、ケース1の
環状の突起8内にクリックばね11を収容保持し、次い
で、復帰ばね28の上端部に環状壁部29aを嵌合さ
せ、ばね受け29支持した復帰ばね28の下端部を環状
の突起28に嵌合させることにより、復帰ばね28をケ
ース1に取り付ける。
【0033】次に、レバー部材40をその上端側から第
2の連動部材35の孔部36aに挿入し、一対の突起4
1aを嵌入孔36bに係止させてスナップ止めさせるこ
とにより、レバー部材40と第2の連動部材35とを組
み付けてユニット化し、このユニットを起立壁3,5の
自由端側より、第2の連動部材35のテーパ面37a,
38aと起立壁3,5のテーパ面3a,5aとを対応さ
せて、起立壁3,5間に挿入すると、このユニットは、
第2の連動部材35のテーパ面37a,38aをテーパ
面3a,5aにガイドさせて、起立壁3,5を外方に撓
ませながら挿入され、取付部37,38が、起立壁3の
テーパ面3a下の内壁面、及び起立壁5のテーパ面5a
下の内壁面をそれぞれ通過したときに、起立壁3,5は
元の状態に復元し、内方に弾性復帰した起立壁3,5の
各係止孔3b,5bに取付部37,38が挿入係止され
てスナップ止めされ、起立壁3,5で回動自在に架設さ
れる。
【0034】次に、レバー部材40の上端側から第1の
連動部材30の孔部31aをシャフト部41に挿通さ
せ、第1の連動部材30のテーパ面32a,33aと起
立壁4,6のテーパ面4a,6aとを対応させて、第1
の連動部材30を自由端側より起立壁4,6間に挿入す
ると、この第1の連動部材30は、そのテーパ面32
a,33aを起立壁4,6のテーパ面4a,6aにガイ
ドさせて、起立壁4,6を外方に撓ませながら挿入さ
れ、取付部32,33が、起立壁4のテーパ面4a下の
内壁面、及び起立壁6のテーパ面6a下の内壁面をそれ
ぞれ通過したときに、起立壁4,6は元の状態に復元
し、内方に弾性復帰した起立壁4,6の各係止孔4b,
6bに取付部32,33が挿入係止されてスナップ止め
され、第2の連動部材30に交叉状に重ね合わされて、
起立壁4,6で回動自在に架設される。
【0035】このようにして多方向入力装置の組立は完
了するが、組立後においては、第1,第2の連動部材3
0,35の基部31,36の下面にばね受け29が当接
し、取付部32,33,37,38が各々係止孔3b,
4b,5b,6bの上端部に位置して、レバー部材40
がその軸線40aをケース1の底壁部2に直交させ押圧
部42をクリックばね11に当接させる初期位置に位置
しており、また、可動部材17,23が各々ガイド溝1
2,13内に位置して、第1,第2の作動部34,39
の円形部34a,39aが各々可動部材17,23の係
合孔17a,23aに挿入係合され、3本の摺動子18
〜20が抵抗層21に接触し、端子24aと端子26a
とが連結片18a、摺動子18、抵抗層21、摺動子2
0及び連結片20aを介して導通しているとともに、3
本の摺動子24〜26が抵抗層27に接触して、端子2
4aと端子26aとが摺動子24、抵抗層27及び摺動
子26を介して導通した状態となっている。
【0036】上述の如く構成・組み立てられた多方向入
力装置は、端子24a,26a間及び端子9,10間に
所定の電圧を印加した状態で用いられ、操作者がレバー
部材40のシャフト部41を例えば図5に示す矢印A方
向に傾動操作すると、シャフト部41が孔部31a,3
6aを遊動しながら第1,第2の連動部材30,35が
回動されて、第1,第2の連動部材30,35の基部3
1,36の下面にばね受け29が押圧され、復帰ばね2
8を圧縮させながら、第1の作動部34が第1の連動部
材30の基部31と一体に回動し、第2の作動部39が
第2の連動部材35の基部36と一体に回動する。そし
て、図4に示すように、レバー部材40のシャフト部4
1が実線で示す初期位置から点線で示す状態に傾動した
ときに、第1の作動部材34は実線で示す初期位置から
点線で示す状態に回動し、この第1の作動部材34の回
動によって円形部34aに係合された作動部材17が、
ガイド溝12に沿って実線で示す初期位置から点線で示
す位置に、3本の摺動子18〜20に抵抗層21を摺接
させながら移動する。
【0037】この第1の作動部材34の移動に伴い、図
6に示すように、抵抗層21と3本の摺動子18〜20
の先端との摺接位置が、初期位置P1から移動した位置
P2となり、摺動子18,19間の抵抗値(電圧値)が
変化して、第1の回動検出手段16が第1の作動部材3
4の回動を検出し、この抵抗値の変化に対応した検出信
号(電圧信号)を3本の摺動子18〜20と抵抗層21
とで形成された前記信号生成部が生成し、この検出信号
は摺動子19を介して端子19aから取り出される。
【0038】同様に、レバー部材40の傾動に伴う第2
の作動部39の回動により、円形部39aに係合された
作動部材23が、ガイド溝13に沿って3本の摺動子2
4〜26に抵抗層27を摺接させながら移動し、図7に
示すように、抵抗層27と3本の摺動子24〜26の先
端との摺接位置が、初期位置S0から移動した位置S1
となり、摺動子24,25間の抵抗値(電圧値)が変化
して、第2の回動検出手段22が第2の作動部材39の
回動を検出し、この抵抗値の変化に対応した検出信号
(電圧信号)を3本の摺動子24〜26と抵抗層27と
で形成された前記信号生成部が生成し、この検出信号は
摺動子25を介して端子25aから取り出される。そし
て、端子19a及び端子25aから取り出された検出信
号は、レバー部材40の傾動量に対応し、例えば図示せ
ぬ表示装置に入力されて、図示を省略したディスプレイ
上のカーソル位置が制御される。したがって、レバー部
材40を傾動操作することにより、上記ディスプレイ上
のカーソルを任意方向に移動させることができる。
【0039】また、レバー部材40の傾動操作力を解除
すると、復帰ばね28の復元力によりばね受け29が上
方に押し返されて第1,第2の連動部材30,35が回
動され、この回動により、レバー部材40が孔部31
a,36aを遊動しながら起き上がり初期位置に復帰す
るとともに、第1,第2の作動部34,39が各々可動
部材17,23を伴って上述と反対方向に回動し初期位
置に戻るようになっている。
【0040】一方、操作者がレバー部材40のシャフト
部41を下方に押圧操作すると、一対の突起41aが嵌
入孔36bに案内されて軸線40a方向にスライドする
ことにより、レバー部材40が降下してクリックばね1
1を押圧部42が押圧し、クリックばね11を反転させ
て固定接点9aに接触させる。これにより、クリック感
が生起され、固定接点9aと接点部10aとの間、及び
固定接点9aと接点部10bとの間がクリックばね11
によって導通されて前記押釦スイッチがオン状態とな
り、端子9あるいは端子10からスイッチオン信号が出
力される。
【0041】また、この状態でレバー部材40に対する
押圧操作力を解除すると、クリックばね11は自らの反
転復元力により元のドーム形状に戻るので、このクリッ
クばね11に押圧部42が押し上げられてレバー部材4
0が初期位置に復帰し、よってクリックばね11が固定
接点9aから離間し、固定接点9aと接点部10aとの
間、及び固定接点9aと接点部10bとの間の導通が解
除されたスイッチオフ状態となる。したがって、レバー
部材40を傾動操作し、上記カーソルをディスプレイ上
の所望の座標位置やメニュー位置まで移動した後、レバ
ー部材40を押圧操作することにより、座標入力やメニ
ュー選択を実行させることができる。
【0042】しかして、この多方向入力装置にあって
は、第1の連動部材30の両取付部32,33の回動中
心を結ぶ直線30aと交叉する方向に第1の作動部34
を突出させ、第2の連動部材35の両取付部37,38
の回動中心を結ぶ直線35aと交叉する方向に第2の作
動部39を突出させて、4つの起立壁3〜6の内方の4
つの起立壁3〜6で囲まれた領域内に、従来技術の回転
型可変抵抗器52に相当する第1,第2の回動検出手段
16,22を配設し、第1,第2の作動部34,39の
回動を第1,第2の回動検出手段16,22で検出する
ようにしたので、直線30aが延びる方向、及び直線3
5aが延びる方向に多方向入力装置の寸法を小さくで
き、小型化を図ることができる。
【0043】また、この多方向入力装置にあっては、4
つの起立壁3〜6の係止孔3b〜6bに取付部32,3
3,37,38を各々係止してスナップ止めさせること
により、対向する一対の起立壁4,6で第1の連動部材
30が回動自在に架設されてケース1に支持され、対向
する一対の起立壁3,5で第2の連動部材35が回動自
在に架設されてケース1に支持されるので、従来技術で
述べた調節作業を廃止でき、組立の簡素化が図れ、第
1,第2の連動部材30,35のスムーズな回動を無調
節で得ることができる。また、従来技術では、回転型可
変抵抗器52が取り付けられる枠体51と復帰ばね71
の弾発力が付与される蓋板72との2部品を要していた
が、これらをこの多方向入力装置では1部品のケース1
に集約することができるため、上記無調節化と併せて部
品点数を削減することができる。
【0044】尚、この実施形態では、矩形平板状に形成
された可動部材17,23を各々ガイド溝12,13に
沿って直線的にスライドさせるもので説明したが、本発
明はこれに限定されるものではなく、可動部材17,2
3を半円平板状に形成して円心でケース1の底壁部2に
枢支し、これらを第1,第2の作動部材34,39によ
って回動させることにより、抵抗体21と摺動子19〜
20、及び抵抗体27と摺動子24〜26とを摺動させ
るようにしてもよい。また、第1,第2の回動検出手段
16,22の信号生成部は、パルスエンコーダが如き複
数の導電部とこられに接離する摺動片との組み合わせ、
あるいは磁石とホール素子との組み合わせ等で構成する
ことも可能である。
【0045】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0046】底壁部と該底壁部上に四方に配して立設さ
れた4つの起立壁とを有するケースと、交叉状に重ね合
わされて前記ケースに支持され、互いに重なる位置に孔
部が穿設された第1,第2の連動部材と、前記ケースに
傾動可能に支持され、前記第1,第2の連動部材の各孔
部に挿通されたレバー部材とを備え、前記4つの起立壁
に各々係止孔を形成し、前記第1,第2の連動部材は、
前記4つの起立壁の自由端側よりこれらを外方に撓ませ
ながら挿入され、内方に弾性復帰した前記4つの起立壁
の各前記係止孔に前記第1,第2の連動部材の両端部が
係止されてスナップ止めされることにより、それぞれ対
向する一対の前記起立壁で回動自在に架設されるので、
従来技術で述べた調節作業を廃止でき、組立の簡素化が
図れるため、前記第1,第2の連動部材を容易に架設で
き、前記第1,第2の連動部材のスムーズな回動を無調
節で得ることができる。
【0047】前記4つの起立壁の自由端側には、その内
壁面に前記自由端側の先端部から前記底壁部に向かうに
従い内方に傾斜するテーパ面が形成され、前記第1,第
2の連動部材の両端部が前記テーパ面をガイドにして前
記4つの起立壁の各前記係止孔に挿通係止されるので、
前記第1,第2の連動部材の両端部を前記4つの起立壁
の各前記係止孔に簡単に係止してスナップ止めさせるこ
とができる。
【0048】前記第2の連動部材の孔部に挿通された前
記レバー部材が、前記第2の連動部材に係止されてスナ
ップ止めされることにより前記第2の連動部材に取り付
けられるので、前記レバー部材を前記第2の連動部材を
介して簡単に前記ケースに支持することができる。
【0049】前記第1の連動部材には、前記第1の連動
部材の両端部に設けた取付部の回動中心を結ぶ直線と交
叉する方向に突出する第1の作動部を形成し、前記第2
の連動部材には、前記第2の連動部材の両端部に形成し
た取付部の回動中心を結ぶ直線と交叉する方向に突出す
る第2の作動部を設け、前記レバー部材を傾動させるこ
とにより、前記第1の作動部が前記第1の連動部材と一
体に回動し、前記第2の作動部が前記第2の連動部材と
一体に回動するとともに、前記ケースには、前記第1の
腕部の回動を検出する第1の回動検出手段と、第2の腕
部の回動を検出する第2の回動検出手段とを設けたの
で、前記第1の連動部材の両取付部の回動中心を結ぶ直
線と交叉する方向、及び前記第2の連動部材の両取付部
の回動中心を結ぶ直線と交叉する方向に前記第1,第2
の回動検出手段を配設することができるので、前記第1
の連動部材の両取付部の回動中心を結ぶ直線が延びる方
向、及び前記第2の連動部材の両取付部の回動中心を結
ぶ直線が延びる方向の寸法を小さくすることが可能とな
る。
【0050】さらに、前記第1,第2の回動検出手段
は、前記ケースに往復移動可能に配設された可動部材
と、前記ケースに固定された固定側素子と、前記可動部
材に設けられ、前記固定側素子とで信号生成部を形成す
る可動側素子を各々備え、前記第1回動検出手段の前記
可動部材と第2の回動検出手段の前記可動部材とが各々
前記第1,第2の腕部に係合して、前記第1,第2の腕
部の回動に伴って移動することにより、前記第1,第2
の回動検出手段の前記信号生成部が検出信号を生成する
ので、簡単な構成でありながら、前記第1,第2の作動
部の回動を確実に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多方向入力装置の分解斜視図。
【図2】図1の2−2線に沿う断面図。
【図3】図1の3−3線に沿う断面図。
【図4】本発明の多方向入力装置の動作を示す説明図。
【図5】本発明の多方向入力装置に係るケースの平面
図。
【図6】本発明の多方向入力装置に備わる第1の検出手
段に係る可動部材の裏面図。
【図7】本発明の多方向入力装置に備わる第2の検出手
段に係る可動部材の裏面図。
【図8】従来の多方向入力装置の分解斜視図。
【図9】従来の多方向入力装置の断面図。
【図10】従来の多方向入力装置の動作を示す説明図。
【符号の説明】
1 ケース 2 底壁部 3 起立壁 3a テーパ面 3b 係止孔 4 起立壁 4a テーパ面 4b 係止孔 5 起立壁 5a テーパ面 5b 係止孔 6 起立壁 6a テーパ面 6b 係止孔 7a 透孔 7b 透孔 8 環状の突起 9 端子 9a 固定接点 10 端子 10a 接点部 10b 接点部 11 クリックばね 11a フランジ部 12 ガイド溝 12a 透孔 12b 区画部 13 ガイド溝 13a 透孔 13b 区画部 14 導出孔 15a フック部 15b フック部 16 第1の回動検出手段 17 可動部材 18 摺動子 18a 連結片 19 摺動子 19a 端子 20 摺動子 20a 連結片 21 抵抗層 22 第2の回動検出手段 23 可動部材 24 摺動子 24a 端子 25 摺動子 25a 端子 26 摺動子 26a端子 27 抵抗層 28 復帰ばね 29 ばね受け 29a 環状壁部 30 第1の連動部材 31 基部 31a 孔部 32 取付部 32a テーパ面 33 取付部 33a テーパ面 34 第1の作動部 34a 円形部 35 第2の連動部材 36 基部 36a 孔部 36b 嵌入孔 37 取付部 37a テーパ面 38 取付部 38a テーパ面 39 第2の作動部 39a 円形部 40 レバー部材 40a 軸線 41 シャフト部 41a 突起 42 押圧部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底壁部と該底壁部上に四方に配して立設
    された4つの起立壁とを有するケースと、交叉状に重ね
    合わされて前記ケースに支持され、互いに重なる位置に
    孔部が穿設された第1,第2の連動部材と、前記ケース
    に傾動可能に支持され、前記第1,第2の連動部材の各
    孔部に挿通されたレバー部材とを備え、前記4つの起立
    壁に各々係止孔を形成し、前記第1,第2の連動部材
    は、前記4つの起立壁の自由端側よりこれらを外方に撓
    ませながら挿入され、内方に弾性復帰した前記4つの起
    立壁の各前記係止孔に前記第1,第2の連動部材の両端
    部が係止されてスナップ止めされることにより、それぞ
    れ対向する一対の前記起立壁で回動自在に架設されるこ
    とを特徴とする多方向入力装置。
  2. 【請求項2】 前記4つの起立壁の自由端側には、その
    内壁面に前記自由端側の先端部から前記底壁部に向かう
    に従い内方に傾斜するテーパ面が形成され、前記第1,
    第2の連動部材の両端部が前記テーパ面をガイドにして
    前記4つの起立壁の各前記係止孔に挿通係止されること
    を特徴とする請求項1に記載の多方向入力装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の連動部材の孔部に挿通された
    前記レバー部材が、前記第2の連動部材に係止されてス
    ナップ止めされることにより前記第2の連動部材に取り
    付けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載の多
    方向入力装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の連動部材には、前記第1の連
    動部材の両端部に設けた取付部の回動中心を結ぶ直線と
    交叉する方向に突出する第1の作動部を形成し、前記第
    2の連動部材には、前記第2の連動部材の両端部に形成
    した取付部の回動中心を結ぶ直線と交叉する方向に突出
    する第2の作動部を設け、前記レバー部材を傾動させる
    ことにより、前記第1の作動部が前記第1の連動部材と
    一体に回動し、前記第2の作動部が前記第2の連動部材
    と一体に回動するとともに、前記ケースには、前記第1
    の腕部の回動を検出する第1の回動検出手段と、第2の
    腕部の回動を検出する第2の回動検出手段とを設けたこ
    とを特徴とする請求項1,2又は3に記載の多方向入力
    装置。
  5. 【請求項5】 前記第1,第2の回動検出手段は、前記
    ケースに往復移動可能に配設された可動部材と、前記ケ
    ースに固定された固定側素子と、前記可動部材に設けら
    れ、前記固定側素子とで信号生成部を形成する可動側素
    子を各々備え、前記第1回動検出手段の前記可動部材と
    第2の回動検出手段の前記可動部材とが各々前記第1,
    第2の腕部に係合して、前記第1,第2の腕部の回動に
    伴って移動することにより、前記第1,第2の回動検出
    手段の前記信号生成部が検出信号を生成することを特徴
    とする請求項4に記載の多方向入力装置。
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