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JP2001018956A - 折り畳み可能な箱 - Google Patents

折り畳み可能な箱

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Publication number
JP2001018956A
JP2001018956A JP11188087A JP18808799A JP2001018956A JP 2001018956 A JP2001018956 A JP 2001018956A JP 11188087 A JP11188087 A JP 11188087A JP 18808799 A JP18808799 A JP 18808799A JP 2001018956 A JP2001018956 A JP 2001018956A
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JP
Japan
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plate
box
stopper
bottom plate
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JP11188087A
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Inventor
Kunifumi Machino
邦文 町野
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Appax Co Ltd
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Appax Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 底板2と四枚の側板3,4を有し、その側板
のうち対向する二枚が上部を曲げ中心として箱1の内側
に回動自在な揺動側板3で、残る二枚が所謂屏風折り構
造になっていて高さ方向に屈曲自在な屈曲側板4である
折り畳み可能な箱1がある。しかし従来は、組立状態に
おいて揺動側板3に対して外側から押し込む方向の力が
作用した場合に内側に振れて入り込む可能性があった。 【解決手段】 各揺動側板3,3の下端に内向きに折曲
自在なストッパー片20を連設すると共に底板2上に止
め部材14を突設し、組立状態において前記ストッパー
片20が底板14上に重なり且つその状態でストッパー
片20の端面が止め部材14に当接してロックされるよ
うにした折り畳み可能な箱1を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、組立状態から扁平でコ
ンパクトな形状に折り畳み得る箱に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一枚の底板と四枚の側板を有し、
その側板のうち、対向する二枚が上端縁を曲げ中心とし
て箱の内側に回動自在な揺動側板で、残る二枚がいわゆ
る屏風折り構造になっていて高さ方向に屈曲自在な屈曲
側板である折り畳み可能な箱が、例えば実開昭62−1
10132号などに開示されている。この折り畳み可能
な箱は、扁平な折り畳み状態から使用状態に組み上げる
場合、箱の上縁を持ち上げて屏風折り構造の屈曲側板を
垂直に立ち上がらせ、残る二枚の揺動側板を起立させ、
その揺動側板の両側縁で屈曲側板の屈曲部分を内側から
ロックする構造である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の箱は、組立
状態において揺動側板に対して外側から押し込む方向の
力が作用した場合に内側に振れて入り込む可能性があっ
た。この種の箱は揺動側板が支柱の役目を果たしている
のであり、揺動側板の固定は重要な課題である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑みなさ
れたもので、底板と四枚の側板を有し、その側板のう
ち、対向する二枚が上部を曲げ中心として箱の内側に回
動自在な揺動側板で、残る二枚が所謂屏風折り構造にな
っていて高さ方向に屈曲自在な屈曲側板である折り畳み
可能な箱において、前記各揺動側板の下端に内向きに折
曲自在なストッパー片を連設すると共に底板上に止め部
材を突設し、組立状態において前記ストッパー片が底板
上に重なり且つその状態でストッパー片の端面が止め部
材に当接してロックされるようにした折り畳み可能な箱
を提供する。
【0005】また、請求項2に記載したように、底板と
四枚の側板を有し、その側板のうち、対向する二枚が上
部を曲げ中心として箱の内側に回動自在な揺動側板で、
残る二枚が所謂屏風折り構造になっていて高さ方向に屈
曲自在な屈曲側板である折り畳み可能な箱において、前
記各揺動側板の下端に内向きに折曲自在なストッパー片
を連設し、組立状態において前記ストッパー片が底板上
に重なり且つその状態で左右二つのストッパー片の端面
同士が突き合わさって相互の動きをロックするようにし
た折り畳み可能な箱を提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。なお、図1は箱の斜視図、図2
は折り畳んだ状態を示す箱の斜視図、図3は底板構成板
の斜視図、図4は揺動側板の斜視図、図5は屈曲側板と
底板構成板の斜視図、図6は要部の縦断面図、図7,8
は折り畳み状態を示す要部の縦断面図、図9,10は要
部の縦断面図、図11は緩衝マットの分解斜視図、図1
2は被運搬物と緩衝マットを示す分解斜視図、図13は
他の形態を示す部分斜視図、図14は他の形態を示す要
部の縦断面図である。
【0007】箱1は、平面視長方形状の底板2と、該底
板2の対向する二辺上に位置する二枚の揺動側板3と、
底板2の残りの二辺上に位置する二枚の屈曲側板4と、
各側板3,4の端部を覆う四本のモール部材5a,5b
と、その四本のモール部材5a,5bを額縁状に剛接合
するコーナー部材6,6…と、揺動側板3に設けた把手
部材7と、上面の開口を覆う開閉自在な蓋板8と、底板
2に取り付けた固定バンド9,9と、から概略構成され
る。
【0008】前記底板2,揺動側板3,屈曲側板4、蓋
板8を構成する素材は、ポリプロピレン製の二枚の基板
10a,10bの間に同じくポリプロピレン製の芯部材
10cを一体成形した周知のプラスチック段ボールであ
る。
【0009】底板2は、図3に示したように、前記芯部
材10cと直交する向きの両端部に固定的な垂直板11
を形成してなる底板構成板12と、前記屈曲側板4と一
体の底板構成板13と、前記底板構成板12の上面に重
ねた板状の止め部材14とを金属製の鋲15で一体化し
た三重構造である。前記垂直板11は、底板構成板12
の両端部を直角上向きに熱変形させたものであって、長
孔状の係止部16を有する。また、底板構成板12には
中央に十文字状の切抜孔17が形成されており、その切
抜孔17の四端部を残して前記止め部材14が覆い被さ
っている。従って、底板構成板13と止め部材14の間
に切抜孔17による十文字状のトンネル通路が出来てい
る。そして、そのトンネル通路に二本の固定バンド9,
9が摺動可能な状態に通されている。なお、固定バンド
9,9は、ポリプロピレン製で、一端にポリプロピレン
製又は金属製のリング18が取り付けてあり、さらに片
面が貼着剥離自在な面状ファスナになっている。
【0010】揺動側板3は、図4に示すように、前記プ
ラスチック段ボールを芯部材10cが垂直方向に向かう
向きにして使用する。揺動側板3の下端には、芯部材1
0cと直交する向きに内側の基板10bを一枚残したハ
ーフカットのヒンジ線19を中心として内向きに折れ曲
がるストッパー片20が設けられている。このストッパ
ー片20は、揺動側板3を起立姿勢にロックするための
ものであり、揺動側板3が起立した状態で前記底板2の
止め部材14の端面に係合する。なお、ストッパー片2
0の先端には中央部分に浅い凹み部21が形成されてお
り、その凹み部21に前記止め部材14の周縁が嵌ま
る。また、凹み部21の中心には半円状の切込22があ
り、その切込22を通って前記固定バンド9が底板2の
上に出ている。
【0011】一方、揺動側板3の上端には、図6に示し
たように、外側の基板10aを残したハーフカットのヒ
ンジ線23を中心にして折曲げ片24が折重ねられてい
る。そして、その二枚重ねの部分に合成樹脂製のモール
部材5aが嵌着されている。このモール部材5aは、折
曲げ片24二枚分がきっちり収まる形状の角筒25の一
部に、プラスチック段ボール一枚分の開口26を設けた
形態であり、揺動側板3の上縁に横からスライドさせる
ようにして装着する。
【0012】また、揺動側板3の上部には図8に示した
ように合成樹脂製の把手部材7が取り付けられている。
この把手部材7は、モール部材5aに内嵌する差込み部
7aと、揺動側板3の外側に突出する指掛け部7bと、
その指掛け部7bの両端に突設した内向きの爪片7c,
7cと、モール部材5aの内側下縁に係合するガイド片
7dと、からなる。揺動側板3の中心上部には把手部材
7を取り付けるための凹状切り欠が予め設けられてお
り、その位置に把手部材7を配置してからモール部材5
aをスライドさせて嵌める。従って、把手部材7を固定
するのに鋲や接着剤は必要ない。
【0013】また、揺動側板3の上方には、内側の基板
10bを残して切り込んだハーフカットのヒンジ線27
が形成されており、そのヒンジ線27を中心として図6
二点鎖線のように箱1の内側に向かって揺動する。な
お、ヒンジ線27からモール部材5aの上端までの距離
は、後述する緩衝マット28を折り畳んだ厚みと同程度
である。
【0014】屈曲側板4,4は、図5に示したように、
前記プラスチック段ボールを芯部材10cが垂直方向に
向かう向きにして使用するもので、前記底板構成板12
の下に重なる底板構成板13と一体に連なっている。一
つの屈曲側板4の上端縁にはモール部材5aが嵌着され
ているが、その嵌合構造は前記揺動側板3とモール部材
5aの場合と同じであるため説明を省略する。
【0015】一方、もう一つの屈曲側板4の上端縁には
前記蓋板8に対応する専用のモール部材5bが嵌着され
ている。すなわち、図9に示したようにモール部材5b
は外形寸法を前記モール部材5aと同じにしつつも、高
さ方向の中心に隔壁29を形成し、その隔壁29を中心
にして上下線対称にしてある。従って、上面にもプラス
チック段ボール一枚分の蓋板用開口260がある。そし
て、モール部材5bの下半分のスペースに、上端に折曲
げ片24を形成した一つの屈曲側板4を嵌め込み、一
方、モール部材5bの上半分のスペースに、蓋板8の一
辺に対してV字溝によるヒンジ線30を介して連設した
取付片31に前記折曲げ片24を形成して嵌め込む。よ
って蓋板8は、モール部材5bに対して取付片31を介
して固定され、ヒンジ線30を中心として図9一点鎖線
及び二点鎖線のように自由に回動し得る。
【0016】屈曲側板4,4は、図5に示したように、
内側の基板10bを残したハーフカットによる上下二本
のヒンジ線32,33と、そのヒンジ線32,33の高
さ方向の中心に外側の基板10aを残したハーフカット
のヒンジ線34を設けて、いわゆる屏風状態に折れ曲が
る構造になっていて高さ方向に屈曲自在である。なお、
上のヒンジ線32は、前記揺動側板3のヒンジ線27よ
りプラスチック段ボール(揺動側板)一枚分の厚さだけ
下がった位置にある。
【0017】前記屈曲側板4,4と揺動側板3,3は、
四本のモール部材5a,5b同士の突き合わせ部分にコ
ーナー部材6,6…を嵌めて四角い額縁状に剛接合する
ことにより相互に連結する。
【0018】蓋板8は、前記のように一辺にV字溝のヒ
ンジ線30を介して取付片31を有する。このヒンジ線
30のV字の角度は、蓋板8と取付片31を180度に
展開した状態で90度よりやや大きく設定されており、
取付片31と蓋板8が90度以下に折れ曲がるようにな
っている。そうすることにより、図9一点鎖線のように
蓋板8を閉じたとき、モール部材5aに密着させやす
い。
【0019】一方、蓋板8のヒンジ線30と反対側の一
辺には係止手段が設けられている。この係止手段は、図
10に示したように蓋板8の一辺に90度下向きに熱変
形させた係止主片35と、その係止主片35の先端にさ
らに90度内向きに熱変形させた係止爪36とからな
る。係止主片35の長さはモール部材5aの高さにほぼ
等しく設定されており、従って、蓋板8を閉じた状態
で、図10のように、係止爪36がモール部材5aの下
縁に係合し、もって蓋板8の開きを防止する。このよう
に蓋板8の一辺を熱変形させて下向きの係止主片35を
形成し、さらにその係止主片35の先端を熱変形させて
内向きの係止爪36を形成し、係止爪36をモール部材
5aの下縁に係合させて蓋板8の開きを防止するように
すれば、簡単な構造で故障がなく、また、コスト抑制策
として有効である。
【0020】次に箱1の使用方法について説明する。図
1のような組立状態では、屈曲側板4,4が真っ直ぐ垂
直に伸び、揺動側板3,3が垂直に起立している。そし
て、揺動側板3,3のストッパー片20がヒンジ線19
から折れて底板構成板12上に重なり、その端面が止め
部材14の端面に突き合わさっている。この状態で図6
矢示Fのようにもし揺動側板3,3に内向きの力が作用
しても、ストッパー片20が止め部材14に当たってそ
の力に対抗するから動かない。また、揺動側板3,3は
底板構成板12の垂直板11に当たっているから外向き
にも動かない。
【0021】この状態で例えばコンピュータやディスプ
レイのような被運搬物37を梱包する場合は、図12に
示したような緩衝マット28で被運搬物37を包み、固
定バンド9,9によって被運搬物37を底板2上に縛り
付ける。従って、発泡体のような緩衝材を箱1の中に充
満させて被運搬物37を固定する、という必要がない。
また、底板2は前記のように金属製の鋲15で貫かれて
いるため、もし箱1の内部で静電気が発生しても前記鋲
15から外部に抜ける。次に蓋板8を閉じ、係止主片3
5の係止爪36をモール部材5aの下縁コーナー部に係
合させる。
【0022】なお、緩衝マット28は、木綿などの布の
袋に綿などの芯材を入れて縫合してなるいわゆるキルテ
ィングや、本出願人の出願に係る特願平11−1263
36号の気泡シート材を使用するとよい。特願平11−
126336号の気泡シート材は、図11に示したよう
に、気体を密封した独立気泡体38を合成樹脂フィルム
に多数形成してなる気泡シート39と、カバーシート4
0とを使用し、前記気泡シート39の片面及び/又は両
面にカバーシート40を重ね合わせると共に、気泡シー
ト39とカバーシート40を貫き且つ気泡シート39の
独立気泡体38を横切るように点線状に連続する針孔を
穿設し、さらにその針孔に糸を通して前記両者を一体に
縫合させて折曲縫合線41としたものであり、従来のキ
ルティングに比べ、薄くて軽い上にクッション性が高
い、という特徴がある。
【0023】次に、組立状態になっている箱1を折り畳
む場合は、先ず、係止主片35を弾性変形させつつ係止
爪36をモール部材5aから外して蓋板8を開け、固定
バンド9,9を緩めて被運搬物37を取り出し、その被
運搬物37から緩衝マット28を外す。なお、外した緩
衝マット28は所定の形態に畳んでおく。
【0024】次に揺動側板3のストッパー片20の先を
指で浮き上がらせて止め部材14との係合を外し、図6
二点鎖線のように揺動側板3,3を内側に回動させる。
そうすると、図5のように屈曲側板4,4が支えを失っ
て自然に横V字状に折れ曲がる。この状態でモール部材
5a,5bを押し下げれば、図8のように把手部材7の
爪片7cが底板2の垂直板11の係止部16に係合す
る。従って、箱1は図2の折り畳み状態でロックされ
る。また、固定バンド9は底板2と側板3,4の間に挟
み込まれ、側板3,4の弾性による撓みや側板3,4同
士の重なりによる僅かな隙間に入り込むため、箱1の折
り畳みを妨げない。
【0025】次に折り畳んだ箱1の揺動側板3上面を収
納スペースとして、先に畳んだ緩衝マット28を図7二
点鎖線のようにその収納スペースに入れる。この状態で
蓋板8を閉じておけば、折り畳み状態で箱1を保管して
も緩衝マット28の置き場に困ることがなく、また、箱
1を折り畳んで輸送する場合にも緩衝マット28が紛失
しない。
【0026】次に本発明の有効な利用方法について説明
する。コンピュータや測定装置のような精密機械が故障
した場合、エンジニアが出張修理する従来のシステムで
は、移動時間が無駄になり、エンジニア一人あたりの処
理能力が低下する。このような問題点は、本発明の箱1
を使った次の〜のシステムで解消することが出来
る。なお、以下において、修理業者とユーザー間の荷物
の輸送は運送業者が行うものとする。 修理業者が、本発明の箱1を折り畳んだ空の状態にし
てユーザーに輸送する。 箱1を受け取ったユーザーがそれを組み立てて上記の
要領で故障品を梱包し、修理業者に返送する。 修理業者が故障品を修理し、本発明の箱1を使って再
度ユーザーに輸送する。 ユーザーが修理済みの品物を箱1から取り出し、箱1
を畳んで修理業者に返送する。
【0027】以上のシステムによれば、エンジニアの移
動時間が不要であるから、エンジニア一人あたりの処理
能力が向上する。なお、修理期間中の代用品があれば、
上記,において箱1に代用品を詰めて輸送する。
【0028】しかして、本発明の箱1と緩衝マット28
は繰り返して使用でき、さらに固定バンド9,9を使用
することで無駄な緩衝材も不要となるため、紙製段ボー
ル箱や緩衝材を使い捨てる場合のようなゴミ問題が生じ
ない。そればかりか、箱1全体と固定バンド9がポリプ
ロピレン(合成樹脂)製であるから、箱1の寿命が尽き
ても油化してリサイクルすることが可能であり、ゴミ対
策上極めて有用である。
【0029】以上本発明を実施の形態について説明した
が、もちろん本発明は上記実施形態に限定されるもので
はない。例えば、実施形態では揺動側板3と垂直板11
が非係合になっているが、耐荷重性を高めるためには、
揺動側板3と垂直板11を係合させて荷重を支えるよう
にするのがよい。そのためには、ストッパー片20と一
体の突片42を揺動側板3側に切り込み、図13のよう
にストッパー片20を折り曲げた場合にその突片42が
揺動側板3の裏側に突出するようにしておくとよい。そ
して、垂直板11に受孔43を形成し、その受孔43に
前記突片42を係合させるのである。
【0030】また、揺動側板3に突片42を設けるとそ
れが固定バンド9,9に引っ掛かって取り扱い難くなる
おそれがある場合は、図14に示したように、垂直板1
1に内向きの突片420を熱変形させて突設し、一方、
揺動側板3に受孔430を形成し、その受孔430に前
記突片420を係合させるようにするとよい。なお、こ
の場合、揺動側板3の上部にも垂直板11の突片420
に対応する副受孔431を形成しておけば、折り畳み状
態で垂直板11の突片420と副受孔431が係合して
箱1の折り畳み状態をロックする。
【0031】また、実施形態では揺動側板3のストッパ
ー片20と止め部材14の端面同士を突き合わせるよう
にしたが、止め部材14を無くし、ストッパー片20の
長さを底板2の長さの1/2程度に長くして左右のスト
ッパー片20,20の端面同士を突き合わせるようにし
てもよい。その場合には、揺動側板3にストッパー片2
0を折り重ねるようにして箱1を折り畳むか、或いは揺
動側板3とストッパー片20を真っ直ぐに開いて左右の
揺動側板3,3同士を重ね合わせるようにする。
【0032】また、実施形態では底板2を止める鋲15
を利用して静電気を外部に逃がすようにしたが、これ
は、箱1において、被運搬物37の固定領域に底板2を
貫くようにして導電体を設けるようにした技術思想の一
実施形態である。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、揺動側板に屈曲自在な
ストッパー片を連設し、このストッパー片で組立状態の
揺動側板をロックするようにしたため、使用時に揺動側
板が内側に振れるおそれがない。従って、箱の強度が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 箱の斜視図である。
【図2】 折り畳んだ状態を示す箱の斜視図である。
【図3】 底板構成板の斜視図である。
【図4】 揺動側板の斜視図である。
【図5】 屈曲側板と底板構成板の斜視図である。
【図6】 要部の縦断面図である。
【図7】 折り畳み状態を示す要部の縦断面図である。
【図8】 折り畳み状態を示す要部の縦断面図である。
【図9】 要部の縦断面図である。
【図10】 要部の縦断面図である。
【図11】 緩衝マットの分解斜視図である。
【図12】 被運搬物と緩衝マットを示す分解斜視図で
ある。
【図13】 他の形態を示す部分斜視図である。
【図14】 他の形態を示す要部の縦断面図である。
【符号の説明】
1 …箱 2 …底板 3 …揺動側板 4 …屈曲側板 14…止め部材 20…ストッパー片

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板と四枚の側板を有し、その側板のう
    ち、対向する二枚が上部を曲げ中心として箱の内側に回
    動自在な揺動側板で、残る二枚が所謂屏風折り構造にな
    っていて高さ方向に屈曲自在な屈曲側板である折り畳み
    可能な箱において、 前記各揺動側板の下端に内向きに折曲自在なストッパー
    片を連設すると共に底板上に止め部材を突設し、組立状
    態において前記ストッパー片が底板上に重なり且つその
    状態でストッパー片の端面が止め部材に当接してロック
    されるようにしたことを特徴とする折り畳み可能な箱。
  2. 【請求項2】 底板と四枚の側板を有し、その側板のう
    ち、対向する二枚が上部を曲げ中心として箱の内側に回
    動自在な揺動側板で、残る二枚が所謂屏風折り構造にな
    っていて高さ方向に屈曲自在な屈曲側板である折り畳み
    可能な箱において、 前記各揺動側板の下端に内向きに折曲自在なストッパー
    片を連設し、組立状態において前記ストッパー片が底板
    上に重なり且つその状態で左右二つのストッパー片の端
    面同士が突き合わさって相互の動きをロックするように
    したことを特徴とする折り畳み可能な箱。
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Cited By (9)

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