JP2001098893A - コンクリートセグメント用連結具 - Google Patents
コンクリートセグメント用連結具Info
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- JP2001098893A JP2001098893A JP27441999A JP27441999A JP2001098893A JP 2001098893 A JP2001098893 A JP 2001098893A JP 27441999 A JP27441999 A JP 27441999A JP 27441999 A JP27441999 A JP 27441999A JP 2001098893 A JP2001098893 A JP 2001098893A
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- concrete
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Abstract
(57)【要約】
【課題】両コンクリートセグメント間に作用するせん断
力に対抗することができ、しかも、第2連結金具のコス
トダウンと軽量化を図るコンクリートセグメント用連結
具の提供。 【解決手段】ボルト挿通孔1を備えた第1連結金具K1
と、ボルトと、雌ねじ部2を備えた第2連結金具K2と
からなり、第2連結金具K2の袋ナット部6が、アンカ
ー部7よりも太い内方側部分8と、内方側部分8よりも
太い端面側部分9とを備え、両コンクリートセグメント
間に作用するせん断力を受止め支持する補強リブ11
が、内方側部分8から外方に突出し、かつ、端面側部分
の最も太い部分9aよりも外方に突出しない状態で、内
方側部分とアンカー部との連設箇所13から内方側部分
と端面側部分との連設箇所14にまで連続し、雌ねじ部
2の軸心方向に沿って延設されているコンクリートセグ
メント用連結具。
力に対抗することができ、しかも、第2連結金具のコス
トダウンと軽量化を図るコンクリートセグメント用連結
具の提供。 【解決手段】ボルト挿通孔1を備えた第1連結金具K1
と、ボルトと、雌ねじ部2を備えた第2連結金具K2と
からなり、第2連結金具K2の袋ナット部6が、アンカ
ー部7よりも太い内方側部分8と、内方側部分8よりも
太い端面側部分9とを備え、両コンクリートセグメント
間に作用するせん断力を受止め支持する補強リブ11
が、内方側部分8から外方に突出し、かつ、端面側部分
の最も太い部分9aよりも外方に突出しない状態で、内
方側部分とアンカー部との連設箇所13から内方側部分
と端面側部分との連設箇所14にまで連続し、雌ねじ部
2の軸心方向に沿って延設されているコンクリートセグ
メント用連結具。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボルト挿通孔を備
えて、一方のコンクリートセグメントの連結端面側に埋
設される第1連結金具と、前記ボルト挿通孔に挿通され
るボルトと、そのボルトと螺合する雌ねじ部を備えて、
他方のコンクリートセグメントの連結端面側に埋設され
る第2連結金具とからなり、前記第2連結金具が、前記
雌ねじ部を備えて、前記他方のコンクリートセグメント
の連結端面に沿って露出する袋ナット部と、その袋ナッ
ト部に連設されて前記他方のコンクリートセグメントの
内方に位置するアンカー部とで構成されているコンクリ
ートセグメント用連結具に関する。
えて、一方のコンクリートセグメントの連結端面側に埋
設される第1連結金具と、前記ボルト挿通孔に挿通され
るボルトと、そのボルトと螺合する雌ねじ部を備えて、
他方のコンクリートセグメントの連結端面側に埋設され
る第2連結金具とからなり、前記第2連結金具が、前記
雌ねじ部を備えて、前記他方のコンクリートセグメント
の連結端面に沿って露出する袋ナット部と、その袋ナッ
ト部に連設されて前記他方のコンクリートセグメントの
内方に位置するアンカー部とで構成されているコンクリ
ートセグメント用連結具に関する。
【0002】
【従来の技術】このようなコンクリートセグメント用連
結具としては、例えば、特開平10−176490号公
報に開示のものが知られている。この公報に示された従
来の連結具は、図5に示すように、第2連結金具K2の
袋ナット部6Aが、円柱形のアンカー部7Aよりもかな
り大径の円柱状に構成され、その袋ナット部6Aに雌ね
じ部2Aが設けられるとともに、連結した両コンクリー
トセグメント間に作用するせん断力を受止め支持する補
強リブ11Aが、袋ナット部6Aから外方に突出する状
態で左右に一対設けられ、かつ、その一対の補強リブ1
1Aが、袋ナット部6Aとアンカー部7Aとの連設箇所
13Aから袋ナット部6Aの端面部にまで連続する状態
で、前記雌ねじ部2Aの軸心方向に沿って延設されてい
る。
結具としては、例えば、特開平10−176490号公
報に開示のものが知られている。この公報に示された従
来の連結具は、図5に示すように、第2連結金具K2の
袋ナット部6Aが、円柱形のアンカー部7Aよりもかな
り大径の円柱状に構成され、その袋ナット部6Aに雌ね
じ部2Aが設けられるとともに、連結した両コンクリー
トセグメント間に作用するせん断力を受止め支持する補
強リブ11Aが、袋ナット部6Aから外方に突出する状
態で左右に一対設けられ、かつ、その一対の補強リブ1
1Aが、袋ナット部6Aとアンカー部7Aとの連設箇所
13Aから袋ナット部6Aの端面部にまで連続する状態
で、前記雌ねじ部2Aの軸心方向に沿って延設されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、上述した
従来の連結具においても、両コンクリートセグメントを
連結した状態において、両コンクリートセグメント間に
せん断力が作用すると、そのせん断力が、前記補強リブ
11Aに分散されて受止め支持されることになり、第2
連結金具によってコンクリートセグメントが破壊される
虞も少なく、両コンクリートセグメント間に作用するせ
ん断力に対して対抗することはできるが、未だ改良の余
地があった。
従来の連結具においても、両コンクリートセグメントを
連結した状態において、両コンクリートセグメント間に
せん断力が作用すると、そのせん断力が、前記補強リブ
11Aに分散されて受止め支持されることになり、第2
連結金具によってコンクリートセグメントが破壊される
虞も少なく、両コンクリートセグメント間に作用するせ
ん断力に対して対抗することはできるが、未だ改良の余
地があった。
【0004】すなわち、第2連結金具K2の袋ナット部
6Aが、円柱形のアンカー部7Aよりもかなり大径の円
柱状に構成され、その袋ナット部6Aに雌ねじ部2Aが
設けられていたので、どうしても袋ナット部6Aの肉厚
が厚くなり、第2連結金具K2を構成する部材の量が多
くなってコストアップを招き、かつ、重量的にも重くな
るという不都合があった。特に、雌ねじ部2Aに対する
ボルトの螺合を容易にするため、雌ねじ部2Aの入口側
にボルト案内用の截頭円錐孔などを設ける場合には、そ
の截頭円錐孔の方が雌ねじ部2Aよりも径が大きいた
め、その分だけ更に袋ナット部6Aの肉厚が厚くなり、
より一層のコストアップと重量化を招くという不都合が
あり、この点に改良の余地があった。
6Aが、円柱形のアンカー部7Aよりもかなり大径の円
柱状に構成され、その袋ナット部6Aに雌ねじ部2Aが
設けられていたので、どうしても袋ナット部6Aの肉厚
が厚くなり、第2連結金具K2を構成する部材の量が多
くなってコストアップを招き、かつ、重量的にも重くな
るという不都合があった。特に、雌ねじ部2Aに対する
ボルトの螺合を容易にするため、雌ねじ部2Aの入口側
にボルト案内用の截頭円錐孔などを設ける場合には、そ
の截頭円錐孔の方が雌ねじ部2Aよりも径が大きいた
め、その分だけ更に袋ナット部6Aの肉厚が厚くなり、
より一層のコストアップと重量化を招くという不都合が
あり、この点に改良の余地があった。
【0005】本発明は、このような従来の不都合を解消
するもので、その目的は、両コンクリートセグメント間
に作用するせん断力に対して対抗することができ、しか
も、第2連結金具を構成する部材の量を極力少なくし
て、コストダウンと軽量化を図ることのできるコンクリ
ートセグメント用連結具の提供にある。
するもので、その目的は、両コンクリートセグメント間
に作用するせん断力に対して対抗することができ、しか
も、第2連結金具を構成する部材の量を極力少なくし
て、コストダウンと軽量化を図ることのできるコンクリ
ートセグメント用連結具の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】〔構成〕請求項1の発明
の特徴構成は、図1〜図3に例示するごとく、ボルト挿
通孔1を備えて、一方のコンクリートセグメントS1の
連結端面側に埋設される第1連結金具K1と、前記ボル
ト挿通孔1に挿通されるボルトBと、そのボルトBと螺
合する雌ねじ部2を備えて、他方のコンクリートセグメ
ントS2の連結端面側に埋設される第2連結金具K2と
からなり、前記第2連結金具K2が、前記雌ねじ部2を
備えて、前記他方のコンクリートセグメントS2の連結
端面に沿って露出する袋ナット部6と、その袋ナット部
6に連設されて前記他方のコンクリートセグメントS2
の内方に位置するアンカー部7とで構成されているコン
クリートセグメント用連結具であって、前記袋ナット部
6が、前記アンカー部7よりも太く、かつ、そのアンカ
ー部7に連設された内方側部分8と、前記内方側部分8
よりも太く、かつ、その内方側部分8に連設された端面
側部分9とを備え、前記一方のコンクリートセグメント
S1と他方のコンクリートセグメントS2とを連結した
状態において、両コンクリートセグメントS1,S2間
に作用するせん断力を受止め支持する補強リブ11が、
前記内方側部分8から外方に突出し、かつ、前記端面側
部分9の最も太い部分9aよりも外方に突出しない状態
で設けられるとともに、前記内方側部分8と前記アンカ
ー部7との連設箇所13から前記内方側部分8と前記端
面側部分9との連設箇所14にまで連続する状態で、前
記雌ねじ部2の軸心方向に沿って延設されているところ
にある。
の特徴構成は、図1〜図3に例示するごとく、ボルト挿
通孔1を備えて、一方のコンクリートセグメントS1の
連結端面側に埋設される第1連結金具K1と、前記ボル
ト挿通孔1に挿通されるボルトBと、そのボルトBと螺
合する雌ねじ部2を備えて、他方のコンクリートセグメ
ントS2の連結端面側に埋設される第2連結金具K2と
からなり、前記第2連結金具K2が、前記雌ねじ部2を
備えて、前記他方のコンクリートセグメントS2の連結
端面に沿って露出する袋ナット部6と、その袋ナット部
6に連設されて前記他方のコンクリートセグメントS2
の内方に位置するアンカー部7とで構成されているコン
クリートセグメント用連結具であって、前記袋ナット部
6が、前記アンカー部7よりも太く、かつ、そのアンカ
ー部7に連設された内方側部分8と、前記内方側部分8
よりも太く、かつ、その内方側部分8に連設された端面
側部分9とを備え、前記一方のコンクリートセグメント
S1と他方のコンクリートセグメントS2とを連結した
状態において、両コンクリートセグメントS1,S2間
に作用するせん断力を受止め支持する補強リブ11が、
前記内方側部分8から外方に突出し、かつ、前記端面側
部分9の最も太い部分9aよりも外方に突出しない状態
で設けられるとともに、前記内方側部分8と前記アンカ
ー部7との連設箇所13から前記内方側部分8と前記端
面側部分9との連設箇所14にまで連続する状態で、前
記雌ねじ部2の軸心方向に沿って延設されているところ
にある。
【0007】請求項2の発明の特徴構成は、図1〜図3
に例示するごとく、前記一方のコンクリートセグメント
S1と他方のコンクリートセグメントS2とを連結した
状態において、両コンクリートセグメントS1,S2間
に作用するせん断力を受止め支持する補助用補強リブ1
2が、前記端面側部分9からその最も太い部分9aより
も外方に突出する状態で、前記雌ねじ部2の軸心方向に
沿って延設されているところにある。
に例示するごとく、前記一方のコンクリートセグメント
S1と他方のコンクリートセグメントS2とを連結した
状態において、両コンクリートセグメントS1,S2間
に作用するせん断力を受止め支持する補助用補強リブ1
2が、前記端面側部分9からその最も太い部分9aより
も外方に突出する状態で、前記雌ねじ部2の軸心方向に
沿って延設されているところにある。
【0008】請求項3の発明の特徴構成は、図1〜図3
に例示するごとく、前記端面側部分9が、前記他方のコ
ンクリートセグメントS2の連結端面側ほど大径で、前
記内方側部分8ほど小径の截頭円錐形に構成され、その
截頭円錐形の端面側部分に、前記第1連結金具K1に設
けられた先細り状の凸部3と嵌合する凹部10が設けら
れているところにある。
に例示するごとく、前記端面側部分9が、前記他方のコ
ンクリートセグメントS2の連結端面側ほど大径で、前
記内方側部分8ほど小径の截頭円錐形に構成され、その
截頭円錐形の端面側部分に、前記第1連結金具K1に設
けられた先細り状の凸部3と嵌合する凹部10が設けら
れているところにある。
【0009】なお、上述のように、図面との対照を便利
にするために符号を記したが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
にするために符号を記したが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【0010】〔作用及び効果〕請求項1の発明の特徴構
成によれば、第2連結金具の袋ナット部が、アンカー部
よりも太く、かつ、そのアンカー部に連設された内方側
部分と、前記内方側部分よりも太く、かつ、その内方側
部分に連設された端面側部分とを備えているので、例え
ば、袋ナット部に設けられた雌ねじ部に対するボルトの
螺合を容易にするため、雌ねじ部の入口側にボルト案内
用の孔を設ける場合など、前記端面側部分に設けること
ができる。その端面側部分は、アンカー部に連設された
内方側部分よりも太いので、比較的大きな開口部を有す
るボルト案内用の孔などを設けて、ボルトの案内作用を
確実に行わせることができ、それでいて、その端面側部
分に連設の内方側部分は、端面側部分よりも細いので、
端面側部分と内方側部分とからなる袋ナット部全体の肉
厚を薄くすることができ、第2連結金具を構成する部材
の量を極力少なくして、コストダウンと軽量化を図るこ
とができる。
成によれば、第2連結金具の袋ナット部が、アンカー部
よりも太く、かつ、そのアンカー部に連設された内方側
部分と、前記内方側部分よりも太く、かつ、その内方側
部分に連設された端面側部分とを備えているので、例え
ば、袋ナット部に設けられた雌ねじ部に対するボルトの
螺合を容易にするため、雌ねじ部の入口側にボルト案内
用の孔を設ける場合など、前記端面側部分に設けること
ができる。その端面側部分は、アンカー部に連設された
内方側部分よりも太いので、比較的大きな開口部を有す
るボルト案内用の孔などを設けて、ボルトの案内作用を
確実に行わせることができ、それでいて、その端面側部
分に連設の内方側部分は、端面側部分よりも細いので、
端面側部分と内方側部分とからなる袋ナット部全体の肉
厚を薄くすることができ、第2連結金具を構成する部材
の量を極力少なくして、コストダウンと軽量化を図るこ
とができる。
【0011】このように、袋ナット部を太さの異なる端
面側部分と内方側部分とで構成すると、両コンクリート
セグメントを連結した状態で、その両コンクリートセグ
メント間にせん断力が作用すると、端面側部分と内方側
部分との連設箇所に応力の集中が生じることになり、同
じような応力集中が、内方側部分とアンカー部との連設
箇所にも生じることになる。しかし、両コンクリートセ
グメント間に作用するせん断力を受止め支持する補強リ
ブが、内方側部分から外方に突出し、かつ、端面側部分
の最も太い部分よりも外方に突出しない状態で設けら
れ、かつ、内方側部分とアンカー部との連設箇所から内
方側部分と端面側部分との連設箇所にまで連続する状態
で、前記雌ねじ部の軸心方向に沿って延設されているの
で、その補強リブが、本来のせん断力の受止め支持作用
に加えて、内方側部分とアンカー部との連設箇所と、内
方側部分と端面側部分との連設箇所における応力の集中
をも分散、回避させることになり、その結果、上述した
ようにコストダウンと軽量化を図りながらも、両コンク
リートセグメント間に作用するせん断力に対抗して、第
2連結金具によるコンクリートセグメントの破壊を防止
することができる。
面側部分と内方側部分とで構成すると、両コンクリート
セグメントを連結した状態で、その両コンクリートセグ
メント間にせん断力が作用すると、端面側部分と内方側
部分との連設箇所に応力の集中が生じることになり、同
じような応力集中が、内方側部分とアンカー部との連設
箇所にも生じることになる。しかし、両コンクリートセ
グメント間に作用するせん断力を受止め支持する補強リ
ブが、内方側部分から外方に突出し、かつ、端面側部分
の最も太い部分よりも外方に突出しない状態で設けら
れ、かつ、内方側部分とアンカー部との連設箇所から内
方側部分と端面側部分との連設箇所にまで連続する状態
で、前記雌ねじ部の軸心方向に沿って延設されているの
で、その補強リブが、本来のせん断力の受止め支持作用
に加えて、内方側部分とアンカー部との連設箇所と、内
方側部分と端面側部分との連設箇所における応力の集中
をも分散、回避させることになり、その結果、上述した
ようにコストダウンと軽量化を図りながらも、両コンク
リートセグメント間に作用するせん断力に対抗して、第
2連結金具によるコンクリートセグメントの破壊を防止
することができる。
【0012】請求項2の発明の特徴構成によれば、両コ
ンクリートセグメント間に作用するせん断力を受止め支
持する補助用補強リブが、端面側部分からその最も太い
部分よりも外方に突出する状態で、前記雌ねじ部の軸心
方向に沿って延設されているので、つまり、上述した補
強リブに加えて、更に、補助用補強リブが、前記端面側
部分に設けられているので、両コンクリートセグメント
間に作用するせん断力を補強リブと補助用補強リブとに
分散して受止め支持させることができ、より一層確実か
つ強力にせん断力に対して対抗することができる。
ンクリートセグメント間に作用するせん断力を受止め支
持する補助用補強リブが、端面側部分からその最も太い
部分よりも外方に突出する状態で、前記雌ねじ部の軸心
方向に沿って延設されているので、つまり、上述した補
強リブに加えて、更に、補助用補強リブが、前記端面側
部分に設けられているので、両コンクリートセグメント
間に作用するせん断力を補強リブと補助用補強リブとに
分散して受止め支持させることができ、より一層確実か
つ強力にせん断力に対して対抗することができる。
【0013】請求項3の発明の特徴構成によれば、前記
端面側部分が、他方のコンクリートセグメントの連結端
面側ほど大径で、内方側部分ほど小径の截頭円錐形に構
成され、その截頭円錐形の端面側部分に、第1連結金具
に設けられた先細り状の凸部と嵌合する凹部が設けられ
ているので、第1連結金具に設けられた凸部と第2連結
金具に設けられた凹部との協働作用で、両コンクリート
セグメントを連結する際、両コンクリートセグメント間
の位置関係を所望の位置に容易、確実に設定することが
できる。そして、両コンクリートセグメントを所望の位
置に設定すると、第1連結金具のボルト挿通孔と第2連
結金具の雌ねじ部とが、ほぼ一致する位置関係になり、
したがって、ボルトの螺合作業が容易になるとともに、
両コンクリートセグメントを連結した状態では、第1連
結金具の凸部が第2連結金具の凹部に入り込むため、こ
の凸部と凹部もせん断力に対して対抗することになる。
端面側部分が、他方のコンクリートセグメントの連結端
面側ほど大径で、内方側部分ほど小径の截頭円錐形に構
成され、その截頭円錐形の端面側部分に、第1連結金具
に設けられた先細り状の凸部と嵌合する凹部が設けられ
ているので、第1連結金具に設けられた凸部と第2連結
金具に設けられた凹部との協働作用で、両コンクリート
セグメントを連結する際、両コンクリートセグメント間
の位置関係を所望の位置に容易、確実に設定することが
できる。そして、両コンクリートセグメントを所望の位
置に設定すると、第1連結金具のボルト挿通孔と第2連
結金具の雌ねじ部とが、ほぼ一致する位置関係になり、
したがって、ボルトの螺合作業が容易になるとともに、
両コンクリートセグメントを連結した状態では、第1連
結金具の凸部が第2連結金具の凹部に入り込むため、こ
の凸部と凹部もせん断力に対して対抗することになる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明によるコンクリートセグメ
ント用連結具の実施の形態を図面に基づいて説明する。
この連結具は、図1〜図3に示すように、一方のコンク
リートセグメントS1の連結端面側に埋設される鋳造製
の第1連結金具K1と、他方のコンクリートセグメント
S2の連結端面側に埋設される鋳造製の第2連結金具K
2とを備え、第1連結金具K1には、連結用のボルトB
が挿通されるボルト挿通孔1が設けられ、第2連結金具
K2には、ボルトBが螺合される雌ねじ部2が設けられ
ていて、これら第1と第2の連結金具K1,K2および
ボルトBなどによって構成されている。
ント用連結具の実施の形態を図面に基づいて説明する。
この連結具は、図1〜図3に示すように、一方のコンク
リートセグメントS1の連結端面側に埋設される鋳造製
の第1連結金具K1と、他方のコンクリートセグメント
S2の連結端面側に埋設される鋳造製の第2連結金具K
2とを備え、第1連結金具K1には、連結用のボルトB
が挿通されるボルト挿通孔1が設けられ、第2連結金具
K2には、ボルトBが螺合される雌ねじ部2が設けられ
ていて、これら第1と第2の連結金具K1,K2および
ボルトBなどによって構成されている。
【0015】前記第1連結金具K1の中央部には、一方
のコンクリートセグメントS1の連結端面から突出する
先細り状の截頭円錐形の凸部3が一体的に設けられ、そ
の截頭円錐形の凸部3の中心に前記ボルト挿通孔1が設
けられ、かつ、その左右には、棒状アンカー4が螺合さ
れていて、その左右一対の棒状アンカー4もコンクリー
トセグメントS1に埋設されている。この第1連結金具
K1をコンクリートセグメントS1に埋設するに際して
は、第1連結金具K1の裏側に中子を位置させてコンク
リートを硬化させ、それによって、第1連結金具K1の
裏側には、ボルトBを挿入螺合するときの作業用の空間
5が形成されている。
のコンクリートセグメントS1の連結端面から突出する
先細り状の截頭円錐形の凸部3が一体的に設けられ、そ
の截頭円錐形の凸部3の中心に前記ボルト挿通孔1が設
けられ、かつ、その左右には、棒状アンカー4が螺合さ
れていて、その左右一対の棒状アンカー4もコンクリー
トセグメントS1に埋設されている。この第1連結金具
K1をコンクリートセグメントS1に埋設するに際して
は、第1連結金具K1の裏側に中子を位置させてコンク
リートを硬化させ、それによって、第1連結金具K1の
裏側には、ボルトBを挿入螺合するときの作業用の空間
5が形成されている。
【0016】前記第2連結金具K2は、他方のコンクリ
ートセグメントS2の連結端面に沿って露出する袋ナッ
ト部6と、その袋ナット部6に連設されてコンクリート
セグメントS2の内方に位置する円柱形のアンカー部7
とで構成されている。前記袋ナット部6は、アンカー部
7よりも太く、つまり、アンカー部7よりも大径で、か
つ、アンカー部7に連設された円柱状の内方側部分8
と、その内方側部分8よりも太く、つまり、内方側部分
8よりも大径で、かつ、その内方側部分8に連設された
端面側部分9とを備えている。
ートセグメントS2の連結端面に沿って露出する袋ナッ
ト部6と、その袋ナット部6に連設されてコンクリート
セグメントS2の内方に位置する円柱形のアンカー部7
とで構成されている。前記袋ナット部6は、アンカー部
7よりも太く、つまり、アンカー部7よりも大径で、か
つ、アンカー部7に連設された円柱状の内方側部分8
と、その内方側部分8よりも太く、つまり、内方側部分
8よりも大径で、かつ、その内方側部分8に連設された
端面側部分9とを備えている。
【0017】前記端面側部分9は、他方のコンクリート
セグメントS2の連結端面側ほど大径で、内方側部分ほ
ど小径の截頭円錐形に構成されていて、その最も太い部
分、つまり、最も大径の部分9aが、他方のコンクリー
トセグメントS2の連結端面に露出するように構成され
ている。その端面側部分9には、第1連結金具K1に設
けられた先細り状の截頭円錐形の凸部3と嵌合する截頭
円錐形の凹部10が設けられ、前記雌ねじ部2が、その
凹部10に連通する状態で、端面側部分9の中間部から
内方側部分8の中間部にわたって設けられている。
セグメントS2の連結端面側ほど大径で、内方側部分ほ
ど小径の截頭円錐形に構成されていて、その最も太い部
分、つまり、最も大径の部分9aが、他方のコンクリー
トセグメントS2の連結端面に露出するように構成され
ている。その端面側部分9には、第1連結金具K1に設
けられた先細り状の截頭円錐形の凸部3と嵌合する截頭
円錐形の凹部10が設けられ、前記雌ねじ部2が、その
凹部10に連通する状態で、端面側部分9の中間部から
内方側部分8の中間部にわたって設けられている。
【0018】前記第2連結金具K2には、一方のコンク
リートセグメントS1と他方のコンクリートセグメント
S2とを連結した状態において、両コンクリートセグメ
ントS1,S2間に作用するせん断力を受け止め支持す
る補強用のリブが設けられている。この補強用のリブ
は、補強リブ11と補助用補強リブ12とならなり、補
強リブ11の方は、袋ナット部6の内方側部分8から外
方に突出し、かつ、端面側部分9の最も大径の部分9a
よりも外方へ突出しない状態で左右に一対設けられてい
て、内方側部分8とアンカー部7との連設箇所13から
内方側部分8と端面側部分9との連設箇所14にまで連
続する状態で、前記雌ねじ部2の軸心方向に沿って延設
されている。
リートセグメントS1と他方のコンクリートセグメント
S2とを連結した状態において、両コンクリートセグメ
ントS1,S2間に作用するせん断力を受け止め支持す
る補強用のリブが設けられている。この補強用のリブ
は、補強リブ11と補助用補強リブ12とならなり、補
強リブ11の方は、袋ナット部6の内方側部分8から外
方に突出し、かつ、端面側部分9の最も大径の部分9a
よりも外方へ突出しない状態で左右に一対設けられてい
て、内方側部分8とアンカー部7との連設箇所13から
内方側部分8と端面側部分9との連設箇所14にまで連
続する状態で、前記雌ねじ部2の軸心方向に沿って延設
されている。
【0019】他方、補助用補強リブ12の方は、袋ナッ
ト部6の端面側部分9から外方に突出する状態で、つま
り、端面側部分9の最も大径の部分9aよりも更に外方
に突出する状態で左右に一対設けられていて、前記雌ね
じ部2の軸心方向に沿って延設されている。その左右一
対の補助用補強リブ12に対応する凹部10箇所には、
一対の切欠き15が設けられていて、その切欠き15
が、第2連結金具K2をコンクリートセグメントS2に
埋設する際、第2連結金具K2の周り止めに使用される
ように構成されている。
ト部6の端面側部分9から外方に突出する状態で、つま
り、端面側部分9の最も大径の部分9aよりも更に外方
に突出する状態で左右に一対設けられていて、前記雌ね
じ部2の軸心方向に沿って延設されている。その左右一
対の補助用補強リブ12に対応する凹部10箇所には、
一対の切欠き15が設けられていて、その切欠き15
が、第2連結金具K2をコンクリートセグメントS2に
埋設する際、第2連結金具K2の周り止めに使用される
ように構成されている。
【0020】そして、前記アンカー部7には、第2連結
金具K2のコンクリートセグメントS2に対する引き抜
き抵抗を増大させるために、その長手方向に沿って複数
の鍔部16が一体的に設けら、かつ、その端部にも定板
部17が一体的に設けられていて、更に、アンカー部7
を補強するために、一対の補強用条部18も一体的に設
けられている。
金具K2のコンクリートセグメントS2に対する引き抜
き抵抗を増大させるために、その長手方向に沿って複数
の鍔部16が一体的に設けら、かつ、その端部にも定板
部17が一体的に設けられていて、更に、アンカー部7
を補強するために、一対の補強用条部18も一体的に設
けられている。
【0021】以上のような構成からなる連結具を用いて
両コンクリートセグメントS1,S2を連結するには、
まず、第1連結金具K1に設けられた凸部3を第2連結
金具K2に設けられた凹部10に挿入して互いに嵌合さ
せる。この状態において、両コンクリートセグメントS
1,S2と両連結金具K1,K2とは、互いに所望の位
置に設定され、第1連結金具K1のボルト挿通孔1が、
第2連結金具K2の雌ねじ部2と一致する位置関係とな
る。したがって、第1連結金具K1裏側の空間5を利用
して、ボルト挿通孔1にボルトBを挿通すれば、ボルト
Bの先端が雌ねじ部2に対応して位置することになり、
雌ねじ部2に対するボルトBの螺合作業を容易に行うこ
とができる。そして、両コンクリートセグメントS1,
S2を連結した状態では、一対の補強リブ11と補助用
補強リブ12とが、両コンクリートセグメントS1,S
2に作用するせん断力の作用方向と直交する方向に位置
して、そのせん断力に対抗するとともに、互いに嵌合さ
れた凸部3と凹部10もせん断力に対抗することにな
る。
両コンクリートセグメントS1,S2を連結するには、
まず、第1連結金具K1に設けられた凸部3を第2連結
金具K2に設けられた凹部10に挿入して互いに嵌合さ
せる。この状態において、両コンクリートセグメントS
1,S2と両連結金具K1,K2とは、互いに所望の位
置に設定され、第1連結金具K1のボルト挿通孔1が、
第2連結金具K2の雌ねじ部2と一致する位置関係とな
る。したがって、第1連結金具K1裏側の空間5を利用
して、ボルト挿通孔1にボルトBを挿通すれば、ボルト
Bの先端が雌ねじ部2に対応して位置することになり、
雌ねじ部2に対するボルトBの螺合作業を容易に行うこ
とができる。そして、両コンクリートセグメントS1,
S2を連結した状態では、一対の補強リブ11と補助用
補強リブ12とが、両コンクリートセグメントS1,S
2に作用するせん断力の作用方向と直交する方向に位置
して、そのせん断力に対抗するとともに、互いに嵌合さ
れた凸部3と凹部10もせん断力に対抗することにな
る。
【0022】〔別実施形態〕 (1)つぎに、別の実施形態につき、図4に基づいて説
明するが、重複説明を避けるため、先の実施形態と同一
部品および同一作用を有する部品については、同じ符号
を付すことにより説明を省略し、主として先の実施形態
と異なる構成について説明する。先の実施形態では、両
コンクリートセグメントS1,S2間に作用するせん断
力を受け止め支持するために、袋ナット部6の内方側部
分8に補強リブ11を、袋ナット部6の端面側部分9に
補助用補強リブ12を設けた例を示したが、この別の実
施形態では、補強リブ11が、内方側部分8から外方に
突出し、かつ、端面側部分9の最も大径の部分9aより
も外方へ突出しない状態で左右に一対設けられ、その一
対の補強リブ11が、内方側部分8とアンカー部7との
連設箇所13から内方側部分8と端面側部分9との連設
箇所14にまで連続する状態で、前記雌ねじ部2の軸心
方向に沿って延設されているだけで、先の実施形態にお
ける補助用補強リブ12に相当するものが設けられてい
ない。しかし、この別の実施形態においても、一対の補
強リブ11が、両コンクリートセグメントS1,S2に
作用するせん断力の作用方向と直交する方向に位置する
ため、先の実施形態に比べて多少劣るものの、せん断力
に対して充分に対抗することができる。
明するが、重複説明を避けるため、先の実施形態と同一
部品および同一作用を有する部品については、同じ符号
を付すことにより説明を省略し、主として先の実施形態
と異なる構成について説明する。先の実施形態では、両
コンクリートセグメントS1,S2間に作用するせん断
力を受け止め支持するために、袋ナット部6の内方側部
分8に補強リブ11を、袋ナット部6の端面側部分9に
補助用補強リブ12を設けた例を示したが、この別の実
施形態では、補強リブ11が、内方側部分8から外方に
突出し、かつ、端面側部分9の最も大径の部分9aより
も外方へ突出しない状態で左右に一対設けられ、その一
対の補強リブ11が、内方側部分8とアンカー部7との
連設箇所13から内方側部分8と端面側部分9との連設
箇所14にまで連続する状態で、前記雌ねじ部2の軸心
方向に沿って延設されているだけで、先の実施形態にお
ける補助用補強リブ12に相当するものが設けられてい
ない。しかし、この別の実施形態においても、一対の補
強リブ11が、両コンクリートセグメントS1,S2に
作用するせん断力の作用方向と直交する方向に位置する
ため、先の実施形態に比べて多少劣るものの、せん断力
に対して充分に対抗することができる。
【0023】(2)これまでの実施形態では、補強リブ
11を左右に一対設けた例を示したが、この補強リブ1
1については、左右いずれか一方にのみに設けて実施す
ることもできる。また、補強リブ11に加えて、補助用
補強リブ12を設ける場合にも、その補助用補強リブ1
2を左右いずれか一方にのみに設けて実施することもで
きる。
11を左右に一対設けた例を示したが、この補強リブ1
1については、左右いずれか一方にのみに設けて実施す
ることもできる。また、補強リブ11に加えて、補助用
補強リブ12を設ける場合にも、その補助用補強リブ1
2を左右いずれか一方にのみに設けて実施することもで
きる。
【0024】(3)これまでの実施形態では、第1連結
金具K1に先細り状の凸部3を設け、第2連結金具K2
に前記凸部3と嵌合する凹部10を設けた例を示した
が、これら凸部3と凹部10については、必ずしも必要
なものではなく、これら凸部3と凹部10とを設けずに
実施することもできる。また、第1連結金具K1に凸部
3を設けず、第2連結金具K2の端面側部分9に、雌ね
じ部2の入口側に位置し、かつ、雌ねじ部2に連通する
截頭円錐状の凹入孔を設け、その凹入孔によってボルト
Bを雌ねじ部2に案内するように構成することもでき
る。
金具K1に先細り状の凸部3を設け、第2連結金具K2
に前記凸部3と嵌合する凹部10を設けた例を示した
が、これら凸部3と凹部10については、必ずしも必要
なものではなく、これら凸部3と凹部10とを設けずに
実施することもできる。また、第1連結金具K1に凸部
3を設けず、第2連結金具K2の端面側部分9に、雌ね
じ部2の入口側に位置し、かつ、雌ねじ部2に連通する
截頭円錐状の凹入孔を設け、その凹入孔によってボルト
Bを雌ねじ部2に案内するように構成することもでき
る。
【0025】(4)これまでの実施形態では、袋ナット
部6の内方側部分8とアンカー部7とを円柱状に構成し
た例を示したが、これら内方側部分8とアンカー部7に
ついては、その一方あるいは両方を、四角形などの多角
柱状に構成したり、楕円形の柱状に構成するなど、種々
の変更が可能である。また、袋ナット部6の端面側部分
9についても、截頭円錐形に限るものではなく、円柱状
に構成したり、多角柱状に構成するなど、種々の変更が
可能である。
部6の内方側部分8とアンカー部7とを円柱状に構成し
た例を示したが、これら内方側部分8とアンカー部7に
ついては、その一方あるいは両方を、四角形などの多角
柱状に構成したり、楕円形の柱状に構成するなど、種々
の変更が可能である。また、袋ナット部6の端面側部分
9についても、截頭円錐形に限るものではなく、円柱状
に構成したり、多角柱状に構成するなど、種々の変更が
可能である。
【図1】コンクリートセグメント用連結具の縦断面図
【図2】コンクリートセグメント用連結具の横断面図
【図3】コンクリートセグメント用連結具の斜視図
【図4】別の実施形態を示すコンクリートセグメント用
連結具の斜視図
連結具の斜視図
【図5】従来のコンクリートセグメント用連結具を示す
斜視図
斜視図
1 ボルト挿通孔 2 雌ねじ部 3 凸部 6 袋ナット部 7 アンカー部 8 内方側部分 9 端面側部分 9a 端面側部分の最も太い部分 10 凹部 11 補強リブ 12 補助用補強リブ 13 内方側部分とアンカー部との連設箇所 14 内方側部分と端面側部分との連設箇所 B ボルト K1 第1連結金具 K2 第2連結金具 S1 一方のコンクリートセグメント S2 他方のコンクリートセグメント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土屋 雅義 大阪府大阪市大正区南恩加島7丁目1番22 号 株式会社クボタ恩加島工場内 (72)発明者 野村 智之 東京都中央区日本橋室町3丁目1番3号 株式会社クボタ東京本社内 Fターム(参考) 2D055 GC02 KA00
Claims (3)
- 【請求項1】 ボルト挿通孔を備えて、一方のコンクリ
ートセグメントの連結端面側に埋設される第1連結金具
と、前記ボルト挿通孔に挿通されるボルトと、そのボル
トと螺合する雌ねじ部を備えて、他方のコンクリートセ
グメントの連結端面側に埋設される第2連結金具とから
なり、 前記第2連結金具が、前記雌ねじ部を備えて、前記他方
のコンクリートセグメントの連結端面に沿って露出する
袋ナット部と、その袋ナット部に連設されて前記他方の
コンクリートセグメントの内方に位置するアンカー部と
で構成されているコンクリートセグメント用連結具であ
って、 前記袋ナット部が、前記アンカー部よりも太く、かつ、
そのアンカー部に連設された内方側部分と、前記内方側
部分よりも太く、かつ、その内方側部分に連設された端
面側部分とを備え、 前記一方のコンクリートセグメントと他方のコンクリー
トセグメントとを連結した状態において、両コンクリー
トセグメント間に作用するせん断力を受止め支持する補
強リブが、前記内方側部分から外方に突出し、かつ、前
記端面側部分の最も太い部分よりも外方に突出しない状
態で設けられるとともに、前記内方側部分と前記アンカ
ー部との連設箇所から前記内方側部分と前記端面側部分
との連設箇所にまで連続する状態で、前記雌ねじ部の軸
心方向に沿って延設されているコンクリートセグメント
用連結具。 - 【請求項2】 前記一方のコンクリートセグメントと他
方のコンクリートセグメントとを連結した状態におい
て、両コンクリートセグメント間に作用するせん断力を
受止め支持する補助用補強リブが、前記端面側部分から
その最も太い部分よりも外方に突出する状態で、前記雌
ねじ部の軸心方向に沿って延設されている請求項1に記
載のコンクリートセグメント用連結具。 - 【請求項3】 前記端面側部分が、前記他方のコンクリ
ートセグメントの連結端面側ほど大径で、前記内方側部
分ほど小径の截頭円錐形に構成され、その截頭円錐形の
端面側部分に、前記第1連結金具に設けられた先細り状
の凸部と嵌合する凹部が設けられている請求項1または
2に記載のコンクリートセグメント用連結具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27441999A JP2001098893A (ja) | 1999-09-28 | 1999-09-28 | コンクリートセグメント用連結具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27441999A JP2001098893A (ja) | 1999-09-28 | 1999-09-28 | コンクリートセグメント用連結具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001098893A true JP2001098893A (ja) | 2001-04-10 |
Family
ID=17541418
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27441999A Pending JP2001098893A (ja) | 1999-09-28 | 1999-09-28 | コンクリートセグメント用連結具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001098893A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015045124A (ja) * | 2013-08-27 | 2015-03-12 | 東京地下鉄株式会社 | 結合装置 |
JP2020090778A (ja) * | 2018-12-03 | 2020-06-11 | 株式会社クボタ | セグメント連結継手、雄型継手部材及び雌型継手部材 |
-
1999
- 1999-09-28 JP JP27441999A patent/JP2001098893A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015045124A (ja) * | 2013-08-27 | 2015-03-12 | 東京地下鉄株式会社 | 結合装置 |
JP2020090778A (ja) * | 2018-12-03 | 2020-06-11 | 株式会社クボタ | セグメント連結継手、雄型継手部材及び雌型継手部材 |
JP7193323B2 (ja) | 2018-12-03 | 2022-12-20 | 株式会社クボタ | セグメント連結継手及び雌型継手部材 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050127 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050811 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051208 |